JP4886819B2 - 3波長多重光送受信モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光通信網の構成要素である光信号送受信用局内装置に光送受信機能部として搭載される3波長多重光送受信モジュールに関する。
従来開発されてきた3波長多重光送受信モジュールでは、送信1波長、受信2波長を多重化したトライプレクサ(Triplexer)(非特許文献1,2参照)と呼ばれるタイプが主流であった。トライプレクサが送信1波長、受信2波長の組み合わせで構成されている理由は、非特許文献1,2にも記述されているように、現状のFTTH(Fiber To The Home)サービスに沿うためである。すなわち、GE−PONを中心とするFTTHサービスでは、ユーザー側の宅内装置(以下、ONU装置という)に求められる機能は、局側からの下りデジタル信号の受信(波長1490nm)、ユーザー側からの上りデジタル信号の送信(波長1310nm)およびアナログビデオのブロードキャスト信号の受信(波長1550nm)の三つであり、この三機能をコンパクトに集積化した光送受信モジュールがトライプレクサであった。
一方、デジタル信号の通信事業者とアナログビデオの放送事業者が制度上異なるため、局側の通信装置である光信号送受信用局内装置(以下、OLT装置という)では、デジタル信号の送受信(送信:1490nm、受信1310nm)に対応した2波長を多重化したBIDI型モジュール(非特許文献3参照)が用いられてきた。
上述したFTTHサービスでは、1.25Gbit/sのデジタル信号を扱っていたが、最近になって、さらに高速な10Gbit/sのデジタル信号サービスの追加を求める動きが顕在化している。この10Gbit/sの新サービスを提供するための通信システムは10GE−PONと呼ばれ、その仕様が活発に審議されている(例えば、非特許文献4参照)。10GE−PONの仕様では、10Gbit/sのデジタル信号に既存の1.25Gbit/sのデジタル信号とは異なる波長を割り当て、波長多重により既設のGE−PONシステムとの通信網の共用化が実現できるよう配慮している。具体的には、局側からユーザー側への下り10Gbit/s信号に波長1577nm、ユーザー側から局側への上り10Gbit/s信号に波長1270nmを割り当てることが決定している。
"PON-ONU Triplexer モジュール"、[online]、NEC、[平成21年5月8日検索]、インターネット〈URL:http://www.nec.co.jp/on/dd/products/pon-onu_triplexer/index.html〉 古米正樹、松村豊、吉村学、岡田毅、吉田享広、郷久雄、"G-PON ONU一心双方向デバイスの開発"、SEIテクニカルレビュー、2006年7月、第169号、P33-37 "BIDI型光送受信モジュール"、[online]、平成18年6月26日、日経BP社、[平成21年5月8日検索]、インターネット〈http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20060623/118511/〉 田島章雄、高橋成五、"BT-5-3 1G/10G共存を目指すバースト光受信技術"、電子情報通信学会総合大会公演論文集、2009年3月、Vol.2、p.SS-68−SS-69
近い将来に、その実現が期待されている10GE−PONとGE−PON共用の光通信システムに用いるONU装置では、従来と同じトライプレクサを内蔵したGE−PON用ONU装置と、10GE−PONの仕様に対応したトライプレクサ(10Gbit/s信号の受信(波長1577nm)、10Gbit/s信号の送信(波長1270nm)、アナログビデオ信号の受信(波長1550nm))を内蔵した10GE−PON用ONU装置を従来技術によって開発し、ユーザーの求めるサービスに応じて設置すれば良い。
一方、局側では、同じOLT装置に接続されるユーザーの中に、GE−PONユーザーと10GE−PONユーザーが混在するため、OLT装置にはGE−PON用の1490nm帯の半導体レーザ送信器及び1310nm帯の受信器と、10GE−PON用の1577nm帯の半導体レーザ送信器及び1270nm帯の受信器とが必要になる。これら4つの光モジュールの中で、10GE−PON用の受信器はGE−PON用の信号を受信することが可能であり、かつ、受信器後段の電子回路により受信信号が10GE−PONかGE−PONかを判別処理できるため、兼用可能である。したがって、OLT装置には、GE−PON用の1490nm帯の半導体レーザ送信器及び10GE−PON用の1577nm帯の半導体レーザ送信器と、1270/1310nm帯兼用受信器と、3波長多重機能部とを搭載することが必要となる。
