JPWO2011059003A1 - 検査装置 - Google Patents

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慎也 伊藤
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龍太郎 吉本
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Abstract

本願発明は、基板表面のどの部分も検査できる軽量な検査装置を提供することを目的としている。主ベース板(21)の側面に副ベース板(111、112)を設け、主ベース板(21)上と副ベース板(111、112)上に亘ってガイドレール(41)を敷設する。ガイドレール(41)上にガントリ(311、312)を乗せ、ガントリ(311、312)に取り付けた測定器(51a〜51d)の測定点を主ベース板(21)上の基板(71)の表面で移動させて測定する。ガントリ(311、312)を副ベース板(111、112)上に位置させると、各測定器(51a〜51d)の測定点は基板(71)が配置される領域の外部に位置するので、ガントリ(311、312)をガイドレール(41)に沿って移動させ、測定器(51a〜51d)を水平面内でそれとは垂直な方向に移動させると、各測定器(51a〜51d)で基板表面のどの位置でも測定することができる。

Description

本発明は、基板を測定する検査装置に関する。
図14の符号100は従来の検査装置であり、検査装置100は、メインベース121とガントリ132と測定器151を有している。
メインベース121は板状であり、その表面の平面形状は、正方形、又は長方形である。
メインベース121の表面のうち、対向する二辺の近傍の位置には、細長いガイドレール141が一本ずつ互いに平行に配置されている。さらにメインベース121上には、リニアモータ142がそれぞれガイドレール141と平行に配置されている。
ガントリ132は、二つの支柱133と、ブリッジ134を有している。支柱133はそれぞれガイドレール141上に配置され、ブリッジ134は支柱133の上に配置され支柱133によって支持されている。リニアモータ142によってガントリ132は、ガイドレール141に沿ってメインベース121上を往復移動できるように構成されている。
測定器151は、ガイドレール141の移動方向と垂直な方向へ往復移動できるように構成されている。
メインベース121がグラナイト等の石材で構成される場合、装置の重量が大きくなってしまうという問題点がある。また、設置場所や輸送方法等が制限されてしまい、トータルでのコスト高になる原因になっている。
特開2007−073688号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、軽量化された大型の検査装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、主ベース板と、前記主ベース板の第一の側面に固定された第一の副ベース板と、前記第一の副ベース板上と前記主ベース板上とに亘って配置されたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って移動可能な移動測定装置と、
を有する検査装置であって、前記移動測定装置は、前記ガイドレール上に乗り、前記ガイドレールに沿って移動可能な一台以上のガントリと、前記主ベース板上に配置された基板の表面を測定する測定器とを有し、前記測定器は、各前記ガントリと前記基板との相対的な移動方向とは垂直であって水平面内の方向である測定器移動方向に移動可能に各前記ガントリに取り付けられ、前記測定器が測定可能な測定点を前記基板上に配置できる移動測定装置であって、前記ガントリを前記第一の副ベース板上に位置させたときに、前記測定器を、前記測定器が取り付けられた前記ガントリに対して相対的に移動させても前記測定点が前記基板表面を通らないようにすることができるように構成された検査装置である。
また、本発明は、前記第一の側面とは反対側に位置する第二の側面には第二の副ベース板が固定され、一本の前記ガイドレールは、前記第一の副ベース板上と、前記主ベース板上と、前記第二の副ベース板上とに亘って配置された検査装置であって、各前記ガントリを前記第二の副ベース板上に位置させたときに、前記測定器を前記ガントリに対して相対的に移動させても前記測定点が前記基板表面を通らないようにすることができるように構成された検査装置である。
また、本発明は、前記ガントリを前記第一の副ベース板で支持した状態から前記主ベース板で支持した状態にすると、前記ガントリに取り付けられた前記測定器の測定点を、前記基板の外側から前記基板上に移動させることができるように構成された検査装置である。
また、本発明は、主ベース板と、前記主ベース板の一側面に固定された第一の副ベース板と、前記第一の副ベース板が設けられた側面とは反対側の側面に固定された第二の副ベース板と、前記第一の副ベース板で支持される第一の支柱と、前記第二の副ベース板で支持される第二の支柱と、前記主ベース板上に位置し、前記第一、第二の支柱に亘って設けられた一台以上のブリッジ部と、前記主ベース板上に配置され、各前記ブリッジ部と交差する方向を移動して、前記ブリッジ部の下方位置を通過できるようにされた基板配置台と、各前記ブリッジ部に取り付けられ、取り付けられた前記ブリッジ部に沿って移動可能にされた測定器とを有し、各前記測定器は、前記基板配置台上に基板の各前記測定器の位置と対応した測定点を測定できるようにされ、前記基板載置台上に前記基板を配置して前記ブリッジ部の下方位置を移動させると、各前記測定点が前記基板の表面上を横断できるように構成された検査装置である。
本発明により、基板のどの部分でも測定できる検査装置を軽量化することができる。
また、ガイドレールを分割しなくても良いので、移動検査装置の移動が滑らかである。
