JP5758941B2 - 計測装置、計測方法、およびプログラム - Google Patents

計測装置、計測方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、計測装置、計測方法、およびプログラムに関する。
三相交流電源から電力線を通じて負荷に供給されている交流電力を計測する装置として、特許文献1に記載の電力計測装置が知られている。
この電力計測装置は、電力測定対象の回路に印加されている電圧を検出する電圧検出手段と、回路に流れている電流を検出する電流検出手段と、電圧検出手段で検出された電圧の値と電流検出手段で検出された電流の値とから回路の消費電力量を演算する電力量演算手段とを、回路毎に備えている。
上記構成の電力計測装置においては、各回路の消費電力(量)を測定するためには、測定対象の回路に印加される電圧を電圧検出手段に印加しなければならない。このため、この電力計測装置は、電圧検出手段に印加させる電圧を切り替える電圧切替手段を、回路毎に備え、測定対象の回路に印加する電圧を電圧切替手段で切り替えて電圧検出手段に印加している。
特開2005−291774号公報
上述したように、特許文献1に記載の電力計測装置は、回路毎に(負荷毎に)、電圧切替手段が必要である。よって、回路(負荷)の個数が増えるに連れて、必要な電圧切替手段の数も増え、回路が複雑になり、大型・高コスト化するという問題点があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、負荷回路の消費電力を計測するために計測装置に印加する電圧を切り替えるための切り替え手段を設けることなく、負荷回路の消費電力を計測することが可能な計測装置、計測方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る計測装置の電圧計測部は、複数相の電力を送電する複数の電力線に接続され、各相の電圧を計測する。電流計測部は、複数の電力線に接続されている複数の負荷回路に流れる電流を計測する。電力計測部は、複数の負荷回路について、電流計測部で計測された電流と電圧計測部で計測された何れかの電圧とから、各負荷回路の消費電力を計測する。修正部は、電力計測部で電力の計測に使用された電圧と実際に印加されている電圧とが異なる負荷回路について、電圧計測部で計測された各相の電圧のうち、電力計測部で該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧と、電力計測部で該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧以外の電圧と、に基づいて、電力計測部で計測された電力の計測値を修正する。
本発明によれば、負荷回路に実際に印加されている電圧が電圧計測部で計測された電圧と異なる場合、修正部は、実際に負荷回路に印加されている電圧に基づいて、電力計測部で計測された電力の計測値を修正する。従って、負荷回路の消費電力を計測するために電圧計測部に計測させる電圧(計測装置に印加する電圧)を切り替えるための切り替え手段を設けることなく、負荷回路の消費電力を計測することが可能である。
本発明の実施の形態に係る計測装置のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る計測装置のブロック図であり、第3負荷回路の接続先が図1と異なる。 本発明の実施の形態に係る計測装置のブロック図であり、第3負荷回路の接続先が図1および図2と異なる。 図1〜図3に示す電力計測部の構成例を示すブロック図である。 図1〜図3に示す演算制御部と入力部の構成例を示すブロック図である。 図5に示す演算制御部の動作を説明するためのメイン処理のフローチャートである。 図5に示す演算制御部の動作を説明するための修正処理のフローチャートである。 負荷回路と修正内容を対応付けたテーブルの例を示す図である。 1つの電力計測部のみを配置した構成の例を示すブロック図である。 三相スター結線の実施形態を説明するためのブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電力計測装置(以下、計測装置)10を、図面を参照して説明する。
計測装置10は、単相3線式電源の各相に接続された3つの電力線L1,L2,Nを通じて各負荷回路LD1〜LD3に供給され・消費されている電力量を測定する装置である。
計測装置10は、例えば、分電盤に配置されている。電力線L1,L2、Nは、単相3線式電源から分電盤に電力を引き込む役割を果たす。一方、負荷回路LD1〜LD3は、分岐回路と分岐回路に接続された電気機器等とから構成される。
単相3線式電源は、電力線L1と基準電力線Nとの間に第1相の電圧Vaを印加し、電力線L2と基準電力線Nとの間に電圧Vaとの位相差が180°を示す第2相の電圧Vbを印加し、2相の電力を各負荷回路LD1〜LD3に供給する。
第1負荷回路LD1は、第1電力線L1と基準電力線Nとに固定して接続され、第2負荷回路LD2は、第2電力線L2と基準電力線Nとに固定して接続されている。
一方、第3負荷回路LD3は、第1電力線L1と基準電力線N、第2電力線L2と基準電力線N、第1電力線L1と第2電力線L2、に切り替えて接続可能に構成されている。なお、図1は、第3負荷回路LD3が、第1電力線L1と第2電力線L2とに接続されている状態を示し、図2は、第3負荷回路LD3が、第2電力線L2と基準電力線Nとに接続されている状態を示し、図3は、第3負荷回路LD3が、第1電力線L1と基準電力線Nと接続されている状態を示している。
