JP6193056B2 - 情報保護装置及び情報保護プログラムならびに情報保護方法 - Google Patents

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本発明は、磁気カードスキミングに対して情報を保護する技術に関する。
磁気カードを扱う磁気カード処理装置は、しばしば磁気記録情報の不正な読み出しや、不正なコピーという犯罪行為の対象となることが社会的に問題になっている。このような犯罪は、一般にスキミングと呼ばれる。スキミングは、データ盗み取り用の特殊な装置(スキマー)を、磁気カード処理装置に取り付けることによって行われる。スキマーは見かけ上通常のカード挿入口と変わらない外観のカード挿入口を有することが多い。この外観によって誘導されたユーザは、磁気カードをスキマーに挿入してしまうので、スキマーは、自機を通過する磁気カードのデータから、磁気記録情報を奪取することが可能となる。
スキミングを防止するため、多くの磁気カード処理装置は、ジャミング磁界発生デバイスを装着している。ジャミング磁界発生デバイスは、妨害磁界を発生する装置である。ジャミング磁界発生デバイスが妨害磁界を発生している場合、スキミング用磁気ヘッドが取得する磁気データにはこの妨害磁界による妨害ノイズが重畳する。この妨害ノイズにより、スキマーにおいて、磁気データを取得することが困難となるため、データの盗み取りは困難となる。
しかし、ジャミング磁界を発生させることは、本来の目的である磁気カードの処理に対して、余分な電力を必要とする。この電力消費を軽減するため、ジャミング磁界の強度は可能な限り弱く、発生時間は可能な限り短いことが必要である。その一方、スキミングは確実に防止されることが必要であり、ジャミング強度、ジャミング磁界の発生時間は適正な調整が必要となる。
特許文献1は、ジャミング磁界発生デバイスに相当する、妨害磁界を発生させる磁界発生部と、カード挿入口付近に異物があるか否かを判定する異物検知部とを有し、異物検知部が異物を検知したと判定した場合に、磁界発生部が発生させている妨害磁界の強度を変化させる制御部とを開示している。
特許文献2は、人間検知センサを用い、人間検知センサで、信号を検出した場合にのみ、妨害磁界を発生させるシステムを開示している。
特許文献3は、妨害磁界の発生時間を、カード挿入検出用の磁気ヘッドによる検出時点からの経過時間等によって、管理することを開示している。
特開2013−050994 特開2010−027072 特開2001−067524
特許文献1の方法では、磁界発生部が発生させている妨害磁界の強度は、異物を検知した場合に高めるので、常時同じ強度で妨害磁界を発生させる場合に比べると、電力の消費は少ない。しかし、この方法では、異物を検知して初めて妨害磁界の強度を高めるため、異物検知部までの搬送路でスキミングされる可能性がある。
特許文献2の方法では、人間検知センサで信号を検出した場合にのみ、妨害磁界を発生させるので、電力の消費は少ない。また、人間を検知した時点で、妨害磁界を発生させるので、異物検知部までの搬送路でスキミングされる可能性は特許文献1に比べると低い。
しかし、磁気カード処理装置の周辺環境における人間の検知と、磁気カード処理装置に対するスキミング行為とは、必ずしも連続で生じるものではない。磁気カード処理装置そのもの、あるいは周辺環境のメンテナンスを行う整備関係者の存在を検知した場合に、その都度妨害磁界を発生させることは、電力の無駄遣いとなる。特許文献2では、スキミングの恐れがない場合も妨害磁界を発生させることになるため、電力の過度な浪費が避けられない。
特許文献3の方法では、妨害磁界の発生時間を制御しているが、妨害磁界の発生タイミングは、カード挿入を検知した場合であるので、カード挿入が検知されるまでの間は、スキミングの危険を避け得ない。
本発明の主たる目的の一つは、少ない電力で、確実にスキミングを防止することである。
本発明の一つの見地は、磁気カードのデータ読み取りを妨害可能な妨害磁界を磁界発生装置に発生させる磁界発生手段と、動体を検出するセンサからの信号である動体信号を受信する検知手段と、磁気カードの正当な取扱いが開始されたことを表す信号である、開始信号を送信する通知手段と、前記動体信号と、前記開始信号とを受信している場合に、前記磁界発生手段に、前記妨害磁界の発生を指示する制御手段とを備える情報保護装置である。
本発明による他の見地は、磁気カードのデータ読み取りを妨害する妨害磁界を磁界発生装置が発生するよう制御する磁界発生処理と、動体を検出するセンサからの信号である動体信号を受信する検知処理と、磁気カードの正当な取扱いが開始されたことを表す信号である開始信号を送信する通知処理と、前記動体信号と、前記開始信号とを受信している場合に、前記磁界発生装置に、前記妨害磁界の発生を指示する制御処理とを、コンピュータに実行させる情報保護プログラムである。