本発明の第一例の検査装置の平面図 本発明の第一例の検査装置の動作状態を示す図 本発明の第一例の検査装置の動作状態を示す図 本発明の第一例の検査装置の動作状態を示す図 本発明の第一例の検査装置の動作状態を示す図 本発明の第一例の検査装置の側面図 本発明の第一例の検査装置の正面図 主ベース板と第一、第二の副ベース板の展開図 第一、第二の副ベース板の側面を示す図 本発明の第二例の検査装置の平面図 本発明の第三例の検査装置の平面図 本発明の第四例の検査装置の平面図 本発明の第五例の検査装置の平面図 従来の検査装置の平面図 第一、第二の支柱を説明するための図
6……レール配置領域
7……基板配置領域
1、2、3、4、10……検査装置
111、112……第一、第二の副ベース板
21……主ベース板
311、312……第一、第二のガントリ
35……移動測定装置
41……ガイドレール
42……移動力発生装置
49……測定器移動装置
51a〜51d……測定器
71……検査対象の基板
<第一例>
図1は基板表面を測定する本発明の検査装置1の平面図である。図6はその検査装置1の左側面図であり、図7は正面図である。
検査装置1は、床面上に配置された架台61と、架台61の表面に配置され、振動を減衰させる除振脚60と、除震脚60上に配置された主ベース板21と、主ベース板21上に配置された基板表面の物理的性質、化学的性質、電気的性質や表面状態等の特性を測定する移動測定装置35と、移動測定装置35が非接触で乗って移動するガイドレール41とを有している。
主ベース板21の表面は平坦であり、表面の平面形状は、正方形又は長方形である。主ベース板21は、除振脚60の上に載せられており、除振脚60により架台61から主ベース板21へ伝わる振動が減衰している。
この検査装置1で検査する測定対象の基板の大きさは最大値が予め決められている。測定対象の基板は正方形又は長方形形状であり、主ベース板21の大きさは、測定対象の基板の中の最大の基板よりも大きくされている。
測定対象の基板の形状は、正方形又は長方形形状であり、主ベース板21上には測定対象の基板と同形状で、測定対象の基板が配置される領域である基板配置領域7が設けられている。基板配置領域7の大きさも、測定対象の基板中の最大の基板よりも大きくされている。
図1〜図7の符号71は、基板配置領域7に配置された測定対象の基板であり、この基板71は、その裏面が主ベース板21と接触している。
主ベース板21の一側面である第一の側面141には、一枚又は複数枚の第一の副ベース板111が固定されている。第一の側面141と平行であり、反対側に位置する第二の側面142には一枚又は複数枚の第二の副ベース板112が固定されている。
ここでは、同じ第一、第二の側面141、142に、第一、第二の副ベース板111、112がそれぞれ二個ずつ設けられている。
基板配置領域7の四辺は、主ベース板21の四辺とそれぞれ一辺ずつ近接して平行に離間して配置されており、主ベース板21の四辺のうち、第一、第二の側面141、142に対して垂直な二辺と、基板配置領域17の辺のうち、その二辺と平行で近接している辺との間には、レール配置領域6がそれぞれ設けられている。
レール配置領域6と、第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112とはそれぞれ二個ずつ設けられており、一直線に並んだレール配置領域6と、第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112とが二組ある。
一組のレール配置領域6と、第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112との上に、レール配置領域6よりも長く、主ベース板21の両側にはみ出る長さのガイドレール41が、中央部分が主ベース板21のレール配置領域6上に乗せられ、一端と他端が、それぞれ第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112上に乗せられて、二本のガイドレール41が平行に配置されている。
各ガイドレール41の中央部分はて主ベース板21に固定され、一端と他端は、それぞれ第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112に固定されている。
各ガイドレール41に沿って、細長の移動力発生装置42が配置されている。
移動力発生装置42については後述するが、ガイドレール41や移動力発生装置42の構造は、この第一例の検査装置1と、後述する第二例と他の例の検査装置でも同じであり、移動力発生装置42は、この例では、固定電磁石と移動磁石で構成されるリニアモータのうちの、固定電磁石である。各移動力発生装置42は、それぞれ各ガイドレール41に対して近接して平行に配置されている。
主ベース板21と第一、第二の副ベース板111、112とは、それぞれ分離して製造され、第一、第二の副ベース板111、112が主ベース板21に取り付けられている。
図8に、主ベース板21と、主ベース板21に取り付ける前であって、分離している状態の第一、第二の副ベース板111、112とを示す。図8、9で説明する主ベース板21の構造と、第一、第二の副ベース板111、112の構造と、取り付け方法は、後述する第二例以降の検査装置でも同じである。
第一、第二の副ベース板111、112の表面は平坦であり、表面の平面形状は、正方形又は長方形である。
第一、第二の副ベース板111、112の表面以外の一側面である取付面84を、主ベース板21の第一又は第二の側面141、142にそれぞれ密着させて、第一、第二の副ベース板111、112を主ベース板21に取り付けるために、第一、第二の副ベース板111、112には凹部91が形成され、取付面84と、その裏面である凹部91の内部の露出された面との間の厚みとの間には、貫通孔81が形成されている。第一、第二の副ベース板111、112には、一枚につき複数個の貫通孔81が形成されている。
主ベース板21の第一、第二の側面141、142には、複数の取付孔99が形成されており、貫通孔81と取付孔99との内周面には、雌ねじが設けられている。
各貫通孔81に対して取付孔99が連通するように、第一又は第二の側面141、142と取付面84とを接触させ、第一、第二の副ベース板111、112を主ベース板21に対して静止させ、連通する貫通孔81と取付孔99に、外周面に雄ねじが形成されたネジ98を回転させながら挿入し、第一、第二の副ベース板111、112は主ベース板21にネジ留め固定する。
