JPWO2010084962A1 - 水処理装置及びその設置方法 - Google Patents

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Abstract

水処理装置1は、被処理水を濾過して処理水を生成する水処理装置であって、搬送可能なベース4、ベース4上に搭載されMF膜ユニット7とRO膜ユニット8とを有する水処理部3、水処理部3を覆う蓋部5を備える。MF膜ユニット7で処理された第一次処理水は、RO送液ポンプ12を介して直接にRO膜ユニット8に供給される。MF膜ユニット7は、そのユニットに組み込まれたMF膜モジュール9を逆洗する手段と、MF膜モジュール9にエアスクラビング用の圧縮空気を供給する高圧空気供給管29とを有する。

Description

本発明は、被処理水を濾過して処理水を生成する水処理装置及びその設置方法に関する。
河川水、湖沼水または地下水などの原水(被処理水)から濾過膜を利用して処理水を生成する水処理装置は、従来から知られている。例えば、特許文献1には、濾過膜を備えた水処理装置が開示されている。この種の水処理装置では、目的の性能や敷地面積などに応じて全体のレイアウトや規格等の設計が行われ、施設を施工する際には、現場敷地内に資材や各種部品などを運び込み、現場でそれらを組み上げて完成させるのが一般である。
特開2003−266071号公報
しかしながら、従来の水処理装置では、大きな設置面積が必要となり、設置出来ない場合があり、コンパクトな水処理装置が要求されていた。又、濾過膜やタンク類などの各種設備を地上に安定して据え付け、それらを連結すべく配管を行う必要があるため、現場での施工性が悪く、施工に要する時間が長くなって作業負担が大きい。また、水処理装置が不要となる際に、濾過膜、タンク類及び配管などの取り外し作業等が大変であるので、撤去作業を容易に行えない問題点があった。
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、狭い敷地スペースでも設置可能であり、施工現場での設置作業及び撤去作業を容易に行える水処理装置及びその設置方法を提供することを目的とする。
本発明に係る水処理装置は、被処理水を濾過して処理水を生成する水処理装置であって、搬送可能なベースの上に搭載され、濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを含む水処理部により、電気伝導率が250μS/cmで濁度が30NTUである被処理水を処理した際、処理水の電気伝導率が10μS/cm以下であり、水処理部により処理された処理水の水量は、ベースの面積1m当たり0.7m/h以上であることにより、従来の単床式イオン交換樹脂塔と比べて単位面積当たりの処理水の処理能力を大幅にアップすることが可能となる。従って、処理水の水量が同じである場合、従来より装置をコンパクトすることができる。また、従来水処理装置と比較して設置に必要な面積が小さくなったことを特徴とする。
本発明に係る水処理装置では、水処理部は搬送可能なベースに搭載されているので、水処理部を事前に組み立てて現場に搬送することが可能となる。このため、現場での施工性を向上することができ、施工現場での設置作業及び撤去作業を容易に行える。このように設置作業及び撤去作業を容易に行う以上、不要となる水処理装置を別の現場に容易に流用することができ、水処理装置の応用性を高めることができる。また、従来から搬送可能なベースの上に水処理装置を設置することは知られている。しかし、その多くは小規模又は仮設等臨時で使用されるものであり、大規模・恒久的な使用の場合、通常建屋内に水処理装置の一部又は全部を設置するのが一般的であった。しかしながら、本願発明によれば、搬送可能でありながらベース面積あたりの水処理能力が高いため、搬送体の台数も少なく、かつ建屋を設置することなく大規模で恒久的な搬送可能なベースを備えた水処理装置を提供できる。
本発明に係る水処理装置では、濾過膜モジュールで処理された処理水は高圧ポンプを介して直接に逆浸透膜モジュールに供給されることが好ましい。
従来は濾過膜モジュールで処理された処理水は中間タンクを介して逆浸透膜モジュールに供給されることで圧力制御を行っていたが、濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとの間に中間タンクなどは介在せず、省スペース化に有効であって、従来技術のイオン交換樹脂塔等と比較して装置全体のコンパクト化を図り易くなる。
