JP2017045174A - 取引装置 - Google Patents

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一之 大橋
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Abstract

【課題】磁気ストライプの付与されていないICチップ搭載の取引カードや、又磁気データが壊れているICチップ搭載取引カードから、ICチップからカード情報を読み取り、取引を実行できるようにする。【解決手段】本発明の取引装置は、挿入された取引カードの券面画像を読み取る画像読取部と、画像読取部により読み取られた券面画像から、取引カードの券面上のIC端子部の配置領域を含む複数の部分領域を画像解析して、IC端子部の存在を確認する端子確認部と、端子確認部による確認結果に応じて、取引カードのIC端子部にIC接点部を電気的に接触させて、ICチップからカード情報を取得するIC情報読取部と、取得したカード情報を用いて、所定の取引処理を行なう取引処理部とを備えることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、取引装置に関し、例えば、金融機関やコンビニエンスストア等に設置され、挿入された取引カードのカード情報を用いて所定の取引処理を行う取引装置に適用し得るものである。
従来、取引装置に用いられる取引カードは、磁気ストライプが付与されているカードが主流である。また、ICチップを搭載した取引カードも使用されている。従来のICチップを搭載した取引カードは、磁気ストライプが必ず付与されており、磁気データ内にICチップを搭載しているか否かのIC搭載情報が含まれている。
取引装置は、挿入された取引カードの磁気ストライプから磁気データを読み取り、ICチップの搭載情報を確認している。ICチップ搭載の取引カードの場合、取引装置は、ICチップのIC端子部にIC接点部を下降して、IC接点部をIC端子部に電気的に接触させる。これにより、取引装置は、ICチップにアクセスしてカード情報を取得し、取引を開始している。
特開2009−217647号公報 特開2012−234578号公報 特開平6−259640号公報
しかしながら、近年、磁気ストライプを付与していないICチップ搭載の取引カードが出現している。そのため、従来の方法では、磁気ストライプからIC搭載情報を読み取れず、ICチップを搭載した取引カードを使用できない場合が生じ得る。
また、磁気ストライプを付与しているICチップ搭載の取引カードであっても、磁気データが消磁などで壊れているときには、当該取引カードを使用した取引ができない場合も生じ得る。
磁気データとしてのIC搭載情報を読み取らずに、一次的にICチップからカード情報を読み取ることも考えられる。しかし、ICチップからカード情報を読み取る際に、IC端子部にIC接点部を接触させることが必要となる。このとき、例えば、挿入方向を間違えて取引カードが挿入された場合、IC接点部が、取引カードの表面上に加工されたエンボス(凹凸部)に接触してしまい、IC接点部が破損する可能性の問題も生じ得る。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、磁気ストライプの付与されていないICチップ搭載の取引カードや、又磁気データが壊れているICチップ搭載取引カードから、ICチップからカード情報を読み取り、取引を実行できる取引装置を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、本発明の取引装置は、(1)挿入された取引カードの券面画像を読み取る画像読取部と、(2)画像読取部により読み取られた券面画像から、取引カードの券面上のIC端子部の配置領域を含む複数の部分領域を画像解析して、IC端子部の存在を確認する端子確認部と、(3)端子確認部による確認結果に応じて、取引カードのIC端子部にIC接点部を電気的に接触させて、ICチップからカード情報を取得するIC情報読取部と、(4)取得したカード情報を用いて、所定の取引処理を行なう取引処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、磁気ストライプの付与されていないICチップ搭載の取引カードや、又磁気データが壊れているICチップ搭載取引カードから、ICチップからカード情報を読み取り、取引を実行できる。
第1の実施形態に係る取引装置における動作を示すフローチャートである(その1)。 第1の実施形態に係る取引装置の外観斜視図である。 第1の実施形態に係る取引装置の制御系の構成及び取引システムの構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係るカード処理部の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係るICチップ搭載の取引カードの構成を示す構成図である。 第1の実施形態に係る取引装置における動作を示すフローチャートである(その2)。 第2の実施形態に係る取引装置における動作を示すフローチャートである(その1)。 第2の実施形態に係る取引装置における動作を示すフローチャートである(その2)。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る取引装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図2は、第1の実施形態に係る取引装置の外観斜視図である。
