JPWO2010047021A1 - 光学ユニットとそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Abstract

光学ユニット(1)は、第1の光を出射する第1の発光素子(2)と、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子(3)とを備える。第2の発光素子(3)の出射面は、第1の発光素子(2)の出射面に比べ、前記第1の光の向きと反対側に距離をおいて配置されている。

Description

本発明は、光学ユニットと、それを用いた電子機器、例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等のメディアから情報を読み取る又は該メディアに情報を書き込む電子機器に関するものである。
従来、光学ユニットを備え、CD、DVD、BD等のメディアについて情報の読み書きを行なう電子機器は、例えば次のような構造を備えていた。
つまり、CD及びDVD用の第1の発光素子から出射された第1の光について、収差補正レンズ、第1対物レンズ等を順に通過させた後にメディアのトラックに結像させる。また、BD用の第2の発光素子から出射された第2の光について、収差補正レンズ、第2対物レンズ等を順に通過させた後にメディアのトラックに結像させる。以上のような構成である。尚、収差補正レンズの前にリレーレンズを通過させる場合もある。
このような構成について、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−120283号公報
しかしながら、前記の技術には、小型化を図りにくいという課題があった。
前記の例において、第1の発光素子は、CD用としての波長780nmの光と、DVD用としての波長650nmの光とを出射する。また、第2の発光素子は、BD用の波長405nmの光を出射する。
このように、CD用の光の波長よりもDVD用の光の波長の方が短く、それよりも更にBD用の光の波長が短くなるようにしている。これによって、CDよりもDVD、DVDよりもBDにおいてメディアのトラックにおける結像を小さくすることができ、記録密度についてはCDよりもDVD、DVDよりもBDにおいて高くなっている。
ここで、CD用の光とDVD用の光とを出射する2波長の発光素子は知られている。このため、CD、DVD及びBDのいずれにも対応する電子機器には、CD及びDVD用の発光素子を備える光学ユニットと、BD用の発光素子を搭載する光学ユニットとの両方が備えられている。
このように2つの光学ユニットを備えることから、従来の電子機器は小型化に限界があった。
また、CD等のメディアの読み書きを行なう電子機器について、ノイズの低減、解像度の向上等、再生及び記録の品質向上が求められている。
以上に鑑み、光学ユニット及びそれを用いた電子機器を小型化する技術と、再生及び記録の品質向上を実現する技術とについて説明する。
以上に説明した点に関し、本願出願人らは、以下のような検討を行なった。
前記の通り、CD、DVD及びBDのいずれにも対応する電子機器は、2つの光学ユニットを備える。これは、CD及びDVD用の発光素子と、BD用の発光素子とでは用いる材料等が異なるために別々の素子とされ、それぞれを搭載する光学ユニットを一つずつ設けるのが一般的だからである。
これに対し、一つの光学ユニットに対し、CD及びDVD用の発光素子と、BD用の発光素子との両方を搭載することを考えた場合、発光点同士の距離が問題となる。
各発光素子から出射された光は、各種のレンズ、プリズム等を含む光学系を通過してメディア上に結像される。この際、光学ユニットから出射されるCD、DVD及びBD用の3つの光の光軸が一致しており、更に、CD、DVD及びBD用の発光素子の出斜面から光学ユニットの出射面までの光路長が一致していることが望ましい。このようにすると、CD、DVD及びBD用の光について、光学ユニットにおける見かけの発光点を一致させて電子機器の光学系を共通化することができ、電子機器の構成として望ましいものとなる。
ここで、複数の発光素子がそれぞれ別々の光学ユニットに搭載されているのであれば、それぞれの光に対して所定の光学系を設ける等により、光軸及び光路長を比較的容易に調整することができる。
これに対し、一つの光学ユニットに複数の発光素子を搭載した場合、各発光素子の発光点同士の距離が近くなるため、それぞれの発光点からの光について別々のレンズ等によって調整することが難しくなる。これと共に、各発光素子は一定の大きさを有するので、同一の光軸をもって発光しているものとして扱うことができるほど発光点同士を近付けることもできない。
次に、CD等のメディアの読み書きを行なう電子機器の再生及び記録の品質を劣化させる原因の一つとして、発光素子から出射された光がメディア上に結像する際、楕円状になっていることを考えた。メディアのトラックに平行な楕円状に結像すると、目的とした箇所の信号に加えて隣の信号等にも光が当たってしまい、エラーの原因となると考えられる。また、メディアのトラックに垂直な楕円状に結像すると、目的のトラックの隣のトラック等にも光が当たってしまい、やはりエラーの原因となると考えられる。
以上の検討に基づき、本開示の第1の光学ユニットは、第1の光を出射する第1の発光素子と、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子とを備え、第2の発光素子の出射面は、第1の発光素子の出射面に比べ、第1の光の向きと反対側に所定の距離をおいて配置されている。
このような光学ユニットによると、第1の発光素子における光の出射面よりも、第2の発光素子における光の出射面の方が所定の距離だけ後方(光の出射される向きとは反対側)に位置している。このようにして、第1の光と第2の光とについて予め所定の値だけ光路長に差を設けておくことにより、2つの光の光軸を合わせるために生じる光路長を補正し、最終的な光路長を一致させることができる。
尚、所定の距離は、第1の発光素子の発光点と、第2の発光素子の発光点との距離に対応して設定されていることが好ましい。
第1の光と第2の光との光軸を合わせるために生じる光路長の差は、2つの発光点の距離に依存する。よって、該距離に対応して、前記の所定の距離を設定するのがよい。
また、第1の光の光軸と、第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備え、第1の光が光結合用プリズムから出射されるまでの光路長と、第2の光が光結合用プリズムから出射されるまでの光路長とが一致するように所定の距離が設定されていることが好ましい。
このようにすると、第1の光及び第2の光が光学ユニットから出射される際に、2つの光の光軸が合わされており、且つ、それぞれの発光点からの光路長も一致する。これは複数の光を出射する光学ユニットとして望ましい構成である。
また、第1の発光素子の発光点高さと、第2の発光素子の発光点高さとが同じであることが好ましい。
このようになっていると、高さ方向に関しては光軸を合わせる必要の無い光学ユニットとなり、光軸を合わせるための光結合用プリズム等の構成を単純化することができる。
次に、本開示の第2の光学ユニットは、第1の光を出射する第1の発光素子と、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子とを備え、第1の発光素子の発光点高さと、第2の発光素子の発光点高さとが同じである。
第2の光学ユニットによると、プリズム等による調整を必要とすることなしに、第1の光と第2の光とは同じ高さをもって光学ユニットから出射される。このため、第1の光と第2の光との光軸を合わせるために設ける光結合用プリズム等について、構成、調整等を容易にすることができる。つまり、高さ方向に対して垂直な方向についてのみ光軸を調整すれば良いことになる。
尚、光学ユニットにおける所定の基準面から第1の発光素子の発光点までの距離と、基準面から第2の発光素子の発光点までの距離とが同じであることが好ましい。更に、基準面は、光学ユニットを実装するための実装面であることが好ましい。
このように、発光点高さとして、光学ユニットにおける基準面からの距離を用いることができる。更に、光学ユニットを電子機器等に実装する際の実装面を基準面とすると、電子機器等にたいして2つの発光点高さを同じにすることができる。
次に、本開示の第3の光学ユニットは、第1の光を出射する第1の発光素子を備え、該第1の発光素子は、光学ユニットにおける所定の基準面に対して斜めに搭載されている。ここで、基準面は、光学ユニットを実装するための実装面実装面であることが好ましい。また、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子を更に備えることが好ましい。
このような光学ユニットを用いると、発光素子が出射する光を、メディアのトラックに対して斜めに結像させることが容易に可能である。これにより、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、第1の光の光軸と、第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備えることが好ましい。
