JPWO2009119676A1 - ペースト塗布装置及びペースト塗布方法 - Google Patents

ペースト塗布装置及びペースト塗布方法 Download PDF

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Abstract

ペースト塗布装置(1)において、塗布対象物(K)にペーストを塗布する塗布ヘッド(3A)と、塗布ヘッド(3A)を支持する支持部材(5A)と、支持部材(5A)を塗布対象物(K)の表面に沿うように移動させる移動機構(6A、6B)と、支持部材(5A)の移動方向における支持部材(5A)までの離間距離をレーザ光により測定するレーザ距離測定器(7A)と、測定された離間距離に基づいて塗布対象物(K)上にペーストパターンを描画するように塗布ヘッド(3A)及び移動機構(6A、6B)を制御する制御部(10)とを備える。

Description

本発明は、塗布対象物にペーストを塗布するペースト塗布装置及びペースト塗布方法に関する。
ペースト塗布装置は、液晶表示パネル等の様々な装置を製造するために用いられている。このペースト塗布装置は、塗布対象物に対してペーストを塗布する塗布ヘッドを備えており、その塗布ヘッドを移動させながら塗布対象物にペーストを塗布し、塗布対象物上に所定のペーストパターンを形成する(例えば、特許文献1参照)。特に、液晶表示パネルの製造では、2枚の基板を貼り合わせるため、ペースト塗布装置は、塗布対象物である基板に対して液晶表示パネルの表示領域を囲むように、シール剤等のシール性及び接着性を有するペーストを塗布する。
このようなペースト塗布装置は、塗布ヘッドを支持するコラムやそのコラムに沿って移動可能な塗布ヘッドが、ボールネジを用いた移動機構やリニアモータを用いた移動機構によりそれぞれ移動するように構成されている。このとき、コラムや塗布ヘッドの位置制御はリニアスケールを用いて行われている。このリニアスケールとしては、熱による変形を避けるため、熱膨張係数が小さいガラススケールを用いることが可能である。ところが、近年の基板の大型化に伴って動作ストローク(移動範囲)が長くなり、リニアスケールも長大になっていることから、そのリニアスケールとして精度高くガラススケールを大型化することは難しいため、リニアスケールとしては、ステンレス等の金属製のリニアスケールが用いられている。
特開2002−346452号公報
しかしながら、金属製のリニアスケールは周囲環境(気温等)の変化により膨張あるいは収縮して変形するため、リニアスケールの目盛り間隔が変化し、位置検出誤差が生じて塗布精度が低下してしまう。特に、ボールネジやリニアモータがペースト塗布装置の運転に応じて徐々に発熱することから、その熱が周囲に広がってリニアスケールに伝わり、リニアスケールは線膨張するため、リニアスケールの目盛り間隔が広がって位置検出誤差が生じてしまう。また、近年の基板の大型化に伴って動作ストローク(移動範囲)が長くなり、リニアスケールも長大になっているため、リニアスケールの熱膨張によって目盛り間隔が広がることによる累積誤差も大きくなってしまう。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、周囲環境の変化による塗布精度の低下を抑えることができるペースト塗布装置及びペースト塗布方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、ペースト塗布装置において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、支持部材を塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、支持部材に設けられた反射部と、反射部に向けて支持部材の移動方向にレーザ光を出射し、反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定するレーザ部と、レーザ部により測定された離間距離に基づいて、塗布対象物上にペーストパターンを描画するように塗布ヘッド及び移動機構を制御する制御部とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、ペースト塗布装置において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、支持部材を塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、支持部材の移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、支持部材に設けられ、傾斜面に向けてレーザ光を出射して傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定するレーザ部と、レーザ部により測定された離間距離に基づいて、塗布対象物上にペーストパターンを描画するように塗布ヘッド及び移動機構を制御する制御部とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、ペースト塗布装置において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、塗布ヘッドを支持部材に沿うように移動させる移動機構と、塗布ヘッドに設けられた反射部と、反射部に向けて塗布ヘッドの移動方向にレーザ光を出射し、反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定するレーザ部と、レーザ部により測定された離間距離に基づいて、塗布対象物上にペーストパターンを描画するように塗布ヘッド及び移動機構を制御する制御部とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第4の特徴は、ペースト塗布装置において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、塗布ヘッドを支持部材に沿うように移動させる移動機構と、支持部材に設けられ、塗布ヘッドの移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、塗布ヘッドに連結され、傾斜面に向けてレーザ光を出射して傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定するレーザ部と、レーザ部により測定された離間距離に基づいて、塗布対象物上にペーストパターンを描画するように塗布ヘッド及び移動機構を制御する制御部とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第5の特徴は、ペースト塗布方法において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、支持部材を塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、支持部材に設けられた反射部と、反射部に向けて支持部材の移動方向にレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、レーザ部により、反射部にレーザ光を照射して反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定する工程と、測定した離間距離に基づいて塗布ヘッド及び移動機構を制御し、塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程とを有することである。
本発明の実施の形態に係る第6の特徴は、ペースト塗布方法において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、支持部材を塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、支持部材の移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、支持部材に設けられ、傾斜面に向けてレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、レーザ部により、傾斜面にレーザ光を照射して傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定する工程と、測定した離間距離に基づいて塗布ヘッド及び移動機構を制御し、塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程とを有することである。
本発明の実施の形態に係る第7の特徴は、ペースト塗布方法において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、塗布ヘッドを支持部材に沿うように移動させる移動機構と、塗布ヘッドに設けられた反射部と、反射部に向けて塗布ヘッドの移動方向にレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、レーザ部により、反射部にレーザ光を照射して反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定する工程と、測定した離間距離に基づいて塗布ヘッド及び移動機構を制御し、塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程とを有することである。
