JPWO2010150523A1 - 有機汚泥の処理装置 - Google Patents

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Abstract

有機汚泥を連続して焼却処理できるコンパクトで経済的な有機汚泥の処理装置を提供する。この発明は、有機汚泥を連続して自己燃焼可能な乾燥汚泥にする乾燥機10と、これを連続して焼却する燃焼装置20と、焼却熱で蒸気を得る熱交換器30とを備え、該蒸気を乾燥機10の熱源としている。乾燥機10は蒸気によって加熱された2個の回転する加熱ドラム面に有機汚泥を貼着させて乾燥汚泥とするものであり、燃焼装置20は、縦型円筒状の外壁21を有する炉体の上部に同芯の円筒状の中壁24を設け、その下方に乾燥汚泥を順次直上へ移送させるスクリューコンベア22を備えている。そして、中壁24の外周に、螺旋状に旋回する燃焼空気を送り込んで、スクリューコンベア22の上端部の乾燥汚泥を燃焼させ、その燃焼ガスを直上に設けた熱交換器30へ導入している。

Description

本発明は、下水汚泥などの有機汚泥を連続して焼却する処理装置に関するものである。
例えば、下水汚泥は、脱水汚泥にして焼却処分されているが、脱水汚泥の含水率が高く(80〜85%)、このため、重油などの化石燃料を必要とし焼却費用が嵩むという難点がある。
そこで、脱水汚泥を乾燥機で自己燃焼可能な含水率まで乾燥してから焼却し、この焼却熱を利用してボイラを稼働させ、発生した蒸気を乾燥機へ供給するようにしたシステムが開発されている(例えば、特許文献1)。このシステムでは、焼却炉に階段式のストーカ炉または流動層炉を使用し、脱水汚泥をディスク式ドライヤーで35〜40%の含水率に乾燥している。
一方、発明者等は、先に、脱水汚泥を加熱ドラムへ付着させて含水率を40〜20%に乾燥する乾燥機と、この乾燥汚泥を炉内に熱交換器を備え酸素不足の状態で無火炎燃焼させる熱分解炉を設け、熱交換器で得た蒸気を乾燥機の熱源としたものを開発した(特許文献2)。
特開2004−278950 実用新案登録第3128784号
特許文献1のシステムでは、大量に下水汚泥を焼却処理できるが、建設費が嵩むばかりでなく、大きな設置スペースが必要であり、さらに、補助燃料(化石燃料)を必要とする。
一方、特許文献2のシステムは、有害物質が排出されず設置スペースも小さく、建設費も安価であるが、連続運転ができず、下水汚泥のように処理量が非常に多い場合には、採用できない。
そこで、本発明は、有機汚泥を連続して焼却処理できるコンパクトで経済的な有機汚泥の処理装置を提供することを目的としている。
本発明の有機汚泥の処理装置は、上記の目的を達成するため、次の手段を採った。すなわち、有機汚泥を連続して自己燃焼可能な40〜10%の含水率の乾燥汚泥にする乾燥機と、該乾燥汚泥を連続して焼却する燃焼装置と、該焼却熱で蒸気を得る熱交換器とを備え、該蒸気を乾燥機の熱源とする有機汚泥の処理装置であって、該乾燥機は蒸気によって加熱された2個の回転する加熱ドラム面に有機汚泥を貼着させて乾燥汚泥とするものであり、該燃焼装置は、縦型円筒状の外壁を有する炉体の上部に該外壁と同芯の円筒状の中壁を設け、該中壁の下方に該乾燥汚泥を順次直上へ移送させるスクリューコンベアを備え、該中壁の外周に、上方から螺旋状に旋回する燃焼空気を送り込んで、該スクリューコンベアの上端部の乾燥汚泥を燃焼させ、炉体の直上に設けた熱交換器へ燃焼ガスを該中壁の中央部を上昇させて導入するようにしたことを特徴としている。
有機汚泥は、下水汚泥や食品加工工場で排出される廃棄汚泥のほか、鶏糞や家畜糞などが含まれる。有機汚泥は脱水などの処理を行い含水率を75〜85%にして乾燥機へ送り込むとよい。
乾燥機は、互いに内側へ回転する2個の加熱ドラムを平行に設け、有機汚泥を加熱ドラムへシート状に付着させて含水率を40〜10%に乾燥させて掻き取るようにしたものを使用する。なお、加熱ドラムの熱源は、燃焼装置の上方へ付設した熱交換器で得た蒸気を使用する。
