JP2016189055A - カードリーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】妨害磁界が発生している状態であっても、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを適切に検知することが可能なカードリーダを提供する。
【解決手段】カードリーダ1は、カード挿入口3から挿入されるカード2の磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを検知するためのMRセンサ10と、磁気ストライプに記録された磁気データの不正な読取りを妨害するための妨害磁界を発生させる妨害磁界発生手段11とを備えており、カード2の磁気ストライプには、カード挿入口3から挿入されるカード2の移動方向に配列される磁気データが記録されている。MRセンサ10は、カード2の移動方向において、磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離、離れた状態で配置される第1の抵抗体および第2の抵抗体を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、カードに記録された磁気データの読取りやカードへの磁気データの記録を行うカードリーダに関する。
従来、カードに記録された磁気データの読取りやカードへの磁気データの記録を行うカードリーダが広く利用されている。カードリーダが利用される金融機関等の業界では、従来、犯罪者がカードリーダのカード挿入部に磁気ヘッドを取り付けて、この磁気ヘッドでカードの磁気データを不正に取得するいわゆるスキミングが大きな問題となっている。そこで、スキミング用の磁気ヘッド(以下、「スキミング用磁気ヘッド」とする)での磁気データの読取りを阻止するための妨害磁界を発生させるカードリーダが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のカードリーダは、妨害磁界を発生させる妨害磁界発生器と、カード挿入口から挿入されたカードを搬送する搬送ローラと、搬送ローラを駆動するモータとを備えている。また、このカードリーダは、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを検知するための磁気ヘッド(プリヘッド)を備えている。このカードリーダでは、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されていることがプリヘッドによって検知されると、モータが起動して、搬送ローラがカードリーダの中にカードを取り込む。また、このカードリーダでは、モータが起動した後、カードの後端側がカード挿入口から突出している間、妨害磁界発生器が妨害磁界を発生させている。
特許第3936496号公報
特許文献1に記載のカードリーダにおいて、スキミング用磁気ヘッドによるスキミングを確実に防止するためには、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプがプリヘッドに到達する前から妨害磁界発生器が妨害磁界を発生させるとともに、磁気ストライプがプリヘッドに到達した後も所定時間、妨害磁界発生器が妨害磁界を発生させることが好ましい。すなわち、特許文献1に記載のカードリーダにおいて、スキミング用磁気ヘッドによるスキミングを確実に防止するためには、プリヘッドによる磁気データの読取時にも妨害磁界が発生していることが好ましい。
しかしながら、本願発明者の検討によると、特許文献1に記載のカードリーダにおいて、プリヘッドによる磁気データの読取時に妨害磁界が発生していると、妨害磁界に起因してプリヘッドの出力信号が変動するため、磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かをプリヘッドで適切に検知することが困難であることが明らかになった。すなわち、本願発明者の検討によると、特許文献1に記載のカードリーダでは、妨害磁界が発生している状態においては、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かをプリヘッドで適切に検知することが困難であることが明らかになった。
