JP2013081890A - 水処理装置 - Google Patents

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俊夫 藤田
Daisuke Mikami
大助 三上
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Abstract

【課題】枠体内における作業スペースを確保でき、作業性の向上を図ることができる水処理装置を提供する。
【解決手段】水処理装置1は、搬送可能なコンテナ7内に収容され、被処理水をろ過して処理水を生成する水処理部3と、コンテナ7の外に設置され、水処理部3に接続されるバルブユニット5とを備える。水処理装置1では、バルブユニット5をコンテナ7の外部に設置することにより、コンテナ7内の作業スペースを確保でき、作業性の向上を図ることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、被処理水をろ過して処理水を生成する水処理装置に関する。
河川水、湖沼水または地下水等の原水からろ過膜を利用して処理水を生成する水処理装置は、従来から知られている。例えば、特許文献1には、ろ過膜を備えた水処理装置が開示されている。この水処理装置は、膜モジュールと、膜モジュールに原水を供給する原水管と、膜モジュールによりろ過されたろ過水を排出するろ過水管とから構成される膜モジュールユニットを備えており、原水管及びろ過水管には、自動弁が設けられている。この膜モジュールユニットは、コンテナ内に収容され、一体的に搬送可能に構成されている。
特開2005−270705号公報
ところで、水処理装置では、膜モジュールの交換やバルブ(自動弁)等のメンテナンスを行うことがある。このとき、コンテナ内では、膜モジュールに繋がる各管を開閉するバルブやバルブに接続された配線等が入り組んでおり、作業者の作業スペースを確保し難くい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、枠体内における作業スペースを確保でき、作業性の向上を図ることができる水処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る水処理装置は、被処理水をろ過して処理水を生成する水処理装置であって、搬送可能な枠体内に収容され、被処理水をろ過して処理水を生成する水処理部と、枠体の外に設置され、水処理部に接続されるバルブユニットと、を備えることを特徴とする。
この水処理装置では、水処理部が収容された枠体の外にバルブユニットが設置されている。そのため、例えば膜モジュールに繋がる各管を開閉するバルブやバルブに接続された配線は枠体の外部に設置されることになる。したがって、枠体内における作業スペースを確保でき、その結果、作業性の向上を図ることができる。
水処理部は、逆浸透膜モジュールを含んでいてもよい。また、水処理部は、精密ろ過膜モジュールを含んでいてもよい。さらに、水処理部は、限外ろ過膜モジュールを含んでいてもよい。これらの膜モジュールを用いることにより、被処理水を良好に処理して処理水を生成できる。
水処理部は、逆浸透膜モジュールと精密ろ過膜モジュールとを含み、枠体内には、精密ろ過膜モジュールで処理された処理水を直接に逆浸透膜モジュールに供給する高圧ポンプが設置されていてもよい。この形態によれば、逆浸透膜モジュールと精密ろ過膜モジュールとの間に中間タンクを介在させる必要がないため、少スペース化を図れる。また、高圧ポンプを枠体内に収容するため、ポンプの騒音の問題を回避できる。
枠体は、搬送可能なベース部と、当該ベース部に取り付けられる蓋部とから構成されるコンテナであり、水処理部には、被処理水を導入する導入管と、処理水を導出する導出管とが接続されており、導入管及び導出管は、コンテナの蓋部を貫通して外部に伸びていてもよい。
導出管は、逆浸透膜モジュール及び精密ろ過膜で処理された処理水を排出する処理水排出管と、逆浸透膜モジュールに接続され、逆浸透膜を透過しない非透過水を排出する非透過水排出管と、精密ろ過膜モジュールに接続され、精密ろ過膜を透過しない濃縮水を排出する濃縮水排出管と、を含んでいてもよい。
バルブユニットは、水処理部に接続される複数の接続管と、複数の接続管に取り付けられたバルブと、バルブ及び水処理部を制御する計装機器と、複数の接続管、バルブ及び計装機器を支持する架台と、を有していてもよい。このような構成により、バルブユニットを枠体の外部に設置することができる。
複数の接続管は、導入管及び導出管にそれぞれ接続されている。
