JP4352767B2 - 駐車場システム及び車両管理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば駐車場等の特定エリアへの入退場あるいは車両の使用を管理する車両管理システム及び車両管理装置に係わり、特に車両と基地局間の通信に基づく車両管理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、駐車場を利用する車両は、駐車場の出入り口において車両を一旦停止し、入場時に駐車券を受け取り、出場時に駐車券を用いて駐車券に記録された入場時刻と現在時刻から駐車料金を算出し、その金額を出口に設置された入金装置に投入し精算を行った後出場していた。
【0003】
そこで、駐車場の出入り口ゲートにて無線通信にて、車両に搭載したIDカードからID番号を読み取り、通知されたID番号に関連付けて車両の入場情報等を記録し、車両の入退場を管理するシステムが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記駐車場システムにおいては、通信機に着脱可能に装着され利用者情報を記録したIDカードを用いて、駐車場の出入り口に設置された無線基地局を用い利用者情報を受信することにより、車両の入退出を管理する。さらに、出場前に事前精算機にて前記IDカードを用いて精算を済ませることにより、停車することなく出入り口の通過を可能とする。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−91753号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、車両の運転者が駐車場の利用をする為には、利用に先立ってIDカードを入手する必要があり、そのため利用者にとってはIDカードの申請、駐車場設置者にとってはIDカードの発行業務が必要となる。またIDカードの申請後、カードが発行されるまでにはある程度の時間を必要とするため、急な際には利用することが出来ない。
【0007】
更には事前精算機を利用可能とする為、IDカードは車両に設置する無線移動局とは分離した構造とし、着脱可能な構成となっている。そのため無線移動局はIDカードの着脱機構、およびID番号の読み取り機能を有する必要があり、装置コストの上昇要因ともなる。
【0008】
本発明の目的は、上記従来技術の状況に鑑み、例えば駐車場等の入退出管理の際に、車両に設置した無線移動局が送信するIDを用いて車両の管理を行うシステム等において、事前のIDカードの発行業務等を伴わずともシステムの利用を可能とする、あるいはより安価な無線移動局の利用を可能とする車両管理技術の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題点を解決するために、本発明では、車両等移動体側に無線通信を行う移動局通信装置を設け、該移動局通信装置に例えば製造番号や無線呼び出し符号などの固有の識別情報を保持しかつ基地局側に対し無線発信可能にする。基地局側には、上記移動局通信装置と無線通信可能な基地局通信装置を設け、上記移動局通信装置の識別情報を車両管理装置側に出力可能にする。車両管理装置は、入力された上記移動局通信装置の識別情報を、車両管理情報記録手段に登録すると同時に、車両の利用者に対して固有の識別情報を記録した記録媒体を発行する。あるいは既に利用者が所持する記録媒体に記録された固有の識別情報を読み出し、読み出した識別情報を移動局通信装置の識別情報に関連付けて記録する。これにより車両管理システム用に新たなIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムへの車両及び利用者の登録が可能となり、車両管理システムを利用した各種システムの利用が可能となる。また、移動局通信装置にはIDカードの読み取り機構等が不要となるためより安価に装置の提供が可能である。
【0010】
また本発明では、前記車両管理装置と、利用者の識別情報を入力することにより料金の精算を行う精算装置とを設け、入り口にて前記移動局装置の固有情報を受信し駐車場に入場させ、前記精算装置で精算後に前記車両管理装置にて精算時の利用者の識別情報に対応した前記移動局装置の固有情報を参照することにより、出口にて前記移動局装置の固有情報を受信の際に、該固有情報に対応した前記利用者の識別情報による精算を確認し出場せしめるよう構成する。これにより事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムおよび駐車場システムへの車両及び利用者の登録が出来、ノンストップで駐車場への入退出が可能な駐車場システムの提供が可能となる。
【0011】
また本発明では、前記車両管理装置と、利用者の固有の識別情報を入力する入力装置とを設け、前記車両管理装置にて停車中の車両より前記移動局装置の固有情報を受信し、かつ前記入力装置にて利用者の識別情報を入力し、前記車両管理装置にて前記利用者の識別情報に対応した前記移動局装置の固有情報を参照することにより、前記車両管理装置に登録された前記識別情報と前記固有情報の組み合わせである場合に、前記車両あるいはその搭乗者に対して物品等のサービスを提供するよう構成する。これにより事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムへの車両及び利用者の登録が出来、登録された利用者の識別情報と移動局の固有情報の一致を確認することで、第三者による不正に利用を防止できる。
【0012】
また本発明では、前記車両管理装置と、利用者の識別情報に基づき通過の可否を判断する入退出管理装置を設け、前記車両管理装置により入退出口にて前記移動局装置の固有情報を受信し、受信した該固有情報に対応した前記利用者の識別情報参照し、該識別情報に基づいて前記入退出管理装置にて通行の可否を確認し車両を通過せしめるよう構成する。入退出管理システムへの車両及び利用者の登録が容易に行うこと出来る。これにより初回の利用時に登録を行うのみで2回目以降の利用においては、車両を無停止で通行可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例につき図面を用いて説明する。
図1、図2は本発明の車両管理システムの第1の実施例の説明図である。図1は車両管理システムの構成図、図2は車両管理システムの動作説明図である。
本第1の実施例は、車両に搭載した移動局通信装置から基地局通信装置に無線通信により移動局固有の識別IDを送信し、車両管理装置にて受信した識別IDを登録すると供に、該識別IDを記録した媒体を利用者すなわち車両運転者に対して発行することにより、該媒体あるいはそれを所持する利用者と、車両を関連付けて管理する場合の例である。
【0014】
