JP2010072534A - 光送受信モジュール及び光送受信器 - Google Patents
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Abstract
【課題】LD部及びPD部の結合効率を劣化させずに簡易な構成で組立性の向上や小型化を図ることができる光送受信モジュール及びこれを用いた光送受信器を提供する。
【解決手段】光ファイバ8の光軸に沿った筐体2の側面2aに設けられ、送信信号光を発光するLD部3と、光ファイバ8の光軸に沿ってLD部3と同一側面に並設され、受信信号光を受光するPD部4と、LD部3で発光された送信信号光の光路線上に設けられ、送信信号光を集光する集光レンズ6aと、筐体2内の光ファイバ8の光軸上に設けられ、送信信号光を光ファイバ8の端面に入射させる光フィルタ7aと、筐体2内の光ファイバ8の光軸上に設けられ、受信信号光をPD部4の受光部に入射する光フィルタ7bと、光ファイバ8の光軸上の光フィルタ7a,7b間に設けられ、受信信号光をPD部4の受光面に集光する集光レンズ6bとを備える。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバ8の光軸に沿った筐体2の側面2aに設けられ、送信信号光を発光するLD部3と、光ファイバ8の光軸に沿ってLD部3と同一側面に並設され、受信信号光を受光するPD部4と、LD部3で発光された送信信号光の光路線上に設けられ、送信信号光を集光する集光レンズ6aと、筐体2内の光ファイバ8の光軸上に設けられ、送信信号光を光ファイバ8の端面に入射させる光フィルタ7aと、筐体2内の光ファイバ8の光軸上に設けられ、受信信号光をPD部4の受光部に入射する光フィルタ7bと、光ファイバ8の光軸上の光フィルタ7a,7b間に設けられ、受信信号光をPD部4の受光面に集光する集光レンズ6bとを備える。
【選択図】図1
Description
この発明は、GEPON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)(Ethernetは登録商標;以下記載を省略する)システム等の光信号を、一心の光ファイバで双方向伝送するアクセス系光通信システムに用いる光送受信モジュール及びこれを用いた光送受信器に関するものである。
GEPON光通信システムは、IEEE802.3ahに準拠したギガビット伝送可能なPON方式を採用しており、上り(加入者から局舎へ)及び下り(局舎から加入者へ)の各方向のデータを伝送するためにそれぞれ設定された各1波長を2波長多重することで一心の光ファイバでデジタルデータの双方向通信を実現している。具体的には、GEPON光通信システムの光加入者線終端装置(ONT;Optical Network Terminal)が、上述した上り及び下りの双方向のデータを送受信する機能を有しており、この機能を実現するための構成として、BOSA(Bi-directional Optical Sub Assembly)モジュールと呼ばれる双方向光送受信モジュールを搭載している。
従来の双方向(Bi-directional)光送受信モジュール(以下、BIDIモジュールと称す)としては、例えば特許文献1に開示されるものがある。図4は、特許文献1に開示される従来のBIDIモジュールの構成を示す図であり、モジュールの内部(筐体内)構成を記載している。図4に示すように、従来のBIDIモジュール100は、発光素子であるLD(Laser Diode)を含むデジタルデータ光送信部102(以下、LD部102と称す)と、受光素子であるPD(Photo Diode)を含むデジタルデータ光受信部103(以下、PD部103と称す)とを備えている。
LD部102で発光された送信信号光は、集光レンズ105aで集光され、光フィルタ106によって光ファイバ107が内蔵されたフェルール107aの先端面(光ファイバ107の端面)へ入射される。一方、受信信号光は、光フィルタ106によって光ファイバ107を伝搬して筐体101内に入射された信号光から分離され、集光レンズ105bによってPD部103の受光部に集光されて受光される。光フィルタ106の機能上、LD部102とPD部103とが直交するように配置されるため、LD部102及びPD部103にそれぞれ接続するリード線104a,104bは、LD部102及びPD部103の位置に対応した2方向(筐体101の直交する2側面101a,101b)に設けられる。
従来のBIDIモジュールでは、LD部102からの送信信号光を所望レベルで光ファイバ107に入射するために、集光レンズ105aがLDの光路線上に配置され、集光レンズ105aの集光距離によって、LD部102のLDの発光端面と筐体101内の光ファイバ107の端面との位置関係が規定される。また、LDの光路線上には、受信信号光を分離するための光フィルタ106を配置する必要があり、集光レンズ105aの集光距離は、光フィルタ106を配置可能な距離でなければならない。
