JP2994184B2 - 単相三線式電子式電力量計 - Google Patents

単相三線式電子式電力量計

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JP2994184B2
JP2994184B2 JP5239587A JP23958793A JP2994184B2 JP 2994184 B2 JP2994184 B2 JP 2994184B2 JP 5239587 A JP5239587 A JP 5239587A JP 23958793 A JP23958793 A JP 23958793A JP 2994184 B2 JP2994184 B2 JP 2994184B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単相三線式電子式電力量
計に関し、特にシャント抵抗を用いて、2つの相間の絶
縁を保ちながら総電力量の計測を行う単相三線式電子式
電力量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から種々の電力メータ回路が提案さ
れている(例えば、特開平3−158770号公報参
照)。
【0003】図2に従来の単相三線式電子式電力量計を
示す。単相三線式電子式電力量計は、電力が供給される
側の第1乃至第3の電力供給端子1S,2S,3Sと、
負荷に接続される側の第1乃至第3の負荷接続端子1
L,2L,3Lとの間に設けられる。第2の電力供給端
子2Sと第2の負荷接続端子2Lとは互いに直接接続さ
れて接地されている。第1の電力供給端子1Sと第2の
電力供給端子2Sとの間(1S−2S間)を以下A相と
呼び、A相電圧V1 が印加される。一方、第2の電力供
給端子2Sと第3の電力供給端子3Sとの間(2S−3
S間)を以下B相と呼び、B相電圧V2 が印加される。
第1の電力供給端子1Sから第1の負荷接続端子1Lへ
はA相電流I1 が流れ、第3の電力供給端子3Sから第
3の負荷接続端子3LへはB相電流I2 が流れる。
【0004】従来の単相三線式電子式電力量計では、A
相とB相それぞれの電力を各相間に用意されたマイクロ
コンピュータにより定格調整・位相補正等を行い、電流
と電圧を乗算・積分して電力に応じたパルス出力を得、
B相のパルス出力をA相へ伝達することにより両相の電
力を積算(累積加算)して総電力量を得ていた。以下に
従来の単相三線式電子式電力量計の構成を詳細に説明す
る。
【0005】A相側において、1S−1L間にはA相電
流I1 を検出するためのA相シャント抵抗1Aが接続さ
れ、1S−2S間にはA相電圧V1 を検出するためのA
相分圧器2Aが接続されている。A相シャント抵抗1A
はA相電流I1 を電子回路で扱えるレベルの信号に落と
して検出し、その検出信号をアナログA相電流検出信号
I1=として出力する。A相電流用A/D変換器3Aはア
ナログA相電流検出信号I1=をディジタルA相電流検出
信号に変換する。A相分圧器2AはA相電圧V1 を電子
回路で扱えるレベルの信号に落として検出し、その検出
信号をアナログA相電圧検出信号V1=として出力する。
A相電圧用A/D変換器4AはアナログA相電圧検出信
号V1=をディジタルA相電圧検出信号に変換する。A相
乗算回路5AはディジタルA相電流検出信号とディジタ
ルA相電圧検出信号とを乗算して、A相瞬時電力を表す
A相瞬時電力信号を出力する。A相積分回路6AはA相
瞬時電力信号を積分して、A相電力を表すA相電力検出
信号を出力する。A相電力量/周波数変換回路7AはA
相電力検出信号を、後述するA相マイクロコンピュータ
8Aから供給されるA相定格調整・位相補正データで補
正した状態で、A相電力に比例したA相電力パルスを出
力する。
【0006】B相側において、3S−3L間にはB相電
流I2 を検出するためのB相シャント抵抗1Bが接続さ
れ、2S−3S間にはB相電圧V2 を検出するためのB
相分圧器2Bが接続されている。B相シャント抵抗1B
はB相電流I2 を電子回路で扱えるレベルの信号に落と
して検出し、その検出信号をアナログB相電流検出信号
I2=として出力する。B相電流用A/D変換器3Bはア
ナログB相電流検出信号I2=をディジタルB相電流検出
信号に変換する。B相分圧器2BはB相電圧V2 を電子
回路で扱えるレベルの信号に落として検出し、その検出
信号をアナログB相電圧検出信号V2=として出力する。
B相電圧用A/D変換器4BはアナログB相電圧検出信
号V2=をディジタルB相電圧検出信号に変換する。B相
乗算回路5BはディジタルB相電流検出信号とディジタ
ルB相電圧検出信号とを乗算して、B相瞬時電力を表す