図2において、第1の実施形態の取引装置1は、取引カードの挿入や排出を行うカード入出口8a、通帳の挿入や排出を行う通帳入出口11a、紙幣の挿入や排出を行う紙幣入出金口12a、硬貨の挿入や排出を行う硬貨入出金口13a、操作表示部14を有する。
取引装置1は、例えば、金融機関やコンビニエンスストア等に設置される。取引装置1は、挿入された取引カードの磁気ストライプ又はICカードに格納されるカード情報を用いて、所望の取引処理を行なう。
図3は、第1の実施形態に係る取引装置1の制御系の構成及び取引システムの構成を示す構成図である。
図3において、取引システム50は、取引装置1、ネットワーク回線2、ホストコンピュータ3、記憶装置4、ネットワーク回線5、他の金融機関のホストコンピュータ6及び記憶装置7を有する。
図3に示すように、取引装置1は、ネットワーク回線2を介して、ホストコンピュータ3と接続する。ホストコンピュータ3は、当該取引装置1を管理する金融機関が運用するものである。ホストコンピュータ3は、取引装置1から取引内容を含む取引要求電文を取得し、取引要求電文に対する応答電文を取引装置1に返信する。取引装置1はホストコンピュータ3からの応答電文に従って取引処理を実行する。なお、ホストコンピュータ3は、記憶装置4と接続しており、取引に係る顧客の口座番号、残高情報等の含む取引情報等を記憶する。
また、ホストコンピュータ3は、ネットワーク回線5を介して、他金融機関のホストコンピュータ6と接続している。例えば、取引装置1を使用する顧客が、他金融機関の取引カードを利用したり、他金融機関との間で取引を行ったりする場合には、ホストコンピュータ3がホストコンピュータ6との間で取引に係る電文を授受して、他金融機関との間の取引を行う。なお、他金融機関のホストコンピュータ6も、取引情報を記憶する記憶装置7と接続している。
なお、図3において、取引装置1、ホストコンピュータ3、他金融機関のホストコンピュータ6は、それぞれ1台の構成を示しているが、それぞれの設置台数は、1台に限定されない。
図3において、第1の実施形態の取引装置1は、通帳処理部11、カード処理部8、明細票処理部9、紙幣入出金部12、硬貨入出金部13、操作表示部14、制御部16、電源部15、記憶部18、インタフェース部17を有する。
通帳処理部11は、通帳入出口11a(図2参照)から挿入された通帳に印字を行うものである。また、通帳処理部11は、通帳に付与されている磁気記録情報の読取りや書込みをするリードライト手段、通帳の頁行の検出手段、改頁手段を有する。
カード処理部8は、カード入出口8aから挿入された取引カード10を取り込み、取引カード10からカード情報を読み取り、その読み取ったカード情報を制御部16に与えるものである。カード処理部8の内部構成の詳細な説明は後述する。
明細票処理部9は、取引内容情報(例えば、取引年月日、金額等)を用紙に印字して明細票を発行する。
紙幣入出金部12は、入金の場合、紙幣入出金口12aから投入された紙幣の真偽鑑別及び紙幣枚数の計数を行ない、図示しないスタッカ等に紙幣を搬送する。また、紙幣入出金部12は、出金の場合、スタッカから紙幣の繰り出しや搬送を行ない、紙幣の真偽鑑別及び計数を行ない、紙幣入出金口12aに排出する。
硬貨入出金部13は、入金の場合、硬貨入出金口13aから投入された硬貨の真偽鑑別及び紙幣枚数の計数を行ない、図示しないスタッカ等に硬貨を収納する。また、硬貨入出金部13は、出金の場合、スタッカから硬貨の繰り出しや搬送を行ない、硬貨の真偽鑑別及び計数を行ない、硬貨入出金口13aに排出する。
操作表示部14は、顧客による取引入力するためのタッチパネルやテンキーなどの入力部と、取引種別選択画面や誘導画面や入力情報を含む画面や操作キー等を表示するための表示部を有する。
制御部16は、取引装置1において実行可能な処理を司る部分である。第1の実施形態に係る制御部16の主な機能は、磁気情報確認部161、券面情報確認部162、端子確認部163、IC情報読取部164、取引処理部165、磁気情報復元部166を有する。
磁気情報確認部161は、磁気処理部84から、磁気ストライプ101(図5参照)に格納されている磁気データとしてのカード情報を解析するものである。磁気情報確認部161は、取得した磁気データとして格納されているカード情報から、口座番号、金融機関番号、店番号等を解析すると共に、IC搭載情報に基づいて当該取引カード10がIC搭載取引カードであるか否かを解析する。
券面情報確認部162は、画像読取部85により読み取られた取引カード10の上側券面のイメージ画像(カードイメージとも呼ぶ。)から、取引カード10の券面に記載されている情報を読み取ったり、読み取ったイメージ画像の記憶処理等を行なったりする。
