JPWO2009099082A1 - 電力計測システムおよび計測装置および負荷端末および機器制御システム - Google Patents

電力計測システムおよび計測装置および負荷端末および機器制御システム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2009099082A1
JPWO2009099082A1 JP2009552481A JP2009552481A JPWO2009099082A1 JP WO2009099082 A1 JPWO2009099082 A1 JP WO2009099082A1 JP 2009552481 A JP2009552481 A JP 2009552481A JP 2009552481 A JP2009552481 A JP 2009552481A JP WO2009099082 A1 JPWO2009099082 A1 JP WO2009099082A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
current
voltage
unit
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009552481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5235908B2 (ja
Inventor
利康 樋熊
利康 樋熊
紀之 久代
紀之 久代
矢部 正明
正明 矢部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009552481A priority Critical patent/JP5235908B2/ja
Publication of JPWO2009099082A1 publication Critical patent/JPWO2009099082A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5235908B2 publication Critical patent/JP5235908B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • G01R21/06Arrangements for measuring electric power or power factor by measuring current and voltage
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • G01R21/133Arrangements for measuring electric power or power factor by using digital technique
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R35/00Testing or calibrating of apparatus covered by the other groups of this subclass
    • G01R35/04Testing or calibrating of apparatus covered by the other groups of this subclass of instruments for measuring time integral of power or current
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R11/00Electromechanical arrangements for measuring time integral of electric power or current, e.g. of consumption
    • G01R11/02Constructional details
    • G01R11/17Compensating for errors; Adjusting or regulating means therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/142Arrangements for simultaneous measurements of several parameters employing techniques covered by groups G01R15/14 - G01R15/26
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/25Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof using digital measurement techniques
    • G01R19/2513Arrangements for monitoring electric power systems, e.g. power lines or loads; Logging

Abstract

設置工事の際に電気工事士など専門のスキルを有するものによる工事が不要な電力計測システムおよび計測装置および負荷端末および機器制御システムを供給する。電圧センサ2は非接触で電灯線1の電圧波形を検出し、電流センサ3は非接触で前記電灯線の電流波形を取得する。負荷端末8の計測部10は、接点手段11を動作させて電灯線1と電圧計測端子12を接続し、電灯線1から負荷13に流れる電流を計測し、得られた電流値と負荷13から電圧値を算出する。負荷端末8の計測部10は計測装置4からの要求に応じて計測した電流値と算出した電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信すると、計測装置4の制御部5は、通信手段6経由で負荷端末8から電流値と電圧値を受信し、この電流値と電圧値と、電圧センサ2から取得した電圧波形と電流センサ3から取得した電流波形とに基づいて電力値を算出する。

Description

本発明は、一般家庭ならびに店舗、中小ビル等の電気機器が消費する電力を非接触で計測する電力計測システムおよび電力計測システムを構成する計測装置および負荷端末および一般家庭ならびに店舗、中小ビル等の電気機器が消費する電力を計測し、計測結果に基づいて機器の状態を制御する機器制御システムに関する。
従来、一般家庭ならびに店舗、中小ビル等の電気機器が消費する電力を計測するには専門業者により分電盤等に電圧トランスや変流器を取り付け電力計を設置する必要があった。また、デマンドシステムなど機器の消費電力を所定の範囲に納める制御を行うにも、電力計測には前記と同様に専門業者による電力または電力量計測装置の取り付け工事が必要とされていた。この様にこれらのシステムの導入には電気工事が伴うため、導入には専門業者による施工が必要でありコストが掛かるという問題があった。また、既設住宅にオール電化機器を導入する際、屋内電灯線配線の電流制約により導入断念せざるをえないというケースが多かった。
これらの問題を改善した従来例として非接触式の電圧計を用いた測定方法があり、この非接触式電圧計は計測対象である電線の被覆を導体で包むことでコンデンサを構成し、前記導体(コンデンサ)と接地を非接触電圧計の2本のプローブでそれぞれ接続してこの間を流れる電流と電圧を非接触で計測する。また電圧の補正係数算出用の手段を設け、電線の導電線露出部と接地との間にワニ口クリップなどで前記手段に接続された電圧計測用電線を直接接続し、対地電圧計測を行う。そして、この接触計測によって得られた電線の電圧と前記非接触電圧計で取得した電線の電圧とを比較し、PLL回路を用いて自動的にあるいは可変容量や可変抵抗を用いて手動で電線電圧の位相係数とゲイン係数を求め、これらの係数で前記非接触で計測した電圧を補正して電圧を算出していた(例えば特許文献1参照)。
また、工事を簡易化するため、閉磁路を構成する電流センサ部に先端が鋭利な形状の導電性電圧検出部を一体化させ、センサ部分の取り付けを容易にした計測器が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2002−55126号公報(第4頁、図1〜図2) 特開2005−134233号公報(第6頁〜第7頁、図1〜図7)
特許文献1で示される従来の非接触電圧計は前記のように接触計測により演算した補正係数を設定し、非接触で計測電圧を補正して電圧を算出していた。しかしながら、設置時に接触方式による電圧計測を行い、電圧計にその値を入力する操作が必要であり、設置の際にこれら機器を扱うことができる専門業者が必要になるといった問題点があった。
また、特許文献2で示される従来の計測器では電圧ならびに電流検出部の取り付けに関して、容易化する技術について記載されているが、実際には計測部以外に電力を計測する部分が消費する電力を取得するための電気配線や、計測値を取り出すための手段であるインタフェース(以下、I/Fと称することもある)手段などを含めて容易化を行わないと誤配線の防止や、計測器設置の容易化が実現できない課題があった。
本発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、一般家庭ならびに店舗、中小ビル等の電気機器が消費する電力を計測する際に、電圧ならびに電流値を非接触で計測することにより、設置工事に電気工事士など専門のスキルを有するものによる工事が不要な電力計測システムおよび計測装置および負荷端末および機器制御システムを供給することを第1の目的としている。
また、小型且つ安価な電力計測装置並びに電力計測システムを得ることを第2の目的としている。
本発明に係る電力計測システムは、静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサと、電磁誘導結合により非接触で電灯線の電流波形を検出する電流センサと、第1の通信手段と、電圧センサおよび電流センサと接続された制御部と、を有する計測装置と、電灯線と接続され、所定の値の負荷と、負荷に流れる電流の実効値を計測し得られた電流の実効値を元に電圧の実効値を計算する計測部と、を有する負荷端末と、を備え、負荷端末の計測部は電流の実効値と電圧の実効値を第2通信手段経由で計測装置へ送信し、計測装置の制御部は、第1の通信手段経由で負荷端末から受信した電流の実効値と電圧の実効値と、電圧センサから取得した電圧波形と電流センサから取得した電流波形とに基づいて電力値を算出するものである。
また、本発明に係る電力計測装置は、電機機器が接続される電路の電流を検出する電流検出器と、電路の電圧を測定する電路接触部と、電流検出器の出力と、電路接触部の出力に基づいて電気機器の消費電力を計算する演算部と、電路接触部を介して電路から受電し、演算部に電力を供給する電源部と、を備え、電源部を、電路と非絶縁の回路で構成したものである。
本発明では、静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサと、電磁誘導結合により非接触で電灯線の電流波形を検出する電流センサと、第1の通信手段と、電圧センサおよび電流センサと接続された制御部と、を有する計測装置と、電灯線と接続され、所定の値の負荷と、負荷に流れる電流の実効値を計測し得られた電流の実効値を元に電圧の実効値を計算する計測部と、を有する負荷端末と、を備え、負荷端末の計測部は電流の実効値と電圧の実効値を第2通信手段経由で計測装置へ送信し、計測装置の制御部は、第1の通信手段経由で負荷端末から受信した電流の実効値と電圧の実効値と、電圧センサから取得した電圧波形と電流センサから取得した電流波形とに基づいて電力値を算出する電力計測システムを構成し、非接触で基幹電灯線系統の電力を計測する様に構成したので、電力計測機器の基幹電灯線への設置に工事が不要となり、電力消費量のモニタ装置の導入による人手による省エネルギーやデマンド制御やピークカットシステムなど低コストで導入可能となるため、これらシステムの普及促進が期待される。
また、電力計測装置内部に非絶縁構造の電源回路を設けたので、電力計測装置を安価且つ容易に設置でき、小型化を図ることができる。
本発明の実施の形態1における電力計測システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2における電力計測システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における電力計測システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態4における電力計測システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態5における機器制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態6における機器制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態7における機器制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態8における機器制御システムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態9、11、12における電力計測装置の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態9〜12における電力計測装置の電源回路図である。 本発明の実施の形態9〜12における電流検出部の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態9〜12における電流検出部の特性例を示す図である。 本発明の実施の形態9、11、12における電流検出部のコア構造を示す図である。 本発明の実施の形態9、11、12における電力計測装置を含む計測システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態10、11、12における電力計測装置の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態10、11、12における電力計測装置の電流検出部のコアの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態10、11、12における電力計測装置を含む計測システムの構成例を示す図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1における電力計測システムの構成図を図1に示す。図1において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4との通信を行うための通信手段14とから構成される。
次に、本実施の形態1の動作を図1を用いて説明する。
計測装置4の制御部5は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値(電流の実効値)を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は計測した電流値を負荷13のインピーダンスと乗算し、電圧値(電圧の実効値)を計算して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測ならびに計算した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力計測を行うことが可能となり、電力計測を専門業者による工事無しで実施可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料を含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子を含む磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式を利用することができ、可視範囲であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施の形態では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力計測可能である。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2における電力計測システムの構成図を図2に示す。図2において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と電圧計測端子12と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4との通信を行うための通信手段14から構成される。
次に、本実施の形態2の動作を図2を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は電圧計測端子12両端の電圧値を計測して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力計測を行うことが可能となり、電力計測を専門業者による工事無しで実施可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料を含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子を含む磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式を利用することができ、可視範囲であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力計測可能である。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3における電力計測システムの構成図を図3に示す。図3において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。7は積算部であり所定の時間の電力計測値を積算し電力量を計量する。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4との通信を行うための通信手段14から構成される。
次に、本実施の形態3の動作を図3を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は計測した電流値を負荷13のインピーダンスと乗算し、電圧値を計算して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測ならびに計算した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
次に制御部5は計算した電灯線1で消費される電力値を積算部7へ入力し、積算部7はこの電力値を所定の時間蓄積し、電力量を得る。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力量計測を行うことが可能となり、電力量計測を専門業者による工事無しで実施可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料を含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子を含む磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式を利用することができ、可視範囲
であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力量計測可能である。
実施の形態4.
