JPWO2010116410A1 - 光加入者終端装置、ponシステムおよび異常検出方法 - Google Patents

光加入者終端装置、ponシステムおよび異常検出方法 Download PDF

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Abstract

OLTが所定の周期で送信するディスカバリゲートを受信し、ディスカバリゲートに対する応答信号を返送し、OLTが前記応答信号を受信した場合に送信する自装置宛てのユニキャストフレームを受信するONU1であって、OLTから受信した信号がディスカバリゲートであるかユニキャストフレームを検出する受信フレーム検出部4と、受信フレーム検出部4により検出された結果に基づいて、異常発光状態を検出する誤発光検出部5と、を備える。

Description

本発明は、複数の宅側装置が媒体を共有してデータの伝送を行なう媒体共有型通信であるPON(Passive Optical Network)に関し、特に、データをイーサネット(登録商標)フレームのまま伝送を行なうEPON(Ethernet(登録商標)PON)において光加入者線終端装置の故障を検出する光加入者終端装置、PONシステムおよび異常検出方法に関するものである。
近年、インターネットが広く普及しており、利用者は世界各地で運営されているサイトの様々な情報にアクセスし、その情報を入手することが可能である。それに伴って、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やPONを含むFTTH(Fiber To The Home)などのブロードバンドアクセスも広く普及してきている。取り分けFTTHでは、GE(Gigabit Ethernet(登録商標))−PONの需要が急激にのびており、今後さらに高速化が進むと予想され10GE−PONなど高速のPONの検討が進んでいる。
従来のPONシステムは、たとえば、主に電話局などに設置されるOLT(Optical Line Terminal)と、主に各宅内に設置される複数のONUと、OLTから送出される光信号を分岐してONUに送出し、ONUから送出される光信号を集束してOLTに送出する光カプラと、ONUのそれぞれに接続されるユーザ端末と、備える。そして、OLTとONUとの間で、ハンドシェイクによるリンクアップ処理や帯域の分散割当などを行う。
このようなPONシステムにおいて、たとえば、ONUの回路が故障して、常時発光状態となった場合は、上りのタイミング制御が正常に動作できず全てのONUが通信不可となりONUリンク断が発生する。この場合、故障したONUを特定してPONシステムから切り離し、上り方向の通信経路を確保し通信を復旧させる必要がある。このような技術として、たとえば、下記特許文献1および特許文献2に開示された技術がある。
下記特許文献1に開示された技術では、回路の故障などにより常時発光状態となった子局だけでなく発光期間に異常のある子局も検出することができる。また、下記特許文献2では、偶発的に発生した上りフレームの異常を検出するための回路が開示されている。
特開2007−318524号公報 特開2007−158943号公報
しかしながら上記特許文献1に記載の技術では、発光状態検出にはフォトダイオードを新たにONUに取り付ける必要がある。そのため、低価格化が要求される宅内に設置する光加入者終端装置への適用は難しい、という問題があった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、上り通信がONUの連続発光状態によって通信不可になった場合には適用できない。そのため、連続発光の異常には適用できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、汎用のONUに対する追加回路を最小限にしつつ、連続発光の異常を検出することができる光加入者終端装置、PONシステムおよび異常検出方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、光加入者端局装置が所定の周期で送信する所定の制御信号を受信し、前記所定の制御信号に対する応答信号を返送し、前記光加入者端局装置が前記応答信号を受信した場合に送信する自装置宛てのユニキャストフレームを受信する光加入者終端装置であって、前記光加入者端局装置から受信した信号の種別を検出する受信フレーム検出手段と、前記受信フレーム検出手段により検出された結果に基づいて異常発光状態を検出する異常発光検出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる光加入者終端装置、PONシステムおよび異常検出方法は、汎用のONUに、異常発光検出部を追加し、異常発光検出部が、ディスカバリゲートを定期的に受信し、かつ、ディスカバリゲートを受信してから一定時間内にユニキャストフレームを受け取っていない場合に、連続発光異常状態と判断することようにしたので、汎用のONUに対する追加回路を最小限にしつつ、連続発光の異常を検出することができる、という効果を奏する。
