JPWO2010001434A1 - 情報処理装置の性能調整装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
更に、下記特許文献5の特許出願では、ユーザの仮想計算機の使用状況及びユーザの計算機使用条件に従って、命令実行処理に加えるダミーサイクルを変更することで、仮想計算機のCPU性能を変更し、仮想計算機をユーザの必要に応じた性能で使用することを可能にする技術を開示している。
また、特許文献2〜5が開示する各技術は、CPU性能を調整できる技術をそれぞれ提供しているが、運用契約の変更に対応して簡易かつ安全にCPU性能を設定することはできなかった。
この性能タイプリスト情報管理部は、性能タイプリスト情報を記憶する性能タイプリスト情報記憶部を含むように構成することができる。この場合に、性能タイプリスト情報管理部は、情報処理装置の外部から性能タイプリスト情報を入力して性能タイプリスト情報記憶部に与える性能タイプリスト情報入力部を更に含むように構成することができる。この性能タイプリスト情報入力部は、例えば、情報処理装置に接続される可搬記録媒体駆動装置にセットされた可搬記録媒体から性能タイプリスト情報を入力して性能タイプリスト情報記憶部に与える。また、性能タイプリスト情報入力部は、例えば、情報処理装置と通信可能な保守センタ装置から性能タイプリスト情報を入力して性能タイプリスト情報記憶部に与える。また、性能タイプリスト情報入力部は、例えば、情報処理装置に接続される端末装置から性能タイプリスト情報を入力して性能タイプリスト情報記憶部に与える。
性能調整値設定部は、性能タイプ指定部によって指定された性能タイプに対応する性能調整値を性能タイプリスト情報管理部から取得し、取得された性能調整値を性能調整部に設定する。
図1は、本発明の実施形態のシステム構成図である。
この構成は、本出願人による前述の特許文献1の特許出願において開示した技術をベースとしたものである。この構成においては、性能制御パルス発生部103が、デグレードカウンタ106に設定された性能目標値に従って、それに対応する性能制御パルスを発生し、CPU104は、その発生した性能制御パルスに従って命令実行期間および命令実行抑止期間を交互に設定してプログラム命令を実行する。この場合に、性能制御パルス発生部103が、性能制御パルスのパルス周期とパルス幅との比率を、性能目標値に応じて図2(a)又は(b)に示されるように制御することにより、メインフレーム101のCPU104の性能を高精度に調整することができる。
本体OSコンソール109より、モデルタイプ変更コマンドを実行する。
SVP102は、SVP内RAM112内のモデルタイプリスト情報121bを参照し、変更後モデルタイプの変更が許されるかチェックする。
性能制御パルス発生部103は、デグレードカウンタ106にセットされたデグレードカウンタの値に応じて、命令実行期間と命令実行不可期間を示す幅の性能制御パルス(図2参照)を作成する。
メインフレーム101の性能レベルに対応するモデルタイプ毎に、CPUの単体性能をセットアップするデグレードカウンタ値を定義するテーブルとして、モデルタイプリスト情報121がSVP内HDD111とSVP内RAM112に記憶される。
まず、停止インストール処理について説明する。この処理は、初期導入時又は製品モデルの停止アップグレード時に、SVPプログラム実行部113内のインストール処理部115によって実行される。
モデル情報管理部118は、FD内に格納されている暗号化されている基本モデルタイプ情報120を復号する(図8のステップS801)。
FD内にモデルタイプリスト情報121が格納されていると確認された場合には、モデル情報管理部118は、FDよりSVP内HDD111に、モデルタイプリスト情報121を暗号化された状態のままモデルタイプリスト情報121aとしてインストールする(図8のステップS805)。
FD内にモデルタイプリスト情報121が格納されていないと確認された場合には、モデル情報管理部118は、インストール不可として処理を異常終了する。この場合には、インストール処理部115は、図9のステップS903の処理の異常終了を受けて、SVPコンソール124に異常終了のメッセージを表示して、活性インストール・フレームを終了する(図9のステップS903−>S904−>S906)。
SVP内RAM112内に、選択されるモデルタイプ122bが既存しない場合には、モデル情報管理部118は、SVP内HDD111にインストールしたモデルタイプリスト情報121aにおけるエントリ番号(図5参照)のうち、同じくSVP内HDD111にインストールした基本モデルタイプ情報120aの性能値に対応するエントリ番号を、選択されるモデルタイプ122a及び122b(同じ値)としてそれぞれSVP内HDD111及びSVP内RAM112に格納して、活性インストール処理を正常に完了する(図10のステップS1007)。