本発明の実施の形態2における電力計測システムの構成図を図4に示す。図4において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。7は積算部であり所定の時間の電力計測値を積算し電力量を計量する。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と電圧計測端子12と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4との通信を行うための通信手段14から構成される。
次に、本実施の形態4の動作を図4を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は電圧計測端子12両端の電圧値を計測して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。次に制御部5は計算した電灯線1で消費される電力値を積算部7へ入力し、積算部7はこの電力値を所定の時間蓄積し、電力量を得る。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力量計測を行うことが可能となり、電力量計測を専門業者による工事無しで実施可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料を含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子を含む磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式を利用することができ、可視範囲であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力量計測可能である。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5における機器制御システムの構成図を図5に示す。図5において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8や他の端末と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4や他の端末との通信を行うための通信手段14から構成される。
15はコントローラであり、制御部16、表示操作部17、通信手段18から構成され、計測装置4から得られる電力計測値等を元に電気機器19の状態を制御する。電気機器19は機器本体20とコントローラと通信するための通信手段21から構成されている。なお、電気機器19の様態は機器本体20と通信手段21が一体となったものでも通信手段21がアダプタ等形態により接続されるような形態であっても良い。
次に、本実施の形態5の動作を図5を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は計測した電流値を負荷13のインピーダンスと乗算し、電圧値を計算して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測ならびに計算した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
コントローラ15は計測装置4から電力計測値を通信手段18経由で所定の時間間隔で受信する。また、コントローラ15は電気機器19の運転状況を通信手段18経由で電気機器19から所定の時間間隔で受信する。また、電気機器19の動作状態が機器本体20の操作等により変更された場合には、電気機器19は通信手段21を経由して機器本体20が状態変化の通報をコントローラ15に送信する。このようにしてコントローラ15は消費されている電力量と、電気機器19の動作状況を保有している。またコントローラ15には表示操作部17の操作により、電力上限値の設定ならびに、電気機器19毎の優先度が設定される。たとえば、計測装置4から取得した電力値が設定されている電力量上限値を越えた場合には、コントローラ15の制御部16は前記電気機器19毎に設定された優先度に基づいて優先度の低い電気機器19の機器本体の動作電力または電流値に制限をかけ、電力上限値以内になるように通信手段18経由で電気機器19に制御信号を送信する。
また、電気機器19が運転状態であり、他の電気機器19が動作開始しようとする場合に、当該電気機器19はコントローラ15へ運転開始の旨の情報を送信する。このときコントローラ15は電力計測値と運転開始する電気機器19のあらかじめ登録または、運転情報に基づいて計測した消費電力から、当該電気機器が運転された場合の電力値を予測し、たとえば契約電力を超える場合には当該電気機器19の運転を認めない、あるいは動作電力値に制限を加える、あるいは、すでに運転中の電気機器19の運転を停止または電力制限をかけるなど通信手段18経由で該当する電気機器19に指令を送信することで、全体の電力値が所定の値以下となるように制御を行う。
以上の様に本機器制御システムは一定量の電力値を超えないように電気機器の制御を実施する。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力計測を行うことが可能となり、計測した電力値に基づいた所定の電力値の範囲で電気機器を運転制御するシステムが専門業者による工事無しで構築可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料を含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子を含む磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式を利用することができ、可視範囲であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力計測可能でありこれを用いて同様に電気機器の運転制御システムを構成することができる。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6における機器制御システムの構成図を図6に示す。図6において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8や他の端末と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と電圧計測端子12と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4や他の端末との通信を行うための通信手段14から構成される。
15はコントローラであり、制御部16、表示操作部17、通信手段18から構成され、計測装置4から得られる電力計測値等を元に電気機器19の状態を制御する。電気機器19は機器本体20とコントローラと通信するための通信手段21から構成されている。なお、電気機器19の様態は機器本体20と通信手段21が一体となったものでも通信手段21がアダプタ等形態により接続されるような形態であっても良い。
次に、本実施の形態6の動作を図6を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は電圧計測端子12両端の電圧値を計測して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
コントローラ15は計測装置4から電力計測値を通信手段18経由で所定の時間間隔で受信する。また、コントローラ15は電気機器19の運転状況を通信手段18経由で電気機器19から所定の時間間隔で受信する。また、電気機器19の動作状態が機器本体20の操作等により変更された場合には、電気機器19は通信手段21を経由して機器本体20が状態変化の通報をコントローラ15に送信する。このようにしてコントローラ15は消費されている電力量と、電気機器19の動作状況を保有している。またコントローラ15には表示操作部17の操作により、電力上限値の設定ならびに、電気機器19毎の優先度が設定される。たとえば、計測装置4から取得した電力値が設定されている電力量上限値を越えた場合には、コントローラ15の制御部16は前記電気機器19毎に設定された優先度に基づいて優先度の低い電気機器19の機器本体の動作電力または電流値に制限をかけ、電力上限値以内になるように通信手段18経由で電気機器19に制御信号を送信する。
また、電気機器19が運転状態であり、他の電気機器19が動作開始しようとする場合に、当該電気機器19はコントローラ15へ運転開始の旨の情報を送信する。このときコントローラ15は電力計測値と運転開始する電気機器19のあらかじめ登録または、運転情報に基づいて計測した消費電力から、当該電気機器が運転された場合の電力値を予測し、たとえば契約電力を超える場合には当該電気機器19の運転を認めない、あるいは動作電力値に制限を加える、あるいは、すでに運転中の電気機器19の運転を停止または電力制限をかけるなど通信手段18経由で該当する電気機器19に指令を送信することで、全体の電力値が所定の値以下となるように制御を行う。
以上の様に本機器制御システムは一定量の電力値を超えないように電気機器の制御を実施する。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力計測を行うことが可能となり、計測した電力値に基づいた所定の電力値の範囲で電気機器を運転制御するシステムが専門業者による工事無しで構築可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料を含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子を含む磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式を利用することができ、可視範囲
であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力計測可能でありこれを用いて同様に電気機器の運転制御システムを構成することができる。
実施の形態7.
本発明の実施の形態7における機器制御システムの構成図を図7に示す。図7において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8や他の端末と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。7は積算部であり所定の時間の電力計測値を積算し電力量を計量する。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4との通信を行うための通信手段14から構成される。
15はコントローラであり、制御部16、表示操作部17、通信手段18から構成され、計測装置4から得られる電力計測値等を元に電気機器19の状態を制御する。電気機器19は機器本体20とコントローラと通信するための通信手段21から構成されている。なお、電気機器19の様態は機器本体20と通信手段21が一体となったものでも通信手段21がアダプタ等形態により接続されるような形態であっても良い。
次に、本実施の形態7の動作を図7を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は計測した電流値を負荷13のインピーダンスと乗算し、電圧値を計算して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測ならびに計算した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
次に制御部5は計算した電灯線1で消費される電力値を積算部7へ入力し、積算部7はこの電力値を所定の時間蓄積し、電力量を得る。
コントローラ15は計測装置4から電力量計測値を通信手段18経由で所定の時間間隔で受信する。また、コントローラ15は電気機器19の運転状況を通信手段18経由で電気機器19から所定の時間間隔で受信する。また、電気機器19の動作状態が機器本体20の操作等により変更された場合には、電気機器19は通信手段21を経由して機器本体20が状態変化の通報をコントローラ15に送信する。このようにしてコントローラ15は消費されている電力量と、電気機器19の動作状況を保有している。またコントローラ15には表示操作部17の操作により、電力量上限値の設定ならびに、電気機器19毎の優先度が設定される。たとえば、計測装置4から取得した電力量が設定されている電力量上限値を越えた場合には、コントローラ15の制御部16は前記電気機器19毎に設定された優先度に基づいて優先度の低い電気機器19の機器本体の動作電力または電流値に制限をかけ、電力量上限値以内になるように通信手段18経由で電気機器19に制御信号を送信する。
また、電気機器19が運転状態であり、他の電気機器19が動作開始しようとする場合に、当該電気機器19はコントローラ15へ運転開始の旨の情報を送信する。このときコントローラ15は電力量計測値と運転開始する電気機器19のあらかじめ登録または、運転情報に基づいて計測した消費電力量から、当該電気機器が運転された場合の電力量を予測し、たとえば契約電力量を超える場合には当該電気機器19の運転を認めない、あるいは動作電力値に制限を加える、あるいは、すでに運転中の電気機器19の運転を停止または電力制限をかけるなど通信手段18経由で該当する電気機器19に指令を送信することで、全体の電力値が所定の値以下となるように制御を行う。
以上の様に本機器制御システムは一定量の電力量を超えないように電気機器の制御を実施する。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力量計測を行うことが可能となり、計測した電力量に基づいた所定の電力量の範囲で電気機器を運転制御するシステムが専門業者による工事無しで構築可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料が含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子など磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式、可視範囲であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力量計測可能でありこれを用いて同様に電気機器の運転制御システムを構成することができる。
実施の形態8.