そこで、本発明の課題は、妨害磁界が発生している状態であっても、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを適切に検知することが可能なカードリーダを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のカードリーダは、磁気ストライプを有するカードが挿入されるカード挿入口と、磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを検知するためのMRセンサと、磁気ストライプに記録された磁気データの不正な読取りを妨害するための妨害磁界を発生させる妨害磁界発生手段とを備え、磁気ストライプには、カード挿入口から挿入されるカードの移動方向に配列される磁気データが記録され、MRセンサは、カードの移動方向において、磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離、離れた状態で配置される第1の抵抗体および第2の抵抗体を備えることを特徴とする。
本発明のカードリーダでは、磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを検知するためのMRセンサが第1の抵抗体と第2の抵抗体とを備えている。また、本発明では、第1の抵抗体と第2の抵抗体とは、磁気データの配列方向と一致するカードの移動方向において、磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離、離れた状態で配置されており、カードの移動方向における第1の抵抗体と第2の抵抗体との距離は非常に近い。そのため、本発明では、妨害磁界発生手段が発生させる妨害磁界に起因する第1の抵抗体の抵抗の変化量と第2の抵抗体の抵抗の変化量との差を小さく抑制することが可能になる。また、本発明では、第1の抵抗体と第2の抵抗体とが、磁気データの配列方向と一致するカードの移動方向において、磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離、離れた状態で配置されているため、磁気ストライプに記録された磁気データに起因する第1の抵抗体の抵抗の変化量と第2の抵抗体の抵抗の変化量との差を大きくすることが可能になる。したがって、本発明では、妨害磁界が発生している状態であっても、第1の抵抗体の抵抗の変化量と第2の抵抗体の抵抗の変化量との差に基づいて、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを適切に検知することが可能になる。
本発明において、第1の抵抗体と第2の抵抗体とは、カードの移動方向において、磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離、離れた状態で配置されていることが好ましい。国際規格やJIS規格では、磁気ストライプの先端側のプリアンブルに0データが記録されることが規定されているため、このように構成すると、国際規格やJIS規格に適合するカードの磁気ストライプに磁気データが記録されている場合に、磁気データに起因する第1の抵抗体の抵抗の変化量と第2の抵抗体の抵抗の変化量との差をより大きくすることが可能になる。したがって、第1の抵抗体の抵抗の変化量と第2の抵抗体の抵抗の変化量との差に基づいて、磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かをより適切に検知することが可能になる。
本発明において、第1の抵抗体と第2の抵抗体とは直列に接続され、第1の抵抗体および第2の抵抗体のいずれか一方が電源に接続され、第1の抵抗体および第2の抵抗体のいずれか他方が接地され、第1の抵抗体と第2の抵抗体との中点の電位がMRセンサの出力となっていることが好ましい。このように構成すると、第1の抵抗体の抵抗の変化量と第2の抵抗体の抵抗の変化量との差がそのまま、MRセンサの出力となるため、たとえば、第1の抵抗体と第2の抵抗体とが並列に接続されている場合と比較して、MRセンサの出力信号の処理が容易になる。
以上のように、本発明のカードリーダでは、妨害磁界が発生している状態であっても、カード挿入口から挿入されたカードの磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを適切に検知することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるカードリーダの概略図である。 図1に示すカードの裏面を示す図である。 図1に示すMRセンサの構成を説明するための図である。 図3に示すMRセンサの出力信号の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(カードリーダの構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるカードリーダ1の概略図である。図2は、図1に示すカード2の裏面を示す図である。
本形態のカードリーダ1は、カード2に記録された磁気データの読取りやカード2への磁気データの記録を行うための装置であり、たとえば、ATM等の所定の上位装置に搭載されて使用される。このカードリーダ1は、カード2が挿入されるカード挿入口3が形成されるカード挿入部4と、本体部5とを備えている。カードリーダ1の内部には、カード挿入口3から挿入されたカード2が通過するカード通過路6が形成されている。
