JP2009251600A - Tri−Plexer光サブアセンブリを搭載した光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】Tri−Plexerアセンブリを搭載した光モジュールを提供する。
【解決手段】Tri−Plexerモジュールは、デジタル入力及び出力信号を送受する双方向モジュール、及び、アナログ光信号を受信するアナログ光サブアセンブリを備えている。双方向モジュールは、発光素子及び受光素子の双方を単一のパッケージ内に搭載している。アナログ光モジュールは、その光軸が、双方向光モジュールの光軸と略直角になるように組立てられる。本モジュールの信号グランドは、アナログモジュールと共通であり、デジタルデータを受信する部分と共通である。一方、モジュールのシャーシグランド又はフレームグランドは、信号グランドからは分離されている。
【選択図】図5
【解決手段】Tri−Plexerモジュールは、デジタル入力及び出力信号を送受する双方向モジュール、及び、アナログ光信号を受信するアナログ光サブアセンブリを備えている。双方向モジュールは、発光素子及び受光素子の双方を単一のパッケージ内に搭載している。アナログ光モジュールは、その光軸が、双方向光モジュールの光軸と略直角になるように組立てられる。本モジュールの信号グランドは、アナログモジュールと共通であり、デジタルデータを受信する部分と共通である。一方、モジュールのシャーシグランド又はフレームグランドは、信号グランドからは分離されている。
【選択図】図5
Description
本出願は、2008年4月8日に出願された米国特許仮出願第61/071,003号の優先権を主張する。
本発明は、三種の光信号を取扱い、且つ、光CATVで使用し得る光モジュールを提供するものである。
PON(Passive Optical Network)システムは、二種の光信号、即ち、波長1.31μm帯の光信号と波長1.55μm帯の光信号とを、一本の光ファイバを介して送受する。PONシステムに対応する一芯双方向光モジュールは、光受信デバイス及び光送信デバイスに加えて、WDM(波長分割多重)カプラ又はWDMフィルタを必要とする。特開2005−099482号公報には、このような双方向光モジュールが開示されている。この光モジュールは、半導体受光素子又は半導体発光素子を各々搭載した二つのデバイスを有している。
米国特許7093988号には、別のタイプの双方向光モジュールが、一改良版として開示されている。この双方向光モジュールでは、光信号を受信する半導体デバイスと光信号を受信する別の半導体デバイスとが、単一の筐体内にWDMフィルタと共に収容されている。米国特許7093988号の図1に示されている改良版の光モジュール1は、ステム114とレンヅ付きキャップ110とで構成された筐体内に、光送信デバイス113と受光素子112を搭載している。光送信デバイス113から出射される光は、WDMフィルタによって反射されレンズ116によって集光された後に、光ファイバ132に結合する。一方、光ファイバ132から提供された光は、レンズ116によって集光され、WDMフィルタ115を透過した後、光受信デバイス112に結合する。
このような一筐体型の一芯双方向デバイスは、光通信システムに搭載された場合に、当該双方向光モジュールの横方向に、別の機能素子を収容するスペースを筐体内に生じる。一方、システムの面からは、デジタル光信号の送受に加えて、アナログ光信号をも送信したいという要求が、特に光CATVシステムにおいて強まってきている。
従来のCATVシステムは、銅ケーブルを使用し、100〜700MHzの周波数帯のアナログビデオ信号を、センタ局から各家庭へと周波数多重により送信していた。また、各家庭からは、50MHz以下の周波数帯のデジタル信号が、センタ局に送信されていた。現在では、光CATVシステムは、まず、下りビデオ信号を上述したアナログ電気信号の周波数帯と同じ周波数帯の光信号に変換している。加えて、CATVシステでは、現在、インターネットへの光アクセスが強く要請されている。したがって、現在のCATVシステムは、三種の光信号、即ち、下りのビデオ信号、並びに、インターネットアクセス用の上り及び下りのデジタル信号を取り扱う必要がある。
上述した現在のCATVシステムにおけるこのような要求を満たすために、新たなアーキテクチャが提案されている。そのアーキテクチャでは、三つの光信号が、異なる波長を多重化することにより送信される。ここで、下りのビデオ信号には1.55μmの波長が割り当てられ、下りのデジタル信号には1.49μmの波長が割り当てられ、上りのデジタル信号には1.31μmの波長が割り当てられている。この新たな光CATVに適用可能な光送信モジュールでは、上り及び下りのデジタル信号を扱う双方向光モジュールが単一の筐体内に設けられており、当該モジュールの側面のスペース(二以上の筐体を有する従来の双方向光モジュールでは、上記スペースには、光受信モジュールが搭載されていたスペース)に、アナログビデオ信号用の光受信デバイスが設置されている。このタイプの光モジュールは、Tri−Plexerと呼ばれている。