一方、PD部103ではPDの受光部の面積が決まっているため、集光レンズ105bは、光フィルタ106で分離された受信信号光がPDの受光部に収まる集光距離で配置される。従来では、LD部102、PD部103、集光レンズ105a,105b及び光フィルタ106が、このような位置関係で筐体101内に配置され、大幅な構造変更は行われていなかった。
また、BIDIモジュールの送受信信号はリード線104a,104bを伝送するが、例えばリード線が長くなると、送受信間のクロストークによる特性劣化を誘発する可能性が高くなる。この特性劣化を抑えるには、各リード線104a,104bを極力短くして基板に接続し、終端することが最も効果的である。このため、従来では、BIDIモジュール100を基板に取り付ける際、LD部102からの信号を処理する回路を実装する基板とPD部103からの信号を処理する回路を実装する基板とをそれぞれ分割するか、フレキシブル基板110を介して基板に接続する構成を採用していた。しかしながら、これらの構成には、下記のような課題がある。
図5は、図4中のBIDIモジュールを用いた光送受信器の構成を示す図であり、LD部102からの信号を処理する回路を実装する基板とPD部103からの信号を処理する回路を実装する基板とをそれぞれ別個の基板としてBIDIモジュール100を取り付けた場合を示している。図5に示すように、LD部102からの信号を処理する回路を実装する基板108aとPD部103からの信号を処理する回路を実装する基板108bとを分割、すなわち複数の基板108a,108bを用いる構成では、双方の基板を距離を離さず配置する必要があり、不可避的に複雑な構造となる。このため、組立時にばらつきが生じやすく、モジュール性能が不安定化する可能性がある。また、複数の基板108a,108bを用いる構成では、光送受信器の小型化にも制限を与える。
図6は、図4中のBIDIモジュールを用いた光送受信器の他の構成を示す図であり、フレキシブル基板を用い、LD部102及びPD部103の各信号を処理する回路を1つの基板109に実装した場合を示している。図6の例では、LD部102からの信号を処理する回路とLD部102のリード線104aとを、フレキシブル基板110を介して接続している。この構成では、リード線104a,104b間でインピーダンスマッチングされている必要があるため、フレキシブル基板110と接続する側と基板109上の回路に直接接続する側との組立状態によってはインピーダンスミスマッチが生じやすく、モジュール性能が不安定化する可能性がある。
なお、フレキシブル基板を用いることなく、光フィルタの数を増やすことにより、LD部及びPD部の信号を処理する回路を1つの基板に実装して、かつ筐体の1つの側面からLD部及びPD部の双方を出力させる構成も考えられる。この構成は、例えば図4において、LD部102とPD部103とを筐体101の同一側面101aに配置(LD部102とPD部103とを並設)し、集光レンズ105aで集光された送信信号光を、光フィルタ106の端面へ入射させる新たな光フィルタを設けることで実現できる。
しかしながら、この構成では、新たに設けた光フィルタの分だけ光路線が延びるため、送信信号光を所望レベルで光ファイバ107の端面に入射可能な集光距離で集光レンズ105aを配置することができない。このため、LD部102で所望の集光特性を得ることができず、送信に必要なLDの結合効率が得られない。反対に、PD部103を光ファイバ107側に配置したとしても、新たに設けた光フィルタの分だけ光路線が延びるので、集光レンズ105bを適切な集光距離で配置することができず、受信信号光が拡がって、受信に必要なPDの結合効率が得られない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、LD部及びPD部の結合効率を劣化させずに簡易な構成で組立性の向上や小型化を図ることができる光送受信モジュール及びこれを用いた光送受信器を得ることを目的とする。
