JP2001083191A - 電力量計 - Google Patents

電力量計

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JP2001083191A
JP2001083191A JP25658899A JP25658899A JP2001083191A JP 2001083191 A JP2001083191 A JP 2001083191A JP 25658899 A JP25658899 A JP 25658899A JP 25658899 A JP25658899 A JP 25658899A JP 2001083191 A JP2001083191 A JP 2001083191A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常状態の計量値が含まれるか否かの判別が
可能な電力量計を提供する。 【解決手段】 正常状態の場合は正常時計量部30へ電
力量の累積を行うが、入力電圧監視部9により電圧入力
変換部3の出力である電圧信号値の正常範囲逸脱が検出
されると、スイッチ回路10を正常時計量部30から異
常時計量部40に切り替えを行い、異常状態にある間は
異常時計量部40へ電力量の累積を行う。これにより、
正常状態と異常状態での電力量計量値を明確に分けて記
録し、表示することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被測定系の交流電
流、電圧から電力量を演算する電力量計に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、一般的な電力量計の構成を示
す。
【0003】電力量計400に入力された一次電圧1、
一次電流2は、電圧入力変換部3、電流入力変換部4に
よりそれぞれ電圧信号、電流信号に変換される。これら
の信号は電力演算部(乗算部)5に入力され、電力信号
が出力される。この電力信号は積分部6において、積分
により、電力量に変換され、電力量記録部7で記録さ
れ、電力量表示部8で表示される。
【0004】ところで、従来の電力量計では、電力供給
元が停電とならない限り、電圧信号は常時検出される
が、これがゼロあるいは検出不可能となった場合、装置
内部では電力量もゼロと判定される。
【0005】そして、電源供給元が停電となっている場
合は、電流もゼロであるから電力もゼロであり正常な計
量といえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電力量
計の装置は正常であるが、誤配線やいたずらなどで本来
検出されるべき電圧信号が正常に検出されない状態にお
いては、従来の電力量計では正確な計量が不可能とな
り、また最終的に得られた計量値が正常な計量値か、異
常状態の計量値も含まれるのかの判別が不可能であっ
た。
【0007】本発明は、従来のこのような点に鑑み為さ
れたもので、異常状態の計量値が含まれるか否かの判別
が可能な電力量計を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、被測定回路の交流電圧および交流電流を検出し、こ
れらに対応する信号を演算して電力に比例した信号に変
換し、これを累積して電力量を計量する単相または多相
の電力量計において、交流電圧値が、あらかじめ設定さ
れた上限値または下限値を越えたことを検出することに
より異常状態と判定する手段と、この手段により異常状
態であると判定された間の電力量を計量する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する単相または多相の電力量計におい
て、交流電圧の周波数が、あらかじめ設定された上限値
または下限値を越えたことを検出することにより異常状
態と判定する手段と、この手段により異常状態であると
判定された間の電力量を計量する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0010】請求項3に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する多相電力量計において、各相間の
交流電圧の位相差が、あらかじめ設定された上限値また
は下限値を越えたことを検出することにより異常状態と
判定する手段と、この手段により異常状態であると判定
された間の電力量を計量する手段とを備えたことを特徴
とする。
【0011】このような構成の請求項1乃至請求項3に
記載の本発明によれば、正常状態と異常状態の計量を分
離し、確度の高い正常状態の電力量計量値を得ることが
できる。
【0012】請求項4に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する単相または多相の電力量計におい
て、交流電圧値が、あらかじめ設定された上限値または
下限値を越えたことを検出することにより異常状態と判
定する手段と、この手段により異常状態であると判定さ
れた間の積算電流値を計量する手段とを備えたことを特
徴とする。
【0013】請求項5に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する単相または多相の電力量計におい
