JPWO2010109646A1 - 紅茶の抽出方法 - Google Patents
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Abstract
本発明の紅茶の抽出方法は、抽出容器内に茶葉あるいはティーバッグを投入する工程と、この投入する工程後に抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出した第1の抽出液を容器に移す第1の抽出工程と、この第1の抽出工程後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグが投入されている抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出する第2の抽出液を容器に移す作業を少なくとも2回以上行なう第2の抽出工程と、この第2の抽出工程で抽出した第2の抽出液と前記第1の抽出工程で抽出した第1の抽出液とを混合させる混合工程とで構成され、風味のよい紅茶を短時間に抽出することができる紅茶の抽出方法を得るにある。
Description
本発明は紅茶の抽出方法に関する。
従来の紅茶の抽出はティーポットやチャンバーに紅茶あるいはティーバッグを投入した後、熱湯を投入し、FTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さなものでは120秒〜180秒かけて紅茶を抽出していた。
茶葉の使用量が少なく、長時間抽出するため、水質の影響を受けやすく、茶葉の適量の範囲が狭いなど、風味よく抽出しづらいという欠点があった。
特になし
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、風味のよい紅茶を短時間に抽出することができる紅茶の抽出方法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は抽出容器内に茶葉あるいはティーバッグを投入する工程と、この投入する工程後に抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出した第1の抽出液を容器に移す第1の抽出工程と、この第1の抽出工程後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグが投入されている抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出する第2の抽出液を容器に移す作業を少なくとも2回以上行なう第2の抽出工程と、この第2の抽出工程で抽出した第2の抽出液と前記第1の抽出工程で抽出した第1の抽出液とを混合させる混合工程とで紅茶の抽出方法を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)抽出容器内に茶葉あるいはティーバッグを投入する工程と、この投入する工程後に抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出した第1の抽出液を容器に移す第1の抽出工程と、この第1の抽出工程後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグが投入されている抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出する第2の抽出液を容器に移す作業を少なくとも2回以上行なう第2の抽出工程と、この第2の抽出工程で抽出した第2の抽出液と前記第1の抽出工程で抽出した第1の抽出液とを混合させる混合工程とで構成されているので、第1の抽出液および第2の抽出液を、それぞれ別のお湯を投入して行なうので、効率よく茶葉の抽出成分をお湯へ流出させることができ、短時間に紅茶を抽出することができる。
(2)前記(1)によって、茶葉の成分を効率よく短時間で抽出するので、安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
(3)前記(1)によって、お湯を投入して短時間に第1の抽出液を容器に取り出すとともに、新たにお湯を投入して短時間に第2の抽出液を容器に取り出し、前記第1の抽出液と第2の抽出液とを混合するだけでよいので、熟練者でなくても、誰でもが容易に風味のよい紅茶を短時間で抽出することができる。
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
1、1A、1B:紅茶の抽出方法、
2:抽出容器、 3:茶葉あるいはティーバッグ、
4:投入工程、 5:お湯、
6:第1の抽出液、 7:容器、
8、8A、8B:第1の抽出工程、
9:第2の抽出液、 10:容器、
11、11A、11B、11C:第2の抽出工程、
12:混合工程。
2:抽出容器、 3:茶葉あるいはティーバッグ、
4:投入工程、 5:お湯、
6:第1の抽出液、 7:容器、
8、8A、8B:第1の抽出工程、
9:第2の抽出液、 10:容器、
11、11A、11B、11C:第2の抽出工程、
12:混合工程。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図6に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本発明の紅茶の抽出方法で、この紅茶の抽出工程1はティーポットやチャンバー等の抽出容器2内に茶葉あるいはティーバッグ3を投入する投入工程4と、この投入工程4後に前記抽出容器2内へ通常の2分の1以下、本発明を実施する形態では2分の1のお湯5を投入し、通常の10分の3以下、本発明を実施する形態では3分の1の抽出時間で抽出した第1の抽出液6を容器7に移す第1の抽出工程8と、この第1の抽出工程8後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグ3aが投入されている抽出容器2内へ通常の2分の1以下、本発明を実施する形態では2分の1のお湯5を投入し、通常の10分の3以下、本発明を実施する形態では3分の1の抽出時間で抽出する第2の抽出液9を容器10に移す第2の抽出工程11と、この第2の抽出工程11で抽出した第2の抽出液9と前記第1の抽出工程8で抽出した第1の抽出液6とを混合させる混合工程12とで構成されている。
