JPH062736A - 能動制振装置 - Google Patents
能動制振装置Info
- Publication number
- JPH062736A JPH062736A JP16104592A JP16104592A JPH062736A JP H062736 A JPH062736 A JP H062736A JP 16104592 A JP16104592 A JP 16104592A JP 16104592 A JP16104592 A JP 16104592A JP H062736 A JPH062736 A JP H062736A
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- Japan
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- vibration
- damper
- damping device
- actuator
- dynamic vibration
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、動吸振器の振動子を大型化するこ
となく大きな制振効果が得られるハイブリッド型能動制
振装置を提供することを目的とする。 【構成】 振動子2,復元要素3および減衰要素4が動
吸振器1を構成する。動吸振器1は制振対象構造物5に
第2の復元要素12によって支持された中間マス11の
上に支持されている。動吸振器1にはアクチュエータ6
で起振力が与えられる。アクチュエータ6は、制振対象
構造物5と振動子2に取付けられた振動検出器8からの
信号をもとに演算・制御装置9で演算された値によって
出力するパワーアンプ10で駆動される。動吸振器1
は、基部を第二復元要素12で弾性支持されているので
その振動子2の振動変位が大きくなり制振効果を高めて
いる。
となく大きな制振効果が得られるハイブリッド型能動制
振装置を提供することを目的とする。 【構成】 振動子2,復元要素3および減衰要素4が動
吸振器1を構成する。動吸振器1は制振対象構造物5に
第2の復元要素12によって支持された中間マス11の
上に支持されている。動吸振器1にはアクチュエータ6
で起振力が与えられる。アクチュエータ6は、制振対象
構造物5と振動子2に取付けられた振動検出器8からの
信号をもとに演算・制御装置9で演算された値によって
出力するパワーアンプ10で駆動される。動吸振器1
は、基部を第二復元要素12で弾性支持されているので
その振動子2の振動変位が大きくなり制振効果を高めて
いる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船舶等の乗物の居住区構
造の水平振動や上下振動の制振に適用されることはもと
より、橋梁や展望塔、建築物などの陸上構造物の制振に
も適用される制振装置に関する。
造の水平振動や上下振動の制振に適用されることはもと
より、橋梁や展望塔、建築物などの陸上構造物の制振に
も適用される制振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハイブリッド型能動制振装置は、
図6に模式的に示すように振動重錘などの振動子2とコ
イルばねや吊振り子などの復元要素3および粘性油減衰
器などの減衰要素4で構成される動吸振器1が、制振対
象構造物5に配設されている。
図6に模式的に示すように振動重錘などの振動子2とコ
イルばねや吊振り子などの復元要素3および粘性油減衰
器などの減衰要素4で構成される動吸振器1が、制振対
象構造物5に配設されている。
【0003】ここで、この動吸振器1の固有振動数ω
は、制振対象構造物5の固有振動数ω 0 にチューニング
させるように振動子2の慣性パラメータや復元要素3の
復元力パラメータを設定している。
は、制振対象構造物5の固有振動数ω 0 にチューニング
させるように振動子2の慣性パラメータや復元要素3の
復元力パラメータを設定している。
【0004】また、振動子2にはアクチュエータ6が接
続されている。アクチュエータ6は、油圧型や動電型な
どの駆動装置で、振動子2に対する起振装置である。そ
の一例として図6では油圧アクチュエータの例を示す。
続されている。アクチュエータ6は、油圧型や動電型な
どの駆動装置で、振動子2に対する起振装置である。そ
の一例として図6では油圧アクチュエータの例を示す。
【0005】ピストン7は、制振対象構造物5と振動子
2に取付けられた2つの振動検出器8で得られた信号を
もとに演算・制御装置9で演算された値によってパワー
アンプ10で駆動され、起振力を振動子2に作用させて
振動子2に振動を発生させ、その慣性反力により制振対
象構造物5の制振を図る。
2に取付けられた2つの振動検出器8で得られた信号を
もとに演算・制御装置9で演算された値によってパワー
アンプ10で駆動され、起振力を振動子2に作用させて
振動子2に振動を発生させ、その慣性反力により制振対
象構造物5の制振を図る。
【0006】前述した従来のハイブリッド型能動制振装
