JP2009093002A - 基板処理装置及び基板処理装置を構成するステージの設置方法 - Google Patents

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竜一 半山
Yasuhiro Kawaguchi
靖弘 川口
Shoji Uemae
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Abstract

【課題】処理対象となる基板が上面に載置されるステージを備える基板処理装置において、ステージの上面の平坦性を確保しつつ、ステージの運搬を容易にする。
【解決手段】ステージ10aの設置にあたっては、まず、ステージ10aを構成するベース石定盤11a及び取付け石定盤12aを準備し、床面95の上を水平方向に移動可能なキャスター付きの架台81,82の上面にベース石定盤11a及び取付け石定盤11bを載置する。しかるのちに、基板処理装置1の設置場所においてベース石定盤11aの右面112aと取付け石定盤12aの左面122aとを面接触させ、ベース石定盤11aの上面111aと取付け石定盤12aの上面121aとが同一平面となるようにレベリングブロック83を微調整する。
【選択図】図7

Description

本発明は、基板処理装置及び基板処理装置を構成するステージの設置方法に関し、特に、基板処理装置を構成するステージの運搬を容易にするための技術に関する。
液晶表示装置用のガラス基板の表面にレジスト液を塗布する基板処理装置には、特許文献1に示すように、処理されるガラス基板が上面に載置されるステージを備えるものがある。
なお、特許文献2は、本発明と関連する文献公知発明が記載された先行技術文献であり、ステージを複数の分割ステージで構成した処理装置に関する。
特開2006−223932号公報 特開2005−218948号公報
しかし、近年では、液晶表示装置用のガラス基板が大型化しており、それに伴い、基板処理装置を構成するステージも大型化している。このため、基板処理装置の製造業者の工場から基板処理装置の使用業者の工場へステージを運送することに支障が生じるようになっている。例えば、通行申請を行い、夜間走行・先導車配置等の条件を満たしたとしても、公道を車両で運送することができるステージの大きさは2800mm角程度までであり、それ以上の大きさのステージを運送することは困難である。また、ステージを運送することができる車両を運送業者が所有していない場合もある。
上述の問題を解決するためには、ステージを分割し、ユーザの工場において分割したステージを結合することも考えられる。しかし、この場合、処理されるガラス基板が載置されるステージの上面の平坦性が不十分となることが多い。
これらの問題は、液晶表示装置用のガラス基板の表面にレジスト液を塗布する基板処理装置だけでなく、大型の基板を処理する基板処理装置であって、処理される基板が上面に載置されるステージを備えるものに共通して存在する。
本発明は、これらの問題を解決するためになされたもので、ステージの上面の平坦性を確保しつつ、ステージの運搬を容易にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板処理装置を構成し、処理対象となる基板が上面に載置されるステージの設置方法であって、(a) 前記ステージを構成する第1の分割体を準備する工程と、(b) 前記ステージを構成する第2の分割体を準備する工程と、(c) 前記工程(a)の後に、床面上を水平方向に移動可能な第1の架台の上面に前記第1の分割体を載置する工程と、(d) 前記工程(b)の後に、床面上を水平方向に移動可能な第2の架台の上面に設けられた、前記ステージの上面に要求される平坦性と同等の精度で載置された物体の上下方向の位置を微調整可能なレベリング装置に前記第2の分割体を載置する工程と、(e) 前記工程(c)及び前記工程(d)の後に、前記第1の架台及び前記第2の架台の少なくとも一方を水平方向に移動し、基板処理装置の設置場所において前記第1の分割体の接合面と前記第2の分割体の接合面とを面接触させる工程と、(f) 前記工程(e)の後に、前記第1の分割体の上面及び前記第2の分割体の上面が同一平面となるように前記レベリング装置を微調整する工程と、(g) 前記工程(f)の後に、前記第1の分割体と前記第2の分割体とを締結する工程と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載のステージの設置方法において、前記ステージは、前記第1の分割体の接合面と前記第2の分割体の接合面とを面接触させたときに前記第1の分割体の上面及び前記第2の分割体の上面を略同一平面に導く位置決め構造を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のステージの設置方法において、前記第1の分割体及び前記第2の分割体が石製であり、前記ステージが石定盤であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のステージの設置方法において、前記第1の架台の上面において前記第1の分割体を3個の支持点で3点支持することを特徴とする。
