JP2009210696A - 光送受信器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の光トリプレクサモジュールは、光送受信部が互いに異なる3方向に出力されていることから、各光送受信部の入出力信号を処理する回路を実装する基板を分割する必要があり、それ故サイズが大きくなるという欠点があった。
【解決手段】 光トリプレクサモジュールの一つの側面で、かつ直線状に配置された光送受信部に近接した位置に基板を配置し、上記光送受信部の入出力信号を処理する回路を上記基板上に実装する。このような構成とすることで、基板を分割する必要が無くなり、サイズの小型化が可能となる。また、各部から出力されるリード線は、極力短くなるように基板と接続できる構成とすることで、リード線長に起因する特性劣化を抑制することも可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光信号を双方向に伝送するシステム、例えばPON(Passive Optical Network)システム等のアクセス系光通信システムに使用される双方向光送受信器の構造に関するものである。
IEEE802.3ahをベースとしたギガビット伝送可能なPON方式であるGEPON(Gigabit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)による光通信システムは、上り(加入者→局舎)/下り(局舎→加入者)データをそれぞれ1波長の2波長多重にて構成されたシステムである。このシステムでは、ディジタルデータの双方向通信を実現しているが、近年同一システムに、ITU-T勧告J.185及びJ.186として規格化されたアナログ映像配信用の下りデータを1波長追加するシステムが立ち上がりつつある。光加入者線終端装置(ONT:Optical Network Terminal)には、前述のデータ信号送受信機能及び映像信号受信機能を有しており、本機能を実現するために光トリプレクサモジュールと呼ばれる双方向光送受信モジュールが使用されている。光トリプレクサモジュールは、1本の光ファイバの両端に設けられ、光ファイバ内で3波長多重された光信号を3信号に分離する光送受信モジュールである。従来の光トリプレクサモジュールは、図18に示すように、発光素子であるLD(Laser Diode)を含むディジタルデータ光送信部(以下、LD部1)、受光素子であるPD(Photo Diode)を含むディジタルデータ光受信部(以下、PD部2)、受光素子であるVPD(Video Photo Diode)を含むアナログ映像信号光受信部(以下、VPD部3)が互いに異なる3方向に出力されている。この理由は、従来の光トリプレクサモジュールの構造が、例えば図19に示すBOSA(Bi-directional Optical Sub-Assembly)モジュールのような現行のディジタルデータのみを送受信するLD部1及びPD部2が2方向に出力された双方向光送受信モジュールをベースとして、これにVPD部3を追加した構造となっているからである。この構造の場合、LD部1、PD部2及び光ファイバ6の光学的な位置関係は固定的に決まっており、LD部1、PD部2及び光ファイバ6と緩衝しない位置にVPD部3を追加する必要があるため、VPD部3は筐体上の不使用面(LD部1、PD部2とは異なる方向)に配置せざるを得ない構造となっている。このような理由から、図20に示すように、それぞれの信号を処理する回路を分割して複数の基板(図20では、基板23、24)に実装する必要があり、それ故、組立性が悪くなり、サイズが大きくなる、という欠点があった。結果、コストが高くなることに加え、組立時のばらつきにより性能が安定しない可能性が高くなるという問題があった。特許文献1に記載の光トリプレクサモジュールも図18と同様の構成である。
特開2007−121498号公報(11頁 図2)
図18に示す光トリプレクサモジュール等の光送受信モジュールを設計する際、LD部1、PD部2、VPD部3及び光ファイバ6の光学的な位置関係が重要である。以下で簡単にこれらの位置関係を説明する。まず、LD部1と光ファイバ6の位置関係について説明する。LD部1内の発光素子より出力された送信光は距離と共に広がっていくが、光ファイバ6に所望レベルの光信号を入射するために、光路線上に集光レンズ4eを配置する。また、光路線上には、後述するPD部2、VPD部3への受信光信号を分離する光フィルタ5j、5kが配置されるため、これらの部品の配置に基づき、集光距離が決まる。次に、PD部2、VPD部3と光ファイバ6の位置関係について説明する。光ファイバ6から入射した受信光は、PD部2入射用、VPD部3入射用で波長が異なり、それぞれの波長を分離する光フィルタ5j、5kで各波長のみを分離し、PD部2、VPD部3へ入射する。PD部2、VPD部3は受光部の面積が決まっているため、受信光が受光部におさまるように集光レンズ4f、4gを配置する。これら全ての位置関係を同一筐体内で決めていたため、従来は大幅な構造変更は行われていなかった。
