JPWO2010021377A1 - インクジェット式記録装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

画質の良好な立体画像を迅速に形成することのできるインクジェット式記録装置を提供する。インクジェットプリンタは、第1の印刷と第2の印刷とを実行する。第1の印刷では、記録媒体が前方に搬送されつつ、吐出されたインクの上に更にインクが吐出されるように、インクの吐出および硬化が複数回行われる。第1の印刷が終了した後、記録媒体は後方へ引き戻される。第2の印刷では、記録媒体が前方に搬送されつつ、記録媒体上の硬化後のインクにインクが吐出される。インクが吐出されてから硬化するまでの時間は、第1の印刷よりも第2の印刷の方が長い。

Description

本発明は、インクジェット式記録装置、およびインクジェット式記録装置を制御するためのコンピュータプログラムに関する。
従来から、記録媒体上に平面画像を形成するインクジェット式記録装置が知られている。また、平面画像を積層することにより、記録媒体の表面から盛り上がった立体画像を形成するインクジェット式記録装置が提案されている。例えば、その種のインクジェット式記録装置が下記特許文献1に開示されている。このインクジェット式記録装置は、紫外線硬化インクの吐出と紫外線の照射とを繰り返し実行する。それにより、記録媒体上に、硬化されたインクの層(以下、硬化層という)が順次積層され、立体的な画像が形成される。
特開2005−205670号公報
上記インクジェット式記録装置は、記録ヘッドを左右方向に移動させつつ、インクの吐出と紫外線の照射とを行う。また、記録ヘッドが左右方向に移動する度に、記録媒体を所定の搬送量だけ前方へ搬送する。そして、記録媒体の全体にわたって1つの硬化層を形成する。硬化層が形成されると、記録媒体は後方へ引き戻される。その後、同様にして、上記硬化層の上に新たな硬化層が形成される。上記インクジェット式記録装置では、所定の数の硬化層が積層されるまで、同様の動作が繰り返される。
しかしながら、上記インクジェット式記録装置では、記録ヘッドが左右方向に移動する度に、記録媒体を所定の搬送量だけ前方へ搬送する。そのため、立体画像の形成に長時間を要するという課題がある。また、硬化層の数と同一の回数だけ、記録媒体を後方へ引き戻す必要がある。その際、引き戻し位置の誤差が累積され、各硬化層の位置ずれが生じやすいという課題がある。また、次の硬化層を形成するまでの間に、周囲に存在する塵埃が、既に形成された硬化層の上に付着しやすい。そのため、立体画像の画質が低下しやすい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画質の良好な立体画像を迅速に形成することのできるインクジェット式記録装置を提供することにある。
本発明に係るインクジェット式記録装置は、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を実行する第1の制御部と、前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御部と、前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御部と、を有しているものである。
本発明に係るコンピュータプログラムは、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御するコンピュータと、を備えたインクジェット式記録装置の前記コンピュータを、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を行う第1の制御手段と、前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御手段と、前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御手段として機能させるためのものである。
本発明によれば、画質の良好な立体画像を迅速に形成することのできるインクジェット式記録装置を提供することができる。
インクジェットプリンタの斜視図である。 インクジェットプリンタの制御システムのブロック図である。 記録ヘッドユニットの主要部の構成を模式的に示す平面図である。 インクジェットプリンタの制御フローチャートである。 (A)〜(D)は、立体印刷の過程を模式的に示す記録媒体の表面近傍の拡大図である。 (A)〜(C)は、変形例に係る立体印刷の過程を模式的に示す記録媒体の表面近傍の拡大図である。 立体画像の斜視図である。 (A)は第1の印刷モードにおける印刷領域を説明する図、(B)は第2の印刷モードにおける印刷領域を説明する図、(C)は第3の印刷モードにおける印刷領域を説明する図である。
<実施形態1>
(インクジェットプリンタの構成)
以下、本発明に係るインクジェット式記録装置の一実施形態として、インクジェットプリンタ100について説明する。図1は、インクジェットプリンタ100の斜視図である。図2は、インクジェットプリンタ100の制御システムのブロック図である。
インクジェットプリンタ100は、シート状の記録媒体WKの表面に印刷を行うものである。ただし、記録媒体WKは、可撓性を有するシート状のものに限らず、ガラス基板等の堅い記録媒体や布であってもよい。インクジェットプリンタ100は、印刷面が記録媒体WKの表面から盛り上がった印刷、すなわち立体印刷を行うことができる。
図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、プラテン101を備えている。プラテン101には、記録媒体WKが載置される。プラテン101は、左右方向に延びている。プラテン101には、円筒状のグリッドローラ102が、その上面部を露出させた状態で設けられている。グリッドローラ102は、フィードモータ103(図2参照)によって駆動される。
