JPWO2012011273A1 - 洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法 - Google Patents

洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法 Download PDF

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裕一郎 田代
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英治 檜脇
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昌彦 森崎
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Abstract

本洗濯機用ブラシレスモータ(20,60,120)は、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラム(10,50)を備え、プーリー(14,54)と、ベルト(15,55)を介して回転ドラムに動力が伝達されるドラム式洗濯機に適用される洗濯機用ブラシレスモータである。本洗濯機用ブラシレスモータは、ステータ(30,61,130)とロータ(40,70)とを備え、ロータは、樹脂材料によってロータコア(41,71)の軸方向両端面に成形されたロータモールド部(45)を含む。そして、ロータモールド部は、軸方向に円環状に突出した樹脂突出部(46)を有している。

Description

本発明はドラム式洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法に関するものである。
洗濯機の一形態として、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムを有し、モータの動力をベルトおよびプーリーを介して回転ドラムに伝達する形態のドラム式洗濯機がある。
従来、このようなドラム式洗濯機には、モータとして適用されてきたブラシ付モータ(例えば、特許文献1参照)やインダクションモータ(例えば、特許文献2参照)が用いられてきた。これらのモータには、アルミニウムなどのフレームを有した鋼板モータが使用されてきた。
図9は、上記従来のドラム式洗濯機の概略を示す図である。図9に示すように、従来のドラム式洗濯機50は、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラム51を回転自在に支持した水槽52を備える。そして、水槽52の背面には、回転ドラム51にドラム回転軸53を介して動力を伝達するプーリー54と、ベルト55を介してプーリー54に動力を伝達するモータ60とを備えている。また、図9に示すとおり、一般的には、モータ60は、水槽52の下方に固定される。
従来のモータ60は、ステータ61、出力側ブラケット63、反出力側ブラケット64とともに、図10に示すロータ70から成っている。ロータ70は、ステータ61の内側に回転自在に支持され、先端にモータプーリー65が取り付けられている。図10のロータ70は、インダクションモータのロータを表している。ロータ70は、ロータコア71と、ロータコア71の内部にダイキャストによって形成されたアルミバー(図示せず)と、ロータコア71の軸方向両端部にダイキャストによって形成されたエンドリング72と、回転ドラム51に動力を伝達するためのモータ軸62と、モータプーリー65とから成る。また、ロータ70は、2つの軸受35によって保持される。
上記従来のドラム式洗濯機においては、プーリー54の外径寸法の方がモータプーリー65の外径寸法よりも大きく設計されている場合が一般的である。なお、ドラム式洗濯機の種類によっても異なるが、プーリー54の外形寸法をモータプーリー65の外径寸法で除算したプーリー比は、10程度に設計されることが多い。このことにより、モータ60が発生しなければならないトルクを減少させてモータ60の小型化が図れるようになっている。ところが、モータ60の回転数は、回転ドラム51の回転数よりも大幅に増加することとなる。例えば、プーリー比が10、回転ドラム51の回転数が1500rpmの場合においては、モータ60の回転数は15000rpmとなり、非常に高速回転で回転することが要求される。
このような要求から、図10に示したロータ70においては、回転のアンバランスを抑制しなければ、モータの振動、騒音が増大することとなる。従って、従来、例えば、図10に示したロータコア71の外周面などを切削することによって、ロータ70のアンバランスを抑制していた。
しかしながら、ロータコア71の外周面を切削する場合、ロータ70のアンバランスを抑制可能である一方で、モータ効率が低下することとなる。すなわち、外周面を切削したロータコア71においては、ステータコアとの隙間、すなわちエアギャップが部分的に拡大することとなる。このため、磁石が発生する磁束がステータコアに鎖交しにくくなり、モータの発生トルクが低下することとなる。さらに、ロータコア71の外周面の切削によって、ロータ70の機械的なアンバランスは抑制されることとなるが、上述のエアギャップの部分的な拡大によって、エアギャップ中の磁束密度に含まれる高調波が増大する。その結果、磁気的なアンバランスが拡大し、モータの磁気的な振動、騒音が増大することとなる。
また、アンバランスを抑制する他の手法として、バランス修正用の厚板を、例えばロータコア71の両端に配設することが考えられるが、この場合には、部品点数の増加によるコストアップが課題となる。
特開2009−78056号公報 特開2009−297123号公報
本発明は、ドラム式洗濯機に搭載される洗濯機用ブラシレスモータにおいて、ロータコアを樹脂材料によってモールドし、この樹脂材料でロータコアの軸方向両端にバランス修正のための樹脂突出部も一体に成形する。このことによって、低コストかつ、高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法を提供する。
本発明の洗濯機用ブラシレスモータは、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムを備え、プーリーと、ベルトを介して回転ドラムに動力が伝達されるドラム式洗濯機に適用される洗濯機用ブラシレスモータである。本洗濯機用ブラシレスモータは、ステータコアと巻線と巻線絶縁材とを含むステータ、およびモータ軸とロータコアと磁石とを含むロータを備える。さらに、ロータは、樹脂材料によってロータコアの軸方向両端面に成形されたロータモールド部を含み、ロータモールド部は、軸方向に円環状に突出した樹脂突出部を有している。
