JPWO2010119979A1 - 緩衝材および梱包装置 - Google Patents

緩衝材および梱包装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2010119979A1
JPWO2010119979A1 JP2011509382A JP2011509382A JPWO2010119979A1 JP WO2010119979 A1 JPWO2010119979 A1 JP WO2010119979A1 JP 2011509382 A JP2011509382 A JP 2011509382A JP 2011509382 A JP2011509382 A JP 2011509382A JP WO2010119979 A1 JPWO2010119979 A1 JP WO2010119979A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
notch
movement restricting
cushioning material
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011509382A
Other languages
English (en)
Inventor
勝美 月井
勝美 月井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JPWO2010119979A1 publication Critical patent/JPWO2010119979A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/02Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents specially adapted to protect contents from mechanical damage
    • B65D81/05Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents specially adapted to protect contents from mechanical damage maintaining contents at spaced relation from package walls, or from other contents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/44Integral, inserted or attached portions forming internal or external fittings
    • B65D5/50Internal supporting or protecting elements for contents
    • B65D5/5028Elements formed separately from the container body
    • B65D5/5035Paper elements
    • B65D5/504Racks having upstanding ridges formed by folds, and provided with slits or recesses
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24628Nonplanar uniform thickness material
    • Y10T428/24669Aligned or parallel nonplanarities
    • Y10T428/24694Parallel corrugations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24777Edge feature

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

[課題]十分な緩衝性能を備え、且つ複雑な緩衝設計が不要な緩衝材および梱包装置を提供する。[解決手段]緩衝材は、略四角形状を成し、ワークを保持するワーク保持面部と、前記ワーク保持面部の所定の一対の対向辺の少なくとも一方の辺に形成され、所定の1つの面が前記ワークと当接することにより前記ワークの前記当接方向の移動を規制するワーク移動規制部と、前記ワークに形成された突起部を挿入するために、前記ワーク移動規制部の所定位置に形成される切欠部とを備える。前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する対向面との距離が増加するように切り欠かれている。