上述したOLT装置の構成法として、GE−PON用の1490nm帯の半導体レーザ送信器及び10GE−PON用の1577nm帯の半導体レーザ送信器と、1270/1310nm帯兼用受信器と、3波長多重機能部とを集積化した3波長多重小型光モジュールを開発し、OLT装置に搭載することが考えられる。しかし、このような3波長多重小型光モジュールを構成する場合、従来のトライプレクサ(一つの半導体レーザ送信器と二つの受信器)とは異なり、調芯難易度の高い二つの半導体レーザ送信器を一つの受信器および波長多重機能部と合わせて集積化する必要があり、従来のトライプレクサと同様の光路設計手法や製造技術では、実用的な光結合効率を有する3波長多重小型光モジュールを実現することは困難であった。
以下に、その理由を説明する。2つの半導体レーザ送信器と1つの半導体受信器を2つ以上の誘電体多層膜フィルタからなる3波長多重機能部と集積化するには、3波長多重機能部の大きさに対して充分な光路長を確保するために、2つの半導体レーザ送信器からの出射光はコリメート光(平行光)に変換しなければならない。
以下に、図7を用いてコリメート光を出射する2つの半導体レーザ送信器の光路を調芯する際の課題について説明する。図7は、発振波長λ1の半導体レーザ送信器31及び発振波長λ2の半導体レーザ送信器32からそれぞれ出射されるコリメート光Cλ1,Cλ2が、ガラス基板上に誘電体多層膜を蒸着して形成された波長選別フィルタとファイバコリメートレンズ34とを介して光ファイバ35に結合する系の一例である。
半導体レーザ送信器31,32には、LDコリメートレンズが内蔵されており、それぞれ波長λ1のコリメート光Cλ1(図中の実線)と波長λ2のコリメート光Cλ2(図中の破線)を出射している。コリメート光Cλ1は波長選別フィルタを透過し、コリメート光Cλ2は波長選別フィルタで反射されて、二つのコリメート光Cλ1,Cλ2の光路は重なり合い、ファイバコリメートレンズ34に入射する。ファイバコリメートレンズ34で集光された二つのコリメート光Cλ1,Cλ2は光ファイバ35と結合する。
このような光学系で課題となるのが、二つのコリメート光Cλ1,Cλ2の入射角度を一致させる調芯手段である。すなわち図8(a)に示すように、コリメート光Cλ1,Cλ2をファイバコリメートレンズ34で集光する場合、コリメート光Cλ1,Cλ2はファイバコリメートレンズ34の主点を通る主軸34a上に集光される。換言すれば、図8(b)に示すようにコリメート光Cλ1,Cλ2の入射位置がファイバコリメートレンズ34の入射面上で一致しても、二つのコリメート光Cλ1,Cλ2の入射角度がΘ(例えば1°)異なると、二つのコリメート光Cλ1,Cλ2に対するファイバコリメートレンズ34の主軸34b,34cの傾きも異なるため、各コリメート光Cλ1,Cλ2の集光点はファイバコリメートレンズ34の焦点距離f×tanΘ程度ずれてしまう。
光通信用半導体レーザ送信器の組み立てに用いられるファイバコリメートレンズ34の焦点距離fは2〜4mm程度であり、ビーム角Θ=1°の違いによる集光点のズレ量は40μm程度に達する。これは、シングルモードファイバのコア径〜10μmの4倍であり、このような場合に二つのコリメート光Cλ1,Cλ2を同時に光ファイバ35に結合できないことを示している。
二つのコリメート光Cλ1,Cλ2に対して実用的な結合効率を実現するためには、二つの集光点間のズレ量を1μm程度に抑える必要がある。そしてそのような状態を実現するためには、二つのコリメート光Cλ1,Cλ2間の入射角度差Θを0.03°以下に抑制する必要があり、部材の加工精度や波長選別フィルタの固定精度を考慮すると高い歩留まりでの実現が困難な角度精度であると判る。
一方、一つの半導体レーザ送信器の集積化を避けるために、光ファイバ付きの三つの光モジュール(GE−PON用の1490nm帯の半導体レーザ送信器、10GE−PON用の1577nm帯の半導体レーザ送信器、及び1270/1310nm帯兼用受信器)と3波長の合分波機能を有する光ファイバ付きのフィルタユニットとを個別にOLT装置に搭載し、光ファイバで接続する方法もある。しかし、この方法ではOLT装置の大型化は避けられず、加入者数の今後の増大によるOLT装置の増設スペース不足を引き起こす可能性がある。
