JPWO2009133849A1 - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

検査装置(1)において、CPU(43)は、DMD素子(31)(マイクロミラー)を一方向に向けて、フーリエ画像用撮像素子(33)で検出して得られる輝度情報に基づいてフーリエ画像における検査に適する部分を求め、検査に適する部分に対応するDMD素子(31)(マイクロミラー)を他方向に向ける制御を行い、検査用撮像素子(35)は、検査に適する部分に対応するDMD素子(31)(マイクロミラー)が他方向に向いた状態でウェハ(W)の表面の像を撮像するようになっている。

Description

本発明は、半導体素子や液晶表示素子等の製造過程において、被検基板の表面に形成されたパターンを検出する検査装置に関する。
従来、半導体ウェハや液晶ガラス基板等の被検基板の表面に形成されたパターンから発生する反射光を利用して、基板表面のムラや傷等の欠陥を検査する装置が種々提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特に、近年では半導体プロセスの微細化に伴って、被検基板の欠陥管理にもより高い精度が求められている。
例えば、被検基板のパターン幅の測定をSEM(走査型電子顕微鏡)で行った場合、測定精度は高いが、観察倍率が高く何点かをサンプリングして測定を行うため、測定に膨大な時間がかかってしまう。そこで、光源から射出された所定波長の光を偏光子および対物レンズを介して落射照明により被検基板の表面に照射し、当該照明による被検基板からの反射光を、対物レンズ、偏光子とクロスニコルの条件を満足する検光子、および視野絞り等を介して得られるフーリエ画像をCCDカメラで検出し、フーリエ画像内で感度の高い所を選択することにより、高感度でパターン幅の変化を検出する検査装置が提案されている。
特開2000−155099号公報
しかしながら、このような検査装置においては、フーリエ画像内での輝度情報に基づいて検査を行っていたため、検出視野内における2次元的な検査を行うことができなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、高い感度で2次元的に検査を行うことが可能な検査装置を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る検査装置は、被検基板の表面に照明光を照射する照明部と、前記照明光が照射された前記被検基板の表面からの反射光を受光して前記被検基板の表面の像を結像する受光光学系と、前記受光光学系の瞳面または瞳面と共役な位置に配置され、複数の光路切替素子を有し、前記複数の光路切替素子のそれぞれの反射方向を一方向と前記一方向の向きと異なる他方向とに切替可能な光路切替部と、前記光路切替素子で反射した光から前記瞳面での輝度を検出可能な検出部と、前記光路切替素子で反射した光が前記受光光学系により結像されて得られる前記被検基板の表面の像を撮像可能な2次元イメージセンサと、前記光路切替部の作動を制御する制御部と、前記2次元イメージセンサにより撮像された前記被検基板の表面の画像に基づいて、前記被検基板の表面を検査する検査部とを備え、前記制御部は、前記検出部で検出される輝度情報に基づいて前記検査に適する前記瞳面の部位を求め、前記部位に対応する前記光路切替素子の作動を制御して、前記検査に用いる前記瞳面の部位の光を前記2次元イメージセンサへ導く制御を行い、前記2次元イメージセンサは、前記検査に用いる前記瞳面の部位の光により得られる前記被検基板の表面の像を撮像するようになっている。
なお、上述の発明において、前記光路切替素子が前記一方を向いているときに前記被検基板の表面からの反射光が前記検出部へ導かれ、前記光路切替素子が前記他方を向いているときに前記被検基板の表面からの反射光が前記2次元イメージセンサへ導かれるようにすることが好ましい。
また、上述の発明において、前記照明光は、繰り返しパターンを有する前記被検基板の表面に照射される直線偏光であり、前記受光光学系は、前記被検基板からの反射光のうち前記直線偏光と偏光方向が略直交する偏光成分を受光することが好ましい。
また、上述の発明において、前記照明部は、落射照明により前記照明光を前記被検基板の表面に照射することが好ましい。
また、上述の発明において、前記検出部は、第2の2次元イメージセンサであり、前記瞳面における2次元の輝度分布を検出することが好ましい。
また、上述の発明において、前記複数の光路切替素子は、デジタルマイクロミラーデバイスを構成する複数のマイクロミラーであることが好ましい。
本発明によれば、高い感度で2次元的に検査を行うことが可能になる。