そのとき、主ベース板21の表面と、第一、第二の副ベース板111、112の表面との高さが等しくなるようにし、且つ、第一、第二の側面141、142と取付面84とが互いに密着するようにして固定する。
ここでは、主ベース板21の第一の側面141に第一の副ベース板111が二個固定され、反対側の第二の側面142に第二の副ベース板112が二個固定されている。
主ベース板21と第一、第二の副ベース板111、112はセラミックス(ここではグラナイト)で構成されており、二個の第一の副ベース板111、111の間と、二個の第二の副ベース板112、112の間とには、それぞれグラナイトの無い隙間5が形成されている。隙間5がセラミックスで充填されている検査装置よりも本発明の検査装置の方が軽量になっている。
セラミックスは精密な形状加工が困難であり、主ベース板21に第一、第二の副ベース板111、112を取り付けた状態の形状の板を、大きなセラミックス板を切削、研削して一枚の板で構成させることは困難である。
本発明では、大きな主ベース板21に、主ベース板21よりも小さな第一、第二の副ベース板111、112を固定することで、複雑な形状の台を作製している。
なお、ガイドレール41は主ベース板21の幅方向に沿って配置されているものとすると、この実施例では、ガイドレール41は主ベース板21の幅より長くされており、一本のガイドレール41が主ベース板21と第一、第二の副ベース板111、112に亘って配置されているが、一本のガイドレール41を、主ベース板21上の部分と、第一の副ベース板111上の部分と、第二の副ベース板112上の部分の三本のレールで構成し、先端を密着して一直線にして一本のガイドレールとして取り扱うようにすることもできる。
次に、移動測定装置35について説明すると、移動測定装置35は、一又は複数台のガントリと、一又は複数台の測定器51a〜51dとを有している。ガントリはガイドレール41上を移動する移動装置であり、測定器51a〜51dは、基板71の表面の一部を測定する装置である。
この実施例では二台のガントリを有している。その二台のガントリを、第一、第二のガントリと呼んで図1〜図6に於いて、符号311、312を付して説明する。
第一、第二のガントリ311、312は鉛直に立設された支柱33をそれぞれ二本ずつ有しており、また、第一、第二のガントリ311、312は、二本の支柱33上に亘って水平に配置されたブリッジ50を一本ずつそれぞれ有している。
各支柱33の底面には、空気吹き出し部37がそれぞれ設けられており、この空気吹き出し部37は圧縮した空気を供給できるコンプレッサー38に接続されている。コンプレッサー38を動作させ、コンプレッサー38から空気吹き出し部37に空気を供給すると、空気吹き出し部37から下方に向けて圧縮された空気が吹き出される。
二本の支柱33はそれぞれガイドレール41上に乗せられており、空気吹き出し部37はガイドレール41上に位置している。
空気吹き出し部37から圧縮した空気は、下方に向けて噴出されると下方位置のガイドレール41にそれぞれ吹き付けられ、空気吹き出し部37とガイドレール41の間に空気層が形成され、その結果、支柱33とガイドレール41とは非接触になり、第一、第二のガントリ311、312はガイドレール41上に浮上して、第一、第二のガントリ311、312の重量が二本のガイドレール41によって非接触で支持される。
各支柱33の下部には、移動力発生装置42と磁気的に相互作用する移動磁石がそれぞれ配置されており、移動力発生装置42内に配置された電磁石のうち、通電する電磁石を変えて、所望位置で磁力を発生させて移動力発生装置42内の所望位置で移動磁石に磁気的吸引力や磁気的反発力を加えることで、支柱33をそれぞれ動かし、第一、第二のガントリ311、312をガイドレール41に沿って移動させるように構成されている。
移動力発生装置42から固定磁石に加えられる磁気的力により、第一、第二のガントリ311、312はガイドレール41の両端間を往復移動することができるようにされている。
第一、第二のガントリ311、312は、第一、第二のガントリ311、312が有する支柱33、33をガイドレール41から脱落させない規制部材(不図示)を有しており、第一、第二のガントリ311、312は、ガイドレール41上を浮上しながら、ガイドレール41と支柱33及び空気吹き出し部37とが非接触の状態で、ガイドレール41とから柱33が脱落せずに移動することができる。
第一、第二のガントリ311、312が一方向に移動する際には、ブリッジ50の細長の二側面のうち、一側面が進行方向である一方向の前方を向き、反対側の他の一側面が後方を向く。
第一、第二のガントリ311、312が一方向とは逆向きの反対方向に移動するときには一方向の移動のときに後方を向いていた側面が進行方向である反対方向の前方を向き、一方向の移動のときには前方を向いていた側面が反対方向への移動のときは後方を向く。
第一、第二のガントリ311、312のブリッジ50の前方又は後方に向く細長の二側面には、図6の符号49で示す測定器移動装置がそれぞれ設けられており、ここでは、第一、第二のガントリ311、312の二側面の測定器移動装置49には、異なる測定を行う測定器51a〜51dが取り付けられている。
測定器移動装置49は、第一、第二のガントリ311、312の移動方向とは垂直な方向であって、水平面内の方向である測定器移動方向に、測定器51a〜51dを移動させ、測定器51a〜51dは、往復移動することができる。
第一、第二のガントリ311、312と各測定器51a〜51dとを移動させることで、各測定器51a〜51dを、基板配置領域7に配置された基板71の表面上の所望の位置に配置することができる。
測定器51a〜51dは、基板71の表面の一部の特性を測定する測定器であり、例えば、段差計、光学式膜厚計、ラマン分光計、抵抗測定器である。測定した結果の測定値は、制御装置57に出力される。
基板配置領域7上の基板71は測定対象であり、前工程で処理がされており、ここでは、その一例として表面に薄膜が形成されているものとすると、測定器51a〜51dは薄膜の膜厚や、薄膜に形成された段差の深さや、薄膜の抵抗値等を測定することができる。