端子確認部163は、取引カード10の券面のイメージ画像から、予め設定された、ICチップのIC端子部102の位置を含む部分領域の画像を解析して、IC端子部102の存在を確認するものである。端子確認部163は、例えば、予め記憶されたIC端子部のイメージ画像パターンとのマッチングなどにより、部分領域の画像がIC端子部を含んでいるか否かを確認する方法を適用できる。
IC情報読取部164は、IC端子部102が存在する場合に、IC接点部86をIC端子部102に電気的に接触させて、IC端子部102を介してICチップに格納されているIC情報を取得するものである。つまり、IC情報読取部164は、IC情報としてのカード情報である、口座番号、金融機関番号、店番号等を解析する。
取引処理部165は、取引装置1が実行可能な各種取引処理を行なう。取引処理部165は、例えば、入金取引、出金取引、残高確認処理、通帳記入処理、振込処理などを行なう。取引処理部165は、磁気情報又はIC情報から、取得したカード情報と入力された暗証番号及び取引に係る情報を含む取引情報をホストコンピュータ3との間で授受することにより、取引を実行する。
磁気情報復元部166は、磁気情報確認部161により磁気データが壊れていると判断されたとき(すなわち、磁気データの異常検出と判断されたとき)に、ホストコンピュータ3から磁気情報を取得し、一時的に、その取得した磁気情報を保持する。そして、磁気情報復元部166は、取引カード10の磁気ストライプ101に磁気データとして磁気情報を書き込む。その後、再度、磁気情報復元部166は、磁気ストライプ101に格納されている磁気データを読み取り、その読み取った磁気情報と書き込んだ磁気情報とが一致するか否かを確認して、正常に磁気情報を復元したか否かを判断する。
電源部15は、取引装置1の各構成部に電源電力を供給するものである。
インタフェース部17は、上位装置であるホストコンピュータ3と接続するためのインタフェース部である。
図4は、第1の実施形態に係るカード処理部8の内部構成を示す内部構成図である。
図4において、第1の実施形態のカード処理部8は、カード搬送路83に沿って取引カード10を搬送する複数の搬送ローラ部81、カード検知部82、磁気処理部84、画像読取部85、IC接点部86、カード収納部87を有する。
カード検知部82は、カード入出口8aから挿入された取引カード10を検出する。カード検知部82は、例えばカード入出口8aからカード搬送路83に向けて奥方に設けられている。カード検知部82は、例えば、光学センサ等を適用できる。
磁気処理部84は、制御部16の制御により、挿入された取引カード10に付与されている磁気ストライプから磁気データを読み取るものである。磁気処理部84は、例えば、カード搬送路83の上部であって、挿入される取引カード10の磁気ストライプ101(図5参照)の位置に対応する位置に設けられている。磁気処理部84は、磁気ストライプからカード情報や、ICチップ搭載であるか否かを示すIC搭載情報を読み取る。磁気処理部84がIC搭載情報を読み取った場合に、制御部16の制御を受けて、後述するIC接点部86が、取引カード10のICチップのIC端子部102(図5参照)に電気的な接触を行う。
画像読取部85は、挿入された取引カード10のカード表面の略全領域のイメージ画像を読み取るものである。画像読取部85は、カード搬送路83の上部に設けられている。そのため、画像読取部85は、カード搬送路83を搬送する取引カード10の上側券面のイメージ画像を読み取る。制御部16は、画像読取部85により読み取られた、取引カード10の上側券面のイメージ画像からIC端子部102(図5参照)が設けられている部分領域を抽出し、その抽出した部分領域の画像からIC端子部102(図5参照)の存在を認識する。
IC接点部86は、制御部16の制御により、挿入された取引カード10に付されているICチップのIC端子部102(図5参照)と電気的に接触して、ICチップから格納情報を読み取るものである。IC接点部86はカード搬送路83の上部に設けられており、IC接点部86はカード搬送路83に対して垂直方向(上下方向)に可動である。そのため、ICチップのIC端子部102と電気的な接触をするときには、搬送されてきた取引カード10の搬送を停止し、IC接点部86が矢印B方向に降下し、IC端子部102にIC接点部86が電気的に接触する。また、格納情報を読み取った後は、IC接点部86が上昇し(矢印Bの逆方向に移動し)、IC端子部102からIC接点部86が離れる。
カード収納部87は、例えば、顧客により取り忘れた取引カード10を収納する。
図5は、第1の実施形態に係るICチップ搭載の取引カード10の構成を示す構成図である。
取引カード10は、金融機関が発行したキャッシュカード、クレジットカード等のカードである。カード入出口8aへの取引カード10の正常な挿入は、図5に示す姿勢で取引カード10が、矢印Aの方向で、カード入出口8aに挿入されるものとする。
なお、図5では、取引カード10が磁気ストライプ101を付与されている場合を例示している。しかし、取引装置1の取り扱い可能な取引カード10は、磁気ストライプのみが付与されているカード、磁気ストライプ及びICチップ搭載のカード、ICチップのみを搭載のカードを用いることができる。
取引カード10のICチップ又は磁気ストライプ101には、金融機関毎の識別コード、顧客の口座番号などのカード情報を記録している。
