JP3806928B2 - 光送受信機及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光信号による情報通信を行う際に用いられる光送受信機(光トランシーバ)及びこの光送受信機の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光をキャリアとして用いて情報通信を行う光通信は、高速、大容量な通信を実現する通信方法の1つであり、この特徴を生かした幹線系ネットワークや、加入者系ネットワークの構築が国内外において活発化している。加入者(家庭等における利用者)と局を結ぶネットワークの規格は、ITU−T勧告G.983.1として国際標準化されており、1本の光ファイバと1.3μm帯、1.55μm帯の2波長で送受信を行う波長分割多重方式(WDM方式)を採用する計画が進められている。
【0003】
波長分割多重方式では、局側から加入者側に対する送信には波長1.55μmの光信号が用いられ、加入者側から局側に対する送信には波長1.3μmの光信号が用いられる。このような光通信を行うための加入者側の端末装置(例えば、パーソナルコンピュータなど)には、光信号を送受するためのインターフェイスとしての光送受信機(光トランシーバ)が備えられる。光送受信機は、局側に送信する送信情報を担う電気信号を光信号に変換する発光部、局側から送られる光信号を電気信号に変換する受光部、局側と接続された光ファイバと発光部及び受光部を含むユニットとを接続する接続部(光コネクタ)、などの要素を含んで構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような光通信のネットワークを広く普及するためには、加入者側で用いられる端末装置に備えられる光送受信機の低コスト化が重要である。しかしながら、従来の光送受信機では、光学素子等の部品や三次元的な光導波路などを実装するシリコン基板の凹凸の加工を行う際に、異方性エッチング等の方法を用いているために、長い加工時間が必要となる。また、シリコン基板上の異なる位置に、3次元での精密な位置合わせを行いながら光学素子等の部品を実装しているため、実装に要する工程数が多くなる。これらの要因により、従来の光送受信機の製造には、多種類の工程を要し、製造コストが多くかかっている。
【0005】
本発明は、このような点に着目して創作されたものであり、製造工程の簡素化を図ることが可能となる光送受信機を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明は、製造工程の簡素化を図ることが可能な光送受信機の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の光送受信機は、信号光を双方向に伝搬させる光信号路の一端部側に設けられ、該光信号路の一端から出射する信号光の光軸に対して略直交する面内にそれぞれ配置される分光手段、発光器及び受光器を含んでおり、分光手段により、光信号路の一端部から出射される信号光の向きを変えて受光器に導くと共に、発光器から出射された信号光を光信号路の一端部に導いている。
【0008】
また、他の本発明の光送受信機は、波長の異なる複数の信号光を双方向に伝搬させる光信号路の一端部側に設けられ、該光信号路の一端から出射する信号光の光軸に対して略直交する面内にそれぞれ配置される分光手段、発光器及び受光器を含んでおり、分光手段により、光信号路の一端部から出射される信号光を受信光とし、この光軸の向きを受信光の波長に対応して変えて受光器に導くと共に、発光器から出射される信号光を光信号路の一端部に導いている。
【0009】
光信号路の一端から出射する信号光の光軸に垂直な面内に分光手段、発光器及び受光器の各要素を配置しているので、構造の簡略化、位置合わせ(アライメント)の容易化を図ることが可能となり、光送受信機の製造工程を簡素化することが可能となる。これにより、製造コストを削減し、光送受信機の低コスト化を図ることが可能となる。
【0010】
好ましくは、分光手段、発光器及び受光器は、それぞれ異なる直交面上に存在する。
【0011】
好ましくは、分光手段、発光器及び受光器は、それぞれ透明基板(あるいは光透過性の基板)によって支持される。これにより、分光手段、発光器及び受光器の各々を支持する透明基板を層状に並べて形成することによって光学系を構成することができるので、光送受信機の製造が容易となり、低コスト化を図ることが可能となる。また、複数の透明基板を用意し、各々の透明基板に複数の分光手段、複数の発光器、複数の受光器を設けた後に各透明基板を重ね合わせて形成し、その後、分割するという製造方法を採ることが可能となるので、複数の光送受信機を効率よく製造することが可能となる。特に、このような製造方法を採った場合には、複数の光送受信機についての分光手段、発光器、受光器の相互間の精密な位置合わせを一括して行うことができることから、製造工程の大幅な簡略化が可能となる。