図1は、本発明にかかる光加入者終端装置の機能構成例を示す図である。 図2は、PONシステムの構成例を示す図である。 図3は、ONUのハンドシェイクによるリンクアップ処理と帯域の分散割り当て処理の一例を示すシーケンス図である。 図4は、再度ONUリンクアップ処理を実施する場合の動作シーケンス例を示す図である。 図5は、強制発光停止処理の制御方法の一例を示すシーケンス図である。 図6−1は、連続発光異常状態に陥っているONUの特定と通信異常解除動作の一例を示すフローチャートである。 図6−2は、連続発光異常状態に陥っているONUの特定と通信異常解除動作の一例を示すフローチャートである。
1,1−1〜1−5 ONU
2 光送受信部
3 光入力検出部
4 受信フレーム検出部
5 誤発光検出部
6 強制発光停止制御部
7 強制発光停止部
8 LED制御部
10 ディスカバリゲート
11〜13 ユニキャストフレーム
14 光ファイバ
20 OLT
21 光カプラ
22−1〜22−5 ユーザ端末
以下に、本発明にかかる光加入者終端装置、PONシステムおよび異常検出方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本発明にかかる光加入者終端装置(ONU)の機能構成例を示す図である。図1では、本発明にかかる主要構成要素を示している。図1に示したONU1は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers) std 802.3−2005または標準化が進められているIEEE 802.3avで規定されるONUとしての主要機能を有することを前提とする。
図1に示すように、本実施の形態のONU1は、受信した光信号を電気信号に変換し、また送信する電気信号を光信号に変換する光送受信部2と、光送受信部2で検出した光信号が所定の閾値以上の出力であるかに基づいて光信号を受信していることを検出する光入力検出部3と、受信フレームを検出する受信フレーム検出部4と、ONUが異常発光状態であることを検出する誤発光(異常発光)検出部5と、強制発光停止処理を制御する強制発光停止制御部6と、強制発光停止指示を実施する強制発光停止部7と、LEDを制御するLED制御部8、を備える。またONU1は、光ファイバ14に接続され、光ファイバ14経由でディスカバリゲート(DG)10やユニキャストフレーム(UC)11〜13などを受信する。
図2は、本実施の形態のPONシステムの構成例を示す図である。図2に示すように、本実施の形態のPONシステムは、主に電話局などに設置されるOLT20と、主に各宅内に設置されるONU1−1〜1−5と、OLT20から送出される光信号を分岐してONU1−1〜1−5に送出し、また、ONU1−1〜1−5から送出される光信号を集束してOLT20に送出する光カプラ21と、ONU1−1〜1−5のそれぞれに接続されるユーザ端末22−1〜22−5とを含む。なお、ONU1−1〜1−5は、それぞれ図1に示したONU1と同じ構成である。また、図2の例ではONUの台数は5台であるが、ONUの台数はこれに限定されない。
OLT20は、光ファイバを介して光カプラ21に接続される。ONU1−1〜1−5は、それぞれ光ファイバを介して光カプラ21に接続される。また、ONU1−1〜1−5は、それぞれケーブルを介してユーザ端末22−1〜22−5に接続される。
図3は、図2で示したPONシステムにおける、ONUのハンドシェイクによるリンクアップ処理(ONUリンクアップ処理)と帯域の分散割り当て処理の一例を示すシーケンス図である。この図では、OLTと接続されるONU数を3としており(図3のONU−1〜ONU−3)、上段では、IEEE std 802.3−2005およびIEEE 802.3avで規定された、ONUがリンクアップ処理を行うディスカバリプロセスを示している。また、図の下段ではONUリンクアップ完了後に行う帯域割り当てを行うための、OLT−ONU間のグラントおよびレポートの受け渡しを示している。
図3に基づいて、ONUリンクアップ処理と帯域の分散割り当て処理を説明する。まず、OLT20は、リンクアップを完了していないONUを探すために、ディスカバリゲート(DG)をONU1−1〜1−3に同報にて送信する(ステップS11)。ここでは、ONU1−1〜1−3は、リンクアップが完了していないとする。ONU1−1〜1−3は、それぞれOLT20からディスカバリゲートを受信すると、リンクアップ要求を行うためのレジスタリクエスト(RR)を送信する(ステップS12)。
OLT20は、ONU1−1〜1−3からレジスタリクエストを受信すると、引き続きONUリンクアップ処理を行うために必要な情報を含むレジスタ(RG)をONU1−3に送信する(ステップS13)。その後、OLT20は、ONU1−3が送信するフレームの送信タイミングを規定するためのグラント(G)を送信する(ステップS14)。
ONU1−3は、OLT20から受信したレジスタおよびグラントのフレームを正常に受信したことを確認後、そのグラントで指定された送信タイミングで、レジスタを正常に受信したことを通知するためレジスタアクノリッジ(RA)を送信する(ステップS15)。以上の処理により、ONU1−3のリンクアップが完了する。