本発明に係る検査装置の概要図である。 ウェハへの照明光の入射角度と瞳内での結像位置との関係を示す説明図である。 フーリエ画像用撮像素子とDMD素子との画素対応テーブルの作成方法を示すフローチャートである。 パターンの変化に対して感度の高い領域の決定方法を示すフローチャートである。 高い感度で2次元的にパターンの変化を検出する方法を示すフローチャートである。 フーリエ画像を領域分割した状態の一例を示す図である。 輝度データの抽出状態を示す模式図である。 フーリエ画像におけるRの階調差の分布状態を示す図である。 フーリエ画像におけるGの階調差の分布状態を示す図である。 フーリエ画像におけるBの階調差の分布状態を示す図である。 検査装置の変形例を示す概要図である。 検査装置の第2の変形例を示す概要図である。 感度の高い領域の決定方法の変形例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る検査装置を図1に示している。本実施形態の検査装置1は、図1に示すように、ウェハステージ5と、対物レンズ6と、ハーフミラー7と、照明光学系10と、検出光学系20と、撮像部30と、制御ユニット40とを主体に構成される。
ウェハステージ5には、パターン(繰り返しパターン)の形成面を上にした状態で被検基板である半導体ウェハW(以下、ウェハWと称する)が載置される。このウェハステージ5は、互いに直交するx,y,z軸の3方向へ移動可能に構成されている(なお、図1の上下方向をz軸方向とする)。これにより、ウェハステージ5は、ウェハWをx,y,z軸方向へ移動可能に支持することができる。また、ウェハステージ5は、z軸を中心に回転できるように構成されている。
照明光学系10は、図1の左側から右側へ向けて配置順に、光源11(例えば、白色LEDやハロゲンランプ等)と、集光レンズ12と、照度均一化ユニット13と、開口絞り14と、視野絞り15と、コリメータレンズ16と、着脱可能な偏光子17(偏光フィルタ)とを有して構成される。
ここで、照明光学系10の光源11から放出された光は、集光レンズ12および照度均一化ユニット13を介して、開口絞り14および視野絞り15に導かれる。照度均一化ユニット13は、照明光を散乱し、光量分布を均一化する。また、干渉フィルタを含めることもできる。開口絞り14および視野絞り15は、照明光学系10の光軸に対して開口部の大きさおよび位置が変更可能に構成されている。したがって、照明光学系10では、開口絞り14および視野絞り15を操作することによって、照明領域の大きさおよび位置の変更と、照明の開口角の調整とを行うことができる。そして、開口絞り14および視野絞り15を通過した光は、コリメータレンズ16によって平行光にされた後に偏光子17を通過してハーフミラー7に入射する。
ハーフミラー7は、照明光学系10からの光を下方に反射して対物レンズ6に導く。これにより、対物レンズ6を通過した照明光学系10からの光でウェハWが落射照明される。一方、ウェハWに落射照明された光は、ウェハWで反射して再び対物レンズ6に戻り、ハーフミラー7を透過して検出光学系20に入射することができる。
検出光学系20は、図1の下側から上側に向けて配置順に、着脱可能な検光子21(偏光フィルタ)と、レンズ22と、ハーフプリズム23と、ベルトランレンズ24と、視野絞り25とを有して構成される。検光子21は、照明光学系10の偏光子17に対してクロスニコルの状態(偏光方向が直交する状態)となるように配置されている。照明光学系10の偏光子17と検出光学系20の検光子21とはクロスニコルの条件を満たすので、ウェハWのパターンで偏光主軸が回転しない限り、検出光学系20で受光される光量は零に近くなる。
ハーフプリズム23は入射光束を二方向に分岐させる。ハーフプリズム23を通過する一方の光束は、ベルトランレンズ24を介して視野絞り25にウェハWの表面の像を結像させるとともに、対物レンズ6の瞳面の像を撮像部30のDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)素子31に投影させる。撮像部30のフーリエ画像用撮像素子33はDMD素子31と共役であるため、フーリエ画像用撮像素子33の撮像面に対物レンズ6の瞳面上の輝度分布が現れ、フーリエ画像用撮像素子33によりフーリエ変換されたウェハWの画像(フーリエ画像)を撮像することが可能である。なお、ベルトランレンズ(Bertrand lens)は、一般に、対物レンズの後部焦点面の像を接眼レンズの焦点面に結ばせる収束レンズをいうが、顕微鏡等の光学系は一般に像側がテレセントリックな状態であり、対物レンズの後部焦点面が瞳面となるため、本実施形態において、フーリエ画像用撮像素子33の撮像面に対物レンズ6の瞳面の像を結像させるレンズ24をベルトランレンズ24と称することにする。
