JPWO2012081203A1 - 通信装置およびその動作方法 - Google Patents

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Abstract

通信装置は、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに切り替えられる。主機能部は、映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行う。通信部は、映像データおよび音声データを他の通信端末に送信可能でかつ他の通信端末から送信される映像データ、音声データおよび会話要求を受信可能に構成される。制御部は、主機能部を制御するとともに、通信部による映像データおよび音声データの通信を制御し、通信装置がスタンバイ状態である場合に、他の通信端末から送信される会話要求に応答して着信動作を実行可能に構成される。

Description

本発明は、映像データとともに音声データの送受信が可能な通信装置およびその動作方法に関する。
特許文献1に記載の通信システムおよびデータ通信方法においては、ネットワークを介して第1の端末と第2の端末との間で通信が行われる。この通信システムにおいて、第1および第2の端末の各々は、受信回路および送信回路を含む。また、第1および第2の端末の各々は、入力装置としてウェブカメラおよびマイクロホンを備えるとともに、出力装置としてディスプレイスクリーンおよびラウドスピーカを備える。
例えば、第1の端末において、ウェブカメラに第1の端末の使用者の映像が入力され、マイクロホンに第1の端末の使用者の音声が入力される。また、第2の端末において、ウェブカメラに第2の端末の使用者の映像が入力され、マイクロホンに第2の端末の使用者の音声が入力される。
第1の端末の送信回路においては、ウェブカメラおよびマイクロホンに入力された映像および音声に基づくデータがネットワークを介して第2の端末に送信される。この場合、第2の端末の受信回路においては、ネットワークを介して第1の端末から送信されたデータが受信され、受信されたデータに基づく映像および音声がディスプレイスクリーンおよびラウドスピーカから出力される。
同様に、第2の端末の送信回路においては、ウェブカメラおよびマイクロホンに入力された映像および音声に基づくデータがネットワークを介して第1の端末に送信される。この場合、第1の端末の受信回路においては、ネットワークを介して第2の端末から送信されたデータが受信され、受信されたデータに基づく映像および音声がディスプレイスクリーンおよびラウドスピーカから出力される。
これにより、第1の端末の使用者は、第2の端末の使用者の映像を視認しつつ第2の端末の使用者と会話することができる。同様に、第2の端末の使用者は、第1の端末の使用者の映像を視認しつつ第1の端末の使用者と会話することができる。
特表2010−521856号公報
上記の通信システムにおいては、第1の端末の使用者が第2の端末の使用者と会話する場合には、第1の端末の使用者が第2の端末に会話の要求を送信する。第2の端末の使用者は、会話の要求を受信した場合、所定の操作により応答信号を第1の端末に送信する。それにより、第1の端末の使用者と第2の端末の使用者とが会話することができる。
しかしながら、第1の端末が第2の端末に会話の要求を送信した場合でも、第2の端末の電源がオン状態でない場合には、第2の端末は着信動作を行わない。そのため、第2の端末の近くに第2の端末の使用者がいる場合でも、第2の端末の電源をオン状態にしない限り第1の端末の使用者が第2の端末の使用者と会話することができない。
本発明の目的は、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張された通信装置およびその動作方法提供することである。
本発明の一局面に従う通信装置は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置であって、映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行う主機能部と、映像データおよび音声データを他装置に送信可能でかつ他装置から送信される映像データ、音声データおよび会話要求を受信可能に構成される通信部と、主機能部を制御するとともに、通信部による映像データおよび音声データの通信を制御する制御部と、制御部および主機能部に電力を供給可能に構成された電力供給部と、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに通信装置を切り替えるように構成される切り替え部とを備え、制御部は、通信装置がスタンバイ状態である場合に通信部により受信される会話要求に応答して着信動作を実行可能に構成されるものである。
本発明の他の局面に従う通信装置の動作方法は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置の動作方法であって、通信装置は、制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに切り替え可能に構成され、通信装置が電源オン状態である場合に、制御部の制御にしたがって主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行うステップと、通信装置がスタンバイ状態である場合に、他装置から送信される会話要求に応答して制御部により着信動作を実行するステップとを含むものである。
本発明によれば、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。
図1は第1の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図 図2は図1の端末の構成を示すブロック図 図3は通信装置の状態遷移を示す模式図 図4は会話プログラムの起動条件の一例を示す図 図5はサインイン画面を示す図 図6はユーザ登録画面を示す図 図7はコンタクト画面の一例を示す図 図8はコンタクト画面の他の例を示す図 図9はコンタクト画面のさらに他の例を示す図 図10はコンタクト画面のさらに他の例を示す図 図11は着信画面の一例を示す図 図12は着信画面の他の例を示す図 図13は会話画面を示す図 図14は第1の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSIの一動作例を示すフローチャート 図15は図2の制御LSIの詳細な構成および動作を示すブロック図 図16は図2の制御LSIの詳細な構成および動作を示すブロック図 図17は第2の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図 図18は図17の端末の構成を示すブロック図 図19は第2の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSIの一動作例を示すフローチャート
[1]第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態に係る通信装置およびその動作方法について図面を参照しつつ説明する。
(1)通信システムの概要
図1は第1の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図であり、図2は図1の端末1000の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この通信システムにおいては、端末1000、基地局800、パーソナルコンピュータ600、テレビジョン受像機(以下、テレビと略記する。)700および会話用サーバ2000がネットワーク500に接続される。また、携帯電話900が基地局800を介してネットワーク500に接続される。このように、ネットワーク500には、複数の通信端末として、端末1000、パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900が接続される。本実施の形態において、ネットワーク500はインターネットである。
図1の例において、互いに接続された複数の通信端末(端末1000、パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900)には、それぞれ後述する制御LSI(大規模集積回路)101(図2)が内蔵される。制御LSI101(図2)には、内蔵のメモリに後述する会話プログラムが記憶される。
また、各通信端末は、映像入力部、音声入力部、映像出力部および音声出力部を有する。映像入力部は例えばカメラを含む。音声入力部は例えばマイクを含む。映像出力部は例えばモニタを含む。音声出力部は例えばスピーカを含む。
本実施の形態において、複数の通信端末の使用者は、予めそれぞれ固有のユーザ情報を会話用サーバ2000に登録する必要がある。ユーザ情報は、ユーザ識別子(以下、ユーザIDと呼ぶ。)およびそのユーザIDに対応付けられたパスワードを含む。会話用サーバ2000は、複数の使用者の複数のユーザ情報を記憶することにより、複数の使用者を管理する。
新たなユーザ情報が登録される場合には、任意の通信端末から会話用サーバ2000に、ユーザ情報の登録要求とともに新たなユーザ情報が送信される。
会話用サーバ2000は、予め記憶されている複数のユーザ情報を参照しつつ、受信したユーザ情報のユーザIDが既に登録されている複数のユーザ情報のユーザIDのいずれかに一致するか否かを判定する。
会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報のユーザIDが既に登録されている複数のユーザ情報のユーザIDのいずれにも一致しない場合、与えられたユーザ情報を記憶する。一方、会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報のユーザIDが既に登録されている複数のユーザ情報のユーザIDのいずれかに一致する場合、受信したユーザ情報を記憶しない。これにより、同一のユーザIDを含む複数のユーザ情報が会話用サーバ2000に登録されることが防止される。
会話用サーバ2000に、例えば一の通信端末からユーザ情報とともにサインインの要求が送信される。この場合、会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報が記憶されている複数のユーザ情報のいずれかに一致するか否かを判定する。すなわち、会話用サーバ2000は、一の通信端末から受信したユーザ情報が既に登録されているか否かを判定する。
受信したユーザ情報が既に登録されている場合、会話用サーバ2000は、複数の使用者が同一のユーザ情報でサインインすることを防止するために、受信したユーザ情報と同一のユーザ情報によるサインインが現在行われているか否かを判定する。
会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報と同一のユーザ情報によるサインインが行われていない場合に、使用者のサインインを許可する。一方、会話用サーバ2000は、一の通信端末から受信したユーザ情報が登録されていない場合、および受信したユーザ情報と同一のユーザ情報によるサインインが現在行われている場合に、使用者のサインインを許可しない。
使用者が会話用サーバ2000にサインインすることにより、使用者が使用する通信端末から会話用サーバ2000に、通信端末のアドレス(例えば、インターネットプロトコルアドレス)が送信される。また、通信端末から会話用サーバ2000に、所定の周期でサインインの継続要求が送信される。
これにより、会話用サーバ2000においては、現在サインインしている使用者、およびサインインしている使用者が使用する通信端末のアドレスが管理される。
使用者は、一の通信端末を用いて会話用サーバ2000にサインインすることにより、会話用サーバ2000に他の使用者との会話を要求する要求信号をその使用者のユーザIDとともに送信することができる。この場合、会話用サーバ2000は、受信したユーザIDに基づいて他の使用者がサインインしているか否かを判定する。
他の使用者がサインインしている場合、会話用サーバ2000は、他の使用者が使用する通信端末のアドレスを一の通信端末に送信する。これにより、一の通信端末が、受信したアドレスにより他の通信端末にアクセスする。このようにして、一の通信端末と他の通信端末との間で、映像データおよび音声データを含む種々のデータの通信が可能となる。
一方、他の使用者がサインインしていない場合、会話用サーバ2000は、他の使用者がサインインしていないことを示す情報を一の通信端末に送信する。この場合、一の通信端末においては、他の使用者と会話することができないことを示す情報がモニタまたはスピーカにより使用者に提示される。
上記に加えて、使用者は、一の通信端末を用いて会話用サーバ2000にサインインすることにより、他の通信端末からのアクセスを受け付けることができる。
複数の通信端末間では、カメラにより撮影された各使用者の映像に基づく映像データ、およびマイクに入力された各使用者の音声に基づく音声データの通信が行われる。これにより、各通信端末の使用者は、他の通信端末の使用者と会話することができる。
次に、端末1000の構成について説明する。図1および図2に示すように、端末1000は、通信装置100、カメラ/マイク装置200、テレビ300および2つのリモートコントローラ400,490を備える。
図2に示すように、通信装置100は、制御LSI101、ネットワークインターフェース103、無線受信部104、ユニバーサルシリアルバス(以下、USBと呼ぶ。)インターフェース105、電力供給部106、高解像度マルチメディアインターフェース(以下、HDMIと呼ぶ。)107、光ディスクドライブ108、メモリスロット109、蛍光表示管(以下、FLディスプレイと呼ぶ。)191、発光ダイオードユニット(以下、LEDユニットと呼ぶ。)192、ブザー193およびフラッシュメモリ112を備える。メモリスロット109には、メモリカード110が挿入される。本実施の形態では、通信装置100のネットワークインターフェース103は、ネットワークケーブル(例えば、ローカルエリアネットワークケーブル)を介してネットワーク500に接続される。
制御LSI101は、CPU(中央演算処理装置)およびメモリを含み、半導体を用いた集積回路で実現される。上述のように、制御LSI101のメモリには、通信装置100のシステムプログラムとともに後述する会話プログラムが記憶される。CPUがメモリに記憶された各プログラムを実行することにより、制御LSI101が種々の処理を実行する。また、制御LSI101は、通信装置100の各構成要素の動作を制御するとともに、他の通信端末(図1のパーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900等)との通信を制御する。制御LSI101の詳細な構成は後述する。
ネットワークインターフェース103は、ネットワークケーブルを介してネットワーク500に接続される。ネットワークインターフェース103により、ネットワーク500から通信装置100の制御LSI101に、映像データおよび音声データを含む種々のデータが与えられる。また、通信装置100の制御LSI101からネットワーク500に映像データおよび音声データを含む種々のデータが与えられる。
後述するように、リモートコントローラ400は、無線通信(例えば赤外線通信)により後述する操作信号を通信装置100に送信する。無線受信部104は、リモートコントローラ400から無線で送信される操作信号を受信する。無線受信部104により受信された操作信号は、制御LSI101に与えられる。
USBインターフェース105は、USBケーブルを介してカメラ/マイク装置200に接続される。電力供給部106は、例えば、交流電力を直流電力に変換する電源回路を含む。電源回路には電源プラグが接続される。電源プラグは、家庭用電源コンセントに接続可能である。電力供給部106は、家庭用電源から得られた電力を通信装置100の各構成要素に供給する。HDMI107は、HDMIケーブルを介してテレビ300に接続される。光ディスクドライブ108は、光ディスクに対してデータの読み書きを行う。
メモリスロット109は、メモリカード110が挿入および取り出し可能に構成される。制御LSI101は、メモリスロット109にメモリカード110が挿入された状態で、メモリカード110に記憶されたデータを読み出すことができる。また、制御LSI101は、メモリカード110にデータを書き込むことができる。
フラッシュメモリ112は、制御LSI101に接続される。フラッシュメモリ112に代えて、他の不揮発性メモリを用いてもよい。フラッシュメモリ112には、例えば端末1000を使用する使用者のユーザ情報および他の使用者のユーザIDのリスト(以下、コンタクトリストと呼ぶ。)が記憶される。また、フラッシュメモリ112には、使用者が他の通信端末からのアクセスを受け付けることができない場合に、他の通信端末からのアクセスに応答して他の通信端末に与えられるべきデータ(例えば、留守であることを伝えるための映像データおよび音声データ)が記憶される。
通信装置100は、例えば箱型のケーシングを有する。制御LSI101、ネットワークインターフェース103、無線受信部104、USBインターフェース105、電力供給部106、HDMI107、光ディスクドライブ108およびメモリスロット109はケーシング内に収容される。FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193は、ケーシングに取り付けられる。
FLディスプレイ191は、例えば7セグメント蛍光表示管または14セグメント蛍光表示管等からなる。制御LSI101からFLディスプレイ191に現在の時刻および光ディスクの再生時間等を示す情報が与えられる。FLディスプレイ191は、与えられた情報を表示する。
LEDユニット192は単色の光を発生する。制御LSI101からLEDユニット192に発光または非発光を示す情報が与えられる。LEDユニット192は、制御LSI101から与えられる情報に基づいて点灯、消灯または点滅する。
制御LSI101からブザー193に警報の発生を指令するための情報が与えられる。この場合、ブザー193は、制御LSI101から与えられる情報に基づいて警報音を発生する。
リモートコントローラ400は、操作部401、処理回路402および無線送信部403を備える。操作部401は、図1の電源ボタン411、会話起動ボタン412、会話応答ボタン413、十字キー414、決定ボタン415および図示しない複数の数字ボタンを含む。十字キー414は、上ボタン、下ボタン、左ボタンおよび右ボタンを含む。使用者により、操作部401のいずれかのボタンが操作される。処理回路402により操作されたボタンに応じた操作信号が生成される。生成された操作信号は、無線送信部403から通信装置100の無線受信部104に送信される。上記のように、通信装置100とリモートコントローラ400との間の無線通信は、例えば赤外線通信により実現される。
カメラ/マイク装置200は、カメラ201、マイク202および2つのアナログデジタル(以下、A/Dと呼ぶ。)コンバータ203,204およびUSBインターフェース205を備える。カメラ/マイク装置200のUSBインターフェース205は、USBケーブルを介して通信装置100のUSBインターフェース105に接続される。
カメラ201は、撮像素子を備える。撮像素子により被写体の映像が取得される。カメラ201においては、取得された映像に基づいてアナログ形式の映像信号が生成される。生成された映像信号が、A/Dコンバータ203によりデジタル形式の映像データに変換される。デジタル形式の映像データが、USBインターフェース205、USBケーブルおよびUSBインターフェース105を介して、通信装置100の制御LSI101に与えられる。
マイク202には外部から音声(音波)が入力される。マイク202においては、入力された音声に基づいてアナログ形式の音声信号が生成される。生成された音声信号が、A/Dコンバータ204によりデジタル形式の音声データに変換される。デジタル形式の音声データが、USBインターフェース205、USBケーブルおよびUSBインターフェース105を介して、通信装置100の制御LSI101に与えられる。
本実施の形態では、カメラ/マイク装置200は、例えば使用者の映像および使用者の音声を取得するために用いられる。
上記のように、カメラ/マイク装置200は、カメラ201およびマイク202を含む。通信装置100にカメラ/マイク装置200が接続される代わりに、通信装置100にカメラ201およびマイク202がそれぞれ個別に接続されてもよい。
カメラ/マイク装置200がHDMIを有してもよい。この場合、カメラ/マイク装置200のHDMIがHDMIケーブルを介して通信装置100に接続される。カメラ/マイク装置200が無線送信部を有してもよい。この場合には、カメラ/マイク装置200の無線送信部から通信装置100の無線受信部104に映像データおよび音声データが与えられる。