本発明の実施の形態8における機器制御システムの構成図を図8に示す。図8において、1は電気機器へ電力を供給するための電灯線、2は静電結合により2本の電灯線1間の電圧波形を観測する電圧センサ、3は電灯線1に電気機器等の負荷により流れる電流により生じる磁束を電磁結合により観測し、電流波形を観測する電流センサである。この電圧センサ2、電流センサ3は一般家庭であればたとえば分電盤のメインブレーカの屋内側配線接続部近傍等に設置する。4は計測装置であり、制御部5ならびに負荷端末8や他の端末と通信するための通信手段6により構成され、制御部5には前記電圧センサ2と電流センサ3が接続され、制御部5により電力の演算が行われる。7は積算部であり所定の時間の電力計測値を積算し電力量を計量する。8は負荷端末であり、電灯線1とはコンセントならびにコンセントプラグ9により接続され、計測部10と電圧計測端子12と所定の値を有する抵抗などの負荷13と、負荷13への電灯線1の接続を開閉する接点手段11と、計測装置4との通信を行うための通信手段14から構成される。
15はコントローラであり、制御部16、表示操作部17、通信手段18から構成され、計測装置4から得られる電力計測値等を元に電気機器19の状態を制御する。電気機器19は機器本体20とコントローラと通信するための通信手段21から構成されている。なお、電気機器19の様態は機器本体20と通信手段21が一体となったものでも通信手段21がアダプタ等形態により接続されるような形態であっても良い。
次に、本実施の形態8の動作を図8を用いて説明する。
計測装置4は設置初期に負荷端末8の接点手段11を閉じる旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末の計測部10は、接点手段11を「閉」にする旨の指令を通信手段14経由で受信すると、接点手段11を閉じて負荷13を電灯線1に接続し、負荷13に流れる電流値を計測して内蔵メモリに保存する。また、計測部10は電圧計測端子12両端の電圧値を計測して内蔵メモリに保存する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11を「開」にする旨の指令を通信手段6経由で負荷端末8へ送信する。負荷端末8の計測部10は、通信手段14経由で接点手段11を「開」にする旨の指令を受信すると、接点手段11を開放する。一方、計測装置4の制御部5はそのときの電圧波形を電圧センサ2を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。また、制御部5は同時に電流波形を電流センサ3を用いてたとえば商用周波数の数サイクル分など所定の期間取得する。
次に、計測装置4の制御部5は通信手段6経由で負荷端末8へ前記方法で計測した電流値ならびに電圧値のモニタ要求を送信する。負荷端末8の計測部10は、モニタ要求を通信手段14経由で受信すると、内蔵メモリに保有する電流値ならびに電圧値を通信手段14経由で計測装置4へ送信する。計測装置4の制御部5は負荷端末8から電流値ならびに電圧値を通信手段6経由で受信すると、接点手段11が「閉」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「閉」時の電力値Psを算出する。
次に、計測装置4の制御部5は接点手段11が「開」のときに取得した電圧波形ならびに電流波形を演算して「開」時の電力値Poを算出し、次にPsからPoを減算することで負荷端末8の消費電力にほぼ比例する電力値Pdを算出する。計測装置4の制御部5は負荷端末8の接点手段11の開閉と電圧波形の取得、電流波形の取得を数回繰り返し電力値Pdの平均値を計算する。この場合、数回繰り返し計測した電力値の中から平均値と大きく異なる値のものを除外し、残りのデータの平均をとるなどして負荷端末8以外の電気機器の消費電力変動分を低減した負荷端末8が消費した電力を計測装置4が電圧センサ2ならびに電流センサ3を用いて計測した電力値Pdmとして求める。
次に、制御部5は負荷端末8から得た電流値ならびに電圧値から負荷端末8で消費した電力値Prを計算する。制御部5は式(1)により補正係数αを求め、計測装置4が電力演算するときの補正係数をαに決定する。
Pr=α×Pdm
∴ α=Pr/Pdm ・・・・(1)
以上が設置初期における動作である。次に、電力計測時における動作について説明する。
計測装置4は補正係数αの決定により電力計測を開始する。電力の計測では電圧センサ2により観測した電圧波形と電流センサ3により観測した電流波形の乗算結果に補正係数αを乗算することで電灯線1で消費される電力を算出する。
次に制御部5は計算した電灯線1で消費される電力値を積算部7へ入力し、積算部7はこの電力値を所定の時間蓄積し、電力量を得る。
コントローラ15は計測装置4から電力量計測値を通信手段18経由で所定の時間間隔で受信する。また、コントローラ15は電気機器19の運転状況を通信手段18経由で電気機器19から所定の時間間隔で受信する。また、電気機器19の動作状態が機器本体20の操作等により変更された場合には、電気機器19は通信手段21を経由して機器本体20が状態変化の通報をコントローラ15に送信する。このようにしてコントローラ15は消費されている電力量と、電気機器19の動作状況を保有している。またコントローラ15には表示操作部17の操作により、電力量上限値の設定ならびに、電気機器19毎の優先度が設定される。たとえば、計測装置4から取得した電力量が設定されている電力量上限値を越えた場合には、コントローラ15の制御部16は前記電気機器19毎に設定された優先度に基づいて優先度の低い電気機器19の機器本体の動作電力または電流値に制限をかけ、電力量上限値以内になるように通信手段18経由で電気機器19に制御信号を送信する。
また、電気機器19が運転状態であり、他の電気機器19が動作開始しようとする場合に、当該電気機器19はコントローラ15へ運転開始の旨の情報を送信する。このときコントローラ15は電力量計測値と運転開始する電気機器19のあらかじめ登録または、運転情報に基づいて計測した消費電力量から、当該電気機器が運転された場合の電力量を予測し、たとえば契約電力量を超える場合には当該電気機器19の運転を認めない、あるいは動作電力値に制限を加える、あるいは、すでに運転中の電気機器19の運転を停止または電力制限をかけるなど通信手段18経由で該当する電気機器19に指令を送信することで、全体の電力値が所定の値以下となるように制御を行う。
以上の様に本機器制御システムは一定量の電力量を超えないように電気機器の制御を実施する。
以上述べたように、負荷端末8をコンセント等に接続し、また計測装置4を基幹配線の近傍に配置し、非接触の電圧センサ2と電流センサ3を電灯線1近傍に配置するだけで電力量計測を行うことが可能となり、計測した電力量に基づいた所定の電力量の範囲で電気機器を運転制御するシステムが専門業者による工事無しで構築可能となる。
なお、電圧センサ2の材質について言及していないが、シート状の金属性材料が含有するフィルム、分割金属環状のもの、金属製クリップ、導電性シートなどを用いることが可能である。また、電流センサ3についても一般的な空芯コイル、分割コアに巻かれたコイル、フィルム基板等で製造されるフィルム状コイル、ホール素子など磁電変換素子など磁束を電気信号に変換するものが利用できる。
また、前記通信部の方式は特に指定していないが通信方式は電力線搬送通信方式、無線通信方式、ペア線などの有線通信方式、可視範囲であれば赤外線通信方式などを用いても同様な機能、効果を得ることができる。
また、本実施例では電灯線1は2線式で記載しているが単相3線式などの場合には電圧センサを各相と中性線間に、電流センサを各相に配置し、また、負荷端末を各相のコンセントに各々1台接続し、各相毎に補正係数を求めることで同様な方式で電力量計測可能でありこれを用いて同様に電気機器の運転制御システムを構成することができる。
次に、負荷端末8の詳細について説明する。
実施の形態9.