また、視野絞り25は、迷光対策で使用される。また、ハーフプリズム23を通過する他方の光束は、フーリエ変換されていない通常のウェハWの画像を撮像するための第2の撮像部50に導かれる。
ここで、本実施形態の欠陥検査でフーリエ画像(すなわち、対物レンズ6の瞳面の像)を撮像するのは以下の理由による。欠陥検査においてウェハWのパターンをそのまま撮像した画像を用いると、パターンのピッチが検査装置の分解能以下のときには、パターンの欠陥を光学的に検出できなくなる。一方、フーリエ画像では、ウェハWのパターンに欠陥があると反射光の対称性が崩れ、構造性複屈折によりフーリエ画像の光軸に対して直交する部分同士の輝度や色などに変化が生じる。そのため、パターンのピッチが検査装置の分解能以下のときでも、フーリエ画像における上記の変化を検出することでパターンの欠陥検出が可能になる。
さらに、図2を参照しつつ、ウェハWへの照明光の入射角度と瞳面内での結像位置との関係を説明する。図2の破線で示すように、ウェハWへの照明光の入射角度が0°のときには、瞳上の結像位置は瞳中心となる。一方、図2の実線で示すように、入射角度が64°(NA=0.9相当)のときには、瞳上の結像位置は瞳の外縁部となる。すなわち、ウェハWへの照明光の入射角度は、瞳上では瞳内の半径方向の位置に対応する。また、瞳内の光軸から同一半径内の位置に結像する光は、ウェハWに同一角度で入射した光である。
撮像部30は、図1に示すように、DMD(Digital Micromirror Device)素子31と、リレーレンズ32と、フーリエ画像用撮像素子33と、反対側に設けられた結像レンズ34と、検査用撮像素子35とを有して構成される。DMD素子31は、平面上に並ぶ複数の可動式マイクロミラー(図示せず)を有して構成される。DMD素子31のマイクロミラーは、電気駆動することにより、ON状態のときには検出光学系20からの光がフーリエ画像用撮像素子33の方へ反射するように傾斜し、OFF状態のときには検出光学系20からの光が検査用撮像素子35の方へ反射するように傾斜する。
そのため、ON状態のマイクロミラーで反射した検出光学系20からの光は、リレーレンズ32(アオリ光学系)を通ってフーリエ画像用撮像素子33の撮像面に導かれる。一方、OFF状態のマイクロミラーで反射した検出光学系20からの光は、結像レンズ34(アオリ光学系)を通って検査用撮像素子35の撮像面に導かれ、撮像面上にウェハWの表面の像が結像されるようになっている。つまり、結像レンズ34は逆フーリエ変換を行っている。
フーリエ画像用撮像素子33は、ベイヤ配列のカラーフィルタアレイを有するCCDやCMOS等の2次元イメージセンサであり、前述のフーリエ画像を撮像する。検査用撮像素子35は、ベイヤ配列のカラーフィルタアレイを有するCCDやCMOS等の2次元イメージセンサであり、視野絞り25と共役に配置されて視野範囲内のウェハWの表面の像を撮像する。
制御ユニット40は、フーリエ画像のデータを記録する記録部41と、入力インターフェース42と、各種の演算処理を実行するCPU43と、モニタ44および操作部45とを有して構成され、検査装置1の統括的な制御を実行する。また、記録部41、入力インターフェース42、モニタ44および操作部45は、それぞれCPU43と電気的に接続されている。CPU43は、プログラムの実行によってフーリエ画像を解析し、フーリエ画像用撮像素子33で撮像されるフーリエ画像の中でパターンの変化に対して感度の高い領域を求める。また、入力インターフェース42は、記録媒体(図示せず)を接続するコネクタや、外部のコンピュータ(図示せず)と接続するための接続端子を有しており、記録媒体またはコンピュータからデータの読み込みを行う。
以上のように構成される検査装置1を用いてウェハWを検査する方法について、図3〜図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、図3に示すフローチャートを用いて、フーリエ画像用撮像素子33とDMD素子31との画素対応テーブルを作成する方法について説明する。画素対応テーブルの作成方法は、まず、ステップS101において、照明光学系10の偏光子17と検出光学系20の検光子21を光軸から外す。次に、ステップS102において、パターンのないウェハWをウェハステージ5により対物レンズ6の下方に移動させる。
次のステップS103において、照明光学系10の光源11を点灯させる。このとき、光源11から放出された照明光は、集光レンズ12および照度均一化ユニット13を介して、開口絞り14および視野絞り15を通過し、コリメータレンズ16で平行光にされてハーフミラー7で反射した後、対物レンズ6を通ってウェハWに照射される。そして、ウェハWからの反射光は、対物レンズ6およびハーフミラー7を通過して検出光学系20に入射し、検出光学系20に入射した光は、レンズ22、ハーフプリズム23、ベルトランレンズ24、および視野絞り25を通過し、撮像部30のDMD素子31にフーリエ像が投影される。