以降、ONU1−1,1−2についても、ONU1−3についてのステップS13〜S15と同様に、それぞれステップS16〜S18,ステップS19〜S21の処理を実施し、ONU1−1およびONU1−2のリンクアップが完了する。なお、OLT20は各ONU1−1〜1−3に対して独立にリンクアップ処理を実施するため、各ONU1−1〜1−3に対して指定される送信タイミングはOLT20の処理状況に依存して決定される。
OLT20は、ONUリンクアップが完了したONUに対して、MPCP(マルチポイントコントロールプロトコル)に従い、帯域割り当てとデータ転送を開始する。まず、OLT20は、各ONUが送信するレポートの送出開始時刻を算出し、算出した送出開始時刻を含むグラントをONUごとに生成し、そのグラントをそれぞれ対応するONU1−3,1−2,1−1に順次送出する(ステップS22)。
ONU1−1〜1−3は、それぞれ、受信したグラントに含まれる送出開始時刻に従ってデータの送出要求量を含むレポートをOLT20へ送信する(ステップS23)。OLT20は、ONU1−1〜1−3からそのレポートを受信すると、最初にデータの送出を許可するONU1−3のデータの送出開始時刻および送出許可量を算出し、グラントに格納してONU1−3に送出する(ステップS24)。
ONU1−3は、ステップS24で送信されたグラントを受信すると、そのグラントに含まれる送出許可量に基づいて上りデータ(D)を生成し、次回の送出要求量を格納したレポートとともにOLT20に送信する(ステップS25)。
OLT20は、ONU1−3からデータを受信するとともに、これと並行してONU1−2のデータの送出開始時刻および送出許可量を算出し、算出結果をグラントに格納してONU1−2に送出する(ステップS26)。ONU1−2は、ステップS26で送信されたグラントを受信すると、そのグラントに含まれる送出許可量に基づいて上りデータ(D)を生成し、次回の送出要求量を格納したレポートとともにOLT20に送信する(ステップS27)。
OLT20は、ONU1−2からデータを受信するとともに、これと並行してONU1−1のデータの送出開始時刻および送出許可量を算出し、算出結果をグラントに格納してONU1−1に送出する(ステップS28)。そして、OLT20は、グラントをONU1−1に送出した後に、ONU1−3に対する2回目の送出開始時刻および送出許可量を算出し、算出結果をグラントに格納してONU1−3に送出する(ステップS29)。
ONU1−1は、ステップS28で送信されたグラントを受信すると、そのグラントに含まれる送出許可量に基づいて上りデータ(D)を生成し、次回の送出要求量を格納したレポートとともにOLT20に送信する(ステップS30)。また、ONU1−3は、ステップS29で送信されたグラントを受信すると、そのグラントに含まれる送出許可量に基づいて上りデータを生成し、次回の送出要求量を格納したレポートとともにOLT20に送信する(ステップS31)。
以降、データ量に応じて、グラントの送信とレポート、上りデータの送信が同様に実施される(ステップS32,33)。このように、OLT20は、順次ONU1−1〜1−3に対して帯域を割り当てて、各ONUからのデータを受信する。
一方、ONU1−1〜1−3の1つ以上に異常が生じてそのONUが連続発光状態におちいった場合、ONU1−1〜1−3からOLT20方向への通信(上り方向の通信)は光信号の干渉によりいずれも通信ができなくなる。したがって、図3に示したようなハンドシェイクによるONUリンクアップ処理と、帯域の分散割り当て処理を実施することができなくなる。このように、上り方向の通信が不可となる状態に陥ると、全てのONUのリンクアップ状態は解除され、OLT20は再度リンクアップ処理を実施する。
図4は、再度ONUリンクアップ処理を実施する場合の動作シーケンス例を示す図である。上り方向の通信が不可となった場合、図4に示すように、再度ONUリンクアップ処理を実施するため、まず、OLT20がONU1−1〜1−3に対して、ディスカバリゲート(DG)を送信する(ステップS41)。
ONU1−1〜1−3は、ディスカバリゲートを受信するとリンクアップ要求を実施するためレジスタリクエストを送信するが、ONU1−1〜1−3のうち一台以上のONUは異常状態となり、通信不可の連続発光状態に陥ると、OLT20はONU1−1〜1−3から送信されるレジスタリクエストを受信できない(ステップS42)。そのため、OLT20はあらかじめ設定されたディスカバリ周期に基づき再びディスカバリゲートを送信する(ステップS43)が、やはり、ONU1−1〜1−3から送信されるレジスタリクエストを受信できず(ステップS44)、その後も一定間隔でディスカバリゲートを送信し続けることになる。
図4のように、ディスカバリゲートを送信し続ける状態を避けるためには、なるべく早急に障害となる連続発光状態に陥ったONUを特定し、そのONUに対して強制発光停止処理を実施して、上り方向の通信経路を確保することが重要である。また、個々のONUは自身が連続発光状態に陥っていることを検出し自動的に強制発光状態を解除することが望ましい。さらに、ONUは、一般に加入者の宅内等に設置されるため、汎用のONUに対して追加回路を最小限にして、以上の処理を実施することが望ましい。
