JPWO2012014283A1 - 光モジュール - Google Patents

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Abstract

発光素子1から出射した光を、レンズ2により、光ファイバ4の長手方向を含む平面内で前記光ファイバの長手方向に対して所定の角度を有するよう配置された波長分離フィルタ3を経由して、前記光ファイバに結像させる光モジュールにおいて、次の(1)、(2)又は(3)により生じる非点収差によって、前記波長分離フィルタで発生する非点収差を相殺する。(1)前記発行素子を、前記平面内で前記レンズの中心軸に直交する方向にオフセットさせて配置すること。(2)前記レンズと前記波長分離フィルタとの間に、前記平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有する誘電媒質基板を備えること。(3)前記レンズと前記波長フィルタとの間に光アイソレータを配置し、それが、前記平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有する平行平板であるファラデー回転子を備えること。

Description

本発明は、光モジュールに関する。
光の波長分離を必要とする通信用光送受信モジュールは、一般に、送信信号光を発生するための発光素子と、発光素子から出射した光を光ファイバに結像するためのレンズと、送信信号光と受信信号光の光を波長分離するための波長分離フィルタと、光ファイバから出射される受信信号光を受光するための受光素子と、受光素子に光を結像するためのレンズと、により構成されている(例えば、下記特許文献1参照)。このような通信用光送受信モジュールでは、発光素子から出射される上りの信号光は、レンズ、波長分離フィルタを通過し光ファイバへ結像される。一方、光ファイバから出射される下りの信号光は波長分離フィルタで反射されレンズを通過し、受光素子へ結像される。
このような通信用光送受信モジュールの波長分離フィルタは、一般に、平行平板の誘電体基板に誘電体多層膜を形成することにより形成される。誘電体基板としては、例えば、屈折率が約1.5のBK7などが用いられる。
特開2005−202157号公報
しかしながら、上記従来の通信用光送受信モジュールによれば、波長分離フィルタは送信信号光と受信信号光を分離する目的で、光ファイバから出射される受信信号光を光ファイバに対し約90度で反射させるように、光ファイバに対し約45度の角度で配置される。発光素子より発生する送信信号光はレンズおよび約45度に配置された波長分離フィルタを通過するため、波長分離フィルタを通過した際に収差が発生することになり、波長分離フィルタがない場合と比べ光ファイバへの結合効率は低下する、という問題があった。特に、レンズに非球面レンズを使用した場合、影響が顕著になる。また、収差のうち光ファイバへの結合効率低下に大きく起因する収差は非点収差である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、非点収差による結合効率の低下を抑制し、高結合効率を実現することができる光モジュールを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、発光素子と、光ファイバと、前記光ファイバの長手方向を含む面内での前記光ファイバの長手方向に対して所定の角度を有するよう配置される波長分離フィルタと、前記発光素子から出射した光を、前記波長分離フィルタを経由して前記光ファイバに結像させるレンズと、を備え、前記発光素子を、前記レンズの中心軸に対して前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面内の前記レンズの中心軸に直交する方向にオフセットさせて配置する、ことを特徴とする。
本発明にかかる光モジュールは、非点収差による結合効率の低下を抑制し、高結合効率を実現することができる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の光モジュールの構成例を示す図である。 図2は、結合効率のシミュレーション結果を示す図である。 図3は、非点収差量のシミュレーション結果を示す図である。 図4は、実施の形態2の光モジュールの構成例を示す図である。 図5は、実施の形態2の光モジュールの構成例を示す図である。 図6は、実施の形態3の光モジュールの構成例を示す図である。 図7は、実施の形態4の光モジュールの構成例を示す図である。 図8は、実施の形態5の光モジュールの構成例を示す図である。 図9は、実施の形態6の光モジュールの構成例を示す図である。 図10は、実施の形態7の光モジュールの構成例を示す図である。 図11は、実施の形態8の光モジュールの構成例を示す図である。 図12は、実施の形態9の光モジュールの構成例を示す図である。 図13は、実施の形態10の光モジュールの構成例を示す図である。 図14は、実施の形態11の光モジュールの構成例を示す図である。