アナログビデオ信号は、40〜870MHzの周波数多重信号で1.55μmの波長を用い、下りのデジタル信号は、幾つかの規格に対応し得る。例えば、620MHzまでの送信速度の規格はBPONと呼ばれるものであり、1.26Gbpsまでの送信速度の規格はEPONと呼ばれるものであり、2.5Gbpsまでの送信速度の規格はGPONと呼ばれるものである。本発明は、このようなTri−Plexer、及び当該Tri−Plexerを搭載した光モジュールに関するものである。
本発明は、GPONシステムに対応した光モジュールに関するものであり、1.3μm及び1.48μmの波長帯の二つのデジタル信号を送信するものである。この光モジュールは、アナログモジュール、双方向光モジュール、及びWDMフィルタを有するTri−Plexer光サブアセンブリを備える。アナログモジュールは、1.55μmの光信号を受信する。双方向光モジュールは、半導体受光素子及び半導体発光素子を共に搭載した単一のパッケージを有しており、波長1.48μmの第1のデジタル信号を受信し、波長1.3μmの第2のデジタル信号を送信する。WDMフィルタは、波長1.55μmの光信号を、波長1.48μm及び1.3μmの別の光信号から分離する。本光モジュールでは、アナログモジュールと双方向光モジュールとが、アナログ回路とデジタル回路とを電気的に分離するよう、互いに略直角に搭載されている。
本光モジュールは、ハウジング、印刷回路基板、及びグランド板を更に備え得る。ハウジングは、樹脂製のベースと、ヒートシンクと、Tri−Plexerサブアセンブリ及び回路基板を搭載する空間を画成する金属製のケースとを含んでいる。金属製のケースは、光モジュールのフレームグランドを提供する。信号グランドは、印刷回路基板に設けられている。印刷回路基板は、アナログモジュールに結合されており、且つ、アナログ信号を処理する第1の回路と、双方向光モジュールに結合されており、且つ、デジタル信号を処理する第2の回路とを有している。第1の回路は、信号グランドを除いて、第2の回路から電気的に分離されている。ヒートシンクは、金属製のケースの天部内に配置されるものであって比較的厚い金属から構成されたものであり、電子回路から光モジュールの外部への金属製のケースを介した放熱パスを提供する。
グランド板は、双方向光モジュール及び印刷回路基板に固定されている。したがって、グランド板は、(1)双方向光モジュールを印刷回路基板の信号グランドに接地し、(2)Tri−Plexer光サブアセンブリの後方部分を印刷回路基板に対して支持し、(3)双方向光モジュールで発生した熱を印刷回路基板に直接的に放熱し、(4)双方向モジュールで発生した熱を、ヒートシンクに接触すること無く、直接的に印刷回路基板に放熱し、これによりTri−Plexer光サブアセンブリをヒートシンクから熱的に分離するという機能を有する。
以下、本発明の好適な実施形態を、添付の図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光モジュール1の分解図である。光モジュール1は、ベース40と金属製のケース10で構成される筐体内に、印刷回路基板(以下、「PCB」という)30、Tri−Plexer光サブアセンブリ(以下、「OSA」という)51、及び、ヒートシンク20を搭載している。金属製のケース10は、約0.2mmの厚みのステンレス板で製造されたものであり、OSA51及びPCB30上のICで発生した熱を吸収又は放熱し難いものである。したがって、光モジュール1の天部に相当するケース10の内部には、ヒートシンク20が取り付けられている。ヒートシンク20は、約3mmの厚みのアルミニウム製であり、OSA51からの熱を吸収して伝導する。
図2は、ヒートシンク20が取り付けられたケース10の内部構造を示している。ケース10は、一枚の金属板を切断及び折り曲げることにより形成されており、その側面10aを固定するためのセルフロックラッチ14を四つの隅に提供しており、また、ヒートシンク20を四つの側面10aのそれぞれに組み付けるためヒートシンクラッチ13を提供している。セルフロックラッチ14及びヒートシンクラッチ13は、側面10aの一部を、U字状に切り欠き、当該U字状の切り欠きの内側部分を内側に曲げてストッパとしている。ショーティングフィンガ11は、ケース10をPCB30上のグランドパターンに接触させることにより、グランド電位に設定される。一方、非ショーティングフィンガ12は、光モジュール1をマザーボード(図示せず)に機械的に固定するだけのものである。なお、マザーボードは、非ショーティングフィンガ12の先端部を当該マザーボードのヴィアホールに貫通させて、当該先端部をマザーボードの反対面において折り曲げることにより、光モジュール1を搭載する。非ショーティングフィンガ12は、それらをヴィアホールに付属するランドにハンダ接続することにより、光モジュール1を固定してもよい。マザーボードのグランドからヴィアホールを電気的に分離することにより、光モジュールのケース10は、マザーボードのグランドから隔絶される。ベースラッチ15は、ベース40をケース10に固定するために設けられている。
