JPH1082801A - 電力需要家における使用電力量の表示装置 - Google Patents
電力需要家における使用電力量の表示装置Info
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- JPH1082801A JPH1082801A JP8253995A JP25399596A JPH1082801A JP H1082801 A JPH1082801 A JP H1082801A JP 8253995 A JP8253995 A JP 8253995A JP 25399596 A JP25399596 A JP 25399596A JP H1082801 A JPH1082801 A JP H1082801A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電力需要家の使用電力量を計測し表示する装置
に関し、特に分岐回路単位の使用時間帯別の使用電力量
を表示する装置に関する。 【解決手段】本発明による電力需要家における使用電力
量の表示装置は、電力需要家の電力配電線を複数の分岐
ブレーカ６１〜６８により複数の分岐回路７１〜７８に
分岐する手段と、前記複数の分岐回路のそれぞれと該複
数の分岐回路全体の所定時間毎の平均使用電流値を測定
する計測手段と、前記電力配電線の平均電圧値を測定す
る計測手段と、前記の平均使用電流値の計測手段によっ
て測定された各平均使用電流値と、前記電圧値の計測手
段によって測定された平均電圧値とから、前記複数の分
岐回路のそれぞれと該分岐回路全体の使用電力量を求め
る演算手段９と、前記各平均使用電流値と前記演算手段
よって求められた各使用電力量とを表示する表示手段１
６とを備えたものである。
に関し、特に分岐回路単位の使用時間帯別の使用電力量
を表示する装置に関する。 【解決手段】本発明による電力需要家における使用電力
量の表示装置は、電力需要家の電力配電線を複数の分岐
ブレーカ６１〜６８により複数の分岐回路７１〜７８に
分岐する手段と、前記複数の分岐回路のそれぞれと該複
数の分岐回路全体の所定時間毎の平均使用電流値を測定
する計測手段と、前記電力配電線の平均電圧値を測定す
る計測手段と、前記の平均使用電流値の計測手段によっ
て測定された各平均使用電流値と、前記電圧値の計測手
段によって測定された平均電圧値とから、前記複数の分
岐回路のそれぞれと該分岐回路全体の使用電力量を求め
る演算手段９と、前記各平均使用電流値と前記演算手段
よって求められた各使用電力量とを表示する表示手段１
６とを備えたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として屋内電気
機器により電力消費される電力需要家の、使用電力量
（消費電力量）を計測し表示する装置に関するもので、
特に分岐ブレーカにより分岐された分岐回路毎の使用電
力量を、使用時間帯別に知り得るようにした使用電力量
の表示装置に関するものである。
機器により電力消費される電力需要家の、使用電力量
（消費電力量）を計測し表示する装置に関するもので、
特に分岐ブレーカにより分岐された分岐回路毎の使用電
力量を、使用時間帯別に知り得るようにした使用電力量
の表示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、一般の家庭における電気機器の利
用形態は、光，熱，動力に加え情報通信に関連した電気
機器など、様々な利用形態がとられるようになってき
た。これに伴い、家電機器の種類も増え、電気の利用も
増大する傾向にある。また、電気料金制度の面では、負
荷平準化を目的とした時間帯別料金制度が一般家庭にも
導入されつつあり、今後、更なる発電原価を反映したき
め細やかな季節別・時間帯別料金制度が導入されること
も考えられる。このように、種々の家電機器が普及し、
季節別・時間帯別料金制度が導入された場合、電気の利
用者は電気の利用状況を時間毎に、また、分岐回路毎
（機器毎）に把握できれば、電気を上手に利用すること