本発明の実施の形態実施の形態9における電力計測装置101の構成図を図9に示す。この電力計測装置101は図1〜8の負荷端末8に相当するものである。また、この図9では、図1〜8におけるコンセント9及び接点手段11を省略している。図9において、電力計測装置101は、導電性の電路接触部103を介して単相3線式の電路102に加えられる電圧に応じた信号を生成する電圧検出部104、同様に導電性の電路接触部103を介して電路に接続され、電力計測装置101が動作するために必要な電源を作成する電源回路105、開磁路の磁性体コアと該磁性体コアに巻かれたコイルで構成され、3線式単相の電路102の中性線Nを除くL1、L2の各線に配置される電流トランス106と、電流トランス106により得られる電流信号を計測するための電流検出部107と、電圧検出部104から得られる電路の電圧に比例した電圧波形信号と電流検出部107から得られる各々の電路102に流れる電流値に比例した電流信号とから電力値を演算により算出するマイコン等で構成した計測制御部108と計測制御部108で計測された電力値などを外部に送信するための無線通信手段109から構成されている。
なお、図9の例では、無線通信手段109はZigBee Moduleで構成されているが、これに限らない。例えば、赤外線通信でもよいし、無線LANでもよい。また、計測制御部108と無線通信手段109との間はシーリアル入出力(SIO)ラインで接続されているが、これに限らず複数ラインによる並列送信でも良い。
なお、計測制御部108と電圧検出部104と電流検出部107を合わせたものは図1〜8における負荷端末8の制御部10と抵抗13を合わせたものに相当し、無線通信手段109は図1〜8における負荷端末8の通信手段14に相当する。
図10は、電源回路105の詳細な回路構成を示した図である。図において、1041は抵抗、1042は整流用ダイオード、1043は平滑用コンデンサ、1044は平滑された脈流電圧を所定の直流電圧に安定化させる電源レギュレータ、1045は負荷電流の変動を吸収するためのコンデンサである。電源回路105は電路102に接触した電路接触部103を経由し交流トランス等絶縁手段を介さずに電路102に接続される非絶縁性の構成をとっている。
なお、電源回路105は電源部を構成し、計測制御部108は演算部を構成し、通信手段109は通信部を構成し、電流制限部1010は電気遮断器を構成する。
図11は電流トランス106の原理を示す図である。図は説明のためリング状の閉磁路コアの絵となっているが、本実施例で用いるものは図13に示す開磁路の構成となっている。電流トランス106は電路102の電線に流れる電流ILに比例した電圧値を得るための検出コイルと所定のバイアス電流ibを流すバイアスコイルが巻かれたコアで構成されており、コアに所定の磁束を印加し、図12に示す様に電流により発生する磁界とコア内の磁束密度が電流ILの変化に対してリニアになる領域に動作点を維持できるように構成されている。
図13は開磁路に構成された電流トランス106の構造と電力計測装置101の概観を示す図である。電力計測装置101は電流制限器1010の端子部に嵌合して設置される構造となっている。電流トランス106は中性線N接続端子を除いたL1とL2の配線をコアが挟み込む構造になっている。電路接触部103は伸縮性がありL1、N、L2各々の端子に接触する構造となっている。
以上の様に構成した電力計測装置101は図14に示すように電流制限器1010の端子部に配置され、電路102の各々L1−N相,L2−N相に接続された電気機器1013が消費する電力を計測し、その計測値は無線通信手段109を介して、同じく無線通信手段を有する計測コントローラ1012(I/F手段を構成する)へ送信され電力の計測がなされる。電力計測装置101が電流制限器1010に設置されると、電路接触部103により電路102のL1−N相、L2−N相に接続されて電源回路105に商用周波数の交流電圧が入力される。電源回路105ではこの交流電圧を図10の抵抗1041で所定の電圧まで降下させ、ダイオード1042で半波整流し平滑コンデンサ1043で平滑して所定のリップルを含む直流電圧に変換後、電圧レギュレータ1044に入力し、この電圧レギュレータ1044から電圧検出部104、電流検出部107、計測制御部108ならびに無線通信手段109へ動作するための電源が供給される。計測制御部108は電源投入による自動リセット後に電力計測を開始する。この電力計測の開始は無線通信手段109を経由して受信される計測コントローラ1012からのコマンドにより開始しても良い。
次に、電力計測の動作について説明する。電圧検出部104によりデバイスとして許容される入力電圧範囲、たとえば電源電圧を5Vとした場合に5V以下の振幅となる範囲に振幅値を変換して計測制御部108に電路102のL1−N相、L2−N相各々の電圧V1(t),V2(t)を入力する。同時に、開磁路に構成した電流トランス106がL1ならびにL2に流れる電流を各々計測し、電流検出部107は電流トランス106の出力レベルが図12に示すB−H曲線がリニアな範囲となるように、バイアス電流ibを調整し、L1、L2相の各々について線路電流ILにより得られる電圧レベルVi1(t)、Vi2(t)と、バイアス電流値ib1(t)、ib2(t)を計測制御部108に入力する。計測制御部108は入力されたV1(t),V2(t)、ならびに電流に比例するVi1(t)、Vi2(t)ならびにib1(t)、ib2(t)を各々ADコンバータ等で所定の時間間隔で読み取る。
L1相の電流値I1(t)についてはVi1(t)からバイアス分のib1(t)を差し引いた
I1(t)=AVi1(t)−ib1(t)
但し、Aは線路電流ILにより得られた電圧値を電流に変換する定数
同様にL2相の電流値I2(t)は
I2(t)=AVi2(t)−ib2(t)
但し、Aは線路電流ILにより得られた電圧値を電流に変換する定数
L1相、L2相各々の電圧値V1(t),V2(t)とで次の式に従い演算して電力を計算する。
Figure 2009099082
この様に計算された電力値P1、P2は無線通信手段109を経由して計測コントローラ1012に伝送され、計測コントローラ1012は電力値の計測を行うことができる。
以上の様に、電力計測装置101は、無線通信手段109により計測データを計測コントローラに送信するため、誤配線無く容易に設置可能であり、また、計測コントローラ(I/F手段)も非接触による絶縁構造に構成したので感電等のない安全な施工を行うことが可能となり、さらに電源回路105と電路との接続において絶縁素子を使用しない非絶縁型に構成したので低コスト且つ容易に設置可能であり、回路規模も小さく小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態では電力値の計算を計測制御部で行うこととしたが、P1、P2の積算値をそれぞれ計算するように構成してもよく、電力量計として機能させることも可能である。さらに、演算アルゴリズムを計測コントローラ1012から変更可能に構成し、無線通信手段109を経由して計測制御部108に入力するように構成することで、電圧値、電流値個別の計測や有効電力、無効電力の計測など様々な計測値を出力可能に同一の構成で構成可能である。
なお、電流トランス106に開磁路の構成であるものを用いているが、後述の図16に示す、閉磁路の構成のものを用いても、同一の動作、同様な効果を得ることができる。
なお、電力計測装置101は、電力ならびにデータ信号を電磁誘導無線にて伝送する第1のコイルと、この第1のコイルを介して供給する電力を変換する電源変換部ならびに前記第1のコイルを介して計測コントローラ1012との間で交わされるデータの通信を制御する通信制御部とを備えており、計測コントローラ1012の通信手段は電力ならびにデータ信号を電磁誘導無線にて伝送する第2のコイルと、この第2のコイルを介して電力計測装置101から供給される電力を受信する電源受信部ならびに前記第2のコイルを介して前記電力計測装置との間で交わされるデータの通信を制御する通信制御部ならびに通信I/F部1015を備えている。
実施の形態10.