このような構成により、軸方向に突出した樹脂突出部を切削することによって、部品点数の増加やモータの効率低下を伴うことなく、ロータのバランス修正が可能となる。これによって、低コストで、高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータが提供される。
また、ロータのみならず、ステータ側を樹脂モールド成形することも可能である。
ステータ側を樹脂モールド成形することにより、電流が通電される巻線に水がかからない構造となる。このために、トラッキングなどの不具合を抑制できる。さらには、鉄材で構成されるステータコアの錆が発生せず、錆による特性劣化の懸念が無くなり、信頼性の高い洗濯機用ブラシレスモータが提供される。
以上のように本発明によれば、低コストで、高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータを搭載したドラム式洗濯機の概略を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータの構造を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのモータ巻線組立品の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータの構成図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータコアおよびロータモールド部の詳細な断面構造を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータコアの径方向を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータモールド部の構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る洗濯機用ブラシレスモータの構造を示す図である。 図9は、従来のモータを搭載したドラム式洗濯機の概略を示す図である。 図10は、従来のモータにおけるロータの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータを搭載したドラム式洗濯機の概略を示す図である。図1に示すように、ドラム式洗濯機10は、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラム11を内包して回転自在に支持し、洗濯機本体内に弾性的に支持された水槽12を備える。そして、水槽12の背面には、回転ドラム11にドラム回転軸13を介して動力を伝達するプーリー14と、ベルト15を介してプーリー14に動力を伝達するモータ20とを備えている。本実施の形態では、高効率化などを図るため、モータ20をブラシレスモータとしている。また、図1に示すとおり、本実施の形態では、このようなモータ20が、水槽12の下方に取付部27を介して固定されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータの構造を示す図である。本実施の形態では、洗濯機用ブラシレスモータであるモータ20として、永久磁石を備えた永久磁石ブラシレスモータの一例を挙げて説明する。モータ20は、ドラム式洗濯機10の水槽12に固定されるステータ30と、ステータ30に対して回転自在に保持されたロータ40とを備えている。
ステータ30は、ステータコア31と、巻線33と、ステータフレーム38と、取付部27とを備えている。ステータコア31は、例えば薄い鉄板を積層して構成される。巻線33は、巻線絶縁材32を介してステータコア31に巻回される。取付部27は、モータ20を水槽12に固定するために設けている。そして、ステータフレーム38は、ステータコア31および軸受35を保持し、取付部27を介して水槽12に固定される。なお、図2では、ハウジング38aが軸受35を保持し、さらにステータフレーム38とハウジング38aとが一体化された構成例を示しているが、ステータフレーム38とハウジング38aとを別体化することも可能である。
また、ロータ40は、軸受35により回転自在に保持されたモータ軸23を中心として、ロータコア41と、磁石42と、ロータモールド部45と、モータプーリー25とを備えている。ロータコア41は、モータ軸23の略中央部においてモータ軸23に固定され、例えば薄い鉄板を積層して構成される。磁石42は、永久磁石であり、ロータコア41の内部に配設されている。ロータモールド部45は、ロータコア41と磁石42とを内包するように、ロータコア41の軸方向両端面を覆っている。そして、ロータ40が発生する動力を回転ドラム11に伝達するため、モータ軸23の一端側にモータプーリー25が固定されている。すなわち、モータプーリー25は、ベルト15に接続するために、モータ本体から突出したモータ軸23の出力軸側に配設している。また、図2では、モータ内部の冷却用として、モータ軸23に羽根44を取付けた構成例を示している。
また、モータプーリー25の外径寸法は、プーリー14の外径寸法に比べて小さくしている。例えば、プーリー14の外形寸法をモータプーリー25の外径寸法で除算したプーリー比は、10程度とし、モータ20が発生しなければならないトルクを減少させてモータ20の小型化を図っている。すなわち、1500rpmの回転数で回転ドラム11を回転させるとき、モータ20の回転数は15000rpmとなる。このように、本実施の形態では、モータ20が高速回転することによって、回転ドラム11を適切な回転数で回転駆動している。
図3は、図2に示したステータコア31と巻線絶縁材32と巻線33とを組み立てた状態のモータ巻線組立品の斜視図である。図3に示すとおり、巻線絶縁材32を介してステータコア31との電気的絶縁を確保した状態で、巻線33がステータティース(図示せず)に巻回されている。また、巻線33は、例えばU、V、Wの3相から成り、3相交流電流を通電することによって、ステータコア31の内周側に回転磁界を発生させる。図3に示すようなステータコア31の外周側が、図2に示すようにステータフレーム38で保持される。
図4は、モータプーリー25を含むロータ40と、ロータ40に配設された軸受35とを示している。ロータコア41には、軸受35によって回転自在に保持されたモータ軸23が挿入されている。そして、モータ軸23の先端に配設されたモータプーリー25を介して、図1に示した回転ドラム11に動力を伝達する。また、ロータ40は、ロータコア41の軸方向両端部にロータモールド部45を配置するように構成されている。ロータモールド部45は、樹脂材料を成形することで形成されている。また、ロータモールド部45は、少なくとも、ロータコア41の内部を封止した部分と、ロータコア41の軸方向両端部に配置される。このように、ロータ40は、樹脂材料によってロータコア41の軸方向両端部に成形されたロータモールド部45を含む構成である。
