JPWO2012032581A1 - 樹脂バッグ製造設備 - Google Patents

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Abstract

位置精度の劣るベルト駆動方式の移動手段を用いても、ポートをバッグ本体の開口部の必要な位置に正確に挿入できる樹脂バッグ製造設備を提供する。本発明の樹脂バッグ製造設備10は、バッグ本体100を作製する本体作製部20と、バッグ本体100にポート200を溶着により取り付けるポート取付け部40と、バッグに内容物を充填する充填部50とを備えている。ポート200をバッグ本体100の開口部101に挿入する際に、ポート200を保持するポートホルダ73をポート取付け部40に備えている。このポートホルダ73は、複数のセグメント732a〜732dの組み合わせから構成されるホールドリング732と、縮径される向きの弾性力をホールドリング732に付与するスパイラルスプリング733と、を備えている。

Description

本発明は、点滴液などの液体を収容する容器として用いられる樹脂バッグを製造する設備に関する。
点滴液等の液体用の容器として用いられている樹脂バッグは、軟質樹脂フィルム等から形成されている。樹脂バッグは、一方に開口した袋状のバッグ本体と、バッグ本体の開口部に装着され硬質樹脂からなる筒状のポートと、から形成されている。ポートは、バック本体の内部に液体を出し入れするための口部として機能する。
従来、このような樹脂バッグは、2枚の帯状のフィルムの間にポートをセットした状態で、これら2枚のフィルムを溶着すると同時に、開口部の部分では2枚のフィルム間にポートを挟み込んだ状態でフィルムとポートとを溶着していた(例えば、特許文献1)。しかしながら、この製法においては、フィルムとポートとの溶着部分の周囲において、フィルムにシワがよって外観を損ねることがあった。また、フィルムが延伸されて溶着が確実に行えず、シール強度が不十分になり、加えて、フィルムとポートとの間に隙間が生じてしまうという問題があった。そこで本発明者らは、この問題を解決するために、開口部を除く周囲の全周を溶着したバッグ本体にポートを溶着することを特許文献2において提案した。
国際公開2006/042710号公報 国際公開2010/023753号公報
樹脂バッグ製造設備は、バッグ本体にポートを差し込み、また、ポートを溶着する際に、ポートを保持するポートホルダを備えている。特許文献2に開示された樹脂バッグ製造設備は、無端状のベルトで支持することで、ポートホルダの移動を可能にしている。
ベルト駆動方式は、ロータリテーブルに比べると、単位面積当たりで支持できるポートホルダの数を多くできる。また、ベルト駆動方式はポートホルダを直線上に移動させることができるので、取り扱い性が優れている。しかし、ベルト駆動方式は、ポートホルダを所定の位置に停止させるなどの位置精度の点で劣る。低い位置精度の問題は、駆動ベルトが樹脂で形成されていることに基づいている。そして、ポートホルダが正確な位置に停止しないと、ポートをバッグ本体の開口部(以下、本体開口部)の所定の位置に挿入することができなくなるので、ポートの溶着不良を招き、溶着部にピンホールができ易くなる。このような樹脂バッグは不良品として扱われる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、位置精度の劣るベルト駆動方式の移動手段を用いても、ポートをバッグ本体の開口部の必要な位置に正確に挿入できる樹脂バッグ製造設備を提供することを目的とする。
ポートを溶着する際には、ポートホルダで保持されているポートを、バッグ本体を構成する樹脂フィルムを介して加熱手段である上下一対の金型で挟持する。金型は、ポートの外形形状に対応する凹部を有しており、溶着時にはこの凹部でポートを挟み込む。しかるに、ポートが本体開口部のずれた位置に挿入されると、ポートを溶着する際に金型の凹部にポートがきちんと挟み込むことができなくなり、その結果、ポートの溶着不良が発生する。
ベルト駆動方式は位置精度が劣るので、ポートホルダに保持されているポートを本体開口部の所定位置に正確に挿入することは容易ではない。そこで本発明者等は、位置精度が劣ることを前提にし、ポートを保持する部分が加わる力に追従して移動できる構成をポートホルダに設けることを着想した。そうすることで、ポートが本体開口部にずれて挿入されたとしても、金型から挟持される際にポートが金型から力を受けると、ポートはそれを保持するポートホルダとともに金型の凹部の適所に移動することができる。
本発明の樹脂バッグ製造設備は、バッグ本体を作製する本体作製部と、バッグ本体作製部で作製されたバッグ本体にポートを溶着により取り付けるポート取付け部と、ポート取付け部でポートが取り付けられたバッグ本体に内容物を充填する充填部と、を備えている。
本発明の樹脂バッグ製造設備は、ポートをバッグ本体の開口部に挿入する際に、ポートを保持するポートホルダをポート取付け部に備えている。このポートホルダは、複数のセグメントの組み合わせから構成され、ポートを直接保持するリング状保持体と、縮径される向きの弾性力をリング状保持体に付与する弾性体と、を備えることを特徴とする。