B相瞬時電力信号を出力する。B相積分回路6BはB相
瞬時電力信号を積分して、B相電力を表すB相電力検出
信号を出力する。B相電力量/周波数変換回路7BはB
相電力検出信号を、後述するB相マイクロコンピュータ
8Bから供給されるB相定格調整・位相補正データで補
正した状態で、B相電力に比例したB相電力パルスを出
力する。B相マイクロコンピュータ8BはB相電力量/
周波数変換回路7Bから供給されるB相電力パルスに基
づいて上記B相定格調整・位相補正データをB相電力量
/周波数変換回路7Bに供給する。また、B相電力量/
周波数変換回路7Bから出力されたB相電力パルスは電
力用信号伝達ユニット32を介してA相側に送出され
る。ここで、電力用信号伝達ユニット32としては、例
えば、フォトカプラ或いは絶縁トランスなどが使用され
る。これは、A相、B相それぞれの電力値を絶縁を保ち
ながら加算する必要があるからである。
【0007】A相側において、電力用信号伝達ユニット
32を介してB相側から送出されてきたB相電力パルス
はA相マイクロコンピュータ8Aとパルス加算回路9と
に供給される。A相マイクロコンピュータ8Aは、B相
側から送出されてきたB相電力パルスとA相電力量/周
波数変換回路7Aから供給されるA相電力パルスとを積
算して、総電力量を表す総電力量信号を出力する。この
総電力量信号に応答して、表示回路10は総電力量を表
示する。また、A相マイクロコンピュータ8AはA相電
力パルスに基づいて上記A相定格調整・位相補正データ
をA相電力量/周波数変換回路7Aへ供給する。パルス
加算回路9は上記B相電力パルスとA相電力量/周波数
変換回路7Aから供給されるA相電力パルスとを加算し
て、加算パルスを総電力を表す検定パルスとして出力す
る。
【0008】尚、参照符号11はA相バックアップ電池
で、停電時にA相マイクロコンピュータ8Aに電力を供
給して、そのメモリのバックアップを行う。同様に、参
照符号12はB相バックアップ電池で、停電時にB相マ
イクロコンピュータ8Bに電力を供給して、そのメモリ
のバックアップを行う。次に、マイクロコンピュータで
行われる「定格調整・位相補正」について説明する。
初に「定格調整」について説明する。例えば、本電力量
計の定格電圧が100V、定格電流が30Aであり、そ
の時に「電力量/周波数変換回路」からの出力が1kH
zという仕様であるとする。 製品製造が完了した時点に
おいては、分圧器やシャント抵抗の製造ばらつき及び、
各電気回路の定数のばらつきなどがあるため、1kHz
であるべきところが1.2kHzになるような事態が発
生する。この場合、マイクロコンピュータが演算を行
い、1/1.2の出力となるよう「電力量/周波数変換
回路」に必要データを送出する。 製品検査時に定格入力
を印加し出力が1kHzとなるようにする作業を「定格
調整」という。 なお、このマイクロコンピュータからの
データは、現地での実動作時に消失すると不都合である
ため、電池によるバックアップが必要である。 次に「位
相補正」について説明する。製品製造が完了した時点に
おいては、分圧器やシャント抵抗の製造ばらつき及び、
各電気回路の定数のばらつきなどがあるため、電圧と電
流の位相にずれが発生する。 製品検査時に電圧・電流の
位相を故意に正確に60度ずらしたとき、cos(π/
6)=1/2であるから出力周波数は丁度半分になるは
ずであるが、位相ずれがあると500Hzとなるべきと
ころが510Hzであったりする。 このとき、マイクロ
コンピュータにデータテーブルを用意しておき、10H
zの誤差の場合は電流のディジタルデータを10サンプ
ル分遅らせて電圧のディジタルデータと乗算するような
仕組みとしておくことにより、500Hzとなるよう補
正することができる(データ遅延回路は乗算回路の中に
含まれる)。
【0009】次に、従来の単相三線式電子式電力量計の
動作について説明する。
【0010】A相側において、A相電流I1 ・A相電圧
V1 は、A相シャント抵抗1A、A相分圧器2Aにより
電子回路で扱えるレベルの検出信号I1=、V1=として出
力される。検出信号I1=、V1=はA相A/D変換器3
A、4Aによりディジタル化され、A相乗算回路5Aに
より乗算される。A相乗算回路5Aにより乗算された結
果(A相瞬時電力)は積分回路6Aにより積分され、A
相電力量/周波数変換回路7AによりA相側の電力に比
例したパルス(A相電力パルス)として出力されると共
に、A相マイクロコンピュータ8Aへ送出される。
【0011】同様に、B相側において、B相電流I2 ・
B相電圧V2 は、B相シャント抵抗1B、B相分圧器2
Bにより電子回路で扱えるレベルの検出信号I2=、V2=
として出力される。検出信号I2=、V2=はB相A/D変