が可能となり、一層の負荷平準化につながると考えられ
る。
用形態は、光，熱，動力に加え情報通信に関連した電気
機器など、様々な利用形態がとられるようになってき
た。これに伴い、家電機器の種類も増え、電気の利用も
増大する傾向にある。また、電気料金制度の面では、負
荷平準化を目的とした時間帯別料金制度が一般家庭にも
導入されつつあり、今後、更なる発電原価を反映したき
め細やかな季節別・時間帯別料金制度が導入されること
も考えられる。このように、種々の家電機器が普及し、
季節別・時間帯別料金制度が導入された場合、電気の利
用者は電気の利用状況を時間毎に、また、分岐回路毎
（機器毎）に把握できれば、電気を上手に利用すること
が可能となり、一層の負荷平準化につながると考えられ
る。
【０００３】一方、現在の電力需要家への電力供給方式
では、通常、電力需要家全体の１カ月毎の使用電力量
を、電力使用料金の請求データとして知らせるものであ
って、屋内で使用されている各種電気機器毎、或いはそ
のグループ毎の使用電力量はまったく把握されていない
状況にある。なお、屋内配線を保護する目的のための
に、電力配線を分岐ブレーカにより複数の分岐回路を形
成させるようにはなっているが、分岐回路単位での負荷
の状況を需要家に知らせる機能はない。そのため、同一
分岐回路で多くの電気機器（負荷）を利用した場合は、
分岐ブレーカ単位での停電が生じることになる。
では、通常、電力需要家全体の１カ月毎の使用電力量
を、電力使用料金の請求データとして知らせるものであ
って、屋内で使用されている各種電気機器毎、或いはそ
のグループ毎の使用電力量はまったく把握されていない
状況にある。なお、屋内配線を保護する目的のための
に、電力配線を分岐ブレーカにより複数の分岐回路を形
成させるようにはなっているが、分岐回路単位での負荷
の状況を需要家に知らせる機能はない。そのため、同一
分岐回路で多くの電気機器（負荷）を利用した場合は、
分岐ブレーカ単位での停電が生じることになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、前述の従来技
術における電力需要家（電気の利用者）は、分岐回路単
位での電気の使用状態が把握できず、季節別時間帯別料
金制度などが導入された場合にも適切な電力の利用を判
断することができず、この料金制度を効果的に活用し得
ないという課題が生じる。本発明の目的は、屋内での電
力の利用状況の詳細を電力需要家に知らせ、把握しても
らうことにより、電力の効率的利用を促進し、更には負
荷の平準化を図り得るようにすることにある。
術における電力需要家（電気の利用者）は、分岐回路単
位での電気の使用状態が把握できず、季節別時間帯別料
金制度などが導入された場合にも適切な電力の利用を判
断することができず、この料金制度を効果的に活用し得
ないという課題が生じる。本発明の目的は、屋内での電
力の利用状況の詳細を電力需要家に知らせ、把握しても
らうことにより、電力の効率的利用を促進し、更には負
荷の平準化を図り得るようにすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による電力需要家
における使用電力量の表示装置は、電力需要家の電力配
電線を複数の分岐ブレーカにより複数の分岐回路に分岐
する手段と、前記複数の分岐回路のそれぞれと、該複数
の分岐回路全体の所定時間毎の平均使用電流値を測定す
る電流値計測手段と、前記電力配電線の前記所定時間毎
の平均電圧値を測定する電圧値計測手段と、前記電流値
計測手段によって測定された各平均使用電流値と、前記
電圧値計測手段によって測定された平均電圧値とから、
前記複数の分岐回路のそれぞれと該分岐回路全体の使用
電力量を求める演算手段と、前記各平均使用電流値と前
記演算手段よって求められた各使用電力量とを表示する
表示手段とを備え、前記各分岐回路毎の平均使用電流値
及び／又は使用電力量と分岐回路全体の平均使用電流値
及び／又は使用電力量とを所定時間毎に表示するように
したものである。
における使用電力量の表示装置は、電力需要家の電力配
