JP5695204B2 - 磁気記録媒体読取装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気記録媒体に記録されたデータを読み取る装置に関し、特に、データの不正取得を防止する機能を備えた磁気記録媒体読取装置に関する。
ATM(Automated Teller Machine:現金自動預け払機)やCD(Cash Dispenser:現金自動支払機)などの取引処理装置には、磁気カードを読み取るカードリーダが搭載されている。このような取引処理装置において、最近では、磁気カードがカードリーダに挿入される際に、カードの磁気ストライプに記録されたデータを不正に取得するスキミングと呼ばれる犯罪が発生している。
典型的なスキミングの例として、磁気ヘッドを備えた不正読取装置を、ATMやCDに備わるカードリーダのカード挿入口の付近に設置し、この不正読取装置の磁気ヘッドにより、カードリーダに挿入される磁気カードのデータを不正に取得する方法がある。
上記のようなスキミングに対しては、これまでにも種々の対策が提案されている。例えば、後掲の特許文献1には、カード挿入口の近傍に妨害磁界発生器を設けたカードリーダが記載されている。このカードリーダにおいては、妨害磁界発生器により、カード挿入口の外側領域に妨害磁界が発生する。このため、カード挿入口の外側に不正読取装置が取り付けられたとしても、当該装置で読み取ったデータは、妨害磁界の影響を受けて、カードに記録された元のデータとは異なるデータとなる。これにより、カードのデータが不正に取得されるのを防止することができる。
また、後掲の特許文献2には、カード挿入口の周囲に、妨害磁界を発生させるためのループアンテナを配設したカードリーダが記載されている。ループアンテナのアンテナ面は、カード挿入口の前面と平行になっている。このカードリーダにおいても、カード挿入口の外側領域に妨害磁界が発生するので、カード挿入口の外側に不正読取装置が取り付けられたとしても、カードのデータが不正に取得されるのを防止することができる。
図19は、妨害磁界発生器を備えたカードリーダの一例を示している。カードリーダ1の筐体100の前面に、カード挿入口ユニット24が設けられている。カード挿入口ユニット24には、磁気カード21が挿入される挿入口22が形成されている。挿入口22の付近には、妨害磁界発生器35が設けられている。筐体100の内部には、磁気カード21のデータを読み取る磁気ヘッド29が設けられている。カードリーダ1は、取引処理装置のパネル200の内側に配設されている。妨害磁界発生器35の発生する妨害磁界は、パネル200の前面に取り付けられる不正読取装置300に作用し、A方向に挿入される磁気カード21からデータが不正取得されるのを阻止する。
特開2001−67524号公報 特許第4425674号公報
図19に示したカードリーダ1において、不正読取装置300におけるスキミングを確実に防止するために、妨害磁界の強度を強くすればするほど、妨害磁界発生器35の後方側に生じる磁界の強度も強くなるので、筐体100内の磁気ヘッド29へ妨害磁界が及んで、データの読取性能が低下するという問題がある。
そこで、本発明の目的は、不正読取装置に対して強い妨害磁界を作用させつつも、妨害磁界が磁気ヘッドへ及ばないようにすることで、データの読取性能が低下しないようにした磁気記録媒体読取装置を提供することにある。
本発明に係る磁気記録媒体読取装置は、磁気記録媒体が挿入される挿入口と、この挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部とを備えており、また、磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、磁気ヘッドに及ばないようにするための磁性体またはループアンテナが設けられる。
このように構成したことにより、磁界発生部から発生する妨害磁界が、磁性体やループアンテナの働きによって偏在するので、妨害磁界が磁気ヘッドに及ばなくなる。このため、磁気ヘッドでは、妨害磁界に影響されずに磁気記録媒体のデータを読み取ることができ、データの読取性能が低下することが回避される。
本発明では、磁界発生部の前方に磁性体を設け、磁界発生部から発生する妨害磁界が、磁性体を介して前方へ偏在するようにしてもよい。
本発明では、磁界発生部の前方にループアンテナを設け、磁界発生部から発生する妨害磁界に基づき、電磁誘導によりループアンテナに更に妨害磁界が発生することによって、妨害磁界が前方へ偏在するようにしてもよい。
本発明では、磁界発生部の前方にループアンテナを設け、磁界発生部から発生する妨害磁界に基づき、磁気共鳴によりループアンテナに更に妨害磁界が発生することによって、妨害磁界が前方へ偏在するようにしてもよい。
