JPWO2011111287A1 - コーヒーメーカー - Google Patents

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Abstract

本発明のコーヒーメーカーは、コーヒーの抽出濃度のバラツキを抑えるため、コーヒーポッドが載置されるフィルターを保持するホルダーと、コーヒーポッドを押圧可能なアダプターと、内部に液体流路が形成されたピストンとを備え、ピストンが下死点から上死点へ移動するとき、ピストンがアダプターと係合してコーヒーポッドと接触しない非接触位置までアダプターを移動させ、ピストンが上死点から下死点へ移動するとき、非接触位置に位置するアダプターがコーヒーポッドと接触する接触位置まで移動した後、ピストンとアダプターとの係合が外れ、液体流路を通じて供給される液体の圧力により、接触位置に位置するアダプターがコーヒーポッドを押圧するように構成される。

Description

本発明は、コーヒーポッド(カフェポッドとも呼ばれる)を用いてエスプレッソなどのコーヒー飲料を生成可能なコーヒーメーカーに関する。
従来、この種のコーヒーメーカーとしては、種々の構造のものが知られている(例えば、特許文献1:特表2008−538954号公報参照)。図16は、従来のコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す断面図である。図16において、従来のコーヒーメーカーは、釣鐘状部材101と、リング状部材102と、フィルターホルダー103とを備えている。
釣鐘状部材101は、コーヒーメーカー本体(図示せず)に連結されている。釣鐘状部材101のベース部111には、中空状突出部112が形成されている。この中空状突出部112には、コーヒーメーカー本体内で沸かされた熱湯が通る熱湯配管104が取り付けられている。また、中空状突出部112内で且つ熱湯配管104の下方には、弁部材105が配置されている。弁部材105は、中空状突出部112の貫通穴112aを閉塞するようにコイルばね106によって上方に付勢されている。
リング状部材102は、釣鐘状部材101の外周を囲むように釣鐘状部材101に取り付けられている。リング状部材102の下端部には、内周部が螺旋形状に形成された下方ガイド部102aが設けられている。
フィルターホルダー103は、カップ状のホルダー本体131と、ホルダー本体131の内側に回転可能に取り付けられコーヒーポッド107を保持するアダプター132とを備えている。ホルダー本体131の上端部の外周には、突起部131aが設けられている。当該突起部131aが下方ガイド部102a上で反時計回りに回転されることで、フィルターホルダー103がリング状部材102と連結される。フィルターホルダー103がリング状部材102と連結されたとき、アダプター132に収容されたコーヒーポッド107が釣鐘状部材101の下部に押されて圧縮される。この状態で熱湯配管104に熱湯が供給されると、当該熱湯に押された弁部材105がコイルばね106の弾性力に抗して下方に移動し、中空状突出部112の貫通穴112aが開かれる。これにより、コーヒーポッド107に熱湯が供給され、コーヒーが抽出される。
前記構成を有する従来のコーヒーメーカーにおいては、ホルダー本体131の突起部131aを下方ガイド部102a上で回転させる量を調整することで、釣鐘状部材101とアダプター132との隙間を調整することができる。これにより、コーヒーポッド107に加える圧力を調整することができ、コーヒーの抽出濃度を調整することができる。
特表2008−538954号公報
しかしながら、前記構成を有する従来のコーヒーメーカーにおいては、ホルダー本体131の回転量を固定した場合であっても、コーヒーの抽出濃度にバラツキがあるという課題がある。例えば、コーヒーの抽出濃度が薄くになるようにホルダー本体131の回転量を調整したつもりであっても、実際のコーヒーの抽出濃度が濃いことがある。
本発明の目的は、前記従来の課題を解決することにあって、コーヒーの抽出濃度のバラツキを抑えることができるコーヒーメーカーを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は以下のように構成する。
本発明によれば、コーヒーポッドが載置されるフィルターを保持するホルダーと、
前記ホルダーの上方に配置され、前記コーヒーポッドを押圧可能なアダプターと、
内部に液体流路が形成され、前記アダプターと係合可能なピストンと、
前記ピストンを上下動させるピストン駆動部と、
を備えるコーヒーメーカーであって、
前記ピストン駆動部の駆動により前記ピストンが下死点から上死点へ移動するとき、前記ピストンが前記アダプターと係合して前記コーヒーポッドと接触しない非接触位置まで前記アダプターを移動させ、
前記ピストン駆動部の駆動により前記ピストンが上死点から下死点へ移動するとき、前記非接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドと接触する接触位置まで移動した後、前記ピストンと前記アダプターとの係合が外れ、
前記ピストンの前記液体流路を通じて供給される液体の圧力により、前記接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドを押圧する、
ように構成された、コーヒーメーカーを提供する。