本発明の実施の形態に係る第8の特徴は、ペースト塗布方法において、塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、塗布ヘッドを支持する支持部材と、塗布ヘッドを支持部材に沿うように移動させる移動機構と、支持部材に設けられ、塗布ヘッドの移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、塗布ヘッドに連結され、傾斜面に向けてレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、レーザ部により、傾斜面にレーザ光を照射して傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部との離間距離を測定する工程と、測定した離間距離に基づいて塗布ヘッド及び移動機構を制御し、塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程とを有することである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るペースト塗布装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、環境(気温、湿度、気圧)と補正値との関係を説明するための説明図である。 図3は、本発明の第2の実施の形態に係るペースト塗布装置の一部の概略構成を示す斜視図である。 図4は、図3に示すペースト塗布装置の一部の変形例の概略構成を示す斜視図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係るペースト塗布装置の一部の概略構成を示す斜視図である。 図6は、本発明の第4の実施の形態に係るペースト塗布装置の一部の概略構成を示す斜視図である。 図7は、本発明の第5の実施の形態に係るペースト塗布装置の一部の概略構成を示す斜視図である。 図8は、本発明の第6の実施の形態に係るペースト塗布装置の一部の概略構成を示す斜視図である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るペースト塗布装置1は、塗布対象物である基板Kが水平状態(図1中、X軸方向とそれに直交するY軸方向に沿う状態)で載置される基板ステージ2と、その基板ステージ2上の基板Kにシール剤等のシール性及び接着性を有するペーストをそれぞれ塗布する複数の塗布ヘッド3A〜3Dと、各塗布ヘッド3A〜3DをX軸方向(図1中)に移動可能に支持してX軸方向に沿って移動させるX軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bと、それらのX軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bをそれぞれ介して各塗布ヘッド3A〜3Dを支持する支持部材5A及び支持部材5Bと、それらの支持部材5A及び支持部材5BをY軸方向(図1中)に移動可能に支持してY軸方向に沿って移動させるY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bと、支持部材5Aの移動方向であるY軸方向における支持部材5Aまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Aと、支持部材5Bの移動方向であるY軸方向における支持部材5Bまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Bと、気温、湿度及び気圧を検出する環境検出器8と、基板ステージ2、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6B等を支持する架台9と、各部を制御する制御部10とを備えている。
基板ステージ2は、架台9の上面に固定されて設けられた載置台である。この基板ステージ2は、基板Kを吸着する吸着機構(図示せず)を備えており、その吸着機構により上面の載置面に基板Kを固定して保持する。なお、吸着機構としては、例えばエアー吸着機構等を用いる。このような基板ステージ2の載置面には、ガラス基板等の基板Kが載置される。
各塗布ヘッド3A〜3Dは、ペーストを収容するシリンジ等の収容筒3aと、その収容筒3aに連通してペーストを吐出するノズル3bとをそれぞれ有している。これらの塗布ヘッド3A〜3Dは、気体供給チューブ等を介して気体供給部(いずれも図示せず)にそれぞれ接続されている。各塗布ヘッド3A〜3Dは、収容筒3a内に供給される気体により、その内部のペーストをノズル3bからそれぞれ吐出する。
このような塗布ヘッド3A〜3Dは、YZ軸移動機構3cを介してX軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bにそれぞれ設けられている。このYZ軸移動機構3cは、1つの塗布ヘッド3A〜3Dを支持してY軸方向に移動させる移動機構であって、さらに、水平面に直交するZ軸方向(図1中)、すなわち基板ステージ2に対して塗布ヘッド3A〜3Dを接離させる接離方向に移動させる移動機構である。なお、YZ軸移動機構3cとしては、例えばボールネジを用いる送りネジ機構等を用いる。
X軸移動機構4Aは支持部材5Aの前面に設けられており、X軸移動機構4Bは支持部材5Bの前面に設けられている。X軸移動機構4Aは、2つの塗布ヘッド3A、3BをX軸方向に移動可能に支持しており、それらの塗布ヘッド3A、3BをX軸方向、すなわち支持部材5Aに沿って個別に移動させる移動機構である。同様に、X軸移動機構4Bも、2つの塗布ヘッド3C、3DをX軸方向に移動可能に支持しており、それらの塗布ヘッド3C、3DをX軸方向、すなわち支持部材5Bに沿って個別に移動させる移動機構である。なお、X軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bとしては、例えば、リニアモータを用いたリニアモータ機構やボールネジを用いた送りネジ機構等を用いる。このようなX軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bが、それぞれ各塗布ヘッド3A〜3Dを移動させる第2移動機構として機能する。ここで、支持部材5A、5Bにおいて、互いに対向する面を前面、離反する面を背面とする。
支持部材5AはX軸移動機構4Aを介して2つの塗布ヘッド3A、3Bを支持するコラムであり、同様に、支持部材5BもX軸移動機構4Bを介して2つの塗布ヘッド3C、3Dを支持するコラムである。これらの支持部材5A及び支持部材5Bは、その移動方向(Y軸方向)に交差する方向、例えば直交する方向(X軸方向)に延伸させてそれぞれ形成されている。さらに、支持部材5A及び支持部材5Bは、例えば直方体形状にそれぞれ形成されており、基板ステージ2の載置面に対して平行に設けられている。このような支持部材5A及び支持部材5Bは、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6BによりY軸方向に移動し、基板ステージ2の載置面に対向する位置に各塗布ヘッド3A〜3Dを位置付ける。
Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bは、基板ステージ2を両側から挟むように架台9の上面にそれぞれ設けられている。これらのY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bは、それぞれ協働して支持部材5A及び支持部材5BをY軸方向に移動可能に支持しており、それらの支持部材5A及び支持部材5BをY軸方向に沿って個別に移動させる移動機構である。これらのY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bには、支持部材5A及び支持部材5Bが架け渡されて設けられている。なお、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bとしては、例えば、リニアモータを用いたリニアモータ機構やボールネジを用いた送りネジ機構等を用いる。このようなY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bが、支持部材5A、5Bを移動させる第1移動機構として機能する。
レーザ距離測定器7Aは、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a1と、出射されたレーザ光をレーザ部7a1に向けて反射する反射部7b1とを備えている。同様に、レーザ距離測定器7Bも、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a2と、出射されたレーザ光をレーザ部7a2に向けて反射する反射部7b2とを備えている。これらのレーザ距離測定器7A及びレーザ距離測定器7Bが、それぞれ支持部材5A、5Bとの第1離間距離(支持部材5A、5Bの移動方向における支持部材5A、5Bまでの離間距離)を測定する第1レーザ距離測定器として機能する。