図1において、101は車両に固定して搭載された移動局側の無線通信用の移動局通信装置、102は無線通信するためのアンテナ、103は無線送受信部、104は通信制御手段、105は移動局に固有の識別情報を記録保持する為の識別情報保持手段、106は該識別情報保持手段105に保持された移動局識別IDである。107は基地局側に設置された基地局通信装置、108は無線通信するためのアンテナ、109は無線送受信部、110は通信制御手段、111は車両管理装置に接続する為のインターフェース、112は車両管理装置、113は基地局通信装置及び媒体発行装置と接続する為のインターフェース、114は基地局通信装置を介して受信する移動局識別IDを登録制御する登録制御手段、115は移動局識別IDを登録する為の車両管理情報記録手段、116は該車両管理情報記録手段に格納された移動局識別IDを登録したテーブルである。117は利用者に媒体を発行するための媒体発行装置、118は車両管理装置と接続する為のインターフェース、119は車両管理装置から受信した移動局識別IDを媒体に記録して発行する媒体発行手段、120は該媒体発行手段により発行された媒体としての利用者IDカード、121は該利用者IDカードに記録された識別IDである。
【0015】
かかる構成において、車両に搭載された移動局通信装置101が基地局通信装置107との通信領域内に進入すると、双方の通信装置間で無線通信が行われる。本例の通信方式としては、有料道路の料金収受システム等で用いられている標準規格「狭域通信システム標準規格ARIB STD−T75」の方式などの狭域無線通信方式であって、通信領域の大きさは、数m程度の車両一台分相当に匹敵する領域である。移動局通信装置101には予め装置製造時あるいは車両への搭載時に装置固有の識別ID106として、例えば装置の製造番号あるいは上記無線規格に準ずる狭域通信方式であれば無線呼び出し符号が記録されている。移動局通信装置101は、通信制御手段104の制御により、無線送受信部103を介して移動局識別ID106を基地局通信装置107に送信するように構成されている。前記のように通信領域の大きさは車両一台分のため、基地局通信装置と同時に通信可能な車両は一台に限定することが出来る。そのため、受信した移動局識別IDは、基地局通信装置の設置箇所に到来した車両からのものとみなせる。
【0016】
また、移動局通信装置101は車両に固定して搭載されており、移動局識別IDを用いることにより、移動局通信装置101を搭載した車両の判別が可能である。そのため、移動局識別IDを車両のIDとみなすことが出来るものである。基地局通信装置107は、通信制御手段110の制御により、無線送受信部109を介して受信した移動局識別IDを、インターフェース111に接続された車両管理装置112に送信する。また、車両管理情報記録手段116は、例えば車両管理装置112に内蔵されたデータ記録装置あるいは、ネットワーク等で接続された遠隔地に設置したデータ記録装置である。また媒体発行装置117が発行する利用者IDカード120としては、利用者が容易に携行可能な大きさであって、その表面に識別ID121が磁気記録、あるいはバーコード、文字として印字、または凹凸加工によって記録されたものである。または識別ID121を接触あるいは非接触で記録可能な半導体メモリを内蔵した、紙またはプラスティック製のICカードであっても良い。
【0017】
図2は、上記図1における移動局通信装置101、基地局通信装置107、車両管理装置112、媒体発行装置118の動作説明図である。移動局通信装置101を搭載した車両が基地局通信装置107の通信圏内に進入した際に、移動局通信装置101は無線送受信部103の制御により通信圏内に進入したことを検出し(ステップS201)、基地局通信装置107との無線通信を開始し、識別情報保持手段105から読み出した移動局識別ID106を無線送受信部103にて送信する(ステップS202)。基地局通信装置107では無線送受信部109により移動局識別ID106を受信し(ステップS203)、インターフェース111を介して車両管理装置112に送信する(ステップS204)。車両管理装置112では、登録制御手段114がインターフェース113を介して基地局通信装置107から移動局識別ID106を受信し(ステップS205)、車両管理情報記録手段115に格納されたテーブル116を参照し移動局識別IDが既にテーブルに登録済みか否かを検索する(ステップS206)。移動局識別IDは、進入した車両が初めての場合であれば、テーブル116には未登録となり、二回目以降の場合であれば既に登録済となる。
【0018】
検索の結果を判別し(ステップS207)、未登録の場合には受信した移動局識別IDを新規にテーブル116に登録するとともに(ステップS208)、インターフェース113を介して媒体発行装置117に送信する(ステップS209)。媒体発行手段119はインターフェース118を介して移動局識別IDを受信し(ステップS210)、該移動局識別IDを利用者IDカード120に記録して発行する(ステップS211)。車両に搭乗した運転者あるいは同乗者は発行された利用者IDカードを受領する(ステップS212)。
【0019】
以上の動作により本車両管理システムへの車両の登録が行われる。これ以降は、利用者IDカード120を所持する運転者と、移動局通信装置101を搭載した車両を対応付けて管理することにより、利用者IDカード120を用いて車両に対するサービスの提供が可能となる。サービスの応用例としては後述する駐車場等での応用があげられる。また2回目以降の利用の際には、運転者は既に利用者IDカード120を所持している為、該利用者IDカードの発行は不要となり利用者にとっては毎回カードを受領する手間が不要となる。
【0020】
上記第1の実施例によれば、事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムへの車両及び利用者の登録が可能となり、車両管理システムを利用した各種システムの利用が可能となる。また、移動局通信装置にはIDカードの読み取り機構等が不要となるためより安価に装置の提供が可能である。
【0021】
なお、上記第1の実施例では、利用者IDカード120上の識別ID121として、移動局通信装置101から受信した移動局識別ID106と同等IDを記録した場合の例であるが、登録管理装置112にて移動局識別ID106を登録する毎に、独自の体系でID番号を付番し、該付番されたIDを車両管理情報記録手段115に移動局識別ID106と対応付けて登録すると供に利用者IDカード120の識別ID121として記録しても良い。この場合においても上記実施例と同様に、利用者IDカード120あるいは該IDカードを所持する運転者と、移動局通信装置101を搭載した車両を対応付けて管理することが可能である。また、媒体発行装置117が発行する利用者IDカード120は、利用者が紛失することも有り得るため、媒体発行装置117にIDカードの再発行旨を要求する手段を設け、利用者が2回目以降の利用時に前記再発行の要求手段により利用者IDカード120を再発行することも可能であり、この場合には利用者IDカードの紛失にも対応可能となる。
【0022】
図3、図4は本発明の第2の実施例の説明図である。図3は車両管理システムの構成図、図4は車両管理システムの動作説明図である。
本第2の実施例は、車両に搭載した移動局通信装置から無線通信により移動局固有の識別IDを受信し登録するとともに、車両に搭乗する利用者が既に所持している識別IDを記録した媒体から該識別IDを読み出し、前記移動局固有の識別IDと対応付けて登録することにより、前記媒体あるいはそれを所持する利用者と、車両とを関連付けて管理する場合の例である。
【0023】