本発明では、ループアンテナに磁性体が挿入されていてもよい。
本発明では、ループアンテナが発生する妨害磁界の周波数は、磁界発生部が発生する妨害磁界の周波数よりも低い周波数であってもよい。
本発明では、磁界発生部の後方に磁性体を設け、この磁性体を、磁気ヘッドの近傍に配置してもよい。この場合、磁性体は、磁気ヘッドと対向して設けられたローラの一部を構成するものであってもよい。また、磁性体は、磁気ヘッドと対向して、当該磁気ヘッドの片側または両側に配置されていてもよい。
本発明では、磁性体を、磁界発生部の前方および後方に設けてもよい。
本発明では、ループアンテナを磁界発生部の前方に設け、磁性体を磁界発生部の後方に設けてもよい。
本発明によれば、不正読取装置に対して強い妨害磁界を作用させても、妨害磁界が磁気ヘッドへ及ばないので、データの読取性能が低下しない磁気記録媒体読取装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るカードリーダの電気的構成を示したブロック図である。 図2は、第1実施形態によるカードリーダの側面断面図および正面図である。 図3は、磁気カードの平面図である。 図4は、第1実施形態における妨害磁界の分布を示した図である。 図5は、磁気ストライプの検出を説明するための波形図である。 図6は、第2実施形態によるカードリーダの側面断面図である。 図7は、第2実施形態における妨害磁界の分布を示した図である。 図8は、第3実施形態における妨害磁界の分布を示した図である。 図9は、磁気共鳴を説明するための回路図である。 図10は、第4実施形態によるカードリーダの側面断面図である。 図11は、第4実施形態における妨害磁界の分布を示した図である。 図12は、第5実施形態によるカードリーダの側面断面図およびローラの側面断面図である。 図13は、第5実施形態における妨害磁界の分布を示した図である。 図14は、第6実施形態における妨害磁界の分布を示した要部拡大図である。 図15は、第7実施形態によるカードリーダの側面断面図である。 図16は、第8実施形態によるカードリーダの側面断面図である。 図17は、第9実施形態によるカードリーダの側面断面図である。 図18は、第10実施形態によるカードリーダの側面断面図である。 図19は、従来のカードリーダの側面断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図において、同一符号は、同一部分または対応部分を表している。
(第1実施形態)
まず、図1および図2を参照して、第1実施形態によるカードリーダの構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態によるカードリーダ1は、装置全体の動作を制御するCPUからなる制御部2と、磁気カードに記録されている磁気データを読み取る磁気情報読取部3と、磁気カードを搬送するカード搬送部4と、磁気カードを検出するカード検出センサ5と、磁気情報読取部3で読み取った磁気データを記憶するメモリ6と、上位装置(例えばATM)との接続部であるホストインターフェース7と、磁気カードの磁気ストライプを検出する磁気ストライプ検出部10と、磁気ストライプに記録されたデータの読み取りを妨げるための妨害磁界を発生する磁界発生部8とを備えている。
制御部2は、磁界発生部8を制御する磁界制御部9と、カード搬送部4を制御するカード搬送制御部12とを含む。磁気ストライプ検出部10および磁界発生部8は、カード挿入口ユニット24内に設置されている。磁気ストライプ検出部10は、後述する磁気ヘッド34(図2)を含む。
図2(a)に示すように、カードリーダ1の筐体100の前面には、カード挿入口ユニット24が設けられている。カード挿入口ユニット24には、磁気カード(以下、単に「カード」という。)21が挿入される挿入口22が形成されている。カード21は、図3に示すように、磁気ストライプ21aを有している。図3は、カード21を裏面から見た図である。挿入口22の付近には、挿入されたカード21を検出するカード挿入検出センサ23と、カード21の磁気ストライプ21aを検出する磁気ヘッド34と、妨害磁界を発生する磁界発生部8とが設けられている。
磁界発生部8は、例えば、鉄心と、これに巻回されたコイルとから構成される。図2(b)からわかるように、磁界発生部8は、挿入口22に向って、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34側に設けられている。