このようにすると、同じ光軸をもって第1の光及び第2の光が出射される光学ユニットを実現することができる。
また、第1の光学ユニット又は第2の光学ユニットにおいて、第1の発光素子及び第2の発光素子のうち少なくとも一方は、光学ユニットにおける所定の基準面に対して斜めに搭載されていることが好ましい。基準面は、光学ユニットを電子機器等に実装するための実装面であることが好ましい。
このようにすると、基準面(実装面)に対して斜めに搭載された発光素子が出射する光を、メディアのトラックに対して斜めに結像させることができる。これにより、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、第1の光学ユニット又は第2の光学ユニットにおいて、少なくとも第1の傾斜面及び第2の傾斜面を有する基台を備え、第1の発光素子は、基台の第1の傾斜面に設けられ、第2の発光素子は、基台の第2の傾斜面に設けられていることが好ましい。
更に、基台は三角柱形状であり、三角柱形状の3つの側面の内の一つの面が機体取り付け面であり、他の二つの側面が第1の傾斜面及び第2の傾斜面であることが好ましい。
このようにすると、第1の発光素子及び第2の発光素子が発する熱について、基台を介し、機体取り付け面から効率良く放熱することができる。また、第1の発光素子及び第2の発光素子を第1の傾斜面及び第2の傾斜面に搭載しているため、第1の光及び第2の光をメディアのトラックに対して斜めに結像させることができ、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、第1の傾斜面と、第2の傾斜面とが交わる頂辺部分の少なくとも一部が取り除かれるように第4の側面が設けられ、第4の側面は、グランド接続面であることが好ましい。グランド接続面は、このようにして設けても良い。
また、第1の発光素子は、2波長の光を選択的に出射することが好ましい。
また、第1の発光素子は、CD用の光と、DVD用の光とを出射することが好ましい。
また、第2の発光素子は、BD用の光を出射することが好ましい。
このようにすると、CD、DVD、BD等の異なるメディアにそれぞれ対応する光を出射する光学ユニットとすることができる。
次に、本開示の電子機器は、本開示の何れかの光学ユニットと、光学ユニットが光を出射する方向に備えられた第1の発光素子用の第1の対物レンズ及び第2の発光素子用の第2の対物レンズとを備える。
本開示の光学ユニットを用いることにより、複数の光学ユニットを搭載することなく複数の光(例えばCD用、DVD用及びBD用の光)を用いる電子機器を実現することができる。また、当然ながら、複数の光学ユニットに対応するように複数の光学系を設けることも不要となる。これらのことから、電子機器の小型化を実現することができる。
尚、第1の光の光軸と、第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備えることが好ましい。
また、光学ユニットが光を出射する方向に備えられたリレーレンズを更に備えることが好ましい。
また、リレーレンズと、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズとの間に、収差補正レンズ備えることが好ましい。
必要に合わせて、以上のものを備えていても良い。
また、第1の対物レンズを通過した後の第1の光及び第2の対物レンズを通過した後の第2の光のうち少なくとも一方は、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズに対向して配置されたメディアのトラックに対して斜めに結像することが好ましい。
このようにすると、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、本開示の第2の電子機器は、第3の光学ユニットと、光学ユニットが光を出射する方向に備えられた発光素子用の対物レンズを備え、発光素子から出射される光は、対物レンズに対向して配置されたメディアのトラックに対して斜めに結像する。
このような電子機器を用いると、発光素子が出射する光を、メディアのトラックに対して斜めに結像させることが容易に可能である。これにより、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、結像は楕円状であり、且つ、その長軸方向とトラックとの成す角が20°以上で且つ50°以下であることが好ましい。
このような角度に楕円状に結像していると、再生及び記録の品質を向上する効果をより確実に実現できる。
本開示の光学ユニット及びそれを備える電子機器によると、一つの光学ユニットによって複数の光を用いることができ、光学ユニット及び電子機器の小型化を実現することができる。また、メディアのトラックに対して光を斜めに結像させることにより、より正確な読み書きが可能となっている。
図1は、本開示の一実施形態の例示的電子機器における光学回路を示す図である。 図2は、一実施形態の例示的光学ユニットの斜視図である。 図3は、一実施形態の例示的光学ユニットの正面図である。 図4は、一実施形態の例示的光学ユニットの主要部の拡大正面図である。 図5は、一実施形態の例示的光学ユニットにおいて、第1の発光素子の出射面と第2の発光素子の出射面との配置の関係を示す模式図である。 図6は、一実施形態におおいて、メディアとそこに結像した光について説明する図である。 図7は、一実施形態の他の例示的光学ユニットを説明する図である。 図8(a)〜(c)は、一実施形態の他の例示的光学ユニットにおける光学素子の搭載について説明する図である。 図9は、一実施形態の例示的電子機器にリレーレンズが備えられている場合について示す図である。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、CD、DVD及びBDの各メディアについて書き込み・読み出しが可能な本実施形態の例示的光学ユニット及び電子機器の構成を模式的に示す図である。
図1において、光学ユニット1は、CD用及びDVD用の2波長にて発光可能な第1の発光素子2と、BD用の第2の発光素子3とを備えている。該光学ユニット1の構成については、後に更に詳しく説明する。
光学ユニット1の第1の発光素子2及び第2の発光素子3が光を出射する出射方向には、光結合用プリズム4、収差補正レンズ6、長波光反射ミラー7及び短波光反射ミラー8が、光学ユニット1の側からこの順に直線的に配置されている。尚、ここでは光学ユニット1と光結合用プリズム4とが別々に電子機器に備えられているものとしている。しかし、光学ユニットが光結合用プリズムを有する構成であり、そのような光学ユニットが電子機器に搭載されているのであっても良い(つまり、光学ユニット1と光結合用プリズム4を合わせて、図1において破線により示す光学ユニット1bとする構成でも良い)。
また、長波光反射ミラー7の反射方向には、フィルター作用を有する光学部品9を介して反射光が入射するように第1の対物レンズ10が設けられている。更に、短波光反射ミラー8の反射方向には、色消し回折レンズ11を介して反射光が入射するように第2の対物レンズ12が設けられている。尚、光学部品9及び色消し回折レンズ11の機能については、特許文献1等に開示されている通りであるため、ここでは詳述しない。
第1の対物レンズ又は第2の対物レンズを通過した光は、対物レンズに対向して配置されたメディア13に結像する。ここで、CD、DVD及びBDのいずれか一つである円板状のメディア13について、図示及び説明の都合上、一つのメディア13によって表している。しかし、実際には、CD、DVD及びBDのいずれか一つが選択的に図1に示すように配置される。また、図1のメディア13について、図の最も上方(第1の対物レンズ10等から遠い側)にCD用のトラック、最も下方にBD用のトラック、これら2つの間にDVD用のトラックが示されている。
また、収差補正レンズ6について、ステッピングモータ6aを用いてリードスクリュー6bを回転させることにより、該収差補正レンズ6を前後方向に移動し、これによって収差補正を行なうようになっている。
次に、光学ユニット1について更に説明する。図2は、光学ユニット1の構成を示す斜視図である。また、図3は、図2のIII に示す向きに光学ユニット1を見た図(光の出射方向から見た図)であり、図4は、図3のIV付近を拡大し、基台15とそこに搭載された第1の発光素子2及び第2の発光素子3について示す図である。
図2に示す通り、光学ユニット1は、台形状の放熱板14上に、三角柱形状の基台15を設置し、その周囲を囲むように樹脂等からなる外周保護壁16を設けた構成を有する。
更に詳しく述べると、金属製で且つ三角柱形状の基台15の3つの側面の一つを機体取り付け面とし、該機体取り付け面(下面)を直に放熱板14に密着するか又は伝熱部材を介して放熱板14に接続している。これにより、CD及びDVD用の第1の発光素子2と、BD用の第2の発光素子3とにおいて生じる熱は、基台15を介して放熱板14に効率良く伝達されるようになっている。