しかし、光トリプレクサモジュールを使用する装置構成という観点からすると、従来の光トリプレクサモジュールは良い構造とはいえない。なぜなら、図18に示すような従来の光トリプレクサモジュールは、LD部1、PD部2、VPD部3が互いに異なる3方向に出力されており、それぞれの信号を処理する回路を実装する基板を分割(図20の例では、基板23、24に分割)する必要が生じるためである。送受信信号は、光トリプレクサモジュールのLD部1、PD部2、VPD部3のリード線を伝送するが、この部分が長いと送受信間のクロストークによる特性劣化を誘発する可能性が高くなる。この劣化要因を抑えるためには、各リード線を極力短くして基板に接続し、終端することが最も効果の得られる手法であり、従って、従来の光トリプレクサモジュールの構成の場合、基板を分割する必要があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、基板を分割する必要を無くし、組立性の改善・サイズの小型化によりコストを削減し、組立時のばらつき抑制による性能安定化を実現する装置構成を実現する光送受信器を提供することを目的とする。
本発明に係る光送受信器は、波長の異なる3以上の光送受信信号を多重して双方向に伝送する光ファイバを通して上記光送受信信号を送受信する光送受信器であって、上記光ファイバの光軸上に3個以上並設され、所定波長の光信号を反射する光フィルタ、この光フィルタに各々対応して直線状に配置され、上記光フィルタから反射された所定波長の光受信信号を受光する受光素子及び上記光フィルタを介して上記光軸上に光送信信号を発光する発光素子、上記光ファイバ、光フィルタ、受光素子、発光素子を収容する光送受信モジュール、この光送受信モジュールの側面で、上記直線状に配置された受光素子及び発光素子に近接配置され、上記発光素子への入力信号を処理する光送信回路及び上記受光素子からの出力信号を処理する光受信回路を搭載した単一の基板で構成されるようにしたものである。
本発明によれば、光ファイバを通して波長の異なる3以上の光送受信信号を双方向に伝送する光送受信器において、光送受信モジュールの側面に、上記光送受信モジュールの構成要素である発光素子及び受光素子を直線状に配置し、その近傍に、単一の基板を配置する構成としたので、上記発光素子から発光される光送信信号及び受光素子で受光される光受信信号を処理する回路が実装された基板を分割する必要が無くなり、組立性の改善・サイズの小型化によりコストが削減され、組立時のばらつき抑制による性能安定化が実現される光送受信器を提供することが可能となる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1は、光ファイバ、光フィルタ、発光素子及び受光素子が収容された光送受信モジュールの一つの側面で、かつ直線状に配置された上記発光素子及び受光素子に近接した位置に、単一の基板を配置し、上記発光素子への入力信号を処理する光送信回路及び上記受光素子からの出力信号を処理する光受信回路を上記基板上に実装した光送受信器である。以下で、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1による光トリプレクサモジュールの構造を示し、図2は、図1に示した光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の形態を示す。また、図3〜図5は、図1に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5a〜5cのフィルタ特性を示す。図3〜図5に示すフィルタは、通過帯域の異なるバンドパスフィルタであり、これらの図の場合、波長λの損失が0dBであればその光は透過することを示し、損失が40dBであればその光は反射することを示すが、損失が0dB以外でも光が透過する場合や損失が40dB以外でも光が反射する場合もあり、この場合に限るものではない。ここで、LD部1からの送信光の波長をλc、PD部2への受信光の波長をλb、VPD部3への受信光の波長をλaとする。なお、以降では、各図中、同一符号は同一部分を示す。
図1において、1はデータ信号を発光する発光素子を含むLD部、2はデータ信号を受光する受光素子を含むPD部、3は映像信号を受光する受光素子を含むVPD部、4a〜4cは光信号を光路上に集光する集光レンズ、5a〜5cは光ファイバ6の光軸上に3個並設され、各々所定波長の光送受信信号を反射する光フィルタであり、上記発光素子及び受光素子は光フィルタ5a〜5cに各々対応して直線上に配置されている。6は波長の異なるデータ送受信信号及び映像受信信号を多重して双方向に伝送する光ファイバ、7は光ファイバ6、光フィルタ5a〜5c、集光レンズ4a〜4c、発光素子を含むLD部1、受光素子を含むPD部2及びVPD部3を収容する光トリプレクサモジュールである。なお、集光レンズ4は、集光する光の波長と発光素子及び受光素子の光学的位置関係に応じて、光フィルタ5は、光ファイバ6の光軸上に並設され、透過又は反射する光の波長に応じて添え字(a〜c)を付している。以下で、図3〜図5に示した光フィルタ5a〜5cの動作内容を説明する。