計測装置10は、図1〜図3に示すように、電圧計測部11と、電流計測部12と、電力計測部13と、同期クロック発生部14と、演算制御部15と、入力部16と、出力部17と、を備える。
電圧計測部11は、例えば、PT(Potential Transformer:計器用変圧器)または抵抗分圧回路を備え、電源から供給される電圧を、電力計測部13の入力に適した電圧に変換し、電力計測部13に供給する。電圧計測部11は、第1電圧計測部11aと第2電圧計測部11bとを備える。
第1電圧計測部11aは、第1電力線L1と基準電力線Nとに接続され、第1電力線L1と基準電力線Nとの間の第1相の電圧Vaを降圧して、第1相の電圧Vaの瞬時値を示す電圧信号(以下、区別のため、電圧検出信号)を生成し、電力計測部13に供給する。
第2電圧計測部11bは、基準電力線Nと第2電力線L2とに接続され、第2電力線L2と基準電力線Nとの間の第2相の電圧Vbを降圧して、第2相の電圧Vbを示す電圧検出信号を生成し、電力計測部13に供給する。
電流計測部12は、例えば、カレントトランス(Current Transformer:計器用変成器)と負荷抵抗等から構成され、電力線L1,L2,Nから各負荷回路LD1〜LD3に流れる電流(負荷電流)I1〜I3をカレントトランスで計測し、計測した電流値(瞬時値)を示す電圧信号(以下、区別のため電流検出信号)を生成し、電力計測部13に供給する。
電流計測部12は、第1電流計測部12aと第2電流計測部12bと第3電流計測部12cとを備える。
第1電流計測部12aは、カレントトランスCT1により、第1電力線L1から第1負荷回路LD1(又は逆方向)に流れる電流I1を一定の変流比で変流し、これを負荷抵抗に流すことで、電流I1の値を示す電圧信号(電流検出信号)を生成する。第1電流計測部12aは、生成した電圧信号を第1電力計測部13aに供給する。
第2電流計測部12bは、カレントトランスCT2により、第2電力線L2から第2負荷回路LD2(又は逆方向)に流れる電流I2を変流し、これを負荷抵抗に流すことで、電流I2を示す電圧信号(電流指示信号)を生成し、第2電力計測部13bに供給する。
第3電流計測部12cは、カレントトランスCT3により、第1電力線L1から第3負荷回路LD3(又は逆方向)に流れる電流I3を変流し、これを負荷抵抗に流すことで、電流I3を示す電流検出信号を生成し、第3電力計測部13cに供給する。
電力計測部13は、電圧計測部11で計測された各相の電圧(基準電力線の電圧を基準とする、第1電力線L1の印加電圧および第2電力線L2の印加電圧)Va,Vbの値と、電流計測部13で計測された各負荷回路LD1〜LD3を流れる電流I1〜I3の値とから、各負荷回路LD1〜LD3で消費される電力を計測し、演算制御部15に出力する。
電力計測部13は、第1負荷回路LD1の消費電力を計測する第1電力計測部13aと、第2負荷回路LD2の消費電力を計測する第2電力計測部13bと、第3負荷回路LD3の消費電力を計測する第3電力計測部13cとを備えている。
第1電力計測部13a〜第3電力計測部13cは、それぞれ、図4に示すように、A/D変換器121と、ゲイン補正部122と、実効値演算部123と、A/D変換部124と、ゲイン補正部125と、位相補正部126と、乗算部127と、加算部128と、実効値演算部129と、レジスタ130とを備える。
A/D変換器121は、同期クロック発生部14から出力される同期クロックCLKに同期して、電圧計測部11から供給される電圧検出信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して、出力する。
ゲイン補正部122は、電圧計測部11および電流計測部12の回路定数のバラツキなどを補正して電力を正しく求めるため、A/D変換器121の出力値を補正し、印加電圧の値を正しく示す値Eとする。
実効値演算部123は、ゲイン補正部122の出力(印加電圧の瞬時値)Eを自乗してEを求め、さらにこれを印加電圧の1周期Tの間累算して累算値ΣEを求める。実効値演算部123は、累算値の平方根√(Σ(E)を求め、さらに、一周期Tのサンプリング数Nで割って√(Σ(E))/Nを求めることにより、印加電圧の実効値Veffを求める。実効値演算部123は、一定周期、例えば、1秒周期で、求めた実効値Veffの平均値を求め、レジスタ130に記録する。
A/D変換器124は、同期クロック発生部14から出力される同期クロックCLKに同期して、電流計測部12から供給される電流検出信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して、出力する。
ゲイン補正部125は、電圧計測部11および電流計測部12の回路定数のバラツキなどを補正して電力を正しく求めるため、A/D変換器124の出力値を補正し、負荷回路に流れる電流の電流値を正しく示す値Iとする。
位相補正部126は、電圧検出信号と電流検出信号との取得過程の差により発生する位相差を、電圧検出信号を基準として補正する。例えば、位相補正部126は、電流トランスCTに起因する電流検出信号の位相進みなどを補正する。