請求項5の発明は、基板処理装置であって、分割体群を結合して構成され、処理対象となる基板が上面に載置されるステージと、前記ステージの上面に載置された基板の上面の第1の方向に伸びる細長の領域を処理する処理機構と、前記処理機構を前記第1の方向と垂直な第2の方向に駆動する駆動機構と、前記ステージの上面に固設され、前記処理機構の運動方向を前記第2の方向に規定する1本以上のレールと、を備え、前記1本以上のレールの各々が前記分割体群のうちのいずれか1つの分割体の上面にのみ設置されることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の基板処理装置において、前記ステージは、前記分割体群のうちの第1の分割体の接合面と前記分割体群のうちの第2の分割体の接合面とを面接触させたときに前記第1の分割体の上面及び前記第2の分割体の上面を略同一平面に導く位置決め構造を備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ステージを分割して運送することができるので、ステージの運搬が容易になる。また、レベリング装置により第2の分割体の上面の高さを微調整することができるので、ステージの上面の平坦性を確保することができる。
請求項2の発明によれば、レベリング装置を微調整する前に第1の分割体の上面と第2の分割体の上面とが略同一平面となっているので、レベリング装置の微調整が容易になる。
請求項4の発明によれば、第1の分割体を安定して支持することが容易になる。
請求項5の発明によれば、処理機構の運動方向を規定するレールを備える場合であっても、ステージを分割して運送することができるので、ステージの運搬が容易になる。
請求項6の発明によれば、第1の分割体の上面と第2の分割体の上面とが同一平面となるように調整することが容易になる。
<1 第1実施形態>
<1.1 基板処理装置の構成>
{概略}
図1は、第1実施形態に係る基板処理装置1の模式図である。図1は、基板処理装置1の斜視図となっている。図1においては、説明の便宜上、前後方向が±X軸方向、左右方向が±Y軸方向、上下方向が±Z軸方向となるXYZ直交座標系が定義されている。このXYZ直交座標系は、図1以外の図面において定義されているXYZ直交座標系と共通となっている。
図1に示す基板処理装置1は、液晶表示装置用のガラス基板の表面にレジスト液を塗布するスリットコータである。ただし、このことは、本発明の対象となる基板処理装置がそのようなスリットコータに限られることを意味しない。すなわち、処理対象の基板は液晶表示装置用のガラス基板以外、例えば、プラズマ表示装置用(より一般的には、フラットパネル表示装置用)のガラス基板、半導体ウエハ等であってもよい。また、塗布する塗布液はレジスト液以外であってもよい。さらに、行う処理は塗布以外、例えば、露光、検査等であってもよい。
図1に示すように、基板処理装置1は、ステージ10a、レール20、ガントリ30、駆動機構40、供給機構50及び制御部60を備える。
{ステージ10a}
ステージ10aは、矩形の基板91を保持するとともに、レール20、ガントリ30及び駆動機構40の基台となる。ステージ10aは、石製の石定盤である。ただし、ステージ10aを、鋳物製、金属製等としてもよい。ステージ10aは、塗布ノズル32の洗浄等の予備的処理が行われる開口部108aを直方体から取り除いた立体形状を有している。ステージ10aの上面101a、右側面102a、左側面103a等は、平坦となっている。ステージ10aの上面101aは、水平面(XY平面と平行な面)となっており、基板91を保持する保持面となっている。
ステージ10aは、石製のベース石定盤11a及び取付け石定盤12aを結合して構成されている。ベース石定盤11aは、ステージ10aの主要部分を構成し、例えば、前後方向(±X方向)に4000mm、左右方向(±Y方向)に2800mm、上下方向(±Z方向)に500mmの大きさを有し、取付け石定盤12aは、ステージ10aの非主要部分を構成し、例えば、前後方向に4000mm、左右方向に800mm、上下方向に500mmの大きさを有する。ただし、これらの大きさは例示であって、本発明の適用範囲を制限するものではない。すなわち、本発明は、ステージ10aが大型である場合、例えば、前後方向に4000mm、左右方向に3600mm、上下方向に500mmの大きさを有する場合に特に意義を有するが、ステージ10aが小型である場合にも意義を失わない。
{レール20}
レール20は、塗布ノズル32を含むガントリ30の運動方向を前後方向(±X方向)に規定する。レール20は、前後方向に伸びる棒形状を有している。レール20は、保持面121aに固設されている。レール20は、基板91を保持する矩形の保持領域104aの右辺(+Y方向の辺)105aの近傍に右辺105aと平行に設置されている。レール20は、保持領域104aの右辺105aの近傍にのみ1本だけ設置されており、保持領域104aの左辺(−Y方向の辺)106aの近傍には設置されていない。したがって、レール20は、ガントリ30の運動方向を保持領域104aの右辺105aの近傍でのみ規定する。
{ガントリ30}
ガントリ30は、前方向(+X方向)に走行しながら基板91に向かってレジスト液を吐出する。ガントリ30は、前方向に走行する途上で保持領域104aを跨架することができるようにステージ10aの左右両側を掛け渡している。
ガントリ30は、ビーム31、塗布ノズル32、支柱33,34及びスライダ35,36を備える。
ビーム31は、塗布ノズル32を上方から保持する。ビーム31は、棒形状を有している。ビーム31は、長手方向が左右方向(±Y方向)となるように保持面101aの上方に略水平に横架されている。ビーム31は、例えば、カーボン補強樹脂を骨材として構成される。
塗布ノズル32は、基板91に向かってレジスト液を吐出する。塗布ノズル32は、スリット状の吐出口が形成されたスリットノズルであり、供給されたレジスト液を基板91に向かって吐出する。塗布ノズル32は、吐出口の長手方向が左右方向となるように、ビーム31の下面に取付けられる。なお、基板処理装置1が塗布ではなく露光や検査を行う場合には、塗布ノズル32に代えて、複数の光源を左右方向に配列した露光ヘッドや複数のセンサを左右方向に配列した検査エンジンがビーム31の下面に取付けられる。すなわち、ビーム31の下面には、基板処理装置1が行う処理に応じた処理機構が取付けられる。ここで、「処理機構」とは、基板91の上面の左右方向(±Y方向)に伸びる細長の領域を処理する機構をいう。
