JP5518204B2 - 樹脂バッグ製造設備 - Google Patents
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Description
ベルト駆動方式は、ロータリテーブルに比べると、単位面積当たりで支持できるポートホルダの数を多くできる。また、ベルト駆動方式はポートホルダを直線上に移動させることができるので、取り扱い性が優れている。しかし、ベルト駆動方式は、ポートホルダを所定の位置に停止させるなどの位置精度の点で劣る。低い位置精度の問題は、駆動ベルトが樹脂で形成されていることに基づいている。そして、ポートホルダが正確な位置に停止しないと、ポートをバッグ本体の開口部(以下、本体開口部)の所定の位置に挿入することができなくなるので、ポートの溶着不良を招き、溶着部にピンホールができ易くなる。このような樹脂バッグは不良品として扱われる。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、位置精度の劣るベルト駆動方式の移動手段を用いても、ポートをバッグ本体の開口部の必要な位置に正確に挿入できる樹脂バッグ製造設備を提供することを目的とする。
ベルト駆動方式は位置精度が劣るので、ポートホルダに保持されているポートを本体開口部の所定位置に正確に挿入することは容易ではない。そこで本発明者等は、位置精度が劣ることを前提にし、ポートを保持する部分が加わる力に追従して移動できる構成をポートホルダに設けることを着想した。そうすることで、ポートが本体開口部にずれて挿入されたとしても、金型から挟持される際にポートが金型から力を受けると、ポートはそれを保持するポートホルダとともに金型の凹部の適所に移動することができる。
本発明の樹脂バッグ製造設備は、ポートをバッグ本体の開口部に挿入する際に、ポートを保持するポートホルダをポート取付け部に備えている。このポートホルダは、複数のセグメントの組み合わせから構成され、ポートを直接保持するリング状保持体と、縮径される向きの弾性力をリング状保持体に付与するリング状弾性体と、を備える。そして、リング状保持体の外周には溝が周方向に沿って形成されており、この溝内に、リング状弾性体が配置されることを特徴とする。
本発明によるポートホルダは、縮径される向きの弾性力が付与されているリング状保持体がポートを保持する。そのために、当該弾性力よりも大きな力がポートに加わると、ポートはリング状保持体に付与されている弾性力に対抗して変位することができる。したがって、ポートがバッグ本体の開口部のずれた位置に挿入されたとしても、ポートが金型に接触することでポートが凹部に倣って移動することで、ポートが凹部内の適所に位置決めされる。その結果、ピンホールの発生を招くことなくポートをバッグ本体に溶着できる。
ポートをバッグ本体に挿入する前に、リング状保持体(ポートホルダ)に保持されたポートに予熱を加えることが、後のバッグ本体との溶着のために有益である。この予熱は、後述するように、エアヒータから供給される熱風をポートの必要箇所に吹き付けることで行うことができる。そこで、ポートの全周に熱風を吹き付けるために、リング状保持体を回転可能に設ける。
そこで本発明におけるポート取付け部は、センタリング部材を備えることが好ましい。センタリング部材は、リング状保持体に保持されているポートから離れている第一の位置と、ポートに接触して軸方向にポートを押す第二の位置と、を進退可能である。このセンタリング部材は、第二の位置にあるときには、リング状保持体の回転に伴って従動回転する。
第二の位置に置かれたセンタリング部材がポートを押圧することで、ポートはリング状保持体に付与されている弾性力に対向して変位することができる。したがって、ポートがエアヒータに対してずれた位置でリング状保持体に保持されていたとしても、センタリング部材に従った適切な位置にポート移動することで、ポートからエアヒータまでの距離を正確に調整できる。その結果、予熱によるポートの溶解を均一に行うことができる。
バッグ本体は、搬送方向ガイドにより搬送方向の位置決めがなされ、また、一対の幅方向ガイドをバッグ本体に接するまで互いに接近させることにより搬送方向に直交する方向の位置決めがなされる。このように位置決めされたバッグ本体は、ロボットなどの移送手段でポート取付け部に移送される。