図3において301は車両管理装置、302は基地局通信装置及び媒体読み取り装置と接続する為のインターフェース、303は基地局通信装置を介して受信する移動局識別IDを登録制御する登録制御手段、304は移動局識別IDを登録する為の車両管理情報記録手段、305は該車両管理情報記録手段に格納された移動局識別IDを登録したテーブルである。306は利用者の所持する媒体から識別IDを読み取るための利用者ID入力装置、307は車両管理装置と接続する為のインターフェース、308は利用者の所持媒体から識別IDを読み取り、該識別IDを車両管理装置に送信する媒体読み取り手段、309は車両の搭乗者が所持する利用者IDカード、310は該利用者IDカードに記録された識別IDである。なお、移動局通信装置101および基地局通信装置107は図1に示す実施例と同様の構成を有するものとする。
【0024】
利用者IDカード309としては、運転免許証あるいは駐車場等の施設の会員証、社員証、施設利用証、自治体の住民カード、店舗の顧客カード、公共交通機関の定期券等の、車両管理システムが対象とする車両の運転者が通常所持していると想定されるIDカードであって、第1の実施例と同様にその表面に識別ID121を記録あるいは該識別IDを記録可能な半導体メモリを内蔵したIDカードである。該IDカードの識別ID310としては例えば施設の会員証であれば利用者の会員番号、社員証であれば社員番号、顧客カードであれば顧客番号等の利用者識別IDが記録されている。利用者ID入力装置306は利用者IDカード309に記録された識別ID310を読み取り、インターフェース307を介して車両管理装置301に送信する。車両管理装置301は登録制御手段303の制御により、インターフェース302を介して受信した移動局識別ID106と利用者識別ID310を対応付けて車両管理情報記録手段304のテーブル305に記録する。車両管理情報記録手段304はネットワーク等で接続された遠隔地に設置したデータ記録装置であっても良い。
【0025】
図4は、上記図3における移動局通信装置101、基地局通信装置107、車両管理装置301、利用者ID入力装置306の動作説明図である。移動局通信装置101を搭載した車両が基地局通信装置107の通信圏内に進入した際に、移動局通信装置101は無線送受信部103の制御により通信圏内に進入したことを検出し(ステップS401)、基地局通信装置107との無線通信を開始し、識別情報保持手段105から読み出した移動局識別ID106を無線送受信部103にて送信する(ステップS402)。基地局通信装置107では無線送受信部109により移動局識別ID106を受信し(ステップS403)、インターフェース111を介して車両管理装置112に送信する(ステップS404)。車両管理装置301では、登録制御手段303がインターフェース302を介して基地局通信装置107から移動局識別ID106を受信し(ステップS405)、車両管理情報記録手段304に格納されたテーブル305を参照し移動局識別IDが既にテーブルに登録済みか否かを検索する(ステップS406)。移動局識別IDは、進入した車両が初めての場合であれば、テーブル116には未登録となり、二回目以降の場合であれば既に登録済となる。検索の結果を判別し(ステップS407)、未登録の場合には利用者識別IDの読み取りをインターフェース302を介して利用者ID入力装置306に対して指示する(ステップS408)。
【0026】
利用者ID入力装置306はインターフェース307を介して指示を受け、車両の運転者所持する利用者IDカードの提示を待機する(ステップS409)。運転者は利用者IDカード309を利用者ID入力装置306に挿入し(ステップS410)、媒体読み取り手段308は挿入された利用者IDカード309に記録された利用者識別ID310を読み取り(ステップS411)、該利用者識別IDをインターフェース307を介して車両管理装置301に送信する(ステップS412)。車両管理装置301はインターフェース302を介して利用者識別ID310を受信し(ステップS413)、車両管理情報記録手段304のテーブル305に移動局識別ID106と利用者識別ID310を対応付けて登録する(ステップS414)。
【0027】
以上の動作により本車両管理システムへの車両の登録が行われる。これ以降は、利用者IDカード309を所持する運転者と、移動局通信装置101を搭載した車両を対応付けて管理することにより、利用者IDカード309を用いて車両に対するサービスの提供が可能となる。サービスの応用例としては後述する駐車場等での応用があげられる。また2回目以降の利用の際には、既に利用者識別ID310及び移動局識別ID106が登録済の為、利用者IDカードの読み取りが不要となり利用者にとっては毎回カードを提示する手間が不要となる。
【0028】
上記第2の実施例によれば、既に利用者が所持しているIDカードを用いる為、車両管理システム用に新たなIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムへの車両及び利用者の登録が可能となり、車両管理システムを利用した各種システムの利用が可能となる。また、移動局通信装置にはIDカードの読み取り機構等が不要となるためより安価に装置の提供が可能である。
【0029】
なお、上記第2の実施例では、利用者ID入力手段306にて利用者が所持するIDカード309に記録された利用者識別ID310を読み取る場合の例について述べたが、この他利用者識別IDの入力方法として、利用者自身が利用者識別ID310の値を利用者ID入力手段306に設けたキー入力装置より入力してもかまわない。あるいは、利用者の生体情報、例えば指紋、眼球の虹彩パタン、手の静脈パタンの読み取り手段を利用者ID入力手段306に設け、前記生体情報を利用者識別IDとして用いることも可能であり、この場合には利用者に対するIDカードの発行不要であり、また紛失の恐れもない。あるいは利用者が所持する携帯情報端末、例えばインターネット接続機能を備えた携帯電話端末等の機器固有の識別情報等を利用者識別IDとして登録しても良い。携帯電話端末等の機器固有の識別情報を車両管理装置301への登録方法としては、前記携帯電話端末等から電子メイルなどを用いて、電話番号あるいは電子メイルアドレスなどを登録しても良い。
また、利用者が複数の車両を所有する場合はあるいは複数の利用者で車両を共有する場合があるため、車両管理情報記録手段304への登録に当たっては、移動局識別IDに対応して複数の利用者識別IDの登録、または利用者識別IDに対して複数の移動局識別IDの登録を行ってもかまわない。
【0030】
図5〜8は本発明の第3の実施例の説明図である。図5は車両管理システム及び該車両管理システムを応用したの駐車場システムの構成図、図6は駐車場システムに利用可能な移動局通信装置としての自動料金収受システムの車載器の構成図、図7および図8は駐車場システムの動作説明図である。本第3の実施例は、前記第1の実施例に示した車両管理装置を用いて、駐車場システムへ応用した場合の例である。
【0031】