本発明による別の他の見地は、動体を検出するセンサからの信号である動体信号を受信し、磁気カードの正当な取扱いが開始されたことを表す信号である開始信号を受信している場合に、磁気カードのデータ読み取りを妨害する妨害磁界を磁界発生装置に発生させる情報保護方法である。
本発明によれば、少ない電力で、確実にスキミングを防止することができる。
スキマーを取り付けられた磁気カード処理システムを例示する側面図である。 磁気カード検知センサの構成を、磁気カード非検出時について示す図である。 磁気カード検知センサの構成を、磁気カード検出時について示す図である。 磁気カード処理システムの構成を表すブロック図である。 第1の実施形態の処理を表すフローチャートである。 第2の実施形態の処理を表すフローチャートである。 第3の実施形態の処理を表すフローチャートである。 本発明をコンピュータプログラムで実行することが可能な情報処理装置の構成を例示するブロック図である。 第4の実施形態の処理を表すフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1は、不正にスキマー9がとりつけられた、磁気カード処理システムを例示する側面図である。スキマー9は、磁気カード4を扱う実線で表した磁気カード処理システム1のカード挿入口40に取り付けられているものとする。スキマー9は、スキミング用磁気ヘッド8を備えている。磁気カード4は、磁気カード処理システムのユーザにより、スキミング用磁気ヘッド8の直上を通過しながら本来のカード挿入口40に挿入される。
ユーザが磁気カード処理システム1に近づくと、人体検知センサがその接近を感知する。
人体検知センサは動体センサ7とも呼ばれる。
ジャミング磁界発生装置(磁界発生装置2)は妨害磁界を照射する。妨害磁界をスキマー近傍に照射すると、スキミング用磁気ヘッド8が磁気カード4の磁気データを読取る際、磁気データの信号に妨害ノイズを乗せることができる。このため、磁気カード4からの磁気データの奪取を無効化できる。
開始入力部6は、ユーザが磁気カード処理システム1での操作を開始することを、磁気カード処理システム1に通知する信号を発する。開始を指示する信号(開始信号)は、開始入力部6に備えられたボタンの押下、または、タッチパネルの所定箇所への接触等で、情報保護装置100の通知部12に送信される。すなわち、開始信号は磁気カードの正当な取扱いが開始されたことを表す信号である。
磁気カード検知センサ3は磁気カードの挿入を検知し、磁気カード処理システム1に通知する。磁気カード4の検出は、一例として、図2乃至3に示す構成によって行われる。
図2は、磁気カード検知センサ3が、磁気カード4を検出していない場合(磁気カード非検出)の構成を示す。図2(a)の磁気カードセンサ3部分を拡大した図2(b)に示すように、磁気カード検知センサ3は光源21を備える上部と、受光器22を備える下部から成り立つ。光源21から放射された光は、上部と下部の間に何も挿入されていない場合、受光器22で検出される。すなわち、受光器22が光を検出する場合は、磁気カードセンサ3は、磁気カード4が非検出であると判断する。
図3は、磁気カード検知センサ3が、磁気カード4を検出している場合の構成を示す。図3(a)の磁気カードセンサ3部分を拡大した図3(b)に示すように、磁気カード検出センサ3の上部と下部の間には磁気カード4が挿入されているため、受光器22は光源21の光を検出しない。すなわち、受光器22が光を検出しない場合は、磁気カードセンサ3は、磁気カード4が検出していると判断する。このように、受光器22が検出する光強度をモニタすることによって、磁気カード4の検出が判断される。
搬送ローラ5は上下のローラの間に磁気カード4を挟んで、両ローラを互いに逆方向に回転させることで、磁気カード処理システム1の内部に搬送する。
搬送された磁気カード4は、磁気カード処理システム1の内部で、適正に情報を読み込まれる。その結果、ユーザが指定した処理が実行される。この処理が完了した時点で、磁気カード4は搬送ローラ5により挿入時とは逆方向に搬送され、磁気カード検知センサ3で再度検知された後、カード挿入口40に返却される。磁気カード検知センサ3が発信した信号を契機として、妨害磁界の照射が制御可能である。したがって、磁気カード処理システム1では、磁気データの適正な読み取りが可能であるとともに、磁気データの不法な奪取が防止される。
図4は、本実施形態の機能の構成を表すブロック図である。
本実施形態の情報保護装置100は、妨害磁界発生部10、検出部11、制御部13、通知部12を備える。
