JPWO2011117943A1 - 検査装置、及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

先行技術では、より微小な異物を検出するためには電圧を上げるしか手段が無く、放電による検査対象を破壊する可能性がある。また、より微小な異物を検出するために磁気抵抗体の移動速度を上げると、磁気インピーダンスセンサの応答速度を越えてしまい、検出できない課題があった。本発明は、上記目的を達成するために、検査対象を挟むように配置された第1の電極及び、第2の電極と、前記第1の電極に接続された電源と、前記検査対象の搬送速度を制御する搬送速度制御部と、前記第2の電極に接続され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成された静電容量の変化により生じた電流を検出する電流検出部と、前記電流に基づき欠陥を検出する欠陥検出部と、を有する。更に本発明は、前記検査対象の搬送方向とは逆方向に回転する前記第2の電極を有する。更に本発明は、前記電源に直流もしくは交流電源を有する。

Description

本発明は被検査対象の欠陥(傷,クラックなど)や異物を検出する検査装置に関する。特に電池シートなどの板状金属上の金属欠陥の検査装置、及び検査方法に関する。
図1にリチウム電池の製造工程の一例を示す。原材料を電極材料混練し、図2(a)に示すように正極電極はアルミ箔の両面にコバルト酸リチウムなどの正極媒体を塗布し、乾燥させ、図2(b)に示すように負極電極は銅箔の両面に炭素材料などの負極電極を塗布し、乾燥させる。
乾燥後の電極は、切断・加工し、図2(c)に示すようにプラスチックなどのセパレート材と正極電極,負極電極を交互に重ねた状態で捲回し、プレスして密度を上げる。
プレス後は、集電部を溶接し、電解液などをセル組立し、リチウム電池が完成する。
ここで、正極電極及び負極電極(以下、これを電池シートと称する)を正極,負極として電池を製造する際に、金属異物が電池シートに混入していると、マイクロショートが発生し、電池性能が大きく低下するという課題がある。
また、リチウム電池は近年、電気自動車への適用が期待されているが、金属異物に起因したショート等が発生する場合がある。
そこで、信頼性向上の観点から電池シートの金属異物検査のニーズが高まっている。
リチウム電池の電極材料中の異物検査方法に関する先行技術としては、特許文献1に記載のように磁気インピーダンス効果により磁気乱れを発生させ異物の有無を検出する方法や、金属多層フィルムの欠陥検出方法に関する先行技術としては、特許文献2に記載のように金属多層フィルムに立上げ時間を遅延させつつ高電圧を印加し、電流を検出する方法などがある。
また、特許文献3には、絶縁性シートを厚さ方向から電極で挟み、ローラー電極と電極との間に生じる通電や放電を検知して異物の有無を判別する方法が開示されている。
また、特許文献4には、一対の電極でフィルムを挟んで静電容量によりフィルムの損傷を検査する装置が開示されている。
特開2005−183142号公報 特開2003−75412号公報 特開2002−243791号公報 特開2002−131833号公報
特許文献1に記載の方法では、より微小な異物を検出するためには電圧を上げるしか手段が無く、高電圧による放電により検査対象を破壊してしまう点については配慮がなされていなかった。
また、特許文献2に記載の方法では、より微小な異物を検出するために磁気抵抗体の移動速度を上げると、磁気インピーダンスセンサの応答速度を越えてしまい、検出できない。
また、特許文献3は、2つの電極を、検査対象(絶縁性シート)に接触させ、挟み込んでいる。
しかし、検査対象の搬送速度を制御する点については開示されていない。
また、特許文献4は、交流電源によって、電場を形成しているが、電圧制御,搬送速度制御については開示されていない。
本発明は、以下の特徴を有する。なお、本発明は以下の特徴をそれぞれ独立して備える場合もあれば、複合して備える場合もある。
本発明の第1の特徴は、前記検査対象を搬送する搬送部と、前記検査対象を挟むように配置された第1の電極及び、第2の電極と、前記第1の電極に接続された電源と、前記検査対象の搬送速度を制御する搬送速度制御部と、前記第2の電極に接続され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成された静電容量の変化により生じた電流を検出する電流検出部と、前記電流に基づき欠陥を検出する欠陥検出部と、を有することにある。
本発明の第2の特徴は、前記電源は直流電源であることにある。
本発明の第3の特徴は、前記第1の電極と、前記第2の電極との間隔を制御する間隔制御部を有することにある。
本発明の第4の特徴は、前記電源の電圧を制御する電圧制御部を有することにある。