上述したように小型で低コストなOLT装置の実現には、何らかの高精度なコリメート光の角度調芯手段を考案し、3波長多重小型光モジュールを量産可能にする必要がある。
本発明はこのような問題を解決するものであって、高精度且つ実用的なコリメート光の角度調芯を実現可能とした3波長多重光送受信モジュールを提供することを目的とする。
また、第の発明に係る3波長多重光送受信モジュールは、二つの光通信用半導体レーザ送信器と、一つの光通信用光受信器と、一つの光ファイバとが、少なくとも二つの誘電体多層膜フィルタを備えた波長合分波機能部に固定されてなり、少なくとも一方の前記光通信用半導体レーザ送信器から出射された前記レーザ光が、少なくとも二つのレンズを介して他方の前記光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光に重ね合わされ、重なり合った二つの前記レーザ光が少なくとも他の一つのレンズを介して前記光ファイバに入射するように構成された3波長多重光送受信モジュールであって、前記二つのレンズが、前記一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射される前記レーザ光の光路上に設けられて前記レーザ光を平行光に変換するコリメートレンズ、及び、前記一方の光通信用半導体レーザ送信器と前記コリメートレンズとの間に設けられて前記一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射された前記レーザ光を集光し前記コリメートレンズに入射させる結合レンズであることを特徴とする。
また、第の発明に係る3波長多重光送受信モジュールは、第1の発明に係る3波長多重光送受信モジュールにおいて、二つの前記光通信用半導体レーザ送信器内に各々光アイソレータを搭載することに代えて、前記波長合分波機能部内に、前記二つの光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光を通過させる一つの光アイソレータを搭載したことを特徴とする。
また、第の発明に係る3波長多重光送受信モジュールは、第1またはの発明に係る3波長多重光送受信モジュールにおいて、二つの前記光通信用半導体レーザ送信器から出射される信号光の波長範囲が、それぞれ1480nm以上1500nm以下および1572nm以上1580nm以下であることを特徴とする。
また、第の発明に係る3波長多重光送受信モジュールによれば、二つの光通信用半導体レーザ送信器と、一つの光通信用光受信器と、一つの光ファイバとが、少なくとも二つの誘電体多層膜フィルタを備えた波長合分波機能部に固定されてなり、少なくとも一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光が、少なくとも二つのレンズを介して他方の光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光に重ね合わされ、重なり合った二つのレーザ光が少なくとも他の一つのレンズを介して光ファイバに入射するように構成されたので、従来の調芯手法である平面内の二方向の調芯により、二つの光通信用半導体レーザ送信器から出射されるコリメート光の進行方向を高精度に一致させることが可能となる。これにより、光通信用半導体レーザ送信器を固定する際に生じる微小なずれによる結合効率の変動を抑制することが可能となり、製造歩留まりが向上し、低コスト化が実現できる。
さらに、二つのレンズが、一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射されるレーザ光の光路上に設けられて前記レーザ光を平行光に変換するコリメートレンズ、及び、一方の光通信用半導体レーザ送信器とコリメートレンズとの間に設けられて前記一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射された前記レーザ光を集光し前記コリメートレンズに入射させる結合レンズであるので、二つの光通信用半導体レーザ送信器から出射されるコリメート光の進行方向を高精度に一致させることが可能となる。
