JPWO2010090350A1 - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、熱源と冷却機構との間に熱電変換素子を挟みこんだときに十分な発電量を得ることを目的としたものであって、熱源と冷却機構との間に取り付けられた発電装置を、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型プレートヒートデバイスと、該薄型プレートヒートデバイスに貼着された少なくとも一つの熱電変換素子とで構成したことを特徴とするものである。

Description

本発明は本装置の熱源と冷却機構の間に於いて、熱電変換素子及び薄型プレートヒートデバイスを用いて発電量を増やすことを可能にする発電装置に関する。
従来、この種の発電装置に用いる熱電変換素子の技術の一例としては図9に示す特開2003−282972号公開特許公報に開示されたものがある。これについて説明すれば、熱電素子は大きく分類して熱電変換素子とペルチェ素子に分けられる。熱電変換素子は、熱電変換素子の両端に温度差を与えることで両端間に熱起電力を発生するゼーベック効果を利用して熱エネルギーを直接電力に変換する素子である。熱電変換素子によれば、P型半導体とN型半導体の相異なる熱電変換材料を熱的に並列に置き、素子を電気的に直列に接続して外部に負荷を接続して閉回路を構成することで回路に電流が流れ、電力として取り出すことができる。
また、ペルチェ素子は、P型半導体とN型半導体の相異なる熱電変換材料を熱的に並列に置き、素子を電気的に直列に接続して外部に負荷を接続して閉回路を構成し、回路に一方向に電流を流したときにP型半導体とN型半導体の接合部においては電流方向に依存して熱が放出、あるいは吸収される。この現象はペルチェ効果と呼ばれ、電流方向を変えると放熱と吸熱が逆転する。ペルチェ素子においてはこの接合部の方向をそろえて形成してあり、直流電流を流すとペルチェ素子の一方側が吸熱側すなわち低温側となり、他方側が放熱側すなわち高温側となる。多くはこの吸熱側を用いて冷却、あるいは温度制御に利用されている。上記熱電変換素子とペルチェ素子は上記ゼーベック効果を用いて発電するか、あるいは素子に給電してペルチェ効果により冷却させるかの違いで、基本的な構成はほぼ同一である。
熱電変換素子AはP型半導体からなる柱1とN型半導体からなる柱2の両端に接合用の半田層3を形成し、前記柱を交互に配列する。一方、絶縁基板4の所望の位置に電極層5をメタライズ形成した後、上記整列させた柱に上下電極層5を形成した絶縁基板4で挟み込んだ状態でリフローさせ半田層3を溶解して接合させる。その後、ペルチェ素子Aの端部の引き出し電極部6に電力導線7を接続して熱電変換素子Aが完成する。そして、該熱電変換素子Aの吸熱側A1を図10に示すように熱源8に例えば熱伝導グリス等の熱伝導度の高い物質(図示せず)を介して貼着して、熱源8からの熱を熱電変換素子Aの吸熱側が吸熱し、熱電変換素子Aの冷却側A2を冷却する。
熱電変換素子とヒートパイプを組み合わせた発電装置は特開2001−282396号公開特許公報に開示されたものがある。ヒートパイプの一端側を熱源と接触させ、該ヒートパイプの他端に熱電変換素子の一面側を接触させ、且つ、熱電変換素子の他面側を冷却機構に接触させる方法が明記されている。しかし、この方法では、熱電変換素子を配置するための表面積が確保できず、且つ、ヒートパイプの断面形状を四角にすることで熱を輸送する部分の熱抵抗が増すため、熱電変換素子との接触面の温度が上がらず、十分な発電量が得られない。
特開2008−143432公開特許公報に開示されたものがある。通常のヒートパイプの断面は円形であり、また、熱電変換素子の接触面は平面であるため、ヒートパイプをつぶし、平面に成形するか、もしくはヒートパイプと熱電変換素子との間に受熱板を設けることが一般的である。しかし、この方法では、上記と同様に熱電変換素子との接触面の温度が上がらず、十分な発電量が得られない。また、ヒートパイプは曲げるために、直径が少なくとも約3倍の曲げRが必要で、スペースが狭い場合はパイプの径を小さくする必要がある。そのため、熱の輸送量も小さく、且つ、熱電変換素子との接触面が小さくなり、十分な発電量が得られない。さらに熱電変換素子との接触面積を大きくするために、複数のヒートパイプを並列に配置する必要があるが、同じ形状で平面度を出すことが困難であり、接触面積を増やすことが難しい。
特開2003−282972号公開特許公報 特開2001−282396号公開特許公報 特開2008−143432号公開特許公報
従来の技術に於ける前述した発電装置は上述した構成、作用であるので次の問題点が存在した。すなわち、熱電変換素子を熱源と冷却機構の間に挟みこもうとしたとき、十分な発電量を得ることができないという問題があった。