なお、レーザ距離測定器7A、7Bは、具体的には、公知のレーザ干渉測長器である。レーザ干渉測長器は、ハーフミラー(レーザ部7a1、7a2に内蔵される)を用いて取り出した出射光の一部と反射部7b1、7b2で反射された反射光とを検出器(レーザ部7a1、7a2に内蔵される)によって検出し、出射光と反射光との光路長の違いによって生じる干渉縞を利用して反射部7b1、7b2の変位を検出するもので、反射部7b1、7b2の移動によって生じる干渉縞の周期的な変化をパルスに変換し、このパルスのカウント値に基づいて反射部7b1、7b2の移動量(移動距離)を測定する。したがって、リミットセンサ等によってY軸移動機構6A上での支持部材5A、5Bの原点位置(例えば、Y軸移動機構6Aにおける支持部材5Aが位置する側の移動端を支持部材5Aの原点位置、支持部材5Bが位置する側の移動端を支持部材5Bの原点位置とする)をメカ的にそれぞれ定め、それぞれの原点位置からの移動量をレーザ距離測定器7A、7Bによって測定することで、各支持部材5A、5Bとの第1離間距離を測定することが可能である。
レーザ距離測定器7Aのレーザ部7a1は、レーザ光の光路がY軸方向に平行になるようにY軸移動機構6Aにおける支持部材5A側の端部近傍、具体的には、レーザ部7a1のレーザ光の投受光面とY軸移動機構6Aの支持部材5A側の端部とがほぼ同一平面上となるようにY軸移動機構6Aの外側に並べて位置付けられ、架台9の上面に設けられている。また、レーザ距離測定器7Aの反射部7b1は、レーザ部7a1から出射されたレーザ光をレーザ部7a1に向けて反射可能に支持部材5Aに固定され、その支持部材5Aと一緒に移動可能に設けられている。同様に、レーザ距離測定器7Bのレーザ部7a2も、レーザ光の光路がY軸方向に平行になるようにY軸移動機構6Aにおける支持部材5B側の端部近傍、具体的には、レーザ部7a2のレーザ光の投受光面とY軸移動機構6Aの支持部材5B側の端部とがほぼ同一平面上となるようにY軸移動機構6Aの外側に並べて位置付けられ、架台9の上面に設けられている。また、レーザ距離測定器7Bの反射部7b2も、レーザ部7a2から出射されたレーザ光をレーザ部7a2に向けて反射可能に支持部材5Bに固定され、その支持部材5Bと一緒に移動可能に設けられている。ここで、各反射部7b1、7b2としては、例えばプリズム等を用いる。
これらのレーザ距離測定器7A及びレーザ距離測定器7Bは、それぞれ制御部10に電気的に接続されており、測定した離間距離をその制御部10に信号として入力する。すなわち、レーザ部7a1と支持部材5Aとの離間距離、及び、レーザ部7a2と支持部材5Bとの離間距離が測定され、制御部10に入力される。これにより、制御部10はそれらの離間距離(位置情報)に基づいて支持部材5Aの位置及び支持部材5Bの位置を把握することが可能になる。
環境検出器8は、ペースト塗布装置1の周囲の気温、湿度及び気圧を検出するセンサである。この環境検出器8は、例えば架台9上におけるレーザ距離測定器7A、7Bのレーザ光の光路の近傍、例えば、光路の真下に上方を向けて、それぞれ設けられている。環境検出器8は制御部10に電気的に接続されており、検出した気温、湿度及び気圧をその制御部10に信号として入力する。これにより、制御部10はそれらの気温、湿度及び気圧(環境情報)に基づいて周囲環境、例えば、空気屈折率の変化を把握することが可能になる。
架台9は、床面上に設置され、基板ステージ2、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6B等を床面から所定の高さ位置に支持する架台である。架台9の上面は平面に形成されており、この架台9の上面には、基板ステージ2、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6B等が載置されている。
制御部10は、各部を集中的に制御するマイクロコンピュータと、ペースト塗布に関する塗布情報や各種のプログラム等を記憶する記憶部と(いずれも図示せず)を備えている。塗布情報は、所定の塗布パターンや描画速度(基板Kとノズル3bとの水平方向における相対移動速度)、ペーストの吐出量等に関する情報を含んでいる。この制御部10は、塗布情報や各種のプログラムに基づいてX軸移動機構4A、X軸移動機構4B、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6B等を制御し、各塗布ヘッド3A〜3Dのノズル3bと基板ステージ2上の基板Kとを基板Kの表面方向に平行に相対移動させ、基板K上に所定の塗布パターンのペーストを塗布する。この塗布動作において、制御部10は、レーザ距離測定器7Aにより測定された離間距離に基づいてY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bを制御して支持部材5Aの位置制御を行い、さらに、レーザ距離測定器7Bにより測定された離間距離に基づいてY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bを制御して支持部材5Bの位置制御を行う。
ここで、記憶部には、例えば、図2に示すような補正情報が格納されている。この補正情報は、環境検出器8により検出された気温、湿度及び気圧の環境情報に基づいて、レーザ距離測定器7A及びレーザ距離測定器7Bにより測定された各離間距離を補正するための情報である。したがって、制御部10は、検出された気温、湿度及び気圧に対応する補正値を補正情報から求め、その補正値に基づいて離間距離を補正する補正動作を随時行う。詳述すると、制御部10は、検出された気温、湿度及び気圧により決まる定数を特定し、その特定した定数に対応する補正値を補正情報から求める。すなわち、図2に示す補正情報において、縦軸は補正値であり、横軸は気温、湿度及び気圧により決まる定数である。例えば、気温が20℃、湿度が30%及び気圧が1000hPaである場合、定数は数値Aであり、気温が25℃、湿度が40%及び気圧が1005hPaである場合、定数は数値Bであるというように定数が複数設定され、さらに、それらの定数に対応する補正値が設定されて、図2に示す補正情報が生成されている。
次に、このようなペースト塗布装置1が行う塗布動作について説明する。
まず、ペースト塗布装置1は、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bにより支持部材5A及び支持部材5BをY軸方向にそれぞれ移動させ、X軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bにより各塗布ヘッド3A〜3DをX軸方向にそれぞれ移動させ、基板ステージ2上の基板Kの各塗布開始位置に各塗布ヘッド3A〜3Dをそれぞれ対向させる。次いで、ペースト塗布装置1は、各YZ軸移動機構3cによりそれぞれ各塗布ヘッド3A〜3DをZ軸方向に移動させ、待機位置から塗布位置に各塗布ヘッド3A〜3Dを位置付ける。
ここで、待機位置及び塗布位置は、基板ステージ2上の基板Kに対して所定のギャップを隔てた高さ位置である。塗布位置は、塗布ヘッド3A〜3Dが塗布を行う際の高さ位置である。このとき、塗布ヘッド3A〜3Dのノズル3bの先端と基板Kの表面との間に形成されるギャップは、基板Kの表面にペーストを所定の塗布量で塗布するのに必要な大きさに設定される。また、待機位置は、塗布ヘッド3A〜3Dが塗布を行わない場合の高さ位置であり、このときのギャップは、塗布位置におけるギャップよりもはるかに大きい。
その後、ペースト塗布装置1は、塗布条件(吐出圧力や移動速度等)に基づいて、各塗布ヘッド3A〜3Dの各々のノズル3bからペーストを吐出させながら、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bにより支持部材5A及び支持部材5BをY軸方向に移動させ、X軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bにより各塗布ヘッド3A〜3DをX軸方向に移動させ、基板ステージ2上の基板Kの表面にペーストを塗布し、所定のペーストパターンを形成(描画)する。ここで、各塗布ヘッド3A〜3Dが形成するペーストパターン(塗布パターン)は同一であり、例えば矩形枠状である。所定のペーストパターンの形成が完了すると、ペースト塗布装置1は、各YZ軸移動機構3cによりそれぞれ各塗布ヘッド3A〜3DをZ軸方向に移動させ、塗布位置から元の待機位置に各塗布ヘッド3A〜3Dを位置付ける。なお、吐出圧力は、各塗布ヘッド3A〜3Dの収容筒3a内のペーストを対応するノズル3bからそれぞれ吐出させるための気体圧力であり、移動速度は、ペーストを塗布する場合のノズル3bと基板Kとの相対移動速度である。
最後に、ペースト塗布装置1は、Y軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bにより支持部材5A及び支持部材5BをY軸方向の退避位置、すなわち各塗布ヘッド3A〜3Dが基板ステージ2上の基板Kに対向しない退避位置まで移動させ、基板ステージ2上の基板Kの交換に待機する。基板Kの交換が完了すると、前述の塗布動作を繰り返す。