妨害磁界発生部10は、制御部13の命令を受けて、磁界発生装置2を駆動し妨害磁界の発生および停止を制御する。また、磁界発生装置2の磁界強度を調整することが可能である。
検出部11は、動体センサ7が発した動体信号を受信し、制御部13に通知する。
動体センサ7としては、赤外線が動体により遮られたり、動体で反射したりすることを検知する赤外センサを用いることができる。また、超音波の動体による反射や、ドップラー効果を検出する超音波センサを用いることができる。
通知部12は、開始入力部6から送信された、開始信号を受信し、制御部13にこれを送信する。
制御部13は、検出部11から送信された動体信号と通知部12から送信された開始信号の双方を受信し、磁界発生部10に妨害磁界の発生を命令する。
カード検出部20は、磁気カード処理システム1の内部に備えられている。カード検出部20は、カード挿入口40から挿入された磁気カード4を検出し、磁気カード4全体が磁気カード処理システム1の内部に入ったことを、制御部13に通知する。また、カード検出部20は、カード搬送部30から返送された磁気カード4を検出して、制御部13に通知する。
カード搬送部30は、内部に入った磁気カード4を、磁気データの読み取り処理部に搬送する。また、カード搬送部30は、読み取り処理が終わった磁気カード4を、カード挿入口40に向けて返送する。
磁界発生部10、検出部11、通知部12、制御部13は、論理素子を組み合わせて実現するハードウェアで実施されてもよいし、後述する図8に示す情報処理装置1000の記憶装置1300に格納されたプログラムを、CPU1100(CPU:Central Processor Unit)が実行することで実現されてもよい。
次に図4乃至図5を参照して、本実施形態の動作について説明する。図5は、本実施形態における制御部13の動作を、フローチャートで示したものである。
動体センサ7は、ユーザの磁気カード処理システム1近傍への来訪を含めて、動体を検知した場合、動体が磁気カード処理システム1に近づいたことを示す動体信号(以下、MSと呼ぶ)を検出部11に送信する。開始入力部6は、ユーザが処理開始を知らせる開始入力を受けて、通知部12に開始信号(以下、USと呼ぶ)を送信する。
制御部13は、検出部11が送信したMSを受信するまで待機状態にある(S−1にてNO)。制御部13は、MSが受信した場合(S−1にてYES)、通知部12が送信するUSを受信するまで待機する(S−2にてNO)。制御部13は、USを受信した場合(S−2にてYES)、妨害磁界の発生を、磁界発生部10に命令する(S−3)。
この命令を受けて、磁界発生部10は磁界発生装置2に妨害磁界を発生させる。制御部13は、カード検出部20が送信したカード検出信号(以下、CSと呼ぶ)を受信するまで、待機状態にある(S−4にてNO)。ユーザがカード挿入口40に挿入した磁気カード4がカード検出部20で検出されると、カード検出信号が制御部13に送信される。制御部13は、CSを受信すると(S−4にてYES)、磁界発生部10に妨害磁界の停止を命令する(S−5)。磁界発生部10はこの命令を受けて、磁界発装置2に妨害磁界を停止させる。この後、磁気カード4は、カード搬送部30によって回転駆動された搬送ローラ5によって磁気カード処理システム1の図示しないカード読み取り部に搬送される。カード読み取り部は、磁気カード4のデータを読み取る。続いて、図示しない処理部が、ユーザが指定した処理Aを実行する。
処理Aが完了すると、カード搬送部30が、搬送ローラ5を逆方向に回転させて、カード読み取り部から磁気カード4を、カード挿入口40の方向に搬送する。制御部13は、CSを受信するまで、S−5の状態で待機する(S−6にてNO)。カード検出部20が、カード挿入口40方向に返送される磁気カード4を再び検出し、CSを制御部13に送信すると、制御部13はこれを受信し(S−6にてYES)、妨害磁界発生を磁界発生部10に命令する(S−7)。この命令を受けて、磁界発生部10は磁界発生装置2に、妨害磁界を発生させる。
制御部13はMSを受信している間は、S−7の状態で待機する(S−8にてNO)。制御部13はMSを受信しない状態が一定時間続いた場合(S−8にてYES)、制御部13は、磁界発生部10に妨害磁界の停止を命令する(S−9)。
なお、S−3で発生させる妨害磁界は、必ずしも連続である必要はなく、所定の間隔で断続的に発生させても構わない。また、本実施形態では、動体センサ7と検出部11とを、それぞれセンシング機能と、制御および通信機能とで分けているが、これらは一体化しても構わない。また、本実施形態では、磁界発生装置2と磁界発生部10とを、それぞれ、磁界発生と、磁界発生制御とで分けているが、これらは一体化しても構わない。また、本実施形態では、開始入力部6と通知部12とを、入力機能と通知機能とで分けているが、これらは一体化しても構わない。また、本実施形態ではカード検出部20を用いて、磁気カード4の検出を契機に妨害磁界を制御しているが、USを契機としてあらかじめ決められた一定時間を契機として妨害磁界の制御を行ってもよい。この場合は、カード検出部20は不要である。