本発明によれば、前記ピストンの前記液体流路を通じて供給される液体の圧力により、前記接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドを押圧するようにしているので、コーヒーの抽出濃度のバラツキを抑えることができる。
本発明のこれらと他の目的と特徴は、添付された図面についての好ましい実施の形態に関連した次の記述から明らかになる。
図1は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーの斜視図であって、ホルダーを取付完了前の状態を示す図であり、 図2は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーの斜視図であって、ホルダーを取付完了後の状態を示す図であり、 図3は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが上死点に位置する状態を示す図であり、 図4は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが下死点に位置する状態を示す図であり、 図5は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが下死点よりも僅かに上方に位置する状態を示す図であり、 図6は、本発明の第2実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが上死点に位置する状態を示す図であり、 図7は、本発明の第2実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが下死点に位置する状態を示す図であり、 図8は、本発明の第2実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが下死点よりも僅かに上方に位置する状態を示す図であり、 図9は、本発明の第3実施形態にかかるコーヒーメーカーのホルダーの構造を模式的に示す側面図であり、 図10は、本発明の第3実施形態にかかるコーヒーメーカーのホルダーをコーヒーメーカー本体に取り付けた状態を模式的に示す側面図であり、 図11は、本発明の第4実施形態にかかるコーヒーメーカーの概略構成図であり、 図12は、図11に示すコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが上死点に位置する状態を示す図であり、 図13は、図11に示すコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが下死点よりも僅かに上方に位置する状態を示す図であり、 図14は、図12に示すコーヒーメーカーの変形例にかかるコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す分解断面図であり、 図15は、図12に示すコーヒーメーカーのピストンガイドの上部開口部に水垢防止用のフィルターを取り付けた状態を模式的に示す断面図であり、 従来のコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す断面図である。
本発明の発明者らは、前記従来技術の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、以下の知見を得た。
コーヒーポッドは、コーヒー粉を2枚のフィルターペーパーで挟んで封止した構造を有している。コーヒーポッドは、各種コーヒーメーカーで使用できるように、ESE(Easy Serving Espresso・登録商標)規格などの統一規格が定められている。例えば、エスプレッソ用のコーヒーポッドは、直径が44mmに設定され、一杯分のコーヒー粉(約7g)を収容するように構成されている。
これに対して、本発明の発明者らは、コーヒーポッドの厚みが通常10mmであるところ、±1mm程度の範囲でバラツキがあり、当該バラツキがコーヒーの抽出濃度に大きな影響を与えていることを知見した。すなわち、前記従来のコーヒーメーカーでは、ホルダー本体131の回転量を調整することにより、釣鐘状部材101とアダプター132との隙間を調整する。コーヒーポッド107の厚みが一定である場合には、前記隙間を毎回同じにすることで、コーヒーポッド107に加わる圧力が一定になる。その結果、コーヒーの抽出濃度は一定になる。しかしながら、コーヒーポッド107の厚みにバラツキがある場合には、コーヒーポッド107に加わる圧力が変化する。その結果、コーヒーの抽出濃度にバラツキが生じる。
そこで、本発明の発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、コーヒーポッドを押圧するアダプターをコーヒーポッドの厚みに応じて移動可能にし、コーヒーメーカー本体から供給される液体の吐出圧力を利用してアダプターにてコーヒーポッドを押圧することにより、コーヒーの抽出濃度のバラツキを抑えられることを見出し、以下の本発明に想到した。
本発明の第1態様によれば、コーヒーポッドが載置されるフィルターを保持するホルダーと、
前記ホルダーの上方に配置され、前記コーヒーポッドを押圧可能なアダプターと、
内部に液体流路が形成され、前記アダプターと係合可能なピストンと、
前記ピストンを上下動させるピストン駆動部と、
を備えるコーヒーメーカーであって、