下流工程が停止するとそれに合わせて本体作製部を停止することが考えられる。しかし、本体作製部の始動時には、不良品が発生する。したがって、本体作製部を停止させることを極力回避するために、本体作製部は稼動を続ける代わりに、作製されたバッグ本体をポート取付け部に移送する前に蓄積するのである。
本実施の形態における樹脂バッグ製造設備10は、バッグ本体100(図3参照)を作製する本体作製部20と、本体作製部20で作製されたバッグ本体100を次工程に向けて搬送する搬送部30と、搬送部30から供給されるバッグ本体100にポート200を溶着により取付けるポート取付け部40と、ポート取付け部40でポート200が取り付けられたバッグ本体100に内容物を充填する充填部50と、を備えている。
本体作製部20は、ポート200が取り付けられる前のバッグ本体100を作製する部分である。本体作製部20では、原反ロールから引き出される樹脂フィルムを溶着、切断することで、バッグ本体100を作製する。バッグ本体100は、ポート200が挿入される開口部101を除く周囲三方が溶着されている。バッグ本体100の具体的な作製方法は、例えば特許文献2に開示される方法を適用することができるし、その他の方法を適用することができる。また、バッグ本体100についても種々の形態を採用することができる。例えば、内容物を収容する部屋が一つのバッグ本体100に限らず、内容物を収容する部屋が二つに区切られているバッグ本体100にすることもできる。
搬送部30は、本体作製部20から供給されたバッグ本体100をポート取付け部40に向けて搬送するバッグ搬送コンベア31と、バッグ搬送コンベア31から供給されるバッグ本体100を位置決めする位置決め装置32と、バッグ搬送コンベア31から供給されるバッグ本体100を位置決め装置32に移送する移送ロボット33と、を備えている。搬送部30はまた、バッグ本体100をポート取付け部40に移送することなく蓄積する蓄積装置34を備えている。
位置決め装置32は、移送されたバッグ本体100を、搬送方向、及び、搬送方向に直交する方向(幅方向)の二方向について位置決めを行う。
エアシリンダ328とエアシリンダ331を同時に駆動して、各搬送コンベア321,321を挟む第1幅方向位置決めガイド326,326と第2幅方向位置決めガイド329,329がバッグ本体100に接触するまで互いに接近させる。そうすることで、各搬送コンベア321,321を搬送されるバッグ本体100は、幅方向の位置決めがなされる。バッグ本体100の位置決めがなされると、エアシリンダ328とエアシリンダ331を同時に駆動して、第1幅方向位置決めガイド326,326と第2幅方向位置決めガイド329,329を離間させる。
以上のようにバッグ本体100は、バッグ搬送コンベア31から供給された時点では位置がまちまちであっても、搬送方向及び幅方向の両方向について正確に位置決めがなされた後に、次工程を行うポート取付け部40に移送される。このように、ポート200を取付けるのに要求される姿勢でバッグ本体100をポート取付け部40に移送できるので、ポート200の溶着を適切に行うことができる。
また、位置決め装置32は、位置決めの過程でバッグ本体100を掴むことがないので、バッグ本体100にうねりがあっても、安定して位置決めを行うことができる。
位置決め装置32からポート取付け部40へのバッグ本体100の移送は、バッグ本体100を吸着する吸盤又はバッグ本体100をクランプするクランパを備え、かつ、昇降及び反転が行える移載装置を用いて行うことができる。位置決め装置32で位置決めされたバッグ本体100は、ポート取付け部40の開口移載装置60に渡される。
本体作製部20は、始動直後から良品を作製できることが望まれる。しかし、良品を作製するためには装置の調整に時間がかかり、それまでに作製されたバッグ本体100は不良品となる。したがって、本体作製部20を停止させることを極力回避するのが好ましい。そこで、バッグ取付け部40又は充填部50が停止しても、作製されたバッグ本体100を蓄積するのである。
蓄積装置34は、テーブル341上に2つのバッグ蓄積容器342を備えている。バッグ蓄積容器342は上部が開口する箱状の部材であり、移送ロボット33により移送されるバッグ本体100を収容する。バッグ蓄積容器342内には昇降台343が設けられている。バッグ本体100が載せられる昇降台343は、蓄積されるバッグ本体100の数が多くなるのに応じて降下することで、バッグ蓄積容器342に蓄積できるバッグ本体100の数を増やすことができる。昇降台343の降下の制御は、バッグ蓄積容器342の上部に設けたセンサでバッグ本体100を検知することで行うことができる。