次のステップS104において、DMD素子31の1画素(マイクロミラー)だけON状態にし、それ以外の画素(マイクロミラー)はOFF状態にする。そうすると、ON状態の画素で反射した検出光学系20からの光は、リレーレンズ32を通ってフーリエ画像用撮像素子33の撮像面に導かれる。
次のステップS105において、フーリエ画像用撮像素子33で撮像を行って、ON状態の画素(マイクロミラー)で反射した光を検出し、CPU43がON状態の画素で反射した光の撮像面上(フーリエ画像用撮像素子33)での画素位置を計算して求める。
次のステップS106において、CPU43は、ステップS105で求めたフーリエ画像用撮像素子33の画素位置と、そのときのDMD素子31の画素位置(マイクロミラーの位置)との関係を、記録部41の画素対応テーブルに登録する。
次のステップS107において、CPU43は、DMD素子31の全ての画素について測定が済んだか否かを判定する。判定がYesであれば、画素対応テーブルの作成を終了し、判定がNoであればステップS108へ進む。
ステップS108では、DMD素子31のON状態にする画素(マイクロミラー)を未だ測定が済んでいない画素に変更し、ステップS105へ戻る。このようなシーケンスにより、フーリエ画像用撮像素子33の画素とDMD素子31の画素との関係を画素対応テーブルに登録することができる。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、フーリエ画像用撮像素子33で撮像されるフーリエ画像の中で、パターンの変化に対して感度の高い領域を決定する方法について説明する。感度の高い領域の決定方法は、まず、ステップS201において、照明光学系10の偏光子17と検出光学系20の検光子21を光軸上に挿入する。次に、ステップS202において、DMD素子31の全ての画素(マイクロミラー)をON状態にして、ウェハWからの光が全てフーリエ画像用撮像素子33の方へ反射するようにする。次のステップS203において、照明光学系10の光源11を点灯させる。
次のステップS204において、繰り返しパターンが形成されたウェハWをウェハステージ5上に載置し、ウェハW上の測定するパターン(1ショット分)をウェハステージ5により対物レンズ6の下方に移動させる。このとき、露光条件(ドーズおよびフォーカス)がそれぞれ異なる複数の同一形状のパターンを形成したウェハWを使用する。
そうすると、光源11から放出された照明光は、集光レンズ12および照度均一化ユニット13を介して、開口絞り14および視野絞り15を通過し、コリメータレンズ16で平行光にされた後に偏光子17を通過してハーフミラー7で反射した後、対物レンズ6を通ってウェハWに照射される。そして、ウェハWからの反射光は、対物レンズ6およびハーフミラー7を通過して検出光学系20に入射し、検出光学系20に入射した光は、検光子21、レンズ22、ハーフプリズム23、ベルトランレンズ24、および視野絞り25を通過し、撮像部30のDMD素子31にフーリエ像が投影される。このとき、DMD素子31の全ての画素(マイクロミラー)がON状態であるので、DMD素子31で反射した光はリレーレンズ32を通り、フーリエ画像用撮像素子33の撮像面にフーリエ像が投影される。
そこで、次のステップS205において、フーリエ画像用撮像素子33でフーリエ像を撮像し、撮像したフーリエ画像を記録部41に記録する。
次のステップS206において、CPU43は、ウェハW上の必要な全てのパターンについて測定が済んだか否かを判定する。判定がYesであればステップS207へ進み、判定がNoであればステップS204へ戻り、未だ測定が済んでいないパターン(別のショット)を対物レンズ6の下方に移動させてステップS205の撮像を行う。これにより、記録部41には、同一形状のパターンについて露光条件が異なる複数のフーリエ画像のカラーデータが記録されることになる。
ステップS207では、CPU43は、各フーリエ画像について、フーリエ画像の各位置ごとにR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の輝度データ(平均値)をそれぞれ生成する。輝度データの求め方は、まず、図6に示すように、フーリエ画像(例えば1フレーム目のフーリエ画像FI1)を縦横等間隔に正方格子状の複数の分割領域Pに分割し、フーリエ画像の分割領域Pごとに、RGBの輝度値の平均をそれぞれの色別に求める。そして、この工程を各々のフーリエ画像について行う。これにより、1フレーム目からnフレーム目までのフーリエ画像FI1〜FInについて、各フーリエ画像の分割領域Pごとに、R、G、Bの各色成分ごとの階調を示す輝度データがそれぞれ生成されることになる。
次のステップS208において、図7に示すように同じ分割領域に注目し、CPU43は、同じ分割領域におけるフーリエ画像FI1〜FIn間での階調差を示す階調差データを、R、G、Bの各色成分ごとに生成する。具体的には、フーリエ画像FI上の任意の分割領域をPとすると、まず、各々のフーリエ画像FI1〜FInについて、分割領域Pでの各色成分の輝度データ(ステップS207で求めたもの)をそれぞれ抽出する。次に、分割領域Pに対応する輝度データの階調値のうちで、R、G、Bの各色成分ごとの最大値と最小値とを抽出し、抽出した最大値と最小値との差分値を算出する。そして、これらの工程を全ての分割領域について行う。これにより、フーリエ画像の全ての分割領域について、分割領域Pにおけるフーリエ画像間での階調差を示す階調差データ(階調の最大値と最小値との差分値)が、R、G、Bの各色成分ごとに生成されることになる。
そして、ステップS209において、CPU43は、ステップS208で求めた階調差データ(階調の最大値と最小値との差分値)に基づいて、フーリエ画像の分割領域うち、階調の最大値と最小値との差分値が最大となる色と分割領域を求め、当該分割領域を感度の高い領域と決定し、そこを検出条件に決める。図8〜図10は、フーリエ画像の各分割領域における階調差の分布状態を色成分ごとに示した図である。図8〜図10の例において、図10に示すBの階調差の左上の領域が最大感度の領域となる。このようにすれば、パターンの線幅やプロファイルの変化を感度よく検出するために、R、G、Bのどの色を使い、フーリエ画像の中でどの分割領域を使用すればよいか決定することができる。
上述のようにして、未知のパターンの変化をフーリエ画像用撮像素子33で撮像した画像より検出することが可能になる。ところが、この方法では、視野絞り25で制限された範囲の平均値1つしか得られない。仮に、視野絞り25を大きくしても、ウェハW上の広い範囲の平均値しか得られない。また仮に、2次元的な測定を行おうとすると、ウェハステージ5を移動させながら測定を行わなければならない。
そこで、図5に示すフローチャートを用いて、高い感度で2次元的にパターンの変化を検出する方法について説明する。このパターンの検出方法は、まず、ステップS301において、照明光学系10の偏光子17と検出光学系20の検光子21を光軸上に挿入する。
次に、ステップS302において、CPU43は、ウェハWからの反射光を検査用撮像素子35の方へ導くためにON/OFFさせるDMD素子31の画素(マイクロミラー)を決定する。具体的には、ステップS101〜S108で求めたフーリエ画像用撮像素子33とDMD素子31との画素対応テーブルを参照して、ステップS201〜S209で求めたフーリエ画像用撮像素子33上で感度の高い画素領域(分割領域)に対応するDMD素子31の画素を求める。
次のステップS303において、CPU43は、ステップS302で求めた感度の高い画素領域(分割領域)に対応するDMD素子31の画素をOFF状態にして検査用撮像素子35の方へ導くように設定するとともに、他の画素をON状態にしてフーリエ画像用撮像素子33の方へ導くように設定する。
次のステップS304では、照明光学系10の光源11を点灯させる。次に、ステップS305において、検査するウェハWをウェハステージ5上に載置し、ウェハW上の検査するパターン(1ショット分)をウェハステージ5により対物レンズ6の下方に移動させる。
そうすると、光源11から放出された照明光は、集光レンズ12および照度均一化ユニット13を介して、開口絞り14および視野絞り15を通過し、コリメータレンズ16で平行光にされた後に偏光子17を通過してハーフミラー7で反射した後、対物レンズ6を通ってウェハWに照射される。そして、ウェハWからの反射光は、対物レンズ6およびハーフミラー7を通過して検出光学系20に入射し、検出光学系20に入射した光は、検光子21、レンズ22、ハーフプリズム23、ベルトランレンズ24、および視野絞り25を通過し、撮像部30のDMD素子31に達する。
このとき、ウェハWのパターン変化に対して感度の高い領域の反射光は、DMD素子31におけるOFF状態の画素(マイクロミラー)で反射して結像レンズ34を通り、検査用撮像素子35へ導かれる。前述したように、結像レンズ34は、ウェハW(視野絞り25)と検査用撮像素子35とを共役にするレンズであるため、検査用撮像素子35の撮像面には、DMD素子31で選択されたウェハWのパターン変化に対して感度の高い反射光のみでウェハWの表面(パターン)の像が結像される。
そして、次のステップS306において、検査用撮像素子35がウェハWのパターン(1ショット分)の像を撮像する。このようにして撮像したウェハWのパターンの画像は、パターン変化に対して感度の高い(輝度が変化しやすい)画像となる。また、検査用撮像素子35により撮像されたウェハWのパターンの画像はモニタ44に表示され、ウェハWの画像をオペレータが目視で観察することにより、ウェハW上のパターンの変化(すなわち、パターンの欠陥)を検出することが可能になる。なおこのとき、感度の高い特定の色成分を抽出したウェハWのパターンの画像をモニタ44に表示するようにしてもよい。
またこのとき、ウェハWのパターンの画像からパターンの良否を自動的に判定することも可能である。パターンの自動判定方法について説明すると、CPU43は、まず、ウェハWのパターンの画像における輝度(階調)の平均値を算出し、算出した平均値と予め設定しておいた良品範囲とを比較する。そして、算出した平均値が良品範囲内であれば良品であると判定し、良品範囲外であれば不良であると判定する。これにより、パターンの良否を自動的に判定することができる。なお、平均するデータの範囲を変えることにより、あたかもウェハW上での視野サイズを変更した効果を得ることができる。また、輝度の平均値ではなく、最大値や最小値を算出して所定の良品範囲と比較することにより、局所的な欠陥を見つけることができる。
このように、本実施形態の検査装置1によれば、検査用撮像素子35が、検査に適した感度の高い部分に対応するマイクロミラーが検査用撮像素子35の方に向いた状態で、ウェハWの表面(パターン)の像を撮像するため、ウェハWの表面に形成されたパターンを高い感度で2次元的に検査することが可能になる。
このとき、検出光学系20は、ウェハWからの光のうち直線偏光である照明光と偏光方向が略直交する偏光成分を受光することが好ましく、このようにすれば、いわゆるクロスニコルの状態となって構造性複屈折を利用した感度の高い検査が可能になる。なお、偏光子17と検光子21の偏光方向は、90°(クロスニコルの状態)に限らず、検査対象のパターンで発生する構造性複屈折による楕円偏光の回転に合わせて微調整してもよい。
またこのとき、落射照明によりウェハWの表面を照明することが好ましく、このようにすれば、装置の大きさを小型にすることができる。
また、前述したように、フーリエ画像用撮像素子33(2次元イメージセンサ)を用いて、瞳面における2次元の輝度分布(フーリエ画像)を検出するようにすることが好ましく、このようにすれば、瞳面での輝度情報を一度に短時間で検出することが可能になる。
また、ウェハWからの光の進む方向を切り替える光路切替素子として、複数のマイクロミラーを備えたDMD素子31を用いることが好ましく、これにより、ウェハWからの光の進む方向を画素単位の微小な領域ごとに切り替えることが可能になる。
なお、上述の実施形態において、ステップS302で求めた感度の高い画素領域(分割領域)に対応するDMD素子31の画素をOFF状態にして検査用撮像素子35の方へ導くように設定するとともに、他の画素をON状態にしてフーリエ画像用撮像素子33の方へ導くように設定しているが、これに限られるものではない。例えば、図11に示すように、DMD素子31とリレーレンズ32との間にハーフプリズム38を配置し、DMD素子31からフーリエ画像用撮像素子33へ向かう光の一部をハーフプリズム38から結像レンズ34を介して検査用撮像素子35へ導くようにしてもよい。この場合、ステップS303において、CPU43は、ステップS302で求めた感度の高い画素領域(分割領域)に対応するDMD素子31の画素をON状態にしてフーリエ画像用撮像素子33および検査用撮像素子35の方へ導くように設定するとともに、他の画素をOFF状態にして検査用撮像素子35の方へ導かないように設定する。これにより、DMD素子31の画素をより位置精度の高いON状態にしてウェハWからの光を検査用撮像素子35の方へ導くことができる。また、フーリエ画像用撮像素子33および検査用撮像素子35を1つの撮像素子で兼用して、リレーレンズ32と結像レンズ34とを入れ換える構成としてもよい。
また、上述の実施形態において、フーリエ画像用撮像素子33(2次元イメージセンサ)を用いて、瞳面における2次元の輝度分布(フーリエ画像)を検出しているが、これに限られるものではない。例えば、図12に示すように、フーリエ画像用撮像素子33の代わりに、分光プリズム63および3つの検出素子64a,64b,64cを用いて、瞳面における輝度を(R、G、Bの各色成分ごとに)検出するようにしてもよい。なおこのとき、DMD素子31のマイクロミラーを1画素分ずつON状態にして、検出光学系20からの光を検出素子64a,64b,64c(分光プリズム35)の方へ反射させるようにすれば、瞳面における2次元の輝度分布を得ることが可能である。またこのとき、ON状態のマイクロミラーで反射した検出光学系20からの光は、レンズ32(アオリ光学系)を通って、分光プリズム63でR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光に分光された後、それぞれ3つの検出素子64a,64b,64cに導かれる。また、3つの検出素子64a,64b,64cは、フォトダイオードやアバランシェ素子等であり、分光プリズム63によって分光されたR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の光をそれぞれ検出する。
また、上述の実施形態において、ウェハWの欠陥検査を行う検査装置1を例に説明を行ったが、被検基板はウェハWに限られず、例えば液晶ガラス基板であっても構わない。
また、上述の実施形態において、階調差データ(階調の最大値と最小値との差分値)に基づいて、パターンの変化に対して感度の高い領域を決定しているが、これに限られるものではない。そこで、図13に示すフローチャートを用いて、感度の高い領域の決定方法の変形例について説明する。この方法は、上述の実施形態の場合と同様に、露光条件(ドーズおよびフォーカス)がそれぞれ異なる複数の同一形状のパターンを形成したウェハWを用いて、各々のパターンのフーリエ画像とパターン毎の線幅のデータとに基づいて、パターンの変化に対して感度の高い領域を決定するものである。なお、上記のパターンに対応する線幅のデータは、例えば、スキャトロメータや走査型電子顕微鏡(SEM)等の線幅測定器で測定したものを利用し、これら線幅のデータ群は予め入力インターフェース42より入力して記録部41に記録されているものとする。
まず、前述の実施形態の場合と同様に、ステップS251において、照明光学系10の偏光子17と検出光学系20の検光子21を光軸上に挿入する。次に、ステップS252において、DMD素子31の全ての画素(マイクロミラー)をON状態にして、ウェハWからの光が全てフーリエ画像用撮像素子33の方へ反射するようにする。次のステップS253において、照明光学系10の光源11を点灯させる。
次のステップS254において、露光条件(ドーズおよびフォーカス)がそれぞれ異なる複数の同一形状のパターンを形成したウェハWをウェハステージ5上に載置し、ウェハW上の測定するパターン(1ショット分)をウェハステージ5により対物レンズ6の下方に移動させる。次のステップS255において、フーリエ画像用撮像素子33でフーリエ像を撮像し、撮像したフーリエ画像を記録部41に記録する。
次のステップS256において、CPU43は、ウェハW上の全てのパターンについて測定が済んだか否かを判定する。判定がYesであればステップS257へ進み、判定がNoであればステップS254へ戻り、未だ測定が済んでいないパターン(別のショット)を対物レンズ6の下方に移動させてステップS255の撮像を行う。
ステップS257において、CPU43は、上述の実施形態の場合と同様に、各フーリエ画像について、フーリエ画像の分割領域ごとにR(赤色)、G(緑色)、B(青色)の輝度データ(平均値)をそれぞれ生成する。
さて、次のステップS258では、同じ分割領域に注目し、CPU43は、各フーリエ画像FI1〜FInの同じ分割領域における階調値とパターンの線幅との変化率を示す近似式を、R、G、Bの各色成分ごとに求める。具体的には、フーリエ画像FI上の任意の分割領域をPとすると、まず、各々のフーリエ画像FI1〜FInに対応するパターンの線幅のデータを記録部41から読み出す。またこのとき、各々のフーリエ画像FI1〜FInについて、分割領域Pでの各色成分の輝度データ(ステップS257で求めたもの)をそれぞれ抽出する。次に、各々のフーリエ画像FI1〜FInごとに、パターンの線幅と分割領域Pでの輝度データの階調値との対応関係を求める。
続いて、パターンの線幅と分割領域Pでの階調値との対応関係に基づいて、最小二乗法により分割領域Pでの階調値とパターンの線幅との変化率を示す近似式を求める。ここで、各々のフーリエ画像FI1〜FInに対応するパターンの線幅をyとし、分割領域PでのB(あるいはRもしくはG)の階調値をxとし、傾きをaとし、y切片をbとすると、近似式は次の(1)式で表わされる。
y=ax+b …(1)
なお、係数aの絶対値は、パターンの線幅の変化に対する階調変化の逆数(すなわち、パターンの変化に対する検出感度の逆数)に相当する。すなわち、上記の係数aの絶対値が小さくなると、線幅の差が同じでもフーリエ画像の階調変化が大きくなるので、パターンの変化に対する検出感度がより高くなる。そして、これらの工程を全ての分割領域について、R、G、Bの各色成分ごとに行う。