本発明に係る発電装置は叙上の問題点を解決すべく発明したものであり、発電装置を狭隘な取付け場所や種々の発熱部材に取付けた場合に於いて、当該発電装置に於ける高温側の熱を効率的に電力に変換することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型プレートヒートデバイスと、該薄型プレートヒートデバイスの立設部位及び底辺部位に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型L字状プレートヒートデバイスと、該薄型L字状プレートヒートデバイスの立設部位及び底辺部位に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型U字状プレートヒートデバイスと、該薄型U字状プレートヒートデバイスのU字状部の内側に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイスと、該一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス間に介装すると共に熱伝導グリスで貼着しかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した一つの薄型略S字状プレートヒートデバイス及び該一つの薄型略S字状プレートヒートデバイスに直交させてなる他の薄型略S字状プレートヒートデバイスと、一つの及び他の薄型略S字状プレートヒートデバイスの上辺、下辺及び中間辺の間に介装すると共に熱伝導グリスで貼着しかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型プレートヒートデバイスと、該薄型プレートヒートデバイスの少なくとも一つの熱電変換素子とで構成したことを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、前記薄型プレートヒートデバイスの少なくとも1箇所を所定の形状に曲げたことを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、前記熱電変換素子の前記密着面の他方面を第2の薄型プレートヒートデバイスに密着させたことを特徴とする。
本発明に係る発電装置は上述した構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1に記載した本発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型プレートヒートデバイスと、該薄型プレートヒートデバイスの立設部位及び底辺部位に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置を提供する。
このような構成としたので、熱源の熱を薄型プレートヒートデバイスにより拡散し、拡散された該薄型プレートヒートデバイス上に複数の熱電変換素子を配設して、発電量を増加させるという効果がある。
請求項2に記載した本発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型L字状プレートヒートデバイスと、該薄型L字状プレートヒートデバイスの立設部位及び底辺部位に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、狭隘な場所に設置可能であり、その利用範囲は極めて広いという効果がある。
請求項3に記載した本発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型U字状プレートヒートデバイスと、該薄型U字状プレートヒートデバイスのU字状部の内側に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、薄型U字状プレートヒートデバイスを備えたので、 さらに多くの熱電変換素子を配設することが可能となり、発電量を増すという効果がある。
請求項4に記載した本発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイスと、該一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス間に介装すると共に熱伝導グリスで貼着しかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイスを備えたので、熱源の熱を薄型プレートヒートデバイスにより拡散し、拡散された該薄型プレートヒートデバイス上に複数の熱電変換素子を配設し、さらに、該熱電変換素子の該薄型プレートヒートデバイスと接触した一面とは反対の面にさらに冷却機構と熱的に接続された薄型プレートヒートデバイスと接触させることにより、熱源を効率よく冷却するとともに、発電量を増加させるという効果がある。
請求項5に記載した本発明によれば、細径トンネルヒートパイプを内蔵した一つの薄型略S字状プレートヒートデバイス及び該一つの薄型略S字状プレートヒートデバイスに直交させてなる他の薄型略S字状プレートヒートデバイスと、一つの及び他の薄型略S字状プレートヒートデバイスの上辺、下辺及び中間辺の間に介装すると共に熱伝導グリスで貼着しかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置を提供する。このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、一つの薄型略S字状プレートヒートデバイス及び該一つの薄型略S字状プレートヒートデバイスに直交させてなる他の薄型略S字状プレートヒートデバイスを備えたので、本装置のコンパクト化を実現し、狭隘な場所であっても更に多くの熱電変換素子を配設することが可能となり、発電量を増加させるという効果がある。