本発明によるポートホルダは、縮径される向きの弾性力が付与されているリング状保持体がポートを保持する。そのために、当該弾性力よりも大きな力がポートに加わると、ポートはリング状保持体に付与されている弾性力に対抗して変位することができる。したがって、ポートがバッグ本体の開口部のずれた位置に挿入されたとしても、ポートが金型に接触することでポートが凹部に倣って移動することで、ポートが凹部内の適所に位置決めされる。その結果、ピンホールの発生を招くことなくポートをバッグ本体に溶着できる。
本発明において、ポートを保持するリング状保持体が回転可能に設けられていることが好ましい。
ポートをバッグ本体に挿入する前に、リング状保持体(ポートホルダ)に保持されたポートに予熱を加えることが、後のバッグ本体との溶着のために有益である。この予熱は、後述するように、エアヒータから供給される熱風をポートの必要箇所に吹き付けることで行うことができる。そこで、ポートの全周に熱風を吹き付けるために、リング状保持体を回転可能に設ける。
ポートホルダでポートを保持しながら予熱を行う場合、上述したように、ポート(リング状保持体)を回転させることでポートの全周を加熱して、表面のみを溶融させる。この溶融の深さが均一であることが、バッグ本体との溶着により均一なシール強度を得る上で好ましい。そのためには、エアヒータに対するポートの位置が特定される必要がある。しかし、位置精度が劣るベルト駆動方式で移動されるポートホルダによると、予熱によるポートの溶解が不均一になることも想定される。
そこで本発明におけるポート取付け部は、センタリング部材を備えることが好ましい。センタリング部材は、リング状保持体に保持されているポートから離れている第一の位置と、ポートに接触して軸方向にポートを押す第二の位置と、を進退可能である。このセンタリング部材は、第二の位置にあるときには、リング状保持体の回転に伴って従動回転する。
第二の位置に置かれたセンタリング部材がポートを押圧することで、ポートはリング状保持体に付与されている弾性力に対向して変位することができる。したがって、ポートがエアヒータに対してずれた位置でリング状保持体に保持されていたとしても、センタリング部材に従った適切な位置にポート移動することで、ポートからエアヒータまでの距離を正確に調整できる。その結果、予熱によるポートの溶解を均一に行うことができる。
本体作製部で作製されたバッグ本体をポート取付け部へ搬送する搬送部をさらに備える場合に、搬送部は位置決め装置を備えることが好ましい。この位置決め装置は、バッグ本体の搬送方向の先端部を係止させる搬送方向ガイドを備える。また、位置決め装置は、バッグ本体の搬送方向に直交する方向に互いに接近及び離間される一対の幅方向ガイドを備える。
バッグ本体は、搬送方向ガイドにより搬送方向の位置決めがなされ、また、一対の幅方向ガイドをバッグ本体に接するまで互いに接近させることにより搬送方向に直交する方向の位置決めがなされる。このように位置決めされたバッグ本体は、ロボットなどの移送手段でポート取付け部に移送される。
搬送部はまた、下流工程を実行するポート取付け部及び充填部の一方又は双方に異常が発生して停止した場合に、バッグ本体をポート取付け部に移送することなく蓄積する蓄積装置を備えることが好ましい。
下流工程が停止するとそれに合わせて本体作製部を停止することが考えられる。しかし、本体作製部の始動時には、不良品が発生する。したがって、本体作製部を停止させることを極力回避するために、本体作製部は稼動を続ける代わりに、作製されたバッグ本体をポート取付け部に移送する前に蓄積するのである。
本発明によれば、ポートを保持する部分が加わる力に追従して移動できる構成をホルダに設けたので、ポートが本体開口部にずれて挿入されたとしても、金型から挟持される際にポートが金型から力を受けると、ポートはそれを保持するホルダとともに金型の凹部の適所に移動することができる。したがって本発明の樹脂バッグ製造設備によると、位置精度の劣るベルト駆動方式の移動手段を用いても、ピンホールに代表される溶着不良の発生を防止できる。
本実施の形態における樹脂バッグ製造設備の配置を示す平面図である。 樹脂バッグ製造設備のポート取付け部の配置を示す平面図である。 開口移載装置を示す斜視図である。 開口移載装置において、バッグ本体を開口するための一連の過程を示す図であり、(a)はプレート部材の間にバッグ本体を位置させた状態を示す図、(b)はプレート部材でバッグ本体を挟み込んだ状態を示す図である。 図4に続く過程を示す図であり、(a)はバッグ本体をバッグ本体搬送装置から後退させる状態を示す図、(b)はバッグ本体をポート溶着装置に移動させる状態を示す図である。 図5に続く過程を示す図であり、(a)はプレート部材を幅寄せして開口部を開口する状態を示す図、(b)はバッグ本体をポートに接近させる状態を示す図である。 ポートホルダを示す正面図である。 ポートホルダを示し、図7の8a−8a矢視部分断面図である。 (a)ポートホルダを構成するホールドリングを示し、(b)は図8の部分拡大断面図である。 ポート予熱装置を示す斜視図である。 ポート調心装置を示す側面図である。 図6に続く過程を示す図であり、(a)はバッグ本体の開口部にポートを挿入した状態を示す図、(b)は、ポートを挿入した開口部を溶着する状態を示す図である。 図12に続く過程を示す図であり、(a)はプレート部材によるバッグ本体のクランプを解除した状態を示す図、(b)はポートシール金型をバッグ本体から離した状態を示す図である。 位置決め装置を示す平面図である。 蓄積装置を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