プラテン101の上方には、ガイドレール104が設けられている。ガイドレール104は、プラテン101と平行に配置され、左右方向に延びている。ガイドレール104の下方には、4つのピンチローラ105が略等間隔に設けられている。ピンチローラ105は、グリッドローラ102に対向している。グリッドローラ102およびピンチローラ105は、記録媒体WKを狭持しながら前後方向に搬送する。なお、以下では、前後方向を副走査方向と呼び、左右方向を主走査方向と呼ぶ。副走査方向は記録媒体WKが搬送される方向であり、主走査方向は後述する記録ヘッドユニット120が移動する方向である。図1等において、符号F、Rr、R、Lは、それぞれ前、後、右、左を表している。本実施形態では、主走査方向は左右方向であり、副走査方向は前後方向である。ただし、主走査方向および副走査方向は特に限定される訳ではない。
ガイドレール104は、前方に向かって突出した係合部106を有している。記録ヘッドユニット120のケース121の背面には、ブロック107が固定されている。ブロック107の後側には、前向きに凹んだ凹部が形成されている。この凹部には、ガイドレール104の係合部106が係合している。ブロック107は、ガイドレール104に沿って摺動可能である。記録ヘッドユニット120は、ガイドレール104に沿って左右方向に案内される。
ケース121の背面上部には、左右方向に延びる駆動ベルト108の一部が固定されている。駆動ベルト108は、スキャンモータ109(図3参照)に接続されている。駆動ベルト108は、スキャンモータ109によって駆動される。記録ヘッドユニット120は、駆動ベルト108を介してスキャンモータ109によって駆動される。
なお、図1は、記録ヘッドユニット120がホームポジションに位置している状態を表している。ホームポジションは、記録ヘッドユニット120が印刷を行うときの主走査方向の基準となる位置、すなわち原点位置である。インクジェットプリンタ100の起動時や、記録媒体WKに対する印刷が行われないときには、記録ヘッドユニット120はホームポジションにて待機する。
記録ヘッドユニット120の上方には、上カバー110が設けられている。上カバー110は、インクジェットプリンタ100の上側の筐体を構成している。プラテン101および上カバー110の両側には、サイドカバー111R,111Lが設けられている。サイドカバー111R,111Lは、インクジェットプリンタ100の両側の筐体を構成している。サイドカバー111Rの前面には、操作パネル112が設けられている。操作パネル112にはボタンやスイッチ等の入力装置が設けられている。ユーザは、操作パネル112を用いて命令を入力することができる。また、操作パネル112には、所定の情報を表示する表示装置が設けられている。プラテン101の下方には、スタンド113が設けられている。
図3に示すように、記録ヘッドユニット120は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のインクをそれぞれ吐出する4つの記録ヘッド122aと、透明インク(Clear ink)を吐出する記録ヘッド122bと、ホワイト(W)のインクを吐出する記録ヘッド122cとを備えている。記録ヘッド122aと記録ヘッド122bと記録ヘッド122cとは、左右方向に並んでいる。以下では、これら記録ヘッド122a,122b,122cの全体を記録ヘッド群122と称する。図示は省略するが、各記録ヘッド122a,122b,122cの下面には、前後方向に並ぶ複数のノズルが形成されている。長さJは、それらノズル全体の前後方向長さを示している。イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)は、カラー画像を形成するための有彩色であり、プロセスカラーと呼ばれる。本実施形態では、前記各インクは、紫外線が照射されると硬化するインクである。
記録ヘッドユニット120は、紫外線を照射する第1照射装置11および第2照射装置12を備えている。第1照射装置11は、ケース11aと、ケース11a内に設けられた照射体11bとを有している。第2照射装置12も第1照射装置11と同様の構成を有しており、ケース12aと、ケース12a内に設けられた照射体12bとを有している。照射体11b,12bの範囲は、紫外線が照射される範囲となる。本実施形態では、照射体11b,12bは、紫外線を照射する発光ダイオードによって構成されている。ただし、照射体11b,12bは発光ダイオードに限定されず、ハロゲンランプ等の他の照射体であってもよい。
第1照射装置11は、記録ヘッド群122の左方に配置されている。第1照射装置11は、記録ヘッド群122と同一の走査ライン上に配置されている。照射体11bの前後方向長さは、各記録ヘッド122a,122b,122cのノズル全体の前後方向長さJと等しくなっている。照射体11bと記録ヘッド群122とは、前後方向に揃った位置に配置されている。第2照射装置12は、記録ヘッド群122の右方且つ前方に配置されている。照射体12bの前後方向長さも、各記録ヘッド122a,122b,122cのノズル全体の前後方向長さJと等しくなっている。本実施形態では、照射体12bの後端と記録ヘッド群122の前端との前後方向の間隔は零である。照射体12bは、記録ヘッド群122に対し、一走査ライン分だけ前方にずれている。ただし、上記間隔は零でなくてもよい。第1照射装置11と記録ヘッド群122との間隔、および第2照射装置12と記録ヘッド群122との間隔は、いずれも同じ間隔Gである。ただし、それらの間隔は互いに異なっていてもよい。
記録ヘッドユニット120は、記録ヘッド群122と第1照射装置11と第2照射装置12とを支持するケース121を備えている。ただし、第1照射装置11および第2照射装置12は、ケース121の外部に配置されていてもよい。ケース121内に記録ヘッド群122が設けられ、ケース121の外部において、第1照射装置11および第2照射装置12が連結部材(図示せず)を介してケース121に固定されていてもよい。
図2に示すコントローラ130は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータによって構成されている。コントローラ130は、ユーザからの指示に従って各種動作を制御することができる。コントローラ130は、後述する第1の印刷を実行する第1制御部130aと、後述する第2の印刷を実行する第2制御部130bと、他の制御部130cとを備えている。コントローラ130は、インターフェース131を介して、外部のコンピュータ133と接続可能である。コンピュータ133は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置134、および液晶ディスプレイ等からなる表示装置132に接続可能なパーソナルコンピュータである。コントローラ130は、コンピュータ133からの指令に従って各種動作を制御することもできる。コントローラ130は、ROMなどの記憶装置に予め記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、フィードモータ103、スキャンモータ109、記録ヘッド122a、記録ヘッド122b、記録ヘッド122c、第1照射装置11、および第2照射装置12を制御する。