また、第の発明に係る3波長多重光送受信モジュールによれば、二つの光通信用半導体レーザ送信器内に各々光アイソレータを搭載することに代えて、波長合分波機能部内に、二つの光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光を通過させる一つの光アイソレータを搭載したので、第1の発明の効果に加えて反射戻り光の遮断が可能になるとともに、光信号送受信用局内装置を低コストに構成することが可能になる。
また、第の発明に係る3波長多重光送受信モジュールによれば、二つの光通信用半導体レーザ送信器から出射される信号光の波長範囲が、それぞれ1480nm以上1500nm以下および1572nm以上1580nm以下であるので、光信号送受信用局内装置を10GE−PONとGE−PON共用の光通信システムに適用可能な構成とすることができる。
本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールにおけるコリメート光の光路を示す説明図である。 本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程(1)の概要を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程(2)の概要を示す斜視図である。 図4(a)は本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程(3)の概要を示す斜視図、図4(b)は本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程(3)の概要を示す他の斜視図である。 本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程(4)の概要を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程(5)の概要を示す斜視図である。 コリメート光学系を用いた2波長多重光学系の概念を示す説明図である。 図8(a)はコリメート光学系における入射ビーム角と結像位置の関係を示す説明図、図8(b)はコリメート光学系における入射ビーム角と結像位置の関係を示す他の説明図である。
以下に、本発明に係る3波長多重光送受信モジュールの一実施形態について説明する。本実施形態に係る3波長多重光送受信モジュールは、それぞれ1480nm以上1500nm以下、1572nm以上1580nm以下の発振波長を有する二つの半導体レーザ送信器と、一つの光受信器と、一つの光ファイバとを、少なくとも二つの誘電体多層膜フィルタを備える波長合分波機能部に固定して構成し、二つの半導体レーザ送信器のうち、一方の半導体レーザ送信器から出力されるコリメート光の光路上にLDコリメートレンズ、ファイバコリメートレンズ以外の第三のレンズを挿入するものである。
より詳しくは、本実施形態では、2個の半導体レーザ送信器からの出力光のうち一方の半導体レーザ送信器の光路上にコリメートレンズを1枚加えることにより、一方の半導体レーザ送信器の出力光のコリメートレンズへの入射位置をX−Y方向に調整することを可能としている。これにより、X−Y方向の調芯のみで一方の半導体レーザ送信器の出力光の光路と他方の半導体レーザ送信器の出力光の光路との角度のずれを容易に補正することが可能となり、一方の半導体レーザ送信器の光路の入射角を他方の半導体レーザ送信器の光路の入射角と一致させ、合波に用いているWDM(Wavelength Division Multiplexing:波長分割多重)フィルタを通過するときに2つの出力光の光路が重なるようにしている。
さらに、本実施形態に係る3波長多重光送受信モジュールにおいては、上記コリメートレンズの前段に結合レンズを1枚設け、調芯後の溶接固定時に生じる微小なずれ(PWS)の影響が小さくなるようにしている。
また、二つの半導体レーザ送信器から出射される出力光の光路が重なり合う部分に共用可能な光アイソレータを挿入している。これにより、従来それぞれの半導体レーザ送信器に搭載されていた光アイソレータを削減することができ、低コスト化が可能になる。
このように本発明は、2つの半導体レーザ送信器からの出力光のうち一方の光路上に合計3枚のレンズが存在する構造に特徴があり、これにより調芯が容易になるという効果が得られるものである。このような構成とすることにより、上記一方の半導体レーザ送信器から出射されるコリメート光を高精度に角度調節し、二つの半導体レーザ送信器から出射されるコリメート光を高精度に重ね合わせることが可能となる。