テレビ300は、モニタ301、スピーカ302、デジタルアナログ(以下、D/Aと呼ぶ。)コンバータ303,304、HDMI305、無線受信部306、音量調整部310およびチューナ320を備える。本実施の形態では、テレビ300のHDMI305が、HDMIケーブルを介して通信装置100のHDMI107に接続される。
通信装置100の制御LSI101からテレビ300に、HDMI107、HDMIケーブルおよびHDMI305を介してデジタル形式の映像データおよび音声データが与えられる。テレビ300に与えられた映像データは、D/Aコンバータ303によりアナログ形式の映像信号に変換される。アナログ形式の映像信号がモニタ301に与えられる。これにより、モニタ301に映像が表示される。
一方、テレビ300に与えられた音声データは、D/Aコンバータ304によりアナログ形式の音声信号に変換される。アナログ形式の音声信号が音量調整部310に与えられる。
音量調整部310には、後述するリモートコントローラ490から、例えば音声信号のレベルを調整するための操作信号が入力される。これにより、音量調整部310においては、リモートコントローラ490から与えられる操作信号に基づいて音声信号のレベルが調整される。調整された音声信号がスピーカ302に与えられ、音声信号に基づく音声が出力される。
チューナ320は、放送または配信される番組の放送信号の受信、選局、復調および復号を行うことにより映像データおよび音声データを生成し、生成した映像データおよび音声データをそれぞれD/Aコンバータ303およびD/Aコンバータ304に与える。それにより、モニタ301に番組の映像が表示され、スピーカ302から番組の音声が出力される。
上記のように、通信装置100とテレビ300とがHDMI107、HDMIケーブルおよびHDMI305を介して接続される。この場合、通信装置100は、テレビ300の動作を制御するための制御信号をテレビ300に与えることができる。
通信装置100にテレビ300が接続される代わりに、通信装置100にモニタ301およびスピーカ302がそれぞれ個別に接続されてもよい。
リモートコントローラ490は、操作部491、処理回路492および無線送信部493を備える。操作部491は、図1の電源ボタン481および音量調整ボタン484a,484bを含む。使用者により、操作部491のいずれかのボタンが操作される。処理回路492により操作されたボタンに応じた操作信号が生成される。
電源ボタン481が操作されることにより、テレビ300の電源をオンするための操作信号が生成される。音量調整ボタン484aが操作されることにより、音声信号のレベルを高くするための操作信号が生成される。音量調整ボタン484bが操作されることにより、音声信号のレベルを低くするための操作信号が生成される。
生成された操作信号は、無線送信部493からテレビ300の無線受信部306に無線で送信される。テレビ300とリモートコントローラ490との間の無線通信は、例えば赤外線通信により実現される。
上記の端末1000においては、例えばカメラ/マイク装置200から通信装置100に映像データおよび音声データが与えられる。通信装置100においては、与えられた映像データが符号化される。また、与えられた音声データが符号化される。後述する端末1000の会話動作時において、通信装置100は、符号化された映像データおよび音声データをネットワーク500に接続された他の通信端末(パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900)に送信する。
また、端末1000においては、使用者が図1の会話用サーバ2000にサインインすることにより、ネットワーク500に接続された他の通信端末から送信される映像データおよび音声データが通信装置100により受信される。通信装置100においては、受信された映像データおよび音声データが復号化される。後述する端末1000の会話動作時において、通信装置100は、復号化された映像データおよび音声データをテレビ300に与える。テレビ300では、デジタル形式の映像データがアナログ形式の映像信号に変換され、変換された映像信号に基づく映像がモニタ301に表示される。また、デジタル形式の音声データがアナログ形式の音声信号に変換され、変換された音声信号に基づく音声がスピーカ302から出力される。
これにより、上記のように、端末1000と他の通信端末間で映像データおよび音声データの通信が行われる。ネットワーク500に接続される複数の通信端末の各々は、端末1000と同様に、カメラ、マイク、モニタおよびスピーカを有する。したがって、端末1000を使用する使用者は、他の通信端末を使用する使用者と会話することができる。
端末1000の通信装置100においては、例えば光ディスクドライブ108により光ディスクから読み出された映像データおよび音声データがテレビ300に与えられる。テレビ300では、デジタル形式の映像データがアナログ形式の映像信号に変換され、変換された映像信号に基づく映像がモニタ301に表示される。また、デジタル形式の音声データがアナログ形式の音声信号に変換され、変換された音声信号に基づく音声がスピーカ302から出力される。
さらに、端末1000の通信装置100においては、例えばネットワーク500から受信された映像データおよび音声データがメモリカード110に書き込まれる。
(2)通信装置100の状態遷移
図3は通信装置100の状態遷移を示す模式図である。図3に示すように、通信装置100は、少なくとも3つの状態の間を遷移する。3つの状態は、電源オフ状態、スタンバイ状態、および電源オン状態である。
電源オフ状態とは、電力供給部106からの制御LSI101および通信装置100の他の構成要素への電力の供給が停止している状態をいう。例えば、電力供給部106の電源プラグが家庭用電源コンセントから外れている場合には、通信装置100は電源オフ状態にある。電源オフ状態において電力供給部106の電源プラグが家庭用電源コンセントに接続されると、通信装置100は、矢印aで示されるように、電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移する。
スタンバイ状態は、通信装置100の制御機能部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されていない状態を指す。スタンバイ状態では、通信装置100の主機能部が停止される。本実施の形態では、主機能部は、光ディスクドライブ108であり、映像データおよび音声データを記録および再生する機能を有する。また、制御機能部は、制御LSI101、無線受信部104、FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193である。本実施の形態におけるスタンバイ状態では、電力供給部106から少なくとも制御LSI101、無線受信部104、FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193に電力が供給され、かつ光ディスクドライブ108の機能が停止されている。この場合、会話プログラムの少なくとも一部が実行可能である。スタンバイの状態においてリモートコントローラ400の電源ボタン411が操作されると、通信装置100は、矢印cで示されるように、電源オン状態に遷移する。
電源オン状態は、通信装置100の制御機能部および主機能部に電力が供給されている状態を指す。本実施の形態における電源オン状態では、電力供給部106から制御LSI101、無線受信部104、光ディスクドライブ108、FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193に電力が供給されている。この場合、会話プログラムが実行されている。電源オン状態においてリモートコントローラ400の電源ボタン411が操作されると、通信装置100は、矢印dで示されるように、電源オン状態からスタンバイ状態に遷移する。また、電源オン状態において電力供給部106の電源プラグが家庭用コンセントから外されると、通信装置100は、矢印eで示されるように、電源オン状態から電源オフ状態に遷移する。
(3)会話プログラムの起動条件
会話プログラムの起動条件は、使用者の操作により設定される。使用者の操作による設定(以下、ユーザ設定と呼ぶ)には、自動サインインの設定、およびスタンバイ時着信許可の設定が含まれる。
使用者は、ユーザ設定において、自動サインインを「する」か「しない」かに設定することができる。自動サインインが「する」に設定されると、自動的に上記のサインインが行われる。
また、使用者は、自動サインインを「する」に設定した場合、スタンバイ時着信許可を「する」か「しない」かに設定することができる。スタンバイ時着信許可が「する」に設定されると、通信装置100がスタンバイ状態にあるときにも、着信動作が実行される。ここで、着信動作とは、他の通信端末から送信される会話要求を受信し、使用者に会話要求の受信を報知する動作である。
図4は会話プログラムの起動条件の一例を示す図である。図4において、「○」は会話プログラムが起動中であることを示し、「×」は会話プログラムが起動していないことを示す。
自動サインインが「する」に設定され、かつスタンバイ時着信許可が「しない」に設定されている場合、制御LSI101は、スタンバイ状態から電源オン状態への遷移の際に会話プログラムを起動する。その後、制御LSI101は、自動サインインが「する」に設定されているユーザIDを用いて会話用サーバ2000との通信を行う。
自動サインインが「する」に設定され、かつスタンバイ時着信許可が「する」に設定されている場合、制御LSI101は、電源オフ状態からスタンバイ状態への遷移の際に会話プログラムを起動する。その後、制御LSI101は、自動サインインが「する」に設定されているユーザIDを用いて会話用サーバ2000との通信を行う。
なお、自動サインインが「しない」に設定されている場合、制御LSI101は、電源オン状態で使用者により会話起動ボタン412が操作されたときに会話プログラムを起動する。
(4)使用者による端末1000の操作概要
(a)サインイン
以下の説明において、テレビ300のモニタ301には、通信装置100からD/Aコンバータ303を通して映像信号が与えられる。テレビ300のモニタ301は、与えられる映像信号に基づく映像を表示する。また、テレビ300のスピーカ302には、通信装置100からD/Aコンバータ304を通して音声信号が与えられる。テレビ300のスピーカ302は、与えられる音声信号に基づく音声を出力する。
使用者による端末1000の操作の概要を、テレビ300のモニタ301に表示される映像とともに説明する。
一の使用者が端末1000を用いて会話用サーバ2000にサインインする場合、一の使用者は例えば図1の会話起動ボタン412を操作する。これにより、リモートコントローラ400から通信装置100に会話プログラムを実行することを示す操作信号が与えられる。会話プログラムが実行されることにより、テレビ300のモニタ301にサインイン画面が表示される。
図5は、サインイン画面を示す図である。図5に示すように、サインイン画面SC1には、ユーザIDの入力枠f1、パスワードの入力枠f2、サインインボタンb1および新規ユーザ登録ボタンb2が表示される。使用者は、図1のリモートコントローラ400の十字キー414を操作することにより入力枠f1,f2、サインインボタンb1および新規ユーザ登録ボタンb2をそれぞれ選択することができる。使用者は、図1のリモートコントローラ400の図示しない複数の数字ボタン等を用いて入力枠f1,f2に文字を入力することができる。
使用者は、入力枠f1,f2にそれぞれユーザIDおよびパスワードを入力した後、サインインボタンb1を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。これにより、会話用サーバ2000へのサインインが実行される。
また、サインイン画面SC1には、自動サインインを設定するための「次回、自動的にサインインする」を選択するチェックボックスc1および「スタンバイ時着信を受け付ける」を選択するチェックボックスc2が表示される。
チェックボックスc1が選択された状態でサインインが行なわれると、制御LSI101は、自動サインインを「する」という情報を入力枠f1に入力されたユーザIDに対応付け、その情報をフラッシュメモリ112に記憶する。それにより、自動サインインが「する」に設定される。
チェックボックスc2が選択された状態でサインインが行なわれると、制御LSI101は、スタンバイ時着信許可を「する」という情報を入力枠f1に入力されたユーザIDに対応付け、その情報をフラッシュメモリ112に記憶する。それにより、スタンバイ時着信許可が「する」に設定される。それにより、通信装置100がスタンバイ状態であるときにも着信動作が実行される。
なお、使用者がチェックボックスc1を選択しない場合、チェックボックスc2を選択することができないようにサインイン画面SC1が構成される。
本実施の形態では、1つのユーザIDのみについて自動サインインが「する」に設定可能である。それにより、制御LSI101の処理が煩雑になることが防止される。
(b)ユーザ登録
使用者は、会話用サーバ2000にユーザ情報を登録する場合、サインイン画面SC1の新規ユーザ登録ボタンb2を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。この場合、テレビ300のモニタ301にユーザ登録画面が表示される。
図6は、ユーザ登録画面を示す図である。図6に示すように、ユーザ登録画面SC2には、使用者の名前の入力枠f3、ユーザIDの入力枠f1、パスワードの入力枠f2および登録ボタンb3が表示される。使用者は、図1のリモートコントローラ400の十字キー414を操作することにより入力枠f1,f2,f3および登録ボタンb3をそれぞれ選択することができる。使用者は、入力枠f1,f2,f3にそれぞれユーザID、パスワードおよび名前を入力した後、登録ボタンb3を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。これにより、会話用サーバ2000にユーザ情報が登録される。
会話用サーバ2000へのサインインが実行されることにより、テレビ300のモニタ301にコンタクト画面が表示される。
(c)コンタクトリスト
図7は、コンタクト画面の一例を示す図である。コンタクト画面SC3は、左側のタブTbと、右側の本体部分Bdとを有する。タブTbには、複数の大項目が含まれる。複数の大項目には、「設定」、「アカウント」、「オンライン」および「コンタクトリスト」が含まれる。使用者は、リモートコントローラ400の十字キー414および決定ボタン415を用いてタブTbの大項目から会話プログラムで実行すべき処理を選択することができる。
上述のように、図2の通信装置100のフラッシュメモリ112には、コンタクトリストが記憶されている。図7に示すように、コンタクト画面SC3のタブTbには、フラッシュメモリ112に記憶されたコンタクトリストを表示するためのコンタクトリストボタンb4が表示される。この状態で、使用者は、コンタクトリストボタンb4を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。この場合、コンタクト画面SC3の本体部分Bdにコンタクトリストが表示される。
図7に示すように、コンタクト画面SC3の本体部分Bdには、例えば通信装置100に記憶された複数のユーザIDにそれぞれ対応付けられた複数のユーザIDボタンb5が表示される。使用者は、複数のユーザIDボタンb5のうちのいずれかを選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。
これにより、選択されたユーザIDが要求信号とともに会話用サーバ2000に送信される。選択されたユーザIDによるサインインが既に行われている場合に、端末1000の通信装置100は、そのユーザIDによるサインインに用いられた他の通信端末のアドレスを会話用サーバ2000から取得する。
その後、取得したアドレスを用いて端末1000の通信装置100から他の通信端末に会話を要求する会話要求(会話要求信号)が送信される。通信装置100が他の通信端末からの応答信号を受けることにより、テレビ300のモニタ301に後述する会話画面が表示される。
(d)ユーザ設定
図8は、コンタクト画面の他の例を示す図である。使用者が設定ボタンb11を選択すると、本体部分Bdに大項目「設定」に含まれる中項目「ビデオ」、「サウンド」、「会話」、「留守録」、「セキュリティ」、「通信」および「高度な設定」が表示される。
使用者が高度な設定ボタンb12を選択すると、本体部分Bdに小項目(図示せず)が表示される。小項目には、「自動サインイン」および「スタンバイ時着信許可」が含まれる。使用者は、小項目の「自動サインイン」により自動サインインを「する」か「しない」かに設定することができる。また、使用者は、小項目の「スタンバイ時着信許可」によりスタンバイ時着信許可を「する」か「しない」かに設定することができる。スタンバイ時着信許可が「する」に設定されることにより、通信装置100がスタンバイ状態である場合にも着信動作が可能となる。
図9は、コンタクト画面のさらに他の例を示す図である。使用者が図8の会話ボタンb13を選択すると、図9に示すように、本体部分Bdに自動会話設定項目が表示される。自動会話設定項目には、自動会話モードを「使用する」に設定するためのチェックボックスc3および自動会話モードを「使用しない」に設定するためのチェックボックスc4が表示される。使用者がチェックボックスc3を選択することにより自動会話モードが設定される。使用者がチェックボックスc4を選択することにより自動会話モードが設定されない。
自動会話モードは、他の通信端末からの会話要求の受信時(着信時)に通信装置100が使用者から会話応答の指示を受けることなく自動的に音声のみを用いた会話応答を可能にする機能である。自動会話モードが設定されている場合、他の通信端末からの着信時に使用者が通信装置100に会話応答のための操作をすることなく他の通信端末に応答信号が送信される。それにより、通信装置100の使用者は、会話応答を指示するための操作を知らなくても、直ちに他の通信端末の使用者と会話することができる。
図10は、コンタクト画面のさらに他の例を示す図である。使用者が図8の留守録ボタンb14を選択すると、図10に示すように、中項目「留守録」に含まれる小項目として、本体部分Bdに「設定に戻る」、「留守録」、「着信から留守録に切り替わるまでの時間」、および「応答メッセージ設定」が表示される。
「設定に戻る」は、図8のコンタクト画面SC3に戻るための項目である。「留守録」は、留守録機能のオンおよびオフを切り替えるための項目である。使用者が「使用する」を選択した場合には、留守録機能はオンに設定される。使用者が「使用しない」を選択した場合には、留守録機能はオフに設定される。「着信から留守録に切り替わるまでの時間」は、通信装置100が着信を受けてから留守録動作に移行するまでの時間を設定するための項目である。使用者は、「着信から留守録に切り替わるまでの時間」として、例えば、「着信後すぐ」、「5秒」または「15秒」を選択することができる。
「応答メッセージ設定」は、通信装置100が他の通信端末からの着信を受けた際に、留守録機能で他の通信端末に送信する応答メッセージを設定するための項目である。使用者は、この項目を選択することにより応答メッセージを設定することができる。この場合、制御LSI101は、カメラ/マイク装置200により取得される映像および音声に対応する映像データおよび音声データの両方または音声データのみを応答メッセージとしてメモリカード110に記録することができる。
(e)着信画面
通信装置100が電源オン状態である場合または通信装置100がスタンバイ状態でかつスタンバイ時着信許可が「する」に設定されている場合には、図4に示されるように、会話プログラムが起動されている。この場合、他の使用者の通信端末から会話要求を受信すると、テレビ300のモニタ301に着信画面が表示される。
図11は、着信画面の一例を示す図である。図12は、着信画面の他の例を示す図である。図11および図12に示すように、着信画面SC4には、例えば、ビデオ応答ボタンb6、ボイス応答ボタンb7、留守録応答ボタンb8および拒否応答ボタンb9が表示される。図11の例では、着信画面SC4に風景映像SSがさらに表示される。図12の例では、着信画面SC4に風景映像が表示されていない。
また、他の使用者の通信端末からの会話要求の受信時には、図2のブザー193により着信音が発生されるとともに、LEDユニット192が点灯するかまたは点滅する。FLディスプレイ191には、他の使用者を特定する情報(例えば名称またはユーザID)が表示される。それにより、通信装置100の使用者は着信を認識することができる。