なお、本実施形態では、インクジェットプリンタ100のコントローラ130に、第1制御部130a、第2制御部130b、および他の制御部130cを設けることとした。しかし、第1制御部130a、第2制御部130b、および他の制御部130cの少なくとも一つを、外部のコンピュータ133に設けるようにしてもよい。また、第1制御部130a、第2制御部130b、および他の制御部130cは概念的なものであり、それらはソフトウェアで実現されていてもよく、専用のハードウェアとして構成されていてもよい。第1制御部130a、第2制御部130b、および他の制御部130cは、互いに独立していてもよく、一体化されていてもよい。すなわち、例えばコントローラ130の所定の部位が、第1制御部130a、第2制御部130b、および他の制御部130cの全ての機能を果たすようになっていてもよい。
(インクジェットプリンタの動作)
次に、インクジェットプリンタ100の動作を説明する。始めにユーザは、インクジェットプリンタ100およびコンピュータ133の電源をオンする。次に、ユーザは、コンピュータ133に所定のプログラムを実行させる。これにより、コンピュータ133は、ユーザからの入力を待つ待機状態となる。インクジェットプリンタ100は、電源がオンされると、コントローラ130のROMに予め記憶されているプログラムを実行する。これにより、コントローラ130は、コンピュータ133からの命令を待つ待機状態となる。
ユーザは、グリッドローラ102とピンチローラ105との間に記録媒体WKを挟み、記録媒体WKをプラテン101上にセットする。次にユーザは、入力装置134を操作し、コンピュータ133を介してインクジェットプリンタ100に印刷を指示する。これに先立ち、ユーザは、印刷しようとする画像のデータをコンピュータ133に保存しておく。上記データは、ユーザがコンピュータ133を用いて作成したものであってもよく、別途作成されてからコンピュータ133に保存されたものでもよい。
前述したように、インクジェットプリンタ100は、立体印刷が可能である。図4を参照しながら立体印刷について説明する。
まずステップS102において、記録媒体WKに2次元の平面画像が形成される。この平面画像は、プロセスカラーインクおよびホワイトカラーインクによって形成される画像である。コントローラ130は、記録媒体WKを前方に搬送しつつ、記録ヘッドユニット120を左右方向に移動させる。記録媒体WKの搬送は、フィードモータ103を制御することによって行われる。記録ヘッドユニット120の移動は、スキャンモータ109を制御することによって行われる。記録ヘッドユニット120が左右方向に移動している間に、記録ヘッド122aおよび/または記録ヘッド122cはインクを吐出し、吐出されたインクは記録媒体WKに付着する。また、記録ヘッドユニット120が左右方向に移動している間に、第1照射装置11および/または第2照射装置12は、紫外線を照射する。本実施形態では、第1照射装置11および第2照射装置12の両方が紫外線を照射する。これにより、記録媒体WK上のインクが硬化する。なお、本明細書において「硬化」とは、インクが吐出時点よりも硬くなることを言う。本実施形態では、指で押しても凹まない程度にインクを硬くしている。「記録媒体WKを前方に搬送しつつ」とは、記録ヘッドユニット120が左右方向に一往復する度に、記録媒体WKを所定の搬送量だけ前方に搬送することでもよい。また、記録ヘッドユニット120が左右方向の一方から他方に移動する度に、記録媒体WKを所定の搬送量だけ前方に搬送することであってもよい。さらにまた、記録ヘッドユニット120が左右方向に移動している間に、記録媒体WKを連続的または断続的に前方に搬送することであってもよい。言い換えると、記録媒体WKの搬送は、記録ヘッドユニット120が停止しているときに行ってもよく、記録ヘッドユニット120が移動しつつインクを吐出している最中に行ってもよい。
次に、コントローラ130は、ステップS104において記録媒体WKの引き戻しを実行する。記録媒体WKの引き戻しは、副走査方向の初期位置に戻るまで記録媒体WKを後方に搬送する処理である。通常、上記初期位置は、ステップS102における画像形成の初期位置と一致する。ただし、上記初期位置と画像形成の初期位置とが異なっていてもよい。コントローラ130は、フィードモータ103を連続的に逆回転させることにより、記録媒体WKを前記搬送量以上に後方へ搬送する。
その後、コントローラ130は、ステップS106、S108およびS110において、透明インクによる立体印刷を行う。立体印刷は、後述する第1および第2の印刷によって行われる。まず、コントローラ130の第1制御部130aは、ステップS106にて第1の印刷を行う。第1の印刷では、吐出された透明インクを所定の時間Tが経過する前に硬化させる。ここで、所定の時間Tは5秒としているが、5秒に限られず、適宜変更することができる。第1制御部130aは、記録媒体WKを前方に搬送しつつ、記録ヘッドユニット120を左右方向に移動させる。記録ヘッドユニット120が左右方向に移動している間に、記録ヘッド122bは透明インクを吐出し、第1照射装置11および第2照射装置12が紫外線を照射する。詳しくは、記録ヘッドユニット120が左方向に移動している間と右方向に移動している間との両方において、記録ヘッド122bは透明インクを吐出する。記録媒体WKに付着した透明インクは直ちに硬化し、インクの硬化層が形成される。第1の印刷では、透明インクの吐出および硬化が複数回行われ、記録媒体WK上に複数の硬化層が積み重ねられる。ここで「複数回」とは、記録ヘッドユニット120が左方向に移動している間と右方向に移動している間の両方において、記録ヘッド122bがインクを吐出する、所謂、双方向印刷をする場合は、記録ヘッドユニット120が主走査方向に複数回往復することを意味する。なお、記録ヘッドユニット120が左方向に移動している間、もしくは右方向に移動している間の一方においてのみ、記録ヘッド122bがインクを吐出する、所謂、単方向印刷をする場合は、「複数回」とは、記録ヘッドユニット120が主走査方向の一方から他方へ移動することを複数回繰り返すことを意味する。記録ヘッド122bは、形成された硬化層の上に、さらに透明インクを吐出する。第1照射装置11および第2照射装置12は、硬化層の上に付着したインクを硬化させる。