以下、図1乃至図6に基づいて本発明に係る3波長多重光送受信モジュールの一実施例を説明する。なお、以下の実施例は、本発明の効果を示す一つの例示であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を行い得ることは言うまでもない。
本実施例では、二つの半導体レーザ送信器と一つの受信器が誘電体多層膜フィルタ2枚を取り付けた金属筐体からなる波長合分波機能部に取り付けられる場合の例について説明する。
図1に示すように、本実施例に係る3波長多重光送受信モジュールは、光通信用半導体レーザ送信器としてのそれぞれ発振波長λ1,λ2の二つの半導体レーザ送信器(以下、第一半導体レーザ送信器、第二半導体レーザ送信器という)1,2と、一つの光通信用光受信器としての受信器3と、光ファイバ4とが、波長合分波機能部としての金属筐体5に取り付けられている。
より詳しくは、第一半導体レーザ送信器1は10Gb/sの送信光源(10GLD)として発振波長(λ1)が1577nmのEA変調器集積型DFB−LDを備えている。第二半導体レーザ送信器2は1Gb/sの送信光源(1GLD)として発振波長(λ2)が1490nmのDFB−LDを備えている。また、受信器3は1Gb/s,10Gb/s双方の光信号受信素子として受光径25μmのアバランシェフォトダイオード(APD)素子を備えている。
金属筐体5は、SF20Tあるいはステンレスを直方体状に成形してなり、その一つの面(以下、第一の面という)5aに第一半導体レーザ送信器1及び受信器3が、第一の面5aに直交する一つの面(以下、第二の面という)5bに第二半導体レーザ送信器2が、第一の面5aに対向する面(以下、第三の面という)5cに光ファイバ4が固定されている。また、金属筐体5には、第一の面5a、第二の面5b、及び第三の面5cに直交する一つの面(以下、第四の面という)5dに表面視平行四辺形状に開口する凹部6が形成されている。
さらに、金属筐体5には、第一の面5a、第二の面5bのそれぞれ第一半導体レーザ送信器1及び第二半導体レーザ送信器2が固定される箇所に、凹部6に貫通する光入力用の第一連通孔5e、第二連通孔5fが形成されるとともに、第一の面5aの受信器3が固定される箇所に凹部6に貫通する光出力用の第三連通孔5gが形成され、第三の面5cの光ファイバ4が固定される箇所に光入出力用の第四連通孔5hが形成されている。
第二連通孔5f、第三連通孔5g、第四連通孔5hにはその筐体5表面及び凹部6側の開口端から離間した位置にそれぞれコリメートレンズ(以下、第一コリメートレンズ、第二コリメートレンズ、第三コリメートレンズという)7,8,9が挿入・固定されている。さらに、第二連通孔5f、第三連通孔5gの凹部6側に開口する開口端にはそれぞれ誘電体多層膜フィルタとして波長選別(WDM)フィルタ(以下、第一WDMフィルタ、第二WDMフィルタという)10,11が固定され、第二連通孔5fの筐体5表面側の開口端には第二半導体レーザ送信器2との間に結合レンズ12が固定される一方、第三連通孔5gの筐体5表面側の開口端には受信器3との間にカットフィルタ13が固定されている。また、凹部6の中央には光アイソレータ14が固定されている。
すなわち、図1に示すように、本実施例においては、第二半導体レーザ送信器2がそのコリメート光Cλ2の光路上に配置された結合レンズ12、第一コリメートレンズ7を介して第一半導体レーザ送信器1のコリメート光Cλ1の光路と重なり合うように構成され、さらに、第一半導体レーザ送信器1のコリメート光Cλ1及び第二半導体レーザ送信器2のコリメート光Cλ2の光路が重なり合う部分に共用可能に光アイソレータ14、第三コリメートレンズ9が配設されている。そしてこれにより、第二半導体レーザ送信器2の光路上には結合レンズ12、第一コリメートレンズ7、及び、第三コリメートレンズ9の三つのレンズが配置された状態となっている。
なお、凹部6の形状は用いるWDMフィルタ10,11の特性に依存するため、平行四辺形以外の任意の形を取り得ることはいうまでもない。
以下、図2乃至図6を用いてこのように構成される本実施例に係る3波長多重光送受信モジュールの組み立て工程について説明する。
[工程(1) 波長合分波機能部の作製]
工程(1)では波長合分波機能部を作製する。まず、図2に示すように、SF20Tあるいはステンレス製の直方体状の部材に表面視平行四辺形状の凹部6を加工するとともに、所望の位置に連通孔5e、5f,5g,5hを開けてなる金属筐体5を用意する。