本発明の第5の特徴は、前記電流を増幅する増幅部と、前記増幅された電流を電圧に変換するIV変換部と、を有し、前記欠陥検出部は、前記変換された電圧に基づき欠陥を検出することにある。
本発明の第6の特徴は、前記第1の電極、及び前記第2の電極は、前記検査対象の面に対して平行な方向に複数配置されていることにある。
本発明の第7の特徴は、前記第1の電極、及び第2の電極は、格子状に配置されていることにある。
本発明の第8の特徴は、前記第1の電極、及び前記第2の電極は、前記検査対象の搬送方向に対して直交する方向に配置されていることにある。
本発明の第9の特徴は、前記欠陥の位置に目印を付ける目印付加部を有することにある。
本発明の第10の特徴は、前記第2の電極、及び電流検出部を冷却する冷却部を有することにある。
本発明の第11の特徴は、一方が可動可能な平行に配置された一組の電極と、電極間の静電容量の変化を検出するために一方の電極に接続された検出手段と、他方の電極に接続された電源を有し、電極間に配置され、可動可能な電極と同電位となるように電気的に接続された検査対象を、可動可能な電極の動きに同期して移動速度を制御すると共に電源電圧も制御することで検出条件の最適化を行い、検査対象上の欠陥の有無を電極間の静電容量変化時に流れる電流を電圧に変換して検出することにある。
本発明の第12の特徴は、前記第2の電極として前記検査対象を搬送する方向とは逆方向に回転する回転電極を有することにある。
本発明の第13の特徴は、前記回転電極は回転体上に一様もしくは一定間隔に複数配置されていることにある。
本発明の第14の特徴は、回転体上に一定間隔で複数配置されている前記回転電極は、回転体上に格子状に複数配置されていることにある。
本発明の第15の特徴は、回転体上に一定間隔で複数配置されている前記回転電極を複数配置し、前記検査対象の同一位置を位相を異にして検査するように、前記回転電極の回転開始位置もしくは電極位置の位相を制御することにある。
本発明の第16の特徴は、前記欠陥検出部は検出信号の極性、出力値および検出幅(別の表現としては検出時間)から欠陥の種類および大きさを判定することにある。
本発明の第17の特徴は、前記電源は交流電源であることにある。
本発明の第18の特徴は、前記電流検出部に電圧検出部を有することにある。
本発明の第19の特徴は、前記交流電源の電圧,周期および前記電圧検出部の抵抗値を制御することにある。
本発明の第20の特徴は、前記欠陥検出部は検出信号の位相および出力値から欠陥の種類および大きさを判定することにある。
また、上述した処理,制御は同一、又は複数の処理部によって行われる。
本発明は以下の効果を奏する。なお、以下の効果はそれぞれ独立に奏される場合もあれば、同時に奏される場合もある。
(1)検出感度を上げるために高電圧の電源を使用することにより発生する放電による検査対象の破壊、高電圧印加の可能性を回避しつつ感度向上が図れる。
(2)検査対象の移動速度と検出感度には比例関係が成り立つため、高感度とスループット向上を同時に図れる。
リチウム電池の製造工程の一実施例を示す図である。 リチウム電池の構造の一実施例を示す図である。 実施例1を説明する図である。 実施例1の検出原理を説明する図である。 実施例2を説明する図である。 実施例3を説明する図である。 実施例4を説明する図である。 実施例5を説明する図である。 実施例6を説明する図である。 実施例7を説明する図である。 実施例8を説明する図である。 実施例9を説明する図である。 実施例10を説明する図である。 実施例10の他のバリエーションを説明する図である。 実施例11を説明する図である。 実施例12を説明する図である。 実施例13を説明する図である。 実施例14を説明する図である。 実施例15を説明する図である。 実施例16を説明する図である。 実施例17を説明する図である。 実施例18を説明する図である。 実施例19を説明する図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
なお、以降複数の実施例について説明するが、各実施例はそれぞれ独立して実施することができるし、組み合わせて実施することもできる。
図3は、実施例1の欠陥検査装置の構成を示す図である。
図3に示すように電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、電源3に接続されている。
ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4と平行且つ、一定の間隔で配置された電極5とで、平行平板コンデンサを形成している。
電極5は電極間の間隔を調整する間隔制御部11を具備し、金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を増幅する電流増幅手段と、電流を電圧に変換するIV変換手段とを有する検出部6に接続されている。
