JPWO2010038877A1 - 放射線検出装置及び放射線撮影装置 - Google Patents

放射線検出装置及び放射線撮影装置 Download PDF

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Abstract

放射線検出装置は、放射線を検出する放射線検出パネルと、放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材(13)と、支持部材の他面に支持され、放射線検出パネルを駆動する回路基板と、放射線検出パネルと回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板(15)と、放射線検出パネルと回路基板との間に配置された断熱材(16)と、放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体(46)と、筐体内に収納され、支持部材及び筐体に接続され、支持部材及び筐体を電気的に導通させ、支持部材の熱を筐体に伝導する熱伝導部材(47)と、を備えている。

Description

本発明は、放射線を検出する放射線検出装置及び放射線撮影装置に関する。
従来、放射線、特にX線を検出するX線検出装置は、工業用の非破壊検査や医療診断、構造解析などの科学研究用など広い分野で利用されている。
X線検出装置の中でも、光検出器及び蛍光体層を有するX線検出パネルを備えた高感度で高鮮鋭なX線検出装置が知られている。光検出器は、複数のフォトセンサ及び複数の薄膜トランジスタ(TFT)が2次元に配置された光電変換素子部を有する。蛍光体層は、光検出器上に直接形成されている。蛍光体層は、X線を光電変換素子部で検出可能な光に変換する。
X線検出パネルは、板状の支持部材の一面に支持されている。回路基板は、支持部材の他面に支持され、X線検出パネルを駆動する。X線検出パネルと回路基板とは、フレキシブル回路基板にて電気的に接続されている。
X線検出装置が作動すると、回路基板は熱を発生する。発生した熱の一部はX線検出装置の筐体内部の空気中へ放熱される。しかし、その熱のほとんどは、熱伝導により、より温度の低い部材へと移動する。
従って、回路基板で発生した熱は、回路基板を支持する支持部材へと伝導する。さらに、支持部材に伝導した熱は、より低温であるX線検出パネルへと伝導する。
X線検出パネルに熱が伝わると、X線検出パネルの温度が上昇し、動作温度が高温となる。すると、光電変換素子の暗電流およびTFTのリーク電流が増加し、固定ノイズの量が変動するため、画像むらの原因となる課題がある。
回路基板の発熱量は、部分的にも均一でない。回路基板の熱伝導性は、部分的にも均一でない。このため、X線検出パネルの温度に部分的なばらつきが生じる。このため、X線検出パネルにおいて、部分的に、上記暗電流及びリーク電流の値が変動し、部分的に固定ノイズが変化する。
この課題に対し、回路基板やX線検出パネルを冷却装置で冷却する方法が提案されている(例えば、特開2005−283262号公報(第6頁、図1−2)参照)。冷却装置としては、自然放冷式の冷却器もあるが、十分な冷却性能を得るには、ペルチェ素子や、冷水循環装置などが用いられている。
また、リーク電流の変化量が一定となるように、使用する24時間前からX線検出装置に通電する方法も提案されている。
しかしながら、回路基板を冷却するためにペルチェ素子や冷水循環装置などの冷却装置を用いた場合、その冷却装置を制御する必要があるため、余分なシステムが必要になる問題がある。
また、使用する24時間前からX線検出装置に通電するのでは、環境にやさしくないばかりか、使用できるまでに時間がかかりすぎ、実用的でない問題がある。
この発明は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、冷却装置を用いることなく、放射線検出パネルが回路基板から受ける熱的影響を低減できる放射線検出装置及び放射線検出装置を備えた放射線撮影装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の態様に係る放射線検出装置は、
放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、を備えている。
本発明の他の態様に係る放射線検出装置は、
放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、