本実施形態では、制御部13が動体信号MSと開始信号USの両者を受信したした時点で初めて、妨害磁界が生成されるので、ユーザ以外の存在により、無駄に妨害磁界が生成されることがない。したがって、電力の消費が少なく、確実にスキミングの防止を図ることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の構成は第1の実施形態と同じである。第2の実施形態では、動体信号MSの検出時から、妨害磁界を発生させ、一定時間後に開始信号USが検出されない場合は、妨害磁界を停止するという点が、第1の実施形態とは異なる。
図4および図6に示す、本実施形態の構成を参照して、本実施形態の動作について説明する。図6は、本実施形態における制御部13の動作を、フローチャートで示したものである。
動体センサ7は、ユーザの磁気カード処理システム1近傍への来訪を含めて、動体を検知した場合、動体が磁気カード処理システム1に近づいたことを示す動体信号MSを検出部11に送信する。開始入力部6は、ユーザが処理開始を知らせる開始入力信号を受けて、通知部12に開始信号USを送信する。
制御部13は、検出部11が送信したMSを受信するまで待機状態にある(S−10にてNO)。制御部13は、MSを受信した場合(S−10にてYES)、妨害磁界の発生を、磁界発生部10に命令する(S−11)。制御部13は、USを受信するまで待機し(S−12にてNO)、S−11から所定の時間が経過していない場合(S−13にてNO)、引き続いてUSの受信を待機する。制御部13はS−11から所定の時間が経過した場合(S−13にてYES)、磁界発生部10に妨害磁界の停止を命じる(S−14)。続いて、制御部13は、MSの受信の有無を判断し、MSを受信していない場合は(S−15にてNO)、S−10にもどって次のMSを検出するまで待機する。制御部13はMSを受信している場合は(S−15にてYES)、MSを受信しなくなるまで待機する(S−15にてNO)。
制御部13は、S−12でUSを受信した場合(S−12にてYES)、CSを受信するまで待機する(S−16にてNO)。制御部13は、CSを受信した場合(S−16 YES)、磁界発生部10に妨害磁界停止を命令する。 磁界発生部10はこの命令を受けて、磁界発装置2に妨害磁界を停止させる。この後、第1の実施形態と同様に、ユーザが指定した処理Aが実行され、続いてS−6からS−9までの処理と同様の処理が実行される。
第2の実施形態では、第1の実施形態における省エネルギー効果に加えて、より確実なスキミングの防止効果が得られる。その理由は、第2の実施形態では、動体信号MS受信時に妨害磁界が生成され、開始信号USの有無で妨害磁界の停止、継続が決定されるためである。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係るシステムを構成する各部位は、第1の実施形態、第2の実施形態と同じである。
第3の実施形態では、動体信号MSの検出時から、妨害磁界を発生させ、一定時間後に開始信号USが検出されない場合は、妨害磁界を停止するという点は、第2の実施形態と同じであるが、開始信号USが検出された場合、磁界の強度を強める点が第2の実施形態とは異なる。
図4および図7を参照して、本実施形態の動作について説明する。図7は、本実施形態における制御部13の動作を、フローチャートで示したものである。
動体センサ7は、ユーザの磁気カード処理システム1近傍への来訪を含めて、動体を検知した場合、動体信号MSを検出部11に送信する。開始入力部6は、ユーザが処理開始を知らせる開始入力信号を受けて、通知部12に開始信号USを送信する。
制御部13は、検出部11が送信したMSを受信するまで待機状態にある(S−20にてNO)。制御部13は、MSが受信した場合(S−20にてYES)、制御部13は、一定の強度の妨害磁界(妨害磁界1)の発生を、磁界発生部10に命令する(S−21)。磁界発生部10は、磁界発生装置2に妨害磁界1を発生させる。制御部13は、USを受信するまで待機し(S−22にてNO)、S−21から所定の時間が経過していない場合(S−23にてNO)、引き続いてUSの受信を待機する。制御部13はS−21から所定の時間が経過した場合(S−23にてYES)、磁界発生部10に妨害磁界1の停止を命じる(S−24)。続いて、制御部13は、MSの受信の有無を判断し、MSを受信していない場合は(S−25にてNO)、S−20にもどって次のMSを検出するまで待機する。制御部13はMSを受信している場合は(S−25にてYES)、MSを受信しなくなるまで待機する。