磁気ストライプ101は、上記のようなカード情報を磁気データとして記録する。また、磁気ストライプ101は、ICチップ搭載のカードであるか否かを示すICチップ搭載情報を記録する。なお、取引カード10の仕様によっては、ICチップ搭載情報が、磁気ストライプ101に記録されていない場合もある。
また、取引カード10にICチップが搭載されている場合、ICチップは、上記カード情報を記録する。
図4において、取引カード10が矢印Aの方向で挿入されると、取引カード10はカード搬送路83に沿って搬送され、取引カード10は磁気処理部84に達する。磁気処理部84は、取引カード10の磁気ストライプ101から磁気データを読み取る。
ここで、一般的には、磁気ストライプ101にはIC搭載情報が磁気データとして記録されている。従って、磁気処理部84は、磁気ストライプ101からIC搭載情報を読み取ることができる。
しかし、取引カード10に磁気ストライプ101が付与されていない場合や、IC搭載情報が記録されていない場合や、磁気データが壊れている場合には、磁気処理部84はIC搭載情報を読み取ることができない。
そこで、第1の実施形態では、画像読取部85が、取引カード10の上側券面のイメージ画像を読み取り、そのイメージ画像からIC端子部102の位置を含む部分領域の画像からIC端子部102の存在を判断する。
図5に示すように、取引カード10は、口座番号や顧客の氏名等が記載された券面表示部103がある。
券面表示部103は、取引カード10の仕様によって、エンボス加工されて文字や数字が凹凸で表されたものや、文字や数字が印刷されたものがある。また、券面表示部103には、地模様が付されている。
画像読取部85により読み取られた券面表示部103は、取引情報としてホストコンピュータ3に与えられ、記憶装置4に記憶される。
画像読取部85は、上側券面のイメージ画像として、図5のカードイメージ領域104を読み取る。画像読取部85は、取引カード10の上側券面の略全領域を読み取ることができる。このとき、カードイメージ領域104は、上述した券面表示部103と、ICチップのIC端子部102の領域105(第1の部分領域とも呼ぶ。)を含む。換言すると、IC端子部102の領域105は、カードイメージ領域104の一部領域といえる。
画像読取部85は、読み取ったカードイメージ領域104から、IC端子部102の領域105を抽出して、IC端子部102が取引カード10にあるか否かを判断する。
領域105は、IC端子部102の位置を含む領域であり、取引カード10の搬送誤差を考慮し、IC端子部102の大きさよりも少し広めの領域とする。また、領域105は、IC接点部86を電気的な接触をする範囲である。
一般的に、取引カード10に設けるIC端子部102の位置は、国際規格等で標準化されている。従って、画像読取部85は、読み取ったカードイメージ領域104から、予め設定された領域105を抽出することで、IC端子部102があるか否かを判断できる。
また、間違えた姿勢で取引カード10を顧客が挿入した場合でも、画像読取部85がIC端子部102の存在を認識するため、画像読取部85は、カードイメージ領域104から領域106も抽出して、IC端子部102の存在を判断する。
領域106(第2の部分領域とも呼ぶ。)は、取引カード10の挿入方向を180°逆方向で挿入されたときのIC端子部102の位置を含む領域である。上述したように、IC端子部102の位置は、国際規格等により標準化されているため、領域106の位置を予め決定することができる。なお、取引カード10が、磁気ストライプ101のみ付与されている場合には、領域105及び領域106にIC端子部102は存在しない。
ここで、挿入される取引カード10の姿勢は、大きく、逆方向挿入と、裏面挿入とに大別される。逆方向挿入は、正常な挿入方向と180°逆方向に取引カード10が挿入されることである。つまり、図5において矢印Aの方向と逆方向に挿入されることである。裏面挿入は、挿入される取引カード10の券面の表裏が逆の状態で挿入されることである。
画像読取部85が、カードイメージ領域104から抽出した領域105及び領域106の部分領域の画像を判断することにより、領域105にIC端子部102が存在する場合には、ICチップ搭載の取引カード10が正常な姿勢で挿入されたと認識できる。また、領域106にIC端子部102が存在する場合には、取引カード10が逆方向で挿入されたと認識できる。
(A−2)第1の実施形態の動作
図1及び図6は、第1の実施形態に係る取引装置1における動作を示すフローチャートである。
図1及び図6では、説明を容易にするために、取引科目として残高照会の場合を例示する。しかし、取引科目は、残高照会に限定されるものではなく、入金取引、出金取引、振込取引等にも適用できる。
S0:顧客操作により、取引カード10がカード入出口8aに挿入される。カード処理部8のカード検知部82が取引カード10を検出すると、カード処理部8は、カード搬送路83の搬送ローラ部81を回転させ取引カードを吸入する。
取引カード10が磁気処理部84を通過すると、磁気処理部84が磁気ストライプから磁気データを読み取る。