本実施の形態における樹脂バッグ製造設備10は、バッグ本体100(図3参照)を作製する本体作製部20と、本体作製部20で作製されたバッグ本体100を次工程に向けて搬送する搬送部30と、搬送部30から供給されるバッグ本体100にポート200を溶着により取付けるポート取付け部40と、ポート取付け部40でポート200が取り付けられたバッグ本体100に内容物を充填する充填部50と、を備えている。
<本体作製部20>
本体作製部20は、ポート200が取り付けられる前のバッグ本体100を作製する部分である。本体作製部20では、原反ロールから引き出される樹脂フィルムを溶着、切断することで、バッグ本体100を作製する。バッグ本体100は、ポート200が挿入される開口部101を除く周囲三方が溶着されている。バッグ本体100の具体的な作製方法は、例えば特許文献2に開示される方法を適用することができるし、その他の方法を適用することができる。また、バッグ本体100についても種々の形態を採用することができる。例えば、内容物を収容する部屋が一つのバッグ本体100に限らず、内容物を収容する部屋が二つに区切られているバッグ本体100にすることもできる。
<搬送部30>
搬送部30は、本体作製部20から供給されたバッグ本体100をポート取付け部40に向けて搬送するバッグ搬送コンベア31と、バッグ搬送コンベア31から供給されるバッグ本体100を位置決めする位置決め装置32と、バッグ搬送コンベア31から供給されるバッグ本体100を位置決め装置32に移送する移送ロボット33と、を備えている。搬送部30はまた、バッグ本体100をポート取付け部40に移送することなく蓄積する蓄積装置34を備えている。
バッグ本体100は、バッグ搬送コンベア31上を例えば一列に並んで搬送される。バッグ本体100は、バッグ搬送コンベア31上の所定の位置まで搬送されると、移送ロボット33により、位置決め装置32に移送される。
位置決め装置32は、移送されたバッグ本体100を、搬送方向、及び、搬送方向に直交する方向(幅方向)の二方向について位置決めを行う。
位置決め装置32は、図14に示すように、二列に並んだ搬送コンベア321,321を備えている。搬送コンベア321,321の各々が、バッグ本体100を搬送する。搬送コンベア321,321は、モータ322で駆動される駆動ロール323と、駆動ロール323と所定の間隔を空けて配置される従動ロール324に掛け渡されている。モータ322を回転駆動することにより、搬送コンベア321,321が走行し、その上に載せられたバッグ本体100(図示せず)を図中右側(搬送方向)に搬送する。
位置決め装置32は、搬送方向の終端に搬送方向位置決めガイド325を備えている。各搬送コンベア321,321を搬送されるバッグ本体100は、搬送方向位置決めガイド325に突き当たることで、搬送方向の位置決めがなされる。
また、位置決め装置32は、搬送方向に向かって各搬送コンベア321,321の左側に第1幅方向位置決めガイド326,326と、搬送方向に向かって各搬送コンベア321,321の右側に第2幅方向位置決めガイド329,329と、を備えている。第1幅方向位置決めガイド326,326同士はリンク部材327により接続されており、また、第2幅方向位置決めガイド329,329同士はリンク部材330により接続されている。位置決め装置32は、第1幅方向位置決めガイド326,326を駆動するエアシリンダ328と、第2幅方向位置決めガイド329,329を駆動するエアシリンダ331と、を備えている。
エアシリンダ328とエアシリンダ331を同時に駆動して、各搬送コンベア321,321を挟む第1幅方向位置決めガイド326,326と第2幅方向位置決めガイド329,329がバッグ本体100に接触するまで互いに接近させる。そうすることで、各搬送コンベア321,321を搬送されるバッグ本体100は、幅方向の位置決めがなされる。バッグ本体100の位置決めがなされると、エアシリンダ328とエアシリンダ331を同時に駆動して、第1幅方向位置決めガイド326,326と第2幅方向位置決めガイド329,329を離間させる。
以上のようにバッグ本体100は、バッグ搬送コンベア31から供給された時点では位置がまちまちであっても、搬送方向及び幅方向の両方向について正確に位置決めがなされた後に、次工程を行うポート取付け部40に移送される。このように、ポート200を取付けるのに要求される姿勢でバッグ本体100をポート取付け部40に移送できるので、ポート200の溶着を適切に行うことができる。
また、位置決め装置32は、位置決めの過程でバッグ本体100を掴むことがないので、バッグ本体100にうねりがあっても、安定して位置決めを行うことができる。
位置決め装置32からポート取付け部40へのバッグ本体100の移送は、バッグ本体100を吸着する吸盤又はバッグ本体100をクランプするクランパを備え、かつ、昇降及び反転が行える移載装置を用いて行うことができる。位置決め装置32で位置決めされたバッグ本体100は、ポート取付け部40の開口移載装置60に渡される。
ポート取付け部40においてバッグ本体100へのポート200の取付け、及び、充填部50においてバッグ(バッグ本体100)への内容物の充填が順調に行われている場合には、バッグ本体100は移送ロボット33で位置決め装置32に移送され、その後、ポート取付け部40に供給される。しかし、バッグ取付け部40及び充填部50の一方又は双方(下流工程)に異常が発生した場合には動作を停止させることがある。この場合には、本体作製部20はバッグ本体100の作製を継続するが、作製されたバッグ本体100は位置決め装置32に移送するのではなく、蓄積装置34に蓄積する。
本体作製部20は、始動直後から良品を作製できることが望まれる。しかし、良品を作製するためには装置の調整に時間がかかり、それまでに作製されたバッグ本体100は不良品となる。したがって、本体作製部20を停止させることを極力回避するのが好ましい。そこで、バッグ取付け部40又は充填部50が停止しても、作製されたバッグ本体100を蓄積するのである。
蓄積装置34の一例を図15に示す。
蓄積装置34は、テーブル341上に2つのバッグ蓄積容器342を備えている。バッグ蓄積容器342は上部が開口する箱状の部材であり、移送ロボット33により移送されるバッグ本体100を収容する。バッグ蓄積容器342内には昇降台343が設けられている。バッグ本体100が載せられる昇降台343は、蓄積されるバッグ本体100の数が多くなるのに応じて降下することで、バッグ蓄積容器342に蓄積できるバッグ本体100の数を増やすことができる。昇降台343の降下の制御は、バッグ蓄積容器342の上部に設けたセンサでバッグ本体100を検知することで行うことができる。
バッグ蓄積容器342を運用する形態は任意であるが、例えば以下のようにすることができる。
下流工程が異常で停止すると、移送ロボット33は搬送部30から供給されるバッグ本体100を位置決め装置32に移送することなく蓄積装置34に移送する。下流工程が復旧すると、移送ロボット33は搬送部30から供給されるバッグ本体100を蓄積装置34に移送するのを止めて位置決め装置32に移送する。
蓄積装置34に蓄積されたバッグ本体100は、例えば充填部50の内容物が所定値まで少なくなると、ポート取付け部40に移送(払い出し)され、ポート200の溶着に供される。バッグ蓄積容器342に倣って蓄積されるバッグ本体100は位置決めされることになるので、蓄積装置34から払い出されるバッグ本体100も適切にポート200の溶着を適切に行うことができる。蓄積装置34からバッグ本体100を払い出す際には、本体作製部20におけるバッグ本体100の作製を停止する。
<ポート取付け部40>
ポート取付け部40は、図2に示すように、開口移載装置60と、ポート搬送装置70と、ポート溶着装置80と、ポート調心装置90と、を備えている。
開口移載装置60は、搬送部30の位置決め装置32で位置決めされたバッグ本体100の供給を受けて保持するとともに、ポート200の挿入、シール位置まで搬送する間に、バッグ本体100の開口部101を開く。
ポート搬送装置70は、開口移載装置60において保持され、開口部101を開いた状態でポート溶着装置80に搬送されたバッグ本体100に対してポート200を供給する。
ポート溶着装置80は、開口移載装置60とポート搬送装置70が協働することでバッグ本体100の開口部101に挿入しポート200をバッグ本体100に溶着する。
ポート調心装置90は、ポート200を予熱する際に、ポート200の芯ぶれを防止する。
開口移載装置60は、図3に示すように、上部フレーム61Aと下部フレーム61Bとが、位置決め装置32から供給されるバッグ本体100の上下に位置するよう、互いにほぼ平行に配置されている。これら上部フレーム61A、下部フレーム61Bは、ニップシリンダ62により、互いに上下方向に接近・離間する。
上部フレーム61Aの先端部の下面と、下部フレーム61Bの先端部の上面には、それぞれ二個一対のプレート部材63,63と、吸盤64と、が設けられている。
上下のプレート部材63,63は、それぞれバッグ本体100の開口部101の両側に押し当てられるよう配置されており、ニップシリンダ62で上部フレーム61A、下部フレーム61Bを接近させたときに、上下のプレート部材63,63によって、バッグ本体100を、開口部101を挟んだ両側で表裏両面からクランプできる。
また、上下のプレート部材63,63は、それぞれ基端部65a,65aを中心として回動するアーム65,65に設けられており、エアシリンダ66aおよびリンク機構66bからなる駆動機構66によって、アーム65,65が同期して回動することにより、プレート部材63,63が互いに接近・離間する。つまり、バッグ本体100の開口部101をクランプした状態でプレート部材63,63同士が接近する方向にアーム65,65を回動させることで、開口部101を開くことができる。
吸盤64は、二個一対のプレート部材63,63の中間部であって、バッグ本体100の開口部101のフィルム端部近傍に対向するよう配置されている。上下に位置する吸盤64は、それぞれエアシリンダ67により上下動し、バッグ本体100の開口部101を吸着した状態で、上下の吸盤64,64が互いに離間することで、開口部101を開く。