前記放射線検出パネルと前記筐体との間に設けられ、前記筐体及び支持部材で囲まれた第1空間と、前記放射線検出パネル及び入射窓で囲まれた第2空間と、に仕切り、前記第1空間と、第2空間との間での雰囲気の行き来を抑制する枠状の仕切り材と、を備えている。
本発明の他の態様に係る放射線検出装置は、
第1の断熱空間と、第2の断熱空間を持つ放射線検出装置であって、
前記第1の断熱空間は、
放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
前記放射線検出パネルに間隔を置いて対向配置された入射窓と、を備え、
前記第2の断熱空間は、
前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
導電性を有する筐体と、
前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続される熱伝導部材と、を備え、
前記第1の断熱空間と前記第2の断熱空間は、
前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材で断熱される。
本発明の他の態様に係る放射線撮影装置は、
放射線を照射する放射線照射部と、
放射線検出装置と、を備え、
前記放射線検出装置は、
放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、を含んでいる。
本発明の他の態様に係る放射線撮影装置は、
放射線を照射する放射線照射部と、
放射線検出装置と、を備え、
前記放射線検出装置は、
放射線を検出する放射線検出パネルと、
前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、
前記放射線検出パネルと前記筐体との間に設けられ、前記筐体及び支持部材で囲まれた第1空間と、前記放射線検出パネル及び入射窓で囲まれた第2空間と、に仕切り、前記第1空間と、第2空間との間での雰囲気の行き来を抑制する枠状の仕切り材と、を含んでいる。
図1は、本発明の実施の形態に係るX線撮影装置を示す概略構成図である。 図2は、図1に示したX線検出装置の一部を示す断面図である。 図3は、図2に示したX線検出パネルの一部及びフレキシブル回路基板を展開して示す断面図である。 図4は、上記X線検出装置の一部を示す分解斜視図であり、一部を切り欠いたX線検出パネルを示す図である。 図5は、上記X線撮影装置を用いた被写体の撮影方法を示す流れ図である。 図6は、上記X線検出装置のX線検出パネルで検出されるバックグラウンド像をグラフで示す説明図である。バックグラウンド像とは、光電変換素子の暗電流およびTFTのリーク電流、アナログ回路のオフセット電圧を含んだ信号により生成される画像である。 図7は、上記X線検出装置のX線検出パネルで検出されるX線像をグラフで示す説明図である。 図8は、上記X線像から上記バックグラウンド像を差し引いた正規画像をグラフで示す説明図である。 図9は、上記X線検出装置の起動時間に対するX線検出パネルの温度の変化をグラフで示す図である。 図10は、上記X線検出装置の比較例のX線検出装置の起動時間に対するX線検出パネルの温度の変化をグラフで示す図である。
以下、図面を参照しながらこの発明に係る放射線撮影装置をX線撮影装置に適用した実施の形態について詳細に説明する。
図1は、X線撮影装置1を示す概略構成図である。
図1に示すように、X線撮影装置1は、放射線を照射する放射線照射部としてX線を照射するX線照射部2と、放射線検出装置としてX線検出装置11と、電源部3と、制御部4と、パーソナルコンピュータ(PC)5と、モニタ8と、を備えている。
X線検出装置11は、X線照射部2から照射されるX線が被写体10を透過して入射されることにより形成されるX線像を検出し、X線像を示すアナログ信号を生成し、アナログ信号をデジタル信号に変換するものである。なお、後述するが、X線検出装置11は、X線が入射されること無しにバックグラウンド像を形成し、バックグラウンド像を示すアナログ信号を生成し、アナログ信号をデジタル信号に変換することも可能である。
電源部3は、X線照射部2及びX線検出装置11に電力を供給するものである。制御部4は、X線照射部2及びX線検出装置11の起動や駆動を制御するものである。また、制御部4は、X線検出装置11から、X線像を示すデジタル信号及びバックグラウンド像を示すデジタル信号を取得するものである。