さらに、ロータコア41の軸方向両端部のロータモールド部45それぞれは、円環状に、軸方向へ、ロータコア41側から突出した樹脂突出部46bを有している。
図5は、図4に示したロータコア41およびロータモールド部45の詳細な断面構造を示す図であり、図6は、ロータコア41の径方向を示す図である。ロータコア41の中心部にはモータ軸23が挿入される。また、ロータコア41には複数の磁石挿入孔43aが配設され、磁石挿入孔43aに磁石42がそれぞれ挿入される。図6では、4つの磁石42を配設した一例を示している。通常、磁石42としては、ネオジウム鉄ボロン系などの希土類焼結磁石や、フェライト磁石などが用いられるが、樹脂成形磁石など、他の種類の磁石を用いることも可能である。また、図6においては、ロータコア41の内部に磁石42を配設したIPM(Interior Permanent Magnet:内部磁石埋込型)タイプのロータを示しているが、磁石42をロータコア41の外周面に配設したSPM(Surface Permanent Magnet:表面磁石貼付型)タイプのロータを用いることも可能である。
ロータコア41には、さらに、複数の貫通孔43bが形成されている。貫通孔43bは、図5に示すようにロータコア41を軸方向に貫通する孔である。図6では、このような貫通孔43bを4つ配設した一例を示している。本実施の形態では、このような貫通孔43bにロータモールド部45の一部が配置される。
すなわち、図5に示すように、ロータモールド部45は、樹脂底面部46aと樹脂突出部46bと樹脂延伸部46cとを含む構造を成している。
樹脂底面部46aは、ロータコア41に接して配置され、ロータコア41の両端面を封止するように、ロータコア41の軸方向両端部を覆っている。これによって、磁石42が磁石挿入孔43aから飛び出すことを防止するとともに、水との接触も抑制してロータコア41や磁石42の錆防止を図っている。
また、樹脂突出部46bは、樹脂底面部46aの外周側に形成されており、モータ軸23端部の方向へと円環状に突出している。そして、樹脂延伸部46cは、それぞれの貫通孔43b内を貫くように配置される。
このように、ロータモールド部45は、両端部の樹脂底面部46aおよび樹脂突出部46bと、それぞれの樹脂延伸部46cとを一体化して構成される。すなわち、ロータモールド部45は、両端部の樹脂底面部46aそれぞれが樹脂延伸部46cを介して接続されるとともに、樹脂突出部46bが両方向に円環状に突出した構造を成している。また、詳細については以下で説明するが、本実施の形態では、樹脂突出部46bの一部を切削した切削部を形成することで、ロータ40のアンバランスを抑制している。
本実施の形態のモータ20およびモータ20を備えるドラム式洗濯機10は、以上のように構成されている。
次に、ロータ40のアンバランスを抑制する方法を説明する。
前述のとおり、従来の技術を適用してロータのアンバランスを抑制するためには、ロータコアの外周面の一部を切削することが必要となる。
これに対して、本実施の形態においては、ロータ40のアンバランスを抑制するために、ロータコア41の軸方向両端部に、ロータモールド部45に一体化された樹脂突出部46bを設けている。そして、この樹脂突出部46bを切削することによって、ロータ40のアンバランスを抑制している。なお、樹脂突出部46bは、切削によってロータ40のアンバランスを抑制可能となる適切な軸方向長さを有していればよい。
ロータ40の回転におけるアンバランスとして、ロータ40の重心が軸中心線から径方向にずれて偏心した回転となったり、軸両端部の偏心量が異なることによって歳差運動のような回転となったりすることが挙げられる。本実施の形態では、樹脂突出部46bを切削することによって、ロータ40の重心が軸中心線近辺となるように補正し、偏心によるアンバランスを抑制している。また、ロータコア41の軸方向両端部に樹脂突出部46bを設けて、それぞれ切削することにより、モータ軸23延伸方向のアンバランスも抑制し、歳差運動のような回転動作を抑えている。
図7は、樹脂突出部46bに切削を施した一例を示す図であり、樹脂底面部46aおよび樹脂突出部46bの片方向側のみを図示している。図7では、樹脂突出部46bを部分的に切削することによって切削部47を形成した一例を示しており、切削部47を樹脂突出部46bの先端面に形成している。切削部47としては、図7のような樹脂突出部46b外周の削りや切欠きで形成することに限定されず、部分的に樹脂突出部46bに凹部を形成したり、樹脂突出部46bにドリルなどで孔を形成したりするなど、要するに、重量バランスが取れるように切削すればよい。このように、本実施の形態では、ロータ40の回転バランスを調整するために、樹脂突出部46bを部分的に切削した切削部47を形成している。
次に、樹脂突出部46bを利用してバランスを調整する方法について説明する。このようなバランスの調整は、モータ20を製造する製造方法の一工程として実施すればよい。
バランスの調整は、(1)ロータ40のバランス測定する工程、(2)測定結果に基づいて切削箇所および切削量を算出する工程、(3)樹脂突出部46bを切削する工程、を含む方法によって行われる。
バランスの測定は、例えば、ロータ40を回転させて、ロータ40各部の振動成分を検出することで回転バランスを測定する。切削に際しては、測定されたアンバランスの状態に応じて、樹脂突出部46bの所定の箇所を所定量切削する。切削手段は特に限定されないが、切削工具やレーザ加工機などを用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態のロータ40は、樹脂材料によって成形されたロータモールド部45を備え、ロータモールド部45が樹脂突出部46bを有している。そして、樹脂突出部46bの切削でロータ40のアンバランスを抑制することにより、洗濯機の脱水時にモータに要求される15000rpmというような高速回転でも、高効率、低騒音化を図ることができる。さらに、モータの発生トルクの低下や、磁気的なアンバランスの増大を伴うことも無い。このように、本発明によれば高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータおよびそれを備えたドラム洗濯機を実現できる。
さらには、モータの高トルク化や小型化を図るために、磁石42として上述のネオジウム鉄ボロン系の希土類磁石が適用する場合、錆により磁石特性が劣化するという懸念が生じる。本発明によれば、樹脂突出部と一体化しているロータモールド部によって、磁石を完全に封止することが可能である。それにより、磁石が水と接触することを防止でき、磁石の錆による特性劣化の懸念が無くなって特性の経年劣化が少なく、信頼性の高い洗濯機用ブラシレスモータを提供することが可能となる。
なお、樹脂突出部46bの突出形状は特に限定されないが、端面が平坦な円環形状で突出していてもよく、図2に示すように、内周側に比べて外周側が盛り上がった断面階段形状であってもよいし、半径方向の中間が同心円状に突出してもよい。また、樹脂突出部46bを一端のみに設けてもよいが、本実施の形態のようにロータコア41の両端に設けることが好ましい。ロータコア41の両端に設けることで、上述したように、モータ軸23延伸方向のアンバランスも抑制できる。また、樹脂突出部46bの形状およびその軸方向長さは両端とも同一形状であっても良いし、互いに異なっていても良い。
また、ロータモールド部45の樹脂材料としては特に限定されないが、絶縁性と耐トラッキング性に優れた不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂などの熱硬化性樹脂、あるいは、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂からなる成形用樹脂が好ましい。また、必要に応じて成形用樹脂に炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、タルク、カオリン、マイカ、酸化チタン、アルミナ、シリカなどの無機系充填材や、その他の配合材が配合されていてもよい。成形法としては、突出部の形状設計への対応が容易で、成形時の樹脂量のばらつきが少なく、高精度の成形体が得られる射出成形が好ましい。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係る洗濯機用ブラシレスモータの概略を示す図である。なお、図8に示した洗濯機用ブラシレスモータにおいても、上記実施の形態1と同様に、図1に示すようにドラム式洗濯機10へ取付部27を介して固定される。また、図8において、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付している。
図8に示すとおり、本実施の形態の洗濯機用ブラシレスモータであるモータ120は、ドラム式洗濯機10の水槽12に固定されるステータ130と、ステータ130に対して回転自在に保持されたロータ40とを備えている。
ステータ130は、ステータコア31と、巻線33と、取付部27と、ステータモールド部34と、ハウジング36とを備えている。ステータコア31は、例えば、薄い鉄板を積層して構成される。巻線33は、巻線絶縁材32を介してステータコア31に巻回される。ステータモールド部34は、樹脂材料で形成され、ステータコア31と巻線絶縁材32と巻線33とを内包している。取付部27は、樹脂材料でステータモールド部34と一体に形成されており、モータ120を水槽12に固定するために設けている。そして、ハウジング36は、ステータモールド部34に固定され、軸受35を保持する。
また、ロータ40は、実施の形態1と同様に、軸受35により回転自在に保持されたモータ軸23を中心として、ロータコア41と、磁石42と、ロータモールド部45と、モータプーリー25とを備えている。ロータコア41は、例えば薄い鉄板を積層して構成される。磁石42は、ロータコア41の内部あるいは外周に配設されている。ロータモールド部45は、ロータコア41と磁石42とを内包するように、ロータコア41の軸方向両端面を覆っている。そして、ロータ40が発生する動力を回転ドラム11に伝達するため、モータ軸23の一端側にモータプーリー25が固定されている。
ロータ40の構造は、上記実施の形態1で示した図4〜7と同一であり、従って、高効率、低騒音で、信頼性の高い洗濯機用ブラシレスモータを実現することが可能である。
本実施の形態においても、上記ロータ40がロータモールド部45を備え、ロータモールド部45に樹脂突出部46bを設けている。これに加えて、本実施の形態では、ステータ130における、少なくともステータコア31の内周側(ギャップ面37)を除く部分と、巻線絶縁材32と、巻線33とを、樹脂材料からなるステータモールド部34に内包し、樹脂モールドしている。すなわち、ステータ130は、ステータ130とロータ40との間に形成されるギャップ面を露出させている。さらに、ステータ130は、巻線33と巻線絶縁材32とが樹脂材料で成形されたステータモールド部34によって封止されている。これによって、外部空間、すなわち空気との接触を無くした構成としている。
以上に示した本発明の実施の形態2に係る洗濯機用ブラシレスモータにおいては、図8からも分かるとおり、電流が通電される巻線33が、ステータモールド部34に内包されて水と接触しない構造となる。このため、トラッキングなどの不具合が発生することを抑制できる。
また、ステータコア31も巻線33と同様にステータモールド部34に内包される。このことから、ロータコア41が常に対向して回転するギャップ面37を除けば、ステータコア31の錆による特性劣化の懸念が無くなる。
従って、ロータ40の構成によって得られる高効率、低騒音、高信頼性の特徴に加えて、ステータ130の樹脂材料によるステータモールド部34によって、さらに信頼性の向上を図ることができる。
本発明に係る洗濯機用ブラシレスモータは、ロータモールド部が、ロータコアの軸方向両端面において円環状に突出した樹脂突出部を有する。そして、この樹脂突出部を切削することで、効率低下や磁気的なアンバランスの増大を伴わずにロータのアンバランスを抑制可能である。さらに、ステータを樹脂材料でモールドすることにより、特にベルトを介して動力を伝達する形態のドラム式洗濯機に代表される、モータが高速回転する家電製品などにおいて、高信頼性、低消費電力、低騒音を求める用途に適している。
10,50 ドラム式洗濯機
11,51 回転ドラム
12,52 水槽
13,53 ドラム回転軸
14,54 プーリー
15,55 ベルト
20,60,120 モータ
23,62 モータ軸
25,65 モータプーリー
30,61,130 ステータ
31 ステータコア
32 巻線絶縁材
33 巻線
34 ステータ樹脂モールド
35 軸受
40,70 ロータ
41,71 ロータコア
42 磁石
45 ロータモールド部
46 樹脂突出部
本発明はドラム式洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法に関するものである。
洗濯機の一形態として、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムを有し、モータの動力をベルトおよびプーリーを介して回転ドラムに伝達する形態のドラム式洗濯機がある。
従来、このようなドラム式洗濯機には、モータとして適用されてきたブラシ付モータ(例えば、特許文献1参照)やインダクションモータ(例えば、特許文献2参照)が用いられてきた。これらのモータには、アルミニウムなどのフレームを有した鋼板モータが使用されてきた。
図9は、上記従来のドラム式洗濯機の概略を示す図である。図9に示すように、従来のドラム式洗濯機50は、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラム51を回転自在に支持した水槽52を備える。そして、水槽52の背面には、回転ドラム51にドラム回転軸53を介して動力を伝達するプーリー54と、ベルト55を介してプーリー54に動力を伝達するモータ60とを備えている。また、図9に示すとおり、一般的には、モータ60は、水槽52の下方に固定される。
従来のモータ60は、ステータ61、出力側ブラケット63、反出力側ブラケット64とともに、図10に示すロータ70から成っている。ロータ70は、ステータ61の内側に回転自在に支持され、先端にモータプーリー65が取り付けられている。図10のロータ70は、インダクションモータのロータを表している。ロータ70は、ロータコア71と、ロータコア71の内部にダイキャストによって形成されたアルミバー(図示せず)と、ロータコア71の軸方向両端部にダイキャストによって形成されたエンドリング72と、回転ドラム51に動力を伝達するためのモータ軸62と、モータプーリー65とから成る。また、ロータ70は、2つの軸受35によって保持される。
上記従来のドラム式洗濯機においては、プーリー54の外径寸法の方がモータプーリー65の外径寸法よりも大きく設計されている場合が一般的である。なお、ドラム式洗濯機の種類によっても異なるが、プーリー54の外形寸法をモータプーリー65の外径寸法で除算したプーリー比は、10程度に設計されることが多い。このことにより、モータ60が発生しなければならないトルクを減少させてモータ60の小型化が図れるようになっている。ところが、モータ60の回転数は、回転ドラム51の回転数よりも大幅に増加することとなる。例えば、プーリー比が10、回転ドラム51の回転数が1500rpmの場合においては、モータ60の回転数は15000rpmとなり、非常に高速回転で回転することが要求される。
このような要求から、図10に示したロータ70においては、回転のアンバランスを抑制しなければ、モータの振動、騒音が増大することとなる。従って、従来、例えば、図10に示したロータコア71の外周面などを切削することによって、ロータ70のアンバランスを抑制していた。
しかしながら、ロータコア71の外周面を切削する場合、ロータ70のアンバランスを抑制可能である一方で、モータ効率が低下することとなる。すなわち、外周面を切削したロータコア71においては、ステータコアとの隙間、すなわちエアギャップが部分的に拡大することとなる。このため、磁石が発生する磁束がステータコアに鎖交しにくくなり、モータの発生トルクが低下することとなる。さらに、ロータコア71の外周面の切削によって、ロータ70の機械的なアンバランスは抑制されることとなるが、上述のエアギャップの部分的な拡大によって、エアギャップ中の磁束密度に含まれる高調波が増大する。その結果、磁気的なアンバランスが拡大し、モータの磁気的な振動、騒音が増大することとなる。
また、アンバランスを抑制する他の手法として、バランス修正用の厚板を、例えばロータコア71の両端に配設することが考えられるが、この場合には、部品点数の増加によるコストアップが課題となる。
特開2009−78056号公報 特開2009−297123号公報
本発明は、ドラム式洗濯機に搭載される洗濯機用ブラシレスモータにおいて、ロータコアを樹脂材料によってモールドし、この樹脂材料でロータコアの軸方向両端にバランス修正のための樹脂突出部も一体に成形する。このことによって、低コストかつ、高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法を提供する。
本発明の洗濯機用ブラシレスモータは、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムを備え、プーリーと、ベルトを介して回転ドラムに動力が伝達されるドラム式洗濯機に適用される洗濯機用ブラシレスモータである。本洗濯機用ブラシレスモータは、ステータコアと巻線と巻線絶縁材とを含むステータ、およびモータ軸とロータコアと磁石とを含むロータを備える。さらに、ロータは、樹脂材料によってロータコアの軸方向両端面に成形されたロータモールド部を含み、ロータモールド部は、軸方向に円環状に突出した樹脂突出部を有している。
このような構成により、軸方向に突出した樹脂突出部を切削することによって、部品点数の増加やモータの効率低下を伴うことなく、ロータのバランス修正が可能となる。これによって、低コストで、高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータが提供される。
また、ロータのみならず、ステータ側を樹脂モールド成形することも可能である。
ステータ側を樹脂モールド成形することにより、電流が通電される巻線に水がかからない構造となる。このために、トラッキングなどの不具合を抑制できる。さらには、鉄材で構成されるステータコアの錆が発生せず、錆による特性劣化の懸念が無くなり、信頼性の高い洗濯機用ブラシレスモータが提供される。
以上のように本発明によれば、低コストで、高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータ、それを備えたドラム式洗濯機および洗濯機用ブラシレスモータの製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータを搭載したドラム式洗濯機の概略を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータの構造を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのモータ巻線組立品の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータの構成図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータコアおよびロータモールド部の詳細な断面構造を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータコアの径方向を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータのロータモールド部の構成を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る洗濯機用ブラシレスモータの構造を示す図である。 図9は、従来のモータを搭載したドラム式洗濯機の概略を示す図である。 