JPWO2012085967A1 - 磁気記録媒体読取装置 - Google Patents

磁気記録媒体読取装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2012085967A1
JPWO2012085967A1 JP2012549478A JP2012549478A JPWO2012085967A1 JP WO2012085967 A1 JPWO2012085967 A1 JP WO2012085967A1 JP 2012549478 A JP2012549478 A JP 2012549478A JP 2012549478 A JP2012549478 A JP 2012549478A JP WO2012085967 A1 JPWO2012085967 A1 JP WO2012085967A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
card
magnetic field
frequency
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012549478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5629330B2 (ja
Inventor
智哉 木村
智哉 木村
唯道 鈴木
唯道 鈴木
明博 忠政
明博 忠政
弘之 鈴木
弘之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Original Assignee
Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Omron Terminal Solutions Corp filed Critical Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Publication of JPWO2012085967A1 publication Critical patent/JPWO2012085967A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5629330B2 publication Critical patent/JP5629330B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F7/00Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus
    • G07F7/08Mechanisms actuated by objects other than coins to free or to actuate vending, hiring, coin or paper currency dispensing or refunding apparatus by coded identity card or credit card or other personal identification means
    • G07F7/0873Details of the card reader
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/08Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K17/00Methods or arrangements for effecting co-operative working between equipments covered by two or more of main groups G06K1/00 - G06K15/00, e.g. automatic card files incorporating conveying and reading operations
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/08Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes
    • G06K7/082Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F19/00Complete banking systems; Coded card-freed arrangements adapted for dispensing or receiving monies or the like and posting such transactions to existing accounts, e.g. automatic teller machines
    • G07F19/20Automatic teller machines [ATMs]
    • G07F19/205Housing aspects of ATMs
    • G07F19/2055Anti-skimming aspects at ATMs

Abstract

妨害磁界を発生するループアンテナ(35)を、磁気カード(21)が挿入される挿入口(22)付近に設け、磁気ヘッド(34)に妨害磁界を作用させる。ループアンテナ(35)が妨害磁界を発生しており、かつ、挿入口(22)から磁気カード(21)が挿入された場合に、磁気ストライプ検出部(10)は、磁気カード(21)の磁気ストライプ(21a)に記録されたデータの有無の判定のみが可能な検出信号を出力する。これにより、磁気ストライプ検出部(10)にリード線を介して不正読取装置が接続されても、元のデータが不正に取得されるのを防止することができる。

Description

本発明は、磁気記録媒体に記録されたデータを読み取る装置に関し、特に、データの不正取得を防止する機能を備えた磁気記録媒体読取装置に関する。
ATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払機)やCD(Cash Dispenser:現金自動支払機)などの取引処理装置には、磁気カードを読み取るカードリーダが搭載されている。このような取引処理装置において、最近では、磁気カードがカードリーダに挿入される際に、カードの磁気ストライプに記録されたデータを不正に取得するスキミングと呼ばれる犯罪が発生している。
スキミングの類型には、大別して2種類がある。その1つは、磁気ヘッドを備えた不正読取装置を、ATMやCDに備わるカードリーダのカード挿入口に被せるように設置し、この不正読取装置の磁気ヘッドにより、カードリーダに挿入される磁気カードのデータを不正に取得するものである(以下、「第1類型」という)。もう1つは、カード挿入口付近に設置された磁気ストライプ検出用の磁気ヘッドを含む磁気ストライプ検出部に、不正読取装置をリード線で接続し、磁気ストライプ検出部から出力される信号(磁気ヘッドが読み取ったデータ)を、リード線を介して不正に取得するものである(以下、「第2類型」という)。
上記のようなスキミングに対しては、これまでにも種々の対策が提案されている。例えば、後掲の特許文献1には、カード挿入口の近傍に妨害磁界発生器を設けたカードリーダが記載されている。このカードリーダにおいては、妨害磁界発生器により、カード挿入口の外側領域に妨害磁界が発生する。このため、カード挿入口の外側に不正読取装置が取り付けられたとしても、当該装置で読み取ったデータは、妨害磁界の影響を受けて、カードに記録された元のデータとは異なるデータとなる。これにより、カードのデータが不正に取得されるのを防止することができる。
また、後掲の特許文献2には、カード挿入口の周囲に、妨害磁界を発生させるためのループアンテナを配設したカードリーダが記載されている。ループアンテナのアンテナ面は、カード挿入口の前面と平行になっている。このカードリーダにおいても、カード挿入口の外側領域に妨害磁界が発生するので、カード挿入口の外側に不正読取装置が取り付けられたとしても、カードのデータが不正に取得されるのを防止することができる。
また、後掲の特許文献3には、カードの磁気ストライプを検出するためのプリヘッドをカード挿入口の近傍に配置し、このプリヘッドから、磁気ストライプに記録された磁気情報とは異なる信号を出力するようにしたカードリーダが記載されている。このカードリーダでは、プリヘッドにリード線を介して不正読取装置が取り付けられても、プリヘッドから出力される信号は、カードに記録された情報と異なる信号であるので、カードのデータが不正に取得されるのを防止することができる。
