JPWO2009139403A1 - 制振装置および車両 - Google Patents

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Abstract

制振対象の位置と制振力発生位置が異なる場合であっても制振効果を高めることができる制振装置を提供する。制振装置は、振動発生源に起因して制振するべき位置に伝達された振動を検出する振動検出手段と、制振するべき位置とは異なる位置に設けられ、振動を打ち消すために制振力を発生させる加振手段と、振動検出手段が検出した振動に基づいて、加振手段に制振力を発生させる加振指令を出力する加振指令発生手段と、加振手段が設けられる位置から制振するべき位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性を加振指令に対して与えて加振手段に出力する加振指令補正手段とを有する。

Description

本発明は、発生する振動を抑制する制振装置およびこれを備えた車両に関する。
従来から車両のエンジンの出力トルク変動により生じた車両振動について、加振手段によって制振力を発生させて積極的に加振させることで、車両振動を打ち消す制振装置が知られている。より具体的には、このような制振装置としては、振動発生源となるエンジンに設けられた加振手段となるリニアアクチュエータと、振動発生源となるエンジン回転数を検出する手段と、制振しようとする位置における振動を検出する振動検出手段と、検出されたエンジン回転数及び制振しようとする位置の振動に基づいてリニアアクチュエータに加振力を出力する適応制御アルゴリズムとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この制振装置では、適応制御アルゴリズムによってエンジン回転数と制振しようとする位置で現在検出されている振動に応じた最適な振幅と位相とを有する加振指令を出力することが可能であり、これにより加振手段から発生する制振力によって振動発生源となるエンジンから発生し、座席部など制振しようとする位置に伝達される振動を低減させることができるものである。
一方、加振手段となるリニアアクチュエータとして、弾性支持部(板バネ)が、可動子を定位置で保持し、自らが弾性変形することによって可動子を支持したリニアアクチュエータが知られている(例えば、特許文献2参照)。このリニアアクチュエータは、可動子には摩耗も摺動抵抗も生じないため、長期間にわたる使用を経た後においても軸支持の精度が低下することがなく高い信頼性が得られ、摺動抵抗に起因する消費電力の損失がなく性能の向上を図ることができる。また、弾性支持部を、コイルとの干渉を回避しつつ可動子を基点としてコイルよりも遠い位置にて固定子に支持させることにより、嵩の張るコイルと弾性支持部とをより近接して配置することが可能になるので、リニアアクチュエータの小型化を図ることができる。
特許文献2に記載されたリニアアクチュエータに補助質量(おもり)を付け、この補助質量を振動させた場合の反力を使用して、対象機器の振動抑制を行う制振制御を行う場合、制御対象機器の振動状態に基づいて振幅指令値及び周波数指令値を求め、この振幅指令値及び周波数指令値に応じて、リニアアクチュエータに対して印加する電流値を制御することが行われる。このような制振装置を自動車の車体に取り付けることにより、自動車のエンジンから車体に加わる力を相殺することができるため、車体の振動を低減することができる。
特開平10−049204号公報 特開2004−343964号公報
ところで、特許文献1に示す制振装置は、加振手段であるリニアアクチュエータを車体の振動発生源であるエンジン近傍に装着しているが、例えば特許文献2に記載されたリニアアクチュエータを加振手段として車体に後付けしようとしても、設置スペースの都合上、エンジン近傍や制振しようとする位置近傍に装着できない場合がある。このような場合、加振手段の装着位置をエンジンや制振しようとする位置から離す必要があるが、振動発生源(エンジン)、加振手段(リニアアクチュエータ)、制振しようとする位置(座席部)が異なることになるため、最適な制振力を得られないという問題がある。すなわち、加振手段取り付け位置から制振しようとする位置までの伝達特性の影響により、加振手段によって発生した制振力が制振しようとする位置で有効に効果を発揮できない。また、本伝達特性は、車体の剛性や、加振手段の指令に対する応答性や、加速度センサのフィルタ特性などによって決定されるものであるため、これらの伝達特性を考慮して、加振手段によって発生させるべき制振力の振幅と位相を決めなければならないという問題もある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、制振対象の位置と制振力発生位置が異なる場合であっても制振効果を高めることができる制振装置および車両を提供することを目的とする。
第1の発明に係る制振装置は、振動発生源に起因して制振しようとする位置に伝達された振動を検出する振動検出手段と、前記制振しようとする位置とは異なる位置に設けられ、前記振動を打ち消すために制振力を発生させる加振手段と、前記振動検出手段が検出した振動に基づいて、前記加振手段に制振力を発生させる加振指令を出力する加振指令発生手段と、前記加振手段を取り付けた位置から前記制振するべき位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性を前記加振指令に対して与えて前記加振手段に出力する加振指令補正手段とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、振動検出手段が検出した振動を打ち消すための制振力を発生させるために加振指令発生手段が出力した加振指令に対して、予め求めた加振手段を取り付けた位置から制振しようとする位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性を与えた後の加振指令を加振指令補正手段が加振手段に対して出力する。すると、制振対象の位置と制振力発生位置が異なる場合であっても加振手段取り付け位置から制振しようとする位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の特性が考慮された制振力が発生することになる。このため、制振しようとする位置に設けられた振動検出手段が検出した振動を、加振手段取り付け位置から振動検出手段までの伝達特性の影響を受けることなく適切に制振できるという効果が得られる。
第2の発明に係る制振装置は、振動発生源に起因して制振しようとする位置に伝達された振動を検出する振動検出手段と、前記制振しようとする位置とは異なる位置に設けられ、前記振動を打ち消すために制振力を発生させる加振手段と、前記振動検出手段が検出した振動に基づいて、前記加振手段に制振力を発生させる加振指令を出力する加振指令発生手段とを備え、前記加振指令発生手段は、制振するべき振動の周波数と等しい基準正弦波または基準余弦波に対し、前記加振手段を取り付けた位置から前記制振するべき位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性を与えることにより得られる補正基準正弦波または補正基準余弦波に基づいて、前記制振力を発生させる加振指令を生成して前記加振手段に出力することを特徴とする。
制振力伝達経路の逆特性を与える演算を、基準正弦波及び基準余弦波に対して、加振指令発生手段の出力前に行うようにしたため、上記第1の発明が奏する効果に加えて、制振力に逆特性を与える演算を行う演算処理回路を簡略化することができるとともに、演算処理を高速化することができる。すなわち、制振力伝達経路の逆特性を与える演算は、基準正弦波及び基準余弦波を発生する時点で予め逆特性を与える演算を行うことにより補正基準正弦波または補正基準余弦波を求め、この補正基準正弦波または補正基準余弦波に基づいて前記制振力を発生させる加振指令を前記加振手段に出力するため、所定時間の振動信号を解析する等の処理が不要となり、逆特性を与える演算をテーブル参照のみで行うことができるため、演算回路を簡単にすることができるとともに、演算時間も短縮することができる。
ここで、加振手段が設けられる位置から制振しようとする位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性とは、加振指令発生手段から出力された加振指令から加振手段、および位置車体フレームの振動伝達特性を含み振動検出手段までの制振力伝達経路の伝達特性をいう。すなわち、加振手段が設けられる位置から制振しようとする位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性とは、加振手段から振動検出手段までの振動伝達経路の逆特性(車体フレームの振動伝達特性の逆特性)だけでなく、加振指令が加振指令発生手段から出力されて加振手段に到達し、加振手段で制振力が発生し、発生した制振力が振動検出手段に到達するまでの一連の経路の逆特性をいう。
第2の発明に係る制振装置に対して、前記振動発生源に起因する振動の周波数を検出する周波数検出手段をさらに備え、前記制振しようとする振動の周波数と等しい基準正弦波または基準余弦波は、前記周波数検出手段が検出した周波数に基づいて生成されるようにすると、周波数検出手段が、振動発生源に起因する振動の周波数を検出し、制振しようとする振動の周波数と等しい基準正弦波または基準余弦波を、検出した振動周波数に基づいて生成するため、制振力を発生させるための加振指令を生成するための基準正弦波または基準余弦波を簡単に生成することができる。このため、簡単な波形発振器によって構成することができるとともに、制振しようとする位置に設けられた振動検出手段が検出した振動を、加振手段取り付け位置から振動検出手段までの伝達特性の影響を受けることなく適切に制振できるという効果が得られる。
第1の発明又は第2の発明に係る制振装置において、前記加振手段を車両の車体フレームに装着すると、加振手段を車体フレームの任意の位置に装着することができるため、制振装置を装着する位置決めの自由度を向上させることができるとともに、車両に対して制振装置を後付けで装着することが可能となる。
第1の発明又は第2の発明に係る制振装置を車両に備えると、制振装置により振動を減衰させることができるため、車両の乗員の乗り心地感を向上させることができる。
第1の発明によれば、制振しようとする位置に設けられた振動検出手段が検出した振動を、加振手段取り付け位置から振動検出手段までの伝達特性の影響を受けることなく適切に制振できるという効果が得られる。
第2の発明によれば、逆特性を与える演算をテーブル参照のみで行うことにより、演算が簡略化されて、逆特性を与える演算を高速化することができる。また、演算を簡略化することができるため、演算処理装置のコスト増大を防止することができる。
第1実施形態(第1の発明)に係る制振装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すアクチュエータ10の構成を示す模式図である。 図1に示す制御部3の構成を示すブロック図である。 図1に示す車体フレーム2の振動伝達特性F、F’を示す説明図である。 第2実施形態(第2の発明)に係る制御部103の構成を示すブロック図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して第1実施形態(第1の発明)に係る制振装置を説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は、自動車等の車両を走行させるための駆動力を発生するために車両に搭載されたエンジン(振動発生源)であり、車両内に発生する振動の発生源である。符号10は、補助質量11を備え、この補助質量11を振動させることにより得られる反力によって車両内に発生する振動を抑制するための制振力を発生するリニアアクチュエータ(以下、「アクチュエータ」(加振手段)と称する)である。符号2は、車両の車体フレームであり、エンジンマウント1mによってエンジン1が搭載されるとともに、所定の位置にアクチュエータ10が装着される。
ここでは、アクチュエータ10は、車体フレーム2に発生する上下方向(重力方向)の振動を抑制制御するものとする。符号3は、アクチュエータ10に制振力を発生させて、車両内に発生する振動を抑制する制御を行う制御部である。符号4は、制御部3から出力される指令値に基づいて、アクチュエータ10を駆動するための電流をアクチュエータ10に対して供給するアンプである。符号5は、車両内の乗員用の座席6の近傍(振動を低減しようとする位置の近傍)に装着された加速度センサ(振動検出手段)である。制御部3は、エンジン1から出力されるエンジンパルス信号(点火タイミング信号)と、加速度センサ5から出力される加速度センサ出力信号に基づいて、アクチュエータ10を駆動するための加振指令を求めて、アンプ4へ出力する。アンプ4は、この加振指令(力指令値)に基づいて、アクチュエータ10に対して供給するべき電流値を求めてアクチュエータ10へ供給することにより、補助質量が往復運動(図1に示す例では、上下方向の運動)を行う。
ここで、図2を参照して、図1に示すアクチュエータ10の詳細な構成を説明する。図2は、図1に示すアクチュエータ10の詳細な構成を示す図である。この図において、符号12は、永久磁石を備える固定子であり、車体フレーム2に固定される。符号13は、可動子であり、抑制するべき振動方向と同方向の往復動(図2の紙面では上下動)を行う。ここでは、車体フレーム2の抑制するべき振動の方向と可動子13の往復動方向(推力方向)とが一致するように、車体フレーム2に固定される。符号14は、可動子13及び補助質量11を推力方向に移動可能なように支持する板バネであり固定子12に固定されている。符号15は、可動子13と補助質量11を接合する軸であり、板バネ14によって支持されている。アクチュエータ10と補助質量11によって、動吸振器が構成されていることになる。
次に、図2に示すアクチュエータ10の動作を説明する。アクチュエータ10を構成するコイル(図示せず)に交流電流(正弦波電流、矩形波電流)を流した場合、コイルに所定方向の電流が流れる状態では、磁束が、永久磁石においてS極からN極に導かれることにより、磁束ループが形成される。その結果、可動子13には、重力に逆らう方向(上方向)に移動する。一方、コイルに対して所定方向とは逆方向の電流を流すと、可動子13は、重力方向(下方向)に移動する。可動子13は、交流電流によるコイルへの電流の流れの方向が交互に変化することにより以上の動作を繰り返し、固定子12に対して軸15の軸方向に往復動することになる。これにより、軸15に接合されている補助質量11が上下方向に振動することになる。アクチュエータ10と補助質量11によって構成される動吸振器は、アンプ4から出力する電流制御信号に基づいて、補助質量11の加速度を制御して制振力を調節することにより、車体フレーム2に発生する振動を相殺して振動を低減することができる。
次に、図4を参照して、図1に示す車体フレーム2の振動伝達特性について説明する。ここでは、車体フレーム2の振動源はエンジン1のみであるとし、車体フレーム2に発生する振動のうち、乗員用の座席(運転席)6付近で発生する振動を抑制するものとして説明する。エンジン1を駆動するためのエンジンパルスは、点火するタイミングで立ち上がるパルスであり、4気筒のエンジン1の回転数が1200rpmであれば40Hzのパルス信号となって出力されることになる(図4(a)参照)。このエンジンパルスに応じて、エンジン1の各気筒は、点火することになるため、この点火タイミングに同期した振動がエンジン1から発生することになる(図4(b)参照)。エンジン1において発生した振動は、車体フレーム2を伝達して座席6に到達する。このときの車体フレーム2の振動伝達特性をF’とする。エンジン1で発生した振動は、車体フレーム2の振動伝達特性F’によって、位相が変化する(例えば、θ’だけ遅れる)とともに、振幅も変化して、座席6の振動として現れることになる。この振動を加速度センサ5で検出することにより、座席6において発生する振動を検出することが可能となる(図4(c)参照)。加速度センサ5により得られた振動の信号の逆位相の振動(図4の破線で示す振動)を座席6の位置において発生すれば座席6に発生している振動を相殺することができるため、座席6の振動を抑制することが可能となる。
しかし、座席6の近傍に振動抑制のための制振力を発生する振動源を設けることは車両のレイアウトの制限上できない場合がある。そのため、図1に示すアクチュエータ10は、振動を抑制しようとする位置(加速度センサ5が取り付けられた位置)とは異なる位置に設けなければならない場合がある。したがって、補助質量11を振動させることによって発生する制振力は、車体フレーム2を伝達して座席6に到達することになる。このとき、車体フレーム2の伝達特性Fによって、アクチュエータ10に発生させた振動の位相と振幅が変化してしまう。このため、アクチュエータ10によって発生させるべき振動は、アクチュエータ10の装着位置から加速度センサ5の装着位置(座席6の位置)までの振動伝達特性Gに基づく位相変化と振幅変化を考慮して(例えば、位相をθだけ早めたり、振幅を大きくするなど)、加速度センサ5の出力信号の逆位相の信号を生成する必要がある(図4(d)参照)。伝達特性Gは、アンプ4への加振指令からアクチュエータ10、アンプ4、車体フレームの振動伝達特性Fを含み加速度センサ出力までの伝達特性をいう。
そこで、本発明は、アクチュエータ10の装着位置から加速度センサ5の装着位置(座席6の位置)までの振動伝達特性Gに基づく位相変化と振幅変化を考慮して、制振力を発生させるようにしたものである。
次に、図3を参照して、図1に示す制御部3がアクチュエータ10の装着位置から加速度センサ5の装着位置までの振動伝達特性Gに基づく位相変化と振幅変化を考慮して、制振力を発生させるための加振指令を生成する動作を説明する。図3は、図1に示す制御部3の詳細な構成を示す制御ブロック図である。制御部3は、加速度センサ5の出力信号と、エンジン1のエンジンパルス信号を入力し、アンプ4に対して、加振指令(力指令値)を出力するものである。なお、ここで説明する制御方式は、周期信号の基本周波数成分およびその高調波成分に対し参照点(ここでは振動検出位置)の状態量(ここでは振動)を抑制できる最小二乗法等を利用した適応制御アルゴリズムを基本としている。
まず、加速度センサ5から出力される加速度センサ出力信号(Asin(ωt+φ))は、収束ゲイン2μが掛けられる。一方、周期検出部31は、エンジンパルス信号を入力し、エンジンパルス信号の周期を検出して、正弦波発振器32へ出力する。正弦波発振器32は、パルス周期を入力して、基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)を出力する。収束ゲイン2μが掛けられた加速度センサ出力信号は、乗算器33、34により、正弦波発振器32から出力する基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)のそれぞれと乗算される。そして積分器35、36によって積分すると、積分器35、36からそれぞれ−A’sinφと−A’cosφが出力されることになる。
そして、積分器35から出力される−A’sinφと基準余弦波cos(ωt)とを乗算器37によって乗算すると、乗算器37から−A’cos(ωt)・sinφが出力することになる。一方、積分器36から出力される−A’cosφと基準正弦波sin(ωt)とを乗算器38によって乗算すると、−A’sin(ωt)・cosφが出力されることになる。
続いて、乗算器37から出力する−A’cos(ωt)・sinφと、乗算器38から出力する−A’sin(ωt)・cosφとを加算器39によって加算すると、三角関数の加法定理から加算器39から−A’sin(ωt+φ)が出力される。この−A’sin(ωt+φ)に対して、加振指令値から加速度センサ5の出力までの制振力伝達経路の逆特性1/Gを乗算することにより、制振力を発生させるための加振指令を生成することができる。逆特性演算部40(加振指令補正手段)は、加算器39から出力する−A’sin(ωt+φ)に対して、加振指令値から加速度センサ5の出力までの制振力伝達経路の逆特性1/Gを与えて、制振力を発生させるための加振指令を生成してアンプ4へ出力する。図3に示す逆特性演算部40は、アクチュエータ10に装着される補助質量の質量、アクチュエータ10の駆動性能、車体フレーム2の振動伝達特性F等を予め計測し、これらの計測値から求めた伝達特性Gの逆特性指(1/G)が設定されているものである。
この加振指令をアンプ4へ出力すると、補助質量11が振動して制振力を発生することにより、エンジン1で発生し座席に伝達した振動が抑制されることになる。このとき、アクチュエータ10が補助質量を振動させることにより発生する制振力は、アクチュエータ10の装着位置から加速度センサ5の装着位置までの振動伝達特性Fを含む伝達特性Gに基づく位相変化と振幅変化を考慮した制振力であるため、振動を検出する位置(座席6の位置)と制振力を発生する位置が異なっていても発生する振動を効果的に抑制することができる。
このように、発生するべき制振力に対して、アクチュエータ10が装着される位置から制振するべき位置(座席6)までの振動伝達特性Fを含む制振力伝達経路の逆特性1/Gを与えた制振力を発生させる加振指令をアクチュエータ10に出力することで、加振手段取り付け位置から振動検出手段までの伝達特性の影響を受けることなく適切に制振できるという効果が得られる。また、アクチュエータ10を車体フレーム2の任意の位置に装着することができるため、制振装置を装着する位置決めの自由度を向上させることができる。また、アクチュエータ10を任意の位置に装着することが可能となるため、車両に対して制振装置を後付けで装着することが可能となる。また、制振装置により車両内に発生する振動を減衰させることができるため、車両の乗員の乗り心地感を向上させることができる。
なお、前述した説明においては、図2に示すリニアアクチュエータ10を使用して、制振力を発生するものとして説明したが、補助質量11を振動させることによって振動を抑制することができる反力を発生できる駆動源であれば、補助質量11を振動させる手段は何でもよい。
(第2実施形態)
次に第2の発明に係る第2実施形態の制振装置について上記第1実施形態と同じ部分には同じ符号を付して説明及び図示を省略しつつ説明する。図1、図2、図4は上記第1実施形態と同じであり、図3を図5に代えて説明する。第2実施形態に係る制振装置は、第1実施形態に係る制御部3を下記に説明する制御部103にしたものである。
図5は、制御部103の詳細な構成を示す制御ブロック図である。制御部103は、加速度センサ5の出力信号と、エンジン1のエンジンパルス信号を入力し、アンプ4に対して、加振指令を出力するものである。なお、ここで説明する制御方式は、周期信号の基本周波数成分およびその高調波成分に対し参照点(ここでは振動検出位置)の状態量(ここでは振動)を抑制できる最小二乗法等を利用した適応制御アルゴリズムを基本としている。
まず、正弦波発振器132は、エンジン1から出力されるエンジンパルス信号の周期を周期検出部131により検出した結果(パルス周期)を入力し、これに基づいて、基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)を出力する。一方、加速度センサ5から出力される加速度センサ出力信号は、収束ゲイン2μが掛けられ、乗算器133、134により、正弦波発振器132から出力する基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)のそれぞれと乗算される。そして、積分器135、136によって積分すると、積分器135から位相差成分の−A’cosφ’が出力され、積分器136から位相差成分の−A’sinφ’が出力されることになる。
値設定部137には、制振力伝達経路の伝達特性Gの位相成分∠1/G(jω)と、伝達特性Gの振幅成分|1/G(jω)|が、周波数毎に関係付けられて予め記憶された2つのテーブルを備えている。値設定部137は、周期検出部131が検出したエンジンパルス信号の周期を入力し、この周期から求めた周波数に関係付けられた位相成分∠1/G(jω)と振幅成分|1/G(jω)|を2つのテーブルからそれぞれ読み出し、位相成分をPとし、振幅成分を1/Gとして正弦波発振器138へ出力する。正弦波発振器138は、周期検出器31によってエンジンパルス信号の周期を検出した結果と、振動伝達特性Gの位相成分P、振幅成分1/Gを入力する。そして、正弦波発振器138は、パルス周期に基づき周波数を求め、この周波数と等しくなるように生成した基準正弦波sin(ωt)と基準余弦波cos(ωt)のそれぞれに対して、振動伝達特性Gの逆特性(∠1/G(jω)及び|1/G(jω)|)を乗算(振幅成分1/Gは乗算し、位相成分Pは加算)した補正基準正弦波(1/G)sin(ωt+P)と補正基準余弦波(1/G)cos(ωt+P)を出力する。 そして、積分器135から出力される位相差成分−A’cosφと補正基準正弦波(1/G)sin(ωt+P)とを乗算器139によって乗算し、積分器136から出力される位相差成分−A’sinφと補正基準余弦波(1/G)cos(ωt+P)とを乗算器140によって乗算する。そして、乗算器139と乗算器140の出力を加算器141によって加算すると、三角関数の加法定理より−(A’/G)sin(ωt+φ+P)の信号が得られる。すなわち、加速度センサ出力信号(Asin(ωt+φ))に対して、位相を反転するための(−1)と、振動伝達特性Gの振幅成分(1/G)とが乗算されるとともに、位相差成分(P)が位相成分に加算された信号が得られることになる。加算器141から出力される信号(−(A’/G)sin(ωt+φ+P))が、アクチュエータ10の装着位置から加速度センサ5の装着位置までの振動伝達特性Gに基づく位相変化と振幅変化を考慮して、制振力を発生させるための制振力を発生させるための加振指令となる。
この加振指令をアンプ4へ出力すると、補助質量11が振動して制振力を発生することにより、加速度センサ5によって検出されるエンジン1が発生する振動が抑制されることになる。このとき、アクチュエータ10が補助質量を振動させることにより発生する制振力は、アクチュエータ10の装着位置から加速度センサ5の装着位置までの振動伝達特性Fを含む伝達特性Gに基づく位相変化と振幅変化を考慮した制振力であるため、振動を検出する位置(座席6の位置)と制振力を発生する位置が異なっていても発生する振動を効果的に抑制することができる。
このように、発生するべき制振力に対して、アクチュエータ10が装着される位置から制振するべき位置(座席6)までの振動伝達特性Fを含む制振力伝達経路の逆特性1/Gを与えた制振力を発生させる加振指令をアクチュエータ10に出力することで、加振手段取り付け位置から振動検出手段までの伝達特性の影響を受けることなく適切に制振できるという効果が得られる。また、アクチュエータ10を車体フレーム2の任意の位置に装着することができるため、制振装置を装着する位置決めの自由度を向上させることができる。また、アクチュエータ10を任意の位置に装着することが可能となるため、車両に対して制振装置を後付けで装着することが可能となる。また、制振装置により車両内に発生する振動を減衰させることができるため、車両の乗員の乗り心地感を向上させることができる。
また、制御系全体の伝達特性Gの逆特性1/Gの乗算を基準正弦波及び基準余弦波に対して事前に乗算するようにしたため、逆特性1/Gを乗算する演算処理回路を簡略化することができるとともに、演算処理を高速化することができる。発生するべき制振力の加振指令に対して、振動伝達特性Gの逆特性1/Gを乗算する場合、得られた発生するべき制振力の瞬時値では、周波数等を簡単に求めることはできないため、所定時間の振動を解析することにより周波数等を求めて、この求めた周波数に応じた逆特性を乗じる必要がある。一方、本発明による演算は、基準振動信号を発生する時点で予め逆特性1/Gを乗算しておくため、所定時間の振動信号を解析する等の処理が不要となり、逆特性を乗算する演算をテーブル参照のみで行うことができるため、演算処理を簡略化できるため、演算回路簡単にすることができるとともに、演算時間も短縮することができる。
なお、図5に示す周期検出部131は、エンジンパルス信号の周波数を検出する周波数検出部に置き換えてもよい。このようにすることにより、正弦波発振器132、138が内部においてパルス周期から周波数を求める必要がなくなるため、正弦波発振器132、138の構成を簡単にすることができる。
第1の発明及び第2の発明による制振装置は、振動を抑制しようとする位置と制振力を発生させる位置が異なる場合における振動抑制する用途に適用することができる。また、前述した説明においては、制振対象を自動車の車体フレームであるものとして説明したが、本発明の制振装置による制振対象機器は必ずしも自動車の車体フレームである必要はなく、自律走行搬送車の車体、ロボットアーム等であってもよい。

Claims (6)

  1. 振動発生源に起因して制振しようとする位置に伝達された振動を検出する振動検出手段と、
    前記制振しようとする位置とは異なる位置に設けられ、前記振動を打ち消すために制振力を発生させる加振手段と、
    前記振動検出手段が検出した振動に基づいて、前記加振手段に制振力を発生させる加振指令を出力する加振指令発生手段と、
    前記加振手段を取り付けた位置から前記制振しようとする位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性を前記加振指令に対して与えて前記加振手段に出力する加振指令補正手段と
    を備えることを特徴とする制振装置。
  2. 振動発生源に起因して制振しようとする位置に伝達された振動を検出する振動検出手段と、
    前記制振しようとする位置とは異なる位置に設けられ、前記振動を打ち消すために制振力を発生させる加振手段と、
    前記振動検出手段が検出した振動に基づいて、前記加振手段に制振力を発生させる加振指令を出力する加振指令発生手段とを備え、
    前記加振指令発生手段は、
    制振しようとする位置の周波数と等しい基準正弦波または基準余弦波に対し、前記加振手段が取り付けた位置から前記制振しようとする位置までの振動伝達特性を含む制振力伝達経路の逆特性を与えることにより得られる補正基準正弦波または補正基準余弦波に基づいて、前記制振力を発生させる加振指令を生成して前記加振手段に出力することを特徴とする制振装置。
  3. 前記振動発生源に起因する振動の周波数を検出する周波数検出手段をさらに備え、
    前記制振しようとする振動の周波数と等しい基準正弦波または基準余弦波は、前記周波数検出手段が検出した周波数に基づいて生成されることを特徴とする請求項2に記載の制振装置。
  4. 前記加振手段を車両の車体フレームに装着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の制振装置。
  5. 請求項4に記載の制振装置を備えることを特徴とする車両。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の制振装置を備えることを特徴とする車両。

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