架台は、フレームにより構成されており、バルブ及び計装機器は、フレーム内に収容されてもよい。この形態によれば、搬送性が良好になると共に、バルブユニットの小型化を図れる。
複数の接続管は、施工現場に設置された配管と接続する接続部が上向きであってもよい。施工現場では、通常、水処理装置の上方に被処理水槽等に接続された配管が設置されている。そのため、その配管に水処理装置から水平に伸びる配管を接続するためには、水処理装置の配管を上向きに曲げて設置する必要があり、配管が屈曲する部分には、架台を設置する必要がある。本発明では、バルブユニットにおいて複数の接続管の接続部が上向きになっており、バルブユニットが屈曲する配管を支持する架台を兼ねているため、水処理装置の上方に位置する配管に容易に接続することができる。
導入管に接続される接続管には、洗浄用の洗浄液が導入される洗浄液導入管が連通して接続されており、導出管に接続される接続管には、洗浄後の洗浄廃液が排出されるが洗浄廃液導出管が連通して接続されていてもよい。この形態によれば、水処理部が収容されるコンテナから伸びる配管の本数を減少させることができ、水処理部とバルブユニットとの連結が容易になるため、組み立て作業性の向上を図れる。
本発明によれば、作業スペースを確保でき、作業性の向上を図ることができる。
本実施形態に係る水処理装置を横から見た図である。 図1に示す水処理装置を上から見た図である。 図1に示す水処理装置を前から見た図である。 図2におけるa−a線断面図である。 図2におけるb−b線矢視図である。 図2におけるc−c線矢視図である。 図2におけるd−d線矢視図である。 図2におけるe−e線矢視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係る水処理装置を横から見た図である。図2は、図1に示す水処理装置を上から見た図である。図3は、図1に示す水処理装置を前から見た図である。図4は、図2におけるa−a線断面図である。図5は、図2におけるb−b線矢視図である。図6は、図2におけるc−c線矢視図である。図7は、図2におけるd−d線矢視図である。図8は、図2におけるe−e線矢視図である。
水処理装置1は、被処理水(例えば、工業用水、工場廃水、河川水など)をろ過して処理水を生成するものであり、水処理部3と、バルブユニット5とを備えている。
水処理部3は、コンテナ(枠体)7に収容されている。コンテナ7は、通常貨物輸送に使用される箱状の海上コンテナであり、コンテナ7の底部に配置されたベース(基部)7aと、ベース7aに取り付けられた蓋部7bとから構成されている。ベース7aは、搬送可能である。蓋部7bの長手方向の一端には、ドア9が設けられている(図2参照)。コンテナ7の全長は、約3.5m(12フィート)、約6m(20フィート)又は約12m(40フィート)の各様態を採用できる。
水処理部3は、ベース7a上に搭載され、精密ろ過膜(以下、MF(Microfiltlation)膜という)ユニット10と、逆浸透膜(以下、RO(Reverse Osmosis)膜という)ユニット12とから構成されている。MF膜ユニット10は、コンテナ7の幅方向の一端側に設置されており、RO膜ユニット12は、コンテナ7の幅方向の他端側に設置されている。
MF膜ユニット10は、複数本(ここでは32本)のMF膜モジュール10Aにより構成されている。MF膜モジュール10Aは、円柱状を成しており、その延在方向がコンテナ7の高さ方向に沿って立設されている。MF膜ユニット10では、MF膜モジュール10Aがコンテナ7の長手方向に沿ってそれぞれ16本ずつ2列に整列されている。図4に示すように、MF膜モジュール10Aの列方向の間隔は、例えば作業者が通れる程度に設定されている。
各MF膜モジュール10Aは、上流側(一次側)のMF上流側ヘッダ管14及びMF下流側(二次側)のMF下流側ヘッダ管16に枝管を介して接続されている。MF上流側ヘッダ管14及びMF下流側ヘッダ管16は、MF膜モジュール10Aの列に応じてそれぞれ2本配置されており、コンテナ7の長手方向に沿って延在している。
MF上流側ヘッダ管14には、被処理水を供給する被処理水供給管(導入管)P1が接続されている。被処理水供給管P1は、一端がMF上流側ヘッダ管14に接続されており、他端がコンテナ7の側壁7Aを貫通して外部に伸び、バルブユニット5に接続されている。MF下流側ヘッダ管16には、MF膜モジュール10Aにおいて処理された一次処理水を移送する一次処理水移送管P2が接続されている。一次処理水移送管P2は、一端がMF下流側ヘッダ管16に接続されており、他端がコンテナ7の側壁7Aを貫通して外部に伸び、バルブユニット5に接続されている。