以下に、本発明にかかる光モジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態1の構成例を示す図である。図1に示すように本実施の形態の光モジュールは、発光素子1と、レンズ2と、波長分離フィルタ3と、光ファイバ4と、で構成される。本実施の形態の光モジュールは、例えば通信用光送受信モジュールである。通信用光送受信モジュールの場合、波長分離フィルタ3は、送信信号光と受信信号光の光を波長分離し、波長分離された受信信号光は、図示しない受光素子に入射される。なお、本実施の形態の光モジュールは、通信用光送受信モジュールに限らず、発光素子から出射されたがレンズおよび傾きを有する波長分離フィルタを経由して光ファイバに結像するような光モジュールであればよく、例えば受信モジュールの機能を有しない光送信モジュールでもよい。
本実施の形態の発光素子1は、レンズ2の中心軸Aに対しオフセット量Bだけオフセットする。光経路Cは、発光素子1から出射した光の経路の一例を示している。発光素子1から出射した光(送信信号光)は、レンズ2を通過し、レンズ2により屈折した後、波長分離フィルタ3を通過し、光ファイバ4に結像する。波長分離フィルタ3はタンジェンシャル面内で光ファイバ4の長手方向に対し約45度の角度の傾きを持つよう配置される。なお、この角度は、光モジュールの光学系の設計に依存する値であり、約45度に限らず、光学系の設計に対応したどのような値であってもよい。
本実施の形態では、発光素子1がレンズ2の中心軸Aに対してオフセットしているため、レンズ2からの出射光は、レンズ2等の光学特性と各構成要素の配置に対応して出射角が決まる。光ファイバ4の研磨角度はレンズ2から出射した角度に対し、最も結合効率が高くなるような研磨角度とする。なお、研磨角度を調整する代わりに、結合効率が高くなるように光ファイバ4を傾けても良い。また、発光素子1とレンズ2は一体となっていても良い。
次に、本実施の形態の動作および効果について説明する。発光素子1から出射した光はレンズ2、波長分離フィルタ3を通過し光ファイバ4に結像される。このとき、波長分離フィルタ3で発生する非点収差を打ち消すように発光素子1をレンズ2の中心軸Aからオフセットさせて配置することにより、非点収差を補正し、結合効率を向上させることができる。
平行平板構造を有する波長分離フィルタ3を通過することで発生する非点隔差Δzは近似的に以下の式(1)で表すことができる。
Figure 2012014283
ここで、Qtはタンジェンシャル面における像点、Qsはサジタル面における像点を示している。なお、タンジェンシャル面は、光軸と主光線を含む面であり、波長分離フィルタ3の傾きが現れる面である。サジタル面は主光線を含みタンジェンシャル面に垂直な面である。θは波長分離フィルタ3への光の入射角を示しており、nは波長分離フィルタ3の屈折率を示し、dは波長分離フィルタ3の厚みを示している。
上記式(1)から分かるようにΔzは0以上、つまり、タンジェンシャル面上の結像点に対しサジタル面上の結像点の方が短くなる。波長分離フィルタ3で発生する、このような非点収差は発光素子1をレンズ2の中心軸からオフセット配置することにより相殺することができる。これは、定性的にはザイデルの3次の収差論において以下のように解釈することができる。
発光素子1がレンズ2の中心軸外に配置された場合を考えると、物点の高さ(発光素子1のレンズ2に対するオフセット量に相当)hに対応する像高h´が決定する。このh´に対応するタンジェンシャル面,サジタル面の縦方向の像点の倒れ量をそれぞれΔzt、Δzsとすると、Δzt、Δzsは以下の式(2)により算出することができる。
Figure 2012014283
ここで、IIIは非点収差係数を示し、光学系における各面で発生する非点収差係数の和であり、また、n´は像点における媒質の屈折率を示している。発光素子1をレンズ2の中心軸外に配置したことによる非点隔差Δz´はΔz´=(Δzt−Δzs)=−nh´2IIIとなる。
従って、非点収差係数III>0となる光学系において、物点を軸外に配置する(発光素子1がレンズ2の中心軸外に配置する)ことで、非点収差が発生しサジタル面における像点に対しタンジェンシャル面における像点は短くなる。このため、波長分離フィルタ3で発生する非点隔差を、発光素子1をレンズ2の中心軸A上からオフセットさせることにより生じる非点隔差により相殺することが可能となる。