て、交流電圧の周波数が、あらかじめ設定された上限値
または下限値を越えたことを検出することにより異常状
態と判定する手段と、この手段により異常状態であると
判定された間の積算電流値を計量する手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する多相電力量計において、各相間の
交流電圧の位相差が、あらかじめ設定された上限値また
は下限値を越えたことを検出することにより異常状態と
判定する手段と、この手段により異常状態であると判定
された間の積算電流値を計量する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0015】このような構成の請求項4乃至請求項6に
記載の本発明によれば、異常状態の間の積算電流値を計
量することができ、積算電流値から異常状態の間の電力
値を想定することができる。
【0016】請求項7に記載の本発明は、請求項1乃至
請求項6のいずれかに記載の電力量計において、異常状
態であると判定されたとき、異常状態となった事象の種
別を記録する手段を備えたことを特徴とする。
【0017】このような構成により、その記録から異常
状態となった事象の種別(電圧値の異常であるのか、周
波数の異常であるのか、または位相差の異常であるのか
等)を判別することができる。
【0018】請求項8に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する単相または多相の電力量計におい
て、交流電圧が欠相とみなせる一定値以下の状態である
ことを検出する手段と、この手段により前記状態である
ことが検出されている間の積算電流値を計量する手段と
を備えたことを特徴とする。
【0019】このような構成により、欠相状態の間の積
算電流値を計量することができ、積算電流値から欠相状
態の間の電力値を想定することができる。
【0020】請求項9に記載の本発明は、被測定回路の
交流電圧および交流電流を検出し、これらに対応する信
号を演算して電力に比例した信号に変換し、これを累積
して電力量を計量する多相の電力量計において、全相の
電圧が欠相でなく、欠相している電圧相の位相が想定で
きる場合、欠相している相の電圧の位相を他相の電圧の
位相により演算する手段と、この手段により演算された
電圧の位相と、電圧が欠相している相で検出された電流
の位相との位相差を求め、この位相差と電流瞬時値とか
ら電流値の有効分を算出する手段と、この手段により算
出された電流値の有効分の累積値を計量する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0021】このような構成により、欠相している相に
ついての欠相状態の間の電流値の有効分の累積値即ち有
効積算電流値を計量することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。なお、以下の図におい
て、従来例を示す図を含めて、同符号は同一部分または
対応部分を示す。
【0023】(第1の実施形態)まず、本発明の第1の
実施形態に係る電力量計について説明する。
【0024】図1は、第1の実施形態の構成を示すもの
で、同図において、1、2はそれぞれ電力量計100に
入力される一次電圧、一次電流である。3、4はそれぞ
れ入力された一次電圧1、一次電流2をそれぞれ電圧信
号、電流信号に変換する電圧入力変換部、電流入力変換
部、5は電力演算部(乗算部)である。
【0025】そして、この実施形態においては、電圧入
力変換部3の出力側に信号値の比較機能による入力電圧
監視部9を設け、電圧入力値が、あらかじめ設定された
正常範囲値の上限あるいは下限の間にあるかどうかの監
視を行う。
【0026】また、電力演算部5の出力側にはスイッチ
回路10が設けられ、本来の電力量記録部である正常時
計量部30と異常状態時の記録部である異常時計量部4
0に出力の切り替えを行える構成となっている。
【0027】正常時計量部30は、積分部61、正常時
電力量記録部71、及び正常時電力量表示部81により
構成され、また、異常時計量部40は、積分部62、異
常時電力量記録部72、及び異常時電力量表示部82に
より構成されている。
【0028】次に、この動作について説明する。
【0029】入力電圧監視部9により電圧信号値の正常
範囲逸脱が検出されると、スイッチ回路10を正常時計
量部30から異常時計量部40に切り替えを行い、異常
状態にある間は異常時計量部40へ電力量の累積を行
う。
【0030】これらの動作により、正常状態と異常状態
での電力量計量値を明確に分けて記録し、表示すること
が可能となる。また、このとき、入力電圧監視部9にお
いては、入力電圧値について判定していて結果が異常で
あった場合、そのこと(入力電圧値が異常であること)
が分かるように記録しておくことにより、その記録から
異常状態となった事象の種別を判別することができる。
【0031】また、スイッチ回路10の構成方法の別の
例として、正常時計量部30へは、常に電力量を累積
し、異常時には、異常時計量部40にも並列に計量する
ように構成する方法も考えられる。この場合は、正常時
計量部30は計量したすべての電力量を記録し、異常時
計量部40は、そのうちの異常状態での計量値を示すこ