更に、水処理部が搬送可能な枠体に収められている場合、騒音の外部への漏れを抑制することができると共に、紫外線による水処理部へのダメージを防止することができる。また、風雨対策や装置の美観性の向上を図ることができる。更に、水処理部は濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを有するので、例えば砂濾過等に比べて処理水の水質をアップさせることができ、安定した水質の維持を図り易くなる。しかも、逆浸透膜モジュールの目詰まりを濾過モジュールによって抑止できるので、安定した運転を図ることが可能となる。
本発明に係る水処理装置において、水処理部は、濾過膜モジュールを逆洗する逆洗手段を備えることが好適である。この場合にあっては、濾過膜モジュールを定期的に逆洗することにより濾過膜モジュールの寿命を向上させることができ、装置を長期安定に運転することが可能となる。
本発明に係る水処理装置において、水処理部は、濾過膜モジュールにエアスクラビング用の圧縮空気を供給する高圧空気供給手段を備えることが好適である。この場合にあっては、濾過膜モジュールを定期的に空気洗浄することにより濾過膜モジュールの寿命を向上させることができ、装置を長期安定に運転することが可能となる。
本発明に係る水処理装置において、搬送可能な枠体内には作業通路が設けられていることが好適である。この場合にあっては、装置運転中のメンテナンスが簡便になる。
本発明に係る水処理装置において、搬送可能な枠体内に、濾過膜モジュールが、濾過膜モジュール全長/枠体内部高さ=90%以下で設置されることが好適である。この場合にあっては、ヘッダ配管を曲げることなく枠体内に濾過膜モジュールをコンパクトに設置可能であるため、水処理装置全体の大きさもコンパクトにできる。なお、濾過膜モジュールが、濾過膜モジュール全長/枠体内部高さ=85%以下で設置されることが好ましく、80%以下で設置されることがより好ましい。
本発明に係る水処理装置において、搬送可能な枠体内の濾過膜モジュールを枠体の高さ方向に平行に設置し、逆浸透膜モジュールを枠体の高さ方向と垂直に設置することが好適である。この場合にあっては、枠体の作業スペースを確保しながら密にモジュールを充填できる方法としてコンパクト化に最適である。
本発明に係る水処理装置において、搬送可能な枠体内に濾過膜モジュールのバルブユニットと逆浸透膜モジュールのバルブユニットとを共に備えることが好適である。この場合にあっては、制限された範囲内において濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを高圧ポンプを介して直結することを実現できる。ここで、濾過膜モジュールのバルブユニットとは、例えば、原水、逆洗水、洗浄水、濾過水、原水戻り、エア、排水それぞれの流路切り替えバルブ及び/又は流量調節弁と、圧力、流量、温度を検出する計装品を備えたユニットを言う。逆浸透膜モジュールのバルブユニットとは、例えば、原水、透過水、濃縮水、洗浄水それぞれの流路切り替えバルブ及び/又は流量調節弁と、圧力、流量を検出する計装品を備えたユニットを言う。
本発明に係る水処理装置において、搬送可能な枠体の内壁を利用して濾過膜モジュール及び/又は逆浸透膜モジュールを固定することが好適である。この場合にあっては、モジュール交換や糸切れ検査等の作業スペース確保が容易になる。ここで、前記「内壁」とは、搬送可能な枠体内部の壁、天井、床を含む。
本発明に係る水処理装置は、被処理水を濾過して処理水を生成する水処理装置であって、濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを含む水処理部を備え、濾過膜モジュールで処理された処理水は、高圧ポンプを介して直接に逆浸透膜モジュールに供給されることが好ましい。従来は濾過膜モジュールで処理された処理水は中間タンクを介して逆浸透膜モジュールに供給されることで圧力制御を行っているので、装置全体が大型化してしまうが、濾過膜モジュールで処理された処理水が高圧ポンプを介して直接に逆浸透膜モジュールに供給される場合、濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとの間に中間タンクなどは介在せず、省スペース化に有効であって、従来技術のイオン交換樹脂塔等と比較して装置全体のコンパクト化を図り易くなる。
本発明に係る水処理装置において、濾過膜モジュールに被処理水を供給する供給ポンプと、濾過膜モジュールの濾過水の流量を測定する濾過水流量測定手段と、高圧ポンプの吸い込み圧力を検出する圧力検出手段と、逆浸透膜モジュールの透過水の流量を測定する透過水流量測定手段と、逆浸透膜モジュールの濃縮水量を調整する濃縮水量調節手段と、水処理部の制御を行う制御部と、を更に備え、制御部は、濾過水流量測定手段の測定結果に基づいて供給ポンプと、圧力検出手段の検出結果に基づいて高圧ポンプと、透過水流量測定手段の測定結果に基づいて濃縮水量調節手段とをそれぞれ制御することが好適である。この場合にあっては、装置の安定した運転を実現できる。