電線を複数の分岐ブレーカにより複数の分岐回路に分岐
する手段と、前記複数の分岐回路のそれぞれと、該複数
の分岐回路全体の所定時間毎の平均使用電流値を測定す
る電流値計測手段と、前記電力配電線の前記所定時間毎
の平均電圧値を測定する電圧値計測手段と、前記電流値
計測手段によって測定された各平均使用電流値と、前記
電圧値計測手段によって測定された平均電圧値とから、
前記複数の分岐回路のそれぞれと該分岐回路全体の使用
電力量を求める演算手段と、前記各平均使用電流値と前
記演算手段よって求められた各使用電力量とを表示する
表示手段とを備え、前記各分岐回路毎の平均使用電流値
及び／又は使用電力量と分岐回路全体の平均使用電流値
及び／又は使用電力量とを所定時間毎に表示するように
したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明を図１〜図４により説明す
る。図１は一実施例のブロック回路図で、主要回路構成
部分は一般的には分電盤に設置される。図１において、
Ｕ，Ｎ，Ｖで示された３線は低圧の単相３線式の配電
線、１はメインブレーカ、２は漏電電流検出回路、３は
幹線に設けられた電圧電流検出部で、電流検出回路４
１，４２及び電圧検出回路５１，５２から構成される。
６１〜６８は幹線から分岐される分岐回路７１〜７８に
それぞれ接続された分岐ブレーカ、８１〜８８は分岐回
路７１〜７８の１層（相）にそれぞれ接続された電流検
出回路、９は演算処理部で、ＣＰＵ，ＲＡＭ，ＲＯＭ等
からなる演算部１０，Ａ／Ｄ変換器（Ａ／Ｄ）１１．１
２，入出力回路（Ｉ／Ｏ）１３，インタフェース（Ｉ／
Ｆ）１４，バス１５などから構成されている。１６は表
示操作部で、ＬＣＤ等による表示部とタッチパネル等に
よる操作部で構成されており、演算処理による記憶デー
タを操作部の操作切換により、所要のデータを表示部に
表示させるものである。
る。図１は一実施例のブロック回路図で、主要回路構成
部分は一般的には分電盤に設置される。図１において、
Ｕ，Ｎ，Ｖで示された３線は低圧の単相３線式の配電
線、１はメインブレーカ、２は漏電電流検出回路、３は
幹線に設けられた電圧電流検出部で、電流検出回路４
１，４２及び電圧検出回路５１，５２から構成される。
６１〜６８は幹線から分岐される分岐回路７１〜７８に
それぞれ接続された分岐ブレーカ、８１〜８８は分岐回
路７１〜７８の１層（相）にそれぞれ接続された電流検
出回路、９は演算処理部で、ＣＰＵ，ＲＡＭ，ＲＯＭ等
からなる演算部１０，Ａ／Ｄ変換器（Ａ／Ｄ）１１．１
２，入出力回路（Ｉ／Ｏ）１３，インタフェース（Ｉ／
Ｆ）１４，バス１５などから構成されている。１６は表
示操作部で、ＬＣＤ等による表示部とタッチパネル等に
よる操作部で構成されており、演算処理による記憶デー
タを操作部の操作切換により、所要のデータを表示部に
表示させるものである。
【０００７】次に動作を説明する。幹線ＵＮ，ＶＮに流
れる電流を電流検出回路４１，４２で測定すると共に、
その各電圧を電圧検出回路５１，５２で測定し、これら
をＡ／Ｄ変換器１１でディジタル値に変換して、屋内で
使用している幹線のトータルの電力量を演算部１０で演
算し算出する。また、各分岐回路７１〜７８に流れる電
流（使用電流）も電流検出回路８１〜８８で検出され、
Ａ／Ｄ変換器１２でディジタル値に変換して演算部１０
に入力される。そして、前記電圧検出回路５１，５２で
検出された電圧値とにより、各分岐回路７１〜７８の使
用電力量が算出される。
れる電流を電流検出回路４１，４２で測定すると共に、
その各電圧を電圧検出回路５１，５２で測定し、これら
をＡ／Ｄ変換器１１でディジタル値に変換して、屋内で
使用している幹線のトータルの電力量を演算部１０で演
算し算出する。また、各分岐回路７１〜７８に流れる電
流（使用電流）も電流検出回路８１〜８８で検出され、
Ａ／Ｄ変換器１２でディジタル値に変換して演算部１０
に入力される。そして、前記電圧検出回路５１，５２で
検出された電圧値とにより、各分岐回路７１〜７８の使
用電力量が算出される。