例えば、測定器51a〜51dが段差計である場合は、測定器51a〜51dの筺体から探針が下向きに突き出されており、探針の下端が基板71の表面の薄膜と接触し、パターニングされた薄膜の段差の高さの測定を行うことができる。
また、光学式膜厚計の場合、測定器51a〜51dの送光部がレーザー光を基板表面に照射し、測定器51a〜51dの受光部で反射光を受光して、基板71の表面に形成された薄膜の膜厚の測定を行うことができる。
ラマン分光計の場合、測定器51a〜51dの送光部がレーザー光を基板71の表面に照射し、分光器で散乱光を分光し、薄膜の結晶構造等が分析される。
抵抗測定器の場合、測定器51a〜51dから2本の探針が下向きに突き出され、二本の探針間に一定の電流を流し、その間の電位差を測定することにより抵抗値を求めることができる。
このように、測定器51a〜51dが射出するレーザー光の基板表面での入射位置や、測定器51a〜51dから伸びる探針が基板表面に接触する範囲の位置等の測定器51a〜51dが測定する基板71の表面上の位置を測定点とすると、第一、第二のガントリ311、312の基板71に対する移動や、測定器51a〜51dの第一、第二のガントリ311、312に対する移動によって測定点を基板71表面の所望位置に移動させることができる。移動は制御装置57によって制御される。
測定点の主ベース板21に対する位置は、測定器51a〜51dの主ベース板21に対する位置と一対一に対応しており、例えば、測定器51a〜51dのうちのレーザ光を射出する送光部の真下位置や、探針の取付部分の真下位置が測定点の位置になっている。
測定器51a〜51dは、基板71の測定点の部分の特性を測定することになる。
移動測定装置35に含まれる全てのガントリ(ここでは第一、第二のガントリ311、312)の各空気吹き出し部37は、ガイドレール41のうち、主ベース板21、第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112のうち、いずれか一つの板21、111、112の上の部分の上に、空気を噴出しながら非接触で乗り、各ガントリ311、312の重量、ガイドレール41のうち、乗った部分の真下に位置する主ベース板21、第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112によって、支持される。
第一、第二の副ベース板111、112は主ベース板21によって支持されているので、第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112が支持する重量は、主ベース板21によって支持される。
ガイドレール41の長さは、移動測定装置35の各ガントリが第一の副ベース板111上に全部位置し、又は第二の副ベース板112上に全部位置した状態で、各測定器51a〜51dが第一、第二のガントリ311、312に対して移動したとき、各測定器51a〜51dの測定点は、基板配置領域7の外側を移動する程度に各ガントリ311、312が基板配置領域7から離間するような長さにされている。
即ち、第一、第二の副ベース板111、112の長さとガイドレール41の長さとは、 第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112のうち、いずれか一方副ベース板111、又は112の上に、移動測定装置35が有する全部のガントリ311、312が位置したときに、各ガントリ311、312に取り付けられた測定器51a〜51dは、各測定器51a〜51dの測定点が基板配置領域7の外側に位置できる長さにされている。
そして、基板配置領域71上の基板71の測定と、移動とを行いながら、各ガントリ311、312が第一又は第二の副ベース板111、112のうち、いずれか一方から他方に向けて移動すると、各測定器51a〜51dの測定点は、測定器51a〜51dが設けられたガントリ311、312に対して相対的に静止した状態で、移動測定装置35の移動方向に移動されると、基板配置領域7上を横断させることができる。
また、各ガントリ311、312を第一又は第二の副ベース板111、112上に位置させたとき、測定器51a〜51dを、測定器51a〜51dが設けられたガントリ311、312に対して移動させても、測定点が、基板配置領域7上を通らないようにすることができる。
他方、各ガントリ311、312のブリッジ50の長さと測定器51a〜51dが往復移動する距離は、ガントリ311、312を主ベース板21に対して静止させた状態で、測定器51a〜51dを移動させると、測定点に基板配置領域7上を横断させることができる。測定器51a〜51dとガントリ311、312とを相対的に静止させたときの横断の方向と、ガントリ311、312を主ベース板21に対して静止させたときの横断の方向とは、垂直である。
従って、基板配置領域7上の基板71に対する移動測定装置35の移動と、移動測定装置35に対する測定器51a〜51dの移動により、測定点は基板配置領域7上の基板71のどの部分にも位置することができ、基板71の表面のどの部分でも測定することができる。
図1は、基板71の測定の開始前であり、第一、第二のガントリ311、312は第一の副ベース板111、111上に乗っており、即ち、移動測定装置35が第一の副ベース板111、111上に乗っている状態を示している。
第一、第二のガントリ311、312が第一の副ベース板111、111上に乗った状態では、第一のガントリ311の方が第二のガントリ312よりも主ベース板21に近い位置にあるものとすると、その状態から基板71を測定する際には、図2に示すように、まず基板71に近い方の第一のガントリ311を移動させ、測定器51a〜51bを基板71上に位置させる。
基板配置領域7上に配置された基板71の表面のうち、測定をする測定位置は予め定められており、各測定器51a〜51dにより基板71上の測定位置に測定点を配置して基板71表面の測定を行う。基板71上の全ての測定位置の測定が終わると、図3に示すように第一のガントリ311を測定前に位置していた二枚の第一の副ベース板111とは反対側に位置する第二の副ベース板112上に移動させる。