カードリーダ1の筐体100の内部には、搬送ローラ25〜28、カード位置検出センサ30〜33、磁気ヘッド29が設けられている。搬送ローラ25〜28は、それぞれ搬送路Pを挟んで1対設けられており、1対のローラでカード21を挟持して搬送する。これらの搬送ローラ25〜28は、搬送ベルト(図示省略)を介して、モータ(図示省略)に連結されている。1対の搬送ローラのうち、一方はモータの回転力が伝達される駆動ローラであり、他方はこの駆動ローラに従動して回転する従動ローラである。搬送ローラ25〜28は、上記の搬送ベルトおよびモータとともに、カード搬送部4(図1)を構成する。カード搬送部4は、本発明における「搬送手段」の一例である。
カード位置検出センサ30〜33は、透過型の光センサであり、それぞれ、搬送路Pを挟んで対向する発光部と受光部を有している。これらのセンサ30〜33の配置間隔は、磁気カード21の搬送方向の長さよりも短くなっている。センサ30は、挿入口22に最も近い搬送ローラ25にカード21が挟持されたことを検出する。センサ33は、挿入されたカード21が、カードを一時的に貯留する貯留部(図示省略)に達したことを検出する。センサ31、32は、搬送中のカード21の位置を検出する。これらのカード位置検出センサ30〜33は、前記のカード挿入検出センサ23とともに、カード検出センサ5(図1)を構成する。
磁気ヘッド29は、搬送ローラ26と搬送ローラ27との間で、搬送路Pの下側に設けられている。この磁気ヘッド29は、挿入されたカード21が搬送路Pを搬送される過程で、カード21の磁気ストライプ21aに記録されているデータを読み取る。前述の磁気ヘッド34が、磁気ストライプに記録されているデータの有無を検出するための磁気ヘッドであるのに対し、磁気ヘッド29は、磁気ストライプに記録されているデータそのものを再生するための磁気ヘッドである。磁気ヘッド29とセンサ33との間隔は、カード21の搬送方向の長さよりも少し長くなっている。したがって、カード21が貯留部に達した際、すなわち、カード21の先端がセンサ33の位置に達した際には、磁気ヘッド29は、カード21に記録されているデータの読み取りを完了している。
カードリーダ1は、取引処理装置のパネル200の内側に配設されている。パネル200の開口からA方向に挿入されたカード21は、カードリーダ1の挿入口22へ導かれる。磁界発生部8の前方で、パネル200とカード挿入口ユニット24との間には、フェライトや鉄のような透磁率の高い材料からなる磁性体36が配設されている。この磁性体36は、例えば、パネル200に設けられた支持部材(図示省略)に取り付けられている。カードリーダ1と磁性体36により、本発明の磁気記録媒体読取装置が構成される。
次に、図2(a)のように、パネル200の前面に磁気ヘッドを含む不正読取装置300が取り付けられた場合のスキミング対策について説明する。
磁界制御部9(図1)の制御に基づき、磁界発生部8に駆動電流が流れると、磁界発生部8は、妨害磁界を発生させる。本実施形態では、磁界発生部8に継続して駆動電流を流すことで、磁界発生部8は常時、妨害磁界を発生している。磁界発生部8で発生した妨害磁界は、図4の破線で示すように、一種の導波路となる磁性体36に導かれて、前方(X方向)へ延び、不正読取装置300に作用する。このため、不正読取装置300で読み取ったデータは、妨害磁界の影響を受けて、カード21に記録された元のデータとは異なるデータとなる。これにより、カード21のデータが不正に取得されるのを防止することができる。
一方、磁界発生部8で発生した妨害磁界は、磁界発生部8の後方(Y方向)にも存在する。しかしながら、磁界発生部8の後方には、磁性体が設けられていないため、妨害磁界は磁性体を介して後方へ延びることはない。このため、妨害磁界が、磁気データ読取用の磁気ヘッド29に及ぶことがなく、磁気ヘッド29は、妨害磁界に影響されずにカード21のデータを読み取ることができる。
このように、第1実施形態においては、磁界発生部8の前方に磁性体36を設けたことにより、磁界発生部8で発生した妨害磁界が、磁性体36を介して前方へ偏在することとなる。この結果、妨害磁界の強度は、前方が強く、後方が弱いものとなる。したがって、パネル200の前面に取り付けられた不正読取装置300に対しては、強い妨害磁界を作用させることで、スキミングを確実に防止することができ、また、カードリーダ1内の磁気ヘッド29に対しては、妨害磁界が及ばないようにして、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
また、磁界発生部8で発生した妨害磁界は、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34にも作用する。このため、磁気ヘッド34にリード線を介して不正読取装置が接続された場合でも、データが不正に取得されるのを防止することができる。なお、妨害磁界が常時磁気ヘッド34に作用しても、磁気ヘッド34は磁気データそのものを再生する必要はないので、例えば、磁気ストライプ21aの検出の前後で検出信号のパターンが異なることを利用して、磁気ストライプ21aを検出することができる。これを図5で説明する。
