JPWO2009122703A1 - 圧電発電装置 - Google Patents

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Abstract

シンプルな構成を有し、かつ機械的耐久性に優れた圧電発電装置を提供する。圧電発電装置1は、発電素子20と、パッケージ部材10とを備えている。発電素子20は、板状の圧電素子22と、金属板21とを有する。圧電素子22は、互いに対向し合う一対の主面を有する。金属板21は、圧電素子22の一方の主面に接合されている。パッケージ部材10は、支持部12と、規制部11とを有する。支持部12は、発電素子20の端部を片持ち梁態様で支持する。規制部11は、金属板21の圧電素子22とは反対側に配置されている。規制部11は、発電素子20の金属板21の外側への変位を規制する。

Description

本発明は、圧電発電装置に関し、詳細には、片持ち梁態様で取り付けられているユニモルフ構造の圧電素子を有する圧電発電装置に関する。
従来、自動車のタイヤなどの空気圧を検知するシステムとして、タイヤ空気圧監視システム(Tire Pressure Monitoring System:TPMS)が知られている。一般的に、TPMSは、タイヤ内部に取り付けられ、空気圧及び温度を検知するセンサと、車両側に配置された無線機にデータを無線送信する通信機とを備えている。このため、TPMSでは、センサなどに電力を供給するための電源が必要である。
TPMSなどに使用される電源として、従来、様々な発電装置が提案されている。中でも圧電効果を利用した圧電発電装置は、小型化が比較的容易であるとして、特に注目されている。
例えば、特許文献1には、TPMSなどに使用される圧電発電装置として、タイヤの回転に伴って周期的なタイヤの変形を利用して発電を行う圧電発電装置が開示されている。図12は、特許文献1に開示された発電装置/センサユニット110の分解斜視図である。図13は、静止時における発電装置/センサユニット110の縦断面図である。図12及び図13に示すように、発電装置/センサユニット110では、圧電素子111がハウジング112内に配置されている。圧電素子111は、圧電セラミック円板114を有する。圧電セラミック円板114の上には、アクチュエーター136が配置されている。タイヤが回転すると、アクチュエーター136に遠心力が作用し、アクチュエーター136が圧電セラミック円板114側に付勢される。これにより、圧電セラミック円板114がたわむ。タイヤの発電装置/センサユニット110が配置された部分が接地すると、アクチュエーター136が受ける遠心力が実質的にゼロとなる。よって、圧電セラミック円板114がアクチュエーター136から受ける付勢力が小さくなる。このように、タイヤの回転によって、アクチュエーター136に加わる遠心力が周期的に変化する。その結果、圧電セラミック円板114が振動し、発電装置/センサユニット110において、発電が行われる。
また、特許文献2には、図14に示す発電装置200が開示されている。図14に示すように、発電装置200は、圧電素子211aと、圧電素子211aに接合され、取り出し電極を兼ねる金属板211bとを備えている。圧電素子211aと金属板211bとは、固定部213によって片持ち梁態様で支持されている。
特表2006−501098号公報 特開平7−49388号公報
特許文献1に記載の圧電発電装置では、構造が複雑であった。このため、特許文献1に記載の圧電発電装置は、製造が困難であるばかりか、製造コストも高かった。
一方、特許文献2に記載の発電機は、特許文献1に記載の圧電発電装置と較べてシンプルな構造を有する。しかしながら、特許文献2に記載の発電機では、十分な機械的強度が得られないという問題があった。このため、圧電素子に比較的大きな力が加わるTPMSなどの用途においては、十分な機械的耐久性が得られなかった。
本発明の目的は、単純な構成を有し、かつ機械的耐久性に優れた圧電発電装置を提供することにある。
本発明に係る発電装置は、発電素子と、パッケージ部材とを備えている。発電素子は、板状の圧電素子と、金属板とを有する。圧電素子は、互いに対向し合う一対の主面を有する。金属板は、圧電素子の一方の主面に接合されている。パッケージ部材は、支持部と、規制部とを有する。支持部は、発電素子の端部を片持ち梁態様で支持する。規制部は、金属板の圧電素子とは反対側に配置されている。規制部は、発電素子の金属板の外側への変位を規制する。