まず、モデル情報管理部118は、SVP内HDD111に記憶されている暗号化された基本モデルタイプ情報120aを復号し、その復号結果を基本モデルタイプ情報120bとしてSVP内RAM112にロードする(図12のS1201)。
SVP内HDD111に選択されるモデルタイプ122aが格納されていると確認された場合には、モデル情報管理部118は、SVP内HDD111に記憶されている暗号化されたモデルタイプリスト情報121aを復号し、その復号結果をモデルタイプリスト情報121bとしてSVP内RAM112にロードする(図12のS1203)。
前述した停止インストール・フレーム、活性インストール・フレームによって、モデルタイプリスト情報121がひとたびメインフレーム101に導入されると、運用保守者(メインフレーム101の利用組織のシステム管理者等)は、本体OSコンソール109から、性能の調整が可能な範囲を確認するために、モデルタイプリスト情報121をコンソールに表示させることができる。
まず、操作者(運用保守者等)は、本体OSコンソール109から、モデルタイプリストの表示指示コマンドを発行する。この際、操作者は、モデルタイプリスト情報121bの主記憶メモリ105上での格納先アドレスも指定する(図13のS1301)。
CPU104は、このコマンドに対応する命令をSVP102に対して発行する。この結果、SVPプログラム実行部113内の性能調整処理部117が、モデルタイプリスト情報格納処理を起動する(図13のS1303)。この処理では、性能調整処理部117が、SVP内RAM112に記憶されているモデルタイプリスト情報121bを、上記モデルタイプリスト表示コマンドによって指定された主記憶メモリ105上の格納先アドレスに転送する処理が実行される(図13のS1304)。
CPU104は、以上のようにして性能調整処理部117から命令終了を示す完了通知を受け取ると(図13のS1305)、主記憶メモリ105の上記格納先アドレスにアクセスして、モデルタイプリスト情報121b中のモデルタイプ名や性能値(性能比)等を本体OSコンソール109に表示する(図13のS1306)。CPU104は、実行不可を示す終了の場合には、本体OSコンソール109にエラー表示を行う。
前述した停止インストール・フレーム、活性インストール・フレームによって、モデルタイプリスト情報121がひとたびメインフレーム101に導入されると、運用保守者(メインフレーム101の利用組織のシステム管理者等)は、本体OSコンソール109から、メインフレーム101の運用を停止せずに、モデルタイプの変更を指示することができる。
まず、操作者(運用保守者等)は、本体OSコンソール109から、モデルタイプの変更指示コマンドを発行する。ここでは例えば、タイプFへの変更が指示されたとする(図15のS1501)。
CPU104は、このコマンドに対応する命令をSVP102に対して発行する。この結果、SVPプログラム実行部113内の性能調整処理部117が、モデルタイプ変更処理を起動する(図15のS1503)。この処理では、性能調整処理部117が、変更後のモデルタイプへの変更の妥当性の検証、変更後のモデルタイプのデグレードカウンタ値のデグレードカウンタ106へのセットアップ、SVP内RAM112上の選択されるモデルタイプ122bの変更、SVP内HDD111上の選択されるモデルタイプ122aの変更、モデルタイプ変更ログ123の作成及び保守センタ110への通知の処理が実行される(図15のS1504)。
まず、性能調整処理部117は、図16のS1607の処理として、変更前のモデルタイプ名と変更後のモデルタイプ名を通知して、モデルタイプ変更ログ作成通知処理を起動する(図17のS1701)。
次に、性能調整処理部117は、モデルタイプ変更ログを作成する。ログ内容としては、モデルタイプ変更日時(タイムスタンプ)、変更前モデルタイプ名、変更後モデルタイプ名である(図18のS1802)。
図19は、ログ通知処理部114が実行するログ格納/通信処理の動作を示す動作フローチャートである。この処理は、SVPプログラム実行部113が具備する演算プロセッサとそれが実行するプログラムソフトウェアとで実現される。
そして、ログ通知処理部114は、図1では特には図示しないSVPネットワークインタフェースを通じて、遠隔の保守センタ110に、モデルタイプ変更ログを送信する(図19のS1902、図17のS1705)。
Claims (17)
- 指定された性能調整値に基づいて情報処理装置の演算処理装置の演算処理性能を制御する性能調整手段を有する性能調整装置であって、
複数組の性能タイプと性能調整値の組からなる性能タイプリスト情報を管理する性能タイプリスト情報管理手段と、
該性能タイプリスト情報管理手段にて管理される性能タイプリスト情報中の1つの性能タイプを指定して性能タイプの変更を行う性能タイプ指定手段と、
該性能タイプ指定手段によって指定された性能タイプに対応する性能調整値を前記性能タイプリスト情報管理手段から取得し、該取得された性能調整値を前記性能調整手段に設定する性能調整値設定手段と、
を含むことを特徴とする情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報管理手段は、前記性能タイプリスト情報を記憶する性能タイプリスト情報記憶手段を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報管理手段は、前記情報処理装置の外部から前記性能タイプリスト情報を入力して前記性能タイプリスト情報記憶手段に与える性能タイプリスト情報入力手段を更に含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報入力手段は、前記情報処理装置に接続される可搬記録媒体駆動装置にセットされた可搬記録媒体から前記性能タイプリスト情報を入力して前記性能タイプリスト情報記憶手段に与える、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報入力手段は、前記情報処理装置と通信可能な保守センタ装置から前記性能タイプリスト情報を入力して前記性能タイプリスト情報記憶手段に与える、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報入力手段は、前記情報処理装置に接続される端末装置から前記性能タイプリスト情報を入力して前記性能タイプリスト情報記憶手段に与える、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報管理手段は、前記性能タイプ指定手段からの操作に応じて、前記性能タイプリスト情報を前記情報処理装置と通信可能な保守センタ装置から取得する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプ指定手段における前記性能タイプの指定履歴情報を、該指定の日時情報と共に管理する性能タイプ指定履歴管理手段を更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプ指定履歴管理手段は、前記性能タイプの指定履歴情報を、前記情報処理装置のハードディスク装置に記憶させる、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプ指定履歴管理手段は、前記性能タイプの指定履歴情報を、前記情報処理装置と通信可能な保守センタ装置に通知する、
ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 前記性能タイプリスト情報管理手段は、前記性能タイプリスト情報を暗号化して管理し、前記性能タイプ指定手段によって指定された性能タイプに対応する性能調整値を復号して前記性能調整値設定手段に通知する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置の性能調整装置。 - 請求項1に記載の性能調整装置を搭載することを特徴とする情報処理装置。
- 指定された性能調整値に基づいて情報処理装置の演算処理装置の演算処理性能を制御する性能調整手段を有する性能調整方法であって、
複数組の性能タイプと性能調整値の組からなる性能タイプリスト情報を管理する性能タイプリスト情報管理ステップと、
該性能タイプリスト情報管理ステップにて管理される性能タイプリスト情報中の1つの性能タイプを指定して性能タイプの変更を行う性能タイプ指定ステップと、
該性能タイプ指定ステップによって指定された性能タイプに対応する性能調整値を前記性能タイプリスト情報管理ステップを通じて取得し、該取得された性能調整値を前記性能調整手段に設定する性能調整値設定ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理装置の性能調整方法。 - 前記性能タイプ指定ステップにおける前記性能タイプの指定履歴情報を、該指定の日時情報と共に管理する性能タイプ指定履歴管理ステップを更に含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置の性能調整方法。 - 前記性能タイプ指定履歴管理ステップは、前記性能タイプの指定履歴情報を、前記情報処理装置のハードディスク装置に記憶させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置の性能調整方法。 - 前記性能タイプ指定履歴管理ステップは、前記性能タイプの指定履歴情報を、前記情報処理装置と通信可能な保守センタ装置に通知する、
ことを特徴とする請求項14に記載の情報処理装置の性能調整方法。 - 前記性能タイプリスト情報管理ステップは、前記性能タイプリスト情報を暗号化して管理し、前記性能タイプ指定ステップによって指定された性能タイプに対応する性能調整値を復号して前記性能調整値設定ステップに通知する、
ことを特徴とする請求項13に記載の情報処理装置の性能調整方法。
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