JPWO2010018626A1 - 有価媒体管理システム及び有価媒体管理方法 - Google Patents

有価媒体管理システム及び有価媒体管理方法 Download PDF

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Abstract

有価媒体の処理機能が同じ複数有価媒体処理機と、各有価媒体処理機と対で設けられた制御装置とを備えた有価媒体管理システムを使用する担当者の作業負荷を低減する。各有価媒体処理機は、当該有価媒体処理機の状態を検知する状態検知手段を有し、各制御装置は、自装置と対の有価媒体処理機を動作させる対応機制御機能に加え、自装置と対の有価媒体処理機以外の他の有価媒体処理機を動作させる非対応機制御機能を有し、状態検知手段により検知した有価媒体処理装置の状態の変化に応じて、対応機制御機能と非対応機制御機能とを切替え可能に構成した。

Description

本発明は、有価媒体管理システム及び有価媒体管理方法に関するものであり、特に、有価媒体の受付処理及び収納処理を行う有価媒体処理機と、前記有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機を動作させるために操作する操作手段を有する制御装置とからなる有価媒体管理装置を複数備えた有価媒体管理システム及び同システムにおける有価媒体管理方法に関するものである。
従来より、百貨店やスーパーマーケット等のバックヤードには、レジから回収した貨幣やクーポン券等の有価媒体を識別すると共に計数して一時的に保管しておく有価媒体管理装置が設けられていた。
この種の有価媒体管理装置は、銀行等の金融機関のバックヤードにも設けられており、テラーマシン等から回収した貨幣の識別や計数、一時保管等に用いられていた。
この有価媒体管理装置として、有価媒体の受付処理や識別処理、収納処理等を行う有価媒体処理機(以下、単に「処理機」という。)と、入金等を行うレジ員や出納員(以下、これらを総称して「担当者」という。)の操作に基づいて、処理機の動作を制御する制御装置(以下、「ターミナル」という。)とが一対となったものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)
このようにターミナルと処理機とが一対となった有価媒体管理装置を用いた有価媒体管理システムでは、各担当者がターミナルの操作部を操作して、レジ等から回収した有価媒体を処理機に投入し、処理機に有価媒体の識別処理や計数処理等を行わせた後、その有価媒体を処理機内部に収納させて一時保管することにより、有価媒体の管理を行っていた。
特許第3330801号公報
しかしながら、上記した従来の有価媒体管理システムでは、ターミナルと処理機とがセットとなっていたため、処理する有価媒体の枚数が非常に多い店舗においては、担当者の負荷が増大する恐れがあった。
すなわち、1セットの有価媒体管理装置では、処理機に収納可能な有価媒体の枚数に限界があるため、1セットの有価媒体管理装置では収納不可能な枚数の有価媒体を管理する店舗においては、複数セットの有価媒体管理装置を設ける必要がある。
このように、複数セットの有価媒体管理装置を設けた場合、各担当者が回収して有価媒体管理装置へ投入する有価媒体の枚数が各処理機で収納可能な枚数であれば、各担当者の負荷は問題にならない。
しかし、担当者が一人しか勤務していない場合や、複数の担当者のうちいずれかの担当者が有価媒体管理装置への有価媒体の投入を行えない場合、一人の担当者が複数セットの有価媒体管理装置を操作しなければならなくなる。
この場合、一人の担当者は、自身が担当している有価媒体管理装置のターミナルを操作して、そのターミナルに対応した処理機に自身が担当している有価媒体を投入し、その後、他の担当者が担当している有価媒体管理装置のターミナルを操作して、そのターミナルに対応した処理機に、他の担当者が担当している有価媒体を投入しなければならず、担当者の負荷が増大するという問題が生じる。
また、一人の担当者が回収した有価媒体の枚数が1台の処理機の収容可能枚数を越えていた場合、その担当者は、回収した有価媒体を複数セットの有価媒体管理装置に分けて投入しなければならず、この場合も担当者は、複数のターミナルを操作して、そのターミナルに対応する各処理機へ有価媒体を投入しなければならないので、担当者にとっての負荷が増大するという問題が生じる。
そこで、本発明は、上述した従来の課題(問題)を解消するためになされたものであり、有価媒体の処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に係る発明では、有価媒体の処理を行う有価媒体処理機と、前記有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機を動作させるために操作する操作手段を有する制御装置とを含む有価媒体管理装置を複数備え、複数の前記有価媒体処理機のうち、少なくとも一の有価媒体処理機は、有価媒体の処理に関して他の有価媒体処理機と同一の処理機能を有し、各前記有価媒体処理機は、当該有価媒体処理機の状態を検知する状態検知手段を有し、各前記制御装置は、自装置と対の前記有価媒体処理機を動作させる対応機制御機能に加え、自装置と対の前記有価媒体処理機以外の他の前記有価媒体処理機を動作させる非対応機制御機能を有し、前記状態検知手段により検知した前記有価媒体処理装置の状態の変化に応じて、前記対応機制御機能と前記非対応機制御機能とを切替え可能に構成した有価媒体管理システムとした。
また、請求項2に係る発明では、前記制御装置は、前記対応機制御機能が設定されている場合は、自装置と対の前記有価媒体処理機へ有価媒体の処理を行わせるための処理要求を送信し、前記非対応機制御機能が設定されている場合は、他の前記制御装置へ当該他の制御装置と対の前記有価媒体処理機に有価媒体の処理を行わせるための処理依頼を送信する有価媒体管理システムとした。
また、請求項3に係る発明では、前記制御装置は、他の制御装置から送信された前記処理依頼を受信すると、自装置と対の前記有価媒体処理機を、前記処理依頼を送信した前記他の制御装置により動作制御可能な状態とする有価媒体管理システムとした。
また、請求項4に係る発明では、前記有価媒体処理機は、有価媒体を受付ける有価媒体受付手段と、前記有価媒体受付手段により受付けた有価媒体の識別を行う識別手段と、前記識別手段により識別した有価媒体を収納する収納手段とを有する有価媒体管理システムとした。
また、請求項5に係る発明では、前記制御装置は、前記操作手段の操作により、前記対応機制御機能と前記非対応機制御機能とを切替え可能に構成した有価媒体管理システムとした。
また、請求項6に係る発明では、前記状態検知手段は、前記有価媒体処理機の状態として、前記収納手段に収納している有価媒体の量を検知する有価媒体管理システムとした。
また、請求項7に係る発明では、前記制御装置は、自装置と対の前記有価媒体処理機に投入される有価媒体を前記収納手段に収納可能か否かを判断する収納可否判断手段を有し、前記収納可否判断手段により収納不可能と判断されたときに、有価媒体を収納可能な他の前記有価媒体処理機と対の制御装置へ、有価媒体の収納を依頼するための処理依頼を送信する有価媒体管理システムとした。
また、請求項8に係る発明では、前記制御装置は、前記収納可否判断手段により収納不可能と判断されたときに、有価媒体を収納可能な他の前記有価媒体処理機を報知する報知手段を有する有価媒体管理システムとした。