図5(a)は、磁界発生部8に流れる駆動電流の波形である。磁界発生部8からは、この駆動電流に応じた妨害磁界が発生する。図5(b)は、妨害磁界が存在しない場合に、磁気ヘッド34から出力される検出信号の波形である。図5(c)は、妨害磁界が存在する場合に、磁気ヘッド34から出力される検出信号の波形であり、図5(a)と図5(b)とを合成した波形となる。図5(c)からわかるように、磁気ストライプが検出された時刻tの前と後とでは、検出信号のパターンが異なる。したがって、このパターンの変化を以って、磁気ストライプの検出が可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態におけるカードリーダの電気的構成については、図1と同じであるので、説明を省略する。
図6は、第2実施形態によるカードリーダを示している。前記の第1実施形態(図2)では、磁界発生部8の前方に、磁性体36が設けられていた。これに対して、第2実施形態では、磁界発生部8の前方に、ループアンテナ37が設けられている。このループアンテナ37も、磁性体36と同様に、パネル200に設けられた支持部材(図示省略)に取り付けられている。カードリーダ1とループアンテナ37により、本発明の磁気記録媒体読取装置が構成される。その他の構成に関しては、図2と同じであるので、重複部分の説明を省略する。
磁界発生部8からは、常時、妨害磁界が発生している。本実施形態では、磁界発生部8で発生した妨害磁界(1次妨害磁界)が、図7の破線で示すように、ループアンテナ37と鎖交する。このため、ループアンテナ37において、電磁誘導により、一点鎖線で示すような妨害磁界(2次妨害磁界)が発生する。そして、1次妨害磁界が不正読取装置300に届かなくても、2次妨害磁界が不正読取装置300に作用する。このため、不正読取装置300で読み取ったデータは、2次妨害磁界の影響を受けて、カード21に記録された元のデータとは異なるデータとなる。これにより、カード21のデータが不正に取得されるのを防止することができる。
一方、磁界発生部8で発生した1次妨害磁界は、磁界発生部8の後方(Y方向)にも存在する。しかしながら、磁界発生部8の後方には、磁性体やループアンテナが設けられていないため、1次妨害磁界は後方へ延びることはない。このため、1次妨害磁界が、磁気データ読取用の磁気ヘッド29に及ぶことがなく、磁気ヘッド29は、1次妨害磁界に影響されずにカード21のデータを読み取ることができる。なお、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に対する1次妨害磁界の影響については、第1実施形態の場合と同じである。
このように、第2実施形態においては、磁界発生部8の前方にループアンテナ37を設け、磁界発生部8で発生した1次妨害磁界に基づいて、ループアンテナ37で電磁誘導による2次妨害磁界を発生させる。この結果、1次妨害磁界が、見掛け上、ループアンテナ37を介して前方へ偏在することとなる。本発明でいう「偏在」は、このような見掛け上の偏在も含む。この結果、妨害磁界の強度は、前方が強く、後方が弱いものとなる。したがって、パネル200の前面に取り付けられた不正読取装置300に対しては、強い妨害磁界を作用させることで、スキミングを確実に防止することができ、また、カードリーダ1内の磁気ヘッド29に対しては、妨害磁界が及ばないようにして、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第3実施形態におけるカードリーダの構成については、図1および図6と同じであるので、説明を省略する。
第3実施形態では、第2実施形態(図6)と同様に、磁界発生部8の前方に、ループアンテナ37が設けられる。但し、第2実施形態の場合は、電磁誘導によりループアンテナ37に2次妨害磁界を発生させたのに対し、第3実施形態の場合は、磁気共鳴によりループアンテナ37に2次妨害磁界を発生させる。
磁気共鳴は、図9に示すように、同じ共振周波数を有する2つの共振回路を近づけて配置したとき、一方の共振回路の共振により発生した磁場の振動が他方の共振回路に伝わり、他方の共振回路が共振して同じ周波数の磁場の振動を発生させる現象である。
図8は、第3実施形態における妨害磁界の分布を示している。磁界発生部8からは、常時、破線で示す1次妨害磁界が発生している。本実施形態では、磁気共鳴を利用するので、1次妨害磁界はループアンテナ37と鎖交する必要はない。磁界発生部8で共振により1次妨害磁界が発生すると、磁気共鳴によりループアンテナ37が共振し、ループアンテナ37において、一点鎖線で示すような2次妨害磁界が発生する。そして、この2次妨害磁界が不正読取装置300に作用する。このため、第2実施形態の場合と同様に、不正読取装置300によりカード21のデータが不正に取得されるのを防止することができる。
一方、磁界発生部8で発生した1次妨害磁界は、磁界発生部8の後方(Y方向)にも存在する。しかしながら、磁界発生部8の後方には、磁性体やループアンテナが設けられていないため、1次妨害磁界は後方へ延びることはない。このため、第2実施形態の場合と同様に、磁気ヘッド29は、1次妨害磁界に影響されずにカード21のデータを読み取ることができる。なお、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に対する1次妨害磁界の影響については、第1実施形態の場合と同じである。
このように、第3実施形態においては、磁界発生部8の前方にループアンテナ37を設け、磁界発生部8で発生した1次妨害磁界に基づいて、ループアンテナ37で磁気共鳴による2次妨害磁界を発生させる。この結果、1次妨害磁界が、見掛け上、ループアンテナ37を介して前方へ偏在することとなる。この結果、妨害磁界の強度は、前方が強く、後方が弱いものとなる。したがって、パネル200の前面に取り付けられた不正読取装置300に対しては、強い妨害磁界を作用させることで、スキミングを確実に防止することができ、また、カードリーダ1内の磁気ヘッド29に対しては、妨害磁界が及ばないようにして、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、第4実施形態におけるカードリーダの電気的構成については、図1と同じであるので、説明を省略する。
図10は、第4実施形態によるカードリーダを示している。図10では、図6におけるループアンテナ37に、フェライトや鉄のような透磁率の高い材料からなる磁性体38が挿入されている。その他の構成に関しては、図6と同じであるので、重複部分の説明を省略する。
図11は、第4実施形態における妨害磁界の分布を示している。磁界発生部8からは、常時、破線で示す1次妨害磁界が発生している。この1次妨害磁界は、一種の導波路となる磁性体38に導かれて、前方(X方向)へ延び、不正読取装置300に作用する。また、1次妨害磁界がループアンテナ37と鎖交することにより、ループアンテナ37において、電磁誘導により、一点鎖線で示す2次妨害磁界が発生する。そして、この2次妨害磁界も不正読取装置300に作用する。このため、不正読取装置300には、磁界発生部8で発生した1次妨害磁界と、ループアンテナ37で発生した2次妨害磁界の両方が作用することになる。したがって、カード21のデータが不正に取得されるのをより効果的に防止することができる。
なお、磁気データ読取用の磁気ヘッド29に対する1次妨害磁界の影響、および磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に対する1次妨害磁界の影響については、第1実施形態の場合と同じである。
また、ここでは、電磁誘導により2次妨害磁界を発生させる例を挙げたが、磁気共鳴より2次妨害磁界を発生させる場合にも、第4実施形態は適用が可能である。
このように、第4実施形態においては、磁界発生部8の前方にループアンテナ37および磁性体38を設けたことにより、1次妨害磁界が磁性体38を介して前方へ偏在するとともに、ループアンテナ37において2次妨害磁界が発生する。この結果、不正読取装置300に対して1次妨害磁界と2次妨害磁界の両方を作用させることができ、より強い妨害磁界を作用させることで、スキミングを一層確実に防止することができる。また、カードリーダ1内の磁気ヘッド29に対しては、妨害磁界が及ばないようにして、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、第5実施形態におけるカードリーダの電気的構成については、図1と同じであるので、説明を省略する。
図12(a)は、第5実施形態によるカードリーダを示している。図12(a)では、磁気ヘッド29と対向して、カード21を磁気ヘッド29に押圧するためのローラ27aが設けられている。このローラ27aは、図12(b)に示すように、コア部材27bと、その外周を覆うゴムなどの被覆部材27cとから構成される。そして、コア部材27bはフェライトや鉄のような透磁率の高い材料からなる。すなわち、本実施形態では、ローラ27aの一部が磁性体となっている。
図13は、第5実施形態における妨害磁界の分布を示している。磁界発生部8からは、常時、破線で示す妨害磁界が発生している。この妨害磁界は、強度が強いため、前方(X方向)へ延びて、不正読取装置300に作用する。このため、不正読取装置300によりカード21のデータが不正に取得されるのを防止することができる。