本発明に係る水処理装置において、濾過膜モジュールの濾過液が全て逆浸透膜モジュールに供給されることが好適である。この場合にあっては、処理水の処理能力を確保することができる。
本発明に係る水処理装置の設置方法は、濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを含む水処理部を事前に組み立てた後、施工現場まで搬送し、施工現場に据え付けることを特徴とする。このようにすれば、水処理装置の設置時間を短縮し、且つ現場での作業を簡単化することが可能となり、現場での施工性を向上することができる。
本発明によれば、施工現場での設置作業及び撤去作業を容易に行える水処理装置及びその設置方法を提供することができる。
第1実施形態に係る水処理装置を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 水処理装置を用いた水処理施設の処理フローを説明するための模式図である。 水処理部の制御を示す概略模式図である。 水処理装置を搬送する状態を示す斜視図である。 第2実施形態に係る水処理装置を示す分解斜視図である。 ドアを開いた状態を示す斜視図である。 第3実施形態に係る水処理装置を示す斜視図である。 水処理部の制御を示す概略模式図である。
以下、図面を参照し本発明に係る水処理装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において同一の構成要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係る水処理装置を示す斜視図であり、図2は図1のII−II線に沿う断面図であり、図3は図1のIII−III線に沿う断面図であり、図4は図1のIV−IV線に沿う断面図である。本実施形態に係る水処理装置1は、被処理水(例えば工業用水、工場廃水、河川水など)を濾過して処理水を生成するものであって、コンテナ(枠体)2と、コンテナ2内に収容された水処理部3とを備えている。
コンテナ2は、通常貨物輸送に使われる箱状の海上コンテナであり、コンテナ2の底部に配置された平板状のベース4と、ベース4に取付けられた蓋部5とから構成されている。ベース4は、搬送可能とされている。蓋部5の長手方向の一端には、ドア6が設けられている。コンテナ2の全長は、約6m(20フィート)又は12m(40フィート)の各態様を採用できる。
水処理部3は、ベース4上に搭載され、主として精密濾過膜(以下、MF膜という)ユニット7と逆浸透膜(以下、RO膜という)ユニット8とから構成されている。MF膜ユニット7は、20本のMF膜モジュール9をコンテナ2の長手方向に沿って10列に整列することにより構成されている。これらのMF膜モジュール9は、円柱状に形成され、上下のヘッダ管の間に立設されており、各MF膜モジュール9は、上流側及び下流側の各ヘッダ管に枝管を介して接続されている。
RO膜ユニット8は、14本のRO膜モジュール10をコンテナ2の高さ方向に沿って7列に整列することにより構成されている。これらのRO膜モジュール10は、円柱状に形成され、ベース4と平行するように取付台11に取付けられている(図3及び図4参照)。各RO膜モジュール10は、上流側及び下流側の各ヘッダ管に接続されている。MF膜ユニット7の各MF膜モジュール9とRO膜ユニット8の各RO膜モジュール10とは、配管14によって直接に連通されている。
コンテナ2の奥側には、RO膜ユニット8に処理水を供給するためのRO送液ポンプ12と、MF膜ユニット7に逆洗液を供給する逆洗チャンバー(逆洗手段)13とが設けられている。RO送液ポンプ(高圧ポンプ)12は、配管14の途中に配置され、MF膜ユニット7で処理された第一次処理水を高圧で直接にRO膜ユニット8に供給する。
逆洗チャンバー13は、配管14の上方に配置されると共に、配管14と連通されている。従って、MF膜ユニット7で処理され配管14を流れる第一次処理水の一部は、逆洗チャンバー13に流れ込み貯留される。この逆洗チャンバー13に貯留される第一次処理水は、MF膜ユニット7を逆洗する際に利用される。また、逆洗チャンバー13とMF膜ユニット7と間であって配管14の下方には、水処理装置1を制御する操作盤15が配置されている。
コンテナ2のドア6側には、NaOH貯槽16、スケール防止剤貯槽17、SBS貯槽18、及びNaClO貯槽(逆洗手段)19が整列されている。これらの貯槽には、それぞれ対応する送液ポンプ20,21,22,23が接続されている。NaOH貯槽16、スケール防止剤貯槽17、SBS貯槽18及びNaClO貯槽19は、支持台24によって架設されている。支持台24の内部には、MF膜ユニット7に被処理水を供給するためのMF送液ポンプ25が配置されている。