換器3B、4Bによりディジタル化され、B相乗算回路
5Bにより乗算される。B相乗算回路5Bにより乗算さ
れた結果(B相瞬時電力)はB相積分回路6Bにより積
分され、B相電力量/周波数変換回路7BによりB相側
の瞬時電力に比例したパルス(B相電力パルス)として
出力されると共に、B相マイクロコンピュータ8Bへ送
出される。B相マイクロコンピュータ8Bは初期状態の
B相電力パルスの入力に応じて、B相電力量/周波数変
換回路7Bへ定格調整・位相補正データを送出して、B
相電力量/周波数変換回路7Bの出力が規定の出力とな
るように補正する。また、B相電力量/周波数変換回路
7Bから出力されたB相側の電力に比例したB相電力パ
ルスは電力用信号伝達ユニット32によりA相側に伝達
される。
【0012】A相側において、A相マイクロコンピュー
タ8AはA相電力量/周波数変換回路7Aから出力され
たA相電力パルス及び電力用信号伝達ユニット32から
のB相電力パルスとを積算して総電力量を求め、それを
表示回路10により表示を行う。パルス加算回路9は電
力量/周波数変換回路7AからのA相電力パルスと電力
用信号伝達ユニット32からのB相電力パルスとを加算
して、加算パルスを総電力を表す検定パルスとして出力
する。また、A相マイクロコンピュータ8Aは初期状態
におけるA相電力パルスの入力に応じて、A相電力量/
周波数変換回路7AへA相定格調整・位相補正データを
送出し、A相電力量/周波数変換回路7Aの出力が規定
の出力となるよう補正する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の単相三
線式電子式電力量計は、各相間に用意されたA相・B相
マイクロコンピュータ8A、8BによりA相・B相それ
ぞれでA相・B相定格調整・位相補正等を行っているの
で、マイクロコンピュータを2個必要とすると共に、停
電時にそれぞれのA相・B相マイクロコンピュータ8
A、8Bをバックアップする必要から、各相少なくとも
1個のA相・B相バックアップ電池11、12を用意す
る必要があった。
【0014】したがって、本発明の目的は、1つのマイ
クロコンピュータにより両相のディジタルデータの定格
補正を行うように構成し、回路を簡素化できる単相三線
式電子式電力量計を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明による単相三線式
電子式電力量計は、第1の相における電力と第2の相に
おける電力とを積算して、総電力量を得る単相三線式電
子式電力量計において、第1の相側に、第1の相に流れ
る第1の相電流を検出する第1の相電流検出手段と、第
1の相に印加される第1の相電圧を検出する第1の相電
圧検出手段と、第1の相電流検出手段の検出電流出力を
第1の相ディジタル電流信号に変換する第1の相電流用
A/D変換手段と、第1の相電圧検出手段の検出電圧出
力を第1の相ディジタル電圧信号に変換する第1の相電
圧用A/D変換手段とを設け、第2の相側に、第2の相
に流れる第2の相電流を検出する第2の相電流検出手段
と、第2の相に印加される第2の相電圧を検出する第2
の相電圧検出手段と、第2の相電流検出手段の検出電流
出力を第2の相ディジタル電流信号に変換する第2の相
電流用A/D変換手段と、第2の相電圧検出手段の検出
電圧出力を第2の相ディジタル電圧信号に変換する第2
の相電圧用A/D変換手段とを設け、第2の相ディジタ
ル電流信号と第2の相ディジタル電圧信号とを第2の相
側から第1の相側へ伝達する伝達手段を有し、第1の相
側に、第1の相ディジタル電流信号と第1の相ディジタ
ル電圧信号とを乗算・積分して第1の相電力を表す第1
の相電力信号を得る第1の相乗算・積分手段と、第1の
相電力信号を第1の定格調整・位相補正データで補正し
た状態で第1の相電力パルスに変換する第1の相電力/
パルス変換手段と、第2の相ディジタル電流信号と第2
の相ディジタル電圧信号とを乗算・積分して第2の相電
力を表す第2の相電力信号を得る第2の相乗算・積分手
段と、第2の相電力信号を第2の定格調整・位相補正デ
ータで補正した状態で第2の相電力パルスに変換する第
2の相電力/パルス変換手段と、第1の相電力パルスと
第2の相電力パルスとを加算して総電力に対応した検定
パルスを出力する加算手段と、第1の相電力パルスと第
2の相電力パルスとを積算して上記電力量を求めると共
に、第1及び第2の相電力パルスに基づいてそれぞれ第
1及び第2の定格調整・位相補正データを計算するマイ
クロコンピュータと、このマイクロコンピュータのメモ
リをバックアップするバックアップ電池と、電力量を表
示する表示手段とを設けたことを特徴とする。
【0016】