【0012】
好ましくは、上述した分光手段は、回折格子を含む、入射光の波長に対応して出射光の光軸に角度変化を与える角度分散形光分波回路によって実現する。これにより、分光手段を薄型に形成することが可能となる。
【0013】
好ましくは、上述した回折格子は、格子深さをd、回折格子の材料の屈折率をn、送信光と受信光の波長のうちで小さい方の波長をλ1、大きい方の波長をλ2とすると、λ1/(n−1)<d<λ2/(n−1)、の関係を満たすように格子深さdが設定される。これにより、送信光、受信光ともに高い回折効率を得ることが可能となる。
【0014】
好ましくは、分光手段としての上記回折格子は、集光機能を兼ね備える。これにより、信号光を効率よく光信号路へ入射させることが可能となる。また、分光手段は、プリズムにより実現してもよい。
【0015】
好ましくは、発光器から出力される信号光の向きを変えて分光手段に導く第1の偏向手段を更に備える。これにより、発光器の配置位置の自由度が増し、配置位置の設計が容易となる。
【0016】
好ましくは、第1の偏向手段は、回折格子を含む、入射光の波長に対応して出射光の光軸に角度変化を与える角度分散形光分波回路によって実現する。これにより、第1の偏向手段の厚みを薄くすることが可能となる。
【0017】
好ましくは、第1の偏向手段は、分光手段が配置される面と略平行な面内に配置される。
【0018】
好ましくは、第1の偏向手段は、透明基板によって支持される。これにより、上述した分光器等を支持する透明基板とともに、第1の偏向手段を支持する透明基板を層状に重ね合わせることによって光学系を構成することができるので、構造の簡素化を図ることが可能となり、第1の偏向手段の追加による製造工程の複雑化を回避することが可能となる。
【0019】
好ましくは、分光手段から出力される信号光の向きを変えて受光器に導く第2の偏向手段を更に備える。これにより、発光器の配置位置の自由度が増し、配置位置の設計が容易となる。
【0020】
好ましくは、第2の偏向手段は、回折格子又はレンズを含む、入射光の波長に対応して出射光の光軸に角度変化を与える角度分散形光分波回路によって実現する。これにより、第2の偏向手段の厚みを薄くすることが可能となる。
【0021】
好ましくは、第2の偏向手段は、集光機能を更に備える。これにより、分光手段から出射する信号光を集光して受光器に入射させることができるので、より確実に情報の受信を行うことが可能となる。
【0022】
好ましくは、第2の偏向手段は、分光手段が配置される面と略平行な面内に配置される。
【0023】
好ましくは、第2の偏向手段は、透明基板によって支持される。これにより、上述した分光器等を支持する透明基板とともに、第2の偏向手段を支持する透明基板を層状に並べることによって光学系を構成することができるので、構造の簡素化を図ることが可能となり、第2の偏向手段の追加による製造工程の複雑化を回避することが可能となる。
【0024】
好ましくは、第1及び第2の偏向手段は、同一面内に配置される。これにより、第1及び第2の偏向手段を透明基板により支持する場合には、同一の透明基板を用いて両者を支持することができるので、部品数の削減による構成の簡略化が可能である。また、この場合には、第1及び第2の偏向手段の組み立てを同時に行うことができるので、製造工程の簡略化によるコスト削減を図ることが可能となる。
【0025】
好ましくは、第2の偏向手段は、分光手段から出力される信号光を反射して受光器へ導く反射型の回折格子である。これにより、受光器を発光器からより遠ざけて配置することが可能となり、両者の間におけるクロストーク(信号の混信)を抑制する効果を期待することができる。
【0026】
好ましくは、光信号路の一端から出射する信号光を略平行光線として分光手段に導く集光手段を更に備える。これにより、更に効率よく信号光を光信号路へ入射させることが可能となる。この集光手段は、レンズによって実現することが好ましい。
【0027】
好ましくは、発光器と受光器の間に配置されて相互間の信号漏れを防止するクロストーク防止手段を更に備える。これにより、受光器と発光器を比較的に近距離に配置した場合であっても、両者の間におけるクロストークを抑制することが可能となる。
【0028】
好ましくは、分光手段及びクロストーク防止手段は共に、光信号路の一端から出射する光の光軸に対して直交する面内に存在する。
【0029】
好ましくは、分光手段及びクロストーク防止手段は、それぞれ透明基板によって支持される。これにより、上述した分光器等を支持する透明基板とともに、分光手段及びクロストーク防止手段を支持する透明基板を層状に重ね合わせることによって光学系を構成することができるので、構成が簡単であり、製造工程の複雑化を回避することが可能となる。