PC5は、画像処理部6と、記憶媒体7とを備えている。画像処理部6は、X線検出装置11によって形成されるX線像を示すデジタル信号及びバックグラウンド像を示すデジタル信号を制御部4を介して取得可能である。画像処理部6は、バックグラウンド像を示すデジタル信号を記憶するメモリ6aを有している。
画像処理部6は、X線像を示すデジタル信号からバックグラウンド像を示すデジタル信号を差し引く減算処理を行うものである。これにより、画像処理部6は、X線検出装置11に入射されるX線の量にのみ対応した正規画像を示すデジタル信号を形成することができる。
記憶媒体7は、正規画像を示すデジタル信号を記憶するものである。なお、X線撮影装置1は、バックグラウンド像を示すデジタル信号、及びX線像を示すデジタル信号を記憶媒体7に記憶できるように形成されていてもよい。
モニタ8には、画像処理部6で形成された正規画像を示すデジタル信号、又は、記憶媒体7に記憶された正規画像を示すデジタル信号が入力される。これにより、モニタ8は、正規画像を表示することが可能である。
次に、上記X線検出装置11について詳しく説明する。
図2は、X線検出装置の一部を示す断面図である。
X線検出装置11は、放射線検出パネルとしてのX線検出パネル12、板状の支持部材13、回路基板群14、フレキシブル回路基板15、断熱材16、筐体46及び熱伝導部材47を備えている。
支持部材13は、X線検出パネル12を一面に支持する。支持部材13は導電性を有している。回路基板群14は、支持部材13の他面に支持され、X線検出パネル12を電気的に駆動する。フレキシブル回路基板15は、X線検出パネル12と回路基板群14とを電気的に接続している。断熱材16は、X線検出パネル12と回路基板群14との間に配置されている。
筐体46は、X線検出パネル12、支持部材13、回路基板群14、フレキシブル回路基板15、断熱材16及び熱伝導部材47を収納している。筐体46は、導電性を有している。筐体46は、X線検出パネル12と対向した位置に形成された開口46aを有している。
複数のスペーサ33は、アナログ回路基板31及び支持部材13に接続され、電気導電性及び熱伝導性を有している。複数のスペーサ34は、アナログ回路基板31及びデジタル回路基板32に接続され、電気導電性及び熱伝導性を有している。スペーサ33及びスペーサ34は、多段に積み重なっている。
アナログ回路基板31は、スペーサ33を介して支持部材13に電気的及び熱的に接続されている。デジタル回路基板32は、スペーサ34、アナログ回路基板31及びスペーサ33を介して支持部材13に電気的及び熱的に接続されている。なお、スペーサ33及びスペーサ34は、一体に形成され、デジタル回路基板32に直に接続されてもよい。
このため、アナログ回路基板31、デジタル回路基板32及び支持部材13の基準電位を同一にすることができる。また、回路基板群14(アナログ回路基板31、デジタル回路基板32等)で発生した熱を支持部材13に伝導することができる。なお、回路基板群14から支持部材13に伝わる熱は、熱伝導の他、副射熱及び熱流動により伝えられる。
熱伝導部材47は、支持部材13及び筐体46に接続されている。熱伝導部材47は、アナログ回路基板31の開口及びデジタル回路基板32の開口を通る。なお、熱伝導部材47は、アナログ回路基板31およびデジタル回路基板が配置されていない部分を通っても良い。
熱伝導部材47は、支持部材13及び筐体46を電気的に導通させる。熱伝導部材47は、熱伝導性を有している。熱伝導部材47は、支持部材13の熱を筐体46に伝導する。
上記のように、回路基板群14及び筐体46は、電気的及び熱的に接続されている。回路基板群14、支持部材13及び筐体46の基準電位は同一となる。このため、回路基板群14の基準電位と、筐体46の電位とに差が生じた場合に発生する恐れのある回路基板群14の信号(検出信号)へのノイズの混入を抑制することができる。
回路基板群14で発生した熱は、熱伝導部材47等を介した熱伝導や、副射熱や、熱流動により筐体46に伝えられる。このため、回路基板群14で発生した熱を筐体46の外側に放出することができる。
また、この実施の形態において、熱伝導部材47は支持部材13に打ち込まれている。このため、支持部材13の厚さを薄くすることができ、軽量化することができる。なお、熱伝導部材47を支持部材13に接続する手段は種々変形可能であり、例えば、溶接により接続されていてもよい。