一方、磁界発生部8で発生した妨害磁界は、強度が強いことから、後方(Y方向)へも延びる。しかるに、磁気ヘッド29と対向するローラ27aのコア部材27bが磁性体であるため、後方に延びる妨害磁界の上半分は、ローラ27aに集約され、磁気ヘッド29には及ばない。また、後方に延びる妨害磁界の下半分は、磁気ヘッド29の下方にあり、磁気ヘッド29には及ばない。このため、磁気ヘッド29は、妨害磁界に影響されずにカード21のデータを読み取ることができる。
このように、第5実施形態においては、磁気ヘッド29と対向して磁性体が設けられているので、磁界発生部8の後方に存在する妨害磁界(上半分)は、磁性体に向けて偏在することとなる。この結果、スキミング防止のために妨害磁界を強くしても、磁気ヘッド29に対して妨害磁界が及ばないので、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、第6実施形態におけるカードリーダの電気的構成については、図1と同じであるので、説明を省略する。
図14(a)は、第6実施形態によるカードリーダの要部を示している。第6実施形態では、第5実施形態(図12)のローラ27aに代えて、磁気ヘッド29と対向する磁性体40が設けられている。この磁性体40は、フェライトや鉄のような透磁率の高い材料からなる。
このように、磁気ヘッド29と対向して磁性体40を設けた場合も、磁界発生部8の後方に存在する妨害磁界は、破線で示すように、磁性体40に向けて偏在する。このため、第5実施形態と同様に、スキミング防止のために妨害磁界を強くしても、磁気ヘッド29に対して妨害磁界が及ばないので、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
図14(a)では、磁気ヘッド29の片側に磁性体40が設けられているが、図14(b)に示すように、磁気ヘッド29の両側に磁性体40a、40bを設けてもよい。また、図12において、磁気ヘッド29の下側に、図14(b)の磁性体40bを設けてもよい。このようにすれば、図13における下半分の妨害磁界が磁気ヘッド29に及ぶのを、下側の磁性体40bによって効果的に阻止することができる。
なお、図12および図14においては、磁気ヘッド29と対向する位置に磁性体を設けたが、磁性体の位置は、磁気ヘッド29と対向する位置だけに限らず、磁気ヘッド29の近傍の位置であればよい。
(第7実施形態)
図15は、本発明の第7実施形態を示している。第7実施形態は、第1実施形態(図2)と、第5実施形態(図12)とを組み合わせたものである。すなわち、磁界発生部8の前方には、磁性体36が設けられるとともに、磁界発生部8の後方には、磁気ヘッド29と対向して磁性体を含むローラ27aが設けられる。その他の構成に関しては、図2および図12と同じであるので、重複部分の説明を省略する。
第7実施形態によれば、磁界発生部8で発生した妨害磁界が、磁性体36を介して前方へ偏在することで、不正読取装置300に強い妨害磁界が作用してスキミングを防止することができ、また、後方の妨害磁界が、ローラ27aに向けて偏在することで、磁気ヘッド29に妨害磁界が及ばなくなり、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
(第8実施形態)
図16は、本発明の第8実施形態を示している。第8実施形態は、第1実施形態(図2)と、第6実施形態(図14(a))とを組み合わせたものである。すなわち、磁界発生部8の前方には、磁性体36が設けられるとともに、磁界発生部8の後方には、磁気ヘッド29と対向して磁性体40が設けられる。その他の構成に関しては、図2および図14(a)と同じであるので、重複部分の説明を省略する。
第8実施形態によれば、磁界発生部8で発生した妨害磁界が、磁性体36を介して前方へ偏在することで、不正読取装置300に強い妨害磁界が作用してスキミングを防止することができ、また、後方の妨害磁界が、磁性体40に向けて偏在することで、磁気ヘッド29に妨害磁界が及ばなくなり、データの読取性能が低下するのを回避することができる
なお、第8実施形態の変形例として、図2と、図14(b)との組み合わせも可能である。
(第9実施形態)
図17は、本発明の第9実施形態を示している。第9実施形態は、第2実施形態または第3実施形態(いずれも図6)と、第5実施形態(図12)とを組み合わせたものである。すなわち、磁界発生部8の前方には、ループアンテナ37が設けられるとともに、磁界発生部8の後方には、磁気ヘッド29と対向して磁性体を含むローラ27aが設けられる。その他の構成に関しては、図6および図12と同じであるので、重複部分の説明を省略する。