一般に、物点が焦点距離より長く、発光素子からの出射光が集光する範囲において、集光レンズ(凸レンズ)では非点収差係数IIIは0より大きいため、軸外に物点を配置することで、収差を相殺することが可能である。ここでの説明は、近似的、かつ定性的な説明であり厳密性を欠くが、波長分離フィルタ3により発生した非点隔差を、レンズ2の軸外に発光素子1を配置することによりサジタル面の像点位置よりタンジェンシャル面の像点位置を短くし、非点収差を相殺できる原理を説明した。
一方、発光素子1から出射した光が光ファイバ4に結像する場合、結合効率は発光素子1から出射した光の電場の複素振幅と光ファイバ4から出射する光の電場の複素振幅の重なり積分で計算することができ、以下の式となる。
Figure 2012014283
ここで、fL(x,y)は発光素子1から射出される光の複素振幅を示し、fr(x,y)は光ファイバ4から射出される光の複素振幅を示している。x,yは、光軸に直交する平面(xy平面)内のx座標値およびy座標値を示す。また、*は複素共役を示している。発光素子1から出射した光の波面が崩れることなく、つまり、位相がずれることなく、光ファイバ4上に結像すれば高い結合効率を得ることができるが、収差の影響により発光素子1と光ファイバ4の電場の複素振幅の位相がずれると結合効率は低下する。図1に示したように発光素子1と光ファイバ4間に波長分離フィルタ3が配置される場合、波長分離フィルタ3による収差が発生し、結合効率が低下する。
図2は、結合効率のシミュレーション結果を示す図である。図2は、上記式(3)に基づいて結合効率をシミュレーションにより求めた結果を示しており、発光素子1からの出射光はガウスビームを、光ファイバ4はシングルモードファイバを仮定し、また、波長分離フィルタ3は厚み0.3mmとし、波長分離フィルタ3の傾き角度は45度を仮定している。図2の横軸はレンズ2の中心軸Aから発光素子1までのオフセット量を示しており、縦軸は光ファイバへの結合効率を示している。ここでは、例えば、発光素子1から射出される光のレンズ2へ入射前の進行方向をz軸とし、レンズ2の中心軸Aに対する発光素子1のオフセットの方向(タンジェンシャル面内でレンズ2の中心軸Aと直交する方向)をx軸とする。図1では、右向きを+z方向とし、上向きを+x方向とする。また、レンズ2の中心軸Aのx座標値を0とする。この場合、図1の例では、発光素子1は、レンズ2の中心軸Aに対して下方向にオフセット量Bを有しているため、x軸の−方向にオフセットを有することになる。図2に示したシミュレーション結果により、レンズ2の中心軸Aから発光素子1の位置がずれることにより、結合効率が向上することが分かる。
図3は、非点収差量のシミュレーション結果を示す図である。シミュレーション条件は図2のシミュレーションと同様である。発光素子1の位置がレンズ2の中心軸Aからずれる(オフセット量Bの絶対値が大きくなる)ことにより、収差量が減少していることが分かる。従って、タンジェンシャル面内で発光素子1をレンズ2の中心軸Aからオフセットさせ軸外に配置することで、波長分離フィルタ3による非点収差を相殺し、結合効率を向上させることができる。
なお、発光素子1のレンズ2の中心軸Aに対し発光素子1の位置に対する結合効率シミュレーション結果および収差量が非対称に変化するのは、波長分離フィルタ3による光の入射角が変動し、波長分離フィルタ3で発生する収差がx座標上の+方向と−方向とで異なるためである。例えば、図2の例では、発光素子1を、−x方向にオフセットさせた方が、+方向にオフセットさせた場合に比べ結合効率が高くなる。この非対称の特性は、光学系全体の光学性能や配置などによって定まる。従って、光学系全体の光学性能や配置などに応じて、発光素子1のオフセット量をx座標上の+方向と−方向の方向まで考慮して、設定することにより、収差を低減し、最適な結合効率を向上することができる。
なお、本実施の形態では、発光素子1が出射する光がレンズ2および波長分離フィルタ3を経由して光ファイバ4に結像する場合について説明したが、光ファイバから出射する光がレンズおよび波長分離フィルタを経由して受光素子に結像する光受信モジュールの場合にも本実施の形態の非点収差補正を同様に適用することができる。すなわち、受光素子に光を結像するためのレンズの中心軸に対して同様にオフセットさせることで、光ファイバ4から出射する光の収差は上記と同様に相殺され、受光素子への良好な結合が得られる。
このように、本実施の形態では、発光素子1を、タンジェンシャル面内でレンズ2の中心軸Aに直交する方向にレンズ2の中心軸Aに対してオフセットするよう配置した。そのため、波長分離フィルタ3を通過することにより生じる非点収差を、オフセットさせることにより生じる非点隔差により相殺する。したがって、非点収差による結合効率の低下を抑制し、高結合効率を実現することができる。
実施の形態2.