乗算器127は、ゲイン補正部122から供給される電圧を示す値Eと位相補正部126から供給される位相補正済の値I(値Eと同一のタイミングで発生していた値I)とを乗算して、1サンプリング期間中の消費電力E・Iを求めて出力する。さらに、乗算器127は、求めたE・Iにサンプリング周期Δtを乗算し、E・I・Δtを求める。
加算部128は、乗算器127から出力される値E・I・Δtを、1秒間累算することにより、直近1秒間の消費電力Pを求め、これをレジスタ130に記録する。
実効値演算部129は、ゲイン補正部125の出力(電流値の瞬時値I)を自乗してIを求め、これを印加電圧の1周期分累算して累算値ΣIを求め、累算値の平方根√(ΣI)を求め、一周期Tのサンプリング数Nで割って√(ΣI)/Nを求めることにより、各負荷回路LDに流れる電流の実効値Ieffを求める。実効値演算部129は、一定周期、例えば、1秒周期で、求めた実効値Ieffの平均値を求め、レジスタ130に記録する。
レジスタ130は、実効値演算部123が求めた電圧実行値Veff、加算部128が求めた電力P、実効値演算部129が求めた電流実効値Ieffを一時的に記憶し、演算制御部15の要求に応答して、記憶値を提供する。
図1〜図3に示す第1電力計測部13aは、図4に示した構成により、第1電圧計測部11aで計測された第1相の電圧Vaと第1電流計測部12aで計測された第1負荷回路LD1を流れる電流I1とから、第1負荷回路LD1の消費電力P1と第1相の電圧Vaの実効値Vaeffと電流I1の実効値I1effとを求め、レジスタ130に記憶する。
図1〜図3に示す第2電力計測部13bは、図4に示した構成により、第2電圧計測部11bで計測された第2相の電圧Vbと第2電流計測部12bで計測された第2負荷回路LD2を流れる電流I2とから、第2負荷回路LD2の消費電力P2と第2相の電圧Vbの実効値Vbeffと電流I2の実効値I2effとを求め、レジスタ130に記憶する。
図1〜図3に示す第3電力計測部13cは、図4に示した構成により、第1電圧計測部11aで計測された第1相の電圧Vaと第3電流計測部12cで計測された第3負荷回路LD3を流れる電流Icとから、第3負荷回路LD2の仮の消費電力P3’と第1相の電圧Vaの実効値Vaeffと電流I3の実効値I3effとを求め、レジスタ130に記憶する。
ここで、第3電力計測部13cが求める消費電力を、第3負荷回路LD3の仮の消費電力P3’とするのは、次の理由による。
第3負荷回路LD3は、前述のように、その接続先を変更可能である。例えば、図1の接続状態では、第3負荷回路LD3は、第1電力線L1と第2電力線L2に接続されている。このとき、第3負荷回路LD3に印加されている電圧は、第1相の電圧Va+第2相の電圧Vbであり、第3電力計測部13cが第1電圧計測部11aから受け取る第1相の電圧Vaではない。よって、第3電力計測部13cが、第1相の電圧Vaと電流I3とに基づいて求めた消費電力P3’は、第3負荷回路LD3の消費電力を正確に表すものではない。
また、図2に示すように、第3負荷回路LD3が第2電力線L2と基準電力線Nに接続されている場合、第3負荷回路LD3に印加されている電圧は第2相の電圧Vbであり、第3電力計測部13cが第1電圧計測部11aから受け取る第1相の電圧Vaの逆位相の電圧である。よって、第3電力計測部13cが、第1相の電圧Vaと電流I3とに基づいて求めた消費電力P3’は、第3負荷回路LD3の消費電力を正確に表すものではなく、絶対値がほぼ等しく、符号が反転した値となっている。
このように、第3電力計測部13cで計測した電力P3’は、正しい値とは限らない。このため、これを仮の値とする。なお、演算制御部15は、第3電力計測部13cで求められた仮の消費電力P3’を修正(補正)して、第3負荷回路LD3の正確な消費電力P3を求める。
なお、第3負荷回路LD3が、図3に示すように、第1電力線L2と基準電力線Nに接続されている場合、第3電力計測部13cが、第1相の電圧Vaと電流I3とに基づいて求めた消費電力P3’は、正しい値であり、修正の必要はない。
同期クロック発生部14は、水晶発信器等から構成され、第1電力計測部13aと第2電力計測部13bと第3電力計測部13cとに、同期クロック信号CLKを出力する。第1電力計測部13a〜第3電力計測部13cのA/D変換器121、124は、それぞれ、同期クロック信号CLKに応答して、電圧検出信号と電流検出信号をサンプリングする。
演算制御部15は、計測装置10全体を制御する。また、演算制御部15は、第1電力計測部13a〜第3電力計測部13cで計測された電力・実効値が正しい値であるか否かを判別し、正しい値である場合には、そのまま記録・出力し、修正(補正)が必要である場合には、修正を行って出力する。修正の必要性は、例えば、図5に示すように、入力部16に配置されているディップスイッチ161により指示される。ディップスイッチ161の設定は、例えば、計測装置10の施工業者或いはユーザ自身により行われる。
図5に示すように、演算制御部15は、演算修正部151と記憶部152とを備える。演算修正部151は、プロセッサ等から構成され、第1電力計測部13a〜第3電力計測部13cから、計測値を取得する。また、演算修正部151は、入力部16が備えるディップスイッチ161から、修正の要否と修正方法とを指示する信号を受け取り、受け取った信号に応じて、取得した計測値をそのまま又は修正して、出力する。