第9実施形態によれば、磁界発生部8で発生した妨害磁界が、見掛け上、ループアンテナ37を介して前方へ偏在することで、不正読取装置300に強い妨害磁界が作用してスキミングを防止することができ、また、後方の妨害磁界が、ローラ27aに向けて偏在することで、磁気ヘッド29に妨害磁界が及ばなくなり、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
なお、第9実施形態の変形例として、第4実施形態(図10)と、第5実施形態(図12)との組み合わせも可能である。
(第10実施形態)
図18は、本発明の第10実施形態を示している。第10実施形態は、第2実施形態または第3実施形態(いずれも図6)と、第6実施形態(図14(a))とを組み合わせたものである。すなわち、磁界発生部8の前方には、ループアンテナ37が設けられるとともに、磁界発生部8の後方には、磁気ヘッド29と対向して磁性体40が設けられる。その他の構成に関しては、図6および図14(a)と同じであるので、重複部分の説明を省略する。
第10実施形態によれば、磁界発生部8で発生した妨害磁界が、見掛け上、ループアンテナ37を介して前方へ偏在することで、不正読取装置300に強い妨害磁界が作用してスキミングを防止することができ、また、後方の妨害磁界が、磁性体40に向けて偏在することで、磁気ヘッド29に妨害磁界が及ばなくなり、データの読取性能が低下するのを回避することができる。
なお、第10実施形態の変形例として、図6と図14(b)との組み合わせも可能である。また、図10と図14(a)との組み合わせ、および、図10と図14(b)との組み合わせも可能である。
(その他の実施形態)
本発明では、以上述べた実施形態以外にも、種々の実施形態を採用することができる。
例えば、以上述べた各実施形態においては、磁界発生部8を、鉄心と、これに巻回されたコイルとから構成したが、本発明における磁界発生部8はこれのみに限定されない。例えば、磁界発生部8をループアンテナにより構成してもよい。
また、図2や図6においては、磁界発生部8の前方に設けられる磁性体36やループアンテナ37が、パネル200側に取り付けられる例を挙げたが、カードリーダの構造によっては、磁性体36やループアンテナ37を、カードリーダ側に設けてもよい。
また、ループアンテナ37を設ける実施形態においては、ループアンテナ37が発生する妨害磁界(2次妨害磁界)の周波数f2を、磁界発生部8が発生する妨害磁界(1次妨害磁界)の周波数f1より低い周波数としてもよい。この場合には、ループアンテナ37に周波数変換回路が付設される。このようにすると、ループアンテナ37からは、妨害に適した(フィルタリングが困難な)低周波の磁界が発生するので、スキミングを効果的に防止することができる。また、磁界発生部8からは、遠距離まで伝播が可能な高周波の磁界が発生するので、ループアンテナ37と磁界発生部8との距離が長くても、磁界発生部8からループアンテナ37へ確実に磁界を伝達することができる。
また、以上の説明では、カード21が挿入される場合のスキミング対策について述べたが、磁界発生部8から妨害磁界が常時発生していることから、カード21が返却される場合にも、スキミングを防止することができる。
なお、妨害磁界を常時発生させることは、本発明にとって必須ではなく、妨害磁界に休止期間を設けるようにしてもよい。
また、以上の説明では、パネル200の前面に取り付けられた不正読取装置300に対するスキミングと、磁気ストライプ検出用の磁気ヘッド34に対するスキミングの各対策について述べた。一方、磁気データ読取用の磁気ヘッド29に対するスキミング対策としては、例えば、磁気ヘッド29で読み取ったデータを暗号化するなどの対策がとられる。
また、以上の各実施形態においては、磁気記録媒体として、裏面に磁気ストライプのある磁気カードを例に挙げた。しかしながら、本発明は、磁気ストライプが表面もしくは表裏両面にある磁気カードを扱う磁気記録媒体読取装置にも適用することができる。
また、以上の各実施形態においては、磁気記録媒体として磁気カードを例に挙げた。しかしながら、本発明は、磁気カードに限らず、磁気ストライプを有する通帳のような磁気記録媒体を読み取る装置にも適用することができる。
本発明は、ATMのような自動取引処理装置に搭載されるカードリーダや通帳リーダ、あるいはカード認証端末に搭載されるカードリーダなど、磁気記録媒体を読み取る装置全般に適用することができる。
1 カードリーダ
4 カード搬送部
8 磁界発生部
9 磁界制御部
21 磁気カード
22 挿入口
27a ローラ
29 磁気ヘッド
36 磁性体
37 ループアンテナ
38 磁性体
40、40a、40b 磁性体

Claims (9)

  1. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部の前方に、当該磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするための磁性体が設けられており、