本発明のある特定の局面において、パッケージ部材は、支持部としての側壁部と、規制部としての底壁部と、底壁部に対して、発電素子を介して対向するように配置された天井部とを有し、発電素子と底壁部との間の距離は、発電素子と天井部との間の距離よりも短い。
本発明の別の特定の局面において、規制部は、金属板の圧電素子とは反対側の面と当接する当接部を有する。
本発明の他の特定の局面において、当接部は、発電素子の自由端側の端部において金属板と当接している。
本発明のまた別の特定の局面において、当接部は、発電素子を圧電素子側に付勢している。
本発明のまた他の特定の局面において、圧電発電装置は、パッケージ部材と発電素子との間に配置された緩衝部材をさらに備えている。
本発明のさらに別の特定の局面において、圧電発電装置は、圧電素子の他方の主面に接合された導電層をさらに備えている。
本発明のさらに他の特定の局面において、圧電素子は、実質的に圧電セラミックスからなる圧電体を有する。
本発明に係る圧電発電装置は、タイヤの内周面側に取り付けられるものであってもよい。
(発明の効果)
本発明では、発電素子の金属板の外側への変位を規制する規制部が設けられており、圧電素子に大きな引張応力が加わることが抑制されるため、単純な構造で、従って安価であり、かつ機械的耐久性に優れた圧電発電装置を実現することができる。
図1は、第1の実施形態に係る圧電発電装置の断面図である。 図2は、圧電素子の断面図である。 図3は、図1におけるIII−III矢視図である。 図4は、タイヤが回転する際に圧電発電装置に加わる力を説明するための概略説明図である。 図5は、タイヤが回転する際に圧電発電装置に加わる力を説明するための概略説明図である。 図6は、振動状態にある圧電素子を表す断面図である。 図7は、第2の実施形態に係る圧電発電装置の断面図である。 図8は、第3の実施形態に係る圧電発電装置の断面図である。 図9は、第4の実施形態に係る圧電発電装置の断面図である。 図10は、第5の実施形態に係る圧電発電装置の断面図である。 図11は、変形例に係る圧電発電装置の断面図である。 図12は、特許文献1に開示された発電装置/センサユニットの分解斜視図である。 図13は、静止時における発電装置/センサユニットの縦断面図である。 図14は、特許文献2に開示された発電機の要部を表す構成図である。
符号の説明
1 …圧電発電装置
2 …圧電発電装置
3 …圧電発電装置
4 …圧電発電素子
5 …圧電発電装置
10 …パッケージ部材
11 …底壁部(規制部)
11b…当接部
12 …側壁部(支持部)
13 …天井部(規制部)
20 …発電素子
20b…自由端側の端部
21 …金属板
22 …圧電素子
23 …圧電体
24 …電極
25 …ウェイト
30 …タイヤ
30a…タイヤの内周面
40 …緩衝部材
41 …導電層
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る圧電発電装置1の断面図である。圧電発電装置1は、タイヤなどの回転体に対して取り付けられ、回転体の回転に伴って発電する装置である。圧電発電装置1は、例えば、TPMSの電源などとして用いられる。
図1に示すように、圧電発電装置1は、発電素子20と、パッケージ部材10とを備えている。発電素子20は、ユニモルフ構造の圧電素子22と、金属板21と、ウェイト25とを有する。
図1及び図2に示すように、圧電素子22は、板状であり、第1の主面22aと、第2の主面22bとを有する。図3に示すように、圧電素子22は、平面視矩形状に形成されている。但し、圧電素子22の平面視形状は特に限定されない。
図2に示すように、圧電素子22は、板状の圧電体23と、電極24a、24bとを備えている。なお、図1等においては、電極24a、24bの図示を省略している。
圧電体23は、例えば、圧電セラミックスからなるものであってもよい。圧電セラミックスの具体例としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスなどが挙げられる。圧電体23は、厚み方向に分極されている。
