JPWO2011070984A1 - 機械装置のシール構造、及び、風力発電装置 - Google Patents

機械装置のシール構造、及び、風力発電装置 Download PDF

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Abstract

回転軸をハウジングの内部に導入する部位のシール構造のメンテナンス性を向上させることを目的とする。機械装置のシール構造が、入力軸(21)が挿入される開口を有するハウジング(18)と、ハウジング(18)の開口の辺縁に連結され、入力軸(21)が挿入される開口を有する押さえ板(41)と、押さえ板(41)に設けられ、押さえ板(41)と入力軸(21)との間をシールするように設けられたフェルトリング(46)と、押さえ板(41)を覆うように設けられる分割構造ハウジング(43)と、押さえ板(41)と入力軸(21)との間をシールする分割構造のオイルシール(45)とを具備するとともに、前記押さえ板(41)の壁面(41)に、前記分割構造ハウジング(43)壁面に接触する位置まで延在させた弧状の突出板(47b)を設け、前記カバー壁面、弧状の突出板(47b)内径、及び押さえ板(41)の壁面によって区画されるオイルシール(45)の収納空間(490)が形成される。【選択図】図8

Description

本発明は、機械装置のシール構造に関し、特に、回転軸をハウジングの内部に導入する部位において潤滑油の流出を防ぐためのシール構造に関する。
歯車その他の機械要素で構成された機械装置(例えば、増速機・減速機等)を機能させるためには、潤滑油を各部に供給する必要がある。潤滑油を所要部位に供給する手法として広く用いられる方式の一つが、油浴方式である。油浴方式では、歯車の少なくとも一部が潤滑油に浸され、潤滑油が歯車に付着することにより、又は付着した潤滑油が飛散することにより、潤滑油が所要部位(例えば、歯車面や軸受等)に供給される。
しかしながら、油浴方式では、潤滑油の供給に不確実性があり、また、潤滑油の供給量が不足する場合がある。このような問題は、特開2007−146666号公報(特許文献1)においても取り上げられており、この公報では、風力発電装置の増速機における潤滑油の供給方式として、必要部位に潤滑油を噴射する方式を開示している。
潤滑油の供給量を増大させたい場合には、強制給油方式を採用することが望ましい。例えば、風力発電装置の増速機として用いられる遊星歯車機構において遊星歯車を支持する軸受としてすべり軸受を採用しようとする場合には、該すべり軸受に強制給油によって潤滑油を供給することが望ましい。
しかしながら、強制給油方式を採用する場合には、回転軸をハウジングの内部に導入する部位における潤滑油の流出が問題になり得る。強制給油方式においては、潤滑油に圧力がかかっているため潤滑油の流出が起こりやすい。したがって、強制給油方式を採用する場合、潤滑油の流出を防ぐためのシール構造の設計が重要である。ここで、本明細書では、「シール構造」とは、シール、及び、シールを支持する構造を意味している。一般的なシール構造としては、回転軸とハウジングの間に柔軟で潤滑性のある詰め物(例えば、フェルトリング)を挟む構造が知られているが、このようなシール構造では、潤滑油のシール性能としては不十分である。
シール構造の検討においては、単に潤滑油の流出を防ぐだけでは不十分であり、メンテナンス性も重要な要素の一つである。具体的には、シール構造の設計においては、下記の2点について考慮することが望ましい。第1に、シールを交換する際に異物の混入の防止について考慮することが望ましい。シールの交換においてハウジングの一部を開放すると、ハウジングの内部に異物が混入する恐れがある。異物の混入は、機械装置の故障を招き得る。第2に、作業スペースの低減について考慮することが望ましい。機械装置の構造によっては、シールの取り付けや取り外しの作業スペースに制約が発生する場合がある。シール構造は、作業スペースが小さくても、シールの取り付けや取り外しができるように設計されることが望ましい。
特開2007−146666号公報
したがって、本発明の目的は、回転軸をハウジングの内部に導入する部位のシール性能を確保しつつ、メンテナンス性を向上させることにある。