本実施の形態では、このような要求に対応するため、ONU1は、自システムの上り回線が連続発光状態であるか否かを検出するための連続発光状態検出手段を具備する。また、本実施の形態では、ONU1が、連続発光状態であると検出した場合に、連続発光状態に陥っているONUが自身であるか否かを特定し、自身が連続発光状態に陥っていると特定した場合には、強制発光停止処理を実施し上り方向の通信経路を確保する。
図4の説明に戻ると、たとえば、図4の状態となった場合、ONU1−1〜1−3が、「ディスカバリゲートゲートを受信しているにもかかわらず、ユニキャストフレームを一定時間受信できない状態」であるか否かを監視することにより、ONU1−1〜1−3のいずれかが異常発光状態になっており上り信号の通信を阻害しているか否かを検出することができる。
汎用のONUは、ディスカバリプロセス処理を実施するためディスカバリゲートを受信したかを検出する回路は実装されている。また、ユニキャストフレームを一定時間受信していないか否かは、通常の受信処理を実施する手段によって判断することできる。たとえば、ユニキャストフレームを一定時間受信しなかった場合に「ユニキャストフレーム未受信」と判定するとし、ONUは、以下の式(1)に示す上り通信異常検出条件を満たすか否かにより、上り通信に異常が生じているか否かを判断することができる。
上り通信異常検出条件 =
一定周期でディスカバリゲートを受信 AND ユニキャストフレーム未受信 …(1)
上記(1)では、一定周期でディスカバリゲートを受信していることを確認することにより、下り通信が正常であることを確認し、ユニキャストフレーム未受信であることにより、上り通信が正常でないことを確認することに相当する。
さらに回路構成を簡略化するには下記の式(2)に示す通信異常検出条件を用いて上り通信に異常が生じているか否かを判断することもできる。
上り通信異常検出条件 =
下り信号光入力正常 AND ユニキャストフレーム未受信 …(2)
下り信号光入力が正常であるか否かは、通常のONUの受信機能で判断できる。ただし、上記式(2)の場合、下り信号光入力が正常であることにより下り通信が正常であると判断することに相当する。ただし、上記式(2)の場合、OLT20の故障によりディスカバリゲートを正常に送信していないケースと判別できないため、ONUの回路規模の制約の範囲内であれば式(1)の条件を用いることが望ましい。
以上により、上り通信に異常が生じていることは判断できるが、これだけではどのONUが異常な状態となっているかを特定できない。本実施の形態では、つぎの段階として、連続発光異常状態に陥っているONUを特定してそのONUの強制発光停止処理を実現するために、個々のONUが強制発光停止制御を実施し、その制御によって上り通信異常状態が解除されるかを各ONUがモニタする。この場合、個々のONUが同じタイミングで強制発光停止を実施すると、どのONUの強制発光停止により上り通信が回復したかが不明となるため、同じタイミングで強制発光停止を実施しないようにする必要がある。
各ONUが同時に強制発光停止を実施しないようにするには、たとえば、ONUを識別子等ONUごとのユニークな番号を用いて発光停止開始時刻を求めるようにし、発光停止開始時刻がONU間で重複しないようにすればよい。具体的な実施例として、オートディスカバリプロセスを用いてOLTよりONUに付与されるLLID(ロジカルリンクアイデンティフィケーション)を用いる方法がある。
ロジカルリンクアイデンティフィケーションは、ONUリンクアップ実施時にOLTからONUに割り当てられるONUに固有の番号である。各ONUは、あらかじめ設定した強制発光停止時間を、自身に割り当てられたLLIDに基づいて求めた所定の値を乗算し、乗算時間とする。そして、各ONUは、上記の式(1)または式(2)に基づいて上り通信の異常を検出した時間(連続発光異常状態検出時間)を起点とし、その起点から乗算時間経過した時刻を強制発光開始時刻として設定すれば、各ONUは重複することなく強制発光停止処理を実施することができる。
図5は、本実施の形態の強制発光停止処理の制御方法の一例を示すシーケンス図である。ここでも、図3,4と同様にONUが3台(ONU1−1〜1−3)接続されているケースを想定する。また、ONU1−1にはLLIDとしてLLID#0(LLID番号の値が“0”)が、ONU1−2にはLLID#2(LLID番号の値が“2”)が、ONU1−3にはLLID#3(LLID番号の値が“3”)がそれぞれ割り当てられているとする。またOLT20が送信するディスカバリゲートの送信周期を1秒とし、各ONUの強制発光停止時間は5秒とする。ディスカバリゲートの送信周期,強制発光停止時間は一例であり、これに限らず、何秒間に設定してもよい。
まず、ONU1−1〜1−3は、それぞれが、上記式(1)または上記式(2)に基づく上り通信異常検出条件に基づいて、上り通信の異常すなわち連続発光異常状態に陥っていることを検出(DET)する(ステップS51,52,53)。このとき、ONU1−1〜1−3の連続発光異常状態の検出タイミングの誤差(異常発生から検出までの時間)は、それぞれ接続される光ファイバの長さおよび各ONUの動作クロック偏差に依存するが、一般に1msec以下の誤差に収まる。したがって、ここでは、この誤差は強制発光停止処理の制御の上では無視できる大きさと考え、ONU1−1〜1−3は、いずれも時刻T1で連続発光異常状態を検出したとする。
