JP3287434B2 - 積算電力計 - Google Patents
積算電力計Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積算電力計に関し、詳し
くは積算表示における分解能の自動切り換え手段を備え
た積算電力計に関するものである。
くは積算表示における分解能の自動切り換え手段を備え
た積算電力計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力の積算値を求める積算電力計におい
ては、その積算値により表示分解能を適当な値に切り換
える必要がある。従来の積算電力計においては、例えば
レンジ定格入力時の1時間後の積算値を表示する事がで
きるように小数点の位置と単位を定めるようにしていた
が、これらの小数点位置と単位は固定されていた為、積
算時間が短くその積算量が小さいときには十分な分解能
でその値を表示することが出来なかった。又、表示分解
能の切り換え手段として、ディップ(DIP)スイッチを用
い、このディップスイッチにより使用者が設定する方式
をとるようにした積算電力計も公知である。しかしなが
ら、ディップスイッチを用いた従来の切り換え方式では
切り換え操作に煩わしさがあり、又積算量が不詳の場合
には適切な分解能の設定ができないという問題があっ
た。これらの欠点を取り除く為に、積算値によって分解
能が自動的に切り換わるような方式が考案されている
が、入力が小さい場合には時間の経過とともに大きくな
っていく誤差を表示してしまうという欠点がある。
ては、その積算値により表示分解能を適当な値に切り換
える必要がある。従来の積算電力計においては、例えば
レンジ定格入力時の1時間後の積算値を表示する事がで
きるように小数点の位置と単位を定めるようにしていた
が、これらの小数点位置と単位は固定されていた為、積
算時間が短くその積算量が小さいときには十分な分解能
でその値を表示することが出来なかった。又、表示分解
能の切り換え手段として、ディップ(DIP)スイッチを用
い、このディップスイッチにより使用者が設定する方式
をとるようにした積算電力計も公知である。しかしなが
ら、ディップスイッチを用いた従来の切り換え方式では
切り換え操作に煩わしさがあり、又積算量が不詳の場合
には適切な分解能の設定ができないという問題があっ
た。これらの欠点を取り除く為に、積算値によって分解
能が自動的に切り換わるような方式が考案されている
が、入力が小さい場合には時間の経過とともに大きくな
っていく誤差を表示してしまうという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
積算電力計における表示分解能の欠点を除去する為にな
されたもので、その目的は積算量が小さい場合にもその
値を表示する事ができ、しかも時間の経過とともに誤差
の表示値が大きくならないように自動的に表示分解能が
切り換わり、高分解能で積算電力量を表示することので
きる手段を備えた電力計を実現することにある。
積算電力計における表示分解能の欠点を除去する為にな
されたもので、その目的は積算量が小さい場合にもその
値を表示する事ができ、しかも時間の経過とともに誤差
の表示値が大きくならないように自動的に表示分解能が
切り換わり、高分解能で積算電力量を表示することので
きる手段を備えた電力計を実現することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電圧及び
電流をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジ
タル変換器、この両アナログ・デジタル変換器の出力が
取り込まれ両デジタル信号を乗算して瞬時電力を求める
と共にその瞬時電力を順次積算するデジタル・シグナル
・プロセッサ、及びこのデジタル・シグナル・プロセッ
サの演算結果を受取り積算電力値と積算時間を基にして
表示器で表示される積算電力値の小数点位置と単位を決
定するようにしたマイクロプロセッサ、を具備したもの
である。
電流をそれぞれデジタル信号に変換するアナログ・デジ
タル変換器、この両アナログ・デジタル変換器の出力が
取り込まれ両デジタル信号を乗算して瞬時電力を求める
と共にその瞬時電力を順次積算するデジタル・シグナル
・プロセッサ、及びこのデジタル・シグナル・プロセッ
サの演算結果を受取り積算電力値と積算時間を基にして
表示器で表示される積算電力値の小数点位置と単位を決
定するようにしたマイクロプロセッサ、を具備したもの
である。
【0005】
【作用】このような本発明では、瞬時電力の積算データ
と積算時間を基にしてマイクロプロセッサは表示分解能
を自動的に切り換えるように機能する。
と積算時間を基にしてマイクロプロセッサは表示分解能
を自動的に切り換えるように機能する。
【0006】
【実施例】以下図面を用いて本発明を説明する。図1は
本発明の一実施例の回路構成図である。図において、v
は被測定の電力回路に於ける交流電圧,iは同じく電流
を示すものである。11,12は電圧v,電流iを入力
し、これらをそれぞれ正規化する入力回路、21,22
は入力回路21,22の出力をそれぞれデジタル信号に
変換するアナログ・デジタル変換器(以下、A/D変換
器という)である。30はA/D変換器21,22の出
力を取り込み、両入力データを乗算して瞬時電力Pn=
vn ×in(nはサンプル数)を演算により求め、その値
を順次積算(ΣPn)する機能を有するデジタル・シグ
ナル・プロセッサ(以下、DSPという)で、その積算
電力データは次段のマイクロプロセッサ(以下、CPU
という)40に転送される。50は表示器である。CP
U40は取り込まれた積算電力データ,積算時間デー
タ,表示器50の表示桁を基にして小数点の位置と単位
(mWh,Wh,kWh,MWh等)を決定し、表示器
50においてその小数点位置と単位で積算電力値を表示
する。
本発明の一実施例の回路構成図である。図において、v
は被測定の電力回路に於ける交流電圧,iは同じく電流
を示すものである。11,12は電圧v,電流iを入力
し、これらをそれぞれ正規化する入力回路、21,22
は入力回路21,22の出力をそれぞれデジタル信号に
変換するアナログ・デジタル変換器(以下、A/D変換
器という)である。30はA/D変換器21,22の出
力を取り込み、両入力データを乗算して瞬時電力Pn=
vn ×in(nはサンプル数)を演算により求め、その値
を順次積算(ΣPn)する機能を有するデジタル・シグ
ナル・プロセッサ(以下、DSPという)で、その積算
電力データは次段のマイクロプロセッサ(以下、CPU
という)40に転送される。50は表示器である。CP
U40は取り込まれた積算電力データ,積算時間デー
タ,表示器50の表示桁を基にして小数点の位置と単位
(mWh,Wh,kWh,MWh等)を決定し、表示器
50においてその小数点位置と単位で積算電力値を表示