本発明の一の主題においては、機械装置のシール構造が、回転軸が挿入される開口を有し、内部で潤滑油が使用されるハウジングと、ハウジングの開口の辺縁に連結され、回転軸が挿入される開口を有する押さえ板と、押さえ板に設けられ、押さえ板と回転軸との間をシールするように設けられた第1シール部材と、押さえ板のうち、少なくとも回転軸が挿入される位置の周辺を覆うように設けられるカバーと、押さえ板と回転軸との間、又は、カバーと回転軸の間をシールする第2シール部材とを具備する。
このようなシール構造では、第2シール部材の交換の際に第1シール部材と押さえ板によって回転軸が挿入される開口が封じられるので、潤滑油を漏らさず第2シール部材を交換でき、また、第2シール部材の交換の際にハウジング内部への異物の混入を防ぐことができる。第1シール部材としては、例えばフェルトリングのようにシール性が低い一方で廉価なシールを用いてもよい。
当該機械装置のシール構造においては、カバーが、回転軸の周方向に分割可能な構造を有していることが好ましい。このようなシール構造は、作業スペースの低減に有効であり、カバーの近傍に他の機械要素や構造部材が存在する場合に有用である。このとき、第2シール部材が、回転軸の周方向に分割可能な構造を有していることが更に好ましい。尚、分割可能なオイルシールを含むシール構造は、完全2つ割りスプリットシール(John Crane社製の商品名)として米国特許公報5370401号等において開示されている。
また本発明は、前記押さえ板の壁面に、前記カバー壁面に接触する位置まで延在させた弧状の突出板を設け、前記カバー壁面、弧状の突出板内径、及び押さえ板の壁面によって区画される第2シール部材収納空間を形成するのが好ましい。
一実施形態では、当該シール構造が、カバーと押さえ板の間の空間とハウジングの内部とを連通する経路を有している。他の実施形態では、当該シール構造が、更に、カバーと押さえ板の間の空間に蓄積された潤滑油をハウジングの内部に戻すポンプを備えている。
更に他の実施形態では、当該シール構造が、タンクと、カバーと押さえ板の間の空間とタンクを連通する配管を備えている。
第2シール部材が押さえ板と回転軸の間をシールするように構成されている場合、当該シール構造が、更に、カバーに設けられ、カバーと回転軸の間をシールする第3シール部材を備えることが好ましい。
本発明の他の主題においては、風力発電装置が、風車ロータを支持する、回転可能に設けられた主軸と、入力軸に設けられた孔に主軸が挿入される増速機と、入力軸を締め付けることにより、入力軸と主軸とを連結するシュリンクディスクと増速機の出力軸に結合される発電機とを具備する。増速機は、入力軸が挿入される開口を有し、内部で潤滑油が使用されるハウジングと、ハウジングの開口の辺縁に連結され、入力軸が挿入される開口を有する押さえ板と、押さえ板に設けられ、押さえ板と入力軸との間をシールするように設けられた第1シール部材と、押さえ板のうち、少なくとも回入力軸が挿入される位置の周辺を覆うように設けられるカバーと、押さえ板と入力軸との間、又は、カバーと入力軸の間をシールする第2シール部材とを備えている。
シュリンクディスクがカバーに対向する位置に設けられる場合、カバーが、入力軸の周方向(半径方向)に分割可能な構造を有していることが好ましく、また、第2シール部材も、入力軸の周方向に分割可能な構造を有していることが好ましい。
また本発明の主題は、前記増速機の、前記入力軸が挿入される開口を有し、内部で潤滑油が使用されるハウジングと、前記入力軸を締め付けることにより、前記入力軸と前記主軸とを連結するシュリンクディスクとの間に配置され、前記入力軸に沿うハウジング側の潤滑油のシール構造は、前記開口の辺縁に連結され、前記入力軸が挿入される開口を有する押さえ板と、前記押さえ板に設けられ、前記押さえ板と前記入力軸との間をシールするように設けられた第1シール部材と、前記押さえ板のうち、少なくとも前記入力軸が挿入される位置の周辺を覆うように設けられるカバーと、前記押さえ板と前記入力軸との間、又は、前記カバーと前記入力軸の間をシールする第2シール部材とを備えたシール構造であることを特徴とする。
この場合においても、前記押さえ板の壁面に前記カバー壁面に接触する位置まで延在させた弧状の突出板を設け前記カバー壁面、弧状の突出板内径、及び押さえ板の壁面によって区画される第2シール部材収納空間を形成するのがよい。