なお、茶葉に対する通常のお湯の量は1gにつき60cc〜80ccであり、通常の抽出時間はFTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さいものでは120秒〜180秒であるが、本発明を実施する形態では第1・第2の抽出時間はFTGFOP等の茶葉の大きいもので8秒〜108秒で、BOP等の茶葉の小さいものでは5秒〜54秒で行うことができる。
前記混合工程12は前記第1の抽出液6と前記第2の抽出液9をそれぞれ別々に抽出後、混合させてもよく、あるいは第1の抽出液6の入っている容器7内に第2の抽出工程11の第2の抽出液9を直接投入して混合する方法であってもよい。
前記混合工程12は前記第1の抽出液6と前記第2の抽出液9をそれぞれ別々に抽出後、混合させてもよく、あるいは第1の抽出液6の入っている容器7内に第2の抽出工程11の第2の抽出液9を直接投入して混合する方法であってもよい。
上記のような紅茶の抽出方法1では第2の抽出工程11で抽出成分が含まれていないお湯5を投入するので、投入されたお湯5の中に第1の抽出工程8で蒸された状態となっている茶葉3aの抽出成分を効率よく流出させることができる。
また、従来の抽出時間に比べ、第1の抽出工程8および第2の抽出工程11をプラスした抽出時間は非常に短時間であるが、風味のよい紅茶を抽出することができる。また、抽出が短時間で行われるため、使用する茶葉の量に誤差があっても安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
なお、本発明はxを茶葉の量(g)、tを時間(秒)としたとき、下記の数式を満たすx、tの組み合わせ。(FTGFOP、OP、FOPなど茶葉の大きいものの場合)
x=−6log(t)+14
ただし、5<t<80、9.8<x<2.6の範囲とし、xについては、±30%の誤差を認める。
また、BOP、BOPFなど、茶葉の小さいものの場合は、上記のtに、0.4〜0.6を乗じた範囲とする。
で紅茶を抽出することで、非常に短時間で、使用する茶葉の量に誤差があっても、安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
また、従来の抽出時間に比べ、第1の抽出工程8および第2の抽出工程11をプラスした抽出時間は非常に短時間であるが、風味のよい紅茶を抽出することができる。また、抽出が短時間で行われるため、使用する茶葉の量に誤差があっても安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
なお、本発明はxを茶葉の量(g)、tを時間(秒)としたとき、下記の数式を満たすx、tの組み合わせ。(FTGFOP、OP、FOPなど茶葉の大きいものの場合)
x=−6log(t)+14
ただし、5<t<80、9.8<x<2.6の範囲とし、xについては、±30%の誤差を認める。
また、BOP、BOPFなど、茶葉の小さいものの場合は、上記のtに、0.4〜0.6を乗じた範囲とする。
で紅茶を抽出することで、非常に短時間で、使用する茶葉の量に誤差があっても、安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図7ないし図11に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7および図8に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、通常の10分の3以下である10分の3で第1の抽出工程8Aを行なうとともに、通常の10分の3以下である10分の3で第2の抽出工程11Aを行なった点で、このような抽出時間を用いて紅茶の抽出方法1Aをおこなっても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、通常の2分の1以下である3分の1のお湯5を投入する第1の抽出工程8Bと、通常の2分の以下である3分の1のお湯5を投入する第2の抽出工程11Bと、この第2の抽出工程11B後に同じ状態で2回目の第2の抽出工程11Cを行なった点で、このようにして紅茶の抽出方法1Bを行なっても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記本発明の各実施の形態では第1の抽出工程8、8A、8Bおよび第2の抽出工程11、11A、11B、11
Cで同量のお湯や抽出時間を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、第1の抽出工程8、8A、8Bで用いるお湯5の量や抽出時間と異なるお湯5の量や抽出時間を用いた第2の抽出工程11、11A、11B、11Cを用いて紅茶の抽出方法を行なってもよい。
Cで同量のお湯や抽出時間を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、第1の抽出工程8、8A、8Bで用いるお湯5の量や抽出時間と異なるお湯5の量や抽出時間を用いた第2の抽出工程11、11A、11B、11Cを用いて紅茶の抽出方法を行なってもよい。
本発明は紅茶やティーバッグより紅茶を抽出する産業で利用される。
本発明は紅茶の抽出方法に関する。
従来の紅茶の抽出はティーポットやチャンバーに紅茶あるいはティーバッグを投入した後、熱湯を投入し、FTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さなものでは120秒〜180秒かけて紅茶を抽出していた。
茶葉の使用量が少なく、長時間抽出するため、水質の影響を受けやすく、茶葉の適量の範囲が狭いなど、風味よく抽出しづらいという欠点があった。