図5(A)〜図6(C)は、第1の印刷によって形成される硬化層を模式的に表した図である。符号GはステップS102で形成された画像を示し、符号Dは硬化された透明インクを表す。第1の印刷では、吐出された透明インクに対して、特に第1照射装置11から直ちに紫外線が照射される。例えば、第1の印刷においては、記録ヘッドユニット120が右方向に移動する工程において、透明インクを吐出する記録ヘッド122bから吐出されたインクに対しては、約2秒後に紫外線が照射されるので、透明インクは周囲に広がる前に硬化される。すなわち、記録ヘッド122bから透明インクが吐出されてから所定の時間T(ここでは5秒)が経過する前に透明インクが硬化される。そのため、透明インクは粒状の状態で硬化される。言い換えると、透明インクは、互いに混和して一体化する前に硬化される。透明インクは、互いの独立性を保ちながら硬化される。そのため、硬化層の表面は、凹凸の大きな表面となり、光沢感が小さい所謂マット調の表面となる。図5に示すように、3つの硬化層が積層される場合、第1の硬化層Lの上に第2の硬化層Lが形成され、第2の硬化層Lの上に第3の硬化層Lが形成される。なお、硬化層の数は何ら限定されない。硬化層の数は、ユーザが適宜に設定することができる。以下では、第1〜第3の硬化層L〜Lの全体を硬化層Lと総称する。
本実施形態では、第1〜第3の硬化層L〜Lは、記録媒体WKを停止させた状態で形成される。すなわち、第1制御部130aは、記録媒体WKの搬送を停止したまま、記録ヘッドユニット120を左右方向に移動させながら、透明インクの吐出および紫外線の照射を1.5回、すなわち、1往復半繰り返す。なお、透明インクの吐出および紫外線の照射を繰り返す回数は1.5回に限られず、要求される硬化層Lの厚みに応じて変更することが可能である。そして、第3の硬化層Lを形成した後、記録媒体WKを所定の搬送量Jだけ前方へ搬送し、上述の動作を繰り返す。これにより、画像Gの全体の上に、第1〜第3の硬化層L〜Lが形成される。
ただし、第1〜第3の硬化層L1〜L3を形成できる限り、記録媒体WKの搬送方法は何ら限定される訳ではない。例えば、記録媒体WKの搬送量を前記搬送量Jの1/3とし、記録媒体WKを当該搬送量J/3だけ搬送する度に、透明インクの吐出および硬化を行うようにしてもよい。例えば、図6(A)に示すように、透明インクD1を吐出し且つ硬化させた後、記録媒体WKをJ/3だけ搬送し、透明インクD2を吐出し且つ硬化させ(図6(B)参照)、記録媒体WKを更にJ/3だけ搬送した後、透明インクD3を吐出し且つ硬化させる(図6(C)参照)。なお、図6(A)〜(C)に示す例では、記録ヘッド122bには、前後方向に並ぶ3つのノズル125が設けられているものとする。斜線を付した透明インクD1〜D3は、それぞれ図6(A)〜(C)に示すタイミングで吐出された透明インクである。このような方法によっても、第1〜第3の硬化層L1〜L3を形成することができる。この場合、第1の印刷における搬送量は、第2の印刷における搬送量の1/3となり、第2の印刷における搬送量よりも少なくなる。ここで「搬送量」とは、断続的に記録媒体WKを搬送するときの1回当たりの搬送量のことである。なお、透明インクの吐出および硬化は、必ずしも記録媒体WKを停止させた状態で行う必要はなく、記録媒体WKが前方に移動している間に行ってもよい。
コントローラ130の制御部130cは、第1の印刷が終了すると、ステップS108において、記録媒体WKの引き戻しを行う。ステップS108の処理はステップS104と同様である。そのため、ステップS108の説明は省略する。ステップS108により、記録媒体WKは初期位置に戻される。
次に、コントローラ130の第2制御部130bは、ステップS110において、第2の印刷を実行する。第2の印刷では、吐出された透明インクを、記録ヘッド122bから透明インクが吐出されてから所定の時間T(ここでは5秒)が経過した後に硬化させる。すなわち、第2の印刷では、第1の印刷において透明インクが硬化するまでに要した時間よりも長い時間が経過した時点で、記録ヘッド122bから吐出された透明インクを硬化させる。第2制御部130bは、記録媒体WKを前方に搬送しつつ、記録ヘッドユニット120を左右方向に移動させる。記録ヘッドユニット120が左右方向に移動している間に、記録ヘッド122bは硬化層Lの上に透明インクを吐出し、第2照射装置12は紫外線を照射する。詳しくは、記録ヘッドユニット120が左方向に移動している間と右方向に移動している間との両方において、記録ヘッド122bは透明インクを吐出する。第2の印刷では、第1照射装置11はオフされており、紫外線を照射しない。硬化層Lの上に付着した透明インクは、記録媒体WKが所定の搬送量Jだけ前方に搬送された後、第2照射装置12によって硬化される。第2の印刷では、第1の印刷に比べて、透明インクは遅れて硬化される。例えば、記録ヘッドユニット120が左方向に移動する工程において記録ヘッド122bから吐出された透明インクに対しては、記録ヘッドユニット120が右方向に移動する工程において、約15秒後に紫外線が照射され、硬化する。そのため、透明インクは、周囲に広がった後に硬化される。言い換えると、透明インクは、互いに混和して略一体化した後に硬化される。したがって、図5(D)に示すように、硬化層LLの表面SLは、凹凸の小さな表面となる。表面SLは、光沢感の大きな所謂グロス調の表面となる。そして、記録ヘッドユニット120が左方向もしくは右方向に1回動く、すなわち、記録ヘッドユニット120が0.5往復する毎に記録媒体WKを所定の搬送量Jだけ前方へ搬送し、第2の印刷を繰り返す。なお、第2の印刷において、搬送量Jの間に記録ヘッドユニット120が往復する回数は0.5回に限定されない。第1の印刷において記録ヘッドユニット120が往復する回数よりも少ない回数になるように、要求される硬化層LLの厚みに応じて変更することが可能である。