次に、第二のガントリ312の測定器51a〜51dを、図4に示すように、第一のガントリ311から基板71上に移動させ、予め設定された測定位置を測定した後、図5に示すように、第二の副ベース板112、112上に移動させる。
このように、本発明の検査装置1では、基板配置領域7上の基板71表面のどの部分にも測定器51a〜51dの測定点を位置させることができる。基板71の表面を測定して得られた測定値は、制御装置57により、制御装置57に記憶されている基準値と比較され、複数の測定値の比較結果から、基板71の良否を判断することができる。
<第二例>
上記第一例の検査装置1では、ガントリを複数台(第一、第二のガントリ311、312)有していたが、本発明には、図10に示す本発明の第二例の検査装置2のように、移動測定装置35が一台のガントリ32を有している検査装置も含まれる。
ここではガントリ32は、上述の第一又は第二のガントリ311、312と同じ構成であり、そのガントリ32のブリッジ50の長手方向の二側面であって、ガントリ32の移動方向の前後になるに側面に、測定器51a、51bがそれぞれ取り付けられており、第一例の第一又は第二のガントリ311、312と同様に、ガントリ32が二本のガイドレール41の一端側と他端側に位置するときに、測定器51a、51bの測定点が基板配置領域7の外部に位置できるように、ガイドレール41の一端側と他端側に第一の副ベース板111、111と第二の副ベース板112、112を設け、移動測定装置35が第一又は第二の副ベース板111、111、112、112上に乗っているとき(ここでは一台のガントリ32が第一又は第二の副ベース板111、111、112、112上に乗っているとき)に、測定器51a、51bがガントリ32に対して移動しても、測定点が基板配置領域7の外側に位置できればよい。
<第三例>
それに対し、図11に示す本発明の第三例の検査装置3のように、移動測定装置35が一台のガントリ31を有し、ガントリ31のブリッジ50の長手方向の一側面に一乃至複数個の測定器51が取り付けられている。
上記の第一、二例と同様に、各測定器51は、ガントリ31に対して移動可能にされており、二枚の副ベース板13を主ベース板21の一側面に固定し、その二枚の副ベース板13上に一端が乗り、他端が主ベース板21に乗るように、副ベース板13上に一本ずつガイドレール41を設け、移動測定装置35が有するガントリ31が、副ベース板13上の部分のガイドレール41の上に非接触で乗ったときに、測定器51の測定点が、基板配置領域7の外側であって、ガントリ31と基板配置領域7との間に位置できるようにする。例えば、測定器51を、副ベース板13上に位置するガントリ31の基板配置領域7に向く側面に配置する。
この場合は、移動測定装置35のガントリ31が、副ベース板13上に位置するガイドレール41の端部から、反対側の端部に向けて移動させたときには、測定器51の測定点は、基板配置領域7の外側の位置から、基板配置領域7上を横断し、基板配置領域7の反対側の外側に到着するようになっている。
測定器51は、水平面内で、ガントリ31の移動方向とは垂直な方向に移動して、測定点を基板配置領域7の外側から、基板配置領域7を横断して、反対側の外側に到着させることができるから、測定点は基板配置領域7上の基板71の表面上の所望の位置に配置することができ、基板71表面のどの位置でも測定することができる。
<第四、第五例>
図12、13を参照し、検査装置4、10は、主ベース板21を有しており、主ベース板21の一側面には、第一の副ベース板151が一個又は複数個固定されており、反対側の一側面には、第二の副ベース板152が一個又は複数個固定されている。
第一、第二の副ベース板151、152上には、第一、第二の支柱が立設されており、細長のブリッジ50の一端が、第一の副ベース板151上の上端に設けられ、他端が第二の副ベース板152の上端に設けられて、各ブリッジは、主ベース板21の上方に位置し、主ベース板21に対して位置が固定されたガントリ34が構成されている。
図12の検査装置4は、このガントリ34を複数台(ここでは二台)有しており、図13の検査装置10は、一台有している。
図15の符号171、172は第一、第二の支柱を示している。
主ベース板21上には、ガイドレール41が配置されており、ガイドレール41上には、基板載置台9が乗せられている。
上記各例と同様に、主ベース板21上には、ガイドレール41と平行に、基板移動装置42が設けられており、基板載置台9に設けられた固定磁石が基板移動装置42から磁力を受けてガイドレール41上を移動して、基板載置台9が、ガントリ34の真下位置を通過できるようにされている。
各ガントリ34のブリッジ50の長手方向の一側面又は二側面には、測定器51a〜51dが一乃至複数個それぞれ取り付けられている。各測定器51a〜51dは、基板載置台9の移動方向とは垂直な方向であって、水平面内の方向である測定器移動方向に移動できるように構成されている。
基板載置台9には基板配置領域7が設けられており、基板配置領域7上に、測定対象の基板71が配置される。
この例でも、各測定器51a〜51dは、各測定器51a〜51dと主ベース板21との相対的な位置関係に対応する位置に測定点が形成されるようになっている。上記各例及びこの例では、各測定器51a〜51dの真下位置に測定点が形成されるようになており、基板載置台9が移動すると、測定点が基板配置領域7に対して相対移動し、各測定器51a〜51dの測定点が基板配置領域7の外側から基板配置領域7を横断し、反対側の外側に到着できるようになっている。
また、基板載置台9がガントリ34の下方に静止して配置されているときに測定器51a〜51dを、ガントリ34に対して移動させると、各測定器51a〜51dの測定点は、基板載置台9の移動方向とは直角な方向に移動し、測定点は、基板配置領域7の外側から基板配置領域7を横断し、反対側の外側に到着できるようになっている。
従って、この検査装置4、10でも、基板配置領域7上に配置された基板71の表面の所望位置に配置することができ、基板71表面のどの位置でも測定することができる。