とになる。このとき、前者は総計量値を示すことにな
り、前者の値から後者の値を減ずることにより正常時の
値をも知ることが出来る。
【0032】なお、入力電圧監視部9において、上述の
ように入力電圧値を検知、判定するかわりに、周波数を
検知、判定すれば、周波数の異常状態に対応した計量値
を得ることができる。なお、この場合、周波数があらか
じめ設定された上限値または下限値を越えたことを検出
することにより異常状態と判定する。
【0033】また、単相の電力量計に限らず、多相の電
力量計においても、各相の入力電圧値、または周波数を
検知、判定して、異常状態に対応した計量値を得ること
ができる。
【0034】更に、多相の電力量計では、複数の電圧入
力変換部から得られる出力の各相間の位相差検出を行
い、この位相差の判定を行うことで、位相にかかる異常
検出が可能となり、異常状態に対応した計量値を得るこ
とができる。なお、この場合、位相差があらかじめ設定
された上限値または下限値を越えたことを検出すること
により異常状態と判定する。
【0035】なお、周波数、または位相差について判定
していて結果が異常であった場合、そのこと(周波数、
または位相差が異常であること)が分かるように記録し
ておくことにより、その記録から異常状態となった事象
の種別(電圧値の異常であるのか、周波数の異常である
のか、または位相差の異常であるのか等)を判別するこ
とができる。
【0036】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、正常状態と異常状態の記録を分離し、確度の高い正
常状態の電力量計量値を得ることができる。即ち、特に
人的な故意あるいは過失による要因がありえる異常状態
において、その状態における電力量計量値を正常状態で
の電力量計量値とは分けて記録することができる。
【0037】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態に係る電力量計について説明する。
【0038】この実施形態は、入力電圧監視部で電圧値
の一定値以下を検出したとき、異常時電力量に代わっ
て、積算電流値(電流値に時間を乗じた値)を記録する
ように構成したもので、電圧の状態に依存しない電流回
路の状態を記録することができるようにしたものであ
る。
【0039】この実施形態の構成を図2に示す。同図に
示す電力量計200において、50は積算電流計量部
で、積分部63、積算電流記録部73、及び積算電流表
示部83により構成されている。
【0040】この実施形態においては、電圧入力変換部
3の出力を監視する入力電圧監視部9で電圧値の一定値
以下を検出したとき、欠相判定出力を行う。
【0041】また、電流入力変換部4の出力は、スイッ
チ回路10を介して、積分部63へ供給され、ここで電
流を積算し、積算電流値を積算電流記録部73で記録
し、また積算電流表示部74で表示する。
【0042】さらに、電力演算部5の出力はスイッチ回
路10のスイッチ10aにより、正常時計量部30への
電力量累積を停止することが出来る。
【0043】次に、この動作について説明する。
【0044】電源が欠相状態となると、入力電圧監視部
9の判定出力により、電力演算部5の出力側のスイッチ
10aが絶たれ、欠相期間中の電力量の累積は一次停止
される。
【0045】同時に、電流入力変換部4の出力側から積
分部63ヘのスイッチ10bが閉じ、電流入力がゼロで
ない値であれば、即ち電流入力が検出されていれば、そ
の出力が積算され、欠相期間中に流れた電流の総量を積
算電流記録部73で記録する。
【0046】また、単相の電力量計に限らず、多相の電
力量計においても、各相の欠相状態を検知、判定して、
欠相期間中に流れた電流の積算値を得ることができる。
なお、この場合、少なくとも1相が欠相状態となった場
合に、欠相期間中の全相についての電流の積算値を得る
ようにしてもよいし、欠相状態となった相だけの電流の
積算値を得るようにしてもよい。
【0047】さらに、上述の説明では、電圧値が一定値
以下の欠相状態の場合に電流の積算値を得ることとした
が、欠相状態の場合に限らず、正常範囲値の上限あるい
は下限を越えた電圧値の異常状態、または周波数の異常
状態、あるいは多相の場合における各相間の位相差の異
常状態を検知、判定した場合に電流の積算値を得ること
としてもよい。
【0048】なお、この実施形態の場合においても、第
1の実施形態の場合と同様に、異常状態となった事象の
種別(欠相状態、電圧値、周波数、または位相差が異常
であること)が分かるように記録しておくことにより、
その記録から異常状態となった事象の種別(欠相状態で
あるのか、電圧値の異常であるのか、周波数の異常であ
るのか、または位相差の異常であるのか等)を判別する
ことができる。
【0049】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、電圧を検出する回路の接続が正常でなかった場合で
も、電流の流量を記録することができる。
【0050】また、故意に電圧を検出する回路に異常を
おこさせ、電力の盗用を図ろうとした場合、その異常
と、その状態での積算電流値から盗用した電力値を想定
できる。
【0051】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態に係る電力量計について説明する。