ところで、第2の印刷によって形成された硬化層LLの表面SLはグロス調であるが、その内部の硬化層L3の表面はマット調である。そのため、透明インクを介して観察される画像Gの見栄えが懸念される。しかし、本願発明者は、たとえ硬化層L3の表面がマット調であっても、その硬化層L3を覆う硬化層LLの表面SLがグロス調であれば、画像Gは光沢感をもって観察されることを見出した。すなわち、透明インクの全体が光沢感をもたらし、グロス調の画像Gが得られることを見出した。本実施形態は、本願発明者による上記知見に基づくものである。
コントローラ130は、ステップS110を終了すると、立体印刷を終了する。このような立体印刷により、例えば図7に示すように、記録媒体WKの画像Gの上に、光沢感のある凸状のコーティング層Cが形成される。
(インクジェットプリンタ100の効果)
インクジェットプリンタ100によれば、第1の印刷時に、透明インクの吐出および硬化を複数回行い、複数の硬化層L1〜L3を形成する。各硬化層L1〜L3を形成する度に記録媒体WKを引き戻す訳ではないので、立体画像の形成に要する時間を短縮することができる。また、硬化層L1〜L3の位置ずれが生じにくい。さらにまた、次の硬化層を形成するまでの間に、周囲に存在する塵埃が既に形成された硬化層の上に付着するおそれが小さい。そのため、画質が低下する可能性が低い。インクジェットプリンタ100によれば、光沢感のある良質の立体画像を迅速に形成することが可能となる。
第1の印刷では、記録媒体WKまたは硬化層に付着した透明インクは、周囲に十分に広がる前に硬化される。第1の印刷では、透明インクは比較的粒状の状態を保ったまま硬化される。したがって、比較的少ないインク量で硬化層Lの厚みを十分に厚くすることができる。また、所定の厚みの硬化層Lを迅速に形成することができる。
本実施形態では、第1の印刷によって形成される硬化層Lは、第2の印刷によって形成される硬化層LLよりも厚みが大きい。第1の印刷によって形成される硬化層Lの厚みは、第1の印刷時における透明インクの吐出および硬化の回数を調整することにより、適宜に調整することができる。したがって、インクジェットプリンタ100によれば、立体画像の厚みを容易に調整することができる。なお、第1の印刷によって形成される硬化層Lの厚みを第2の印刷によって形成される硬化層LLの厚み以下にすることも勿論可能である。
本実施形態では、記録媒体WKの所定の搬送量(例えば1インチ)当たりのインクの吐出および硬化の回数は、第1の印刷の方が第2の印刷よりも多くなっている。これにより、第1の印刷の際に、立体画像を効率的に形成することができる。
図5(D)に示すように、本実施形態では、第2の印刷によって形成された硬化層LLは、第1の印刷によって形成された硬化層Lを覆っている。すなわち、第1の印刷よりも第2の印刷の方が記録媒体WKに対する印刷範囲が大きくなっている。これにより、光沢感のある良質な画像を得ることができる。また、第1の印刷よりも第2の印刷の方が記録媒体WKに対する印刷範囲が大きくなるようにすることにより、上方に大きく盛り上がった硬化層Lを記録媒体WKの一部のみに形成し、記録媒体WK全体の表面をグロス調の表面SLで覆うことができる。
本実施形態では、透明インクを吐出してから紫外線を照射するまでの時間は、第1の印刷よりも第2の印刷の方が長くなっている。これにより、第2の印刷によって形成される硬化層LLの表面を、第1の印刷によって形成される硬化層Lの表面よりも滑らかにしている。本実施形態によれば、硬化層LLおよび硬化層Lの表面状態の制御を容易に実行することができる。ただし、硬化層LLの表面を硬化層Lの表面よりも滑らかにする方法、すなわち、第2の印刷において吐出されたインクが硬化するまでに掛かる時間を、第1の印刷において吐出されたインクが硬化するまでに掛かる時間よりも長くする方法は、特に限定されない。例えば、透明インクを吐出してから紫外線を照射するまでの時間が同じであっても、紫外線の照射時間を調整することにより、硬化までに掛かる時間を制御することができる。また、第1の印刷における紫外線の強さを第2の印刷における紫外線の強さよりも強くしてもよい。例えば、第1照射装置11の発光素子の数を第2照射装置12の発光素子の数より多くすることにより、そのような方法を容易に実現することができる。あるいは、両照射装置11,12の発光素子の点灯数を調整すること等によっても、そのような方法を容易に実現することができる。
なお、「透明インクを吐出してから紫外線を照射するまでの時間は、第1の印刷よりも第2の印刷の方が長い」ことについては、記録ヘッド122bが左方向に移動する際と右方向に移動する際の両方においてインクを吐出する場合、少なくともその一方において、第1の印刷の上記時間よりも第2の印刷の上記時間の方が長ければよい。
第1および第2の印刷の際に、記録媒体WKを静止させ且つ記録ヘッドユニット120を移動させながら、インクの吐出および硬化を行うこととすれば、立体画像の画質をより高めることができる。なお、この場合、記録ヘッドユニット120が移動しながらインクを吐出している際に記録媒体WKが静止していればよく、記録ヘッドユニット120がインクの吐出を停止するとともに主走査方向において移動する向きを変える際に、記録媒体WKを搬送してもよい。
前述したように、第1の印刷では、吐出されて硬化したインクの上にインクを吐出する。また、第2の印刷においても、硬化後のインクの上にインクを吐出する。ここで、「インクの上にインクを吐出する」ことに関して、先に吐出されたインクの位置と、後で吐出されたインクの位置とが完全に一致している必要はなく、記録媒体WKを搬送していることに伴い、先に吐出されたインクの位置の一部と、後で吐出されたインクの位置の一部とがずれていてもよい(図5(C)参照)。
前述のステップS102およびステップS104は、記録媒体WKに画像Gを形成するステップである。ただし、これらのステップは必ずしも必要ではない。記録媒体WKに予め画像Gが形成されていてもよい。インクジェットプリンタ100は、予め画像Gが形成された記録媒体WKに透明インクを印刷する用途に用いることも可能である。
前記実施形態では、透明インクを積層することにより、立体画像を形成していた。しかし、例えばプロセスカラーのインクを積層することにより、立体画像を形成することも可能である。前述の第1および第2の印刷は、透明インク以外のインクを用いて行うことも可能である。