する。
【0007】ここで、表示器50における瞬時電力の積
算データの表示分解能を自動的に切り換えるには、表
示桁が変わる時の瞬時電力の積算データと、 表示桁が
変わる積算時間の2つの要素が必要である。の要素は
設定される電圧測定レンジと電流測定レンジにより一義
的に決まる定格瞬時電力の積算データ表示の最大値であ
り、の要素は定格入力100%のとき瞬時電力の積算
データがオーバする時間で、定格入力時の桁が変わる時
間を示している。図2はCPU40がDSP30からデ
ータを受け取り、上記した及びの要素をもとにし
て、自動的に小数点位置と単位を決定するようにしたフ
ローを示すものである。
算データの表示分解能を自動的に切り換えるには、表
示桁が変わる時の瞬時電力の積算データと、 表示桁が
変わる積算時間の2つの要素が必要である。の要素は
設定される電圧測定レンジと電流測定レンジにより一義
的に決まる定格瞬時電力の積算データ表示の最大値であ
り、の要素は定格入力100%のとき瞬時電力の積算
データがオーバする時間で、定格入力時の桁が変わる時
間を示している。図2はCPU40がDSP30からデ
ータを受け取り、上記した及びの要素をもとにし
て、自動的に小数点位置と単位を決定するようにしたフ
ローを示すものである。
【0008】このフローに示されるように、CPU40
はDSP30から瞬時電力の積算データを受け取ると、
受け取ったデータを基にして、瞬時電力の積算データを
表示する表示器について、「桁が変わる積算時間」に達
しているかどうかを判断する。桁が変わる積算時間に達
していればCPU40は桁の変更を行う。一方、桁が変
わる積算時間に達していなければ、CPU40はDSP
30から受け取った積算データより瞬時電力の積算デー
タを表示する表示器の小数点位置と単位を求め、これら
求めた小数点位置と単位にしたがって瞬時電力の積算デ
ータを表示器50に於いて表示させる。
はDSP30から瞬時電力の積算データを受け取ると、
受け取ったデータを基にして、瞬時電力の積算データを
表示する表示器について、「桁が変わる積算時間」に達
しているかどうかを判断する。桁が変わる積算時間に達
していればCPU40は桁の変更を行う。一方、桁が変
わる積算時間に達していなければ、CPU40はDSP
30から受け取った積算データより瞬時電力の積算デー
タを表示する表示器の小数点位置と単位を求め、これら
求めた小数点位置と単位にしたがって瞬時電力の積算デ
ータを表示器50に於いて表示させる。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、CPUはDSPから受
け取ったデータを基にして瞬時電力の積算データ及び積
算時間の2つの要素より表示器の表示分解能を自動的に
切り換えるように構成したので、表示器の表示桁分や積
算量が小さい場合にも十分な分解能で表示でき、時間の
経過と共に大きくなって行く誤差を表示する事のない高
分解能の積算表示を行うことの出来る積算電力計を得る
ことができる。
け取ったデータを基にして瞬時電力の積算データ及び積
算時間の2つの要素より表示器の表示分解能を自動的に
切り換えるように構成したので、表示器の表示桁分や積
算量が小さい場合にも十分な分解能で表示でき、時間の
経過と共に大きくなって行く誤差を表示する事のない高
分解能の積算表示を行うことの出来る積算電力計を得る
ことができる。
【図1】本発明の一実施例の回路構成図である。
【図2】図1の回路の動作を説明する為のフローであ
る。
る。
11,12 入力回路 21,22 アナログ・デジタル変換器 30 デジタル・シグナル・プロセッサ 40 マイクロプロセッサ 50 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 21/00 - 22/00 130 G01R 11/00 - 11/66 G01D 7/00 - 7/12
Claims (1)
- 【請求項1】交流電圧及び電流をそれぞれデジタル信号
に変換するアナログ・デジタル変換器、 この両アナログ・デジタル変換器の出力が取り込まれ両
デジタル信号を乗算して瞬時電力を求めると共にその瞬
時電力を順次積算するデジタル・シグナル・プロセッ
サ、 及びこのデジタル・シグナル・プロセッサの演算結果を
受取り積算電力値と積算時間を基にして表示器で表示さ
れる積算電力値の小数点位置と単位を決定するようにし
たマイクロプロセッサ、 を具備した積算電力計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23778193A JP3287434B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 積算電力計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23778193A JP3287434B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 積算電力計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0792210A JPH0792210A (ja) | 1995-04-07 |
JP3287434B2 true JP3287434B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=17020342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23778193A Expired - Fee Related JP3287434B2 (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 積算電力計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3287434B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103344824B (zh) * | 2013-07-08 | 2016-05-04 | 国家电网公司 | 基于时标量测的电能量积分方法 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23778193A patent/JP3287434B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0792210A (ja) | 1995-04-07 |
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Legal Events
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