JP6004825B2 - コック - Google Patents
コック Download PDFInfo
- Publication number
- JP6004825B2 JP6004825B2 JP2012179433A JP2012179433A JP6004825B2 JP 6004825 B2 JP6004825 B2 JP 6004825B2 JP 2012179433 A JP2012179433 A JP 2012179433A JP 2012179433 A JP2012179433 A JP 2012179433A JP 6004825 B2 JP6004825 B2 JP 6004825B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cock
- liquid
- shutter
- liquid outlet
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Description
このコックは、弁体を上昇させたときに定量カップ内の液体が自重で流出口から落ちるが、注出する液体が味噌、マヨネーズ、ケチャップ、ソース等のようなどろどろのゲル状液体であると、定量カップ内に液体が残って注出量が少なくなったり、内部に液体が詰まって出にくくなったりするおそれがある。
ここで「前傾」とは、液体の流路の下流側を前側とし、鉛直方向に対して前側に倒れるように傾斜していることをいう。
さらに、液体流出口から液体が流出するに従い、液体容器内で真空部が発生し、真空部が増大しても、液体と入れ替わりに空気がコック本体内を逆流して液体容器側にスムーズに流入する。その結果、液体容器やコックに空気導入管を別途設ける必要がない。
さらに、請求項1記載の発明によるコックは、操作レバーにて弁棒を押し下げたときに、弁体が液体流出口から離れる一方、シャッター部がシャッター部収容部から計量部に摺動降下して液体流入口を塞ぎ、且つ計量部内に溜まっていた液体を液体流出口へと押し出すため、液状味噌のようなどろどろのゲル状液体であっても、操作レバーを操作するたびに一定量ずつ注出できる。
ペットボトルPには、だし入りの液状タイプの味噌W(以下、液状味噌Wという)が充填されており、これを本コック10からお椀等の容器Eに注ぎ、お湯と好みで具を入れて混ぜることで、美味しい味噌汁が簡単に作れるものである。
エルボ11は更に、ペットボトルPの中心軸の延長線上に軸部17を垂設していると共に、傾斜管路13と垂直管路14の間にスタンド12への当接部18を円形鍔状に形成してある。
凹部20の底面には、エルボ11の当接部18を受ける座部22が設けてあり、座部22の下方の中心位置にはエルボ11の軸部17が差し込まれる竪穴23が設けてある。
このように、エルボ11の当接部18をスタンド12の座部22で受けると共に、座部22の下方の離間位置でエルボ11の軸部17を竪穴23に差込んで保持することにより、ペットボトルPを常にスタンド12の中心に垂直に安定して保持することができる。スタンド12にはカバー24が被せられ、エルボ11やアダプタ15がカバー24で隠れている。
コック本体1と本体キャップ26と弁棒3とシャッター部8と操作レバー4は硬質プラスチック製であり、弁体7はシリコンゴム製であり、コイルバネ28はステンレス製である。
コック本体1は、鉛直方向に対して前傾角度θ=10°で傾斜し、弁棒3はコック本体1の前傾に平行して往復移動する。
計量部2は、底部の中心に液体流出口5が形成してあり、後側の側面に液体流入口6が形成され、液体流入口6より斜め上向きにエルボ11と接続するための接続管29を設けてある。このようにコック本体1は、接続管29を傾斜して設ける一方、計量部2もコック本体1や弁棒3と共に前傾するため、液状味噌Wの流下方向が全体的に下降傾斜することになる。
接続管29の先端部にはエルボ11への差込部30を備え、差込部30の左右両側に円形断面の突起31が設けてある(図5参照)。
本コック10をエルボ11と接続する場合、先ず突起31をエルボ11の係合溝19に係合させながら差込部30をエルボ11のコック接続部16に差込み、その後本コック10を少しねじって突起31を係合溝19の先端部に係止させることで、本コック10がエルボ11から抜けないように固定される。
シャッター部収容部25は、内径がシャッター部8の外径よりも僅かに大きいに円筒状に設けられ、その内周部には円筒状のリング47が設けてある。
本体キャップ26は、コック本体1の上部に、ネジ32により着脱自在に取付け、上方に向けて開口しているシャッター部収容部25を塞ぐものである。
さらに、液体流出口5の前側端部の下面側には突起48が設けてある。
本コック10より液状味噌Wを注出するときには、前もって出口キャップ49を図8中に仮想線で示すように液体流出口5から外れるように横に水平旋回し、本コック10を長時間使用しないときは液体流出口5の下方に位置させて、万が一液体流出口5から液状味噌Wが漏れたときにこれを受け止める。出口キャップ49が汚れたときは、横に水平旋回してから上方に持ち上げれば簡単に取り外すことができ、容易に洗浄できる。
シャッター部8は、有底筒状のシャッター部本体38と、シャッター部本体38の開口部に捩じ込んで取付けた蓋体39と、シャッター部本体38の上端と蓋体39の間に介在させた上パッキン41とで構成されている。上パッキン41は、下パッキン46と共通した弾力性と滑り性に優れたものとなっており、蓋体39で押圧することで外周側に膨らんだ状態で設置され、リング47の内周に密着してシャッター部8の上側に液状味噌Wが漏れるのを阻止する。なお、下パッキン46だけでも液状味噌Wが上方から漏れるのを防ぐことができ、上パッキン41は省略することができる。
弁体7は、下側向きに拡大するラッパ形状を成しており、その上側斜面7aが液体流出口5に密着して液体流出口5を塞いでいる。
弁棒3はコック本体1と共に前傾している関係で、シャッター部下面8aは液体流入口6側が高くなるように水平面に対して10°傾いている。