以下、図5を参照しつつ水処理装置1を用いた水処理施設の処理フローを説明する。図5は、水処理装置を用いた水処理施設の処理フローを説明するための模式図である。なお、図5において、二点鎖線で囲まれている領域は本実施形態に係る水処理装置1である。
図5に示すように、本実施形態に係る水処理装置1では、MF膜ユニット7とRO膜ユニット8とは、中間タンクなどを介せずに配管14によって直接に接続されている。そして、MF膜ユニット7で処理された第一次処理水は、RO送液ポンプ12によって直接にRO膜ユニット8に供給される。
NaClO貯槽19は、供給管(逆洗手段)26を介して配管14に連通されている。このNaClO貯槽19に貯留されるNaClO溶液は、MF膜モジュール9を逆洗する際に使用されるものである。また、SBS(sodium bisulfite)等の還元剤貯槽18は供給管27を介し配管14に連通され、スケール防止剤貯槽17は供給管28を介して配管14に連通されている。これらの貯槽に貯留されるSBS及びスケール防止剤は、RO膜モジュール10を洗浄するときに使用される。RO膜モジュール10の洗浄廃水は、MF膜モジュール9の逆洗廃水と共に外部に排出される。
MF膜ユニット7の底部には、高圧空気供給管(高圧空気供給手段)29が連通されている。この高圧空気供給管29は、MF膜モジュール9にエアスクラビング用の圧縮空気を供給する。逆洗チャンバー13の頂部には、高圧空気供給管(逆洗手段)30が連通されている。この高圧空気供給管30は、MF膜モジュール9を逆洗する際に、逆洗チャンバー13に高圧空気を供給し、逆洗チャンバー13内に貯留される第一次処理水をMF膜モジュール9側に押し出す機能を有する。
図5に示すように、水処理装置1の前処理に係る設備として、原水タンク31、活性炭前処理塔32、貯留タンク33がある。原水タンク31は、工業用水や工場廃水や河川水といった原水(被処理水)を一時的に貯留するためのタンクであり、この原水タンク31では、原水中のゴミ等の沈殿分離を行う。沈殿分離後の原水は、更に活性炭前処理塔32で不純物等を取り除き前処理水(被処理水)となり、貯留タンク33に貯留される。そして、貯留タンク33内の前処理水は、MF送液ポンプ25によってMF膜ユニット7に供給される。
一方、水処理装置1の後処理に係る設備として、貯留タンク34、イオン交換樹脂塔35、及び純水タンク36がある。RO膜ユニット8により処理された第2処理水は、一時的に貯留タンク34に貯留され、イオン交換樹脂塔35でイオン交換を行った後に純水タンク36に流れる。
図6は、水処理部の制御を示す概略模式図である。図6に示すように、MF膜ユニット7とRO送液ポンプ12との間には、配管14内を流れる第一次処理水の流量を測定する流量計48と、第一次処理水の圧力を検出する圧力センサ49とが設けられている。流量計48と圧力センサ49とは、操作盤15に設置された制御CPU(Central Processing Unit)52に接続され、測定した各データを制御CPU52に送信する。
また、RO膜ユニット8と貯留タンク34との間には、RO膜ユニット8から流れる第二次処理水の流量を測定する流量計50と、その流量を調節する調節弁51とが設けられている。流量計50は、制御CPU52に接続され、測定したデータを制御CPU52に送信する。MF送液ポンプ25、RO送液ポンプ12及び調節弁51は、それぞれ制御CPU52に接続され、制御CPU52の制御信号を受信して各動作を実行する。
制御CPU52は、流量計48で測定したデータに基づいてMF送液ポンプ25を定流量制御し、圧力センサ49で検出したデータに基づいて、RO送液ポンプ12の吸い込み側が正(+)になるようにRO送液ポンプ12を制御する。また、この制御CPU52は、流量計50で測定したデータに基づいて、第二次処理水の流量が一定になるように調節弁51を制御する。
このように構成された水処理装置1では、水処理部3により処理される前の被処理水(すなわち、MF送液ポンプ25によってMF膜ユニット7の各MF膜モジュール9に供給される前処理水)の電気伝導率が250μS/cmで、濁度が30NTUである場合に、水処理部3により処理された処理水(すなわち、RO膜ユニット8の各RO膜モジュール10によって濾過された後の第二次処理水)の電気伝導率が10μS/cm以下である。そして、水処理部3により処理された処理水の水量は、ベース4の面積1m当たり0.7m/h以上であり、好ましくは1.4m/h以上である。例えば搬送可能なベース4上での作業性及びメンテナンスの容易性から5.0m/h以下が好ましく、4.0m/h以下がより好ましい。