下流工程が異常で停止すると、移送ロボット33は搬送部30から供給されるバッグ本体100を位置決め装置32に移送することなく蓄積装置34に移送する。下流工程が復旧すると、移送ロボット33は搬送部30から供給されるバッグ本体100を蓄積装置34に移送するのを止めて位置決め装置32に移送する。
蓄積装置34に蓄積されたバッグ本体100は、例えば充填部50の内容物が所定値まで少なくなると、ポート取付け部40に移送(払い出し)され、ポート200の溶着に供される。バッグ蓄積容器342に倣って蓄積されるバッグ本体100は位置決めされることになるので、蓄積装置34から払い出されるバッグ本体100も適切にポート200の溶着を適切に行うことができる。蓄積装置34からバッグ本体100を払い出す際には、本体作製部20におけるバッグ本体100の作製を停止する。
ポート取付け部40は、図2に示すように、開口移載装置60と、ポート搬送装置70と、ポート溶着装置80と、ポート調心装置90と、を備えている。
開口移載装置60は、搬送部30の位置決め装置32で位置決めされたバッグ本体100の供給を受けて保持するとともに、ポート200の挿入、シール位置まで搬送する間に、バッグ本体100の開口部101を開く。
ポート搬送装置70は、開口移載装置60において保持され、開口部101を開いた状態でポート溶着装置80に搬送されたバッグ本体100に対してポート200を供給する。
ポート溶着装置80は、開口移載装置60とポート搬送装置70が協働することでバッグ本体100の開口部101に挿入しポート200をバッグ本体100に溶着する。
ポート調心装置90は、ポート200を予熱する際に、ポート200の芯ぶれを防止する。
上部フレーム61Aの先端部の下面と、下部フレーム61Bの先端部の上面には、それぞれ二個一対のプレート部材63,63と、吸盤64と、が設けられている。
また、上下のプレート部材63,63は、それぞれ基端部65a,65aを中心として回動するアーム65,65に設けられており、エアシリンダ66aおよびリンク機構66bからなる駆動機構66によって、アーム65,65が同期して回動することにより、プレート部材63,63が互いに接近・離間する。つまり、バッグ本体100の開口部101をクランプした状態でプレート部材63,63同士が接近する方向にアーム65,65を回動させることで、開口部101を開くことができる。
次いで、図4(b)に示すように、図3のニップシリンダ62により上部フレーム61A、下部フレーム61Bを互いに接近させ、上下のプレート部材63,63でバッグ本体100をクランプする。
この搬送の過程で、図5(b)に示すように、吸盤64を、上下のエアシリンダ67によってバッグ本体100に吸着させる。この動作と並行して、図6(a)に示すように、上下のプレート部材63,63を、それぞれプレート部材63,63同士が接近する方向にアーム65,65を回動させて幅寄せするとともに、上下の吸盤64を、エアシリンダ67により互いに離間させて、開口部101を開く。これらの動作が、上部フレーム61A、下部フレーム61Bを位置決め装置32からポート溶着装置80に移動させる間に行われる。
ポート搬送装置70は、図2に示すように、無端状のベルト71に所定間隔ごとにホルダユニット72が複数設けられている。各ホルダユニット72は、ベルト71を図示しないモータ等で循環駆動させることにより、ベルト71の軌道に沿って移動する。
また、ポートホルダ73の両側には、ポート200が溶着されるバッグ本体100をクランプする一対のクランプ部材74A,74Bと、これらクランプ部材74A,74Bを開閉駆動させる駆動部(図示なし)と、が設けられている。
ホールドリング732の各セグメント732a〜732dは、前端に係止面732fを備えている。係止面732fは、ホールドリング732がホルダケース731の内側に配置された状態で、ホルダケース731の係止面731bと対向する位置に形成される。
ホールドリング732(セグメント732a〜732d)の外周には、スプリング溝732eが周方向に沿って形成されている。スプリング溝732e内には、リング状に形成されたスパイラルスプリング733が配置されている。スパイラルスプリング733は、スプリング溝732e内に収容された状態で、ホールドリング732(セグメント732a〜732d)の径が縮小される(縮径される)向きに弾性力を付与する。この弾性力に対抗してポート200の後端をホールドリング732の内周に沿って挿入することで、ホールドリング732はその内周においてポート200を直接保持する。スパイラルスプリング733は一例であり、リング状のゴムなどの他の弾性体を広く適用できる。