また、請求項9に係る発明では、前記有価媒体処理機は、前記収納手段に収納した有価媒体を払出す払出し手段を有し、前記操作手段の操作に基づいて有価媒体を払い出し、前記制御装置は、前記操作手段により有価媒体払出しのための払出し操作がなされたとき、当該払出し操作に対応した有価媒体が払出し可能か否かを判断する払出し可否判断手段を有し、前記払出し可否判断手段により払出し不可能と判断されたときに、前記払出し操作に対応した有価媒体を払出し可能な他の前記有価媒体処理機と対の制御装置へ有価媒体の払出しを要求する処理依頼を送信する有価媒体管理システムとした。
また、請求項10に係る発明では、前記制御装置は、前記払出し可否判断手段により払出し不可能と判断されたときに、前記投入操作に対応した有価媒体を払出し可能な他の前記有価媒体処理機を報知する報知手段を有する有価媒体管理システムとした。
また、請求項11に係る発明では、前記状態検知手段は、前記有価媒体処理機が、メンテナンスが必要な状態であるか否かを検知し、前記制御装置は、前記状態検知手段により、前記有価媒体処理機がメンテナンスが必要な状態であることを検知した場合に、メンテナンスが必要な状態でない他の前記有価媒体処理機を報知する有価媒体管理システムとした。
また、請求項12に係る発明では、有価媒体の処理を行う有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機の動作を制御する制御装置により、当該制御装置と対の前記有価媒体処理に有価媒体を処理させる対応機制御ステップと、前記制御装置により、前記有価媒体処理機と同一の有価媒体の処理機能を備えた他の有価媒体処理機に有価媒体を処理させる非対応機制御ステップと、前記制御装置により、当該制御装置と対の前記有価媒体処理機の状態に応じて、前記対応機制御ステップと前記非対応機制御ステップとを切替えるステップとを有する有価媒体管理方法とした。
本発明によれば、有価媒体の処理を行う有価媒体処理機と、前記有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機を動作させるために操作する操作手段を有する制御装置とを含む有価媒体管理装置を複数備え、複数の前記有価媒体処理機のうち、少なくとも一の有価媒体処理機は、有価媒体の処理に関して他の有価媒体処理機と同一の処理機能を有し、各前記有価媒体処理機は、当該有価媒体処理機の状態を検知する状態検知手段を有し、各前記制御装置は、自装置と対の前記有価媒体処理機を動作させる対応機制御機能に加え、自装置と対の前記有価媒体処理機以外の他の前記有価媒体処理機を動作させる非対応機制御機能を有し、前記状態検知手段により検知した前記有価媒体処理装置の状態の変化に応じて、前記対応機制御機能と前記非対応機制御機能とを切替え可能に構成した有価媒体管理システムとしたため、有価媒体の処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記制御装置は、前記対応機制御機能が設定されている場合は、自装置と対の前記有価媒体処理機へ有価媒体の処理を行わせるための処理要求を送信し、前記非対応機制御機能が設定されている場合は、他の前記制御装置へ当該他の制御装置と対の前記有価媒体処理機に有価媒体の処理を行わせるための処理依頼を送信する有価媒体管理システムとしたため、ある制御装置を操作することによって、他の制御装置へ処理依頼を送信させることができるので、有価媒体の処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
前記制御装置は、他の制御装置から送信された前記処理依頼を受信すると、自装置と対の前記有価媒体処理機を、前記処理依頼を送信した前記他の制御装置により動作制御可能な状態とする有価媒体管理システムとしたため、ある制御装置を操作することによって、他の制御装置と対の有価媒体処理機に有価媒体を処理させることができるので、有価媒体の処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記有価媒体処理機は、有価媒体を受付ける有価媒体受付手段と、前記有価媒体受付手段により受付けた有価媒体の識別を行う識別手段と、前記識別手段により識別した有価媒体を収納する収納手段とを有する有価媒体管理システムとしたため、ある制御装置を操作することによって、他の制御装置と対の有価媒体処理機に同一の有価媒体の識別処理や収納処理を行わせることができるので、有価媒体の処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記制御装置は、前記操作手段の操作により、前記対応機制御機能と前記非対応機制御機能とを切替え可能に構成した有価媒体管理システムとしたため、ある制御装置の操作手段を操作することによっても、他の制御装置と対の有価媒体処理機に有価媒体の処理を行わせることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記状態検知手段は、前記有価媒体処理機の状態として、前記収納手段に収納している有価媒体の量を検知する有価媒体管理システムとしたため、各仕様類処理機の収納手段に収納している有価媒体の量に応じて、適宜、他の制御装置と対の有価媒体処理機に有価媒体の処理を行わせることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記制御装置は、自装置と対の前記有価媒体処理機に投入される有価媒体を前記収納手段に収納可能か否かを判断する収納可否判断手段を有し、前記収納可否判断手段により収納不可能と判断されたときに、有価媒体を収納可能な他の前記有価媒体処理機と対の制御装置へ、有価媒体の収納を依頼するための処理依頼を送信する有価媒体管理システムとしたため、一台の有価媒体処理機に収納できない量の有価媒体を収納させるときに、担当者は一方の制御装置だけを操作することによって、複数台の有価媒体処理機へ有価媒体を収納させることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記制御装置は、前記収納可否判断手段により収納不可能と判断されたときに、有価媒体を収納可能な他の前記有価媒体処理機を報知する報知手段を有する有価媒体管理システムとしたため、担当者は、一台の有価媒体処理機では収納できなかった分の有価媒体を収納可能な他の有価媒体処理機を容易に知ることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記有価媒体処理機は、前記収納手段に収納した有価媒体を払出す払出し手段を有し、前記操作手段の操作に基づいて有価媒体を払い出し、前記制御装置は、前記操作手段により有価媒体払出しのための払出し操作がなされたとき、当該払出し操作に対応した有価媒体が払出し可能か否かを判断する払出し可否判断手段を有し、前記払出し可否判断手段により払出し不可能と判断されたときに、前記払出し操作に対応した有価媒体を払出し可能な他の前記有価媒体処理機と対の制御装置へ有価媒体の払出しを要求する処理依頼を送信する有価媒体管理システムとしたため、担当者が操作した制御装置と対の有価媒体処理機が有価媒体を払出しできない場合であっても、その担当者は、他の制御装置を操作することなく、他の有価媒体処理機から有価媒体の払出しをうけることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記制御装置は、前記払出し可否判断手段により払出し不可能と判断されたときに、前記投入操作に対応した有価媒体を払出し可能な他の前記有価媒体処理機を報知する報知手段を有する有価媒体管理システムとしたため、担当者が操作した制御装置と対の有価媒体処理機が有価媒体を払出しできない場合であっても、担当者は、有価媒体が払出される他の有価媒体処理機を容易に知ることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、前記状態検知手段は、前記有価媒体処理機が、メンテナンスが必要な状態であるか否かを検知し、前記制御装置は、前記状態検知手段により、前記有価媒体処理機がメンテナンスが必要な状態であることを検知した場合に、メンテナンスが必要な状態でない他の前記有価媒体処理機を報知する有価媒体管理システムとしたため、担当者は、メンテナンスの必要がない他の有価媒体処理機を容易に知ることができるので、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
また、本発明によれば、有価媒体の処理を行う有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機の動作を制御する制御装置により、当該制御装置と対の前記有価媒体処理に有価媒体を処理させる対応機制御ステップと、前記制御装置により、前記有価媒体処理機と同一の有価媒体の処理機能を備えた他の有価媒体処理機に有価媒体を処理させる非対応機制御ステップと、前記制御装置により、当該制御装置と対の前記有価媒体処理機の状態に応じて、前記対応機制御ステップと前記非対応機制御ステップとを切替えるステップとを有する有価媒体管理方法としたため、有価媒体の処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理方法を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る有価媒体管理システムの全体構成を示す説明図である。 図2は、ターミナル及び処理機の構成を示す説明図である。 図3は、ターミナルによる表示の一例を示す説明図である。 図4は、ターミナルのメイン制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図5は、処理機のサブ制御部が実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
S 有価媒体管理システム
1 第1システム
2 1号機
3 第1ターミナル
100 第2システム
102 2号機
103 第2ターミナル
11、111 表示・操作部
12 メイン制御部
21 サブ制御部
以下に添付図面を参照して、本発明に係る有価媒体管理システム及び有価媒体管理方法の好適な一実施形態を説明する。
本実施形態では、有価媒体管理システムの一例として、同一種類の有価媒体(ここでは、日本銀行券)を取扱う有価媒体処理機(以下、単に「処理機」という。)と、この処理機と対で設けられ、対応する処理機の動作制御を行う制御装置(以下、「ターミナル」という。)とを備えた有価媒体管理装置を2台設けた有価媒体管理システムを例に挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る有価媒体管理システムの全体構成を示す説明図である。以下の説明では、図1中の左側に配設している有価媒体管理装置を第1システム1、右側に配設している有価媒体管理装置を第2システム100とし、これら第1システム1と第2システム100とからなるシステム全体を有価媒体管理システムSとして説明する。
また、第1システム1のターミナルを第1ターミナル3、第1システム1の処理機を1号機2、第2システム100のターミナルを第2ターミナル103、第2システム100の処理機を2号機102として説明する。
図1に示す有価媒体管理システムSは、百貨店やスーパー、銀行等の店舗のバックヤード又は出納室に配設されるシステムである。
そして、この有価媒体管理システムSは、店舗の営業が終了した後に、レジの係員や出納員等(以下、「担当者」という。)が売上金を各レジ等から回収して入金し、その日の売上金の集計や一時保管するために用いられるものである。また、この有価媒体管理システムSは、レジの釣銭が切れた場合等、貨幣が必要になった場合には、貨幣の出金を行うこともできるように構成されている。
1号機2は、箱型の筐体4を備えており、この箱型の筐体4上面側には、手前側から順に紙幣の入金口5と、紙幣の出金口6と、紙幣の返却口7とが設けられている。また、筐体4の手前側側面には、1号機2からの貨幣の回収、及び1号機2への貨幣の補充を行う際に開閉する扉8が設けられている。なお、図1中の符号9は、扉8の施錠及び開錠を行うカギ孔である。
2号機102も1号機2と同様に、箱型の筐体104を備えており、この筐体104の上面側には、手前側から順に紙幣の入金口105と、紙幣の出金口106と、紙幣の返却口107とが設けられている。また、筐体104の手前側側面にも、2号機102からの貨幣の回収、及び2号機102への貨幣の補充を行う際に開閉する扉108が設けられている。なお、図1中の符号109は、扉108の施錠及び開錠を行うカギ孔である。
そして、これら1号機2、2号機102の筐体4、104の内部には、それぞれ後述のサブ制御部21、金種別収納部22〜24、入金部25、出金部26、返却部26、識別部28、搬送部29、内部I/F(インターフェース)30等(図2参照。)が収納されている。
また、第1ターミナル3は、後述のメイン制御部12(図2参照。)等が収納されている本体10と、メイン制御部12の制御に基づいて、第1システム1に関する各種情報の画像を表示すると共に、画像上の所定位置を指で触れることによって、1号機2に入金処理や出金処理等の各種処理を実行させることができるタッチパネル型の表示・操作部11とを備えている。
この第1ターミナル3と同様に、第2ターミナルも本体110と表示・操作部111とを備えている。
また、本実施形態の有価媒体管理システムSでは、第1ターミナル3と第2ターミナル103との間を通信用のケーブル15で接続しており、第1ターミナル3と第2ターミナル103との間で各種情報の送受信を行えるように構成している。
ここで、第1ターミナル3及び1号機2の構成について、図2を参照して説明する。図2は、第1ターミナル3及び1号機2の構成を示す機能ブロック図である。なお、第1ターミナル3と第2ターミナル103の構成は略同一であり、また、1号機2と2号機102の構成は略同一であるため、ここでは、第2ターミナル103及び2号機102の詳細な説明は省略することとする。
図2に示すように、本実施形態の1号機2は、担当者から入金される貨幣を入金口5から内部へ取込む入金部25と、内部から出金口6へ貨幣を繰出す出金部26と、一旦内部へ取込んだ貨幣を返却口7へ返却する返却部27と、受付けた貨幣の種別を識別する識別部28と、1号機2内部において貨幣の搬送を行う搬送部29、貨幣を金種毎に収納する金種別収納部22〜24と、第1ターミナル3との間で各種情報の送受信を行う内部I/F30と、これら入金部25、出金部26、返却部27は、識別部28、搬送部29、内部I/F30、金種別収納部22〜24の動作を制御するサブ制御部21とを備えている。
入金部25は、後述の内部I/F30により受信した処理要求に基づいて、有価媒体を受付ける有価媒体受付手段として機能するものであり、貨幣を一枚ずつ上下から挟持する一対のベルトと、このベルトを駆動するプーリーとモータとを備えた駆動部とを備え、入金口に一括投入された複数枚の貨幣を一枚ずつ内部へ取込むように構成している。