【作用】一方の相(第2の相)の電圧・電流信号をディ
ジタル化して後そのまま他方の相(第1の相)に伝達
し、他方の相(第1の相)側にて定格調整・位相調整等
を行うようにした。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0018】図1を参照して、本発明の一実施例による
単相三線式電子式電力量計について説明する。図示の単
相三線式電子式電力量計は、電力用信号伝達ユニット3
2の代わりに電流用信号伝達ユニット31及び電圧用信
号伝達ユニット30を有し、A相及びB相マイクロコン
ピュータ8A及び8Bの代わりにマイクロコンピュータ
8を有し、B相バックアップ電池12が不要で、B相乗
算回路5B,B相積分回路6B及びB相電力量/周波数
変換回路7BがB相側ではなくA相側に設けられている
点を除いて、図2に示されたものと同様の構成を有す
る。従って、図2に示された構成要素と同様の機能を有
するものには同一の参照符号を付してそれらの説明を省
略し、以下では相違点についてのみ説明する。
【0019】電流用信号伝達ユニット31は、B相電流
用A/D変換器3Bから出力されるディジタルB相電流
検出信号をA相側に設けられたB相乗算回路5Bへ伝達
する。また、電圧用信号伝達ユニット30は、B相電圧
用A/D変換器4Bから出力されるディジタルB相電圧
検出信号をA相側に設けられたB相乗算回路5Bへ伝達
する。マイクロコンピュータ8はA相電力量/周波数変
換回路7Aから供給されるA相電力パルスとB相電力量
/周波数変換回路7Bから供給されるB相電力パルスと
を積算して、総電力量を表す総電力量信号を出力する。
この総電力量信号に応答して、表示回路10は総電力量
を表示する。また、マイクロコンピュータ8はA相及び
B相電力パルスに基づいて、それぞれ上記A相及びB相
定格調整・位相補正データをA相及びB相電力量/周波
数変換回路7A及び7Bへ供給する。
【0020】次に、本実施例の単相三線式電子式電力量
計の動作について説明する。
【0021】A相側において、A相電流I1 ・A相電圧
V1 は、A相シャント抵抗1A、A相分圧器2Aにより
電子回路で扱えるレベルの検出信号I1=、V1=として出
力される。検出信号I1=、V1=はA相A/D変換器3
A、4Aによりディジタル化され、A相乗算回路5Aに
より乗算される。A相乗算回路5Aにより乗算された結
果(A相瞬時電力)はA相積分回路6Aにより積分さ
れ、A相電力量/周波数変換回路7AによりA相側の電
力に比例したパルス(A相電力パルス)として出力され
ると共に、マイクロコンピュータ8へ送出される。
【0022】B相側において、B相電流I2 ・B相電圧
V2 は、B相シャント抵抗1B、B相分圧器2Bにより
電子回路で扱えるレベルの検出信号I2=、V2=として出
力される。検出信号I2=、V2=はB相A/D変換器3
B、4Bによりディジタル化された後、信号伝達ユニッ
ト30、31によりA相側に伝達される。
【0023】A相側において、信号伝達ユニット30、
31の出力はB相乗算回路5Bにより乗算される。B相
乗算回路5Bにより乗算された結果(B相瞬時電力)は
B相積分回路6Bにより積分され、B相電力量/周波数
変換回路7BによりB相側の電力に比例したパルス(B
相電力パルス)として出力されると共に、マイクロコン
ピュータ8へ送出される。マイクロコンピュータ8はA
相・B相電力量/周波数変換回路7A及び7Bから出力
されたA相電力パルスとB相電力パルスとを積算して、
総電力量を表示回路10により表示を行う。パルス加算
回路9はA相電力量/周波数変換回路7AからのA相電
力パルスとB相電力量/周波数変換回路7BからのB相
電力パルスとを加算して、加算パルスを総電力を表す検
定パルスとして出力する。また、マイクロコンピュータ
8は初期状態におけるパルス(A相電力パルス・B相電
力パルス)の入力に応じて、A相及びB相電力量/周波
数変換回路7A及び7BへA相及びB相定格調整・位相
補正データを送出し、A相及びB相電力量/周波数変換
回路7A及び7Bの出力が規定の出力となるよう補正す
る。バックアップ電池11は、停電時にマイクロコンピ
ュータ8に電力を供給し、マイクロコンピュータ8のメ
モリのバックアップを行う。
【0024】尚、本発明について実施例を参照して説明
したが、本発明は上述した実施例に限定せず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更/変形が可能なの
は勿論である。例えば、上記実施例では、A相側にマイ
クロコンピュータを置いた構成で説明したが、A相、B