また、第1の印刷で吐出するインクと第2の印刷で吐出するインクとは、同種類であってもよいが、異なる種類のインクであってもよい。例えば、第1の印刷でプロセスカラーまたはホワイトのインクを用い、第2の印刷で透明インクを用いてもよい。この場合、プロセスカラーまたはホワイトのインクで形成されたマット調の硬化層の上に、グロス調の透明インクの硬化層が形成される。
前記実施形態では、第2照射装置12は記録ヘッド群122よりも前方に配置されていた。これは、第2の印刷において、インクの吐出から紫外線の照射までの時間を十分に確保するためである。しかし、吐出されたインクが互いに混和して一体化するまでの時間を確保できる限り、第2照射装置12の位置は何ら限定されない。また、第2の印刷において、第2照射装置12を用いず、第1照射装置11を用いることも可能である。すなわち、記録ヘッド122bから透明インクを吐出した後、第1の印刷のときよりも長時間を経た後、第1照射装置11から紫外線を照射するようにしてもよい。この場合、第2照射装置12を用いずに前述の立体印刷を実行することが可能となる。
前記実施形態では、透明なグロス調の立体画像を短時間の間に形成するために、立体画像の内部をマット調で形成するとともに、表面部をグロス調に形成することとした。しかし、立体画像の全てをグロス調で形成することも勿論可能である。例えば、記録媒体WKを静止させた状態で記録ヘッドユニット120を左右方向に移動させ、記録ヘッド122bから透明インクを吐出する。そして、吐出された透明インクが互いに混和して略一体化してから、記録ヘッドユニット120を左右方向に移動させ、第1照射装置11から紫外線を照射する。以後、このような動作を繰り返す。このようにグロス調の硬化層を積み重ねることによっても、光沢感のある立体画像を形成することができる。なお、この場合、第2の印刷は不要となる。
インクジェットプリンタ100は、マット調の立体画像を形成することもできる。この場合、第1の印刷のみを行い、ステップS108の引き戻しおよびステップS110の第2の印刷は不要となる。
前記実施形態においては、所謂ポッティング加工によって、略レンズ状で透明なグロス調の立体画像を形成した。なお、ポッティング加工とは、記録媒体WK上に平面画像を積層することによって、記録媒体WKの表面から隆起した立体的な画像を得る加工方法である。しかし、立体画像の形状は記録媒体WK上から隆起した形状であればよく、必ずしも前記実施形態の形状に限定されるものではない。例えば、記録媒体WKから盛り上がった状態の文字や記号などの画像を形成してもよいし、点字やエンボス加工などの突起群を形成するようにしてもよい。この場合、必ずしも立体画像を透明インクで形成する必要はなく、プロセスカラーインクやホワイトのインクを用いて立体画像を形成してもよい。これにより、様々な表現形態の立体画像を形成することが可能となる。また、第1の印刷によって上方に盛り上げた硬化層Lを、必ずしも略レンズ状に形成する必要はなく、立方体形状あるいは円筒形状などに形成してもよい。
前記実施形態では、紫外線を受けると硬化するインクを用いた。しかし、記録媒体WKに付着した後、何らかの物理的作用が与えられることによって硬化する他のインクを用いることも可能である。例えば、熱を加えるまたは熱を吸収(すなわち、冷却)することによって硬化するインクを用いてもよい。この場合、第1照射装置11および第2照射装置12に代えて、熱を加える加熱装置、または熱を吸収する冷却装置を用いればよい。
また、前記実施形態では、記録ヘッドユニット120を主走査方向に往復移動するように構成した。しかし、記録媒体WKに対して主走査ライン上にインクを吐出することができれば、記録ヘッドユニット120の構成等は、前記実施形態のものに限定されない。例えば、記録ヘッドとして、ノズルが主走査方向に並んだ所謂インライン型の記録ヘッドを用いることも可能である。
<実施形態2>
実施形態2に係るインクジェットプリンタ100は、ユーザの選択により、少なくとも以下の3種類の印刷モードによる印刷が可能である。第1の印刷モードは、印刷面の凹凸が大きい印刷を行うモードである。第1の印刷モードを選択することにより、マット調の画像が得られる。第2の印刷モードは、印刷面の凹凸が小さい印刷を行うモードである。第2の印刷モードを選択することにより、グロス調の画像が得られる。第3の印刷モードは、前述の立体印刷を行うモードである。第3の印刷モードを選択することにより、グロス調の立体画像が得られる。以下では、画像Gが形成された記録媒体WKを対象として、上記第1〜第3の印刷モードにより、画像Gの上に透明インクを印刷する場合について説明する。
実施形態1と同様、コントローラ130は、マット調の印刷を行う第1の制御部130aと、グロス調の印刷を行う第2の制御部130bとを有している。コントローラ130は、画像データが与えられると、記録媒体WK上の画像Gを覆うために必要な透明インクの領域のデータを自動的に生成する。具体的には、第1の制御部130aは、図8(A)に示すように、画像Gを覆うマット調の透明インクの領域R1のデータを生成する。第2の制御部は、図8(B)に示すように、画像Gを覆うグロス調の透明インクの領域R2のデータを生成する。なお、領域R1および領域R2の大きさは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
第1の印刷モードが選択されると、第1の制御部130aは、領域R1に対して前述の第1の印刷を行う。これにより、画像G上に光沢感の小さな透明インクの層が形成される。一方、第2の印刷モードが選択されると、第2の制御部130bは、領域R2に対して前述の第2の印刷を行う。これにより、画像G上に光沢感の大きな透明インクの層が形成される。第3の印刷モードが選択されると、前述のステップS106、S108およびS110と同様の動作が行われる。すなわち、まず、第1の制御部130aが領域R1に対して第1の印刷を行う。この際、インクの吐出および硬化は、ユーザの指定した回数分だけ行われる。次に、制御部130cが記録媒体WKを後方へ引き戻す。次に、第2の制御部130bが領域R2に対して第2の印刷を行う。これにより、画像G上に、光沢感が大きく且つ表面から盛り上がった透明インクの層が形成される。