全体制御部7は検出部6からの信号が規定した値以上の電圧の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、入力部12により入力されたデータを元に電源3の電圧制御及びローラー1の速度制御部2の速度制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧及びローラー回転速度の制御を行い、更に電極5を電池シート4と直行する方向に間隔制御部11を介して動かし、位置調整を行う。
本実施例の欠陥検査装置を用いることにより、検出したい欠陥の大きさに応じて、電圧と検査対象の移動速度を最適化可能となり、検査対象を破壊することなく、高電圧印加を回避しつつ、高感度に欠陥を検出することが可能となる。
ここで、検出部6では検出した電流を電圧に変換しているが、IV変換することなく、電流のままで異物の有無を判定しても良い。
また、本実施例では電極5に検出部6を接続し、ローラー1に電源3を接続しているが、電極5に電源3を接続し、ローラー1に検出部6を接続しても良い。
図4は、本実施例1の検出原理を示す図である。
図4に示すように、電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、電源3に接続されている。
ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4(電極A)と平行且つ、一定の間隔で配置された電極5(電極B)とで、平行平板コンデンサを形成している。
電極5の大きさは縦(Sy),横(Sx)共に電池シート4以下の大きさであり、電極5は金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔(d−d0)が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を検出部6内の電流増幅アンプ10で増幅すると共に、電流を電圧に変換する。
全体制御部7は検出部6からの信号が規定した値以上の電圧の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、電源3の電圧制御及びローラー1の速度制御部2の速度制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧及びローラー回転速度の制御を行う。
ここで、本実施例による静電容量の変化量ΔCは異物無しの場合の静電容量をC、異物有りの場合の静電容量をC0、真空の誘電率をε、異物の比誘電率をεs、異物の大きさを縦Sy0,横Sx0,高さd0、電極間の間隔をdとすると次式のようになる。
Figure 2011117943
また、この時に流れる電流Iは、電源電圧をV、電池シート4上の金属異物9が電極5を通過する時間をdtとすると次式のようになる。
Figure 2011117943
上記式で分かるように、静電容量の変化量は電極5の面積、金属異物9の面積及び電極間の間隔と異物の高さにより決定するため、電極5の大きさと電極間の間隔を最適化するのは勿論のこと、検出する電流は、電源電圧と電池シート4の移動速度に依存するため、電源電圧と移動速度を最適化することで所望の大きさの金属異物9を検出可能となる。
なお、電源3は直流電源が望ましいが、交流電源を使用する場合には、図示しないが検出部6に交流電源の周期に同期した積算部を設け、単位時間毎の変化を検出するようにすれば良い。
図5は、実施例2の欠陥検査装置を示す図である。
実施例2では、図5(a)に示すように検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に電池シート4の幅と同じもしくはそれ以上の長さの電極を一つ配置する。
また、図5(b)に示すように検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に複数の電極5a〜5fを配置しても良い。
更に図5(c)に示すように複数の電極5a〜5fを格子状に配置しても良い。
また、図5(d)に示すように複数の電極5a〜5dを格子状に配置し、且つ、電池シート4の移動方向と直行する方向にオーバーラップさせても良い。
なお、電極5の形状は四角形(正方形,長方形,菱形,台形)でも、円形でも多角形でも良い。
図6は、実施例3を示す図である。
実施例3では、複数電極の検出部に特徴がある。
実施例3では、図6(a)に示すように検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に複数配置された電極5a〜5dの信号を検出部6内の電流増幅アンプ10に入力する際に統合して入力する。