次に、ステップS259において、CPU43は、フーリエ画像上の各分割領域において、ステップS258で得た近似式とパターンの線幅との相関誤差をR、G、Bの各色成分ごとに求める。具体的には、各々のフーリエ画像FI1〜FInに対応するパターンの線幅と、近似式を用いて算出されるパターンの線幅との偏差のデータを、R、G、Bの各色成分ごとに算出し、算出した偏差のデータから各分割領域の色成分ごとに標準偏差を算出し、その値を相関誤差とする。
そして、ステップS260において、CPU43は、ステップS258で求めた係数aと、ステップS259で求めた相関誤差とに基づいて、フーリエ画像の分割領域うち、係数aの絶対値が小さく、かつ相関誤差が十分に小さい分割領域を求め、当該分割領域を感度の高い領域と決定し、そこを検出条件に決める。具体的には、例えば、係数aの絶対値の小ささと、相関誤差の小ささとに応じて各々の分割領域のスコアリングを行い、このスコアリングの結果に基づいて感度の高い分割領域を決定する。このようにしても、パターンの線幅やプロファイルの変化を感度よく検出するために、R、G、Bのどの色を使い、フーリエ画像の中でどの分割領域を使用すればよいか決定することができる。
W ウェハ(被検基板)
1 検査装置
10 照明光学系(照明部) 17 偏光子
20 検出光学系(受光光学系) 21 検光子
30 撮像部
31 DMD素子(光路切替素子)
33 フーリエ画像用撮像素子(検出部および第2の2次元イメージセンサ)
35 検査用撮像素子(2次元イメージセンサ)
40 制御ユニット 43 CPU(検査部)
63 分光プリズム(検出部の変形例)
64a 第1の検出素子(検出部の変形例)
64b 第2の検出素子(検出部の変形例)
64c 第3の検出素子(検出部の変形例)

Claims (6)

  1. 被検基板の表面に照明光を照射する照明部と、
    前記照明光が照射された前記被検基板の表面からの反射光を受光して前記被検基板の表面の像を結像する受光光学系と、
    前記受光光学系の瞳面または瞳面と共役な位置に配置され、複数の光路切替素子を有し、前記複数の光路切替素子のそれぞれの反射方向を一方向と前記一方向の向きと異なる他方向とに切替可能な光路切替部と、
    前記光路切替素子で反射した光から前記瞳面での輝度を検出可能な検出部と、
    前記光路切替素子で反射した光が前記受光光学系により結像されて得られる前記被検基板の表面の像を撮像可能な2次元イメージセンサと、
    前記光路切替部の作動を制御する制御部と、
    前記2次元イメージセンサにより撮像された前記被検基板の表面の画像に基づいて、前記被検基板の表面を検査する検査部とを備え、
    前記制御部は、前記検出部で検出される輝度情報に基づいて前記検査に適する前記瞳面の部位を求め、前記部位に対応する前記光路切替素子の作動を制御して、前記検査に用いる前記瞳面の部位の光を前記2次元イメージセンサへ導く制御を行い、
    前記2次元イメージセンサは、前記検査に用いる前記瞳面の部位の光により得られる前記被検基板の表面の像を撮像することを特徴とする検査装置。
  2. 前記光路切替素子が前記一方を向いているときに前記被検基板の表面からの反射光が前記検出部へ導かれ、前記光路切替素子が前記他方を向いているときに前記被検基板の表面からの反射光が前記2次元イメージセンサへ導かれることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記照明光は、繰り返しパターンを有する前記被検基板の表面に照射される直線偏光であり、
    前記受光光学系は、前記被検基板からの反射光のうち前記直線偏光と偏光方向が略直交する偏光成分を受光することを特徴とする請求項1もしくは2に記載の検査装置。
  4. 前記照明部は、落射照明により前記照明光を前記被検基板の表面に照射することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の検査装置。
  5. 前記検出部は、第2の2次元イメージセンサであり、前記瞳面における2次元の輝度分布を検出することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の検査装置。
  6. 前記複数の光路切替素子は、デジタルマイクロミラーデバイスを構成する複数のマイクロミラーであることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の検査装置。
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