【0052】この実施形態は、三相4線式の電力量計
で、欠相期間中の積算電流値のほかに、有効積算電流値
も記録するように構成している。
【0053】即ち、この実施形態は多相電力量計におい
て、全相の電圧が欠相でなく、相線式定格より、欠相し
ている電圧相の位相が想定できる場合、電圧欠相となっ
た電圧信号の位相を他相の電圧信号の位相により演算
し、これと電圧欠相の相で検出された電流信号の位相差
を求め、電流瞬時値に位相分を乗じて電流値の有効分の
想定値を算出し、第2の実施形態で説明した位相を含ま
ない電流量とは別に、電流値の有効分の累積値も記録す
るように構成している。
【0054】この実施形態の構成を図3に示す。同図に
示す電力量計300において、11、12、13は一次
電圧、21、22、23は一次電流、31、32、33
は電圧入力変換部、41、42、43は電流入力変換部
である。51、52、53は電力演算部(乗算部)、5
5は加算部である。130は正常時電力量計量部であ
り、積分部131、正常時電力量記録部132、正常時
電力量表示部133により構成されている。
【0055】また、90は欠相判定・欠相部位相情報生
成部である。101、102、103はそれぞれ1相欠
相判定、2相欠相判定、3相欠相判定、111、11
2、123は1相電流値、2相電流値、3相電流値、1
21、122、123はそれぞれ1相位相計算値、2相
位相計算値、3相位相計算値である。
【0056】140は1相積算電流・有効積算電流計量
部であり、スイッチ141、積分部142、積算電流記
録部143、積算電流表示部144、有効電流演算部1
45、積分部146、有効積算電流記録部147、及び
有効積算電流表示部148により構成されている。ま
た、150、160はそれぞれ2相積算電流・有効積算
電流計量部、3相積算電流・有効積算電流計量部であ
り、これらについても、1相積算電流・有効積算電流計
量部140と同様に構成されている。
【0057】次に、この動作について説明する。
【0058】三相とも正常な場合、電力演算部(乗算
部)51、52、53の出力は加算部55で加算され、
正常時電力量計量部130の積分部131に供給されて
電力量の累積が行われる。
【0059】いずれかの相が欠相状態になると、欠相判
定・欠相部位相情報生成部90でこれを検知、判定す
る。例えば、1相が欠相欠相状態であることを検知、判
定すると、欠相判定・欠相部位相情報生成部90は1相
積算電流・有効積算電流計量部140に対し、1相欠相
判定101を出力するとともに、他の相の位相から計算
した1相位相計算値121を出力する。1相積算電流・
有効積算電流計量部140においては、1相欠相判定1
01によりスイッチ141が閉じ、積分部142で1相
電流値111の積算値を得るとともに、有効電流演算部
145において、1相電流値111と1相位相計算値1
21より有効電流を演算して積分部146に供給し、積
分部146で有効積算電流値を得る。
【0060】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、電圧を検出する回路の接続が正常でなかった場合で
も、電流の流量を記録することができる。
【0061】また、故意に電圧を検出する回路に異常を
おこさせ、電力の盗用を図ろうとした場合、その異常
と、その状態での積算電流値、または有効積算電流値か
ら、盗用した電力値を想定できる。
【0062】(その他の実施形態)以上説明した各実施
形態においては、その例としてハードウェアでの実現方
法を示したが、入力信号を量子化し、内部の各処理をデ
ジタル的に行う、デジタル方式の電力量計においても、
同様にデジタル処理を行うことで同等の機能を実現する
ことが出来る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異常状態の計量値が含まれるか否かの判別が可能とな
り、特に異常状態を検出、記録することが必要とされる
環境において使用される電力量計において有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る電力量計の構
成を示すブロック図。
【図2】 本発明の第2の実施形態に係る電力量計の構
成を示すブロック図。
【図3】 本発明の第3の実施形態に係る電力量計の構
成を示すブロック図。
【図4】 従来の電力量計の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