制御部13は、S−22でUSを受信した場合(S−22にてYES)、磁界発生部10に妨害磁界1より強度の高い妨害磁界2の発生を命令する(S−26)。磁界発生部10は、磁界発生装置2に妨害磁界2を発生させる。次に、制御部13は、カード検出信号CSを受信するまで待機する(S−27にてNO)。制御部13は、CSを受信した場合(S−27にてYES)、磁界発生部10に妨害磁界停止を命令する(S−28)。
磁界発生部10はこの命令を受けて、磁界発装置2に妨害磁界を停止させる。この後、第1の実施形態と同様に、ユーザが指定した処理Aが実行され、続いてS−6からS−9までの処理と同様の処理が実行される。
第3の実施形態では、第2の実施形態にて得られる確実なスキミング防止の効果に加えて、さらに省電力の効果を得ることができる。その理由は、第3の実施形態においては、開始信号US受信前の妨害磁界の強度を、US受信以降より小さく抑えることができるからである。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態について、図8を参照して説明する。本発明の第4の実施形態は、磁気カードのデータ読み取りを妨害する妨害磁界を磁界発生装置に発生させる磁界発生部10と、動体を検出するセンサからの信号である動体信号を受信する検知部11と、磁気カード取引を開始する信号である開始信号を受信する通知部12と、前記動体信号と、前記開始信号とを受信している場合に、前記磁界発生部10に、妨害磁界を発生させる制御部13とを備える情報保護装置100である。
本実施形態は、少ない電力で、確実にスキミングを防止する、という効果を発揮する。
上述した第1乃至第4の実施形態を例に説明した本発明は、当該実施形態の説明において参照したフローチャート(図4、図5、図6)の機能、或いは図3に示したブロック図において当該装置内に示した各部を実現可能なプログラムを図7に示す情報処理装置1000に対して供給した後、そのプログラムをCPU1100に対して実行することによって達成される。また、情報処理装置1000内に供給されたプログラムは、読み書き可能な一時記憶メモリ1200またはハードディスクドライブ等の不揮発性の記憶装置1300に格納すればよい。
1 磁気カード処理システム
2 磁界発生装置
3 磁気カード検知センサ
4 磁気カード
5 搬送ローラ
6 開始入力部
7 動体センサ
8 スキミング用磁気ヘッド
9 スキマー
10 磁界発生部
11 検出部
12 通知部
13 制御部
20 カード検出部
21 光源
22 受光器
30 カード搬送部
40 カード挿入口
100 情報保護装置
1000 情報処理装置
1100 CPU
1200 一時記憶メモリ
1300 記憶装置

Claims (5)

  1. 磁気カードのデータ読み取りを妨害可能な妨害磁界を磁界発生装置に発生させる磁界発生手段と、
    動体を検出するセンサからの信号である動体信号を送信する検知手段と、
    磁気カードの取扱いが開始されたことを表す信号である開始信号を送信する通知手段と、
    前記動体信号と前記開始信号との両方を受信している場合に、前記磁界発生手段に、前記妨害磁界の発生を指示する制御手段と
    を備える情報保護装置。
  2. 前記磁界発生手段は、前記動体信号と前記開始信号との両方を受信している場合に、所定の間隔で、前記磁界発生装置に、前記妨害磁界を発生させる請求項1に記載の情報保護装置。
  3. 磁気カードのデータ読み取りを妨害する妨害磁界を磁界発生装置が発生するよう制御する磁界発生処理と、
    動体を検出するセンサからの信号である動体信号を送信する検知処理と、
    磁気カードの取扱いが開始されたことを表す信号である開始信号を送信する通知処理と、
    前記動体信号と前記開始信号との両方を受信している場合に、前記磁界発生装置に、前記妨害磁界の発生を指示する制御処理とを、コンピュータに実行させる情報保護プログラム。
  4. 前記磁界発生処理は、前記動体信号と前記開始信号との両方を受信している場合に、所定の間隔で、前記磁界発生装置に、前記妨害磁界を発生させる処理を含む請求項に記載の情報保護プログラム。
  5. 動体を検出するセンサからの信号である動体信号と、磁気カードの取扱いが開始されたことを表す信号である開始信号との両方を受信している場合に、前記磁気カードのデータ読み取りを妨害可能な妨害磁界を磁界発生装置に発生させる情報保護方法。
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