本発明によれば、回転軸をハウジングの内部に導入する部位のシール構造のメンテナンス性が向上する。特に主軸と入力軸が固持連結されてシュリンクディスクと、内部に潤滑油が供給されている増速機ハウジング軸縁との間の狭小区域に円滑にシール機構を、交換自在に配設させる機械装置のシール構造、具体的には風力発電装置を得ることが出来るとともに、特に分割されたカバー内壁面、状の突出板内径、及び押さえ板の壁面によって区画される第2シール部材収納空間が形成されている為に、分割した第2シールが、倒れることなく、且つ芯合わせ容易に前記シール収納空間に収納配置される。
本発明の一実施形態における風力発電装置の構成を示す側面図である。 一実施形態における風力発電装置のナセルの内部構造を示す上面図である。 一実施形態における増速機の構造を示す断面図である。 一実施形態における増速機のシール構造を示す断面図である。 他の実施形態における増速機のシール構造を示す断面図である。 更に他の実施形態における増速機のシール構造を示す断面図である。 更に他の実施形態における増速機のシール構造を示す断面図である。 他の実施形態における増速機のシール構造を示す図4に対応する断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下では、本発明が風力発電装置の増速機に適用された場合について説明するが、本発明は、回転軸をハウジングの内部に導入する構造を有する様々な機械装置一般に適用可能であることに留意されたい。
図1は、本発明の一実施形態における風力発電装置1の構成を示す側面図である。風力発電装置1は、基礎6に立接される支柱2と、支柱2の上端に設置されるナセル3と、ナセル3に対して回転可能に取り付けられたロータヘッド4と、ロータヘッド4に取り付けられる風車翼5とを備えている。ロータヘッド4と風車翼5とにより、風車ロータが構成されている。
図2に図示されているように、ロータヘッド4には主軸11の一端が結合されており、その主軸11は、主軸受12によって回転可能に支持されている。主軸11の他端は、シュリンクディスク14によって増速機13の入力軸に連結されている。増速機13の出力軸は、発電機15のロータに結合されている。風力によってロータヘッド4が回転すると、その回転が増速機13によって増速されて発電機15のロータに伝達され、発電機15が駆動される。これにより、発電機15から電力が得られる。
図3は、本実施形態における増速機13の構造を示す断面図である。増速機13は、遊星歯車機構16と、ギア増速機構17と、それらを収納するハウジング18とを備えている。遊星歯車機構16は、入力軸21と、太陽歯車22と、複数の遊星歯車23(1つのみ図示)と、内歯車24と、複数の遊星ピン25(1つのみ図示)と、遊星出力軸26とを備えている。入力軸21は、主軸11が挿入される挿入穴21aを有しており、挿入穴21aに主軸11が挿入された状態でシュリンクディスク14が締められることにより、主軸11が入力軸21に連結される。シュリンクディスク14とは、外部からの回転駆動力によって内径が縮小可能に構成された環状の機械要素であり、例えば、シュリンクディスク14に設けられたボルト、又は、油圧によって締めることができるように構成されている。(尚、本発明のシュリンクディスクは内周面にネジ等の入力軸の内径圧入部を有し、入力軸の外周に設けたテーパネジ等の内径締め部を介してり締め上げて、入力軸内に嵌合させた主軸と入力軸とを挟圧固持させてその連結を図るものである。)入力軸21は、ハウジング18に設けられた転がり軸受27によって回転可能に支持されている。入力軸21は、遊星歯車機構16において、遊星歯車23を支持するキャリアとしても機能する。遊星歯車23は、太陽歯車22と内歯車24の間に位置しており、遊星歯車23に挿入された遊星ピン25によって入力軸21に連結される。遊星出力軸26は、太陽歯車22に結合され、遊星歯車機構16の出力軸として使用される。入力軸21が回転されると、その回転が、遊星歯車23を介して太陽歯車22に伝えられ、太陽歯車22に接続された遊星出力軸26が増速されて回転する。