Description

本発明は、被梱包物を衝撃から保護する緩衝材および梱包装置に関する。
パーソナルコンピュータ、ディスプレイ、プリンタ等の被梱包物を梱包する際、梱包箱と被梱包物との間に介在し、梱包箱の落下や梱包箱の他の物体との衝突による衝撃から被梱包物を保護する緩衝材が広く用いられている。
例えば、本発明者の出願による特許文献1は、図11に示すように、梱包箱9内においてワークWを衝撃から保護する緩衝材1について記載する。この緩衝材1は、ワークWを保持するワーク保持面部2と、ワーク保持面部2の、例えば、短手方向における一対の対向辺の各々に形成される支持部3a、3bと、ワーク保持面部2の、例えば、長手方向の一対の対向辺の各々に形成されるワーク移動規制部4a、4bとを備える。ここで、ワーク移動規制部4a、4bの各所定位置には、ワークWに形成された突起部5a、5bを挿入するための切欠部6a、6bが形成される。各突起部5a、5bを各切欠部6a、6bに挿入することにより、ワークWの短手方向における移動は、規制される。
特開2008−308178号公報
ところで、突起部5a、5bは、例えば、板金部材で形成される。一般論として、突起部5a、5bが薄い板金部材で作製される場合(すなわち、板金部材の長さに比べてその板厚が十分でない場合)、突起部5a、5bの強度が十分に確保されない場合がある。特に、先端部が強い力を受けた場合、突起部5a、5bが損傷(例えば、根元部からの折れ曲がりあるいは全体的な湾曲)する可能性が高まる。
図12は、ワーク移動規制部4aに形成された切欠部6a周辺の拡大平面図を示す。特許文献1において、切欠部6aの形状は、突起部5aに合わせた形状に形成される。ここで、例えば、ワークWを梱包した状態で図12の矢印方向に落下させた場合(すなわち、図11に示す状態の梱包箱9を手前側に倒した状態で落下させた場合)、落下の衝撃荷重により緩衝材1の緩衝領域Aが潰れることで衝撃が緩和されワークWが保護される。緩衝領域Aが潰れる際、突起部5aは、緩衝領域Aから、図12における矢印と反対向きの方向に所定の力を受ける。
ここで、昨今、突起部5a、5bを含めたワークWの軽量化が強く要請されており、突起部5a、5bの板厚を十分に厚くすることができないと言う制約がある。十分な強度を有さない突起部5a、5bをやむを得ず使用しなければならない場合がある。従って、梱包時において、ワークWと共に、これら突起部5a、5bも衝撃から保護する必要がある。
しかしながら、前述したとおり、切欠部6aの形状は、突起部5aに合わせた形状に形成されているため、突起部5aの先端部8には、根元部7に加わる力と略同等の力が加わることになる。すなわち、先端部8に強い力が加わるため、上述したように、突起部5a、5bが十分な強度を有していない場合(すなわち、長さに比べて板厚が薄い場合)、突起部5aが損傷する危険性が高まる。一方、緩衝領域Aをより潰れやすくすれば、先端部8に加わる力を和らげることができ、結果として突起部5aの損傷を回避することができるかもしれない。しかしながら、緩衝領域Aを潰れやすくしすぎると、今度は、ワークW自体を衝撃から保護できなくなる可能性が、高まる。
すなわち、特許文献1に示すように、切欠部6aの形状を突起部5aに合わせた形状とする場合であって且つ突起部5a、5bが十分な強度を有していない場合、梱包設計者は、ワークWの保護と突起部5aの損傷防止とを両立すべく、製品毎に複雑な緩衝設計を行う必要があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、十分な緩衝性能を備え、且つ複雑な緩衝設計が不要な緩衝材および梱包装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の緩衝材は、略四角形状を成し、ワークを保持するワーク保持面部と、前記ワーク保持面部の所定の一対の対向辺の少なくとも一方の辺に形成され、所定の1つの面が前記ワークと当接することにより前記ワークの前記当接方向の移動を規制するワーク移動規制部と、前記ワークに形成された突起部を挿入するために、前記ワーク移動規制部の所定位置に形成される切欠部と、を備え、前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する対向面との距離が増加するように切り欠かれている。
また、本発明の梱包装置は、梱包箱と、該梱包箱内にてワークを衝撃から保護する緩衝材と、を備え、前記緩衝材は、略四角形状を成し、ワークを保持するワーク保持面部と、前記ワーク保持面部の所定の一対の対向辺の少なくとも一方の辺に形成され、所定の1つの面が前記ワークと当接することにより前記ワークの前記当接方向の移動を規制するワーク移動規制部と、前記ワークに形成された突起部を挿入するために、前記ワーク移動規制部の所定位置に形成される切欠部と、を備え、前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する面との距離が増加するように切り欠かれている。