このような塗布動作において、レーザ距離測定器7A及びレーザ距離測定器7Bはそれぞれ離間距離を随時、この実施の形態では、常時、測定しており、制御部10は、レーザ距離測定器7Aにより測定された離間距離に基づいてY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bを制御し、支持部材5Aの位置制御を行い、さらに、レーザ距離測定器7Bにより測定された離間距離に基づいてY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bを制御し、支持部材5Bの位置制御を行う。これにより、周囲環境の変化に応じて膨張あるいは収縮するリニアスケールを用いた位置制御を行う必要がなくなり、また、レーザ距離測定器7A、7Bはリニアスケールに比べて測定精度が周囲環境の変化の影響を受け難いため、周囲環境の変化に影響されずに各支持部材5A、5Bの位置制御を行うことが可能になるので、周囲環境が変化しても高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度の低下を抑えることができる。さらに、制御部10は、検出された気温、湿度及び気圧に対応する補正値を補正情報から求め、その補正値に基づいて離間距離の測定値を補正する補正動作を随時行う。これにより、周囲環境の変化に応じて各支持部材5A、5Bの位置を制御することが可能になるので、周囲環境が変化してもより高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度の低下を抑えるだけでなく、塗布精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、各レーザ距離測定器7A、7Bを設け、それらのレーザ距離測定器7A、7Bにより測定した各離間距離に基づいてY軸移動機構6A及びY軸移動機構6Bを制御し、各支持部材5A、5Bの位置制御を行うことによって、周囲環境の変化に応じて膨張あるいは収縮するリニアスケールを用いた位置制御を行う場合に比べ、周囲環境の変化に影響されずに各支持部材5A、5Bの位置制御を行うことが可能になるので、周囲環境が変化しても高い精度で位置制御を行うことができる。したがって、周囲環境の変化による塗布精度の低下を抑えることができ、その結果、基板Kの表面に、正確に所望する形状のペーストパターンを形成することが可能となり、製造される液晶表示パネルの品質を向上させることができる。
また、環境検出器8を設け、その環境検出器8により検出した気温、湿度及び気圧に基づいてレーザ距離測定器7A、7Bにより測定した各離間距離を補正し、補正した各離間距離に基づいて各支持部材5A、5Bの位置を制御することによって、周囲環境の変化に応じて各支持部材5A、5Bの位置を制御することが可能になるので、周囲環境が変化してもより高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度の低下を抑えるだけでなく、塗布精度を向上させることができる。
なお、近年の液晶表示パネルの大型化に伴い基板Kのサイズが大きくなり、ペースト塗布装置1が大型化する傾向にある。このため、支持部材5A及び支持部材5Bが大型化して重量が増すので、リニアモータ機構を用いた場合、それらを移動させるリニアモータもより大きな駆動力が得られる大きなものが用いられることになり、一方、送りネジ機構を用いた場合、ボールネジに対する負荷が増加することになる。したがって、大型のリニアモータでは運転に伴う発熱も大きくなり、ボールネジでも運転に伴う発熱が大きくなる。また、大きなサイズの基板Kに一度に多くのペーストパターンを形成して生産性を向上させる目的から、塗布ヘッド3A〜3Dの数が増加する傾向にある。塗布ヘッド3A〜3Dの数が増加するとそれに応じて可動子の数も増加するので、塗布ヘッド3A〜3Dの移動に伴う発熱がより大きくなる。これらのような場合であっても、本発明の実施の形態によれば、リニアモータの発熱あるいはボールネジの発熱に起因する位置検出誤差の発生を抑えることが可能であり、正確に所望する形状のペーストパターンを形成することができる。
また、環境検出器8をレーザ距離測定器7A、7Bのレーザ光の光路の近傍に設けたので、レーザ光の光路の周囲環境の変化をその近傍において検出することが可能となるので、レーザ距離測定器7A、7Bの測定値を光路の周囲環境の変化に合わせて的確に補正することができ、レーザ距離測定器7A、7Bによる離間距離の測定精度をより向上させることができる。
また、支持部材5Aとの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Aのレーザ部7a1をY軸移動機構6Aにおける支持部材5A側の端部近傍に配置し、支持部材5Bとの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Bのレーザ部7a2をY軸移動機構6Aにおける支持部材5B側の端部近傍に配置したので、それぞれのレーザ距離測定器7A、7Bによる測定距離を極力短くすることができる、例えば、2つの支持部材5A、5Bで基板K上をY軸方向に2等分した領域を2つの支持部材5A、5Bで分担してペースト塗布する場合、レーザ距離測定器7A、7Bによる測定距離を基板KのY軸方向寸法の半分程度に抑えることが可能となる。これにより、レーザ距離測定器7A、7Bの測定値が周囲環境の変化の影響を受け難くなるので、その分、レーザ距離測定器7A、7Bによる距離測定値の精度が向上し、これによってもペーストの塗布精度を向上させることが可能となる。
支持部材5A、5Bとの離間距離をレーザ距離測定器7A、7Bを用いて直接的に検出するようにしたので、リニアスケール等を用いた位置検出装置に比べて機械的誤差が測定値に介入することが防止されるので、測定精度の信頼性が向上し、これによってもペーストの塗布精度を向上させることが可能となる。
また、レーザ距離測定器7A、7Bを、Y軸移動機構6A側にのみ配置したので、Y軸移動機構6A側を作業者によるシール塗布装置の操作側とした場合には、各レーザ部7a1、7a2が作業者による操作側に配置されることとなるので、レーザ距離測定器7A、7Bのメンテナンスを容易に行なうことが可能となる。このため、レーザ距離測定器7A、7Bによる距離測定精度を安定して維持することが可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態について図3を参照して説明する。本発明の第2の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第2の実施の形態においては、第1の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態に係るペースト塗布装置1は、前述の各部に加え、図3に示すように、塗布ヘッド3Aの移動方向であるX軸方向における塗布ヘッド3Aまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Cと、塗布ヘッド3Bの移動方向であるX軸方向における塗布ヘッド3Bまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Dと、塗布ヘッド3Cの移動方向であるX軸方向における塗布ヘッド3Cまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Eと、塗布ヘッド3Dの移動方向であるX軸方向における塗布ヘッド3Dまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Fとを備えている。これらのレーザ距離測定器7C〜7Fは、支持部材5A及び支持部材5Bにそれぞれ設けられている。したがって、本発明の実施の形態では、塗布ヘッド3A〜3Dが4個設けられているため、それらに対応させてレーザ距離測定器7C〜7Fは4個設けられている。このような各レーザ距離測定器7C〜7Fが、それぞれ塗布ヘッド3A〜3Dとの第2離間距離(塗布ヘッド3A〜3Dの移動方向における塗布ヘッド3A〜3Dまでの離間距離)を測定する第2レーザ距離測定器として機能する。
レーザ距離測定器7Cは、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a3と、出射されたレーザ光をレーザ部7a3に向けて反射する反射部7b3とを備えている。同様に、レーザ距離測定器7Dも、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a4と、出射されたレーザ光をレーザ部7a4に向けて反射する反射部7b4とを備えている。さらに、レーザ距離測定器7Eも、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a5と、出射されたレーザ光をレーザ部7a5に向けて反射する反射部7b5とを備えている。加えて、レーザ距離測定器7Fも、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a6と、出射されたレーザ光をレーザ部7a6に向けて反射する反射部7b6とを備えている。