また、図6(b)に示すように検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の移動方向と直行する方向に複数配置された電極5a〜5dの信号を検出部6内のそれぞれ対応する電流増幅アンプ10a〜10dに入力し、電池シート4上のどの位置に異物があるかを認識できるようにしても良い。
図7は、実施例4を説明する図である。
実施例4では欠陥目印機能を有する。
図7(a)は検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に複数配置された電極5a〜5dの信号を検出部6内の電流増幅アンプ10に入力する際に統合して入力する場合の構成である。
図7(b)は検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に複数配置された電極5a〜5dの信号を検出部6内のそれぞれ対応する電流増幅アンプ10a〜10dに入力する場合の構成である。
それぞれ、複数の電極5a〜5dで異物の有無を検出した電池シート4は、複数の欠陥目印機能部13a〜13dのある位置に移動し、異物が存在する場合には、電池シート4に目印をつけ、後の工程で、その部分は使用しないようにする。
ここで、欠陥目印機能部13a〜13dには、インクジェットなどの印刷に使用されるようなものを使用すれば良い。
なお、本実施例4では複数の電極5a〜5d及び複数の欠陥目印機能部13a〜13dについて説明したが、単一の電極5、単一の欠陥目印機能部13の組合せでも良く、更には、複数の電極5a〜5d及び複数の欠陥目印機能部13a〜13dと単一の電極5、単一の欠陥目印機能部13の組合せでも良いことは言うまでもない。
図8は、実施例5の構成を説明する図である。
本実施例5では、図8に示すように検査対象である電池シート4の表裏両面に電極5a,5bを備え、それぞれの電極に対応した検出部6a,6bにより静電容量の変化を検出する。
また、それぞれの電極には間隔制御部11a,11bが具備されており、検査対象との間隔を調整する。
これにより、検査対象の表裏両面を同時に検査することができる。
図9は、実施例6の構成を説明する図である。
実施例6は、欠陥検査装置の冷却機能を有することを特徴とする。
図9に示すように電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、電源3に接続されている。
ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4と平行且つ、一定の間隔で配置された電極5とで、平行平板コンデンサを形成している。
電極5は電極間の間隔を調整する間隔制御部11を具備し、金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を増幅する電流増幅手段と、電流を電圧に変換するIV変換手段とを有する検出部6に接続されている。
全体制御部7は検出部6からの信号が規定した値以上の電圧の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、入力部12により入力されたデータを元に電源3の電圧制御及びローラー1の速度制御部2の速度制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧及びローラー回転速度の制御を行い、更に電極5を電池シート4と直行する方向に間隔制御部11を介して動かし、位置調整を行う。
また、電極5から検出部6までを冷却機構部14で覆い、冷却することにより、ノイズを低減することができ、より小さな静電容量の変化を検出することができる。
ここで、冷却機構部14の冷却材としては、He2(ヘリウム,4.22K,−276.93℃)やHe2よりもコストは小さいが温度は高いN2(窒素,77.36K,−195.79℃)などを装置性能とコストとを勘案して使用すれば良い。
図10は、実施例7の構成を説明する図である。
図10に示すように電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、電源3に接続されている。
ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4と平行且つ、一定の間隔で配置された電極5とで、平行平板コンデンサを形成している。
電極5は電極間の間隔を調整する間隔制御部11を具備し、金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を増幅する電流増幅手段と、電流を電圧に変換するIV変換手段とを有する検出部6に接続されている。