また、図4に示す通り、三角柱形状の基台の3つの側面のうち、放熱板14に接続されている機体接続面以外の2つの側面は、それぞれ機体接続面に対して30度〜45度の角度を成す傾斜面17及び傾斜面18となっている。ここで、傾斜面17には第1の発光素子2、傾斜面18には第2の発光素子3がそれぞれダイボンド材19を介して接着・固定されている。更に、傾斜面17及び傾斜面18が交わる頂辺24部分の一部が後端付近において除去されたように、機体接続面と並行になったグランド接続面25が設けられている(図2)。
外周保護壁16の前方側(図1における光結合用プリズム4の側)には、第1の発光素子2及び第2の発光素子3から出射された光を出すための出射窓20が設けられている。
また、外周保護壁16に囲まれた内側の後部から光学ユニット1の後方に向かって、入力リード21及びグランドリード22が引き出されている。
更に、外周保護壁16内において、入力リード21のうちの2つがそれぞれ第1の発光素子2及び第2の発光素子3に対して金属細線23によって電気的に接続されている。また、同じく外周保護壁16内において、グランドリード22とグランド接続面25とについても金属細線23によって電気的に接続されている。
本実施形態の光学ユニット1において、以上に説明した通り、CD及びDVD用の第1の発光素子2と、BD用の第2の発光素子3とを基台15の傾斜面17及び傾斜面18にそれぞれ配置している。第1の発光素子2は、その出射面2aに設けられた開口26及び27(図4等を参照)からCD用の光(波長780nm)及びDVD用の光(波長650nm)を出射する。また、第2の発光素子3は、その出射面3aに設けられた開口28から、第1の発光素子2と同じ方向にBD用の光(波長405nm)を出射する。
これらの3波長の光(CD用の波長780nmの光、DVD用の波長650nmの光及びBD用の波長405nmの光)は、光学ユニット1から選択的に出射される。出射方向は、光学ユニット1の下面40に対して平行であるのが良い。出射された光は、図1にも示す通り、光結合用プリズム4、収差補正レンズ6、長波光反射ミラー7、短波光反射ミラー8等を介してメディア13に供給される。
また、3波長の光について、光軸が合っていると共に、光路長が同じであることが望ましい。これを実現するため、図5に模式的に示すように、第2の発光素子3の出射面3aは、第1の発光素子2の出射面2aよりも距離D1だけ後方(光の出射する向きと反対側)に配置され、且つ、光結合用プリズム4を用いて光軸を一致させる。
ここで、第1の発光素子2における開口26と開口27との距離D3は十分に小さく、例えば110μmであり、それぞれの開口から出射される光の光軸が一致しているとみなすことができる。このため、以下では第1の発光素子2は開口26と開口27との中点において発光しているものとみなして説明する。
これに対し、第1の発光素子2と第2の発光素子3との発光点(開口)間の距離D2は、例えば800μm〜1000μmである。これは、第1の発光素子2及び第2の発光素子3の幅がいずれも例えば300μm〜400μm程度あること、2つの発光素子はある程度隙間を空けて搭載する必要があること等による。このような発光点間の距離D2の値は、第1の発光素子2からの光と第2の発光素子3からの光との光軸が一致しているとみなすには大きすぎる。よって、光結合用プリズム4を用いて各発光素子からの光の光軸を一致させるようにしている。尚、各発光素子からの光をそれぞれ別々の光学系によって処理するには、800μm〜1000μmという距離D2の値が小さすぎて不都合である。更に、複数の光学系を備える構成は、電子機器を小型化するには不利である。
光結合用プリズム4を用い、第1の発光素子2からの光を屈折させて第2の発光素子3からの光に光軸を合わせたとすると、第1の発光素子2からの光は距離D2だけ長く進むことになる。これを解消するために、第1の発光素子2の出射面2aに対し、第2の発光素子3の出射面3aを距離D1だけ後退させる。ここで、単純にD1=D2としても良いが、より正確には、光結合用プリズム4の屈折率を考慮して光路長を等しくする。つまり、光結合用プリズム4の屈折率がnであり、他の部分(大気中)の屈折率が1であるとき、D1=nD2とする。
尚、第1の発光素子2の出射面2aと第2の発光素子3の出射面3aとの距離(図5の寸法D1)は例えば1mm程度であるが、これには限らない。
次に、光学ユニット1における各発光素子の発光点高さについて説明する。図3に示すように、光学ユニット1において、第1の発光素子2の発光点高さH1と、第2の発光素子3の発光点高さH2とを同じにしている。ここで、第1の発光素子2については、前述の通り開口26と開口27との距離が十分に小さいため、その中点の高さを発光点高さH1と考える。また、ここでは、発光点高さとして、光学ユニット1の下面40からの距離を考えている。下面40は、光学ユニット1を電子機器等に実装する際に用いる実装面である。
このように、第1の発光素子2の発光点高さH1と、第2の発光素子3の発光点高さH2とが同じになっていると、それぞれの光の光軸を合わせるのが容易になる。つまり、光結合用プリズム4等により光軸を一致させる際に、高さ方向についての調整が不要となることから、一方向(高さ方向に垂直な方向、ここでは下面40に平行な方向)についての調整を行なえば良いことになり、より容易に光軸を一致させることができる。
尚、以上では下面40を発光点高さの基準としたが、これには限らない。光結合用プリズム4により光軸を調整する方向と垂直な方向を高さ方向と考えて、第1の発光素子2の発光点高さと、第2の発光素子3の発光点高さとが同じになるようにすればよい。図1において説明した通り、光結合用プリズム4は、光学ユニット1とは別に電子機器に備えられていても良いし、光結合用プリズム4を備える光学ユニット1bを用いても良い。
以上のようにして、第1の発光素子2及び第2の発光素子3を備える光学ユニット1において、それぞれの発光素子が出射する光の光軸及び光路長をより容易に一致させることができる。この結果、一つの光学ユニット(及び付随する光学系)を用いて複数の波長の光に対応する電子機器を実現することができ、電子機器の小型化を実現することができる。
尚、CD、DVD及びBDのいずれにおいても、メディア13からの反射光は、光学ユニット1側に戻り、ここで不図示の受光素子によって受光される。このことについては、従来の構成を取ればよいものであるため、詳しい図示及び説明を省略する。
次に、メディア13に供給された光の結像について説明する。図6は、メディア13とそこに結像した光について示す図である。
メディア13には、信号の記録されたトラック29と、隣接するトラック29間を分けるランド30とを有する。
各トラック29内に示された円31aは信号の「1」を示し、楕円となっている31b等は信号「1」が連続して書き込まれていることを示す。また、円31a及び楕円31bの無い箇所は信号の「0」を示し、長い範囲に亘って円も楕円も示されていない部分は信号の「0」が連続している状態を示す。
本実施形態の光学ユニット1において、第1の発光素子2及び第2の発光素子3から出射された光は、メディア13上に、トラック29に対して斜めの楕円状に結像する。これを結像Aとして示す。斜めの楕円状となるのは、第1の発光素子2及び第2の発光素子3をいすれも三角柱形状の基台15における傾斜面17及び傾斜面18に配置していることを一因とする。また、光学系に他の部品を更に配置した場合にはフーリエ変換作用も影響する。
このような斜めの結像Aとなることは、トラック29間のクロストークが発生すること等のエラーを防止する効果を示す。これを以下に説明する。
まず、メディア13上に対し、結像Bのように、トラック29に平行方向に長い楕円状に結像した場合を考える。この場合、同じトラック29内において、目的とした所定の信号に加えて、該所定の信号に隣接する他の信号にも光が当たってしまい、正確な読み出しができなくなるおそれがある。
また、結像Cのように、トラック29に対して垂直方向に長い楕円状に結像した場合を考える。この場合、目的としたトラックと隣接する他のトラック29にも光が当たってしまい、この場合も正確な読み出しができないおそれがある。
これらに対し、本実施形態においては、トラック29に対して斜めの楕円状の結像Aとなる。この場合、同じトラック29内において隣接する信号を読むことは無い。また、隣接するトラック29間において、距離dだけの余裕が生まれ、隣接するトラック29の信号を読み込んでしまうことはない。
以上のように、斜めの結像Aとすることにより正確でエラーのない読み出しを行なう効果が実現する。尚、以上は読み出しの場合を説明したが、データの書き込みを行なう場合にも、同様に斜めの結像Aとすることにより正確な書き込みが実現する。
尚、前記の効果をより確実に実現するためには、トラック29に対して、楕円状の結像Aの長軸方向が20°以上で且つ50°以下となることが望ましく、30°以上で且つ50°以下となることが更に望ましい。このために、図4において、放熱板14の上面に対して傾斜面17、傾斜面18の成す角を30°〜45°としている。