支柱33,34は、それぞれ、ビーム31の右端(+Y方向の端)及び左端(−Y方向の端)の近傍においてビーム31を保持する。支柱33,34は、保持面101aに対して略垂直に直立している。支柱33,34には、それぞれ、昇降機構330,340が組み込まれている。昇降機構330,340は、塗布ノズル32をビーム31ごと上下方向(±Z方向)に昇降する。昇降機構330,340は、それぞれ、ACサーボモータ331,341及びボールネジ332,342を備え、与えられた制御信号に応じてACサーボモータ331,341がボールネジ332,342を回転させることにより、ボールネジ332,342が螺合されたビーム31の右端及び左端の近傍を上下方向に昇降する。また、ACサーボモータ331,341は、ロータリーエンコーダを内臓しており、回転子の回転量を検出して出力する。昇降機構330,340は、ビーム31の右端及び左端の近傍を並進的に昇降させることによって、垂直面(YZ平面)内の姿勢を維持したまま塗布ノズル32を上下方向に昇降する。
マスター側のスライダ35は、レール20に沿って前後方向(±X方向)に滑動する。スライダ35の下面には、レール20を収容する溝が形成されている。スライダ35は、レール20の表面と当接する転動自在なボールを備えている。これにより、スライダ35は、左右方向(±Y方向)に運動することができないが、前後方向(±X方向)には大きな摩擦を受けることなく運動することができる。なお、レール20とスライダ35との摩擦を減らす転動体としてボールを用いることは必須ではなく、コロを用いてもよい。このようなレール20及びスライダ35を組み合わせたものは、「リニアガイド」「直動案内軸受」等と呼称され、産業用機器の標準要素として市販されている。ただし、スライダ35の案内方式として、ころがり案内等の接触式の案内方式を採用することは必須ではなく、静圧案内や磁気浮上案内等の非接触式の案内方式を採用することも妨げられない。
スライダ35は、支柱33の下端に固定されているおり、支柱33の運動方向を前後方向に規定する。
一方、スレーブ側のスライダ36は、保持面101aに沿って水平方向に(XY平面と平行な面内を)滑動する。スライダ36の下面には、空気を保持面101aに向かって供給する孔が形成されている。これにより、スライダ36は、保持面101aから浮上して水平方向に大きな摩擦を受けることなく運動することができる。ここで、スライダ36は、単独では左右方向にも運動することができるが、ビーム31及び支柱33,34を介して左右方向の運動が規制されたスライダ35に結合されているので、ガントリ30のヨーイング(Z軸周りの回転)を無視すれば、結局左右方向に運動することはできない。このことは、ガントリ30を案内して前後方向にのみ運動させるためには、2本のレールを設ける必要はなく、1本のレール20で足りることを意味する。なお、スライダ36の案内方式として、静圧案内を採用することは必須ではなく、磁気浮上案内を採用することも妨げられない。
このように1本のレール20でガントリ30を案内することには、2本のレールで案内する場合に必要な、2本のレールを平行に設置する手間が不要になるという利点がある。このような利点は、ステージ10aが大型である場合に特に意義が大きい。なぜならば、ステージ10aが大型化すると、2本のレールの間隔を広くしなければならないので、2本のレールを平行に設置することが困難になるからである。また、ベース石定盤11a及び取付け石定盤12aを結合した後にレールを設置する場合、2本のレールを平行に設置することがさらに困難になるからである。加えて、2本のレールを平行に設置したとしても、温度変化によるビーム31の伸縮に対応することはできないからである。ただし、このことは、2本以上のレールでガントリ30を案内することを妨げるものではない。
{駆動機構40}
駆動機構40は、塗布ノズル32を含むガントリ30を前後方向(±X方向)に駆動する。駆動機構40は、リニアモータ41,42とリニアエンコーダ43,44とを備える。
リニアモータ41,42は、それぞれ、スライダ35,36を前後方向に駆動する。リニアモータ41,42の固定子411,421は、それぞれ、ステージ10aの右側面102a及び左側面103aに固設されており、移動子412,422は、それぞれ、スライダ35,36に接続されている。駆動機構40は、与えられた制御信号に応じてリニアモータ41,42がスライダ35,36を並進的に駆動することによって、ガントリ30を前後方向に駆動する。なお、ガントリ30のヨーイングを抑制するためには、ステージ10aの右側面102a及び左側面103aの両方にリニアモータ41,42を設置し、スライダ35,36の両方を並進的に駆動することが望ましいが、ある程度のヨーイングが許容できるのであれば、ステージ10aの右側面102aにのみリニアモータ41を固設してリニアモータ42を省略し、スライダ35のみを駆動するようにしてもよい。このようにしても、スライダ36は保持面101aから浮上しており、スライダ36と保持面101aとの摩擦は無視することができるので、駆動力が不足することはない。
リニアエンコーダ43,44は、それぞれ、スライダ35,36の前後方向の位置を検出して出力する。リニアエンコーダ43,44のスケール431,441は、それぞれ、ステージ10aの右側面102a及び左側面103aに固設されており、走査ヘッド432,442は、それぞれ、スライダ35,36に接続されている。