光フィルタ5aでは、光ファイバ6に含まれる送受信光のうち、LD部1からの送信光(波長λc)とPD部2への受信光(波長λb)は透過する。また、VPD部3への受信光(波長λa)は、光フィルタ5aで反射し、集光レンズ4aにより集光されてVPD部3へ入射する。
次に、光フィルタ5bでは、光フィルタ5aを透過した送受信光のうち、LD部1からの送信光(波長λc)は透過する。また、PD部2への受信光(波長λb)は反射し、集光レンズ4bにより集光されてPD部2へ入射する。
最後に、光フィルタ5cでは、LD部1から出射された送信光(波長λc)が集光レンズ4cにより集光されて、光フィルタ5cで反射し、光フィルタ5a、5bを透過して光ファイバ6へ入射する。
以上のように、光フィルタ5a〜5cを動作させることにより、LD部1で発光した送信光を光ファイバ6に伝送すること及び光ファイバ6を伝送した受信光をPD部2、VPD部3で受信することが可能となる。なお、ここでは、図1に示す光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5a〜5cの一例として、図3〜図5に示すバンドパスフィルタを示したが、送受信光に含まれる波長の短い順もしくは長い順に発光素子及び受光素子を配置し、さらに光フィルタの特性をハイパスフィルタもしくはローパスフィルタとすることで、光フィルタの設計を容易にすることが可能となる。ここで、光信号のうち、ある波長よりも長い波長の光信号のみを透過する特性をもつフィルタをハイパスフィルタ、逆に、ある波長よりも短い波長の光信号のみを透過する特性をもつフィルタをローパスフィルタと定義する。以下では、光ファイバ側から送受信光の波長の短い順に発光素子及び受光素子を配置した場合の例を図6〜図9に基づいて説明する。
図6は、光ファイバ側から送受信光の波長の短い順に発光素子及び受光素子を配置した光トリプレクサモジュールの構成を示す図であり、図7〜図9は、図6に示した光トリプレクサモジュール10内の光フィルタ5d〜5fのフィルタ特性を示す。図6の例では、光ファイバ6に近い方から順に送受信光の波長が長くなっている。また、図7〜図9に示すフィルタは透過波長の異なるハイパスフィルタであり、λc<λb<λaである。以下で、図7〜図9に示した光フィルタ5d〜5fの動作内容を説明する。
光フィルタ5dでは、光ファイバ6に含まれる送受信光のうち、PD部2への受信光(波長λb)とVPD部3への受信光(波長λa)は透過する。また、LD部1から出射された送信光(波長λc)は集光レンズ4cにより集光されて、光フィルタ5dで反射し、光ファイバ6へ入射する。
次に、光フィルタ5eでは、光フィルタ5dを透過した送受信光のうち、VPD部3への受信光(波長λa)は透過する。また、PD部2への受信光(波長λb)は反射し、集光レンズ4bにより集光されて、PD部2へ入射する。
最後に、光フィルタ5fでは、光フィルタ5eを透過したVPD部3への受信光(波長λa)が反射し、集光レンズ4aにより集光されて、VPD部3へ入射する。
以上のように発光素子及び受光素子を配置し、光フィルタ5d〜5fを動作させることにより、単純なハイパスフィルタを用いて、LD部1で発光した送信光を光ファイバ6に伝送すること及び光ファイバ6を伝送した受信光をPD部2、VPD部3で受信することが可能となる。なお、図6〜図9の例では、光フィルタのフィルタ特性として、ハイパスフィルタの場合について示したが、LD部1〜VPD部3を図6とは逆順、すなわち、図10に示すように、送受信光の波長の長い順に配置(λa>λb>λc)し、図11〜図13に示すように、光フィルタ5g〜5iのフィルタ特性がローパスフィルタである構成としてもよい。
続いて、光トリプレクサモジュール7の構造について説明する。図1で、LD部1、PD部2及びVPD部3は、光フィルタ5a〜5cに対応して直線状に配置され、さらに光トリプレクサモジュール7の同一面に配置されており、各部からのリード線は、全て真下方向に伸びている。
図2において、8は光トリプレクサモジュール7の側面で、LD部1、PD部2及びVPD部3に近接配置された基板、9は光送受信器である。図2で、LD部1、PD部2及びVPD部3からのリード線は、LD部1〜VPD部3に近接配置された基板8上の実装穴に最短で直接挿入され、基板8と接続されている。基板8には、LD部1内の発光素子への入力信号を処理する光送信回路及びPD部2及びVPD部3内の受光素子からの出力信号を処理する光受信回路が搭載されている。
以上のように、本実施の形態1で説明した光送受信器9は、LD部1、PD部2及びVPD部3からのリード線が同一の基板8に最短で接続されていることから、リード線部での信号のインピーダンスミスマッチが発生しにくく、電気特性劣化が発生しにくい。また、LD部1、PD部2及びVPD部3からの信号を処理する回路を同一の基板8に配線できることから、基板を分割する必要が無くなり、組立性の改善・サイズの小型化によりコストを削減し、組立時のばらつき抑制による性能安定化を実現することが可能となる。また、送受信光に含まれる波長の短い順もしくは長い順に発光素子及び受光素子を配置し、さらに光フィルタの特性がローパスフィルタもしくはハイパスフィルタとすることで、上記の効果に加え、光フィルタの設計を容易にすることが可能となる。