請求項6に記載した本発明によれば、熱源の熱を薄型プレートヒートデバイスにより拡散し、薄型プレートヒートデバイス上に複数の熱電変換素子を配設して、発電量を増加させるという効果がある。
請求項7に記載した本発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、熱源が狭小な場所に設置されている場合でも可能であり、その利用範囲は極めて広いという効果がある。
請求項8に記載した本発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、薄型プレートヒートデバイスを少なくとも2枚備えたので、一方を高温、他方を低温にすることにより温度差がつきやすくなり、発電量をさらに増すという効果がある。
図1は本発明に係る発電装置の実施の形態としての発電装置を示す斜視図である。
図2は本発明に係る発電装置に適用する熱電変換素子の絶縁伝熱板の一部を破断した熱電変換素子の斜視図である。
図3は本発明に係る発電装置に適用する薄型プレートヒートデバイスの平面図である。
図4は図3の薄型プレートヒートデバイスの一つの例の内部構造を示す部分拡大水平断面図である。
図5は本発明に係る発電装置に適用する薄型プレートヒートデバイスの他の例を示す垂直断面図である。
図6は本発明に係る発電装置の実施例1としての発電装置を示す斜視図である。
図7は本発明に係る発電装置の実施例2としての発電装置を示す正面図である。
図8は本発明に係る発電装置の実施例3としての発電装置を示す斜視図である。
図9は従来の技術に於ける熱伝導装置に用いる熱電変換素子の構成を示す図である。
図10は従来の技術に於ける熱伝導装置の一例を示す斜視図である。
図11は実施例4を示す図である。
図12は実施態様1を示す図である。
図13は実施態様2を示す図である。
図14は実施態様3を示す図である。
図15は実施態様4を示す図である。
B 熱電変換素子
B1〜B5 熱電変換素子
c 直流電流方向
E 発電装置
F 発電装置
G 発電装置
H 発電装置
9 負荷
10a 絶縁伝熱板
10b 絶縁伝熱板
11 電極層
11a 下部電極
11b 上部電極
12 P型半導体素子
13 N型半導体素子
14 リード線
15 薄型プレートヒートデバイス
15A 薄型プレート
15B 受熱部
15C 放熱部
16 ループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ
16a 作動液
16b 還流管路
17 薄型プレートヒートデバイス
18 単位薄板
18a 長尺蛇行細溝
19 平薄板
20 薄型L字状プレートヒートデバイス
21 熱伝導グリス
22 熱源
23 冷却機構
24 薄型U字状プレートヒートデバイス
25 熱源
26 冷却機構
27 薄型プレートヒートデバイス
27A 一方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス
27A1 一方の薄型略Z字状プレートヒートデバイスの底面部
27B 他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス
27B1 他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイスの上面部
28 熱源
29 冷却機構
30 薄型プレートヒートデバイス
30A 一方の薄型S字状プレートヒートデバイス
30B 他方の薄型S字状プレートヒートデバイス
30a 一方の薄型S字状プレートヒートデバイスの下辺
30b 一方の薄型S字状プレートヒートデバイスの中間辺
30c 一方の薄型S字状プレートヒートデバイスの上辺
30d 他方の薄型S字状プレートヒートデバイスの下辺
30e 他方の薄型S字状プレートヒートデバイスの中間辺
30f 他方の薄型S字状プレートヒートデバイスの上辺
131 燃焼室
132 排気ガスを送り出す配管
133 水を送り込む配管
134 温水を送り出す配管
135 薄型プレートヒートデバイス
136 薄型プレートヒートデバイス
137 熱電変換素子
141 焼却炉
142 排気ガスを送り出す配管
143 焼却炉壁面
144 薄型プレートヒートデバイス
145 ヒートシンク
146 薄型プレートヒートデバイス
147 熱電変換素子
151 焼成炉
152 排気ガスを送り出す配管
153 薄型プレートヒートデバイス
154 ヒートシンク
155 薄型プレートヒートデバイス
156 熱電変換素子
161 モーター
162 冷却液を供給する配管
163 冷却液を送り出す配管
164 薄型プレートヒートデバイス