図2に示すヒートシンク20は、凹部22及び複数の凸部21を提供する。凹部22は、Tri−Plexer OSA51を受容する。この凹部22は、Tri−Plexer OSA51に直接的には接触していない。一方、複数の凸部21のうち一つは、PCB30に搭載されたデジタル信号用のICであって熱を発する当該ICに直接的に接触し、他の凸部21は、シールドボックス32に接触して、アナログ回路が搭載されるPCB30上の一部をシールドする。即ち、IC及びシールドボックス32は、放熱シート又は熱グリース等を介して、対応の凸部21に熱的に接触する。他方、Tri−Plexer OSA51は、ヒートシンク20から熱的に分離されている。Tri−Plexer OSA51が、典型的にはレーザダイオード(以下、「LD」という)発光デバイスであってその性能が熱に最も左右される発光デバイスを搭載しているので、Tri−Plexer OSA51の放熱パスをヒートシンクから熱的に分離することにより、Tri−Plexer OSA51の動作を安定化することが可能である。
図3Aは、ベース40を示している。ベース40は、最も薄い部分において約0.5mmの厚みを有する樹脂又はプラスチック等で構成されており、箱形の形状を有している。各側面40aには、複数のリブ41が形成されており、PCB30はこれらリブ41に搭載されている。即ち、各リブの頂部は、PCB30を支持して、PCB30の下に空間を確保する。互いに対向する側面には、フック端部42aを有するスナップ嵌め部42が形成されている。PCB30は、リブ41上に置かれ、フック端部42aによって固定される。ベース40は、段状の頭部43aを有するポスト43を提供している。段状の頭部43aの細径部(先端)がPCB30のヴィアホール33aに挿入されることにより、ポスト43は、PCB30を支持し、PCB30の位置決めを行う。ベース40の隅には、三つのコネクタヴィアホール44が形成されており、当該ヴィアホール44には、ビデオ信号用のアナログ回路が組み付けられる。Tri−Plexer OSA51によって受信されPCB30のアナログ回路で処理されたアナログ信号は、コネクタヴィアホール44を通過するリードピンを介して、光モジュール1から取り出され得る。中央の孔はアナロググランド用のリードピンのための孔であり、両サイドの孔は、相補的なアナログ信号用のリードピンのための孔である。
図3Bは、PCB30を組み付けた状態のベース40を示している。図3Bでは、Tri−Plexer OSA51、PCB30のIC30といった電子部品、及びアナログ信号用のシールドボックス32は省略されている。PCB30は、Tri−Plexer OSA51が搭載される側と反対側の側部に沿って、列状に複数のリードピン31aを提供している。PCB30の別の側部には、アナログ信号用の三つのリードピンが設けられている。これら三つのリードピンのうち中央のリードピンは、両側のリードピンよりも小さい径を有している。本実施形態では、中央のピンがアナロググランドに対応しており、両脇のピンは、上述したアナログ信号を伝達する。
図4は、ベース40上に搭載されたTri−Plexer OSA51を示している。Tri−Plexer OSA51は、後述するようにWDMフィルタが搭載されているOSA51の本体部53がベース40の凸部44上に配置され、二つのフランジ51bの間の小径部51cがベース40の底面40bから突出するフック付きラッチ47の間に挟まれるように、ベース上に固定される。ラッチ47の先端のフック47aは、別のラッチ47に向けて突き出している。OSA51がセットされるときには、これらフック付きラッチ47がフック端部47aを当該ラッチ47の根元部分から広げるように折り曲げられて、これらフック端部47aが小径部51cを鞍部45へと押さえつける。ベース40は、その底面40bにおいて、OSA51のセット時にラッチ47が広がり易いように、ラッチ47の根元部分に開口46を提供している。
図5は、電子回路を搭載したPCB30とOSA51とがベース40に搭載された状態の組立体を示している。図3B及び図6と図5とを比較すると、Tri−Plexer OSA51は、アナログモジュール54がPCB30の中央に向くよう、ベースの所定位置に設けられる。PCB30は、T字状の切り欠きを提供している。このT字の中央のバーに対応する部分にはアナログモジュール54が配置される。当該部分は、Tri−Plexer OSA51の本体部53がセットされるT字の水平バーに対応する切り欠きに連続している。アナログモジュール54からは三つのリードピン(SIG、Vcc、及びGND)が延び出しており、これらリードピンは、PCBの対応のパターンに半田付けされる。GND用リードピンは、アナログモジュール54のステム54aに直接的に接続することによりTri−Plexer OSA51のパッケージと共通のものとなっている。一方、デジタル信号、即ち、送信(Tx)デジタル信号及び受信(Rx)デジタル信号は、デジタルモジュール55のステム55aから取り出される。Tx信号用のリードピン55bはPCB30の裏面に接続されており、一方、Rx信号用のリードピン55cはPCB30の表面に導かれている。デジタルモジュール55は、OSA51からアナログモジュール54と本体部53とを除いた部分であり、以下では双方向モジュールと称する。