記憶部152には、図6および図7を参照して後述する動作を実現するプログラムが格納されている。プログラムの格納は、施工者又はユーザにより設定される。また、記憶部152は、演算修正部151が求めた、電力、実効値等の値を記憶する。
図1に示す入力部16は、図5に示すように、ディップスイッチ161を備え、出力値の修正が必要な電力の計測値と修正方法とを演算制御部15に指示する。具体的には、ディップスイッチ161は、各負荷回路LD1〜LD3について、電力計測部13が計測した電力の計測値の修正が必要であるか否かを示すデータと、各負荷回路LD1〜LD3に印加されている電圧の値を示すデータとを、演算制御部15に指示する。
次に、上記構成を有する計測装置10の動作を説明する。
第1電圧計測部11aは、第1電力線L1と基準電力線Nとの間の第1相の電圧Vaを降圧して電圧検出信号を生成し、電力計測部13に供給する。第2電圧計測部11bは、基準電力線Nと第2電力線L2との間の第2相の電圧Vbを降圧して電圧検出信号を生成し、電力計測部13に供給する。
また、第1電流計測部12aは、第1負荷回路LD1を流れている電流I1を計測し、電流値を示す電流検出信号を生成し、第1電力計測部13aに供給する。第2電流計測部12bは、第2負荷回路LD2を流れている電流I2の電流値を示す電流検出信号を、第2電力計測部13bに供給する。また、第3電流計測部12cは、第3負荷回路LD3を流れている電流I3を示す電流検出信号を、第1電力計測部13aに供給する。
第1電力計測部13aは、第1電圧計測部11aで計測された第1相の電圧Vaの電圧値を示す電圧検出信号と第1の電流計測部12aで計測された第1負荷回路LD1を流れる電流I1の電流値を示す電流検出信号とを同期クロック発生部14から供給される同期クロックCLKに応答してサンプリングする。第1電力計測部13aは、1サンプリング期間Δtあたりの第1負荷回路LD1の消費電力量Ea・I1・Δtを求め、これを累算し、1秒周期で累算値(消費電力)P1を求める。また、第1の電圧Vaの実効値Vaeffと第1負荷回路LD1を流れる電流I1の実効値I1effを求める。
同様に、第2電力計測部13bは、第2電圧計測部11bで計測された第2相の電圧Vbの電圧値を示す電圧検出信号と第2電流計測部12bで計測された第2負荷回路LD2を流れる電流I2の電流値を示す電流検出信号とを同期クロック発生部14から供給される同期クロックCLKに応答してサンプリングし、1サンプリング期間Δtあたりの第2負荷回路LD2の消費電力量Eb・I2・Δtを求め、これを累算し、1秒周期で累算値(消費電力)P2を求める。また、第2電圧Vbの実効値Vbeffと第2負荷回路LD2を流れる電流I2の実効値I2effを求める。
また、第3電力計測部13cは、第1電圧計測部11aで計測された第1相の電圧Vaの電圧値を示す電圧検出信号と第3電流計測部12cで計測された第3負荷回路LD3を流れる電流I3の電流値を示す電流検出信号とを同期クロック発生部14から供給される同期クロックCLKに応答してサンプリングし、1サンプリング期間Δtあたりの第3負荷回路LD3の仮の消費電力量Ea・I3・Δtを求め、これを累算し、1秒周期で累算値(消費電力)P3’を求める。また、印加電圧Vaの実効値Vaeffと第3負荷回路LD3を流れる電流I3の実効値I3effを求める。
演算制御部15は、電源投入中は、タイマ割り込み等に応答して、消費電力と電圧の実効値と電流の実効値とを求める図6に示すメイン処理を1秒周期で繰り返して実行する。
なお、以下の説明では、電圧Va=Vb=実効値100ボルトであるとする(よって、第1電力線L1と第2電力線L2との間には実効値200ボルトの電圧が印加されている)。
演算制御部15の演算修正部151は、メイン処理を開始すると、第1電力計測部13aのレジスタ130から、第1負荷回路LD1の消費電力P1と第1相の電圧Vaの実効値Vaeffと電流I1の実効値I1effとを読み出し、第2電力計測部13bのレジスタ130から、第2負荷回路LD2の消費電力P2と第2相の電圧Vbの実効値Vbeffと電流I2の実効値I2effとを読み出し、さらに、第3電力計測部13cのレジスタ130から、第3負荷回路LD3の仮の消費電力量P3’と第1相の電圧Vaの実効値Vaeffと電流I3の実効値I3effとを読み出す(ステップS1)。
続いて、演算制御部15は、負荷回路を1つ選択する(ステップS2)。その後、演算制御部15は、ディップスイッチ161の設定から、ステップS2で選択された負荷回路について、電力計測部13が計測した値の修正が必要か否かを判別する(ステップS3)。
補正の必要が無いと判別すると(ステップS3;No)、演算制御部15は、電力計測部13から取得した値を修正することなくそのまま、最終値として記憶部152に格納する(ステップS4)。この例では、第1負荷回路LD1と第2負荷回路LD2、第3負荷回路LDが図3に示すように接続されている場合については、電力測定部13の測定値を修正する必要がない。このため、ディップスイッチ161は、「修正無し」を指示するように設定され、演算修正部151は、ディップスイッチ161の指示(設定)に従って、電力計測部13から取得した測定値を、修正することなく、そのまま最終値として記憶部152に格納する。
一方、ステップS3で、修正の必要がある、即ち、ディップスイッチ161により「修正要」が指示されていると判別すると(ステップS3;Yes)、演算修正部151は、図7に詳細を示す修正処理を実行する(ステップS5)。