【0030】
好ましくは、クロストーク防止手段は、透明基板に形成された導電体膜である。これにより、2つの信号光間の遮光のみならず、電磁シールドをも行って、送受信回路間の電気信号の漏洩をも防止する。また、少ないスペースにクロストーク防止手段を設けることが可能となる。
【0031】
また、本発明は、発光器及び受光器と、入射光の波長に対応してその出射光の光軸の向きを変える分光手段とを含み、波長の異なる複数の信号光を双方向に伝搬させる光信号路の一端部側に設けられて情報の送受信を行う光送受信装置の製造方法であって、複数の分光手段が形成された第1の透明基板と、複数の受光器が形成された第2の透明基板と、複数の発光器が形成された第3の透明基板とを相互に重ね合わせて組み立てる基板組立工程と、組み立てられた後の第1乃至第3の透明基板を受光器、発光器及び分光手段の各々を1つずつ含む領域毎に切断して複数のサブ基板に分割する基板切断工程とを含んでいる。
【0032】
このような製造方法によれば、1つの透明基板上に分光手段(例えば、回折格子)を多数個同時に形成することができるので、製造工程の効率化を図ることが可能となる。また、分光手段が多数形成された第1の透明基板と、多数の受光器が形成された第2の透明基板と、多数の発光器が形成された第3の透明基板とを重ね合わせて組み立てた後に分割しているので、各透明基板を重ね合わせる際に精密な位置合わせ(アライメント)を行うことで、1つ1つの光送受信機に対して個別的にアライメントを行うことなく、複数の光送受信機を一挙に製造することができる。これにより、1つ1つの光送受信機を個別的に製造する場合に比べて、アライメントの回数を大幅に削減することが可能となり、製造プロセスの簡素化が可能となる。したがって、製造コストの大幅な削減が可能となる。
【0033】
好ましくは、第1の透明基板に形成される分光手段は、回折格子により実現する。また、好ましくは、基板組立工程は、各基板を相互に貼り合わせて組み立てる工程である。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した光送受信機の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0035】
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。同図に示す光送受信機100は、信号光を双方向に伝搬させる光ファイバ200を介して情報通信を行うものであり、面発光レーザ10、フォトディテクタ12、金属膜14、3つの回折格子16、18、20、スリーブ22、及びこれらの要素を支持する透明基板110、111、112、113を含んで構成されている。透明基板110〜113の各々は、略透明な樹脂あるいはガラスなどを材料とする平板状の部材を用いて構成されており、図示のように、光ファイバ200から出射される信号光の光軸aに対してほぼ直交する面内にそれぞれ配置されている。
【0036】
面発光レーザ10は、情報の送信に用いる波長1.3μmのレーザ光を出力する発光器であり、透明基板110の一方面上の所定位置に実装されている。
【0037】
フォトディテクタ12は、光信号を電気信号に変換する受光器であり、基板111の一方面上の所定位置に設けられている。また、透明基板110のフォトディテクタ12と当接する部分には凹部が形成されており、この透明基板110に形成された凹部にフォトディテクタ12をはめ込むようにして、透明基板110と透明基板111が貼り合わされている。
【0038】
金属膜14は、面発光レーザ10とフォトディテクタ12の間に配置されており、面発光レーザ10とフォトディテクタ12の間におけるクロストークを防止する。本実施形態では、透明基板110の面発光レーザ10が設けられる側の面上に金属薄膜を成膜することによって金属膜14を形成している。この金属膜14は、図示しないが所定の基準電位点に接続されることにより、電磁シールド膜として機能する。また、金属膜14は、遮光膜としても機能する。このように、面発光レーザ10とフォトディテクタ12を別々の基板上に実装し、これらの間に金属膜14を設けて電磁波等によるノイズを遮断することにより、面発光レーザ10を含んで構成される送信部と、フォトディテクタ12を含んで構成される受信部の相互間におけるクロストークを抑制することが可能となる。
【0039】
