JPWO2011092783A1 - チャネル推定値補間回路及び方法 - Google Patents

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Abstract

OFDM方式におけるチャネル推定値の補間に際して、回路規模の増大を抑止しつつ帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形をより精度良く生成するため、変換回路(104)は、リファレンス信号から推定された第1のチャネル推定値の内の、所定の帯域幅の両端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値同士間を直線補間して、前記帯域幅外のサブキャリアに対応する第2のチャネル推定値を推定する。変換回路(104)は、前記第1及び第2のチャネル推定値をマージしたチャネル推定値に対して逆FFT演算を施して得た、第1の遅延プロファイル中の所定の閾値時間以上遅延したデータ成分を0に置換する。変換回路(104)は、前記置換により得た遅延プロファイルに対してFFT演算を施して得た第3のチャネル推定値から、前記帯域外のサブキャリアに対応するチャネル推定値を抽出する。

Description

本発明は、チャネル推定値補間回路及び方法に関し、特にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式におけるチャネル推定値の補間に際して、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形を生成する回路及び方法に関する。
通常、無線ベースバンドLSI(Large Scale Integration)では、リファレンス信号からチャネル推定値を生成し、そのチャネル推定値を用いて等化処理を行うことによって、無線伝送路に発生する歪みをキャンセルし、以て伝送誤りを低減する。
近年、その伝送効率の高さから、OFDM方式の無線ベースバンド規格が多く用いられるようになっている。しかしながら、OFDM方式の無線ベースバンド規格では、チャネル推定のために用いるリファレンス信号は、周波数方向に離散的に配置されていることが多い。この場合、チャネル推定値も離散的にしか求めることができない。
このため、リファレンス信号が配置されない周波数成分についてのチャネル推定値を求める場合、通常、その前後のチャネル推定値を用いた補間処理を行う。補間処理方式の代表的なものとしては、直線補間処理が挙げられる。しかしながら、周波数方向の補間の場合、直線補間処理により得られたチャネル推定値と、実際のチャネル推定値との誤差が大きくなるという問題がある。
この問題に対処するために、FFT(Fast Fourier Transform)補間と呼ばれる手法が用いられることがある。このFFT補間では、図7に示すように、離散的に求められているチャネル推定値に対して逆FFT演算を施すことにより、遅延プロファイルを生成し(ステップS1)、当該遅延プロファイルに、全ての補間点に相当する数の0を追加し(ステップS2)、その追加結果に対してFFT演算を施すことにより、補間後のチャネル推定が求められる(ステップS3)。
ただし、通常の場合、OFDM方式で用いられるサブキャリア信号は、FFT演算が行われる全帯域に存在することは無い。同様に、チャネル推定のために用いるリファレンス信号もFFT演算が行われる全帯域に存在するのでは無く、実際には、全帯域の内の一定の帯域幅にしか存在しない。このため、図7のステップS4に示すように、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形を、外挿補間等によって生成する必要がある。
この仮想波形の生成に際して適用する外挿補間としては、単純な直線補間を用いる手法が挙げられる。しかしながら、この場合には、仮想波形と、実際の波形との誤差が大きくなるという問題があった。
この問題に対処するための技術として、例えば特許文献1には、逆FFT演算により生成した遅延プロファイルからパス位置のみを抽出し、その抽出結果に対してFFT演算を施し、その演算結果の不連続点の位置を調整することにより仮想波形を生成する方法が記載されている。
また、特許文献2には、帯域幅内のサブキャリア信号から帯域幅外に向けて2本の接線を生成し、その接線に対し窓関数を乗算することにより仮想波形を生成する方法が提案されている。
特開2008−167088号公報 WO2007/077608
上述した通り、OFDM方式の無線ベースバンド規格においてチャネル推定値の補間に際してFFT補間を用いる場合、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形を生成する必要がある。しかしながら、単純な直線補間による仮想波形生成には、実際の波形との誤差が大きいという課題があった。一方、上記の特許文献1及び2には、通常のFFT補間に用いるFFT演算及び逆FFT演算を行うための回路以外に、パス位置の抽出回路や窓関数の乗算回路等の非常に複雑な処理を行う回路を設ける必要があり、以て回路規模が増大してしまうという課題があった。
従って、本発明の目的は、OFDM方式におけるチャネル推定値の補間に際して、回路規模の増大を抑止しつつ、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形をより精度良く生成することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係るチャネル推定値補間回路は、FFT演算と逆FFT演算とを択一的に行う演算器と、所定の帯域幅内のサブキャリアに離散的に配置されるリファレンス信号から推定された、第1のチャネル推定値を格納する第1のバッファと、前記演算器で得られた演算結果を格納する第2のバッファと、前記演算器、並びに前記第1及び第2のバッファに接続された変換回路とを備える。前記変換回路は、(A)前記第1のバッファに格納された前記第1のチャネル推定値の内の、前記帯域幅の両端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値同士間を直線補間して、前記帯域幅外のサブキャリアに対応する第2のチャネル推定値を推定する処理と、(B)前記演算器に、前記第1のチャネル推定値と前記第2のチャネル推定値とをマージしたチャネル推定値に対する逆FFT演算を行わせると共に、当該逆FFT演算により得られた第1の遅延プロファイルを前記第2のバッファへ格納させる処理と、(C)前記第2のバッファに格納された前記第1の遅延プロファイル中の所定の閾値時間以上遅延したデータ成分を0に置換する処理と、(D)前記演算器に、前記置換により得た遅延プロファイルに対するFFT演算を行わせると共に、当該FFT演算により得られた第3のチャネル推定値を前記第2のバッファへ格納させる処理と、(E)前記第2のバッファに格納された前記第3のチャネル推定値から、前記帯域外のサブキャリアに対応するチャネル推定値を抽出する処理とを行う。
また、本発明の一態様に係るチャネル推定値補間方法は、(A)予め記憶され、且つ所定の帯域幅内のサブキャリアに離散的に配置されるリファレンス信号から推定された第1のチャネル推定値の内の、前記帯域幅の両端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値同士間を直線補間して、前記帯域幅外のサブキャリアに対応する第2のチャネル推定値を推定し、(B)前記第1のチャネル推定値と前記第2のチャネル推定値とをマージしたチャネル推定値に対する逆FFT演算を行って、第1の遅延プロファイルを生成し、(C)前記第1の遅延プロファイル中の所定の閾値時間以上遅延したデータ成分を0に置換し、(D)前記置換により得た遅延プロファイルに対するFFT演算を行って、第3のチャネル推定値を生成し、(E)前記第3のチャネル推定値から、前記帯域外のサブキャリアに対応するチャネル推定値を抽出することを含む。
本発明によれば、OFDM方式におけるチャネル推定値の補間に際して、回路規模の増大を抑止しつつ、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形をより精度良く生成することが可能である。具体的には、従来の直線補間のみを用いる場合と比較して、仮想波形と実際の波形との誤差を小さくすることできる。その理由は、仮想波形に含まれる誤差成分が低減されるためである。また、上記の特許文献1及び2と比較して、回路規模の増大を防止することができる。その理由は、仮想波形の生成に際して追加する必要のある回路の規模が非常に小さいためである。
本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路の構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路の動作例を示したフロー図である。 OFDM方式におけるサブキャリア信号の構成例を示した図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、チャネル推定値の第1の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、遅延プロファイルの第1の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、遅延プロファイルの第2の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、チャネル推定値の第2の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、チャネル推定値の第3の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、チャネル推定値の第4の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、遅延プロファイルの第3の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、遅延プロファイルの第4の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路において生成される、チャネル推定値の第5の例を示したグラフ図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路に用いる、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路の構成例を示したブロック図である。 本発明の実施の形態に係るチャネル推定値補間回路に用いる、直線補間演算器の構成例を示したブロック図である。 一般的なチャネル推定値の補間処理例を示したフロー図である。
以下、本発明に係るチャネル推定値補間回路の実施の形態を、図1〜図3、図4A〜図4I、図5、及び図6を参照して詳細に説明する。なお、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
図1に示すように、本実施の形態に係るチャネル推定値補間回路10は、FFT/逆FFT演算器101と、チャネル推定値バッファ102と、中間処理データバッファ103と、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104とを備えている。
この内、FFT/逆FFT演算器101は、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104から出力されたデータに対して、FFT演算又は逆FFT演算を施す。
また、チャネル推定値バッファ102は、前段のチャネル推定回路(図示せず)から入力されたチャネル推定値を格納する。
また、中間処理データバッファ103は、FFT/逆FFT演算器101でのFFT演算又は逆FFT演算の演算結果として得られる、中間処理段階のチャネル推定値又は遅延プロファイルを格納する。
さらに、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、大略、チャネル推定値バッファ102に格納されたチャネル推定値、並びに中間処理データバッファ103に格納された中間処理段階のチャネル推定値及び遅延プロファイルを読み出す処理と、読み出したチャネル推定値及び遅延プロファイルを加工する処理と、FFT/逆FFT演算器101を制御し、チャネル推定値と遅延プロファイルとを相互に変換する処理とを行う。
次に、本実施の形態の動作を、図2、図3、及び図4A〜図4Iを参照して詳細に説明する。
チャネル推定値補間回路10は、図2に示す処理(1)〜(9)を行う。以下、これらの処理(1)〜(9)を順に説明する。
[処理(1)]
まず、チャネル推定値バッファ102には、前段のチャネル推定回路から入力されたチャネル推定値401が格納される。
ここで、図3にOFDM方式におけるサブキャリア信号の構成例を示すように、チャネル推定値401は、所定の帯域幅内のサブキャリアに離散的に(図3の例では一定間隔で)配置されるリファレンス信号から推定されたものである。また、全サブキャリアの内、帯域幅外のサブキャリアに対応するチャネル推定値は直接求めることができない。ユーザデータの等化処理に際しては、ユーザデータ信号が配置されるサブキャリアに対応するチャネル推定値を、チャネル推定値401に対する補間処理によって求める必要がある。また、この補間処理のアルゴリズムとしてFFT補間方式を適用するためには、帯域幅外のサブキャリアに対応するチャネル推定値の仮想波形を先に生成する必要がある。なお、以降の説明においては、リファレンス信号同士間のサブキャリアの間隔をm個と定義し、全サブキャリアの数を"n×m"個と定義する。また、リファレンス信号の数(すなわち、チャネル推定値401の数)をk個と定義する。図3の例では、m=4、n=16、k=12となる。
このため、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、帯域幅外に存在する仮想的なリファレンス信号に対応する"n−k"個のチャネル推定値402を推定する。具体的には、図4Aに示すように、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、チャネル推定値バッファ102から読み出したチャネル推定値401の内、帯域幅の左右両端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値同士間を直線補間し、全サブキャリアの右端を左端に接合する。
[処理(2)]
次に、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、k個のチャネル推定値401と"n−k"個のチャネル推定値402をマージし、n個のチャネル推定値としてFFT/逆FFT演算器101に入力し、以て逆FFT演算を行わせる。
この結果、図4Bに示すように、n個のデータ成分から成る遅延プロファイル501が得られる。この遅延プロファイル501は、一旦、中間処理データバッファ103に格納される。
[処理(3)]
次に、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、中間処理データバッファ103から読み出した遅延プロファイル501中の高遅延部に相当するデータ成分を"0"に置き換え、以て図4Cに示す遅延プロファイル501rを得る。ここで、高遅延部に相当するデータ成分とは、所定の閾値時間600以上遅延したデータ成分のことである。また、閾値時間600は、チャネル推定値補間回路10を適用する無線通信システムにおける遅延スプレッド特性(すなわち、マルチパス伝搬の実況)に応じて設定すると好適である。
これにより、帯域幅外の直線補間に因り高遅延部に発生した誤差成分が除去される(換言すると、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形に含まれる誤差成分が低減される)こととなる。
[処理(4)]
次に、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、上記の処理(3)で得た置換後の遅延プロファイル501rを、FFT/逆FFT演算器101に入力し、以てFFT演算を行わせる。
この結果、図4Dに示すように、帯域幅外の誤差成分が低減されたn個のチャネル推定値403が得られる。このチャネル推定値403は、一旦、中間処理データバッファ103に格納される。
[処理(5)]
次に、図4Eに示すように、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、中間処理データバッファ103から読み出したチャネル推定値403から、帯域幅外のサブキャリアに対応する"n−k"個のチャネル推定値403oを抽出する。
このように、チャネル推定値補間回路10は、簡易な構成で、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形を精度良く生成することできる。
[処理(6)]
次に、図4Fに示すように、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、チャネル推定値バッファ102から読み出したk個のチャネル推定値401と、中間処理データバッファ103から読み出した"n−k"個のチャネル推定値403o(帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形)とをマージし、以てn個のチャネル推定値404を得る。
[処理(7)]
次に、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、上記の処理(5)で得たマージ後のチャネル推定値404を、FFT/逆FFT演算器101に入力し、以て逆FFT演算を行わせる。
この結果、図4Gに示すように、n個のデータ成分から成る遅延プロファイル502が得られる。この遅延プロファイル502は、一旦、中間処理データバッファ103に格納される。
[処理(8)]
次に、図4Hに示すように、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、中間処理データバッファ103から読み出した遅延プロファイル502の末尾(高遅延側)に、"n×m − n"個の"0"を追加し、以て"n×m"個の遅延プロファイル503を得る。
[処理(9)]
次に、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、上記の処理(8)で得た遅延プロファイル503を、FFT/逆FFT演算器101に入力し、以てFFT演算を行わせる。
この結果、図4Iに示すように、"n×m"個のチャネル推定値405が得られる。このチャネル推定値405は、元のチャネル推定値401及び402に対応するサブキャリア位置をm分割した点(すなわち、全サブキャリア)について求められた値であり、入力されたチャネル推定値401を補間したものとなる。また、チャネル推定値405は、後段の等化処理回路(図示せず)に与えられることとなる。
このように、チャネル推定値補間回路10は、構成を変更すること無く、FFT補間を行うこともできる。
また、図2に点線で示す如く上記の処理(2)〜(6)を繰り返すことにより、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形に含まれる誤差成分をさらに低減することができる。これは、遅延プロファイル中の低遅延部に潜在していた誤差成分が高遅延部に押し出されると共に、高遅延部に押し出された誤差成分が除去されるためである。
以下、上記の動作を実現するチャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104の具体的な構成例を、図5及び図6を参照して説明する。
図5に示すように、チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路104は、セレクタ201と、直線補間演算器202と、これらのセレクタ201及び直線補間演算器202を制御する制御回路203とを備えている。
この内、セレクタ201は、制御回路203からの選択信号に従い、チャネル推定値バッファ102から転送されるチャネル推定値(401)、中間処理データバッファ103から転送される中間処理データ(チャネル推定値403、並びに遅延プロファイル501及び502のいずれか一つ)、直線補間演算器202の出力データ(チャネル推定値402)、又は"0"のいずれかをダイナミックに選択し、以て変換後データ(チャネル推定値401及び402がマージされたチャネル推定値、チャネル推定値401及び403oがマージされたチャネル推定値404、並びに遅延プロファイル501r及び503のいずれか一つ)を生成する。
一方、直線補間演算器202は、大略、制御回路203からの制御信号に従って、チャネル推定値401に対する直線補間を行い、以て帯域幅外のサブキャリアに対応するチャネル推定値402を推定する。
具体的には、図6に示すように、直線補間演算器202は、レジスタ301及び302と、重み付け係数ROM(Read Only Memory)303と、減算器304と、複素乗算器305及び306と、複素加算器307とを備えている。この内、レジスタ301は、チャネル推定値401の内で、帯域幅の一方の端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値を格納する。一方、レジスタ302は、帯域幅の他方の端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値を格納する。また、重み付け係数ROM303には、複数の重み付け係数が格納されており、制御信号に従っていずれかの重み付け係数が出力される。また、減算器304は、重み付け係数ROM303から出力された重み付け係数を"1"から減算する。例えば、重み付け係数の値が"0.2"である時、減算器304の出力値は"0.8"となる。また、複素乗算器305は、レジスタ301に格納されたチャネル推定値と、重み付け係数とを複素乗算する。一方、複素乗算器306は、レジスタ302に格納されたチャネル推定値と、減算器304の出力値(1−重み付け係数)とを複素乗算する。さらに、複素加算器307は、複素乗算器305の演算結果と複素乗算器306の演算結果とを加算し、以て直線補間されたチャネル推定値402を出力する。このように、制御信号を用いて重み付け係数を変えることによって、"n−k"個の直線補間結果が出力されることとなる。
動作において、上記の処理(1)及び(2)では、帯域幅内のk個のチャネル推定値401が、セレクタ201を介して変換後データとしてそのまま出力され、以てFFT/逆FFT演算器101に与えられる。また、直線補間演算器202は、直線補間により得た帯域幅外の"n−k"個のチャネル推定値402を、セレクタ201を介してFFT/逆FFT演算器101に与える。
次に、上記の処理(3)及び(4)では、中間処理バッファ103に格納された遅延プロファイル501が中間処理データとして入力される。遅延プロファイル501中の低遅延部に相当するデータ成分は、セレクタ201を介してそのまま出力される。一方、高遅延部に相当するデータ成分が入力されると(遅延プロファイル501を対応する時間が早いデータ成分から順に入力する場合を例に取ると、遅延プロファイル501の入力開始時点から図4に示した閾値時間600が経過した時)、制御回路203は、選択信号を発生し、以てセレクタ201に"0"を出力させる。これにより、高遅延部に相当するデータ成分が"0"に置換された遅延プロファイル501rが、FFT/逆FFT演算器101に与えられることとなる。
次に、上記の処理(5)〜(7)では、中間処理バッファ103に格納されたチャネル推定値403と、チャネル推定値バッファ102に格納されたチャネル推定値401とが並列に入力される。制御回路203は、選択信号を発生し、以てセレクタ201がチャネル推定値403を選択する状態と、チャネル推定値401を選択する状態とを切り替える。これにより、帯域幅外の"n−k"個のチャネル推定値403oと帯域幅内のk個のチャネル推定値401とをマージしたn個のチャネル推定値404が、FFT/逆FFT演算器101に与えられることとなる。
最後に、上記の処理(8)及び(9)では、中間処理バッファ104に格納された遅延プロファイル502が中間処理データとして入力され、セレクタ201を介してそのまま出力される。加えて、制御回路203は、選択信号を発生し、以てセレクタ201に、"n×m − n"個の"0"を出力させる。これにより、高遅延側に"0"が追加された遅延プロファイル503が、FFT/逆FFT演算器101に与えられることとなる。
なお、上記の実施の形態によって本発明は限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づき、当業者によって種々の変更が可能なことは明らかである。
この出願は、2010年2月1日に出願された日本出願特願2010−020638を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、チャネル推定値の補間に適用され、特にOFDM方式におけるチャネル推定値の補間に際し、帯域幅外のチャネル推定値の仮想波形を生成する用途に適用される。本発明の活用例として、携帯電話機等の無線通信装置が挙げられる。
10 チャネル推定値補間回路
101 FFT/逆FFT演算器
102 チャネル推定値バッファ
103 中間処理データバッファ
104 チャネル推定値/遅延プロファイル変換回路
201 セレクタ
202 直線補間演算器
203 制御回路
301, 302 レジスタ
303 重み付け係数ROM
304 減算器
305, 306 複素乗算器
307 複素加算器
401, 402, 403, 403o, 404, 405 チャネル推定値
501, 501r, 502, 503 遅延プロファイル

Claims (8)

  1. FFT(Fast Fourier Transform)演算と逆FFT演算とを択一的に行う演算器と、
    所定の帯域幅内のサブキャリアに離散的に配置されるリファレンス信号から推定された、第1のチャネル推定値を格納する第1のバッファと、
    前記演算器で得られた演算結果を格納する第2のバッファと、
    前記演算器、並びに前記第1及び第2のバッファに接続された変換回路と、を備え、
    前記変換回路が、
    (A)前記第1のバッファに格納された前記第1のチャネル推定値の内の、前記帯域幅の両端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値同士間を直線補間して、前記帯域幅外のサブキャリアに対応する第2のチャネル推定値を推定する処理と、
    (B)前記演算器に、前記第1のチャネル推定値と前記第2のチャネル推定値とをマージしたチャネル推定値に対する逆FFT演算を行わせると共に、当該逆FFT演算により得られた第1の遅延プロファイルを前記第2のバッファへ格納させる処理と、
    (C)前記第2のバッファに格納された前記第1の遅延プロファイル中の所定の閾値時間以上遅延したデータ成分を0に置換する処理と、
    (D)前記演算器に、前記置換により得た遅延プロファイルに対するFFT演算を行わせると共に、当該FFT演算により得られた第3のチャネル推定値を前記第2のバッファへ格納させる処理と、
    (E)前記第2のバッファに格納された前記第3のチャネル推定値から、前記帯域外のサブキャリアに対応するチャネル推定値を抽出する処理と、
    を行う、チャネル推定値補間回路。
  2. 請求項1において、
    前記変換回路が、
    (F)前記第1のバッファに格納された前記第1のチャネル推定値と、前記抽出したチャネル推定値とをマージする処理と、
    (G)前記演算器に、前記マージにより得た第4のチャネル推定値に対する逆FFT演算を行わせると共に、当該逆FFT演算により得られた第2の遅延プロファイルを前記第2のバッファへ格納させる処理と、
    (H)前記第2のバッファに格納された前記第2の遅延プロファイルの末尾に、全サブキャリア数から前記第4のチャネル推定値の数を減算して得た数分の0を追加して、第3の遅延プロファイルを生成する処理と、
    (I)前記演算器に、前記第3の遅延プロファイルに対するFFT演算を行わせる処理と、
    をさらに行う、チャネル推定値補間回路。
  3. 請求項1又は2において、
    前記変換回路が、前記抽出したチャネル推定値を前記第2のチャネル推定値として扱いながら、前記(B)〜(E)の処理を繰り返し行う、チャネル推定値補間回路。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、
    前記閾値時間が、自回路を適用する無線通信システムにおける遅延スプレッド特性に応じて設定される、チャネル推定値補間回路。
  5. (A)予め記憶され、且つ所定の帯域幅内のサブキャリアに離散的に配置されるリファレンス信号から推定された第1のチャネル推定値の内の、前記帯域幅の両端側に配置されたリファレンス信号に対応するチャネル推定値同士間を直線補間して、前記帯域幅外のサブキャリアに対応する第2のチャネル推定値を推定し、
    (B)前記第1のチャネル推定値と前記第2のチャネル推定値とをマージしたチャネル推定値に対する逆FFT演算を行って、第1の遅延プロファイルを生成し、
    (C)前記第1の遅延プロファイル中の所定の閾値時間以上遅延したデータ成分を0に置換し、
    (D)前記置換により得た遅延プロファイルに対するFFT演算を行って、第3のチャネル推定値を生成し、
    (E)前記第3のチャネル推定値から、前記帯域外のサブキャリアに対応するチャネル推定値を抽出する、
    ことを含むチャネル推定値補間方法。
  6. 請求項5において、
    (F)前記第1のチャネル推定値と前記抽出したチャネル推定値とをマージして、第4のチャネル推定値を生成し、
    (G)前記第4のチャネル推定値に対する逆FFT演算を行って、第2の遅延プロファイルを生成し、
    (H)前記第2の遅延プロファイルの末尾に、全サブキャリア数から前記第4のチャネル推定値の数を減算して得た数分の0を追加して、第3の遅延プロファイルを生成し、
    (I)前記第3の遅延プロファイルに対するFFT演算を行う、
    ことをさらに含むチャネル推定値補間方法。
  7. 請求項5又は6において、
    前記抽出したチャネル推定値を前記第2のチャネル推定値として扱いながら、前記(B)〜(E)を繰り返し行うことを含むチャネル推定値補間方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項において、
    前記閾値時間を、無線通信システムにおける遅延スプレッド特性に応じて設定することを含むチャネル推定値補間方法。
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