使用者は、図11または図12の着信画面SC4のビデオ応答ボタンb6を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。または、使用者は、図1のリモートコントローラ400の会話応答ボタン413を操作することができる。この場合、端末1000の通信装置100から他の使用者の通信端末に応答信号が送信される。その後、通信装置100から他の通信端末に会話要求が送信される。通信装置100が他の通信端末からの応答信号を受けることにより、テレビ300のモニタ301に後述する図13の会話画面SC5が表示される。この状態で、使用者は、他の通信端末の使用者と映像を見ながら会話を行うことができる。
また、使用者は、着信画面SC4のボイス応答ボタンb7を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。それにより、端末1000の通信装置100から他の使用者の通信端末に応答信号が送信される。その後、通信装置100から他の通信端末に会話要求が送信される。通信装置100が他の通信端末からの応答信号を受けることにより、テレビ300のモニタ301に後述する図13の会話画面SC5の会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2が表示されない状態で、使用者は、他の通信端末の使用者と会話することができる。
さらに、使用者は、着信画面SC4の留守録応答ボタンb8を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。この場合、端末1000の通信装置100において後述する留守録動作が実行される。
また、使用者は、着信画面SC4の拒否応答ボタンb9を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。この場合、端末1000の通信装置100から他の使用者の通信端末に会話を拒否する拒否メッセージが送信される。
(f)会話画面
図13は、会話画面を示す図である。図13に示すように、会話画面SC5には、会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2が表示される。会話相手表示ウィンドウW1には、他の通信端末のカメラにより撮影された他の使用者の映像が表示される。自己表示ウィンドウW2には、カメラ/マイク装置200のカメラ201により撮影された使用者の映像が表示される。また、カメラ/マイク装置200のマイク202に端末1000の使用者の音声が入力される。テレビ300のスピーカ302から他の通信端末のマイクに入力された他の使用者の音声が出力される。
端末1000においてテレビ300のモニタ301に会話画面SC5が表示される場合には、他の使用者の通信端末のモニタにも会話画面SC5が表示される。他の使用者の通信端末のモニタには、端末1000の使用者の映像および他の通信端末の使用者の映像が表示される。また、他の通信端末のマイクに他の使用者の音声が入力される。他の通信端末のスピーカから端末1000の使用者の音声が出力される。
自動会話モードが設定されている場合には、他の通信端末からの会話要求の受信時に図11および図12の着信画面SC4が表示されることなく図13の会話画面SC5が表示される。本実施の形態では、自動会話モードの際の会話画面SC5に会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2は表示されない。この場合、使用者は、着信画面SC4のビデオ応答ボタンb6またはボイス応答ボタンb7およびリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することなく即座に他の通信端末の使用者と音声により会話することができる。
なお、自動会話モードの際に、会話画面SC5に会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2が表示されてもよい。その場合、使用者は他の通信端末の使用者と映像および音声により会話することができる。
(5)会話プログラム
第1の実施の形態に係る会話プログラムに基づく処理の一例を説明する。図14は、第1の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSI101の一動作例を示すフローチャートである。以下に示す動作では、通信装置100が電源オン状態またはスタンバイ状態であるものとする。また、端末1000の使用者により会話用サーバ2000にサインインされているか、または自動サインインが設定されているものとする。さらに、スタンバイ時着信許可が「する」に設定されているものとする。したがって、会話プログラムが起動している。この場合、通信装置100がスタンバイ状態である場合にも、制御LSI101は、着信動作を実行することができる。
図2の制御LSI101は、他の通信端末から会話要求を受け付ける。この場合、制御LSI101は、通信装置100がスタンバイ状態であるか否かを判定する(ステップS1)。通信装置100がスタンバイ状態でなく電源オン状態である場合、制御LSI101は自動会話モードが設定されているか否かを判定する(ステップS2)。
自動会話モードが設定されている場合には、制御LSI101は図13の会話画面SC5をテレビ300のモニタ301に表示し、自動的に会話動作を実行する(ステップS11)。テレビ300の電源スイッチがオフである場合には、制御LSI101はテレビ300の電源スイッチをオンにした後、モニタ301に会話画面SC5を表示する。
音声のみの自動会話モードの場合には、会話画面SC5の会話相手表示ウィンドウW1に他の通信端末の使用者の映像が表示されずに、テレビ300のスピーカ302から他の通信端末の使用者の音声が出力される。また、会話画面SC5の自己表示ウィンドウW2に通信装置100の使用者の映像は表示されない。通信装置100の使用者は、リモートコントローラ400の操作を行うことなく、即座に他の通信端末の使用者と音声により会話することができる。
映像および音声による自動会話モードの場合には、会話画面SC5の会話相手表示ウィンドウW1に他の通信端末の使用者の映像が表示されるとともに、テレビ300のスピーカ302から他の通信端末の使用者の音声が出力される。また、会話画面SC5の自己表示ウィンドウW2に通信装置100の使用者の映像が表示される。通信装置100の使用者は、リモートコントローラ400の操作を行うことなく、即座に他の通信端末の使用者と映像および音声により会話することができる。
ステップS2において自動会話モードが設定されていない場合には、制御LSI101は、システムクロックのカウントを開始するとともに(ステップS3)、コール処理を実行する(ステップS4)。コール処理では、制御LSI101は、図2のブザー193により着信音を発生するとともに、LEDユニット192を点灯させるかまたは点滅させ、FLディスプレイ191に他の使用者を特定する情報(例えば名称またはユーザID)を表示する。それにより、他の通信端末からの着信を受けたことが使用者に報知される。また、制御LSI101は、図11または図12の着信画面SC4をテレビ300のモニタ301に表示する。
次に、制御LSI101は、使用者が会話応答を指示したか否かを判定する(ステップS5)。使用者は、着信画面SC4のビデオ応答ボタンb6またはボイス応答ボタンb7を選択した後にリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することにより会話応答を指示することができる。あるいは、使用者はリモートコントローラ400の会話応答ボタン413を操作することにより会話応答を容易に指示することができる。使用者が会話応答を指示した場合には、制御LSI101は、図13の会話画面SC5をテレビ300のモニタ301に表示し、会話動作を実行する(ステップS11)。
ステップS5において使用者が会話応答を指示しない場合には、制御LSI101は、使用者が留守録応答を指示したか否かを判定する(ステップS6)。使用者は、着信画面SC4の留守録応答ボタンb8を選択した後にリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することにより留守録応答を指示することができる。リモートコントローラ400に留守録ボタンが設けられてもよい。この場合、使用者は、リモートコントローラ400の留守録ボタンを操作することにより留守録応答を容易に指示することができる。
ステップS6において使用者が留守録応答を指示しない場合には、制御LSI101は、使用者が拒否応答を指示したか否かを判定する(ステップS7)。使用者は、着信画面SC4の拒否応答ボタンb9を選択した後にリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することにより拒否応答を指示することができる。リモートコントローラ400に拒否応答ボタンが設けられてもよい。この場合、使用者は、リモートコントローラ400の拒否応答ボタンを操作することにより容易に拒否応答を指示することができる。使用者が拒否応答を指示した場合には、制御LSI101は拒否応答動作を実行する(ステップS10)。拒否応答動作では、制御LSI101は、他の通信端末に拒否応答を示す信号を送信する。
ステップS7において使用者が拒否応答を指示しない場合には、制御LSI101は、システムクロックによるカウント時間が設定時間よりも短いか否かを判定する(ステップS8)。ここで、設定時間は、留守録設定項目の「着信から留守録に切り替わるまでの時間」として設定された時間である。「着信から留守録に切り替わるまでの時間」が「着信後すぐ」に設定されている場合には、制御LSI101は、ステップS5〜S8を実行することなくステップS9の留守録動作を実行する。
ステップS8においてシステムクロックのカウント時間が設定時間よりも短い場合には、制御LSI101はステップS4に戻る。ステップS8においてシステムクロックのカウント時間が設定時間以上の場合には、制御LSI101はステップS9の留守録動作を実行する。
ステップS1において、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、制御LSI101は、自動会話モードの設定を無視し、ステップS3に進む。このように通信装置100がスタンバイ状態である場合には、通信装置100の周辺に使用者が存在しない可能性がある。そのため、自動会話モードが設定されている場合でも、自動的な会話動作は実行されない。この場合、制御LSI101は、ステップS4のコール処理およびステップS5〜S7の判定を行い、設定時間の経過後に留守録動作を実行する(ステップS9)。
通信装置100がスタンバイ状態である場合でも、通信装置100の周辺に使用者が存在することがある。設定時間内に使用者により会話応答が指示された場合には、制御LSI101はステップS11の会話動作を実行する。
(6)会話動作
図2の制御LSI101のメモリに記憶された会話プログラムに基づく端末1000の会話動作について、制御LSI101の詳細な構成とともに説明する。
図15は、図2の制御LSI101の詳細な構成および動作を示すブロック図である。図15では、制御LSI101、図2のカメラ/マイク装置200、テレビ300およびネットワーク500の接続関係が示される。各接続部のインターフェースの図示は省略する。
図15に示すように、制御LSI101は、制御ブロック101Aおよび通信ブロック101Bからなる。制御ブロック101Aは、バッファ部121、復号化部122、合成部123、符号化部124、クロック部125、時間付与部126、応答取出部127および制御部129を含む。また、通信ブロック101Bは、通信管理部131、受信部132、パケット化部133および送信部134を含む。
制御LSI101の通信ブロック101Bにおいて、通信管理部131は、端末1000と他の通信端末との間で通信が行われている際に、他の通信端末において復号可能なデータの符号化方式を検出し、検出された符号化方式で送信用データを符号化することを指令する指令信号を制御ブロック101Aの制御部129に与える。例えば、通信管理部131は、他の通信端末においてH.264形式で符号化された映像データを復号することが可能である場合、H.264形式で映像データを符号化することを指令する指令信号を制御部129に与える。また、通信管理部131は、他の通信端末においてSILK形式で符号化された音声データを復号することが可能である場合、SILK形式で音声データを符号化することを指令する指令信号を制御部129に与える。
他の通信端末は、ネットワーク500を介して端末1000にデータ(映像データおよび音声データ)を送信する。端末1000の受信部132は、他の通信端末から送信されるデータ(映像データおよび音声データ)を受信する。受信されたデータはパケット化されている。
受信部132は、受信したデータを制御ブロック101Aのバッファ部121に与える。バッファ部121に、データが一時的に記憶される。また、受信部132は、データ(映像データおよび音声データ)が受信されていることを示す受信信号を制御部129に与える。
この場合、制御部129は、バッファ部121に記憶されたデータ(映像データおよび音声データ)を復号化することを指令する指令信号を復号化部122に与える。これにより、バッファ部121に記憶されたデータ(映像データおよび音声データ)が復号化部122により復号化される。
以下の説明では、復号化部122により復号化された映像データを受信映像データDaと呼び、復号化部122により復号化された音声データを受信音声データDbと呼ぶ。
受信映像データDaは合成部123に与えられる。合成部123には、カメラ/マイク装置200から後述する送信映像データDcが与えられる。合成部123は、受信映像データDaおよび送信映像データDcを合成することにより合成映像データEを生成する。
合成部123は、生成された合成映像データEをテレビ300のD/Aコンバータ303に与える。D/Aコンバータ303では、デジタル形式の合成映像データEがアナログ形式の合成映像信号に変換される。これにより、テレビ300のモニタ301に合成映像信号に基づく映像(例えば、図13の会話画面SC5)が表示される。
受信音声データDbはテレビ300のD/Aコンバータ304に与えられる。D/Aコンバータ304では、デジタル形式の受信音声データDbがアナログ形式の音声信号に変換される。アナログ形式の音声信号は、音量調整部310を通してスピーカ302に入力される。スピーカ302から音声信号に基づく音声が出力される。
カメラ/マイク装置200のカメラ201により映像が取得される。取得された映像に基づく映像信号がA/Dコンバータ203に与えられる。A/Dコンバータ203では、アナログ形式の映像信号がデジタル形式の映像データに変換される。
カメラ/マイク装置200のマイク202に音声が入力される。入力された音声に基づく音声信号が、A/Dコンバータ204に与えられる。A/Dコンバータ204では、アナログ形式の音声信号がデジタル形式の音声データに変換される。
以下の説明では、A/Dコンバータ203により変換された映像データを送信映像データDcと呼び、A/Dコンバータ204により変換された音声データを送信音声データDdと呼ぶ。
受信音声データDbが通信装置100からテレビ300に与えられると、その受信音声データDbに基づく音声がスピーカ302から出力される。カメラ/マイク装置200においては、入力された音声に基づく送信音声データDdが生成され、通信装置100に与えられる。
会話動作時において、制御部129に通信管理部131から符号化に関する指令信号が与えられた場合、制御部129は、与えられた指令信号に従う符号化方式を指定する指定信号を符号化部124に与える。これにより、符号化部124は、指定信号により指定された符号化形式で送信映像データDcおよび送信音声データDdを符号化する。符号化された送信映像データDcおよび送信音声データDdがパケット化部133に与えられる。パケット化部133は、送信映像データDcおよび送信音声データDdのパケット化を行う。パケット化された送信映像データDcおよび送信音声データDdは送信部134からネットワーク500を通して他の使用者の通信端末に送信される。
上記の制御部129の機能は、例えばCPU(中央演算処理装置)およびメモリ等のハードウェアとコンピュータプログラム等のソフトウェアとにより実現される。
また、バッファ部121、復号化部122、合成部123、符号化部124、クロック部125、時間付与部126、応答取出部127、通信管理部131、受信部132、パケット化部133および送信部134は、電子回路等のハードウェアで実現されてもよく、これらの構成要素の一部が、CPUおよびメモリ等のハードウェアとコンピュータプログラム等のソフトウェアとにより実現されてもよい。
(7)留守録動作
図2の制御LSI101のメモリに記憶された会話プログラムに基づく端末1000の留守録動作について、制御LSI101の詳細な構成とともに説明する。
図16は、図2の制御LSI101の詳細な構成および動作を示すブロック図である。図16においても、制御LSI101、図2のカメラ/マイク装置200、テレビ300およびネットワーク500の接続関係が示される。各接続部のインターフェースの図示は省略する。
留守録動作は、応答メッセージ、記録中メッセージおよび記録終了メッセージの送信処理、ならびに記録用メッセージ(留守録メッセージ)の記録処理を含む。
応答メッセージは、映像データおよび音声データからなり、図10の留守録設定項目の応答メッセージ設定により予めメモリカード110に記録される。応答メッセージの映像データおよび音声データには、共通の時間情報が付与されている。記録中メッセージは、他の通信端末から受信された記録用メッセージが記録されていることを示す情報である。記録中メッセージは、例えば記録中を示すマークを表示するための映像データである。他の通信端末には、記録中メッセージとして記録中を示すマークが表示される。
記録終了メッセージは、応答メッセージの送信完了から所定時間(例えば1分)が経過することにより記録用メッセージの記録が終了したことを示す情報である。記録終了メッセージは、例えばビープ音を出力するための音声データである。応答メッセージの送信完了から所定時間経過時に他の通信端末からビープ音が出力される。記録中メッセージおよび記録終了メッセージは、制御部129の内部メモリに予め記憶されている。
記録用メッセージとは、留守録動作中に他の通信端末から受信した映像データおよび音声データである。例えば、記録用メッセージは、他の通信端末のカメラにより取得される映像に対応する映像データおよびマイクにより取得される音声に対応する音声データである。記録用メッセージが音声データのみを含んでもよい。
通信管理部131は、端末1000と他の通信端末との間での通信を確立する。その後、制御部129は、応答メッセージを読み出すように応答取出部127を制御する。それにより、応答取出部127は、メモリカード110から応答メッセージを読み出し、読み出した応答メッセージをパケット化部133および送信部134を通して他の通信端末に送信する。
他の通信端末は、応答メッセージを受信すると、端末1000に映像データおよび音声データからなる記録用メッセージを送信する。端末1000の受信部132は、他の通信端末から送信される記録用メッセージを受信する。受信部132は、受信した記録用メッセージをバッファ部121に与える。バッファ部121に記録用メッセージが一時的に記憶される。復号化部122は、バッファ部121に記憶された記録用メッセージを復号化する。
制御部129は、復号化部122により復号化された記録用メッセージに時間情報を付与するように時間付与部126を制御する。時間付与部126は、クロック部125のシステムクロックに基づいて記録用メッセージの映像データおよび音声データに共通の時間情報を付与し、時間情報が付与された記録用メッセージをメモリカード110に記録する。
この場合、制御部129は、内部メモリに予め記憶された記録中メッセージを応答取出部127に与える。応答取出部127は、記録中メッセージをパケット化部133および送信部134を通して他の通信端末に送信する。所定時間の経過後、制御部129は、内部メモリに予め記憶された記録終了メッセージを応答取出部127に与える。応答取出部127は、記録終了メッセージをパケット化部133および送信部134を通して他の通信端末に送信する。
なお、記録用メッセージは、メモリカード110の代わりに図2のフラッシュメモリ112に記録されてもよい。
(8)第1の実施の形態の効果