また、出金部26及び返却部27も入金部25と同様に一対のベルトと、このベルトを駆動するプーリーとモータとを備えた駆動部とを備え、それぞれ、出金部26は、内部から搬送されてきた貨幣を一枚ずつ出金口6へ繰出し、返却部27は、内部から搬送されてきた貨幣を一枚ずつ返却口7から返却するように構成している。
本実施形態では、上記出金部26が操作手段の操作に基づいて、収納手段に収納した有価媒体を払出す払出し手段として機能する。
識別部28は、有価媒体受付手段により受付けた有価媒体の識別を行う識別部として機能するものであり、外部から入金された紙幣の種類を識別して、その識別結果をサブ制御部21へ送信する。
具体的には入金部から搬送されてくる貨幣を撮像する撮像部を備え、この撮像部により撮像した貨幣の画像に基づいて貨幣の種別を識別し、その識別情報をサブ制御部21に送信する。そして、サブ制御部21がこの識別部28から受信した識別情報に基づいて、識別部28により識別した貨幣が正券なのか損券なのか、また、一万円札、五千円札、千円札のうちのいずれの金種なのか、さらに、その貨幣の真偽までを判定し、その後、判定された貨幣の金種別の枚数及びその合計金額の集計を行うように構成している。
また、返却部27は、識別手段により、取扱い不可能な種類の有価媒体を識別した場合に、当該識別した有価媒体を返却する返却手段として機能するものであり、本実施形態では、サブ制御部21が識別部28による貨幣の識別結果に基づいて、入金された貨幣の中に偽装券等を判定した場合に、返却口7から返却するように構成している。
また、金種別収納部22〜24は、識別手段により識別した有価媒体を収納する収納手段として機能するものであり、識別部28により識別された貨幣をその金種(具体的には、一万円札、五千円札、千円札)別にそれぞれ収納する着脱自在なスタッカにより構成している。
また、これら金種別収納部22〜24には、各金種別収納部22〜24内に、現時点で収納可能な貨幣の枚数をカウントする収納可能枚数カウンタ22a〜24aを備えている。
この収納可能枚数カウンタ22a〜24aは、貨幣が一枚収納される毎に、スタッカが空の状態で収納可能な貨幣の枚数の値から1減算することによって、現時点で収納可能な貨幣の枚数をカウントするものであり、1号機2の状態を検知する状態検知手段の一例として機能するものである。なお、本実施形態では、この収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値に基づいて、メイン制御部12が現時点で払出可能な貨幣の枚数を算出するようにしている。
搬送部29は、入金部25−識別部28−金種別収納部22〜24間、金種別収納部22〜24−識別部28−出金部26間、入金部25−識別部28−返却部27間において貨幣の搬送を行うように構成している。
そして、この搬送部29は、上記各部(入金部25、出金部26、返却部27、識別部28)間に複数のローラーを介して架設された一対の搬送ベルトと、この搬送ベルトを駆動する駆動部とを備えている。そして、一対の搬送ベルトの間に貨幣を一枚ずつ挟持した状態で搬送ベルトを駆動することにより、一枚ずつ貨幣の搬送を行うように構成している。
サブ制御部21は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read-Only Memory)とRAM(Random Access
Memory)とを備えており、後述のメイン制御部12から送信される各種処理要求に基づいて、CPUがROMに記憶している貨幣処理のための各種情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上記入金部25、出金部26、返却部27、識別部28、搬送部29の動作を制御して、貨幣の入金処理、出金処理、返却処理等を実行するものである。なおRAMは、CPUがROMに記憶している各種情報処理プログラムを実行する際に、作業領域として使用される一時記憶領域として機能するものである。
また、図2中の符号30は、第1ターミナルとの間で処理要求や入出金報告、返金報告等を含む各種情報の送受信を行う内部I/Fである。
そして、これらサブ制御部21、内部I/F30、入金部25、出金部26、返却部27、識別部28、搬送部29、金種別収納部22〜24とは、それぞれ情報通信用のバスにより接続されている。
本実施形態において、サブ制御部21は、内部のCPUがROM内に記憶した上記各種情報処理プログラムを実行することによって、内部I/F30と協働して第1ターミナルから送信される処理要求を受信する処理要求受信手段等として機能し、第1ターミナルから受信した処理要求に基づいて、上記内部I/F30、入金部25、出金部26、返却部27、識別部28、搬送部29、金種別収納部22〜24等、1号機2を構成する各部の動作を統括的に制御するものである。
次に、第1ターミナル3の構成について説明する。第1ターミナル3は、第2ターミナル103との間で各種情報の送受信を行う外部I/F13と、1号機2との間で各種情報の送受信を行う内部I/F14と、タッチパネル型の表示・操作部11と、第1システム1全体の動作制御を行うメイン制御部12とを備えている。
このメイン制御部12は、CPUとROMとRAMとを備えており、ROMには、CPUにより実行される各種情報処理プログラムや、表示・操作部11に表示させる各種画像情報等が記憶されている。
具体的には、このROM内に、表示・操作部11の操作に基づいて、1号機2へ貨幣の入金開始要求や出金開始要求等を含む各種処理要求を送信するためにCPUが実行する情報処理プログラムや、担当者に第1ターミナル3の操作を案内する各種案内表示画像(図3参照。)等の情報が記憶されている。
そして、このメイン制御部12は、担当者による表示・操作部11の操作に基づいて、ROMに記憶されている各種情報処理プログラムを読み出し、RAMを作業領域として使用して実行することにより、1号機2の動作制御や表示・操作部11の表示制御等といった第1システム1全体の動作制御を行うように構成している。
これら、メイン制御部12、表示・操作部11、外部I/F13、内部I/F14は、それぞれ通信用のバスにより接続されている。
特に、本実施形態の第1ターミナル3は、自装置(第1ターミナル3)と対で設けられた1号機2を動作させる対応機制御機能に加えて、自装置と対の1号機2以外の他の処理機である2号機102の動作を制御する非対応機制御機能を備えている。
そして、第1ターミナル3は、表示・操作部11の操作または1号機2の内部状態(たとえば、収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値)に基づいて、これら対応機制御機能と非対応機制御機能とを切替えて設定可能となるように構成している。
すなわち、本実施形態の有価媒体管理システムSでは、担当者が第1ターミナル3の表示・操作部11を操作した際に、その担当者が第2ターミナル103の表示・操作部11を操作することなく、第1ターミナル3の表示・操作部11操作を操作するだけで、1号機2及び2号機102への入金、また、1号機2及び2号機102からの出金を行うことができるように構成している。
そのため、メイン制御部12のROMには、上記した各種情報処理プログラムや表示画像の情報に加えて、表示・操作部11に第1システム1を操作することによって、2号機102へ入金できる旨を案内するための画像情報や、第1ターミナル3から第2ターミナル103へ、2号機102に貨幣の処理を行わせるための処理依頼を送信するためにCPUが実行する情報処理プログラム、第2ターミナル103から処理依頼を受信し、その処理依頼を処理要求として1号機2へ転送するためにCPUが実行する情報処理プログラム等が記憶されている。