{供給機構50}
供給機構50は、配管等を介して塗布ノズル32と接続されており、塗布ノズル32にレジスト液を供給する。
{制御部60}
制御部60は、基板処理装置1の各構成を統括制御する。制御部60は、少なくともCPU61及びメモリ62を備えるコンピュータを内蔵しており、ステージ10a、レール20、ガントリ30、駆動機構40及び供給機構50を備える基板処理装置1の本体と有線又は無線によって通信可能に接続されている。
制御部60は、ACサーボモータ331,341に内臓されたロータリーエンコーダの出力を監視しながらACサーボモータ331,341に制御信号を与えることにより、塗布ノズル32を上下方向に昇降するとともに、塗布ノズル32の垂直面(YZ平面)内の姿勢を調整する。また、制御部60は、リニアエンコーダ43,44の出力を監視しながらリニアモータ41,42に制御信号を与えることにより、ガントリ30を前後方向に駆動する。さらに、制御部60は、供給機構50による塗布ノズル32へのレジスト液の供給を制御する。
{レール20の設置場所}
基板処理装置1では、レール20が伸びる前後方向(±X方向)と垂直な左右方向(±Y方向)にステージ10aを分割し、左側のベース石定盤11aと右側の取付け石定盤12aとを結合することによりステージ10aを構成している。これにより、取付け石定盤12aの上面121aにのみレール20が設置され、ベース石定盤11aの上面111aにレール20が設置されることがなくなるので、ベース石定盤11aと取付け石定盤12aとの境界107aをレール20が跨ぐことがなくなり、ベース石定盤11aの上面111aと取付け石定盤12aの上面121aとの段差がレール20の直進性を損なうことを防止することができる。なお、2本以上のレールでガントリ30を案内する場合、2本以上のレールの各々をベース石定盤11aの上面111a及び取付け石定盤12aの上面121aのいずれか1つの上面にのみ設置し、境界107aをレール20が跨ぐことがないようにすればよい。このことは、ステージ10aが、ベース石定盤11a及び取付け石定盤12aという2個の分割体からなる分割体群を結合して構成される場合だけでなく、3個以上の分割体からなる分割体群を結合して構成される場合も同様である。すなわち、一般的にいえば、1本以上のレールの各々がステージ10aを構成する分割体群のうちのいずれか1つの分割体の上面にのみ設置されるようにすればよい。
<1.2 基板処理装置の動作>
図2は、基板91にレジスト液を塗布する際の基板処理装置1の概略動作を示すフローチャートである。以下で説明する基板処理装置1の動作は、メモリ62にロードされた制御プログラムをCPU61が実行し、制御部60が基板処理装置1の各構成を統括制御することにより実現される。
前工程から搬送されてきた基板91が保持面101aに載置されると、図2に示すように、まず、昇降機構330,340がビーム31を下降させ、塗布ノズル32と基板91の上面との間隔がレジスト液を塗布するのに適した間隔となるように塗布ノズル32の姿勢を調整する(ステップS101)。
続いて、駆動機構40がガントリ30を駆動し、レジスト液を塗布すべき領域(以下、「塗布領域」という)の後端(−X方向の端)に塗布ノズル32を移動させる(ステップS102)。
塗布ノズル32の移動が完了すると、供給機構50が塗布ノズル32にレジスト液を供給しながら、駆動機構40がガントリ30を前方(+X方向)に駆動する(ステップS103)。これにより、塗布ノズル32は、塗布領域の後端から前端(+X方向の端)に向かって塗布領域を走査しながら、基板91の上面に向かってレジスト液を吐出することになる。もちろん、基板処理装置1が塗布ではなく露光や検査等の処理を行う場合には、塗布ノズル32に代えて、露光ヘッドや検査エンジン等の処理機構が露光すべき領域や検査すべき領域等の処理すべき領域を走査する。
塗布領域の走査が完了すると、供給機構50は塗布ノズル32へのレジスト液の供給を停止する(ステップS104)。さらに、昇降機構330,340がビーム31を上昇させるとともに、駆動機構40がガントリ30を駆動し、待機位置に塗布ノズル32を移動させる(ステップS105)。
このような動作により、基板処理装置1は、基板91の上面の塗布領域にレジスト液を塗布することができる。
<1.3 ステージ10aの設置方法>
図3〜図8は、第1実施形態に係るステージ10aの設置方法を説明する模式図である。図3〜図7は、設置の途上のステージ10a及び架台81,82の断面図となっており、図8は、設置が完了したステージ10a及び架台81の断面図となっている。なお、図3〜図8に示されるベース石定盤11a及び取付け石定盤12aの断面は、図1のA−Aの切断面における断面に相当する。以下では、図3〜図8を参照しながら、ステージ10aの設置方法を順を追って説明する。
{ベース石定盤11a及び取付け石定盤12aの準備}
ステージ10aの設置にあたっては、まず、図3に示すように、ステージ10aを構成するベース石定盤11a及び取付け石定盤12aを準備する。ベース石定盤11a及び取付け石定盤12aは、基板処理装置1の製造業者の工場でグラナイト等の自然石を加工した後、基板処理装置1の使用業者の工場へ運送することにより準備する。なお、ベース石定盤11a及び取付け石定盤12aのどちらを先に準備するのかは任意であり、ベース石定盤11a及び取付け石定盤12aを同時に準備してもよい。
{架台81,82への載置}