なお、本実施の形態1の例では、光送受信モジュールの一例として、光ファイバ内で3波長多重された光信号をLD部、PD部、VPD部の各送受信部に伝送する光トリプレクサの場合を説明したが、さらに別の光送受信部を追加した場合であっても、LD部1、PD部2及びVPD部3の構成要素である発光素子及び受光素子と同様、光送受信モジュールの側面でかつ、基板に近接する位置、あるいはさらに波長の短い順又は長い順になる位置に、追加した別の光送受信部の構成要素である発光素子及び受光素子を配置することで、上記内容と同様の効果が得られる。
さらに、データ信号送受信機能及び映像信号送信機能を有し、2つの光送信部(ディジタルデータ光送信部、アナログ映像信号光送信部)と1つの光受信部(ディジタルデータ光受信部)で構成される光トリプレクサモジュールを使用した光送受信器にて実現されている光加入者線端局装置(OLT:Optical Line Terminal)に対しても同様の効果が得られる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、光送受信モジュールの側面に、上記光送受信モジュールの構成要素である発光素子及び受光素子を全て直線状に配置し、その近接に、単一の基板を配置する構成であったが、これらの発光素子及び受光素子のうち、1つの発光素子もしくは受光素子を光ファイバの対向方向に配置し、残りを直線状に配置し、その近傍に、単一の基板を配置することで、実施の形態1の効果に加え、光フィルタの数が減り、小型化が可能となる。また、光ファイバの対向方向に配置された発光素子もしくは受光素子と光ファイバとの結合を容易にすることが可能となり、組立性、安定性の改善を図ることが可能となる。以下では、1つの発光素子を光ファイバの対向方向に配置した場合の例を図14、図15に基づいて説明する。
図14は、本発明の実施の形態2による光トリプレクサモジュールの構造を示し、図15は、図14に示した光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の形態を示す。
図14において、4dは集光レンズ、12は光トリプレクサモジュールである。なお、集光レンズ4dは、集光レンズ4cと同様、LD部1からの送信光を光路上に集光するものであるが、光学的な位置関係が集光レンズ4cとは異なることから、別の添え字を付している。また、光フィルタ5a、5bのフィルタ特性は図4、図5に示す通りであるが、実施の形態1と同様、ハイパスフィルタもしくはローパスフィルタとしてもよい。そして、実施の形態1と同様に設計した光フィルタ5a、5bを動作させることにより、LD部1で発光した送信光を光ファイバ6に伝送すること及び光ファイバ6を伝送した受信光をPD部2、VPD部3で受信することが可能である。
次に、光トリプレクサモジュール12の構造について説明する。図14で、LD部1は、光ファイバ6の対向方向に配置されており、PD部2、VPD部3は、光トリプレクサモジュール12の同一面(ただし、LD部1とは異なる面)に配置されている。
図15において、13は基板、14は光送受信器である。図15で、LD部1からのリード線は、基板13と接続されており、PD部2、VPD部3からのリード線は、基板13上の実装穴に最短で直接挿入され、基板13と接続されている。
以上のように、本実施の形態2で説明した光送受信器14は、LD部1、PD部2及びVPD部3からのリード線が同一の基板13と接続されていることから、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、LD部1を光ファイバ6の対向方向に配置する構成は、従来の構成と同一であり、LD部1−光ファイバ6間の光路が直線になることで、LD部1からの送信光を光ファイバ6へ容易に結合させることが可能となり、実施の形態1の効果に加え、光トリプレクサモジュール12の組立性、安定性の改善を図ることが可能となる。なお、実施の形態1と同様、本実施の形態2で説明した光トリプレクサモジュールに別の光送受信部を追加した場合であっても、PD部2及びVPD部3の構成要素である受光素子と同様の位置に、追加した別の光送受信部の構成要素である発光素子及び受光素子を配置することで、同様の効果が得られる。さらに、実施の形態1と同様、光加入者線端局装置(OLT)に対しても同様の効果が得られる。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、光送受信モジュールの構成要素である発光素子及び受光素子のうち、光ファイバ6の対向方向に配置された発光素子を含む光送信部(LD部1)から基板13までの接続はリード線であるため、このリード線が長いと、LD部1からの出力信号のインピーダンスマッチングが取れずに電気特性が劣化する可能性があったが、例えば、このリード線をインピーダンスミスマッチが発生しないレベルに短くし、基板13までの接続をインピーダンスマッチングの取れたフレキシブル基板にて行うことで、インピーダンスマッチングをとることが可能となり、電気特性の劣化を抑えることが可能となる。以下では、実施の形態2において、フレキシブル基板にてLD部1から基板13までを接続した場合の例を図16に基づいて説明する。
