JP2000250637A - 地盤低周波振動の能動制御方法 - Google Patents

地盤低周波振動の能動制御方法

Info

Publication number
JP2000250637A
JP2000250637A JP11052172A JP5217299A JP2000250637A JP 2000250637 A JP2000250637 A JP 2000250637A JP 11052172 A JP11052172 A JP 11052172A JP 5217299 A JP5217299 A JP 5217299A JP 2000250637 A JP2000250637 A JP 2000250637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
source
vibration source
additional
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11052172A
Other languages
English (en)
Inventor
Suenobu Uchida
季延 内田
Kenichi Matsushima
健一 松島
Yasuaki Ishida
保明 石田
Isao Tsukada
功 塚田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tobishima Corp
Original Assignee
Tobishima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tobishima Corp filed Critical Tobishima Corp
Priority to JP11052172A priority Critical patent/JP2000250637A/ja
Publication of JP2000250637A publication Critical patent/JP2000250637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎工事等における建設機械によって発生す
る地盤低周波振動の周辺への伝搬を低減する。 【解決手段】 地盤上に設置され運転時に低周波振動を
発生させる振動源S1の近傍に、振動源S1の卓越正弦
波振動成分と逆位相をなす同大正弦波振動を発生させる
付加振動源S2を設置する。付加振動源S2を振動源S
1の運転に同期させて運転させ、周辺地盤に伝搬する振
動成分を低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地盤低周波振動の能
動制御方法に係り、特に建設機械等の運転により発生し
た地盤振動のうち卓越する正弦波振動成分を減衰させる
ことができる地盤低周波振動の能動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】振動を伴う機械を運転した時に、その加
振力によって機械が設置されている地盤、建物等の構造
物に振動が発生し、その振動が周囲に伝搬することが多
い。このような場合、振動により人体の振動知覚に伴う
障害、2次騒音発生に伴う障害、振動による生産性の障
害(精密加工品への影響)等を生ずることがある。この
種の振動を防止、低減する対策として種々の受動振動対
策、能動振動対策の手段が提案あるいは実施されてい
る。
【0003】例えば、受動的な振動対策として以下のよ
うな対策がある。 (1)機械と建物側の設置場所との間に防振装置を設置し
て防振支持構造とし、建物等に伝搬する加振力を軽減す
る。 (2)振動の伝搬経路に防振溝、防振壁を設置する。 (3)建物、鉄塔や橋梁などの振動系の揺れをうち消すた
めの反力を生ずる付加振動系(TMD:チューンドマス
ダンバー)等を設置する。
【0004】能動的な振動対策としては、建物、鉄塔や
橋梁などの振動系の揺れをうち消すための反力を生ずる
付加振動系を能動制御する(AMD:アクティブマスダ
ンバー)等を設置する方法等がある。この騒音、振動の
能動制御に関する基本原理は周知であり、このAMDも
その応用技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した受動的な振動
対策において、振動体、振動源の防振支持は最も効果の
ある対策であるが、地盤に杭を施工する建設機械のよう
に直接地盤(振動が伝搬する媒体)を加振する場合は、
このような対策は実施できない。また、防振溝、防振壁
はその効果が理論及び実験的に確かめられているが、最
も効果の高い空溝の場合でも6dB程度の振動低減効果
を得るには波長の1/4の深さが必要となる。防振溝を
砂や発泡材などで充填すると防振効果は半減してしま
う。特に、建物基礎構築のために使用され建設重機がも
たらす振動の場合、地盤を直接加振することから、発生
源そのものに対策を施すことは困難である。また伝搬経
路上での対策を施す場合、対象となる振動の波長は数m
〜数十m程度になる。したがって、防振溝による対策で
実現可能な深さでは最大でも3dB程度の効果しか得ら
れないことが知られている。
【0006】このように、実用的な深さの防振溝や防振
壁で5dB以上の効果が得られるのは対象とする振動の
周波数がたとえば63Hz以上程度と比較的高い場合に
限られている。通常の建設機械のように31.5Hz以
下の振動を主成分とする振動源では効果的な振動対策と
はなっていないのが現状である。
【0007】また、従来の能動的振動対策は、建物全体
やその床スラブなど構造物自体の振動系の振動を軽減す
ることを目的としており、周囲への伝搬振動の低減は振
動系の振動が低減することによる付帯効果として得られ
ていた。特に地盤などに伝搬した振動を能動的に制御し