ONU1−1〜1−3は、連続発光異常状態を検出すると、強制発光停止処理を開始する時刻であるONU強制発光停止開始時刻T2を下記式(3)に従って算出する。
ONU強制発光停止開始時刻T2
=T1+(LLID番号+1)*強制発光停止時間 …(3)
たとえば、ONU1−1の場合は、上記(3)に基づいてT2を算出すると、T2=T1+1*5となり、ONU1−1は、T1から5秒経過した時点T2から5秒間強制的に発光を停止する(ステップS54)。同様に、ONU1−2は、T1から15秒後の時点T3で強制発光停止を5秒間実施し(ステップS55)、ONU1−3は、T1から20秒後の時点T4で強制発光停止を5秒間実施する(ステップS56)。したがって、ONU1−1〜1−3がそれぞれ強制発光停止を実施する時刻は重複しない。
なお、本実施の形態では、各ONUが重複なく強制発光停止を実施するために、LLIDを用いて強制発光停止開始時間を決定するようにしたが、これ以外にも、ONUの他の固有情報に基づいて強制発光停止開始時間を決定してもよい。たとえば、各ONUのMACアドレスを用いて算出する方法などがある。
つぎに、上記の処理により強制発光停止処理を実施した場合に、その処理結果に基づいて連続発光異常状態に陥っているONUを特定し、上り方向の通信異常状態を解除する動作について説明する。図6−1,6−2は、連続発光異常状態に陥っているONUの特定と通信異常解除動作の一例を示すフローチャートである。
ここでは、図3,4,5を同様に、ONUが3台(ONU1−1〜1−3)の場合を例に説明する。また、ONU1−1〜1−3の強制発光停止実施順序は、図5の例で説明したように各ONUに対応するユニークな値に基づいて決定されることとする。図6−1,6−2では、図5の例と同様に、連続異常状態検出後、ONU1−1が最初に強制発光停止を実施し、その後、ONU1−2,ONU1−3の順に強制発光停止処理を実施するとする。
まず、ONU1−1〜1−3は、それぞれ連続発光異常状態を検出する(ステップS61)。連続発光異常状態の検出後、各ONUは、上述のようにそれぞれ強制発光停止の開始時間を求め、まず、ONU1−1が強制発光停止を実行する(ステップS62)。ONU1−1が強制発光停止後に、ONU1−1〜1−3は、連続発光異常状態が解除されたか否かを判断する(ステップS63)。具体的には、たとえば、ディスカバリゲートを受信してから一定時間内にユニキャストフレームを受信できるようになった場合に連続発光異常状態が解除されたと判断する。
ONU1−1〜1−3は、連続発光異常状態が解除されたと判断した場合(ステップS63 Yes)は、ONU1−1が連続発光異常状態の原因のONUであると判断し、上り通信経路を確保するため引き続きONU1−1の強制発光状態を継続する(ステップS64)。具体的には、ONU1−1は、連続発光異常状態が解除されたと判断した場合は、自身の強制発光状態を継続し、また、ONU1−2,1−3は、自身の求めた自身の強制発光停止開始時間になっても強制発光停止を実施しない。そして、ONU1−1は、異常ONUが自身(ONU1−1)であることを通知するため自身のLEDの点灯を実施し(ステップS65)、異常発光状態ONUを特定して切り離しが完了したと判断して処理を終了する(ステップS66)。
なお、LEDの点灯は、各ONUがLED点灯の機能を備えている場合に実施するが、この機能を備えていない場合には実施しなくてもよい。また、LEDの点灯方法は、どのような方法でもよいが、異常を識別するための点灯方法をあらかじめ定めておき、その点灯方法で実施する。
一方、ステップS63で、ONU1−1〜1−3が、連続発光異常状態が解除されていないと判断した場合(ステップS63 No)は、ONU1−1は強制発光停止時間が満了したかを確認する(ステップS67)。ONU1−1は、強制発光停止時間が満了したと判断した場合(ステップS67 Yes)には、強制発光停止処理を解除する(ステップS68)。強制発光停止時間が満了していないと判断した場合(ステップS67 No)は、ONU1−1は、ステップS63に戻る。なお、ステップS67では、ONU1−2,1−3は処理を実施しないが、ステップS67が実施される間待機し、ONU1−1がステップS63を実施するのと同等のタイミングでONU1−2,1−3もステップS63の処理を実施する。
ステップS68でONU1−1の強制発光停止処理の解除後、次の強制発光停止処理としてONU1−2が、自身の強制発光停止開始時間に基づいて強制発光停止処理を実施する(ステップS69)。そして、ステップS63と同様に、ONU1−1〜1−3は、連続発光異常状態が解除されたか否かを判断し(ステップS70)、解除されたと判断した場合(ステップS70 Yes)には、ONU1−2が連続発光異常状態の原因のONUであると判断し、上り通信経路を確保するため引き続きONU1−2の強制発光状態を継続する(ステップS71)。そして、ONU1−2は、異常ONUが自身(ONU1−2)であることを通知するためLEDの点灯を実施し(ステップS72)、異常発光状態ONUを特定して切り離しが完了したと判断して処理を終了する(ステップS66)。