特になし
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、風味のよい紅茶を短時間に抽出することができる紅茶の抽出方法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は抽出容器内に茶葉あるいはティーバッグを投入する工程と、この投入する工程後に抽出容器内へ通常茶葉1gにつき60cc〜80ccの2分の1以下のお湯を投入し、通常FTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さいものでは120秒〜180秒の10分の3以下の抽出時間で抽出した第1の抽出液を容器に移す第1の抽出工程と、この第1の抽出工程後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグが投入されている抽出容器内へ通常茶葉1gにつき60cc〜80ccの2分の1以下のお湯を投入し、通常FTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さいものでは120秒〜180秒の10分の3以下の抽出時間で抽出する第2の抽出液を容器に移す作業を少なくとも2回以上行なう第2の抽出工程と、この第2の抽出工程で抽出した第2の抽出液と前記第1の抽出工程で抽出した第1の抽出液とを混合させる混合工程とで紅茶の抽出方法を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)抽出容器内に茶葉あるいはティーバッグを投入する工程と、この投入する工程後に抽出容器内へ通常茶葉1gにつき60cc〜80ccの2分の1以下のお湯を投入し、通常FTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さいものでは120秒〜180秒の10分の3以下の抽出時間で抽出した第1の抽出液を容器に移す第1の抽出工程と、この第1の抽出工程後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグが投入されている抽出容器内へ通常茶葉1gにつき60cc〜80ccの2分の1以下のお湯を投入し、通常FTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さいものでは120秒〜180秒の10分の3以下の抽出時間で抽出する第2の抽出液を容器に移す作業を少なくとも2回以上行なう第2の抽出工程と、この第2の抽出工程で抽出した第2の抽出液と前記第1の抽出工程で抽出した第1の抽出液とを混合させる混合工程とで構成されているので、第1の抽出液および第2の抽出液を、それぞれ別のお湯を投入して行なうので、効率よく茶葉の抽出成分をお湯へ流出させることができ、短時間に紅茶を抽出することができる。
(2)前記(1)によって、茶葉の成分を効率よく短時間で抽出するので、安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
(3)前記(1)によって、お湯を投入して短時間に第1の抽出液を容器に取り出すとともに、新たにお湯を投入して短時間に第2の抽出液を容器に取り出し、前記第1の抽出液と第2の抽出液とを混合するだけでよいので、熟練者でなくても、誰でもが容易に風味のよい紅茶を短時間で抽出することができる。
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
1、 、1A、1B:紅茶の抽出方法、
2:抽出容器、 3:茶葉あるいはティーバッグ、
4:投入工程、 5:お湯、
6:第1の抽出液、 7:容器、
8、8A、8B:第1の抽出工程、
9:第2の抽出液、 10:容器、
11、11A、11B、11C:第2の抽出工程、
12:混合工程。
2:抽出容器、 3:茶葉あるいはティーバッグ、
4:投入工程、 5:お湯、
6:第1の抽出液、 7:容器、
8、8A、8B:第1の抽出工程、
9:第2の抽出液、 10:容器、
11、11A、11B、11C:第2の抽出工程、
12:混合工程。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図6に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は本発明の紅茶の抽出方法で、この紅茶の抽出工程1はティーポットやチャンバー等の抽出容器2内に茶葉あるいはティーバッグ3を投入する投入工程4と、この投入工程4後に前記抽出容器2内へ通常の2分の1以下、本発明を実施する形態では2分の1のお湯5を投入し、通常の10分の3以下、本発明を実施する形態では3分の1の抽出時間で抽出した第1の抽出液6を容器7に移す第1の抽出工程8と、この第1の抽出工程8後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグ3aが投入されている抽出容器2内へ通常の2分の1以下、本発明を実施する形態では2分の1のお湯5を投入し、通常の10分の3以下、本発明を実施する形態では3分の1の抽出時間で抽出する第2の抽出液9を容器10に移す第2の抽出工程11と、この第2の抽出工程11で抽出した第2の抽出液9と前記第1の抽出工程8で抽出した第1の抽出液6とを混合させる混合工程12とで構成されている。
なお、茶葉に対する通常のお湯の量は1gにつき60cc〜80ccであり、通常の抽出時間はFTGFOP等の茶葉の大きいものでは300秒〜360秒、BOP等の茶葉の小さいものでは120秒〜180秒であるが、本発明を実施する形態では第1・第2の抽出時間はFTGFOP等の茶葉の大きいもので8秒〜108秒で、BOP等の茶葉の小さいものでは5秒〜54秒で行うことができる。
前記混合工程12は前記第1の抽出液6と前記第2の抽出液9をそれぞれ別々に抽出後、混合させてもよく、あるいは第1の抽出液6の入っている容器7内に第2の抽出工程11の第2の抽出液9を直接投入して混合する方法であってもよい。