また、MF膜モジュール10Aには、MF膜を透過しない非透過水用の非透過水ヘッダ管18が接続されている。非透過水ヘッダ管18には、非透過水移送管(導出管)P3が接続されている。非透過水移送管P3は、一端が非透過水ヘッダ管18に接続されており、他端がコンテナ7の側壁7Aを貫通して外部に伸び、バルブユニット5に接続されている。
さらに、MF上流側ヘッダ管14の各枝管には、エアスクラビング用の空気を移送する空気移送管P4が枝管を介して連結されている。空気移送管P4は、コンテナ7の側壁7Aを貫通して外部に伸び、バルブユニット5に接続されている。
RO膜ユニット12は、複数本(こここでは14本)のRO膜モジュール12Aにより構成されている。RO膜モジュール12Aは、円柱状を成しており、その延在方向がコンテナ7の長手方向に沿い、且つベース7aと略平行に取付台19に取付けられている。RO膜ユニット12は、RO膜モジュール12Aがコンテナ7の高さ方向に沿ってそれぞれ7本ずつ2列に整列されている。なお、逆浸透膜モジュール12Aとは、逆浸透膜エレメントと、浸透膜ベッセルとを含む構造体をいう。
各RO膜モジュール12Aは、上流側(一次側)のRO上流側ヘッダ管20及び下流側(二次側)のRO下流側ヘッダ管22に接続されている。図3に示すように、RO上流側ヘッダ管20は、RO膜モジュール12Aの列に応じて2本配置されており、コンテナ7の高さ方向に沿って延在している。図4に示すように、RO下流側ヘッダ管22は、コンテナ7の高さ方向に沿って延在している。
RO上流側ヘッダ管20には、一次処理水移送管P5が接続されている。一次処理水移送管P5は、一端がRO液送ポンプ24に接続されており、他端がRO上流側ヘッダ管20に接続されている。RO下流側ヘッダ管22には、二次処理水移送管(処理水排出管)P6が接続されている。二次処理水移送管P6は、一端がRO下流側ヘッダ管22に接続されており、他端がコンテナ7の側壁7Aを貫通して外部に伸び、バルブユニット5に接続されている。
複数のRO膜モジュール12Aは、濃縮水用の濃縮水ヘッダ管26に接続されている。濃縮水ヘッダ管26には、濃縮水を移送する濃縮水移送管(導出管)P7が接続されている。濃縮水移送管P7は、コンテナ7の側壁7Aを貫通して外側に伸び、バルブユニット5に接続されている。
コンテナ7の長手方向の一端側には、RO膜ユニット12に一次処理水を供給するためのRO液送ポンプ(高圧ポンプ)24が設けられている。MF膜モジュール10AのMF下流側ヘッダ管16とRO膜モジュール12AのRO上流側ヘッダ管20とは、RO液送ポンプ24を介して直列に接続されている。RO液送ポンプ24には、上流側にバルブユニット5に接続されるROポンプ接続管P8が接続されており、下流側に一次処理水移送管P5が接続されている。MF膜モジュール10AとRO膜モジュール12Aとの間に中間タンクは介在せず、MF膜モジュール10Aから排出された一次処理水は、直接にRO膜モジュール12Aに供給される。
コンテナ7の内面には、厚さ50mm程度の断熱材(図示しない)が設けられている。また、コンテナ7内には、RO液送ポンプ24が設置されている一端側の上部にエアコンACが設置されている。
上記の被処理水供給管P1、一次処理水移送管P2、非透過水移送管P3、空気移送管P4、二次処理水移送管P6、濃縮水移送管P7、及び、ROポンプ接続管P8は、コンテナ7の一端側に集約されている。具体的には、図2に示すように、各管P1〜P8は、コンテナ7の長手方向の一端側(ドア9が設けられている側とは反対側)に集約され、外側に水平に伸びている。すなわち、コンテナ7からは、8本の管が外部に伸びている。
バルブユニット5は、コンテナ7の外に設置されている。バルブユニット5は、フレームFにより構成された架台30を有している。架台30は、略直方体形状をなしており、配管やバルブ、計装品等を支持している。
架台30には、被処理水供給管P1の他端に接続される被処理水導入管P11と、一次処理水移送管P2の他端に接続される一次処理水迂回管P12と、非透過水移送管P3の他端に接続される非透過水排出管P13と、空気移送管P4の他端に接続される空気導入管P14と、二次処理水移送管P6の他端に接続される二次処理水排出管P15と、濃縮水移送管P7の他端に接続される濃縮水排出管P16とが設置されている。なお、コンテナ7側の管とバルブユニット5側の管とは、フランジ同士を突き合わせて、例えばボルトにより締結されて接続されている。被処理水導入管P11、一次処理水迂回管P12、非透過水排出管P13、空気導入管P14、二次処理水排出管P15及び濃縮水排出管P16は、接続管である。