Txリードピン55cとRxリードピン55bとの間には、グランド板56が設けられている。グランド板56の両端部は、PCB30のグランドパターンに半田付けされている。このグランド板56は、Tx信号とRx信号との間の電気的分離を確実なものとする。さらに、Tx信号用のグランドとRx信号用のグランドとは、OSA51において互いに分離されている。Rx信号用のグランドピンは、OSA51のパッケージに直接的に接続しており、アナロググランドと共通になっているが、Tx信号用のグランドはRxグランドからは分離されている。これは、Tx信号が、Tri−Plexer OSA51における信号の中でもとりわけ大きな強度を有するものだからである。さらに、Tx信号は、LDを駆動するための電流信号である。したがって、Tx信号は、他の信号、即ち、アナログ信号及びRxデジタル信号に強い影響を与える。Txデジタル信号用のグランドが強力でない場合には、グランドパターンに共通インピーダンスが形成され、これが雑音源となって、受信器の受信感度を劣化させるだけでなく、Tx信号とRx信号の間のクロストークを悪化させる。このクロストークは、TxグランドからRxグランドを分離することによって削減することができる。
アナログ信号は、その強度がデジタル信号の強度より弱く、且つ、周波数多重化された信号であるので、電磁放射の影響を受け易い。したがって、シールドボックスが、PCB30のアナログ回路の全体を覆って、EMI放射を回避している。なお、Txデジタル信号は、OSA51からPCB30の裏面において伝達されるが、PCB30の表面に搭載されたIC35bにヴィアホールを介して導かれる。このように、PCB30の裏面には、能動素子は搭載されていない。
PCB30の一縁に沿って、デジタル信号を送受するコネクタピン31が配置されている。図示した光モジュール1は、GPONシステムにおいて最も高速の2.5Gbpsの伝送速度のデジタル信号を処理するので、コネクタピン31はインピーダンス整合機能を有する必要がない。本構成のコネクタピン31は、このような2.5Gbpsの速度のデジタル信号をその信号形状の実質的な劣化を生じさせることなく、送受することができる。信号用のピン(Tx、Rx、及び/Rx。ここで「/」は相補的な信号を意味する)の両側を、インピーダンスの低い信号(GND、Vcc)に対応させることで、その劣化の程度を抑えて信号を伝送することは可能である。
OSA51は、スリーブ57を、一対のフランジ51bを有するその前方端部に有している。上述したように、OSA51は、フランジ51b間の小径部51cをフック付きラッチ47によって挟むことによってベース40に固定される。OSA51は、スリーブ57に連続して、本体部53を有している。本体部53は、WDMフィルタを搭載している。WDMフィルタは、アナログ信号を伝送する1.55μmの波長の光を、デジタル信号を伝送する1.55μmより短い波長の光から分離する。本実施形態のWDMフィルタは、基板上に誘電体多層膜を設けることで構成されており、1.55μmより短い波長を透過する。1.55μmの波長の光は、WDMフィルタによって反射されることにより、アナログモジュール54に向かう。アナログモジュール54は、そのステム54a上にフォトダイオードを搭載しているだけであり、前置増幅器を有していない。
1.55μmより短い波長の光は、双方向光モジュール55に向かう。厳密には、光ファイバからの光は、WDMフィルタを通って伝送され、双方向光モジュール55から出力される光は、OSA51から光ファイバへと出力される。双方向モジュール55は、そのステム55aから延び出したリードピンを有している。ステム55aの上半分には、Rx信号用のRxリードピン(SIG、/SIG、VCC、Vpd、及びGND)55cが設けられている。一方、ステム55aの下半分には、Tx信号用のリードピン(SIG、Vcc,MON)55bが設けられている。図6は、Tri−Plexer OSA51を上下反転して示している。上述したように、ステム55aからは、Txグランドピンは引き出されていない。即ち、双方向モジュール55のLDは、リードピンSIG及びVccの間に電気的に接続されており、ピンSIGに与えられる信号によってLDに提供する電流をスイッチングしている。LDからの光出力をモニタするフォトダイオードは、ピンVccとピンMONの間に接続されている。
Rxデジタル信号を受信するフォトダイオードは、本実施形態では、アバランシェ・フォトダイオード(以下、「APD」という)である。APDはその電荷増倍機能のために、数10Vでバイアスされる必要がある。このバイアス電圧は、リードピンVpdから与えられる。双方向モジュール55は、APDからの光電流出力を電圧信号に変換し当該電圧信号を増幅する前置増幅器を搭載している。前置増幅器は、リードピンVccから供給される電圧によって駆動され、対応のリードピンSIG及び/SIGから二つの相補信号を出力する。