図4および図5は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態2の構成例を示す図である。図4および図5では、発光素子1から射出される光のレンズ2へ入射前の進行方向をz軸とし、図4は、xz平面図を示し、図5はyz平面図を示している。
図4,5に示すように、本実施の形態の光モジュールは、発光素子1と、レンズ2と、波長分離フィルタ3と、光ファイバ4と、平行平板構造を有するガラス基板5と、で構成される。実施の形態1と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、レンズ2の中心軸に対しオフセットさせず、レンズ2の中心軸上に配置する。
図4に示すように、波長分離フィルタ3は、光ファイバ4に対し、y軸周りに約45度の傾きを有しているとする。そして、ガラス基板5は、波長分離フィルタ3が傾きを持つ平面に垂直な平面のうち、レンズ2の中心軸に直交する平面以外の平面内で傾きを有する(波長分離フィルタ3が傾きを持つ平面に垂直な平面のうち、レンズ2の中心軸を含む平面内で傾きを有する)。すなわち、図4の例では、波長分離フィルタ3は、y軸周りに傾きを有しているためxz平面内で傾きを有する。したがって、ガラス基板5は図5に示すように、xz平面と垂直なxy平面,yz平面のうち、レンズ2の中心軸に直交する平面であるxy平面以外の平面、すなわちyz平面内で傾きを有する(x軸周りに傾きを有する)。
上述のようにガラス基板5を配置することで発生する非点隔差は、波長分離フィルタ3で発生する非点収差を打ち消す方向に発生する。すなわち、ガラス基板5で発生する非点隔差は、上述の式(1)においてΔzが負の値を持つような非点隔差となる。このため、波長分離フィルタ3で発生する収差を相殺することができ、結合効率が向上する。なお、ガラス基板5は発光素子1の波長に対しAR(Anti Reflection)コートを有することが望ましい。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
なお、ここでは、ガラス基板5を例に説明したが、ガラス基板5に限らず、誘電媒質であれば、ガラス基板5以外を用いてもよい。
このように、本実施の形態では、レンズ2と波長分離フィルタ3の間にガラス基板5を配置し、ガラス基板5が波長分離フィルタ3が傾きを持つ平面に垂直な平面のうち、レンズ2の中心軸に直交する平面以外の平面に傾きを有するようにした。そのため、波長分離フィルタ3を通過することにより生じる非点収差を、ガラス基板5を通過させることにより生じる非点隔差により相殺する。したがって、非点収差による結合効率の低下を抑制し、高結合効率を実現することができる。
実施の形態3.
図6は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態3の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールは、送受信機能を有する送受信光モジュールであり、発光素子1と、レンズ2と、波長分離フィルタ3と、光ファイバ4と、レンズ6と、受光素子7と、で構成される。実施の形態1と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、光ファイバ4から出射した光は、波長分離フィルタ3により受光素子7側に反射され、レンズ(受光側レンズ)6により受光素子7に結像する構造を有している。なお、受光素子7とレンズ6は一体となっていても良い。なお、発光素子1をレンズ2の中心軸に対しオフセットさせず、ガラス基板5を実施の形態2と同様に配置するようにしても良い。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
このように、本実施の形態では、送受信機能を有する送受信光モジュールにおいて、実施の形態1と同様に、発光素子1をレンズ2の中心軸に対しオフセットさせるようにした。そのため、送受信光モジュールにおいて、送信信号について、非点収差による結合効率の低下を抑制し、高結合効率を実現することができる。
実施の形態4.