図10は、従来のモータにおけるロータの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータを搭載したドラム式洗濯機の概略を示す図である。図1に示すように、ドラム式洗濯機10は、水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラム11を内包して回転自在に支持し、洗濯機本体内に弾性的に支持された水槽12を備える。そして、水槽12の背面には、回転ドラム11にドラム回転軸13を介して動力を伝達するプーリー14と、ベルト15を介してプーリー14に動力を伝達するモータ20とを備えている。本実施の形態では、高効率化などを図るため、モータ20をブラシレスモータとしている。また、図1に示すとおり、本実施の形態では、このようなモータ20が、水槽12の下方に取付部27を介して固定されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る洗濯機用ブラシレスモータの構造を示す図である。本実施の形態では、洗濯機用ブラシレスモータであるモータ20として、永久磁石を備えた永久磁石ブラシレスモータの一例を挙げて説明する。モータ20は、ドラム式洗濯機10の水槽12に固定されるステータ30と、ステータ30に対して回転自在に保持されたロータ40とを備えている。
ステータ30は、ステータコア31と、巻線33と、ステータフレーム38と、取付部27とを備えている。ステータコア31は、例えば薄い鉄板を積層して構成される。巻線33は、巻線絶縁材32を介してステータコア31に巻回される。取付部27は、モータ20を水槽12に固定するために設けている。そして、ステータフレーム38は、ステータコア31および軸受35を保持し、取付部27を介して水槽12に固定される。なお、図2では、ハウジング38aが軸受35を保持し、さらにステータフレーム38とハウジング38aとが一体化された構成例を示しているが、ステータフレーム38とハウジング38aとを別体化することも可能である。
また、ロータ40は、軸受35により回転自在に保持されたモータ軸23を中心として、ロータコア41と、磁石42と、ロータモールド部45と、モータプーリー25とを備えている。ロータコア41は、モータ軸23の略中央部においてモータ軸23に固定され、例えば薄い鉄板を積層して構成される。磁石42は、永久磁石であり、ロータコア41の内部に配設されている。ロータモールド部45は、ロータコア41と磁石42とを内包するように、ロータコア41の軸方向両端面を覆っている。そして、ロータ40が発生する動力を回転ドラム11に伝達するため、モータ軸23の一端側にモータプーリー25が固定されている。すなわち、モータプーリー25は、ベルト15に接続するために、モータ本体から突出したモータ軸23の出力軸側に配設している。また、図2では、モータ内部の冷却用として、モータ軸23に羽根44を取付けた構成例を示している。
また、モータプーリー25の外径寸法は、プーリー14の外径寸法に比べて小さくしている。例えば、プーリー14の外形寸法をモータプーリー25の外径寸法で除算したプーリー比は、10程度とし、モータ20が発生しなければならないトルクを減少させてモータ20の小型化を図っている。すなわち、1500rpmの回転数で回転ドラム11を回転させるとき、モータ20の回転数は15000rpmとなる。このように、本実施の形態では、モータ20が高速回転することによって、回転ドラム11を適切な回転数で回転駆動している。
図3は、図2に示したステータコア31と巻線絶縁材32と巻線33とを組み立てた状態のモータ巻線組立品の斜視図である。図3に示すとおり、巻線絶縁材32を介してステータコア31との電気的絶縁を確保した状態で、巻線33がステータティース(図示せず)に巻回されている。また、巻線33は、例えばU、V、Wの3相から成り、3相交流電流を通電することによって、ステータコア31の内周側に回転磁界を発生させる。図3に示すようなステータコア31の外周側が、図2に示すようにステータフレーム38で保持される。
図4は、モータプーリー25を含むロータ40と、ロータ40に配設された軸受35とを示している。ロータコア41には、軸受35によって回転自在に保持されたモータ軸23が挿入されている。そして、モータ軸23の先端に配設されたモータプーリー25を介して、図1に示した回転ドラム11に動力を伝達する。また、ロータ40は、ロータコア41の軸方向両端部にロータモールド部45を配置するように構成されている。ロータモールド部45は、樹脂材料を成形することで形成されている。また、ロータモールド部45は、少なくとも、ロータコア41の内部を封止した部分と、ロータコア41の軸方向両端部に配置される。このように、ロータ40は、樹脂材料によってロータコア41の軸方向両端部に成形されたロータモールド部45を含む構成である。
さらに、ロータコア41の軸方向両端部のロータモールド部45それぞれは、円環状に、軸方向へ、ロータコア41側から突出した樹脂突出部46bを有している。
図5は、図4に示したロータコア41およびロータモールド部45の詳細な断面構造を示す図であり、図6は、ロータコア41の径方向を示す図である。ロータコア41の中心部にはモータ軸23が挿入される。また、ロータコア41には複数の磁石挿入孔43aが配設され、磁石挿入孔43aに磁石42がそれぞれ挿入される。図6では、4つの磁石42を配設した一例を示している。通常、磁石42としては、ネオジウム鉄ボロン系などの希土類焼結磁石や、フェライト磁石などが用いられるが、樹脂成形磁石など、他の種類の磁石を用いることも可能である。また、図6においては、ロータコア41の内部に磁石42を配設したIPM(Interior Permanent Magnet:内部磁石埋込型)タイプのロータを示しているが、磁石42をロータコア41の外周面に配設したSPM(Surface Permanent Magnet:表面磁石貼付型)タイプのロータを用いることも可能である。
ロータコア41には、さらに、複数の貫通孔43bが形成されている。貫通孔43bは、図5に示すようにロータコア41を軸方向に貫通する孔である。図6では、このような貫通孔43bを4つ配設した一例を示している。本実施の形態では、このような貫通孔43bにロータモールド部45の一部が配置される。
すなわち、図5に示すように、ロータモールド部45は、樹脂底面部46aと樹脂突出部46bと樹脂延伸部46cとを含む構造を成している。
樹脂底面部46aは、ロータコア41に接して配置され、ロータコア41の両端面を封止するように、ロータコア41の軸方向両端部を覆っている。これによって、磁石42が磁石挿入孔43aから飛び出すことを防止するとともに、水との接触も抑制してロータコア41や磁石42の錆防止を図っている。