図2、図3及び図4に示すように、X線検出パネル12は、光検出器21と、光検出器21上に直接形成された蛍光体層22と、を有している。蛍光体層22は、光検出器21のX線の入射側に位置している。蛍光体層22は、X線を光検出器21で検出可能な光に変換するものである。
光検出器21は、ガラス基板23、複数の配線部25、複数の薄膜トランジスタ(TFT)26、電荷取出部(電極パッド部)A及びフォトセンサ24を有している。フォトセンサ24は、複数のフォトダイオード27を有している。
光電変換素子部28は、ガラス基板23上に2次元的に形成されている。詳しくは、光電変換素子部28、ガラス基板23上にマトリクス状に形成されている。各光電変換素子部28は、フォトダイオード27及びTFT26で形成されている。フォトダイオード27は、蛍光体層22で変換された光を電気信号に変換するものである。フォトダイオード27で変換された電気信号は、TFT26に与えられる。
配線部25は、ガラス基板23上に形成され、TFT26に接続されている。電荷取出部Aは、ガラス基板23の外周部に形成されている。電荷取出部Aは、配線部25に接続されている。
回路基板群14は、図示しない制御基板、アナログ回路基板31、デジタル回路基板32、図示しない電源回路基板、などを備えている。制御基板は、X線検出パネルを制御するものである。アナログ回路基板31は、フレキシブル回路基板15からのアナログ信号を、受信する機能、処理する機能及びデジタル信号へ変換する機能の少なくとも1つを有している。
デジタル回路基板32は、他の基板を制御する機能、及びX線検出装置11の外部と通信する機能の少なくとも1つを有している。電源回路基板は、他の基板に電源を供給するものである。
回路基板群14は、複数のスペーサ33及び複数のスペーサ34により、支持部材13の他面に離間した状態で支持されている。
フレキシブル回路基板15は、フレキシブル基板41と、フレキシブル基板41の一端に接続されたIC搭載基板42と、検出用集積回路43とを備えている。検出用集積回路43は、IC搭載基板42に実装されている。フレキシブル基板41の他端は、X線検出パネル12の電荷取出部A上に、異方導電性接着材44を介して配置されている。コネクタ45は、IC搭載基板42の一端に設けられている。IC搭載基板42は、コネクタ45により、アナログ回路基板31に接続されている。
また、断熱材16は、断熱性に優れた樹脂系の材料、若しくはファイバー系の材料を利用することができる。断熱材16は、X線検出パネル12と回路基板群14との間に配置されている。この実施の形態において、断熱材16は、X線検出パネル12及び支持部材13間に挟持されている。断熱材16は、図示しない接着材や両面接着テープにより、X線検出パネル12及び支持部材13に接着されている。断熱材16は制電特性を有している。断熱材16は、板状に形成され、1乃至5mmの厚みを有している
入射窓50は、筐体46の外側に取付けられている。入射窓50は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)で形成されている。入射窓50は、X線検出パネル12に間隔を置いて対向配置されている。入射窓50は、開口46aに重ねられ、筐体46に接続されている。入射窓50はX線を透過するため、X線は入射窓50を透過してX線検出パネル12に入射される。
仕切り材としての熱可塑性樹脂材48は、X線検出パネル12と筐体46との間に設けられている。熱可塑性樹脂材48は、X線検出パネル12の外周部及び筐体46を接合している。この実施の形態において、熱可塑性樹脂材48は、分断されること無しに枠状に一体に形成されている。なお、熱可塑性樹脂材48は、分断された複数の分割部で形成されていてもよい。
熱可塑性樹脂材48は、第1空間Saと、第2空間Sbと、に仕切るものである。第1空間Saは、熱可塑性樹脂材48、筐体46及び支持部材13で囲まれた空間である。第2空間Sbは、熱可塑性樹脂材48、X線検出パネル12及び入射窓50で囲まれた空間である。熱可塑性樹脂材48は、第1空間Saと、第2空間Sbとの間での雰囲気(空気)の行き来を抑制するものである。この実施の形態において、熱可塑性樹脂材48は、第1空間Saと、第2空間Sbとの間での雰囲気(空気)の行き来ができないよう隔離されている。