置では、制振効果を増すためには、動吸振器1の振動子
2の慣性パラメータ(例えば質量M)を大きく、またア
クチュエータ6の出力を大きくする必要がある。
置では、制振効果を増すためには、動吸振器1の振動子
2の慣性パラメータ(例えば質量M)を大きく、またア
クチュエータ6の出力を大きくする必要がある。
【0007】また、前述した従来のハイブリッド型能動
制振装置では、制振効果を増すためには、動吸振器1の
振動子2の振動変位を大きくし、慣性反力を大きくする
必要がある。つまり、このようなハイブリッド型能動制
振装置に適用する駆動装置では、その可動ストロークを
大きくとる必要がある。
制振装置では、制振効果を増すためには、動吸振器1の
振動子2の振動変位を大きくし、慣性反力を大きくする
必要がある。つまり、このようなハイブリッド型能動制
振装置に適用する駆動装置では、その可動ストロークを
大きくとる必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のもの
にみられた前述したような欠点のないハイブリッド型能
動制振装置を提供することを課題としている。即ち、本
発明は、制振子を大型化したり、これに振動を与えるた
めのアクチュエータを大出力化することなく、大きな制
振効果が得られるハイブリッド型能動制振装置を提供す
ることを課題としている。
にみられた前述したような欠点のないハイブリッド型能
動制振装置を提供することを課題としている。即ち、本
発明は、制振子を大型化したり、これに振動を与えるた
めのアクチュエータを大出力化することなく、大きな制
振効果が得られるハイブリッド型能動制振装置を提供す
ることを課題としている。
【0009】また、本発明は、アクチュエータとして大
出力・小ストローク型の駆動装置を適用可能なハイブリ
ッド型能動制振装置を提供することを課題としている。
出力・小ストローク型の駆動装置を適用可能なハイブリ
ッド型能動制振装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるハイブリッ
ド型能動制振装置では、制振構造物に弾性支持した中間
マス上に動吸振器を支持し、この動吸振器に外部から起
振エネルギーを与える。
ド型能動制振装置では、制振構造物に弾性支持した中間
マス上に動吸振器を支持し、この動吸振器に外部から起
振エネルギーを与える。
【0011】また、本発明によるハイブリッド型能動制
振装置では、制振対象構造物に弾性支持した中間マス上
に動吸振器を支持し、外部からの起振エネルギーをこの
中間マスを介して動吸振器に与える構成も採用する。
振装置では、制振対象構造物に弾性支持した中間マス上
に動吸振器を支持し、外部からの起振エネルギーをこの
中間マスを介して動吸振器に与える構成も採用する。
【0012】
【作用】本発明によるハイブリッド型能動制振装置で
は、前記したように制振対象構造物に弾性支持した中間
マス上に動吸振器を支持しているので、動吸振器の振動
慣性反力による制振作用を拡大させることが出来て、制
振効果を高めることができる。
は、前記したように制振対象構造物に弾性支持した中間
マス上に動吸振器を支持しているので、動吸振器の振動
慣性反力による制振作用を拡大させることが出来て、制
振効果を高めることができる。
【0013】また、本発明において、動吸振器を支持し
ているこの中間マスを介して動吸振器に起振力を与える
構成としたものでは、その駆動のためのアクチュエータ
のストロークを小さくでき、大出力・小ストローク型ア
クチュエータを適用して小型で高性能の制振装置をなし
うる。以上のように、本発明による装置は大振幅の振動
の制振を達成できる。
ているこの中間マスを介して動吸振器に起振力を与える
構成としたものでは、その駆動のためのアクチュエータ
のストロークを小さくでき、大出力・小ストローク型ア
クチュエータを適用して小型で高性能の制振装置をなし
うる。以上のように、本発明による装置は大振幅の振動
の制振を達成できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基いて具体
的に説明する。なお、図1から図5に示す実施例におい
て、図6に示す従来の装置と同様の部分には同じ符号を
付してあり、それらの説明は省略する。 (第1実施例)まず、図1について説明する。図1に示
された矢印方向は振動の方向を示している。同図におい
て、振動子2と復元要素3および減衰要素4で構成され
る動吸振器1の基部に中間マス11が配設され、中間マ
ス11と制振対象構造物5の間にはコイルばねや防振ゴ
ムなどの第2の復元要素12が装備されている。
的に説明する。なお、図1から図5に示す実施例におい
て、図6に示す従来の装置と同様の部分には同じ符号を
付してあり、それらの説明は省略する。 (第1実施例)まず、図1について説明する。図1に示
された矢印方向は振動の方向を示している。同図におい
て、振動子2と復元要素3および減衰要素4で構成され
る動吸振器1の基部に中間マス11が配設され、中間マ
ス11と制振対象構造物5の間にはコイルばねや防振ゴ
ムなどの第2の復元要素12が装備されている。
【0015】また、振動子2には、アクチュエータ6が
接続されている。アクチュエータ6は、油圧型や動電型
アクチュエータが考えられるが、その一例として図1で
は、油圧アクチュエータの例を示している。アクチュエ
ータ6のピストン7は、制振対象構造物5と振動子2に
取付けられた2つの振動検出器8で得られた信号をもと
に演算・制御装置9で演算された値によってパワーアッ
プ10で駆動され、振動子2を起振し、その振動慣性反
力が制振対象構造物5に制振力として作用する。
接続されている。アクチュエータ6は、油圧型や動電型
アクチュエータが考えられるが、その一例として図1で
は、油圧アクチュエータの例を示している。アクチュエ
ータ6のピストン7は、制振対象構造物5と振動子2に
取付けられた2つの振動検出器8で得られた信号をもと
に演算・制御装置9で演算された値によってパワーアッ
プ10で駆動され、振動子2を起振し、その振動慣性反
力が制振対象構造物5に制振力として作用する。
【0016】ここで、アクチュエータ6で発生する力u
が成す仕事Uは(1)式で表わすことができる。
が成す仕事Uは(1)式で表わすことができる。
【0017】 U=u・(x2 −x1 )…………………………………………… (1) 但し、x1 :制振対象構造物5の振動変位 x2 :振動子2の振動変位 u :アクチュエータ6に発生する力 本発明の制振装置では、動吸振器1の基部を第2の復元
要素12によって弾性支持しているので、(1)式にお
けるx2 は従来の制振装置より大きくなる。即ち、同一
の力uに対して、従来型制振装置より大きな仕事Uをこ
の振動系に与えることができ大きな制振効果を得ること
ができる。
要素12によって弾性支持しているので、(1)式にお
けるx2 は従来の制振装置より大きくなる。即ち、同一
の力uに対して、従来型制振装置より大きな仕事Uをこ
の振動系に与えることができ大きな制振効果を得ること
ができる。
【0018】即ち制振時の制振対象構造物5の振動変位
x1 を無制振時の同構造5の振動変位x0 で除した値を
Eとしこの値Eで制振効果を表わすとEが小さいほど制
振効果が大きいと伝える。このとき、所要振動力uと制
振効果Eの関係を本発明によるハイブリッド型能動制振
装置と従来のハイブリッド型能動制振装置とで比較して
図3の(a)に示す。
x1 を無制振時の同構造5の振動変位x0 で除した値を
Eとしこの値Eで制振効果を表わすとEが小さいほど制
振効果が大きいと伝える。このとき、所要振動力uと制
振効果Eの関係を本発明によるハイブリッド型能動制振
装置と従来のハイブリッド型能動制振装置とで比較して
図3の(a)に示す。
【0019】また、図3の(b)は、その場合の振動波
形の計算例を図示したものである。図3より本発明によ
る制振装置では、制振効果が高いことがわかる。従っ
て、また、同じ制振効果を得るための所要振動力uを小
さくできることがわかる。 (第2実施例)図2に第2実施例による装置が示されて
いる。図2に示す装置は、制振対象構造物5が矢印方向
に横に振動するのを制振する場合で、振動子2と中間マ
ス11が、それぞれ、ころ13によって横方向に振動可
能なように制振対象構造物5に支持されている点が図1
に示す第1実施例と異っている。しかし、その他の点は
第1実施例と同じで、その制振作用、効果も第1実施例
の場合と変わらないので、これ以上の説明は省略する。 (第3実施例)図4において、先の実施例の場合と同
様、矢印が振動方向を示している。同図において、振動
子2と復元要素3および減衰要素4で構成される動吸振
器1の基部に中間マス11が配設され中間マス11と制
振対象構造物5の間には、コイルばねや防振ゴムなどの
第2の復元要素12が装備されている点は、先の実施例
と同様である。
形の計算例を図示したものである。図3より本発明によ
る制振装置では、制振効果が高いことがわかる。従っ
て、また、同じ制振効果を得るための所要振動力uを小
さくできることがわかる。 (第2実施例)図2に第2実施例による装置が示されて
いる。図2に示す装置は、制振対象構造物5が矢印方向
に横に振動するのを制振する場合で、振動子2と中間マ
ス11が、それぞれ、ころ13によって横方向に振動可
能なように制振対象構造物5に支持されている点が図1
に示す第1実施例と異っている。しかし、その他の点は
第1実施例と同じで、その制振作用、効果も第1実施例
の場合と変わらないので、これ以上の説明は省略する。 (第3実施例)図4において、先の実施例の場合と同
様、矢印が振動方向を示している。同図において、振動
子2と復元要素3および減衰要素4で構成される動吸振
器1の基部に中間マス11が配設され中間マス11と制
振対象構造物5の間には、コイルばねや防振ゴムなどの
第2の復元要素12が装備されている点は、先の実施例
と同様である。
【0020】また、中間マス11には、アクチュエータ
6が接続されている。
6が接続されている。
【0021】アクチュエータ6は、大出力・小ストロー