また、樹脂突出部46bは、樹脂底面部46aの外周側に形成されており、モータ軸23端部の方向へと円環状に突出している。そして、樹脂延伸部46cは、それぞれの貫通孔43b内を貫くように配置される。
このように、ロータモールド部45は、両端部の樹脂底面部46aおよび樹脂突出部46bと、それぞれの樹脂延伸部46cとを一体化して構成される。すなわち、ロータモールド部45は、両端部の樹脂底面部46aそれぞれが樹脂延伸部46cを介して接続されるとともに、樹脂突出部46bが両方向に円環状に突出した構造を成している。また、詳細については以下で説明するが、本実施の形態では、樹脂突出部46bの一部を切削した切削部を形成することで、ロータ40のアンバランスを抑制している。
本実施の形態のモータ20およびモータ20を備えるドラム式洗濯機10は、以上のように構成されている。
次に、ロータ40のアンバランスを抑制する方法を説明する。
前述のとおり、従来の技術を適用してロータのアンバランスを抑制するためには、ロータコアの外周面の一部を切削することが必要となる。
これに対して、本実施の形態においては、ロータ40のアンバランスを抑制するために、ロータコア41の軸方向両端部に、ロータモールド部45に一体化された樹脂突出部46bを設けている。そして、この樹脂突出部46bを切削することによって、ロータ40のアンバランスを抑制している。なお、樹脂突出部46bは、切削によってロータ40のアンバランスを抑制可能となる適切な軸方向長さを有していればよい。
ロータ40の回転におけるアンバランスとして、ロータ40の重心が軸中心線から径方向にずれて偏心した回転となったり、軸両端部の偏心量が異なることによって歳差運動のような回転となったりすることが挙げられる。本実施の形態では、樹脂突出部46bを切削することによって、ロータ40の重心が軸中心線近辺となるように補正し、偏心によるアンバランスを抑制している。また、ロータコア41の軸方向両端部に樹脂突出部46bを設けて、それぞれ切削することにより、モータ軸23延伸方向のアンバランスも抑制し、歳差運動のような回転動作を抑えている。
図7は、樹脂突出部46bに切削を施した一例を示す図であり、樹脂底面部46aおよび樹脂突出部46bの片方向側のみを図示している。図7では、樹脂突出部46bを部分的に切削することによって切削部47を形成した一例を示しており、切削部47を樹脂突出部46bの先端面に形成している。切削部47としては、図7のような樹脂突出部46b外周の削りや切欠きで形成することに限定されず、部分的に樹脂突出部46bに凹部を形成したり、樹脂突出部46bにドリルなどで孔を形成したりするなど、要するに、重量バランスが取れるように切削すればよい。このように、本実施の形態では、ロータ40の回転バランスを調整するために、樹脂突出部46bを部分的に切削した切削部47を形成している。
次に、樹脂突出部46bを利用してバランスを調整する方法について説明する。このようなバランスの調整は、モータ20を製造する製造方法の一工程として実施すればよい。
バランスの調整は、(1)ロータ40のバランス測定する工程、(2)測定結果に基づいて切削箇所および切削量を算出する工程、(3)樹脂突出部46bを切削する工程、を含む方法によって行われる。
バランスの測定は、例えば、ロータ40を回転させて、ロータ40各部の振動成分を検出することで回転バランスを測定する。切削に際しては、測定されたアンバランスの状態に応じて、樹脂突出部46bの所定の箇所を所定量切削する。切削手段は特に限定されないが、切削工具やレーザ加工機などを用いることができる。
以上説明したように、本実施の形態のロータ40は、樹脂材料によって成形されたロータモールド部45を備え、ロータモールド部45が樹脂突出部46bを有している。そして、樹脂突出部46bの切削でロータ40のアンバランスを抑制することにより、洗濯機の脱水時にモータに要求される15000rpmというような高速回転でも、高効率、低騒音化を図ることができる。さらに、モータの発生トルクの低下や、磁気的なアンバランスの増大を伴うことも無い。このように、本発明によれば高効率、低騒音な洗濯機用ブラシレスモータおよびそれを備えたドラム洗濯機を実現できる。
さらには、モータの高トルク化や小型化を図るために、磁石42として上述のネオジウム鉄ボロン系の希土類磁石が適用する場合、錆により磁石特性が劣化するという懸念が生じる。本発明によれば、樹脂突出部と一体化しているロータモールド部によって、磁石を完全に封止することが可能である。それにより、磁石が水と接触することを防止でき、磁石の錆による特性劣化の懸念が無くなって特性の経年劣化が少なく、信頼性の高い洗濯機用ブラシレスモータを提供することが可能となる。
なお、樹脂突出部46bの突出形状は特に限定されないが、端面が平坦な円環形状で突出していてもよく、図2に示すように、内周側に比べて外周側が盛り上がった断面階段形状であってもよいし、半径方向の中間が同心円状に突出してもよい。また、樹脂突出部46bを一端のみに設けてもよいが、本実施の形態のようにロータコア41の両端に設けることが好ましい。ロータコア41の両端に設けることで、上述したように、モータ軸23延伸方向のアンバランスも抑制できる。また、樹脂突出部46bの形状およびその軸方向長さは両端とも同一形状であっても良いし、互いに異なっていても良い。
また、ロータモールド部45の樹脂材料としては特に限定されないが、絶縁性と耐トラッキング性に優れた不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂などの熱硬化性樹脂、あるいは、ポリブチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂からなる成形用樹脂が好ましい。また、必要に応じて成形用樹脂に炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、タルク、カオリン、マイカ、酸化チタン、アルミナ、シリカなどの無機系充填材や、その他の配合材が配合されていてもよい。成形法としては、突出部の形状設計への対応が容易で、成形時の樹脂量のばらつきが少なく、高精度の成形体が得られる射出成形が好ましい。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係る洗濯機用ブラシレスモータの概略を示す図である。なお、図8に示した洗濯機用ブラシレスモータにおいても、上記実施の形態1と同様に、図1に示すようにドラム式洗濯機10へ取付部27を介して固定される。また、図8において、実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付している。
図8に示すとおり、本実施の形態の洗濯機用ブラシレスモータであるモータ120は、ドラム式洗濯機10の水槽12に固定されるステータ130と、ステータ130に対して回転自在に保持されたロータ40とを備えている。