【０００８】このトータルの使用電流値と各分岐回路７
１〜７８の使用電流値は、それぞれ所定の時間（単位時
間）の平均値を算出して表示操作部１６に表示される。
この所定時間毎の平均値の算出は、例えば各部分の電流
・電圧を５秒間隔の周期で収集し、これを１分間の平均
値として算出して表示操作部１６に送信して表示させ
る。また、トータルの使用電力量と各分岐回路７１〜７
８の使用電力量は、それぞれ所定の時間（単位時間）の
累積値を算出して表示操作部１６に表示される。この各
分岐回路７１〜７８の所定時間毎の累積値の算出は、電
圧電流検出部３の検出データにより求められる所定時間
内の幹線の使用電力量、又は外部の電力量計によって測
定される例えば１分間のトータルの使用電力量差分（現
在の累積電力量−１分前の累積電力量）による使用電力
量から、上記で算出された各分岐回路７１〜７８の例え
ば１分間の平均使用電流値と平均電圧値とによって求め
られる使用電力量比率に基づいて、各分岐回路７１〜７
８の使用電力量を１分間の累積電力量として按分算出
し、表示操作部１６に送信して表示させる。
１〜７８の使用電流値は、それぞれ所定の時間（単位時
間）の平均値を算出して表示操作部１６に表示される。
この所定時間毎の平均値の算出は、例えば各部分の電流
・電圧を５秒間隔の周期で収集し、これを１分間の平均
値として算出して表示操作部１６に送信して表示させ
る。また、トータルの使用電力量と各分岐回路７１〜７
８の使用電力量は、それぞれ所定の時間（単位時間）の
累積値を算出して表示操作部１６に表示される。この各
分岐回路７１〜７８の所定時間毎の累積値の算出は、電
圧電流検出部３の検出データにより求められる所定時間
内の幹線の使用電力量、又は外部の電力量計によって測
定される例えば１分間のトータルの使用電力量差分（現
在の累積電力量−１分前の累積電力量）による使用電力
量から、上記で算出された各分岐回路７１〜７８の例え
ば１分間の平均使用電流値と平均電圧値とによって求め
られる使用電力量比率に基づいて、各分岐回路７１〜７
８の使用電力量を１分間の累積電力量として按分算出
し、表示操作部１６に送信して表示させる。
【０００９】この動作の詳細を、図２に示したフローチ
ャートにより説明する。先ず、電流検出回路８１〜８８
で検出された各分岐回路７１〜７８の使用電流値の情報
は、分岐回路７１から分岐回路７８のまで、順次に演算
処理部９に入力されメモリに記憶される。また、同時に
幹線に設けられた電圧電流検出部３の電流検出回路４
１，４２により、幹線の使用電流値（トータル使用電流
値）を検出し、演算部１０のメモリに記憶させると共
に、電圧検出回路５１，５２により幹線の電圧値を検出
し、メモリに記憶させる。このサンプリング動作は例え
ば５秒周期（△ｔ）で行い、１回目のデータと２回目の
データとを加算して平均値を演算し、各メモリの内容を
更新する。この５秒周期の動作は、所定時間として設定
してあるｎ秒間（例えば６０秒間）繰り返して行われ、
所定時間に達した際メモリに記憶されている各分岐回路
７１〜７８の平均使用電流値と、幹線の平均使用電流値
とが、所定時間の平均値として表示操作部１６に表示さ
れる。
ャートにより説明する。先ず、電流検出回路８１〜８８
で検出された各分岐回路７１〜７８の使用電流値の情報
は、分岐回路７１から分岐回路７８のまで、順次に演算
処理部９に入力されメモリに記憶される。また、同時に
幹線に設けられた電圧電流検出部３の電流検出回路４
１，４２により、幹線の使用電流値（トータル使用電流
値）を検出し、演算部１０のメモリに記憶させると共
に、電圧検出回路５１，５２により幹線の電圧値を検出
し、メモリに記憶させる。このサンプリング動作は例え
ば５秒周期（△ｔ）で行い、１回目のデータと２回目の
データとを加算して平均値を演算し、各メモリの内容を
更新する。この５秒周期の動作は、所定時間として設定
してあるｎ秒間（例えば６０秒間）繰り返して行われ、
所定時間に達した際メモリに記憶されている各分岐回路
７１〜７８の平均使用電流値と、幹線の平均使用電流値