この例では、第3負荷回路LD3が図1または図2に示すように接続されている場合、電力測定部13の測定値を補正する必要がある。このため、ディップスイッチ161は、修正有りを指示するように設定される。演算修正部151は、ディップスイッチ161の指示(設定)に従って、修正処理を実行する。
図7に示す修正処理を開始すると、演算修正部151は、まず、ディップスイッチ161から指示されている印加電圧が200Vであるか否かを判別する(ステップS11)。
図1に示す接続構成の場合、第3負荷回路LD3は第1電力線L1と第2電力線L2とに接続されており、第3負荷回路LD3に印加されている電圧は、第1相の電圧Va+第2相の電圧Vb=200Vである。従って、ディップスイッチ161には、印加電圧が200Vを示す値が設定されている。このため、演算修正部151は、ステップS11において、Yesと判別する。
すると、演算修正部151は、処理対象の負荷回路LDに実際に印加されている電圧Vを、電圧計測部11で求めた電圧に基づいて求める(ステップS12)。第3負荷回路LD3が図1に示すように第1電力線L1と第2電力線L2とに接続されている場合、演算修正部151は、第1電力測定部13aまたは第3電力測定部13cが求めた第1相の電圧Vaの実効値Vaeffと第2電力測定部13bが求めた第2相の電圧Vbの実効値Vbeffから、第3負荷回路LD3に実際に印加されている電圧Vr=Vaeff+Vbeffを求める。
次に、演算制御部15は、第3電力計測部13cが求めた仮の有効電力P3’に、(Vr/Vaeff(=負荷回路に実際に印加されている電圧Vr/計測に使用した電圧Vd)を乗算することにより、正確な消費電力P3を求める(ステップS13)。即ち、P3=P3’・(Vr/Vaeff=(Vaeff+Vbeff)/Vaeff を求める。
次に、演算制御部15は、記憶部152に、今回補正して求めた消費電力P3(=Vr/Vaeff)、演算により求めた印加電圧Vr(=Vaeff+Vbeff)、負荷電流I3effを記録する(ステップS14)。
このようにして、演算制御部15は、仮の消費電力P3’を修正して、第3負荷回路LD3の正しい印加電圧、正しい消費電力を求める。
その後、演算制御部15は、この修正処理を終え、図6に示すメイン処理にリターンした後、さらに、メイン処理を終了する。なお、演算修正部151は、メイン処理の終了から例えば1秒が経過すると、再び、メイン処理を開始する。
一方、例えば、第3負荷回路LD3が、図2に示すように、第2電力線L2と基準電力線Nとの間に接続されている場合、印加電圧は100Vとなる。ディップスイッチ161には、印加電圧が100Vであることを示す値が設定されている。
この場合、演算修正部151は、ディップスイッチ161の設定から、第3負荷回路への印加電圧は200Vではないと判別する(ステップS11;No)。
次に、演算修正部151は、仮の消費電力P3’が負の値であるか否かを判別する(ステップS15)。
図2の構成の場合、第3電力計測部13cは、第1相の電圧Vaと、第1相の電圧Vaと位相が180度ずれた第2相の電圧Vbに起因する電流I3とから消費電力を求めている。このため、消費電力の値が負になる(ステップS15;Yes)。
図2の構成では、電流I3を流す電圧が第2相の電圧Vbであるのに対し、第3電力計測部13cで電力の計測に使用された電圧は第1相の電圧Vaである。このため、演算制御部15は、第3負荷回路LD3の正しい消費電力として、実際に印加されている電圧Vrと計測に使用された電圧Vdとの比の値=Vr/Vd=Vbeff/Vaeffを求め、これを仮の消費電力P3’に乗算し、さらに、符号を反転する。
即ち、P3=−P3’×(Vr/Vd)=−P3’×(Vbeff/Vaeff)を求める。
Vbeffは、第2電力計測部13bで求められた第2相の電圧Vbの実効値であり、Vaeffは、第1電力計測部13aまたは第3電力計測部13cで求められた第1相の電圧Vaの実効値である。
続いて、演算修正部151は、ステップS16で求めた第3負荷回路LD3の消費電力P3と、印加電圧Vbeff、負荷電流I3effを、記憶部152に記録する(ステップS17)。
一方、例えば、第3負荷回路LD3が、図3に示すように、第1電力線L1と基準電力線Nとの間に接続されている場合、第3電力計測部13cが計測する電力は、第3負荷回路LD3の消費電力を正しく表している。従って、ディップスイッチ161は、修正の「必要無し」を示す値に設定され、図6のステップS3でNoと判別される。なお、仮にディップスイッチが「修正の必要あり」と設定されていた場合でも、ステップS11でNo,ステップS15でNoと判別され、ステップS18で、第3電力計測部13cが求めた、消費電力P3’、電圧Vaの実効値Vaeff、負荷電流I3が、そのまま、記憶部152に記憶される。
その後、演算制御部15は、この修正処理を終え、図3に示すメイン処理を終了する。
演算制御部15は、記憶部152に記録した電力の平均値、累算値等から、適宜、平均電力、平均電圧、平均電流、消費電力量を求める。
演算制御部15は、各負荷回路LD1〜LD3の消費電力、印加電圧、電流等を出力部17に表示する。