全体制御部7は検出部6からの信号が規定した値以上の電圧の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、入力部12により入力されたデータを元に電源3の電圧制御及びローラー1の速度制御部2の速度制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧及びローラー回転速度の制御を行い、更に電極5を電池シート4と直行する方向に間隔制御部11を介して動かし、位置調整を行う。
また、電極5から検出部6までの信号伝達路を冷却機構部14で覆い、冷却することにより、電流増幅前にノイズを低減することができ、より小さな静電容量の変化を検出することができる。
ここで、冷却機構部14の冷却材としては、He2(ヘリウム,4.22K,−276.93℃)やHe2よりもコストは小さいが温度は高いN2(窒素,77.36K,−195.79℃)などを装置性能とコストとを勘案して使用すれば良い。
なお、図示しないが、電極5から検出部6までの信号伝達路に超伝導材料を使用して、低温で検出信号を検出部6まで送ることで、ノイズの低減を図っても良い。
なお、上述した各実施例では電池シートの検査について説明したが、検査対象が金属あるいは金属膜であり、検出すべき欠陥が金属である場合には、本発明の欠陥検査方法を適用できるのは言うまでも無く、検査対象が絶縁体であっても、検出すべき欠陥が金属の場合でもローラーを一部変更し、電極と平行となる面積を増やすことで本発明の欠陥検査方法を適用可能である。
図11は、実施例8の構成を示す図である。
図11に示すように電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、電源3に接続されている。
ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4と平行且つ、一定の間隔で配置され、電池シート4の移動方向とは逆方向に回転する回転体50に一様に具備された電極5とで、平行平板コンデンサを形成している。
電極5は電極間の間隔を調整し、かつ、回転体の回転速度を制御する電極制御部51を具備し、金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を増幅する電流増幅手段と、電流を電圧に変換するIV変換手段とを有する検出部6に接続されている。
全体制御部7は検出部6からの信号が規定した値以上の電圧の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、入力部12により入力されたデータを元に電源3の電圧制御、ローラー1の速度制御部2の速度制御及び電極5が具備された回転体50の回転速度制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧,ローラー回転速度,回転体の回転速度の制御を行い、更に電極5を電池シート4と直行する方向に電極制御部51を介して動かし、位置調整を行う。
実施例8では、検出したい欠陥の大きさに応じて、電圧と検査対象の移動速度並びに電極が具備された回転体の回転速度を最適化可能となり、検査対象を破壊することなく、高電圧印加を回避しつつ、高感度に欠陥を検出することが可能となる。
ここで、検出部6では検出した電流を電圧に変換しているが、IV変換することなく、電流のままで異物の有無を判定しても良い。
また、本実施例8では電極5に検出部6を接続し、ローラー1に電源3を接続しているが、電極5に電源3を接続し、ローラー1に検出部6を接続しても良い。
更に、図9もしくは図10に示すように検出部6もしくは電極5と検出部6の間に冷却機構部を設けても良く、更に、図8に示すように電極5を検査対象の表裏両面に具備しても良いことは言うまでも無い。
図12は、実施例9の構成を示す図である。
上述した式2に示すように検出時間は短い方が感度が良いため、回転体50に一様に電極5を配置するのではなく、図12に示すように回転体50に電極5を一定間隔で配置することで、高感度化を図れる。
なお、電極5から検出部6への信号伝達方法としては、ブラシによる接触方式やフォトカプラによる非接触方式等を用いれば良く、フォトカプラの電源として太陽電池を使用すれば完全非接触で構成可能である。
図13は、実施例10の構成を示す図である。
実施例10では、回転体50に電極5を一定間隔で配置する際に、図13(a)に示すように検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に電池シート4の幅と同じもしくはそれ以上の長さの電極を一定間隔(w)に配置する。
また、図13(b)に示すように検査対象である電池シート4全面を検査するために電池シート4の面に平行な面上で電池シート4の移動方向と直行する方向に複数の電極5a〜5lを一定間隔(w)に配置しても良い。
更に図13(c)に示すように複数の電極5a〜5lを格子状に一定間隔(w)に配置しても良い。