前記ピストン駆動部の駆動により前記ピストンが下死点から上死点へ移動するとき、前記ピストンが前記アダプターと係合して前記コーヒーポッドと接触しない非接触位置まで前記アダプターを移動させ、
前記ピストン駆動部の駆動により前記ピストンが上死点から下死点へ移動するとき、前記非接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドと接触する接触位置まで移動した後、前記ピストンと前記アダプターとの係合が外れ、
前記ピストンの前記液体流路を通じて供給される液体の圧力により、前記接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドを押圧する、
ように構成された、コーヒーメーカーを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記アダプターは、略有底筒状に形成され、
前記アダプターの上部には、内方に突出する内方突起部が設けられ、
前記ピストンの下部には、前記アダプターの底壁と前記内方突起部との間において前記アダプターの内周面に沿って摺動する外方突起部が設けられ、
前記ピストンが下死点から上死点へ移動するとき、前記ピストンの外方突起部が前記アダプターの内方突起部と係合して前記非接触位置まで前記アダプターを移動させ、
前記ピストンが上死点から下死点へ移動するとき、前記非接触位置に位置する前記アダプターが前記接触位置まで移動した後、前記ピストンの外方突起部と前記アダプターの内方突起部との係合が外れる、
第1態様に記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記アダプターの内周面と前記ピストンの外方突起部の先端部との間を液密にシールするシール部材を備える、第2態様に記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記アダプターの底壁には、前記液体流路を通じて供給された液体を前記コーヒーポッドへ吐出する液体吐出穴が設けられるとともに、前記液体流路を通じて供給された液体の圧力が予め決められた圧力よりも大きくなったとき、前記液体吐出穴から前記コーヒーポッドへ前記液体を流す逆止弁が取り付けられている、
第1〜3態様のいずれか1つに記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記逆止弁は、前記液体吐出穴を閉塞可能な閉塞部材と、前記閉塞部材を液体吐出穴へ付勢する弾性部材とを備え、前記液体流路を通じて供給された液体の圧力が前記弾性部材の付勢力よりも大きくなったとき、前記液体吐出穴から前記コーヒーポッドへ前記液体を流す、第4態様のいずれか1つに記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記ピストンと前記アダプターとを高さ方向に互いに離れるように付勢する弾性部材を備える、第1〜5態様のいずれか1つに記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記ピストン駆動部は、前記ピストンの移動方向と直交する回動軸を中心として第1位置から第2位置を通過して第3位置まで回動可能なレバーを備え、
前記レバーが第1位置に位置するとき、前記ピストンが上死点に位置し、
前記レバーが第2位置に位置するとき、前記ピストンが下死点に位置し、
前記レバーが第3位置に位置するとき、前記ピストンが前記下死点と前記上死点との間に位置する、第1〜6態様のいずれか1つに記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第8態様によれば、加熱容器と、
前記加熱容器内に供給された液体を加熱する発熱体と、
前記ピストンの上下動をガイドする筒状のピストンガイドと、
をさらに備え、
前記ピストンガイドは、前記加熱容器内に配置され、
前記ピストンは、前記ピストンガイド内を液密に摺動する、
第1〜7態様のいずれか1つに記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記ピストンの上部には、前記ピストンガイドと前記ピストンとの間を液密にシールする複数のシール部材が取り付けられている、第8態様に記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第10態様によれば、前記ピストンガイドの上部開口部には、水垢侵入防止用のフィルターが取り付けられている、第8又は9態様に記載のコーヒーメーカーを提供する。
本発明の第11態様によれば、前記ホルダーを前記アダプターの下方の装着位置へ案内するガイドと、
前記ホルダーに回動自在に取り付けられ、前記ホルダーの底部に設けられたコーヒー吐出口を開閉可能なフラップと、
をさらに備え、
前記ホルダーが前記ガイドにより前記装着位置へ案内されるとき、前記フラップの一部が前記ガイドに当接して前記フラップが回転し、前記コーヒー吐出口が開放される、
第1〜10態様のいずれか1つに記載のコーヒーメーカーを提供する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、同様の構成には同じ符号を付して説明を省略する。
《第1実施形態》