S1:取引カード10は搬送されて、画像読取部85により取引カード10の上側券面のほぼ全領域である領域104のイメージ画像(カードイメージ)をリードする。取引カード10は、取引カード10イメージ画像を全て読み取った後、カード搬送路83上で停止し待機する。取引カード10のイメージデータは制御部16に与えられる。
S2:磁気処理部84は、挿入された取引カード10の磁力変化の有無を確認する。
磁力変化がある場合、当該取引カード10は磁気ストライプ101を有するものであり、磁気ストライプ101から磁気データを読み取り、処理はS24に移行する。
また、磁力変化がない場合、磁気ストライプ101を有さない取引カード10、又は、逆方向挿入の取引カード10若しくは裏面挿入の取引カード10と判断できる。この場合、処理はS3に移行する。
S3:磁気変化がない場合、画像読取部85により読み取られたカードイメージデータから、取引カード10のIC端子部付近のイメージ認識を行う。すなわち搬送誤差等を考慮したIC端子部102の認識領域105のイメージデータと、180°反転した位置の領域106のイメージデータ領域との2箇所とを制御部16は判断し、当該取引カード10にIC端子部102が存在するか否かイメージ解析を行なう。
領域105のイメージ領域内にIC端子部102が認識できたか、あるいは領域106のイメージ領域にIC端子部102が認識できたか、あるいは、両者とも存在しないかを解析して検出する。なお、イメージデータの解析は、制御部16ではなくカード処理部8の制御部内でおこなってもよい。
カードイメージデータからのIC端子部102の検出結果が、両者とも検出できない場合やIC端子部102が180°反転の領域106でIC端子部102を検出した場合、処理はS4へ移行する。
S4:操作表示部14にカード再挿入画面を表示する。例えば、カード再挿入画面は、『取引カードを受け取って、取引カードの向きを確認して正しく再挿入願います。』等の文言やカード挿入方向を示すイラストを含むカード再挿入画面を表示し、顧客に取引カード10の再挿入を促す。
S5:取引カード10は返却される。
S6:制御部16は、取引カードの挿入(再挿入)を判断する。つまり、制御部16は、所定のタイムアウト時間を計時し、顧客による取引カード10の再挿入が所定時間内になされたか否かを判断する。そして、所定のタイムアウト時間内に取引カード10が挿入されると、処理はS7に移行し、所定のタイムアウト時間内に取引カード10が挿入されない場合、取引終了となる(S8)。
S7:所定のタイムアウト時間内に取引カード10が挿入されると、引き続き、当該顧客による処理を続行するために、カード処理部8のカード検知部82が取引カード10を検出する。カード処理部8は、カード搬送路83の搬送ローラ部81を回転させ取引カード10を吸入する。取引カード10が磁気処理部84を通過すると、磁気処理部84が磁気ストライプから磁気変化を読み取る。
S9:そして、取引カード10は搬送されて、画像読取部85により取引カード10の上側券面のほぼ全領域である領域104のイメージ画像(カードイメージ)をリードする。取引カード10は、取引カード10イメージ画像を全て読み取った後、カード搬送路83上で停止し待機する。取引カード10のイメージデータは制御部16に与えられる。
S10:磁気処理部84により読み取られた磁気変化の有無を確認する磁気データがある場合、処理はS24に移行し、磁気データが無い場合、処理はS11に移行する。
S11:磁気変化がない状態の場合、画像読取部85により読み取られたカードイメージデータから、取引カード10にIC端子部102があるべき領域と、180°反転した位置の領域106のイメージデータ領域との2箇所を判断し、当該取引カード10にIC端子部102が存在するか否かイメージ解析を行なう。IC端子部102が正常な位置に検出された場合、処理はS12に移行する。また、IC端子部102が領域106で検出された場合、あるいは、IC端子部102が領域105及び領域106で検出されない場合、処理はS103に移行する。
S12:S3及びS11で、IC端子部102が正常位置と検出した場合、IC活性化を判断する。つまり、カード搬送路83上に存在する取引カード10を、IC端子部102とIC接点部86が接触可能な位置で取引カードの搬送を停止し、IC接点部86を矢印B方向に降下させ、IC接点部86がIC端子部102と電気的に接続して通信を実施する。ここで、最初のICチップとのアクセスを活性化と呼ぶ。この活性化が正常(OK)場合、処理はS15に移行する。活性化がNGの場合、処理はS23に移行してカードを返却する(S23)。
S13:カードイメージデータからのIC端子部102の検出結果が、両者とも検出できない場合、あるいは、IC端子部102が180°反転の領域106でIC端子部を検出した場合、操作表示部14に最初から取引を行なわせる画面を表示する。例えば、『取引カードを受取って、取引カードの向きを確認して正しく挿入願います。』の文言を含む画面を表示し、顧客に正しい取引カードの挿入を促す。
S14:取引カード10はカード入出口8aに排出され顧客に返却し、当該取引は終了する。
S15:IC接点部86がIC端子部102と電気的接触を行い、ICチップへの活性化が正常に行なわれ、操作表示部14において、顧客操作により暗証入力がなされる。