また、上記の上部フレーム61A、下部フレーム61Bは、前進・後退シリンダ68によって、ポート溶着装置80に向けた搬送方向に対し、直交する方向に進退可能とされている。
このような上部フレーム61A、下部フレーム61Bは、樹脂バッグ製造設備10におけるバッグ本体100の処理単位が2袋であることに対応して2組が装備されている。これら上部フレーム61A、下部フレーム61Bは、位置決め装置32に対応する位置と、ポート溶着装置80に対応する位置との間で、図示しないガイドに沿って移動可能とされている。
このような開口移載装置60では、図4(a)に示すように、位置決め装置32から搬送されたバッグ本体100に対し、上下のプレート部材63,63を、開口部101の上下に対向させる。
次いで、図4(b)に示すように、図3のニップシリンダ62により上部フレーム61A、下部フレーム61Bを互いに接近させ、上下のプレート部材63,63でバッグ本体100をクランプする。
そして、図5(a)に示すように、バッグ本体100は上下のプレート部材63,63によりクランプされた状態でポート溶着装置80に向けて搬送される。
この搬送の過程で、図5(b)に示すように、吸盤64を、上下のエアシリンダ67によってバッグ本体100に吸着させる。この動作と並行して、図6(a)に示すように、上下のプレート部材63,63を、それぞれプレート部材63,63同士が接近する方向にアーム65,65を回動させて幅寄せするとともに、上下の吸盤64を、エアシリンダ67により互いに離間させて、開口部101を開く。これらの動作が、上部フレーム61A、下部フレーム61Bを位置決め装置32からポート溶着装置80に移動させる間に行われる。
上記のように、開口移載装置60において保持され、開口部101を開いた状態でポート溶着装置80に搬送されたバッグ本体100に対して、ポート搬送装置70によってポート200が供給される。
次に、ポート搬送装置70について説明する。
ポート搬送装置70は、図2に示すように、無端状のベルト71に所定間隔ごとにホルダユニット72が複数設けられている。各ホルダユニット72は、ベルト71を図示しないモータ等で循環駆動させることにより、ベルト71の軌道に沿って移動する。
図7及び図8に示すように、各ホルダユニット72は、図示しないポートフィーダによって一つずつ供給されるポート200が保持されるポートホルダ73を備えている。
また、ポートホルダ73の両側には、ポート200が溶着されるバッグ本体100をクランプする一対のクランプ部材74A,74Bと、これらクランプ部材74A,74Bを開閉駆動させる駆動部(図示なし)と、が設けられている。
ポートホルダ73は、図8及び図9(b)に示すように、リング状のホルダケース731を備えている。ホルダケース731は、その前端から内径方向に突出する係止部731aを備えており、この係止部731aの先端には係止面731bが形成されている。なお、ポートホルダ73において、ポート200が保持される側を前方とする。
ホルダケース731の内側には、ホールドリング732が設けられている。ホールドリング732は、ポートホルダ73においてポート200を実際に保持する部分である。ホールドリング732は、図9(a)に示されるように、4つに分割された円弧状のセグメント732a〜732dがリング状に組み合わされたものである。ここでは4つに分割された例を示しているが、分割の数は任意である。
ホールドリング732の各セグメント732a〜732dは、前端に係止面732fを備えている。係止面732fは、ホールドリング732がホルダケース731の内側に配置された状態で、ホルダケース731の係止面731bと対向する位置に形成される。
ホールドリング732(セグメント732a〜732d)の外周には、スプリング溝732eが周方向に沿って形成されている。スプリング溝732e内には、リング状に形成されたスパイラルスプリング733が配置されている。スパイラルスプリング733は、スプリング溝732e内に収容された状態で、ホールドリング732(セグメント732a〜732d)の径が縮小される(縮径される)向きに弾性力を付与する。この弾性力に対抗してポート200の後端をホールドリング732の内周に沿って挿入することで、ホールドリング732はその内周においてポート200を直接保持する。スパイラルスプリング733は一例であり、リング状のゴムなどの他の弾性体を広く適用できる。
ホールドリング732は、ホルダケース731の係止面731bとホールドリング732の係止面732fとが接触し、また、ホールドリング732の内周面と回転シャフト734の支持面734aとが接触することで、最も縮径された状態でホルダケース731内に保持される。
ここで、ホールドリング732の外周とホルダケース731の内周の間には間隙Sが設けられている。したがって、ポート200に当該弾性力よりも大きな力が径方向に加わると、ポート200は、当該弾性力に対抗して径方向に変位することができる。変位は、当該間隙Sの範囲内に規制される。つまり、ホルダケース731はスパイラルスプリング733(ポート200)が変位する量を規定するものである。間隙Sは、ベルト駆動方式による位置決めの誤差に応じて設定される。例えば、位置決めの誤差が0.2〜0.3mm程度であれば、間隙Sを0.5mm程度確保すればよい。