て低減するような振動対策技術はなかった。
【0008】そこで、本発明の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、振動源自身の振動防止対策
や構造変更などを伴うことなく、地盤に伝搬した正弦波
振動成分の卓越した振動を確実に軽減するようにした地
盤低周波振動の能動制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は地盤上に設置され運転時に低周波振動を発
生させる振動源の近傍に、前記振動源の卓越正弦波振動
成分と逆位相をなす同大正弦波振動を発生させる付加振
動源を設置し、該付加振動源を前記振動源の運転に同期
させて運転させ、周辺地盤に伝搬する振動成分を低減さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0010】このとき、前記付加振動源と前記振動源と
の距離を、前記振動源で発生する振動波長のほぼ1/6
より近接させ、少なくとも前記付加振動源と前記振動源
とを結ぶ方向において振動振幅が増加せず、その他の方
位において振動低減させることが好ましい。
【0011】本発明は、正弦振動成分が卓越する地盤振
動等を対象として、振動源近傍に付加振動源を設置し、
振動源とは逆位相の正弦振動を発生させることで、振動
を能動的に制御して伝搬振動を低減するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の地盤低周波振動の
能動制御方法の一実施の形態について、添付図面を参照
して説明する。図1は振動源S1に対して所定間隔dの
位置に付加振動源S2を設けたときの振動低減の作用を
示すための模式構成図である。振動源S1に対してX軸
上にY軸を挟んで間隔dをあけて付加振動源S2が配置
されている。なお、振動源S1のみの場合にはXY軸の
原点に振動源があるものとする。
【0013】図1に示した2つの振動源S1、S2にお
いて、正弦振動成分が卓越した振動が振動源S1から発
生したとき、付加振動源S2に振動源S1の振動と逆位
相で同大の正弦波振動を作用させると、受振点Aにおけ
る振動の振幅Dは時間項に無関係で振動源Sから受振点
Aまでの距離rと初期位相とによって定まる一定値とし
て求められる。すなわち、振動源S1から受振点Aまで
の距離r1、付加振動源S2から受振点Aまでの距離r2
が原点から受振点Aまでの距離rで近似できることを利
用して以下の(式1)で求めることができる。式中、D
1は受振点Aにおける振動源S1の振動による振幅であ
る。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、付加振動源S2による振動源周辺
における振動低減効果をΔL(dB)とすると、ΔLは
(式2)で求めることができる。
【0016】
【数2】
【0017】(式2)において、図1に示したθとΔL
との関係を、振動源S1に対して付加振動源S2の距離
dを異ならせて示した関係図が図2である。同図に示し
たように、kd/2π=1/5ではθ<30°の範囲で
振動低減効果が得られないことがわかる。
【0018】さらに振動源S1に対して付加振動源S2
の距離dを異なる値として位相制御した際の振動低減効
果を0°<θ<360°の範囲に対応させて示した解析
結果が図3(a)〜(e)である。各図において原点に
無指向性の振動源S1のみの場合の発生振動の伝搬範囲
を原点Oを中心とした同心円(破線)で示している。こ
のときの振動源の起振力は原点Oから距離(半径)r
(m)だけ離れた地点における振動の大きさが1(ga
l)となるように設定している。また、解析値としては
振動数f=5Hz、波長λ=20m、振動伝搬速度V=
100m/secを前提条件としている。
【0019】以下、等しい起振力を有する振動源S1と
付加振動源S2とを図1に示したような距離dだけ離し
て設置し、付加振動源S2の振動が振動源S1と逆位相
の関係になるように付加振動源S2の発生振動を位相制
御した際の、原点Oから距離r(m)だけ離れた地点に
おける振動状態について説明する。
【0020】図3(a)は、2つの振動源S1、S2の
間隔dと波長λの関係がd/λ=1/50の場合であ
る。破線は振動源S1による振動状態を示し、距離rま
での領域で振動の大きさとして1(gal)を示してい
る。一方、実線は付加振動源S2により位相制御を行っ
た場合である。この場合は図示したように小さな∞型の
指向特性を示す。図中の右ハッチ部分は付加振動源によ
り位相制御して2つの振動を逆位相とすることで、振動
源S1の場合よりも振動が小さくなった範囲を模式的に
示している。この場合はすべての方位に振動低減効果が
見込まれる。
【0021】図3(b)は、2つの振動源S1、S2の
間隔dと波長λの関係がd/λ=1/10の場合であ
る。∞型の指向特性は図3(a)の場合と同様である。
右ハッチ部分で示した効果範囲は図3(a)の場合より
も狭くなっているが、全方位にわたって振動低減効果が
ある。
【0022】図3(c)は2つの振動源S1、S2の間
隔dと波長λの関係がd/λ=1/6の場合である。∞
形状の指向特性は図3(a)、図3(b)の場合と同様
であるが、2つの振動源S1、S2を結ぶ線上(X軸)の
振動の大きさは1(gal)となり、振動源S1のみの
場合と同じである。2つの振動源の中間で2つの振動源
S1、S2を結ぶ方向(X軸)と直交する方向(Y軸)で
は、効果範囲は振動低減効果は十分であるが、X軸方向
では振動源S1のみ場合と同等となる方位がある。した
がって、d/λ=1/6が2つの振動源S1、S2を用
いることで振動源S1のみの場合よりも振動の大きさを
全方位にわたって同等以下にできる限界値であることが
わかる。
【0023】図3(d)は、2つの振動源S1、S2の
間隔dと波長λの関係がd/λ=1/4の場合である。
図中左ハッチ部分は2つの振動源S1、S2を位相制御
(逆位相)することで振動源S1のみの場合よりも振動
が大きくなる逆効果範囲を示している。∞形状の指向特
性は図3の場合と同様であるが、2つの振動源S1、S
2を結ぶ方向(X軸)の振動の大きさは、1(gal)
を越えており、振動源S1のみの場合より悪い。しかし
Y軸方向では効果のある範囲(右ハッチ部分)がわずか
に存在する。一方、X軸方向では、振動源S1のみの場
合より悪くなる逆効果範囲(左ハッチ部分)の範囲が拡
大されている。
【0024】図3(e)は、2つの振動源S1、S2の
間隔dと波長λの関係がd/λ=1/2の場合である。
逆効果範囲(左ハッチ部分)の方が効果範囲(右ハッチ部
分)よりも広い範囲となっている。∞形状の指向特性は
図3(a)の場合と同様であるが、振動源S1のみの場
合の1(gal)の同心円をほとんどの方位で越えてお
り、Y軸方向のわずかの範囲のみに効果があることがわ
かる。このように、本工法ではd/λ=1/6の条件を
満足すれば、付加振動源S2を設けて2つの振動源と
し、振動源S1のみの場合よりも振動状態が悪くなる範
囲が生じさせずに振動源S1による振動の影響を低減す
ることができる。また、d/λ>1/6の場合は、その
方位によって効果のある範囲と逆効果の範囲があること
が確認された。このことからある特定方位(Y軸)につ
いて振動低減を図ればよい場合には上記範囲を適用する
ことでその方位に関して有効な振動低減対策が期待でき
る。
【0025】ここで、上述した能動制御方法の有効性を
確認するために行った模型実験について説明する。図4
は本実験の装置の模式構成図である。
【0026】この実験装置の構成では、振動源S1とし
て自作加振機を、付加振動源S2として電磁型シェーカ
を使用した。そして波長λの約1/50の距離50cm
(実験時の振動数f=14.25Hz、振動の伝搬速度
V=392m/s、波長λ=27.5m)だけ離して設
置した。付加振動源S2はパワーアンプ10に接続さ
れ、さらにファンクションジェネレータ12に接続され
ている。このファンクションジェネレータ12からパワ
ーアンプ10への制御信号に応じてパワーアンプ10の
出力を変動させ所定の振動を発生させるようになってい
る。制御信号はでファンクションジェネレータ12で生
成した単一正弦波信号とした。
【0027】振動検知部は公知の検知回路によって構成
されており、所定の振動ピックアップ20を支持版面2
1に配置し、振動ピックアップ20で得られた波形を振
動レベル計22、ローパスフィルタ23、バンドパスフ
ィルタ24を介してアンプ25、FFTアナライザ26
で解析するようになっている。そのデータはレベルレコ
ーダ27に記録される。この構成のもとで付加振動源S
2の初期位相条件を可変して2台の振動源の振動が逆位
相同大となるように制御する。本模型実験では、すべて
の測点においてほぼ15dB以上の制御効果を確認でき
た。この値は前述した理論推定値としての低減効果とほ
ぼ同等となった。
【0028】さらに、上述した能動制御方法を実際の建
設機械によって生じる振動の低減に用いるようにした例
について図5を参照して説明する。図5は振動バイブロ
ハンマによる地盤振動対策への適用を示した概略装置構
成図である。具体的にはサンドコンパクションパイル
(SCP)工法で使用する振動バイブロハンマから発生
する地盤振動の低減対策を例としている。
【0029】以下に振動実験の概要を示す。振動源とし
ての2台の振動バイブロハンマS1、S2を向かい合わ
せ、振動源中心間距離dの離隔をとって配置する。各振
動バイブロハンマS1、S2には振動加速度センサ20
を取り付け、振動数及び位相を実時間で検知し、チャー
ジアンプ30を介してローパスフィルタ31により濾波
し、AD変換器32によりディジタル化したのち、CP
U33において検知信号をもとに振動源と逆位相となる
制御信号を生成する。制御信号はDA変換器34でアナ
ログ化され、インバータ35に運転信号として出力され
る。このように、振動バイブロハンマ(付加振動源S
2)のモータ(図示せず)の回転数はインバータ制御さ
れ、振動源S1側の振動バイブロハンマに対して位相制
御が実施される。そして、このような制御回路を有する
2台の振動バイブロハンマS1、S2でそれぞれ通常の
サンドコンパクション作業を実施する。このとき2台の
作業手順はなるべく同一となるように設定する。2台の
振動バイブロハンマS1、S2がそれぞれ作業を開始し
たら、両方の振動バイブロハンマS1、S2の振動数及
び位相を確認し、常に両方の振動バイブロハンマS1、
S2が逆位相状態で運転されるように、片方の振動バイ
ブロハンマ(付加振動源S2)の発電機をインバータ3
5で運転制御する。
【0030】この実験における収集データの一部を図7
に示した。同図に示したように、付加振動源S2による
制御を行っている間に、計測点では5dB程度の振動低
減が確認された。このときの各実験数値はおよそ振動数
f=6Hz、振動の伝搬速度V=150m/s、波長λ
=25m、振動計測点はY軸上原点から30mの地点で
ある。なお、本実験では2台の振動バイブロハンマとし
て同一機種を使用したが、振動源として用いられている
機種と同一の振動発生が可能なものであれば、同一機種
である必要はない。また、外部信号によって振動数、振
幅を制御できる大型の加振機であれば付加振動源として
任意の対象機種に対応させることができる。
【0031】図6は重機に搭載されているモータ(図示
せず)を駆動する発電機36の発電周波数を変化させ
て、振動源S1のモータの発電機36の発電周波数と、
付加振動源S2の発電機36の発電周波数の位相を逆位
相とすることで振動制御を行うようにした変形例を示し
ている。この制御方法による周波数の可変幅は小さい
が、図5に示した制御方法に比べて振動センサ20、イ