ステータ130は、ステータコア31と、巻線33と、取付部27と、ステータモールド部34と、ハウジング36とを備えている。ステータコア31は、例えば、薄い鉄板を積層して構成される。巻線33は、巻線絶縁材32を介してステータコア31に巻回される。ステータモールド部34は、樹脂材料で形成され、ステータコア31と巻線絶縁材32と巻線33とを内包している。取付部27は、樹脂材料でステータモールド部34と一体に形成されており、モータ120を水槽12に固定するために設けている。そして、ハウジング36は、ステータモールド部34に固定され、軸受35を保持する。
また、ロータ40は、実施の形態1と同様に、軸受35により回転自在に保持されたモータ軸23を中心として、ロータコア41と、磁石42と、ロータモールド部45と、モータプーリー25とを備えている。ロータコア41は、例えば薄い鉄板を積層して構成される。磁石42は、ロータコア41の内部あるいは外周に配設されている。ロータモールド部45は、ロータコア41と磁石42とを内包するように、ロータコア41の軸方向両端面を覆っている。そして、ロータ40が発生する動力を回転ドラム11に伝達するため、モータ軸23の一端側にモータプーリー25が固定されている。
ロータ40の構造は、上記実施の形態1で示した図4〜7と同一であり、従って、高効率、低騒音で、信頼性の高い洗濯機用ブラシレスモータを実現することが可能である。
本実施の形態においても、上記ロータ40がロータモールド部45を備え、ロータモールド部45に樹脂突出部46bを設けている。これに加えて、本実施の形態では、ステータ130における、少なくともステータコア31の内周側(ギャップ面37)を除く部分と、巻線絶縁材32と、巻線33とを、樹脂材料からなるステータモールド部34に内包し、樹脂モールドしている。すなわち、ステータ130は、ステータ130とロータ40との間に形成されるギャップ面を露出させている。さらに、ステータ130は、巻線33と巻線絶縁材32とが樹脂材料で成形されたステータモールド部34によって封止されている。これによって、外部空間、すなわち空気との接触を無くした構成としている。
以上に示した本発明の実施の形態2に係る洗濯機用ブラシレスモータにおいては、図8からも分かるとおり、電流が通電される巻線33が、ステータモールド部34に内包されて水と接触しない構造となる。このため、トラッキングなどの不具合が発生することを抑制できる。
また、ステータコア31も巻線33と同様にステータモールド部34に内包される。このことから、ロータコア41が常に対向して回転するギャップ面37を除けば、ステータコア31の錆による特性劣化の懸念が無くなる。
従って、ロータ40の構成によって得られる高効率、低騒音、高信頼性の特徴に加えて、ステータ130の樹脂材料によるステータモールド部34によって、さらに信頼性の向上を図ることができる。
本発明に係る洗濯機用ブラシレスモータは、ロータモールド部が、ロータコアの軸方向両端面において円環状に突出した樹脂突出部を有する。そして、この樹脂突出部を切削することで、効率低下や磁気的なアンバランスの増大を伴わずにロータのアンバランスを抑制可能である。さらに、ステータを樹脂材料でモールドすることにより、特にベルトを介して動力を伝達する形態のドラム式洗濯機に代表される、モータが高速回転する家電製品などにおいて、高信頼性、低消費電力、低騒音を求める用途に適している。
10,50 ドラム式洗濯機
11,51 回転ドラム
12,52 水槽
13,53 ドラム回転軸
14,54 プーリー
15,55 ベルト
20,60,120 モータ
23,62 モータ軸
25,65 モータプーリー
30,61,130 ステータ
31 ステータコア
32 巻線絶縁材
33 巻線
34 ステータ樹脂モールド
35 軸受
40,70 ロータ
41,71 ロータコア
42 磁石
45 ロータモールド部
46 樹脂突出部

Claims (8)

  1. 水平方向または傾斜方向に回転の軸心を有する回転ドラムと、前記回転ドラムを内包した水槽と、前記回転ドラムにドラム回転軸を介して動力を伝達するプーリーと、ベルトを介して前記プーリーに動力を伝達して前記回転ドラムを駆動するモータとを備えたドラム式洗濯機の洗濯機用ブラシレスモータであって、
    前記水槽に固定するための取付部とステータコアと巻線と巻線絶縁材とを含むステータと、
    前記ベルトに接続するためのモータプーリーと回転自在に保持されたモータ軸とロータコアと磁石とを含むロータとを備え、
    前記ロータは、樹脂材料によって前記ロータコアの軸方向両端面に成形されたロータモールド部を含み、
    前記ロータモールド部は、軸方向に円環状に突出した樹脂突出部を有することを特徴とする洗濯機用ブラシレスモータ。
  2. 前記樹脂突出部を部分的に切削した切削部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機用ブラシレスモータ。
  3. 円環状に突出した前記樹脂突出部の先端面に前記切削部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の洗濯機用ブラシレスモータ。
  4. 前記切削部は、前記ロータの回転バランスを調整するために形成されていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機用ブラシレスモータ。
  5. 前記ロータモールド部は、前記ロータコアの軸方向両端面それぞれに前記樹脂突出部を有することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機用ブラシレスモータ。
  6. 前記ステータは、前記ステータと前記ロータとの間に形成されるギャップ面を露出させるとともに、前記巻線と前記巻線絶縁材とが樹脂材料によって封止されていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機用ブラシレスモータ。
  7. 前記回転ドラムと、前記水槽と、前記プーリーと、請求項1に記載の洗濯機用ブラシレスモータとを備えたドラム式洗濯機であって、
    前記水槽の下方に前記取付部を介して前記洗濯機用ブラシレスモータを固定したことを特徴とするドラム式洗濯機。
  8. 請求項1に記載の洗濯機用ブラシレスモータの製造方法であって、
    前記ロータのバランスを測定する工程と、
    前記バランスの測定結果に基づいて前記樹脂突出部を切削する工程とを含むことを特徴とする洗濯機用ブラシレスモータの製造方法。
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