レーザ距離測定器7Cのレーザ部7a3は、レーザ光の光路がX軸方向(支持部材5Aの延伸方向)に平行になるように支持部材5Aにおける図3中の手前側(Y軸移動機構6A側)の端部に位置付けられ、支持部材5Aの上面に設けられている。また、レーザ距離測定器7Cの反射部7b3は、レーザ部7a3から出射されたレーザ光をレーザ部7a3に向けて反射可能に塗布ヘッド3A用のYZ軸移動機構3cに固定され、X軸方向に移動する塗布ヘッド3Aと一緒に移動可能に設けられている。同様に、レーザ距離測定器7Dのレーザ部7a4も、レーザ光の光路がX軸方向(支持部材5Aの延伸方向)に平行になるように支持部材5Aにおける図3中の奥側(Y軸移動機構6B側)の端部に位置付けられ、支持部材5Aの上面に設けられている。また、レーザ距離測定器7Dの反射部7b4も、レーザ部7a4から出射されたレーザ光をレーザ部7a4に向けて反射可能に塗布ヘッド3B用のYZ軸移動機構3cに固定され、X軸方向に移動する塗布ヘッド3Bと一緒に移動可能に設けられている。ここで、各反射部7b3、7b4としては、例えばプリズム等を用いる。
レーザ距離測定器7Eのレーザ部7a5は、レーザ光の光路がX軸方向(支持部材5Bの延伸方向)に平行になるように支持部材5Bにおける図3中の手前側(Y軸移動機構6A側)の端部に位置付けられ、支持部材5Bの上面に設けられている。また、レーザ距離測定器7Eの反射部7b5は、レーザ部7a5から出射されたレーザ光をレーザ部7a5に向けて反射可能に塗布ヘッド3C用のYZ軸移動機構3cに固定され、X軸方向に移動する塗布ヘッド3Cと一緒に移動可能に設けられている。同様に、レーザ距離測定器7Fのレーザ部7a6も、レーザ光の光路がX軸方向(支持部材5Bの延伸方向)に平行になるように支持部材5Bにおける図3中の奥側(Y軸移動機構6B側)の端部に位置付けられ、支持部材5Bの上面に設けられている。また、レーザ距離測定器7Fの反射部7b6も、レーザ部7a6から出射されたレーザ光をレーザ部7a6に向けて反射可能に塗布ヘッド3D用のYZ軸移動機構3cに固定され、X軸方向に移動する塗布ヘッド3Dと一緒に移動可能に設けられている。ここで、各反射部7b5、7b6としては、例えばプリズム等を用いる。
これらのレーザ距離測定器7C〜7Fは、それぞれ制御部10に電気的に接続されており、測定した離間距離をその制御部10に信号として入力する。すなわち、レーザ部7a3と塗布ヘッド3Aとの離間距離、レーザ部7a4と塗布ヘッド3Bとの離間距離、レーザ部7a5と塗布ヘッド3Cとの離間距離、及び、レーザ部7a6と塗布ヘッド3Dとの離間距離が測定されて制御部10に入力される。これにより、制御部10はそれらの離間距離(位置情報)に基づいて各塗布ヘッド3A〜3Dの位置を把握することが可能になる。
なお、図示は省略するが、これらのレーザ距離測定器7C〜7Fに対しても、レーザ距離測定器7A、7Bと同様に、レーザ光の光路の近傍に、例えば、光路の側方に光路側の水平方向に向けて環境検出器をそれぞれ配置する。
制御部10は、各レーザ距離測定器7C〜7Fにより測定された各離間距離に基づいてX軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bを制御し、各塗布ヘッド3A〜3Dの位置制御を行う。これにより、周囲環境(温度等)の変化に影響されずに各塗布ヘッド3A〜3Dの位置制御を行うことが可能になるので、高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度の低下を抑えることができる。さらに、制御部10は、環境検出器によって検出された気温、湿度及び気圧に対応する補正値を補正情報から求め、その補正値に基づいて各塗布ヘッド3A〜3Dとの各々の離間距離を補正する補正動作を随時行う。これにより、周囲環境の変化に応じて各塗布ヘッド3A〜3Dの位置を制御することが可能になるので、周囲環境が変化しても高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度の低下を抑えるだけでなく、塗布精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、各塗布ヘッド3A〜3D用に各レーザ距離測定器7C〜7Fを設け、それらのレーザ距離測定器7C〜7Fにより測定した各離間距離に基づいてX軸移動機構4A及びX軸移動機構4Bを制御し、各塗布ヘッド3A〜3Dの位置制御を行うことによって、周囲環境の変化に応じて膨張あるいは収縮するリニアスケールを用いた位置制御を行う場合に比べ、周囲環境の変化に影響されずに各塗布ヘッド3A〜3Dの位置制御を行うことが可能になるので、高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、周囲環境の変化による塗布精度の低下を抑えることができる。
また、環境検出器8を設け、その環境検出器8により検出した気温、湿度及び気圧に基づいて各離間距離を補正し、補正した各離間距離に基づいて各塗布ヘッド3A〜3Dの位置を制御することによって、周囲環境の変化に応じて各塗布ヘッド3A〜3Dの位置を制御することが可能になるので、周囲環境が変化してもより高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度の低下を抑えるだけでなく、塗布精度を向上させることができる。
なお、図4に示すように、2つの塗布ヘッド3A、3Bを支持する支持部材5Aに、新たに1つの塗布ヘッド3Eを設けた場合には、その塗布ヘッド3Eの移動方向であるX軸方向における塗布ヘッド3Eまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器7Gを設ける。このレーザ距離測定器7Gはレーザ部7a7及び反射部7b7を備えており、他のレーザ距離測定器7C〜7Fと同じ構造である。レーザ距離測定器7Gはレーザ距離測定器7Dと同じ側に位置付けられ、塗布ヘッド3Eの位置検出が可能に設けられている。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について図5を参照して説明する。本発明の第3の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第3の実施の形態においては、第1の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。
図5に示すように、支持部材5Bは、各塗布ヘッド3C、3Dを支持する門型(門形状)のコラムである。この支持部材5Bは、その延伸部がX軸方向に沿うように位置付けられ、その脚部がY軸移動機構6A及びY軸移動機構6B上に設けられている。なお、支持部材5Aも同様な構造に形成されている。
レーザ距離測定器7Bの反射部7b2はY軸移動機構6Aの内側、すなわち支持部材5Bの脚部の内側に設けられている。この反射部7b2の位置に合わせてレーザ部7a2が支持台11上に設けられている。この支持台11は架台9上に載置されている。なお、支持部材5A用のレーザ距離測定器7Aの反射部7b1及びレーザ部7a1も同様な構造に形成されている。
また、覆い部材12が、基板Kが載置される基板ステージ2側とレーザ距離測定器7A、7B側、すなわち、レーザ部7a1、7a2から出射されるレーザ光の光路側との間を仕切るようにY軸移動機構6Aの内側面(基板ステージ2側に位置する面)に固定されて設けられている。特に、覆い部材12は、レーザ部7a2及び反射部7b2による離間距離の測定、レーザ部7a1及び反射部7b1による離間距離の測定、さらに、支持部材5A及び支持部材5Bの移動を妨げないように形成されている。
この覆い部材12は、基板ステージ2上に向けて吹き降ろされるダウンフローの風(空気)がレーザ部7a2と反射部7b2との間及びレーザ部7a1と反射部7b1との間を通過することを防止している。これにより、ダウンフローの風がレーザ光の光路の周囲環境に変動を生じさせるなどの悪影響を与えることが抑えられるので、レーザ光による離間距離の測定精度が低下してしまうことを抑止することが可能となり、その結果、塗布精度を向上させることができる。
なお、ダウンフローは、架台9上の各部全体を覆うボックスの上面から基板ステージ2に向かって流れ、基板ステージ2の表面に沿って外側に流れてボックスの側面に向かい、その側面の架台9側に形成された複数の流出口からボックス外に出て行くような空気の流れである。
ここで、このようなダウンフローが生じている状態下であっても、前述の覆い部材12を設けたことから、基板ステージ2側から流れてくるダウンフローの風がレーザ部7a2と反射部7b2との間及びレーザ部7a1と反射部7b1との間を直接通過することが防止されるので、レーザ距離測定器7A、7Bのレーザ光の光路の周囲環境がダウンフローの通過に起因して変動することを防止することが可能となる。よって、レーザ距離測定器7A、7Bの測定精度を精度良く維持することができる。