第3の印刷モードを実行する際には、第1の印刷モードで用いられる領域R1のデータと、第2の印刷モードで用いられる領域R2のデータとが、共通して用いられる。そのため、必要となるデータの数を減らすことができる。本実施形態に係るインクジェットプリンタ100によれば、第1〜第3の印刷モードによる印刷が可能であるにも拘わらず、必要データ量を少なく抑えることが可能となる。
前記各実施形態に係るコンピュータプログラムは、インクジェットプリンタ100のコントローラ130に前述の制御を実行させるものである。ただし、外部のコンピュータ133がコントローラ130の機能の一部を行ってもよい。その場合、前記コンピュータプログラムは、コントローラ130およびコンピュータ133に前述の制御を実行させる。前記コンピュータプログラムは、インターネット等の通信回線を通じて送受信することができる。また、前記コンピュータプログラムは、CD−R、ハードディスク、USBメモリ等の記憶媒体に保存することができる。本発明には、このようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も含まれる。
11,12 照射装置(インク硬化装置)
100 インクジェットプリンタ(インクジェット式記録装置)
103 フィードモータ(搬送装置)
104 ガイドレール
109 スキャンモータ(移動機構)
122b 記録ヘッド
130 コントローラ(制御装置)
130a 第1制御部
130b 第2制御部
130c 他の制御部
WK 記録媒体
本発明に係るインクジェット式記録装置は、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を行う第1の印刷を実行する第1の制御部と、前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御部と、前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御部と、を有しているものである。
本発明に係るコンピュータプログラムは、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御するコンピュータと、を備えたインクジェット式記録装置の前記コンピュータを、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を行う第1の印刷を行う第1の制御手段と、前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御手段と、前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御手段として機能させるためのものである。

Claims (16)

  1. 記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、
    前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、
    前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を実行する第1の制御部と、
    前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御部と、
    前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御部と、を有しているインクジェット式記録装置。
  2. 前記第1および第2の制御部は、前記第1の印刷によって形成されるインクの層が前記第2の印刷によって形成されるインクの層よりも厚くなるように、前記記録ヘッドを制御する、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 前記第1および第2の制御部は、前記第1の印刷における前記記録媒体の搬送量が前記第2の印刷における前記記録媒体の搬送量よりも少なくなるように、前記搬送装置を制御する、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  4. 前記第1および第2の制御部は、前記第1の印刷よりも前記第2の印刷の方が前記記録媒体に対する印刷範囲が大きくなるように、前記搬送装置および前記記録ヘッドを制御する、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  5. 前記インクは、紫外線が照射されると硬化するインクであり、
    前記インク硬化装置は、紫外線を照射する照射装置である、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  6. 前記第1および第2の制御部は、インクを吐出してから当該インクに紫外線を照射するまでの時間が、前記第1の印刷よりも前記第2の印刷の方が長くなるように、前記照射装置を制御する、請求項6に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 前記第1および第2の制御部は、前記記録媒体の所定の搬送量当たりのインクの吐出および硬化の回数が、前記第1の印刷の方が前記第2の印刷よりも多くなるように、前記記録ヘッドを制御する、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 前記インクは透明インクである、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  9. 有彩色のインクを吐出する他の記録ヘッドを備え、
    前記制御装置は、前記第1の印刷の前に、前記他の記録ヘッドから前記記録媒体に対して前記有彩色のインクを吐出させることにより、前記記録媒体に画像を形成し、
    前記第1の制御部は、前記画像上に前記透明インクを吐出させる、請求項8に記載のインクジェット式記録装置。
  10. 前記第1の方向と直交する方向に延びるガイドレールと、
    前記記録ヘッドを前記ガイドレールに沿って移動させる移動機構と、を備え、