この発明に係る光送受信モジュールは、一心の光ファイバで光信号を双方向に伝送する光送受信モジュールにおいて、前記光ファイバの光軸に沿った筐体の側面に設けられ、送信信号光を発光する発光素子部と、前記光ファイバの光軸に沿って前記発光素子部と同一側面に並設され、受信信号光を受光する受光素子部と、前記発光素子部で発光された送信信号光の光路線上に設けられ、前記送信信号光を集光する第1の集光レンズと、前記筐体内の前記光ファイバの光軸上に設けられ、前記光ファイバを伝搬して入射された受信信号光を透過し、前記第1の集光レンズで集光された送信信号光を前記光ファイバの端面に入射させる第1の光フィルタと、前記筐体内の前記光ファイバの光軸上に設けられ、前記第1の光フィルタを透過した受信信号光を前記受光素子部の受光部に入射する第2の光フィルタと、前記光ファイバの光軸上の前記第1及び前記第2の光フィルタ間に設けられ、前記第2の光フィルタにより入射された受信信号光を前記受光素子部の受光面に集光する第2の集光レンズとを備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、モジュール筐体内の光ファイバの光軸に沿った同一側面に発光素子部と受光素子部を配置し、光ファイバを伝搬して入射された受信信号光を透過するとともに、第1の集光レンズで集光された送信信号光を光ファイバの端面に入射させる第1の光フィルタを、モジュール筐体内の光ファイバの光軸上に設け、さらに、第1の光フィルタを透過した受信信号光を受光素子部の受光部に入射する第2の光フィルタを、モジュール筐体内の光ファイバの光軸上に第1の光フィルタと併設し、光ファイバの光軸上の第1及び第2の光フィルタ間に、第2の光フィルタにより入射された受信信号光を受光素子部の受光面に集光する第2の集光レンズを設ける。
このように、モジュール筐体内の同一側面において、光ファイバの端面から近い順に、発光素子部(LD部)、受光素子部(PD部)を配置することで、LD部の結合効率を向上させることができる。また、光ファイバの端面から遠いPD部については、光ファイバの光軸上の第1及び第2の光フィルタ間に第2の集光レンズを設けることで、PD部の結合効率を維持若しくは向上させることができ、これに応じて受信感度性能も向上する。
また、モジュール筐体の同一側面にLD部とPD部を配置することにより、この位置関係に応じて設けられた第1及び第2の電気接続部を介して回路基板に取り付けることができる。これにより、従来のように送信及び受信の各信号を処理する回路を実装する基板を別個に設ける必要がなくなり、組立性の改善、小型化を実現することができるという効果がある。また、組立時のばらつきの低減を図ることができるので、モジュール性能の安定化を実現できる。
このように、モジュール筐体内の同一側面において、光ファイバの端面から近い順に、発光素子部(LD部)、受光素子部(PD部)を配置することで、LD部の結合効率を向上させることができる。また、光ファイバの端面から遠いPD部については、光ファイバの光軸上の第1及び第2の光フィルタ間に第2の集光レンズを設けることで、PD部の結合効率を維持若しくは向上させることができ、これに応じて受信感度性能も向上する。
また、モジュール筐体の同一側面にLD部とPD部を配置することにより、この位置関係に応じて設けられた第1及び第2の電気接続部を介して回路基板に取り付けることができる。これにより、従来のように送信及び受信の各信号を処理する回路を実装する基板を別個に設ける必要がなくなり、組立性の改善、小型化を実現することができるという効果がある。また、組立時のばらつきの低減を図ることができるので、モジュール性能の安定化を実現できる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による光送受信モジュールの構成を示す図であり、モジュールの内部(筐体内)構成を記載している。図1に示すように、この実施の形態1によるBIDIモジュール1は、発光素子であるLDを含むデジタルデータ光送信部3(以下、LD部3と称す)(発光素子部)と、受光素子であるPDを含むデジタルデータ光受信部4(以下、PD部4と称す)(受光素子部)とを備えており、一心の光ファイバ8を介して光信号を上り及び下りの双方向で伝送する。従来と異なる構成としては、LD部3及びPD部4の双方が、光ファイバ8の光軸に沿った筐体2の同一側面2aに配置されている。
図1は、この発明の実施の形態1による光送受信モジュールの構成を示す図であり、モジュールの内部(筐体内)構成を記載している。図1に示すように、この実施の形態1によるBIDIモジュール1は、発光素子であるLDを含むデジタルデータ光送信部3(以下、LD部3と称す)(発光素子部)と、受光素子であるPDを含むデジタルデータ光受信部4(以下、PD部4と称す)(受光素子部)とを備えており、一心の光ファイバ8を介して光信号を上り及び下りの双方向で伝送する。従来と異なる構成としては、LD部3及びPD部4の双方が、光ファイバ8の光軸に沿った筐体2の同一側面2aに配置されている。
この構成において、LD部3は筐体2内の光ファイバ8側に配置され、LD部3のLDの光路線上に、集光レンズ(第1の集光レンズ)6aが、LD部3からの送信信号光が所望レベルで光ファイバ8の端面(光ファイバ8を内蔵したフェルール8aの先端面)へ入射される集光距離で配置される。なお、光フィルタ(第1の光フィルタ)7aは、光ファイバ8の光軸上に設けられ、LD部3のLDから出力される送信用波長の光を光ファイバ8の端面側へ反射し、光ファイバ8を伝搬してきた受信用波長の受信信号光を透過する。また、光フィルタ(第2の光フィルタ)7bは、光フィルタ7aと光ファイバ8の光軸上に並設され、受信用波長の光をPD部4のPDの受光部側へ反射する。