続いて、凹部6の第三連通孔5gが開口する面(以下、第一取付面という)6aに入射角度45°±4°の光線に対して以下の反射/透過特性を有する第二WDMフィルタ11を接着固定する。
反射帯域:1450−1600nm(損失0.3dB以下)
透過帯域:120−130nm(損失0.3dB以下)
同様に、凹部6の第二連通孔5fが開口する面(以下、第二取付面という)6bに入射角度45°±4°の光線に対して以下の反射/透過特性を有する第一WDMフィルタ10を接着固定する。
反射帯域:1560−1600nm(損失0.3dB以下)
透過帯域:1450−1510nm(損失0.3dB以下)
ここで、第一半導体レーザ送信器1から出射されるコリメート光Cλ1の出射方向は、第一半導体レーザ送信器1の機械的な光軸1aに対して±2°の範囲内でバラついている(図3に示す二点差線参照)。上述したように二つのWDMフィルタ10,11の入射角度のトレランスは±4°であるため、WDMフィルタ11,10の取り付け位置である第一取付面6aおよび第二取付面6bの二つの面は、それぞれ光ファイバ4の取り付け面である金属筐体5の第三の面5cに対して、各々45°±2°以内の角度で加工するものとする。
続いて、受信器取り付けポート15(第三連通孔5gの開口端)及び光ファイバ取り付けポート16(第四連通孔5hの開口端)にそれぞれ焦点距離3.0mmの第二コリメートレンズ8、第三コリメートレンズ9を挿入した後、それぞれをYAG溶接もしくは接着剤により固定する。続いて、凹部6の中央に光アイソレータ14を挿入した後、YAG溶接あるいは接着剤により固定する。
続いて、第二半導体レーザ送信器取り付けポート17(第二連通孔5fの開口端)の中に焦点距離1.5mmの第一コリメートレンズ7を挿入した後、YAG溶接もしくは接着剤で固定する。最後に、第三連通孔5gに取り付けた第二コリメートレンズ8上に入射角度0°±4°の光線に対して以下の透過特性を有するカットフィルタ13を接着固定する。
透過帯域:130nm以下(損失0.3dB以下)
阻止帯域:1450nm以上(損失30dB以上)
以上の工程によって、金属筐体5が波長合分波機能部として完成する。
[工程(2) 第一半導体レーザ送信器へのコリメートレンズの取り付け]
工程(2)では第一半導体レーザ送信器1にコリメートレンズ(以下、第四コリメートレンズという)18を取り付ける。図3に示すように、本実施例において第一半導体レーザ送信器1は、サファイア製の光窓1b付きのパッケージ1cを用いて組立てられている。この光窓1bの外側に、光窓1bに対して垂直にコリメート光Cλ1が出射されるように焦点距離1.0mmの第四コリメートレンズ18を調芯した後、YAG溶接で固定する。なお、本実施例では、第四コリメートレンズ18を外付けする例を示したが、パッケージ1c内に第四コリメートレンズ18を搭載し、光窓1bからコリメート光Cλ1が出射されるようなタイプのものを用いても良い。
[工程(3) 第一半導体レーザ送信器および光ファイバの金属筐体への取り付け]
工程(3)では金属筐体5に第一半導体レーザ送信器1および光ファイバ4を取り付ける。まず、図4(a)に示すように、金属筐体5の光ファイバ取り付けポート16に赤外線(IR)カメラ19を装着する。第一半導体レーザ送信器1を金属筐体5の第一半導体レーザ送信器取り付け用ポート20(第一連通孔5eの開口端)上に載せ、第一半導体レーザ送信器1に30mA程度を通電する。第一半導体レーザ送信器1もしくは金属筐体5を微動台(図示せず)で動かし、第一半導体レーザ送信器1のコリメート光Cλ1が、光ファイバ取り付けポート16に装着してある第三コリメートレンズ9の中心に来るように赤外線カメラ19で観察しながら調芯した後、図中*印で示すようにYAG溶接により第一半導体レーザ送信器1を金属筐体5に固定する。続いて、図4(b)に示すように、調芯装置(図示せず)に光ファイバ4と金属筐体5を取り付け、金属筐体5の光ファイバ取り付けポート16上で第一半導体レーザ送信器1のコリメート光Cλ1と光ファイバ4との結合が最大となるよう調芯した後、光ファイバ4を金属筐体5にYAG溶接する。
[工程(4) APD受信器の取り付け]
工程(4)では金属筐体5に受信器3を取り付ける。図5に示すように、前工程(3)で調芯固定した光ファイバ4の光コネクタを発振波長(λ3)が1270nmのDFB−LD21と接続する。受信器3を金属筐体5の受信用ポート15(図2参照)上に載せ、DFB−LD21の出射光Cλ3に対して受信器3の受光電流が最大となるまで調芯した後、YAG溶接で固定する。なお、本実施例において受信器3は、TO−CANと呼ばれるパッケージ3aに搭載され、サファイア光窓3b付きのキャップ3cで封止されている。