相が逆であっても良い事は明白である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
圧・電流のディジタル化後は全て一方の相側において、
処理を行うように構成したので、マイクロコンピュー
タ、バックアップ電池等が1つづつで構成でき、回路が
簡素化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による単相三線式電子式電力
量計を示すブロック図である。
【図2】従来の単相三線式電子式電力量計の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B シャント抵抗 2A,2B 分圧器 3A,3B 電流用A/D変換器 4A,4B 電圧用A/D変換器 5A,5B 乗算回路 6A,6B 積分回路 7A,7B 電力量/周波数変換回路 8 マイクロコンピュータ 9 パルス加算回路 10 表示回路 11 バックアップ電池 30,31 信号伝達ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 21/00 - 22/04 G01R 11/00 - 11/66

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の相における電力と第2の相におけ
    る電力とを積算して、総電力量を得る単相三線式電子式
    電力量計において、 前記第1の相側に、前記第1の相に流れる第1の相電流
    を検出する第1の相電流検出手段と、前記第1の相に印
    加される第1の相電圧を検出する第1の相電圧検出手段
    と、前記第1の相電流検出手段の検出電流出力を第1の
    相ディジタル電流信号に変換する第1の相電流用A/D
    変換手段と、前記第1の相電圧検出手段の検出電圧出力
    を第1の相ディジタル電圧信号に変換する第1の相電圧
    用A/D変換手段とを設け、 前記第2の相側に、前記第2の相に流れる第2の相電流
    を検出する第2の相電流検出手段と、前記第2の相に印
    加される第2の相電圧を検出する第2の相電圧検出手段
    と、前記第2の相電流検出手段の検出電流出力を第2の
    相ディジタル電流信号に変換する第2の相電流用A/D
    変換手段と、前記第2の相電圧検出手段の検出電圧出力
    を第2の相ディジタル電圧信号に変換する第2の相電圧
    用A/D変換手段とを設け、 前記第2の相ディジタル電流信号と前記第2の相ディジ
    タル電圧信号とを前記第2の相側から前記第1の相側へ
    伝達する伝達手段を有し、 前記第1の相側に、前記第1の相ディジタル電流信号と
    前記第1の相ディジタル電圧信号とを乗算・積分して第
    1の相電力を表す第1の相電力信号を得る第1の相乗算
    ・積分手段と、前記第1の相電力信号を第1の定格調整
    ・位相補正データで補正した状態で第1の相電力パルス
    に変換する第1の相電力/パルス変換手段と、前記第2
    の相ディジタル電流信号と前記第2の相ディジタル電圧
    信号とを乗算・積分して第2の相電力を表す第2の相電
    力信号を得る第2の相乗算・積分手段と、前記第2の相
    電力信号を第2の定格調整・位相補正データで補正した
    状態で第2の相電力パルスに変換する第2の相電力/パ
    ルス変換手段と、前記第1の相電力パルスと前記第2の
    相電力パルスとを加算して総電力に対応した検定パルス
    を出力する加算手段と、前記第1の相電力パルスと前記
    第2の相電力パルスとを積算して前記電力量を求めると
    共に、前記第1及び前記第2の相電力パルスに基づいて
    それぞれ前記第1及び前記第2の定格調整・位相補正デ
    ータを計算するマイクロコンピュータと、該マイクロコ
    ンピュータのメモリをバックアップするバックアップ電
    池と、前記電力量を表示する表示手段とを設けたことを
    特徴とする単相三線式電子式電力量計。
  2. 【請求項2】 前記伝達手段がフォトカプラである請求
    項1記載の単相三線式電子式電力量計。
  3. 【請求項3】 前記伝達手段が絶縁トランスである請求
    項1記載の単相三線式電子式電力量計。
  4. 【請求項4】 前記第1及び前記第2の相電流検出手段
    の各々がシャント抵抗である請求項1記載の単相三線式
    電子式電力量計。
  5. 【請求項5】 前記第1及び前記第2の相電圧検出手段
    の各々が分圧器である請求項1記載の単相三線式電子式
    電力量計。
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