図1及び図2は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーの斜視図である。図3〜図5は、本発明の第1実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図である。なお、図1及び図2に示すコーヒー抽出部と、図3〜図5に示すコーヒー抽出部とは、詳細部分については必ずしも一致していないが、各部品の概ねの配置関係は一致している。
図1及び図2において、本第1実施形態にかかるコーヒーメーカーは、コーヒー抽出部1aを備えるコーヒーメーカー本体1と、コーヒーメーカー本体1に設けられたガイド2に着脱自在に取り付けられるホルダー3とを備えている。
ホルダー3は、図3〜図5に示すように、漏斗状に形成され、コーヒーポッド4が載置されるフィルター5を保持する。コーヒーポッド4は、コーヒー粉を2枚のフィルターペーパーで挟んで封止した構造を有している。熱湯などの液体がコーヒーポッド4を通過することにより、コーヒーが抽出される。フィルター5には、コーヒーポッド3にて抽出されたコーヒーが通過する複数のコーヒー通過穴5aが設けられている。ホルダー3の下部には、コーヒー通過穴5aを通過したコーヒーを、図1に示すカップ50に吐出するためのコーヒー吐出口3aが設けられている。ホルダー3の上方には、コーヒーポッド4を押圧可能な略有底筒状のアダプター6が配置されている。
アダプター6は、ガイド2の内周面に沿って移動可能に構成されている。アダプター6の外周面には、図2又は図3に示すように、フィルター1に対して弾接可能なリング状のシール部材7が取り付けられている。アダプター6の底壁には、ホルダー3から離れる方向に突出する突出部6aが形成されている。突出部6aの先端部には、液体吐出穴6bが設けられている。突出部6aの内部には、逆止弁8が嵌合している。
逆止弁8は、液体吐出穴6bを閉塞可能な閉塞部材9と、閉塞部材9を収容する有底筒状の液体吐出部材10と、閉塞部材9を液体吐出穴6bへ付勢する弾性部材の一例であるコイルばね11とを備えている。液体吐出部材10の側壁には、複数の貫通穴10aが設けられている。
また、アダプター6の底壁には、複数の液体通過穴12aが設けられた液体拡散プレート12が取り付けられている。逆止弁8は、突出部6aと液体拡散プレート12とで囲まれる空間内に配置されている。アダプター6の上部には、内方へ突出する内方突起部6cが設けられている。
アダプター6の上方には、略中空筒状のピストン13が配置されている。ピストン13の下部には、アダプター6の底壁と内方突起部6cとの間においてアダプター6の内周面6dに沿って摺動する外方突起部13aが設けられている。ピストン13は、外方突起部13aと内方突起部6cとが係合することにより、アダプター6と係合する。ピストン13の外方突起部13aの外周面には、アダプター6の内周面6dとピストン13の外方突起部13aとの間を液密にシールするシール部材14が取り付けられている。
ピストン13の内部には、コーヒーメーカー本体1の加熱容器(図示せず)から供給さされる液体が流れる液体流路13bが形成されている。また、ピストン13の上部には、ピストン13を上下動させるピストン駆動部15が設けられている。ピストン13の上下動は、ガイド2に設けられたガイドピース21により案内される。
ピストン駆動部15は、レバーの一例である第1及び第2リンク部材16,17を備えている。第1リンク部材16の一端部は、ピストン13の上部に回動可能に取り付けられている。第1リンク部材16の他端部は、連結ピン18により第2リンク部材17の一端部に回動可能に取り付けられている。第2リンク部材17の他端部は、ピストン13の移動方向と直交する方向に延在するシャフト19に回動可能に取り付けられている。シャフト19は、コーヒーメーカー本体1を貫通し、図1及ぶ図2に示すU字状のハンドル20に固定されている。
ハンドル20がシャフト19を回動軸として図1に示す位置から図2に示す位置まで移動されると、第1及び第2リンク部材16,17は、図3に示す第1位置から、図4に示す第2位置を通過して図5に示す第3位置まで移動する。
第1及び第2リンク部材16,17が図3に示す第1位置に位置するとき、ピストン14は上死点に位置する。このとき、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の内方突起部6cとが係合し、アダプター6は、コーヒーポッド4と接触しない非接触位置A1に位置する。
第1及び第2リンク部材16,17が図4に示す第2位置に位置するとき、ピストン14は下死点に位置する。このとき、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の内方突起部6cとの係合が外れ、アダプター6は、コーヒーポッド4と接触する接触位置A2に位置する。また、このとき、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の底壁とが接触する。
第1及び第2リンク部材16,17が図5に示す第3位置に位置するとき、ピストン13は上死点と下死点との間、具体的には下死点よりも僅かに上方に位置する。このとき、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の内方突起部6cとの係合が外れ、アダプター6は、コーヒーポッド4と接触する接触位置A2に位置する。また、このとき、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の底壁とは接触しない。