また、斜めの結像Aを実現する方法は、図2の光学ユニット1を用いることには限らない。例えば、以下に説明する他の実施例の光学ユニットのいずれかを用いても良いし、更に別方法を取っても良い。光学ユニットを搭載した電子機器において、メディア上のトラックに対して斜めに光を結像させることができる構成であれば良いのであり、光学ユニットにおいて発光素子を斜めに搭載することによりこれを容易に実現することができる。
(他の実施例)
図2等に示した光学ユニット1の場合、三角柱形状の基台15を用い、その傾斜面の2つにそれぞれ発光素子を搭載している。しかし、このような構成は必須ではない。以下に、本実施形態の他の実施例について、図面を参照して説明する。
図7は、他の例示的光学ユニット41を模式的に示す図であり、図3と同様に、光の出射方向から見た図である(但し、説明に重要な構成要素を示し、一部は省略している)。光学ユニット41は、台座部42上に、サブマウント43に搭載された第1の発光素子45と、サブマウント44に搭載された第2の発光素子46とを有している。ここで、光学ユニット41の下面49に対して台座部42の上面の一部が斜めになっており、サブマウント44及び第2の発光素子46は該斜め部分上に備えられている。このため、第2の発光素子46は光学ユニット41に対して斜めに搭載され、ここから出射された光をCD等のメディア上においてトラックに対して斜めの楕円状に結像させることができる。このことにより、図6を参照して説明した通り、記録・再生の品質を向上できる。
また、光学ユニット41において、第1の発光素子45の発光点47及び第2の発光素子46の発光点48は、発光点高さHが同じである。ここで、発光点高さHとしては、光学ユニット41の下面49から発光点47及び発光点48までの距離を考えている。
これにより、発光点47及び発光点48から出射される光の光軸を合わせる際には、一方向(ここでは下面49に平行な方向)についてのみ光軸の調整を行なえばよいことになる。
また、図7の光学ユニット41では、第2の発光素子46だけを斜めに搭載している。しかしながら、第1の発光素子45についても、台座部42の上面が斜めになった部分に搭載することは当然可能である。これにより、第1の発光素子45が出射する光についてもメディアのトラックに対して斜めに結像させて、記録・再生の品質を向上することができる。
また、第2の発光素子46が下面49に対して斜めになっている例を示したが、光学ユニット41において他の基準を取っても構わない。
次に、図8(a)〜(c)に、発光素子を搭載する更に別の例を示している。
図8(a)の場合、第1の発光素子51の発光点53と、第2の発光素子52の発光点54とは、それぞれの発光素子の搭載に用いる面からの距離が実質的に同じである。このような場合には、第1の発光素子51及び第2の発光素子52を単純にサブマウント55に搭載することにより、発光点高さ56を同じにすることができる。
図8(b)の場合、第1の発光素子61の発光点63と、第2の発光素子62の発光点64とは、それぞれの発光素子の搭載に用いる面からの距離が異なっている。例えば、一方をジャンクションアップ、他方をジャンクションダウンにて搭載するような場合である。このような場合、第1の発光素子61を搭載するサブマウント67と、第2の発光素子52を搭載するサブマウント68との厚さを違えることにより、各サブマウントを搭載する台座部65から各発光点までの距離を等しくする。このようにして、第1の発光素子61と第2の発光素子62とについて、発光点高さ66を同じにすることができる。
図8(c)の場合、台座部75の上面の斜めになった部分の上方に第1の発光素子71と第2の発光素子72とが搭載されている。ここで、第2の発光素子72はサブマウント78上に直接搭載されているのに対し、第1の発光素子71はサブマウント78上に更にサブマウント79を介して搭載されている。これにより、2つの発光素子をいずれも斜めに搭載すると共に、第1の発光素子71の発光点73と第2の発光素子72の発光点74とが同じ発光点高さ76になっている。
以上の他にも、三角柱形状の基台を2つ用意して発光素子を一つずつ搭載する等も可能である。この場合も、発光点の高さを同じにすると共にそれぞれの発光素子を斜めに搭載することができる。
また、以上に説明した変形例の各光学ユニットにおいても、図5に示すのと同様に、光軸を合わせる際に生じた光路長の差を解消することを目的に、一方の発光素子の出射面を他方の発光素子の出射面よりも後退させても良い。

また、以上に説明したいずれかの光学ユニットを備える電子機器において、リレーレンズを備えていても良い。図9には、光学ユニット1から出射された光が光結合用プリズム4を通過した後、リレーレンズ5を通過するすることが示されている。この後、図1に示すのと同様に、収差補正レンズ等を通過してメディア13に導かれる。
以上に説明した光学ユニット及びそれを搭載する電子機器は、複数波長、特にCD、DVD及びBDに対応する複数波長の光を出射する装置の小型化を実現し、また、メディアの記録及び再生の品質を向上するため、より小型化の進んだ各種の光学的電子機器に有用である。
1 光学ユニット
1b 光学ユニット
2 第1の発光素子
2a 出射面
3 第2の発光素子
3a 出射面
4 光結合用プリズム
5 リレーレンズ
6 収差補正レンズ
6a ステッピングモータ
6b リードスクリュー
7 長波光反射ミラー
8 短波光反射ミラー
9 光学部品
10 第1の対物レンズ
11 回折レンズ
12 第2の対物レンズ
13 メディア
14 放熱板
15 基台
16 外周保護壁
17 傾斜面
18 傾斜面
19 ダイボンド材
20 出射窓
21 入力リード
22 グランドリード
23 金属細線
24 頂辺
25 グランド接続面
26 開口
27 開口
28 開口
29 トラック
30 ランド
31a 円(単独の信号「1」)
31b 楕円(連続した信号「1」)
40 下面
41 光学ユニット
42 台座部
43 サブマウント
44 サブマウント
45 第1の発光素子
46 第2の発光素子
47 発光点
48 発光点
49 下面
51 第1の発光素子
52 第2の発光素子
53 発光点
54 発光点
55 サブマウント
61 第1の発光素子
62 第2の発光素子
63 発光点
64 発光点
65 台座部
67 サブマウント
68 サブマウント
71 第1の発光素子
72 第2の発光素子
73 発光点
74 発光点
75 台座部
78 サブマウント
79 サブマウント
本発明は、光学ユニットと、それを用いた電子機器、例えばCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu-ray Disc)等のメディアから情報を読み取る又は該メディアに情報を書き込む電子機器に関するものである。
従来、光学ユニットを備え、CD、DVD、BD等のメディアについて情報の読み書きを行なう電子機器は、例えば次のような構造を備えていた。
つまり、CD及びDVD用の第1の発光素子から出射された第1の光について、収差補正レンズ、第1対物レンズ等を順に通過させた後にメディアのトラックに結像させる。また、BD用の第2の発光素子から出射された第2の光について、収差補正レンズ、第2対物レンズ等を順に通過させた後にメディアのトラックに結像させる。以上のような構成である。尚、収差補正レンズの前にリレーレンズを通過させる場合もある。
このような構成について、例えば特許文献1に開示されている。
特開2006−120283号公報
しかしながら、前記の技術には、小型化を図りにくいという課題があった。
前記の例において、第1の発光素子は、CD用としての波長780nmの光と、DVD用としての波長650nmの光とを出射する。また、第2の発光素子は、BD用の波長405nmの光を出射する。
このように、CD用の光の波長よりもDVD用の光の波長の方が短く、それよりも更にBD用の光の波長が短くなるようにしている。これによって、CDよりもDVD、DVDよりもBDにおいてメディアのトラックにおける結像を小さくすることができ、記録密度についてはCDよりもDVD、DVDよりもBDにおいて高くなっている。
ここで、CD用の光とDVD用の光とを出射する2波長の発光素子は知られている。このため、CD、DVD及びBDのいずれにも対応する電子機器には、CD及びDVD用の発光素子を備える光学ユニットと、BD用の発光素子を搭載する光学ユニットとの両方が備えられている。
このように2つの光学ユニットを備えることから、従来の電子機器は小型化に限界があった。
また、CD等のメディアの読み書きを行なう電子機器について、ノイズの低減、解像度の向上等、再生及び記録の品質向上が求められている。
以上に鑑み、光学ユニット及びそれを用いた電子機器を小型化する技術と、再生及び記録の品質向上を実現する技術とについて説明する。
以上に説明した点に関し、本願出願人らは、以下のような検討を行なった。
前記の通り、CD、DVD及びBDのいずれにも対応する電子機器は、2つの光学ユニットを備える。これは、CD及びDVD用の発光素子と、BD用の発光素子とでは用いる材料等が異なるために別々の素子とされ、それぞれを搭載する光学ユニットを一つずつ設けるのが一般的だからである。
これに対し、一つの光学ユニットに対し、CD及びDVD用の発光素子と、BD用の発光素子との両方を搭載することを考えた場合、発光点同士の距離が問題となる。