これによって、従来の単床式イオン交換樹脂塔と比べて単位面積当たりの処理水の処理能力を大幅にアップすることが可能となる。従って、処理水の水量が同じである場合、従来と比べて装置をコンパクトすることができる。しかも、従来の単床式イオン交換樹脂塔と比較して、ベース4上でMF膜モジュール9及びRO膜モジュール10を密に搭載することが可能となるので、従来設置できなかった狭い敷地でも水処理装置1を設置することができる。
なお、本実施形態に係る水処理部3の処理能力等は上記の数値に限定されるものではない。例えば、被処理水の電気伝導率の変動によって、処理された処理水の電気伝導率が変わる。しかしながら、本実施形態に係る水処理部3によれば、被処理水の伝導率が変動しても安定した電気伝導率を有する処理水を得られ、例えば原水を100〜1000μS/cmと変動させても安定して50μS/cm以下、且つ0.5m/h以上の低純水を製造することができる。
本実施形態に係る水処理装置1によれば、水処理部3が搬送可能なベース4に搭載されているので、図7に示すように水処理部3を工場で組み立てた後に、トラックT等の搬送手段で現場まで搬送し、施工現場に据え付けることが可能となる。このため、水処理装置1の設置時間を短縮し、且つ現場での作業を簡単化することが可能となり、現場での施工性を向上することができ、施工現場での設置作業を容易に行える。しかも、水処理装置1の撤去作業も容易に行える。このように設置作業及び撤去作業を容易に行う以上、不要となる水処理装置1を別の現場に容易に流用することができ、水処理装置1の応用性を高めることが可能となる。
また、従来から搬送可能なベースの上に水処理装置を設置することは知られている。しかし、その多くは小規模又は仮設等臨時で使用されるものであり、大規模・恒久的な使用の場合、通常建屋内に水処理装置の一部又は全部を設置するのが一般的であった。しかしながら、本実施形態に係る水処理装置1によれば、搬送可能でありながらベース4の面積あたりの水処理能力が高いため、搬送体の台数も少なく、かつ建屋を設置することなく大規模で恒久的な搬送可能なベースを備えた水処理装置を提供できる。
また、ベース4に搭載された水処理部3が蓋部5によって覆われているため、騒音の外部への漏れを抑制することができると共に、紫外線による水処理部3へのダメージを防止することができる。しかも、風雨対策や装置の美観性の向上を図ることができる。
また、水処理部3はMF膜モジュール9とRO膜モジュール10とを有するので、例えば砂濾過等に比べて処理水の水質をアップさせることができ、安定した水質の維持を図り易くなる。しかも、RO膜モジュール10の目詰まりをMF膜モジュール9によって抑止できるので、安定した運転を図ることが可能となる。
更に、MF膜モジュール9により処理された処理水がRO送液ポンプ12を介して直接にRO膜モジュール10に供給されるので、従来のようにMF膜モジュール9とRO膜モジュール10との間に中間タンクを設けるタイプと比べて、中間タンクをなくすことにより省スペース化に有効であって、装置全体のコンパクト化を図り易くなる。
更に、MF膜モジュール9を逆洗する逆洗チャンバー13、高圧空気供給管30、NaClO貯槽19等からなる逆洗手段と、MF膜モジュール9にエアスクラビング用の圧縮空気を供給する高圧空気供給管29とを備えるので、MF膜モジュール9を定期的に逆洗又は空気洗浄することにより、MF膜モジュール9の寿命を向上させることができ、水処理装置1を長期安定に運転することが可能となる。
(第2実施形態)
以下、図8を参照して第2実施形態を説明する。本実施形態に係る水処理装置37は、コンテナ(枠体)38の蓋部40がベース39に着脱自在に設けられている点において第1実施形態と相違している。その他の構造等は第1実施形態と同様であるので、重複する説明を省略する。
具体的には、箱状のコンテナ38は、通常貨物輸送に使われるコンテナ2と違って、搬送可能なベース39と、ベース39に対して着脱自在に取り付けられた蓋部40とから構成されている。ベース39は、矩形状に形成され、その四隅には、ベース39の本体から外方に張り出す張出部44がそれぞれ設けられている。これらの張出部44の中央には、張出部44の板厚方向に延びる貫通孔46がそれぞれ形成されている。
蓋部40は、水処理部3を囲むハウジング41と、ハウジング41の側壁に形成された開口を開閉可能なドア(可動壁部)42とを有する。蓋部40の四隅には、ハウジング41から外方に張り出す張出部43がそれぞれ設けられている。これらの張出部43の位置は、それぞれベース39の張出部44と対応している。張出部43の中央には、張出部44の貫通孔46と対応する貫通孔47がそれぞれ形成されている。