回折格子16は、透明基板112の一方面上に形成されており、面発光レーザ10から出射されるレーザ光(信号光)をほぼ平行光と見なせるビーム(光線束)に変換し、かつ主光線方向を回折格子18の方向に向けて変化させる。この回折格子16は、光ファイバ200から出射される信号光の光軸aに対してほぼ直交する面内に配置されている。そして、面発光レーザ10は、出射したレーザ光の主光線方向が回折格子16の配置面に対してほぼ直交するように配置されている。これにより、面発光レーザ10から出射したレーザ光を効率よく回折格子16に入射させることができるため、信号光の損失を少なくすることが可能となる。
【0040】
回折格子18は、透明基板113の一方面上に形成されており、回折格子16から入射されるビームの主光線方向をスリーブ22の開口部に向けて変化させるとともに集光し、スリーブ22に接続された光ファイバ200にビームを入射させる。
【0041】
スリーブ22は、光ファイバ200の一方端が接続される接続部である。回折格子18から出射したビームは、このスリーブ22に接続された光ファイバ200のコアに入射する。このスリーブ22は、回折格子18から入射するビームの主光線方向が光ファイバ200の端面とほぼ直交するように配置されている。これにより、回折格子18から出射したビームを効率よく光ファイバ200に入射させることができるため、信号光の損失を少なくすることが可能となる。
【0042】
また、回折格子18は、スリーブ22に接続された光ファイバ200から出射される波長1.55μmの信号光をほぼ平行光と見なせるビームに変換し、かつ主光線方向を回折格子20の方向に向けて変化させる。
【0043】
回折格子20は、透明基板112の一方面上(回折格子16の形成面と同じ面上)に形成されており、回折格子18から出射するビームを集光するとともに、主光線方向をフォトディテクタ12に向けて変化させ、集光したビームをフォトディテクタ12に入射させる。
【0044】
なお、上述した回折格子18及び透明基板112、113が分光手段としての角度分散形光分波回路に対応している。
【0045】
次に、上述した各回折格子16、18、20の詳細について説明する。
【0046】
図2は、回折格子16、20の構造の具体例について説明する図である。上述したように、回折格子16、20は、同一の透明基板112の一方面上に形成されており、同図ではこれらの回折格子16、20の正面図が示されている。
【0047】
図2に示すように、各回折格子16、20は、等位相線が円弧状のパターンとなるような形状に形成されている。また、等位相線のパターンは、図1に示した光学系に基づいて各光線を追跡することにより回折角度を求め、これに基づいて位相分布を計算することによって得られる。また、回折格子16から出射するビームと、回折格子20に入射するビームとの間隔は、各ビームの波長(本実施形態では1.3μm及び1.55μm)、回折格子18の格子間隔、及び回折格子16、20と回折格子18の距離により決定される。また、これらのビームの間隔は、光送受信機100の全体のサイズによる制限を考慮して決定される。
【0048】
図3は、回折格子18の構造の具体例について説明する図である。同図では、回折格子18の正面図が示されている。図3に示すように、回折格子18は、等位相線が円弧状のパターンとなるような形状に形成されている。この等位相線のパターンは、上述した回折格子16、20と同様な方法で求めることができる。
【0049】
また、回折格子18の格子深さdは、回折格子を構成している略透明材料の屈折率をn、通信に用いられる2つの信号光の波長のうち、小さい方をλ1(μm)、大きい方をλ2(μm)とすると、以下の式に示す関係を満たすことが望ましい。
λ1/(n−1)<d<λ2/(n−1) …(1)
【0050】
本実施形態では、送信に波長1.3μmの光、受信に波長1.55μmの光が用いられているため、上述した式(1)は、以下のように表される。
1.3/(n−1)<d<1.55/(n−1) …(2)
【0051】
このような関係を有するように回折格子18の格子深さdを設定することにより、送受信ともに高い回折効率を得ることが可能となる。回折効率は、格子深さに依存するので、格子深さdの値を適宜調整することにより、送信と受信の光学系で必要な光量を得ることができる。
【0052】
ここで、上述した回折格子16、18、20の形成方法について説明する。石英ガラスなどの略透明な材料からなる基板を用意し、この基板上にフォトレジストを塗布する。次に、レーザ描画装置又は電子ビーム描画装置などを用いて、フォトレジストに上述した円弧状のパターンを転写する。その後、フォトレジストをマスクとしてエッチングを行うことにより、回折格子が形成される。また、このようにして形成した回折格子を用いて金型を作成し、この金型を基にして、射出成型法、2P法などの方法により回折格子を形成することも可能である。この方法は、量産性に富むという利点がある。
【0053】
次に、本実施形態の光送受信機100の製造方法の具体的な例について説明する。図4は、本実施形態の光送受信機100の製造方法について説明する説明図である。