本形態では、カード挿入口3から挿入されたカード2は、図1に示すX方向で移動する。すなわち、X方向は、カード2の移動方向である。また、X方向に直交する図1のZ方向は、カードリーダ1に取り込まれたカード2の厚さ方向であり、X方向とZ方向とに直交する図1のY方向は、カードリーダ1に取り込まれたカード2の幅方向である。
カード2は、厚さが0.7〜0.8mm程度の略長方形状の塩化ビニール製のカードである。このカード2の裏面には、磁気データが記録される磁気ストライプ2aが形成されている。磁気ストライプ2aは、略長方形状に形成されるカード2の長手方向に沿って形成されている。磁気ストライプ2aには、磁気ストライプ2aの長手方向(すなわち、カード2の長手方向)に配列される磁気データが記録されている。本形態のカード2は、国際規格やJIS規格に適合したカードであり、磁気ストライプ2aの先端側のプリアンブルには、「0」データが記録されている。
カード2は、その裏面が下側を向いた状態で、かつ、カード2の長手方向がX方向(カード2の移動方向)と略一致した状態で、カードリーダ1に挿入されて、カードリーダ1内を移動する。すなわち、磁気ストライプ2aに記録される磁気データは、カード2の移動方向に配列されている。なお、カード2には、ICチップや通信用のアンテナが内蔵されても良い。また、カード2は、厚さが0.18〜0.36mm程度のPET(ポリエチレンテレフタレート)カードであっても良いし、所定の厚さの紙カード等であっても良い。
また、カードリーダ1は、カード2の磁気ストライプ2aに記録された磁気データの読取りや磁気ストライプ2aへの磁気データの記録を行うための磁気ヘッド7と、カード通過路6においてカード2を搬送するための駆動ローラ8およびパッドローラ9と、磁気ストライプ2aに磁気データが記録されているのか否かを検知するためのMRセンサ10と、磁気ストライプ2aに記録された磁気データの不正な読取りを防止するための磁界(妨害磁界)を発生させる妨害磁界発生手段11とを備えている。
磁気ヘッド7、駆動ローラ8およびパッドローラ9は、本体部5に配置されている。MRセンサ10および妨害磁界発生手段11は、カード挿入部4に配置されている。磁気ヘッド7は、カード通過路6に下側から臨むように配置されている。また、磁気ヘッド7は、Y方向において、磁気ストライプ2aが通過する位置に配置されている。駆動ローラ8とパッドローラ9とは、上下方向で対向するように配置されている。パッドローラ9は、駆動ローラ8に向かって付勢されている。MRセンサ10は、カード通過路6に下側から臨むように配置されている。MRセンサ10の具体的な構成については後述する。
妨害磁界発生手段11は、磁性材料で形成されるコアと、コアに巻回される励磁用のコイルとを備えている。コアおよびコイルは、たとえば、カード通過路6の上側に配置されている。コイルは、コイルに電流を供給する交流電源回路に接続されており、コイルに電流が供給されると、カードリーダ1の前方に向かって、かつ、磁気ストライプ2aが通過する位置に向かって妨害磁界が発生する。なお、コアおよびコイルは、カード通過路6の下側に配置されても良い。
カードリーダ1では、図示を省略するカード挿入検知機構によってカード挿入口3にカード2が挿入されたことが検知されると、妨害磁界発生手段11が妨害磁界を発生させるとともに、MRセンサ10に電力が供給される。
(MRセンサの構成)
図3は、図1に示すMRセンサ10の構成を説明するための図である。
MRセンサ10は、MR素子(磁気抵抗効果素子)として、図3に示すように、互いに直列に接続される第1の抵抗体R1(以下、抵抗体R1とする)と第2の抵抗体R2(以下、抵抗体R2とする)とを備えている。抵抗体R1、R2は、たとえば、ニッケル鉄合金の薄膜によって形成されている。抵抗体R1、R2は、Y方向(カード2の短手方向)において、複数回折り返されて形成されている。たとえば、抵抗体R1、R2は、Y方向において2回折り返されて形成されている。あるいは、抵抗体R1、R2は、Y方向に平行な直線状に形成されている。なお、抵抗体R1、R2は、ニッケル鉄合金以外の材料で形成されても良い。
抵抗体R2は、電源Vccに接続されている。具体的には、抵抗体R1に接続されていない抵抗体R2の一端が電源Vccへの接続端子T1に接続されており、接続端子T1が電源Vccに接続されている。抵抗体R1は、接地されている。具体的には、抵抗体R2に接続されていない抵抗体R1の一端が接地用端子T2に接続されており、接地用端子T2が接地されている。また、直列に接続される抵抗体R1と抵抗体R2との間の中点C1(抵抗体R1と抵抗体R2との接続点)の電位がMRセンサ10の出力となっている。