図5において、501は車両、502は車両に搭載された移動局通信装置、503は自車両のナンバープレートを電子化した電子ナンバープレート、504は駐車場入り口に設置した基地局通信装置、505は媒体発行装置、506は該媒体発行装置により発行される媒体としての利用者IDカード、507は該利用者IDカードに記録された利用者識別ID、508は駐車場の入り口に設けられた遮断機、509は車両管理装置、510は車両管理装置とその他の装置を接続する為のインターフェース、511は基地局通信装置から受信した移動局識別IDを登録制御する登録制御手段、512は移動局識別IDを登録する為の車両管理情報記録手段、513は該車両管理情報記録手段に格納された移動局識別IDを登録したテーブルである。514は駐車場への車両の入退出を管理する為の駐車場管理装置、515は該駐車場管理装置と外部装置を接続する為のインターフェース、516は駐車場へ入退出する車両情報を管理制御する駐車場管理制御手段、517は現在時刻を示す時計、518は駐車場へ入退出する車両の情報を登録管理する為の駐車車両管理情報記録手段、519は該駐車車両管理情報記録手段に格納された車両情報を登録したテーブル、520は駐車場からの退出時に事前に駐車料金を精算する為の事前精算機、521は該事前精算機と前記駐車場管理装置を接続する為のインターフェース、522は精算処理を制御するための精算機制御手段、523は利用者IDカード506から利用者識別IDを読み取る利用者IDカード読み取り手段、524は駐車料金を表示する利用料金表示手段、525は利用者が料金を支払うための料金入金手段である。526は駐車場出口に設置した基地局通信装置、527は出口精算機、528は駐車場出口に設けた遮断機である。
【0032】
移動局通信装置502、および入り口に設置した基地局通信装置504、出口に設置した基地局通信装置526は、前記第1の実施例に述べたものと同等のものであり、移動局通信装置502が通信圏内に進入時に移動局識別IDを基地局通信装置に対して送信するものである。移動局通信装置503に相当するものとしては、車両のナンバープレートを電子化した電子ナンバープレート503を用いても良い。電子ナンバープレートとは、従来車両の前後に登録番号を記したナンバープレートを電子化し、記録した車両登録番号等の情報を無線通信等を介して外部に読み出すこと可能とするものである。移動局通信装置として電子ナンバープレート503を用いた場合には、基地局通信装置504、526は移動局識別IDとして例えば車両登録番号等の情報を受信するものである。
【0033】
遮断機508および528は通常遮断機を閉じた状態で待機し、車両通過を許可する場合に遮断機を開放し車両の通過を制御する。車両管理装置509は移動局通信装置502の移動局識別IDを登録する毎に、独自の体系で利用者識別ID番号を付番し、該付番された利用者識別IDを車両管理情報記録手段512に移動局識別IDと対応付けてテーブル513に登録する。さらに前記利用者識別IDを媒体発行装置505にて利用者IDカード506の識別ID507として記録し媒体を発行するよう制御する。駐車場管理装置514は車両の入場時刻、精算済みか否かの情報、あるいは月極め利用者か否かの情報を移動局識別IDと対応付けて登録し、駐車料金計算並びに出場可否の判定等の処理を行う。
【0034】
出口精算機527は事前精算機520と同等の構成をとり、未清算の車両が出口に到来した場合にはその場での精算を可能とする。また月極め等の利用であって毎回の精算が不要な利用者に対しては、利用者IDカード506に記録した利用者ID507より対応する移動局識別IDを車両管理装置509より読み出し、駐車場管理装置513に対して当該移動局識別IDに付いては月極め利用である旨を登録することにより、対応する移動局識別IDに付いては精算が不要である旨の情報の登録が可能である。
【0035】
移動局通信装置502としては、有料道路の自動料金収受システムの車載器を用いることも可能である。図6は自動料金収受システムの車載器の構成例である。図6において601は自動料金収受システムの車載器、602は無線通信のためのアンテナ、603は無線送受信部、604は自動料金収受システムの無線通信方式である狭域通信の処理を行う狭域通信制御手段、605は車載器601に固有の識別情報を記録保存する識別情報保持手段、606は該識別情報保持手段に記録されたWCNすなわち無線呼び出し符号、607は自動料金収受システムの料金収受処理あるいはセキュリティ処理を行う自動料金収受システムの処理手段、608はクレジットカード情報等を記録したICカードの読書きを行う為のICカードRW手段である。自動料金収受システムの車載器601には固有の識別情報として無線呼び出し符号606を備えており、移動局識別IDとして用いることが可能である。自動料金収受システムの処理手段607およびICカードRW手段608は本実施例の駐車場システムでは用いる必要は無い。
【0036】
図7、図8は、上記図5における車両管理装置509、駐車場管理装置514、事前精算機520、出口精算機527の動作説明図である。図7は車両が駐車場に入場時の動作の動作説明図である。移動局通信装置502を搭載した車両501が駐車場の入り口に到達すると、移動局通信装置502は基地局通信装置504に対して移動局識別ID、例えば自動料金収受システムの車載器601であれば呼び出し符号606を送信する(ステップS701)。移動局識別IDは基地局通信装置504を介して駐車場管理装置514にて受信され(ステップS702)、駐車場管理制御手段516は受信した移動局識別IDを駐車車両管理情報記録手段512上のテーブル518に、受信した移動局識別IDと、時計516より読み出した現在時刻を登録する(ステップS703)テーブル518への登録にあたっては駐車料金を未精算である旨を示す情報も同時に付加する。一方車両管理装置509は基地局通信装置504を介して移動局識別IDを受信し(ステップS704)、受信した移動局識別IDが車両管理情報記録手段512のテーブル513に既に登録済みか否かを検索する(ステップS705)。
【0037】
検索の結果として未登録の場合には、利用者識別IDを新規に生成し移動局識別IDと対応付けて新規登録し(ステップS706)、媒体発行装置505に対して前記利用者識別IDを通知し、媒体発行装置505は通知された利用者識別ID507を記録した利用者IDカード506を発行(ステップS707)、利用者は発行された利用者IDカード506を受領する(ステップS708)。車両管理装置509は、移動局識別ID登録および利用者IDカード506の発行完了後、登録完了を駐車場管理装置514に通知する(ステップS709)。駐車場管理装置514は登録完了を受信し(ステップS710)、遮断機508に対して開放を指示し車両501の入場を許可する(ステップS711)。遮断機508の開放後、車両501は駐車場へ入場する。
【0038】
上記説明したごとく、駐車場へ初めて来場した車両はその場で一旦停止し、利用者IDカード506を受領後に入場が可能となる。また2回目以降の来場の場合には、既に車両管理装置509に登録されている為、利用者IDカードを受領することなく、即座に遮断機が開放され停車することなく入場が可能となる。
【0039】
図8は車両が駐車場を退出する際の動作説明図である。利用者は退出に先立って事前精算機520にて駐車料金の精算を行う。そのため、まず利用者IDカード506を事前精算機520の利用者IDカード読み取り手段523に挿入する(ステップS801)。事前精算機520では、利用者IDカード読み取り手段523にてカードに記録された利用者識別ID507を読み出し(ステップS802)、該利用者識別IDを駐車場管理装置514に対して送信する(ステップS803)。駐車場管理装置514は、利用者識別ID507を受信し(ステップS804)、駐車場管理制御手段516の制御により、前記利用者識別ID507を車両管理装置509に通知し、対応する移動局識別IDを問い合わせる(ステップS805)。