本発明によれば、十分な緩衝性能を備え、且つ複雑な緩衝設計が不要な緩衝材および梱包装置が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る梱包装置の構成例を説明するための斜視図である。 図1に示す切欠部周辺の拡大平面図である。 ワークを梱包した状態で梱包箱を図中矢印方向に落下させた場合の緩衝領域の潰れ方の遷移を示す図であり、(a)は、潰れの初期段階の状態図を示し、(b)は、潰れの最終段階の状態図を示す。 第1の実施形態における切欠部の第1の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。 第1の実施形態における切欠部の第2の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。 第1の実施形態における切欠部の第3の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。 第1の実施形態における切欠部の第4の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る第1緩衝材の構成例を説明するための該第1緩衝材の部分斜視図である。 ワークを梱包した状態で梱包箱を図中の細矢印方向に落下させた場合において、三角形状孔部が、落下による衝撃荷重を分散する様子を説明するための図であり、図8に示す第1緩衝材のワーク当接面の平面図である。 図8に示す第2の実施形態の第1緩衝材の他の構成例を説明するための該第1緩衝材の部分斜視図である。 関連技術としての緩衝材の構造を説明するための斜視図である。 図11に示すワーク移動規制部に形成される切欠部周辺の拡大平面図である。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る梱包装置10の構成例を説明するための斜視図である。この梱包装置10は、梱包箱12と、第1緩衝材14と、第2緩衝材16とを備える。梱包箱12と第1緩衝材14(緩衝材)と第2緩衝材16とは、同一または同種の、弾性を有するシート状部材、例えば、段ボールにより形成される。以下、このシート状部材を段ボールシートとして説明する。
梱包箱12は、底面部20と、側面部22、24、26、28と、天井面部30とを備える。天井面部30は、開閉可能な天井片30a〜30dを備える。図1から諒解されるように、梱包箱12の内部において、下から第1緩衝材14、ワークW、第2緩衝材16の順番で配置される。
第1緩衝材14は、ワーク保持面部40と、支持部42a、42bと、ワーク移動規制部44a、44bとを備える。
ワーク保持面部40は、略四角形状を成し、ワークWを保持する。支持部42a、42bは、ワーク保持面部40の、例えば、短手方向(図1において矢印Y2で示す方向)において対向する一対の対向辺の各々に形成され、ワーク保持面部40と略直交する第1方向(図1において矢印X1で示す方向)に延在する。支持部42a、42bは、その先端部が梱包箱12の底面20に当接することにより、第1緩衝材14を支持する。
ワーク移動規制部44a、44bは、ワーク保持面部40の、例えば、長手方向(図1において矢印Y1方向)において対向する一対の対向辺の各々に形成される。ワーク移動規制部44a、44bは、例えば、中空の直方体状に形成される。直方体の所定の面とワークWとが当接することにより、ワークWの長手方向における移動は、規制される。
ワーク移動規制部44a、44bの各所定位置には、ワークWに形成された突起部204a、204bを挿入するための切欠部206a、206bが、各々に形成される。図2は、切欠部206a周辺の拡大平面図を示す。尚、切欠部206bは、形成される位置や向き、あるいは大きさが異なる場合がある。しかしながら、その形状は切欠部206aと同一であるため、切欠部206bの説明については、省略する。
図2から諒解されるように、切欠部206aは、ワーク移動規制部44aのワーク当接面301からその反対方向(すなわち、長手方向における左側端部方向)に行くに従って、ワーク移動規制部44aの切欠部206aによって形成される内壁面350と、突起部204aの該内壁面350に対向する対向面370との距離が徐々に増加するように切り欠かれている。すなわち、突起部204aの根元部300における対向面370と内壁面350との距離をS1とし、突起部204aの中央部304における対向面370と内壁面350との距離をS2とし、突起部204aの先端部302における対向面370と内壁面350との距離をS3とする場合、距離S1〜S3の関係は、距離S3>距離S2>距離S1となる。尚、ワーク移動規制部44aの手前側端部250と切欠部206aの内壁面350との間の領域は、衝撃荷重を受けた際に潰れてワークWを保護する緩衝領域Aである。
図1の説明に戻る。第2緩衝材16は、ワーク保持面部50と、支持部52a、52bとを備える。ワーク保持面部50は、ワークWを第1緩衝材14のワーク保持面部40と反対の方向(すなわち、天井側)から保持するスペースである。ワーク保持面部50は、略四角形状に形成される。支持部52a、52bは、ワーク保持面部50の、例えば、短手方向(図1において矢印Y2で示す方向)において対向する一対の対向辺の各々に形成され、ワーク保持面部50と略直交する第1方向(図1において矢印X2で示す方向)に延在する。支持部52a、52bの先端部は、内側に折り曲げられ、当接部54a、54bを形成する。当接部54a、54bは、梱包箱12の天井面部30に当接する。すなわち、第2緩衝材16は、ワークWを梱包する際、梱包箱12の天井部に配置される。当接部54a、54bが天井面部30から受ける底方向への押圧力により、保持面部50は、ワークWを天井側から保持する。