抵抗体R1の抵抗値と抵抗体R2の抵抗値とは等しくなっている。本形態では、Y方向における抵抗体R1の長さと、Y方向における抵抗体R2の長さとは、等しくなっている。また、この長さは、磁気ストライプ2aに記録される磁気データのY方向における幅よりも狭くなっている。たとえば、この長さは、2mmである。また、X方向における抵抗体R1の幅と、X方向における抵抗部R2の幅とは、等しくなっている。たとえば、この幅は、60μmである。さらに、抵抗体R1の膜厚と、抵抗体R2の膜厚とは、等しくなっている。たとえば、この膜厚は、45nmである。
抵抗体R1と抵抗体R2とは、Y方向において同じ位置に配置されている。具体的には、抵抗体R1および抵抗体R2は、Y方向において磁気ストライプ2aが通過する位置に配置されている。また、抵抗体R1と抵抗体R2とは、X方向において、距離D1離れた状態で配置されている。距離D1は、磁気ストライプ2aに記録される磁気データの最大ビット間隔未満の距離となっている。すなわち、距離D1は、磁気ストライプ2aに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離となっている。
本形態では、距離D1は、磁気ストライプ2aに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離となっている。すなわち、距離D1は、磁気ストライプ2aに「1」データが記録されたときの磁気データのビット間隔と同じ距離となっている。たとえば、磁気ストライプ2aに記録される磁気データの記録密度が75bpiである場合には、距離D1は、0.17mm(=25.4/(75×2))となっており、磁気ストライプ2aに記録される磁気データの記録密度が210bpiである場合には、距離D1は、0.18mm(=25.4×3/(210×2))となっている。なお、抵抗体R1、R2が、Y方向において、複数回折り返されて形成されている場合には、距離D1は、抵抗体R1の、最も抵抗体R2側に配置される部分と、抵抗体R2の、最も抵抗体R1側に配置される部分との距離である。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、抵抗体R1と抵抗体R2とは、X方向において、距離D1離れた状態で配置されており、距離D1は、磁気ストライプ2aに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離となっている。すなわち、本形態では、X方向における抵抗体R1と抵抗体R2との距離が非常に近くなっている。そのため、本形態では、妨害磁界発生手段11が発生させる妨害磁界に起因する抵抗体R1の抵抗の変化量と抵抗体R2の抵抗の変化量との差を小さく抑制することが可能になる。また、本形態では、抵抗体R1と抵抗体R2とのX方向における距離D1が、磁気ストライプ2aに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離となっているため、磁気ストライプ2aに記録された「0」データに起因する抵抗体R1の抵抗の変化量と抵抗体R2の抵抗の変化量との差を大きくすることが可能になる。
さらに、本形態では、抵抗体R1の抵抗値と抵抗体R2の抵抗値とが等しくなっており、抵抗体R1と抵抗体R2との間の中点C1の電位がMRセンサ10の出力となっている。また、本形態では、図示を省略するカード挿入検知機構によってカード挿入口3にカード2が挿入されたことが検知されると、妨害磁界発生手段11が妨害磁界を発生させるとともに、MRセンサ10に電力が供給される。そのため、本形態では、カード挿入口3に挿入されたカード2の磁気ストライプ2aに磁気データが記録されている場合、カードリーダ1の奥側へカード2が移動していくと、MRセンサ10の出力信号SG1は、図4に示すように変化する。
すなわち、図4に示すように、磁気ストライプ2aの磁気データの記録領域がMRセンサ10に到達するまで(磁気ストライプ2aのプリアンブルがMRセンサ10に到達するまで)の出力信号SG1の振幅は非常に小さいが、磁気ストライプ2aのプリアンブルがMRセンサ10に到達すると、出力信号SG1の振幅は大きくなる。したがって、本形態では、妨害磁界が発生している状態であっても、カード挿入口3から挿入されたカード2の磁気ストライプ2aに磁気データが記録されているのか否かをMRセンサ10によって適切に検知することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、抵抗体R1と抵抗体R2とが直列に接続されているが、抵抗体R1と抵抗体R2とが並列に接続されても良い。この場合には、抵抗体R1の抵抗の変化量と抵抗体R2の抵抗の変化量との差を所定の回路で算出して、磁気ストライプ2aに磁気データが記録されているのか否かを検知すれば良い。ただし、上述した形態のように、抵抗体R1と抵抗体R2とが直列に接続されていると、抵抗体R1の抵抗の変化量と抵抗体R2の抵抗の変化量との差をそのまま、MRセンサ10の出力とすることが可能になるため、抵抗体R1と抵抗体R2とが並列に接続されている場合と比較して、MRセンサ10の出力信号の処理が容易になる。