ク型アクチュエータであり、その一例として図4では圧
電素子の例を示す。アクチュエータ6は、振動検出器8
で得られた信号をもとに演算・制御装置9で演算された
値によってパワーアンプ10で駆動され、中間マス11
を起振し、その結果振動子2が大きく起振されてその振
動慣性反力が制振対象構造物5に制振力として作用す
る。
ク型アクチュエータであり、その一例として図4では圧
電素子の例を示す。アクチュエータ6は、振動検出器8
で得られた信号をもとに演算・制御装置9で演算された
値によってパワーアンプ10で駆動され、中間マス11
を起振し、その結果振動子2が大きく起振されてその振
動慣性反力が制振対象構造物5に制振力として作用す
る。
【0022】本実施例の制振装置では、上述したように
中間マス11がアクチュエータ6によって起振されるの
で、振動子2はその基部を励振される。ここで中間マス
11の振動変位をx3 ,振動子2の振動変位をx2 とす
ると、x 3 とx2 は次の関係にある。
中間マス11がアクチュエータ6によって起振されるの
で、振動子2はその基部を励振される。ここで中間マス
11の振動変位をx3 ,振動子2の振動変位をx2 とす
ると、x 3 とx2 は次の関係にある。
【0023】 x2 =Qx3 ……………………………………………………… (2)式 但し、Q:共振倍率 共振倍率Qは、減衰要素4の減衰定数に逆比例し、通常
の減衰要素4の場合、動吸振器1の固有振動数ωでのQ
は1より十分大きくなる。
の減衰要素4の場合、動吸振器1の固有振動数ωでのQ
は1より十分大きくなる。
【0024】そこで、中間マス11の振動変位x3 は、
小さくても振動子2には大きな振動変位x2 を発生させ
ることができ、振動子2に生ずる慣性力の反力が中間マ
ス11を介して制振対象構造物5に制振力として作用す
る。
小さくても振動子2には大きな振動変位x2 を発生させ
ることができ、振動子2に生ずる慣性力の反力が中間マ
ス11を介して制振対象構造物5に制振力として作用す
る。
【0025】従って本実施例の制振装置では、中間マス
11を駆動するために、アクチュエータ6の駆動ストロ
ークは小さいながら、従来の制振装置と同様の制振効果
を得ることができる。
11を駆動するために、アクチュエータ6の駆動ストロ
ークは小さいながら、従来の制振装置と同様の制振効果
を得ることができる。
【0026】一般に、中間マス11は、振動子2よりも
小さい。例えば、500トンの制振対象構造物では振動
子は5トン程度なのに対し、中間マスは1トン位の値で
あり、中間マスを駆動する本実施例の効果は大きい。 (第4実施例)これは図5に示されているが、この実施
例では、アクチュエータ6が実施例3の場合と同様に圧
電素子で、かつ、このアクチュエータ6は中間マス11
を起振している点を除いて図2に示した第2実施例と同
じである。その作用、効果は図4に示した第3実施例の
場合と同じなのでこれ以上の説明は省略する。
小さい。例えば、500トンの制振対象構造物では振動
子は5トン程度なのに対し、中間マスは1トン位の値で
あり、中間マスを駆動する本実施例の効果は大きい。 (第4実施例)これは図5に示されているが、この実施
例では、アクチュエータ6が実施例3の場合と同様に圧
電素子で、かつ、このアクチュエータ6は中間マス11
を起振している点を除いて図2に示した第2実施例と同
じである。その作用、効果は図4に示した第3実施例の
場合と同じなのでこれ以上の説明は省略する。
【0027】以上、本発明による装置を図示した実施例
に基いて具体的に説明したが、これは単なる実施例にす
ぎず、装置の具体的構成、形状等は本発明の範囲内で種
々変更してよいことはいうまでもない。
に基いて具体的に説明したが、これは単なる実施例にす
ぎず、装置の具体的構成、形状等は本発明の範囲内で種
々変更してよいことはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるハイブ
リッド型能動制振装置では、動吸振器を制振対象構造物
に弾性支持した中間マス上に支持することによって、動
吸振装置の基部を弾性支持しているので動吸振器の振動
子の振動振幅が拡大し、従来のハイブリッド型能動制振
装置と比較して大きな制振効果を得ることができる。
リッド型能動制振装置では、動吸振器を制振対象構造物
に弾性支持した中間マス上に支持することによって、動
吸振装置の基部を弾性支持しているので動吸振器の振動
子の振動振幅が拡大し、従来のハイブリッド型能動制振
装置と比較して大きな制振効果を得ることができる。
【0029】また、本発明によるハイブリッド型能動制
振装置において、動吸振装置の基部に中間マスを配設
し、この中間マスに起振力を与えるものにおいては、ア
クチュエータの所要ストロークを小さくすることができ
る。従って、大出力・小ストローク型アクチュエータを
ハイブリッド型能動制振装置に適用して、小型で高性能
の制振装置を実用化する事が出来る。また従来型の制振
装置では対抗不可能であった建築物制振における大きな