本実施の形態に係る通信装置100においては、その通信装置100が電源オン状態である場合だけでなく、通信端末100がスタンバイ状態である場合にも、他の通信端末から受信される会話要求に応答して着信動作を実行することが可能となる。それにより、通信装置100の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、通信装置100を電源オン状態に切り替えることなく、他の通信端末の使用者と会話することができる。したがって、他の通信端末からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。その結果、通信装置100の着信動作における利便性が向上する。
また、他の通信端末からの会話要求が受信された場合に通信装置100がスタンバイ状態であるか電源オン状態であるかおよび自動会話モードが設定されているか否かが判定される。通信装置100が電源オン状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、使用者が会話応答のための操作を行うことなく自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置100の使用者は、会話応答のための操作を知らない場合でも、他の通信端末の使用者と即座に会話することができる。
一方、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、通信装置100の周辺に使用者がいない可能性がある。そのため、通信装置100がスタンバイ状態であると判定された場合には、自動会話モードの設定が無視され、留守録動作が実行される。それにより、通信装置100の周辺に使用者がいないにもかかわらず通信装置100が自動的に会話動作を実行することが防止される。
このように、通信装置100は、他の通信端末から会話要求を受信した場合に適切な動作を円滑に行うことが可能となる。
[2]第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態に係る通信装置およびその動作方法について図面を参照しつつ説明する。
(1)通信システムの概要
図17は第2の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図であり、図18は図1の端末1000の構成を示すブロック図である。
図17および図18の端末1000が図1および図2の端末1000と異なるのは、通信装置100に人感センサ210がさらに接続される点である。人感センサ210は、例えば、赤外線センサまたは超音波センサ等からなり、人の存在を検出する。図18に示されるように、人感センサ210は、USBインターフェース113を介して制御LSI101に接続される。本実施の形態では、人感センサ210は、人を検出するとオンし、人を検出しないとオフする。
(2)会話プログラム
第2の実施の形態に係る会話プログラムに基づく処理の一例を説明する。図19は、第2の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSI101の一動作例を示すフローチャートである。
図19の動作例が図14の動作例と異なるのは、ステップS12の処理が追加された点である。
ステップS1において、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、制御LSI101は、人感センサ210がオンしているか否かを判定する(ステップS12)。人感センサ210がオンしている場合には、使用者が通信装置100の近くに存在するため、制御LSI101は自動会話モードが設定されているか否かを判定する(ステップS2)。自動会話モードが設定されている場合には、制御LSI101は自動的に会話動作を実行する(ステップS11)。
ステップS12おいて、人感センサ210がオフしている場合には、使用者が通信装置100の近くに存在しないため、制御LSI101はステップS3に進む。それにより、自動会話モードが設定されている場合でも、自動的な会話動作は実行されない。図19の動作例の他の点は、図14の動作例と同様である。
(3)第2の実施の形態の効果
通信装置100がスタンバイ状態である場合でも、通信装置100の周辺に使用者がいることもあり得る。そのため、本実施の形態に係る通信装置100においては、人感センサ210により人の存在が検出されかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、留守録動作が実行されずに自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置100の使用者は、通信装置100がスタンバイ状態であっても、他の通信端末の使用者と即座に会話することができる。一方、通信装置100の周辺に使用者がいない場合には、通信装置100の制御LSI101が自動的に会話動作を実行することが確実に防止される。
このように、通信装置100は、他の通信端末から会話要求を受信した場合に適切な動作を円滑に行うことが可能となる。
[3]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、通信装置100が通信装置の例であり、パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900が他装置の例であり、光ディスクドライブ108が主機能部の例である。また、制御LSI101の送信部134および受信部132が通信部の例であり、制御LSI101の制御部129が制御部の例であり、マイク202が音声入力装置の例であり、スピーカ302が音声出力装置の例であり、電力供給部106が電力供給部の例であり、リモートコントローラ400が切り替え部の例である。さらに、人感センサ210が検出部の例であり、カメラ201が映像入力装置の例であり、モニタ301が映像出力装置の例であり、光ディスクが記録媒体の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
[4]他の実施の形態
(1)上記第1の実施の形態では、図14のステップS1において通信装置100がスタンバイ状態であると判定された場合に、制御LSI101はステップS3の処理に進むが、これに限定さない。図14のステップS1において通信装置100がスタンバイ状態であると判定された場合に、制御LSI101はステップS9の処理に進んでもよい。この場合には、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、即座に留守録動作が実行される。
また、上記第2の実施の形態では、図19のステップS12において人感センサ210がオフであると判定された場合に、制御LSI101はステップS3の処理に進むが、これに限定さない。図19のステップS12において人感センサ210がオフであると判定された場合に、制御LSI101はステップS9の処理に進んでもよい。この場合には、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、即座に留守録動作が実行される。
(2)上記実施の形態では、通信装置100が主機能部として光ディスクドライブ108を備えるが、通信装置100が主機能部として光ディスクドライブ108の代りにまたは光ディスクドライブ108に加えて、記録媒体としてハードディスクまたはメモリカード等の他の記録媒体を駆動する他のドライブが用いられてもよい。
(3)上記実施の形態では、通信装置100の主機能部である光ディスクドライブ108が記録媒体に映像データおよび音声データを記録するとともに記録媒体から映像データおよび音声データを再生するように構成され、通信装置100は記録再生装置(レコーダ)であるが、これに限定されない。通信装置100の光ディスクドライブ108が記録媒体から映像データおよび音声データを再生するように構成され、通信装置100が再生装置(プレーヤ)であってもよい。
(4)また、通信装置がテレビジョン受像機であってもよい。その場合、テレビジョン受像機は図2または図18の通信装置100およびテレビ300の構成を含む。ただし、テレビジョン受像機は、光ディスクドライブ108を有していてもよく、有していなくてもよい。この場合、チューナ320が主機能部の一例である。
(5)上記実施の形態では、検出部として人感センサ210が用いられるが、これに限定されない。検出部として図2または図18のカメラ201が用いられてもよい。あるいは、検出部として人の存在を検出可能な他の検出器が用いられてもよい。
[5]実施の形態に係る通信装置および通信方法の包括的な説明
(1)以上のように、本発明の実施の形態に係る通信装置は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置であって、映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行う主機能部と、映像データおよび音声データを他装置に送信可能でかつ他装置から送信される映像データ、音声データおよび会話要求を受信可能に構成される通信部と、主機能部を制御するとともに、通信部による映像データおよび音声データの通信を制御する制御部と、制御部および主機能部に電力を供給可能に構成された電力供給部と、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに通信装置を切り替えるように構成される切り替え部とを備え、制御部は、通信装置がスタンバイ状態である場合に通信部により受信される会話要求に応答して着信動作を実行可能に構成されるものである。
その通信装置は、電源オン状態とスタンバイ状態とに切り替え部により切り替えられる。電源オン状態では、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される。スタンバイ状態では、電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されない。通信装置が電源オン状態である場合には、制御部により主機能部が制御され、主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作が行われる。
通信装置がスタンバイ状態である場合に、通信部により受信される会話要求に応答して制御部により着信動作が実行される。それにより、通信装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、通信装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。その結果、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。
(2)制御部は、会話動作および留守録動作を実行可能に構成されるとともに、使用者が会話応答のための操作を行うことなく会話動作を開始する自動会話モードを有し、通信部により他装置からの会話要求が受信された場合に通信装置がスタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かを判定し、通信装置がスタンバイ状態でなくかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に会話動作を実行し、通信装置がスタンバイ状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に自動会話モードの設定を無視するように構成されてもよい。
この場合、通信部により他装置からの会話要求が受信された場合に、通信装置がスタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かが制御部により判定される。通信装置がスタンバイ状態でなくかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、使用者が会話応答のための操作を行うことなく制御部により自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置の使用者は、会話応答のための操作を知らない場合でも、他装置の使用者と即座に会話することができる。
一方、通信装置がスタンバイ状態である場合には、通信装置の周辺に使用者がいない可能性がある。そのため、通信装置がスタンバイ状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、制御部により自動会話モードの設定が無視される。それにより、通信装置の周辺に使用者がいないにもかかわらず通信装置の制御部が自動的に会話動作を実行することが防止される。
(3)制御部は、通信装置がスタンバイ状態であると判定された場合に留守録動作を実行するように構成されてもよい。
この場合、他装置の使用者は、通信装置にメッセージを送信することができる。
(4)通信装置は、人の存在を検出する検出部をさらに備え、制御部は、通信装置がスタンバイ状態である場合に検出部により人の存在が検出されたか否かをさらに判定し、検出部により人の存在が検出された場合に会話動作を実行するように構成されてもよい。
通信装置がスタンバイ状態である場合でも、通信装置の周辺に使用者がいることがある。そのため、検出部により人の存在が検出された場合には、自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置の使用者は、通信装置がスタンバイ状態であっても、他装置の使用者と即座に会話することができる。一方、通信装置の周辺に使用者がいない場合には、通信装置の制御部が自動的に会話動作を実行することが確実に防止される。
(5)制御部は、検出部により人の存在が検出されない場合に留守録動作を実行するように構成されてもよい。
それにより、通信装置の周辺に使用者がいない場合には、通信装置の制御部が自動的に会話動作を実行することが確実に防止されるとともに、他装置の使用者は通信装置にメッセージを送信することができる。
(6)主機能部は、記録媒体に記録された映像データおよび音声データを再生するように動作可能に構成されてもよい。
この場合、通信装置は映像および音声の再生装置として機能する。したがって、再生装置がスタンバイ状態である場合に、会話要求に応答して着信動作が実行可能となる。それにより、再生装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、再生装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。
(7)主機能部は、放送または配信される映像データおよび音声データの受信するとともに受信された映像データおよび音声データをそれぞれ映像および音声として出力するように動作可能に構成されてもよい。
この場合、通信装置はテレビジョン受像機として機能する。したがって、テレビジョン受像機がスタンバイ状態である場合に、会話要求に応答して着信動作が実行可能となる。それにより、テレビジョン受像機の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、テレビジョン受像機を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。
(8)主機能部は、記録媒体に映像データおよび音声データを記録するように動作可能であるとともに、記録媒体に記録された映像データおよび音声データを再生するように動作可能に構成されてもよい。
この場合、通信装置は映像および音声の記録再生装置として機能する。したがって、記録再生装置がスタンバイ状態である場合に、会話要求に応答して着信動作が実行可能となる。それにより、記録再生装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、記録再生装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。
(9)会話動作は、通信部により受信される他装置からの音声データを音声出力装置に与えるとともに音声入力装置から与えられる音声データを通信部により他装置に送信することを含んでもよい。
この場合、通信装置の使用者は、音声により他装置の使用者と会話することができる。
(10)通信装置は、映像入力装置および映像出力装置に接続可能に構成され、制御部は、会話動作において通信部により受信される他装置からの映像データを映像出力装置に与えるとともに映像入力装置から与えられる映像データを通信部により他装置に送信するように構成されてもよい。
この場合、通信装置の使用者は、映像および音声により他装置の使用者と会話することができる。
(11)留守録動作は、応答メッセージを通信部により他装置に送信するとともに通信部により受信される他装置からの記録用メッセージを記録することを含んでもよい。
この場合、通信装置の使用者は、記録用メッセージにより他装置の使用者の用件を確認することができる。
(12)本発明の実施の形態に係る通信装置の動作方法は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置の動作方法であって、通信装置は、制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに切り替え可能に構成され、通信装置が電源オン状態である場合に、制御部の制御にしたがって主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行うステップと、通信装置がスタンバイ状態である場合に、他装置から送信される会話要求に応答して制御部により着信動作を実行するステップとを含むものである。
通信装置は、電源オン状態とスタンバイ状態とに切り替え部により切り替えられる。電源オン状態では、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される。スタンバイ状態では、電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されない。
その動作方法によれば、通信装置が電源オン状態である場合には、制御部により主機能部が制御され、主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作が行われる。
通信装置がスタンバイ状態である場合に、他装置から送信される会話要求に応答して制御部により着信動作が行われる。それにより、通信装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、通信装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。その結果、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。
本発明は、映像データおよび音声データの通信を行う通信装置に有効に利用することができる。
本発明は、映像データとともに音声データの送受信が可能な通信装置およびその動作方法に関する。
特許文献1に記載の通信システムおよびデータ通信方法においては、ネットワークを介して第1の端末と第2の端末との間で通信が行われる。この通信システムにおいて、第1および第2の端末の各々は、受信回路および送信回路を含む。また、第1および第2の端末の各々は、入力装置としてウェブカメラおよびマイクロホンを備えるとともに、出力装置としてディスプレイスクリーンおよびラウドスピーカを備える。
例えば、第1の端末において、ウェブカメラに第1の端末の使用者の映像が入力され、マイクロホンに第1の端末の使用者の音声が入力される。また、第2の端末において、ウェブカメラに第2の端末の使用者の映像が入力され、マイクロホンに第2の端末の使用者の音声が入力される。
第1の端末の送信回路においては、ウェブカメラおよびマイクロホンに入力された映像および音声に基づくデータがネットワークを介して第2の端末に送信される。この場合、第2の端末の受信回路においては、ネットワークを介して第1の端末から送信されたデータが受信され、受信されたデータに基づく映像および音声がディスプレイスクリーンおよびラウドスピーカから出力される。
同様に、第2の端末の送信回路においては、ウェブカメラおよびマイクロホンに入力された映像および音声に基づくデータがネットワークを介して第1の端末に送信される。この場合、第1の端末の受信回路においては、ネットワークを介して第2の端末から送信されたデータが受信され、受信されたデータに基づく映像および音声がディスプレイスクリーンおよびラウドスピーカから出力される。
これにより、第1の端末の使用者は、第2の端末の使用者の映像を視認しつつ第2の端末の使用者と会話することができる。同様に、第2の端末の使用者は、第1の端末の使用者の映像を視認しつつ第1の端末の使用者と会話することができる。
特表2010−521856号公報
上記の通信システムにおいては、第1の端末の使用者が第2の端末の使用者と会話する場合には、第1の端末の使用者が第2の端末に会話の要求を送信する。第2の端末の使用者は、会話の要求を受信した場合、所定の操作により応答信号を第1の端末に送信する。それにより、第1の端末の使用者と第2の端末の使用者とが会話することができる。
しかしながら、第1の端末が第2の端末に会話の要求を送信した場合でも、第2の端末の電源がオン状態でない場合には、第2の端末は着信動作を行わない。そのため、第2の端末の近くに第2の端末の使用者がいる場合でも、第2の端末の電源をオン状態にしない限り第1の端末の使用者が第2の端末の使用者と会話することができない。
本発明の目的は、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張された通信装置およびその動作方法提供することである。
本発明の一局面に従う通信装置は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置であって、映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行う主機能部と、映像データおよび音声データを他装置に送信可能でかつ他装置から送信される映像データ、音声データおよび会話要求を受信可能に構成される通信部と、主機能部を制御するとともに、通信部による映像データおよび音声データの通信を制御する制御部と、制御部および主機能部に電力を供給可能に構成された電力供給部と、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに通信装置を切り替えるように構成される切り替え部とを備え、制御部は、通信装置がスタンバイ状態である場合に通信部により受信される会話要求に応答して着信動作を実行可能に構成され、会話動作および留守録動作を実行可能に構成されるとともに、使用者が会話応答のための操作を行うことなく会話動作を開始する自動会話モードを有し、通信部により他装置からの会話要求が受信された場合に通信装置がスタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かを判定し、通信装置がスタンバイ状態でなくかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に会話動作を実行し、通信装置がスタンバイ状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に自動会話モードの設定を無視するように構成されるものである。
本発明の他の局面に従う通信装置の動作方法は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置の動作方法であって、通信装置は、制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに切り替え可能に構成され、制御部は、会話動作を実行可能に構成されるとともに、使用者が会話応答のための操作を行うことなく会話動作を開始する自動会話モードを有し、動作方法は、通信装置が電源オン状態である場合に、制御部の制御にしたがって主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行うステップと、他装置からの会話要求が受信された場合に通信装置がスタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かを判定するステップと、通信装置がスタンバイ状態である場合に、他装置から送信される会話要求に応答して制御部により着信動作を実行するステップと、通信装置がスタンバイ状態でなくかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に制御部により会話動作を実行するステップと、通信装置がスタンバイ状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に制御部により自動会話モードの設定を無視するステップとを含むものである。
本発明によれば、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。
図1は第1の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図 図2は図1の端末の構成を示すブロック図 図3は通信装置の状態遷移を示す模式図 図4は会話プログラムの起動条件の一例を示す図 図5はサインイン画面を示す図 図6はユーザ登録画面を示す図 図7はコンタクト画面の一例を示す図 図8はコンタクト画面の他の例を示す図 図9はコンタクト画面のさらに他の例を示す図 図10はコンタクト画面のさらに他の例を示す図 図11は着信画面の一例を示す図 図12は着信画面の他の例を示す図 図13は会話画面を示す図 図14は第1の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSIの一動作例を示すフローチャート 図15は図2の制御LSIの詳細な構成および動作を示すブロック図 図16は図2の制御LSIの詳細な構成および動作を示すブロック図 図17は第2の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図 図18は図17の端末の構成を示すブロック図 図19は第2の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSIの一動作例を示すフローチャート
[1]第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態に係る通信装置およびその動作方法について図面を参照しつつ説明する。
(1)通信システムの概要
図1は第1の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図であり、図2は図1の端末1000の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この通信システムにおいては、端末1000、基地局800、パーソナルコンピュータ600、テレビジョン受像機(以下、テレビと略記する。)700および会話用サーバ2000がネットワーク500に接続される。また、携帯電話900が基地局800を介してネットワーク500に接続される。このように、ネットワーク500には、複数の通信端末として、端末1000、パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900が接続される。本実施の形態において、ネットワーク500はインターネットである。
図1の例において、互いに接続された複数の通信端末(端末1000、パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900)には、それぞれ後述する制御LSI(大規模集積回路)101(図2)が内蔵される。制御LSI101(図2)には、内蔵のメモリに後述する会話プログラムが記憶される。
また、各通信端末は、映像入力部、音声入力部、映像出力部および音声出力部を有する。映像入力部は例えばカメラを含む。音声入力部は例えばマイクを含む。映像出力部は例えばモニタを含む。音声出力部は例えばスピーカを含む。
本実施の形態において、複数の通信端末の使用者は、予めそれぞれ固有のユーザ情報を会話用サーバ2000に登録する必要がある。ユーザ情報は、ユーザ識別子(以下、ユーザIDと呼ぶ。)およびそのユーザIDに対応付けられたパスワードを含む。会話用サーバ2000は、複数の使用者の複数のユーザ情報を記憶することにより、複数の使用者を管理する。
新たなユーザ情報が登録される場合には、任意の通信端末から会話用サーバ2000に、ユーザ情報の登録要求とともに新たなユーザ情報が送信される。
会話用サーバ2000は、予め記憶されている複数のユーザ情報を参照しつつ、受信したユーザ情報のユーザIDが既に登録されている複数のユーザ情報のユーザIDのいずれかに一致するか否かを判定する。
会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報のユーザIDが既に登録されている複数のユーザ情報のユーザIDのいずれにも一致しない場合、与えられたユーザ情報を記憶する。一方、会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報のユーザIDが既に登録されている複数のユーザ情報のユーザIDのいずれかに一致する場合、受信したユーザ情報を記憶しない。これにより、同一のユーザIDを含む複数のユーザ情報が会話用サーバ2000に登録されることが防止される。
会話用サーバ2000に、例えば一の通信端末からユーザ情報とともにサインインの要求が送信される。この場合、会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報が記憶されている複数のユーザ情報のいずれかに一致するか否かを判定する。すなわち、会話用サーバ2000は、一の通信端末から受信したユーザ情報が既に登録されているか否かを判定する。
受信したユーザ情報が既に登録されている場合、会話用サーバ2000は、複数の使用者が同一のユーザ情報でサインインすることを防止するために、受信したユーザ情報と同一のユーザ情報によるサインインが現在行われているか否かを判定する。
会話用サーバ2000は、受信したユーザ情報と同一のユーザ情報によるサインインが行われていない場合に、使用者のサインインを許可する。一方、会話用サーバ2000は、一の通信端末から受信したユーザ情報が登録されていない場合、および受信したユーザ情報と同一のユーザ情報によるサインインが現在行われている場合に、使用者のサインインを許可しない。
使用者が会話用サーバ2000にサインインすることにより、使用者が使用する通信端末から会話用サーバ2000に、通信端末のアドレス(例えば、インターネットプロトコルアドレス)が送信される。また、通信端末から会話用サーバ2000に、所定の周期でサインインの継続要求が送信される。
これにより、会話用サーバ2000においては、現在サインインしている使用者、およびサインインしている使用者が使用する通信端末のアドレスが管理される。
使用者は、一の通信端末を用いて会話用サーバ2000にサインインすることにより、会話用サーバ2000に他の使用者との会話を要求する要求信号をその使用者のユーザIDとともに送信することができる。この場合、会話用サーバ2000は、受信したユーザIDに基づいて他の使用者がサインインしているか否かを判定する。
他の使用者がサインインしている場合、会話用サーバ2000は、他の使用者が使用する通信端末のアドレスを一の通信端末に送信する。これにより、一の通信端末が、受信したアドレスにより他の通信端末にアクセスする。このようにして、一の通信端末と他の通信端末との間で、映像データおよび音声データを含む種々のデータの通信が可能となる。
一方、他の使用者がサインインしていない場合、会話用サーバ2000は、他の使用者がサインインしていないことを示す情報を一の通信端末に送信する。この場合、一の通信端末においては、他の使用者と会話することができないことを示す情報がモニタまたはスピーカにより使用者に提示される。
上記に加えて、使用者は、一の通信端末を用いて会話用サーバ2000にサインインすることにより、他の通信端末からのアクセスを受け付けることができる。
複数の通信端末間では、カメラにより撮影された各使用者の映像に基づく映像データ、およびマイクに入力された各使用者の音声に基づく音声データの通信が行われる。これにより、各通信端末の使用者は、他の通信端末の使用者と会話することができる。
次に、端末1000の構成について説明する。図1および図2に示すように、端末1000は、通信装置100、カメラ/マイク装置200、テレビ300および2つのリモートコントローラ400,490を備える。
図2に示すように、通信装置100は、制御LSI101、ネットワークインターフェース103、無線受信部104、ユニバーサルシリアルバス(以下、USBと呼ぶ。)インターフェース105、電力供給部106、高解像度マルチメディアインターフェース(以下、HDMIと呼ぶ。)107、光ディスクドライブ108、メモリスロット109、蛍光表示管(以下、FLディスプレイと呼ぶ。)191、発光ダイオードユニット(以下、LEDユニットと呼ぶ。)192、ブザー193およびフラッシュメモリ112を備える。メモリスロット109には、メモリカード110が挿入される。本実施の形態では、通信装置100のネットワークインターフェース103は、ネットワークケーブル(例えば、ローカルエリアネットワークケーブル)を介してネットワーク500に接続される。
制御LSI101は、CPU(中央演算処理装置)およびメモリを含み、半導体を用いた集積回路で実現される。上述のように、制御LSI101のメモリには、通信装置100のシステムプログラムとともに後述する会話プログラムが記憶される。CPUがメモリに記憶された各プログラムを実行することにより、制御LSI101が種々の処理を実行する。また、制御LSI101は、通信装置100の各構成要素の動作を制御するとともに、他の通信端末(図1のパーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900等)との通信を制御する。制御LSI101の詳細な構成は後述する。
ネットワークインターフェース103は、ネットワークケーブルを介してネットワーク500に接続される。ネットワークインターフェース103により、ネットワーク500から通信装置100の制御LSI101に、映像データおよび音声データを含む種々のデータが与えられる。また、通信装置100の制御LSI101からネットワーク500に映像データおよび音声データを含む種々のデータが与えられる。
後述するように、リモートコントローラ400は、無線通信(例えば赤外線通信)により後述する操作信号を通信装置100に送信する。無線受信部104は、リモートコントローラ400から無線で送信される操作信号を受信する。無線受信部104により受信された操作信号は、制御LSI101に与えられる。
USBインターフェース105は、USBケーブルを介してカメラ/マイク装置200に接続される。電力供給部106は、例えば、交流電力を直流電力に変換する電源回路を含む。電源回路には電源プラグが接続される。電源プラグは、家庭用電源コンセントに接続可能である。電力供給部106は、家庭用電源から得られた電力を通信装置100の各構成要素に供給する。HDMI107は、HDMIケーブルを介してテレビ300に接続される。光ディスクドライブ108は、光ディスクに対してデータの読み書きを行う。
メモリスロット109は、メモリカード110が挿入および取り出し可能に構成される。制御LSI101は、メモリスロット109にメモリカード110が挿入された状態で、メモリカード110に記憶されたデータを読み出すことができる。また、制御LSI101は、メモリカード110にデータを書き込むことができる。
フラッシュメモリ112は、制御LSI101に接続される。フラッシュメモリ112に代えて、他の不揮発性メモリを用いてもよい。フラッシュメモリ112には、例えば端末1000を使用する使用者のユーザ情報および他の使用者のユーザIDのリスト(以下、コンタクトリストと呼ぶ。)が記憶される。また、フラッシュメモリ112には、使用者が他の通信端末からのアクセスを受け付けることができない場合に、他の通信端末からのアクセスに応答して他の通信端末に与えられるべきデータ(例えば、留守であることを伝えるための映像データおよび音声データ)が記憶される。
通信装置100は、例えば箱型のケーシングを有する。制御LSI101、ネットワークインターフェース103、無線受信部104、USBインターフェース105、電力供給部106、HDMI107、光ディスクドライブ108およびメモリスロット109はケーシング内に収容される。FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193は、ケーシングに取り付けられる。
FLディスプレイ191は、例えば7セグメント蛍光表示管または14セグメント蛍光表示管等からなる。制御LSI101からFLディスプレイ191に現在の時刻および光ディスクの再生時間等を示す情報が与えられる。FLディスプレイ191は、与えられた情報を表示する。
LEDユニット192は単色の光を発生する。制御LSI101からLEDユニット192に発光または非発光を示す情報が与えられる。LEDユニット192は、制御LSI101から与えられる情報に基づいて点灯、消灯または点滅する。
制御LSI101からブザー193に警報の発生を指令するための情報が与えられる。この場合、ブザー193は、制御LSI101から与えられる情報に基づいて警報音を発生する。
リモートコントローラ400は、操作部401、処理回路402および無線送信部403を備える。操作部401は、図1の電源ボタン411、会話起動ボタン412、会話応答ボタン413、十字キー414、決定ボタン415および図示しない複数の数字ボタンを含む。十字キー414は、上ボタン、下ボタン、左ボタンおよび右ボタンを含む。使用者により、操作部401のいずれかのボタンが操作される。処理回路402により操作されたボタンに応じた操作信号が生成される。生成された操作信号は、無線送信部403から通信装置100の無線受信部104に送信される。上記のように、通信装置100とリモートコントローラ400との間の無線通信は、例えば赤外線通信により実現される。
カメラ/マイク装置200は、カメラ201、マイク202および2つのアナログデジタル(以下、A/Dと呼ぶ。)コンバータ203,204およびUSBインターフェース205を備える。カメラ/マイク装置200のUSBインターフェース205は、USBケーブルを介して通信装置100のUSBインターフェース105に接続される。
カメラ201は、撮像素子を備える。撮像素子により被写体の映像が取得される。カメラ201においては、取得された映像に基づいてアナログ形式の映像信号が生成される。生成された映像信号が、A/Dコンバータ203によりデジタル形式の映像データに変換される。デジタル形式の映像データが、USBインターフェース205、USBケーブルおよびUSBインターフェース105を介して、通信装置100の制御LSI101に与えられる。
マイク202には外部から音声(音波)が入力される。マイク202においては、入力された音声に基づいてアナログ形式の音声信号が生成される。生成された音声信号が、A/Dコンバータ204によりデジタル形式の音声データに変換される。デジタル形式の音声データが、USBインターフェース205、USBケーブルおよびUSBインターフェース105を介して、通信装置100の制御LSI101に与えられる。
本実施の形態では、カメラ/マイク装置200は、例えば使用者の映像および使用者の音声を取得するために用いられる。
上記のように、カメラ/マイク装置200は、カメラ201およびマイク202を含む。通信装置100にカメラ/マイク装置200が接続される代わりに、通信装置100にカメラ201およびマイク202がそれぞれ個別に接続されてもよい。
カメラ/マイク装置200がHDMIを有してもよい。この場合、カメラ/マイク装置200のHDMIがHDMIケーブルを介して通信装置100に接続される。カメラ/マイク装置200が無線送信部を有してもよい。この場合には、カメラ/マイク装置200の無線送信部から通信装置100の無線受信部104に映像データおよび音声データが与えられる。
テレビ300は、モニタ301、スピーカ302、デジタルアナログ(以下、D/Aと呼ぶ。)コンバータ303,304、HDMI305、無線受信部306、音量調整部310およびチューナ320を備える。本実施の形態では、テレビ300のHDMI305が、HDMIケーブルを介して通信装置100のHDMI107に接続される。
通信装置100の制御LSI101からテレビ300に、HDMI107、HDMIケーブルおよびHDMI305を介してデジタル形式の映像データおよび音声データが与えられる。テレビ300に与えられた映像データは、D/Aコンバータ303によりアナログ形式の映像信号に変換される。アナログ形式の映像信号がモニタ301に与えられる。これにより、モニタ301に映像が表示される。
一方、テレビ300に与えられた音声データは、D/Aコンバータ304によりアナログ形式の音声信号に変換される。アナログ形式の音声信号が音量調整部310に与えられる。
音量調整部310には、後述するリモートコントローラ490から、例えば音声信号のレベルを調整するための操作信号が入力される。これにより、音量調整部310においては、リモートコントローラ490から与えられる操作信号に基づいて音声信号のレベルが調整される。調整された音声信号がスピーカ302に与えられ、音声信号に基づく音声が出力される。
チューナ320は、放送または配信される番組の放送信号の受信、選局、復調および復号を行うことにより映像データおよび音声データを生成し、生成した映像データおよび音声データをそれぞれD/Aコンバータ303およびD/Aコンバータ304に与える。それにより、モニタ301に番組の映像が表示され、スピーカ302から番組の音声が出力される。