各発光素子から出射された光は、各種のレンズ、プリズム等を含む光学系を通過してメディア上に結像される。この際、光学ユニットから出射されるCD、DVD及びBD用の3つの光の光軸が一致しており、更に、CD、DVD及びBD用の発光素子の出斜面から光学ユニットの出射面までの光路長が一致していることが望ましい。このようにすると、CD、DVD及びBD用の光について、光学ユニットにおける見かけの発光点を一致させて電子機器の光学系を共通化することができ、電子機器の構成として望ましいものとなる。
ここで、複数の発光素子がそれぞれ別々の光学ユニットに搭載されているのであれば、それぞれの光に対して所定の光学系を設ける等により、光軸及び光路長を比較的容易に調整することができる。
これに対し、一つの光学ユニットに複数の発光素子を搭載した場合、各発光素子の発光点同士の距離が近くなるため、それぞれの発光点からの光について別々のレンズ等によって調整することが難しくなる。これと共に、各発光素子は一定の大きさを有するので、同一の光軸をもって発光しているものとして扱うことができるほど発光点同士を近付けることもできない。
次に、CD等のメディアの読み書きを行なう電子機器の再生及び記録の品質を劣化させる原因の一つとして、発光素子から出射された光がメディア上に結像する際、楕円状になっていることを考えた。メディアのトラックに平行な楕円状に結像すると、目的とした箇所の信号に加えて隣の信号等にも光が当たってしまい、エラーの原因となると考えられる。また、メディアのトラックに垂直な楕円状に結像すると、目的のトラックの隣のトラック等にも光が当たってしまい、やはりエラーの原因となると考えられる。
以上の検討に基づき、本開示の第1の光学ユニットは、第1の光を出射する第1の発光素子と、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子とを備え、第2の発光素子の出射面は、第1の発光素子の出射面に比べ、第1の光の向きと反対側に所定の距離をおいて配置されている。
このような光学ユニットによると、第1の発光素子における光の出射面よりも、第2の発光素子における光の出射面の方が所定の距離だけ後方(光の出射される向きとは反対側)に位置している。このようにして、第1の光と第2の光とについて予め所定の値だけ光路長に差を設けておくことにより、2つの光の光軸を合わせるために生じる光路長を補正し、最終的な光路長を一致させることができる。
尚、所定の距離は、第1の発光素子の発光点と、第2の発光素子の発光点との距離に対応して設定されていることが好ましい。
第1の光と第2の光との光軸を合わせるために生じる光路長の差は、2つの発光点の距離に依存する。よって、該距離に対応して、前記の所定の距離を設定するのがよい。
また、第1の光の光軸と、第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備え、第1の光が光結合用プリズムから出射されるまでの光路長と、第2の光が光結合用プリズムから出射されるまでの光路長とが一致するように所定の距離が設定されていることが好ましい。
このようにすると、第1の光及び第2の光が光学ユニットから出射される際に、2つの光の光軸が合わされており、且つ、それぞれの発光点からの光路長も一致する。これは複数の光を出射する光学ユニットとして望ましい構成である。
また、第1の発光素子の発光点高さと、第2の発光素子の発光点高さとが同じであることが好ましい。
このようになっていると、高さ方向に関しては光軸を合わせる必要の無い光学ユニットとなり、光軸を合わせるための光結合用プリズム等の構成を単純化することができる。
次に、本開示の第2の光学ユニットは、第1の光を出射する第1の発光素子と、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子とを備え、第1の発光素子の発光点高さと、第2の発光素子の発光点高さとが同じである。
第2の光学ユニットによると、プリズム等による調整を必要とすることなしに、第1の光と第2の光とは同じ高さをもって光学ユニットから出射される。このため、第1の光と第2の光との光軸を合わせるために設ける光結合用プリズム等について、構成、調整等を容易にすることができる。つまり、高さ方向に対して垂直な方向についてのみ光軸を調整すれば良いことになる。
尚、光学ユニットにおける所定の基準面から第1の発光素子の発光点までの距離と、基準面から第2の発光素子の発光点までの距離とが同じであることが好ましい。更に、基準面は、光学ユニットを実装するための実装面であることが好ましい。
このように、発光点高さとして、光学ユニットにおける基準面からの距離を用いることができる。更に、光学ユニットを電子機器等に実装する際の実装面を基準面とすると、電子機器等にたいして2つの発光点高さを同じにすることができる。
次に、本開示の第3の光学ユニットは、第1の光を出射する第1の発光素子を備え、該第1の発光素子は、光学ユニットにおける所定の基準面に対して斜めに搭載されている。ここで、基準面は、光学ユニットを実装するための実装面実装面であることが好ましい。また、第1の光と同じ向きに、第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子を更に備えることが好ましい。
このような光学ユニットを用いると、発光素子が出射する光を、メディアのトラックに対して斜めに結像させることが容易に可能である。これにより、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、第1の光の光軸と、第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備えることが好ましい。
このようにすると、同じ光軸をもって第1の光及び第2の光が出射される光学ユニットを実現することができる。
また、第1の光学ユニット又は第2の光学ユニットにおいて、第1の発光素子及び第2の発光素子のうち少なくとも一方は、光学ユニットにおける所定の基準面に対して斜めに搭載されていることが好ましい。基準面は、光学ユニットを電子機器等に実装するための実装面であることが好ましい。
このようにすると、基準面(実装面)に対して斜めに搭載された発光素子が出射する光を、メディアのトラックに対して斜めに結像させることができる。これにより、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、第1の光学ユニット又は第2の光学ユニットにおいて、少なくとも第1の傾斜面及び第2の傾斜面を有する基台を備え、第1の発光素子は、基台の第1の傾斜面に設けられ、第2の発光素子は、基台の第2の傾斜面に設けられていることが好ましい。
更に、基台は三角柱形状であり、三角柱形状の3つの側面の内の一つの面が機体取り付け面であり、他の二つの側面が第1の傾斜面及び第2の傾斜面であることが好ましい。
このようにすると、第1の発光素子及び第2の発光素子が発する熱について、基台を介し、機体取り付け面から効率良く放熱することができる。また、第1の発光素子及び第2の発光素子を第1の傾斜面及び第2の傾斜面に搭載しているため、第1の光及び第2の光をメディアのトラックに対して斜めに結像させることができ、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、第1の傾斜面と、第2の傾斜面とが交わる頂辺部分の少なくとも一部が取り除かれるように第4の側面が設けられ、第4の側面は、グランド接続面であることが好ましい。グランド接続面は、このようにして設けても良い。
また、第1の発光素子は、2波長の光を選択的に出射することが好ましい。
また、第1の発光素子は、CD用の光と、DVD用の光とを出射することが好ましい。
また、第2の発光素子は、BD用の光を出射することが好ましい。
このようにすると、CD、DVD、BD等の異なるメディアにそれぞれ対応する光を出射する光学ユニットとすることができる。
次に、本開示の電子機器は、本開示の何れかの光学ユニットと、光学ユニットが光を出射する方向に備えられた第1の発光素子用の第1の対物レンズ及び第2の発光素子用の第2の対物レンズとを備える。
本開示の光学ユニットを用いることにより、複数の光学ユニットを搭載することなく複数の光(例えばCD用、DVD用及びBD用の光)を用いる電子機器を実現することができる。また、当然ながら、複数の光学ユニットに対応するように複数の光学系を設けることも不要となる。これらのことから、電子機器の小型化を実現することができる。
尚、第1の光の光軸と、第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備えることが好ましい。
また、光学ユニットが光を出射する方向に備えられたリレーレンズを更に備えることが好ましい。
また、リレーレンズと、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズとの間に、収差補正レンズ備えることが好ましい。
必要に合わせて、以上のものを備えていても良い。