本発明の実施の形態10における電力計測装置の構成図を図15に示す。また、図10と図12は本実施の形態10でも用いられる。図15において、電力計測装置101は、導電性の電路接触部103を介して加えられる単相3線式の電路102の電圧に応じた信号を生成する電圧検出部104、同様に導電性の電路接触部103を介して電路に接続され電力計測装置101が動作するために必要な電源を作成する電源回路105、閉磁路の磁性体コアと該コアに巻かれたコイルで構成され3線式単相の電路102の中性線Nを除くL1、L2の各線に配置される電流トランス106と電流トランス106により得られる電流信号を計測するための電流検出部107と電圧検出部104から得られる電路の電圧に比例した電圧波形信号と電流検出部107から得られる各々の電路102に流れる電流値に比例した電流信号とから電力値を演算により算出するマイコン等で構成した計測制御部108と計測制御部108で計測された電力値などを外部に送信するための通信制御部1014から構成されている。通信制御部1014はLANやRS232C,USB、アナログ信号出力など何れかあるいは複数のI/F手段を有する通信I/F部1015への双方向データ信号と動作電力の供給を電磁誘導無線や光など非接触の媒体を用いて伝送する機能を有している。
電源回路105の詳細については実施の形態9に示した図10と同様であるため説明を省略する。また、電流トランス106についてもコアの形状が閉磁路で構成されていること以外は同様な構成、動作であるため説明を省略する。
図16は閉磁路に構成された電流トランス106の構造と電力計測装置101の概観を示す図である。電力計測装置101は電流制限器1010の端子部に嵌合して設置される構造となっている。電流トランス106は中性線N接続端子を除いたL1とL2の配線をコアが挟み込む構造になっている。嵌合するためのクランプ1016の下部にはコアと同様な磁性材1017が配置されており、嵌合時に、電流トランス106のコア材とクランプ1016の磁性材1017により閉磁路を構成する。電路接触部103は伸縮性がありL1、N、L2の各々の端子に接触する構造となっている。
以上の様に構成した電力計測装置101は図17に示すように電流制限器1010の端子部に配置され、電路102の各々L1−N相,L2−N相に接続された電気機器1013が消費する電力を計測し、その計測値は通信制御部1014と通信I/F部1015を介して、通信I/F部と同様のI/F手段を有して接続される図17に示す計測コントローラ1012へ送信され電力の計測がなされる。電力計測装置101が電流制限器1010に設置されると、電路接触部103により電路102のL1−N相、L2−N相に接続されて電源回路105に商用周波数の交流電圧が入力される。電源回路105ではこの交流電圧を図10の抵抗1041で所定の電圧まで降下させ、ダイオード1042で半波整流し平滑コンデンサ1043で平滑して所定のリップルを含む直流電圧に変換後、電圧レギュレータ1044に入力し、この電圧レギュレータ1044から電圧検出部104、電流検出部107、計測制御部108ならびに無線通信手段109へ動作するための電源が供給される。計測制御部108は電源投入による自動リセット後に電力計測を開始する。この電力計測の開始は通信I/F部1015ならびに通信制御部1014を経由して受信される計測コントローラ1012からのコマンドにより開始しても良い。
次に、電力計測の動作について説明する。電圧検出部104によりデバイスとして許容される入力電圧範囲、たとえば電源電圧を5Vとした場合に5V以下の振幅となる範囲に振幅値を変換して計測制御部108に電路102のL1−N相、L2−N相各々の電圧V1(t),V2(t)を入力する。同時に、開磁路に構成した電流トランス106がL1ならびにL2に流れる電流を各々計測し、電流検出部107は電流トランス106の出力レベルが図12に示すB−H曲線がリニアな範囲となるように、バイアス電流ibを調整し、L1、L2相の各々について線路電流ILにより得られる電圧レベルVi1(t)、Vi2(t)と、バイアス電流値ib1(t)、ib2(t)を計測制御部108に入力する。計測制御部108は入力されたV1(t),V2(t)、ならびに電流に比例するVi1(t)、Vi2(t)ならびにib1(t)、ib2(t)を各々ADコンバータ等で所定の時間間隔で読み取る。
L1相の電流値I1(t)についてはVi1(t)からバイアス分のib1(t)を差し引いた
I1(t)=AVi1(t)−ib1(t)
但し、Aは線路電流ILにより得られた電圧値を電流に変換する定数
同様にL2相の電流値I2(t)は
I2(t)=AVi2(t)−ib2(t)
但し、Aは線路電流ILにより得られた電圧値を電流に変換する定数
L1相、L2相各々の電圧値V1(t),V2(t)とで次の式に従い演算して電力を計算する。
Figure 2009099082
この様に計算された電力値P1、P2は通信制御部1014ならびに通信I/F部1015を経由して計測コントローラ1012に伝送され、計測コントローラ1012は電力値の計測を行うことができる。
以上の様に、電力計測装置101は、非接触で絶縁された通信I/F部1015により計測データを計測コントローラに送信するため、誤配線無く容易に設置可能であり、また、通信I/F部1015も非接触による絶縁構造に構成したので感電等のない安全な施工を行うことが可能となり、さらに電源回路105と電路との接続において絶縁素子を使用しない非絶縁型に構成したので低コスト且つ容易に設置可能であり、回路規模も小さく小型化を図ることができる。
なお、本実施の形態では電力値の計算を計測制御部で行うこととしたが、P1、P2の積算値をそれぞれ計算するように構成してもよく、電力量計として機能させることも可能である。さらに、演算アルゴリズムを計測コントローラ1012から変更可能に構成し、通信制御部1014ならびに通信I/F部1015を経由して計測制御部108に入力するように構成することで、電圧値、電流値個別の計測や有効電力、無効電力の計測など様々な計測値を出力可能に同一の構成で構成可能である。
なお、電流トランス106に閉磁路の構成であるものを用いているが、開磁路の構成のものを用いても、同一の動作、同様な効果を得ることができる。
実施の形態11.
本発明の実施の形態11における電力計測装置の動作について説明する。なお構成については実施の形態9ならびに実施の形態10と同様であるため説明を省略する。本実施例に係る電圧検出部104は商用周波数以外にも機器から発生する高調波成分も検知できるよう構成されている。また、電流トランス106ならびに電流検出部107も同様に商用周波数以外にも機器から発生する高調波成分も検知できるよう構成されている。
上記の様に構成された電力計測装置101において、ユーザまたは設置者は電気機器の動作ならびに電路102の異常がないことを確認後、計測コントローラ1012等から電力計測装置101に正常である旨の情報を送信する。電力計測装置101は所定の期間たとえば2ないし3日程度、電路102のL1−N、L2−N各相の高調波信号を観測し、高調波パターンの特徴量を正常時の高調波情報として計測制御部108内に記録する。電力計測装置101は通常の電力計測動作に加え、L1−N、L2−N各相の高調波信号の観測を行い、記憶されている特徴量と観測された高調波信号とを比較して異なる高調波信号が検出された場合に、無線通信手段109ないしは通信制御部1014ならびに通信I/F部1015を介して計測コントローラ1012にその情報を通報する。計測コントローラ1012は必要に応じ、ユーザに対して機器劣化の警報を出力する。この様にして機器の経年劣化を通報することにより、電気機器を安全に使用することが可能となる。
実施の形態12.
本発明の実施の形態12における電力計測装置の動作について説明する。なお構成については実施の形態9ならびに実施の形態10と同様であるため説明を省略する。本実施の形態に係る電圧検出部104は商用周波数以外にも機器から発生する高調波成分も検知できるよう構成されている。また、電流トランス106ならびに電流検出部107も同様に商用周波数以外にも機器から発生する高調波成分も検知できるよう構成されている。
上記の様に構成された電力計測装置101において、通常の電力計測動作に加え、L1−N、L2−N各相の高調波信号の観測を行い、計測制御手段108に記憶されている電路のコロナ放電などコンセントなどの放電や、機器の接続部の劣化により起こる放電等の特徴量と合致する高調波信号が検出された場合に、無線通信手段109ないしは通信制御部1014ならびに通信I/F部1015を介して計測コントローラ1012にその情報を通報する。計測コントローラ1012は必要に応じ、ユーザに対して電路劣化の警報を出力する。この様にして電路や機器接続部の経年劣化を通報することにより、ユーザは修理などこの経年劣化に対応した処置を施すことができ、電気機器を安全に使用することが可能となる。なお、上記の例では、特徴量を計測制御手段108内に置き、異常の判断を行っているが、計測コントローラ1012に高調波の計測信号を送信し、計測コントローラ1012内部に特徴量を有し、比較判断するように構成しても同様な動作ならびに機能が実現でき、同様な効果が得られる。また、計測コントローラ1012内部に特徴量を有し、電力計測装置101はこの特徴量を通信部109を介して計測コントローラ1012から計測制御部108に読み込んだ後計測制御部108で処理してもよく、同様な効果が得られる。
本発明による非接触電力計測システムおよび機器制御システムの適用例として、家庭用電化機器におけるデマンド制御装置やピークカット制御装置や中小ビルや店舗用の設備管理システムが上げられる。
また、本発明による電力計測装置の適用例として、家庭用電化機器におけるデマンド制御システム、エネルギー管理システムやビル・工場などの設備システムのエネルギー管理や省エネ制御システムなどが挙げられる。
なお、以上の説明において、「手段」は「部」または「装置」または「回路」と置き換えることができる。
符号の説明
1 電灯線、2 電圧センサ、3 電流センサ、4 計測装置、5 制御部、6 通信手段、7 蓄積部、8 負荷端末、9 コネクタ、10 計測部、11 接点手段、12 電圧計測端子、13 負荷、14 通信手段、15 コントローラ、16 制御部、17 表示操作部、18 通信手段、19 電気機器、20 機器本体、21 通信手段、101 電力計測装置、102 電路、103 電路接触部、104 電圧検出部、105 電源回路、106 電流トランス、107 電流検出部、108 計測制御部、109 無線通信手段、1010 電流制限器、1012 計測コントローラ、1013 電気機器、1014 通信制御部、1015 通信インタフェース部、1016 クランプ、1017 磁性材、1041 抵抗、1042 ダイオード、1043 コンデンサ、1044 電圧レギュレータ、1045 コンデンサ。

Claims (30)

  1. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサと、
    電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと、
    第1の通信手段と、前記電圧センサおよび前記電流センサと接続された制御部と、を有する計測装置と、
    前記電灯線と接続され、所定の値の負荷と、前記第1の通信手段と通信を行う第2通信手段と、前記負荷に流れる電流の実効値を計測し得られた電流の実効値を元に電圧の実効値を計算する計測部と、を有する負荷端末と、を備え、
    前記負荷端末の計測部は前記電流の実効値と電圧の実効値を前記第2通信手段経由で前記計測装置へ送信し、
    前記計測装置の制御部は、前記第1の通信手段経由で前記負荷端末から受信した電流の実効値と電圧の実効値と、前記電圧センサから取得した電圧波形と前記電流センサから取得した電流波形とに基づいて電力値を算出することを特徴とする電力計測システム。
  2. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサと、
    電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと、
    第1の通信手段と、前記電圧センサおよび前記電流センサと接続された制御部と、を有する計測装置と、
    前記電灯線と接続され、所定の値の負荷と、前記第1の通信手段と通信を行う第2通信手段と、前記負荷に流れる電流の実効値と前記電灯線の電圧の実効値を計測する計測部と、を有する負荷端末と、を備え、
    前記負荷端末の計測部は前記電流の実効値と電圧の実効値を前記第2通信手段経由で前記計測装置へ送信し、
    前記計測装置の制御部は、前記第1の通信手段経由で前記負荷端末から受信した電流の実効値と電圧の実効値と、前記電圧センサから取得した電圧波形と前記電流センサから取得した電流波形とに基づいて電力値を算出することを特徴とする電力計測システム。
  3. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサと、
    電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと、
    第1の通信手段と、前記電圧センサおよび前記電流センサと接続された制御部と、電力を積算する積算部と、を有する計測装置と、
    前記電灯線と接続され、所定の値の負荷と、前記第1の通信手段と通信を行う第2通信手段と、前記負荷に流れる電流の実効値を計測し、得られた電流の実効値を元に電圧の実効値を計算する計測部と、を有する負荷端末と、を備え、
    前記負荷端末の計測部は前記電流の実効値と電圧の実効値を前記第2通信手段経由で前記計測装置へ送信し、
    前記計測装置の制御部は、前記第1の通信手段経由で前記負荷端末から受信した電流の実効値と電圧の実効値と、前記電圧センサから取得した電圧波形と前記電流センサから取得した電流波形とに基づいて電力値を算出し、前記積算部に前記電力値を所定の期間積算させることを特徴とする電力計測システム。
  4. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサと、
    電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと、
    第1の通信手段と、前記電圧センサおよび前記電流センサと接続された制御部と、電力を積算する積算部と、を有する計測装置と、
    前記電灯線と接続され、所定の値の負荷と、前記第1の通信手段と通信を行う第2通信手段と、前記負荷に流れる電流の実効値と前記電灯線の電圧の実効値を計測する計測部と、を有する負荷端末と、を備え、
    前記負荷端末の計測部は前記電流の実効値と電圧の実効値を前記第2通信手段経由で前記計測装置へ送信し、
    前記計測装置の制御部は、前記第1の通信手段経由で前記負荷端末から受信した電流の実効値と電圧の実効値と、前記電圧センサから取得した電圧波形と前記電流センサから取得した電流波形とに基づいて電力値を算出し、前記積算部に前記電力値を所定の期間積算させることを特徴とする電力計測システム。
  5. 前記端末装置は、電機機器が接続される電路の電流を検出する電流検出器と、
    前記電路の電圧を検出する電路接触部と、
    前記電流検出器の出力と、前記電路接触部の出力に基づいて前記電気機器の消費電力を計算する演算部と、
    前記電路接触部を介して前記電路から受電し、前記演算部に電力を供給する電源部と、を備え、
    前記電源部は、前記電路と非絶縁の回路で構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電力計測システム。
  6. 前記端末装置は、外部の計測コントローラと無線通信などの非接触通信を行う通信部を備えたことを特徴とする請求項5記載の電力計測システム。
  7. 前記電流検出器は開磁路で構成された電流トランスまたは閉磁路で構成された電流トランスの少なくとも一方で構成されることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電力計測システム。
  8. 前記端末装置は、前記電流トランスは負荷電流検出コイルと、バイアス印加用コイルを備えたことを特徴とする請求項7記載の電力計測システム。
  9. 前記端末装置は、前記電流検出器の出力を前記演算部に入力するための信号に変換する電流計測部と、前記電路接触部の出力を前記演算部に入力するための信号に変換する電圧計測部と、を備え、
    前記電圧計測部は商用周波数以上の高調波成分を検知する第1の高調波検知手段を有し、
    前記電流計測部は、前記高調波成分を検知する第2の高調波検知手段を有し、
    前記演算部は、前記電路が直接放電することにより発生する高周波信号の特徴量を有し、前記第1の高調波検知手段と第2の高調波検知手段の少なくとも一方と前記特徴量とを比較し、所定の要件に合致した場合に前記通信部を介して電路劣化のアラーム信号を外部の計測コントローラへ送信して警報出力を促すことを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の電力計測システム。
  10. 前記演算部に代えて、
    機器が正常時に発生する高周波信号の特徴量を有し、前記第1の高調波検知手段と第2の高調波検知手段の少なくとも一方と前記特徴量とを比較し、所定の要件に合致した場合に前記通信部を介して電路劣化のアラーム信号を前記計測コントローラへ送信する演算部を備えたことを特徴とする請求項9記載の電力計測システム。
  11. 前記高周波信号の特徴量は予め演算部に組み込まれていることを特徴とする請求項5または請求項10に記載の電力計測装置。
  12. 前記高周波信号の特徴量は前記通信部を介して前記計測コントローラから前記演算部に読み込まれることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電力計測システム。
  13. 前記電路の端子台と、前記電路の接続と遮断を切替制御するスイッチを有する電気遮断器の、前記端子台に前記電路接触部を嵌合させることで前記電気遮断器に取り付けられることを特徴とする請求項5〜12のいずれかに記載の電力計測システム。
  14. 前記計測装置は前記端末装置と通信する通信手段を有する計測コントローラであり、
    前記端末装置の通信部は、電力ならびにデータ信号を電磁誘導無線にて伝送する第1のコイルと、この第1のコイルを介して供給する電力を変換する電源変換部ならびに前記第1のコイルを介して前記計測コントローラとの間で交わされるデータの通信を制御する通信制御部とを備え、
    前記計測コントローラの通信手段は電力ならびにデータ信号を電磁誘導無線にて伝送する第2のコイルと、この第2のコイルを介して前記電力計測装置から供給される電力を受信する電源受信部ならびに前記第2のコイルを介して前記電力計測装置との間で交わされるデータの通信を制御する通信制御部ならびに通信I/F部を備えたことを特徴とする請求項5〜13のいずれかに記載の電力計測システム。
  15. 前記通信I/F部はLAN回路で構成されることを特徴とする請求項14記載の電力計測システム。
  16. 前記通信I/F部はUSB回路で構成されることを特徴とする請求項14記載の電力計測システム。
  17. 前記通信I/F部はRS232C回路で構成されることを特徴とする請求項14記載の電力計測システム。
  18. 前記通信I/F部はアナログ出力回路で構成されることを特徴とする請求項14記載の電力計測システム。
  19. 前記計測装置は前記端末装置と通信する通信手段と、警報出力手段とを有する計測コントローラであり、
    前記計測コントローラは、前記電力計測装置から通信手段を介して前記電路劣化のアラーム信号を受信すると、前記警報出力手段に警報を出力することを特徴とする9〜13のいずれかに記載の電力計測システム。
  20. 前記計測装置は記憶手段を有し、
    前記計測装置の制御部は、設置初期時に、前記負荷端末から前記電流の実効値と電圧の実効値を受信すると、前記電流の実効値と電圧の実効値に基づいて第1の電力値を算出し、前記電流センサから取得した電流波形と前記電圧センサから取得した電圧波形から第2の電力値を算出し、前記第1の電力値と前記第2の電力値に基づいて補正係数を算出して前記記憶手段に格納し、
    電力計測の時には、前記電流センサから取得した電流波形と前記電圧センサから取得した電圧波形と前記記憶手段に記憶された補正係数とから前記負荷端末の電力値を算出することを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の電力計測システム。
  21. 前記負荷端末は、前記電灯線と接続され、所定の値の負荷と、前記電灯線と前記負荷との間の配線を開放したり閉じたりする接点手段を備え、
    前記計測装置の制御部は、設置初期時に、前記第1の通信手段経由で第1の命令を前記負荷端末へ送信し、前記負荷端末の計測部は、前記計測装置から前記第2の通信手段経由で前記第1の命令を受信すると、前記接点手段を閉じて前記負荷を流れる電流の実効値と前記電灯線の電圧の実効値を取得し、
    前記計測装置の制御部は、このとき前記電流センサから第1の電流波形を取得し、前記電圧センサから第1の電圧波形を取得し、
    次に、前記計測装置の制御部は前記第1の通信手段経由で第2の命令を前記負荷端末へ送信し、前記負荷端末の計測部は、前記計測装置から前記第2の通信手段経由で前記第2の命令を受信すると、前記接点手段を開放し、
    前記計測装置の制御部は、このとき前記電流センサから第2の電流波形を取得し、前記電圧センサから第2の電圧波形を取得し、
    次に、前記計測装置の制御部は前記第1の通信手段経由で第3の命令を前記負荷端末へ送信し、前記負荷端末の計測部は、前記計測装置から前記第2の通信手段経由で前記第3の命令を受信すると、前記電流の実効値と電圧の実効値を前記第2の通信手段経由で前記計測装置へ送信し、
    前記計測装置の制御部は、前記第1の電流波形と前記第1の電圧波形から第1の電力値を算出し、前記第2の電流波形と前記第2の電圧波形から第2の電力値を算出し、前記第1の電力値と前記第2の電力値との差分より第3の電力値を算出し、前記負荷端末から前記第1の通信手段経由で受信した前記電流の実効値と電圧の実効値とから第4の電力値を算出し、前記第3の電力値と前記第4の電力値を元に補正係数を算出することを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の電力計測システム。
  22. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサおよび電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと接続された制御部と、
    所定の値である補正係数を記憶する記憶手段と、を備え、
    前記制御部は、前記電圧センサが検出した電圧波形と前記電流センサが検出した電流波形と前記記憶手段に記憶された補正係数に基づいて電灯線の電力値を算出することを特徴とする計測装置。
  23. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサおよび電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと接続された制御部と、
    記憶手段と、を備え、
    前記制御部は、設置初期時に、外部の負荷端末から取得した電流の実効値と電圧の実効値と、前記電圧センサが検出した電圧波形と前記電流センサが検出した電流波形とに基づいて補正係数を算出して前記記憶手段に格納し、
    電力計測の時には、前記電圧センサが検出した電圧波形と前記電流センサが検出した電流波形と前記記憶手段に記憶された補正係数とに基づいて前記電灯線の電力値を算出することを特徴とする計測装置。
  24. 静電結合により非接触で電灯線の電圧波形を検出する電圧センサおよび電磁誘導結合により非接触で前記電灯線の電流波形を検出する電流センサと接続された制御部と、
    記憶手段と、
    通信手段と、を備え、
    前記制御部は、設置初期時に、外部の負荷端末へ前記通信手段経由でデータ要求を送信し、前記通信手段経由で前記外部の負荷端末から電流の実効値と電圧の実効値を受信すると、受信した電流の実効値と電圧の実効値と、前記電圧センサが検出した電圧波形と前記電流センサが検出した電流波形とに基づいて補正係数を算出して前記記憶手段に格納し、
    電力計測の時には、前記制御部は、前記電圧センサが検出した電圧波形と前記電流センサが検出した電流波形と前記記憶手段に記憶された補正係数に基づいて前記電灯線の電力値を算出することを特徴とする計測装置。
  25. 電灯線と接続され、
    所定の値の負荷と、前記電灯線と前記負荷との間の配線を開放したり閉じたりする接点手段と、計測部と、通信手段と、記憶手段と、を備え、
    前記計測部は、外部の計測装置から前記通信手段経由で第1の命令を受信すると、前記接点手段を閉じて前記負荷を流れる電流の実効値と前記電灯線の電圧の実効値を取得して前記記憶手段に格納し、
    前記外部の計測装置から前記通信手段経由で第2の命令を受信すると、前記接点手段を開放し
    前記外部の計測装置から第3の命令を前記通信手段経由で受信すると、前記記憶手段に格納されている電流の実効値と電圧の実効値を前記通信手段経由で前記外部の計測装置へ送信することを特徴とする負荷端末。
  26. 請求項1〜21のいずれかに記載の電力計測システムと、
    本体と、第3の通信手段と、を有する少なくとも1つの機器と、
    前記第1の通信手段および前記第3の通信手段と通信する第4の通信手段と、前記機器を制御する機器制御部と、表示操作部とを有するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは前記計測装置からの電力計測値または積算された電力量計測値に基づいて前記機器を制御することを特徴とする機器制御システム。
  27. 前記第1〜第4の通信手段の少なくとも1つの通信方式が電力線搬送通信方式であることを特徴とする請求項26記載の機器制御システム。
  28. 前記第1〜第4の通信手段の少なくとも1つの通信方式が無線通信方式であることを特徴とする請求項26記載の機器制御システム。
  29. 前記第1〜第4の通信手段の少なくとも1つの通信方式が有線通信方式であることを特徴とする請求項26記載の機器制御システム。
  30. 前記第1〜第4の通信手段の少なくとも1つの通信方式が赤外線通信方式であることを特徴とする請求項26記載の機器制御システム。
JP2009552481A 2008-02-06 2009-02-04 電力計測システム、機器制御システム Active JP5235908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009552481A JP5235908B2 (ja) 2008-02-06 2009-02-04 電力計測システム、機器制御システム

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008026432 2008-02-06
JP2008026432 2008-02-06
JP2008202562 2008-08-06
JP2008202562 2008-08-06
JP2009552481A JP5235908B2 (ja) 2008-02-06 2009-02-04 電力計測システム、機器制御システム
PCT/JP2009/051841 WO2009099082A1 (ja) 2008-02-06 2009-02-04 電力計測システムおよび計測装置および負荷端末および機器制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009099082A1 true JPWO2009099082A1 (ja) 2011-05-26
JP5235908B2 JP5235908B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=40952156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009552481A Active JP5235908B2 (ja) 2008-02-06 2009-02-04 電力計測システム、機器制御システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8476895B2 (ja)
EP (1) EP2241898B1 (ja)
JP (1) JP5235908B2 (ja)
CN (1) CN101925826B (ja)
AU (1) AU2009211720B2 (ja)
ES (1) ES2950352T3 (ja)
HK (1) HK1146745A1 (ja)
WO (1) WO2009099082A1 (ja)

Families Citing this family (68)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8450995B2 (en) * 2007-06-01 2013-05-28 Powerkuff, Llc Method and apparatus for monitoring power consumption
JP5769927B2 (ja) * 2010-01-22 2015-08-26 ソニー株式会社 電力モニターシステム
EP2553822B1 (de) * 2010-03-26 2017-07-05 Deutsche Telekom AG Vorrichtung zur Auskopplung eines auf einer Datenübertragungsleitung übertragenen Hochfrequenzsignals
CN102570842B (zh) 2010-12-30 2015-05-20 意法半导体研发(深圳)有限公司 三相计量系统及其方法
US20120213098A1 (en) * 2011-02-21 2012-08-23 Future Wireless Tech LLC Real-time and synchronization Internet of things analyzer System Architecture
JP5439424B2 (ja) * 2011-03-25 2014-03-12 株式会社東芝 制御装置
US9128131B2 (en) * 2011-04-07 2015-09-08 General Electric Company Device for measuring two phase power with single voltage input
TW201305570A (zh) * 2011-07-22 2013-02-01 xian-chang Ye 交流迴路之功率因數量測方法及裝置
JP2013050385A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Panasonic Corp 電力計測器
KR101792261B1 (ko) * 2011-09-30 2017-11-02 삼성전기주식회사 전력 측정 장치
US8625748B2 (en) 2011-11-02 2014-01-07 Telect, Inc. Removable sensor modules
FR2984515B1 (fr) * 2011-12-20 2013-12-27 Schneider Electric Ind Sas Procede de determination d'une consommation de puissance dans une installation electrique et installation electrique en courant alternatif
FR2984516B1 (fr) * 2011-12-20 2014-11-28 Schneider Electric Ind Sas Procede de determination d'une consommation de puissance, systeme de supervision et installation electrique en comportant application
CN104081214B (zh) * 2012-02-13 2016-08-24 松下知识产权经营株式会社 电力测量器
US9214827B2 (en) * 2012-02-22 2015-12-15 Electric Power Research Institute, Inc. Apparatus and method for harvesting power from an overhead transmission conductor
JP5979413B2 (ja) * 2012-03-27 2016-08-24 公立大学法人大阪市立大学 電力計測装置
JP5632415B2 (ja) * 2012-03-30 2014-11-26 株式会社東芝 制御機器、及び制御方法
US8907658B2 (en) * 2012-04-19 2014-12-09 Kohler, Inc. System and method of measuring power produced by a power source
US9804201B2 (en) 2012-04-25 2017-10-31 Schneider Electric It Corporation Current monitoring device
EP2664936B1 (de) 2012-05-10 2018-08-22 Omicron electronics GmbH Messvorrichtung zum Überprüfen eines elektrischen Leistungsschalters
MX351884B (es) * 2012-05-29 2017-11-01 Awesense Wireless Inc Sistema, metodo y dispositivo para proporcionar una fuente de energia estable sin el uso de conexion directa a una fuente de ac o dc.