ギア増速機構17は、遊星出力軸26に連結される第1回転軸31と、第1回転軸31に連結される第1平歯車32と、第2平歯車33と、第2平歯車33に連結される第2回転軸34と、第2回転軸34に連結される第3平歯車35と、第4平歯車36と、第4平歯車35に連結される出力軸37とを備えている。第1回転軸31、第2回転軸34、及び出力軸37は、それぞれ、ハウジング18に設けられた軸受38、39、40によって回転可能に支持されている。更に、第1平歯車32と第2平歯車33とは噛合しており、第3平歯車35と第4平歯車36とは噛合している。このような構造のギア増速機構17では、遊星出力軸26が回転されると、その回転が、第1平歯車32、第2平歯車33、第3平歯車35及び第4平歯車36に伝えられ、第4平歯車36に接続された出力軸37が増速されて回転する。即ち、増速機13全体では、入力軸21が回転すると、その回転が遊星歯車機構16とギア増速機構17によって増速されて出力軸37から出力されることになる。
本実施形態の遊星歯車機構16では、遊星歯車23の内周にすべり軸受が設けられており、このすべり軸受によって遊星歯車23が遊星ピン25によって回転可能に支持されている。
尚、不図示であるが、遊星ピン25には遊星歯車23の内周に潤滑油を供給する油路(油孔)が穿孔されている。
すべり軸受の使用は、軸受が耐えられる荷重の増大と長寿命化に有用であるが、十分な量の潤滑油を供給する必要性も生じる。この必要性を満たすために、本実施形態の増速機13では、強制給油方式が採用される。本実施形態では、図示されないポンプによってハウジング18の内部に潤滑油が供給され、これにより、十分な量の潤滑油が遊星歯車機構16及びギア増速機構17に供給される。
その一方で、強制給油方式を採用する場合には、メンテナンス性の向上という観点からの入力軸21とハウジング18との間のシール構造の検討が必要である。本実施形態では、以下のようなシール構造を採用することにより、メンテナンス性の向上が図られている。
図4は、本発明の一実施形態における、入力軸21とハウジング18との間のシール構造を示す断面図である。ハウジング18には、開口が設けられており、その開口に入力軸21が挿入されている。該開口の周辺には、他の部分よりも板厚が厚く形成された軸受支持部18aが設けられている。入力軸21には転がり軸受27の内輪27aが挿入され、ハウジング18の軸受支持部18aには転がり軸受27の外輪27bが嵌め込まれ、内輪27aと外輪27bの間には複数の鋼球27cが設けられている。(内輪27a、外輪27b、及び複数の鋼球27cによって転がり軸受27を構成する。)このような構造により、入力軸21はハウジング18に回転可能に支持されている。
ハウジング18の軸受支持部18aには、中央に入力軸21を通す開口が設けられた円板状の押さえ板41がボルト42によって取り付けられている。押さえ板41には、外輪27bを内部方向に押す環(リング円)状の突出部41aが設けられている。押さえ板41と転がり軸受27の間には、環状の空間が形成されている。転がり軸受27の上部(押さえ板41側)にハウジング18の外側に向かって潤滑油が供給されると、潤滑油は転がり軸受27を通り抜け、当該環状の空間を通過して転がり軸受27の下部に到達し、再び、ハウジング18の内側の遊星ピン28側)に戻される。
押さえ板41の入力軸21と擦動する内周面にはリング円状の断面矩形溝46aが設けられており、その溝46aに柔軟性と潤滑性とを有する充填物(詰め物)、具体的には、フェルトリング46が挿入されている。フェルトリング46は、不完全ながらも潤滑油の漏れを低減するシールとして機能するとともに、フェルトリング46は入力軸25の摺動面(外周)を不完全シールすることにより、ハウジング18内に位置する潤滑油をフェルトリング46を介してオイルシール45側に潤滑油を漏洩させて、分割構造のオイルシール45の潤滑性を維持させる機能を有する。
押さえ板41の外側の面を覆うカバーは2分割構造をなし、シュリンクディスク14との間の狭小区域でも容易に取り付け取り外し自在の構成となっている。
すなわち、カバーとして機能する分割構造ハウジング43は、ハウジング18に沿う外周側が半割テーパ状をなし、そのテーパ面をボルト44によってハウジング18外周面に螺着させて取り付けられており、更に、押さえ板41と分割構造ハウジング43の間に形成される環状閉空間49に2分割構造(3、4分割でも可)のオイルシール45が収容されている。分割構造のオイルシール45は、潤滑油をシールする機能を主として提供する部材であり、押さえ板41と入力軸21との間をシールする機能を有している。押さえ板41と分割構造のオイルシール45と入力軸21とで閉空間49が形成されており、潤滑油は、基本的には、この閉空間にシールされる。