図1に示すように、被処理水導入管P11は、被処理水供給管P1に連通して接続されており、被処理液を被処理水槽(図示しない)から導入する。被処理水導入管P11には、被処理水の導入を制御するバルブ(弁)B1,B2が取り付けられている。また、被処理水導入管P11には、MF膜用のCIP(Cleaning In Place:定置洗浄)ポンプに接続され、洗浄液を導入するMFCIPポンプ管(洗浄液導入管)P21が連結されている。MFCIPポンプ管P21には、バルブB3が取り付けられている。
一次処理水迂回管P12は、一次処理水移送管P2に連通して接続されていると共に、RO液送ポンプ24から外側に伸びるROポンプ接続管P8に連通して接続されている。一次処理水迂回管P12には、バルブB4が取り付けられている。また、一次処理水迂回管P12には、その経路の途中に、MF膜用の逆洗ポンプ(図示しない)に接続されるMF逆洗浄ポンプ管P22が連結されている。MF洗浄ポンプ管P22には、バルブB5が取り付けられている(図5参照)。
また、MF逆洗浄ポンプ管P22には、MF膜モジュール10AのCIPの洗浄廃液を排出するMF洗浄廃液排出管(洗浄廃液導出管)P23と、非透過水排出管に接続される接続管P24(図5参照)と、RO膜用のCIPポンプに接続され、洗浄液を導入するROCIPポンプ管(洗浄液導入管)P25(図6参照)とが接続されている。MF洗浄廃液排出管P23にはバルブB6、接続管P24にはバルブB7、ROCIPポンプ管P25にはバルブB8が取り付けられている。
図5に示すように、非透過水排出管P13は、非透過水移送管P3に連通して接続されており、非透過水を非透過水槽(図示しない)に排出する。非透過水排出管P13には、バルブB9が取り付けられている。非透過水排出管P13には、MF膜モジュール10AのCIPの洗浄廃液を排出するMF洗浄廃液排出管P26と、MF供給水槽(図示しない)に接続されるMF供給水管P27とが接続されている。MF洗浄廃液排出管P26にはバルブB10、MF供給水管P27にはバルブB11が取り付けられている。
図6に示すように、濃縮水排出管P16は、濃縮水移送管P7に連通して接続されており、濃縮水を濃縮水槽(図示しない)に排出する。濃縮水排出管P16には、バルブB12が取り付けられている。また、濃縮水排出管P16には、RO膜モジュール12AのCIPの洗浄廃液を排出するRO洗浄廃液排出管(洗浄廃液導出管)P28が接続されている。RO洗浄廃液排出管P28には、バルブB13が取り付けられている。
図7に示すように、二次処理水排出管P15は、二次処理水移送管P6に連通して接続されており、二次処理水を処理水槽(図示しない)に排出する。二次処理水排出管P15には、バルブB14が取り付けられている。また、二次処理水排出管P15には、RO膜モジュール12AのCIPの洗浄廃液を排出するRO洗浄廃液排出管P29と、MF供給水槽(図示しない)に接続されるMF供給水槽管P30が接続されている。RO洗浄廃液排出管P29にはバルブB15、MF供給水槽管P30にはバルブB16が取り付けられている。
バルブユニット5の架台30に配置された上述の各管P11〜P16,P21〜P30は、その接続面(フランジの上面、接続部)がいずれも上向き、すなわち開口が上方を向いている。
また、バルブユニット5の架台30には、上記の管P11〜P16,P21〜P30やバルブB1〜B16の他に、エアコンACの室外機32、バルブ(自動弁)の開閉や水処理部3を制御するリモートI/O盤(計装機器)34などが設置されている。室外機32及びリモートI/O盤34は、フレームF内に収容されている。
続いて、水処理装置1の動作について説明する。水処理装置1では、バルブユニット5の被処理水導入管P11から被処理水が導入され、被処理水供給管P1を介してMF膜モジュール10A(MF膜ユニット10)に被処理水が供給されて、MF膜モジュール10Aで被処理水が処理される。
MF膜モジュール10Aで処理された一次処理水は、バルブユニット5の一次処理水迂回管P12を介してRO液送ポンプ24に供給される。そして、一次処理水は、RO液送ポンプ24に接続された一次処理水移送管P5を介してRO膜モジュール12A(RO膜ユニット12)に直接に供給され、RO膜モジュール12Aで処理される。RO膜モジュール12Aで処理された二次処理水は、二次処理水移送管P6を介してバルブユニット5に移送され、二次処理水排出管P15から排出される。
以上説明したように、本実施形態では、バルブユニット5がコンテナ7の外に設置されているため、コンテナ7内のスペースを確保できる。したがって、水処理能力を維持しつつ、コンテナ7内において作業スペース(作業者の通路など)を十分に確保できるため、コンテナ7内における作業性の向上が図れる。