図3は、ワークWを梱包した状態で梱包箱12を図中矢印方向に落下させた場合(すなわち、図1に示す状態の梱包箱12を手前側に倒した状態で落下させた場合)の緩衝領域Aの潰れ方の遷移を示す。詳細には、図3(a)は、潰れの初期段階の状態図を示し、図3(b)は、潰れの最終段階の状態図を示す。落下による衝撃荷重が加わると、先ず、突起部204aの根元部300において、対向面370と内壁面350とが接触して緩衝領域Aの根元側部位A−1が潰れる(図3(a)参照)。この時点では、突起部204aの先端部302において、対向面370と内壁面350とは未だ接触していない。その後、突起部204aの中央部304において、対向面370と内壁面350とが徐々に接触して緩衝領域Aの中央部位A−2が潰れる。最終的には、突起部204aの先端部302において、対向面370と内壁面350とが接触して緩衝領域Aの先端部側部位A−3が潰れる(図3(b)参照)。この場合、突起部204aに加わる衝撃は、根元部300で最も強く、中央部304になるにつれて徐々に緩和され、先端部302に達する頃にはかなり弱まっているか、あるいは無くなっている。なお、落下による衝撃荷重が比較的弱く、先端部302に到達する以前の中央部304で緩衝が終了する場合もある。
以上説明したように、本実施形態の如き形状の切欠部206aに挿入された突起部204aの先端部302は、根元部300と同等の強い衝撃を受けることはない。従って、突起部204aの損傷(根元部からの折れ曲がり、あるいは全体的な湾曲)は、回避される。
しかも、以上のような形状の切欠部206aとすることにより、少なくとも突起部204aの損傷を意識する必要がなくなる。梱包設計者は、複雑な緩衝設計から解放される。すなわち、大きな手間を要することなく、ワークWの保護と突起部204aの損傷防止とを両立することが可能となる。
さらに、通常時、突起部204aの根元部300は、切欠部206aの開始部分(すなわち、突起部204aの対向面370と内壁面350との距離が最も短い部分)よって支持されるので、切欠部を突起部204aに合わせた形状とする場合と同様に、短手方向(図1において、矢印Y2の方向)におけるワークWの移動は、規制される。
尚、切欠部206aの形状や大きさは、ワークWの諸特性(ワークW自体の重量や突起部204aの強度)に応じて適宜決定することができる。切欠部は、必ずしも、ワーク移動規制部44a、44bの両方に形成する必要はない。切欠部の数は、1つである必要はなく、例えば、ワークWに応じて複数形成することも可能である。
切欠部206aの形状は、例えば、以下のような形状とすることができる。
図4は、第1の実施形態における切欠部206aの第1の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。図4に示す切欠部206aの場合、突起部204aに対向する二辺380a、380bは、曲線状(立体的に言えば曲面状)に切り欠かれていてもよい。
図5は、第1の実施形態における切欠部206aの第2の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。図5に示す切欠部206aの場合、突起部204aの頂点部側の一辺382は、直線である必要はなく、曲線であってもよい。図5では、一辺382が外側に湾曲している場合を例に挙げるが、一辺382は、内側に湾曲していてもよい。
図6は、第1の実施形態における切欠部206aの第3の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。図6に示す切欠部206aの場合、突起部204aに対向する二辺380a、380bは、鋸歯状(立体的に言えば段差状)に切り欠かれていてもよい。
図7は、第1の実施形態における切欠部206aの第4の形状例を示す切欠部周辺の拡大平面図である。ここで、突起部204aの板厚は、第1の角度θ1をもって先端部になるに従って徐々に厚くなる。この場合の切欠部206aの二辺380a、380bは、第1の角度θ1よりも大きな角度θ2をもって徐々に広がるように切り欠かれている。
すなわち、切欠部204aの形状は、ワーク移動規制部44aのワーク当接面301からその反対方向に行くに従って、ワーク移動規制部44aの切欠部206aによって形成される内壁面350と、突起部204aの該内壁面350に対向する対向面370との距離が徐々に増加するように切り欠かれていればよく、上記の図2、図4〜7に示す形状に限定されることはない。
[第2の実施形態]