特開2001−67524号公報 特許第4425674号公報 特開2010−205187号公報
特許文献1に記載されたカードリーダは、カード挿入口の外側領域に妨害磁界が発生するので、不正読取装置をカード挿入口の外側に取り付ける第1類型のスキミングに対して有効である。しかしながら、このカードリーダでは、磁気ストライプ検出部にリード線を介して不正読取装置を取り付ける第2類型のスキミングが行われた場合は、データが不正に取得されるおそれがある。
特許文献2に記載されたカードリーダも、カード挿入口の外側領域に妨害磁界が発生するので、第1類型のスキミングに対して有効である。しかしながら、このカードリーダでは、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッドは設けられておらず、第2類型のスキミングの対策については考慮されていない。
特許文献3のカードリーダは、プリヘッドから出力される信号がカードの記録情報と異なる信号であるので、第2類型のスキミングに対して有効である。しかしながら、このカードリーダでは、プリヘッドのヘッド部で読み取った信号を、それとは異なる信号に変換するための信号変換手段が必要となり、構成が複雑となる。また、第1類型のスキミングに対しては、対策が施されておらず、カード挿入口の外側に取り付けられた不正読取装置によって、データが不正に取得されるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、特に第2類型のスキミングに対して、データの不正取得を有効に防止できる磁気記録媒体読取装置を提供することにある。本発明の他の目的は、第1類型のスキミングに対しても有効な磁気記録媒体読取装置を提供することにある。
本発明に係る磁気記録媒体読取装置は、磁気記録媒体が挿入される挿入口と、磁気記録媒体の磁気ストライプを検出するための磁気ヘッドを含む磁気ストライプ検出部と、磁気記録媒体の磁気ストライプに記録されたデータの読み取りを妨げるための妨害磁界を発生する磁界発生部と、磁気ストライプ検出部から出力される検出信号に基づいて、磁気ストライプに記録されたデータの有無を判定する制御部とを備える。磁界発生部は、挿入口付近に設けられていて、妨害磁界を磁気ヘッドに作用させる。そして、磁界発生部が妨害磁界を発生しており、かつ、挿入口から磁気記録媒体が挿入された場合に、磁気ストライプ検出部は、磁気ストライプに記録されたデータの有無の判定のみが可能な検出信号を出力する。
このようにすれば、磁気ストライプ検出部にリード線を介して不正読取装置が取り付けられても、磁気ストライプ検出部から出力される信号は、磁気ストライプにおけるデータ有無の判定のみが可能な信号であり、磁気ストライプに記録されたデータを完全に再生することが可能な信号ではないので、第2類型のスキミングによるデータの不正取得を防止することができる。また、磁界発生部が発生する妨害磁界を挿入口の外側にも作用させることで、第1類型のスキミングに対しても、データの不正取得を防止することが可能となる。
本発明において、磁界発生部は、磁気記録媒体の挿入方向に対して、磁気ヘッドよりも挿入口側に設けられていてもよい。
本発明において、磁界発生部は、妨害磁界を特定期間だけ他の期間と異なる状態に変化させるようにしてもよい。この場合、磁気ストライプ検出部は、特定期間内に、磁気ヘッドにより磁気ストライプのデータを読み取って、上記の検出信号を出力する。
本発明において、上記の特定期間は、例えば、妨害磁界が休止する休止期間である。
この場合、制御部は、休止期間以外の期間に、磁気ストライプ検出部から出力される信号のレベルに基づいて、磁界発生部が発生した妨害磁界が磁気ヘッドで正常に受信されているか否かを判定するようにしてもよい。
本発明において、特定期間以外の期間では、妨害磁界の周波数が第1の周波数であり、特定期間では、妨害磁界の周波数が第2の周波数へ変化するようにしてもよい。この場合、磁気ストライプ検出部は、磁気ヘッドが磁気ストライプから読み取ったデータに対して、第2の周波数の信号を除去するためのフィルタリング処理を行う。
ここで、上記の第1の周波数はランダムな周波数であり、第2の周波数は一定の周波数であってもよい。
本発明において、磁気ストライプ検出部は、磁気ヘッドが磁気ストライプから読み取ったデータに対して、妨害磁界の周波数と同帯域の周波数の信号を除去するためのフィルタリング処理を行い、当該フィルタリング処理がされた信号を検出信号として出力するようにしてもよい。
本発明において、制御部は、妨害磁界の周波数に対して、磁気ストライプ検出部から出力される検出信号の周波数が変位しているか否かを判定し、検出信号の周波数が変位している場合に、磁気ストライプにデータが記録されている磁気記録媒体が挿入されたと判定するようにしてもよい。
本発明によれば、磁気ストライプ検出部にリード線を介して不正読取装置が取り付けられても、データの不正取得を有効に防止することができる。また、妨害磁界が挿入口の外側にも作用することで、挿入口の外側に不正読取装置が取り付けられた場合にも、データの不正取得を防止することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカードリーダの電気的構成を示したブロック図である。 図2は、同カードリーダの側面断面図および正面図である。 図3は、磁気カードの平面図である。 図4は、同カードリーダにおけるカード挿入時の動作を示したフローチャートである。 図5は、同カードリーダにおけるカード返却時の動作を示したフローチャートである。 図6は、第1実施形態を説明するための波形図である。 図7は、第2実施形態を説明するための波形図である。 図8は、第3実施形態を説明するための波形図である。 図9は、第4実施形態を説明するための波形図である。 図10は、第4実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。 図11は、第5実施形態を説明するための周波数スペクトラムおよびフィルタ特性を示した図である。 図12は、妨害磁界、磁気ストライプ検出信号、およびそれらの合成信号を表した波形図である。 図13は、第6実施形態を説明するための波形図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
まず、図1および図2を参照して、第1実施形態によるカードリーダの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態によるカードリーダ1は、装置全体の動作を制御するCPUからなる制御部2と、磁気カードに記録されている磁気データを読み取る磁気情報読取部3と、磁気カードを搬送するカード搬送部4と、磁気カードを検出するカード検出センサ5と、磁気情報読取部3で読み取った磁気データを記憶するメモリ6と、上位装置(例えばATM)との接続部であるホストインターフェース7と、磁気カードの磁気ストライプを検出する磁気ストライプ検出部10と、磁気ストライプに記録されたデータの読み取りを妨げるための妨害磁界を発生する磁界発生部8とを備えている。
制御部2は、磁界発生部8を制御する磁界制御部9と、カード搬送部4を制御するカード搬送制御部12とを含む。磁気ストライプ検出部10および磁界発生部8は、カード挿入口ユニット24内に設置されている。磁気ストライプ検出部10は、後述する磁気ヘッド34(図2)を含む。また、磁界発生部8は、後述するループアンテナ35(図2)を含む。
図2(a)に示すように、カードリーダ1の筐体100の前面には、カード挿入口ユニット24が設けられている。カード挿入口ユニット24には、磁気カード(以下、単に「カード」という。)21が挿入される挿入口22が形成されている。カード21は、図3に示すように、磁気ストライプ21aを有している。図3は、カード21を裏面から見た図である。挿入口22の近くには、挿入されたカード21を検出するカード挿入検出センサ23が設けられている。このカード挿入検出センサ23は、押圧センサであり、挿入口22から挿入されたカード21によって押圧される位置に配置されている。また、挿入口22の近くには、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34が設けられている。この磁気ヘッド34は、カード21の磁気ストライプ21aを検出する。