主ベース板21の側面に固定された第一、第二の副ベース板151、152の幅は、主ベース板21の幅よりも短くされており、主ベース板21の側面のうち、第一又は第二の副ベース板151、152が固定された側面の近傍であって、第一の副ベース板151の両側や、第二の副ベース板152の両側には、グラナイトが無い隙間86があり、主ベース板を大きな四角形で構成して、ベース板にガントリを取り付ける場合よりも、第四、第5例の測定装置4、10は軽い。
なお、二個のガントリ34を有する検査装置4で、互いに対面するガントリ34の側面に測定器51b、51cが配置されている場合には、その測定器51b、51cがガントリ34に対して移動する際に互いに接触しないように、二個のガントリ34は離間して配置される。
図1〜図7の符号71は、基板配置領域7に配置された測定対象の基板であり、この基板71は、その裏面が主ベース板21と接触している。
主ベース板21の一側面である第一の側面141には、一枚又は複数枚の第一の副ベース板111が固定されている。第一の側面141と平行であり、反対側に位置する第二の側面142には一枚又は複数枚の第二の副ベース板112が固定されている。
ここでは、同じ第一、第二の側面141、142に、第一、第二の副ベース板111、112がそれぞれ二個ずつ設けられている。
基板配置領域7の四辺は、主ベース板21の四辺とそれぞれ一辺ずつ近接して平行に離間して配置されており、主ベース板21の四辺のうち、第一、第二の側面141、142に対して垂直な二辺と、基板配置領域7の辺のうち、その二辺と平行で近接している辺との間には、レール配置領域6がそれぞれ設けられている。
レール配置領域6と、第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112とはそれぞれ二個ずつ設けられており、一直線に並んだレール配置領域6と、第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112とが二組ある。
一組のレール配置領域6と、第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112との上に、レール配置領域6よりも長く、主ベース板21の両側にはみ出る長さのガイドレール41が、中央部分が主ベース板21のレール配置領域6上に乗せられ、一端と他端が、それぞれ第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112上に乗せられて、二本のガイドレール41が平行に配置されている。
各ガイドレール41の中央部分は主ベース板21に固定され、一端と他端は、それぞれ第一の副ベース板111と、第二の副ベース板112に固定されている。
空気吹き出し部37から圧縮した空気は、下方に向けて噴出されると下方位置のガイドレール41にそれぞれ吹き付けられ、空気吹き出し部37とガイドレール41の間に空気層が形成され、その結果、支柱33とガイドレール41とは非接触になり、第一、第二のガントリ311、312はガイドレール41上に浮上して、第一、第二のガントリ311、31 2 の重量が二本のガイドレール41によって非接触で支持される。
各支柱33の下部には、移動力発生装置42と磁気的に相互作用する移動磁石がそれぞれ配置されており、移動力発生装置42内に配置された電磁石のうち、通電する電磁石を変えて、所望位置で磁力を発生させて移動力発生装置42内の所望位置で移動磁石に磁気的吸引力や磁気的反発力を加えることで、支柱33をそれぞれ動かし、第一、第二のガントリ311、312をガイドレール41に沿って移動させるように構成されている。
移動力発生装置42から固定磁石に加えられる磁気的力により、第一、第二のガントリ311、312はガイドレール41の両端間を往復移動することができるようにされている。
第一、第二のガントリ311、312は、第一、第二のガントリ311、312が有する支柱33、33をガイドレール41から脱落させない規制部材(不図示)を有しており、第一、第二のガントリ311、312は、ガイドレール41上を浮上しながら、ガイドレール41と支柱33及び空気吹き出し部37とが非接触の状態で、ガイドレール41か柱33が脱落せずに移動することができる。
第一、第二のガントリ311、312が一方向に移動する際には、ブリッジ50の細長の二側面のうち、一側面が進行方向である一方向の前方を向き、反対側の他の一側面が後方を向く。
第一、第二のガントリ311、312が一方向とは逆向きの反対方向に移動するときには一方向の移動のときに後方を向いていた側面が進行方向である反対方向の前方を向き、一方向の移動のときには前方を向いていた側面が反対方向への移動のときは後方を向く。
第一、第二のガントリ311、312のブリッジ50の前方又は後方に向く細長の二側面には、図6の符号49で示す測定器移動装置がそれぞれ設けられており、ここでは、第一、第二のガントリ311、312の二側面の測定器移動装置49には、異なる測定を行う測定器51a〜51dが取り付けられている。
測定器移動装置49は、第一、第二のガントリ311、312の移動方向とは垂直な方向であって、水平面内の方向である測定器移動方向に、測定器51a〜51dを移動させ、測定器51a〜51dは、往復移動することができる。
第一、第二のガントリ311、312と各測定器51a〜51dとを移動させることで、各測定器51a〜51dを、基板配置領域7に配置された基板71の表面上の所望の位置に配置することができる。
測定器51a〜51dは、基板71の表面の一部の特性を測定する測定器であり、例えば、段差計、光学式膜厚計、ラマン分光計、抵抗測定器である。測定した結果の測定値は、制御装置57に出力される。
基板配置領域7上の基板71は測定対象であり、前工程で処理がされており、ここでは、その一例として表面に薄膜が形成されているものとすると、測定器51a〜51dは薄膜の膜厚や、薄膜に形成された段差の深さや、薄膜の抵抗値等を測定することができる。
例えば、測定器51a〜51dが段差計である場合は、測定器51a〜51dの筺体から探針が下向きに突き出されており、探針の下端が基板71の表面の薄膜と接触し、パターニングされた薄膜の段差の高さの測定を行うことができる。
また、光学式膜厚計の場合、測定器51a〜51dの送光部がレーザー光を基板71の表面に照射し、測定器51a〜51dの受光部で反射光を受光して、基板71の表面に形成された薄膜の膜厚の測定を行うことができる。