乾燥汚泥の含水率は、投入される有機汚泥の投入量と、加熱ドラムの回転速度と、加熱ドラム間の隙間を変えることによって調整可能である。下水汚泥の場合においては、含水率を15〜10%にするのが望ましい。なお、有機汚泥が一定の液状のものでなく、塊状のものが混合しているような場合は、乾燥機へ適量ずつ供給されるようにするため、有機汚泥の塊を壊したり、一定量を供給するような装置を付設するとよい。
また、加熱ドラムの隙間の上部に有機汚泥を貯留するための貯留堰(一時貯留のための仕切り)を設け、有機汚泥へ予熱を与えて流動性を高めて塊状のものが混入しても壊れ易くするとよい。
乾燥機の掻取刃で掻き取られた乾燥汚泥は、ほぼチップ状であり、燃焼装置へ直接ベルトコンベアなどで、送っても良いが、請求項3に記載のように、乾燥汚泥をペレット化装置で0.5〜3立方センチメートルのペレット状としてから燃焼装置へ供給するのが望ましい。
ペレットは、型に押し込んで造るとよい。なお、ペレットの形状については、円柱、角柱など特に問わない。
また、乾燥汚泥の発熱量が、不足である場合には、木質チップなどの固形燃料を混合するとよい。この場合には、ペレット化装置の後に、固形燃料を混合する混合機を設けるとよい。
燃焼装置は、縦型円筒状の外壁を有する炉体の内部中央に該乾燥汚泥を順次直上へ移送させるスクリューコンベアを設け、その上部には該外壁と同芯の円筒状の中壁を設けている。この燃焼装置には、火格子を設けていない。スクリューコンベアに載った乾燥汚泥の上端部を燃焼させる。
燃焼空気は、中壁の外周に、上方から螺旋状に旋回する燃焼空気を送り込む。さらに、スクリューコンベアの軸を中空として乾燥汚泥の下方から吹き込んだり、スクリューコンベア上端部に燃焼空気が吹出す噴射口を設けるなど、燃焼空気をできるだけ多く多方面から供給するのが望ましい。なお、燃焼装置は負圧燃焼方式とする。この手段は燃焼ガスの排出側に圧力調整が可能な吸引ファンを設けるのが簡便である。
燃焼ガスは中壁の中央部から直上に設けてある熱交換器へ導き、蒸気を造り、乾燥機の熱源として加熱ドラムへ供給する。なお、熱交換器の形式や、水管の配置などについては特に限定しない。
焼却灰は、燃焼ガスとともに中壁の内側へ向かって上昇するが、燃えにくいものや不燃物は加熱されて、順次下から送られてくる乾燥汚泥に押されて、落下する。
なお、未燃のものが落下しないように、燃焼速度を制御するとよい。これは、乾燥汚泥の移送速度と燃焼空気量を適宜調整することにより可能である。
また、焼却したものが落下し易いように、スクリューコンベアの上端部の乾燥汚泥は、請求項2に記載のように、中央部が高い円錐状(山盛り)に形成されるようにするのが望ましい。この手段は、例えば、乾燥汚泥が中心部が速く周辺へ向かうにつれて遅く移送されるように、案内部材を設けるとよい。また、落下するものの中には、未だ完全に燃えていないものも含まれることが生じるので、下方に灰貯留部を設けて、ここにも、燃焼空気を供給して完全燃焼させるとよい。
上記のように、本発明の有機汚泥の処理装置は、乾燥機と燃焼装置と熱交換器とからなり、乾燥機は蒸気によって加熱された2個の回転する加熱ドラム面に有機汚泥を貼着させて乾燥汚泥とするものであり、燃焼装置は、縦型円筒状の外壁を有する炉体の上部に該外壁と同芯の円筒状の中壁を設け、該中壁の下方に該乾燥汚泥を順次直上へ移送させるスクリューコンベアを備え、該中壁の外周に、上方から螺旋状に旋回する燃焼空気を送り込んで、該スクリューコンベアの上端部の乾燥汚泥を燃焼させ、発生した燃焼ガスを該中壁の中央部を上昇させて直上に設けた熱交換器へ導くようにしたので、乾燥汚泥が高温で焼却されダイオキシンなど有害物質の発生が防止でき、かつ、燃焼部に灰殻や不燃物が溜まらず、したがって、クリンカが形成されることがなく、不燃物が含まれた乾燥汚泥でも連続運転が阻害されることがない。そして、焼却灰や不燃物を除去するための機械的な手段も必要としないので、装置が簡素で故障の心配もない。しかも、装置がコンパクトで、建設費用も維持費用も安価で経済的なものにできる。