S16:IC接点部86を通じて、ICチップにアクセスする。
S17:S16におけるICチップへのアクセスが成功した場合、処理はS18に移行する。一方、ICチップへのアクセスが失敗すると、処理はS23に移行して、取引カード10が返却される。
S18:ICチップへのアクセスが成功してカード情報が取得されると、ホストコンピュータ3と通信して、暗証入力された暗証番号とICチップから取得したカード情報とを含む取引要求電文(この場合、残高要求)がホストコンピュータ3に与えられる。
S19:ホストコンピュータと通信し、ホストコンピュータが取引の可否を判断する。このとき、ホストコンピュータ3との通信がNGの場合、処理はS23に移行し、OKの場合は、処理はS20に移行する。
S20:ホストコンピュータ3から残高情報を受取り、操作表示部14に残高表示する。そして、顧客操作により確認ボタンが選択されると、処理はS21に移行する。
S21:取引情報であるカードイメージや取引情報が記憶部18の電子ジャーナルに記憶され、処理はS22に移行する。
S22:取引は正常に終了し、取引カード10が返却される。
S2及びS10において、取引カード10の磁気ストライプ101から磁気有りと判断された場合、処理はS24に移行する。
S24:磁気ストライプ101の磁気データが正常にリードできた場合、処理はS25に移行する。なお、磁気データが異常である場合、処理はS12に移行する。
S25:磁気処理部84は磁気データが解析する。このとき、磁気データにIC搭載情報が含まれている場合、当該取引カード10はICカードであると判断し、処理はS12に移行する。一方、磁気データにIC搭載情報が含まれていない場合、当該取引カード10が磁気ストライプのみが付与されているものと判断し、処理はS26に移行する。
S26:ここでは、S15と同じ処理である。つまり、ICチップへの活性が正常に行なされ、操作表示部14において、顧客操作により暗証入力がなされる。
S27:S26で取得された暗証番号と磁気ストライプ101からリードしたカード情報とを含む情報をホストコンピュータ3と通信する。
S28:ホストコンピュータ3と通信し、ホストコンピュータ3が取引の可否を判断する。NGの場合は、処理はS30に移行して取引カード10が返却されて当該取引終了する。一方、OKの場合、処理はS29に移行する。
S29:S20と同様に、ホストコンピュータ3から残高情報を受取り、操作表示部14に残高表示する。そして、顧客操作により確認ボタンが選択されると、処理はS31に移行する。
S31:S21と同様に、取引情報であるカードイメージや取引情報が記憶部18の電子ジャーナルに記憶され、処理はS32に移行する。
S32:取引は正常に終了し、取引カード10が返却される。
S33:S24で磁気ストライプ101が異常であると判断されると、画像読取部85により読み取られた取引カード10のカードイメージデータからIC端子部102があるか否かが判断される。そして、カードイメージデータからのIC端子部102の検出結果が、両者とも検出できない場合やIC端子部102が180°反転の領域106でIC端子部を検出した場合、S52へ移行する。また、IC端子部102が正常な位置に検出された場合、処理はS34に移行する。
なお、S34〜S42はそれぞれ、S12〜S23の処理と同様の処理である。
S43:当該取引カードが自身の金融機関のカードである否かを判断する。取引カード10が自身の金融機関である場合、処理はS44に移行し、他の金融機関である場合には、処理はS51に移行し、取引カード10は排出して顧客に返却する。
S44:当該取引カード10の磁気ストライプ101に格納される磁気データを修復するために、ホストコンピュータ3と通信し、ホストコンピュータ3から当該取引カードの磁気ストライプ情報を制御部16が取得する。
S45:ホストコンピュータ3から取得した磁気ストライプ情報を、取引カード10の磁気ストライプ101に磁気書き込みする。
S46:磁気処理部84は、磁気ストライプ101から再度磁気データを読み込み、ホストコンピュータ3から取得した磁気ストライプ情報と一致するか否かを判断して、正常に磁気ストライプが書き込めたかチェックする。このとき、異常であれば処理はS47へ移行し、正常の場合、処理はS49に移行する。
S47:磁気ストライプ101に磁気データが正常に書き込めなかった場合、顧客に磁気データを復元できなかったことを知らせるために、例えば、『取引カードの磁気データが修復できませんでした。ICカードとしての取引は可能です。』などの文言を含む画面を操作表示部14に表示し、S48に移行する。
S48:取引カード10はカード入出口8aから排出されて、取引カード10を顧客に返却して取引を終了する。
S49:磁気ストライプ101に磁気データを正常に書き込んだことを顧客に知らせるために、例えば、『取引カードの磁気ストライプを修復しました』などの文言を含む画面を操作表示部14に表示し、処理はS50に移行する。
S50:取引カード10はカード入出口8aから排出されて、取引カード10を顧客に返却して取引を終了する。