また、Y軸移動機構6Aの外側に配線用のケーブルベア(登録商標)が設けられることがあるが、このような場合でも、レーザ距離測定器7A、7BをY軸移動機構6Aの内側に設けたことにより、レーザ距離測定器7A、7Bがケーブルベアの設置の妨げとなることが無く、また、内側に設けた分だけ、ケーブルベアの移動に伴うその周囲環境の変化の影響を受け難くなるので、これによってもレーザ距離測定器7A、7Bの測定精度を精度良く維持することができる。
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、レーザ距離測定器7B及びレーザ距離測定器7AをY軸移動機構6Aの内側に設けた場合、覆い部材12を設けることによって、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられ、レーザ光による離間距離の測定精度が低下してしまうことを抑止することが可能となる。これにより、高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度を向上させることができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について図6を参照して説明する。本発明の第4の実施の形態では、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第4の実施の形態においては、第1の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。
図6に示すように、レーザ距離測定器7Hは、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a8及びレーザ部7a9と、出射されたレーザ光をレーザ部7a8及びレーザ部7a9に向けて反射する傾斜面Mを有する反射部7b8とを備えている。
レーザ部7a8は支持部材5Aの端部、すなわち端面に設けられており、反射部7b8の傾斜面Mに向けてレーザ光を出射してその傾斜面Mにより反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部7b8との離間距離を測定する。
レーザ部7a9は支持部材5Bの端部、すなわち端面に設けられており、前述のレーザ部7a8と同様、反射部7b8の傾斜面Mに向けてレーザ光を出射してその傾斜面Mにより反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部7b8との離間距離を測定する。
反射部7b8は、Y軸移動機構6Aの外側であってそのY軸移動機構6Aに沿うように架台9上に設けられている。この反射部7b8は、支持部材5A及び支持部材5Bの移動方向、すなわちY軸方向の一方の端部から他方の端部にかけてその高さが徐々に(連続的に)低くなるように変化する傾斜面Mを有している。反射部7b8としては、例えば鏡等を用いる。すなわち、反射部7b8は、上記傾斜面M上に、この傾斜面Mと同寸法、同形状(四角形状)で均一な厚みを有するガラス製の鏡を設けた構造とすることができる。なお、反射部7b8は、前述の平坦な傾斜面Mをステンレス等の金属で形成し、その傾斜面Mを鏡面加工することによって形成されても良い。
制御部10は、レーザ部7a8により測定された離間距離から支持部材5AのY軸方向の位置を把握し、さらに、レーザ部7a9により測定された離間距離から支持部材5BのY軸方向の位置を把握する。このとき、制御部10は、支持部材5A、5BのY軸方向の位置と離間距離との相対関係を示す距離情報を用いて、測定された離間距離から支持部材5A、5BのY軸方向の位置を把握する。距離情報は記憶部に予め記憶されている。
ここで、レーザ部7a8と反射部7b8との離間距離の最大値、さらに、レーザ部7a9と反射部7b8との離間距離の最大値は、第1の実施の形態(図1参照)におけるレーザ部7a1と反射部7b1との離間距離の最大値、及び、レーザ部7a2と反射部7b2との離間距離の最大値に比べて非常に小さくなっている。
この離間距離の最大値が大きいほど、レーザ光の光路は長くなるため、レーザ光はダウンフローの風(空気)による悪影響を受けやすくなる。したがって、離間距離の最大値をできるだけ小さくすることによって、ダウンフローの風による悪影響が抑止されている。これにより、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられるので、レーザ光による離間距離の測定精度が低下してしまうことを防止することが可能となり、その結果、塗布精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、支持部材5Aの端部にレーザ部7a8を設け、支持部材5Bの端部にレーザ部7a9を設け、さらに、反射部7b8をY軸移動機構6Aに沿うように設けることによって、レーザ部7a8と反射部7b8との離間距離の最大値及びレーザ部7a9と反射部7b8との離間距離の最大値が、第1の実施の形態におけるレーザ部7a1と反射部7b1との離間距離の最大値及びレーザ部7a2と反射部7b2との離間距離の最大値に比べて小さくなるので、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられ、離間距離の測定精度が低下してしまうことを抑止することが可能となる。これにより、高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度を向上させることができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について図7を参照して説明する。本発明の第5の実施の形態では、第4の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第5の実施の形態においては、第4の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。
図7に示すように、支持部材5Bは、各塗布ヘッド3C、3Dを支持する門型(門形状)のコラムである。この支持部材5Bは、その延伸部がX軸方向に沿うように位置付けられ、その脚部がY軸移動機構6A及びY軸移動機構6B上に設けられている。なお、支持部材5Aも同様な構造に形成されている。
レーザ部7a9は、Y軸移動機構6Aの内側、すなわち支持部材5Bの脚部の内側に設けられている。同様に、レーザ部7a8も支持部材5Aの脚部の内側に設けられている。反射部7b8は、Y軸移動機構6Aの内側であってそのY軸移動機構6Aに沿うように架台9上に設けられている。
また、覆い部材13が、レーザ部7a9を含めそのレーザ部7a9から反射部7b8までのレーザ光の光路を覆って支持部材5Bに支持部材5Bと共に移動可能に設けられている。特に、覆い部材13は、レーザ部7a9及び反射部7b8による離間距離の測定、さらに、支持部材5Bの移動を妨げないように形成されている。同様に、支持部材5Aにもレーザ部7a8用の覆い部材13が設けられている。
レーザ部7a9用の覆い部材13は、レーザ部7a9と反射部7b8との間にダウンフローの風(空気)が通過することを抑止している。同様に、レーザ部7a8用の覆い部材13も、レーザ部7a8と反射部7b8との間にダウンフローの風(空気)が通過することを抑止している。これにより、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられるので、レーザ光による離間距離の測定精度が低下してしまうことを防止することが可能となり、その結果、塗布精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、反射部7b8をY軸移動機構6Aの内側に設けた場合に、覆い部材13を設けることによって、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられ、離間距離の測定精度が低下してしまうことを抑止することが可能となる。これにより、高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度を向上させることができる。
(第6の実施の形態)
本発明の第6の実施の形態について図8を参照して説明する。本発明の第6の実施の形態では、第2の実施の形態と異なる部分について説明する。なお、第6の実施の形態においては、第2の実施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。
図8に示すように、レーザ距離測定器7Iは、レーザ光を出射して反射光を受光するレーザ部7a10及びレーザ部7a11と、出射されたレーザ光をレーザ部7a10及びレーザ部7a11に向けて反射する傾斜面Mを有する反射部7b9とを備えている。
レーザ部7a10は塗布ヘッド3Cに連結部材14aにより連結されており、塗布ヘッド3cと共にX軸方向に移動する。このレーザ部7a10は、反射部7b9の傾斜面Mに向けてレーザ光を出射してその傾斜面Mにより反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部7b9との離間距離を測定する。
レーザ部7a11は塗布ヘッド3Dに連結部材14bにより連結されており、塗布ヘッド3Dと共にX軸方向に移動する。このレーザ部7a11は、前述のレーザ部7a10と同様、反射部7b9の傾斜面Mに向けてレーザ光を出射してその傾斜面Mにより反射されたレーザ光である反射光を受光し、反射部7b9との離間距離を測定する。