図8は、本発明の第2の実施形態に係る第1緩衝材400の構成例を説明するための該第1緩衝材400の部分斜視図である。尚、第2の実施形態の第1緩衝材400において、第1の実施形態の第1緩衝材14と同一の構成要素には同一の参照符号を付与し、その説明については、省略する。また、図8では図示しないが、梱包装置10の第1緩衝材400以外の構成要素、すなわち、梱包箱と第2緩衝材は、各々に、第1の実施形態の梱包箱12と第2緩衝材16と同一である。
第1緩衝材400の第1緩衝材14に対する差異は、さらに、ワーク移動規制部44aのワークWと当接するワーク当接面402の所定位置に、三角形状孔部450が形成される点にある。より具体的には、三角形状孔部450は、ワーク移動規制部44aの延在方向(図8中、矢印Y2で示す方向)において、切欠部206aと、切欠部206aに近い側の端部(図8の場合、端部404)との間の所定位置に、その頂点部452を端部404側に指向させた状態で形成される。ここで、三角形状孔部450は、略正三角形状を成し、且つ、ワーク当接面402における幅方向(図8中、矢印Xで示す方向)における中心線Lを軸に対称配置される。
図9は、ワークWを梱包した状態で梱包箱12を図中の細矢印方向に落下させた場合において三角形状孔部450が落下による衝撃荷重を分散する様子を説明するための図であり、図8に示す第1緩衝材400のワーク当接面402の平面図である。
梱包箱12が床に衝突すると、三角形状孔部450は、図9の太矢印で示す方向からの衝撃荷重を受ける。三角形状孔部450が頂点部452を挟んで連接する二辺が図10の白抜矢印で示す各2方向に各々潰れることにより、衝撃荷重は、上記各2方向に分散される。尚、三角形状孔部450は、上述したように、正三角形であり且つワーク当接面402における幅方向における中心線Lを軸に対称配置される。よって、この場合、各2方向に分散される分散衝撃荷重は、等しくなる。
以上説明したように、本実施形態の如き三角形状孔部450を設けることにより、ワークWに合わせて衝撃荷重を分散したい方向に分散させることが可能となる。この構成により衝撃荷重の方向を確実且つ容易にコントロールすることができる。従って、衝撃荷重の方向が定まらず、例えば、予期せぬ1点(特に、強度が弱い部位、例えば、極度に潰れやすい部位)に集中することもない。従って、ワークWの損傷は、確実に回避される。
しかも、衝撃荷重の分散方向をコントロールすることができるので緩衝範囲を必要最低限とすることができる。従って、第1緩衝材、ひいては梱包装置を小型なものとすることが可能となる。
尚、上記の説明では、三角形状孔部450の形状を略正三角形状とし、且つ三角形状孔部450の配置位置をワーク当接面402における幅方向の中心とすると説明した。しかしながら、三角形状孔部450の形状および配置位置は、上記に限定されない。三角形状孔部450の形状および配置位置、さらに言えば、その大きさおよびその数は、例えば、ワークWの諸特性(ワークWの重量や形状)に応じて適宜変更することが可能である。
ここで、図10は、図8に示す第2の実施形態の第1緩衝材500の他の構成例を説明するための該第1緩衝材500の部分斜視図である。第1緩衝材500において、切欠部206aの両端部近傍の所定位置には、上述の三角形状孔部450が各々形成される。このようにすることにより、切欠部206aによって保持されるワークWを、短手方向(図10において矢印Y2で示す方向)の両端から加わる衝撃荷重から保護することが可能となる。
[変形例]
尚、上記第1および第2の実施形態において、第1緩衝材のワーク移動規制部は、必ずしもワーク保持面部の対向する一対の対向辺の各々に形成する必要はなく、一方の辺のみに形成することもできる。また、ワーク移動規制部は、各辺の全域に形成する必要はなく、一部のみに形成することもできる。また、ワーク移動規制部は、短手方向(例えば、図1においてY2方向)において対向する一対の対向辺の各々(あるいは一方のみ)に形成することも可能である。
また、上記第1および第2の実施形態において、第1および第2緩衝材の各ワーク保持面部の形状は、長方形状である必要はなく正方形状であってもよい。
また、上記第1および第2の実施形態において、第1緩衝材のワーク移動規制部の作製方法は問わない。例えば、ワーク移動規制部は、第1緩衝材のワーク保持面部に連設されるフラップ部を複数回折り曲げて作製することもでき、あるいはワーク移動規制部をワーク保持面部と別部材として作製した後に、ワーク保持面部の所定位置に、例えば、糊付等で固定することもできる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年4月15日に出願された日本出願特願2009−098890号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 梱包装置
12 梱包箱
14、400、500 第1緩衝材
40 ワーク保持面部
42a、42b 支持部
44a、44b ワーク移動規制部
204a、204b 突起部
206a、206b 切欠部
300 根元部
302 先端部
304 中央部
350 内壁面
370 対向面
402 ワーク当接面
404 端部
450 三角形状孔部
452 頂点部
A 緩衝領域
A−1 根元側部位
A−2 中央部位
A−3 先端部側部位
W ワーク