圧電体23は、互いに対向し合う第1の主面23aと、第2の主面23bとを有する。圧電体23の第1の主面23aの上には、電極24aが設けられている。一方、圧電体23の第2の主面23bの上には、電極24bが設けられている。電極24a、24bは、金属や合金などの導電材料により形成されている。電極24a、24bの形成方法は特に限定されない。電極24は、例えば、導電ペーストの焼き付け、または蒸着、スパッタもしくはメッキなどの薄膜形成方法により形成することができる。
金属板21は、圧電素子22の第2の主面22bに接合されている。具体的には、金属板21は、電極24bに接合されている。金属板21と電極24bとは相互に絶縁されていてもよく、相互に絶縁されていなくてもよい。
なお、圧電素子22と金属板21とのそれぞれの厚さは特に限定されない。圧電素子22と金属板21とのそれぞれの厚さは、圧電発電装置1が回転体の回転に伴って発電素子20が振動する程度の厚さであることが好ましい。
本実施形態では、圧電素子22の一方の端部20bに、ウェイト25が取り付けられている。このウェイト25は、発電素子20の振動を助長するためのものである。本発明において、このウェイト25は、必ずしも設けなくてもよい。
発電素子20は、パッケージ部材10によって片持ち梁態様で支持されている。パッケージ部材10は、絶縁材料により形成されている。パッケージ部材10の材料としては、例えば絶縁性セラミックスなどが挙げられる。
パッケージ部材10は、規制部としての底壁部11と、支持部としての側壁部12と、底壁部11と対向する天井部13とを備えている。これら底壁部11と、側壁部12と、天井部13とによって、発電素子20が配置されるスペース14が形成されている。
なお、本実施形態では、底壁部11と側壁部12とが一体に形成されている。天井部13は、側壁部12及び底壁部11と別体に形成されている。
支持部としての側壁部12は、発電素子20の長さ方向における一方の端部20aを片持ち梁態様で支持している。これにより、圧電発電装置1が静止した状態において、発電素子20は、底壁部11及び天井部13と略並行に設置されている。
本実施形態では、発電素子20と底壁部11との間の距離L2は、発電素子20と天井部13との間の距離L1よりも短く設定されている。なお、距離L2は、0であってもよい。
次に、圧電発電装置1における発電について、主として図4及び図5を参照しつつ説明する。なお、ここでは、圧電発電装置1がタイヤ30の内周面30aに取り付けられている例について説明する。
図4に示すように、タイヤ30の圧電発電装置1が設置された部分が接地していないときには、タイヤ30の回転に伴って圧電発電装置1に遠心力が加わる。それに対して、図5に示すように、タイヤ30の圧電発電装置1が設置された部分が接地しているときには、タイヤ30が回転していても圧電発電装置1には遠心力が加わらない。このため、タイヤ30の回転に伴って、圧電発電装置1に遠心力が加わる状態と、遠心力が加わらない状態とが繰り返される。その結果、発電素子20が振動し、圧電効果によって、圧電素子22から電力を取り出すことができる。
ところで、圧電素子22は、圧縮応力に較べて引張応力に対して弱い。具体的には、引張応力が加わったときに、圧電素子22は脆性を示す。このため、例えば、図6(a)に示すように、発電素子20が金属板21側に凸状となるように変位し、圧電素子22に圧縮応力が加わっても圧電素子22が破損しにくいのに対して、図6(b)に示すように、発電素子20が圧電素子22側に凸状となるように変位し、圧電素子22に引張応力が加わったときには圧電素子22が破損しやすい。この傾向は、圧電体23が実質的に圧電セラミックスからなる場合に特に顕著である。
例えば、図14に示す発電装置200では、圧電素子211aとパッケージとの間の距離と、金属板211bとパッケージとの間の距離とが略同一である。このため、圧電素子211aと金属板211bとは、圧電素子211aに引張応力が加わる方向と、圧電素子211aに圧縮応力が加わる方向との両方に大きく変位可能である。このため、発電装置200では、圧電素子211aと金属板211bとが圧電素子211aに引張応力が加わる方向に大きく変位して、圧電素子211aに大きな引張応力が加わる虞がある。
それに対して本実施形態では、発電素子20と底壁部11との間の距離L2は、発電素子20と天井部13との間の距離L1よりも短く設定されている。このため、本実施形態では、底壁部11が規制部として機能し、圧電素子22に引張応力が加わる金属板21側に発電素子20が大きく変位することが規制されている。よって、圧電素子22に大きな引張応力が加わることが抑制されている。従って、圧電発電装置1の機械的耐久性を高めることができる。