また、図13(d)に示すように複数の電極5a〜5hを格子状に一定間隔(w)に配置し、且つ、電池シート4の移動方向と直行する方向にオーバーラップさせても良い。
また、図14は、実施例10の他のバリエーションを説明する図である。
図14に示すように電池シート4の面に斜めに電池シート4の移動方向と直行する方向に電池シート4の幅と同じもしくはそれ以上の長さの電極を一定間隔(w)に配置しても良い。
なお、電極5の形状は四角形(正方形,長方形,菱形,台形)でも、円形でも多角形でも良い。
図15は、実施例11の構成を示す図である。
図15に示すように電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、電源3に接続されている。ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4と平行且つ、一定の間隔で配置され、電池シート4の移動方向とは逆方向に回転する複数の回転体50a,50bに一定間隔で具備された電極5とで、それぞれ平行平板コンデンサを形成している。
電極5は電極間の間隔を調整し、かつ、複数の回転体の回転速度を制御する複数の電極制御部51a,51bを具備し、金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を増幅する電流増幅手段と、電流を電圧に変換するIV変換手段とを有する複数の検出部6a,6bに接続されている。
全体制御部7は複数の検出部6a,6bからの信号が規定した値以上の電圧の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、入力部12により入力されたデータを元に電源3の電圧制御、ローラー1の速度制御部2の速度制御及び電極5が具備された複数の回転体50a,50bの回転速度制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧,ローラー回転速度,回転体の回転速度の制御を行い、更に電極5を電池シート4と直行する方向にそれぞれ対応した複数の電極制御部51a,51bを介して動かし、位置調整を行う。
また、回転体の回転は電池シート4の同一位置を位相を異にして検査するようにするため、複数の回転体50a,50bの回転開始位置もしくは位相を全体制御部7で制御する。
実施例11では、検出したい欠陥の大きさに応じて、電圧と検査対象の移動速度並びに電極が具備された回転体の回転速度を最適化可能となり、検査対象を破壊することなく、高電圧印加を回避しつつ、高感度に欠陥を検出することが可能となる。
また、一定間隔に配置された電極5の間に欠陥が通過した場合でも、位相の異なる回転体に具備された電極5でこの欠陥を検出可能となり、見逃しを防止すると共に高感度に欠陥を検出可能となる。
ここで、検出部6a,6bでは検出した電流を電圧に変換しているが、IV変換することなく、電流のままで異物の有無を判定しても良い。
また、本実施例では電極5に検出部6a,6bを接続し、ローラー1に電源3を接続しているが、電極5に電源3を接続し、ローラー1に検出部6a,6bを接続しても良い。
図16は、実施例12を説明する図である。
図16(a)に示すように凸欠陥が検査対象上に存在する場合には、最初に電極と検査対象との距離が縮まり静電容量が増加するため出力が+方向に振れ、次に欠陥が電極を過ぎると今度は静電容量が減少するため−方向に振れる。
逆に凹欠陥が検査対象上に存在する場合には、図16(b)に示すように最初に電極と検査対象との距離が広がり静電容量が減少するため出力が−方向に振れ、次に欠陥が電極を過ぎると今度は静電容量が増加するため+方向に振れる。
このため、欠陥検出出力が最初に+−のどちらに振れるかを確認することで欠陥の種類(凹凸)を判断可能となる。
図17は、実施例13を説明する図である。
図17に示すように欠陥の高さd0に比例して検出出力は大きくなり、欠陥の大きさSxに比例して検出信号の変動時間が長くなるため、欠陥の検出出力値と検出出力変動時間から欠陥の大きさを判断可能となる。
図18は、実施例14を説明する図であり、欠陥検出出力と移動時間との関係の一実施例を示す図である。
図18に示すように欠陥検出出力と移動時間には反比例の関係が成り立つ。
このため、検出したい欠陥サイズとシステムノイズから最適な移動時間(移動速度)を設定可能となる。
図19は、実施例15を説明する図であり、欠陥サイズと検出出力との関係の一実施例を示す図である。
図19に示すように欠陥サイズ(高さ)と欠陥検出出力とには比例関係が成り立つ。このため、欠陥検出出力から欠陥サイズが判定可能となる。
図20は、実施例16を説明する図であり、欠陥サイズと検出出力との関係の別の一実施例を示す図である。