S52:カードイメージデータからのIC端子部102の検出結果が、両者とも検出できない場合、あるいは、IC端子部102が180°反転の領域106で検出した場合、処理はS33からS52へ移行する。例えば、操作表示部14に『この取引カードは磁気ストライプが壊れているため使えません。』などの文言を含む画面が表示され、S53へ移行する。
S53:取引カード10はカード入出口8aから排出されて、取引カード10を顧客に返却して取引を終了する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、挿入された取引カードのエンボス領域内の凸凹にIC接点部を誤って降ろして、IC接点部を破損することなく、磁気ストライプが付いていないICチップ搭載の取引カードや、磁気ストライプが付いているICチップ搭載の取引カードであるが、磁気ストライプデータが壊れている場合でも、取引カードを用いて、取引を行うことができる。
また、第1の実施形態によれば、磁気ストライプに格納されている磁気データが壊れている場合でも、当該取引カードと自動取引装置が同一金融機関のものであれば、その壊れた磁気データを磁気ストライプに修復することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明に係る取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態に係る図2〜図5を用いて説明する。
第2の実施形態では、取引カードのイメージデータに基づいて、IC端子部の存在を解析する回数が第1の実施形態と異なる。これは、画像読取部85により読み取られた取引カード10の券面のイメージ画像から抽出した部分領域を解析して、IC端子部102の存在を認識する認識率の精度を考慮したものである。つまり、IC端子部102を含む部分領域の画像から、IC端子部102の存在の認識率が低い場合は、挿入された取引カードの磁気ストライプを読み取った結果が正常に読めた場合以外は、取引カード10をIC接点部86の位置まで搬送し、IC接点部86を下降させて、ICチップをアクセスして取引を開始する。IC端子部102の認識率が低いことで、ICチップを搭載しているのも関わらず取引できなくなるケースを救済することができる。
図7及び図8は、第2の実施形態に係る取引装置1における動作を示すフローチャートである。
図7及び図8に示す動作フローチャートは、図1及び図6の動作フローチャートと比較すると、図7のS61と図8のS62との処理が異なり、それ以外の処理は図1及び図6に示す処理と同一又は対応する。従って、図7及び図8において、図1及び図6と同一又は対応する処理には同一の符号を付している。
S61:磁気処理部84により読み取られた磁気データの有無に応じて、磁気データがある場合、処理はS62に移行し、磁気データが無い場合、処理はS12に移行する。
つまり、磁気変化がない場合、第1の実施形態では、再度、画像読取部85により読み取られた取引カード10の券面のカードイメージからIC端子部102の存在を確認するために、部分領域の画像を確認している。しかし、第2の実施形態では、IC端子部102の存在確認を行なわずに、取引処理を続行する。これにより、部分領域の画像に基づくIC端子部102の存在確認を行なわないため、処理負荷を軽減することができ、且つ、取引に係る時間の短縮化もできる。
S62:磁気ストライプ101の磁気データ(MS)が正常にリードできた場合、処理はS25に移行する。なお、磁気データが異常である場合、処理はS34に移行する。
つまり、磁気データが異常の場合、第1の実施形態では、再度、画像読取部85により読み取られた取引カード10の券面のカードイメージからIC端子部102の存在を確認するために、部分領域の画像を確認している。しかし、第2の実施形態では、IC端子部102の存在確認を行なわずに、取引処理を続行する。この場合も同様に、部分領域の画像に基づくIC端子部102の存在確認を行なわないため、処理負荷を軽減することができ、且つ、取引に係る時間の短縮化もできる。
以上のように、第2の実施形態によれば、カードイメージデータによりIC端子の検出精度が高くない場合、エンボス上にIC接点部を降ろして、IC接点部を破壊する可能性があるリスクよりも、できるだけ取引カードを用いた取引処理を行なうことができる。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態において、挿入された取引カードの券面上のIC端末部の検出は、取引装置の制御部が行う場合を例示した。しかし、カード処理部に設けられる制御部が、抽出した部分領域からIC端子部の有無を確認するようにしても良い。
(C−2)上述した第1及び第2の実施形態で説明した動作モードは、切り替え可能であっても良い。すなわち、カードイメージから抽出した部分領域に基づいてIC端子部の認識回数を変更することができる。例えば、係員による設定変更で選択可能とすることもできる。また例えば、取引の成功率などで動作モードを自動的に切り替えるようにしても良い。
例えば、取引装置へのIC端子部の認識処理を導入当初、又は取引装置の起動当初は、第1の実施形態で説明した動作フローを実行させる。
このとき、制御部16の取引処理部165は、所定時間内における取引成功率を導出する。なお、所定時間は、例えば、1時間、数時間、1週間、1月等のように、任意に設定することができる。