水処理装置37を製造する時に、まず、ベース39上にMF膜ユニット7やRO膜ユニット8などの部品を設置して水処理部3を組み立てる。水処理部3を組み立てた後に、水処理部3に蓋部40を被せて、張出部43の貫通孔47と張出部44の貫通孔46との位置合わせを行った後に、貫通孔46,47内にボルト45を挿入しボルト45でベース39と蓋部40とを固定させる。
本実施形態に係る水処理装置37は、第1実施形態に係る水処理装置1と同様な作用効果が得られるほか、ベース39上に水処理部3を組み立ててから水処理部3に蓋部40を被せて蓋部40をベース39に取り付けることによって、水処理装置37を容易に製造することができる。また、蓋部40がベース39に着脱自在に取り付けられているため、例えば水処理部3全体のメンテナンスを行う際又は部品交換の際に、蓋部40を取り外すことによって、これらの作業を容易に行うことができる。更に、水処理装置37が不要となる際に、ボルト45を外すことで蓋部40を容易にベース39から取り外すことで、水処理部3の分解作業や撤去作業を容易に行える。
また、ハウジング41の側壁にドア42が形成されているので、例えばMF膜ユニット7に組み込まれたMF膜モジュール9を点検し又は交換するときに、図9に示すようにドア42を開くことで、作業者等が容易にコンテナ38の内部に入ることができるので、MF膜モジュール9の点検作業と交換作業を容易に行うことができる。その結果、水処理装置1のメンテナンス性を向上することが可能となる。
(第3実施形態)
以下、図10を参照して第3実施形態を説明する。本実施形態に係る水処理装置53は、コンテナ内部に収容されずに、移動可能なベース54に搭載される点において第1実施形態と相違している。その他の構造等は第1実施形態と同様であるため、重複する説明を省略する。
すなわち、水処理装置53は、水処理部3を備えており、平板状のベース54に搭載されている。水処理部3は、主としてMF膜ユニット7とRO膜ユニット8とから構成されている。そして、MF膜ユニット7で処理された第一次処理水は、RO送液ポンプ12によって直接にRO膜ユニット8に供給されている。
従来では、濾過膜モジュールで処理された処理水が中間タンクを介して逆浸透膜モジュールに供給されることで圧力制御を行っているので、装置全体が大型化してしまうが、本実施形態に係る水処理装置53では、MF膜ユニット7で処理された第一次処理水がRO送液ポンプ12を介して直接にRO膜ユニット8に供給される場合、MF膜ユニット7とRO膜ユニット8との間に中間タンクなどは介在せず、省スペース化に有効であって、従来技術のイオン交換樹脂塔等と比較して装置全体のコンパクト化を図り易くなる。
図11は、水処理部の制御を示す概略模式図である。図11に示すように、MF膜ユニット7とRO送液ポンプ12との間には、配管14内を流れる第一次処理水の流量を測定する流量計(濾過水流量測定手段)48と、RO送液ポンプ12の吸い込み側の圧力を検出する圧力センサ(圧力検出手段)49とが設けられている。流量計48と圧力センサ49とは、操作盤15に設置された制御CPU52に接続され、測定した各データを制御CPU52に送信する。
また、RO膜ユニット8の後方には、RO膜ユニット8から流れる透過水(第二次処理水)の流量を測定するRO透過水流量計(透過水流量測定手段)56が設置されている。更に、RO膜ユニット8にはRO濃縮水量を調整するRO濃縮水量調節弁(濃縮水量調節手段)55が直接に連結されている。RO透過水流量計56は、制御CPU52に接続され、測定したデータを制御CPU52に送信する。MF送液ポンプ25、RO送液ポンプ12及びRO濃縮水量調節弁55は、それぞれ制御CPU52に接続され、制御CPU52の制御信号を受信して各動作を実行する。
このように構成された水処理装置53では、流量制御、圧力制御、流量制御といったMF−RO直結制御が行われている。具体的には、まず、流量計48はMF濾過水(第一次処理水)の流量を測定し、その信号を制御CPU52に出力する。制御CPU52は、流量計48で測定したデータに基づいてPID(Proportional Integral Derivative)演算を行い、その結果を出力する。なお、PID演算としては、例えば設定値との偏差により出力演算が挙げられる。続いて、制御CPU52は、PID演算の出力に基づいてMF送液ポンプ25用インバータ周波数制御を行う。これによって、MF送液ポンプ25のモータ回転数制御が実行され、MF膜ユニット7への供給量が変動する。
圧力センサ49は、RO送液ポンプ12の吸い込み側の圧力を検出し、その圧力信号を制御CPU52に出力する。制御CPU52は、RO送液ポンプ12の吸い込み側の圧力信号に基づいてPID演算を行い、その結果を出力する。続いて、制御CPU52は、PID演算の出力に基づいてRO送液ポンプ12用インバータ周波数制御を行う。これによって、RO送液ポンプ12のモータ回転数制御が実行され、RO送液ポンプ12の吐出量が変動する。