165 薄型プレートヒートデバイス
166 熱電変換素子
171 薄型プレートヒートデバイス
172 薄型プレートヒートデバイス
以下、本発明に係る発電装置に於ける実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る発電装置の実施の形態としての発電装置Eを示す斜視図である。
本発明に係る発電装置Eに於ける実施の形態の説明に先立ち、先ず本発明に係る発電装置Eに適用する熱電変換素子の動作原理について図2に基づいて詳細に説明する。
熱電変換素子Bは、異なる材料でつくられた2つの導体からなり、熱電変換素子間に温度差が生じた際にゼーベック効果により2つの導体に電流が流れ発電装置として動作する。熱電変換素子Bの基本的構成は、図2に示すように、2枚のセラミックス等の絶縁伝熱板10a、10bの間に、電極層11を介してP型半導体素子12及びN型半導体素子13が交互に接続・配置されており、電気的には直列に、熱的には並列に接続される。絶縁伝熱板10bが吸熱面になり、絶縁伝熱板10aが冷却面になり、リード線14の矢印方向に電流が流れる。
熱電変換素子Bは、絶縁伝熱板10aと10bに温度差が加わると、該絶縁伝熱板10aと10bと接触している電極11aと11bを介して、フェルミ準位の異なる金属N型半導体13とP型半導体12との間に、正孔の移動による電界が発生し、N型半導体13の下側に接続した下部電極11aからN型半導体13を通過して上部電極11bを通ってP型半導体12の下部電極11aへの起電力が起こる。
次に、本発明に係る発電装置Eに適用する薄型プレートヒートデバイスの一つの例について、図3及び図4に基づき詳細に説明する。
図3は薄型プレートヒートデバイス15であってその一部を切欠した平面図、図4は薄型プレートヒートデバイス15の内部構造を示す図であって、図3に於いてその部分拡大水平断面図である。
薄型プレートヒートデバイス15は大きな熱量を円滑に輸送するように設計されている。また薄型プレートヒートデバイス15の内部はループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16を内蔵しておりこのループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16の内部に封入した図4に示すように作動液16aが還流管路16bにD方向に流送する。そしてこの作動液16aの内圧に対して該プレートヒートデバイス15のループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16が十分な強度を有する必要がある。このような各種の条件を満足する薄型プレートヒートデバイス15は薄型プレート15A内に前述したループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16を備えてある。
そして、こような単位対のループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16の群は相互に連結連通されて、平面状に構成されて一体化されてある。このように一体化されたループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16の群は、一括して密閉封止され且つ真空脱気された上で所定の二相凝縮性作動液の所定量が封入されてヒートパイプ化されて、構成されている。図4において15Bは受熱部の位置を示し、15Cは放熱部の位置を示す。
次に、本発明に係る発電装置Eに適用する薄型プレートヒートデバイスの他の例について図5に基づき詳細に説明する。17は薄型プレートヒートデバイスであって、熱伝導性の良好な金属からなる単位薄板18及び平薄板19の溶接積層体でなる。単位薄板18の溶接面には積層に先立って予め一連の長尺蛇行細溝18aが形成されてある。該長尺蛇行細溝18aの形成は切削、放電加工、プレス成形等何れの手段によってなされたものであっても良い。長尺蛇行細溝18aは積層により密閉蛇行細径として構成され、この密閉蛇行細径に所定の作動液16aの所定量が封入されて蛇行細径トンネルヒートパイプ16として構成されてある。
図5は長尺蛇行細溝18aが形成されてある単位薄板18と細溝が形成されていない単なる平薄板19とが積層されてある例である。
単位薄板18に内蔵したループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16はターン部の曲率半径を極限に至るまで小さくできる。そして細溝幅に溝山の幅1mm程度を加算しただけのピッチで高密度に配接することが可能となり、多数ターンの細管ヒートパイプを内蔵することが出来る。従って高性能で且つ厚さの薄いプレート形ヒートパイプを構成することが可能になる。一例としては外径3mm内径2mmの蛇行細管ヒートパイプに替えて細管ヒートパイプを内蔵する場合は径2mmの細管をピッチ3mmで内蔵することが可能であり、100mm幅の中に33本を配設した厚さ5mmのプレート形ヒートパイプを構成することが可能となる。そして作動液16aの循環及び振動に際して無駄な抵抗の発生が少ないことが利点である。