カードリーダ1の筐体100の内部には、搬送ローラ25〜28、カード位置検出センサ30〜33、磁気ヘッド29が設けられている。搬送ローラ25〜28は、それぞれ搬送路Pを挟んで1対設けられており、1対のローラでカード21を挟持して搬送する。これらの搬送ローラ25〜28は、搬送ベルト(不図示)を介して、モータ(不図示)に連結されている。1対の搬送ローラのうち、一方はモータの回転力が伝達される駆動ローラであり、他方はこの駆動ローラに従動して回転する従動ローラである。搬送ローラ25〜28は、上記の搬送ベルトおよびモータとともに、カード搬送部4(図1)を構成する。
カード位置検出センサ30〜33は、透過型の光センサであり、それぞれ、搬送路Pを挟んで対向する発光部と受光部を有している。これらのセンサ30〜33の配置間隔は、磁気カード21の搬送方向の長さよりも短くなっている。センサ30は、挿入口22に最も近い搬送ローラ25にカード21が挟持されたことを検出する。センサ33は、挿入されたカード21が、カードを一時的に貯留する貯留部(不図示)に達したことを検出する。センサ31、32は、搬送中のカード21の位置を検出する。これらのカード位置検出センサ30〜33は、前記のカード挿入検出センサ23とともに、カード検出センサ5(図1)を構成する。
磁気ヘッド29は、搬送ローラ26と搬送ローラ27との間で、搬送路Pの下側に設けられている。この磁気ヘッド29は、挿入されたカード21が搬送路Pを搬送される過程で、カード21の磁気ストライプ21aに記録されているデータを読み取る。前述の磁気ヘッド34が、磁気ストライプに記録されているデータの有無を検出するための磁気ヘッドであるのに対し、磁気ヘッド29は、磁気ストライプに記録されているデータそのものを再生するための磁気ヘッドである。磁気ヘッド29とセンサ33との間隔は、カード21の搬送方向の長さよりも少し長くなっている。したがって、カード21が貯留部に達した際、すなわち、カード21の先端がセンサ33の位置に達した際には、磁気ヘッド29は、カード21
に記録されているデータの読み取りを完了している。
カード挿入口ユニット24の前面近傍には、ループアンテナ35が設けられている。図2(a)からわかるように、ループアンテナ35は、挿入口22付近において、カード21の挿入方向Aに対して、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34よりも挿入口22側に設けられている。このループアンテナ35は、導体を1回または複数回ループ状に巻いたアンテナであり、図2(b)に示すように、挿入口22を囲むように配置される。
磁界制御部9の制御に基づき、磁界発生部8においてループアンテナ35に駆動電流が流れると、ループアンテナ35は、挿入口22付近に磁界を発生させる。この磁界は、挿入口22の後方にある磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に妨害磁界として作用し、磁気ヘッド34における磁気情報の読み取りを妨害する。また、この磁界は、挿入口22の外側(前方)にも発生し、挿入口22の外側に不正読取装置(不図示)が取り付けられた場合に、当該装置による磁気情報の読み取りを妨害する。
次に、以上の構成からなるカードリーダ1の基本的な動作について、図4および図5のフローチャートを参照しながら説明する。
図4は、カード挿入時に、カード21の取り込みおよび読み取りを行う場合の手順を示している。各ステップの処理は、制御部2によって実行される。なお、ループアンテナ35は、挿入口22にカード21が挿入されていない状態においても、妨害磁界を発生しているものとする。
最初に、制御部2は、カード挿入検出センサ23によりカード21の挿入が検出されたか否かを判定する(ステップS1)。カード21の挿入が検出されなければ(ステップS1;NO)、ステップS1を繰り返し実行して、カード21の挿入が検出されるまで待機する。カード21の挿入が検出されると(ステップS1;YES)、制御部2は、磁気ストライプ検出部10により磁気ストライプが検出されたか否か、すなわち、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34により、カード21の磁気ストライプ21aから磁気データが読み取られたか否かを判定する(ステップS2)。磁気ストライプが検出されなければ、(ステップS2;NO)、そのカード21は磁気カードではない、あるいは磁気ストライプにデータが記録されていない磁気カードであると判断して、ステップS1に戻る。
磁気ストライプが検出されると(ステップS2;YES)、制御部2は、磁気データが記録されたカード21が挿入されたと判断し、カード搬送制御部12により搬送ローラ25〜28を回転させて、カード21の搬送を開始する(ステップS3)。このとき、搬送ローラ25〜28は、挿入されたカード21を筐体100の内部に取り込む方向(以下、「正方向」という。)に回転する。これにより、カード21は搬送路Pを通って、筐体100内に取り込まれる。カード21が搬送路Pを搬送される過程で、カード21の磁気ストライプ21aに記録されている磁気データが、磁気ヘッド29により読み取られる(ステップS4)。
続いて、制御部2は、搬送ローラ28の隣に配置されたセンサ33がカード21の端(図2で右端)を検出したか否かを判定する(ステップS5)。センサ33がカード端を検出してなければ(ステップS5;NO)、ステップS5を繰り返し実行する。すなわち、カード端が検出されるまで、搬送ローラ25〜28を正方向に回転させて、カード21の搬送を継続する。センサ33がカード端を検出すると(ステップS5;YES)、制御部2は、搬送されたカード21が搬送路Pの後端へ達したと判断して、カード搬送制御部12により搬送ローラ25〜28の回転を停止させ、カード21の搬送を停止する(ステップS6)。このとき、カード21は前述した貯留部(不図示)に一時的に貯留される。以上によって、図4の一連の処理がすべて終了する。
図5は、カード21の返却を行う場合の手順を示している。各ステップの処理は、制御部2によって実行される。
最初に、制御部2は、カード搬送制御部12により搬送ローラ25〜28を回転させて、カード21の搬送を開始する(ステップS11)。このとき、搬送ローラ25〜28は、挿入されたカード21を貯留部から挿入口22へ搬送する方向(以下、「逆方向」という。)に回転する。これにより、カード21は、挿入口22へ向かって搬送路Pを搬送される。なお、このときも、ループアンテナ35から妨害磁界が発生している。
続いて、制御部2は、搬送ローラ25の隣に配置されたセンサ30がカード21の端(図2で右端)を検出したか否かを判定する(ステップS12)。センサ30がカード端を検出してなければ(ステップS12;NO)、ステップS12を繰り返し実行する。すなわち、カード端が検出されるまで、搬送ローラ25〜28を逆方向に回転させて、カード21の搬送を継続する。
センサ30がカード端を検出すると(ステップS12;YES)、制御部2は、搬送されたカード21が挿入口22へ返却されたと判断して、カード搬送制御部12により搬送ローラ25〜28の回転を停止させ、カード21の搬送を停止する(ステップS13)。このとき、カード21は、図2(a)のように上下の搬送ローラ25で挟持されており、また、カードの先端部分が挿入口22から外部に突出している。このため、利用者は、挿入口22から突出しているカード21の先端部分を把持して、カード21を抜き取ることができる。
そこで、制御部2は、カード挿入検出センサ23によりカード21の抜き取り検出されたか否かを判定する(ステップS14)。カード挿入検出センサ23がカードを検出している状態にあるときは、カード21が抜き取られていないと判断して(ステップS14;NO)、ステップS14を繰り返し実行し、カード21が抜き取られるのを待つ。カード挿入検出センサ23が、カードを検出している状態からカードを検出していない状態に変化すると、カード21が抜き取られたと判断し(ステップS14;YES)、処理を終了する。以上によって、図5の一連の処理がすべて終了する。
次に、本発明の特徴であるスキミング対策について説明する。図6は、図4のフローチャートのステップS2において実行される磁気ストライプ検出のタイミングチャートである。本実施形態では、磁界発生部8から発生する妨害磁界に休止期間Xを設け、この休止期間X内に、磁気ストライプのデータを読み取るようにしている。