Claims (14)

  1. 略四角形状を成し、ワークを保持するワーク保持面部と、
    前記ワーク保持面部の所定の一対の対向辺の少なくとも一方の辺に形成され、所定の1つの面が前記ワークと当接することにより前記ワークの前記当接方向の移動を規制するワーク移動規制部と、
    前記ワークに形成された突起部を挿入するために、前記ワーク移動規制部の所定位置に形成される切欠部と、を備え、
    前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する対向面との距離が増加するように切り欠かれていることを特徴とする緩衝材。
  2. 前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する対向面との距離が徐々に増加するように切り欠かれていることを特徴とする請求項1記載の緩衝材。
  3. 前記切欠部の形状および大きさは、前記ワークの重量と前記突起部の強度の少なくとも一方に基づいて決定されることを特徴とする請求項1または2記載の緩衝材。
  4. 前記ワーク移動規制部の前記ワークが当接する当接面の、前記ワーク移動規制部の一方の端部と前記切欠部との間には、その頂点部が前記端部側を指向する三角形状孔部が形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の緩衝材。
  5. 前記三角形状孔部は、前記当接面において、前記ワークの厚み方向の中心線を軸に略対称配置されることを特徴とする請求項4記載の緩衝材。
  6. 前記三角形状孔部の形状および大きさ、並びに配置位置は、前記ワークの重量および形状の少なくとも一方に基づいて決定されることを特徴とする請求項4または5記載の緩衝材。
  7. 前記ワーク保持面部および前記ワーク移動規制部は、段ボールシートにより形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の緩衝材。
  8. 梱包箱と、
    該梱包箱内にてワークを衝撃から保護する緩衝材と、を備え、
    前記緩衝材は、
    略四角形状を成し、ワークを保持するワーク保持面部と、
    前記ワーク保持面部の所定の一対の対向辺の少なくとも一方の辺に形成され、所定の1つの面が前記ワークと当接することにより前記ワークの前記当接方向の移動を規制するワーク移動規制部と、
    前記ワークに形成された突起部を挿入するために、前記ワーク移動規制部の所定位置に形成される切欠部と、を備え、
    前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する面との距離が増加するように切り欠かれていることを特徴とする梱包装置。
  9. 前記切欠部は、前記ワーク移動規制部のワーク当接面からその反対方向に行くに従って、前記ワーク移動規制部の前記切欠部によって形成される内壁面と前記突起部の該内壁面に対向する対向面との距離が徐々に増加するように切り欠かれていることを特徴とする請求項8記載の梱包装置。
  10. 前記切欠部の形状および大きさは、前記ワークの重量と前記突起部の強度の少なくとも一方に基づいて決定されることを特徴とする請求項9または10記載の梱包装置。
  11. 前記ワーク移動規制部の前記ワークが当接する当接面の、前記ワーク移動規制部の一方の端部と前記切欠部との間には、その頂点部が前記端部側を指向する三角形状孔部が形成されることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項に記載の梱包装置。
  12. 前記三角形状孔部は、前記当接面において、前記ワークの厚み方向の中央線を軸に略対象配置されることを特徴とする請求項11記載の梱包装置。
  13. 前記三角形状孔部の形状および大きさ、並びに配置位置は、前記ワークの重量および形状の少なくとも一方に基づいて決定されることを特徴とする請求項11または12記載の梱包装置。
  14. 前記ワーク保持面部および前記ワーク移動規制部は、段ボールシートにより形成されることを特徴とする請求項8〜13のいずれか一項に記載の梱包装置。
JP2011509382A 2009-04-15 2010-04-14 緩衝材および梱包装置 Pending JPWO2010119979A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009098890 2009-04-15
JP2009098890 2009-04-15
PCT/JP2010/056959 WO2010119979A1 (ja) 2009-04-15 2010-04-14 緩衝材および梱包装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2010119979A1 true JPWO2010119979A1 (ja) 2012-10-22