図16は、本発明の実施の形態3による光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の形態を示す。なお、光トリプレクサモジュールの構造は、図14と同一である。
図16において、15は基板、16はインピーダンスマッチングの取れたフレキシブル基板、17は光送受信器である。図16で、LD部1からのリード線は、インピーダンスミスマッチが発生しないレベルに短くカットされ、フレキシブル基板16の一端と接続されている。そして、フレキシブル基板16の他端は、基板15と接続されている。
以上のように、本実施の形態3で説明した光送受信器17は、光トリプレクサモジュール12内のLD部1、PD部2及びVPD部3の配置が実施の形態2と同じであることから、実施の形態2と同様の効果が得られる。また、LD部1から基板15までをインピーダンスマッチングがとれたフレキブル基板16にて接続することで、実施の形態2の効果に加え、LD部1からの出力信号の電気特性の劣化を抑えることが可能となる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜実施の形態3では、光送受信モジュールの構成要素である発光素子及び受光素子の近接に、単一の基板を配置する構成、あるいはフレキシブル基板を介して上記基板と接続される構成としていた。このため、従来のように発光素子への入力信号を処理する光送信回路と受光素子からの出力信号を処理する光受信回路を別々の基板に実装した場合に比べ、光送受信回路間の位置が近づき、例えば、発光素子を駆動する電流による電磁ノイズによって電気的クロストークが発生し、受光素子の受光感度が低下する可能性があるが、光送受信回路間をシールドしたり、あるいはスリットを設けたりすることにより、電気的クロストークを低減させることが可能である。上記の方法は、実施の形態1〜実施の形態3の全てに対して、同一の方法により適用可能である。以下では、実施の形態1において、光送受信回路間にスリットを設けた場合の例を図17に基づいて説明する。図17は、本発明の実施の形態4による光送受信器の斜視図である。
図17において、18は基板、19はスリット、20は光送受信器である。図17で、LD部1内の発光素子への入力信号を処理する光送信回路とPD部2内の受光素子からの出力信号を処理する光受信回路及びVPD部3内の受光素子からの出力信号を処理する光受信回路が、基板18上に実装されており、さらにLD部1、PD部2間及びPD部2、VPD部3間にスリット19が設けられている。
以上のように、本実施の形態4で説明した光送受信器20は、LD部1、PD部2及びVPD部3からの信号を処理する回路を同一の基板18に配線されていることから、実施の形態1と同じであり、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、LD部1への光送信回路、PD部2からの光受信回路間にスリット19が設けられていることから、光送受信信号間の電気的クロストークを低減させることが可能である。また、PD部2からの光受信信号を処理する光受信回路、VPD部3からのアナログ信号を処理する光受信回路間にスリット19が設けられていることから、ディジタル信号−アナログ信号間の電気的クロストークを低減させることも可能である。なお、本実施の形態4の例では、光送受信回路間あるいはアナログ信号−ディジタル信号間にスリットを設ける場合について説明したが、これらの信号間に金属板を設ける又はグランドパタン等でシールドする場合も同様である。
本発明の実施の形態1による光トリプレクサモジュールの構造を示す図である。 図1に示した光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の形態を示す図である。 図1に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5aのフィルタ特性を示す図である。 図1に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5bのフィルタ特性を示す図である。 図1に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5cのフィルタ特性を示す図である。 本発明の実施の形態1による光トリプレクサモジュールの構造を示す図の別の一例である。 図6に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5dのフィルタ特性を示す図である。 図6に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5eのフィルタ特性を示す図である。 図6に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5fのフィルタ特性を示す図である。 