【0054】
図4(a)に示すように、透明基板110は、一方面上の所定位置に複数の面発光レーザ10が実装されている。また、透明基板110の他方面には、後に透明基板110と透明基板111を貼り合わせる際に、透明基板111上のフォトディテクタ12と当接すべき位置に凹部120が形成されている。同様に、透明基板111は、一方面上の所定位置に複数のフォトディテクタ12が実装されている。透明基板112は、一方面に複数の回折格子16、20が形成されている。また、透明基板113は、一方面に複数の回折格子18が形成されている。
【0055】
図4(a)に示すように、これらの透明基板110〜113を貼り合わせる。このとき、透明基板110と透明基板111は、凹部120にフォトディテクタ12をはめ込むようにして貼り合わされる。なお、各透明基板110〜113の貼り合わせ(取り付け)は、接着、融着、圧着、嵌着、両側からの挟持など各種の方法によることができ、特定の手段に限定されるものではない。
【0056】
次に、図4(b)に示すように、貼り合わせた後の透明基板110〜113を所定位置で切断して複数のサブ基板に分割し、その後にスリーブ22(図示を省略する)の取り付けなどを行うことにより、複数の光送受信機100が構成される。
【0057】
このような製造方法によれば、1つの透明基板上に回折格子のパターン形成を多数個同時に(バッチ処理的に)形成することができるので、製造工程の効率化を図ることが可能となる。また、回折格子が多数形成された透明基板と、多数の面発光レーザやフォトディテクタが実装された透明基板とを貼り合わせた後に分割しているので、透明基板の貼り合わせ時に精密な位置合わせ(アライメント)を行うだけで複数の光送受信機を一度に製造することができる。これにより、1つ1つの光送受信機を個別的に組み立てる場合に比べて、アライメントの回数を大幅に削減することが可能となり、製造プロセスの簡略化が可能となる。
【0058】
なお、後述する第2〜第6の実施形態において説明する光送受信機についても、上述した製造方法と同様にして製造することが可能である。
【0059】
[第2の実施形態]
図5は、第2の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。同図に示す光送受信機100aは、基本的に第1の実施形態で説明した光送受信機100と同様の構成を有しており、同一の構成要素については同符号が付されている。両者の相違点は、回折格子18が回折格子18aに変更された点と、レンズ19が追加された点である。以下、主に両者の相違点に着目して、第2の実施形態の光送受信機100aについて説明する。
【0060】
回折格子18aは、透明基板113aの一方面上に形成されており、回折格子16から入射されるビームの主光線方向をスリーブ22の開口部の略中心に向けて変化させる。
【0061】
レンズ19は、透明基板113aの一部に溝を形成し、この溝にはめ込むように配置されており、回折格子18aから入射されるビームを集光し、スリーブ22に接続された光ファイバ200に入射させる。別言すれば、光ファイバ200からの出射光をレンズ19によって略平行光線として回折格子18aに入射している。
【0062】
なお、上述した回折格子18a、レンズ19及び透明基板112、113aが分光手段としての角度分散形光分波回路に対応している。
【0063】
このように、第2の実施形態では、回折格子18aとスリーブ22の間にレンズ19を配置しているので、回折格子18aに集光機能を持たせる必要がない。これにより、回折格子18aの格子パターンを1次元のパターンとし、格子間隔を大きく設定することが可能となるので、回折格子18aの作製が容易となるという利点がある。
【0064】
ところで、図5に示した構成では、透明基板113aに溝を形成し、そこにレンズ19をはめ込むようにしていたが、代わりに、レンズを内蔵したスリーブを用いるようにしてもよい。図6は、レンズ内蔵型のスリーブを用いる場合の光送受信機の構成例を示す図である。同図に示す光送受信機100a’は、基本的には図5に示す光送受信機100aと同様の構成を有しており、同一の構成要素については同符号が付されている。
【0065】
図6に示すように、スリーブ22aは、光ファイバ200の一方端が接続される接続部であり、レンズ19aを内蔵している。レンズ19aは、透明基板113a’に設けられた回折格子18aから入射されるビームを集光し、スリーブ22aに接続された光ファイバ200に入射させる。別言すれば、光ファイバ200からの出射光をレンズ19aによって略平行光線として回折格子18aに入射している。このように、レンズ19aを内蔵したスリーブ22aを用いることにより、図5に示す光送受信機100aと同様な機能を有する光送受信機100a’を実現することができる。