RO透過水流量計56は、RO透過水流量を測定し、その測定信号を制御CPU52に出力する。制御CPU52は、RO透過水流量信号に基づいてPID演算を行い、その結果を出力する。続いて、制御CPU52は、PID演算の出力に基づいてRO濃縮水量調節弁55の制御を行う。従って、RO濃縮水量が変動する。これに伴い、RO透過水量が変動する。
例えば、MF濾過水量の設定値が25m/h、RO送液ポンプ12の吸い込み圧力の設定値が水柱5mとされた場合、RO送液ポンプ12の吐出量が25m/hとなる。そして、RO透過水量設定値が20m/hとされた場合、RO濃縮水量が5m/hでバランスしている。
RO送液ポンプ12の吸い込み圧力設定値水柱5mで安定している場合、MF膜ユニット7からの押し込み流量とRO送液ポンプ12の引込み流量とがバランスしている。この場合、RO送液ポンプ12の吐出量はMF膜ユニット7への供給量と同じ25m/hになっている。その後、RO濃縮水量調節弁55が作動し、RO透過水量20m/hとRO濃縮水量5m/hに振り分ける。
そして、MF膜差圧が大きくなってきた場合は、MF送液ポンプ25の回転数が上昇してMF濾過水量設定値25m/hを維持し、RO膜差圧が大きくなってきた場合は、RO送液ポンプ12の回転数が上昇してRO透過水量設定値20m/h(RO濃縮水量5m/h)を維持する。従って、RO送液ポンプ12の吸い込み圧力設定値水柱5m(すなわち、押し込み流量とRO送液ポンプ12の引込み流量がバランスしている状態)は継続して安定する。これによって、水処理装置53の安定した運転を実現することができる。
上述した実施形態は本発明に係る水処理装置の一例を説明したものであり、本発明に係る水処理装置は実施形態に記載したものに限定されるものではない。本発明に係る水処理装置は、各請求項に記載した要旨を変更しないように実施形態に係る水処理装置を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記の実施形態において、RO膜ユニット8を一段式としたが、必要に応じて前段の濃縮水又は前段の透過水を原水とする二段式、三段式としてもよい。また、ハウジング41に形成された開口を開閉可能な可動壁部としてドア42を設けたが、シャッターを設けてもよい。また、濾過膜は精密濾過膜のほか、限外濾過膜も適用される。
以下に実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
本実施例では、第1実施形態と同じ構造を有する水処理装置を用意し、面積1m当たりの水処理部により処理された水量を測定した。コンテナのサイズが20フィート、コンテナの設置面積が15m(6m×2.5m)、コンテナ能力が10.5m/hであった。測定の結果、面積1m当たりの水処理部により処理された水量が0.7m/h以上であった。
(実施例2)
本実施例では、第1実施形態と同じ構造を有する水処理装置を用意し、面積1m当たりの水処理部により処理された水量を測定した。コンテナのサイズが20フィート、コンテナの設置面積が15m(6m×2.5m)、コンテナ能力が20m/hであった。測定の結果、面積1m当たりの水処理部により処理された水量が1.3m/hであった。
(実施例3)
本実施例では、第1実施形態と同じ構造を有する水処理装置を用意し、ベースの面積1m当たりの水処理部により処理された水量を測定した。この実施例に係る水処理装置は、実施例2と比較して薬液タンク、薬液ポンプが含まれなかった。そして、コンテナのサイズが20フィート、コンテナ台数が3台、コンテナの設置面積が45m(6m×2.5m×3台)、コンテナ能力(RO1出口)が72m/hであった。測定の結果、面積1m当たりの水処理部により処理された水量が1.6m/hであった。
(比較例)
また、従来の建屋型の水処理装置を用意し、面積1m当たりの水処理部により処理された水量を測定し、本発明に係る水処理装置との比較を行った。建屋型の場合、RO1供給タンク(すなわち中間タンク)と逆洗ポンプがあるので設置面積が大きい。MF濾過水量が28.6m/h、RO1供給タンク容量が28.6m、タンク内の滞留時間が60分、RO1供給タンク径が3.5m、RO1処理能力が20m/hであった。また、RO1供給タンクの設置面積16m(4m×4m)、逆洗ポンプの設置面積が0.6m(0.8m×0.7m)、水処理装置の設置面積が15m(6m×2.5m)であった。測定の結果、面積1m当たりの水処理部により処理された水量が0.6m/hであった。