双方向モジュール55のステム55aは、グランド板56を更に提供している。グランド板56の平面形状は、H字形状である。このH字の四つの分枝のうち一つは、Tx信号用のリードピンを囲むように、ステム55aの周囲に巻かれている。一方、上述した分枝と反対側の分枝及び対角線上にある分枝は、PCB30上のグランドパターンに半田付けされている。したがって、Tx信号用のリードピンは、PCB30上のアナロググランドに接続されたグランド板56によって囲まれ、Tx信号用のピンの擬似的なシールドを形成して、Tx信号からRx信号へのクロストークを低減することができる。
このように、本双方向モジュール55では、Tri−Plexer OSA1がTxデバイス及びRxデバイスを共通のパッケージ内、即ち共通のステム55a上に搭載しているにも係わらず、Tx信号用のリードピン55b及びRx信号用のリードピン55cを二つのグループに分割している。当該グループのうち一方のグループは、PCB30の表面に結合されており、他方のグループは、これら二つのグループのリードピンを分離してTx信号用のリードピン55bを囲むように設けられたグランド板56を用いて、PCB30の裏面に接続されている。その結果、Rx信号がTx信号から隔絶され、具体的には、Rx信号がLDの駆動電流を供給するリードピンから隔絶され、これにより、クロストークが改善される。
図7は、クロストークの低減の実験結果を示している。この実験では、フォトダイオードの光受信強度を変動させつつ、例えば1.5dBmの強度の光を放出するようLDに駆動電流を供給することによって、フォトダイオードのビット誤り率(BRT)を測定した。特性G3は、駆動電流が供給されなかった状態に対応しており、クロストークが無い状態に対応している。特性G5は、駆動電流が供給され双方向モジュールがグランド板を有していなかった状態に対応している。特性G4は、LDが駆動され双方向モジュールが二つのグループのリードピン間にグランド板を有していた状態に対応している。
LDがOFFであった場合、即ち、レーザダイオードに駆動電流が供給されなかった場合には、点P1の−28dBmの受信強度に対してビット誤り率は1×10−13となった。レーザダイオードが実際に相当な電流で駆動されている場合には、点P3の−25.8dBmの光受信強度に対して、同じ1×10−13のビット誤り率が得られ、したがって、2dBm劣化していた。最後に、上述した実施形態のグランド板を設けた双方向モジュールは、点P2の−27dBmの受信強度に対して同じビット誤り率を示し、グランド板が無い場合に得られた劣化の半分であった。
図8は、グランド板の実装の有無によってデジタルRx信号の出力に現れる雑音を比較したものである。この実験では、受信器回路に光入力信号が無い状態で電源を供給し、レーザダイオードをスイッチング電流によって駆動した。スイッチング電流の基本速度は2.5Gbpsとし、1.25GHzの遮断特性を有するベッセル−トムソンフィルタを介して与えた。この実験では、受信信号の出力に現れた雑音の強度とスペクトルを比較した。
図8に示すように、受信器回路の出力は、グランド板の有無によって単位周波数当り約3から5dBmの差を示していた。特に、本双方向モジュールは、150MHz付近で10dBmより大きな改善を示した。全周波数にわたって得たノイズ強度の差異は、約2.5dBであり、本グランド板の効果が実証された。
次に、本グランド板の幾つかの変形例について、図9〜図12を参照しつつ説明する。図9A及び図9Bは、本発明の第2の実施形態に係る、グランド板156を有する双方向モジュール55を示している。図9Aは、上方から見た双方向モジュール55を示しており、図9Bは、下方から見た同モジュールを示している。
双方向モジュール55は、PCB30上に設けられた回路に接続されていてもよい。双方向モジュール55は、信号グランドに接続された金属製のステム55a、レーザダイオード(LD)57といった発光素子、フォトダイオー(PD)58といった受光素子、及び、LD57及びPD58を搭載する空間を画成する金属製のキャップを有している。ステム55aは主面55d及び裏面55eを有しており、例えば5.6mmの径を有する円板状を成している。LD57は、LDサブマウントを介して主面55dに搭載されており、PD58も、PDサブマウントをステム55aの主面55dに搭載されている。主面55d上には、モニタPDと、PD58からの出力信号を増幅する前置増幅器(図9Aには図示していない)が設けられている
双方向モジュール55は、WDMフィルタ(図9Aには図示していない)を、主面55d上に搭載している。PD58は、ステム55aの中央部に設けられており、LDは、ステム55aの中央からオフセットした位置に設けられている。LD57とPD58との間にはWDMフィルタが設けられている。具体的には、WMDフィルタは、PD58から垂直方向に延びる光軸上に配置されており、当該光軸から45°傾けられている。光ファイバは、WDMフィルタの上に配置され、レンズが当該ファイバとWDMフィルタとの間に介在する。WDMフィルタは、LD56から出射された光を光ファイバへと反射し、光ファイバからの光をPD58へと伝達する。このように、単一のファイバに対する双方向機能が実現される。