ベース石定盤11aの準備が完了した後に、図4に示すように、床面95の上を水平方向に(XY平面と平行な面内を)移動可能なキャスター付きの架台81の上面にベース石定盤11aを載置する。架台81の上面には3個の支持点811が形成されている。このように架台81の上面においてベース石定盤11aを3個の支持点811で3点支持するようにしたのは、2個以下の支持点で支持した場合には、ベース石定盤11aを安定して支持することができず、4個以上の支持点で支持した場合には、ベース石定盤11aの下面が完全に平坦であって全ての支持点が完全に同一平面にあるという条件を満たす必要を生じるのに対して、3個の支持点811で支持した場合には、ベース石定盤11aを安定して支持することが容易になるからである。このようにベース石定盤11aを安定して支持することができるようにすれば、ステージ10aの設置が完了した後もベース石定盤11aを架台81の上に載置したままにしておき、基板処理装置1の全体を架台81で支持するようにした場合に、基板処理装置1を安定して支持することができるようになる。
また、取付け石定盤12aの準備が完了した後に、図4に示すように、床面95の上を水平方向に移動可能なキャスター付きの架台82の上面に設けられたレベリングブロック83に取付け石定盤12aを載置する。レベリングブロック83は、水平方向に移動可能で上面が傾斜面となっている水平移動体831の上に垂直方向に移動可能で下面が傾斜面となっている垂直移動体832を摺動可能に積み重ねた構造を有する。レベリングブロック83は、水平移動体831に螺合させたボールネジを用いて水平移動体831を水平方向に移動させることにより、垂直移動体832を垂直方向に移動させ、小さなトルクで大きな押上げ力を発生する。レベリングブロック83は、ステージ10aの上面に要求される平坦性と同等の精度で載置された物体の上下方向(±Z方向)の位置を微調整可能なレベリング装置の一例であって、レベルジャッキ等の他の構造のレベリング装置に置き換えることもできる。
なお、ベース石定盤11aの架台81への載置及び取付け石定盤12aの架台82への載置のどちらを先に実行するのかは任意であり、これらを同時に実行してもよい。
{ベース石定盤11aの接合面と取付け石定盤12aの接合面との面接触}
ベース石定盤11aの架台81への載置及び取付け石定盤12aの架台82への載置が完了した後に、図5に示すように、架台81,82の少なくとも一方を床面95の上を水平方向に移動し、基板処理装置1の設置場所においてベース石定盤11aの右面112aと取付け石定盤12aの左面122aとを面接触させる。
{レベリングブロック83の微調整}
ベース石定盤11aの右面112aと取付け石定盤12aの左面122aとを接触させた後、図6に示すように、ベース石定盤11aの右面112aとベース石定盤11aの左面122aとを接触させたまま、ベース石定盤11aの上面111aと取付け石定盤12aの上面121aとが同一平面となるようにレベリングブロック83を微調整する。ここで、「同一平面」とは、ベース石定盤11aの上面111aと取付け石定盤12aの上面121aとの段差が基板処理装置1における基板91の処理上実質的に問題とならない範囲内に収まっていることをいう。例えば、液晶表示装置用のガラス基板の表面にレジスト液を塗布するスリットコータの場合は、当該段差が概ね5μm以下であれば、「同一平面」とみなすことができる。
{ベース石定盤11aと取付け石定盤12aとの締結}
レベリングブロック83の微調整が完了した後に、図7に示すように、取付け石定盤12aの右面123aと左面122aとを貫通する貫通孔にボルト14aを挿入し、その先端をベース石定盤11aの右面112aに設けられたボルト孔に螺入することにより、ベース石定盤11aと取付け石定盤12aとを締結する。ここで、「締結」とは、架台82を取り除いたときに、取付け石定盤12aの自重でベース石定盤11aの右面112aとベース石定盤11aの左面122aとの接合が解除されてしまわないようすることをいう。もちろん、ベース石定盤11aと取付け石定盤12aとの締結は、リベットやファスナ等のボルト14a以外の締結部材を用いて行うこともでき、接着剤等を補助的に用いて行うこともできる。
{架台82の取り除き}
これらの工程が終了した後、図8に示すように、架台82を取り除くことにより、ステージ10aの設置が完了する。
このようなステージ10aの設置方法によれば、ステージ10aをベース石定盤11aと取付け石定盤12aとに分割して運送することができるので、ステージ10aの運送が容易になる。また、レベリングブロック83により取付け石定盤12aの上面121aの高さを微調整することができるので、ステージ10aの上面の平坦性を確保することができる。さらに、ステージ10aを作製するために用いる石を小さくすることができ、ステージ10aを安価に作製することができる。
<2 第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に係るステージ10aに代えて採用することができるステージ10bに関する。
図9は、第2実施形態に係るステージ10b及び架台81,82の模式図である。図9は、第1実施形態の図7に相当し、設置の途上のステージ10b及び架台81,82の断面図となっている。図9においては、図7に図示した要素と同様の要素には、同じ参照符号を付与している。
図9に示すように、第2実施形態に係るステージ10bは、位置決め構造15bを備える点で第1実施形態に係るステージ10aと異なっている。位置決め構造15bは、ベース石定盤11bの右面112bと取付け石定盤12bの左面122bとを面接触させたときに、ベース石定盤11bに対する取付け石定盤12bの上下方向(±Z軸方向)の位置を固定し、ベース石定盤11bの上面111b及び取付け石定盤12bの上面121bを略同一平面に導く。ここで、「略同一平面」とは、ベース石定盤11bの上面111bと取付け石定盤12bの上面121bとの段差が、レベリングブロック83で微調整すればベース石定盤11bの上面111bと取付け石定盤12bの上面121bとを同一平面にすることができる範囲内、すなわち、レベリングブロック83の調整範囲に収まっていることをいう。