上述より、従来の建屋型における面積1m当たりの処理水量が0.6m/hであり、本発明に係る水処理装置における面積1m当たりの処理水量が0.7m/h以上であることが確認された。
1,37,53 水処理装置
2,38 コンテナ(枠体)
3 水処理部
4,39 ベース
5,40 蓋部
9 MF膜モジュール
10 RO膜モジュール
12 RO送液ポンプ(高圧ポンプ)
13 逆洗チャンバー(逆洗手段)
19 NaClO貯槽(逆洗手段)
25 MF送液ポンプ
26 供給管(逆洗手段)
29 高圧空気供給管(高圧空気供給手段)
30 高圧空気供給管(逆洗手段)
41 ハウジング
42 ドア(可動壁部)。

Claims (14)

  1. 被処理水を濾過して処理水を生成する水処理装置であって、
    搬送可能なベースの上に搭載され、濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを含む水処理部により、電気伝導率が250μS/cmで濁度が30NTUである被処理水を処理した際、処理水の電気伝導率が10μS/cm以下であり、前記水処理部により処理された前記処理水の水量は、前記ベースの面積1m当たり0.7m/h以上であることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記濾過膜モジュールで処理された処理水は、高圧ポンプを介して直接に前記逆浸透膜モジュールに供給されることを特徴とする請求項1に記載の水処理装置。
  3. 前記水処理部は、前記濾過膜モジュールを逆洗する逆洗手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の水処理装置。
  4. 前記水処理部は、前記濾過膜モジュールにエアスクラビング用の圧縮空気を供給する高圧空気供給手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の水処理装置。
  5. 前記水処理部が搬送可能な枠体に収められていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の水処理装置。
  6. 前記搬送可能な枠体内には作業通路が設けられている請求項5に記載の水処理装置。
  7. 前記搬送可能な枠体内に、前記濾過膜モジュールが、濾過膜モジュール全長/枠体内部高さ=90%以下で設置される請求項5又は6に記載の水処理装置。
  8. 前記搬送可能な枠体内の前記濾過膜モジュールを枠体の高さ方向に平行に設置し、前記逆浸透膜モジュールを枠体の高さ方向と垂直に設置する請求項5〜7のいずれか一項に記載の水処理装置。
  9. 前記搬送可能な枠体内に前記濾過膜モジュールのバルブユニットと前記逆浸透膜モジュールのバルブユニットとを共に備える請求項5〜8のいずれか一項に記載の水処理装置。
  10. 前記搬送可能な枠体の内壁を利用して前記濾過膜モジュール及び/又は前記逆浸透膜モジュールを固定する請求項5〜9のいずれか一項に記載の水処理装置。
  11. 被処理水を濾過して処理水を生成する水処理装置であって、
    濾過膜モジュールと逆浸透膜モジュールとを含む水処理部を備え、
    前記濾過膜モジュールで処理された処理水は、高圧ポンプを介して直接に前記逆浸透膜モジュールに供給されることを特徴とする水処理装置。
  12. 前記濾過膜モジュールに被処理水を供給する供給ポンプと、
    前記濾過膜モジュールの濾過水の流量を測定する濾過水流量測定手段と、
    前記高圧ポンプの吸い込み圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記逆浸透膜モジュールの透過水の流量を測定する透過水流量測定手段と、
    前記逆浸透膜モジュールの濃縮水量を調整する濃縮水量調節手段と、
    前記水処理部の制御を行う制御部と、を更に備え、
    前記制御部は、前記濾過水流量測定手段の測定結果に基づいて前記供給ポンプと、前記圧力検出手段の検出結果に基づいて前記高圧ポンプと、前記透過水流量測定手段の測定結果に基づいて前記濃縮水量調節手段とをそれぞれ制御することを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の水処理装置。
  13. 前記濾過膜モジュールの濾過液が全て前記逆浸透膜モジュールに供給される請求項1〜12のいずれか一項に記載の水処理装置。
  14. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の水処理装置を事前に組み立てた後、施工現場まで搬送し、施工現場に据え付けることを特徴とする水処理装置の設置方法。
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