上述した形態では、抵抗体R1と抵抗体R2との距離D1は、磁気ストライプ2aに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離となっている。この他にもたとえば、距離D1は、磁気ストライプ2aに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離となっているのであれば、磁気データに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離以外の距離となっていても良い。
上述した形態において、磁気ストライプ2aに、複数のトラックの磁気データが記録されていても良い。この場合には、MRセンサ10は、それぞれのトラックごとに磁気データが記録されているのか否かを検知するための複数組の第1の抵抗体および第2の抵抗体を備えている。たとえば、磁気ストライプ2aに、第1トラックの磁気データと第2トラックの磁気データとの2つのトラックの磁気データが記録されていても良い。この場合には、MRセンサ10は、第1トラックに磁気データが記録されているのか否かを検知するための第1の抵抗体および第2の抵抗体と、第2トラックに磁気データが記録されているのか否かを検知するための第1の抵抗体および第2の抵抗体とを備えている。また、この場合には、第1トラックに磁気データが記録されているのか否かを検知するための第1の抵抗体および第2の抵抗体は、上述した形態の抵抗体R1、R2と同様に構成され、第2トラックに磁気データが記録されているのか否かを検知するための第1の抵抗体および第2の抵抗体も、上述した形態の抵抗体R1、R2と同様に構成されている。また、第1トラックに磁気データが記録されているのか否かを検知するための第1の抵抗体と第2の抵抗体とのX方向における距離は、たとえば、第1トラックに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離となっており、第2トラックに磁気データが記録されているのか否かを検知するための第1の抵抗体と第2の抵抗体とのX方向における距離は、たとえば、第2トラックに「0」データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離となっている。
上述した形態では、カードリーダ1は、駆動ローラ8およびパッドローラ9を有するカード搬送式のカードリーダであるが、カードリーダ1は、ユーザが手動で操作を行う手動式のカードリーダであっても良い。
1 カードリーダ
2 カード
2a 磁気ストライプ
3 カード挿入口
10 MRセンサ
11 妨害磁界発生手段
C1 中点
R1 抵抗体(第1の抵抗体)
R2 抵抗体(第2の抵抗体)
X カードの移動方向

Claims (3)

  1. 磁気ストライプを有するカードが挿入されるカード挿入口と、前記磁気ストライプに磁気データが記録されているのか否かを検知するためのMRセンサと、前記磁気ストライプに記録された磁気データの不正な読取りを妨害するための妨害磁界を発生させる妨害磁界発生手段とを備え、
    前記磁気ストライプには、前記カード挿入口から挿入される前記カードの移動方向に配列される磁気データが記録され、
    前記MRセンサは、前記カードの移動方向において、前記磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔未満の距離、離れた状態で配置される第1の抵抗体および第2の抵抗体を備えることを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体とは、前記カードの移動方向において、前記磁気ストライプに0データが記録されたときの磁気データのビット間隔の半分の距離、離れた状態で配置されていることを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体とは直列に接続され、
    前記第1の抵抗体および前記第2の抵抗体のいずれか一方が電源に接続され、
    前記第1の抵抗体および前記第2の抵抗体のいずれか他方が接地され、
    前記第1の抵抗体と前記第2の抵抗体との中点の電位が前記MRセンサの出力となっていることを特徴とする請求項1または2記載のカードリーダ。
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