    前記第1および第2の制御部は、前記第1および第2の印刷の際に、前記記録媒体を静止させ且つ前記記録ヘッドを移動させながら、前記記録ヘッドからインクを吐出させる、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  11. 前記第1の方向と直交する方向である走査方向に延びるガイドレールと、
    前記記録ヘッドを前記ガイドレールに沿って移動させる移動機構と、を備え、
    前記インク硬化装置は、前記記録ヘッドの前記走査方向の一方側に配置され、前記記録ヘッドと共に移動する第1の硬化装置と、前記記録ヘッドに対して前記第1の方向側に偏倚して配置され、前記記録ヘッドと共に移動する第2の硬化装置とを有している、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  12. 前記第1の制御部は、硬化後のインクが前記記録媒体上で凸状となるように前記第1の印刷を行う、請求項1に記載のインクジェット式記録装置。
  13. 記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、
    前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、
    前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    第1、第2、および第3の印刷モードの印刷が可能なインクジェット式記録装置であって、
    前記制御装置は、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を実行する第1の制御部と、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御部と、を有し、
    前記第1の印刷モードが選択されると、前記第1の制御部が前記第1の印刷を行い、
    前記第2の印刷モードが選択されると、前記第2の制御部が前記第2の印刷を行い、
    前記第3の印刷モードが選択されると、前記第1の制御部が前記第1の印刷を行った後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送し、前記第2の制御部が前記第2の印刷を行う、インクジェット式記録装置。
  14. 記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、
    前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、
    前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御するコンピュータと、を備えたインクジェット式記録装置の前記コンピュータを、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを所定の時間が経過する前に硬化させる一方、吐出されて硬化したインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を行う第1の制御手段と、
    前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御手段と、
    前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、前記所定の時間が経過した後に硬化させる第2の印刷を行う第2の制御手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  15. 記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、
    前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、
    前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、吐出されたインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を実行する第1の制御部と、
    前記第1の印刷が終了した後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送する他の制御部と、
    前記記録媒体が前記第2の方向に搬送された後、前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、前記記録媒体上の硬化後の前記インクの上にインクを吐出し、前記硬化後のインクに付着した前記インクを、その表面が前記硬化後の前記インクの表面よりも凹凸が少なくなるように硬化させる第2の印刷を行う第2の制御部と、を有しているインクジェット式記録装置。
  16. 記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体に付着したインクを硬化させるインク硬化装置と、
    前記記録媒体を第1の方向と当該第1の方向と反対の第2の方向とに搬送可能な搬送装置と、
    前記記録ヘッド、前記インク硬化装置および前記搬送装置を制御する制御装置と、を備え、
    第1、第2、および第3の印刷モードの印刷が可能なインクジェット式記録装置であって、
    前記制御装置は、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ、吐出されたインクの上に更にインクを吐出するように、前記インクの吐出および硬化を複数回行う第1の印刷を実行する第1の制御部と、
    前記記録媒体を前記第1の方向に搬送しつつ前記記録ヘッドからインクを吐出し、吐出されたインクを、その表面が前記第1の印刷のときの硬化後のインクの表面よりも凹凸が少なくなるように硬化させる第2の印刷を行う第2の制御部と、を有し、
    前記第1の印刷モードが選択されると、前記第1の制御部が前記第1の印刷を行い、
    前記第2の印刷モードが選択されると、前記第2の制御部が前記第2の印刷を行い、
    前記第3の印刷モードが選択されると、前記第1の制御部が前記第1の印刷を行った後、前記記録媒体を前記第2の方向に搬送し、前記第2の制御部が前記第2の印刷を行う、インクジェット式記録装置。
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