上記のように、通信装置100とテレビ300とがHDMI107、HDMIケーブルおよびHDMI305を介して接続される。この場合、通信装置100は、テレビ300の動作を制御するための制御信号をテレビ300に与えることができる。
通信装置100にテレビ300が接続される代わりに、通信装置100にモニタ301およびスピーカ302がそれぞれ個別に接続されてもよい。
リモートコントローラ490は、操作部491、処理回路492および無線送信部493を備える。操作部491は、図1の電源ボタン481および音量調整ボタン484a,484bを含む。使用者により、操作部491のいずれかのボタンが操作される。処理回路492により操作されたボタンに応じた操作信号が生成される。
電源ボタン481が操作されることにより、テレビ300の電源をオンするための操作信号が生成される。音量調整ボタン484aが操作されることにより、音声信号のレベルを高くするための操作信号が生成される。音量調整ボタン484bが操作されることにより、音声信号のレベルを低くするための操作信号が生成される。
生成された操作信号は、無線送信部493からテレビ300の無線受信部306に無線で送信される。テレビ300とリモートコントローラ490との間の無線通信は、例えば赤外線通信により実現される。
上記の端末1000においては、例えばカメラ/マイク装置200から通信装置100に映像データおよび音声データが与えられる。通信装置100においては、与えられた映像データが符号化される。また、与えられた音声データが符号化される。後述する端末1000の会話動作時において、通信装置100は、符号化された映像データおよび音声データをネットワーク500に接続された他の通信端末(パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900)に送信する。
また、端末1000においては、使用者が図1の会話用サーバ2000にサインインすることにより、ネットワーク500に接続された他の通信端末から送信される映像データおよび音声データが通信装置100により受信される。通信装置100においては、受信された映像データおよび音声データが復号化される。後述する端末1000の会話動作時において、通信装置100は、復号化された映像データおよび音声データをテレビ300に与える。テレビ300では、デジタル形式の映像データがアナログ形式の映像信号に変換され、変換された映像信号に基づく映像がモニタ301に表示される。また、デジタル形式の音声データがアナログ形式の音声信号に変換され、変換された音声信号に基づく音声がスピーカ302から出力される。
これにより、上記のように、端末1000と他の通信端末間で映像データおよび音声データの通信が行われる。ネットワーク500に接続される複数の通信端末の各々は、端末1000と同様に、カメラ、マイク、モニタおよびスピーカを有する。したがって、端末1000を使用する使用者は、他の通信端末を使用する使用者と会話することができる。
端末1000の通信装置100においては、例えば光ディスクドライブ108により光ディスクから読み出された映像データおよび音声データがテレビ300に与えられる。テレビ300では、デジタル形式の映像データがアナログ形式の映像信号に変換され、変換された映像信号に基づく映像がモニタ301に表示される。また、デジタル形式の音声データがアナログ形式の音声信号に変換され、変換された音声信号に基づく音声がスピーカ302から出力される。
さらに、端末1000の通信装置100においては、例えばネットワーク500から受信された映像データおよび音声データがメモリカード110に書き込まれる。
(2)通信装置100の状態遷移
図3は通信装置100の状態遷移を示す模式図である。図3に示すように、通信装置100は、少なくとも3つの状態の間を遷移する。3つの状態は、電源オフ状態、スタンバイ状態、および電源オン状態である。
電源オフ状態とは、電力供給部106からの制御LSI101および通信装置100の他の構成要素への電力の供給が停止している状態をいう。例えば、電力供給部106の電源プラグが家庭用電源コンセントから外れている場合には、通信装置100は電源オフ状態にある。電源オフ状態において電力供給部106の電源プラグが家庭用電源コンセントに接続されると、通信装置100は、矢印aで示されるように、電源オフ状態からスタンバイ状態に遷移する。
スタンバイ状態は、通信装置100の制御機能部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されていない状態を指す。スタンバイ状態では、通信装置100の主機能部が停止される。本実施の形態では、主機能部は、光ディスクドライブ108であり、映像データおよび音声データを記録および再生する機能を有する。また、制御機能部は、制御LSI101、無線受信部104、FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193である。本実施の形態におけるスタンバイ状態では、電力供給部106から少なくとも制御LSI101、無線受信部104、FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193に電力が供給され、かつ光ディスクドライブ108の機能が停止されている。この場合、会話プログラムの少なくとも一部が実行可能である。スタンバイの状態においてリモートコントローラ400の電源ボタン411が操作されると、通信装置100は、矢印cで示されるように、電源オン状態に遷移する。
電源オン状態は、通信装置100の制御機能部および主機能部に電力が供給されている状態を指す。本実施の形態における電源オン状態では、電力供給部106から制御LSI101、無線受信部104、光ディスクドライブ108、FLディスプレイ191、LEDユニット192およびブザー193に電力が供給されている。この場合、会話プログラムが実行されている。電源オン状態においてリモートコントローラ400の電源ボタン411が操作されると、通信装置100は、矢印dで示されるように、電源オン状態からスタンバイ状態に遷移する。また、電源オン状態において電力供給部106の電源プラグが家庭用コンセントから外されると、通信装置100は、矢印eで示されるように、電源オン状態から電源オフ状態に遷移する。
(3)会話プログラムの起動条件
会話プログラムの起動条件は、使用者の操作により設定される。使用者の操作による設定(以下、ユーザ設定と呼ぶ)には、自動サインインの設定、およびスタンバイ時着信許可の設定が含まれる。
使用者は、ユーザ設定において、自動サインインを「する」か「しない」かに設定することができる。自動サインインが「する」に設定されると、自動的に上記のサインインが行われる。
また、使用者は、自動サインインを「する」に設定した場合、スタンバイ時着信許可を「する」か「しない」かに設定することができる。スタンバイ時着信許可が「する」に設定されると、通信装置100がスタンバイ状態にあるときにも、着信動作が実行される。ここで、着信動作とは、他の通信端末から送信される会話要求を受信し、使用者に会話要求の受信を報知する動作である。
図4は会話プログラムの起動条件の一例を示す図である。図4において、「○」は会話プログラムが起動中であることを示し、「×」は会話プログラムが起動していないことを示す。
自動サインインが「する」に設定され、かつスタンバイ時着信許可が「しない」に設定されている場合、制御LSI101は、スタンバイ状態から電源オン状態への遷移の際に会話プログラムを起動する。その後、制御LSI101は、自動サインインが「する」に設定されているユーザIDを用いて会話用サーバ2000との通信を行う。
自動サインインが「する」に設定され、かつスタンバイ時着信許可が「する」に設定されている場合、制御LSI101は、電源オフ状態からスタンバイ状態への遷移の際に会話プログラムを起動する。その後、制御LSI101は、自動サインインが「する」に設定されているユーザIDを用いて会話用サーバ2000との通信を行う。
なお、自動サインインが「しない」に設定されている場合、制御LSI101は、電源オン状態で使用者により会話起動ボタン412が操作されたときに会話プログラムを起動する。
(4)使用者による端末1000の操作概要
(a)サインイン
以下の説明において、テレビ300のモニタ301には、通信装置100からD/Aコンバータ303を通して映像信号が与えられる。テレビ300のモニタ301は、与えられる映像信号に基づく映像を表示する。また、テレビ300のスピーカ302には、通信装置100からD/Aコンバータ304を通して音声信号が与えられる。テレビ300のスピーカ302は、与えられる音声信号に基づく音声を出力する。
使用者による端末1000の操作の概要を、テレビ300のモニタ301に表示される映像とともに説明する。
一の使用者が端末1000を用いて会話用サーバ2000にサインインする場合、一の使用者は例えば図1の会話起動ボタン412を操作する。これにより、リモートコントローラ400から通信装置100に会話プログラムを実行することを示す操作信号が与えられる。会話プログラムが実行されることにより、テレビ300のモニタ301にサインイン画面が表示される。
図5は、サインイン画面を示す図である。図5に示すように、サインイン画面SC1には、ユーザIDの入力枠f1、パスワードの入力枠f2、サインインボタンb1および新規ユーザ登録ボタンb2が表示される。使用者は、図1のリモートコントローラ400の十字キー414を操作することにより入力枠f1,f2、サインインボタンb1および新規ユーザ登録ボタンb2をそれぞれ選択することができる。使用者は、図1のリモートコントローラ400の図示しない複数の数字ボタン等を用いて入力枠f1,f2に文字を入力することができる。
使用者は、入力枠f1,f2にそれぞれユーザIDおよびパスワードを入力した後、サインインボタンb1を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。これにより、会話用サーバ2000へのサインインが実行される。
また、サインイン画面SC1には、自動サインインを設定するための「次回、自動的にサインインする」を選択するチェックボックスc1および「スタンバイ時着信を受け付ける」を選択するチェックボックスc2が表示される。
チェックボックスc1が選択された状態でサインインが行なわれると、制御LSI101は、自動サインインを「する」という情報を入力枠f1に入力されたユーザIDに対応付け、その情報をフラッシュメモリ112に記憶する。それにより、自動サインインが「する」に設定される。
チェックボックスc2が選択された状態でサインインが行なわれると、制御LSI101は、スタンバイ時着信許可を「する」という情報を入力枠f1に入力されたユーザIDに対応付け、その情報をフラッシュメモリ112に記憶する。それにより、スタンバイ時着信許可が「する」に設定される。それにより、通信装置100がスタンバイ状態であるときにも着信動作が実行される。
なお、使用者がチェックボックスc1を選択しない場合、チェックボックスc2を選択することができないようにサインイン画面SC1が構成される。
本実施の形態では、1つのユーザIDのみについて自動サインインが「する」に設定可能である。それにより、制御LSI101の処理が煩雑になることが防止される。
(b)ユーザ登録
使用者は、会話用サーバ2000にユーザ情報を登録する場合、サインイン画面SC1の新規ユーザ登録ボタンb2を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。この場合、テレビ300のモニタ301にユーザ登録画面が表示される。
図6は、ユーザ登録画面を示す図である。図6に示すように、ユーザ登録画面SC2には、使用者の名前の入力枠f3、ユーザIDの入力枠f1、パスワードの入力枠f2および登録ボタンb3が表示される。使用者は、図1のリモートコントローラ400の十字キー414を操作することにより入力枠f1,f2,f3および登録ボタンb3をそれぞれ選択することができる。使用者は、入力枠f1,f2,f3にそれぞれユーザID、パスワードおよび名前を入力した後、登録ボタンb3を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。これにより、会話用サーバ2000にユーザ情報が登録される。
会話用サーバ2000へのサインインが実行されることにより、テレビ300のモニタ301にコンタクト画面が表示される。
(c)コンタクトリスト
図7は、コンタクト画面の一例を示す図である。コンタクト画面SC3は、左側のタブTbと、右側の本体部分Bdとを有する。タブTbには、複数の大項目が含まれる。複数の大項目には、「設定」、「アカウント」、「オンライン」および「コンタクトリスト」が含まれる。使用者は、リモートコントローラ400の十字キー414および決定ボタン415を用いてタブTbの大項目から会話プログラムで実行すべき処理を選択することができる。
上述のように、図2の通信装置100のフラッシュメモリ112には、コンタクトリストが記憶されている。図7に示すように、コンタクト画面SC3のタブTbには、フラッシュメモリ112に記憶されたコンタクトリストを表示するためのコンタクトリストボタンb4が表示される。この状態で、使用者は、コンタクトリストボタンb4を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。この場合、コンタクト画面SC3の本体部分Bdにコンタクトリストが表示される。
図7に示すように、コンタクト画面SC3の本体部分Bdには、例えば通信装置100に記憶された複数のユーザIDにそれぞれ対応付けられた複数のユーザIDボタンb5が表示される。使用者は、複数のユーザIDボタンb5のうちのいずれかを選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作する。
これにより、選択されたユーザIDが要求信号とともに会話用サーバ2000に送信される。選択されたユーザIDによるサインインが既に行われている場合に、端末1000の通信装置100は、そのユーザIDによるサインインに用いられた他の通信端末のアドレスを会話用サーバ2000から取得する。
その後、取得したアドレスを用いて端末1000の通信装置100から他の通信端末に会話を要求する会話要求(会話要求信号)が送信される。通信装置100が他の通信端末からの応答信号を受けることにより、テレビ300のモニタ301に後述する会話画面が表示される。
(d)ユーザ設定
図8は、コンタクト画面の他の例を示す図である。使用者が設定ボタンb11を選択すると、本体部分Bdに大項目「設定」に含まれる中項目「ビデオ」、「サウンド」、「会話」、「留守録」、「セキュリティ」、「通信」および「高度な設定」が表示される。
使用者が高度な設定ボタンb12を選択すると、本体部分Bdに小項目(図示せず)が表示される。小項目には、「自動サインイン」および「スタンバイ時着信許可」が含まれる。使用者は、小項目の「自動サインイン」により自動サインインを「する」か「しない」かに設定することができる。また、使用者は、小項目の「スタンバイ時着信許可」によりスタンバイ時着信許可を「する」か「しない」かに設定することができる。スタンバイ時着信許可が「する」に設定されることにより、通信装置100がスタンバイ状態である場合にも着信動作が可能となる。
図9は、コンタクト画面のさらに他の例を示す図である。使用者が図8の会話ボタンb13を選択すると、図9に示すように、本体部分Bdに自動会話設定項目が表示される。自動会話設定項目には、自動会話モードを「使用する」に設定するためのチェックボックスc3および自動会話モードを「使用しない」に設定するためのチェックボックスc4が表示される。使用者がチェックボックスc3を選択することにより自動会話モードが設定される。使用者がチェックボックスc4を選択することにより自動会話モードが設定されない。
自動会話モードは、他の通信端末からの会話要求の受信時(着信時)に通信装置100が使用者から会話応答の指示を受けることなく自動的に音声のみを用いた会話応答を可能にする機能である。自動会話モードが設定されている場合、他の通信端末からの着信時に使用者が通信装置100に会話応答のための操作をすることなく他の通信端末に応答信号が送信される。それにより、通信装置100の使用者は、会話応答を指示するための操作を知らなくても、直ちに他の通信端末の使用者と会話することができる。
図10は、コンタクト画面のさらに他の例を示す図である。使用者が図8の留守録ボタンb14を選択すると、図10に示すように、中項目「留守録」に含まれる小項目として、本体部分Bdに「設定に戻る」、「留守録」、「着信から留守録に切り替わるまでの時間」、および「応答メッセージ設定」が表示される。
「設定に戻る」は、図8のコンタクト画面SC3に戻るための項目である。「留守録」は、留守録機能のオンおよびオフを切り替えるための項目である。使用者が「使用する」を選択した場合には、留守録機能はオンに設定される。使用者が「使用しない」を選択した場合には、留守録機能はオフに設定される。「着信から留守録に切り替わるまでの時間」は、通信装置100が着信を受けてから留守録動作に移行するまでの時間を設定するための項目である。使用者は、「着信から留守録に切り替わるまでの時間」として、例えば、「着信後すぐ」、「5秒」または「15秒」を選択することができる。
「応答メッセージ設定」は、通信装置100が他の通信端末からの着信を受けた際に、留守録機能で他の通信端末に送信する応答メッセージを設定するための項目である。使用者は、この項目を選択することにより応答メッセージを設定することができる。この場合、制御LSI101は、カメラ/マイク装置200により取得される映像および音声に対応する映像データおよび音声データの両方または音声データのみを応答メッセージとしてメモリカード110に記録することができる。
(e)着信画面
通信装置100が電源オン状態である場合または通信装置100がスタンバイ状態でかつスタンバイ時着信許可が「する」に設定されている場合には、図4に示されるように、会話プログラムが起動されている。この場合、他の使用者の通信端末から会話要求を受信すると、テレビ300のモニタ301に着信画面が表示される。
図11は、着信画面の一例を示す図である。図12は、着信画面の他の例を示す図である。図11および図12に示すように、着信画面SC4には、例えば、ビデオ応答ボタンb6、ボイス応答ボタンb7、留守録応答ボタンb8および拒否応答ボタンb9が表示される。図11の例では、着信画面SC4に風景映像SSがさらに表示される。図12の例では、着信画面SC4に風景映像が表示されていない。
また、他の使用者の通信端末からの会話要求の受信時には、図2のブザー193により着信音が発生されるとともに、LEDユニット192が点灯するかまたは点滅する。FLディスプレイ191には、他の使用者を特定する情報(例えば名称またはユーザID)が表示される。それにより、通信装置100の使用者は着信を認識することができる。
使用者は、図11または図12の着信画面SC4のビデオ応答ボタンb6を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。または、使用者は、図1のリモートコントローラ400の会話応答ボタン413を操作することができる。この場合、端末1000の通信装置100から他の使用者の通信端末に応答信号が送信される。その後、通信装置100から他の通信端末に会話要求が送信される。通信装置100が他の通信端末からの応答信号を受けることにより、テレビ300のモニタ301に後述する図13の会話画面SC5が表示される。この状態で、使用者は、他の通信端末の使用者と映像を見ながら会話を行うことができる。
また、使用者は、着信画面SC4のボイス応答ボタンb7を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。それにより、端末1000の通信装置100から他の使用者の通信端末に応答信号が送信される。その後、通信装置100から他の通信端末に会話要求が送信される。通信装置100が他の通信端末からの応答信号を受けることにより、テレビ300のモニタ301に後述する図13の会話画面SC5の会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2が表示されない状態で、使用者は、他の通信端末の使用者と会話することができる。
さらに、使用者は、着信画面SC4の留守録応答ボタンb8を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。この場合、端末1000の通信装置100において後述する留守録動作が実行される。
また、使用者は、着信画面SC4の拒否応答ボタンb9を選択し、図1のリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することができる。この場合、端末1000の通信装置100から他の使用者の通信端末に会話を拒否する拒否メッセージが送信される。