取引の成功率は、正常な取引をしてカード返却したS22、S32、S48、S50、S51の合計件数(図1及び図6参照)と、取引カードにアクセスできず、取引終了させずに取引カード返却したS14、S23、S41、S53の合計件数(図1及び図6参照)とを比較する。そして、取引成功が閾値(例えば95%以上)あれば、第1の実施形態の動作モードを継続し、取引成功率が閾値未満の場合、第2の実施形態の動作モードに切り替える。
1…取引装置、8a…カード入出口、14…操作表示部、8…カード処理部、16…制御部、161…磁気情報確認部、162…券面情報確認部、163…端子確認部、164…IC情報読取部、165…取引処理部、166…磁気情報復元部、81…搬送ローラ部、82…カード検知部、83…カード搬送路、84…磁気処理部、85…画像読取部、86…IC接点部。

Claims (11)

  1. 挿入された取引カードの券面画像を読み取る画像読取部と、
    上記画像読取部により読み取られた券面画像から、上記取引カードの券面上のIC端子部の配置領域を含む複数の部分領域を画像解析して、IC端子部の存在を確認する端子確認部と、
    上記端子確認部による確認結果に応じて、上記取引カードの上記IC端子部にIC接点部を電気的に接触させて、ICチップからカード情報を取得するIC情報読取部と、
    取得したカード情報を用いて、所定の取引処理を行なう取引処理部と
    を備えることを特徴とする取引装置。
  2. 挿入された取引カードの磁気変化を捉える磁気処理部を更に備え、
    上記端子確認部が、上記磁気処理部により磁気変化のない取引カードについて、上記IC端子部の存在を確認する
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 上記端子確認部が、上記券面画像から、正常方向挿入された取引カードの券面上のIC端子部の配置領域を含む第1の部分領域と、逆方向挿入された取引カードの券面上の上記IC端子部の配置領域を含む第2の部分領域とに基づいて、IC端子部の存在を確認し、
    上記IC情報読取部が、上記端子確認部により上記第1の部分領域に基づいて上記IC端子部を確認されたときに、ICチップからカード情報を取得し、
    上記取引処理部が、上記IC情報読取部からのカード情報を用いて、所定の取引処理を行なう
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 上記取引処理部が、上記端子確認部により、上記第2の部分領域に基づいて上記IC端子部を確認したとき、又は、上記第1の部分領域及び上記第2の部分領域にIC端子部を確認できないとき、取引カードの再挿入画面を表示させ、取引カードの再挿入待機状態とする
    ことを特徴とする請求項3に記載の取引装置。
  5. 上記画像読取部が、再度挿入された取引カードの券面画像を取得し、
    上記端子確認部が、再度挿入された取引カードの券面画像から、上記第1の部分領域と上記第2の部分領域に基づいて、IC端子部の存在を確認する
    ことを特徴とする請求項4に記載の取引装置。
  6. 上記磁気処理部が、磁気変化がある取引カードの磁気ストライプから取得した磁気データの正常性を確認するものであり、
    上記端子確認部が、上記磁気データの異常検出したときに、上記IC端子部の存在を確認する
    ことを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  7. 上記磁気処理部が上記磁気データを正常に取得したとき、
    上記取引処理部が、上記磁気処理部からのカード情報を用いて、所定の取引処理を行なう
    ことを特徴とする請求項6に記載の取引装置。
  8. 上記磁気処理部が、磁気変化がある取引カードの磁気ストライプから取得した磁気データの正常性を確認するものであり、
    上記IC情報読取部が、上記磁気データの異常検出したときに、挿入された上記取引カード上の上記IC端子部に、IC接点部を電気的に接触させて、ICチップからカード情報を取得する上記IC端子部の存在を確認し、
    上記取引処理部が、上記IC情報読取部からのカード情報を用いて、所定の取引処理を行なう
    ことを特徴とする請求項2に記載の取引装置。
  9. 上記磁気処理部により上記磁気データの異常が検出されたときに、磁気ストライプに格納する磁気情報の復元を行う磁気情報復元部を更に備えることを特徴とする請求項6又は8に記載の取引装置。
  10. 上記取引処理部が、上記端子確認部による上記IC端子部の存在確認の処理回数を変更すること特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の取引装置。
  11. 上記取引処理部が、所定時間内における、正常な取引終了による取引カードの返却件数と、取引終了せずに取引カードの返却件数とに基づく取引成功率に応じて、上記端子確認部による上記IC端子部の存在確認の処理回数を変更することを特徴とする請求項10に記載の取引装置。
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