また、水処理部3は、MF膜モジュール10AからなるMF膜ユニット10と、RO膜モジュール12AからなるRO膜ユニット12とを含んで構成されているため、処理水の水質を向上させることができ、安定した水質の維持を図り易くできる。また、RO膜モジュール12Aの目詰まりを、MF膜モジュール10Aによって抑制できるため、安定した運転を行うことができる。
また、コンテナ7内に搭載される水処理部3と、コンテナ7の外に設置されるバルブユニット5とに設備が分離されているため、コンテナ7を交換することにより、所望する水処理能力を得ることができる。コンテナ7は、そのサイズによってコンテナ7内に搭載される膜モジュールの設置数が変化するため、水処理能力が変化する。例えば、40フィートのコンテナは、20フィートのコンテナに比べて約2倍の水処理能力を有する。本実施形態では、バルブユニット5がコンテナ7と分離している構成であるため、所望する水処理能力に応じてコンテナ7のサイズを容易に変更することにより、水処理能力を変更できる。
また、バルブユニット5の架台30に配置された上述の各管P11〜P16,P21〜P30は、その接続面がいずれも上向き、すなわち開口が上方を向いている。施工現場では、通常、水処理装置1の上方に被処理水槽等に接続された配管が設置されている。そのため、その配管に水処理装置1から水平に伸びる配管を接続するためには、水処理装置1の配管を上向きに曲げて設置する必要があり、配管が屈曲する部分には、架台を設置する必要がある。本実施形態では、バルブユニット5において各管P11〜P16,P21〜P30の接続面が上向きになっており、バルブユニット5の架台30が屈曲する配管を支持する架台を兼ねているため、水処理装置1の上方に位置する配管に容易に接続することができる。
また、RO液送ポンプ24がコンテナ7内に設置されているため、RO液送ポンプ24の騒音の外部への漏れを抑制することができる。また、水処理部3を蓋部7bで覆っているため、紫外線によるダメージを防止できると共に、風雨対策や装置の美観性の向上を図ることができる。
また、バルブユニット5を独立して設置しているため、コンテナ7に収納された水処理部3以外の膜設備や膜ラックにもバルブユニット5を接続して使用することができる。
ここで、従来、コンテナ内に水処理部とバルブユニット(自動弁及びこれに接続される配線)とが収容されている構成では、バルブユニットのメンテナンスのために、コンテナの側壁にメンテナンス用のドアを設ける必要があった。そのため、複数のコンテナを並設する場合には、ドアが開く分だけ隣のコンテナとの間にスペースが必要であった。これに対して、本実施形態では、バルブユニット5がコンテナ7の外に設置されおり、コンテナ7内の作業スペースを確保できるため、メンテナンス用のドアが不要となる。そのため、コンテナ7を並設する際、コンテナ7同士の間にスペースを必要としないため、施工現場における水処理装置1の設備設置面積を小さくできる。
また、従来では、バルブユニットがコンテナ内に設置されていたため、膜を洗浄する洗浄作業の際、薬液を循環させる配管の手動弁の切り替えを行う場合には、作業者がコンテナ内に入る必要があった。これに対して、本実施形態では、バルブユニット5がコンテナ7の外部に設置されているため、膜洗浄時の手動弁の切り替えを容易に行うことができ、作業性の向上を図れる。
また、コンテナ7内においてバルブユニット5を組み立てる必要がないので、水処理装置1の組み立ての作業性の向上を図ることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、バルブユニット5において、膜洗浄のときに薬液を循環させるための管を設けているが、この管は設けられてなくてもよい。この場合、膜の洗浄は、搬送可能なコンテナ7を例えばトレーラー等で洗浄施設まで運んで行えばよい。これにより、施工現場においてCIP設備や薬液処理設備が不要となり、施工現場における水処理施設の構成の簡易化を図れる。
また、上記実施形態では、コンテナ7とバルブユニット5とを隣接して配置しているが、コンテナ7とバルブユニット5とは、離れて設置されてもよい。例えば、バルブユニット5は、パイプラック(原水供給槽等に接続された配管が設置されるラック)の下方に設置されてもよい。
上記実施形態では、水処理部3がMF膜ユニット10とRO膜ユニット12とから構成されている様態を例示したが、限外ろ過(Ultrafiltration)膜モジュールから構成されるUF膜ユニットを含んでいてもよく、被処理水に応じてその組み合わせを変更すればよい。また、MF膜ユニット10、RO膜ユニット12及びUF膜ユニットがそれぞれ単体で設けられてもよい。