上述した通り、実施形態に係る計測装置10は、各負荷回路LDについて、電力の計測に用いた電圧とその負荷回路に実際に印加されている電圧とが異なる場合に、電力計測部で求められた電力の計測値を修正して、正しい電力の計測値を求めている。このため、特許文献1に開示されている電力計測装置で必要である電圧切替手段を備えていなくても、正しい消費電力、印加電圧、電力量等を求めることができる。
さらに、実施形態に係る計測装置10は、負荷回路LDが増設・接続先の変更等があった場合でも、ディップスイッチ161を設定するだけで、正しい消費電力を求めることができる。
また、電力計測部13は、同期クロック発生部14から出力されたクロック信号CLKに同期して、入力された2つの電圧の計測値と3つの電流の計測値とをサンプリングする。さらに、位相補正等を行って、本来同一のタイミングで発生していた電圧値と電流値を乗算して、電力を計算する。これにより、負荷回路LD1〜LD3に印加されている電圧および流れている電流の計測タイミングが異なることで求めた消費電力に発生するばらつきを抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、この発明は上記の実施の形態に限定されず、種々の変形および応用が可能である。
上述した電力計測部13は、消費電力P、実効値Veff、Ieffを、例えば1秒毎に求めたが、これに限られるものではなく、計測周期は任意である。例えば、電力計測部13は、消費電力Pと電圧と電流の実効値とを、例えば3秒毎に求めてもよく、或いは、例えば0.5秒毎に求めてもよい。
また、上述の実施の形態では、負荷回路の数は3つであったが、これに限られるものではない。負荷回路が4つ以上であってもよい。負荷回路がn個の場合、計測装置10は、各負荷回路を流れる電流を計測する第1〜第nの電流計測部12と第1〜第nの電力計測部13を備える。第iの電力計測部13iには、第1電圧計測部11aと第2電圧計測部11bとの何れかの計測値と、第iの電流計測部12iが計測した電流値が供給される。第iの電流計測部13iは、供給された値に基づいて、対応する負荷回路の消費電力を計測する。そして、演算制御部15は、電力計測部が対応する負荷回路の電力を正確に計測できない場合に、正しい値となるように、計測された電力を修正する。
なお、この構成の場合、第iの電力計測部13iには、第iの負荷回路に印加されている電圧(例えば、第iの負荷回路に電圧Vaが印加されていれば、電圧Va)が供給されることが望ましい。
また、上述の実施の形態では、理解を容易にするため、第3負荷回路LD3の接続先の電力線を変更可能として、説明したが、他の負荷回路の接続先が変更可能でもよい。また、各負荷回路LD3は、電力線L1,L2、Nに固定的に接続されるもので、接続先を変更する構成を有していないものあってもよい。
また、修正プログラムを記憶部152に記憶する代わりに、例えば、図8に例示するように、負荷回路LD毎に、修正の要否、実行すべき修正内容をテーブルの形態で登録しておき、登録内容に従って、修正処理を行うようにしてもよい。
例えば、図8の例では、第3負荷回路LD3については、第3の電力計測部13cで求められた仮の消費電力P3’を−(Vbeff/Vaeff)倍して正しい消費電力P3に修正すべきこと、第5負荷回路LD5については、仮の消費電力P5’を−(Vaeff/Vbeff)倍して正しい消費電力P5に修正すべきこと、第8負荷回路LD8については、仮の消費電力P8’を((Vaeff+Vbeff)/Vaeff)倍して正しい消費電力P5に修正し、印加電圧VをVaeff+Vbeffに修正すべきことが登録されている。
演算修正部151は、図6のステップS3で、処理対象の負荷回路LDについて、記憶部152に修正方法(修正式)が登録されているか否かを派別し、登録されていれば、Yesと判別して、ステップS4で、登録されている修正方法(修正式)に従った修正処理を行う。このような構成とすれば、回路構成に変更が生じた場合でも、プログラムを改編せずに、テーブルの内容を更新するだけで、対応が可能である。
また、上述した計測装置10では、入力部16のディップスイッチ161により修正の要否等を演算修正部151に指示していたが、記憶部152の記憶データ等により、設定することも可能である。
また、上述した第3電力計測部13cは、第1電圧計測部11aで計測された電圧を用いて電力を計測したが、これに限られるものではない。第3電力計測部13cは、第1電圧計測部11aから出力された電圧に代えて、第2電圧計測部11bで計測された電圧を使用して、電力を計測して計測してもよい。このように、回路配置自体は任意である。
上記実施の形態においては、第1〜第3負荷回路LD1〜LD3に、それぞれ、1つの電力計測部13a〜13cを配置したが、第1〜第3負荷回路LD1〜LD3で電力計測部を共用することも可能である。
例えば、図9に示すように、第1電圧計測部11a、第2電圧計測部11b、第1電流計測部12a〜第3電流計測部12cの出力を受けて、負荷回路毎に適当な電圧検出信号と電流検出信号を選択して、電力計測部13に供給することにより、時分割で、消費電力、電圧の実効値、電流の実効値などを求めても良い。また、電圧計測部11及び/又は電流計測部12の前段にマルチプレクサを配置し、時分割で電圧・電流を計測するようにしてもよい。
電圧・電流を計測する手法自体は、任意である。例えば、電流計測部12は、ホールセンサにより負荷回路に流れる電流を測定してもよい。