(f)会話画面
図13は、会話画面を示す図である。図13に示すように、会話画面SC5には、会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2が表示される。会話相手表示ウィンドウW1には、他の通信端末のカメラにより撮影された他の使用者の映像が表示される。自己表示ウィンドウW2には、カメラ/マイク装置200のカメラ201により撮影された使用者の映像が表示される。また、カメラ/マイク装置200のマイク202に端末1000の使用者の音声が入力される。テレビ300のスピーカ302から他の通信端末のマイクに入力された他の使用者の音声が出力される。
端末1000においてテレビ300のモニタ301に会話画面SC5が表示される場合には、他の使用者の通信端末のモニタにも会話画面SC5が表示される。他の使用者の通信端末のモニタには、端末1000の使用者の映像および他の通信端末の使用者の映像が表示される。また、他の通信端末のマイクに他の使用者の音声が入力される。他の通信端末のスピーカから端末1000の使用者の音声が出力される。
自動会話モードが設定されている場合には、他の通信端末からの会話要求の受信時に図11および図12の着信画面SC4が表示されることなく図13の会話画面SC5が表示される。本実施の形態では、自動会話モードの際の会話画面SC5に会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2は表示されない。この場合、使用者は、着信画面SC4のビデオ応答ボタンb6またはボイス応答ボタンb7およびリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することなく即座に他の通信端末の使用者と音声により会話することができる。
なお、自動会話モードの際に、会話画面SC5に会話相手表示ウィンドウW1および自己表示ウィンドウW2が表示されてもよい。その場合、使用者は他の通信端末の使用者と映像および音声により会話することができる。
(5)会話プログラム
第1の実施の形態に係る会話プログラムに基づく処理の一例を説明する。図14は、第1の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSI101の一動作例を示すフローチャートである。以下に示す動作では、通信装置100が電源オン状態またはスタンバイ状態であるものとする。また、端末1000の使用者により会話用サーバ2000にサインインされているか、または自動サインインが設定されているものとする。さらに、スタンバイ時着信許可が「する」に設定されているものとする。したがって、会話プログラムが起動している。この場合、通信装置100がスタンバイ状態である場合にも、制御LSI101は、着信動作を実行することができる。
図2の制御LSI101は、他の通信端末から会話要求を受け付ける。この場合、制御LSI101は、通信装置100がスタンバイ状態であるか否かを判定する(ステップS1)。通信装置100がスタンバイ状態でなく電源オン状態である場合、制御LSI101は自動会話モードが設定されているか否かを判定する(ステップS2)。
自動会話モードが設定されている場合には、制御LSI101は図13の会話画面SC5をテレビ300のモニタ301に表示し、自動的に会話動作を実行する(ステップS11)。テレビ300の電源スイッチがオフである場合には、制御LSI101はテレビ300の電源スイッチをオンにした後、モニタ301に会話画面SC5を表示する。
音声のみの自動会話モードの場合には、会話画面SC5の会話相手表示ウィンドウW1に他の通信端末の使用者の映像が表示されずに、テレビ300のスピーカ302から他の通信端末の使用者の音声が出力される。また、会話画面SC5の自己表示ウィンドウW2に通信装置100の使用者の映像は表示されない。通信装置100の使用者は、リモートコントローラ400の操作を行うことなく、即座に他の通信端末の使用者と音声により会話することができる。
映像および音声による自動会話モードの場合には、会話画面SC5の会話相手表示ウィンドウW1に他の通信端末の使用者の映像が表示されるとともに、テレビ300のスピーカ302から他の通信端末の使用者の音声が出力される。また、会話画面SC5の自己表示ウィンドウW2に通信装置100の使用者の映像が表示される。通信装置100の使用者は、リモートコントローラ400の操作を行うことなく、即座に他の通信端末の使用者と映像および音声により会話することができる。
ステップS2において自動会話モードが設定されていない場合には、制御LSI101は、システムクロックのカウントを開始するとともに(ステップS3)、コール処理を実行する(ステップS4)。コール処理では、制御LSI101は、図2のブザー193により着信音を発生するとともに、LEDユニット192を点灯させるかまたは点滅させ、FLディスプレイ191に他の使用者を特定する情報(例えば名称またはユーザID)を表示する。それにより、他の通信端末からの着信を受けたことが使用者に報知される。また、制御LSI101は、図11または図12の着信画面SC4をテレビ300のモニタ301に表示する。
次に、制御LSI101は、使用者が会話応答を指示したか否かを判定する(ステップS5)。使用者は、着信画面SC4のビデオ応答ボタンb6またはボイス応答ボタンb7を選択した後にリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することにより会話応答を指示することができる。あるいは、使用者はリモートコントローラ400の会話応答ボタン413を操作することにより会話応答を容易に指示することができる。使用者が会話応答を指示した場合には、制御LSI101は、図13の会話画面SC5をテレビ300のモニタ301に表示し、会話動作を実行する(ステップS11)。
ステップS5において使用者が会話応答を指示しない場合には、制御LSI101は、使用者が留守録応答を指示したか否かを判定する(ステップS6)。使用者は、着信画面SC4の留守録応答ボタンb8を選択した後にリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することにより留守録応答を指示することができる。リモートコントローラ400に留守録ボタンが設けられてもよい。この場合、使用者は、リモートコントローラ400の留守録ボタンを操作することにより留守録応答を容易に指示することができる。
ステップS6において使用者が留守録応答を指示しない場合には、制御LSI101は、使用者が拒否応答を指示したか否かを判定する(ステップS7)。使用者は、着信画面SC4の拒否応答ボタンb9を選択した後にリモートコントローラ400の決定ボタン415を操作することにより拒否応答を指示することができる。リモートコントローラ400に拒否応答ボタンが設けられてもよい。この場合、使用者は、リモートコントローラ400の拒否応答ボタンを操作することにより容易に拒否応答を指示することができる。使用者が拒否応答を指示した場合には、制御LSI101は拒否応答動作を実行する(ステップS10)。拒否応答動作では、制御LSI101は、他の通信端末に拒否応答を示す信号を送信する。
ステップS7において使用者が拒否応答を指示しない場合には、制御LSI101は、システムクロックによるカウント時間が設定時間よりも短いか否かを判定する(ステップS8)。ここで、設定時間は、留守録設定項目の「着信から留守録に切り替わるまでの時間」として設定された時間である。「着信から留守録に切り替わるまでの時間」が「着信後すぐ」に設定されている場合には、制御LSI101は、ステップS5〜S8を実行することなくステップS9の留守録動作を実行する。
ステップS8においてシステムクロックのカウント時間が設定時間よりも短い場合には、制御LSI101はステップS4に戻る。ステップS8においてシステムクロックのカウント時間が設定時間以上の場合には、制御LSI101はステップS9の留守録動作を実行する。
ステップS1において、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、制御LSI101は、自動会話モードの設定を無視し、ステップS3に進む。このように通信装置100がスタンバイ状態である場合には、通信装置100の周辺に使用者が存在しない可能性がある。そのため、自動会話モードが設定されている場合でも、自動的な会話動作は実行されない。この場合、制御LSI101は、ステップS4のコール処理およびステップS5〜S7の判定を行い、設定時間の経過後に留守録動作を実行する(ステップS9)。
通信装置100がスタンバイ状態である場合でも、通信装置100の周辺に使用者が存在することがある。設定時間内に使用者により会話応答が指示された場合には、制御LSI101はステップS11の会話動作を実行する。
(6)会話動作
図2の制御LSI101のメモリに記憶された会話プログラムに基づく端末1000の会話動作について、制御LSI101の詳細な構成とともに説明する。
図15は、図2の制御LSI101の詳細な構成および動作を示すブロック図である。図15では、制御LSI101、図2のカメラ/マイク装置200、テレビ300およびネットワーク500の接続関係が示される。各接続部のインターフェースの図示は省略する。
図15に示すように、制御LSI101は、制御ブロック101Aおよび通信ブロック101Bからなる。制御ブロック101Aは、バッファ部121、復号化部122、合成部123、符号化部124、クロック部125、時間付与部126、応答取出部127および制御部129を含む。また、通信ブロック101Bは、通信管理部131、受信部132、パケット化部133および送信部134を含む。
制御LSI101の通信ブロック101Bにおいて、通信管理部131は、端末1000と他の通信端末との間で通信が行われている際に、他の通信端末において復号可能なデータの符号化方式を検出し、検出された符号化方式で送信用データを符号化することを指令する指令信号を制御ブロック101Aの制御部129に与える。例えば、通信管理部131は、他の通信端末においてH.264形式で符号化された映像データを復号することが可能である場合、H.264形式で映像データを符号化することを指令する指令信号を制御部129に与える。また、通信管理部131は、他の通信端末においてSILK形式で符号化された音声データを復号することが可能である場合、SILK形式で音声データを符号化することを指令する指令信号を制御部129に与える。
他の通信端末は、ネットワーク500を介して端末1000にデータ(映像データおよび音声データ)を送信する。端末1000の受信部132は、他の通信端末から送信されるデータ(映像データおよび音声データ)を受信する。受信されたデータはパケット化されている。
受信部132は、受信したデータを制御ブロック101Aのバッファ部121に与える。バッファ部121に、データが一時的に記憶される。また、受信部132は、データ(映像データおよび音声データ)が受信されていることを示す受信信号を制御部129に与える。
この場合、制御部129は、バッファ部121に記憶されたデータ(映像データおよび音声データ)を復号化することを指令する指令信号を復号化部122に与える。これにより、バッファ部121に記憶されたデータ(映像データおよび音声データ)が復号化部122により復号化される。
以下の説明では、復号化部122により復号化された映像データを受信映像データDaと呼び、復号化部122により復号化された音声データを受信音声データDbと呼ぶ。
受信映像データDaは合成部123に与えられる。合成部123には、カメラ/マイク装置200から後述する送信映像データDcが与えられる。合成部123は、受信映像データDaおよび送信映像データDcを合成することにより合成映像データEを生成する。
合成部123は、生成された合成映像データEをテレビ300のD/Aコンバータ303に与える。D/Aコンバータ303では、デジタル形式の合成映像データEがアナログ形式の合成映像信号に変換される。これにより、テレビ300のモニタ301に合成映像信号に基づく映像(例えば、図13の会話画面SC5)が表示される。
受信音声データDbはテレビ300のD/Aコンバータ304に与えられる。D/Aコンバータ304では、デジタル形式の受信音声データDbがアナログ形式の音声信号に変換される。アナログ形式の音声信号は、音量調整部310を通してスピーカ302に入力される。スピーカ302から音声信号に基づく音声が出力される。
カメラ/マイク装置200のカメラ201により映像が取得される。取得された映像に基づく映像信号がA/Dコンバータ203に与えられる。A/Dコンバータ203では、アナログ形式の映像信号がデジタル形式の映像データに変換される。
カメラ/マイク装置200のマイク202に音声が入力される。入力された音声に基づく音声信号が、A/Dコンバータ204に与えられる。A/Dコンバータ204では、アナログ形式の音声信号がデジタル形式の音声データに変換される。
以下の説明では、A/Dコンバータ203により変換された映像データを送信映像データDcと呼び、A/Dコンバータ204により変換された音声データを送信音声データDdと呼ぶ。
受信音声データDbが通信装置100からテレビ300に与えられると、その受信音声データDbに基づく音声がスピーカ302から出力される。カメラ/マイク装置200においては、入力された音声に基づく送信音声データDdが生成され、通信装置100に与えられる。
会話動作時において、制御部129に通信管理部131から符号化に関する指令信号が与えられた場合、制御部129は、与えられた指令信号に従う符号化方式を指定する指定信号を符号化部124に与える。これにより、符号化部124は、指定信号により指定された符号化形式で送信映像データDcおよび送信音声データDdを符号化する。符号化された送信映像データDcおよび送信音声データDdがパケット化部133に与えられる。パケット化部133は、送信映像データDcおよび送信音声データDdのパケット化を行う。パケット化された送信映像データDcおよび送信音声データDdは送信部134からネットワーク500を通して他の使用者の通信端末に送信される。
上記の制御部129の機能は、例えばCPU(中央演算処理装置)およびメモリ等のハードウェアとコンピュータプログラム等のソフトウェアとにより実現される。
また、バッファ部121、復号化部122、合成部123、符号化部124、クロック部125、時間付与部126、応答取出部127、通信管理部131、受信部132、パケット化部133および送信部134は、電子回路等のハードウェアで実現されてもよく、これらの構成要素の一部が、CPUおよびメモリ等のハードウェアとコンピュータプログラム等のソフトウェアとにより実現されてもよい。
(7)留守録動作
図2の制御LSI101のメモリに記憶された会話プログラムに基づく端末1000の留守録動作について、制御LSI101の詳細な構成とともに説明する。
図16は、図2の制御LSI101の詳細な構成および動作を示すブロック図である。図16においても、制御LSI101、図2のカメラ/マイク装置200、テレビ300およびネットワーク500の接続関係が示される。各接続部のインターフェースの図示は省略する。
留守録動作は、応答メッセージ、記録中メッセージおよび記録終了メッセージの送信処理、ならびに記録用メッセージ(留守録メッセージ)の記録処理を含む。
応答メッセージは、映像データおよび音声データからなり、図10の留守録設定項目の応答メッセージ設定により予めメモリカード110に記録される。応答メッセージの映像データおよび音声データには、共通の時間情報が付与されている。記録中メッセージは、他の通信端末から受信された記録用メッセージが記録されていることを示す情報である。記録中メッセージは、例えば記録中を示すマークを表示するための映像データである。他の通信端末には、記録中メッセージとして記録中を示すマークが表示される。
記録終了メッセージは、応答メッセージの送信完了から所定時間(例えば1分)が経過することにより記録用メッセージの記録が終了したことを示す情報である。記録終了メッセージは、例えばビープ音を出力するための音声データである。応答メッセージの送信完了から所定時間経過時に他の通信端末からビープ音が出力される。記録中メッセージおよび記録終了メッセージは、制御部129の内部メモリに予め記憶されている。
記録用メッセージとは、留守録動作中に他の通信端末から受信した映像データおよび音声データである。例えば、記録用メッセージは、他の通信端末のカメラにより取得される映像に対応する映像データおよびマイクにより取得される音声に対応する音声データである。記録用メッセージが音声データのみを含んでもよい。
通信管理部131は、端末1000と他の通信端末との間での通信を確立する。その後、制御部129は、応答メッセージを読み出すように応答取出部127を制御する。それにより、応答取出部127は、メモリカード110から応答メッセージを読み出し、読み出した応答メッセージをパケット化部133および送信部134を通して他の通信端末に送信する。
他の通信端末は、応答メッセージを受信すると、端末1000に映像データおよび音声データからなる記録用メッセージを送信する。端末1000の受信部132は、他の通信端末から送信される記録用メッセージを受信する。受信部132は、受信した記録用メッセージをバッファ部121に与える。バッファ部121に記録用メッセージが一時的に記憶される。復号化部122は、バッファ部121に記憶された記録用メッセージを復号化する。
制御部129は、復号化部122により復号化された記録用メッセージに時間情報を付与するように時間付与部126を制御する。時間付与部126は、クロック部125のシステムクロックに基づいて記録用メッセージの映像データおよび音声データに共通の時間情報を付与し、時間情報が付与された記録用メッセージをメモリカード110に記録する。
この場合、制御部129は、内部メモリに予め記憶された記録中メッセージを応答取出部127に与える。応答取出部127は、記録中メッセージをパケット化部133および送信部134を通して他の通信端末に送信する。所定時間の経過後、制御部129は、内部メモリに予め記憶された記録終了メッセージを応答取出部127に与える。応答取出部127は、記録終了メッセージをパケット化部133および送信部134を通して他の通信端末に送信する。
なお、記録用メッセージは、メモリカード110の代わりに図2のフラッシュメモリ112に記録されてもよい。
(8)第1の実施の形態の効果
本実施の形態に係る通信装置100においては、その通信装置100が電源オン状態である場合だけでなく、通信端末100がスタンバイ状態である場合にも、他の通信端末から受信される会話要求に応答して着信動作を実行することが可能となる。それにより、通信装置100の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、通信装置100を電源オン状態に切り替えることなく、他の通信端末の使用者と会話することができる。したがって、他の通信端末からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。その結果、通信装置100の着信動作における利便性が向上する。
また、他の通信端末からの会話要求が受信された場合に通信装置100がスタンバイ状態であるか電源オン状態であるかおよび自動会話モードが設定されているか否かが判定される。通信装置100が電源オン状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、使用者が会話応答のための操作を行うことなく自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置100の使用者は、会話応答のための操作を知らない場合でも、他の通信端末の使用者と即座に会話することができる。
一方、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、通信装置100の周辺に使用者がいない可能性がある。そのため、通信装置100がスタンバイ状態であると判定された場合には、自動会話モードの設定が無視され、留守録動作が実行される。それにより、通信装置100の周辺に使用者がいないにもかかわらず通信装置100が自動的に会話動作を実行することが防止される。
このように、通信装置100は、他の通信端末から会話要求を受信した場合に適切な動作を円滑に行うことが可能となる。
[2]第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態に係る通信装置およびその動作方法について図面を参照しつつ説明する。
(1)通信システムの概要
図17は第2の実施の形態に係る通信システムの概要を説明するための図であり、図18は図1の端末1000の構成を示すブロック図である。