薄型プレートヒートデバイス15、17に内蔵しているループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16や長尺蛇行細溝18aは何れもどのような設置条件や配置形態又は保持姿勢でも作動液16aの流送が活発に作動する特性があることを共通の利点としている。従って本発明ではこれらのループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16等を内蔵する薄型プレートヒートデバイス15、17は、従来の熱電変換素子Aのみでなる熱電素子が具有する問題点をすべて解決するものである。加えてIT業界等に於ける機器の小型化、軽量化及び高密度集積化により、薄型プレートヒートデバイス15、17に内蔵されるループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16や長尺蛇行細溝18aはその重量と雖も無視出来なくなりつつあり、一層の小型軽量化が要求され、本発明はこれに対処できる。
次に本発明に係る発電装置Eに於ける構成について、図1に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る発電装置Eの一例を示す斜視図であって、理解のために後述する熱源及び冷却機構を配備した構成について図示している。Bは各前記熱電変換素子であり、20は薄型L字状プレートヒートデバイスである。薄型L字状プレートヒートデバイス20は金属平板をL字状に曲げ加工してあり、図1に示すように薄型L字状プレートヒートデバイス20の一方側に複数の熱電変換素子Bを貼着する。ここでは4個の熱電変換素子Bを貼着しており、その立設部位に3個の、底辺部位に1個又は複数個の熱電変換素子Bを貼着する。全ての熱電変換素子Bを前記薄型L字状プレートヒートデバイス20に貼着するとき複数の熱電変換素子Bに於ける4個の全ての貼着面つまり図2に示す絶縁伝熱版10bの側が例えば吸熱面側になるように配設する。
尚、本発明に係る発電装置Eの取り付け位置や設計条件、配置形態又は保持姿勢等はその使用目的により複数の熱電変換素子Bの貼着面を吸熱面側に限定せず冷却面側にしてもよい。この例では各熱電変換素子Bの吸熱面側を貼着面とする。具体的には各熱電変換素子Bの一方の絶縁伝熱板(図2に示す絶縁伝熱板10aに相当)を前記薄型L字状プレートヒートデバイス20の金属平板(図3、図5に示す薄型プレート15A、平薄板19に相当)に貼着する。各熱電変換素子Bと薄型L字状プレートヒートデバイス20の貼着面は微小な隙間(図示せず)が存在するが、その隙間に熱伝導率の良好な粘着物例えば熱伝導グリス21や接着剤を塗布・充填する。このとき、該隙間に充填した熱伝導グリス21に気泡を封止しないように、また熱伝導グリス21の厚さが厚くならないように熱電変換素子Bと薄型L字状プレートヒートデバイス20を互いに摺り合わせて圧接する。尚、熱伝導グリス21は酸化亜鉛等の金属微粉末を混練したシリコーングリス等や銀ペイントのような熱伝導率が大きく良好な熱伝導を得る上で塗布剤として有効なものを採用する。
尚、本発明は上記薄型L字状プレートヒートデバイス20をこの形状に限定せず、本発明に係る発電装置Eの設置場所や設計条件等により平板状でなる矩形や正方形等各種の形状であっても差支えない。
22は本発明に係る発電装置Eを設置することによって吸熱する熱源である。図1に於いて本発明に係る発電装置Eと熱源22は離間して図示しているが、実施形態に於いては熱源22を薄型L字状プレートヒートデバイス20の他方側、つまり金属平板(図3、図5に示す薄型プレート15A、平薄板19に相当)に密着させる。その際は前記熱伝導グリス21等を介在させて密着させ、熱源22と薄型L字状プレートヒートデバイス20を熱的に一体化する。
23は本発明に係る発電装置Eによって熱源22から吸収した熱を熱電変換素子の発電を促すための冷却機構である。図1に於いて本発明に係る発電装置Eと冷却機構23は離間して図示しているが、実施形態に於いては立設・配設された3個の各熱電変換素子B及び底辺部位に配設された1個の熱電変換素子Bの他方の絶縁伝熱板(図2に示す絶縁伝熱板10bに相当)に密着させる。その際は前記熱伝導グリス21等を介在させて密着させ、冷却機構23と前記熱電変換素子Bを熱的に一体化する。
次に本発明に係る発電装置Eの実施の形態に於ける動作等を説明する。図1に於いて
熱源22から熱が薄型L字状プレートヒートデバイス20の他方側、つまり薄型プレート15A、単位薄板18(図3、図5に示す)に熱伝導する。そこで、薄型L字状プレートヒートデバイス20のループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16や長尺蛇行細溝18aに封入された作動液16aが潜熱を摂取して蒸発する。その蒸気は該薄型L字状プレートヒートデバイス20のループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16や長尺蛇行細溝18aを介して蒸発部(図示せず)から送出される。一方、液相の作動液16aは蒸発部(図示せず)の内周面に供給されると共に潜熱として熱を輸送することができる。この輸送速度が高速であって、効率よく輸送される。