また、スクリューコンベアのケーシング筒の上端近くに、直上移送される乾燥汚泥の上端部を円錐状に形成させるための案内部材を設け、落下する焼却灰を貯留する灰貯留部をスクリューコンベアの周囲下方に設けるとともに、未燃や半焼の該落下した焼却灰を燃焼させるため該灰貯留部に燃焼空気を供給するように(請求項2)構成すれば、燃焼したものが確実に燃焼部から除去され、順次送られてくる乾燥汚泥とスムーズに代わり安定した燃焼ができ、また、未燃や半焼のものができにくい。
また、乾燥機で乾燥された乾燥汚泥を型込めして0.5〜3立方センチメートルのペレット状とするペレット化装置を備えれば、扱いやすい固形燃料となり、燃焼部に燃焼空気がより十分に流入するので、高温で安定した燃焼が得られる。
本発明の有機汚泥の処理装置の実施の形態の全体系統図である。 同、乾燥機10の全体を示す正面図である。 同、燃焼装置20、熱交換器30および灰回収塔40を示す説明図である。 同、ペレット化装置を示す正面図である。
本発明の有機汚泥の処理装置の実施の形態を、有機汚泥が下水汚泥としたもので図1〜図4に基づいて以下に具体的に説明する。
図1は、本発明の有機汚泥の処理装置の実施の形態の全体系統図である。この装置は、下水処理施設の脱水装置1に連結して設けられ、水分が約83%の脱水汚泥は、乾燥機10で含水率10〜15%に乾燥され、これをペレット化装置50で0.5〜3立方センチメートルのペレット状として、上部に熱交換器30を一体に設けた縦型円筒状の燃焼装置20で焼却し、熱交換器30で得られた蒸気を、乾燥機10の熱源としている。
乾燥機10は、図2に示すように、密閉状の筐体の上部に脱水装置1からの脱水汚泥を取り入れるシュータ2が連結され、中央部には、互いに内側へ回転駆動される2本の加熱ドラム11が設けられている。この加熱ドラム11は、熱交換器30からの蒸気を内部に取り入れて表面が摂氏120〜140度に加熱されている。
上部から流入した脱水汚泥は回転する加熱ドラム11の表面にシート状に付着して乾燥する。図中12は乾燥汚泥を掻き取るための掻取刃である。また13は、加熱ドラム11のほぼ中央部の上方に設けられた貯留堰で、脱水汚泥を貯留できるように四方に立設された枠体で、加熱ドラム11とは隙間を設けて配置されている。なお、この隙間は、調整可能としている。
掻取刃12で掻き取られた乾燥汚泥は、下方からペレット化装置50へ移送される。また、筐体の上部には乾燥時に発生した蒸気を取り出す排気管14が設けられ、この蒸気は、悪臭を有しているので、脱臭塔16で生物処理されミストセパレータ17で水分を除去して、活性炭装置18を通してから大気へ放出される。
ペレット化装置50は、図4に示すように、ケース51内に垂直軸55で回転するローラ54とペレットの型52が収納されている。ケース51は供給室51a、排出室51b、動力室51cに分割され、供給室51aには連結軸53で連結された2個のローラ54が設けられている。なお、ローラ54は連結軸53に対して軸受けを介して回転自在に取付けられている。
また、連結軸53は、垂直軸55と連結され、垂直軸55には動力室51c内で大傘歯車56が固設されており、モータ58に連結された小傘歯車57に噛み合っている。したがって、ローラ54は垂直軸55の回転によって転動する。
供給室51aと排出室51bの境には型孔52aを多数有する型52が固設され、ローラ54は型52上(型孔52a部)を転動するように設けられている。
型孔52aは、ローラ54が転動する周上に多数設けられ、直径10mm、深さ20mmで、上端は直径12mm、深さ4mmの一段大きな孔になっている。
このように構成されているので、乾燥機10の排出口に連結された搬送コンベアによって供給室51aへ送られた乾燥汚泥は、まず、型孔52aの上端側の径の大きな所へ押し込められ、続いて、その上に載った乾燥汚泥をローラ54が転動することにより、下の細い型孔52aへ送り込まれ、締め固められてペレットの状態で排出室51bへ送出され、排出口59から放出される。