1…水処理装置、3…水処理部、5…バルブユニット、7…コンテナ(枠体)、7a…ベース(基部)、7b…蓋部、10…MF膜ユニット、10A…MF膜モジュール、12…RO膜ユニット、12A…RO膜モジュール、P1…被処理水供給管(導入管)、P3…非透過水移送管(導出管)、P6…二次処理水移送管(導出管)、P7…濃縮水移送管(導出管)、P11…被処理水導入管(接続管)、P13…非透過水排出管(接続管)、P15…二次処理水排出管(接続管)、P16…濃縮水排出管(接続管)、P21…MFCIPポンプ管(洗浄液導入管)、P23…MF洗浄廃液排出管(洗浄廃液導出管)、P25…ROCIPポンプ管(洗浄液導入管)、P28…RO洗浄廃液排出管(洗浄廃液導出管)、B1〜B16…バルブ、…(接続管)、

Claims (12)

  1. 被処理水をろ過して処理水を生成する水処理装置であって、
    搬送可能な枠体内に収容され、前記被処理水をろ過して前記処理水を生成する水処理部と、
    前記枠体の外に設置され、前記水処理部に接続されるバルブユニットと、
    を備えることを特徴とする水処理装置。
  2. 前記水処理部は、逆浸透膜モジュールを含むことを特徴とする請求項1記載の水処理装置。
  3. 前記水処理部は、精密ろ過膜モジュールを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の水処理装置。
  4. 前記水処理部は、限外ろ過膜モジュールを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の水処理装置。
  5. 前記水処理部は、前記逆浸透膜モジュールと前記精密ろ過膜モジュールとを含み、
    前記枠体内には、前記精密ろ過膜モジュールで処理された処理水を直接に前記逆浸透膜モジュールに供給する高圧ポンプが設置されていることを特徴とする請求項3又は4記載の水処理装置。
  6. 前記枠体は、搬送可能な基部と、当該基部に取り付けられる蓋部とから構成されるコンテナであり、
    前記水処理部には、前記被処理水を導入する導入管と、処理された処理水を導出する導出管とが少なくとも接続されており、
    前記導入管及び前記導出管は、前記コンテナの前記蓋部を貫通して外部に伸びていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の水処理装置。
  7. 前記導出管は、
    前記逆浸透膜モジュール及び前記精密ろ過膜で処理された前記処理水を排出する処理水排出管と、
    前記逆浸透膜モジュールに接続され、逆浸透膜を透過しない非透過水を排出する非透過水排出管と、
    前記精密ろ過膜モジュールに接続され、精密ろ過膜を透過しない濃縮水を排出する濃縮水排出管と、
    を含むことを特徴とする請求項6記載の水処理装置。
  8. 前記バルブユニットは、
    前記水処理部に接続される複数の接続管と、
    前記複数の接続管に取り付けられたバルブと、
    前記バルブ及び前記水処理部を制御する計装機器と、
    前記複数の接続管、前記バルブ及び前記計装機器を支持する架台と、
    を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の水処理装置。
  9. 前記複数の接続管は、前記導入管及び前記導出管にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項8記載の水処理装置。
  10. 前記架台は、フレームにより構成されており、
    前記バルブ及び前記計装機器は、前記フレーム内に収容されていることを特徴とする請求項8又は9記載の水処理装置。
  11. 前記複数の接続管は、施工現場に設置された配管と接続する接続部が上向きであることを特徴とする請求項8〜10のいずれか一項記載の水処理装置。
  12. 前記導入管に接続される接続管には、洗浄用の洗浄液が導入される洗浄液導入管が連通して接続されており、
    前記導出管に接続される接続管には、洗浄後の洗浄廃液が排出されるが洗浄廃液導出管が連通して接続されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項記載の水処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019217438A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 三浦工業株式会社 水処理装置連結ユニット

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