JPWO2009116221A1 - 車両走行支援装置、車両、車両走行支援プログラム - Google Patents
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Abstract
車載カメラによる同一位置からの撮像履歴の有無にかかわらず車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無を高精度で判定することができる装置等を提供する。本発明の車両走行支援装置10によれば、車載カメラ12を通じて得られた画像においてエッジが抽出または顕在化されることによりエッジ画像が生成される。エッジ画像がハフ変換されることによりρ−θ空間(ハフ空間)において直線成分の指定投票値に対する投票数が評価される。ρ−θ空間において実空間における車両1の標準走行レーンを表わす指定領域における指定投票値の投票数が閾値以上であるか否かが判定されることにより、道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無が判定される。
Description
本発明は、車両に搭載されている撮像装置を通じて得られた画像に基づいてこの車両の走行を支援する装置等に関する。
カメラにより撮像された画像に基づき、この道路における積雪の有無を判定する技術が提案されている(日本国特開2005−275691号公報および特開2005−308437号公報参照)。
しかし、前記技術によれば、道路の周辺にカメラが固定されており、このカメラによりあらかじめ撮像された画像または異なる時点において撮像された画像が存在することがこの道路における積雪有無の判定要件とされている。このため、車載カメラにより同じ位置から撮像された画像が存在しない、車両が初めて走行する、道路における積雪等、レーンマークの認識精度を低下させるレーンマーク認識阻害因子の有無を判定することは困難である。
そこで、本発明は、車載カメラによる同一位置からの撮像履歴の有無にかかわらず、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無を高精度で判定することができる装置等を提供することを解決課題とする。
第1発明の車両走行支援装置は、車両に搭載されている撮像装置を通じて得られた前記車両の進行方向の状況を表わす画像に基づき、前記車両の走行環境を認識する車両走行支援装置であって、前記画像において走査方向について輝度が閾値を超えて変化する線分をエッジとして抽出するエッジ抽出処理を実行することによりエッジ画像を生成する第1処理要素と、前記第1処理要素により生成された前記エッジ画像にハフ変換処理を実行するとともに、前記ハフ変換処理の実行結果に基づいてρ−θ空間における直線成分の投票値を評価する第2処理要素と、ρ−θ空間において実空間における前記車両の予測走行領域を表わす指定領域における、前記第2処理要素により評価された指定投票値の投票数が閾値以上であることを要件として、前記車両が走行中の道路におけるレーンマークの認識精度を低下させるレーンマーク認識阻害因子の有無を判定する第3処理要素とを備え、前記指定領域の境界が前記レーンマーク認識阻害因子が存在しない状態の道路について前記指定領域における前記指定投票値の投票数が前記閾値未満となるように設定されていることを特徴とする。
第1発明の車両走行支援装置によれば、撮像装置を通じて得られた画像においてエッジが抽出または顕在化されることによりエッジ画像が生成される。また、エッジ画像がハフ変換されることにより、ρ−θ空間(ハフ空間)において直線成分の指定投票値に対する投票数が評価される。そして、ρ−θ空間の指定領域における指定投票値の投票数が閾値以上であるか否かが判定されることにより、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無が判定される。これは、ρ−θ空間の指定領域は、車両の予測走行領域に相当しているので、予測走行領域におけるレーンマーク認識阻害因子の有無に応じて、指定領域における指定投票値の投票数が顕著に相違するからである。したがって、撮像装置による同一位置からの撮像履歴の有無にかかわらず、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無を高精度で判定することができる。
なお、本発明の構成要素が情報を「認識する」とは、当該構成要素が情報をデータベースから検索すること、メモリ等の記憶装置から情報を読み取ること、センサ等の出力信号に基づき情報を測定、算定、推定、判定すること、測定等された情報をメモリに格納すること等、当該情報をさらなる情報処理のために準備または用意するために必要なあらゆる情報処理を実行することを意味する。