光フィルタ7a,7b間には、PD部4の受光部に受信信号光を集光するための集光レンズ(第2の集光レンズ)6bが設けられる。この集光レンズ6bは、光ファイバ8を伝搬してきた無限遠光線に相当する受信信号光を集光するため、図1に示すような半球レンズが好適であるが、光フィルタ7aを透過した後に拡がった受信信号光をPD部4のPDの受光部に収まるように集光できる集光距離を有するものであればよい。
LD部3で発光された送信信号光は、集光レンズ6aによって集光された後、光フィルタ7aによって光ファイバ8の端面へ入射される。一方、受信信号光は、光フィルタ7aを透過して集光レンズ6bで集光され、光フィルタ7bによってPD部4の受光部へ入射され、受信される。また、リード線(第1の電気接続部、第2の電気接続部)5a,5bは、双方とも筐体2の同一側面2aに設けられ、LD部3及びPD部4にそれぞれ接続してLD部3及びPD部4と外部との間の信号が伝搬される。
なお、図1に示す実施の形態1によるモジュール構成では、LD部3と集光レンズ6aとの位置関係を、従来と同様に集光レンズ6aの集光距離によって規定することができるので、LD部3において所望の集光特性が得られ、送信に必要なLDの結合効率を得ることができる。一方、PD部4では、集光レンズ6bが、PD部4のPDの受光部に収まるように受信信号光を集光できる集光距離を有し、この集光レンズ6bを光フィルタ7a,7b間に配置するので、LD部3と同様に、PD部4において所望の集光特性を得ることができ、受信に必要なPDの結合効率を得ることができる。
図2は、図1中のBIDIモジュールを用いた光送受信器の構成を示す図であり、LD部3及びPD部4の各信号を処理する回路を1つの基板9に実装した場合を示している。上述したように、実施の形態1による光送受信モジュール1では、光ファイバ8の光軸に沿ってLD部3とPD部4とが並設されるため、LD部3及びPD部4にそれぞれ接続するリード線5a,5bが筐体2の同一側面2aから延びている。このため、リード線5a,5bの双方を同じ最短の長さで基板(回路基板)9上の実装穴に直接挿入して基板9の上記回路に接続することができる。これにより、リード線5a,5b部分における信号のインピーダンスミスマッチが発生しにくく、電気特性劣化が発生しにくい。また、各信号を処理する回路を同一基板9上で配線できるため、構造が簡単になり、光送受信モジュール1を利用した光送受信器の小型化や低コスト化が可能であり、組立性が改善されるために性能の安定化も期待できる。
図3は、図1中のBIDIモジュールを用いた光送受信器の他の構成を示す図であり、フレキシブル基板10を介してBIDIモジュール1を基板9上の回路に接続した場合を示している。図3において、フレキシブル基板10には、BIDIモジュール1の送信用と受信用の信号線が配線されており、このフレキシブル基板10を介して、基板9上に実装された送信信号を処理する回路に接続する信号線とリード線5aとが接続されており、受信信号を処理する回路に接続する信号線とリード線5bとが接続されている。この構成においても、リード線5a,5bの双方を同じ最短の長さでフレキシブル基板10上の実装穴に直接挿入し、基板9の上記回路に接続することができる。このため、フレキシブル基板10を用いない場合と同様に、リード線5a,5b部分での信号のインピーダンスミスマッチが発生しにくく、電気特性劣化が発生しにくい。
以上のように、この実施の形態1によれば、光ファイバ8の光軸に沿った筐体2の側面2aに設けられ、送信信号光を発光するLD部3と、光ファイバ8の光軸に沿ってLD部3と同一側面2aに並設され、受信信号光を受光するPD部4と、LD部3で発光された送信信号光の光路線上に設けられ、送信信号光を集光する集光レンズ6aと、筐体2内の光ファイバ8の光軸上に設けられ、光ファイバ8を伝搬して入射された受信信号光を透過し、集光レンズ6aで集光された送信信号光を光ファイバ8の端面に入射させる光フィルタ7aと、筐体2内の光ファイバ8の光軸上に設けられ、光フィルタ7aを透過した受信信号光をPD部4の受光部に入射する光フィルタ7bと、光ファイバ8の光軸上の光フィルタ7a,7b間に設けられ、光フィルタ7bにより入射された受信信号光をPD部4の受光面に集光する集光レンズ6bとを備える。このように、モジュール筐体2内の同一側面2aにおいて、光ファイバ8の端面から近い順に、LD部3、PD部4を配置することで、LD部3の結合効率を向上させることができる。また、光ファイバ8の端面から遠いPD部4については、光ファイバ8の光軸上の光フィルタ7a,7b間に集光レンズ6bを設けることで、PD部4の結合効率を維持若しくは向上させることができ、これに応じて受信感度性能も向上する。