具体的には、磁界制御部9の制御に基づいて、図6のような駆動電流をループアンテナ35に流す。この駆動電流は、所定の発振周波数をもった交流信号であるが、周期的に発振が停止する休止期間Xが存在する。このため、ループアンテナ35からは間欠的に妨害磁界が発生する。そして、この休止期間Xにおいて、磁気ストライプ検出部10は、磁気ヘッド34により、カード21の磁気ストライプ21aに記録されたデータを読み取り、その結果を磁気ストライプ検出信号として出力する。
ループアンテナ35から妨害磁界が発生している間は、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に妨害磁界が作用するため、磁気ヘッド34はカード21の磁気データを読むことができなくなる。したがって、磁気ストライプ検出部10の出力端子にリード線を結線し、このリード線を介して不正読取装置でカード21の磁気データを読み取る第2類型のスキミングが行われたとしても、妨害磁界の発生期間(X以外の期間)では、カード21の磁気データを取得することができない。
一方、妨害磁界の休止期間Xでは、第2類型のスキミングが行われた場合に、不正読取装置でカード21の磁気データを読み取ることができる。しかしながら、休止期間Xは、実際にはきわめて短い時間であるので、その間に不正読取装置で読み取られるデータは、カード21の磁気データの断片に過ぎない。このため、不正読取装置で読み取ったデータから、カード21の磁気ストライプ21aに記録されている元のデータを復元することは不可能である。
また、休止期間Xにおいて、磁気ヘッド34が磁気ストライプ21aから読み取るデータも、カード21の磁気データのごく一部となる。しかしながら、磁気ヘッド34は、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッドであって、磁気データを再生するための磁気ヘッドではないので、磁気ストライプ21aに磁気データが記録されているか否かを検出するだけで足りる。したがって、休止期間Xにおいて、磁気ヘッド34で読み取ったデータが元のデータの一部であっても、磁気ストライプ21aにおけるデータ有無を判定する上では、なんら問題はない。
このように、第1実施形態においては、ループアンテナ35が発生する妨害磁界を磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に作用させるとともに、妨害磁界の休止期間に、磁気ヘッド34によってカード21の磁気ストライプ21aのデータを読み取るようにしている。このため、磁気ストライプ検出部10の出力端子にリード線を介して不正読取装置が取り付けられても、休止期間Xに磁気ストライプ検出部10から出力される信号は、磁気ストライプ21aにおけるデータ有無の判定のみが可能な信号(元のデータの一部)であり、磁気ストライプ21aに記録されたデータを完全に再生することが可能な信号ではないので、第2類型のスキミングによるデータの不正取得を防止することができる。また、ループアンテナ35の妨害磁界が挿入口22の外側にも作用することにより、挿入口22の外側に不正読取装置が取り付けられる第1類型のスキミングに対しても、データの不正取得を防止することが可能となる。
また、ループアンテナ35は、カード21の挿入方向Aに対して、磁気ヘッド34よりも挿入口22側に設けられているので、妨害磁界が作用する前に磁気ヘッド34でカード21の磁気データが読み取られることがなく、第2類型のスキミングによるデータ不正取得をより効果的に防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態におけるカードリーダの構成については、図1および図2と同じであるので、説明を省略する。また、カードリーダの基本的な動作についても、図4および図5と同じであるので、説明を省略する。
図7は、図4のフローチャートのステップS2において実行される磁気ストライプ検出のタイミングチャートである。前述した第1実施形態においては、磁気ヘッド34は、妨害磁界の休止期間X
の間だけ読取動作を行ったが、第2実施形態においては、磁気ヘッド34は、休止期間X以外の期間においても読取動作を行う。
具体的には、磁界制御部9の制御に基づいて、図7(a)のような駆動電流をループアンテナ35に流す。この駆動電流は、第1実施形態における駆動電流(図6)と同じである。そして、妨害磁界の休止期間Xにおいて、磁気ストライプ検出部10は、磁気ヘッド34により、カード21の磁気ストライプ21aに記録されたデータを読み取り、その結果を磁気ストライプ検出信号として出力する。
一方、妨害磁界の発生期間W(X以外の期間)においても、磁気ヘッド34は読取動作を継続する。このため、磁気ヘッド34で受信された磁界の強度に応じたレベルの受信信号が、磁気ストライプ検出部10から出力される。そこで、この期間Wに、制御部2は、磁気ストライプ検出部10から出力される受信信号のレベルに基づいて、ループアンテナ35から発生した妨害磁界が、磁気ヘッド34で正常に受信されているか否かを判定する。
この場合、図7(b)および図7(c)に示すように、受信信号レベルに対して、基準レベルαが設定される。そして、図7(b)のように、受信信号レベルがα以上である場合、制御部2は、妨害磁界が磁気ヘッド34で正常に受信されていると判定する。これに対して、図7(c)のように、受信信号レベルがα未満である場合、制御部2は、妨害磁界が磁気ヘッド34で正常に受信されておらず、磁界発生部8または磁界制御部9に異常が発生していると判定し、ホストインターフェース7(図1)を介して、上位装置(不図示)へアラーム信号を送信する。上位装置は、このアラーム信号を受けると、異常発生表示などの所定の処理を行う。
このように、第2実施形態においては、磁気ヘッド34に妨害磁界を作用させ、妨害磁界の休止期間に磁気ヘッド34でカード21のデータを読み取ることによって、第1実施形態と同様のスキミング対策を行うことができる。また、休止期間以外の期間に、磁気ストライプ検出部10の出力信号のレベルを監視することで、磁気ヘッド34における妨害磁界の受信状態の良否を判定することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態におけるカードリーダの構成については、図1および図2と同じであるので、説明を省略する。また、カードリーダの基本的な動作についても、図4および図5と同じであるので、説明を省略する。
図8は、図4のフローチャートのステップS2において実行される磁気ストライプ検出のタイミングチャートである。前述した第1実施形態においては、妨害磁界に休止期間Xを設けたが、第3実施形態においては、妨害磁界に周波数が変化する期間Yを設ける。
具体的には、磁界制御部9の制御に基づいて、図8(a)のような駆動電流をループアンテナ35に流す。この駆動電流は、所定の発振周波数をもった交流信号であるが、周期的に周波数が変化する期間(以下、「周波数変化期間」という。)Yが存在する。すなわち、Y以外の期間では、駆動電流の周波数はf1(第1の周波数)であり、周波数変化期間Yでは、駆動電流の周波数がf1からf2(第2の周波数)へ変化する。ここでは、f1<f2となっているが、f1>f2としてもよい。
磁気ストライプ検出部10は、この周波数変化期間Yにおいて、カード21の磁気ストライプ21aに記録されたデータを、磁気ヘッド34により読み取る。そして、読み取ったデータに対して、周波数f2の信号を除去するためのフィルタリング処理を行い、フィルタリング後の信号を磁気ストライプ検出信号として出力する。この結果、磁気ストライプ検出部10からは、図8(b)に示すような、周波数変化期間Yにおいて周波数f2の信号が除去された信号が出力される。
本実施形態では、ループアンテナ35から発生する妨害磁界が、常に磁気ヘッド34に作用するため、磁気ストライプ検出部10の出力端子にリード線を結線し、このリード線を介して不正読取装置でカード21の磁気データを読み取る第2類型のスキミングが行われたとしても、カード21の磁気データを取得することができない。