第2発明の車両走行支援装置は、第1発明の車両走行支援装置において、前記第3処理要素が、ρ−θ空間においてρの値により定義される前記指定領域としての第1指定領域における前記指定投票値としての第1指定投票値の投票数が前記閾値としての第1閾値以上であることを要件として、前記車両が走行中の道路における前記レーンマーク認識阻害因子の有無を判定することを特徴とする。
第2発明の車両走行支援装置によれば、第1指定領域(=ρの値により定義される指定領域)における指定投票値の投票数が第1閾値以上であるか否かが判定されることにより、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無が高精度で判定されうる。
第3発明の車両走行支援装置は、第1発明の車両走行支援装置において、前記第3処理要素が、ρ−θ空間においてθの値により定義される前記指定領域としての第2指定領域における前記指定投票値としての第2指定投票値の投票数が前記閾値としての第2閾値以上であることを要件として、前記車両が走行中の道路における前記レーンマーク認識阻害因子の有無を判定することを特徴とする。
第3発明の車両走行支援装置によれば、第2指定領域(=θの値により定義される指定領域)における指定投票値の投票数が第2閾値以上であるか否かが判定されることにより、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無が高精度で判定されうる。
第4発明の車両走行支援装置は、第1発明の車両走行支援装置において、前記第3処理要素により前記レーンマーク認識阻害因子が存在すると判定された場合にはレーンマークの認識処理の実行を保留または停止することを特徴とする。
第4発明の車両走行支援装置によれば、レーンマークの認識精度が低くなる蓋然性が高い状況で、レーンマークの認識処理が実行または継続されることが回避されるので、レーンマークの誤認識に基づいて車両の挙動が制御される等の事態が回避される。
第5発明の車両走行支援装置は、第1発明の車両走行支援装置において、前記第3処理要素が前記レーンマーク認識阻害因子として積雪または道路わきに沿って延在する物体が存在すると判定することを特徴とする。
第5発明の車両走行支援装置によれば、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子としての積雪または道路わきに沿って延在する物体の有無が高精度で判定されうる。
第6発明の車両は、撮像装置と、第1発明の車両走行支援装置を備えていることを特徴とする。
第6発明の車両によれば、車両走行支援装置により車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無が高精度で認識されるので、当該認識結果に基づき車両の安全走行等の観点から車載機器の動作が適当に制御されうる。
第7発明の走行支援プログラムは、車両に搭載されているコンピュータを第1発明の車両走行支援装置として機能させることを特徴とする。
第7発明の走行支援プログラムによれば、車載のコンピュータを、車両が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無を高精度で認識する車両走行支援装置として機能させることができる。
本発明の車両走行支援装置等の実施形態について図面を用いて説明する。
図1および図2に示されている車両(四輪自動車)1には、CCDカメラや近赤外線カメラ等のカメラ(撮像装置)12と、車両走行支援装置10とが搭載されている。カメラ12は車両1の前方の様子をフロントウィンドウ越しに撮像するように車内空間に取り付けられている。なお、カメラ12の配置箇所は車両1のフロント部分等に適宜変更されてもよい。車両1には図2に示されているように車速センサ122、加速度センサ124およびヨーレートセンサ126等のセンサと、操舵装置14と、制動装置16とがさらに搭載されている。車速センサ122、加速度センサ124およびヨーレートセンサ126のそれぞれは車両1の速度、加速度およびヨーレートのそれぞれに応じた信号を出力する。