連続発光異常状態が解除されていないと判断した場合(ステップS70 No)は、ONU1−2は強制発光停止時間が満了したかを確認する(ステップS73)。ONU1−2は、強制発光停止時間が満了したと判断した場合(ステップS73 Yes)には、強制発光停止処理を解除する(ステップS74)。強制発光停止時間が満了していないと判断した場合(ステップS73 No)、ONU1−2はステップS70に戻る。なお、ステップS73では、ONU1−1,1−3は処理を実施しないが、ステップS73が実施される間待機し、ONU1−2がステップS70を実施するのと同等のタイミングでONU1−1,1−3もステップS73の処理を実施する。
ステップS74でONU1−2の強制発光停止処理の解除後、次の強制発光停止処理としてONU1−3が、自身の強制発光停止開始時間に基づいて強制発光停止処理を実施する(ステップS75)。そして、ステップS63と同様に、ONU1−1〜1−3は、連続発光異常状態が解除されたか否かを判断し(ステップS76)、解除されたと判断した場合(ステップS76 Yes)には、ONU1−3が連続発光異常状態の原因のONUであると判断し、上り通信経路を確保するため引き続きONU1−3の強制発光状態を継続する(ステップS77)。そして、ONU1−3は、異常ONUが自身(ONU1−3)であることを通知するためLEDの点灯を実施し(ステップS78)、異常発光状態ONUを特定して切り離しが完了したと判断して処理を終了する(ステップS66)。
連続発光異常状態が解除されていないと判断した場合(ステップS76 No)は、ONU1−3は強制発光停止時間が満了したかを確認する(ステップS79)。ONU1−3は、強制発光停止時間が満了したと判断した場合(ステップS79 Yes)には、強制発光停止処理を解除し(ステップS80)、異常発光状態の要因がONUでない可能性があるため、異常の要因のONUを特定せずに処理を終了する(ステップS81)。なお、この際、異常の要因のONUが特定されなかったことをユーザに通知するため、LEDの点灯や他の手段による通知を実施してもよい。
また、ステップS79で強制発光停止時間が満了していないと判断した場合(ステップS79 No)、ステップS76に戻る。なお、ステップS79では、ONU1−1,1−2は処理を実施しないが、ステップS79が実施される間待機し、ONU1−3がステップS76を実施するのと同等のタイミングでONU1−1,1−2もステップS76の処理を実施する。
以上の処理により、連続発光異常状態のONUを特定し、特定したONUの強制発光停止処理を行うことにより上り通信を回復することができる。なお、図3,4,5,6−1,6−2では、ONUが3台の場合を例に動作を説明したが、ONUの台数に制約はなくONUの台数分同様の動作を実施すればよい。
つぎに、図1に戻り、本実施の形態のONU1の強制発光停止に関する動作手順を説明する。なお、図1では、強制発光停止処理に関する構成要素とその処理に関する接続関係のみを示しており、通常通信を行うための構成要素等は図示していない。まず、光送受信部2は、光ファイバ14経由でOLT20から送信されるディスカバリゲート10やOLT20が各ONU宛てに送信するユニキャストフレーム11〜13を光信号として受信し、受信した光信号を電気信号に変換して受信フレーム検出部4に送出する。また、光送受信部2は、データの送信時には、電気信号である送信データを光信号に変換し光ファイバ14に出力する。
光入力検出部3は、OLT20から送信される光信号が所定の信号レベル(光送受信部2で正しく電気信号に再生できる光入力レベル)以上で受信されているか否か、すなわち、正常な光入力レベルで受信しているか否かを判断し、判断結果を誤発光検出部5に通知する。
受信フレーム検出部4は、光送受信部2から出力される電気信号に基づいて、その信号がOLT20から送信されたディスカバリゲート10であるか、または、OLT20から各ONU宛てに送信されるユニキャストフレーム11〜13であるか、を判定し、判定結果を誤発光検出部5に通知する。
誤発光検出部5は、光入力検出部3から正常な光入力レベルを受信していると通知された場合、受信フレーム検出部4からディスカバリゲート10を受信したことを示す通知に基づいて、所定の周期でディスカバリゲート10を受信しているかを判断する。そして、誤発光検出部5は、所定の周期でディスカバリゲート10を受信していると判断し、かつ、ディスカバリゲート10を受信してからあらかじめ設定された一定時間内に受信フレーム検出部4からユニキャストフレーム11〜13を受信したことを示す通知がない場合には、自ONUも含め同一OLT20に接続しているいずれかのONUが、連続発光状態となる異常により上り方向の通信ができない状態(連続発光異常状態)に陥っている可能性があることを検出する。そして、誤発光検出部5は、連続発光異常状態が検出した場合、その旨をLED制御部8および強制発光停止制御部6に通知する。