DE102012210849A1 (de) * 2012-06-26 2014-01-02 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Ermittlung eines Energieverbrauchs in einem Haushaltsgerät
WO2014027422A1 (ja) 2012-08-17 2014-02-20 富士通株式会社 交流電力測定装置及び交流電力測定方法
EP2939034B1 (en) * 2012-12-27 2019-05-29 Schneider Electric USA, Inc. Power meter with current and phase sensor
US9301025B2 (en) 2013-03-07 2016-03-29 Telect, Inc. Removable sensor modules
JP6065671B2 (ja) * 2013-03-15 2017-01-25 オムロン株式会社 計測装置および取付けユニット
JP5758941B2 (ja) * 2013-03-28 2015-08-05 三菱電機株式会社 計測装置、計測方法、およびプログラム
JP2014202542A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 パナソニック株式会社 計測装置
US20150028848A1 (en) * 2013-07-25 2015-01-29 Bractlet, LLC Wireless Monitoring of Power Draw from Individual Breakers Within a Circuit Breaker Panel
FR3011938B1 (fr) * 2013-10-16 2015-12-11 Schneider Electric Ind Sas Procede de determination d'une consommation individuelle de puissance
TWI489729B (zh) * 2013-11-18 2015-06-21 Richtek Technology Corp 適用於無線電力系統的電力計算的方法
US10317923B2 (en) * 2013-12-26 2019-06-11 Lutron Technology Company Llc Load-sensing remote control device for use in a load control system
WO2015102605A1 (en) 2013-12-31 2015-07-09 Schneider Electric It Corporation Automatic sub-millisecond clock synchronization
US10162801B2 (en) * 2014-03-03 2018-12-25 Daihen Corporation Measurement apparatus and data processing method
JP6397653B2 (ja) * 2014-05-09 2018-09-26 株式会社ダイヘン 計測装置、および、算出方法
CN105092956B (zh) * 2014-04-30 2018-02-02 苏州西门子电器有限公司 电力系统功率因数测量装置、方法及其系统
JP6332794B2 (ja) * 2014-05-15 2018-05-30 株式会社ケーヒン 電圧検出装置
JP6198679B2 (ja) * 2014-06-06 2017-09-20 三菱電機株式会社 多回路電力計測装置
EP2960664B1 (de) * 2014-06-24 2019-05-01 SYCOMP Electronic GmbH System zur Erfassung von Leistungen und Energiemengen in Leitern
TWI531800B (zh) 2014-09-16 2016-05-01 財團法人工業技術研究院 非接觸式雙線電源線電壓感測器及其安裝位置變動補償方法
JP6507444B2 (ja) * 2015-03-10 2019-05-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 計測ユニット、プログラム、電力計測方法、分電盤、分電盤システム
US20160294188A1 (en) * 2015-03-30 2016-10-06 Sonnenbatterie Gmbh Energy supply system and conductor loop enclosure
GB2538087B (en) * 2015-05-06 2019-03-06 Torro Ventures Ltd Analysing a power circuit
CN106569025A (zh) * 2015-10-08 2017-04-19 云辰电子开发股份有限公司 测量耗电量的装置、非接触式测量供电状况的装置及方法
US9933464B2 (en) * 2016-01-14 2018-04-03 Qualcomm Technologies International, Ltd. Power detector
KR101802159B1 (ko) * 2016-08-04 2017-11-30 한국전기안전공사 Ict 기반 원격 저압 옥내외 배선상태 점검시스템
US10254375B2 (en) * 2016-11-11 2019-04-09 Fluke Corporation Proving unit for voltage measurement systems
US11215650B2 (en) 2017-02-28 2022-01-04 Veris Industries, Llc Phase aligned branch energy meter
CN106961155A (zh) * 2017-03-30 2017-07-18 华映科技(集团)股份有限公司 一种具备用电数据监测及安全功能的智能配电接入系统
ES1185959Y (es) * 2017-06-09 2017-09-14 Zero Point Energy S L Dispositivo de medición de variables eléctricas en cuadros eléctricos
US10201059B1 (en) 2017-08-01 2019-02-05 Kleverness Incorporated Method for analyzing operating parameters for lighting technologies
US10123393B1 (en) 2017-08-01 2018-11-06 Kleverness Incorporated Power supply for a two-wire smart switch and lighting loads thereof
US10201064B1 (en) 2017-08-01 2019-02-05 Kleverness Incorporated Power supply for a two-wire smart dimmer and lighting loads thereof
TR201711552A2 (tr) * 2017-08-04 2017-12-21 Enerjisa Enerji Anonim Sirketi Mobi̇l sayaç hata test ci̇hazi
GB2562550B (en) * 2017-11-16 2019-12-04 Myenergi Ltd Remote measurement of electrical active power
CN110702964A (zh) * 2018-12-07 2020-01-17 上海产业技术研究院 基于nb-iot通信技术的仪器监测装置、监测器和存储介质
KR20200070820A (ko) * 2018-12-10 2020-06-18 엘지디스플레이 주식회사 표시장치
DE102019103270A1 (de) * 2019-02-11 2020-08-13 Beckhoff Automation Gmbh Verfahren zur verteilten elektrischen leistungsbestimmung
US10989745B2 (en) * 2019-03-11 2021-04-27 Honeywell International Inc. Power meter with fixed segment interactive menu
US10955515B2 (en) * 2019-03-11 2021-03-23 Honeywell International Inc. Calibrating a power meter with a current transformer in the field
CN110113076B (zh) * 2019-06-17 2022-04-12 四川金嘉莱科技有限公司 一种电流通讯传输系统及其传输方法
CN111190119B (zh) * 2020-02-24 2022-02-22 国网北京市电力公司 一种基于泛在物联网的华灯常备电源测试系统及方法
US11726117B2 (en) * 2020-04-30 2023-08-15 Florida Power & Light Company High frequency data transceiver and surge protection retrofit for a smart meter
CN111948445B (zh) * 2020-08-26 2022-10-04 南方电网数字电网研究院有限公司 功率测量电路、方法及装置
CN114152787B (zh) * 2020-09-08 2024-04-02 武汉国测数据技术有限公司 一种用户自家校验误差的电能表结构和校验误差方法
CN113655433B (zh) * 2021-09-09 2024-04-26 深圳市道通合创数字能源有限公司 一种三相电能表校准设备及系统、校准方法及存储介质
CN114113730A (zh) * 2021-11-22 2022-03-01 国网江苏省电力有限公司连云港供电分公司 一种智能电能计量箱错接线的检测系统及方法
CN115541969A (zh) * 2022-10-27 2022-12-30 云南电网有限责任公司电力科学研究院 非接触式电流电压复合测量设备及系统

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61126485A (ja) 1984-11-22 1986-06-13 Toshiba Corp 誤差測定装置
JPH01158365A (ja) * 1987-09-24 1989-06-21 Fuji Electric Co Ltd 小電流検出方法およびその装置
US5831550A (en) * 1992-06-01 1998-11-03 Centro De Pesquisas De Energia Eletrica - Cepel System and process for the measurement of the electric energy consumption of a plurality of consumers
JP3201066B2 (ja) * 1993-04-15 2001-08-20 横河電機株式会社 電力測定システム
JPH1094162A (ja) * 1996-09-17 1998-04-10 Meidensha Corp 高調波測定制御機能付きデマンド監視制御装置
JP2000338141A (ja) 1999-03-25 2000-12-08 Tokyo Electric Power Co Inc:The 電圧測定装置、電力量測定装置、電圧測定方法、及び電力量測定方法
US6470283B1 (en) * 1999-11-15 2002-10-22 Thomas G. Edel Non-contact self-powered electric power monitor
JP3869616B2 (ja) 2000-03-17 2007-01-17 株式会社日立産機システム 監視システム
JP4330256B2 (ja) 2000-08-09 2009-09-16 大阪瓦斯株式会社 非接触式電圧測定方法および装置
US20050083206A1 (en) * 2003-09-05 2005-04-21 Couch Philip R. Remote electrical power monitoring systems and methods
JP2005134233A (ja) 2003-10-30 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 計測器
US7236897B2 (en) * 2004-08-10 2007-06-26 Analog Devices, Inc. Group metering system for power meters
JP2007205780A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Kansai Electric Power Co Inc:The 電力量調査装置
US7298148B2 (en) * 2006-03-02 2007-11-20 Emerson Electric Co. Relay controller
KR100836634B1 (ko) * 2006-10-24 2008-06-10 주식회사 한림포스텍 무선 데이타 통신과 전력 전송이 가능한 무접점 충전장치,충전용 배터리팩 및 무접점 충전장치를 이용한 휴대용단말기
US7795877B2 (en) * 2006-11-02 2010-09-14 Current Technologies, Llc Power line communication and power distribution parameter measurement system and method
US8255090B2 (en) * 2008-02-01 2012-08-28 Energyhub System and method for home energy monitor and control

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009099082A1 (ja) 2009-08-13
US20100301837A1 (en) 2010-12-02
JP5235908B2 (ja) 2013-07-10
AU2009211720A1 (en) 2009-08-13
EP2241898A4 (en) 2017-05-24
ES2950352T3 (es) 2023-10-09
EP2241898B1 (en) 2023-06-28
AU2009211720B2 (en) 2012-08-23
HK1146745A1 (en) 2011-07-08
EP2241898A1 (en) 2010-10-20
US8476895B2 (en) 2013-07-02
CN101925826A (zh) 2010-12-22
CN101925826B (zh) 2013-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5235908B2 (ja) 電力計測システム、機器制御システム
KR20220062116A (ko) 전기적 부하를 관리하는 시스템 및 방법
US20070007968A1 (en) Power monitoring system including a wirelessly communicating electrical power transducer
KR20210120107A (ko) 통합 전기 패널
US10823769B2 (en) Method of determining power consumption of an electrical heating system
US9921247B2 (en) Current measurement device, control method for same, recording medium, and power measurement device
KR101214693B1 (ko) 전력 모니터링 장치
GB2452989A (en) Multi-circuit electricity metering
US20200112199A1 (en) Integrated electrical management system and architecture
JP2009222433A (ja) 電力測定システム
JP5058188B2 (ja) 電力計測装置
CN104604054A (zh) 配电板、电力消耗管理系统以及用于制造配电盘和电力消耗管理系统的方法
WO2008055507A1 (en) Electricity meter with switch mode voltage supply
JP4879239B2 (ja) 電流計測装置並びに電流計測システム
US20170269127A1 (en) Electrical measurement apparatus having a detector providing an identification signal and corresponding method
JP2016090447A (ja) 電力測定装置および電力測定システム
GB2595719A (en) Smart meter
JP5106510B2 (ja) 電力計測装置、及び、電力計測方法
US8884607B2 (en) Current measuring apparatus
RU156903U1 (ru) Переносной прибор контроля параметров и энергии токоприемников электрической сети
WO2023075624A1 (en) Process, system and kit for automatically controlling the electrical current or power available to a target device connected to an electrical installation
JP2008170369A (ja) 電力量計
JP2008170370A (ja) 電力測定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5235908

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250