一方、妨害磁界の周波数が変化する周波数変化期間Yにおいては、磁気ストライプ検出部10から出力される信号は、フィルタリング処理によって、カード21に記録された元のデータとは異なったものとなる。しかし、前述のように、磁気ヘッド34は、磁気ストライプ21aにおける磁気データの有無を検出できればよく、磁気データを再生する必要はない。そして、磁気ストライプ21aに磁気データが記録されておれば、磁気ヘッド34がこのデータを読み取る結果、周波数変化期間Yにおいて、周波数f2を含まない信号が磁気ストライプ検出部10から出力されるので、この信号により磁気データの有無を判別することができる。また、この信号は、磁気ストライプ21aにおけるデータ有無の判定のみが可能な信号であるから、第2類型のスキミングによって、この信号が周波数変化期間Yに読み取られたとしても、元のデータを再生することはできない。
このように、第3実施形態においては、磁気ヘッド34に妨害磁界を作用させるとともに、妨害磁界の周波数を変化させて、特定の周波数の期間に磁気ヘッド34でカード21のデータを読み取るようにしたことで、第1実施形態と同様のスキミング対策を行うことができる。また、妨害磁界が常に磁気ヘッド34に作用するので、より確実な不正対策を行うことができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態におけるカードリーダの構成については、図1および図2と同じであるので、説明を省略する。
本実施形態では、ループアンテナ35は、常時、ランダムな周波数(第1の周波数)の妨害磁界を発生しており、磁気カード21の挿入が検出されると、ランダムな周波数を一定の周波数(第2の周波数)に切り換える。
具体的には、図9(a)に示すように、カード21の挿入が検出されるタイミングt1までのZ1の期間では、磁界制御部9の制御に基づいて、ループアンテナ35にランダムな周波数の駆動電流が流れ、ループアンテナ35はランダムな周波数の妨害磁界を発生している。そして、タイミングt1において、カード挿入検出センサ23によりカード21の挿入が検出されると、磁界制御部9の制御に基づいて、ループアンテナ35に流れる駆動電流の周波数が、ランダムな周波数から一定周波数foに切り替わり、ループアンテナ35は、一定期間Z2の間、一定周波数foの妨害磁界を発生する。
磁気ストライプ検出部10は、妨害磁界の周波数が一定である期間Z2に、カード21の磁気ストライプ21aに記録されたデータを、磁気ヘッド34により読み取る。そして、読み取ったデータに対して、周波数foの信号を除去するためのフィルタリング処理を行い、フィルタリング後の信号を磁気ストライプ検出信号として出力する。この結果、期間Z2において、磁気ストライプ検出部10からは、図9(b)に示すような、周波数foの信号が除去された信号が出力される。
タイミングt2において、磁気ストライプ検出部10による磁気ストライプの検出が終了すると、磁界制御部9の制御に基づいて、ループアンテナ35に流れる駆動電流の周波数が一定周波数foからランダムな周波数に切り替わり、以後のZ3の期間は、ループアンテナ35から再びランダムな周波数の妨害磁界が発生する。
図10は、第4実施形態において、カード21の取り込みおよび読み取りを行う場合の手順を示している。各ステップの処理は、制御部2によって実行される。
最初に、制御部2は、カード挿入検出センサ23によりカード21の挿入が検出されたか否かを判定する(ステップS21)。カード21の挿入が検出されなければ(ステップS21;NO)、ステップS21を繰り返し実行して、カード21の挿入が検出されるまで待機する。カード21の挿入が検出されると(ステップS21;YES)、磁界制御部9は、磁界発生部8を制御して、ループアンテナ35の発生する妨害磁界の周波数を、ランダムな周波数から一定周波数に変更する(ステップS22)。また、この時点から、磁気ストライプ検出部10は、磁気ストライプの検出を開始する。
次に、制御部2は、磁気ストライプ検出部10により磁気ストライプが検出されたか否か、すなわち、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34により、カード21の磁気ストライプ21aから磁気データが読み取られたか否かを判定する(ステップS23)。磁気ストライプが検出されなければ(ステップS23;NO)、そのカード21は磁気カードではない、あるいは磁気ストライプにデータが記録されていない磁気カードであると判断して、ステップS21に戻る。
磁気ストライプが検出されると(ステップS23;YES)、磁界制御部9は、磁界発生部8を制御して、ループアンテナ35の発生する妨害磁界の周波数をランダムな周波数に戻す(ステップS24)。また、制御部2は、磁気データが記録されたカード21が挿入されたと判断し、カード搬送制御部12により搬送ローラ25〜28を正方向に回転させて、カード21の搬送を開始する(ステップS25)。これにより、カード21は搬送路Pを通って、筐体100内に取り込まれる。カード21が搬送路Pを搬送される過程で、カード21の磁気ストライプ21aに記録されている磁気データが、磁気ヘッド29により読み取られる(ステップS26)。
続いて、制御部2は、搬送ローラ28の隣に配置されたセンサ33がカード21の端(図2で右端)を検出したか否かを判定する(ステップS27)。センサ33がカード端を検出してなければ(ステップS27;NO)、ステップS27を繰り返し実行する。すなわち、カード端が検出されるまで、搬送ローラ25〜28を正方向に回転させて、カード21の搬送を継続する。センサ33がカード端を検出すると(ステップS27;YES)、制御部2は、搬送されたカード21が搬送路Pの後端へ達したと判断して、カード搬送制御部12により搬送ローラ25〜28の回転を停止させ、カード21の搬送を停止する(ステップS28)。このとき、カード21は前述した貯留部(不図示)に一時的に貯留される。以上によって、図10の一連の処理がすべて終了する。なお、カード返却時の動作については、図5と同じであるので、説明を省略する。
本実施形態においても、第3実施形態と同様に、ループアンテナ35から発生する妨害磁界が、常に磁気ヘッド34に作用するため、磁気ストライプ検出部10の出力端子にリード線を結線し、このリード線を介して不正読取装置でカード21の磁気データを読み取る第2類型のスキミングが行われたとしても、カード21の磁気データを取得することができない。
一方、妨害磁界の周波数が一定となる期間Z2においては、磁気ストライプ検出部10から出力される信号は、フィルタリング処理によって、カード21に記録された元のデータとは異なったものとなる。しかし、第3実施形態と同様に、磁気ストライプ21aに磁気データが記録されておれば、磁気ヘッド34がこのデータを読み取る結果、期間Z2において、周波数foを含まない信号が磁気ストライプ検出部10から出力されるので、この信号により磁気データの有無を判別することができる。また、この信号は、磁気ストライプ21aにおけるデータ有無の判定のみが可能な信号であるから、第2類型のスキミングによって、この信号が期間Z2に読み取られたとしても、元のデータを再生することはできない。
このように、第4実施形態においては、常時はランダムな周波数の妨害磁界を磁気ヘッド34に作用させ、カード21の挿入が検出された時点から妨害磁界の周波数を一定周波数foにして、磁気ヘッド34でカード21のデータを読み取るようにしたことで、第1実施形態と同様のスキミング対策を行うことができる。また、妨害磁界が常に磁気ヘッド34に作用するので、より確実な不正対策を行うことができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、第5実施形態におけるカードリーダの構成については、図1および図2と同じであるので、説明を省略する。また、カードリーダの基本的な動作についても、図4および図5と同じであるので、説明を省略する。
前述した第1ないし第4実施形態においては、ループアンテナ35から発生する妨害磁界を、特定期間だけ他の期間と異なる状態に変化させたが、第5実施形態においては、妨害磁界の状態は変化させず、磁気ストライプ検出部10において、磁気ヘッド34が磁気ストライプ21aから読み取ったデータに対して、妨害磁界の周波数と同帯域の周波数の信号を除去するためのフィルタリング処理を行う。以下、具体的に説明する。