図2に示すように、操作レバー4の前部に手指を掛けて下向きに押すと、弁棒3が操作レバー4の押圧部45に押されて下降し、これにより弁棒3下端の弁体7が液体流出口5から離れると共にシャッター部8が下降し、液体流出口5より計量部2内に溜まっていた液状味噌Wが注出される。
液状味噌Wが注出されるのに伴い、液体流出口5より計量部2内に空気Aが逆流し、その空気Aはシャッター部下面8aが液体流入口6側が高くなるように傾斜しているために、シャッター部下面8aを伝って液体流入口6へと抜け、接続管29とエルボ11内を通ってペットボトルP内へと流入する。
図3に示すように、操作レバー4を一番下まで押し下げると、シャッター部8が計量部2の底面付近まで下降し、液体流入口6がシャッター部8の側面で塞がれ、最終的に液体流出口5もシャッター部8の底面で塞がれる。これにより計量部2内にあった液状味噌Wが液体流出口5より残らず注出される。
その後、操作レバー4から手指を離すと、弁棒3がコイルバネ28の弾発力で押し上げられ、液体流出口5が弁棒3下端の弁体7で塞がれる。このとき、液体流出口5が傾斜し、且つ前縁よりも後縁の方が弁棒3の中心に近くなっているため、図7に示すように、液体流出口5の高い方、すなわち後側から先に弁体7が当たり、その後に全体が塞がれる。これにより、液体注出口5に付着した液状味噌Wの滴を切って速やかに落下させる作用があり、さらに液体流出口5の前側の端部の下面側に設けた突起48も液状味噌Wの滴切りを容易にするため、液体流出口5が弁体7で塞がれた後における液状味噌Wの滴下を防ぐことができる。
またシャッター部8は、図1に示すように、計量部2の上方のシャッター部収容部25に移動して液体流入口6が開くため、計量部2に一定量の液状味噌Wが溜まる。このときの動作をより詳しく説明すると、シャッター部8が上昇する際、液体流出口5より計量部2内に空気が吸い込まれ、その空気はシャッター部下面8aを伝って液体流入口6へと抜け、接続管29とエルボ11内を通ってペットボトルP内に流入し、その空気と入れ替わりに液状味噌WがペットボトルPからエルボ11と接続管29を通じて計量部2に流入する。操作レバー4から手指を離してから液体流出口5が弁体7で塞がれるまでの間はほんの一瞬であり、且つ上記のように液体流入口5から計量部2内に空気が吸い込まれるため、この間に液体流出口5から液状味噌Wが流出することはない。
以上の操作を繰り返すことで、液状味噌Wを一定量ずつ注出できる。本コック10の実施形態では、一回の操作レバー4の操作で9グラムの液状味噌Wが注出され、この液状味噌Wの量は小さい紙コップ1杯の味噌汁を作るのに適当な量である。お椀のような大きい容器の場合は、操作レバー4を2回操作して18グラムの液状味噌Wを注出すればよい。
このようにシャッター部8の下にスペーサー9を取付けると、計量部2の容積がスペーサー9の分だけ狭くなるので、注出される液状味噌Wの量が第1実施形態のものより少なくなる。
このように、スペーサー9を着脱したり、大きさ(厚さ)の違うスペーサー9に交換することで、注出される液状味噌Wの量を簡便に調節することができる。
2 計量部
3 弁棒
4 操作レバー
5 液体流出口、5a 前半分、5b 後半分
6 液体流入口
7 弁体、7a 斜面
8 シャッター部、8a シャッター部下面
9 スペーサー
10 コック
11 エルボ
12 スタンド
13 傾斜管路
14 垂直管路
15 アダプタ
16 コック接続部
17 軸部
18 当接部
19 係合溝
20 凹部
21 切欠部
22 座部
23 竪穴
24 カバー
25 シャッター部収容部
26 本体キャップ、49 出口キャップ
28 コイルバネ
29 接続管
30 差込部
31 突起
32 ネジ
33 エンドキャップ
38 シャッター部本体
39 蓋体
41 上パッキン、46 下パッキン
43 水平軸
44 フック部
45 押圧部
47 リング
48 突起
50 垂直軸
W 液状味噌(液体)
E 容器
P ペットボトル(液体容器)
A 空気
θ コック本体の前傾角度
Claims (4)
- コック本体と、コック本体に挿入した弁棒と、弁棒を上下動する操作レバーとを備え、コック本体は前傾して設けてあり、中間位置に液体流入口を、下端部に液体流出口を有し、弁棒は、下端部に液体流出口を塞ぐ弁体を備え、コック本体の前傾に平行して往復移動するものであり、コック本体は、上下方向の空室を有し、空室の下側を計量部とし、空室の上側を弁棒の中間部に取付けたシャッター部が収容されるシャッター部収容部としてあり、計量部は、下側に液体流出口を有すると共に、側方に液体流入口を有し、操作レバーにて弁棒を押し下げたとき、弁体が液体流出口から離れる一方、シャッター部がシャッター部収容部から計量部に降下して液体流入口を塞ぐことを特徴とするコック。
- シャッター部収容部とシャッター部の少なくとも一方に、シャッター部収容部とシャッター部との隙間を塞ぐパッキンを備えていることを特徴とする請求項1記載のコック。
- シャッター部の下にスペーサーを配置することで、液体の注出量を調節可能としたことを特徴とする請求項1又は2記載のコック。
- 液体流出口の前半分は円弧状に、後半分は真円軌跡より内側で弧状と成し、弁体が上昇して液体流出口を塞ぐ際に、弁体が後半分から当たるようにしたことを特徴とする請求項1,2又は3記載のコック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012179433A JP6004825B2 (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | コック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012179433A JP6004825B2 (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | コック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014037244A JP2014037244A (ja) | 2014-02-27 |
JP6004825B2 true JP6004825B2 (ja) | 2016-10-12 |
Family