さらに、メイン制御部12のROMには、1号機2が貨幣の回収や補充、エラー発生時のエラー解除、点検、清掃等のメンテナンスを必要とする状態であることを検知するためにCPUが実行する情報処理プログラム、1号機2の金種別収納部22〜24における収納可能容量を取得するためにCPUが実行する情報処理プログラム、2号機102等、他の処理機(ここでは、2号機102)の金種別収納部22〜24における収納可能容量を取得するためにCPUが実行する情報処理プログラム等が記憶されている。
そして、このメイン制御部12は、内部のCPUが上記各種の情報処理プログラムを実行することによって、有価媒体処理機の状態(たとえば、貨幣の収納可能枚数等)を検知する状態検知手段、操作手段の操作に基づいて、自装置と対の有価媒体処理機へ有価媒体の処理要求を送信する処理要求送信手段、他の制御装置へ当該他の制御装置と対の有価媒体処理機に有価媒体の処理を行わせるための処理依頼を送信する処理依頼送信手段、他の制御装置から送信された処理依頼を受信する処理依頼受信手段、処理依頼受信手段により受信した処理依頼を処理要求として自装置と対の有価媒体処理機へ転送する処理依頼転送手段、操作手段により有価媒体投入のための投入操作がなされたとき、当該投入操作に対応した有価媒体を収納手段に収納可能か否かを判断する収納可否判断手段、操作手段により有価媒体払出しのための払出し操作がなされたとき、当該払出し操作に対応した有価媒体が払出し可能か否かを判断する払出し可否判断手段等として機能する。
次に、上記のように構成した有価媒体管理システムSの第1システム1を使用して、担当者が入金を行う入金作業の一連の流れについて、図3を参照して説明する。図3は、入金作業時において第1ターミナル3の表示・操作部11に表示される画像の一例を示す説明図である。
担当者が入金を行う際、第1ターミナル3の表示・操作部11には、図3(b)に示すように、入金処理と出金処理とのうち、いずれか一方の処理を担当者に選択させる画像が表示されている。
なお、担当者が入金を行おうとした際に、1号機2がメンテナンスの必要な状態であった場合、表示・操作部11には、図3(a)に示すように、1号機2がメンテナンス中である旨を示す文字と、第1ターミナル3を操作することで2号機への入金操作が行える旨を示す文字が表示される。なお、ここでのメンテナンスが必要な状態とは、上記のように、1号機2に貨幣の回収や補充が必要な状態、1号機2にエラーが発生していて、そのエラーの解除が必要な状態、1号機2に点検や清掃が必要な状態のことである。
かかる表示により、担当者は、システム間を移動することなく入金操作を行うことができると共に、現在入金可能な処理機(ここでは、2号機102)を容易に知ることができるため、入金作業時における負荷が低減される。
次に、担当者が図3(b)に示す画像上の「入金」の文字が表示されている部分に触れると、表示・操作部11には、図3(c)に示すように、これから入金する貨幣の金種及びその枚数を入力する入金金額入力要求表示画像が表示される。
ここで、たとえば、担当者が一万円札を100枚、五千円札を20枚、千円札を400枚入金する場合、その担当者は、それらを画像下部に表示されている0〜9の数字が表示されている部分に適宜触れ、その都度、確認の文字が表示されている部分に触れることによって、入金する貨幣の金種及びその枚数を入力し、入力した金種及びその枚数の貨幣を入金口5へ投入する。
こうして、担当者が入金する貨幣の金種及びその枚数を入力すると、表示・操作部11には、図3(d)に示すように、担当者が入金した貨幣の金種及びその枚数と、それらの合計金額(ここでは、150万円)とが表示される。
このとき、1号機2が150万円全額を収納可能な状態である場合、投入された貨幣は、1号機2に受付けられ、その後、識別判定処理が行われた後、金種毎に分別されて金種別収納部22〜24へ収納され入金処理が完了することとなる。
ただし、担当者が入金する貨幣の金種及びその枚数を入力した際に、1号機2が150万円全額を収納不可能な状態であった場合、たとえば、全ての金種について、あと200枚までしか収納できない状態であった場合、本実施形態の第1ターミナルでは、担当者が入金する貨幣の金種及びその枚数に対応した貨幣全額を収納可能な他の処理機を検索するように構成している。
この検索の結果、該当する他の処理機(たとえば、2号機102)が検出された場合、表示・操作部11には、図3(e)に示すように、「1号機の収納容量が足りません、(確認)を操作すると、2号機へ入金することができます」と書かれた該当処理機案内表示画像が表示される。
そして、担当者が、この該当処理機案内表示画像中の「確認」の文字部分に触れ、この該当処理機案内表示画像の案内に従って2号機102の入金口105へ貨幣の投入を行なうと、その後、識別判定処理が行われた後、金種毎に分別されて金種別収納部22〜24へ収納され入金処理が完了することとなる。
このように、本実施形態の第1ターミナル3では、入金操作を行った第1ターミナル3と対の1号機2が、その入金操作に対応した貨幣を全額収納することが不可能であった場合、その全額を収納可能な他の処理機を検索して、該当する他の処理機(ここでは、2号機102)があれば、その処理機を表示・操作部11により表示して担当者に報知するようにしている。
これにより、担当者は、第2ターミナル103を操作することなく、第1ターミナル3をそのまま操作するだけで、2号機102への入金を行うことができるので、入金作業時における負荷が低減される。
さらに、本実施形態の第1ターミナル3では、担当者が入金する貨幣の金種及びその枚数に対応した貨幣全額を収納可能な他の処理機を検索した結果、該当する処理機がなかった場合、その貨幣を複数の処理機で分担して収納することができるか否かを判断するように公正している。
すなわち、この第1ターミナル3は、担当者が入金する貨幣の金種及びその枚数に対応した貨幣全額を収納することはできないが、そのうちの一部なら収納可能な処理機を検索する。
この検索の結果、該当する複数の処理機が検出され、これら該当した各処理機の金種毎の貨幣収納容量の合計が、入金する全貨幣の金種毎の枚数よりも大きかった場合、表示・操作部11には、図3(f)に示すように、入金する貨幣を分割して投入する処理機(ここでは、1号機2と2号機102)を担当者に報知する該当処理機案内表示画像が表示される。
そして、担当者が、この該当処理機案内表示画像の案内に従って、1号機2と2号機102とへ貨幣の投入を行なうと、その後、識別判定処理が行われた後、金種毎に分別されて金種別収納部22〜24へ収納され入金処理が完了することとなる。
このように、本実施形態の第1ターミナル3では、担当者が他の処理機でも、その処理機1台では収納することができない枚数の貨幣の入金を行う場合、その貨幣を複数の処理機(ここでは、1号機2と2号機102)に分割して収納することができれば、その処理機と該処理機に投入する金種毎の貨幣の枚数を担当者に報知するようにしている。
これにより、担当者は、第2ターミナル103を操作することなく、第1ターミナル3をそのまま操作するだけで、1号機2と2号機102とへ分割して入金を行うことができるので、多額の貨幣を入金する場合の入金作業時における担当者の負荷が低減される。
また、本実施形態の第1ターミナル3は、複数の処理機に分けても、担当者が入金する貨幣の金種及びその枚数に対応した貨幣全額を収納できないと判断した場合、図3(g)に示す「ただいま入金できません(回収作業待ち)」と書かれた案内画像を表示・操作部11に表示する。