車両走行支援装置10はコンピュータまたはECU(電子制御ユニット)(CPU,ROM,RAMならびにI/O回路およびA/D変換回路等の電子回路等により構成されている。)により構成されている。車両走行支援装置10にはカメラ12および速度センサ122等からの出力信号が入力される。CPUにより「車両走行支援プログラム」がメモリから読み出され、かつ、読み出されたプログラムにしたがって後述する種々の処理が実行される。なお、プログラムは任意のタイミングでサーバからネットワークや衛星を介して車両1に配信または放送され、車載コンピュータのRAM等の記憶装置に格納されてもよい。車両走行支援装置10は操舵装置14および制動装置16のうち一方または両方の動作を制御することにより、車両1が走行領域から逸脱しないように車両1の走行を支援する走行支援制御を実行する。車両走行支援装置10は第1処理要素110、第2処理要素120および第3処理要素130を備えている。第1処理要素110はカメラ12を通じて得られた画像においてエッジを抽出または顕在化するエッジ抽出処理を実行することによりエッジ画像を生成する。第2処理要素120は第1処理要素110により生成されたエッジ画像にハフ変換処理を実行するとともに、ハフ変換処理の実行結果に基づいてρ−θ空間における直線成分の指定投票値に対する投票数を評価する。第3処理要素130はρ−θ空間において定義されている指定領域における、第2処理要素120により評価された指定投票値の投票数が閾値以上であることを要件として、車両1が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無を判定する。ρ−θ空間の指定領域は、実空間における車両1の予測走行領域(たとえば、車両1の左右に一対のレーンマークが存在すると仮定した場合、当該一対のレーンマークに挟まれる領域の一部または全部)を表わしている。指定領域の境界はレーンマーク認識阻害因子が存在しない状態の道路について指定領域における指定投票値の投票数が閾値未満となるように設定されている。
前記構成の車両1および車両走行支援装置10の機能について説明する。
まず、カメラ12を通じて車両1の前方または走行方向の状況を表わすディジタル画像が取得される(図3/S002)。これにより、たとえば図4(a)または図5(a)に示されているような車両1の前方に延びる道路の画像が取得される。なお、図4(a)は積雪がない状態における撮像画像であり、図5(a)は積雪がある状態における撮像画像である。このほか、図7(a)または図8(a)に示されているような車両1の前方に延びる道路の画像が取得されうる。なお、図7(a)は道路わきに延在する茂みがない状態における撮像画像であり、図8(a)は道路わきに延在する茂みがある状態における撮像画像である。
また、第1処理要素110により、ディジタル画像に対してエッジ抽出処理が実行されることにより、エッジが顕在化されたエッジ画像が生成される(図3/S004)。たとえば、図4(a)および図5(a)のそれぞれに示されている画像に対してエッジ抽出処理が実行されることにより、図4(b)および図5(b)のそれぞれに示されているようにエッジ(白抜き部分)が抽出または顕在化されたエッジ画像が生成される。また、図7(a)および図8(a)のそれぞれに示されている画像に対してエッジ抽出処理が実行されることにより、図7(b)および図8(b)のそれぞれに示されているようにエッジ(白抜き部分)が抽出または顕在化されたエッジ画像が生成される。なお、エッジは一定の走査方向について輝度が閾値を超えて変化する点または画素により構成される線分を意味しており、特開2005−332104号公報および特開2006−012191号公報等に開示されている画像処理方法にしたがって認識されうる。
さらに、第2処理要素120により第1処理要素110により生成されたエッジ画像に対してハフ変換処理が実行される(図3/S006)。たとえば、図4(b)および図5(b)のそれぞれに示されているエッジ画像に対してハフ変換処理が実行されることにより、図4(c)および図5(c)のそれぞれに示されているように、ハフ変換されたエッジの直線成分がρ−θ空間の任意の座標に出現する頻度が投票値として評価される。また、図7(b)および図8(b)のそれぞれに示されているエッジ画像に対してハフ変換処理が実行されることによっても、図4(c)および図5(c)のそれぞれに示されているのと同様に、ハフ変換されたエッジの直線成分がρ−θ空間の任意の座標に出現する頻度が投票値として評価される。
また、第2処理要素120により、ρ−θ空間において定義されている指定領域Sにおける投票値と、投票値が出現する頻度としての投票数との関係を表現するヒストグラムが生成される(図3/S008)。これにより、たとえば図6に示されている閾値ライン(一点鎖線)よりも高投票値かつ多投票数側の第1投票領域U1および閾値ラインよりも低投票値かつ少投票数側の第2投票領域U2のうちいずれかに一部または全部が包含されるように、投票値と投票数との関係を表わす曲線が描かれる。指定領域Sとしては、図4(c)および図5(c)のそれぞれに示されている、ρの値により画定されている第1指定領域(一点鎖線で囲まれている)S1=[ρ1,ρ2]と、θの値により画定されている第2指定領域(二点鎖線により囲まれている)S2=[θ1,θ2]との重なり領域(斜線が付されている)S1∩S2が定義されている。図4(c)および図5(c)のそれぞれにおいて後述する第1指定領域S1および第2指定領域S2から外れた領域において投票値が高い一対の箇所があるが、これは主に一対のレーンマークまたは轍などのエッジがハフ変換された結果を表わしている。なお、第1指定領域S1または第2指定領域S2が単独で指定領域Sとして定義されてもよい。また、指定領域Sの形状としては矩形状ではなく円形状、楕円形状、三角形状または台形状など、さまざまな形状が採用されてもよい。