分割構造ハウジング43と分割構造のオイルシール45は、複数の部材(本実施形態では2つの部材)で構成され、入力軸21の周方向に分割可能な構造を有している。後述されるように、分割構造ハウジング43と分割構造のオイルシール45とが分割可能な構造を有していることは、メンテナンス性を向上するために有用である。
分割構造ハウジング43の入力軸21と擦動する面には溝47aが設けられており、その溝47aに柔軟性と潤滑性とを有する充填物(詰め物)、具体的には、フェルトリング47が挿入されている。フェルトリング47は、分割構造のオイルシール45からの潤滑油の漏れを予備的に防ぐ役割を有している。仮に何らかの不具合が発生して分割構造のオイルシール45からの潤滑油の漏れが発生しても、フェルトリング47が設けられていることにより、増速機13の外部への潤滑油の漏れは防がれる。
押さえ板41とハウジング18には、押さえ板41と分割構造ハウジング43の間の閉空間49の下部とハウジング18の内部の空間を連通させる油排出経路48が形成されている。押さえ板41と分割構造ハウジング43の間に形成される閉空間49は、分割構造のオイルシール45から漏れた潤滑油を蓄積する役割も果たすが、油排出経路48は、その蓄積された潤滑油をハウジング18の内部に戻す役割をする。
本実施形態のシール構造においては、分割構造のオイルシール45が潤滑油の漏れを防ぐ主要部材として機能し、押さえ板41に設けられたフェルトリング46は、補助的に潤滑油の漏れを防ぐ部材として機能する。このような2重のシール構造は、分割構造のオイルシール45を交換するメンテナンスを行う際に、潤滑油の漏れを低減しながらハウジング18の内部への異物の混入を防ぐことを可能にする。より具体的には、分割構造のオイルシール45の交換を以下の手順で行うことにより、ハウジング18の内部への異物の混入を防ぎながら分割構造のオイルシール45を交換できる。まず、ボルト44が外され、分割構造ハウジング43が取り外される。続いて、古い分割構造のオイルシール45が外される。続いて、新しい分割構造のオイルシール45が取り付けられ、その後、分割構造ハウジング43が取り付けられる。ここで、分割構造のオイルシール45が外されても、フェルトリング46が設けられた押さえ板41によってハウジング18の開口が閉じられているため、ハウジング18の内部に異物は混入せず、また、潤滑油の漏れも最小限に抑制できる。
押さえ板41は、分割構造のオイルシール45の交換時にハウジング18の開口を防ぐ役割を果たすと共に、分割構造のオイルシール45に流入する潤滑油の流量を抑制する役割も果たす。潤滑効率や冷却効率を大きくするために増速機13に供給される潤滑油の流量を増大させると、転がり軸受27に流入する潤滑油の流量も大きくなる場合がある。押さえ板41は、転がり軸受27に流入する潤滑油の流量が大きい場合でも分割構造のオイルシール45に流れ込む流量を制限するので、分割構造のオイルシール45の信頼性を向上させることができる。
ここで、分割構造ハウジング43及び分割構造のオイルシール45が分割可能な構造をしていることにより、分割構造のオイルシール45の交換作業に必要な作業スペースの縮小化が図られている。これは、特に、シュリンクディスク14がハウジング18に近接して設けられている場合に有用である。本実施形態では、シュリンクディスク14が分割構造ハウジング43に対向する位置に設けられており、シュリンクディスク14は、分割構造のオイルシール45を交換する作業の邪魔になり得る。しかし、本実施形態では、分割構造ハウジング43が分割可能であることにより、分割構造ハウジング43を入力軸21の半径方向に取り外すことが可能になる。同様に、分割構造のオイルシール45が分割可能である
ことにより、分割構造のオイルシール45を入力軸21の半径方向に取り外すことが可能になる。本実施形態では、分割構造ハウジング43及び分割構造のオイルシール45を入力軸21の半径方向に取り外すことが可能な構造により、シュリンクディスク14が分割構造ハウジング43に近接して設けられている場合でも分割構造ハウジング43及び分割構造のオイルシール45を取り外して分割構造のオイルシール45を交換することができる。