次に、上記した一連の作業を行う際に、第1システム1内において実行される処理について、図4及び図5を参照して説明する。
まず、第1ターミナル3のメイン制御部12が実行する処理について、図4に示すフローチャートを参照して説明する。本実施形態では、第1システム1及び第2システム100は、いずれも同一構成としているため、ここでは、第2システム100の制御部が実行する処理については省略する。
図4は、メイン制御部12が実行する処理を示すフローチャートであり、メイン制御部12は、有価媒体管理システムSに電源が投入されている間、この図4に示すフローチャートに従って一連の処理を繰り返し実行する。
有価媒体管理システムSに電源が投入されると、第1ターミナル3のメイン制御部12(以下、単に「メイン制御部12」という。)は、まず、各収納枚数カウンタ22a〜24aのカウント値又は、CPUの動作状態等を参照して、1号機2がメンテナンスを必要とする状態であるか否か、又は、貨幣の回収が必要であるか否か、又は、貨幣の補充が必要であるか否かの判断を行なう(ステップS01)。ここでのメンテナンスが必要な状態とは、1号機2にエラーが発生していて、そのエラーの解除が必要な状態、1号機2に点検や清掃が必要な状態のことである。なお、ここに記載したメンテナンスが必要な状態は、一例にすぎず、本発明における処理機のメンテナンスが必要な状態は、上記した状態の他、1号機2内部に設けられた消耗部品の交換が必要な状態等、1号機2に想定される任意のメンテナンスが必要な状態のことを含むものである。
このステップS01においてメイン制御部12は、1号機2に関して、メンテナンス、貨幣回収、貨幣補充のいずれか一つが必要であると判断した場合(ステップS01:Yes)、処理をステップS10に移して他の処理機(2号機102)を案内する案内画像(図3(a)参照。)を表示し、その後、処理をステップS03へ移す。
一方、ステップS01においてメイン制御部12は、1号機に関して、メンテナンス、貨幣回収、貨幣補充のいずれも必要ないと判断した場合(ステップS01:No)、処理をステップS02へ移す。
次に、ステップS02においてメイン制御部12は、待機処理を実行する。この待機処理においてメイン制御部12は、表示・操作部11に待受け画像として、担当者に入金処理又は出金処理のいずれか一方を選択させる画像(図3(b)参照。)を表示させる処理を行い、その後、処理をステップS03へ移す。
次に、ステップS03においてメイン制御部12は、入金処理を行うための操作(以下、「入金操作」という。)、又は、出金処理を行うための操作(以下、「出金操作」という。)がなされたか否かの判断を行う。なお、以下の説明において、入金操作と出金操作とを区別しない場合は、これらの操作を入出金操作という。
ここで、メイン制御部12は、担当者が表示・操作部11に表示している待受け画像の「入金」又は「出金」という文字が表示されている部分に触れたことを検知した場合に、入出金操作がなされたと判断する。
そして、このステップS03においてメイン制御部12は、入出金操作がなされていないと判断した場合(ステップS03:No)処理を終了し、入出金操作がなされたと判断した場合(ステップS03:Yes)、処理をステップS04へ移す。
ステップS04においてメイン制御部12は、担当者に対して、入出金する貨幣の金種及びその枚数の入力を要求する入出金金額入力要求表示画像を表示・操作部11に表示する処理を行う。
ここで、メイン制御部12は、ステップS03で検知した担当者の操作が入金操作であった場合、たとえば、図3(c)に示すように、「入金する金種と枚数を入力してください」とう文字と共に、「確認」という文字を表示・操作部11に表示する。
次に、ステップS05においてメイン制御部12は、担当者が入出金する金種及びその枚数の入力が確認されたか否かの判断を行なう。ここで、メイン制御部12は、担当者が上記入出金金額入力要求表示画像中の0〜9の数字部分に触れて、入出金する金種及びその枚数を入力し、その後、確認の文字が表示されている部分に触れたことを検知した場合に入力が確認されたと判断する。
そして、メイン制御部12は、このステップ03において、入出金する金種及びその枚数の入力が確認されたと判断した場合(ステップS05:Yes)、処理をステップS06へ移し、入出金する金種及びその枚数の入力が確認されていないと判断した場合(ステップ05:No)、入力が確認されるまでの間、このステップS05の判断を繰り返し行なう。
次に、ステップS06においてメイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が入金金額であった場合、収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値を取得し、該カウント値に基づいて、その入金金額を1号機2に全額収納可能であるか否かを判断し、全額収納可能であると判断した場合(ステップS06:Yes)、対応機制御機能を設定して、処理をステップS07へ移し、全額収納は不可能であると判断した場合(ステップS06:No)、処理をステップS11へ移す。
一方、このステップS06においてメイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が出金金額であった場合、収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値を取得し、該カウント値に基づいて、その出金金額を1号機2から全額払出可能であるか否かを判断し、全額払出可能であると判断した場合(ステップS06:Yes)、対応機制御機能を設定して、処理をステップS07へ移し、全額払出は不可能であると判断した場合(ステップS06:No)、処理をステップS11へ移す。
そして、ステップS07においてメイン制御部12は、1号機2へ入出金開始要求を含む処理要求を送信する。
このとき、メイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が入金金額であった場合、1号機2へ入金開始を要求する処理要求を送信し、ステップS05において確認された金額が出金金額であった場合、1号機2へ出金開始を要求する処理要求を送信し、その後、処理をステップS08へ移す。
また、ステップS11においてメイン制御部12は、1号機2以外の処理機(ここでは、2号機102)で、ステップS05において確認された入出金金額を全額収納・払出可能な処理機があるか否かの判断を行なう。
このとき、メイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が入金金額であった場合、収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値を取得し、該カウント値に基づいて、2号機102が入金金額を全額収納可能であるか否かの判断を行い、全額収納可能であると判断した場合(ステップS11:Yes)、非対応機制御機能を設定して、処理をステップS12へ移し、全額は収納不可能であると判断した場合(ステップS11:No)、処理をステップS14へ移す。
一方、メイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が出金金額であった場合、収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値を取得し、該カウント値に基づいて、2号機102が出金金額を全額払出可能であるか否かの判断を行い、全額払出可能であると判断した場合(ステップS11:Yes)、非対応機制御機能を設定して、処理をステップS12へ移し、全額は払出不可能であると判断した場合(ステップS11:No)、処理をステップS14へ移す。