【0040】
車両管理装置509では、受信した利用者識別IDに対応する移動局識別IDを検索し(ステップS806)、検索された移動局識別IDを駐車場管理装置に送信する(ステップS807)。駐車場管理装置514は移動局識別IDを受信し、駐車場管理制御手段516の制御により駐車車両管理情報記憶手段518のテーブル519に記録された移動局識別IDに該当する車両の入場時刻と、時計517より読み出した現在時刻より駐車料金を算出し(ステップS808)、事前精算機520に駐車料金を通知する(ステップS809)。事前精算機520は利用料金表示部524に駐車場の利用料金を表示し(ステップS810)、利用者は表示された金額の料金を利用料金入金手段525に投入する(ステップS811)。
【0041】
事前精算機520の料金入金手段525は過不足なく利用料金を受領すると(ステップS812)、精算機制御手段522の制御により精算が完了した旨を駐車場管理装置514に通知する(ステップS813)。駐車場管理装置514は該当する移動局識別IDに対して精算済である旨の情報をテーブル519に設定する。事前精算機520にて精算を済ませた利用者が車両501を運転し出口に到達すると、移動局通信装置502は基地局通信装置526に対して移動局識別IDを送信する(ステップS815)。
【0042】
移動局識別IDは基地局通信装置526を介して駐車場管理装置514にて受信され(ステップS816)、駐車場管理制御手段516は受信した移動局識別IDを駐車車両管理情報記録手段512上のテーブル518を参照し、月極め利用であれば遮断機528に対して開放を指示し、車両の通過を許可する(ステップS827)。月極め利用でない場合には、テーブル519を参照し精算完了済か否かを判別し、未精算の場合には時計517より読み出した現在時刻とテーブル519に記録した入場時刻より駐車料金を算出し、出口精算機527にて前記ステップS809〜ステップS814と同様の処理にて駐車料金の精算を行い(ステップS819〜ステップS824)、遮断機528に対して開放を指示し、車両の通過を許可する(ステップS825)。車両が駐車場を退出後、駐車場管理装置514はテーブル519より移動局識別IDと対応する情報を削除する(ステップS826)
以上の動作により駐車場からの退出が行われ、事前精算機520にて予め精算を行うことにより、出口では精算行為が不要となり停車することなく退出が可能となる。また事前精算をせずに退出する車両に対しては、出口精算機527にて精算を行うことにより駐車料金をその場で精算した上で退出が可能である。
【0043】
上記第3の実施例によれば、利用者が最初の利用時に利用者IDカード506を発行し、利用料金は利用者IDカード506を用いて事前に精算することにより、駐車場出口では停車することなく退出が可能である。また2回目以降の利用時は、利用者は既に利用者IDカードを所持している為、駐車場入り口においても媒体発行が不要となり、停車することなく入場が可能である。このようにして、事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムおよび駐車場システムへの車両及び利用者の登録が出来、ノンストップで駐車場への入退出が可能な駐車場システムの提供が可能となる。また、移動局通信装置502として電子ナンバープレート503あるいは自動料金収受システムの車載器601を用いた場合には、駐車場を運営する事業者が新たに移動局側の装置を提供することなく、基地局側装置の設置のみで駐車場システムの構築が可能である。
【0044】
なお上記第3の実施例において、媒体発行装置505が発行する利用者IDカード506としては、第1の実施例同様に、利用者が容易に携行可能なものであれば、利用者識別IDの記録方法は問わない。また、事前精算機520では利用者識別ID507を読み取り手段523にて読み取るだけでなく、利用者自身がID値をキー入力するようなものであっても良い。利用者IDカード506は、2回目以降の利用では精算時に繰り返し用いる為、耐久性を必要とする場合には、媒体発行装置505にて一旦発行した後に別途駐車場の管理事務所等であるいは専用装置などで、耐久性の優れたカードを別途発行するよう運用してもかまわない。
【0045】
また、一旦発行された利用者IDカードを、利用者が紛失することもあるため、入り口に設置した媒体発行装置505、あるいは出口に別途媒体発行装置を設置し、利用者の操作により利用者IDカードの再発行を行うよう運用しても良い。その場合には、入り口あるいは出口に到来した車両501の移動局通信装置502より移動局識別IDを受信した車両管理装置509が、車両管理情報記録手段512に記録したテーブル513より移動局識別IDに対応する利用者識別IDを参照し、該利用者識別IDを記録した利用者IDカードを再発行する。あるいは、再発行時には登録済の利用者識別IDを一旦削除した後利用者識別IDを新規に生成し登録、該利用者識別IDを記録した利用者IDカードを再発行するようにしてもよい。
【0046】
この場合には、以前の利用者識別IDは抹消されるため、紛失した利用者IDカード506を拾得した他人に利用されることが無く、正規の利用者が不利益を被ることを防止できる。また、車両管理装置509と駐車場管理装置514はそれぞれ個別の装置である必要は無く、例えば一体の装置として構成し車両管理情報記録手段512および駐車車両管理情報記録手段518を同一の記録装置で兼用しても良く、その場合にはより安価にシステムを構築できる。あるいは車両管理装置509、駐車場管理装置514はネットワークで接続された装置として遠隔地に設置する構成として、複数の駐車場を遠隔地から管理する構成としても良く、この場合には管理装置を遠隔で一括管理することが出来るため運用管理にかかる費用を低減できる。
【0047】
図9は本発明の第4の実施例の説明図である。本第4の実施例は、前記第3の実施例に示した駐車場システムにおいて、例えば店舗等に併設された駐車場等において、駐車料金の割引などのサービスを行う場合の例である。
図9において、901は店舗等に設置した駐車料金割引装置、902は利用者IDカードの利用者識別IDを読み取る為の利用者IDカード読み取り手段、903は割引料金あるいは無料駐車時間を入力するための無料ポイント入力手段、904は駐車場割引装置901を制御する駐車場割引制御手段である。905は利用者IDカード、906は該利用者IDカードに記録された利用者識別IDである。907は前記第3の実施例で述べた図5に示す駐車場管理装置514に相当する駐車場管理装置、908は外部装置とのインターフェース、909は駐車場管理制御手段、910は時計、911は駐車車両管理情報記録手段、912は該駐車車両管理情報記録手段に記録されるテーブルである。
【0048】