以上に述べられているように、本実施形態のシール構造では、分割構造のオイルシール45が潤滑油の漏れを防ぐ主要部材として機能し、押さえ板41に設けられたフェルトリング46が補助的に潤滑油の漏れを防ぐ部材として機能する構造が採用される。これにより、ハウジング18の内部への異物の混入を防ぎながら分割構造のオイルシール45を交換できる。また、分割構造ハウジング43及び分割構造のオイルシール45が分割可能な構造をしていることにより、分割構造のオイルシール45の交換作業に必要な作業スペースの縮小化が図られている。
以上には、本発明の実施形態が具体的に記述されているが、本発明は、様々に変形されて実施され得る。
図5は、本発明の変形例における増速機13の構造を示す断面図であり、具体的には、入力軸21とハウジング18との間の他のシール構造を示している。図5のシール構造では、フェルトリング47は使用されず、分割構造ハウジング53の端に分割構造のオイルシール55が設けられている。図4のシール構造では、押さえ板41と分割構造のオイルシール45と入力軸21とで閉空間49が形成されているが、図5のシール構造では、押さえ板41と分割構造ハウジング53と分割構造のオイルシール55と入力軸21とで閉空間59が形成されている。分割構造のオイルシール55は、分割構造ハウジング53と入力軸21との間をシールする機能を有している。潤滑油は、分割構造のオイルシール55により閉空間59から漏れないようにシールされる。分割構造ハウジング53及び分割構造のオイルシール55は、分割構造ハウジング43及び分割構造のオイルシール45と同様に、入力軸21の周方向において複数の部材に(一例では2つの部材に)分割可能に構成されている。このようなシール構造でも、図4のシール構造と同様の効果が得られる。
前記の実施例においては、入力軸と主軸を固持連結するシュリンクディスク14と押さえ板間の弊空間49の幅が狭小であり、特に分割構造のオイルシール45、55は、分割ハウジングの内周側の入力軸外周面に位置させている為に、分割構造のオイルシール45、55をメンテナンス時に交換再配置する場合に、該オイルシールの軸方向の位置決めが多少難しいのみならず、近傍に大型の円板状シュリンクデスク14が位置している為に、該シュリンクデスク14がオイルシール45取り付けの際に邪魔となり、オイルシール45を正確な位置に取り付けるのは容易ではない場合がある。
特に図5に示すように、オイルシール55の外側にフェルトリング47が配置されていない構造の場合、多少入力軸から油漏れが発生してしまうが、フェルトリング47を配置した
場合は、油漏れを阻止することができる。
またオイルシール55が分割ハウジング43に直接取り付けられているために、オイルシールのメンテナンス時(オイルシールの組込時)に芯合わせを容易に行うことができないおそれがある。
図8は、前記課題の解決を図った本発明の他の実施形態における、入力軸21とハウジング18との間のシール構造を示す断面図である。
本実施例において、ハウジング18中心軸上に、円形開口が設けられており、その開口に入力軸21が挿入されている。該開口周囲の縁部(辺縁部)には、他の部分よりも板厚が厚く形成された環状の軸受支持部18aが設けられている。入力軸21と軸受支持部18aの間には、内輪27a、外輪27b、及び複数の鋼球27cによって構成された転がり軸受27が嵌め込まれ、このような構造により、入力軸21はハウジング18に回転可能に支持されている。
ハウジング18の軸受支持部18aのシュリンクディスク14と対向する面(環状面)には、中央に入力軸21を通す開口が設けられた円板状の押さえ板41が配置され、円周方向に設けた複数のボルト42によって固定されている。
押さえ板41の表裏両面、即ち分割ハウジング43側と転がり軸受27側に、夫々環(リング円)状に突出する第1突出部41bと第2突出部41aとが同心円状に設けられている。
第2突出部41aは、転がり軸受27の外輪27bを内部方向に押し、これにより押さえ板41と転がり軸受27の間には、環状の空間が形成されることとなる。