ポートホルダ73は、ホルダケース731及びホールドリング732をその前端側で支持する回転シャフト734を備えている。ホルダケース731は回転シャフト734にボルトBにより固定される。これにより、ホールドリング732は、ホルダケース731と回転シャフト734の間に保持される。
回転シャフト734は、フランジブッシュ736を介して、軸孔735aを貫通して保持ブロック735に回転可能に支持される。
回転シャフト734の前端側には、ピン固定シャフト737が回転シャフト734と同軸上に設けられている。ピン固定シャフト737は、回転シャフト734の外部に露出する前端で、ポート支持ピン738を支持する。ポート支持ピン738は、ホールドリング732が保持するポート200の中空部に嵌入することで、ポート200の保持をより確実にする。
回転シャフト734の後側には、ギア79が固定されている。回転シャフト734は、ポート200を予熱する際には、ギア79を介して後述するポート回転機構78のモータ78cにより回転駆動される。
保持ブロック735の下方には、スライドブロック739が接続されている。スライドブロック739は、ベルト71に固定される。また、スライドブロック739は、ベルト71に平行なガイドレール71aに対して摺動可能に保持されている。ベルト71を駆動することにより、ホルダユニット72はガイドレール71aに案内されながら移動する。
ホルダユニット72によって保持されるポート200は、まず、ポート予熱装置76に移送される。
図10に示すように、ポート予熱装置76は、ホルダユニット72に保持されたポート200を予熱するため、熱風を吹き出すエアヒータ77と、ポート200を保持したポートホルダ73を回転させるポート回転機構78と、を備える。
ポート回転機構78は、プレート78aに、ギア78bと、ギア78bを回転駆動させるためのモータ78cと、モータ78cの回転駆動力をギア78bに伝達するためのプーリ78d、78eおよびベルト78fと、が設けられ、このプレート78aが、エアシリンダ78gによって上下方向に駆動されるようになっている。
一方、ホルダユニット72において、ポートホルダ73が、保持するポート200の軸線周りに回転自在に設けられており、さらに、ポートホルダ73と同軸にギア79が設けられている。このギア79には、ポート回転機構78のプレート78aがエアシリンダ78gによって下降されると、ギア78bが噛み合うようになっている。そして、モータ78cを駆動することで、ポートホルダ73が回転駆動されるようになっている。この回転に伴い、ホールドリング732も回転される。
ポート200を予熱する際にその芯がぶれないようにするために、ポート取付け部40はポート調心装置90を備えている。ポート調心装置90は、図2に示すように、ポート予熱装置76に対応して設けられる。
ポート調心装置90は、図11に示すように、取付けアーム96に固定されたエアシリンダ91を備えている。取付けアーム96は、適宜の手段を介して樹脂バッグ製造設備10が設置される基準面に固定される。そうすることで、ポート調心装置90は、ポート予熱装置76に対して固定された位置に正確に設置されている。エアシリンダ91は、ポートホルダ73に向けて前進し又は後退するシャフト92を備えている。このシャフト92の先端には、中間シャフト93及びボールベアリング94を介してセンタリングピン95が固定されている。センタリングピン95は、ポートホルダ73に向けた先端側に形成される円錐台形状の突起95aと、突起95aに連なりボールベアリング94が嵌合される中空円筒状の基部95bとから構成される。
ポート200を予熱する際に、エアシリンダ91のシャフト92を後退した位置(第一の位置)から図11に示す位置(第二の位置)。そうすると、ポートホルダ73に保持されているポート200の内部にセンタリングピン95の突起95aが挿入される。また、ポート200の前端がセンタリングピン95の基部95bの前端に押し付けられる。この状態で、モータ78cを駆動させると、ポートホルダ73及びポート200が回転駆動されるのに伴って、センタリングピン95が従動回転する。この際に、センタリングピン95がポート200を押圧することで、ポート200はホールドリング732にスパイラルスプリング733から付与されている弾性力に対抗して変位することができる。したがって、ポート200がエアヒータ77に対してずれた位置でホールドリング732に保持されていたとしても、正確な位置に配置されているセンタリングピン95に従った適切な位置にポート200が移動するので、ポート200からエアヒータ77までの距離を正確に調整できる。その結果、予熱によるポート200の溶解を均一に行うことができる。
以上により、ポート回転機構78では、ポートホルダ73で保持したポート200を回転させながら、エアヒータ77から熱風を吹き付けることで、ポート200が均一に予熱される。
図2に示すように、このようなポート予熱装置76は、バッグ本体100の処理単位が2対であることに対応して2台が装備されており、さらに、本実施の形態においては、2段階の予熱が行えるよう、2台×2組が備えられている。