駐車料金割引手段901は前記第3の実施例で述べた図5に示す駐車場システムに付加する装置であって、店舗内に設置され利用者が商品購入時等に、利用者IDカード読み取り手段902にて、利用者が所持する利用者IDカード905から利用者識別情報906を読み出す。それと同時に利用者に対して付与する例えば無料駐車時間等の無料ポイント情報を無料ポイント入力手段903にて、店員が入力あるいは利用者の購入金額等に連動して入力し、駐車場割引制御手段904の制御により利用者識別IDと無料ポイントを駐車場管理装置907に送信する。907は前記第3の実施例で述べた図5に示す駐車場管理装置514に相当する駐車場管理装置であって、駐車料金割引手段901より利用者識別IDと無料ポイント情報を受信し、駐車場管理制御手段909の制御により、受信した利用者識別IDに該当する移動局識別IDを車両管理措置509を介して参照し、得られた移動局識別IDに対応付けて無料ポイント情報を記録する。駐車場管理制御手段909は駐車料金精算に入場時刻および現在時刻、無料ポイントから駐車料金を計算する。
【0049】
上記した第4の実施例によれば、車両管理システムおよび駐車場システムへの車両及び利用者の登録が容易かつ、ノンストップで駐車場への入退出が可能な駐車場システムにおいても、駐車場利用者への割引サービスの提供が可能となる。
【0050】
図10は本発明の第5の実施例の説明図である。本第5の実施例は、前記第3の実施例に示した駐車場システムにおいて、発行した利用者IDカードを用いて駐車料金の前払いを行うプリペイサービスを行う場合の例である。
図10において、921は駐車料金あるいはプリペイ料金の積み増しを行う装置であって前記第3の実施例で述べた事前精算機520に相当する事前精算機、922は該事前精算機と外部装置を接続する為のインターフェース、923は精算処理あるいは積み増し処理を制御するための精算機制御手段、924は利用者IDカードから利用者識別IDを読み取る利用者IDカード読み取り手段、925は駐車料金を表示する利用料金表示手段、926は利用者が入金するための料金入金手段、927は利用者が精算処理あるいはプリペイ積み増しのいずれかの処理であるかを選択する入力手段である。928は前払いされたプリペイ料金の残高を管理するプリペイ料金管理装置、929は事前精算機921と接続する為のインターフェース、930はプリペイ料金の積み増しあるいは引き出し処理を行うプリペイ料金管理制御手段、931はプリペイ料金情報記録手段、932は残高情報を記録したテーブルである。933は利用者IDカード、934は該カードに記録された利用者識別IDである。
【0051】
プリペイ料金管理装置は前記第3の実施例で述べた図5に示す駐車場システムに付加する装置であって、利用者IDカード933の利用者識別ID934と対応付けて、利用者が前払いしたプリペイ残高の管理を行うものである。利用者が前払いを行う場合には、事前精算機921にて入力手段927にて積み増しを選択し、利用者IDカード933とに前払い料金を事前精算機921に投入する。料金入金手段926に入金された金額情報及び利用者IDカード読み取り手段924にて読み出した利用者識別ID934は、精算機制御手段923の制御により、プリペイ料金管理装置928に通知される。
【0052】
プリペイ料金管理装置928ではプリペイ料金管理制御手段の制御により、利用者識別IDと金額情報をプリペイ料金情報記録手段931のテーブル932に登録する。すでに利用者識別IDが登録済の場合には現在の残高金額に、入金金額を加算して登録する。利用者が駐車料金の精算を行う場合には、事前精算機921にて入力手段927にて精算処理を選択し、利用者IDカード933を事前精算機921に挿入する。事前精算機921は利用者IDカード読み取り手段924にて利用者識別ID924を読み取り、プリペイ料金制御手段928に対して利用金額と利用者識別ID924を通知する。プリペイ料金管理装置928ではプリペイ料金情報記録手段931のテーブル932を参照し、通知された利用者識別IDに対応する残高金額から利用金額を減算する。残高金額が不足の場合には、事前精算機921に対して金額不足を通知し、事前精算機921にて前記第3の実施例と同様の動作にて現金による精算処理を行う。
【0053】
上記した第5の実施例によれば、車両管理システムおよび駐車場システムへの車両及び利用者の登録が容易かつ、ノンストップで駐車場への入退出が可能な駐車場システムにおいても、駐車場利用者へのプリペイサービスの提供が可能となる。移動局通信装置および基地局通信装置間で無線送受される移動局識別IDが第三者によって傍受された場合であっても、料金の精算および積み増し処理は利用者IDカードを用いて事前精算機にて行うため、前払いした料金は不正に利用される恐れが無く正規の利用者が不利益を被ることを防止できる。また前記の理由により、移動局通信装置が送信する移動局識別IDに対して例えば暗号処理等のセキュリティ処理を施す必要が無く、移動局通信装置および基地局通信装置の構成を複雑化することなく提供できる。すなわち、例えば移動局識別情報である呼び出し符号が暗号化されていない自動料金収受システムの車載器や、電子ナンバープレートを移動局通信装置として用いた駐車場システムにおいても、プリペイサービスの提供が可能である。
【0054】
図11、図12は本発明の第6の実施例の説明図である。図11は車両管理システム及び該車両管理システムを応用したガソリンスタンドの構成図、図12はガソリンスタンドシステムの給油操作時の動作説明図である。本第6の実施例は、前記第1の実施例に示した車両管理装置を用いて、利用者自身が給油作業を行うセルフ方式のガソリンスタンドシステムへ応用した場合の例であって、さらに前記第5の実施例に示したプリペイサービスを適用する場合の例である。
【0055】
図11において、151は例えばガソリン等の燃料を給油する給油機、152は給油量及び料金などの管理を行う給油管理装置、153は該給油管理装置と外部装置を接続する為のインターフェース、154は給油量等の管理制御を行う管理制御手段、155は給油量等の情報を格納する給油情報記録手段、156は給油情報を記録したテーブル、157はインターネットなどへの情報通信手段である。その他図5あるいは図10に示すものと同等の動作を行うものについては同じ符号を付してある。
【0056】
給油機151は利用者の操作により車両501に対して所望の燃料を供給するものである。給油管理装置152は移動局通信装置502の移動局識別IDに対応して、利用者が投入した給油代金の投入金額及びそれに相当する給油量等の管理を行うものである。さらには移動局識別IDに対応付けて電子メイルアドレス等の配信先情報を登録し、利用者に対して利用明細書情報を例えば電子メイルで送付するものである。電子メイルアドレスの登録は、車両を給油機付近に停車した状態で、給油制御手段に対して図示しないキー入力装置より、利用者がキー操作により入力するあるいは、利用者が所持する電子メイル送信機能を備えた携帯電話装置等から電子メイルを送信することにより、給油管理装置152に対して通信手段157を介して通知することが可能である。給油管理装置152は基地局通信装置504を介して受信した移動局識別IDと入力された電子メイルアドレスを対応付けて登録する。
【0057】
図12は上記図11におけるける車両管理装置509、給油管理装置152、事前精算機921、プリペイ料金管理装置928の給油操作時の動作説明図である。移動局通信装置502を搭載した車両501が給油機151の前に到達すると、移動局通信装置502は基地局通信装置504に対して移動局識別IDを送信する(ステップS251)。車両管理装置509は基地局通信装置504を介して移動局識別IDを受信し、受信した移動局識別IDが車両管理情報記録手段に512に既に登録済みか否かを参照し、未登録の場合には、利用者識別IDを新規に生成し移動局識別IDと対応付けて新規登録し、媒体発行装置505に対して前記利用者識別IDを通知し、媒体発行装置505にて利用者IDカード506を発行する(ステップS252)。利用者は発行された利用者IDカード506を受領する(ステップS253)。