以上の工程(1)乃至工程(4)は、1つの半導体レーザと1つの受信器から構成される従来のBIDIあるいは、1つの半導体レーザと2つの受信器から構成される3波長多重光送受信モジュールを製造する際の技術と同様である。これらの工程に続いて行う、2つ目の半導体レーザ送信器(第二半導体レーザ送信器2)を調芯固定する工程(5)が従来の技術とは異なる部分である。
[工程(5) 第二半導体レーザ送信器の調芯固定]
工程(5)では第二半導体レーザ送信器2の調芯固定を行う。図6に示すように、本実施例で用いる第二半導体レーザ送信器2は、TO−CANと呼ばれるパッケージ2aに搭載され、サファイア光窓2b付きのキャップ2cで封止されている。
金属筐体5の第二半導体レーザ送信器用ポート17にレンズ調芯用カラー22を介して結像倍率2倍のLD結合レンズ12を載せ、さらに光軸付近に第二半導体レーザ送信器用カラー23を介して第二半導体レーザ送信器2を配置し、第二半導体レーザ送信器2に30mA程度通電し、金属筐体5、結合レンズ12、第二半導体レーザ送信器2の三体調芯、具体的には、結合レンズ12、第二半導体レーザ送信器2を金属筐体5に対してX方向及びY方向に相対的に移動させるX−Y調芯を行う。
そして、三体調芯により第二半導体レーザ送信器2の出力光Cλ2の光ファイバ4への結合が最大となる位置を見つけた後、結合レンズ12、第二半導体レーザ送信器2を金属筐体5にYAG溶接で固定する。
このように、本実施例に係る3波長多重光送受信モジュールにおいては、第二半導体レーザ送信器2の出力Cλ2の光路に結合レンズ12、第一コリメートレンズ7、第三コリメートレンズ9の3つのレンズを設けている。
以上の工程(1)乃至工程(5)により、二つの半導体レーザ送信器1,2及び一つの受信器3からなる3波長多重光送受信モジュールが完成する。
工程(5)のメリットは、図1に示すように、結合レンズ12の主軸12aに対してこの主軸12aに直交する平面上の二方向(X−Y方向)に第二半導体レーザ送信器2を移動させるX−Y調芯を行うことによって、第一コリメートレンズ7の中心付近に第二半導体レーザ送信器2のコリメート光Cλ2が入射する状態を保ちながら、このコリメート光Cλ2の入射角を任意に調整できる点にある。
この工程(5)を行うことにより、工程(3)において第一半導体レーザ送信器1とWDMフィルタ10を固定した際に決まった第一半導体レーザ送信器1のコリメート光Cλ1の方位と位置(図1の二点鎖線)に、X−Y調芯により第二半導体レーザ送信器2のコリメート光Cλ2の方位と位置(図1の実線)を重ね合わせることが容易に達成できる。ここで、図1では説明のため二つのコリメート光Cλ1, Cλ2を相互に平行するように描いているが、実際には重なり合っていることはいうまでもない。
なお、調芯する角度範囲が狭い場合には、結合レンズ12を第二半導体レーザ送信器2に予め調芯固定し、レンズ付き第二半導体レーザ送信器2と金属筐体5との二体調芯でも同様の位置・方位合わせが可能である。さらに、第二半導体レーザ送信器2をZ調芯することで、像倍率の微調整(1.5〜2.5倍の範囲程度)も可能であり、第二半導体レーザ送信器2のスポットサイズが設計値からずれた場合でも最適な像倍率で光ファイバ4と結合でき、高い光結合効率が容易に達成できる。
上述した工程を経て完成した3波長多重光送受信モジュールにおける第一、第二半導体レーザ送信器1,2の光ファイバ4との結合効率と、受信器3の光電変換効率とを測定した結果、第一半導体レーザ送信器1の結合効率は65%、第二半導体レーザ送信器2の結合効率は54%、受信器3の増倍率1付近での光電変換効率は0.9A/Wであった。この結果より、本実施例に係る3波長多重光送受信モジュールによれば実用上十分に利用可能な結合効率が達成できることが分かる。
以上に詳細に説明したように、本実施例に係る3波長多重光送受信モジュールによれば、通常の調芯手法である平面内のX−Y調芯により、第一半導体レーザ送信器1のコリメート光Cλ1と第二半導体レーザ送信器2のコリメート光Cλ2との進行方向を一致させることが可能である。