前記ループ型蛇行細径トンネルヒートパイプ16や長尺蛇行細溝18aは、蛇行パターン数が多い程輸送性能を向上させる。トップヒートモードに於ける性能がボトムヒートモードのときの性能と大差なく良好に作動させるためには100(mm)幅の中に30ターン以上が必要とされる。
而して前記薄型L字状プレートヒートデバイス20の一方側、つまり金属平板(図3、図5に示す薄型プレート15A、平薄板19に相当)に高速かつ効率的に輸送された熱は4個の熱電変換素子Bの絶縁伝熱板10aに熱的に接続され、一方、冷却機構23は熱電変換素子Bの絶縁伝熱板10bへと熱的に接続される。熱電変換素子Bの基本的構成は、2枚のセラミックス等の絶縁伝熱板10a、10bの間に、電極層11を介してP型半導体素子12及びN型半導体素子13が交互に接続・配置されており、電気的には直列に、熱的には並列に接続される。熱電変換素子Bは、絶縁伝熱板10aと10bに温度差が加わると、該絶縁伝熱板10aと10bと接触している電極11aと11bを介して、フェルミ準位の異なる金属N型半導体13とP型半導体12との間に、正孔の移動による電界が発生し、N型半導体13の下側に接続した下部電極11aからN型半導体13を通過して上部電極11bを通ってP型半導体12の下部電極11aへの起電力が起こる。
すなわち、本発明に係る発電装置Eは各種の自動車機器や建築設備機器に応用できる。
次に本発明に係る発電装置の実施例1である発電装置Fを図6に基づいて詳細に説明する。
図6は本発明に係る発電装置Fを示す斜視図である。Bは前記熱電変換素子であり、24は薄型U字状プレートヒートデバイスである。薄型U字状プレートヒートデバイス24は金属平板をU字状に曲げ加工してあり、図6に示すように薄型U字状プレートヒートデバイス24のU字状部の内側に複数の熱電変換素子Bを貼着する。ここでは薄型U字状プレートヒートデバイス24の左・右縦方向の内側にそれぞれ3個の熱電変換素子Bを貼着し、薄型U字状プレートヒートデバイス24の底面の内側に水平方向1個の熱電変換素子Bを貼着し、合計7個の熱電変換素子Bを配設している。熱電変換素子Bと薄型U字状プレートヒートデバイス24を貼着するときは前記熱伝導グリス21を介して貼着し、上述の通り、良好な熱伝導を得るために熱電変換素子Bと薄型U字状プレートヒートデバイス24を互いに摺り合わせて圧接する。
25は本発明に係る発電装置Fによって吸熱するべき熱源である。図6に於いて本発明に係る発電装置Fと熱源25は前記熱伝導グリス21等を介在させて密着させ、熱源25と薄型U字状プレートヒートデバイス24を熱的に一体化する。
26は本発明に係る発電装置Eによって熱源25から吸収した熱を熱電変換素子の発電を促すべき冷却機構である。図6に於いて本発明に係る発電装置Fと冷却機構26は、左・右縦位置に配設された各々3個の熱電変換素子Bの内側面と水平に配設した1個の熱電変換素子Bの上面に密着させる。その際は前記熱伝導グリス21等を介在させて密着させ、冷却機構26と前記熱電変換素子Bを熱的に一体化する。
尚、上述した構成や動作等の説明は本発明に係る発電装置の実施の形態の説明と略同一であり、同一番号、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に本発明に係る発電装置の実施例2である発電装置Gを図7に基づいて詳細に説明する。
27は当該実施例2に適用した薄型プレートヒートデバイスであって、一方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27Aと他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27Bとの組合せで構成される。この両者間に複数、例えば4個の熱電変換素子Bを介装してある。該一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27A、27Bはそれぞれ金属平板を略Z字状に曲げ加工してあって図7に示すようにそれぞれの内側に複数の熱電変換素子Bを貼着する。
尚、図中28は熱源、29は冷却機構であって、一方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27Aの底面部27A1を密着・接合させている。また、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27Bは上面部27B1を密着・接合させている。そして、各熱電変換素子Bの表・裏面と一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27A、27Bとの間には熱伝導グリス等を介在させて密着する。