また、誤発光検出部5は、ディスカバリゲート10を受信してからあらかじめ設定された一定時間内に受信フレーム検出部4からユニキャストフレーム11〜13を受信したことを示す通知があった場合、連続発光異常状態は解除されたと判断し、その旨をLED制御部8および強制発光停止制御部6に通知する。
なお、ここでは、光入力検出部3から正常な光入力レベルを受信していると通知された場合、受信フレーム検出部4からディスカバリゲート10を受信したことを示す通知に基づいて、所定の周期でディスカバリゲート10を受信しているかを判断することにより下り通信の正常性を判断するようにした。すなわち、前述の式(1)および式(2)の両方の条件に基づいて下り通信の正常性を判断するようにしたが、これに限らず、前述の式(1)のように下り通信の正常性を所定の周期でディスカバリゲート10を受信しているかにより判断してもよい。また、前述の式(2)のように、所定の周期でディスカバリゲート10を受信しているかを判断する替わりに、光入力検出部3からの通知に基づいて下り通信の正常性を判断してもよい。
強制発光停止制御部6は、各ONUの強制発光停止処理時間が重複しないように、自身のLLIDなどの固有IDに基づいてたとえば上記式(3)で示した式などに従って強制発光停止開始時刻を求める。そして、求めた強制発光停止開始時刻になると強制発光停止部7に所定の強制発光停止時間の間発光を停止する強制発光停止処理を実施するように通知する。また、強制発光停止制御部6は、強制発光停止部7が強制発光停止処理を実施している間に誤発光検出部5より連続発光異常状態が解除された通知を受けた場合、自ONUが連続発光異常状態となっているONUと判断する。そして、強制発光停止制御部6は、強制発光停止部7に引き続き強制発光停止時間を満了しても引き続き強制発光停止指示を継続するとともに、自ONUが連続発光異常状態となっているONUと判断した旨をLED制御部8に通知する。
LED制御部8は、強制発光停止制御部6から自ONUが連続発光異常状態となっているONUと判断した通知を受け取った場合には、自身が異常ONUであることを表示するためLEDを点灯する。
なお、強制発光停止制御部6は、一旦自ONUが連続発光異常状態となっているONUと判断した場合には、ONUの電源供給を停止し再度電源を投入した場合にも継続して強制発光停止状態を継続し、またLEDの点灯を継続する機能を有することが望ましいが、ここの機能は本発明の必須の機能ではない。
なお、本実施の形態では、IEEE std 802.3−2005またはIEEE 802.3avで規定される通信方法を採用する場合を例に説明したが、これに限らず、同様にOLT20から所定の信号を各ONUに所定の周期で送信し、各ONUがその信号に応答するような通信方法であれば、本実施の形態の動作を適用することができる。この場合、ディスカバリゲート10を定期的に受信しているか、の判断の替わりに、定期的に送信する所定の信号を定期的に受信しているか、の判断を行えばよい。
以上のように、本実施の形態では、IEEE std 802.3−2005またはIEEE 802.3avで規定される汎用のONUに、誤発光検出部5,強制発光停止制御部6,強制発光停止部7を追加し、誤発光検出部5が、ディスカバリゲート10を定期的に受信し、かつ、ディスカバリゲート10を受信してから一定時間内にユニキャストフレームを受け取っていない場合に、連続発光異常状態と判断することとした。そのため、汎用のONUに対する追加回路を最小限にしつつ、連続発光の異常を検出することができる。
さらに、強制発光停止制御部6は、各ONUの強制発光停止処理時間が重複しないように、強制発光停止処理の開始を指示し、強制発光停止部7が指示に基づいて強制的に発光を停止するようにした。また、強制発光停止制御部6は、強制発光停止処理中に、誤発光検出部5から連続発光異常状態の解除を通知された場合は、自身が連続発光異常状態の原因であると判断し、強制発光停止状態を継続するようにした。そのため、連続発光異常の原因となるONUを特定して、特定したONUを強制的に発光停止するようにしたので、速やかに異常状態から回復することができる。
以上のように、本発明にかかる光加入者終端装置、異常検出方法は、PONシステムに有用であり、特に、OLTとONUの間でハンドシェイクによる処理を行うPONシステムに適している。

Claims (13)

  1. 光加入者端局装置が所定の周期で送信する所定の制御信号を受信し、前記所定の制御信号に対する応答信号を返送し、前記光加入者端局装置が前記応答信号を受信した場合に送信する自装置宛てのユニキャストフレームを受信する光加入者終端装置であって、
    前記光加入者端局装置から受信した信号の種別を検出する受信フレーム検出手段と、
    前記受信フレーム検出手段により検出された結果に基づいて異常発光状態を検出する異常発光検出手段と、
    を備えることを特徴とする光加入者終端装置。
  2. 前記受信フレーム検出手段が検出する種別として、前記ユニキャストフレームを含めることとし、
    前記異常発光検出手段は、所定の基準時間から所定のしきい値が経過してもユニキャストフレームを受信しない場合を異常発光状態として検出することを特徴とする請求項1に記載の光加入者終端装置。
  3. 前記受信フレーム検出手段が検出する種別として、さらに前記所定の制御信号を含めることとし、