また、第1の対物レンズを通過した後の第1の光及び第2の対物レンズを通過した後の第2の光のうち少なくとも一方は、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズに対向して配置されたメディアのトラックに対して斜めに結像することが好ましい。
このようにすると、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、本開示の第2の電子機器は、第3の光学ユニットと、光学ユニットが光を出射する方向に備えられた発光素子用の対物レンズを備え、発光素子から出射される光は、対物レンズに対向して配置されたメディアのトラックに対して斜めに結像する。
このような電子機器を用いると、発光素子が出射する光を、メディアのトラックに対して斜めに結像させることが容易に可能である。これにより、結像した光が隣のトラックに重なること、及び、同一のトラック内にて所定の信号と共に誤って隣の信号を同時に読み取ってしまうことを防ぐことができる。これにより、再生及び記録の品質を向上することができる。
また、結像は楕円状であり、且つ、その長軸方向とトラックとの成す角が20°以上で且つ50°以下であることが好ましい。
このような角度に楕円状に結像していると、再生及び記録の品質を向上する効果をより確実に実現できる。
本開示の光学ユニット及びそれを備える電子機器によると、一つの光学ユニットによって複数の光を用いることができ、光学ユニット及び電子機器の小型化を実現することができる。また、メディアのトラックに対して光を斜めに結像させることにより、より正確な読み書きが可能となっている。
図1は、本開示の一実施形態の例示的電子機器における光学回路を示す図である。 図2は、一実施形態の例示的光学ユニットの斜視図である。 図3は、一実施形態の例示的光学ユニットの正面図である。 図4は、一実施形態の例示的光学ユニットの主要部の拡大正面図である。 図5は、一実施形態の例示的光学ユニットにおいて、第1の発光素子の出射面と第2の発光素子の出射面との配置の関係を示す模式図である。 図6は、一実施形態におおいて、メディアとそこに結像した光について説明する図である。 図7は、一実施形態の他の例示的光学ユニットを説明する図である。 図8(a)〜(c)は、一実施形態の他の例示的光学ユニットにおける光学素子の搭載について説明する図である。 図9は、一実施形態の例示的電子機器にリレーレンズが備えられている場合について示す図である。
以下、本開示の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、CD、DVD及びBDの各メディアについて書き込み・読み出しが可能な本実施形態の例示的光学ユニット及び電子機器の構成を模式的に示す図である。
図1において、光学ユニット1は、CD用及びDVD用の2波長にて発光可能な第1の発光素子2と、BD用の第2の発光素子3とを備えている。該光学ユニット1の構成については、後に更に詳しく説明する。
光学ユニット1の第1の発光素子2及び第2の発光素子3が光を出射する出射方向には、光結合用プリズム4、収差補正レンズ6、長波光反射ミラー7及び短波光反射ミラー8が、光学ユニット1の側からこの順に直線的に配置されている。尚、ここでは光学ユニット1と光結合用プリズム4とが別々に電子機器に備えられているものとしている。しかし、光学ユニットが光結合用プリズムを有する構成であり、そのような光学ユニットが電子機器に搭載されているのであっても良い(つまり、光学ユニット1と光結合用プリズム4を合わせて、図1において破線により示す光学ユニット1bとする構成でも良い)。
また、長波光反射ミラー7の反射方向には、フィルター作用を有する光学部品9を介して反射光が入射するように第1の対物レンズ10が設けられている。更に、短波光反射ミラー8の反射方向には、色消し回折レンズ11を介して反射光が入射するように第2の対物レンズ12が設けられている。尚、光学部品9及び色消し回折レンズ11の機能については、特許文献1等に開示されている通りであるため、ここでは詳述しない。
第1の対物レンズ又は第2の対物レンズを通過した光は、対物レンズに対向して配置されたメディア13に結像する。ここで、CD、DVD及びBDのいずれか一つである円板状のメディア13について、図示及び説明の都合上、一つのメディア13によって表している。しかし、実際には、CD、DVD及びBDのいずれか一つが選択的に図1に示すように配置される。また、図1のメディア13について、図の最も上方(第1の対物レンズ10等から遠い側)にCD用のトラック、最も下方にBD用のトラック、これら2つの間にDVD用のトラックが示されている。
また、収差補正レンズ6について、ステッピングモータ6aを用いてリードスクリュー6bを回転させることにより、該収差補正レンズ6を前後方向に移動し、これによって収差補正を行なうようになっている。
次に、光学ユニット1について更に説明する。図2は、光学ユニット1の構成を示す斜視図である。また、図3は、図2のIII に示す向きに光学ユニット1を見た図(光の出射方向から見た図)であり、図4は、図3のIV付近を拡大し、基台15とそこに搭載された第1の発光素子2及び第2の発光素子3について示す図である。
図2に示す通り、光学ユニット1は、台形状の放熱板14上に、三角柱形状の基台15を設置し、その周囲を囲むように樹脂等からなる外周保護壁16を設けた構成を有する。
更に詳しく述べると、金属製で且つ三角柱形状の基台15の3つの側面の一つを機体取り付け面とし、該機体取り付け面(下面)を直に放熱板14に密着するか又は伝熱部材を介して放熱板14に接続している。これにより、CD及びDVD用の第1の発光素子2と、BD用の第2の発光素子3とにおいて生じる熱は、基台15を介して放熱板14に効率良く伝達されるようになっている。
また、図4に示す通り、三角柱形状の基台の3つの側面のうち、放熱板14に接続されている機体接続面以外の2つの側面は、それぞれ機体接続面に対して30度〜45度の角度を成す傾斜面17及び傾斜面18となっている。ここで、傾斜面17には第1の発光素子2、傾斜面18には第2の発光素子3がそれぞれダイボンド材19を介して接着・固定されている。更に、傾斜面17及び傾斜面18が交わる頂辺24部分の一部が後端付近において除去されたように、機体接続面と並行になったグランド接続面25が設けられている(図2)。
外周保護壁16の前方側(図1における光結合用プリズム4の側)には、第1の発光素子2及び第2の発光素子3から出射された光を出すための出射窓20が設けられている。
また、外周保護壁16に囲まれた内側の後部から光学ユニット1の後方に向かって、入力リード21及びグランドリード22が引き出されている。
更に、外周保護壁16内において、入力リード21のうちの2つがそれぞれ第1の発光素子2及び第2の発光素子3に対して金属細線23によって電気的に接続されている。また、同じく外周保護壁16内において、グランドリード22とグランド接続面25とについても金属細線23によって電気的に接続されている。
本実施形態の光学ユニット1において、以上に説明した通り、CD及びDVD用の第1の発光素子2と、BD用の第2の発光素子3とを基台15の傾斜面17及び傾斜面18にそれぞれ配置している。第1の発光素子2は、その出射面2aに設けられた開口26及び27(図4等を参照)からCD用の光(波長780nm)及びDVD用の光(波長650nm)を出射する。また、第2の発光素子3は、その出射面3aに設けられた開口28から、第1の発光素子2と同じ方向にBD用の光(波長405nm)を出射する。
これらの3波長の光(CD用の波長780nmの光、DVD用の波長650nmの光及びBD用の波長405nmの光)は、光学ユニット1から選択的に出射される。出射方向は、光学ユニット1の下面40に対して平行であるのが良い。出射された光は、図1にも示す通り、光結合用プリズム4、収差補正レンズ6、長波光反射ミラー7、短波光反射ミラー8等を介してメディア13に供給される。
また、3波長の光について、光軸が合っていると共に、光路長が同じであることが望ましい。これを実現するため、図5に模式的に示すように、第2の発光素子3の出射面3aは、第1の発光素子2の出射面2aよりも距離D1だけ後方(光の出射する向きと反対側)に配置され、且つ、光結合用プリズム4を用いて光軸を一致させる。
ここで、第1の発光素子2における開口26と開口27との距離D3は十分に小さく、例えば110μmであり、それぞれの開口から出射される光の光軸が一致しているとみなすことができる。このため、以下では第1の発光素子2は開口26と開口27との中点において発光しているものとみなして説明する。
これに対し、第1の発光素子2と第2の発光素子3との発光点(開口)間の距離D2は、例えば800μm〜1000μmである。これは、第1の発光素子2及び第2の発光素子3の幅がいずれも例えば300μm〜400μm程度あること、2つの発光素子はある程度隙間を空けて搭載する必要があること等による。このような発光点間の距離D2の値は、第1の発光素子2からの光と第2の発光素子3からの光との光軸が一致しているとみなすには大きすぎる。よって、光結合用プリズム4を用いて各発光素子からの光の光軸を一致させるようにしている。尚、各発光素子からの光をそれぞれ別々の光学系によって処理するには、800μm〜1000μmという距離D2の値が小さすぎて不都合である。更に、複数の光学系を備える構成は、電子機器を小型化するには不利である。