次に、上記のように構成されたX線撮影装置1を用いて被写体10を撮影する撮影方法について説明する。図5は、X線撮影装置1を用いた被写体10の撮影方法を示す流れ図である。
図1乃至図5に示すように、被写体10の撮影方法がスタートすると、まず、ステップS1において、電源部3がX線照射部2及びX線検出装置11に電力を供給し、制御部4がX線照射部2及びX線検出装置11を起動及び駆動する。
ステップS2において、制御部4は、X線照射部2からX線を照射させること無しに、X線検出装置11にバックグラウンド像を形成させる。バックグラウンド像は、X線検出パネルの温度に対応して光変換素子27に生じる暗電流と、TFT26に生じるリーク電流の値と、アナログ回路基板31のオフセット電圧を含んだ信号と、によって生成される画像である。
複数の光変換素子27に生じる暗電流及びTFT26に生じるリーク電流にむらがある場合、バックグラウンド像にむらが生じることとなる。
詳しくは、ステップS2において、X線検出パネル12は、X線が入射されること無しに、バックグラウンド像を形成し、バックグラウンド像を示すアナログ信号を生成する。バックグラウンド像を示すアナログ信号は、回路基板群14にてデジタル信号に変換され、制御部4を介して画像処理部6に伝送される。なお、回路基板群14にてデジタル信号に変換する際、アナログ信号は複数ビットに変換される。画像処理部6は、バックグラウンド像を示すデジタル信号を取得し、バックグラウンド像を示すデジタル信号をメモリ6aに記憶する。
図6に示すように、X線検出器パネルの素子特性のばらつき、温度ばらつきなどに起因し、画像処理部6が取得したバックグラウンド像に、信号レベルのばらつきが生じる。すなわち、X線検出パネル12内の位置に応じて、デジタル信号の強度にばらつきが生じる。
なお、図6乃至図8におけるX線像は、本来平面的な分布をもつデータであるが、ここでは一次元的に表し、説明する。
図1乃至図5に示すように、ステップS3において、制御部4は、X線照射部2から照射されるX線が被写体10を透過してX線検出装置11に入射されることにより、X線検出装置11にX線像を形成させる。
詳しくは、ステップS3において、X線検出パネル12は、被写体10を透過したX線が入射されることにより、X線像を形成し、X線像を示すアナログ信号を生成する。X線像を示すアナログ信号は、回路基板群14にてデジタル信号に変換され、制御部4を介して画像処理部6に伝送される。
図7に示すように、画像処理部6が取得したX線像は、バックグラウンド像の成分と、入射X線量に対応した信号成分の和である。このため、X線像にバックグラウンド像の信号成分が含まれる。従って、X線検出パネル12全体に、線量の均一なX線が入射されても、画像むらが残る。
図1乃至図5に示すように、ステップS4において、画像処理部6は、取得したX線像を示すデジタル信号からメモリ6aに記憶されたバックグラウンド像を示すデジタル信号を差し引く減算処理を行う。これにより、画像処理部6は、X線検出装置11への入射X線量にのみ対応した正規画像を示すデジタル信号を形成することができる。
図8に示すように、画像処理部6が形成した正規画像に、バックグラウンド像の成分は含まれていないため、X線検出器パネルの素子特性のばらつき、温度ばらつきなどに起因する信号レベルのばらつきを排除することができる。
図1乃至図5に示すように、ステップS5において、画像処理部6で形成した正規画像を示すデジタル信号を記憶媒体7に記憶する。又は、画像処理部6で形成した正規画像を示すデジタル信号をモニタ8に入力し、正規画像をモニタ8に表示することにより、被写体10の撮影方法が終了する。
ここで、本願発明者等は、X線検出装置11の起動時間に対するX線検出パネル12の温度の変化について調査した。また、比較例として、上記断熱材16及び熱伝導部材47を設けること無しに形成されたX線検出装置の起動時間に対するX線検出パネル12の温度の変化についても併せて調査した。
本実施の形態のX線検出装置11の起動時間に対するX線検出パネル12の温度の変化について調査した結果を図9に示す。比較例のX線検出装置の起動時間に対するX線検出パネル12の温度の変化について調査した結果を図10に示す。
図9に示すように、X線検出パネル12の温度は全体的に低く、飽和温度も約35℃であり、40℃以下であった。このため、光変換素子27に生じる暗電流およびTFT26に生じるリーク電流を抑制できることが分かる。