また、結像倍率2倍の結合レンズ12と焦点距離1.5mmの第一コリメートレンズ7と焦点距離3.0mmの第三コリメートレンズ9による2倍の光学系を合わせることで、第二半導体レーザ送信器2に対して4倍の結像倍率を実現している。そのため、4倍の光学系を用いているにもかかわらず、最後に第二半導体レーザ送信器2をYAG溶接で固定する際の溶融金属の固化に伴う微小なずれ(PWS)の光ファイバ4上への投影倍率は2倍に抑えられる。その結果、上述した微小なずれによる結合効率の変動を抑制することが可能であり、当該3波長多重光送受信モジュールの製造歩留まりが向上し、その低コスト化が一層促進される。
なお、本実施例では、第一、第三コリメートレンズ7,9による結像倍率を2倍、結合レンズ12の結像倍率を2倍として4倍の光学系を組んだが、結合レンズ12の結像倍率mを2〜3とし、第一、第三コリメートレンズ7,9による結像倍率n(n=P/m)を1.5〜2としても同様の効果が得られる。ここで、Pは用いる第二半導体レーザ送信器2が光ファイバ4とレンズ結合する際に最も高い結合効率の得られる倍率であり、通常3〜5の値になっている。
さらに、本実施例に係る3波長多重光送受信モジュールによれば、従来困難であった第一半導体レーザ送信器1と第二半導体レーザ送信器2との光路(位置と方位)の高精度な重ね合わせが可能になることに加えて、コリメート光Cλ1,Cλ2の共通光路上に1つの光アイソレータ14を置くことで反射戻り光の遮断が可能になるため、第一半導体レーザ送信器1と第二半導体レーザ送信器2とにそれぞれ光アイソレータを搭載する必要がなく、第一半導体レーザ送信器1と第二半導体レーザ送信器2とにそれぞれ光アイソレータを搭載する場合に比較して低コスト化が可能である。
本発明は、光通信網の構成要素である光信号送受信用局内装置に光送受信機能部として搭載される二つの送信器と一つの受信器とを有する3波長多重光送受信モジュールに適用して好適なものである。
1 第一半導体レーザ送信器(10GLD、発振波長λ1)
2 第二半導体レーザ送信器(1GLD、発振波長λ2)
3 受信器
4 光ファイバ
5 筐体
6 凹部
7 第一コリメートレンズ(焦点距離1.5mm)
9 第三コリメートレンズ(焦点距離3.0mm)
10 第一WDMフィルタ(誘電体多層膜フィルタ)
11 第二WDMフィルタ(誘電体多層膜フィルタ)
12 結合レンズ
14 光アイソレータ
Cλ1 第一半導体レーザ送信器のコリメート光
Cλ2 第二半導体レーザ送信器のコリメート光

Claims (3)

  1. 二つの光通信用半導体レーザ送信器と、一つの光通信用光受信器と、一つの光ファイバとが、少なくとも二つの誘電体多層膜フィルタを備えた波長合分波機能部に固定されてなり、
    少なくとも一方の前記光通信用半導体レーザ送信器から出射された前記レーザ光が、少なくとも二つのレンズを介して他方の前記光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光に重ね合わされ、重なり合った二つの前記レーザ光が少なくとも他の一つのレンズを介して前記光ファイバに入射するように構成された3波長多重光送受信モジュールであって
    前記二つのレンズが、前記一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射される前記レーザ光の光路上に設けられて前記レーザ光を平行光に変換するコリメートレンズ、及び、前記一方の光通信用半導体レーザ送信器と前記コリメートレンズとの間に設けられて前記一方の光通信用半導体レーザ送信器から出射された前記レーザ光を集光し前記コリメートレンズに入射させる結合レンズである
    ことを特徴とする3波長多重光送受信モジュール。
  2. 請求項1記載の3波長多重光送受信モジュールにおいて、
    二つの前記光通信用半導体レーザ送信器内に各々光アイソレータを搭載することに代えて、前記波長合分波機能部内に、前記二つの光通信用半導体レーザ送信器から出射されたレーザ光を通過させる一つの光アイソレータを搭載した
    ことを特徴とする3波長多重光送受信モジュール。
  3. 請求項1または請求項に記載の3波長多重光送受信モジュールにおいて、
    二つの前記光通信用半導体レーザ送信器から出射される信号光の波長範囲が、それぞれ1480nm以上1500nm以下および1572nm以上1580nm以下である
    ことを特徴とする3波長多重光送受信モジュール。
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