光結合用プリズム4を用い、第1の発光素子2からの光を屈折させて第2の発光素子3からの光に光軸を合わせたとすると、第1の発光素子2からの光は距離D2だけ長く進むことになる。これを解消するために、第1の発光素子2の出射面2aに対し、第2の発光素子3の出射面3aを距離D1だけ後退させる。ここで、単純にD1=D2としても良いが、より正確には、光結合用プリズム4の屈折率を考慮して光路長を等しくする。つまり、光結合用プリズム4の屈折率がnであり、他の部分(大気中)の屈折率が1であるとき、D1=nD2とする。
尚、第1の発光素子2の出射面2aと第2の発光素子3の出射面3aとの距離(図5の寸法D1)は例えば1mm程度であるが、これには限らない。
次に、光学ユニット1における各発光素子の発光点高さについて説明する。図3に示すように、光学ユニット1において、第1の発光素子2の発光点高さH1と、第2の発光素子3の発光点高さH2とを同じにしている。ここで、第1の発光素子2については、前述の通り開口26と開口27との距離が十分に小さいため、その中点の高さを発光点高さH1と考える。また、ここでは、発光点高さとして、光学ユニット1の下面40からの距離を考えている。下面40は、光学ユニット1を電子機器等に実装する際に用いる実装面である。
このように、第1の発光素子2の発光点高さH1と、第2の発光素子3の発光点高さH2とが同じになっていると、それぞれの光の光軸を合わせるのが容易になる。つまり、光結合用プリズム4等により光軸を一致させる際に、高さ方向についての調整が不要となることから、一方向(高さ方向に垂直な方向、ここでは下面40に平行な方向)についての調整を行なえば良いことになり、より容易に光軸を一致させることができる。
尚、以上では下面40を発光点高さの基準としたが、これには限らない。光結合用プリズム4により光軸を調整する方向と垂直な方向を高さ方向と考えて、第1の発光素子2の発光点高さと、第2の発光素子3の発光点高さとが同じになるようにすればよい。図1において説明した通り、光結合用プリズム4は、光学ユニット1とは別に電子機器に備えられていても良いし、光結合用プリズム4を備える光学ユニット1bを用いても良い。
以上のようにして、第1の発光素子2及び第2の発光素子3を備える光学ユニット1において、それぞれの発光素子が出射する光の光軸及び光路長をより容易に一致させることができる。この結果、一つの光学ユニット(及び付随する光学系)を用いて複数の波長の光に対応する電子機器を実現することができ、電子機器の小型化を実現することができる。
尚、CD、DVD及びBDのいずれにおいても、メディア13からの反射光は、光学ユニット1側に戻り、ここで不図示の受光素子によって受光される。このことについては、従来の構成を取ればよいものであるため、詳しい図示及び説明を省略する。
次に、メディア13に供給された光の結像について説明する。図6は、メディア13とそこに結像した光について示す図である。
メディア13には、信号の記録されたトラック29と、隣接するトラック29間を分けるランド30とを有する。
各トラック29内に示された円31aは信号の「1」を示し、楕円となっている31b等は信号「1」が連続して書き込まれていることを示す。また、円31a及び楕円31bの無い箇所は信号の「0」を示し、長い範囲に亘って円も楕円も示されていない部分は信号の「0」が連続している状態を示す。
本実施形態の光学ユニット1において、第1の発光素子2及び第2の発光素子3から出射された光は、メディア13上に、トラック29に対して斜めの楕円状に結像する。これを結像Aとして示す。斜めの楕円状となるのは、第1の発光素子2及び第2の発光素子3をいすれも三角柱形状の基台15における傾斜面17及び傾斜面18に配置していることを一因とする。また、光学系に他の部品を更に配置した場合にはフーリエ変換作用も影響する。
このような斜めの結像Aとなることは、トラック29間のクロストークが発生すること等のエラーを防止する効果を示す。これを以下に説明する。
まず、メディア13上に対し、結像Bのように、トラック29に平行方向に長い楕円状に結像した場合を考える。この場合、同じトラック29内において、目的とした所定の信号に加えて、該所定の信号に隣接する他の信号にも光が当たってしまい、正確な読み出しができなくなるおそれがある。
また、結像Cのように、トラック29に対して垂直方向に長い楕円状に結像した場合を考える。この場合、目的としたトラックと隣接する他のトラック29にも光が当たってしまい、この場合も正確な読み出しができないおそれがある。
これらに対し、本実施形態においては、トラック29に対して斜めの楕円状の結像Aとなる。この場合、同じトラック29内において隣接する信号を読むことは無い。また、隣接するトラック29間において、距離dだけの余裕が生まれ、隣接するトラック29の信号を読み込んでしまうことはない。
以上のように、斜めの結像Aとすることにより正確でエラーのない読み出しを行なう効果が実現する。尚、以上は読み出しの場合を説明したが、データの書き込みを行なう場合にも、同様に斜めの結像Aとすることにより正確な書き込みが実現する。
尚、前記の効果をより確実に実現するためには、トラック29に対して、楕円状の結像Aの長軸方向が20°以上で且つ50°以下となることが望ましく、30°以上で且つ50°以下となることが更に望ましい。このために、図4において、放熱板14の上面に対して傾斜面17、傾斜面18の成す角を30°〜45°としている。
また、斜めの結像Aを実現する方法は、図2の光学ユニット1を用いることには限らない。例えば、以下に説明する他の実施例の光学ユニットのいずれかを用いても良いし、更に別方法を取っても良い。光学ユニットを搭載した電子機器において、メディア上のトラックに対して斜めに光を結像させることができる構成であれば良いのであり、光学ユニットにおいて発光素子を斜めに搭載することによりこれを容易に実現することができる。
(他の実施例)
図2等に示した光学ユニット1の場合、三角柱形状の基台15を用い、その傾斜面の2つにそれぞれ発光素子を搭載している。しかし、このような構成は必須ではない。以下に、本実施形態の他の実施例について、図面を参照して説明する。
図7は、他の例示的光学ユニット41を模式的に示す図であり、図3と同様に、光の出射方向から見た図である(但し、説明に重要な構成要素を示し、一部は省略している)。光学ユニット41は、台座部42上に、サブマウント43に搭載された第1の発光素子45と、サブマウント44に搭載された第2の発光素子46とを有している。ここで、光学ユニット41の下面49に対して台座部42の上面の一部が斜めになっており、サブマウント44及び第2の発光素子46は該斜め部分上に備えられている。このため、第2の発光素子46は光学ユニット41に対して斜めに搭載され、ここから出射された光をCD等のメディア上においてトラックに対して斜めの楕円状に結像させることができる。このことにより、図6を参照して説明した通り、記録・再生の品質を向上できる。
また、光学ユニット41において、第1の発光素子45の発光点47及び第2の発光素子46の発光点48は、発光点高さHが同じである。ここで、発光点高さHとしては、光学ユニット41の下面49から発光点47及び発光点48までの距離を考えている。
これにより、発光点47及び発光点48から出射される光の光軸を合わせる際には、一方向(ここでは下面49に平行な方向)についてのみ光軸の調整を行なえばよいことになる。
また、図7の光学ユニット41では、第2の発光素子46だけを斜めに搭載している。しかしながら、第1の発光素子45についても、台座部42の上面が斜めになった部分に搭載することは当然可能である。これにより、第1の発光素子45が出射する光についてもメディアのトラックに対して斜めに結像させて、記録・再生の品質を向上することができる。
また、第2の発光素子46が下面49に対して斜めになっている例を示したが、光学ユニット41において他の基準を取っても構わない。
次に、図8(a)〜(c)に、発光素子を搭載する更に別の例を示している。
図8(a)の場合、第1の発光素子51の発光点53と、第2の発光素子52の発光点54とは、それぞれの発光素子の搭載に用いる面からの距離が実質的に同じである。このような場合には、第1の発光素子51及び第2の発光素子52を単純にサブマウント55に搭載することにより、発光点高さ56を同じにすることができる。
図8(b)の場合、第1の発光素子61の発光点63と、第2の発光素子62の発光点64とは、それぞれの発光素子の搭載に用いる面からの距離が異なっている。例えば、一方をジャンクションアップ、他方をジャンクションダウンにて搭載するような場合である。このような場合、第1の発光素子61を搭載するサブマウント67と、第2の発光素子52を搭載するサブマウント68との厚さを違えることにより、各サブマウントを搭載する台座部65から各発光点までの距離を等しくする。このようにして、第1の発光素子61と第2の発光素子62とについて、発光点高さ66を同じにすることができる。
図8(c)の場合、台座部75の上面の斜めになった部分の上方に第1の発光素子71と第2の発光素子72とが搭載されている。ここで、第2の発光素子72はサブマウント78上に直接搭載されているのに対し、第1の発光素子71はサブマウント78上に更にサブマウント79を介して搭載されている。これにより、2つの発光素子をいずれも斜めに搭載すると共に、第1の発光素子71の発光点73と第2の発光素子72の発光点74とが同じ発光点高さ76になっている。
以上の他にも、三角柱形状の基台を2つ用意して発光素子を一つずつ搭載する等も可能である。この場合も、発光点の高さを同じにすると共にそれぞれの発光素子を斜めに搭載することができる。
また、以上に説明した変形例の各光学ユニットにおいても、図5に示すのと同様に、光軸を合わせる際に生じた光路長の差を解消することを目的に、一方の発光素子の出射面を他方の発光素子の出射面よりも後退させても良い。

また、以上に説明したいずれかの光学ユニットを備える電子機器において、リレーレンズを備えていても良い。図9には、光学ユニット1から出射された光が光結合用プリズム4を通過した後、リレーレンズ5を通過するすることが示されている。この後、図1に示すのと同様に、収差補正レンズ等を通過してメディア13に導かれる。
以上に説明した光学ユニット及びそれを搭載する電子機器は、複数波長、特にCD、DVD及びBDに対応する複数波長の光を出射する装置の小型化を実現し、また、メディアの記録及び再生の品質を向上するため、より小型化の進んだ各種の光学的電子機器に有用である。
1 光学ユニット
1b 光学ユニット
2 第1の発光素子
2a 出射面
3 第2の発光素子
3a 出射面
4 光結合用プリズム
5 リレーレンズ
6 収差補正レンズ
6a ステッピングモータ
6b リードスクリュー
7 長波光反射ミラー
8 短波光反射ミラー
9 光学部品
10 第1の対物レンズ
11 回折レンズ
12 第2の対物レンズ
13 メディア
14 放熱板
15 基台
16 外周保護壁
17 傾斜面
18 傾斜面
19 ダイボンド材
20 出射窓
21 入力リード
22 グランドリード
23 金属細線
24 頂辺
25 グランド接続面
26 開口
27 開口
28 開口
29 トラック
30 ランド
31a 円(単独の信号「1」)
31b 楕円(連続した信号「1」)
40 下面
41 光学ユニット
42 台座部
43 サブマウント
44 サブマウント
45 第1の発光素子
46 第2の発光素子
47 発光点
48 発光点
49 下面
51 第1の発光素子
52 第2の発光素子
53 発光点
54 発光点
55 サブマウント
61 第1の発光素子
62 第2の発光素子
63 発光点
64 発光点
65 台座部
67 サブマウント
68 サブマウント
71 第1の発光素子
72 第2の発光素子
73 発光点
74 発光点
75 台座部
78 サブマウント
79 サブマウント

Claims (25)

  1. 第1の光を出射する第1の発光素子と、
    前記第1の光と同じ向きに、前記第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子とを備え、
    前記第2の発光素子の出射面は、前記第1の発光素子の出射面に比べ、前記第1の光の向きと反対側に所定の距離をおいて配置されていることを特徴とする光学ユニット。
  2. 請求項1において、
    前記所定の距離は、前記第1の発光素子の発光点と、前記第2の発光素子の発光点との距離に対応して設定されていることを特徴とする光学ユニット。
  3. 請求項1において、
    前記第1の光の光軸と、前記第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備え、
    前記第1の光が前記光結合用プリズムから出射されるまでの光路長と、前記第2の光が前記光結合用プリズムから出射されるまでの光路長とが一致するように前記所定の距離が設定されていることを特徴とする光学ユニット。
  4. 請求項1において、
    前記第1の発光素子の発光点高さと、前記第2の発光素子の発光点高さとが同じであることを特徴とする光学ユニット。
  5. 第1の光を出射する第1の発光素子と、
    前記第1の光と同じ向きに、前記第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子とを備え、
    前記第1の発光素子の発光点高さと、前記第2の発光素子の発光点高さとが同じであることを特徴とする光学ユニット。
  6. 請求項5において、
    前記光学ユニットにおける所定の基準面から前記第1の発光素子の発光点までの距離と、前記基準面から前記第2の発光素子の発光点までの距離とが同じであることを特徴とする光学ユニット。
  7. 請求項6において、
    前記基準面は、前記光学ユニットを実装するための実装面であることを特徴とする光学ユニット。
  8. 第1の光を出射する第1の発光素子を備える光学ユニットにおいて、
    前記第1の発光素子は、前記光学ユニットにおける所定の基準面に対して斜めに搭載されていることを特徴とする光学ユニット。
  9. 請求項8において、
    前記所定の基準面は、前記光学ユニットを実装するための実装面であることを特徴とする光学ユニット。
  10. 請求項8において、
    前記第1の光と同じ向きに、前記第1の光とは波長が異なる第2の光を出射する第2の発光素子を更に備えることを特徴とする光学ユニット。
  11. 請求項5又は10において、
    前記第1の光の光軸と、前記第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備えることを特徴とする光学ユニット。
  12. 請求項1、4又は5において、
    前記第1の発光素子及び前記第2の発光素子のうち少なくとも一方は、前記光学ユニットにおける所定の基準面に対して斜めに搭載されていることを特徴とする光学ユニット。
  13. 請求項1、5又は10において、
    少なくとも第1の傾斜面及び第2の傾斜面を有する基台を備え、
    前記第1の発光素子は、前記基台の前記第1の傾斜面に設けられ、
    前記第2の発光素子は、前記基台の前記第2の傾斜面に設けられていることを特徴とする光学ユニット。
  14. 請求項13において、
    前記基台は三角柱形状であり、
    前記三角柱形状の3つの側面の内の一つの面が機体取り付け面であり、他の二つの前記側面が前記第1の傾斜面及び前記第2の傾斜面であることを特徴とする光学ユニット。
  15. 請求項14において、
    前記第1の傾斜面と、前記第2の傾斜面とが交わる頂辺部分の少なくとも一部が取り除かれるように第4の側面が設けられ、
    前記第4の側面は、グランド接続面であることを特徴とする光学ユニット。
  16. 請求項1又は5において、
    前記第1の発光素子は、2波長の光を選択的に出射することを特徴とする光学ユニット。
  17. 請求項16において、
    前記第1の発光素子は、CD用の光と、DVD用の光とを出射することを特徴とする光学ユニット。
  18. 請求項1又は5において、
    前記第2の発光素子は、BD用の光を出射することを特徴とする光学ユニット。
  19. 請求項1又は5の光学ユニットと、
    前記光学ユニットが光を出射する方向に備えられた第1の発光素子用の第1の対物レンズ及び第2の発光素子用の第2の対物レンズとを備えることを特徴とする電子機器。
  20. 請求項19において、
    前記第1の光の光軸と、前記第2の光の光軸とを合わせる光結合用プリズムを更に備えることを特徴とする電子機器。
  21. 請求項19において、
    前記光学ユニットが光を出射する方向に備えられたリレーレンズを更に備えることを特徴とする電子機器。
  22. 請求項21において、
    前記リレーレンズと、前記第1の対物レンズ及び前記第2の対物レンズとの間に、収差補正レンズ備えることを特徴とする電子機器。
  23. 請求項19において、
    前記第1の対物レンズを通過した後の前記第1の光及び前記第2の対物レンズを通過した後の前記第2の光のうち少なくとも一方は、前記第1の対物レンズ及び前記第2の対物レンズに対向して配置されたメディアのトラックに対して斜めに結像することを特徴とする電子機器。
  24. 請求項8の光学ユニットと、
    前記光学ユニットが光を出射する方向に備えられた前記発光素子用の対物レンズを備え、
    前記第1の発光素子から出射される光は、対物レンズに対向して配置されたメディアのトラックに対して斜めに結像することを特徴とする電子機器。
  25. 請求項24において、
    前記結像は楕円状であり、且つ、その長軸方向と前記トラックとの成す角が20°以上で且つ50°以下であることを特徴とする電子機器。
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