【0066】
[第3の実施形態]
図7は、第3の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。同図に示す光送受信機100bは、基本的に第1の実施形態で説明した光送受信機100と同様の構成を有しており、同一の構成要素については同符号が付されている。両者の相違点は、回折格子18が回折格子18bに変更された点と、回折格子20が省略された点である。以下、主に両者の相違点に着目して、第3の実施形態の光送受信機100bについて説明する。
【0067】
回折格子18bは、透明基板113bの一方面上に形成されており、スリーブ22に接続された光ファイバ200から出射される波長1.55μmの信号光を集光し、かつ主光線方向をフォトディテクタ12の方向に向けて変化させる。
【0068】
なお、上述した回折格子18b及び透明基板112a、113bが分光手段としての角度分散形光分波回路に対応している。
【0069】
第3の実施形態では、図7に示すように、透明基板113bと透明基板111の間には、第1の実施形態等において説明した回折格子20を省略して形成された透明基板112aが配置されている。そして、回折格子18bから出射したビームは、直接的にフォトディテクタ12に入射されるようにしている。
【0070】
このように、第3の実施形態では、回折格子18bとフォトディテクタ12の間に他の回折格子を配置せず、回折格子18bからのビームが直接的にフォトディテクタ12に入射するようにしているので、光量の損失を低減してフォトディテクタ12へ入射するビームの光量を大きくすることが可能となる。これにより、受信信号の品質向上を図ることが可能となる利点がある。
【0071】
[第4の実施形態]
図8は、第4の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。同図に示す光送受信機100cは、基本的には第1の実施形態で説明した光送受信機100と同様の構成を有しており、同一の構成要素については同符号が付されている。以下、主に両者の相違点に着目して、第4の実施形態の光送受信機100cについて説明する。
【0072】
第4の実施形態の光送受信機100cは、面発光レーザ10及び金属膜14が形成された透明基板110aと、回折格子16及び反射型の回折格子20aが形成された透明基板112bと、回折格子18cが形成された透明基板113cを層状に貼り合わせた構成を有している。
【0073】
面発光レーザ10は、透明基板110aの一方面に実装されている。また、金属膜14は、透明基板110aの他方面(透明基板112bと当接する側の面)に形成されている。この金属膜14は、面発光レーザ10とフォトディテクタ12の間に配置されて両者間におけるクロストークを防止する機能を担うものであり、上述した第1の実施形態等の場合と同様に、透明基板110aの他方面上に金属薄膜を成膜することによって形成されている。
【0074】
回折格子18cは、透明基板113cの一方面に形成されており、スリーブ22に接続された光ファイバ200から出射される波長1.55μmの信号光を平行ビームに変換し、主光線方向を回折格子20aの方向に向けて変化させる。また、回折格子18cは、回折格子16から入射されるビームの主光線方向をスリーブ22に向けて変化させるとともに集光し、スリーブ22に接続された光ファイバ200にビームを入射させる。また、透明基板113cの他方面には、フォトディテクタ12が実装されている。
【0075】
なお、上述した回折格子18c及び透明基板112b、113cが分光手段としての角度分散形光分波回路に対応している。
【0076】
反射型の回折格子20aは、透明基板112bの一方面(回折格子16の形成面と同じ面上)に形成されており、回折格子18cから出射するビームを反射するとともに集光し、集光したビームをフォトディテクタ12に入射させる。図8に示すように、第4の実施形態の光送受信機100cでは、透明基板113cの他方面(透明基板112bと当接する側の面)にフォトディテクタ12が実装されており、回折格子20aによって反射され、集光されたビームがフォトディテクタ12に入射されるようになっている。なお、金属膜14を反射型の回折格子20aの反射膜として利用することも可能である。
【0077】
このように、第4の実施形態では、光ファイバ200から出射され、回折格子18cによって回折格子20aに導かれる信号光を回折格子20aによって反対側の方向へ反射しながら集光し、フォトディテクタ12によって受光するようにしているので、フォトディテクタ12を面発光レーザ10と大きく離間させて配置することができる。これにより、面発光レーザ10を含んで構成される送信部と、フォトディテクタ12を含んで構成される受信部の相互間におけるクロストークを抑制することが可能となる。