図9A及び図9Bに示す双方向モジュール55は、三つのTxリードピン55b、四つのRxリードピン55c、及び、一つのグランドピン55fを有している。三つのTxリードピンは、Tx電源VccT、Tx信号SigT、及びモニタ信号MONに対応している。四つのRxリードピンは、一対の相補的な信号SigR及びSigR、Rx電源VccR、並びに、PD用のバイアスVpdに対応している。これらリードピンは、ステム55aを通過しているが、ステム55aに固定されており、シーリングガラスによりステム55aから電気的に分離されている。
各リードピン55b及び55cの先端は、ステム55aの主面55dから突き出ている。それらの他方の端部は、裏面55eから突き出ている。約25μmの径を有する複数のボンディングワイヤが、リードピンの先端を、LD57の電極及びPD58の電極に接続している。具体的には、二つのTxリードピン55b、即ち、SigT及びVccTは、LDの電極に接続されており、残りのTxリードピン、即ちMONは、モニタPDの一方の電極に接続されている。モニタPDの残りの電極は、Tx電源VccTに接続されている。RxリードピンVpdはPD58に接続されており、残りの三つのリードピンのうち一つ、即ち、VccRは、電力を供給するよう前置増幅器に接続されており、残りの二つのリードピン、即ち、SigR及び/SigRは、前置増幅器の出力に接続されている。ケースピン55fは、ステム55aに直接的に接続されており、ステム55aの裏面から突き出している。図5に示したように、Txリードピン55b、Rxリードピン55c、及びケースピン55fの各々は、PCB30上の配線パターンに半田付けされている。
ステム55aは、図10A及び図10Bに示すように、Tx部E1及びRx部E2を有している。図10Aは、ステム55aの主面55dの構成を示しており、図10Bは、ステム55aの裏面55eの構成を示している。これら二つの部分E1及びE2の間には、境界Sが横断している。三つのTxリードピン55bは、Tx部E1内に設けられており、四つのRxリードピン55c及びケースピン55fは、Rx部E2に設けられている。境界Sの長さは、ステム55aの径に略等しい。LD57は、境界S及び三つのTxリードピン55bによって囲まれており、PD58は、境界S、四つのRxリードピン55c、及びケースピン55fによって囲まれている。
図9A及び図9Bを再び参照する。図9A及び図9Bに示す双方向光モジュール55を搭載した光モジュール1は、信号グランドをケースグランドから分離して、ノイズ耐性及びEMI耐性を向上している。本光モジュール1では、Rx部E2用のグランドは、信号グランドに接続されており、Tx部E1用のグランドはケースグランドに接続されている。具体的には、Rx部E2に設けられたケースピン55fは、ステム55aから直接的に延び出して、PCB30上の信号グランドに接地される。さらに、図9A及び図9Bに示したグランド板156は、ステム55aに直接的に接続されており、PCB30上のグランドパターンに対して翼部156aを介して接地されている。グランド板156は、その両端に翼部156aを含んでおり、翼部156aに接続するセンターバー156bを含んでいる。センターバー156bは、ステム55aの裏面55eに半田付けによって固定されている。センターバー156bの両端は、ステム55aのエッジから延び出している。翼部156aは、ネジによって当該翼部156aをpCB30に固定するための複数の孔156cを有している。センターバー156bは、図10A及び図10Bに示すように、二つの部分E1及びE2の間の境界Sに沿って設けられている。Tx部E1を含む裏面55e内の領域には、三つのリードピン55bが配置されており、Rx部E2を含む別の領域には、四つのRxリードピン55c及びケースリードピン55fが配置されている。このように、グランド板156は、ステム55aの裏面55eにおいて、Tx部E1を含む領域を、Rx部E2を含む別の領域から分離する。Txリードピン55bも、Rxリードピン55cから分離され得る。
グランド板156の外形は、図5、6、9A、及び9Bに示したものに限定されるものではない。グランド板56及び156の作用及び効果と同様の作用及び効果を示す別の形状も考え得る。図11Aは、一つのタイプのグランド板256を示しており、このグランド板256は、グランド板56及び156と同様の機能を示すが、異なる形状を有している。図11B及び図11Cは、異なる形状を有する更に別のグランド板を示している。
図11Aに示すグランド板は、二つの部分E1及びE2間の境界S上に設けられた短いセンターバー256を有している。センターバー256の両端は、ステム55aの裏面55e内に存在し、当該センターバー256の長さは、LD57又はPD58のサイズと同程度のものである。このセンターバー256は、三つのTxリードピン55b、四つのRxリードピン55c、及びケースピン55fに囲まれている。
図11Bに示すグランド板は、第1〜第3の部分256a〜256cを含むセンターバー256を有している。第1の部分256aは、境界Sに沿って設けられている。第1の部分256aの両端は、ステム55aの裏面55e内に存在している。第2及び第3の部分256b及び256cは、第1の部分256aの端部から裏面55eに沿って延び出している。第2及び第3の部分256b及び256cは、三つのTxリードピン55b及びLD57が搭載された領域を囲むように、Tx部E1内に設けられている。第2及び第3の部分256b及び256cは、グランド板256を用いてPCB30に双方向モジュール255を固定するため、複数の孔を有している。
図11Cに示す双方向モジュール355は、図11Bに示したセンターバーと同様のセンターバーを有しているが、第2及び第3の部分は、図11Bのものとは反対方向に延び出している。具体的には、第2及び第3の部分356b及び356cは、四つのRxリードピン55c及びPD58が搭載される領域をそれらの間に囲むように設けられている。グランド板356の他の構成は、図11Bに示したものと同様である。
図12A及び図12Bは、ステムの別の構成を説明するための図である。ステム155a及び255aはそれぞれ、その裏面155eにおいて、グランド板56、156、256、又は356を境界Sに配置するための溝155g、凹部155hを提供している。図12Cは、境界Sに交差する方向から見た断面であってL−L’線に沿ってとった断面を示している。ステム155a又は255aの他の構成は、変形例のステム155a又は255aが、溝155g又は凹部155hを有する点を除いて、ステム55aのものと同様である。
図12Aに示すステム155aの裏面155eは、境界Sに沿って溝155gを提供している。グランド板56のセンターバー又は当該溝155g内に配置されるものは、ステム155aに対して半田付けされる。グランド板56の位置は、この溝155gによって容易に決定されるので、グランド板56等のステム155aに対する組立は容易なものとなる。
図12Bに示す別のステム255aの裏面255eは境界Sに凹部255hを提供している。グランド板56等は、センターバー56bにおいてこの凹部255h内に配置され、ステム255aに半田付けされる。この実施形態では、グランド板56のセンターバー等は、凹部255h内に容易に配置することができ、グランド板56等のステム255aに対する組立が容易なものとなる。
このように、本発明に係るグランド板56等は、(1)PCB30上のグランドパターンに電気的に接続することによってグランド電位を強化し、また、RxユニットをTxユニットから電気的に分離する機能、(2)Tri−Plexer OSA51の後端部を機械的に支持する機能、(3)双方向モジュール55内で発生した光をPCB30に放熱することにより、双方向光モジュール55を熱的に安定化する機能を提供する。
ステム55a上に搭載される半導体デバイスは、熱を発生する能動素子である。特に、レーザダイオードは、その特性について大きな温度依存性を示す。ステム55aからPC30へのグランド板を介して効率的な熱伝導によって、双方向モジュールの熱特性を改善することができる。双方向モジュールは、LD及び前置増幅器付きのPDの双方を同じステム上に搭載していることが重要である。前置増幅器によって発生された熱は、LDの特性に大きく影響する。
従来の光モジュールは、双方向モジュールではあるが、前方部のスリーブから双方向モジュールを搭載した光モジュールのハウジングへの放熱パスを確保している。スリーブをハウジングに固定することによって、放熱パスを同時に確保している。双方向モジュール内のデバイスによって発生された熱は、ハウジングに間接的に伝達される。具体的には、熱は、ステムに伝導され、次いで、ステムに機械的に固定されたキャップへと伝わり、キャップの頂部に取付けられたスリーブに伝わり、最後に、スリーブからハウジングに伝わる。これは、非効率な熱伝導パスである。本光モジュールのグランド板は、ステムからPCBへの直接的且つ効率的な熱伝導パスを確保し得る。
さらに、上述した実施形態に係る光モジュールは、PCB30上のIC用の放熱パスを、双方向モジュール55用のパスから分離している。ICからの前者のパスは、金属製のケース10の内側の天部に取付けられたヒートシンク20ヒートシンクを用いたIC間の直接的な接触により確保される。一方、後者のパスは、双方向モジュール55のステム55aからPCB30へとグランド板56、156、256、又は356を介して独立に確保される。これによって、双方向モジュール55における能動素子をICで発生した熱から開放することができる。
PCB上に固定又は半田付けされるグランド板は、その両翼部において、リードピンを熱的ストレスから解放し得る。双方向モジュールは、Tx機能とRx機能の双方を同じパッケージ内に搭載しており、このことが用意すべきリードピンの数を増加させる。一方、双方向光モジュールに限定されない光モジュールには、その外径をより小さくすることが要請されている。これらの矛盾する要請に対する一つの回は、リードピンの径を小さくすることである。これによって、リードピンは、機械的ストレスに弱くなる。従来の双方向モジュールは、その前方においてスリーブを設けることにより光トランシーバ又は光モジュールのハウジングに対して固定されている。本出願の一実施形態では、Tri−Plexer OSAの前方部が、スリーブの二つのフランジカンの小径部を鞍部45上にセットし、本体部53をベース40の凸部44上にセットすることによって支持されるが、OSA51の後方端部は、実質的に自由に保たれている。