Family

ID=42982634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011509382A Pending JPWO2010119979A1 (ja) 2009-04-15 2010-04-14 緩衝材および梱包装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20120043249A1 (ja)
JP (1) JPWO2010119979A1 (ja)
WO (1) WO2010119979A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7306017B2 (ja) * 2019-03-28 2023-07-11 ブラザー工業株式会社 包装装置及びその内側箱体
CA3132585A1 (en) * 2019-04-01 2020-10-08 Jt International S.A. Smoking articles storage box
CN110641805A (zh) * 2019-10-24 2020-01-03 上海荣泰健康科技股份有限公司 电动工具套装的运输包装结构
CN114714700B (zh) * 2022-04-13 2023-12-08 宝钢股份黄石涂镀板有限公司 一种防火耐腐蚀型水性硅改性涂层彩钢板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03675A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Kyocera Corp Ic収納体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI274018B (en) * 2004-07-30 2007-02-21 Asustek Comp Inc Packing structure and buffer device thereof
US7398884B2 (en) * 2005-12-28 2008-07-15 International Business Machines Corporation Packaging cushioning material, packaging and method for protecting products against damage

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03675A (ja) * 1989-05-26 1991-01-07 Kyocera Corp Ic収納体

Also Published As

Publication number Publication date
WO2010119979A1 (ja) 2010-10-21
US20120043249A1 (en) 2012-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008308178A (ja) 梱包装置および緩衝材
WO2010119979A1 (ja) 緩衝材および梱包装置
WO2011071172A1 (ja) 緩衝部材および梱包装置
JP6710433B2 (ja) 緩衝材
JP2014088214A (ja) 対象を収容するボックス
JP4946482B2 (ja) 緩衝用梱包材及びtv受像機の緩衝用梱包材
JP6727433B2 (ja) 梱包装置
JP5811668B2 (ja) 梱包装置
JP6270079B2 (ja) 収納箱および箱部材
JP2020117273A (ja) 緩衝材および梱包材
JP2019043600A (ja) 緩衝材
JP2021046222A (ja) 梱包用段ボールシートおよび梱包方法
JP6804021B2 (ja) 梱包容器
KR200328343Y1 (ko) 포장용 완충재
JP3168700U (ja) 移動規制部材及びこれを用いた収納用箱
JP4512667B1 (ja) 外箱に収容される緩衝体
JP2021155063A (ja) 梱包材及び梱包装置及び電気機器梱包体
JP6321383B2 (ja) 物品収容容器
JP3944232B1 (ja) 緩衝材及び段ボール板
JP5221415B2 (ja) 保護部材
JP2008184179A (ja) 段ボール製緩衝材
JP2007055613A (ja) 緩衝材
JP6844214B2 (ja) 梱包装置
JP5124166B2 (ja) 緩衝包装材
JP2017095169A (ja) 段ボール梱包材

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130402