また、この実施の形態1によれば、LD部3の設置面に対応する筐体2の外面に設けられ、外部とLD部3との間の信号が伝搬するリード線5aと、リード線5aと同一外面に設けられ、外部とPD部4との間の信号が伝搬するリード線5bとを備えたので、従来のように、送信及び受信の各信号を処理する回路を実装する基板を別個に設ける必要がなくなり、組立性の改善、小型化を実現することができる。また、組立時のばらつきの低減を図ることができるので、モジュール性能の安定化を実現できる。
さらに、この実施の形態1によれば、集光レンズ6bが半球レンズであるので、PD部4の結合効率を向上させることができる。
さらに、この実施の形態1による光送受信器は、光送受信モジュール1と、光送受信モジュール1が取り付けられ、LD部3との間で伝搬される信号を処理する回路及びPD部4との間で伝搬される信号を処理する回路が実装された基板9とを備えるので、送信及び受信の各信号を処理する回路を実装する基板を別個に設ける必要がなく、組立性の改善、小型化を図ることが可能な光送受信器を実現することができる。
さらに、この実施の形態1によれば、LD部3と基板9のLD部3との間で伝搬される信号を処理する回路とを接続するとともに、PD部4と基板9のPD部4との間で伝搬される信号を処理する回路とを接続するフレキシブル基板10を備えたので、組立性の改善を実現することができる。また、組立時のばらつきの低減を図ることができるので、モジュール性能の安定化を実現できる。
1 光送受信モジュール、2 筐体、2a 側面、3 LD部(発光素子部)、4 PD部(受光素子部)、5a リード線(第1の電気接続部)、5b リード線(第2の電気接続部)、6a 集光レンズ(第1の集光レンズ)、6b 集光レンズ(第2の集光レンズ)、7a 光フィルタ(第1の光フィルタ)、7b 光フィルタ(第2の光フィルタ)、8 光ファイバ、9 基板(回路基板)、10 フレキシブル基板、100 光送受信モジュール、101 筐体、101a,101b 側面、102 LD部、103 PD部、104a,104b リード線、105a,105b 集光レンズ、106 光フィルタ、107 光ファイバ、108a,108b,109 基板、110 フレキシブル基板。
Claims (5)
- 一心の光ファイバで光信号を双方向に伝送する光送受信モジュールにおいて、
前記光ファイバの光軸に沿った筐体の側面に設けられ、送信信号光を発光する発光素子部と、
前記光ファイバの光軸に沿って前記発光素子部と同一側面に並設され、受信信号光を受光する受光素子部と、
前記発光素子部で発光された送信信号光の光路線上に設けられ、前記送信信号光を集光する第1の集光レンズと、
前記筐体内の前記光ファイバの光軸上に設けられ、前記光ファイバを伝搬して入射された受信信号光を透過し、前記第1の集光レンズで集光された送信信号光を前記光ファイバの端面に入射させる第1の光フィルタと、
前記筐体内の前記光ファイバの光軸上に設けられ、前記第1の光フィルタを透過した受信信号光を前記受光素子部の受光部に入射する第2の光フィルタと、
前記光ファイバの光軸上の前記第1及び前記第2の光フィルタ間に設けられ、前記第2の光フィルタにより入射された受信信号光を前記受光素子部の受光面に集光する第2の集光レンズとを備えたことを特徴とする光送受信モジュール。 - 発光素子部の設置面に対応する筐体の外面に設けられ、外部と前記発光素子部との間の信号が伝搬する第1の電気接続部と、前記第1の電気接続部と同一外面に設けられ、外部と前記受光素子部との間の信号が伝搬する第2の電気接続部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の光送受信モジュール。
- 第2の集光レンズは、半球レンズであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光送受信モジュール。
- 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の光送受信モジュールと、
前記光送受信モジュールが取り付けられ、発光素子部との間で伝搬される信号を処理する第1の回路及び受光素子部との間で伝搬される信号を処理する第2の回路が実装された回路基板とを備えた光送受信器。 - 第1及び第2の回路とそれぞれ接続する信号線が配線されており、前記信号線を介して、発光素子部と前記第1の回路とを接続するとともに、受光素子部と前記第2の回路とを接続するフレキシブル基板を備えたことを特徴とする請求項4記載の光送受信器。
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