ID=50285707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012179433A Expired - Fee Related JP6004825B2 (ja) | 2012-08-13 | 2012-08-13 | コック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6004825B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6567840B2 (ja) * | 2014-11-14 | 2019-08-28 | 株式会社千石 | 飲料水等供給装置 |
JP6601875B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-11-06 | 株式会社吉野工業所 | 定量吐出バルブ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4840763Y1 (ja) * | 1969-07-30 | 1973-11-29 | ||
JPH0577048U (ja) * | 1992-03-27 | 1993-10-19 | 凸版印刷株式会社 | 注出コック |
JPH0713800U (ja) * | 1993-08-12 | 1995-03-07 | 凸版印刷株式会社 | 液体用紙容器の注出装置 |
JP4662970B2 (ja) * | 2007-11-13 | 2011-03-30 | 恵庸 豊村 | 飲料サーバー |
JP3169841U (ja) * | 2011-06-09 | 2011-08-18 | 株式会社マルカン | 飲み口装置 |
-
2012
- 2012-08-13 JP JP2012179433A patent/JP6004825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014037244A (ja) | 2014-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8082956B2 (en) | Bottom fillable bottles and system for charging the same | |
RU2506033C2 (ru) | Устройства для приготовления напитка | |
CA2829798C (en) | Container closure | |
US20080223478A1 (en) | Method of and apparatus for the bottom-up filling of beverage containers | |
JP4662970B2 (ja) | 飲料サーバー | |
RU2702947C2 (ru) | Запорный кран для автомата для розлива напитков | |
JP6004825B2 (ja) | コック | |
US20150090738A1 (en) | Actuating device for a dispensing pump of a dispenser | |
US11812891B2 (en) | Brew basket for automated beverage brewing apparatus | |
JP5964551B2 (ja) | 吐出器及び飲料吐出装置用洗浄システム | |
WO2018151694A1 (en) | Disposable siphon cap for bottles with carbonated beverages | |
JP2012121614A (ja) | 飲料用容器の栓 | |
JP3930768B2 (ja) | 容器の中栓構造 | |
JP4386658B2 (ja) | プッシュプル注出キャップ | |
JP5161044B2 (ja) | 飲料注出装置、飲料注出装置に組み込まれる交換ユニット、及び飲料注出用タップ | |
JP3201839U (ja) | コック | |
JP6677477B2 (ja) | コック | |
JP2002225991A (ja) | 発泡飲料流出用のバルブ | |
US20110095057A1 (en) | Draw-off valve for a drinks reservoir, as well as a drinks reservoir provided with a draw-off valve of this type | |
RU192737U1 (ru) | Аппарат для ручного розлива пенящихся и/или газированных напитков | |
JP3139066U (ja) | 飲料サーバー | |
JP2018162099A (ja) | カラン及び注出方法 | |
JP3968174B2 (ja) | 結合型炭酸飲料抽出器 | |
KR102078690B1 (ko) | 충진 노즐 | |
EA034185B1 (ru) | Переключатель потоков устройства для ручного розлива пенящихся и газированных напитков |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151211 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151222 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160215 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160906 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6004825 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |