JP6226119B2 - 干渉信号低減機能制御装置、干渉信号低減機能制御装置の制御方法、及び受信装置 - Google Patents

干渉信号低減機能制御装置、干渉信号低減機能制御装置の制御方法、及び受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムに使用される無線通信受信装置に係り、特に、干渉波を含む受信信号から干渉信号の除去を制御することのできる干渉信号低減機能制御装置、干渉信号低減機能制御装置の制御方法及び干渉信号低減機能制御装置を有する受信装置に関する。
無線通信では、マルチパス伝搬環境により複数の到来波が受信装置に到来する。また、到来波は伝搬途中でフェージングの影響を受ける。更に、受信信号は、同一セルの他ユーザや周辺セルからの干渉波の影響を受ける。もし、干渉波成分が大きくて、それが抑制されていない場合、すなわち、補償されていない場合には、干渉成分は受信装置の通信性能を劣化させる。
干渉信号低減方法として、非特許文献1は、隣接セル干渉を除去するために移動局の受信装置に白色化フィルタ(Whitening Filter)を適用したMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)伝送について報告している。白色化フィルタは、受信信号の干渉雑音成分の共分散行列からフィルタ係数を求め、受信信号に乗算することで、干渉成分を白色化し、干渉による影響を低減するものである。
特許文献1は、遅延波によるマルチパス干渉の影響を低減させるために、マルチパス干渉除去装置が使用されることに言及し、マルチパス干渉除去装置の起動を制御する方法を開示している。その方法によれば、通信に関する制御信号に基づいて、在圏している基地局からの希望波の受信電力と他の基地局からの干渉波電力から希望波対干渉波電力比(SIR)を求め、SIRが所定の値以上である場合に、線形等化器を起動状態にする。これによって、マルチパス干渉除去処理によるスループットの向上が期待できる場合に、マルチパス干渉除去処理を実行するものである。
特許文献2は、所望波と非所望の干渉波を含んだ受信信号から干渉波を除去するためのフィルタを有する無線受信装置を開示している。無線受信装置は、所望波及び干渉波が含まれる無線信号を受信する受信回路部の後段に、干渉波を除去するFIR(Finite Impulse Response)フィルタを有する。この受信装置では、FIRフィルタの入出力の信号電力から干渉波電力を推定し、干渉波電力の推定値が閾値以下のときにFIRフィルタをオフ状態にしている。
再公表特許国際公開番号WO2006/078019 特開2004-297150号公報
三上他、"隣接セル干渉下におけるMIMO/MC-CDMA方式の伝送特性に関する検討"、信学技報、RCS2003−137(2003−10) 3GPP TS 36.211 v10.7.0 (2013-02)(特に、Figure 6.10.5.2-1)
非特許文献1は、干渉信号低減手段を使用するものではあるが、干渉信号低減手段は常に動作するため、干渉信号低減効果が得られない場合には受信装置において消費電力が無駄に増大し、受信環境によるフィルタ係数の推定誤差が大きい場合には受信特性が劣化してしまう。
特許文献1は、マルチパス干渉除去装置の起動を制御することにより、マルチパス干渉除去装置による受信装置における消費電力の増大を防ぎ、通信状態や受信環境による特性劣化を防ごうとするものである。しかしながら、特許文献1による方法は、希望波対干渉波電力比(SIR)が所定の値以上である場合に、スループットの向上を期待し線形等化器が起動されるが、干渉波電力には雑音電力も含まれるため、例えば、干渉波電力のうち干渉信号電力が大きくて雑音電力が小さく、線形等化器による特性改善効果が期待できる場合にも、SIRが閾値を越えない限りマルチパス干渉除去装置が停止し、スループット等特性が劣化するという可能性がある。また、受信装置の熱雑音以外の雑音成分が存在する都市部の通信環境では、特許文献1の開示技術による効率的なマルチパス干渉除去装置の制御が難しく、消費電力の低減効果が小さくなる。
特許文献2は、干渉波電力の推定値が閾値以上のときにFIRフィルタを動作させて干渉波を除去し、干渉波電力の推定値が閾値以下のときにFIRフィルタをオフ状態にし、干渉波抑制フィルタによる消費電力を低減可能にしている。しかし、特許文献2は、干渉波電力だけを判定に使用しているため、受信装置での熱雑音以の雑音成分が存在する都市部の環境では、干渉電力よりも雑音電力が大きく、干渉信号低減機能による特性改善効果が小さい場合でも、干渉波電力が閾値以上場合には干渉信号低減機能を停止しないために、消費電力の低減効果が小さくなるという問題がある。
本発明は、上記関連技術に関する問題点の一部を解決する干渉信号低減機能制御装置、干渉信号低減機能制御装置の制御方法、又は干渉信号低減機能制御装置を有する受信装置を提供する。
本発明の1態様によれば、無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減機能制御装置は、受信信号から干渉信号を低減する干渉信号低減手段と、前記受信信号から干渉信号電力を算出する干渉信号電力算出手段と、前記受信信号から雑音電力を算出する雑音電力算出手段と、前記受信信号と前記受信信号が前記干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択する選択手段と、前記干渉信号電力算出手段の出力する干渉信号電力及び前記雑音電力算出手段の出力する雑音電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し、前記干渉信号電力対雑音電力比を予め定められた閾値と比較して前記選択手段を制御する制御信号を発生する制御信号生成手段とを有する。
本発明の別の態様によれば、受信装置であって、受信アンテナからの信号を処理する受信部と、前記受信部から供給される信号を処理する干渉信号低減機能制御部と、前記干渉信号低減機能制御部からの信号を処理する復調復号部とを含み、前記干渉信号低減機能制御部は、受信信号から干渉信号を低減する干渉信号低減手段と、前記受信信号から干渉信号電力を算出する干渉信号電力算出手段と、前記受信信号から雑音電力を算出する雑音電力算出手段と、前記受信信号と前記受信信号が前記干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択する選択手段と、前記干渉信号電力算出手段の出力する干渉信号電力及び前記雑音電力算出手段の出力する雑音電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し、前記干渉信号電力対雑音電力比を予め定められた閾値と比較して前記選択手段を制御する制御信号を発生する制御信号生成手段とを含む受信装置が得られる。
さらに、本発明の別の態様によれば、無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減手段を有する干渉信号低減機能制御装置の制御方法であって、受信信号から干渉信号電力を算出し、前記受信信号の雑音電力を算出し、前記干渉信号電力と前記雑音電力の比である干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由して、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由することなく後段の信号処理部に供給することを特徴とする干渉信号低減機能制御装置の制御方法が得られる。
本発明の態様の干渉信号低減機能制御装置は、より効率的に干渉信号低減機能を制御し、受信装置における消費電力を低減でき、特性劣化を防ぐことができる。
本発明の1実施形態の干渉信号低減機能制御装置を使用した受信装置を示すブロック図である。 本発明の1実施形態の干渉信号低減機能制御装置を示すブロック図である。 本発明の1実施形態の干渉信号低減機能制御装置で使用される干渉/雑音電力算出部のブロック図である。 リソースブロック上でチャネル状態情報参照信号 (CSI-RS)に割当てられるリソースエレメントを示す図である。 干渉信号低減機能制御装置の動作を示すフローチャートである。
次に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の1実施形態の受信装置を示すブロック図である。受信装置10は、1つ以上の受信アンテナ110_1〜110_n、受信部120_1〜120_n、干渉信号低減機能制御部160、及び復調復号部170を有する。受信装置では、受信アンテナで受信した信号は、それぞれ受信部120_1〜120_nに入力する。受信アンテナ110_1に接続する受信部120_1は、無線受信部130_1、CP(Cyclic Prefix)除去部140_1、FFT(Fast Fourier Transform)部150_1で構成される。干渉信号低減機能制御部160は、干渉信号低減機能制御装置と称する。
無線受信部130_1では、受信信号に対して、受信電力増幅処理、周波数変換処理、受信フィルタ処理、A/D変換等の処理を行い、CP除去部140_1へ出力する。
CP除去部140_1は、受信信号に付加されているCPを除去し、FFT部150_1へ出力する。ここで、CPとは、マルチパス耐性を向上させる目的で、シンボル周期毎にOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)信号に挿入されるデータ部分の繰り返し信号である。
FFT部150_1では、CPを除去した信号を時間軸信号から周波数軸信号へ変換し、干渉信号低減機能制御部(装置)160へ出力する。
他の受信部も、受信部120_1と同様に構成され、それぞれの受信アンテナで受信した信号を受け同じような処理を行なう。したがって、受信部120_2〜120_nからも、同様に、周波数軸信号に変換された信号が、干渉信号低減機能制御部(装置)160へ出力される。
図2は、本発明の1実施形態の干渉信号低減機能制御部(装置)を示すブロック図である。干渉信号低減機能制御部(装置)160は、白色化フィルタ部(Whitening Filter)101と、干渉/雑音電力算出部102と、希望信号チャネル推定部103と、白色化フィルタ制御信号生成部104と、一対のスイッチ105を含む。白色化フィルタ部(Whitening Filter)101は、干渉信号低減手段の一つである。
干渉信号低減機能制御部(装置)160は、受信部から供給される受信信号を、スイッチ105、干渉/雑音電力算出部102、希望信号チャネル推定部103に供給する。受信信号は、希望波、干渉波、雑音成分を含む。白色化フィルタ部101は、入力する干渉信号成分を白色雑音に変換することによって干渉成分を抑圧するように動作する。すなわち、受信信号の干渉波信号に起因する雑音を白色化させる。
干渉/雑音電力算出部102は、受信信号から干渉信号電力と雑音電力を算出し、白色化フィルタ制御信号生成部104へ出力する。図3を参照すると、干渉/雑音電力算出部102は、雑音電力算出部201、干渉信号チャネル推定部202、及び干渉電力算出部203を有する。この実施形態では、OFDM方式のMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)伝送を想定して説明するが、この方式の伝送に限定されるものではない。
干渉信号電力の算出は、例えば、3GPP TS 36.211 v10.7.0 (2013-02)(非特許文献2)に規定されたチャネル状態情報参照信号(Channel-State Information Reference Signal(CSI-RS))を用いて行なう。非特許文献2のFigure 6.10.5.2-1に記載されているCSI構成0(CSI configuration 0)を適用した場合について説明する。図4に示すようにチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)は、周波数方向で12サブキャリア、時間軸方向で1サブフレーム当り14のOFDMシンボルからなる1リソースブロック(Resource Block (RB))上で、ハッチングしたリソースエレメント(Resource Element (RE))に割当てられる。本実施形態において、MIMO方式が使用され、基地局側の送信アンテナ数が4、受信側の受信アンテナ数を4とする。接続セル、すなわち、希望信号を送信してくる基地局のセルが、CSI-RS アンテナポート (#15、#17、#19、#21)であり、干渉セル、すなわち、希望信号を送信してこない基地局のセルが、CSI-RS アンテナポート (#16、#18、#20、#22)である場合について説明する。干渉信号チャネル推定部202では、CSI-RS アンテナポート (#16、#18、#20、#22)のCSI-RS参照信号を用いて、受信信号との相関処理を行なって干渉信号のチャネル推定値を求める。より具体的に述べると、受信アンテナaで受信された干渉セルのアンテナポートbのCSI-RS信号ya,b(l,k)に対して、下記数1のように既知のCSI-RS信号rb(l,k)の複素共役を乗算して、干渉信号のチャネル推定値を求める。
Figure 0006226119
ここで、lはCSI-RSが挿入されたOFDMシンボルであり、図4においてOFDMシンボル5(l=0)および6(l=1)を指し、kは1つのOFDMシンボルに多重されるCSI-RSのRE数である。ここで、上記のように求めたチャネル推定値に対して雑音成分除去のためのフィルタリング処理を施しても良い。干渉信号チャネル推定部202は、その出力を干渉電力算出部203に供給する。干渉電力算出部203は、干渉信号のチャネル推定値の2乗値から干渉信号電力を算出する。
具体的には、下記数2のように、チャネル推定値の2乗値を全送信アンテナおよび全受信アンテナ分加算して算出する。
Figure 0006226119
ここで、干渉セルのアンテナポートbは4、5、6、7としている。
この干渉信号電力は、白色化フィルタ部を動作させる単位(例えば、RB単位や、複数のRBをまとめたサブブロック単位、全周波数帯域単位)で平均化処理(例えば、サブブロック単位の場合には、サブブロック内の干渉信号電力値を加算平均する)を行って最終的な干渉信号電力を算出する。
なお、干渉信号電力は、さらに時間軸方向の平均化処理を行って算出しても良い。
干渉信号電力は白色化フィルタ制御信号生成部104に供給される。
雑音電力算出部201は、受信信号と干渉信号チャネル推定部202からの出力を受け、雑音電力を算出する。雑音電力は、干渉電力と共に、白色化フィルタ制御信号生成部104に供給される。雑音電力は、受信信号と干渉信号のCSI-RS参照信号の相関値と干渉信号のチャネル推定値の平均2乗誤差により算出する。
なお、接続セルのCSI-RSアンテナポート(#15、#17、#19、#21)を用いて、干渉信号のチャネル推定と同様の処理を行って求めた希望信号のチャネル推定値を、雑音電力を求める際の平均2乗誤差の計算に用いても良い。
図2を再び参照すると、白色化フィルタ制御信号生成部104は、干渉/雑音電力算出部102から、干渉電力、雑音電力の供給を受けて、干渉信号電力対雑音電力比を算出し、予め定められた閾値と比較する。閾値は、例えば、計算機シミュレーションによる特性評価により、あるいは、フィールド試験により、通信環境や受信環境等によって決める。そして、白色化フィルタ制御信号生成部104は、干渉信号電力対雑音電力比が閾値以上の場合に白色化フィルタ部101を経由させ、閾値より小さい場合には白色化フィルタ部を経由させないようスイッチ105を制御する制御信号を生成する。スイッチ105は、制御信号を受けて白色化フィルタ部101を経由する場合と経由しない場合を選択する。
干渉白色化フィルタ制御信号生成部104から供給される制御信号にしたがい、干渉信号電力対雑音電力比が閾値以上のとき、スイッチ105は、受信信号を白色化フィルタ部101の入力に導くように、そして、白色化フィルタ部の出力を復調復号部170に導くように動作する。また、干渉波信号電力対雑音電力比が閾値に満たないとき、スイッチ105は、受信信号を白色化フィルタ部101を経由することなしに、復調復号部170に導くように動作する。すなわち、制御信号は、受信信号に白色化フィルタを適用するか否かを示す。また、干渉信号電力対雑音電力比が閾値に満たないときは、制御信号を受けて白色化フィルタ部101への電源供給はオフされ、白色化フィルタ部におけるこの間の電力消費を低減する。
希望信号チャネル推定部103は、データ信号の復調のために必要なチャネル推定値を求め、白色化フィルタ部101に出力するとともに、干渉波信号電力対雑音電力比が閾値に満たないときは、復調復号部に供給する。希望信号チャネル推定部103におけるチャネル推定値は、受信装置で受信されたデータ復調用参照信号(例えば、非特許文献2のUE-specific reference signal (DM-RS))に対して、既知のデータ復調用参照信号の複素共役を乗算して算出する。
図5には、干渉信号低減機能制御部(装置)160の動作を示すプローチャートである。図5において、干渉/雑音電力算出部102で受信信号から干渉信号電力及び雑音電力を算出する(S301)。次に、干渉信号電力及び雑音電力の供給を受けた白色化フィルタ制御信号生成部104は、これらの電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し(S302)、算出した干渉信号電力対雑音電力比と所定の閾値と比較する(S303)。比較結果に基づき、白色化フィルタ制御信号生成部104は白色化フィルタ制御信号を生成する(S304)。白色化フィルタ制御信号生成部104は、干渉信号電力対雑音電力比が閾値以上の場合には、白色化フィルタ部101を動作させ、閾値に満たない場合には、白色化フィルタ部を動作させないように制御信号を出力する。これらの一連の処理は、CSI-RSが送信される周期で繰り返し行なわれ、変化する通信環境に応じて、適宜、白色化フィルタ部で受信信号を白色化して干渉低減信号が、あるいは、白色化しないで受信信号が、後段の処理部に供給される。
本実施形態では、干渉信号成分よりも雑音成分が大きく、白色化フィルタ係数の推定誤差が大きくなる場合には、白色化フィルタ部を動作させないように制御するので、推定誤差による特性劣化を防ぐことができるとともに、受信装置の消費電力を削減することができる。特に、本実施形態は、都市部など雑音電力が変動する環境において、白色化フィルタ部を動作させないように制御できるので、より効率的に消費電力の低減、特性劣化を防ぐのに役立つ。関連技術である特許文献1及び2に比較すると、本実施の形態では、受信装置での干渉信号電力対雑音電力比に基づいて、白色化フィルタを動作させるか否かを制御するため、干渉低減機能の効果が小さ場合には、停止し、効果が大きい場合に動作するよう制御するので、より効率的な制御ができ、受信装置の消費電力の低減と、特性劣化を防ぐことができる。
上記実施形態では、干渉信号低減機能制御部(装置)の構成要素を個別のブロックで説明したが、これらはデスクリート素子ではなく、これらのブロックのいくつかを1つのブロック内に集積してもよい。また、これらのブロックの機能をソフトウエアモジュールで構成し、プロセッサで動作させてもよい。
以上、本発明に実施の形態に即して説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で当業者であればなしうることが可能な各種変形、修正を含むことはもちろんである。
上述した実施形態の1部又は全部は、以下の付記のようにも記載することができる。
(付記1)
無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減機能制御装置であって、
受信信号から干渉信号を低減する干渉信号低減手段と、
前記受信信号から干渉信号電力を算出する干渉信号電力算出手段と、
前記受信信号から雑音電力を算出する雑音電力算出手段と、
前記受信信号と前記受信信号が前記干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択する選択手段と、
前記干渉信号電力算出手段の出力する干渉信号電力及び前記雑音電力算出手段の出力する雑音電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し、前記干渉信号電力対雑音電力比を予め定められた閾値と比較して前記選択手段を制御する制御信号を発生する制御信号生成手段とを含む干渉信号低減機能制御装置。
(付記2)
前記選択手段は、前記制御信号に応答して前記干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに干渉低減信号を、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を選択することを特徴とする付記1に記載の干渉信号低減機能制御装置。
(付記3)
前記干渉信号低減手段は、白色化フィルタを含むことを特徴とする付記1又は2記載の干渉信号低減機能制御装置。
(付記4)
前記干渉信号低減手段は、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには動作を停止することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の干渉信号低減機能制御装置。
(付記5)
受信装置であって、
受信アンテナからの信号を処理する受信部と、
前記受信部から供給される信号を処理する干渉信号低減機能制御部と、
前記干渉信号低減機能制御部からの信号を処理する復調復号部とを含み、
前記干渉信号低減機能制御部は、
受信信号から干渉信号を低減する干渉信号低減手段と、
前記受信信号から干渉信号電力を算出する干渉信号電力算出手段と、
前記受信信号から雑音電力を算出する雑音電力算出手段と、
前記受信信号と前記受信信号が前記干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択する選択手段と、
前記干渉信号電力算出手段の出力する干渉信号電力及び前記雑音電力算出手段の出力する雑音電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し、前記干渉信号電力対雑音電力比を予め定められた閾値と比較して前記選択手段を制御する制御信号を発生する制御信号生成手段とを含むことを特徴とする受信装置。
(付記6)
前記制御信号に応答して前記選択手段は、前記干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに干渉低減信号を、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を選択することを特徴とする付記5に記載の受信装置。
(付記7)
前記干渉信号低減手段は、白色化フィルタを含むことを特徴とする付記5又は6記載の受信装置。
(付記8)
前記干渉信号低減手段は、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには動作を停止することを特徴とする付記5乃至7のいずれか1項に記載の受信装置。
(付記9)
無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減機能制御装置の制御方法であって、
受信信号から干渉信号電力を算出し、
前記受信信号から雑音電力を算出し、
前記干渉信号電力と前記雑音電力の比である干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由して、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由することなく後段の信号処理部に供給することを特徴とする干渉信号低減機能制御装置の制御方法。
(付記10)
前記干渉信号低減手段は、白色化フィルタを含むことを特徴とする付記9記載の干渉信号低減機能制御装置の制御方法。
(付記11)
無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減機能制御装置のコンピュータプログラムであって、コンピュータによって実行されると、
受信信号から干渉信号電力を算出させ、
前記受信信号から雑音電力を算出させ、
前記干渉信号電力と前記雑音電力の比である干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由して、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由することなく後段の信号処理部に供給させる、命令を含むコンピュータプログラム。
(付記12)
受信装置の制御方法であって、
前記受信装置は、
受信アンテナからの信号を処理する受信部と、
前記受信部から供給される受信信号を処理する干渉信号低減機能制御部と、
前記干渉信号低減機能制御部からの信号を処理する復調復号部とを含み、
前記受信装置は、前記干渉信号低減機能制御部において、
受信信号から干渉信号電力を算出し、
前記受信信号から雑音電力を算出し、
前記受信信号と前記受信信号が干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択し、
前記干渉信号電力と前記雑音電力の比である干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由して、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由することなく前記復調復号部に供給することを特徴とする受信装置の制御方法。
10 受信装置
101 白色化フィルタ部
102 干渉/雑音電力算出部
103 希望信号チャネル推定部
104 白色化フィルタ制御信号生成部
105 スイッチ
110_1〜110_n 受信アンテナ
120_1〜120_n 受信部
130_1 無線受信部
140_1 CP除去部
150_1 FFT部
160 干渉信号低減機能制御部(装置)
170 復調復号部
201 雑音電力算出部
202 干渉信号チャネル推定部
203 干渉電力算出部

Claims (10)

  1. 無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減機能制御装置であって、
    受信信号から干渉信号を低減する干渉信号低減手段と、
    前記受信信号から干渉信号電力を算出する干渉信号電力算出手段と、
    前記受信信号から雑音電力を算出する雑音電力算出手段と、
    前記受信信号と前記受信信号が前記干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択する選択手段と、
    前記干渉信号電力算出手段の出力する干渉信号電力及び前記雑音電力算出手段の出力する雑音電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し、前記干渉信号電力対雑音電力比を予め定められた閾値と比較して前記選択手段を制御する制御信号を発生する制御信号生成手段とを含む干渉信号低減機能制御装置。
  2. 前記選択手段は、前記制御信号に応答して前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値以上のときに干渉低減信号を、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を選択することを特徴とする請求項1に記載の干渉信号低減機能制御装置。
  3. 前記干渉信号低減手段は、白色化フィルタを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の干渉信号低減機能制御装置。
  4. 前記干渉信号低減手段は、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには動作を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の干渉信号低減機能制御装置。
  5. 受信装置であって、
    受信アンテナからの信号を処理する受信部と、
    前記受信部から供給される信号を処理する干渉信号低減機能制御部と、
    前記干渉信号低減機能制御部からの信号を処理する復調復号部とを含み、
    前記干渉信号低減機能制御部は、
    受信信号から干渉信号を低減する干渉信号低減手段と、
    前記受信信号から干渉信号電力を算出する干渉信号電力算出手段と、
    前記受信信号から雑音電力を算出する雑音電力算出手段と、
    前記受信信号と前記受信信号が前記干渉信号低減手段で処理されて出力された干渉低減信号との一方を選択する選択手段と、
    前記干渉信号電力算出手段の出力する干渉信号電力及び前記雑音電力算出手段の出力する雑音電力から干渉信号電力対雑音電力比を算出し、前記干渉信号電力対雑音電力比を予め定められた閾値と比較して前記選択手段を制御する制御信号を発生する制御信号生成手段とを含むことを特徴とする受信装置。
  6. 前記制御信号に応答して前記選択手段は、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値以上のときに干渉低減信号を、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を選択することを特徴とする請求項5に記載の受信装置。
  7. 前記干渉信号低減手段は、白色化フィルタを含むことを特徴とする請求項5又は6記載の受信装置。
  8. 前記干渉信号低減手段は、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには動作を停止することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の受信装置。
  9. 無線通信システムの受信装置で使用される干渉信号低減機能制御装置の制御方法であって、
    受信信号から干渉信号電力を算出し、
    前記受信信号から雑音電力を算出し、
    前記干渉信号電力と前記雑音電力の比である干渉信号電力対雑音電力比が予め定められた閾値以上のときに前記受信信号を干渉信号低減手段を経由して、前記干渉信号電力対雑音電力比が前記閾値を越えないときには前記受信信号を前記干渉信号低減手段を経由することなく後段の信号処理部に供給することを特徴とする干渉信号低減機能制御装置の制御方法。
  10. 前記干渉信号低減手段は、白色化フィルタを含むことを特徴とする請求項9記載の干渉信号低減機能制御装置の制御方法。
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