ラマン分光計の場合、測定器51a〜51dの送光部がレーザー光を基板71の表面に照射し、分光器で散乱光を分光し、薄膜の結晶構造等が分析される。
抵抗測定器の場合、測定器51a〜51dから2本の探針が下向きに突き出され、二本の探針間に一定の電流を流し、その間の電位差を測定することにより抵抗値を求めることができる。
このように、測定器51a〜51dが射出するレーザー光の基板71の表面での入射位置や、測定器51a〜51dから伸びる探針が基板71の表面に接触する範囲の位置等の測定器51a〜51dが測定する基板71の表面上の位置を測定点とすると、第一、第二のガントリ311、312の基板71に対する移動や、測定器51a〜51dの第一、第二のガントリ311、312に対する移動によって測定点を基板71表面の所望位置に移動させることができる。移動は制御装置57によって制御される。
測定点の主ベース板21に対する位置は、測定器51a〜51dの主ベース板21に対する位置と一対一に対応しており、例えば、測定器51a〜51dのうちのレーザ光を射出する送光部の真下位置や、探針の取付部分の真下位置が測定点の位置になっている。
測定器51a〜51dは、基板71の測定点の部分の特性を測定することになる。
移動測定装置35に含まれる全てのガントリ(ここでは第一、第二のガントリ311、312)の各空気吹き出し部37は、ガイドレール41のうち、主ベース板21、第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112のうち、いずれか一つの板21、111、112の上の部分の上に、空気を噴出しながら非接触で乗り、各ガントリ311、312の重量、ガイドレール41のうち、乗った部分の真下に位置する主ベース板21、第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112によって、支持される。
第一、第二の副ベース板111、112は主ベース板21によって支持されているので、第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112が支持する重量は、主ベース板21によって支持される。
ガイドレール41の長さは、移動測定装置35の各ガントリが第一の副ベース板111上に全部位置し、又は第二の副ベース板112上に全部位置した状態で、各測定器51a〜51dが第一、第二のガントリ311、312に対して移動したとき、各測定器51a〜51dの測定点は、基板配置領域7の外側を移動する程度に各ガントリ311、312が基板配置領域7から離間するような長さにされている。
即ち、第一、第二の副ベース板111、112の長さとガイドレール41の長さとは、 第一の副ベース板111又は第二の副ベース板112のうち、いずれか一方副ベース板111、又は112の上に、移動測定装置35が有する全部のガントリ311、312が位置したときに、各ガントリ311、312に取り付けられた測定器51a〜51dは、各測定器51a〜51dの測定点が基板配置領域7の外側に位置できる長さにされている。
そして、基板配置領域7上の基板71の測定と、移動とを行いながら、各ガントリ311、312が第一又は第二の副ベース板111、112のうち、いずれか一方から他方に向けて移動すると、各測定器51a〜51dの測定点は、測定器51a〜51dが設けられた第一、第二のガントリ311、312に対して相対的に静止した状態で、移動測定装置35の移動方向に移動されると、基板配置領域7上を横断させることができる。
また、各ガントリ311、312を第一又は第二の副ベース板111、112上に位置させたとき、測定器51a〜51dを、測定器51a〜51dが設けられた第一、第二のガントリ311、312に対して移動させても、測定点が、基板配置領域7上を通らないようにすることができる。
他方、各ガントリ311、312のブリッジ50の長さと測定器51a〜51dが往復移動する距離は、第一、第二のガントリ311、312を主ベース板21に対して静止させた状態で、測定器51a〜51dを移動させると、測定点に基板配置領域7上を横断させることができる。測定器51a〜51dと第一、第二のガントリ311、312とを相対的に静止させたときの横断の方向と、第一、第二のガントリ311、312を主ベース板21に対して静止させたときの横断の方向とは、垂直である。
従って、基板配置領域7上の基板71に対する移動測定装置35の移動と、移動測定装置35に対する測定器51a〜51dの移動により、測定点は基板配置領域7上の基板71のどの部分にも位置することができ、基板71の表面のどの部分でも測定することができる。
<第二例>
上記第一例の検査装置1では、ガントリを複数台(第一、第二のガントリ311、312)有していたが、本発明には、図10に示す本発明の第二例の検査装置2のように、移動測定装置35が一台のガントリ32を有している検査装置も含まれる。
ここではガントリ32は、上述の第一又は第二のガントリ311、312と同じ構成であり、そのガントリ32のブリッジ50の長手方向の二側面であって、ガントリ32の移動方向の前後になる側面に、測定器51a、51bがそれぞれ取り付けられており、第一例の第一又は第二のガントリ311、312と同様に、ガントリ32が二本のガイドレール41の一端側と他端側に位置するときに、測定器51a、51bの測定点が基板配置領域7の外部に位置できるように、ガイドレール41の一端側と他端側に第一の副ベース板111、111と第二の副ベース板112、112を設け、移動測定装置35が第一又は第二の副ベース板111、111、112、112上に乗っているとき(ここでは一台のガントリ32が第一又は第二の副ベース板111、111、112、112上に乗っているとき)に、測定器51a、51bがガントリ32に対して移動しても、測定点が基板配置領域7の外側に位置できればよい。
<第三例>
それに対し、図11に示す本発明の第三例の検査装置3のように、移動測定装置35が一台のガントリ3を有し、ガントリ3のブリッジ50の長手方向の一側面に一乃至複数個の測定器51が取り付けられている。