図11(a)は、カード21の磁気データにループアンテナ35の妨害磁界を重畳させて磁気ヘッド34で読み取った場合の、磁気ストライプ検出部10における受信信号の周波数スペクトルである。妨害磁界のみが存在し、磁気データが存在しないときの受信信号が図12(a)のような信号であり、妨害磁界が存在せず、磁気データのみが存在するときの受信信号が図12(b)のような信号である場合、磁気データに妨害磁界が重畳した状態での磁気ストライプ検出部10の受信信号は、図12(a)の信号と図12(b)の信号とを合成した図12(c)のような信号となる。このため、この受信信号は、図11(a)のように広い周波数成分を含んでいる。
図11(b)は、磁気ストライプ検出部10に設けられるフィルタの特性である。このフィルタは、図11(a)の周波数スペクトルを持った受信信号から、特定の周波数成分、すなわち妨害磁界の周波数と同帯域の周波数成分を除去する。図11(c)は、磁気ストライプ検出部10の受信信号に対して、図11(b)の特性を持つフィルタにより、フィルタリング処理を行った後の周波数スペクトルである。図11(c)からわかるように、受信信号から、妨害磁界と同帯域の周波数成分の一部がフィルタリング処理によって除去されている。
本実施形態においても、第3および第4実施形態と同様に、ループアンテナ35から発生する妨害磁界が、常に磁気ヘッド34に作用するため、磁気ストライプ検出部10の出力端子にリード線を結線し、このリード線を介して不正読取装置でカード21の磁気データを読み取る第2類型のスキミングが行われたとしても、カード21の磁気データを取得することができない。
一方、上述したフィルタリング処理によって、磁気ストライプ検出部10では、受信信号からカード21の磁気データの一部が失われる。しかし、受信信号の周波数は、図11(a)のように広域にわたるので、磁気データの全部が失われるわけではない。したがって、残ったデータに基づいて磁気ストライプ検出部10から出力される信号により、磁気データの有無を判別することができる。また、この出力信号は、磁気ストライプ21aにおけるデータ有無の判定のみが可能な信号であるから、第2類型のスキミングによって、この信号が読み取られたとしても、元のデータを再生することはできない。
このように、第5実施形態においては、妨害磁界を磁気ヘッド34に作用させ、磁気ストライプ検出部10の受信信号に対して、妨害磁界の周波数と同帯域の周波数成分を除去するためのフィルタリング処理を行うことで、第1実施形態と同様のスキミング対策を行うことができる。また、妨害磁界が常に磁気ヘッド34に作用するので、より確実な不正対策を行うことができる。さらに、妨害磁界の状態を変化させないので、磁界制御部9での制御が簡単となる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、第6実施形態におけるカードリーダの構成については、図1および図2と同じであるので、説明を省略する。また、カードリーダの基本的な動作についても、図4および図5と同じであるので、説明を省略する。
本実施形態では、妨害磁界の状態は変化させず、妨害磁界の周波数に対して磁気ストライプ検出部10から出力される検出信号の周波数が変位しているか否かを監視して、磁気ストライプ検出を行う。以下、具体的に説明する。
図13(a)〜(c)は、磁気ストライプ検出部10の受信信号の波形を表している。図13(a)は妨害磁界による受信信号の波形、図13(b)はカード21の磁気データによる受信信号の波形、図13(c)は磁気データに妨害磁界を重畳させた状態での受信信号の波形であって、これらはそれぞれ、図12(a)〜(c)と同じものである。
図13(a)のように、妨害磁界による受信信号のレベルに対して、所定の閾値βが設定されている。磁気カード21が挿入されない状態で、制御部2は、この閾値βにおける受信信号の立上りから次の立上りまでの時間Tを検出している。この時間Tは、ループアンテナ35が発生する妨害磁界の周波数に対応しており、一定である。
また、図13(c)のように、磁気データに妨害磁界を重畳させた状態での受信信号に対して、同じ閾値βが設定されている。妨害磁界が発生している状態で、磁気カード21が挿入され、磁気ストライプ21aが検出されると、磁気ストライプ検出部10から図13(c)の信号が検出信号として出力される。制御部2は、閾値βにおける受信信号の立上りから次の立上りまでの時間を検出する。この時間は、検出信号の周波数に対応しており、T1〜T5のように変化する。すなわち、検出信号の周波数は、妨害磁界の周波数から変位している。
そこで、制御部2は、図13(a)で検出した時間Tと、図13(c)で検出した時間T1〜T5とに基づき、妨害磁界の周波数に対して、磁気ストライプ検出部10から出力される検出信号の周波数が変位しているか否かを判定し、検出信号の周波数が変位している場合に、磁気ストライプ21aに磁気データが記録されている磁気カード21が挿入されたと判定する。
なお、ここでは、磁気ストライプ検出部10が、図13(c)の信号をそのまま検出信号として出力するようにしたが、磁気ストライプ検出部10において、閾値βにおける受信信号の立上りでパルス信号(破線で示す)を発生させ、このパルス信号を検出信号として制御部2へ出力するようにしてもよい。
本実施形態においても、ループアンテナ35から発生する妨害磁界が、常に磁気ヘッド34に作用するため、磁気ストライプ検出部10の出力端子にリード線を結線し、このリード線を介して不正読取装置でカード21の磁気データを読み取る第2類型のスキミングが行われたとしても、カード21の磁気データを取得することができない。
一方、磁気ストライプ検出部10から出力される検出信号は、カード21に記録された元のデータとは異なったものとなるが、上述したような周波数変位を検出することにより、磁気データの有無を判別することができる。また、この信号は、磁気ストライプ21aにおけるデータ有無の判定のみが可能な信号であるから、第2類型のスキミングによって、この信号が読み取られたとしても、元のデータを再生することはできない。
このように、第6実施形態においては、妨害磁界を磁気ヘッド34に作用させ、妨害磁界の周波数に対して、磁気ストライプ検出部10の出力信号の周波数が変位したことに基づいて磁気ストライプ検出を行うことで、第1実施形態と同様のスキミング対策を行うことができる。また、妨害磁界が常に磁気ヘッド34に作用するので、より確実な不正対策を行うことができる。さらに、妨害磁界の状態を変化させないので、第5実施形態の場合と同様に、磁界制御部9での制御が簡単となる。
以上の各実施形態においては、カード21が挿入される場合のスキミング対策について述べた。一方、カード21が返却される場合のスキミング対策としては、ループアンテナ35から妨害磁界を連続して発生させておくことで足りる。この理由は、磁気ストライプ検出が、カード21の挿入時に挿入口22のシャッタ(不図示)を開くために行われるものであり、カード21の返却時には、磁気ストライプ検出は行われないので、妨害磁界の休止等の制御が必要ないからである。
また、以上の各実施形態においては、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に対するスキミング対策について述べた。一方、カードリーダ1の筐体100内には、磁気ストライプ21aを読み取ってデータを再生するための磁気ヘッド29が存在する(図2(a)参照)。この磁気ヘッド29に対するスキミング対策としては、例えば、磁気ヘッド29が読み取ったデータを暗号化するなどの対策がとられる。
また、以上の各実施形態においては、図2(b)に示したように、1つのループアンテナ35を挿入口22を囲むように配置した例に挙げた。これに代えて、図2(c)に示したように、2つの独立したループアンテナ35a,35bを、挿入口22の両側に配置してもよい。また、ループアンテナの数は3つ以上でもよい。このように複数のループアンテナを設けた場合は、1つのループアンテナを設ける場合に比べて、より強い妨害磁界を発生させることができるので、スキミングを一層効果的に防止することができる。また、複数のループアンテナから、異なる周波数の妨害磁界が発生するようにしてもよい。このようにすると、不正読取装置に作用する妨害磁界が複数の周波数成分を持つことになるので、フィルタリング処理を行っても妨害磁界を取り除くことが困難になり、データの不正取得をより確実に防止することができる。さらに、図2(d)に示したように、1つのループアンテナ35cを、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34(図2(a))付近にのみ配置してもよい。