上述のように、圧電体23が実質的に圧電セラミックスからなる場合は、引張応力が加わったときの圧電素子22の脆性が特に高い。従って、圧電体23が実質的に圧電セラミックスからなる場合は特に本実施形態の技術が有効である。
なお、圧電素子22に引張応力が加わる金属板21側に発電素子20が変位することを抑制する別の方法として、発電素子20と底壁部11との間の距離L2と、発電素子20と天井部13との間の距離L1との両方を小さくする方法も考えられる。しかしながら、距離L1,L2の両方を小さくすると、発電素子20の変位量が小さくなる。このため、発電量が小さくなる傾向にある。
それに対して本実施形態では、発電素子20と底壁部11との間の距離L2は小さく設定されているものの、発電素子20と天井部13との間の距離L1は大きく設定されている。このため、発電素子20は、圧電素子22側には大きく変位可能である。従って、距離L1,L2の両方を小さくした場合と比較して、発電素子20における発電量を比較的大きくすることができる。すなわち、本実施形態によれば、圧電発電装置1の機械的耐久性を高めつつ、比較的大きな発電量を得ることができる。
また、圧電素子22に引張応力が加わる側に発電素子20が変位した場合と、圧電素子22に圧縮応力が加わる側に発電素子20が変位した場合とでは、圧電体23において発生する電界の方向が逆になる。このため、本実施形態のように、圧電素子22に引張応力が加わる側に発電素子20が変位しにくくすることで、圧電体23における逆電界の発生を抑制することができる。従って、圧電素子22における脱分極を抑制することができる。
脱分極を抑制する観点からは、発電素子20と底壁部11との間の距離L2が小さい方が好ましい。また、発電素子20が圧電体23に引張応力が加わる側に変位することを抑制する観点からも、距離L2は小さい方が好ましい。但し、距離L2が小さくなると、発電素子20の変位が抑制され、発電効率が低下する傾向にある。このため、高い発電効率を得る観点からは、距離L2は、ある程度長い方が好ましい。
以下、本発明を実施した好ましい形態の他の例について図7〜図10を主として参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る圧電発電装置2の断面図である。
上記第1の実施形態では、パッケージ部材10が、底壁部11と側壁部12とに加えて、天井部13を有する例について説明した。但し、パッケージ部材10は、天井部13を必ずしも有していなくてもよい。
また、発電素子20は、底壁部11に当接するように配置されていてもよい。具体的には、図7に示すように、発電素子20は、金属板21が底壁部11の表面11aに当接するように配置されていてもよい。
この構成によれば、発電素子20が圧電素子22に引張応力が加わる金属板21側に変位することを確実に禁止することができる。従って、圧電発電装置2の機械的耐久性をより高めることができる。
また、本実施形態の圧電発電装置2は、以下の第3の実施形態に示す圧電発電装置3と比較して構成がシンプルであり、容易かつ安価に作製することができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る圧電発電装置3の断面図である。
上記第2の実施形態では、発電素子20が全面において底壁部11に当接している例について説明した。但し、発電素子20は、一部において底壁部11と当接していてもよい。例えば、発電素子20は、自由端側の端部20bにおいて、底壁部11と当接していてもよい。
図6に示す本実施形態では、発電素子20は、底壁部11の表面11aの上方に配置されている。発電素子20と表面11aとの間には空気層が介在している。底壁部11には、凸状の当接部11bが形成されている。この当接部11bが発電素子20の自由端側の端部20bに当接している。
なお、発電素子20に当接する当接部を底壁部に設ける場合、本実施形態のように、当接部は、発電素子の自由端側の端部に当接するように形成されていることが好ましい。圧電体に引張応力が加わる側への発電素子の変位を効果的に抑制することができるからである。
(第4の実施形態)
上記第2の実施形態では、発電素子20が底壁部11に当接する例について説明した。但し、発電素子20は、図9に示す圧電発電素子4のように、天井部13に当接していてもよい。すなわち、底壁部11においてタイヤの内周面に取り付けられてもよく、天井部13においてタイヤの内周面に取り付けられてもよい。
また、図9に示すように、パッケージ部材10の発電素子20と当接する表面は平坦でなくてもよい。本実施形態では、天井部13の表面13aは、側壁部12の発電素子20が取り付けられた部分から離れるにつれて発電素子20側へと湾曲する形状に形成されている。このため、当接部としての天井部13によって、発電素子20が圧電素子22側に付勢されている。よって、圧電素子22に圧縮応力が常に加わった状態となる。従って、圧電素子22に引張応力が加わることをより確実に禁止することができ、圧電発電装置4の機械的耐久性をさらに高めることができる。
(第5の実施形態)
図10は、第5の実施形態に係る圧電発電装置5の断面図である。図10に示すように、発電素子20とパッケージ部材10との間に緩衝部材40a、40bを配置してもよい。具体的には、緩衝部材40aは、規制部としての天井部13と金属板21との間に配置されている。緩衝部材40bは、底壁部11の内側の表面上に配置されている。
緩衝部材40a、40bを配置することにより、発電素子20とパッケージ部材10との直接的な衝突を抑制することができる。よって、発電素子20に加わる力をより効果的に低減することができる。従って、圧電発電装置5の機械的耐久性をなおさらに高めることができる。
なお、緩衝部材40としては、例えば、シリコンゴム等があげられる。
また、図10に示すように、圧電素子22の金属板21とは反対側の表面に接合された導電層41をさらに設けてもよい。すなわち、電極24aの表面に導電層41を接合させてもよい。そうすることによって、例えば圧電素子22にクラックなどが発生した場合であっても、電気的接続をより確実に確保することができる。
なお、導電層41の材質は特に限定されない。導電層41は、例えば金属または合金製であってもよい。
導電層41は、比較的厚い金属箔または合金箔であることが好ましい。電気的接続を特に確実に確保することができるからである。
(変形例)
上記実施形態では、圧電素子22が矩形板状である例について説明した。但し、圧電素子22の平面形状は、特に限定されない。図11に示すように、圧電素子22の平面形状は、例えば円形であってもよい。

Claims (9)

  1. 互いに対向し合う一対の主面を有する板状の圧電素子と、前記圧電素子の一方の主面に接合された金属板とを有する発電素子と、
    前記発電素子の端部を片持ち梁態様で支持する支持部と、前記金属板の前記圧電素子とは反対側に配置され、前記発電素子の前記金属板の外側への変位を規制する規制部とを有するパッケージ部材と、
    を備える圧電発電装置。
  2. 前記パッケージ部材は、前記支持部としての側壁部と、前記規制部としての底壁部と、前記底壁部に対して、前記発電素子を介して対向するように配置された天井部とを有し、
    前記発電素子と前記底壁部との間の距離は、前記発電素子と前記天井部との間の距離よりも短い、請求項1に記載の圧電発電装置。
  3. 前記規制部は、前記金属板の前記発電素子とは反対側の面と当接する当接部を有する、請求項1または2に記載の圧電発電装置。
  4. 前記当接部は、前記発電素子の自由端側の端部において前記金属板と当接している、請求項3に記載の圧電発電装置。
  5. 前記当接部は、前記発電素子を前記圧電素子側に付勢している、請求項3または4に記載の圧電発電装置。
  6. 前記パッケージ部材と前記発電素子との間に配置された緩衝部材をさらに備える、請求項1または2に記載の圧電発電装置。
  7. 前記圧電素子の他方の主面に接合された導電層をさらに備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の圧電発電装置。
  8. 前記圧電素子は、実質的に圧電セラミックスからなる圧電体を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の圧電発電装置。
  9. タイヤの内周面側に取り付けられる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の圧電発電装置。
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