尚、実施例2の構成は図1に示す実施の形態のものの構成に於いて、複数の熱電変換素子Bと低温側部材23との間に他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス27Bを介在させた技術思想を付加したものである。
また、上述した構成や動作等の説明は本発明に係る発電装置の実施の形態の説明と略同一であり、同一番号、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に本発明に係る発電装置の実施例3である発電装置Hを図8に基づいて詳細に説明する。
30は当該実施例3に適用した薄型プレートヒートデバイスであって、一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aと、それに直交して組み合わせた他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bとで構成される。この両者間に複数の、例えば5個の熱電変換素子B1ないしB5のそれぞれを一方、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30A、30Bの各表・裏面間に介装した構成である。一方、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30A、30Bは金属平板をそれぞれ略S字状に曲げ加工してあって、図8に示すように一方、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30A、30Bが互いに交差するように配置する。そして一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aの下辺30aの上面と他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bの下辺30dの下面との間に熱電変換素子B1を介装する。
また、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bの下辺30dの上面と一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aの中間辺30bの下面との間に熱電変換素子B2を介装する。
また、一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aの中間辺30bの上面と他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bの中間辺30eの下面との間に熱電変換素子B3を介装する。
また、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bの中間辺30eの上面と一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aの上辺30cの下面との間に熱電変換素子B4を介装する。
さらに、一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aの上辺30cの上面と他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bの上辺30fの下面との間に熱電変換素子B5を介装する。そして、前記一方、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30A、30Bの各上、下面と各熱電変換素子B1ないしB5の表・裏面とは前述した各実施例の構成例と同様に熱伝導グリス21等を介在させて貼着する。このように構成したことでコンパクト化される一方、他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30A、30Bから各熱電変換素子B1ないしB5に熱伝導することができる。
尚、図中31は熱源、32は冷却機構であって、熱源31は一方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Aの下辺30aの下面に前記熱伝導グリス21等を介在させて貼着する。また、低温側部材32は他方の薄型略S字状プレートヒートデバイス30Bの上辺30fの上面に前記熱伝導グリス21等を介在させて貼着する。また、当実施例3に於いて熱電変換素子B1、B4及びB5に配設されたリード線14は本発電装置Hの前方に引出され、また、熱電変換素子B2及びB3に配設されたリード線14は本発電装置Hの後方に引出された構成となる。また、上述した構成や動作等の説明は本発明に係る発電装置の実施の形態の説明と略同一であり、同一番号、同一符号を付し、その説明を省略する。
以上、実施例では熱電変換素子として半導体を用いた場合を説明してきたが、異なる金属同士を接触させても同様に発電装置を構成することができる。
次に本発明に係る発電装置の実施例4である発電装置Gを図11に基づいて詳細に説明する。
当該発電装置Gは熱源に対して熱的、例えばグリス等で接続された一方の薄型プレートヒートデバイス171と冷却機構に対して熱的、例えばグリス等で接続された他方の薄型プレートヒートデバイス172との組合せを積層した構成される。この両者間にそれぞれ複数、例えば4個の熱電変換素子Bを介装してある。