放出されたペレット化された乾燥汚泥は、混合機60へ送られる。混合機60は、ペレット化された乾燥汚泥に木質チップなど別の固形燃料を混ぜ合わせるための装置で、ペレット化した乾燥汚泥および木質チップそれぞれを軽量して、回転する容器に送り、混合したものを連続して取り出されるようにしたものを使用している。混合したものは、燃焼装置20の燃料供給ホッパー27へ、ベルトコンベアで順次移送される。なお、混合機60は、火力が不足したときなど必要により稼働させるように制御しており、別の固形燃料を混合しない場合(ペレット状の乾燥汚泥のみ)は、混合機60を経由せずに直接燃焼装置20へ送られる。
燃焼装置20は、図3に示すように、縦型円筒状の外壁21が架台23上に固設され、その下部中央に駆動手段26に連結されたスクリューコンベア22が、垂直に設けられている。そして、スクリューコンベア22の上方には、外壁11と同芯の円筒状の中壁24が設けられている。スクリューコンベア22の駆動は架台23の外に設置したモータから、スプロケットおよびチェンを介して連結された駆動手段26によっている。
スクリューコンベア22の上部には、移送された固形燃料の上端部を中央部が高い円錐状に形成させるための案内部材25が設けられている。
この案内部材25は、スクリューコンベア12の回転軸の先端に固設した円錐状の中部材25aと、その外周に設けたほぼ同芯の円錐筒状の外部材25bとからなり、外部材25bは、ケーシング筒22aに複数の支持杆25cによって支持されている。
なお、27は、燃料供給ホッパー、28は、燃焼ガスを送出するための燃焼ガス管である。また、図示していないが、乾燥汚泥の上端部に液体燃料を吹き付けて点火させる着火手段が設けられている。
一方、燃焼空気を供給する手段は、中壁24の外周を旋回して下降するように、接線方向へ向けたエア供給口が中壁24の上端近傍に設けられている。また、スクリューコンベア22のケーシング筒22aの上端縁の円周にエア供給源に連結された空洞を設けるとともに複数の噴出孔が設けられている。さらに、スクリューコンベア22の回転軸を中空にするとともに、中部材25aを中空として複数の噴出孔を設けて下端から燃焼空気を供給している。また、外部材25bも空洞を備えるとともに多数の噴出孔を有し、下端部に外部から燃焼空気を供給するための鋼管が付設されている。
また、スクリューコンベア22の下方は、周囲が塞がれた灰貯留部29が形成されており、図示してないが、灰を取り出すための取出口と、スクリューコンベア22の上端から落下した未燃や半焼の乾燥汚泥が完全燃焼されるように燃焼空気の供給口が設けられている。
燃焼装置20の直上には、熱交換器30が一体に配置されている。この熱交換器30は外壁21と同芯の筒体30a内の内壁に水管32が螺旋状に配置されている。そして、筒体30aの下端の中央部には、燃焼ガスが流入するガス流入口31が設けられている。
この熱交換器30で得られた蒸気は、乾燥機10の加熱ドラム11へ送られている。
そして、乾燥機10で使用された蒸気は、保温タンク35に貯留され、減少分が補充されて熱交換器30へ供給される。
また、熱交換器30の筒体30aの下部側には燃焼ガスを取り出す燃焼ガス管28が付設されており、灰回収塔40に連結されている。この灰回収塔40は、下部に灰受け42を備えた逆円錐状のサイクロン41であり、上部には排気筒43が設けられている。
なお、排気筒43の後ろには、図示してないが、圧力調整可能な吸引ファンが設けられており、燃焼装置20の内部は負圧(マイナス150〜200パスカル)になるようにしている。
このように構成されているので、ペレット化装置50または混合機60からの乾燥汚泥は、燃焼装置20の供給ホッパー27へ搬入され、駆動手段26によって駆動されるスクリューコンベア22によって順次上昇移送される。
スクリューコンベア22の上端へ移送される乾燥汚泥は、案内部材25によって、中央部と端部では移送される量が変わり、中央部がより速く送られ、上端部では乾燥汚泥が山盛り(円錐状)に形成される。