また、上述の実施の形態では、単相3線式で2相(a相、b相)の電力を供給する配電系統において、2つの相の電圧(Va,Vb)を検出する電圧計測部11、各負荷回路LD1〜LD3に流れる電流I1〜I3を計測する電流計測部12、各負荷回路LD1〜LD3の消費電力を計測する電力計測部13を配置する例を示した。しかし、この発明は、これに限定されず、複数相の電力を供給する配電系に接続された複数の負荷回路の消費電力を計測する場合に広く適用可能である。
何れの相数の場合においても、電圧計測部11で各相の電圧を検出し、電流検出部12で電力線から各負荷回路LDに流れる(又は逆方向に流れる)電流を計測する。そして、電力計測部13が、いずれかの相の電圧と対応する負荷回路LDの負荷電流から、各負荷回路LDの消費電力を計測する。そして、電力の計測に使用した電圧と負荷回路に実際に印加されている電圧とが異なっている回路については、演算制御部15が演算修正部151として、電力を正しい値に修正する。
例えば、図10に示すように、4線(UVW相電力線と中性相線)を使用するスター型三相電力線により電力を分配系に適用することも可能である。この場合、各電圧計測部11a〜11cは、例えば、U,V,W電力線の電圧、即ち、U相、V相、V相の電圧Vu、Vv、Vwを検出する。負荷回路LD1〜LDnは、中性相線(基準電力線)とUVW各電力線との間に接続される。電流計測部12は、各負荷回路LD1〜LDnの負荷電流I1〜Inを計測する。電力計測部13は、電圧計測部11により計測されたいずれかの相の電圧Vu、Vv、Vwと、電流計測部12で計測された各負荷電流Iとから、各負荷回路LDの消費電力を計測する。そして、電力の計測に使用した電圧Vdと負荷回路に実際に印加されている電圧Vrとが異なっている負荷回路については、演算制御部15が、修正部として、電力を正しい値に修正する。
なお、上記の実施の形態において、演算制御部15で実行されるプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read−Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto−Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムを、コンピュータ等にインストールすることにより、図6,7に示す処理を実行する電力計測装置を構成することとしてもよい。
また、上述の図6,7に示す処理を、各OS(Operating System)が分担して実現する場合、または、OSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態および変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、上述した実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内およびそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
10 計測装置、11a 第1電圧計測部、11b 第2電圧計測部、12a 第1電流計測部、12b 第2電流計測部、12c 第3電流計測部、13a 第1電力計測部、13b 第2電力計測部、13c 第3電力計測部、14 同期クロック発生部、15 演算制御部、16 入力部、17 出力部。

Claims (10)

  1. 複数相の電力を送電する複数の電力線に接続され、各相の電圧を計測する電圧計測部と、
    前記複数の電力線に接続されている複数の負荷回路に流れる電流を計測する電流計測部と、
    前記複数の負荷回路について、前記電流計測部で計測された電流と前記電圧計測部で計測された何れかの電圧とから、各負荷回路の消費電力を計測する電力計測部と、
    前記電力計測部で電力の計測に使用された電圧と実際に印加されている電圧とが異なる負荷回路について、前記電圧計測部で計測された各相の電圧のうち、前記電力計測部で該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧と、前記電力計測部で該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧以外の電圧と、に基づいて、前記電力計測部で計測された電力の計測値を修正する修正部と、
    を備える計測装置。
  2. 前記電力線は、基準電力線と、前記基準電力線の電位を基準として第1相の電圧が印加される第1の電力線と、前記基準電力線の電圧を基準として第1の電圧とは位相のずれた第2相の電圧が印加される第2の電力線とを備え、
    前記電圧計測部は、前記基準電力線の電圧を基準とする、第1相の電圧と第2相の電圧とを計測し、
    前記複数の負荷回路は、それぞれ、前記第1の電力線と第2の電力線と前記基準電力線との何れか2つに接続されており、
    前記電力計測部は、前記複数の負荷回路について、前記電流計測部で計測された電流と前記電圧計測部で計測された何れかの相の電圧とから、各負荷回路の消費電力を計測し、
    前記修正部は、前記電力計測部で電力の計測に使用された電圧とは異なる電圧が印加されている前記負荷回路の電力の計測値を、前記電圧計測部で計測された第1相の電圧と第2相の電圧とに基づいて修正する、