図10は、位置決め構造15bのより詳細な断面図である。図10に示すように、位置決め構造15bは、テーパーブッシュ71,72、柄付きテーパーピン73、プレート74、Oリング75、樹脂接着剤76、非貫通孔77、貫通孔78等により実現されている。
テーパーブッシュ71は、円柱体の中心軸79に径が連続的に小さくなってゆくテーパー孔711を穿孔するとともに円柱体の側面にOリング溝712を彫削した立体形状を有している。テーパーブッシュ71は、ベース石定盤11bの右面112bに形成された非貫通孔77の内部であってベース石定盤11bの右面112bの近傍に中心軸79が左右方向(±Y方向)となるように設置されている。テーパーブッシュ71の側面は、樹脂接着剤76によって非貫通孔77の内側面に固定されている。Oリング75は、樹脂接着剤76が漏れないようにするために設けられている。
同様に、テーパーブッシュ72は、円柱体の中心軸に径が連続的に小さくなってゆくテーパー孔721を穿孔するとともに円柱体の側面にOリング溝722を彫削した立体形状を有している。テーバブッシュ72は、取付け石定盤12bの右面123bと左面122bとを貫通するように形成された貫通孔78の内部であって取付け石定盤12bの左面122bの近傍に中心軸79が左右方向となるように設置されている。テーパーブッシュ72の側面は、樹脂接着剤76によって貫通孔78の内側面に固定されている。Oリング75は、樹脂接着剤76が漏れないようにするために設けられている。
これらのテーパーブッシュ71,72は柄付きテーパピン73を合わせた状態で接着・固定される。
柄付きテーパーピン73は、径が連続的に小さくなってゆく先細のテーパーピン731を柄732の先端に設けた棒形状を有している。テーパーピン731の先端寄りは、テーパー孔711と嵌合する形状を有しており、テーパーピン731の後端寄りは、テーパー孔721と嵌合する形状を有している。柄付きテーパーピン73は、貫通孔78に収容され、テーパー孔721に右方から挿入される。柄付きテーパーピン73の柄732の後端は、貫通孔78の右面123bの側の開口部を塞ぐプレート74と当接している。これにより、テーパー孔711と嵌合すべきテーパーピン731の先端寄りは、取付け石定盤12bの左面122bから突出した状態となっている。
このような位置決め構造15bによれば、ベース石定盤11bの右面112bと取付け石定盤12bの左面122bとを面接触させたときに、テーパーピン731の先端寄りがテーパー孔711の内面に当接するとともに、テーパーピン731の後端寄りがテーパー孔721の内面に当接し、ベース石定盤11bに対する取付け石定盤12bの上下方向の位置及び前後方向の位置が規制される。ただし、テーバーブッシュ71,72の側面は、合成ゴム製のOリング75及び樹脂接着剤76という弾性が比較的大きい固定手段によって非貫通孔77及び貫通孔78の内側面に固定されているので、テーパーピン731を挿入しても、ベース石定盤11bに対する取付け石定盤12bの上下方向の位置を完全に固定することはできず、不完全に固定することができるにすぎない。したがって、テーパーピン731を挿入しても、ベース石定盤11bの上面111bと取付け石定盤12bの上面121bとを完全に同一平面とすることはできず、略同一平面にすることができるにすぎないので、レベリングブロック83による微調整は必要である。
第2実施形態に係るステージ10bは、ベース石定盤11bの右面112bと取付け石定盤12bの左面122bとを接触させる際に、テーパーピン731がテーパー孔711に嵌合するようにすべき点を除いては、第1実施形態に係るステージ10aと同様に設置することができる。したがって、第2実施形態に係るステージ10bを採用した場合でも、ステージ10bをベース石定盤11bと取付け石定盤12bとに分割して運送することができるので、ステージ10bの運送が容易になる。また、レベリングブロック83により取付け石定盤12bの上面121bの高さを微調整することができるので、ステージ10bの上面の平坦性を確保することができる。さらに、ステージ10bを作成するために用いる石を小さくすることができ、ステージ10bを安価に作製することができる。
加えて、第2実施形態に係るステージ10bを採用した場合、レベリングブロック83を微調整する前にベース石定盤11bの上面111bと取付け石定盤12bの上面121bとを略同一平面にすることができるので、レベリングブロック83の微調整を容易に行うことができる。
<3 第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態に係るステージ10aに代えて採用することができるステージ10cに関する。
図11は、第3実施形態に係るステージ10c及び架台81,82の模式図である。図11は、第1実施形態の図7に相当し、設置の途上のステージ10c及び架台81,82の断面図となっている。図11においては、図7に図示した要素と同様の要素には、同じ参照符号を付与している。
図11に示すように、第3実施形態に係るステージ10cは、位置決め構造15cを備える点で第1実施形態に係るステージ10aと異なっている。位置決め構造15cは、ベース石定盤11cの右面112cと取付け石定盤12cの左面122cとを面接触させたときに、ベース石定盤11cに対する取付け石定盤12cの上下方向(±Z軸方向)の位置を半固定し、ベース石定盤11cの上面111c及び取付け石定盤12cの上面121cを略同一平面に導く。