【0058】
移動局通信装置502からは車両501が給油操作中を含めて停車中は随時移動局識別IDが送信され続けるものの、車両管理装置509に動局識別IDが登録済であるため、利用者IDカードの発行は行われることはない。車両管理装置509は、移動局識別ID登録完了後、登録完了を給油管理装置152に通知する(ステップS254)。該通知を受信した給油管理装置152は事前精算機921に対して入金を要求し(ステップS255)、事前精算機921は利用者に対して給油代金の入金を求めるよう表示する(ステップS256)。利用者が現金またはプリペイカードとして利用可能な利用者IDカード507を事前精算機921に挿入すると(ステップS257)、事前精算機921は下現金利用かあるいは利用者IDカードによるプリペイ利用かを判断し、現金利用であれば入金金額を給油管理装置に通知する(ステップS265)。
【0059】
プリペイ利用の場合には、挿入された利用者IDカード506に記録された利用者識別ID507を車両管理装置509に対して通知し、停車中の車両から受信中の移動局識別IDと通知する利用者識別IDが、既に登録されているものと一致するか否かを確認するよう要求する(ステップS259)。車両管理装置509では、停車中の車両から受信中の移動局識別IDと通知する利用者識別IDが、登録された情報と一致するか否かを確認しその結果を返信する(ステップS260)。事前精算機921では車両管理装置509での確認結果を受信し、登録済みの情報と一致する場合にのみ正規利用者によるプリペイ利用であると判断し処理を継続し、不一致の場合には第三者による利用者IDカードの利用であると判断し処理を中止する(ステップS261)。
【0060】
正規利用の場合には利用者識別IDをプリペイ料金管理装置928に通知し(ステップS262)、利用者識別IDに対応するプリペイ残高を受信する(ステップS263、S264)。受信した残高情報を給油管理装置152に通知し(ステップS265)、給油管理装置152は受信した現金入金額あるいはプリペイ残高より、給油可能な給油限度量を算出し、給油機151に通知する(ステップS266)。利用者は給油機151の操作により、給油機に通知された給油限度量以下の給油を行い(ステップS267)、給油が完了後給油機151は実際に給油された分量を給油管理装置152に通知する(ステップS268)。
【0061】
給油管理装置152は通知された給油量から料金を計算し、当初入金された金額から減算し返金する金額を精算機に通知すると供に、通信手段157を介して予め登録したメイルアドレスに対して、電子メイルにて利用日時、給油量、代金金額、プリペイ残高などを記した利用明細を送信する(ステップS269)。事前精算機921では通知された返金金額の基づいて現金利用であればつり銭を利用者に返金する(ステップS271、S272)。プリペイ利用の場合であれば、プリペイ料金管理装置928に返金金額を通知し(ステップS273)、プリペイ管理装置928にて利用者IDに対応付けて残高を記録する(ステップS274)。
【0062】
上記第6の実施例によれば、事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムおよびガソリンスタンドシステムへの車両及び利用者の登録が出来、プリペイ利用の場合に於いては登録された利用者識別IDと移動局識別IDが一致するか否かを確認することで、利用者IDカードを紛失した場合でも拾得した第三者により不正に利用されること無く正規の利用者が不利益を被ることを防止できる。また利用明細を電子メイルにて送付することにより、利用者がプリペイ残高を容易に確認できると供に、利用者の意思に反して車両および利用者IDカードが不正利用された場合でも、容易に不正利用を発見することが可能となる。
【0063】
図13、図14は本発明の第7の実施例の説明図である。図13は車両管理システム及び該車両管理システムを応用した入退出管理システムの構成図、図13は入退出管理システムの動作説明図である。本第7の実施例は、前記第2の実施例に示した車両管理装置を用いて、たとえば工場等であれば従業員車両、あるいは月極専用駐車場であれば契約車両等、特定の利用者車両に限定して入退場を許可する入退出管理システムへ適用した場合の例である。
【0064】
図13において、351は入場者が所持する利用者IDカード、352は該利用者証に記録された利用者識別ID、353は前記利用者証に記録された有効期限、354は前記利用者証に記録された利用者識別IDと有効期限を読み取るための利用者ID入力装置、355は車両管理装置、356は該車両管理装置と外部装置を接続するためのインターフェース、357は基地局通信装置から受信した移動局識別IDを登録制御する登録制御手段、358は現在時刻を得るための時計、359は移動局識別IDを登録する為の車両管理情報記録手段、360は該車両管理情報記録手段に格納された移動局識別IDを登録したテーブルである。361は車両の入退出を管理する為の入退出管理装置、362は該入退出管理装置と外部装置を接続する為のインターフェース、363は利用者情報を管理制御する入退出管理制御手段、364は前記利用者ID入力装置354にて入力された利用者識別IDの正当性を確認し入退場を許可するか否かを判定する有効性判別手段である。その他図5に示すものと同等の動作を行うものについては同じ符号を付してある。
【0065】
利用者IDカード351は、例えば工場等の事業所への入退出管理システムの場合であれば従業員証、月極専用駐車場であれば契約利用証、マンション・ホテル等の専用駐車場であればルームキーカード、会員制の施設であれば該施設の会員証等に相当するものであって、入退出管理システムを利用する利用者であれば所持しているものである。利用者ID入力装置354は前記第2の実施例にて説明した図3に示す利用者ID入力装置306と同等に動作するものである。車両管理装置355は移動局識別IDおよび利用者識別ID、有効期限を対応付けて登録管理し、有効期限を過ぎた場合には登録された情報を無効とする。
【0066】
また移動局識別IDと利用者識別IDの対応は1対1に限定するものではなく、一人で複数車両を所有する場合も有り得るため、利用者識別IDに対して複数の移動局識別IDの登録も可能である。入退出管理装置361は利用者識別IDから利用可可否を確認し車両の入退出を許可するものであって、有効性判別手段364にて図示しない従業員名簿あるいは利用者名簿情報等のデータベース情報を元に利用可否を判別する。または有効性判別手段364にて、利用者識別IDの値から所定の演算処理にてID値が正当な値か否かを判断し、車両の入退出を許可する。
【0067】
図14は上記図13におけるける車両管理装置355、入退出管理装置361の動作説明図である。移動局通信装置502を搭載した車両501が基地局通信装置504の通信圏内に到達すると、移動局通信装置502は基地局通信装置504に対して移動局識別IDを送信する(ステップS451)。車両管理装置355は基地局通信装置504を介して移動局識別IDを受信し、受信した移動局識別IDが車両管理情報記録手段に359に既に登録済みか否かを参照、および時計358の現在日時より有効期限内か否かを参照し(ステップS453)、未登録あるいは有効期限切れの場合には利用者ID入力装置354に対して利用者IDカード351の読み取りを指示し、利用者ID入力装置354は利用者が利用者IDカード351を提示するのを待機する(ステップS454)。