図20に示すように欠陥サイズ(高さ)と欠陥検出出力とには前述したように比例関係が成り立ち、上述した式2のV/dtに欠陥検出出力は比例しているため、検出したい欠陥サイズに応じて、最適なV(電圧)とdt(移動速度)を設定することにより、欠陥が検出可能、かつ、欠陥サイズを判定可能となる。
図21は、実施例17の構成を説明する図である。
図21(a)に示すように電池シート4を移動,搬送するローラー1は、ローラー1の回転速度を制御する速度制御部2により回転速度(電池シート4の移動速度)を制御し、交流電源53に接続されている。
ローラー1と電池シート4は同電位となるように接触しており、電池シート4と平行且つ、一定の間隔で配置された電極5とで、平行平板コンデンサを形成している。
電極5は電極間の間隔を調整する間隔制御部11を具備し、金属異物9が電池シート4上にあると電極間の間隔が変わることにより静電容量に変化が発生し、この時に流れる電流を増幅する電流増幅手段と、電圧検出部52とを有する検出部6に接続されている。
電圧検出部52では抵抗Rの両端の電圧を測定する。全体制御部7は検出部6からの信号と電源の信号を比較部54で比較し、規定した値以上の差の場合には、表示部8に異物検出情報を表示する。
また、全体制御部7では、入力部12により入力されたデータを元に交流電源53の電圧、周期制御とローラー1の速度制御部2の速度制御並びに電圧検出部52の抵抗値の制御も行い、検出したい金属異物9の大きさに応じて電源電圧,電源周期及びローラー回転速度の制御並びに電圧検出部52の抵抗値の最適化を行い、更に電極5を電池シート4と直行する方向に間隔制御部11を介して動かし、位置調整を行う。
本実施例17により、検出したい欠陥の大きさに応じて、交流電源53の電圧と周期と電圧検出部52の抵抗値を最適化可能となり、検査対象を破壊することなく、高電圧印加を回避しつつ、高感度に欠陥を検出することが可能となる。
ここで、検出部6では電圧を検出しているが、電流を検出して異物の有無を判定しても良い。
また、本実施例では電極5に検出部6を接続し、ローラー1に電源3を接続しているが、電極5に電源3を接続し、ローラー1に検出部6を接続しても良い。
更に、本実施例では交流電源53と検出電圧を比較しているが、図21(b)に示すように欠陥が無い場合の出力を図示しない方法により全体制御部7内のメモリに記憶し、検出電圧と比較しても良い。
更に、図9もしくは図10に示すように検出部6もしくは電極5と検出部6の間に冷却機構部を設けても良く、更に、図8に示すように電極5を検査対象の表裏両面に具備しても良いことは言うまでも無い。
ここで、本実施例17において電圧検出部52の抵抗に流れる電流Iは、静電容量をC、電圧検出部52の抵抗をR、時間をt、交流電源53の周期をf、電圧をV・sin(2πft)とすると次式のようになる。
Figure 2011117943
また、この時に電圧検出部52で検出される抵抗Rの両端の電圧VRは、次式のようになる。
Figure 2011117943
上記式で分かるように、静電容量の変化による電圧検出部52での検出電圧は、電圧検出部52の抵抗と交流電源53の電圧及び周期に依存するため、電極5の大きさと電極間の間隔を最適化するのは勿論のこと、交流電源電圧と周期並びに電圧検出部52の抵抗を最適化することで所望の大きさの金属異物9を検出可能となる。
言い換えるなら、電圧検出部52の抵抗と交流電源53の電圧及び周期を制御することで、所望の大きさの金属異物9を検出可能となる。
また、他の表現としては、交流電源電圧と周期並びに電圧検出部52の抵抗を制御することで所望の大きさの金属異物9を検出可能となる。
図22は、実施例18を説明する図である。
本実施例の条件においては、図22(a)に示すように大欠陥が検査対象上に存在する場合には、検出信号と欠陥の有無時の検出信号の差とで位相は同じであるが、小欠陥が検査対象上に存在する場合には、図22(b)に示すように検出信号と欠陥の有無時の検出信号の差とで位相が180度異なる。
このため、検出信号と欠陥の有無時の検出信号の差の位相を確認することで欠陥の種類や大きさを判断可能となる。
図23は、実施例19を説明する図である。
図23に示すように欠陥検査装置60にて検出した欠陥の情報を電池シート4の切断装置61に送ることで欠陥の無い部分のみを自動で選択可能となる。
なお、上述した実施例では電池シートの検査について説明したが、検査対象が金属あるいは金属膜であり、検出すべき欠陥が金属である場合には、本発明の欠陥検査方法を適用できるのは言うまでも無く、検査対象が絶縁体であっても、検出すべき欠陥が金属の場合でもローラーを一部変更し、電極と平行となる面積を増やすことで本発明の欠陥検査方法を適用可能である。
1 ローラー
2 速度制御部
3 電源
4 検査対象(電池シート)
5 電極
6 検出部
7 全体制御部
8 表示部
9 金属異物
10 電流増幅アンプ