次に、前記構成を有する本第1実施形態にかかるコーヒーメーカーの動作について説明する。
まず、コーヒーポッド4を載置したフィルター5をホルダー3に保持させる。
次いで、ハンドル20が図1に示す位置に位置する状態で、ホルダー3をガイド2に挿入する。これにより、図3に示すように各部品が配置される。このとき、第1及び第2リンク部材16,17は第1位置に位置し、ピストン13は上死点に位置し、アダプター6は非接触位置A1に位置する。
次いで、ハンドル20がシャフト19を回転軸として回転されると、第1及び第2リンク部材16,17が図4に示す第2位置へ移動し、ピストン13が上死点から下死点に移動する。この過程で、アダプター6が接触位置A2に移動し、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の内方突起部6cとの係合が外れる。
ハンドル20がシャフト19を回転軸として更に回転されると、第1及び第2リンク部材16,17が図5に示す第3位置へ移動し、ピストン13が下死点よりも僅かに上方へ移動する。このとき、ピストン13の外方突起部13aとアダプター6の底壁との間に隙間が形成される。
次いで、ピストン13の液体流路13bに熱湯などの液体が供給される。液体流路13bを通過した液体は、アダプター6へ向けて吐出され、アダプター6がコーヒーポッド4を押圧するように、アダプター6に圧力を加える。また、当該圧力がコイルばね11の付勢力よりも大きくなったとき(例えば、約4気圧)、液体流路13bを通過した液体が液体吐出穴6bを通じて閉塞部材9を押し下げる。これにより、閉塞部材9がコイルばね11の付勢力に抗して液体吐出穴6bから離れ、液体吐出部材10内に液体が供給される。液体吐出部材10内に供給された液体は、液体吐出部材10の複数の貫通穴10a及び液体拡散プレート12の複数の液体通過穴12aを通じてコーヒーポッド4に吐出される。このコーヒーポッド4により、コーヒーが抽出される。抽出されたコーヒーは、フィルター5のコーヒー通過穴5a及びホルダー3のコーヒー吐出穴3aを通じてカップ50へ高圧力(約9気圧)で吐出される。
本第1実施形態によれば、アダプター6が接触位置A2に位置するとき、アダプター6とピストン13との係合が外れるようにしているので、コーヒーポッド4の厚みが異なる場合であっても、コーヒーポッド4にかかる圧力はアダプター6の自重と液体の圧力だけである。すなわち、コーヒーポッド4にかかる圧力は、コーヒーポッド4の厚みではなく、液体の圧力に依存することになる。従って、液体の圧力を一定にすることで、コーヒーの抽出濃度のバラツキを抑えることができる。また、液体の圧力を調整することで、コーヒーの抽出濃度を所望の濃度にすることができる。
また、本第1実施形態によれば、アダプター6の内周面6dとピストン13の外方突起部13aとの間にシール部材14を設けているので、アダプター6とピストン13との間に供給された液体がそれらの外側に漏れない。これにより、液体流路13bを流れる液体により、アダプター6に効率良く且つ均一に圧力をかけることができ、コーヒーの抽出濃度のバラツキを更に抑えることができる。
また、本第1実施形態によれば、液体流路13bを通じて供給された液体の圧力がコイルばね10の付勢力よりも大きくなったとき、液体吐出穴6bからコーヒーポッド4へ液体を流す逆止弁8を備えている。これにより、コーヒーポッド4に一定以上の圧力がかかった状態でのみコーヒーポッド4に液体が供給されることになるので、例えば、コーヒーポッド5の周縁部に液体が回りこんでコーヒーの抽出濃度が低くなるようなことを防ぐことができる。従って、コーヒーの抽出濃度のバラツキをより一層抑えることができる。
また、本第1実施形態によれば、湯吐出部材10の側壁に複数の貫通穴10aを設けているので、液体拡散プレート12の全体に液体を供給することができる。
また、本第1実施形態によれば、ハンドル20を図1に示す位置から図2に示す位置まで回転させたとき、ピストン13が上死点から下死点を通過して下死点よりも僅かに上方(図5に示す位置)へ移動するように構成している。また、このピストン13が下死点よりも僅かに上方に位置する状態で、コーヒーの抽出を行うようにしている。このため、コーヒー抽出時において不用意にピストン13を上死点へ押し上げようとする力が働いたとしても、ピストン13は、一旦、下死点を通過しなければ上死点まで移動することができない。これにより、コーヒー抽出時において、不用意にコーヒーポッド4とアダプター6とが非接触になることを防ぐことができ、コーヒーの抽出濃度のバラツキをより一層抑えることができる。また、アダプター6がコーヒーポッド4を押圧することで、ホルダー3がガイド2から抜けにくくなるので、コーヒー抽出中に誤ってホルダー3をガイド2から取り外すことによる液体の飛散を防止することができる。
なお、本発明は前記第1実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、前記では、逆止弁8が閉塞部材9とコイルばね11とを備えるように構成したが、本発明はこれに限定されない。逆止弁8は、液体流路13bを通じて供給された液体の圧力が予め決められた圧力よりも大きくなったとき、液体吐出穴6bからコーヒーポッド4へ液体を流すことができるように構成されていればよい。