【0068】
利用者は利用者IDカード351を利用者ID入力手段354に挿入し(ステップS455)、利用者ID入力手段354にて読み出された利用者識別ID352および有効期限353を、移動局管理装置355の移動局識別IDと対応付けて車両管理情報記録手段359上のテーブル360に新規に登録する(ステップS456)。前記登録完了後あるいは、2回目以降の利用であって既に移動局識別ID、利用者識別IDが登録済みの場合には、移動局識別IDに対応した利用者識別IDを、入退出管理装置361に通知し(ステップS457)、入退出管理装置361にて退出管理制御手段363の制御により、有効性判別手段364にて受信した利用者識別IDの有効性すなわち入退出を許可するか否かを判定する(ステップS458)。入退出管理装置361の有効性判別手段364にて有効と判断した場合には、遮断機508に対して開放を指示し、車両501の入退出を許可する(ステップS460、S461)。
【0069】
一方、入退出管理装置361の有効性判別手段364にて無効と判断した場合には、遮断機508を閉鎖した状態とし車両501の入退出を禁止すると共に、車両管理装置355に対して通知された利用者識別IDが不正であることを通知し(ステップS462)、車両管理装置355にて利用者識別IDと対応付けされた移動局識別ID、有効期限等の情報をテーブル360から登録を削除する。
【0070】
上記第6の実施例によれば、入退出管理システムへの車両及び利用者の登録が容易に行うこと出来る。さらに初回の利用時に利用者IDカードを提示し登録を行うのみで2回目以降の利用においては、利用者IDカードを提示することなく車両を無停止で通行可能となる。また、車両管理装置355における利用者識別IDと移動局識別IDとの登録は1対1に限定せず複数の登録も可能であるため、移動局利用者が複数の車両を所有する場合であっても対応可能である。
【0071】
なお上記した各実施例を含め、本発明における移動局通信装置および基地局通信装置の通信方式としては狭域通信のみでなく、基地局の通信領域が限定されているものであれば特定の方式に限定されるものではなく、IEEE802.11b規格等に依る無線LAN等の通信方式、あるいは赤外線通信等であってもかまわない。
【0072】
本発明によれば、事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムおよびその応用システムへの車両及び利用者の登録が可能となる。また、移動局通信装置としてIDカードの読み取り機能が不要であるため安価に提供が可能である。また移動局通信装置として電子ナンバープレートあるいは自動料金収受システムの車載器を用いた場合には、車両管理システムを運営する事業者が新たに移動局側の装置を提供することなく、基地局側装置の設置のみでシステムの構築が可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、事前のIDカードの発行申請及び発行処理業務等を伴わずとも車両管理システムおよびその応用システムへの車両及び利用者の登録が容易に可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の説明図で、車両管理システムの構成例図である。
【図2】 図1の車両管理システムの動作説明図である。
【図3】 本発明の第2の実施例の説明図で、車両管理システムの構成例図である。
【図4】 図3の車両管理システムの動作説明図である。
【図5】 本発明の第3の実施例の説明図で、駐車場管理システムの構成例図である。
【図6】 自動料金収受システムの車載機の構成例図である。
【図7】 図5の駐車場管理システムの動作説明図である。
【図8】 図5の駐車場管理システムの動作説明図である。
【図9】 本発明の第4の実施例の説明図で、駐車場管理システムの構成例図である。
【図10】 本発明の第5の実施例の説明図で、駐車場管理システムの構成例図である。
【図11】 本発明の第6の実施例の説明図で、ガソリンスタンドシステムの構成例図である。
【図12】 図11のガソリンスタンドシステムの動作説明図である。
【図13】 本発明の第7の実施例の説明図で、ガソリンスタンドシステムの構成例図である。
【図14】 図11のガソリンスタンドシステムの動作説明図である。
【符号の説明】
101…移動局通信装置、
107…基地局通信装置、
112…車両管理装置、
117…媒体発行装置、
120…利用者IDカード、
301…車両管理装置、
306…利用者ID入力装置、
501…車両、
502…移動局通信装置、
504、526…基地局通信装置、
509…車両管理装置、
514…駐車場管理装置、
520…事前精算機、
152…給油管理装置、
901…駐車料金割引装置、
928…プリペイ料金管理装置、
361…入退出管理装置。

Claims (3)

  1. 車両に搭載された自動料金収受システムの車載器の固有情報を無線通信にて受信可能な基地局装置と、
    記録媒体に識別情報を記録し発行する媒体発行装置と、
    前記固有情報と前記識別情報とを対応付けて記録する記録部を備えた車両管理装置とを備えた駐車場システムであって、
    前記車両管理装置が、車両の入場時に、前記受信された固有情報が前記記録部に記録されているかどうかを確認し、記録されていれば、車両の入場を許可するよう指示し、記録されていなければ、前記識別情報を新規に生成し、当該受信された固有情報と対応付けて記録部に記録するとともに、前記媒体発行装置に当該新規に生成した識別情報を記録媒体に記録し発行させて、車両の入場を許可するように指示することを特徴とする駐車場システム。
  2. 請求項1に記載の駐車場システムにおいて、
    前記車両管理装置が、車両の入場時に、前記受信された固有情報が前記記録部に記録され、かつ、利用者から指示があった場合は、前記媒体発行装置に前記受信された固有情報に対応する既に記録されている識別情報を記録媒体に記録し発行させて、車両の入場を許可するように指示することを特徴とする駐車場システム。
  3. 車両に搭載された自動料金収受システムの車載器の固有情報を無線通信にて受信可能な基地局装置と、
    記録媒体に識別情報を記録し発行する媒体発行装置と、
    前記固有情報と前記識別情報とを対応付けて記録する記録部を備えた車両管理装置とを備えた駐車場システムにおける車両管理装置であって、
    車両の入場時に、前記受信された固有情報が前記記録部に記録されているかどうかを確認し、記録されていれば、車両の入場を許可するよう指示し、記録されていなければ、前記識別情報を新規に生成し、当該受信された固有情報と対応付けて記録部に記録するとともに、前記媒体発行装置に当該新規に生成した識別情報を記録媒体に記録し発行させて、車両の入場を許可するように指示することを特徴とする車両管理装置。
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