本発明の実施の形態1による光トリプレクサモジュールの構造を示す図の別の一例である。 図10に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5gのフィルタ特性を示す図である。 図10に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5hのフィルタ特性を示す図である。 図10に示した光トリプレクサモジュール内の光フィルタ5iのフィルタ特性を示す図である。 本発明の実施の形態2による光トリプレクサモジュールの構造を示す図である。 図14に示した光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の形態を示す図である。 本発明の実施の形態3において、図14に示した光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の形態を示す図である。 本発明の実施の形態4において、図1に示した光トリプレクサモジュールを用いた光送受信器の斜視図である。 従来の光トリプレクサモジュールの構造を示す図である。 従来のBOSAモジュールの構造の一例を示す図である。 従来の光トリプレクサモジュールを使用した光送受信器の形態を示す図である。
符号の説明
1:LD部、2:PD部、3:VPD部、4:集光レンズ、5:光フィルタ、6:光ファイバ、7、10、11、12、18、19、21、22:光トリプレクサモジュール、8、13、15、18、23、24:基板、9、14、17、20、26:光送受信器、16、25:フレキシブル基板、19:スリット

Claims (5)

  1. 波長の異なる3以上の光送受信信号を多重して双方向に伝送する光ファイバを通して上記光送受信信号を送受信する光送受信器であって、
    上記光ファイバの光軸上に3個以上並設され、所定波長の光信号を反射する光フィルタ、
    この光フィルタに各々対応して直線状に配置され、上記光フィルタから反射された所定波長の光受信信号を受光する受光素子及び上記光フィルタを介して上記光軸上に光送信信号を発光する発光素子、
    上記光ファイバ、光フィルタ、受光素子、発光素子を収容する光送受信モジュール、
    この光送受信モジュールの側面で、上記直線状に配置された受光素子及び発光素子に近接
    配置され、上記発光素子への入力信号を処理する光送信回路及び上記受光素子からの出力信号を処理する光受信回路が搭載された単一の基板で構成されることを特徴とする光送受信器。
  2. 波長の異なる3以上の光送受信信号を多重して双方向に伝送する光ファイバを通して上記光送受信信号を送受信する光送受信器であって、
    上記光ファイバの光軸上に2個以上並設され、所定波長の光信号を反射する光フィルタ、
    この光フィルタに各々対応して直線状に配置され、上記光フィルタから反射された所定波長の光受信信号を受光する受光素子及び/又は上記光フィルタを介して上記光軸上に光送信信号を発光する発光素子、
    上記光フィルタを介在させて上記光ファイバと対向して配置され、上記光フィルタを透過
    した光受信信号を受光する受光素子又は上記光フィルタを介して上記光軸上に光送信信号を発光する発光素子、
    上記光ファイバ、光フィルタ、受光素子、発光素子を収容する光送受信モジュール、
    上記光送受信モジュールの側面で、上記直線状に配置された受光素子及び/又は発光素子に近接配置され、上記発光素子への入力信号を処理する光送信回路及び/又は上記受光素子からの出力信号を処理する光受信回路が搭載された第1の基板、
    上記光ファイバと対向して配置された受光素子又は発光素子に近接配置され、上記発光素子への入力信号を処理する光送信回路又は上記受光素子からの出力信号を処理する光受信回路が搭載された第2の基板で構成されることを特徴とする光送受信器。
  3. 光送受信モジュール側面で、かつ直線状に配置された受光素子が受光する光受信信号及び発光素子が発光する光送信信号の波長の短い順、もしくは長い順に上記受光素子及び発光素子を配置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光送受信器。
  4. 光ファイバと対向して配置された受光素子又は発光素子のリード端子をフレキシブル基板の一端に接続し、上記光送受信モジュールの側面で、上記直線状に配置された受光素子及び/又は発光素子に近接配置され、上記発光素子への入力信号を処理する光送信回路及び上記受光素子からの出力信号を処理する光受信回路を搭載した基板に上記フレキシブル基板の他端を接続することを特徴とする請求項2に記載の光送受信器。
  5. 光送信回路及び/又は光受信回路が搭載された基板であって、該基板上の隣接する上記光送受信回路間にシールドあるいはスリットを形成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光送受信器。
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