また、前記では、外方突起部13aと内方突起部6cとが係合することにより、ピストン13とアダプター6とが係合するようにしたが、本発明はこれに限定されず、多様に変形することができる。
《第2実施形態》
図6〜図8は、本発明の第2実施形態にかかるコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図である。本第2実施形態にかかるコーヒーメーカーが第1実施形態にかかるコーヒーメーカーと異なる点は、ピストン駆動部15がレバーの一例として第1及び第2リンク部材16,17に代えてカム31を備えるとともに、アダプター6とピストン13との間に弾性部材の一例としてコイルばね32が設けられている点である。
カム31は、シャフト19に回動可能に取り付けられている。カム31には、ピストン13の上部に設けられたローラー13cと係合する溝31aが設けられている。カム31が回転してローラー13cが溝31aに沿って摺動することにより、ピストン13が上下動する。このような構成によっても、本第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、コイルばね32は、アダプター6とピストン13とが高さ方向に互いに離れるように付勢するように設けられている。ピストン13が図6に示す上死点から図7に示す下死点に移動するに従って、コイルばね32が圧縮されるので、コイルばね32による付勢力は大きくなる。これにより、ピストン13を上死点から下死点へ移動させるために必要なハンドル20に加える力が大きくなる。一方、ピストン13が図7に示す下死点から図8に示す下死点よりも僅かに上方の位置に移動するにつれて、コイルばね32が伸長するので、コイルばね32による付勢力は小さくなる。これにより、ピストン13を下死点から下死点よりも僅かに上方の位置へ移動させるために必要なハンドル20に加える力が小さくなる。このハンドル20を図1に示す位置から図2に示す位置まで移動させるのに必要な力の違いにより、使用者は、ピストン13がどの位置に位置しているかを認知することができる。
《第3実施形態》
図9は、本発明の第3実施形態にかかるコーヒーメーカーのホルダーの構造を模式的に示す側面図である。図10は、図9に示すホルダーをコーヒーメーカー本体に取り付けた状態を模式的に示す側面図である。本第3実施形態にかかるコーヒーメーカーが第1実施形態にかかるコーヒーメーカーと異なる点は、フラップ41と、弾性部材の一例であるコイルばね42とがホルダー3に取り付けられている点である。
また、本第3実施形態において、ホルダー3には、把手部3bと、突起部3cとが設けられている。ガイド2は、ホルダー3をアダプター6の下方の装着位置に案内するように形成されている。ホルダー3は、把手部3bを持たれ、突起部3c側からガイド2に沿って挿入されることで、図10に示すように装着位置にセットされる。なお、ガイド2は、水平方向に延在するように形成されることが好ましい。この場合、ホルダー3をガイド2に沿って目視しながら挿入できるため、突起部131aを下方ガイド部102aに下方からねじ込む従来のコーヒーメーカーに比べて、ホルダー3の取り付けが容易となる。
コーヒーメーカー本体1には、ホルダー3が装着位置にセットされたとき、突起部3cと当接するホルダー検知部1bが設けられている。ホルダー検知部1bが突起部3cと当接していないとき、液体流路13bへの液体の供給が制限される。一方、ホルダー検知部1bが突起部3cと当接するとき、液体流路13bへの液体の供給の制限が解除される。
フラップ41は、ホルダー3のコーヒー吐出口3aを開閉可能な略U字状の部材である。フラップ41は、ホルダー3の互いに対向する側壁に、支点41aを中心として回動自在に取り付けられている。また、フラップ41は、コーヒー吐出口3aに対向する面41bを有するように形成されている。例えば、コーヒー吐出口3aが図9及び図10に示すように高さ方向に対して約45度傾いて形成されているとき、フラップ41は、高さ方向に対して約45度傾斜した面41bを有するように形成される。コイルばね42は、フラップ41がホルダー3のコーヒー吐出口3aを閉塞するようにフラップ41を付勢する。
また、フラップ41には、ガイド2と当接可能な当接部41cが設けられている。ホルダー3がガイド2により装着位置へ案内されるとき、当接部41cがガイド2に当接して、フラップ41がコイルばね42の付勢力に抗して回転し、コーヒー吐出口3aが開放される。
本第3実施形態によれば、ホルダー検知部1bが突起部3cと当接していないとき、液体流路13bへの液体の供給を制限するので、ホルダー3が装着位置にセットされていないときに液体が吐出されることによる火傷を防止することができる。
また、本第3実施形態によれば、ホルダー3が装着位置にセットされていないとき、フラップ41によりコーヒー吐出口3aを閉塞するので、例えば、コーヒーポッド4を交換する際にコーヒー吐出口3aから液垂れが生じることを防ぐことができる。
《第4実施形態》
図11は、本発明の第4実施形態にかかるコーヒーメーカーの概略構成図である。図12は、図11に示すコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが上死点に位置する状態を示す図である。図13は、図11に示すコーヒーメーカーのコーヒー抽出部近傍の構造を模式的に示す縦断面図であって、ピストンが下死点よりも僅かに上方に位置する状態を示す図である。本第4実施形態にかかるコーヒーメーカーが前記第1実施形態にかかるコーヒーメーカーと異なる点は、ガイド2、ピストン13、ガイドピース21に代えて、ガイド2A、ピストン13A、ピストンホルダー21Aを備え、ピストン13Aの上部が加熱容器61内に配置されている点である。