    前記磁界発生部から発生する妨害磁界が、前記磁性体を介して前方へ偏在することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  2. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部の前方に、当該磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするためのループアンテナが設けられており、
    前記磁界発生部から発生する妨害磁界に基づき、電磁誘導により前記ループアンテナに更に妨害磁界が発生することによって、妨害磁界が前方へ偏在することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  3. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部の前方に、当該磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするためのループアンテナが設けられており、
    前記磁界発生部から発生する妨害磁界に基づき、磁気共鳴により前記ループアンテナに更に妨害磁界が発生することによって、妨害磁界が前方へ偏在することを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  4. 請求項または請求項に記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記ループアンテナに磁性体が挿入されていることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  5. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の磁気記録媒体読取装置において、
    前記ループアンテナが発生する妨害磁界の周波数は、前記磁界発生部が発生する妨害磁界の周波数よりも低い周波数であることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  6. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部の後方に、当該磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするための磁性体が設けられており、
    前記磁性体は、前記磁気ヘッドと対向して設けられたローラの一部であることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  7. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部の後方に、当該磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするための磁性体が設けられており、
    前記磁性体は、前記磁気ヘッドと対向して、当該磁気ヘッドの片側または両側に配置されていることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  8. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするための磁性体が、前記磁界発生部の前方および後方に設けられていることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
  9. 磁気記録媒体が挿入される挿入口と、
    前記挿入口から挿入された磁気記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される磁気記録媒体からデータを読み取る磁気ヘッドと、
    前記挿入口付近に設けられ、当該挿入口の前方に取り付けられる不正読取装置によって前記磁気記録媒体のデータが読み取られるのを妨害する妨害磁界を発生する磁界発生部と、を備えた磁気記録媒体読取装置において、
    前記磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするためのループアンテナが、前記磁界発生部の前方に設けられており、
    前記磁界発生部から発生する妨害磁界を偏在させて、前記磁気ヘッドに及ばないようにするための磁性体が、前記磁界発生部の後方に設けられていることを特徴とする磁気記録媒体読取装置。
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