そして、ステップS12においてメイン制御部12は、担当者に対して、該当処理機(ここでは、2号機102)を案内する画像(図3(e)参照。)を表示・操作部11に表示する処理を行い、その後、処理をステップS13へ移す。
次に、ステップS13においてメイン制御部12は、該当処理機(ここでは、2号機102)と対のターミナル(ここでは、第2ターミナル103)へ、入出金開始要求を含む処理依頼を送信し、その後、処理をステップS8へ移す。
このとき、メイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が入金金額であった場合、第2ターミナルへ入金開始要求を含む処理依頼を送信する一方、ステップS05において確認された金額が出金金額であった場合、第2ターミナルへ出金開始要求を含む処理依頼を送信するし、その後、処理をステップS8へ移す。
また、ステップS14においてメイン制御部12は、ステップS05において確認された入出金金額を複数の処理機(ここでは、1号機2、2号機102)に分けて収納・払出が可能か否かの判断を行なう。
ここで、メイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が入金金額であった場合、1号機2と2号機102の収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値を取得し、該カウント値に基づいて、ステップS05において確認された入金金額を1号機2と2号機102とに分けて収納可能であると判断した場合(ステップS14:Yes)、対応機制御機能と非対応機制御機能との両方を設定して、処理をステップS15へ移し、収納不可能であると判断した場合(ステップS14:No)、処理をステップS17へ移す。
一方、メイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が出金金額であった場合、1号機2と2号機102の収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値を取得し、該カウント値に基づいて、ステップS05において確認された出金金額を1号機2と2号機102とに分けて払出可能であると判断した場合(ステップS14:Yes)、対応機制御機能と非対応機制御機能との両方を設定して、処理をステップS15へ移し、払出不可能であると判断した場合(ステップS14:No)、処理をステップS17へ移す。
また、ステップS15においてメイン制御部12は、担当者に対して、該当処理機(ここでは、1号機2、2号機102)を案内する案内表示画像を表示・操作部11に表示する処理を行い、その後、処理をステップS16へ移す。
次に、ステップS16においてメイン制御部12は、複数の処理機(ここでは、1号機2、2号機102)と対の各ターミナル(ここでは、第2ターミナル103)へ入出金開始要求を含む処理依頼を送信する。
ここでは、第1ターミナル3と対の1号機2と、第2ターミナル103と対の2号機102とに分けて貨幣の入出金処理を行うため、メイン制御部12は、第2ターミナル103にのみ入出金開始要求を含む処理依頼を送信し、自装置(第1ターミナル3)へは処理依頼を送信せず、その代わりに、1号機2へ入出金開始要求を含む処理要求を送信する。
また、このときメイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が入金金額であった場合、第2ターミナル103に入金開始要求を含む処理依頼を送信し、1号機2へ入金開始要求を含む処理依頼を送信し、その後、処理をステップS08へ移す。
一方、このときメイン制御部12は、ステップS05において確認された金額が出金金額であった場合、第2ターミナル103に出金開始要求を含む処理依頼を送信し、1号機2へ出金開始要求を含む処理依頼を送信し、その後、処理をステップS08へ移す。
また、ステップS17においてメイン制御部12は、いずれの処理機に分けてもステップS05において確認された入出金金額の収納・払出が行なえないため、表示・操作部11に貨幣の回収又は補充が必要であることを示す回収・補充表示画像(たとえば、図3(g)参照。)を表示し、その後、処理を終了する。
また、ステップS08においてメイン制御部12は、いずれかの処理機(ここでは、1号機2、2号機102)から入出金報告(入金報告又は出金報告)を受信したか否かの判断を行なう。
ここで、メイン制御部12は、入出金報告を受信したと判断した場合(ステップS08:Yes)、処理をステップS09へ移し、入出金報告を受信していないと判断した場合(ステップS08:No)、入出金報告を受信するまでの間このステップS08の判断を繰り返し行なう。
そして、最後にステップS09において、メイン制御部12は、ステップS08で受信した入出金報告の内容を示す画像を表示・操作部11に表示すると共に、その内容を内部の記憶手段に記憶した後、処理を終了する。
次に、第1システム1の1号機2を制御するサブ制御部21が実行する処理について、図5を参照して説明する。図5は、1号機2のサブ制御部21が実行する処理を示すフローチャートである。なお、本実施系形態では、1号機2と2号機102とは、いずれも同一構成であるため、ここでは2号機102のサブ制御部が実行する処理に関しては、その説明を省略する。
1号機2のサブ制御部21は、電源が投入されている間、図5のフローチャートに示す一連の処理を繰り返し実行する。
1号機2のサブ制御部21(以下、単に「サブ制御部21」という。)は、第1ターミナル3又は第2ターミナル103から入金開始要求を含む処理要求又は処理依頼を受信したか否かの判断を行い(ステップS21)、入金開始要求を含む処理要求又は処理依頼を受信したと判断した場合(ステップS21:Yes)、処理をステップS22へ移し、受信していないと判断した場合(ステップS21:No)、処理をステップS26へ移す。
次に、ステップS22においてサブ制御部21は、入金部25と搬送部29とを動作させて、入金口5から投入された貨幣を識別部28へ搬送する処理を開始し、その後、処理をステップS23へ移す。なお、このとき開始される入金部25の動作は、入金口5に投入された全貨幣が搬送部29へ送りだされた時点で終了し、搬送部29の動作は、入金された全貨幣の収納又は返却が完了した時点で終了する。
次に、ステップS23においてサブ制御部21は、識別部28による貨幣の識別結果に基づいて、入金された貨幣の正損や金種等の識別判定と金種毎の枚数及び合計金額を集計する処理を行い、その後、処理をステップS24へ移す。
次に、ステップS24においてサブ制御部21は、ステップS23で識別・判定及び集計を行った貨幣を各金種毎に金種別収納部22〜24へ収納する処理を行い、その後、処理をステップS25へ移す。
また、ステップS26においてサブ制御部21は、第1ターミナル3又は第2ターミナル103から出金開始要求を含む処理要求を受信したか否かの判断を行い、出金開始要求を含む処理要求を受信したと判断した場合(ステップS26:Yes)、処理をステップS27へ移し、受信していないと判断した場合(ステップS26:No)、処理を終了する。
そして、ステップS27においてサブ制御部21は、出金要求に応じた貨幣を金種別収納部22〜24から出金部26へ繰出す処理を行い、その後、処理をステップS25へ移す。
最後に、ステップS25においてサブ制御部21は、第1ターミナル3へ入出金報告を送信して、処理を終了する。