ンバータ35等の付加設備を省略することができるとい
う利点を有する。
【0032】以上の説明では、建設機械を地盤基礎構築
時に使用した場合の振動発生を例に説明したが、本能動
的制御手法を構造物の固体音対策に適用することも可能
である。すなわち、モータ、ポンプ等純音成分が卓越す
る固体音発生源を対象とした場合、その固体音発生源と
しての機器据え付け位置が鉄筋コンクリート建物等の構
造躯体においてスラブ等の特定部位に限定されている場
合は、その近傍に付加振動源を設置することにより上述
の効果を引き出すことができる。そのためには、まず固
体音発生源の発生振動数、振動の大きさを測定し、その
固体音発生源と同じ振動数の振動を付加振動源で発生さ
せ、その位相を変化させて最も固体音が低減する位相条
件を求める。
【0033】たとえば鉄筋コンクリート中での振動伝搬
速度V=1500m/s、固体音が問題となる振動の周
波数範囲がf=63Hz〜250Hzとすれば、波長λ
=23.8m〜6mとなるので、振動を発生する機器の
足下に付加振動源を設置するとして、振動源と付加振動
源との距離dを、波長λの1/6となるように設置位置
を決定する。そして常時発生する固体音が最小となるよ
うに付加振動源の振動数と位相とを制御すればよい。な
お、このときの振動低減効果は室内の騒音レベルの低減
量をもって評価することができる。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたように対象振動の波長を発
生させる振動源と、その振動と逆位相同大の振動を発生
させる付加振動源において、付加振動源を対象振動の波
長の1/6以下の距離に設置することで逆効果となる領
域を生じることなく低減効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地盤低周波振動の能動制御方法の
一実施の形態における振動源の配置例を示した模式構成
図。
【図2】付加振動源による振動源周辺における振動低減
効果ΔLと計測点角度θとの関係を示した関係図。
【図3】付加振動源による振動源周辺における振動低減
効果を計測点角度θの示す範囲ごとに示した関係図。
【図4】本発明の効果を確認するための模型実験の装置
構成例を示した概略構成図。
【図5】本発明の効果を確認するための実大実験の装置
構成例を示した概略構成図。
【図6】図5に示した実大実験の構成の変形例を示した
概略構成図。
【図7】図5に示した実験によって得られたデータの一
例を示したグラフ。
【符号の説明】
30 チャージアンプ 31 ローパスフィルタ 32 AD変換器 33 CPU 34 DA変換器 35 インバータ S1 振動源 S2 付加振動源 d 振動源と付加振動源との距離 θ 計測点角度
フロントページの続き (72)発明者 石田 保明 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 (72)発明者 塚田 功 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内 Fターム(参考) 2D050 BB07 CB31 FF03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤上に設置され運転時に低周波振動を発
    生させる振動源の近傍に、前記振動源の卓越正弦波振動
    成分と逆位相をなす同大正弦波振動を発生させる付加振
    動源を設置し、該付加振動源を前記振動源の運転に同期
    させて運転させ、周辺地盤に伝搬する振動成分を低減さ
    せるようにしたことを特徴とする地盤低周波振動の能動
    制御方法。
  2. 【請求項2】前記付加振動源と前記振動源との距離を、
    前記振動源で発生する振動波長のほぼ1/6より近接さ
    せ、少なくとも前記付加振動源と前記振動源とを結ぶ方
    向において振動振幅が増加せず、その他の方位において
    振動低減されるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の地盤低周波振動の能動制御方法。
JP11052172A 1999-03-01 1999-03-01 地盤低周波振動の能動制御方法 Pending JP2000250637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052172A JP2000250637A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 地盤低周波振動の能動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11052172A JP2000250637A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 地盤低周波振動の能動制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000250637A true JP2000250637A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12907413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11052172A Pending JP2000250637A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 地盤低周波振動の能動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000250637A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009139403A1 (ja) * 2008-05-14 2009-11-19 シンフォニアテクノロジー株式会社 制振装置および車両