なお、中部材25aと外部材25bの外径の円錐角は同じにしており、外部材25b内の乾燥汚泥は水平方向の断面積が高さ方向において変わらず、案内部材25が乾燥汚泥の移送における抵抗となることを小さくしている。
乾燥汚泥が山盛りの状態になったら、着火手段を作動させて着火する。なお、この作業は、乾燥汚泥を燃焼させる最初に行うだけである。
そして、乾燥汚泥は、中壁24の外周を旋回して下降して固形燃料の上方から吹きつける燃焼空気と、スクリューコンベア22の中心部を通して噴出される乾燥汚泥の下側から上方に吹き付ける燃焼空気と、スクリューコンベア22のケーシング筒22aの上端縁から噴出される燃焼空気によって、上端部の表面が800度以上の高温で完全燃焼する。そして、順次下から移送される乾燥汚泥によって盛り上がり、浮上しない焼却灰は傾斜に沿ってずり落ちて灰貯留部29へ落下する。乾燥汚泥は、スクリューコンベア22の回転速度と、燃焼空気量を適宜に調整することによって、ほぼ、完全に焼却される。なお、乾燥汚泥の状態などにより、落下するものの中には未燃のものや燃焼途中のものが含まれる場合があるが、これらは、灰貯留部29で燃焼し、完全燃焼する。
乾燥汚泥の燃焼による燃焼ガスは、中壁24の内側へ吹き上がり、上方の流入口31から熱交換器30へ流入する。燃焼ガスは、上部ほど高温で焼却灰の含有量が少ない。焼却灰を含む燃焼ガスは、燃焼ガス管28から炉外の灰回収塔40へ送られ、サイクロン41の壁に沿って旋回しながら、下方へ移動し、灰はガスと分離して灰受け42に回収される。
1 脱水装置
2 シュータ
10 乾燥機
11 加熱ドラム
12 掻取刃
13 貯留堰
14 排気管
16 脱臭塔
17 ミストセパレータ
18 活性炭脱臭装置
20 燃焼装置
21 外壁
22 スクリューコンベア
22a ケーシング筒
23 架台
24 中壁
25 案内部材
25a 中部材
25b 外部材
25c 支持杆
26 駆動手段
27 燃料供給ホッパ
28 燃焼ガス管
29 灰貯留部
30 熱交換器
30a 筒体
31 ガス流入口
32 水管
33 排気筒
35 保温タンク
40 灰回収塔
41 サイクロン
42 灰受け
43 排気筒
50 ペレット化装置
51 ケース
51a 供給室
51b 排出室
51c 動力室
52 型
52a 型孔
53 連結軸
54 ローラ
55 垂直軸
56 大傘歯車
57 小傘歯車
58 モータ
59 排出口
60 混合機

Claims (3)

  1. 有機汚泥を連続して自己燃焼可能な40〜10%の含水率の乾燥汚泥にする乾燥機と、該乾燥汚泥を連続して焼却する燃焼装置と、該焼却熱で蒸気を得る熱交換器とを備え、該蒸気を乾燥機の熱源とする有機汚泥の処理装置であって、該乾燥機は蒸気によって加熱された2個の回転する加熱ドラム面に有機汚泥を貼着させて乾燥汚泥とするものであり、該燃焼装置は、縦型円筒状の外壁を有する炉体の上部に該外壁と同芯の円筒状の中壁を設け、該中壁の下方に該乾燥汚泥を順次直上へ移送させるスクリューコンベアを備え、該中壁の外周に、上方から螺旋状に旋回する燃焼空気を送り込んで、該スクリューコンベアの上端部の乾燥汚泥を燃焼させ、炉体の直上に設けた熱交換器へ燃焼ガスを該中壁の中央部を上昇させて導入するようにしたことを特徴とする有機汚泥の処理装置。
  2. 前記スクリューコンベアのケーシング筒の上端近くに、直上移送される乾燥汚泥の上端部を円錐状に形成させるための案内部材を設け、落下する焼却灰を貯留する灰貯留部をスクリューコンベアの周囲下方に設けるとともに、未燃や半焼の該落下した焼却灰を燃焼させるため該灰貯留部に燃焼空気を供給するようにしたことを特徴とする請求項1記載の有機汚泥の処理装置。
  3. 乾燥汚泥を型込めして0.5〜3立方センチメートルのペレット状の燃料とするペレット化装置を前記乾燥機と前記燃焼装置の間に設けたことを特徴とする請求項1記載の有機汚泥の処理装置。
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