前記混合工程12は前記第1の抽出液6と前記第2の抽出液9をそれぞれ別々に抽出後、混合させてもよく、あるいは第1の抽出液6の入っている容器7内に第2の抽出工程11の第2の抽出液9を直接投入して混合する方法であってもよい。
上記のような紅茶の抽出方法1では第2の抽出工程11で抽出成分が含まれていないお湯5を投入するので、投入されたお湯5の中に第1の抽出工程8で蒸された状態となっている茶葉3aの抽出成分を効率よく流出させることができる。
また、従来の抽出時間に比べ、第1の抽出工程8および第2の抽出工程11をプラスした抽出時間は非常に短時間であるが、風味のよい紅茶を抽出することができる。また、抽出が短時間で行われるため、使用する茶葉の量に誤差があっても安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
なお、本発明はxを茶葉の量g、tを時間秒としたとき、下記の数式を満たすx、tの組み合わせ。FTGFOP、OP、FOPなど茶葉の大きいものの場合
x=−6logt+14
ただし、5<t<80、9.8<x<2.6の範囲とし、xについては、±30%の誤差を認める。
また、BOP、BOPFなど、茶葉の小さいものの場合は、上記のtに、0.4〜0.6を乗じた範囲とする。
で紅茶を抽出することで、非常に短時間で、使用する茶葉の量に誤差があっても、安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
また、従来の抽出時間に比べ、第1の抽出工程8および第2の抽出工程11をプラスした抽出時間は非常に短時間であるが、風味のよい紅茶を抽出することができる。また、抽出が短時間で行われるため、使用する茶葉の量に誤差があっても安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
なお、本発明はxを茶葉の量g、tを時間秒としたとき、下記の数式を満たすx、tの組み合わせ。FTGFOP、OP、FOPなど茶葉の大きいものの場合
x=−6logt+14
ただし、5<t<80、9.8<x<2.6の範囲とし、xについては、±30%の誤差を認める。
また、BOP、BOPFなど、茶葉の小さいものの場合は、上記のtに、0.4〜0.6を乗じた範囲とする。
で紅茶を抽出することで、非常に短時間で、使用する茶葉の量に誤差があっても、安定して風味のよい紅茶を抽出することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図7ないし図11に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7および図8に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、通常の10分の3以下である10分の3で第1の抽出工程8Aを行なうとともに、通常の10分の3以下である10分の3で第2の抽出工程11Aを行なった点で、このような抽出時間を用いて紅茶の抽出方法1Aをおこなっても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図9ないし図11に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、通常の2分の1以下である3分の1のお湯5を投入する第1の抽出工程8Bと、通常の2分の以下である3分の1のお湯5を投入する第2の抽出工程11Bと、この第2の抽出工程11B後に同じ状態で2回目の第2の抽出工程11Cを行なった点で、このようにして紅茶の抽出方法1Bを行なっても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、前記本発明の各実施の形態では第1の抽出工程8、8A、8Bおよび第2の抽出工程11、11A、11B、11 Cで同量のお湯や抽出時間を用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、第1の抽出工程8、8A、8Bで用いるお湯5の量や抽出時間と異なるお湯5の量や抽出時間を用いた第2の抽出工程11、11A、11B、11Cを用いて紅茶の抽出方法を行なってもよい。
本発明は紅茶やティーバッグより紅茶を抽出する産業で利用される。
Claims (3)
- 抽出容器内に茶葉あるいはティーバッグを投入する工程と、この投入する工程後に抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出した第1の抽出液を容器に移す第1の抽出工程と、この第1の抽出工程後に第1の抽出が行なわれた茶葉あるいはティーバッグが投入されている抽出容器内へ通常の2分の1以下のお湯を投入し、通常の10分の3以下の抽出時間で抽出する第2の抽出液を容器に移す作業を少なくとも2回以上行なう第2の抽出工程と、この第2の抽出工程で抽出した第2の抽出液と前記第1の抽出工程で抽出した第1の抽出液とを混合させる混合工程とからなる紅茶の抽出方法。
- 第1・第2の抽出時間はFTGFOP等の茶葉の大きいもので8秒〜108秒で、BOP等の茶葉の小さいものでは5秒〜54秒であることを特徴とする請求項1記載の紅茶の抽出方法。
- 第1・第2の抽出工程は茶葉1gにつき90℃以上のお湯を30cc〜40cc投入することを特徴とする請求項1記載の紅茶の抽出方法。
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PCT/JP2009/056246 WO2010109646A1 (ja) | 2009-03-27 | 2009-03-27 | 紅茶の抽出方法 |
Publications (1)
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-
2009
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