CN101886389A (zh) * 2010-06-24 2010-11-17 河海大学常州校区 一种振动打桩机偏心力矩和打击频率的控制系统
JP2015090054A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 大成ロテック株式会社 目地補強バー挿入装置および目地補強バー挿入方法
JP2019007260A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 調和工業株式会社 杭打設管理システム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009139403A1 (ja) * 2008-05-14 2009-11-19 シンフォニアテクノロジー株式会社 制振装置および車両
EP2278188A1 (en) * 2008-05-14 2011-01-26 Sinfonia Technology Co., Ltd. Vibration control device and vehicle
US8381579B2 (en) 2008-05-14 2013-02-26 Sinfonia Technology Co., Ltd. Vibration damping device and vehicle
EP2278188A4 (en) * 2008-05-14 2013-04-03 Sinfonia Technology Co Ltd DEVICE FOR CONTROLLING VIBRATIONS AND VEHICLE
JP5522037B2 (ja) * 2008-05-14 2014-06-18 シンフォニアテクノロジー株式会社 制振装置および車両
CN101886389A (zh) * 2010-06-24 2010-11-17 河海大学常州校区 一种振动打桩机偏心力矩和打击频率的控制系统
JP2015090054A (ja) * 2013-11-07 2015-05-11 大成ロテック株式会社 目地補強バー挿入装置および目地補強バー挿入方法
JP2019007260A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 調和工業株式会社 杭打設管理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Al-Hussaini et al. Active isolation of machine foundations by in-filled trench barriers
Pan et al. Active control of noise transmission through a panel into a cavity. II: Experimental study
Sung et al. The response of and sound power radiated by a clamped rectangular plate
US4526465A (en) Apparatus for detecting the displacements of points of excited structures
JP2000250637A (ja) 地盤低周波振動の能動制御方法
JP2011105435A (ja) エレベータの制振システム
RU2003109228A (ru) Способ определения устойчивости зданий и сооружений и система для определения устойчивости зданий и сооружений
JP6582344B2 (ja) 地盤構造探査方法及び地盤構造探査装置
JPS6147346B2 (ja)
JP2000204552A (ja) 無公害杭打ち工法、および、無公害杭打ち装置
JP2925540B1 (ja) 機械装置の騒音低減システム
Perreira et al. An analytical model for noise generated by axial oscillations of unbaffled cylindrical elements
Tanaka et al. Excitation of ultrasonic natural vibrations by multi-excitation using decentralized control for failure monitoring
JP6047011B2 (ja) 地盤振動制御装置
JPH0411542A (ja) 車室内騒音低減装置
CN109653257A (zh) 一种用于主动减震的地下结构
JP2514577B2 (ja) 構造物の制振方法及び装置
JPH11117280A (ja) 締固め装置、及び該装置を用いる締固め工法
JP3282303B2 (ja) 加振装置
Troshin et al. Structural energy flow in a resiliently coupled T-shaped beam by wave intensity and Mobility Approaches
JP3090027B2 (ja) 防音ボックス
Masson et al. Novel implementation of active structural flow control
JPH062736A (ja) 能動制振装置
JP2005127760A (ja) 地盤探査装置
JP2900351B2 (ja) 土砂分離装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050301