細い筒形状をもった双方向光モジュールがその一端においてスリーブによって保持される場合、他端はPCBに半田付けされたリードピンによって保持及び支持されなければならない。このように、リードピンは二つの機能、即ち、電気信号を伝送する機能、及び、モジュールの端部を支持する機能を提供しなければならない。しかしながら、上述したように、0.5mmより小さいことのある径をもった細いリードピンは、断線することが多々ある。翼部をもった本発明のグランド板は、リードピンに代えて、双方向モジュールの後方端部を支持することができ、これによって、リードピンの径をより小さくすることができる。
本発明の好適な実施の形態を説明してきたが、これら実施形態に対する多くの変更を、本発明の真の範囲及び本発明の教示から逸脱すること成し得る。本発明は、したがって、特許請求の範囲及びその均等物によって限定されるものである。
1…光モジュール、10…ケース、11…ショーティングフィンガ、12…非ショーティングフィンガ、13…ヒートシンクラッチ、14…セルフロックラッチ、15…ベースラッチ、20…ヒートシンク、21…凸部、22…凹部、31…コネクタピン、31a…リードピン、32…シールドボックス、33a…ヴィアホール、40…ベース、40a…側面、40b…底面、41…リブ、42…スナップ嵌め部、42a…フック端部、44…凸部、45…鞍部、46…開口、47…ラッチ、47a…フック、51…Tri−Plexer光サブアセンブリ、51b…フランジ、51c…小径部、53…本体部、54…アナログモジュール、54a…ステム、55…デジタルモジュール(双方向光モジュール)、55a…ステム、55b…リードピン(送信用)、55c…リードピン(受信用)、55d…主面、55e…裏面、55f…グランドピン(ケースピン)、56…グランド板、56b…センターバー、57…スリーブ、155a…ステム、155e…裏面、155g…溝、
155h…凹部、156…グランド板、156a…翼部、156b…センターバー、156c…孔、255…双方向モジュール、255a…ステム、255e…裏面、255…凹部、256…グランド板、355…双方向モジュール、356…グランド板。
155h…凹部、156…グランド板、156a…翼部、156b…センターバー、156c…孔、255…双方向モジュール、255a…ステム、255e…裏面、255…凹部、256…グランド板、355…双方向モジュール、356…グランド板。
Claims (7)
- アナログ光信号及びデジタル光信号を受信し、別のデジタル光信号を送信することが可能な光モジュールであって、
第1の波長を有する前記アナログ光信号を受信するアナログモジュール、第2の波長を有する前記デジタル信号を受信し、第3の波長を有する前記別のデジタル信号を送信する双方向モジュール、及び、WDMフィルタを有するTri−Plexer光サブアセンブリを備え、
前記双方向モジュールは、前記アナログモジュールのパッケージとは異なるパッケージを有しており、該双方向光モジュールの該パッケージは前記デジタル信号を受信する半導体受光素子と前記別のデジタル信号を出射する半導体発光素子とを共に搭載しており、
前記DWMフィルタは前記第2及び第3の波長から前記第1の波長を分離し、
前記双方向モジュールは、前記アナログモジュールの光軸に対して実質的に垂直な光軸を有している、
光モジュール。 - 樹脂製のベース及びフレームグランドを提供する金属製のケースを含むハウジングと、
前記アナログモジュールに結合された第1の電子回路、及び、前記双方向モジュールに結合された第2の電子回路を搭載した印刷回路基板であって、該光モジュールの信号グランドを除いて前記第1の電子回路が前記第2の電子回路から電気的に分離されている、該印刷回路基板と、
前記双方向モジュールに固定されており、前記印刷回路基板の前記信号グランドに固定されたグランド板であって、前記双方向モジュールを前記印刷回路基板の信号グランドに接地する、該グランド板と、
を更に備える請求項1に記載の光モジュール。 - 前記グランド板は、前記双方向モジュールで発生した熱を前記印刷回路基板に放熱する、請求項2に記載の光モジュール。
- 前記ハウジングは、その内側の天部にヒートシンクを更に提供しており、該ヒートシンクは、前記印刷回路基板に搭載された前記第2の電子回路と直接的に接触しており、前記双方向モジュールからは離れている、請求項2に記載の光モジュール
- 前記Tri−Plexer光サブアセンブリは、その前方部において前記ベースに物理的に支持されており、その後方部において前記グランド板に物理的に支持されている、請求項2に記載の光モジュール。
- 前記ベースは、一対のラッチ及び凸部を有しており、
前記Tri−Plexer光サブアセンブリの前記前方部は、前記一対のラッチ及び前記凸部によって囲まれて支持されている、
請求項5に記載の光モジュール。 - 前記印刷回路基板は、その内部に前記Tri−Plexer光サブアセンブリを配置するためのT字状の切り欠きを有する、請求項2に記載の光モジュール。
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