図11に示すように、位置決め構造15cは、肩当て151cにより実現されている。
肩当て151cは、ベース石定盤11cの右面112cの下端から突出する突起形状を有している。肩当て151cの上面は、取付け石定盤12cの下面124cの左端(−Y方向の端)を安定して当てることができるように平坦となっている。肩当て151cの上面からベース石定盤11cの上面111cまでの距離は、取付け石定盤12cの下面124cから上面121cまでの距離と略同一となっている。
このような位置決め構造15cによれば、ベース石定盤11cの右面112cと取付け石定盤12cの左面122cとを面接触させたときに、取付け石定盤12cの下面124cの左端が肩当て151cの上面に当たり、ベース石定盤11cに対する取付け石定盤12cの上下方向の位置が規制される。
第3実施形態に係るステージ10cは、ベース石定盤11cの右面112cと取付け石定盤12cの左面122cとを面接触させる際に、取付け石定盤12cの下面124cの左端が肩当て151cの上面に当たるようにすべき点を除いては、第1実施形態に係るステージ10aと同様に設置することができる。したがって、第3実施形態に係るステージ10cを採用した場合でも、ステージ10cをベース石定盤11cと取付け石定盤12cとに分割して運送することができるので、ステージ10cの運送が容易になる。また、レベリングブロック83により取付け石定盤12cの上面121cの高さを微調整することができるので、ステージ10cの上面の平坦性を確保することができる。さらに、ステージ10cを作成するために用いる石を小さくすることができ、ステージ10cを安価に作製することができる。
加えて、第3実施形態に係るステージ10cを採用した場合、レベリングブロック83を微調整する前にベース石定盤11cの上面111cと取付け石定盤12cの上面121cとを略同一平面にすることができるので、レベリングブロック83の微調整を容易に行うことができる。
<4 第4実施形態>
第4実施形態は、第1実施形態に係るステージ10aに代えて採用することができるステージ10dに関する。
図12は、第4実施形態に係るステージ10d及び架台81,82の模式図である。図12は、第1実施形態の図7に相当し、設置の途上のステージ10d及び架台81,82の断面図となっている。図12においては、図7に図示した要素と同様の要素には、同じ参照符号を付与している。
図12に示すように、第4実施形態に係るステージ10dは、位置決め構造15dを備える点で第1実施形態に係るステージ10aと異なっている。位置決め構造15dは、ベース石定盤11dの右面112dと取付け石定盤12dの左面122dとを面接触させたときに、ベース石定盤11dに対する取付け石定盤12dの上下方向(±Z軸方向)の位置を半固定し、ベース石定盤11dの上面111d及び取付け石定盤12dの上面122dを略同一平面に導く。
図12に示すように、位置決め構造15dは、キー(マシンキー)151d、キー溝152d等により実現されている。
キー151dは、棒形状を有している。キー151dは、両端が丸められた両丸キー、一端が丸められ他端が丸められていない片丸キー、両端が丸められていない両角キーのいずれであってもよい。キー151dの一端寄りは、取付け石定盤12dの左面122dに埋め込まれ、キー151dの他端寄りは、取付け石定盤12dの左面122dから突出している。ベース石定盤11dの右面112dに形成されたキー溝152dは、取付け石定盤12dの左面122dから突出しているキー151dの他端寄りと嵌合する溝形状を有している。
このような位置決め構造15dによれば、ベース石定盤11dの右面112dと取付け石定盤12dの左面122dとを面接触させたときに、キー151dの他端寄りがキー溝152dと嵌合し、ベース石定盤11dに対する取付け石定盤12dの上下方向の位置及び前後方向の位置が規制される。
第4実施形態に係るステージ10dは、ベース石定盤11dの右面112dと取付け石定盤12dの左面122dとを面接触させる際に、キー151dがキー溝152dに嵌合するようにすべき点を除いては、第1実施形態に係るステージ10aと同様に設置することができる。したがって、第4実施形態に係るステージ10dを採用した場合でも、ステージ10dをベース石定盤11dと取付け石定盤12dとに分割して運送することができるので、ステージ10dの運送が容易になる。また、レベリングブロック83により取付け石定盤12dの上面121dの高さを微調整することができるので、ステージ10dの上面の平坦性を確保することができる。さらに、ステージ10dを作成するために用いる石を小さくすることができ、ステージ10dを安価に作製することができる。
加えて、第4実施形態に係るステージ10dを採用した場合、レベリングブロック83を微調整する前にベース石定盤11dの上面111dと取付け石定盤12dの上面121dとを略同一平面にすることができるので、レベリングブロック83の微調整を容易に行うことができる。
<5 第5実施形態>
第5実施形態は、第1実施形態に係るステージ10aに代えて採用することができるステージ10eに関する。
図13は、第5実施形態に係るステージ10e及び架台81,82の模式図である。図13は、第1実施形態の図7に相当し、設置の途上のステージ10e及び架台81,82の断面図となっている。図13においては、図7に図示した要素と同様の要素には、同じ参照符号を付与している。
図13に示すように、第5実施形態に係るステージ10eは、1個のベース石定盤11eと2個の取付け石定盤12e,13eとを結合することにより構成されている点で第1実施形態に係るステージ10aと異なっている。