ポート予熱装置76で予熱されたポート200は、ホルダユニット72に保持されたまま、ポート溶着装置80に搬送される。
すると、図6(a)に示すように、開口移載装置60によって保持され、さらに開口部101が開いた状態のバッグ本体100と、ホルダユニット72に保持されたポート200とが対向する。
続いて、図6(b)に示すように、上下の吸盤64,64による吸着をOFFにし、図3の前進・後退シリンダ68によって上部フレーム61A、下部フレーム61Bを前進させる。すると、図12(a)に示すように、バッグ本体100の開口部101に、ホルダユニット72に保持されたポート200が間髪入れずに挿入される。このとき、上下の吸盤64,64による吸着をOFFにしても、上下のプレート部材63,63の幅寄せにより、開口部101は開いたままの状態を維持している。
次に、上下のプレート部材63,63をそれぞれ回動させて開き、開口部101の幅寄せを解除する。この状態で、ポート溶着装置80により、バッグ本体100の開口部101と、開口部101に挿入されたポート200とを溶着する。このため、ポート溶着装置80は、上下一対のポートシール金型81,81を備えている。ポートシール金型81は、バッグ本体100に対向して、ポート200の外周形状に応じた半円形の凹部81a,81aと、その両側の平面部81b,81bとを備えている。これらポートシール金型81,81は、図示しないヒータによって所定の温度領域内に加熱される。また、ポートシール金型81,81は、図示しないエアシリンダ等によって上下方向に駆動され、バッグ本体100およびポート200に対し接近・離間可能となっている。
図12(b)に示すように、このようなポート溶着装置80において、上下のポートシール金型81,81を互いに接近させ、バッグ本体100およびポート200に押し当てる。すると、凹部81a,81aが、開口部101およびここに挿入されたポート200を溶着し、その両側の平面部81b,81bが、開口部101の両側において二枚のフィルムFを溶着する。これにより、バッグ本体100にポート200が溶着されて、樹脂バッグが形成される。このとき、バッグ本体100の三方はすでに溶着されており、開口部101とポート200との溶着に際し、バッグ本体100を構成するフィルムFにシワが寄りにくい。
ポートシール金型81,81の凹部81a,81aにポート200が挿入される際に、凹部81a,81aに対してポート200の位置がずれていることがある。これは、ポート200を保持するポートホルダ73がベルト71により駆動されるためである。しかるに、ポートホルダ73のホールドリング732は、縮径される向きの弾性力が付与されている。そのために、当該弾性力よりも大きな力が、凹部81a,81aに挿入される過程でポート200に加わると、ポート200はホールドリング732に付与されている弾性力に対抗して変位することができる。したがって、ポート200がポートシール金型81,81の凹部81a,81aに対してずれた位置、換言するとバッグ本体100の開口部101のずれた位置に挿入されたとしても、ポート200がポートシール金型81,81に接触することでポート200が凹部81a,81aに倣って移動することで、ポート200が凹部81a,81a内に正確に位置決めされる。その結果、溶着不良を招くことなくポート200をバッグ本体100に取付けることができる。
溶着の完了後、図13(a)に示すように、図3のニップシリンダ62により上部フレーム61A、下部フレーム61Bを互いに離間させ、上下のプレート部材63,63によるバッグ本体100のクランプを開放する。
この後、上部フレーム61A、下部フレーム61Bは、後退する。
続いて、図13(b)に示すように、上下のポートシール金型81,81を互いに離間させ、バッグ本体100およびポート200から引き離す。この状態で、バッグ本体100は、ポート200と溶着され、ホルダユニット72によって保持される。
この後は、ホルダユニット72がベルト71の循環駆動によって移動し、ポート200が溶着されたバッグ本体100(樹脂バッグ)は、図示しないポート冷却装置に搬送される。
ポート冷却装置においては、冷却ブロック、あるいは冷却エアの吹き付けによって、ポート200とバッグ本体100の溶着部分を冷却する。冷却ブロックを用いる場合は、ポートシール金型81,81と同様の形状、動作とし、溶着温度よりも十分低い温度に冷却ブロックを冷却しておき、これを、ポート200とバッグ本体100の溶着部分に両面から押し当てて冷却を行う。
しかる後は、ポート200とバッグ本体100とが溶着された樹脂バッグを、下流工程に該当する充填部50に搬送し、ポート200からのバッグ本体100内への内容物の充填、ポート200へのキャップ装着等を行えばよい。
以上説明したように、ポートホルダ73に保持されているポート200が、ホールドリング732に対してスパイラルスプリング733が付与している弾性力よりも大きな力を受けると変位することができる。
したがって、エアヒータ77で予熱する際にセンタリングピン95でポート200を押圧することで、センタリングピン95に従った適切な位置にポート200を移動させることができる。したがって、予熱時にポート200の溶解を均一に行うことができる。