X線検出パネル12の温度変化は、電源投入後20分が経過すると0.13℃/min以下であり、緩やかである。すなわち、X線検出パネル12の温度変化は、電源投入後20分以内に0.13℃/min以下となる。このため、上記減算処理(画像補正)を行う間隔を長くできるため、X線の連続照射の長期化を図ることができる。
X線検出装置11を起動してから20分が経過するとX線検出パネル12の温度変化は0.13℃/min以下であり、上記減算処理の後の補正誤差を抑制することができ、上記減算処理による効果を十分に得ることができる。このため、X線検出装置11を起動してから20分後には、被写体10の撮影を良好に行うことができる。
一方、図10に示すように、比較例のX線検出装置において、X線検出パネル12の温度は、全体的に高く、飽和温度も40℃を超える結果となった。このため、X線検出パネル12に生じるリーク電流を抑制することは困難である。特に、X線検出パネル12の温度が40℃を超えると光変換素子27に生じる暗電流やTFTに生じるリーク電流が急激に大きくなり、また、リーク電流の変動が大きくなる。この場合、上記減算処理を行っても、減算処理の後の補正誤差を抑制することができず、上記減算処理による効果を得ることができないものと推測される。
また、上記減算処理による効果が得られるにしても、X線検出パネル12の温度変化は大きいため、上記減算処理(画像補正)を行う間隔を短くする必要があり、X線の連続照射の長期化を図ることができないものと推測される。
図示しないが、X線検出装置を起動してから20分後に、TFTの温度変化は大きく、0.13℃/minを超える結果が得られた。このため、X線検出装置11を起動した直後から、被写体10の撮影を良好に行うことができないものと推測される。
言い方を変えると、X線検出装置11は、第1の断熱空間と、第2の断熱空間を持っている。第1の断熱空間及び第2の断熱空間は、これらの間に配置された断熱材16で断熱されている。第1の断熱空間は、X線検出パネル12と、断熱材16と、入射窓50と、を備えている。第2の断熱空間は、支持部材13と、回路基板群14の何れかの回路基板と、筐体46と、熱伝導部材47と、を備えている。
以上のように構成された本実施の形態に係るX線撮影装置1によれば、
X線検出装置11は、X線検出パネル12、支持部材13、回路基板群14の何れかの回路基板、フレキシブル回路基板15、熱伝導部材47、及び断熱材16を備えている。
X線検出装置11が作動すると、X線検出パネル12の裏面側に配置される回路基板群14から熱が発生する。回路基板群14から発生した熱の一部は筐体46内部の空気中へ伝達される。しかし、回路基板群14から発生した熱のほとんどは、熱伝導により、より温度の低い部材へと伝導する。
従って、回路基板群14から発生した熱は、スペーサ33、34や空気を介して支持部材13に伝導することになる。従来の構造のX線検出装置であれば、支持部材13に伝導した熱は、より低温であるX線検出パネル12へと伝導することになる。
しかし、この実施の形態のX線検出装置11において、X線検出パネル12と支持部材13との間に断熱材16が配置されている。断熱材16は、X線検出パネル12と回路基板群14との間の熱抵抗を大きくできる。断熱材16は、X線検出パネル12と回路基板群14とを熱的に隔離できる。このため、回路基板群14で発生した熱の支持部材13からX線検出パネル12への伝導を低減することができる。
X線検出装置11は、熱伝導部材47を備えている。このため、支持部材13に伝導した熱を、より熱抵抗の小さい熱伝導部材47を介して筐体46に伝導させることができる。なお、筐体46へ伝わった熱は、筐体46の外側表面に配置される冷却機構により外気へ放出される。
また、筐体46内部の空気へ伝わった熱は、筐体46内部を循環することになる。しかし、熱可塑性樹脂材48により、回路基板群14の位置する第1空間Saと、X線検出パネル12の位置する第2空間Sbとの間での空気の循環を防止することができる。
このため、冷却装置を用いることなく、回路基板群14で発生した熱でX線検出パネル12の動作温度が高くなるのを低減でき、画像むらの発生を抑制することができる。
特に、断熱材16は、板状に形成され、1乃至5mmの厚みを有している。X線検出パネル12の温度変化は、電源投入後20分以内に0.13℃/min以下となる。断熱材16により、X線検出パネル12の温度変動がなだらかになるため、上記画像処理部6による画像処理で画像むらの発生を抑制することができる。また、断熱材16はX線検出パネル12と支持部材13との間に挟持されているため、支持部材13に伝わった熱のX線検出パネル12への伝導を確実に低減することができる。