【0078】
[第5の実施形態]
図9は、第5の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。同図に示す光送受信機100dは、基本的には第1の実施形態で説明した光送受信機100と同様の構成を有しており、同一の構成要素については同符号が付されている。以下、主に両者の相違点に着目して、第5の実施形態の光送受信機100dについて説明する。
【0079】
第5の実施形態の光送受信機100dは、面発光レーザ10及び金属膜14が形成された透明基板110bと、回折格子16及び回折格子20bが形成されるとともにフォトディテクタ12が実装された透明基板111aと、回折格子18dが形成された透明基板113dを層状に貼り合わせた構成を有している。本実施形態では、透明基板110bと透明基板111aの間、及び透明基板111aと透明基板113dの間は、それぞれ図示しないスペーサ等を挟んで貼り合わせることにより、所定の間隔を確保するように構成されている。このように各透明基板の間に所定間隔を確保する理由については後述する。
【0080】
面発光レーザ10は、透明基板110bの一方面に実装されている。また、金属膜14は、透明基板110bの他方面に形成されている。この金属膜14は、面発光レーザ10とフォトディテクタ12の間に配置されて両者間におけるクロストークを防止する機能を担うものであり、上述した第1の実施形態等の場合と同様に、透明基板110bの他方面上に金属薄膜を成膜することによって形成されている。
【0081】
回折格子18dは、第1の実施形態の光送受信機100に含まれる回折格子18と同様の機能を担うものであり、透明基板113dの一方面に形成されている。本実施形態では、回折格子18dとして、回折格子18dを構成する材料と、回折格子18dと接する空気との屈折率の差を利用して光の回折を生じさせるレリーフ型の回折格子を採用している。このため、本実施形態の光送受信機100dは、上述したように透明基板111bと透明基板113dの間に所定間隔を確保し、これらの透明基板間に空気層を形成している。
【0082】
回折格子20bは、第1の実施形態の光送受信機100に含まれる回折格子20と同様の機能を担うものであり、透明基板111aの一方面上(回折格子16の形成面と同じ面上)に形成されている。本実施形態では、回折格子20bについても、回折格子18dと同様にレリーフ型の回折格子を採用している。このため、本実施形態の光送受信機100dは、上述したように透明基板110bと透明基板111aの間に所定間隔を確保し、これらの透明基板間に空気層を形成している。
【0083】
なお、上述した回折格子18d及び透明基板113dが分光手段としての角度分散形光分波回路に対応している。
【0084】
このように、レリーフ型の回折格子18d、20bを用いた場合にも、図1に示す光送受信機100と同様な機能を有する光送受信機100dを実現することができる。
【0085】
[第6の実施形態]
図10は、第6の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。同図に示す光送受信機100eは、基本的には図8に示した第4の実施形態で説明した光送受信機100cと同様の構成を有しており、同一の構成要素については同符号が付されている。以下、主に両者の相違点に着目して、第6の実施形態の光送受信機100eについて説明する。
【0086】
第6の実施形態の光送受信機100eは、面発光レーザ10、金属膜14、回折格子16a及び反射型の回折格子20cが形成された透明基板110cと、フォトディテクタ12及び回折格子18cが形成された透明基板113eを層状に貼り合わせた構成を有している。
【0087】
回折格子16aは、第4の実施形態の光送受信機100cに含まれる回折格子16と同様の機能を担うものである。同様に、回折格子20cは、第4の実施形態の光送受信機100cに含まれる回折格子20aと同様の機能を担うものである。本実施形態では、回折格子16a及び回折格子20cとして、レリーフ型の回折格子を採用している。このため、透明基板110cと透明基板113eの間は、図示しないスペーサ等を挟むことにより、所定の間隔を確保しながら貼り合わせて両透明基板の間に空気層を形成するようになっている。
【0088】
なお、上述した回折格子18c及び透明基板113eが分光手段としての角度分散形光分波回路に対応している。
【0089】
このように、レリーフ型の回折格子16a、20cを用いた場合にも、図8に示す第4の実施形態の光送受信機100cと同様な機能を有する光送受信機100eを実現することができる。
【0090】