11 間隔制御部
12 入力部
13 欠陥目印機能部
14 冷却機構部
50 回転体
51 電極制御部
52 電圧検出部
53 交流電源
54 比較部
60 欠陥検査装置
61 切断装置

Claims (19)

  1. 検査対象の欠陥を検査する検査装置において、
    前記検査対象を搬送する搬送部と、
    前記検査対象を挟むように配置された第1の電極及び、第2の電極と、
    前記第1の電極に接続された電源と、
    前記検査対象の搬送速度を制御する搬送速度制御部と、
    前記第2の電極に接続され、前記第1の電極と前記第2の電極との間に形成された静電容量の変化により生じた電流を検出する電流検出部と、
    前記電流に基づき欠陥を検出する欠陥検出部と、を有することを特徴とする検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記電源は直流電源であることを特徴とする電池シート検査装置。
  3. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記第1の電極と、前記第2の電極との間隔を制御する間隔制御部を有することを特徴とする検査装置。
  4. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記電源の電圧を制御する電圧制御部を有することを特徴とする検査装置。
  5. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記電流を増幅する増幅部と、
    前記増幅された電流を電圧に変換するIV変換部と、を有し、
    前記欠陥検出部は、前記変換された電圧に基づき欠陥を検出することを特徴とする検査装置。
  6. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記第1の電極、及び前記第2の電極は、
    前記検査対象の面に対して平行な方向に複数配置されていることを特徴とする検査装置。
  7. 請求項6に記載の検査装置において、
    前記第1の電極、及び第2の電極は、格子状に配置されていることを特徴とする検査装置。
  8. 請求項6に記載の検査装置において、
    前記第1の電極、及び前記第2の電極は、
    前記検査対象の搬送方向に対して直交する方向に配置されていることを特徴とする電池シート検査装置。
  9. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記欠陥の位置に目印を付ける目印付加部を有することを特徴とする検査対象検査装置。
  10. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記第2の電極、及び電流検出部を冷却する冷却部を有することを特徴とする検査装置。
  11. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記第2の電極が前記検査対象を搬送する方向とは逆方向に回転移動する回転電極であることを特徴とする検査装置。
  12. 請求項11に記載の検査装置において、
    前記回転電極は、回転体上に一様もしくは一定間隔に複数配置されていることを特徴とする検査装置。
  13. 請求項12に記載の検査装置において、
    回転体上に一定間隔に配置されている前記回転電極は、回転体上に格子状に複数配置されていることを特徴とする検査装置。
  14. 請求項13に記載の検査装置において、
    回転体上に一定間隔に配置されている前記回転電極は、複数配置され、
    前記検査対象の同一位置を位相を異にして検査するように、前記回転電極の回転開始位置もしくは電極位置の位相を制御することを特徴とする検査装置。
  15. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記欠陥検出部は検出信号の極性、出力値および検出幅から欠陥の種類および大きさを判定することを特徴とする検査装置。
  16. 請求項1に記載の検査装置において、
    前記電源は交流電源であることを特徴とする検査装置。
  17. 請求項16に記載の検査装置において、
    前記電流検出部に電圧検出部を具備していることを特徴とする検査装置。
  18. 請求項17に記載の検査装置において、
    前記交流電源の電圧、周期および電圧検出部の抵抗値を制御することを特徴とする検査装置。
  19. 請求項18に記載の検査装置において、
    前記欠陥検出部は検出信号の位相および出力値から欠陥の種類および大きさを判定することを特徴とする検査装置。
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