反射部7b9は、支持部材5Bの外側の面にその支持部材5Bの延伸方向に沿うように設けられている。この反射部7b9は、支持部材5Bの延伸方向、すなわちX軸方向の一方の端部から他方の端部にかけてその高さが徐々に(連続的に)低くなるように変化する傾斜面Mを有している。反射部7b9としては、例えば鏡等を用いる。すなわち、反射部7b8は、上記傾斜面M上に、この傾斜面Mと同寸法、同形状(四角形状)で均一な厚みを有するガラス製の鏡を設けた構造とすることができる。なお、反射部7b8は、前述の平坦な傾斜面Mをステンレス等の金属で形成し、その傾斜面Mを鏡面加工することによって形成されても良い。
制御部10は、レーザ部7a10により測定された離間距離から塗布ヘッド3CのX軸方向の位置を把握し、さらに、レーザ部7a11により測定された離間距離から塗布ヘッド3DのX軸方向の位置を把握する。このとき、制御部10は、塗布ヘッド3C、3DのX軸方向の位置と離間距離との相対関係を示す距離情報を用いて、測定された離間距離から塗布ヘッド3C、3DのX軸方向の位置を把握する。距離情報は記憶部に予め記憶されている。
ここで、レーザ部7a10と反射部7b9との離間距離の最大値、さらに、レーザ部7a11と反射部7b9との離間距離の最大値は、第2の実施の形態(図3参照)におけるレーザ部7a5と反射部7b5との離間距離の最大値、及び、レーザ部7a6と反射部7b6との離間距離の最大値に比べて非常に小さくなっている。
この離間距離の最大値が大きいほど、レーザ光の光路は長くなるため、レーザ光はダウンフローの風(空気)による悪影響を受けやすくなる。したがって、離間距離の最大値をできるだけ小さくすることによって、ダウンフローの風による悪影響が抑止されている。これにより、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられるので、レーザ光による離間距離の測定精度が低下してしまうことを防止することが可能となり、その結果、塗布精度を向上させることができる。
以上説明したように、本発明の第6の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、塗布ヘッド3Cにレーザ部7a10を連結し、塗布ヘッド3Dにレーザ部7a11を連結し、さらに、反射部7b9を支持部材5Bに沿うように設けることによって、レーザ部7a10と反射部7b9との離間距離の最大値及びレーザ部7a11と反射部7b9との離間距離の最大値が、第2の実施の形態におけるレーザ部7a5と反射部7b5との離間距離の最大値及びレーザ部7a6と反射部7b6との離間距離の最大値に比べて小さくなるので、ダウンフローの風がレーザ光に悪影響を与えることが抑えられ、離間距離の測定精度が低下してしまうことを抑止することが可能となる。これにより、高い精度で位置制御を行うことができ、その結果、塗布精度を向上させることができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、前述の実施の形態に限るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
例えば、前述の実施の形態においては、4つの塗布ヘッド3A〜3Dを支持部材5A及び支持部材5Bにそれぞれ2つずつ設けているが、これに限るものではなく、6つの塗布ヘッドを支持部材5A及び支持部材5Bにそれぞれ3つずつ設けてもよく、その数は限定されない。加えて、前述の実施の形態においては、2つの支持部材5A及び支持部材5Bを設けているが、これに限るものではなく、その数は限定されない。
また、前述の実施の形態においては、ペーストとしてシール性及び接着性を有するシール剤を用いているが、必ずしもシール性及び接着性を有する必要はなく、シール性及び接着性のいずれか一方のみを有するペースト等、他の性状を有するペーストであってもよい。
また、前述の実施の形態においては、レーザ距離測定器7A、7Bを支持部材5A、5Bの一方の端部側に配置したが、これに限るものではなく、支持部材5A、5Bの他方の端部側にも配置するようにしてもよい。このようにした場合、支持部材5A、5Bの両端部において離間距離がそれぞれ測定されるので、支持部材5A、5B毎に両端部の離間距離を比較して差を求めることにより、各支持部材5A、5Bの水平面内での回転ずれの有無を検出することができる。そのため、支持部材5A、5Bの回転ずれ有が検出された場合には、この回転ずれを打ち消すようにY軸移動機構6A、6Bを制御すれば、支持部材5A、5Bが回転ずれを生じたままの状態で支持部材5A、5BがY軸方向に移動したり、支持部材5A、5B上で塗布ヘッド3A〜3Dが移動したりすることが防止されるので、基板K上にペーストを所定の塗布パターンでより精度良く塗布することが可能となる。
また、前述の実施の形態においては、基板ステージ2を架台9上に固定し、各塗布ヘッド3A〜3D、支持部材5A及び支持部材5Bを移動させて、基板Kの表面にペーストを塗布するもので説明しているが、これに限るものではなく、基板ステージ2をY軸方向やX軸方向、θ方向(X軸及びY軸を含む平面での回転方向)等に移動可能に構成するようにしてもよく、例えば、基板ステージ2を支持部材5A及び支持部材5Bの移動方向(Y軸方向)と同じ方向に移動可能に構成してもよい。この場合には、基板Kと各塗布ヘッド3A〜3DとをY軸方向に相対移動させるときに、基板ステージ2と支持部材5A、5Bとを互いに相反する方向に移動させれば、支持部材5A、5Bのみの移動を行う場合に比べて、基板ステージ2及び支持部材5A、5Bの移動速度を半分にすることができる。このため、基板ステージ2及び支持部材5A、5Bの移動に伴う慣性力が小さくなるので、基板ステージ2及び支持部材5A、5Bの加速あるいは減速に起因して生じる振動を低減させることができる。その結果、Y軸方向に沿うペーストパターンの始端及び終端の形状や塗布方向が転換するペーストパターンのコーナー部の形状を所望の形状で精度良く塗布することが可能となり、品質の良い液晶表示パネルを製造することができる。
また、前述の実施の形態においては、支持部材5A、5Bまでの離間距離や塗布ヘッド3A〜3Eまでの離間距離を測定するレーザ距離測定器としてレーザ干渉測長器を用いた例で説明したが、他のレーザ距離測定器、例えば、反射部に向けてレーザ光を照射し、反射して戻ってくる時間によって、反射部までの距離を測定する方式のレーザ距離測定器を用いても良い。
また、上述の第1の実施の形態においては、レーザ距離測定器7Aのレーザ部7a1をY軸移動機構6Aにおける支持部材5A側の端部近傍に配置し、レーザ距離測定器7Bのレーザ部7a2をY軸移動機構6Aにおける支持部材5B側の端部近傍に配置するものとしたが、それぞれのレーザ部7a1、7a2をY軸移動機構6Aの一方の端部側に集中配置するようにしても良い。例えば、それぞれのレーザ部7a1、7a2をY軸移動機構6Aにおける支持部材5A側の端部近傍に配置する場合、架台9の上面にレーザ部7a1を配置し、その上にレーザ部7a2を配置して、2つのレーザ部7a1、7a2を高さを違えて配置し、それぞれの反射部7b1、7b2も各レーザ部7a1、7a2から照射される光路に対応させて高さを違えて支持部材5A、5Bの底面に固定配置する。このように、それぞれのレーザ部7a1、7a2をY軸移動機構6Aの一方の端部側に集中配置した場合、その端部側を作業者によるシール塗布装置の操作側とした場合には、各レーザ部7a1、7a2が作業者による操作側に配置されることとなるので、レーザ距離測定器7A、7Bのメンテナンスを容易に行なうことが可能となる。このため、レーザ距離測定器7A、7Bによる距離測定精度を安定して維持することが可能となる。
産業上の利用の可能性
以上、本発明の実施の形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、各部の具体的構成等は、適宜変更可能である。また、実施形態に記載された作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。本発明は、例えば、塗布対象物にペーストを塗布する塗布装置や塗布方法、また、表示パネルを製造する製造装置や製造方法等で用いられる。

Claims (12)

  1. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、
    前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、
    前記支持部材に設けられた反射部と、
    前記反射部に向けて前記支持部材の移動方向にレーザ光を出射し、前記反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定するレーザ部と、
    前記レーザ部により測定された前記離間距離に基づいて、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画するように前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするペースト塗布装置。