なお、本発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上述した各実施形態では、分光手段として回折格子を用いていたが、プリズム等の他の角度分散素子を用いるようにしてもよい。また、上述した各実施形態では、第1の偏向手段や第2の偏向手段として回折格子を用いていたが、レンズ等の屈折素子を用いるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態では、光ファイバ200から出射した光線を各透明基板に対して略直角に入射しているが、光線の向きをミラー等によって適宜変えたものを積層した透明基板に入射させることとしてもよい。また、上述した各実施形態では、信号光の波長として1.3μm及び1.55μmを用いることとして説明していたが、信号光の波長はこれらに限定されるものではない。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、光信号路の一端から出射する信号光の光軸に垂直な面内に分光手段、発光器及び受光器の各要素を配置することにより、構造の簡略化、位置合わせ(アライメント)の容易化を図ることが可能となり、光送受信機の製造工程を簡素化することが可能となる。これにより、製造コストを削減し、低コストに光送受信機を提供することが可能となる。
【0092】
また、本発明の製造方法によれば、分光手段などの各要素が多数形成された透明基板を層状に形成し、その後に分割することによって光送受信機が製造されるので、各透明基板の形成時に精密な位置合わせを行うことで、1つ1つの光送受信機に対して個別的にアライメントを行うことなく、複数の光送受信機を一挙に製造することができる。これにより、アライメントの回数を大幅に削減することが可能となり、製造工程の簡素化による製造コストの削減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。
【図2】回折格子の構造の具体例について説明する図である。
【図3】回折格子の構造の具体例について説明する図である。
【図4】光送受信機の製造方法について説明する説明図である。
【図5】第2の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。
【図6】レンズ内蔵型のスリーブを用いる場合の光送受信機の構成例を示す図である。
【図7】第3の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。
【図8】第4の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。
【図9】第5の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。
【図10】第6の実施形態の光送受信機の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 面発光レーザ
12 フォトディテクタ
14 金属膜
16、18、20 回折格子
19 レンズ
22 スリーブ
100 光送受信機
110 透明基板
120 凹部

Claims (4)

  1. 波長の異なる複数の信号光を双方向に伝搬させる光信号路の一端部側に設けられ、該光信号路の一端から出射する信号光の光軸に対して略直交する面内にそれぞれ配置される分光手段、発光器及び受光器と、
    前記発光器から出力される信号光の向きを変えて前記分光手段に導く第1の偏向手段と、
    前記発光器と前記受光器の間に配置されて相互間の信号漏れを防止するクロストーク防止手段と、
    を備え、
    前記分光手段、発光器及び受光器は、前記分光手段が第1透明基板上に支持され、前記発光器が第2透明基板に支持され、前記受光器が第3透明基板に支持され、当該第1乃至第3透明基板が相互に貼り合わされることにより、それぞれ異なる直交面上に存在し、
    前記分光手段は、前記光信号路の一端部から出射される前記信号光を集光し、かつ向きを変えて前記受光器に導くと共に、前記発光器から出射され、前記第1の偏向手段によって向きが変えられた信号光を集光して前記光信号路の一端部に導く、光送受信機。
  2. 前記分光手段は、回折格子又はプリズムを含む、入射光の波長に対応して出射光の光軸に角度変化を与える角度分散形光分波回路である、請求項1に記載の光送受信機。
  3. 前記クロストーク防止手段は金属膜からなり、所定の基準電位点に接続されて電磁シールド膜として機能すると共に、遮光膜としても機能する、請求項1に記載の光送受信機。
  4. 前記金属膜は、発光器が設けられる側の面上に設けられる、請求項3に記載の光送受信機。
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