また、ポート200を溶着する際には、ポート200がポートシール金型81,81の凹部81a,81aに倣って移動することで、ポート200が凹部81a,81a内に正確に位置決めされる。その結果、ピンホールに代表される溶着不良を招くことなくポート200をバッグ本体100に取付けることができる。
以上本発明の実施の形態を説明したが、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10…樹脂バッグ製造設備
20…本体作製部、30…搬送部、40…ポート取付け部、50…充填部
32…位置決め装置、321…搬送コンベア、325…搬送方向位置決めガイド
326…第1幅方向位置決めガイド、329…第2幅方向位置決めガイド
34…蓄積装置、342…バッグ蓄積容器、343…昇降台
60…開口移載装置、61A…上部フレーム、61B…下部フレーム、63…プレート部材
64…吸盤
70…ポート搬送装置、71…ベルト、72…ホルダユニット、73…ポートホルダ
731…ホルダケース、732…ホールドリング
732a〜732d…セグメント、732e…スプリング溝
733…スパイラルスプリング、734…回転シャフト、738…ポート支持ピン
76…ポート予熱装置、77…エアヒータ、78…ポート回転機構
80…ポート溶着装置、81…ポートシール金型、81a…凹部
90…ポート調心装置、91…エアシリンダ、95…センタリングピン、95a…突起
100…バッグ本体、101…開口部、200…ポート
F…フィルム、S…間隙
本発明の樹脂バッグ製造設備は、バッグ本体を作製する本体作製部と、バッグ本体作製部で作製されたバッグ本体にポートを溶着により取り付けるポート取付け部と、ポート取付け部でポートが取り付けられたバッグ本体に内容物を充填する充填部と、を備えている。
本発明の樹脂バッグ製造設備は、ポートをバッグ本体の開口部に挿入する際に、ポートを保持するポートホルダをポート取付け部に備えている。このポートホルダは、複数のセグメントの組み合わせから構成され、ポートを直接保持するリング状保持体と、縮径される向きの弾性力をリング状保持体に付与するリング状弾性体と、を備える。そして、リング状保持体の外周には溝が周方向に沿って形成されており、この溝内に、リング状弾性体が配置されることを特徴とする。
本発明によるポートホルダは、縮径される向きの弾性力が付与されているリング状保持体がポートを保持する。そのために、当該弾性力よりも大きな力がポートに加わると、ポートはリング状保持体に付与されている弾性力に対抗して変位することができる。したがって、ポートがバッグ本体の開口部のずれた位置に挿入されたとしても、ポートが金型に接触することでポートが凹部に倣って移動することで、ポートが凹部内の適所に位置決めされる。その結果、ピンホールの発生を招くことなくポートをバッグ本体に溶着できる。

Claims (5)

  1. バッグ本体を作製する本体作製部と、
    前記バッグ本体作製部で作製された前記バッグ本体にポートを溶着により取り付けるポート取付け部と、
    前記ポート取付け部で前記ポートが取り付けられたバッグ本体に内容物を充填する充填部と、を備え、
    前記ポート取付け部は、前記ポートを前記バッグ本体の開口部に挿入する際に、前記ポートを保持するポートホルダを備え、
    前記ポートホルダは、複数のセグメントの組み合わせから構成され、前記ポートを直接保持するリング状保持体と、縮径される向きの弾性力を前記リング状保持体に付与する弾性体と、を備えることを特徴とする樹脂バッグ製造設備。
  2. 前記ポートを保持する前記リング状保持体が回転可能に設けられている、
    請求項1に記載の樹脂バッグ製造設備。
  3. 前記ポート取付け部は、センタリング部材を備え、
    前記センタリング部材は、
    前記リング状保持体に保持されている前記ポートから離れている第一の位置と、前記ポートに接触して軸方向に前記ポートを押す第二の位置と、を進退可能であるとともに、
    前記第二の位置にあるときには、前記リング状保持体の回転に伴って従動回転する、
    請求項2に記載の樹脂バッグ製造設備。
  4. 前記本体作製部で作製された前記バッグ本体を前記ポート取付け部へ搬送する搬送部をさらに備え、
    前記搬送部には、
    前記バッグ本体の搬送方向の先端部を係止させる搬送方向ガイドと、
    前記バッグ本体の搬送方向に直交する方向に互いに接近及び離間される一対の幅方向ガイドと、を備える位置決め装置が設けられる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂バッグ製造設備。
  5. 前記搬送部は、
    下流工程を実行する前記ポート取付け部及び前記充填部の一方又は双方に異常が発生して停止した場合に、
    前記バッグ本体を前記ポート取付け部に移送することなく蓄積する蓄積装置を備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂バッグ製造設備。
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