地震に必要な大振幅制振装置を実現することが出来る。
振装置において、動吸振装置の基部に中間マスを配設
し、この中間マスに起振力を与えるものにおいては、ア
クチュエータの所要ストロークを小さくすることができ
る。従って、大出力・小ストローク型アクチュエータを
ハイブリッド型能動制振装置に適用して、小型で高性能
の制振装置を実用化する事が出来る。また従来型の制振
装置では対抗不可能であった建築物制振における大きな
地震に必要な大振幅制振装置を実現することが出来る。
【図1】本発明の第1実施例に係る上下振動用制振装置
の構成図。
の構成図。
【図2】本発明の第2実施例に係る水平振動用制振装置
の構成図。
の構成図。
【図3】本発明による制振装置の制振効果を示すグラフ
で(a)は所要振動力uと制振効果Eの関係を表わし、
(b)はその振動波形を表わす。
で(a)は所要振動力uと制振効果Eの関係を表わし、
(b)はその振動波形を表わす。
【図4】本発明の第3実施例に係る上下振動用制振装置
の構成図。
の構成図。
【図5】本発明の第4実施例に係る水平振動用制振装置
の構成図
の構成図
【図6】従来の制振装置の構成図。
1 動吸振器 2 振動子 3 復元要素 4 減衰要素 5 制振対象構造 6 アクチュエータ 7 ピストン 8 振動検出器 9 演算・制御装置 10 パワーアンプ 11 中間マス 12 第2の復元要素 13 ころ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
Claims (2)
- 【請求項1】 動吸振器と同動吸振器に外部から起振エ
ネルギーを供給する起振装置を組み合せた能動制振装置
において、前記動吸振器を制振対象構造物に弾性支持し
た中間マス上に支持したことを特徴とする能動制振装
置。 - 【請求項2】動吸振器と同動吸振器に外部から起振エネ
ルギーを供給する起振装置を組合せた能動制振装置にお
いて、前記動吸振器を制振対象構造物に弾性支持した中
間マス上に支持すると共に、前記起振装置の起振エネル
ギーを前記中間マスを介して前記動吸振器に供給するこ
とを特徴とする能動制振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16104592A JPH062736A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 能動制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16104592A JPH062736A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 能動制振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062736A true JPH062736A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15727555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16104592A Withdrawn JPH062736A (ja) | 1992-06-19 | 1992-06-19 | 能動制振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062736A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115086A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Nkk Corp | アクティブ防振方法及びその装置 |
JP2017510494A (ja) * | 2014-03-20 | 2017-04-13 | マクレガー フィンランド オサケイティエMacgregor Finland Oy | 貨物船用ラッシングブリッジ |
-
1992
- 1992-06-19 JP JP16104592A patent/JPH062736A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08115086A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Nkk Corp | アクティブ防振方法及びその装置 |
JP2017510494A (ja) * | 2014-03-20 | 2017-04-13 | マクレガー フィンランド オサケイティエMacgregor Finland Oy | 貨物船用ラッシングブリッジ |
TWI633037B (zh) * | 2014-03-20 | 2018-08-21 | 麥奎格芬蘭公司 | 貨船之拉繫橋 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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