図7は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態4の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールは、発光素子1と、レンズ2と、波長分離フィルタ3と、光ファイバ4と、レンズ6と、発光素子8と、で構成される。実施の形態1と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
発光素子8から出射した光は、波長分離フィルタ3により光ファイバ4側に反射され、光ファイバ4に結像する構造を有している。以上述べた以外の本実施の形態の動作は、実施の形態1と同様である。
図7に示したように、発光素子を2つ有する光モジュールでは、発光素子1から出射する光は、実施の形態1と同様に波長分離フィルタ3を経由するが、実施の形態1と同様にレンズ2の中心軸に対してオフセットさせるため、波長分離フィルタ3による非点収差は補正される。一方、発光素子8から出射した光は、レンズ6を経由した後、波長分離フィルタ3により光ファイバ4側に反射される。この際、波長分離フィルタ3の実装角度精度±θに対し光の反射角度は±2θとなるため、波長分離フィルタ3の実装角度精度により光ファイバ4への結合効率への影響が大きい。このため、波長分離フィルタ3の配置角度精度を高くすることが望ましい。なお、レンズ6は、本実施の形態では、送信側レンズとして機能する。
なお、本実施の形態では、発光素子を2つとした場合を示したが、発光素子を3つ以上とする場合に、波長分離フィルタ3を通過する光を出射する発光素子を、波長分離フィルタ3による非点収差を補正するように、当該光を結像させるためのレンズの中心軸に対してオフセットさせるようにしてもよい。
このように、本実施の形態では、発光素子を2つ以上有する光モジュールにおいて、実施の形態1と同様に、発光素子1をレンズ2の中心軸に対しオフセットさせるようにした。そのため、発光素子を2つ以上有する光モジュールにおいて、非点収差による結合効率の低下を抑制し、高結合効率を実現することができる。
実施の形態5.
図8は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態5の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールは、発光素子1と、レンズ2と、波長分離フィルタ3と、光ファイバ4と、レンズ6と、受光素子7と、光アイソレータ9と、で構成される。本実施の形態の光モジュールは実施の形態3の光モジュールに、光アイソレータ9を追加している。実施の形態3と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態3と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、レンズ2と波長分離フィルタ3の間に光アイソレータ9を配置する。したがって、実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、光アイソレータ9を配置することにより、発光素子1から出射した光の反射戻り光や、光ファイバ4から光モジュール内に入射する発光素子1と同一波長を有する光が発光素子1に戻るのを防ぎ光源の出力を安定化させることができる。
実施の形態6.
図9は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態6の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールは、発光素子1と、レンズ2と、波長分離フィルタ3と、光ファイバ4と、レンズ6と、発光素子8と、光アイソレータ10,11と、で構成される。本実施の形態の光モジュールは、実施の形態4の光モジュールに、光アイソレータ10,11を追加している。実施の形態4と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態4と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、光アイソレータ11をレンズ2と波長分離フィルタ3の間に配置し、また、光アイソレータ11をレンズ6と波長分離フィルタ3の間に配置する。これにより、発光素子1から出射した光および発光素子8から出射した光の反射戻り光を防ぎ、また光ファイバ4から入射する発光素子1と同一波長を有する光および発光素子8と同一波長を有する光が発光素子1または発光素子8へ戻るのを防ぎ光源の出力を安定にさせることができる。
なお、光アイソレータ10,11の2つを配置する代わりに、光ファイバ4と波長分離フィルタ3の間に光アイソレータ12を配置してもよい。この場合、光アイソレータが1つで済むことによる低コスト化の効果が得られるとともに、また、レンズ2およびレンズ6から光アイソレータ12までの距離が離れるため、光アイソレータ12の有効径を小さくすることが可能となり、さらに低コスト化が可能となる。
実施の形態7.
図10は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態7の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールの構成は、実施の形態5または実施の形態6の光モジュールと同様である。実施の形態5または6と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態5または6と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、実施の形態5,実施の形態6の光モジュールにおいてレンズ2と波長分離フィルタ3の間に配置されている光アイソレータ9,10を、光アイソレータを構成するファラデー回転子が平行平板であり、かつ、この平行平板が波長分離フィルタ3の傾き角と垂直方向の傾きを持つ構造を有する(波長分離フィルタ3が傾きを有する平面と直交する平面のうちレンズ2の中心軸を含む平面で傾きを有する)ように構成する。この様な構造を有する光アイソレータ9,10の厚みおよび角度を光学系全体における収差が小さくなるように設計することで、例えば、レンズ2の中心軸に対し軸外に配置する発光素子1による収差の補正に加え、さらに光アイソレータ9,10により収差を補正することができる。また、実施の形態6で、光アイソレータ12を配置する場合には、光アイソレータ12により収差を補正してもよい。
なお、このように、光アイソレータによる補正を行う構成で、実施の形態2と同様に、発光素子1をレンズ2の中心軸に対しオフセットさせず、レンズ2と光ファイバ4の間にガラス基板5を傾けて配置しても良い。また、発光素子1をレンズ2の中心軸に対しオフセットさせず、さらにガラス基板5を配置せず、光アイソレータ9,10により収差を補正してもよい。
実施の形態8.