ここで、ホールドリング732の外周とホルダケース731の内周の間には間隙Sが設けられている。したがって、ポート200に当該弾性力よりも大きな力が径方向に加わると、ポート200は、当該弾性力に対抗して径方向に変位することができる。変位は、当該間隙Sの範囲内に規制される。つまり、ホルダケース731はスパイラルスプリング733(ポート200)が変位する量を規定するものである。間隙Sは、ベルト駆動方式による位置決めの誤差に応じて設定される。例えば、位置決めの誤差が0.2〜0.3mm程度であれば、間隙Sを0.5mm程度確保すればよい。
回転シャフト734は、フランジブッシュ736を介して、軸孔735aを貫通して保持ブロック735に回転可能に支持される。
回転シャフト734の前端側には、ピン固定シャフト737が回転シャフト734と同軸上に設けられている。ピン固定シャフト737は、回転シャフト734の外部に露出する前端で、ポート支持ピン738を支持する。ポート支持ピン738は、ホールドリング732が保持するポート200の中空部に嵌入することで、ポート200の保持をより確実にする。
回転シャフト734の後側には、ギア79が固定されている。回転シャフト734は、ポート200を予熱する際には、ギア79を介して後述するポート回転機構78のモータ78cにより回転駆動される。
図10に示すように、ポート予熱装置76は、ホルダユニット72に保持されたポート200を予熱するため、熱風を吹き出すエアヒータ77と、ポート200を保持したポートホルダ73を回転させるポート回転機構78と、を備える。
ポート調心装置90は、図11に示すように、取付けアーム96に固定されたエアシリンダ91を備えている。取付けアーム96は、適宜の手段を介して樹脂バッグ製造設備10が設置される基準面に固定される。そうすることで、ポート調心装置90は、ポート予熱装置76に対して固定された位置に正確に設置されている。エアシリンダ91は、ポートホルダ73に向けて前進し又は後退するシャフト92を備えている。このシャフト92の先端には、中間シャフト93及びボールベアリング94を介してセンタリングピン95が固定されている。センタリングピン95は、ポートホルダ73に向けた先端側に形成される円錐台形状の突起95aと、突起95aに連なりボールベアリング94が嵌合される中空円筒状の基部95bとから構成される。
ポート予熱装置76で予熱されたポート200は、ホルダユニット72に保持されたまま、ポート溶着装置80に搬送される。
続いて、図6(b)に示すように、上下の吸盤64,64による吸着をOFFにし、図3の前進・後退シリンダ68によって上部フレーム61A、下部フレーム61Bを前進させる。すると、図12(a)に示すように、バッグ本体100の開口部101に、ホルダユニット72に保持されたポート200が間髪入れずに挿入される。このとき、上下の吸盤64,64による吸着をOFFにしても、上下のプレート部材63,63の幅寄せにより、開口部101は開いたままの状態を維持している。
この後、上部フレーム61A、下部フレーム61Bは、後退する。
続いて、図13(b)に示すように、上下のポートシール金型81,81を互いに離間させ、バッグ本体100およびポート200から引き離す。この状態で、バッグ本体100は、ポート200と溶着され、ホルダユニット72によって保持される。
ポート冷却装置においては、冷却ブロック、あるいは冷却エアの吹き付けによって、ポート200とバッグ本体100の溶着部分を冷却する。冷却ブロックを用いる場合は、ポートシール金型81,81と同様の形状、動作とし、溶着温度よりも十分低い温度に冷却ブロックを冷却しておき、これを、ポート200とバッグ本体100の溶着部分に両面から押し当てて冷却を行う。
したがって、エアヒータ77で予熱する際にセンタリングピン95でポート200を押圧することで、センタリングピン95に従った適切な位置にポート200を移動させることができる。したがって、予熱時にポート200の溶解を均一に行うことができる。
また、ポート200を溶着する際には、ポート200がポートシール金型81,81の凹部81a,81aに倣って移動することで、ポート200が凹部81a,81a内に正確に位置決めされる。その結果、ピンホールに代表される溶着不良を招くことなくポート200をバッグ本体100に取付けることができる。