ガイド2Aは、ピストン13Aなどのコーヒー抽出部近傍の各部品を、ホルダー3と共に覆うように略筒状に形成されている。ガイド2Aの上端部は、コーヒーメーカー本体1に固定されている。ガイド2Aの下部には、ホルダー3が着脱自在に取り付けられている。
ピストンホルダー21Aは、ピストン13Aに取り付けられている。また、ピストンホルダー21Aは、図示していないが、レバーを介してハンドル20に固定されている。ハンドル20が図1に示す位置から図2に示す位置へ回転されるとき、ピストンホルダー21Aが下降する。これにより、ピストン13Aが上死点から下死点へ移動し、アダプター6が図12に示す非接触位置A1から図13に示す接触位置A2に移動する。
なお、アダプター6は、図11〜図13に示すように、2つの部品6A,6Bとで構成されてもよい。この場合、アダプター6の製造(特に内方突起部6aの形成)が容易となる。
ピストン13Aは、上部が加熱容器61内に配置され、液体流路13Abが加熱容器61内と連通している点でピストン13と異なる。加熱容器61内には、ピストン13Aの上下動をガイドする筒状のピストンガイド62が設けられている。ピストン13Aの上部の外周面には、ピストン13Aとピストンガイド62との間を液密にシールする複数のリング状のシール部材63が取り付けられている。これにより、ピストン13Aは、ピストンガイド62内を液密に摺動する。
加熱容器61内においてピストンガイド62の周囲には、加熱容器61内に供給された液体を加熱する発熱体64が設けられている。発熱体64により加熱された液体は、ピストンガイド62内を通り、液体流路13Aaに供給される。
加熱容器61には、加熱容器61内の液体の温度を検知する温度検知部65と、加熱容器61内で発生した蒸気を排出する蒸気排出部66と、加熱容器61内に液体を導入する液体導入部67とが設けられている。
コーヒーメーカー本体1には、図11に示すように、温度検知部65が検知した温度に基づいて発熱体64の加熱動作を制御する制御装置68と、飲料用の液体を収容するタンク69と、タンク69内の液体を液体導入部67に供給するポンプ70とが設けられている。
本第4実施形態によれば、ピストン13Aを加熱容器61内に配置しているので、発熱体64により加熱容器61内の液体を加熱する際に、ピストンガイド62を介してピストン13Aを加熱することができる。これにより、発熱体64による加熱前から液体流路13Ab内に存在する液体の温度を上昇させることができる。これにより、カップ50に注がれたコーヒーの温度を高くすることができる。一方、ピストン13Aを加熱容器61内に配置していない場合には、発熱体64による加熱前から液体流路13Ab内に存在する温度の低い液体がコーヒーポッド4に供給され、その後、加熱容器61内で加熱された液体がコーヒーポッド4に供給されることになる。その結果、カップ50に注がれたコーヒーの温度が、本第4実施形態に比べて低くなる。
なお、ピストン13Aは、ステンレスなどの熱伝導率の高い材質、アルミダイキャストなどの熱伝導率の高い材質で構成されることが好ましい。これにより、発熱体64の熱をピストン13Aに効率良く伝達することができ、発熱体64による加熱前から液体流路13Ab内に存在する液体の温度をより早く上昇させることができる。その結果、カップ50に注がれたコーヒーの温度をより高くすることができる。
また、アダプター6は、PPS樹脂などの熱伝導率が低く耐熱水性の高い樹脂で構成されることが好ましい。これにより、液体流路13Abからアダプター6へ供給された液体の温度が低下することを抑えることができる。その結果、カップ50に注がれたコーヒーの温度をより高くすることができる。
また、本第4実施形態によれば、ピストンガイド62内をピストン13Aが摺動するように構成しているので、加熱容器61とコーヒーポッド4との距離を小さくすることができる。これにより、カップ50に注がれたコーヒーの温度をより高くすることができる。
また、本第4実施形態によれば、ピストン10の上部の外周面に複数のシール部材63を設けているので、例えば、1つのシール部材63にピストンガイド62内に付着した水垢を除去する機能を持たせ、他のシール部材63に本来のシール機能を持たせることができる。これにより、水漏れなどに対して高い信頼性を有するコーヒーメーカーを提供することができる。
なお、ピストン13Aとピストンホルダー21Aとは、互いに着脱自在に構成されることが好ましい。例えば、図14に示すように、ピストン13Aにフック13Acを設けるとともにピストンホルダー21Aにフック21Aaを設け、フック13Acとフック21Aaを互いに係合(嵌合)させることで、ピストン13Aとピストンホルダー21Aとを連結するように構成してもよい。これにより、ピストン13Aなどに水垢が付着した場合であっても、ピストン13Aを取り外して、簡単に清掃することができる。
また、図15に示すように、ピストンガイド62の上部開口部62aに、例えばステンレス製の金属メッシュなどの水垢侵入防止用のフィルター71を取り付けてもよい。これにより、加熱容器61内で発生した水垢がピストンガイド62内に流れることを防ぐことができ、水垢による不具合の発生を確実に防止することができる。