第1突出部41bは第2突出部41aより小径のリング円状をなし、その先端を分割ハウジング43の内壁面に接触する位置まで突出させる。この結果、分割ハウジング43の内壁面、第1突出部41b内径、及び押さえ板外壁との間に断面矩形状の環状オイルシール収納空間490が形成される。
そして本実施形態においては、オイルシールを半円状の二つ割れ構造、具体的には入力軸と接する内周側にシールリップ部55aを設け、その背面側にバネ55bを配した断面コの字状に構成し、前記第1突出部41b内径を、該オイルシール55外径と同一か僅かに大きくし、半円状に2分割したオイルシール55が、倒れることなく、かつ芯合わせが容易なように前記環状オイルシール収納空間490に収納配置される。
その他の構成は図4とほぼ同様であるが、簡単に説明するに、前記した分割構造ハウジング43は、ハウジング18に沿う外周側が半割テーパ状をなし、そのテーパ面をボルト44によってハウジング18外周面に螺着させてハウジング18に取り付けられており、更に、押さえ板41の入力軸21と擦動する内周面にはリング円状の断面矩形溝46aが設けられており、その溝46aにフェルトリング46が挿入されている。フェルトリング46はハウジング18内に位置する潤滑油をフェルトリング46を介してオイルシール45側に潤滑油を漏洩させ、環状オイルシール収納空間490に位置する分割構造のオイルシール45の潤滑性を維持させる。
分割構造ハウジング43における入力軸21と擦動する面には、フェルトリング47が設けられていない。これは、分割構造のオイルシール45が倒れることなく適正配置で前記環状オイルシール収納空間490に収納されており、分割構造のオイルシール45からの潤滑油の漏れが発生することがない為に、フェルトリング47を設けなくても、オイルシール45のみで、増速機13の外部への潤滑油の漏れを防ぐことができるからである。
本実施形態のシール構造においては、押さえ板41の外壁に、リング円状をなし、その先端を分割ハウジングの内壁面に接触する位置まで突出させた第1突出部41bを設けることにより、分割ハウジング内壁面、第1突出部41b内径、及び押さえ板外壁との間に断面矩形状の環状オイルシール収納空間490が形成され、この収納空間490にオイルシールを入れるように構成することで、オイルシールの芯合わせを容易にするとともに、倒れを防止し、且つオイルシールのシール性を向上させることが出来る。
また、図4、図5のシール構造では、ハウジング18と閉空間49、59とに連通する油排出経路48が設けられているが、図6に図示されているように、油排出経路48を設ける代わりに、閉空間49(又は59)が油排出配管61を介してポンプ62に連通され、閉空間49(又は59)に蓄積された潤滑油がポンプ62によってハウジング18の内部に再び戻る構造としてもよい。
更に、図7に図示されているように、油排出配管61をタンク63に接続してもよい。この場合、閉空間49(又は59)に蓄積された潤滑油は、タンク63に蓄積される。
また、図4、図5、図8のシール構造では、いずれも、分割構造ハウジング43、53がハウジング18に結合されているが、ハウジング18の代わりに押さえ板41に結合されてもよい。この場合でも、分割構造ハウジング43、53は、押さえ板41の入力軸21が挿入される位置の周辺を覆うように設けられる。

Claims (14)

  1. 回転軸が挿入される開口を有し、内部で潤滑油が使用されるハウジングと、
    前記ハウジングの前記開口の辺縁に連結され、前記回転軸が挿入される開口を有する押さえ板と、
    前記押さえ板に設けられ、前記押さえ板と前記回転軸との間をシールするように設けられた第1シール部材と、
    前記押さえ板のうち、少なくとも前記回転軸が挿入される位置の周辺を覆うように設けられるカバーと、
    前記押さえ板と前記回転軸との間、又は、前記カバーと前記回転軸の間をシールする第2シール部材とを具備することを特徴とする機械装置のシール構造。
  2. 請求項1に記載のシール構造であって、
    前記カバーが、前記回転軸の周方向に分割可能な構造を有していることを特徴とする機械装置のシール構造。
  3. 請求項1又は2に記載のシール構造であって、
    前記第2シール部材が、前記回転軸の周方向に分割可能な構造を有していることを特徴とする機械装置のシール構造。