このとき送信する入出金報告には、貨幣の収納を行った場合、収納した金種毎の貨幣の枚数及びその合計金額を含み、貨幣の出金を行った場合、出金した金種毎の貨幣の枚数及びその合計金額を含む。
以上説明した実施形態では、担当者が入金操作又は出金操作を行う際に、入金又は出金する金種とその枚数とを入力するように構成したが、入金操作又は出金操作を行う際に、入金金額又は出金金額だけを入力するように構成してもよい。
このように構成する場合、入金操作又は出金操作が行われたターミナルでは、その入金金額の最大構成枚数が入金された場合、又は、出金金額の最大構成枚数を出金する場合を想定したシミュレーションを行い、その結果と、各処理機の収納可能枚数カウンタ22a〜24aのカウント値とに基づいて、担当者へ入出金させる処理機を案内する。
また、この場合、メイン制御部12のROM内に上記シミュレーションを実行するための情報処理プログラムを記憶させておく。
また、本発明は、有価媒体管理装置が複数セット設けられ、複数の有価媒体処理機のうち、少なくとも一の有価媒体処理機が、有価媒体の処理に関して他の有価媒体処理機と同一の処理機能を有している有価媒体管理システムについても適用することができる。
このような有価媒体管理システムに本発明を適用しても、一つの制御装置を操作することによって、有価媒体の処理機能が同一の他の有価媒体処理機を動作させることができるので、処理機能が同一の有価媒体管理装置を複数設けた場合であっても、担当者の負荷が増大することを抑制することができる有価媒体管理システムを提供することができる。
ところで、上記した各情報処理プログラムについては、必ずしも最初からROMに記憶させておく必要はなく、各ターミナルや各入出金機に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、各ターミナルや各入出金機内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して各ターミナルや各入出金機に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各情報処理プログラムを記憶させておき、コンピュータがこれらから各情報処理プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行なわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行される情報処理プログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。

Claims (12)

  1. 有価媒体の処理を行う有価媒体処理機と、前記有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機を動作させるために操作する操作手段を有する制御装置とを含む有価媒体管理装置を複数備え、
    複数の前記有価媒体処理機のうち、少なくとも一の有価媒体処理機は、有価媒体の処理に関して他の有価媒体処理機と同一の処理機能を有し、
    各前記有価媒体処理機は、当該有価媒体処理機の状態を検知する状態検知手段を有し、
    各前記制御装置は、自装置と対の前記有価媒体処理機を動作させる対応機制御機能に加え、自装置と対の前記有価媒体処理機以外の他の前記有価媒体処理機を動作させる非対応機制御機能を有し、前記状態検知手段により検知した前記有価媒体処理装置の状態の変化に応じて、前記対応機制御機能と前記非対応機制御機能とを切替え可能に構成した有価媒体管理システム。
  2. 前記制御装置は、前記対応機制御機能が設定されている場合は、自装置と対の前記有価媒体処理機へ有価媒体の処理を行わせるための処理要求を送信し、
    前記非対応機制御機能が設定されている場合は、他の前記制御装置へ当該他の制御装置と対の前記有価媒体処理機に有価媒体の処理を行わせるための処理依頼を送信する請求項1に記載の有価媒体管理システム。
  3. 前記制御装置は、他の制御装置から送信された前記処理依頼を受信すると、自装置と対の前記有価媒体処理機を、前記処理依頼を送信した前記他の制御装置により動作制御可能な状態とする請求項2に記載の有価媒体管理システム。
  4. 前記有価媒体処理機は、
    有価媒体を受付ける有価媒体受付手段と、
    前記有価媒体受付手段により受付けた有価媒体の識別を行う識別手段と、
    前記識別手段により識別した有価媒体を収納する収納手段と、
    を有する請求項1に記載の有価媒体管理システム。
  5. 前記制御装置は、前記操作手段の操作により、前記対応機制御機能と前記非対応機制御機能とを切替え可能に構成した請求項1に記載の有価媒体管理システム。
  6. 前記状態検知手段は、前記有価媒体処理機の状態として、前記収納手段に収納している有価媒体の量を検知する請求項4に記載の有価媒体管理システム。
  7. 前記制御装置は、
    自装置と対の前記有価媒体処理機に投入される有価媒体を前記収納手段に収納可能か否かを判断する収納可否判断手段を有し、
    前記収納可否判断手段により収納不可能と判断されたときに、有価媒体を収納可能な他の前記有価媒体処理機と対の制御装置へ、有価媒体の収納を依頼するための処理依頼を送信する請求項6に記載の有価媒体管理システム。
  8. 前記制御装置は、
    前記収納可否判断手段により収納不可能と判断されたときに、有価媒体を収納可能な他の前記有価媒体処理機を報知する報知手段を有する請求項7に記載の有価媒体管理システム。
  9. 前記有価媒体処理機は、前記収納手段に収納した有価媒体を払出す払出し手段を有し、前記操作手段の操作に基づいて有価媒体を払い出し、
    前記制御装置は、
    前記操作手段により有価媒体払出しのための払出し操作がなされたとき、当該払出し操作に対応した有価媒体が払出し可能か否かを判断する払出し可否判断手段を有し、
    前記払出し可否判断手段により払出し不可能と判断されたときに、前記払出し操作に対応した有価媒体を払出し可能な他の前記有価媒体処理機と対の制御装置へ有価媒体の払出しを要求する処理依頼を送信する請求項4に記載の有価媒体管理システム。
  10. 前記制御装置は、
    前記払出し可否判断手段により払出し不可能と判断されたときに、前記投入操作に対応した有価媒体を払出し可能な他の前記有価媒体処理機を報知する報知手段を有する請求項9に記載の有価媒体管理システム。
  11. 前記状態検知手段は、前記有価媒体処理機が、メンテナンスが必要な状態であるか否かを検知し、
    前記制御装置は、前記状態検知手段により、前記有価媒体処理機がメンテナンスが必要な状態であることを検知した場合に、メンテナンスが必要な状態でない他の前記有価媒体処理機を報知する請求項1に記載の有価媒体管理システム。
  12. 有価媒体の処理を行う有価媒体処理機と対で設けられ、前記有価媒体処理機の動作を制御する制御装置により、当該制御装置と対の前記有価媒体処理に有価媒体を処理させる対応機制御ステップと、
    前記制御装置により、前記有価媒体処理機と同一の有価媒体の処理機能を備えた他の有価媒体処理機に有価媒体を処理させる非対応機制御ステップと、
    前記制御装置により、当該制御装置と対の前記有価媒体処理機の状態に応じて、前記対応機制御ステップと前記非対応機制御ステップとを切替えるステップと、
    を有する有価媒体管理方法。
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