上記の第一、二例と同様に、各測定器51は、ガントリ3に対して移動可能にされており、二枚の副ベース板13を主ベース板21の一側面に固定し、その二枚の副ベース板13上に一端が乗り、他端が主ベース板21に乗るように、副ベース板13上に一本ずつガイドレール41を設け、移動測定装置35が有するガントリ3が、副ベース板13上の部分のガイドレール41の上に非接触で乗ったときに、測定器51の測定点が、基板配置領域7の外側であって、ガントリ3と基板配置領域7との間に位置できるようにする。例えば、測定器51を、副ベース板13上に位置するガントリ3の基板配置領域7に向く側面に配置する。
この場合は、移動測定装置35のガントリ3が、副ベース板13上に位置するガイドレール41の端部から、反対側の端部に向けて移動させたときには、測定器51の測定点は、基板配置領域7の外側の位置から、基板配置領域7上を横断し、基板配置領域7の反対側の外側に到着するようになっている。
測定器51は、水平面内で、ガントリ3の移動方向とは垂直な方向に移動して、測定点を基板配置領域7の外側から、基板配置領域7を横断して、反対側の外側に到着させることができるから、測定点は基板配置領域7上の基板71の表面上の所望の位置に配置することができ、基板71表面のどの位置でも測定することができる。
基板載置台9には基板配置領域7が設けられており、基板配置領域7上に、測定対象の基板71が配置される。
この例でも、各測定器51a〜51dは、各測定器51a〜51dと主ベース板21との相対的な位置関係に対応する位置に測定点が形成されるようになっている。上記各例及びこの例では、各測定器51a〜51dの真下位置に測定点が形成されるようになており、基板載置台9が移動すると、測定点が基板配置領域7に対して相対移動し、各測定器51a〜51dの測定点が基板配置領域7の外側から基板配置領域7を横断し、反対側の外側に到着できるようになっている。
また、基板載置台9がガントリ34の下方に静止して配置されているときに測定器51a〜51dを、ガントリ34に対して移動させると、各測定器51a〜51dの測定点は、基板載置台9の移動方向とは直角な方向に移動し、測定点は、基板配置領域7の外側から基板配置領域7を横断し、反対側の外側に到着できるようになっている。
従って、この検査装置4、10でも、基板配置領域7上に配置された基板71の表面の所望位置に配置することができ、基板71表面のどの位置でも測定することができる。
主ベース板21の側面に固定された第一、第二の副ベース板151、152の幅は、主ベース板21の幅よりも短くされており、主ベース板21の側面のうち、第一又は第二の副ベース板151、152が固定された側面の近傍であって、第一の副ベース板151の両側や、第二の副ベース板152の両側には、グラナイトが無い隙間86があり、主ベース板を大きな四角形で構成して、ベース板にガントリを取り付ける場合よりも、第四、第例の測定装置4、10は軽い。
なお、二個のガントリ34を有する検査装置4で、互いに対面するガントリ34の側面に測定器51b、51cが配置されている場合には、その測定器51b、51cがガントリ34に対して移動する際に互いに接触しないように、二個のガントリ34は離間して配置される。

Claims (4)

  1. 主ベース板と、
    前記主ベース板の第一の側面に固定された第一の副ベース板と、
    前記第一の副ベース板上と前記主ベース板上とに亘って配置されたガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って移動可能な移動測定装置と、
    を有する検査装置であって、
    前記移動測定装置は、前記ガイドレール上に乗り、前記ガイドレールに沿って移動可能な一台以上のガントリと、
    前記主ベース板上に配置された基板の表面を測定する測定器とを有し、
    前記測定器は、各前記ガントリと前記基板との相対的な移動方向とは垂直であって水平面内の方向である測定器移動方向に移動可能に各前記ガントリに取り付けられ、
    前記測定器が測定可能な測定点を前記基板上に配置できる移動測定装置であって、
    前記ガントリを前記第一の副ベース板上に位置させたときに、前記測定器を、前記測定器が取り付けられた前記ガントリに対して相対的に移動させても前記測定点が前記基板表面を通らないようにすることができるように構成された検査装置。
  2. 前記第一の側面とは反対側に位置する第二の側面には第二の副ベース板が固定され、一本の前記ガイドレールは、前記第一の副ベース板上と、前記主ベース板上と、前記第二の副ベース板上とに亘って配置された請求項1記載の検査装置であって、
    各前記ガントリを前記第二の副ベース板上に位置させたときに、前記測定器を前記ガントリに対して相対的に移動させても前記測定点が前記基板表面を通らないようにすることができるように構成された検査装置。
  3. 前記ガントリを前記第一の副ベース板で支持した状態から前記主ベース板で支持した状態にすると、前記ガントリに取り付けられた前記測定器の測定点を、前記基板の外側から前記基板上に移動させることができる請求項1又は請求項2のいずれか1項記載の検査装置。
  4. 主ベース板と、
    前記主ベース板の一側面に固定された第一の副ベース板と、前記第一の副ベース板が設けられた側面とは反対側の側面に固定された第二の副ベース板と、
    前記第一の副ベース板で支持される第一の支柱と、前記第二の副ベース板で支持される第二の支柱と、
    前記主ベース板上に位置し、前記第一、第二の支柱に亘って設けられた一台以上のブリッジ部と、
    前記主ベース板上に配置され、各前記ブリッジ部と交差する方向を移動して、前記ブリッジ部の下方位置を通過できるようにされた基板配置台と、
    各前記ブリッジ部に取り付けられ、取り付けられた前記ブリッジ部に沿って移動可能にされた測定器と、
    を有し、
    各前記測定器は、前記基板配置台上に基板の各前記測定器の位置と対応した測定点を測定できるようにされ、
    前記基板載置台上に前記基板を配置して前記ブリッジ部の下方位置を移動させると、各前記測定点が前記基板の表面上を横断できるように構成された検査装置。
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