指定領域Sの境界値は、積雪または道路わきに沿って延在する茂み等のレーンマーク認識阻害因子が存在する状態の道路についてはこの指定領域Sにおける指定投票値が閾値以上となる一方、レーンマーク認識阻害因子が存在しない状態の道路についてこの指定領域Sにおける指定投票値の投票数が閾値未満となるように設定されている。
具体的にはレーンマーク認識阻害因子が存在しない状態の道路については図4(c)に示されているように第1指定領域S1において投票値が高い箇所が比較的少なくなる一方、レーンマーク認識阻害因子が存在する状態の道路については図5(c)に示されているように第1指定領域S1において投票値が高い箇所が比較的多くなるように第1指定領域S1の下限値ρ1および上限値ρ2が設定されている。すなわち、前記のように主に一対のレーンマークまたは轍などのエッジがハフ変換された結果を表わしている投票値が高い一対の箇所が包含されないように第1指定領域S1の下限値ρ1および上限値ρ2が設定されている(たとえばρ1=0,ρ2=0.3ρmax)。ρ−θ空間における第1指定領域S1は、図4(a)、図5(a)、図7(a)および図8(a)のそれぞれに示されているカメラ12の撮像画像における半円形状の第1画像領域Q1を通過する直線(線分)に相当しており、ひいては、第1画像領域Q1に相当する実空間領域(車両1の前側近傍領域)に相当している。
同様に、レーンマーク認識阻害因子が存在しない状態の道路については図4(c)に示されているように第2指定領域S2において投票値が高い箇所が比較的少なくなる一方、レーンマーク認識阻害因子が存在する状態の道路については図5(c)に示されているように第2指定領域S2において投票値が高い箇所が比較的多くなるように第2指定領域S2の境界値θ1およびθ2が設定されている(たとえばθ=π/6,θ=5π/6)。すなわち、前記のように主に一対のレーンマークまたは轍などのエッジがハフ変換された結果を表わしている投票値が高い一対の箇所が包含されないように第2指定領域S2の境界値θ1およびθ2が設定されている。ρ−θ空間における第2指定領域S2は、図4(a)および図5(a)のそれぞれに示されているカメラ12の撮像画像における三角形状の第2画像領域Q2を通過する直線(線分)に相当しており、ひいては、第2画像領域Q2に相当する実空間領域(左右一対のレーンマークが存在すると仮定した場合に当該一対のレーンマークの間に大部分が含まれる領域)に相当している。
このため、レーンマーク認識阻害因子が存在する状態の道路では、図6に示されている閾値ラインよりも高投票値かつ多投票数側の第1投票領域U1に一部または全部が包含されるように、投票値と投票数との関係を表わす曲線が描かれる。その一方、積雪がない状態の道路では、図6に示されている閾値ラインよりも高投票値かつ多投票数側の第2投票領域U2に一部または全部が包含されるように、投票値と投票数との関係を表わす曲線が描かれる。
さらに、第3処理要素130により、指定投票値の投票数が閾値以下であるか否かを判定することにより、車両1が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無が判定される(図3/S010)。たとえば、図6に示されている指定投票値における投票数N1が閾値Nth以上である場合には積雪があると判定される一方、投票数N2が閾値Nth未満である場合にはレーンマーク認識阻害因子が存在しないと判定される。なお、1つの指定投票値の投票数が閾値以上であるか否かに応じてではなく、複数の指定投票値のうちそれぞれの投票数が閾値以上であるか否かに応じてレーンマーク認識阻害因子の有無が判定されてもよい。
そして、道路においてレーンマーク認識阻害因子が存在しないと判定された場合(図3/S014‥YES)、ハフ変換より抽出された直線成分が、レーンマークまたは轍を構成すると認識され、当該レーンマークまたは轍により左右が画定された走行領域が設定される(図3/S012)。その上で、操舵装置14および制動装置16のうち一方または両方の動作が制御されることにより、車両1が走行領域から逸脱しないように車両1の走行を支援する走行支援制御が実行される(図3/S014)。その一方、道路において積雪があると判定された場合(図3/S010‥NO)、走行領域の設定および走行支援制御が保留または停止される。すなわち、レーンマークの認識精度が低くなる蓋然性が高い状況で、レーンマークの認識処理が実行または継続されることが回避されるので、レーンマークの誤認識に基づいて車両の挙動が制御される等の事態が回避される。