断熱材16は、制電特性を有している。X線検出パネル12を組立てる(X線検出パネル12を固定する)際の、静電気の発生を抑制することができる。
支持部材13は導電性を有している。このため、各回路基板の基準電位を同一にすることができる。
筐体46は導電性を有している。スペーサ33、34、支持部材13及び熱伝導部材47は、回路基板群14及び筐体46を電気的に導通させている。このため、筐体の基準電位と回路基板の基準電位を同一にできるため、微小な基準電位差によるノイズを抑制でき、ノイズの少ない正規画像を取得することができる。
上記のことから、冷却装置を用いることなく、X線検出パネルが回路基板から受ける熱的影響を低減できるX線検出装置及びX線検出装置を備えたX線撮影装置を得ることができる。
なお、この発明は上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化可能である。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
例えば、断熱材16は、支持部材13と回路基板群14との間に配置してもよい。この場合でも、回路基板群14から支持部材13への熱伝導を抑制することができる。このため、回路基板群14で発生した熱でX線検出パネル12の動作温度が高くなるのを低減することができる。
X線検出パネルは、X線を光に変換してから電気信号に変換する、間接変換型のX線検出パネルに限定されるものではなく、X線を直接、電気信号に変換する直接変換型のX線検出パネルであっても上述した効果を得ることができる。
この発明は、上記X線検出装置及びX線撮影装置に限定されるものではなく、各種のX線検出装置及びX線撮影装置に適用することが可能である。図1は、X線撮影装置の概略構成を示す一例である。
上記画像処理は、画像処理部6に限らず、ソフトウェアによる処理にて対応することも可能である。上記画像処理は、制御部4で行ってもよく、PC5で行ってもよい。上記画像処理を回路基板群14で行うことも可能である。
また、この発明は、放射線検出パネルを有した放射線検出装置及び放射線撮影装置であれば適用することができる。
この発明によれば、冷却装置を用いることなく、放射線検出パネルが回路基板から受ける熱的影響を低減できる放射線検出装置及び放射線検出装置を備えた放射線撮影装置を提供することができる。

Claims (11)

  1. 放射線を検出する放射線検出パネルと、
    前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
    前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
    前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
    前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、を備えている放射線検出装置。
  2. 前記断熱材は、前記放射線検出パネルと前記支持部材との間に挟持されている請求項1記載の放射線検出装置。
  3. 前記断熱材は、制電特性を有する請求項1記載の放射線検出装置。
  4. 前記放射線検出パネルに間隔を置いて対向配置され、前記筐体に接続され、放射線を透過する入射窓と、
    前記放射線検出パネルと前記筐体との間に設けられた枠状の仕切り材と、をさらに備え、
    前記筐体は、前記入射窓に重なった開口を有し、
    前記仕切り材は、前記筐体及び支持部材で囲まれた第1空間と、前記放射線検出パネル及び入射窓で囲まれた第2空間と、に仕切り、前記第1空間と、第2空間との間での雰囲気の行き来を抑制する請求項1記載の放射線検出装置。
  5. 前記断熱材は、板状に形成され、1乃至5mmの厚みを有している請求項1記載の放射線検出装置。
  6. 前記回路基板及び支持部材に接続され、電気導電性を有し、前記回路基板で発生した熱を前記支持部材に伝導するスペーサをさらに備えている請求項1記載の放射線検出装置。
  7. 放射線を検出する放射線検出パネルと、
    前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