    前記異常発光検出手段は、前記所定の制御信号を前記所定の周期で受信していると判断した場合、かつ、前記制御信号を受信してから所定の時間が経過しても前記ユニキャストフレームを受信していないと判断した場合、を異常発光状態として検出することを特徴とする請求項2に記載の光加入者終端装置。
  4. 前記光加入者端局装置から受信した信号の信号レベルが所定のレベルしきい値以上であるか否かに基づいて入力レベルが正常であるか否かを判断する光入力検出手段、
    をさらに備え、
    前記異常発光検出手段は、前記所定の制御信号を前記所定の周期で受信していると判断した場合、かつ、前記入力レベルが正常である場合、を異常発光状態として検出することを特徴とする請求項2に記載の光加入者終端装置。
  5. 前記光加入者端局装置から受信した信号の信号レベルが所定のレベルしきい値以上であるか否かに基づいて入力レベルが正常であるか否かを判断する光入力検出手段、
    をさらに備え、
    前記異常発光検出手段は、前記所定の制御信号を前記所定の周期で受信していると判断した場合、かつ、前記入力レベルが正常である場合、を異常発光状態として検出することを特徴とする請求項3に記載の光加入者終端装置。
  6. 所定の停止時間の間、強制的に自装置の発光を停止する強制発光停止処理を実施する強制発光停止手段と、
    前記異常発光状態を検出した場合に、自身が接続する光加入者端局装置と接続する他の光加入者終端装置と重ならないように強制的に発光を停止する強制発光停止時間を決定し、決定した時間に前記強制発光停止処理を実施するよう前記強制発光停止手段を制御する強制発光制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の光加入者終端装置。
  7. 前記強制発光停止時間を自身に割り当てられたLLIDに基づいて決定することを特徴とする請求項6に記載の光加入者終端装置。
  8. 前記異常発光検出手段は、強制発光停止処理の実施中に、異常発光状態を検出したか否かを判断し、異常発光状態を検出していない場合には、異常発光状態が解除されたことを前記強制発光制御手段に通知し、
    前記強制発光制御手段は、強制発光停止処理の実施中に、異常発光状態が解除された旨の通知を受信した場合には、自装置が異常発光状態の原因装置であると特定し、前記強制発光停止手段に対して強制発光停止処理を継続するよう制御することを特徴とする請求項6に記載の光加入者終端装置。
  9. 自装置が異常であることを表示するためのLEDを点灯させるLED制御手段、
    をさらに備え、
    前記強制発光制御手段は、前記異常発光状態が解除された旨の通知を受信した場合に、前記LED制御手段に自装置が異常であることを表示するためのLEDの点灯を指示することを特徴とする請求項8に記載の光加入者終端装置。
  10. 前記異常発光検出手段は、強制発光停止処理の実施中に、異常発光状態を検出したか否かを判断し、異常発光状態を検出していない場合には、異常発光状態が解除されたことを前記強制発光制御手段に通知し、
    前記強制発光制御手段は、強制発光停止処理の実施中に、異常発光状態が解除された旨の通知を受信した場合には、自装置が異常発光状態の原因装置であると特定し、前記強制発光停止手段に対して強制発光停止処理を継続するよう制御することを特徴とする請求項7に記載の光加入者終端装置。
  11. 自装置が異常であることを表示するためのLEDを点灯させるLED制御手段、
    をさらに備え、
    前記強制発光制御手段は、前記異常発光状態が解除された旨の通知を受信した場合に、前記LED制御手段に自装置が異常であることを表示するためのLEDの点灯を指示することを特徴とする請求項10に記載の光加入者終端装置。
  12. 前記光加入者端局装置と、複数の光加入者終端装置と、で構成され、前記光加入者端局装置が前記光加入者終端装置に所定の周期で所定の制御信号を送信し、前記光加入者終端装置が前記所定の制御信号に対する応答信号を返送し、前記光加入者端局装置が前記応答信号を受信した場合に前記光加入者終端装置宛てのユニキャストフレームを送信するPONシステムであって、
    前記光加入者終端装置は、
    前記光加入者端局装置から受信した信号の種別を検出する受信フレーム検出手段と、
    前記受信フレーム検出手段により検出された結果に基づいて異常発光状態を検出する異常発光検出手段と、
    を備えることを特徴とするPONシステム。
  13. 光加入者端局装置が所定の周期で送信する所定の制御信号を受信し、前記所定の制御信号に対する応答信号を返送し、前記光加入者端局装置が前記応答信号を受信した場合に送信する自装置宛てのユニキャストフレームを受信する光加入者終端装置における異常検出方法であって、
    前記光加入者端局装置から受信した信号の種別を検出する受信フレーム検出ステップと、
    前記受信フレーム検出ステップにて検出された結果に基づいて異常発光状態を検出する異常発光検出ステップと、
    を含むことを特徴とする異常検出方法。
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