また、ループアンテナに透磁率の高いフェライトや鉄などの金属のコアを配置することで、磁界に指向性を持たせたり、より強い妨害磁界を発生させたりすることができる。
また、以上の各実施形態においては、磁気記録媒体として、裏面に磁気ストライプのある磁気カードを例に挙げた。しかしながら、本発明は、磁気ストライプが表面もしくは表裏両面にある磁気カードを扱う磁気記録媒体読取装置にも適用することができる。
また、以上の各実施形態においては、磁気記録媒体として磁気カードを例に挙げた。しかしながら、本発明は、磁気カードに限らず、磁気ストライプを有する通帳のような磁気記録媒体を読み取る装置にも適用することができる。
本発明は、ATMのような自動取引処理装置に搭載されるカードリーダや通帳リーダ、あるいはカード認証端末に搭載されるカードリーダなど、磁気記録媒体を読み取る装置全般に適用することができる。
1 カードリーダ
2 制御部
8 磁界発生部
9 磁界制御部
10 磁気ストライプ検出部
21 磁気カード
21a 磁気ストライプ
22 挿入口
34 磁気ヘッド
35 ループアンテナ

Claims (9)

  1. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記磁気記録媒体の磁気ストライプを検出するための磁気ヘッドを含む磁気ストライプ検出部と、
    前記磁気記録媒体の磁気ストライプに記録されたデータの読み取りを妨げるための妨害磁界を発生する磁界発生部と、
    前記磁気ストライプ検出部から出力される検出信号に基づいて、前記磁気ストライプに記録されたデータの有無を判定する制御部と、を備え、
    前記磁界発生部は、前記挿入口付近に設けられていて、前記妨害磁界を前記磁気ヘッドに作用させ、
    前記磁界発生部が妨害磁界を発生しており、かつ、前記挿入口から前記磁気記録媒体が挿入された場合に、前記磁気ストライプ検出部は、前記磁気ストライプに記録されたデータの有無の判定のみが可能な検出信号を出力することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  2. 請求項1に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部は、前記磁気記録媒体の挿入方向に対して、前記磁気ヘッドよりも前記挿入口側に設けられていることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部は、前記妨害磁界を特定期間だけ他の期間と異なる状態に変化させ、
    前記磁気ストライプ検出部は、前記特定期間内に、前記磁気ヘッドにより前記磁気ストライプのデータを読み取って、前記検出信号を出力することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  4. 請求項3に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記特定期間は、前記妨害磁界が休止する休止期間であることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  5. 請求項4に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記制御部は、前記休止期間以外の期間に、前記磁気ストライプ検出部から出力される信号のレベルに基づいて、前記磁界発生部が発生した妨害磁界が前記磁気ヘッドで正常に受信されているか否かを判定することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  6. 請求項3に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記特定期間以外の期間では、前記妨害磁界の周波数が第1の周波数であり、
    前記特定期間では、前記妨害磁界の周波数が第2の周波数へ変化し、
    前記磁気ストライプ検出部は、前記磁気ヘッドが前記磁気ストライプから読み取ったデータに対して、前記第2の周波数の信号を除去するためのフィルタリング処理を行うことを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  7. 請求項6に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記第1の周波数はランダムな周波数であり、前記第2の周波数は一定の周波数であることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  8. 請求項1または請求項2に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁気ストライプ検出部は、前記磁気ヘッドが前記磁気ストライプから読み取ったデータに対して、前記妨害磁界の周波数と同帯域の周波数の信号を除去するためのフィルタリング処理を行い、当該フィルタリング処理がされた信号を前記検出信号として出力することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  9. 請求項1または請求項2に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記制御部は、前記妨害磁界の周波数に対して、前記磁気ストライプ検出部から出力される前記検出信号の周波数が変位しているか否かを判定し、前記検出信号の周波数が変位している場合に、磁気ストライプにデータが記録されている磁気記録媒体が挿入されたと判定することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
JP2012549478A 2010-12-22 2010-12-22 磁気記録媒体読取装置 Active JP5629330B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2010/007428 WO2012085967A1 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 磁気記録媒体読取装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2012085967A1 true JPWO2012085967A1 (ja) 2014-05-22
JP5629330B2 JP5629330B2 (ja) 2014-11-19

Family

ID=46313274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012549478A Active JP5629330B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 磁気記録媒体読取装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2657888B1 (ja)
JP (1) JP5629330B2 (ja)
KR (1) KR101388121B1 (ja)
CN (1) CN103210402B (ja)
WO (1) WO2012085967A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6193056B2 (ja) * 2013-08-27 2017-09-06 Necプラットフォームズ株式会社 情報保護装置及び情報保護プログラムならびに情報保護方法
JP6218524B2 (ja) * 2013-09-18 2017-10-25 日本電産サンキョー株式会社 磁気記録媒体処理装置および磁気記録媒体処理装置の制御方法
JP2015108954A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 Necプラットフォームズ株式会社 カード読み取り装置、自動取引装置、制御方法およびプログラム
JP2015197687A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 日本電産サンキョー株式会社 磁界発生装置、磁気記録媒体処理装置および磁気記録媒体処理装置の制御方法
JP6178759B2 (ja) * 2014-07-08 2017-08-09 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ
JP6211498B2 (ja) 2014-09-26 2017-10-11 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダおよびカードリーダの制御方法
JP6377542B2 (ja) * 2015-01-26 2018-08-22 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理装置
JP2016189055A (ja) 2015-03-30 2016-11-04 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ
JP6417264B2 (ja) * 2015-04-17 2018-11-07 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード挿入排出口ユニット、カード処理装置及び自動取引装置
JP6492984B2 (ja) * 2015-06-03 2019-04-03 沖電気工業株式会社 自動取引装置
JP2017045174A (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 沖電気工業株式会社 取引装置
KR20170104743A (ko) * 2016-03-08 2017-09-18 주식회사 엘지씨엔에스 금융기기 및 금융기기 제어방법
JP7178846B2 (ja) * 2018-09-26 2022-11-28 日本電産サンキョー株式会社 磁気記録媒体処理装置
JP2020113357A (ja) * 2019-01-17 2020-07-27 日本電産サンキョー株式会社 磁気記録媒体処理装置および制御方法
JP6680931B2 (ja) * 2019-05-16 2020-04-15 日本電産サンキョー株式会社 磁界発生装置、磁界発生装置の制御方法、および磁気記録媒体処理装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6574058B1 (en) * 1998-11-24 2003-06-03 Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. Recording medium detecting apparatus for distinguishing between a recording medium having a relatively high coercivity or a relatively low coercivity
JP3806271B2 (ja) * 1999-07-09 2006-08-09 日本電産サンキョー株式会社 磁気カード取引装置
JP3936496B2 (ja) 1999-08-31 2007-06-27 日本電産サンキョー株式会社 磁気カード取引装置
JP2002074607A (ja) * 2000-08-30 2002-03-15 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd カードリーダ
JP4401119B2 (ja) * 2003-08-27 2010-01-20 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 Icカード処理装置
JP4425674B2 (ja) 2004-03-17 2010-03-03 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 磁気カード読み取り装置
DE102005043317B3 (de) * 2005-09-12 2007-04-12 Wincor Nixdorf International Gmbh Verfahren und Einrichtung zum Erzeugen eines elektromagnetischen Schutzfeldes für ein Kartenlesegerät
JP4644592B2 (ja) * 2005-12-14 2011-03-02 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 カード処理装置、およびデータ処理装置
AT507034B1 (de) * 2008-06-18 2010-04-15 Keba Ag Verfahren und vorrichtung zur absicherung einer lesevorrichtung für kartenförmige datenträger gegen unerlaubtes auswerten oder kopieren von magnetisch codierten daten eines zugeführten kartenförmigen datenträgers
JP5728791B2 (ja) 2009-03-05 2015-06-03 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ
DE102009019708B4 (de) * 2009-05-05 2012-12-20 synfis Beteiligungen GmbH Vorrichtung zum Schutz einer Kartenleseeinrichtung, Automat hiermit
DE102010000102A1 (de) * 2010-01-18 2011-07-21 WINCOR NIXDORF International GmbH, 33106 Selbstbedienungsgerät
JP5705516B2 (ja) * 2010-11-30 2015-04-22 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダ

Also Published As

Publication number Publication date
CN103210402A (zh) 2013-07-17
EP2657888A1 (en) 2013-10-30
JP5629330B2 (ja) 2014-11-19
WO2012085967A1 (ja) 2012-06-28
CN103210402B (zh) 2016-06-08
KR20130069792A (ko) 2013-06-26
KR101388121B1 (ko) 2014-04-23
EP2657888B1 (en) 2020-02-12
EP2657888A4 (en) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5629330B2 (ja) 磁気記録媒体読取装置
JP5658829B2 (ja) 磁気記録媒体読取装置
JP4644592B2 (ja) カード処理装置、およびデータ処理装置
JP5180984B2 (ja) 磁気読取装置
US9552501B2 (en) Card reader and control method of card reader
JP5705516B2 (ja) カードリーダ
JP5759552B2 (ja) 磁気記録媒体読取装置
WO2018163505A1 (ja) カード処理装置、自動取引装置、およびカード挿入口ユニット
JP5695204B2 (ja) 磁気記録媒体読取装置
JP5807123B2 (ja) 磁気記録媒体読取装置
JP5603401B2 (ja) 磁気読取装置
JP6518581B2 (ja) 磁気データ読取装置
JP6082824B2 (ja) 妨害磁界発生用ループアンテナを備えた磁気読取装置
JP2017220014A (ja) カード処理装置及び自動取引装置
JP2011113235A (ja) カード処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140610

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140909

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5629330

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350