  2. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、
    前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、
    前記支持部材を前記塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、
    前記支持部材の移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、
    前記支持部材に設けられ、前記傾斜面に向けてレーザ光を出射して前記傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定するレーザ部と、
    前記レーザ部により測定された前記離間距離に基づいて、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画するように前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするペースト塗布装置。
  3. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、
    前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、
    前記塗布ヘッドを前記支持部材に沿うように移動させる移動機構と、
    前記塗布ヘッドに設けられた反射部と、
    前記反射部に向けて前記塗布ヘッドの移動方向にレーザ光を出射し、前記反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定するレーザ部と、
    前記レーザ部により測定された前記離間距離に基づいて、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画するように前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするペースト塗布装置。
  4. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、
    前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、
    前記塗布ヘッドを前記支持部材に沿うように移動させる移動機構と、
    前記支持部材に設けられ、前記塗布ヘッドの移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、
    前記塗布ヘッドに連結され、前記傾斜面に向けてレーザ光を出射して前記傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定するレーザ部と、
    前記レーザ部により測定された前記離間距離に基づいて、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画するように前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とするペースト塗布装置。
  5. 気温、湿度及び気圧を検出する環境検出器をさらに備え、
    前記制御部は、前記環境検出器により検出された前記気温、前記湿度及び前記気圧に基づいて、前記レーザ部により測定された前記離間距離を補正し、補正した前記離間距離に基づいて前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載のペースト塗布装置。
  6. 前記移動機構は、前記支持部材の両端部を支持して前記支持部材を移動させる一対の移動機構により構成されており、
    前記反射部は前記一対の移動機構の内側であって前記支持部材に設けられており、
    前記塗布対象物側と前記レーザ部から出射されるレーザ光の光路側とを仕切る覆い部材をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のペースト塗布装置。
  7. 前記移動機構は、前記支持部材の両端部を支持して前記支持部材を移動させる一対の移動機構により構成されており、
    前記レーザ部は前記一対の移動機構の内側であって前記支持部材に設けられており、
    前記支持部材と共に移動可能に前記支持部材に設けられ、前記塗布対象物側と前記レーザ部から出射されるレーザ光の光路側とを仕切る覆い部材をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のペースト塗布装置。
  8. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、前記支持部材を前記塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、前記支持部材に設けられた反射部と、前記反射部に向けて前記支持部材の移動方向にレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、
    前記レーザ部により、前記反射部にレーザ光を照射して前記反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定する工程と、
    測定した前記離間距離に基づいて前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御し、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程と、
    を有することを特徴とするペースト塗布方法。
  9. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、前記支持部材を前記塗布対象物の表面に沿うように移動させる移動機構と、前記支持部材の移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、前記支持部材に設けられ、前記傾斜面に向けてレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、
    前記レーザ部により、前記傾斜面にレーザ光を照射して前記傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定する工程と、
    測定した前記離間距離に基づいて前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御し、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程と、
    を有することを特徴とするペースト塗布方法。
  10. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、前記塗布ヘッドを前記支持部材に沿うように移動させる移動機構と、前記塗布ヘッドに設けられた反射部と、前記反射部に向けて前記塗布ヘッドの移動方向にレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、
    前記レーザ部により、前記反射部にレーザ光を照射して前記反射部により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定する工程と、
    測定した前記離間距離に基づいて前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御し、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程と、
    を有することを特徴とするペースト塗布方法。
  11. 塗布対象物にペーストを塗布する塗布ヘッドと、前記塗布ヘッドを支持する支持部材と、前記塗布ヘッドを前記支持部材に沿うように移動させる移動機構と、前記支持部材に設けられ、前記塗布ヘッドの移動方向に沿って徐々に高さが変化する傾斜面を有する反射部と、前記塗布ヘッドに連結され、前記傾斜面に向けてレーザ光を出射するレーザ部とを備えるペースト塗布装置を用いて、
    前記レーザ部により、前記傾斜面にレーザ光を照射して前記傾斜面により反射されたレーザ光である反射光を受光し、前記反射部との離間距離を測定する工程と、
    測定した前記離間距離に基づいて前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御し、前記塗布対象物上にペーストパターンを描画する工程と、
    を有することを特徴とするペースト塗布方法。
  12. 気温、湿度及び気圧を検出する工程をさらに有し、
    前記制御する工程では、検出した前記気温、前記湿度及び前記気圧に基づいて前記離間距離を補正し、補正した前記離間距離に基づいて前記塗布ヘッド及び前記移動機構を制御することを特徴とする請求項8ないし11のいずれか一に記載のペースト塗布方法。
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