  4. 前記押さえ板の壁面に前記カバー壁面に接触する位置まで延在させた弧状の突出板を設け、前記カバー壁面、弧状の突出板内径、及び押さえ板の壁面によって区画される第2シール部材収納空間が形成されることを特徴とする機械装置のシール構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のシール構造であって、
    前記カバーと前記押さえ板の間の空間と前記ハウジングの内部とを連通する経路を有することを特徴とする機械装置のシール構造。
  6. 請求項1乃至4のいずれかに記載のシール構造であって、
    更に、タンクと、前記カバーと前記押さえ板の間の空間に蓄積された潤滑油を前記ハウジングの内
    部に戻すポンプを備えることを特徴とする機械装置のシール構造。
  7. 請求項1乃至4のいずれかに記載のシール構造であって、
    更に、タンクと、前記カバーと前記押さえ板の間の空間と前記タンクを連通する配管を備えることを特徴とする機械装置のシール構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のシール構造であって、
    前記第2シール部材が、前記押さえ板と前記回転軸の間をシールするように構成され、当該シール構造が、更に、前記カバーに設けられ、前記カバーと前記回転軸の間をシールする第3シール部材を備えることを特徴とする機械装置のシール構造。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のシール構造であって、
    前記第1シール部材が、フェルトリングであることを特徴とする機械装置のシール構造。
  10. 風車ロータを支持する、回転可能に設けられた主軸と、
    入力軸に設けられた孔に前記主軸が挿入される増速機と、
    前記入力軸を締め付けることにより、前記入力軸と前記主軸とを連結するシュリンクディスクと、
    前記増速機の出力軸に結合される発電機とを具備し、
    前記増速機は、前記入力軸が挿入される開口を有し、内部で潤滑油が使用されるハウジングと、前記開口の辺縁に連結され、前記入力軸が挿入される開口を有する押さえ板と、前記押さえ板に設けられ、前記押さえ板と前記入力軸との間をシールするように設けられた第1シール部材と、前記押さえ板のうち、少なくとも前記入力軸が挿入される位置の周辺を覆うように設けられるカバーと、前記押さえ板と前記入力軸との間、又は、前記カバーと前記入力軸の間をシールする第2シール部材とを備えることを特徴とする風力発電装置。
  11. 請求項10に記載の風力発電装置であって、
    前記シュリンクディスクは、前記カバーに対向する位置に設けられ、
    前記カバーが、前記入力軸の周方向に分割可能な構造を有していることを特徴とする風力発電装置。
  12. 請求項10又は11に記載の風力発電装置であって、
    前記第2シール部材が、前記入力軸の周方向に分割可能な構造を有していることを特徴とする風力発電装置。
  13. 請求項10に記載の風力発電装置であって、
    前記増速機の、前記入力軸が挿入される開口を有し、内部で潤滑油が使用されるハウジングと、前記入力軸を締め付けることにより、前記入力軸と前記主軸とを連結するシュリンクディスクとの間に配置され、前記入力軸に沿うハウジング側の潤滑油のシール構造は、前記開口の辺縁に連結され、前記入力軸が挿入される開口を有する押さえ板と、前記押さえ板に設けられ、前記押さえ板と前記入力軸との間をシールするように設けられた第1シール部材と、前記押さえ板のうち、少なくとも前記入力軸が挿入される位置の周辺を覆うように設けられるカバーと、前記押さえ板と前記入力軸との間、又は、前記カバーと前記入力軸の間をシールする第2シール部材とを備えたシール構造であることを特徴とする風力発電装置。
  14. 請求項13に記載の風力発電装置であって、
    前記押さえ板の壁面に前記カバー壁面に接触する位置まで延在させた弧状の突出板を設け、前記カバー壁面、弧状の突出板内径、及び押さえ板の壁面によって区画される第2シール部材収納空間が形成されていることを特徴とする風力発電装置。
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