    請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記修正部は、前記第1の電力線と前記第2の電力線とに接続されている負荷回路について、前記電圧計測部で計測された第1相の電圧と第2相の電圧とに基づいて実際に印加されている電圧Vrを求め、実際に印加されている電圧Vrと前記電力計測部で電力の計測に使用した電圧Vdとの比の値Vr/Vdを、前記電力計測部が計測した電力に乗算することにより、前記電力計測部で計測された電力を修正する、
    請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記第1相の電圧と第2相の電圧とは位相が180度ずれており、
    前記修正部は、前記電力計測部で電力の計測に使用された電圧とは異なる電圧が印加されている、前記第2の電力線と基準電力線とに接続されている負荷回路について、前記電力計測部で計測された消費電力が負の値であるか否かを判別し、前記電力計測部で計測された消費電力が負の値であると判別した場合に、前記電圧計測部で計測された第1相の電圧と第2相の電圧とに基づいて、実際に印加されている電圧Vrと電力の計測に使用された電圧Vdの比の値Vr/Vdを求め、前記電力計測部が計測した電力に求めた比の値Vr/Vdを乗算し且つ符号を反転することにより、前記電力計測部で計測された電力を修正する、
    請求項2または3に記載の計測装置。
  5. 前記電力線は、基準電力線と、前記基準電力線の電圧を基準として第1相の電圧が印加される第1の電力線と、前記基準電力線の電圧を基準として第1相の電圧とは位相のずれた第2相の電圧が印加される第2の電力線と、前記基準電力線の電圧を基準として第1相の電圧および第2相の電圧とは位相のずれた第3相の電圧が印加される第3の電力線と、を備え、
    前記電圧計測部は、前記第1相の電圧と前記第2相の電圧と前記第3相の電圧とを計測し、
    前記負荷回路は、前記第1の電力線と前記第2の電力線と前記第3の電力線と前記基準電力線の何れか2つに接続されており、
    前記電力計測部は、前記複数の負荷回路について、前記電流計測部で計測された電流と前記電圧計測部で計測された何れかの電圧とから、各負荷回路の消費電力を計測し、
    前記修正部は、前記電力計測部で電力の計測に使用された電圧とは異なる電圧が印加されている前記負荷回路の電力の計測値を、前記電圧計測部で計測された第1相の電圧と第2相の電圧と第3相の電圧のうち、前記電力計測部で該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧と、前記電力計測部で該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧以外の電圧と、に基づいて修正する、
    請求項1に記載の計測装置。
  6. 何れの負荷回路の計測電力に補正が必要であるかを指示する指示手段を備え、
    前記修正部は、前記指示手段により指示された負荷回路について、前記電力計測部で計測された電力を修正する、
    請求項1から5の何れかに記載の計測装置。
  7. 前記電力計測部により計測された電力の修正が必要な負荷回路について、修正の内容を記憶する記憶部を備え、
    前記修正部は、前記記憶部に記憶されている修正内容に従って、前記電力計測部で計測された電力を修正する、
    請求項1から6の何れかに記載の計測装置。
  8. クロック信号を出力するクロック発生部を備え、
    前記電力計測部は、前記クロック発生部から出力されたクロック信号に同期して、前記電圧計測部から出力されている各相の電圧の計測値と、前記電流計測部から出力されている前記各負荷回路に流れる電流の計測値と、をサンプリングし、サンプリングした値から、前記各負荷回路の消費電力を計測する、
    請求項1から7の何れかに記載の計測装置。
  9. 計測装置の計測方法であって、
    電力線路の電力線に接続された各相の電圧を計測し、
    前記電力線に接続されている複数の負荷回路に流れる電流を計測し、
    前記複数の負荷回路について、計測した電流と、計測した何れかの電圧とから、各負荷回路の消費電力を計測し、
    電力の計測に使用された電圧と実際に印加されている電圧とが異なる前記負荷回路の電力の計測値を、計測した各相の電圧のうち、該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧と、該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧以外の電圧と、に基づいて修正する、
    計測方法。
  10. コンピュータに、
    電力線路の電力線に接続された各相の電圧を計測する処理、
    前記電力線に接続されている複数の負荷回路に流れる電流を計測する処理、
    前記複数の負荷回路について、計測した電流と、計測した何れかの電圧とから、各負荷回路の消費電力を計測する処理、
    電力の計測に使用された電圧と実際に印加されている電圧とが異なる前記負荷回路の電力の計測値を、計測した各相の電圧のうち、該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧と、該負荷回路の消費電力の計測に使用された電圧以外の電圧と、に基づいて修正する処理、
    を実行させるプログラム。
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