図17および図18の端末1000が図1および図2の端末1000と異なるのは、通信装置100に人感センサ210がさらに接続される点である。人感センサ210は、例えば、赤外線センサまたは超音波センサ等からなり、人の存在を検出する。図18に示されるように、人感センサ210は、USBインターフェース113を介して制御LSI101に接続される。本実施の形態では、人感センサ210は、人を検出するとオンし、人を検出しないとオフする。
(2)会話プログラム
第2の実施の形態に係る会話プログラムに基づく処理の一例を説明する。図19は、第2の実施の形態に係る会話プログラムに基づく制御LSI101の一動作例を示すフローチャートである。
図19の動作例が図14の動作例と異なるのは、ステップS12の処理が追加された点である。
ステップS1において、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、制御LSI101は、人感センサ210がオンしているか否かを判定する(ステップS12)。人感センサ210がオンしている場合には、使用者が通信装置100の近くに存在するため、制御LSI101は自動会話モードが設定されているか否かを判定する(ステップS2)。自動会話モードが設定されている場合には、制御LSI101は自動的に会話動作を実行する(ステップS11)。
ステップS12おいて、人感センサ210がオフしている場合には、使用者が通信装置100の近くに存在しないため、制御LSI101はステップS3に進む。それにより、自動会話モードが設定されている場合でも、自動的な会話動作は実行されない。図19の動作例の他の点は、図14の動作例と同様である。
(3)第2の実施の形態の効果
通信装置100がスタンバイ状態である場合でも、通信装置100の周辺に使用者がいることもあり得る。そのため、本実施の形態に係る通信装置100においては、人感センサ210により人の存在が検出されかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、留守録動作が実行されずに自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置100の使用者は、通信装置100がスタンバイ状態であっても、他の通信端末の使用者と即座に会話することができる。一方、通信装置100の周辺に使用者がいない場合には、通信装置100の制御LSI101が自動的に会話動作を実行することが確実に防止される。
このように、通信装置100は、他の通信端末から会話要求を受信した場合に適切な動作を円滑に行うことが可能となる。
[3]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、通信装置100が通信装置の例であり、パーソナルコンピュータ600、テレビ700および携帯電話900が他装置の例であり、光ディスクドライブ108が主機能部の例である。また、制御LSI101の送信部134および受信部132が通信部の例であり、制御LSI101の制御部129が制御部の例であり、マイク202が音声入力装置の例であり、スピーカ302が音声出力装置の例であり、電力供給部106が電力供給部の例であり、リモートコントローラ400が切り替え部の例である。さらに、人感センサ210が検出部の例であり、カメラ201が映像入力装置の例であり、モニタ301が映像出力装置の例であり、光ディスクが記録媒体の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
[4]他の実施の形態
(1)上記第1の実施の形態では、図14のステップS1において通信装置100がスタンバイ状態であると判定された場合に、制御LSI101はステップS3の処理に進むが、これに限定さない。図14のステップS1において通信装置100がスタンバイ状態であると判定された場合に、制御LSI101はステップS9の処理に進んでもよい。この場合には、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、即座に留守録動作が実行される。
また、上記第2の実施の形態では、図19のステップS12において人感センサ210がオフであると判定された場合に、制御LSI101はステップS3の処理に進むが、これに限定さない。図19のステップS12において人感センサ210がオフであると判定された場合に、制御LSI101はステップS9の処理に進んでもよい。この場合には、通信装置100がスタンバイ状態である場合には、即座に留守録動作が実行される。
(2)上記実施の形態では、通信装置100が主機能部として光ディスクドライブ108を備えるが、通信装置100が主機能部として光ディスクドライブ108の代りにまたは光ディスクドライブ108に加えて、記録媒体としてハードディスクまたはメモリカード等の他の記録媒体を駆動する他のドライブが用いられてもよい。
(3)上記実施の形態では、通信装置100の主機能部である光ディスクドライブ108が記録媒体に映像データおよび音声データを記録するとともに記録媒体から映像データおよび音声データを再生するように構成され、通信装置100は記録再生装置(レコーダ)であるが、これに限定されない。通信装置100の光ディスクドライブ108が記録媒体から映像データおよび音声データを再生するように構成され、通信装置100が再生装置(プレーヤ)であってもよい。
(4)また、通信装置がテレビジョン受像機であってもよい。その場合、テレビジョン受像機は図2または図18の通信装置100およびテレビ300の構成を含む。ただし、テレビジョン受像機は、光ディスクドライブ108を有していてもよく、有していなくてもよい。この場合、チューナ320が主機能部の一例である。
(5)上記実施の形態では、検出部として人感センサ210が用いられるが、これに限定されない。検出部として図2または図18のカメラ201が用いられてもよい。あるいは、検出部として人の存在を検出可能な他の検出器が用いられてもよい。
[5]実施の形態に係る通信装置および通信方法の包括的な説明
(1)以上のように、本発明の実施の形態に係る通信装置は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置であって、映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行う主機能部と、映像データおよび音声データを他装置に送信可能でかつ他装置から送信される映像データ、音声データおよび会話要求を受信可能に構成される通信部と、主機能部を制御するとともに、通信部による映像データおよび音声データの通信を制御する制御部と、制御部および主機能部に電力を供給可能に構成された電力供給部と、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに通信装置を切り替えるように構成される切り替え部とを備え、制御部は、通信装置がスタンバイ状態である場合に通信部により受信される会話要求に応答して着信動作を実行可能に構成されるものである。
その通信装置は、電源オン状態とスタンバイ状態とに切り替え部により切り替えられる。電源オン状態では、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される。スタンバイ状態では、電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されない。通信装置が電源オン状態である場合には、制御部により主機能部が制御され、主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作が行われる。
通信装置がスタンバイ状態である場合に、通信部により受信される会話要求に応答して制御部により着信動作が実行される。それにより、通信装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、通信装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。その結果、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。
(2)制御部は、会話動作および留守録動作を実行可能に構成されるとともに、使用者が会話応答のための操作を行うことなく会話動作を開始する自動会話モードを有し、通信部により他装置からの会話要求が受信された場合に通信装置がスタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かを判定し、通信装置がスタンバイ状態でなくかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に会話動作を実行し、通信装置がスタンバイ状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合に自動会話モードの設定を無視するように構成されてもよい。
この場合、通信部により他装置からの会話要求が受信された場合に、通信装置がスタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かが制御部により判定される。通信装置がスタンバイ状態でなくかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、使用者が会話応答のための操作を行うことなく制御部により自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置の使用者は、会話応答のための操作を知らない場合でも、他装置の使用者と即座に会話することができる。
一方、通信装置がスタンバイ状態である場合には、通信装置の周辺に使用者がいない可能性がある。そのため、通信装置がスタンバイ状態でありかつ自動会話モードが設定されていると判定された場合には、制御部により自動会話モードの設定が無視される。それにより、通信装置の周辺に使用者がいないにもかかわらず通信装置の制御部が自動的に会話動作を実行することが防止される。
(3)制御部は、通信装置がスタンバイ状態であると判定された場合に留守録動作を実行するように構成されてもよい。
この場合、他装置の使用者は、通信装置にメッセージを送信することができる。
(4)通信装置は、人の存在を検出する検出部をさらに備え、制御部は、通信装置がスタンバイ状態である場合に検出部により人の存在が検出されたか否かをさらに判定し、検出部により人の存在が検出された場合に会話動作を実行するように構成されてもよい。
通信装置がスタンバイ状態である場合でも、通信装置の周辺に使用者がいることがある。そのため、検出部により人の存在が検出された場合には、自動的に会話動作が実行される。それにより、通信装置の使用者は、通信装置がスタンバイ状態であっても、他装置の使用者と即座に会話することができる。一方、通信装置の周辺に使用者がいない場合には、通信装置の制御部が自動的に会話動作を実行することが確実に防止される。
(5)制御部は、検出部により人の存在が検出されない場合に留守録動作を実行するように構成されてもよい。
それにより、通信装置の周辺に使用者がいない場合には、通信装置の制御部が自動的に会話動作を実行することが確実に防止されるとともに、他装置の使用者は通信装置にメッセージを送信することができる。
(6)主機能部は、記録媒体に記録された映像データおよび音声データを再生するように動作可能に構成されてもよい。
この場合、通信装置は映像および音声の再生装置として機能する。したがって、再生装置がスタンバイ状態である場合に、会話要求に応答して着信動作が実行可能となる。それにより、再生装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、再生装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。
(7)主機能部は、放送または配信される映像データおよび音声データの受信するとともに受信された映像データおよび音声データをそれぞれ映像および音声として出力するように動作可能に構成されてもよい。
この場合、通信装置はテレビジョン受像機として機能する。したがって、テレビジョン受像機がスタンバイ状態である場合に、会話要求に応答して着信動作が実行可能となる。それにより、テレビジョン受像機の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、テレビジョン受像機を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。
(8)主機能部は、記録媒体に映像データおよび音声データを記録するように動作可能であるとともに、記録媒体に記録された映像データおよび音声データを再生するように動作可能に構成されてもよい。
この場合、通信装置は映像および音声の記録再生装置として機能する。したがって、記録再生装置がスタンバイ状態である場合に、会話要求に応答して着信動作が実行可能となる。それにより、記録再生装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、記録再生装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。
(9)会話動作は、通信部により受信される他装置からの音声データを音声出力装置に与えるとともに音声入力装置から与えられる音声データを通信部により他装置に送信することを含んでもよい。
この場合、通信装置の使用者は、音声により他装置の使用者と会話することができる。
(10)通信装置は、映像入力装置および映像出力装置に接続可能に構成され、制御部は、会話動作において通信部により受信される他装置からの映像データを映像出力装置に与えるとともに映像入力装置から与えられる映像データを通信部により他装置に送信するように構成されてもよい。
この場合、通信装置の使用者は、映像および音声により他装置の使用者と会話することができる。
(11)留守録動作は、応答メッセージを通信部により他装置に送信するとともに通信部により受信される他装置からの記録用メッセージを記録することを含んでもよい。
この場合、通信装置の使用者は、記録用メッセージにより他装置の使用者の用件を確認することができる。
(12)本発明の実施の形態に係る通信装置の動作方法は、他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置の動作方法であって、通信装置は、制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに切り替え可能に構成され、通信装置が電源オン状態である場合に、制御部の制御にしたがって主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行うステップと、通信装置がスタンバイ状態である場合に、他装置から送信される会話要求に応答して制御部により着信動作を実行するステップとを含むものである。
通信装置は、電源オン状態とスタンバイ状態とに切り替え部により切り替えられる。電源オン状態では、電力供給部から制御部および主機能部に電力が供給される。スタンバイ状態では、電力供給部から制御部に電力が供給されかつ主機能部に電力が供給されない。
その動作方法によれば、通信装置が電源オン状態である場合には、制御部により主機能部が制御され、主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作が行われる。
通信装置がスタンバイ状態である場合に、他装置から送信される会話要求に応答して制御部により着信動作が行われる。それにより、通信装置の周辺に使用者がいる場合には、その使用者は、通信装置を電源オン状態に切り替えることなく、他装置の使用者と会話することができる。その結果、他装置からの会話要求に応答した着信動作が可能な状況が拡張される。
本発明は、映像データおよび音声データの通信を行う通信装置に有効に利用することができる。

Claims (12)

  1. 他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置であって、
    映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行う主機能部と、
    映像データおよび音声データを前記他装置に送信可能でかつ前記他装置から送信される映像データ、音声データおよび会話要求を受信可能に構成される通信部と、
    前記主機能部を制御するとともに、前記通信部による映像データおよび音声データの通信を制御する制御部と、
    前記制御部および前記主機能部に電力を供給可能に構成された電力供給部と、
    前記電力供給部から前記制御部および前記主機能部に電力が供給される電源オン状態と前記電力供給部から前記制御部に電力が供給されかつ前記主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに前記通信装置を切り替えるように構成される切り替え部とを備え、
    前記制御部は、前記通信装置が前記スタンバイ状態である場合に前記通信部により受信される会話要求に応答して着信動作を実行可能に構成される、通信装置。
  2. 前記制御部は、会話動作および留守録動作を実行可能に構成されるとともに、使用者が会話応答のための操作を行うことなく前記会話動作を開始する自動会話モードを有し、前記通信部により前記他装置からの会話要求が受信された場合に前記通信装置が前記スタンバイ状態であるか否かおよび自動会話モードが設定されているか否かを判定し、前記通信装置が前記スタンバイ状態でなくかつ前記自動会話モードが設定されていると判定された場合に前記会話動作を実行し、前記通信装置が前記スタンバイ状態でありかつ前記自動会話モードが設定されていると判定された場合に前記自動会話モードの設定を無視するように構成される、請求項1記載の通信装置。
  3. 前記制御部は、前記通信装置が前記スタンバイ状態であると判定された場合に留守録動作を実行するように構成される、請求項2記載の通信装置。
  4. 人の存在を検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記通信装置が前記スタンバイ状態である場合に前記検出部により人の存在が検出されたか否かをさらに判定し、前記検出部により人の存在が検出された場合に前記会話動作を実行するように構成される、請求項2載の通信装置。
  5. 前記制御部は、前記検出部により人の存在が検出されない場合に前記留守録動作を実行するように構成される、請求項4記載の通信装置。
  6. 前記主機能部は、記録媒体に記録された映像データおよび音声データを再生するように動作可能に構成される、請求項1記載の通信装置。
  7. 前記主機能部は、放送または配信される映像データおよび音声データの受信するとともに受信された映像データおよび音声データをそれぞれ映像および音声として出力するように動作可能に構成される、請求項1記載の通信装置。
  8. 前記主機能部は、記録媒体に映像データおよび音声データを記録するように動作可能であるとともに、前記記録媒体に記録された映像データおよび音声データを再生するように動作可能に構成される、請求項1記載の通信装置。
  9. 前記会話動作は、前記通信部により受信される前記他装置からの音声データを前記音声出力装置に与えるとともに前記音声入力装置から与えられる音声データを前記通信部により前記他装置に送信することを含む、請求項2記載の通信装置。
  10. 前記通信装置は、映像入力装置および映像出力装置に接続可能に構成され、
    前記制御部は、前記会話動作において前記通信部により受信される前記他装置からの映像データを前記映像出力装置に与えるとともに前記映像入力装置から与えられる映像データを前記通信部により前記他装置に送信するように構成される、請求項9記載の通信装置。
  11. 前記留守録動作は、応答メッセージを前記通信部により前記他装置に送信するとともに前記通信部により受信される前記他装置からの記録用メッセージを記録することを含む、請求項2記載の通信装置。
  12. 他装置との間で映像データおよび音声データの送受信が可能でかつ音声入力装置および音声出力装置に接続可能な通信装置の動作方法であって、
    前記通信装置は、制御部および主機能部に電力が供給される電源オン状態と前記制御部に電力が供給されかつ前記主機能部に電力が供給されないスタンバイ状態とに切り替え可能に構成され、
    前記動作方法は、
    前記通信装置が前記電源オン状態である場合に、前記制御部の制御にしたがって前記主機能部により映像データおよび音声データに基づく主機能動作を行うステップと、
    前記通信装置が前記スタンバイ状態である場合に、前記他装置から送信される会話要求に応答して前記制御部により着信動作を実行するステップとを含む、通信装置の動作方法。
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