尚、実施例4の構成は図7に示す実施の形態のものの構成に於いて、該構成を積層させた技術思想を付加したものである。
また、上述した構成や動作等の説明は本発明に係る発電装置の実施の形態の説明と略同一であり、同一番号、同一符号を付し、その説明を省略する。
以下に本発明の実施態様の例を示す。
実施態様1
図12において、燃焼室131と該燃焼室からの排気ガスを送り出す配管132、及び該燃焼室の周りを取り囲む水を送り込む配管133と該燃焼室により温められた温水を送り出す配管134等により構成されるボイラーにおいて、排気ガスを送り出す配管に熱的に接続された一方の薄型プレートヒートデバイス135と、水を送り込む配管に熱的に接続された他方の薄型プレートヒートデバイス136との間に熱的に接続された少なくとも1つの熱電変換素子137を配置した発電装置を少なくとも1つ設置した設備である。
実施態様2
図13において、焼却炉141と該焼却炉からの排気ガスを送り出す配管142等を有する設備において、該焼却炉壁面143、あるいは排気ガスを送り出す配管に熱的に接続された一方の薄型プレートヒートデバイス144と、ヒートシンク145に熱的に接続された他方の薄型プレートヒートデバイス146との間に熱的に接続された少なくとも1つの熱電変換素子147を配置した発電装置を少なくとも1つ設置した設備である。
実施態様3
図14において、焼成炉151と該焼成炉からの排気ガスを送り出す配管152等を有する設備において、排気ガスを送り出す配管に熱的に接続された一方の薄型プレートヒートデバイス153と、ヒートシンク154に熱的に接続された他方の薄型プレートヒートデバイス155との間に熱的に接続された少なくとも1つの熱電変換素子156を配置した発電装置を少なくとも1つ設置した設備である。
実施態様4
図15において、モーター161と該モーターに冷却液を供給する配管162と温められた冷却液を送り出す配管163等で構成された自動車用モーターにおいて、冷却液を送り出す配管に熱的に接続された一方の薄型プレートヒートデバイス164と、冷却液を供給する配管に熱的に接続された他方の薄型プレートヒートデバイス165との間に熱的に接続された少なくとも1つの熱電変換素子166を配置した発電装置を少なくとも1つ設置した製品である。

Claims (8)

  1. 細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型プレートヒートデバイスと、該薄型プレートヒートデバイスの立設部位及び底辺部位に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置。
  2. 複数の細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型L字状プレートヒートデバイスと、該薄型L字状プレートヒートデバイスの立設部位及び底辺部位に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置。
  3. 細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型U字状プレートヒートデバイスと、該薄型U字状プレートヒートデバイスのU字状部の内側に熱伝導グリスで貼着されかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置。
  4. 細径トンネルヒートパイプを内蔵した一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイスと、該一方、他方の薄型略Z字状プレートヒートデバイス間に介装すると共に熱伝導グリスで貼着しかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置。
  5. 細径トンネルヒートパイプを内蔵した一つの薄型略S字状プレートヒートデバイス及び該一つの薄型略S字状プレートヒートデバイスに直交させてなる他の薄型略S字状プレートヒートデバイスと、一つの及び他の薄型略S字状プレートヒートデバイスの上辺、下辺及び中間辺の間に介装すると共に熱伝導グリスで貼着しかつ直流電流を取り出す各リード線を備えた複数の熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置。
  6. 細径トンネルヒートパイプを内蔵した薄型プレートヒートデバイスと、該薄型プレートヒートデバイスの少なくとも一つの熱電変換素子とで構成したことを特徴とする発電装置。
  7. 前記薄型プレートヒートデバイスの少なくとも1箇所を所定の形状に曲げたことを特徴とする請求項1に記載の発電装置
  8. 前記熱電変換素子の前記密着面の他方面を第2の薄型プレートヒートデバイスに密着させたことを特徴とする請求項1または2に記載の発電装置
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