図11は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態8の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールの構成は、実施の形態3の光モジュールに、波長分離フィルタ13と、レンズ14と、受光素子15と、を追加している。実施の形態3と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態3と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、光ファイバ4から出射した光のうち波長分離フィルタ13で受光素子15側に反射された光は、レンズ14により受光素子15に結像する。また、光ファイバ4から出射した光のうち波長分離フィルタ13を通過した光は、波長分離フィルタ3で反射されてレンズ6により受光素子7に結像する。発光素子1から出射した光は、波長分離フィルタ3を通過した後、さらに波長分離フィルタ13を通過して光ファイバ4に結像する。このため、実施の形態1に比べ収差は大きくなる。したがって、波長分離フィルタ3および波長分離フィルタ13により生じる収差に応じて、レンズ2の中心軸に対する発光素子1のオフセット量を設定することで、収差を相殺する。また、オフセット量によりレンズ2を通過後の光の出射角度は異なるため、出射角度に応じて光ファイバ4の研磨角または光ファイバ4の角度を最適に調整することで高い結合効率を得ることができる。
なお、レンズ14と受光素子15とは一体となっていても良い。また、レンズ2と波長分離フィルタ3の間に光アイソレータを配置しても良く、また、実施の形態7で記述したような、収差補正機能を有する光アイソレータを配置しても良い。また、実施の形態2で示すように、発光素子1をレンズ2の中心軸上に配置し、収差を補正する機能を有するガラス基板5を配置しても良い。
このように、本実施の形態では、発光素子1から出射した光が、2つの波長分離フィルタ(波長分離フィルタ3,波長分離フィルタ13)を通過する場合に、2つの波長分離フィルタにより生じる収差に応じて、レンズ2の中心軸に対する発光素子1のオフセット量を設定するようにした。そのため、発光素子1から出射した光が、2つの波長分離フィルタを通過する場合にも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態9.
図12は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態9の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールの構成は、実施の形態6の光モジュールに、実施の形態8と同様の波長分離フィルタ13と、レンズ14と、受光素子15と、を追加している。実施の形態6または実施の形態8と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態6または実施の形態8と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、発光素子8から出射した光は波長分離フィルタ13を通過するため、収差が発生する。したがって、レンズ6の中心軸に対し、発光素子8を発光素子1と同様にオフセットして配置することで、波長分離フィルタ13による収差を補正し、発光素子8から出射した光についても高結合効率を得ることが可能となる。
また、本実施の形態の光アイソレータ10、11(または光アイソレータ12)を実施の形態7で示すような収差補正が可能な構造を有する光アイソレータとしても良い。また、実施の形態2と同様に、発光素子1をレンズ2の中心軸と同軸上に配置し、レンズ2と波長分離フィルタ13の間にガラス基板5を傾けて配置しても良い。また、同様に、レンズ6の中心軸と同軸上に発光素子8を配置し、レンズ6と波長分離フィルタ13の間にガラス基板5を傾けて配置しても良い。また、発光素子1をレンズ2の中心軸に対しオフセットさせず、さらにガラス基板5を配置せず、光アイソレータ10、11(または光アイソレータ12)により収差を補正してもよい。
実施の形態10.
図13は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態10の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールの構成は、実施の形態9の光モジュールに、レンズ(フィルタ間レンズ)16を追加している。実施の形態9と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態9と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、波長分離フィルタ3と波長分離フィルタ13の間にレンズ16を配置する。発光素子1から出射した光および発光素子8から出射した光がレンズ16の前側主面の中心を通過する配置とする。すなわち、レンズ16への入射角と出射角が等しくなるように配置され、レンズ16における収差が最も小さくなるようにしている。このようにレンズ16を配置することで、各発光素子と光ファイバ4の間の距離を大きくとることができ、レンズ2と光アイソレータ10の間の距離およびレンズ6と光アイソレータ11の間の距離を長くとることができるようになり、光アイソレータの有効面積を小さくすることができ、低コスト化が可能となる。なお、レンズ16は光ファイバ4と波長分離フィルタ13の間に配置してもよい。
実施の形態11.