なお、前記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本発明にかかるコーヒーメーカーは、コーヒーの抽出濃度のバラツキを抑えることができるので、コーヒーポッドを用いてエスプレッソなどのコーヒー飲料を生成可能なコーヒーメーカーとして有用である。

Claims (11)

  1. コーヒーポッドが載置されるフィルターを保持する着脱自在なホルダーと、
    前記ホルダーの上方に配置され、前記コーヒーポッドを押圧可能なアダプターと、
    内部に液体流路が形成され、前記アダプターと係合可能なピストンと、
    前記ピストンを上下動させるピストン駆動部と、
    を備えるコーヒーメーカーであって、
    前記ピストン駆動部の駆動により前記ピストンが下死点から上死点へ移動するとき、前記ピストンが前記アダプターと係合して前記コーヒーポッドと接触しない非接触位置まで前記アダプターを移動させ、
    前記ピストン駆動部の駆動により前記ピストンが上死点から下死点へ移動するとき、前記非接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドと接触する接触位置まで移動した後、前記ピストンと前記アダプターとの係合が外れ、
    前記ピストンの前記液体流路を通じて供給される液体の圧力により、前記接触位置に位置する前記アダプターが前記コーヒーポッドを押圧する、
    ように構成された、コーヒーメーカー。
  2. 前記アダプターは、略有底筒状に形成され、
    前記アダプターの上部には、内方に突出する内方突起部が設けられ、
    前記ピストンの下部には、前記アダプターの底壁と前記内方突起部との間において前記アダプターの内周面に沿って摺動する外方突起部が設けられ、
    前記ピストンが下死点から上死点へ移動するとき、前記ピストンの外方突起部が前記アダプターの内方突起部と係合して前記非接触位置まで前記アダプターを移動させ、
    前記ピストンが上死点から下死点へ移動するとき、前記非接触位置に位置する前記アダプターが前記接触位置まで移動した後、前記ピストンの外方突起部と前記アダプターの内方突起部との係合が外れる、
    請求項1に記載のコーヒーメーカー。
  3. 前記アダプターの内周面と前記ピストンの外方突起部の先端部との間を液密にシールするシール部材を備える、請求項2に記載のコーヒーメーカー。
  4. 前記アダプターの底壁には、前記液体流路を通じて供給された液体を前記コーヒーポッドへ吐出する液体吐出穴が設けられるとともに、前記液体流路を通じて供給された液体の圧力が予め決められた圧力よりも大きくなったとき、前記液体吐出穴から前記コーヒーポッドへ前記液体を流す逆止弁が取り付けられている、
    請求項1に記載のコーヒーメーカー。
  5. 前記逆止弁は、前記液体吐出穴を閉塞可能な閉塞部材と、前記閉塞部材を液体吐出穴へ付勢する弾性部材とを備え、前記液体流路を通じて供給された液体の圧力が前記弾性部材の付勢力よりも大きくなったとき、前記液体吐出穴から前記コーヒーポッドへ前記液体を流す、請求項4に記載のコーヒーメーカー。
  6. 前記ピストンと前記アダプターとを高さ方向に互いに離れるように付勢する弾性部材を備える、請求項1に記載のコーヒーメーカー。
  7. 前記ピストン駆動部は、前記ピストンの移動方向と直交する回動軸を中心として第1位置から第2位置を通過して第3位置まで回動可能なレバーを備え、
    前記レバーが第1位置に位置するとき、前記ピストンが上死点に位置し、
    前記レバーが第2位置に位置するとき、前記ピストンが下死点に位置し、
    前記レバーが第3位置に位置するとき、前記ピストンが前記下死点と前記上死点との間に位置する、請求項1〜6のいずれか1つに記載のコーヒーメーカー。
  8. 加熱容器と、
    前記加熱容器内に供給された液体を加熱する発熱体と、
    前記ピストンの上下動をガイドする筒状のピストンガイドと、
    をさらに備え、
    前記ピストンガイドは、前記加熱容器内に配置され、
    前記ピストンは、前記ピストンガイド内を液密に摺動する、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載のコーヒーメーカー。
  9. 前記ピストンの上部には、前記ピストンガイドと前記ピストンとの間を液密にシールする複数のシール部材が取り付けられている、請求項8に記載のコーヒーメーカー。
  10. 前記ピストンガイドの上部開口部には、水垢侵入防止用のフィルターが取り付けられている、請求項8に記載のコーヒーメーカー。
  11. 前記ホルダーを前記アダプターの下方の装着位置へ案内するガイドと、
    前記ホルダーに回動自在に取り付けられ、前記ホルダーの底部に設けられたコーヒー吐出口を開閉可能なフラップと、
    をさらに備え、
    前記ホルダーが前記ガイドにより前記装着位置へ案内されるとき、前記フラップの一部が前記ガイドに当接して前記フラップが回転し、前記コーヒー吐出口が開放される、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載のコーヒーメーカー。
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