100…電力量計 1…一次電圧 2…一次電流 3…電圧入力変換部 4…電流入力変換部 5…電力演算部(乗算部) 9…入力電圧監視部 10…スイッチ回路 30…正常時計量部 40…異常時計量部 61…積分部 71…正常時電力量記録部 81…正常時電力量表示部 62…積分部 72…異常時電力量記録部 82…異常時電力量表示部 200…電力量計 10a、10b…スイッチ 50…積算電流計量部 63…積分部 73…積算電流記録部 83…積算電流表示部 300…電力量計 11、12、13…一次電圧 21、22、23…一次電流 31、32、33…電圧入力変換部 41、42、43…電流入力変換部 51、52、53…電力演算部(乗算部) 55…加算部 90…欠相判定・欠相部位相情報生成部 101…1相欠相判定 102…2相欠相判定 103…3相欠相判定 111…1相電流値 112…2相電流値 123…3相電流値 121…1相位相計算値 122…2相位相計算値 123…3相位相計算値 130…正常時電力量計量部 131…積分部 132…正常時電力量記録部 133…正常時電力量表示部 140…1相積算電流・有効積算電流計量部 141…スイッチ 142…積分部 143…積算電流記録部 144…積算電流表示部 145…有効電流演算部 146…積分部 147…有効積算電流記録部 148…有効積算電流表示部 150…2相積算電流・有効積算電流計量部 160…3相積算電流・有効積算電流計量部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する単相ま
    たは多相の電力量計において、交流電圧値が、あらかじ
    め設定された上限値または下限値を越えたことを検出す
    ることにより異常状態と判定する手段と、この手段によ
    り異常状態であると判定された間の電力量を計量する手
    段とを備えたことを特徴とする電力量計。
  2. 【請求項2】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する単相ま
    たは多相の電力量計において、交流電圧の周波数が、あ
    らかじめ設定された上限値または下限値を越えたことを
    検出することにより異常状態と判定する手段と、この手
    段により異常状態であると判定された間の電力量を計量
    する手段とを備えたことを特徴とする電力量計。
  3. 【請求項3】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する多相電
    力量計において、各相間の交流電圧の位相差が、あらか
    じめ設定された上限値または下限値を越えたことを検出
    することにより異常状態と判定する手段と、この手段に
    より異常状態であると判定された間の電力量を計量する
    手段とを備えたことを特徴とする電力量計。
  4. 【請求項4】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する単相ま
    たは多相の電力量計において、交流電圧値が、あらかじ
    め設定された上限値または下限値を越えたことを検出す
    ることにより異常状態と判定する手段と、この手段によ
    り異常状態であると判定された間の積算電流値を計量す
    る手段とを備えたことを特徴とする電力量計。
  5. 【請求項5】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する単相ま
    たは多相の電力量計において、交流電圧の周波数が、あ
    らかじめ設定された上限値または下限値を越えたことを
    検出することにより異常状態と判定する手段と、この手
    段により異常状態であると判定された間の積算電流値を
    計量する手段とを備えたことを特徴とする電力量計。
  6. 【請求項6】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する多相電
    力量計において、各相間の交流電圧の位相差が、あらか
    じめ設定された上限値または下限値を越えたことを検出
    することにより異常状態と判定する手段と、この手段に
    より異常状態であると判定された間の積算電流値を計量
    する手段とを備えたことを特徴とする電力量計。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    電力量計において、異常状態であると判定されたとき、
    異常状態となった事象の種別を記録する手段を備えたこ
    とを特徴とする電力量計。
  8. 【請求項8】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する単相ま
    たは多相の電力量計において、交流電圧が欠相とみなせ
    る一定値以下の状態であることを検出する手段と、この
    手段により前記状態であることが検出されている間の積
    算電流値を計量する手段とを備えたことを特徴とする電
    力量計。
  9. 【請求項9】被測定回路の交流電圧および交流電流を検
    出し、これらに対応する信号を演算して電力に比例した
    信号に変換し、これを累積して電力量を計量する多相の
    電力量計において、全相の電圧が欠相でなく、欠相して
    いる電圧相の位相が想定できる場合、欠相している相の
    電圧の位相を他相の電圧の位相により演算する手段と、
    この手段により演算された前記電圧の位相と、電圧が欠
    相している相で検出された電流の位相との位相差を求
    め、この位相差と電流瞬時値とから電流値の有効分を算
    出する手段と、この手段により算出された電流値の有効
    分の累積値を計量する手段とを備えたことを特徴とする
    電力量計。
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