図14は、本発明にかかる光モジュールの実施の形態11の構成例を示す図である。本実施の形態の光モジュールの構成は、実施の形態10の光モジュールに、レンズ(フィルタ光ファイバ間レンズ)17を追加している。実施の形態10と同一の機能を有する構成要素は、実施の形態10と同一の符号を付して説明を省略する。なお、本実施の形態では、発光素子1は、実施の形態1と同様に、レンズ2の中心軸に対しオフセットして配置される。
本実施の形態では、光ファイバ4と波長分離フィルタ13の間にレンズ17を配置する。発光素子1から出射した光および発光素子8から出射した光が、レンズ16およびレンズ17の前側主面の中心を通過する配置となっている。すなわち、レンズ16,17への入射角と出射角が等しくなるように配置され、レンズ16,17における収差が最も小さくなるように配置されている。
発光素子8は、レンズ6の中心軸上に配置されている。また、レンズ16の焦点位置に発光素子1の像点および発光素子8の像点が位置するような構成となっており、レンズ16とレンズ17の間の光はコリメート光となっている。このように波長分離フィルタ13を通過する光をコリメート光とすることで、波長分離フィルタ13では収差がほとんど発生せず、発光素子8から出射する光は収差の影響なく光ファイバ4に結像する。
一方、発光素子1から出射する光は波長分離フィルタ3を非コリメート光として通過するため、波長分離フィルタ3による収差が発生する。そのため、実施の形態1と同様、レンズ2の中心軸に対し軸外に発光素子1をオフセットさせ、収差を補正している。
本実施の形態では、実施の形態10と同様に、各発光素子と光ファイバ4の間の距離を長くとることができ、レンズ2と光アイソレータ10の間の距離および光アイソレータ10,11とレンズ6の間の距離を長くとることができるようになり、光アイソレータの有効面積を小さくすることができ、低コスト化が可能となる。
以上のように、本発明にかかる光モジュールは、通信用光送受信モジュールに有用であり、特に、傾きを有して配置される波長分離フィルタを用いる通信用光送受信モジュールに適している。
1,8 発光素子
2,6,14,16,17 レンズ
3,13 波長分離フィルタ
4 光ファイバ
5 ガラス基板
7,15 受光素子
9,10,11,12 光アイソレータ
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、発光素子と、光ファイバと、前記光ファイバの長手方向を含む面内での前記光ファイバの長手方向に対して所定の角度を有するよう配置される波長分離フィルタと、前記発光素子から出射した光を、前記波長分離フィルタを経由して前記光ファイバに結像させるレンズと、平行平板であるファラデー回転子を備え、この平行平板が前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有し、前記レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される光アイソレータと、を備える、ことを特徴とする。

Claims (15)

  1. 発光素子と、
    光ファイバと、
    前記光ファイバの長手方向を含む面内で前記光ファイバの長手方向に対して所定の角度を有するよう配置される波長分離フィルタと、
    前記発光素子から出射した光を、前記波長分離フィルタを経由して前記光ファイバに結像させるレンズと、
    を備え、
    前記発光素子を、前記レンズの中心軸に対して前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面内で前記レンズの中心軸に直交する方向にオフセットさせて配置する、
    ことを特徴とする光モジュール。
  2. 発光素子と、
    光ファイバと、
    前記光ファイバの長手方向を含む面内での前記光ファイバの長手方向に対して所定の角度を有するよう配置される波長分離フィルタと、
    前記発光素子から出射した光を、前記波長分離フィルタを経由して前記光ファイバに結像させるレンズと、
    前記レンズと前記波長分離フィルタとの間に、前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有するよう配置された誘電媒質基板と、
    を備える、
    ことを特徴とする光モジュール。
  3. 発光素子と、
    光ファイバと、
    前記光ファイバの長手方向を含む面内での前記光ファイバの長手方向に対して所定の角度を有するよう配置される波長分離フィルタと、
    前記発光素子から出射した光を、前記波長分離フィルタを経由して前記光ファイバに結像させるレンズと、
    平行平板であるファラデー回転子を備え、この平行平板が前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有し、前記レンズと前記波長フィルタとの間に配置される光アイソレータと、
    を備える、
    ことを特徴とする光モジュール。
  4. 受光素子と、
    前記光ファイバから出射した光を、前記受光素子に結像させる受光側レンズと、
    をさらに備え、
    前記波長分離フィルタは、前記光ファイバから出射した光を反射させて前記受光側レンズに入射させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  5. 受光素子と、
    前記光ファイバから出射した光を、前記受光素子に結像させる受光側レンズと、
    をさらに備え、
    前記波長分離フィルタは、前記光ファイバから出射した光を反射させて前記受光側レンズに入射させる、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の光モジュール。
  6. 前記発光素子を第1の発光素子とし、前記レンズを第1の送信側レンズとし、
    第2の発光素子と、
    前記第2の発光素子から出射した光を、前記光ファイバに結像させる第2の送信側レンズと、