第5実施形態に係るステージ10eは、取付け石定盤12e,13eの両方について、準備、架台82への載置、ベース石定盤11eとの接触、レベリングブロック83の微調整、ベース石定盤11eとの締結及び架台82の除去を行うべき点を除いては、第1実施形態に係るステージ10aと同様に設置することができる。
したがって、第5実施形態に係るステージ10eを採用した場合でも、ステージ10eをベース石定盤11eと取付け石定盤12e,13eとに分割して運送することができるので、ステージ10eの運送が容易になる。また、レベリングブロック83により取付け石定盤12e,13eの上面の高さを微調整することができるので、ステージ10eの上面の平坦性を確保することができる。さらに、ステージ10eを作成するために用いる石を小さくすることができ、ステージ10eを安価に作製することができる。
加えて、第5実施形態に係るステージ10eを採用した場合、ステージ10eを3分割して運送することができるので、ステージ10eの運送がさらに容易になる。なお、ステージを4分割以上してもよいことはもちろんである。
<6 その他>
第1実施形態〜第5実施形態で説明した発明は組み合わせることもできる。例えば、第5実施形態に係るステージ10eに第2実施形態〜第4実施形態のステージ10b〜10dが備える位置決め構造15b〜15dを組み込んでもよい。
また、上記の説明は、全ての局面において例示であって、この発明が上記の説明に限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
第1実施形態に係る基板処理装置の斜視図である。 第1実施形態に係る基板処理装置の動作を説明するフローチャートである。 第1実施形態に係るステージの設置方法を説明する図である。 第1実施形態に係るステージの設置方法を説明する図である。 第1実施形態に係るステージの設置方法を説明する図である。 第1実施形態に係るステージの設置方法を説明する図である。 第1実施形態に係るステージの設置方法を説明する図である。 第1実施形態に係るステージの設置方法を説明する図である。 第2実施形態に係るステージ及び架台の断面図である。 第2実施形態に係る位置決め構造の断面図である。 第3実施形態に係るステージ及び架台の断面図である。 第4実施形態に係るステージ及び架台の断面図である。 第5実施形態に係るステージ及び架台の断面図である。
符号の説明
1 基板処理装置
10a,10b,10c,10d,10e ステージ
11a,11b,11c,11d,11e ベース石定盤
12a,12b,12c,12d,12e,13e 取付け石定盤
20 レール
30 ガントリ
32 塗布ノズル
40 駆動機構
81,82 架台
811 支持点
83 レべリングブロック
91 基板
95 床面

Claims (6)

  1. 基板処理装置を構成し、処理対象となる基板が上面に載置されるステージの設置方法であって、
    (a) 前記ステージを構成する第1の分割体を準備する工程と、
    (b) 前記ステージを構成する第2の分割体を準備する工程と、
    (c) 前記工程(a)の後に、床面上を水平方向に移動可能な第1の架台の上面に前記第1の分割体を載置する工程と、
    (d) 前記工程(b)の後に、床面上を水平方向に移動可能な第2の架台の上面に設けられた、前記ステージの上面に要求される平坦性と同等の精度で載置された物体の上下方向の位置を微調整可能なレベリング装置に前記第2の分割体を載置する工程と、
    (e) 前記工程(c)及び前記工程(d)の後に、前記第1の架台及び前記第2の架台の少なくとも一方を水平方向に移動し、基板処理装置の設置場所において前記第1の分割体の接合面と前記第2の分割体の接合面とを面接触させる工程と、
    (f) 前記工程(e)の後に、前記第1の分割体の上面及び前記第2の分割体の上面が同一平面となるように前記レベリング装置を微調整する工程と、
    (g) 前記工程(f)の後に、前記第1の分割体と前記第2の分割体とを締結する工程と、
    を備えるステージの設置方法。
  2. 前記ステージは、前記第1の分割体の接合面と前記第2の分割体の接合面とを面接触させたときに前記第1の分割体の上面及び前記第2の分割体の上面を略同一平面に導く位置決め構造を備える請求項1に記載のステージの設置方法。
  3. 前記第1の分割体及び前記第2の分割体が石製であり、前記ステージが石定盤である請求項1又は請求項2に記載のステージの設置方法。
  4. 前記第1の架台の上面において前記第1の分割体を3個の支持点で3点支持する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のステージの設置方法。
  5. 分割体群を結合して構成され、処理対象となる基板が上面に載置されるステージと、
    前記ステージの上面に載置された基板の上面の第1の方向に伸びる細長の領域を処理する処理機構と、
    前記処理機構を前記第1の方向と垂直な第2の方向に駆動する駆動機構と、
    前記ステージの上面に固設され、前記処理機構の運動方向を前記第2の方向に規定する1本以上のレールと、
    を備え、
    前記1本以上のレールの各々が前記分割体群のうちのいずれか1つの分割体の上面にのみ設置される基板処理装置。
  6. 前記ステージは、前記分割体群のうちの第1の分割体の接合面と前記分割体群のうちの第2の分割体の接合面とを面接触させたときに前記第1の分割体の上面及び前記第2の分割体の上面を略同一平面に導く位置決め構造を備える請求項5に記載の基板処理装置。
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