    前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
    前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
    前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、
    前記放射線検出パネルと前記筐体との間に設けられ、前記筐体及び支持部材で囲まれた第1空間と、前記放射線検出パネル及び入射窓で囲まれた第2空間と、に仕切り、前記第1空間と、第2空間との間での雰囲気の行き来を抑制する枠状の仕切り材と、を備えている放射線検出装置。
  8. 第1の断熱空間と、第2の断熱空間を持つ放射線検出装置であって、
    前記第1の断熱空間は、
    放射線を検出する放射線検出パネルと、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
    前記放射線検出パネルに間隔を置いて対向配置された入射窓と、を備え、
    前記第2の断熱空間は、
    前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
    前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
    導電性を有する筐体と、
    前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続される熱伝導部材と、を備え、
    前記第1の断熱空間と前記第2の断熱空間は、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材で断熱される放射線検出装置。
  9. 放射線を照射する放射線照射部と、
    放射線検出装置と、を備え、
    前記放射線検出装置は、
    放射線を検出する放射線検出パネルと、
    前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
    前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
    前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
    前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、を含んでいる放射線撮影装置。
  10. 前記放射線検出装置によって形成される放射線像を取得可能であり、放射線が入射されること無しに前記放射線検出装置によって形成されるバックグラウンド像を取得し、前記放射線照射部から照射される放射線が被写体を透過して前記放射線検出装置に入射されることにより形成される放射線像を取得し、前記放射線像から前記バックグラウンド像を差し引く減算処理を行い、前記放射線検出装置に入射される放射線の量にのみ対応した正規画像を形成する画像処理部をさらに備えている請求項9に記載の放射線撮影装置。
  11. 放射線を照射する放射線照射部と、
    放射線検出装置と、を備え、
    前記放射線検出装置は、
    放射線を検出する放射線検出パネルと、
    前記放射線検出パネルを一面に支持する導電性を有する支持部材と、
    前記支持部材の他面に支持され、前記放射線検出パネルを駆動する回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板とを電気的に接続するフレキシブル回路基板と、
    前記放射線検出パネルと前記回路基板との間に配置された断熱材と、
    前記放射線検出パネル、回路基板、支持部材及び断熱材を収納する導電性を有する筐体と、
    前記筐体内に収納され、前記支持部材及び筐体に接続され、前記支持部材及び筐体を電気的に導通させ、前記支持部材の熱を前記筐体に伝導する熱伝導部材と、
    前記放射線検出パネルと前記筐体との間に設けられ、前記筐体及び支持部材で囲まれた第1空間と、前記放射線検出パネル及び入射窓で囲まれた第2空間と、に仕切り、前記第1空間と、第2空間との間での雰囲気の行き来を抑制する枠状の仕切り材と、を含んでいる放射線撮影装置。
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