    をさらに備え、
    前記波長分離フィルタは、前記第2の送信側レンズを経由して入射される前記第2の発光素子から出射した光を反射させて前記光ファイバに入射させる、
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の光モジュール。
  7. 前記レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される光アイソレータ、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または4に記載の光モジュール。
  8. 前記第1の送信側レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される第1の光アイソレータと、
    前記第2の送信側レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される第2の光アイソレータと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の光モジュール。
  9. 前記波長分離フィルタと前記光ファイバとの間に配置される光アイソレータ、
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の光モジュール。
  10. 前記光アイソレータを構成するファラデー回転子は平行平板として構成され、この平行平板が前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有する、
    ことを特徴とする請求項7または9に記載の光モジュール。
  11. 前記第1の光アイソレータを構成するファラデー回転子は平行平板として構成され、この平行平板が前記波長分離フィルタが前記所定の角度を有する平面と直交する平面のうち前記レンズの中心軸を含む平面で傾きを有する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の光モジュール。
  12. 前記波長分離フィルタを第1の波長分離フィルタとし、前記受光側レンズを第1の受光側レンズとし、前記受光素子を第2の受光素子とし、
    第2の受光素子と、
    前記光ファイバと前記第1の波長分離フィルタの間に配置され、前記光ファイバから出射した光の一部の光を前記第1の波長分離フィルタ側に通過させ、前記一部の光以外の前記光ファイバから出射した光を反射させて前記第2の受光素子に入射させる第2の波長分離フィルタと、
    前記第2の波長分離フィルタから入射される光を前記第2の受光素子に結像させる第2の受光側レンズと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の光モジュール。
  13. 前記波長分離フィルタを第1の波長分離フィルタとし、
    受光素子と、
    前記光ファイバと前記第1の波長分離フィルタの間に前記光ファイバの長手方向を含む面内で前記光ファイバの長手方向に対して所定の傾き角度を有するよう配置され、前記光ファイバから出射した光の一部の光を前記第1の波長分離フィルタ側に通過させ、前記一部の光以外の前記光ファイバから出射した光を反射させて前記受光素子に入射させる第2の波長分離フィルタと、
    前記第2の波長分離フィルタから入射される光を前記受光素子に結像させる受光側レンズと、
    をさらに備え、
    前記第2の発光素子を、前記第2の送信側レンズの中心軸に対して前記第2の波長分離フィルタが前記所定の傾き角度を有する平面内で前記第2の送信側レンズの中心軸に直交する方向にオフセットさせて配置する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光モジュール。
  14. 前記第1の送信側レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される第1の光アイソレータと、
    前記第2の送信側レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される第2の光アイソレータと、
    前記第1の波長分離フィルタと前記第2の波長分離フィルタとの間に配置されるフィルタ間レンズと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項13に記載の光モジュール。
  15. 前記波長分離フィルタを第1の波長分離フィルタとし、
    受光素子と、
    前記光ファイバと前記第1の波長分離フィルタの間に配置され、前記光ファイバから出射した光の一部の光を前記第1の波長分離フィルタ側に通過させ、前記光ファイバから出射した前記一部の光以外の光を反射させて、前記受光素子に入射させる第2の波長分離フィルタと、
    前記第2の波長分離フィルタから入射される光を前記受光素子に結像させる受光側レンズと、
    前記第1の送信側レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される第1の光アイソレータと、
    前記第2の送信側レンズと前記波長分離フィルタとの間に配置される第2の光アイソレータと、
    前記第1の波長分離フィルタと前記第2の波長分離フィルタとの間に配置されるフィルタ間レンズと、
    前記第2の波長分離フィルタと前記光ファイバとの間に配置されるフィルタ光ファイバ間レンズと、
    をさらに備え、
    前記フィルタ間レンズは、前記第1の波長分離フィルタから反射される光をコリメート光として前記第2の波長分離フィルタへ入射させる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の光モジュール。
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