前記機能を発揮する車両走行支援装置10によれば、カメラ(撮像装置)12を通じて得られた画像においてエッジが抽出または顕在化されることによりエッジ画像が生成される(図3/S004,図4(b)、図5(b)、図7(b)および図8(b)参照)。また、エッジ画像がハフ変換されることにより、ρ−θ空間(ハフ空間)の任意の点において直線成分の投票値が評価される(図3/S006,図4(c)および図5(c)参照)。そして、ρ−θ空間の指定領域S(図4(c)参照)における指定投票値の投票数が閾値以上であるか否かが判定されることにより、車両1が走行中の道路における積雪または道路わきに沿って延在する草木もしくは茂み等の物体などのレーンマーク認識阻害因子の有無が判定される(図3/S010,図6参照)。これは、ρ−θ空間の指定領域Sは、左右一対のレーンマーク等により画定される車両1の予測走行領域に相当しているので、この実空間領域におけるレーンマーク認識阻害因子の有無に応じて、指定領域における指定投票値の投票数が顕著に相違するからである。具体的には、前記のようにρ−θ空間における第1指定領域S1は、図4(a)に示されているカメラ12の撮像画像における半円形状の第1画像領域Q1を通過する直線(線分)に相当し、ひいては、第1画像領域Q1に相当する実空間領域に相当している。また、ρ−θ空間における第2指定領域S2は、図4(a)に示されているカメラ12の撮像画像における三角形状の第2画像領域Q2を通過する直線(線分)に相当し、ひいては、第2画像領域Q2に相当する実空間領域に相当している。したがって、カメラ12による同一位置からの撮像履歴の有無にかかわらず、車両1が走行中の道路におけるレーンマーク認識阻害因子の有無を高精度で判定することができる。
Claims (7)
- 車両に搭載されている撮像装置を通じて得られた前記車両の進行方向の状況を表わす画像に基づき、前記車両の走行環境を認識する車両走行支援装置であって、
前記画像において走査方向について輝度が閾値を超えて変化する線分をエッジとして抽出するエッジ抽出処理を実行することによりエッジ画像を生成する第1処理要素と、
前記第1処理要素により生成された前記エッジ画像にハフ変換処理を実行するとともに、前記ハフ変換処理の実行結果に基づいてρ−θ空間における直線成分の投票値を評価する第2処理要素と、
ρ−θ空間において実空間における前記車両の予測走行領域を表わす指定領域における、前記第2処理要素により評価された指定投票値の投票数が閾値以上であることを要件として、前記車両が走行中の道路におけるレーンマークの認識精度を低下させるレーンマーク認識阻害因子の有無を判定する第3処理要素とを備え、前記指定領域の境界が前記レーンマーク認識阻害因子が存在しない状態の道路について前記指定領域における前記指定投票値の投票数が前記閾値未満となるように設定されていることを特徴とする車両走行支援装置。 - 請求項1記載の車両走行支援装置において、
前記第3処理要素が、ρ−θ空間においてρの値により定義される前記指定領域としての第1指定領域における前記指定投票値としての第1指定投票値の投票数が前記閾値としての第1閾値以上であることを要件として、前記車両が走行中の道路における前記レーンマーク認識阻害因子の有無を判定することを特徴とする車両走行支援装置。 - 請求項1記載の車両走行支援装置において、
前記第3処理要素がρ−θ空間においてθの値により定義される前記指定領域としての第2指定領域における前記指定投票値としての第2指定投票値の投票数が前記閾値としての第2閾値以上であることを要件として、前記車両が走行中の道路における前記レーンマーク認識阻害因子の有無を判定することを特徴とする車両走行支援装置。 - 請求項1記載の車両走行支援装置において、
前記第3処理要素により前記レーンマーク認識阻害因子が存在すると判定された場合にはレーンマークの認識処理の実行を保留または停止することを特徴とする車両走行支援装置。 - 請求項1記載の車両走行支援装置において、
前記第3処理要素が前記レーンマーク認識阻害因子として積雪または道路わきに沿って延在する物体が存在すると判定することを特徴とする車両走行支援装置。 - 撮像装置と、請求項1記載の車両走行支援装置とを備えていることを特徴とする車両。
- 車両に搭載されているコンピュータを請求項1記載の車両走行支援装置として機能させることを特徴とする車両走行支援プログラム。
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