20…本体作製部、30…搬送部、40…ポート取付け部、50…充填部
32…位置決め装置、321…搬送コンベア、325…搬送方向位置決めガイド
326…第1幅方向位置決めガイド、329…第2幅方向位置決めガイド
34…蓄積装置、342…バッグ蓄積容器、343…昇降台
60…開口移載装置、61A…上部フレーム、61B…下部フレーム、63…プレート部材
64…吸盤
70…ポート搬送装置、71…ベルト、72…ホルダユニット、73…ポートホルダ
731…ホルダケース、732…ホールドリング
732a〜732d…セグメント、732e…スプリング溝
733…スパイラルスプリング、734…回転シャフト、738…ポート支持ピン
76…ポート予熱装置、77…エアヒータ、78…ポート回転機構
80…ポート溶着装置、81…ポートシール金型、81a…凹部
90…ポート調心装置、91…エアシリンダ、95…センタリングピン、95a…突起
100…バッグ本体、101…開口部、200…ポート
F…フィルム、S…間隙
Claims (6)
- バッグ本体を作製する本体作製部と、
前記バッグ本体作製部で作製された前記バッグ本体にポートを溶着により取り付けるポート取付け部と、
前記ポート取付け部で前記ポートが取り付けられたバッグ本体に内容物を充填する充填部と、を備え、
前記ポート取付け部は、前記ポートを前記バッグ本体の開口部に挿入する際に、前記ポートを保持するポートホルダを備え、
前記ポートホルダは、複数のセグメントの組み合わせから構成され、前記ポートを直接保持するリング状保持体と、縮径される向きの弾性力を前記リング状保持体に付与するリング状弾性体と、を備え、
前記リング状保持体の外周には溝が周方向に沿って形成されており、前記溝内に、前記リング状弾性体が配置されることを特徴とする樹脂バッグ製造設備。 - 前記ポートを保持する前記リング状保持体が回転可能に設けられている、
請求項1に記載の樹脂バッグ製造設備。 - 前記ポート取付け部は、センタリング部材を備え、
前記センタリング部材は、
前記リング状保持体に保持されている前記ポートから離れている第一の位置と、前記ポートに接触して軸方向に前記ポートを押す第二の位置と、を進退可能であるとともに、
前記第二の位置にあるときには、前記リング状保持体の回転に伴って従動回転する、
請求項2に記載の樹脂バッグ製造設備。 - 前記本体作製部で作製された前記バッグ本体を前記ポート取付け部へ搬送する搬送部をさらに備え、
前記搬送部には、
前記バッグ本体の搬送方向の先端部を係止させる搬送方向ガイドと、
前記バッグ本体の搬送方向に直交する方向に互いに接近及び離間される一対の幅方向ガイドと、を備える位置決め装置が設けられる、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂バッグ製造設備。 - 前記搬送部は、
下流工程を実行する前記ポート取付け部及び前記充填部の一方又は双方に異常が発生して停止した場合に、
前記バッグ本体を前記ポート取付け部に移送することなく蓄積する蓄積装置を備える、
請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂バッグ製造設備。 - バッグ本体を作製する本体作製部と、
前記バッグ本体作製部で作製された前記バッグ本体にポートを溶着により取り付けるポート取付け部と、
前記ポート取付け部で前記ポートが取り付けられたバッグ本体に内容物を充填する充填部と、を備え、
前記ポート取付け部は、前記ポートを前記バッグ本体の開口部に挿入する際に、前記ポートを保持するポートホルダを備え、
前記ポートホルダは、複数のセグメントの組み合わせから構成され、前記ポートを直接保持するリング状保持体と、縮径される向きの弾性力を前記リング状保持体に付与する弾性体と、を備え、
前記ポートを保持する前記リング状保持体が回転可能に設けられており、
前記ポート取付け部は、センタリング部材を備え、
前記センタリング部材は、
前記リング状保持体に保持されている前記ポートから離れている第一の位置と、前記ポートに接触して軸方向に前記ポートを押す第二の位置と、を進退可能であるとともに、
前記第二の位置にあるときには、前記リング状保持体の回転に伴って従動回転することを特徴とする樹脂バッグ製造設備。
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