とが、所定時間の平均値として表示操作部１６に表示さ
れる。
【００１０】この平均使用電流値は、分電盤等に設けら
れた、例えば図３に示すような幹線の表示器１７（幹線
のトータル使用電流値等の表示）及び各分岐回路７１〜
７８に対応する表示器１８１（居間の使用電流値等の表
示，以下同じ），１８２（クーラー），１８３（寝
室），１８４（台所），１８５（クーラー），１８６
（子供部屋），１８７（客間），１８８（予備）に、デ
ィジタル値として又はアナログ的に表示させるものであ
る。また、使用電力量を算出するための幹線の電圧値
は、前述した所定時間（例えば１分間）内の平均電圧値
をメモリに記憶させ、この記憶データは、所定時間毎に
検出される新たな平均電圧値に更新されるようにする。
所定時間内の幹線の使用電力量は、このフローチャート
の例では所定時間内のトータルの平均使用電流値と平均
電圧値とによって算出される。そして、各分岐回路７１
〜７８の所定時間内の平均使用電流値と幹線の平均電圧
値とによって計算される使用電力量比率で、前記のトー
タルの使用電力量を按分して求め、各分岐回路７１〜７
８の所定時間内の使用電力量として表示操作部１６に表
示される。
れた、例えば図３に示すような幹線の表示器１７（幹線
のトータル使用電流値等の表示）及び各分岐回路７１〜
７８に対応する表示器１８１（居間の使用電流値等の表
示，以下同じ），１８２（クーラー），１８３（寝
室），１８４（台所），１８５（クーラー），１８６
（子供部屋），１８７（客間），１８８（予備）に、デ
ィジタル値として又はアナログ的に表示させるものであ
る。また、使用電力量を算出するための幹線の電圧値
は、前述した所定時間（例えば１分間）内の平均電圧値
をメモリに記憶させ、この記憶データは、所定時間毎に
検出される新たな平均電圧値に更新されるようにする。
所定時間内の幹線の使用電力量は、このフローチャート
の例では所定時間内のトータルの平均使用電流値と平均
電圧値とによって算出される。そして、各分岐回路７１
〜７８の所定時間内の平均使用電流値と幹線の平均電圧
値とによって計算される使用電力量比率で、前記のトー
タルの使用電力量を按分して求め、各分岐回路７１〜７
８の所定時間内の使用電力量として表示操作部１６に表
示される。
【００１１】表示操作部１６の表示は所定時間を１分
（６０秒）と設定すれば、その間隔で表示が更新される
ことになるが、この所定時間は任意に変更することがで
きる。また、使用電流値の所定時間内の平均値を求める
ためのサンプリング周期も、例示した５秒を任意に変更
することができる。また、所定時間内の平均使用電流値
や単位時間又は累積の使用電力量等の表示データの選択
は、表示操作部１６の操作部の切換操作又は選択操作に
より行い得るようにしてある。また、図２に示したフロ
ーチャートにおける幹線の所定時間の使用電力量を、
外部の電力量計の検出データに基づく使用電力量差分か
ら、当該所定時間の使用電力量を算出するようにした場
合は、同フローチャートの幹線の使用電流値情報入手
と幹線の平均使用電流値算出を省略して、その表示を
しないようにしてもよい。なお、各分岐回路７１〜７８
の所定時間内の使用電力量の算出を、各分岐回路７１〜
７８毎の平均使用電流値と平均電圧値とによって求めら
れる使用電力量を直接に使用しないのは、各部の測定誤
差の累積により、幹線のトータルの使用電力量と差異が
生ずることを回避するためである。
（６０秒）と設定すれば、その間隔で表示が更新される
ことになるが、この所定時間は任意に変更することがで
きる。また、使用電流値の所定時間内の平均値を求める
ためのサンプリング周期も、例示した５秒を任意に変更
することができる。また、所定時間内の平均使用電流値
や単位時間又は累積の使用電力量等の表示データの選択
は、表示操作部１６の操作部の切換操作又は選択操作に
より行い得るようにしてある。また、図２に示したフロ
ーチャートにおける幹線の所定時間の使用電力量を、
外部の電力量計の検出データに基づく使用電力量差分か
ら、当該所定時間の使用電力量を算出するようにした場
合は、同フローチャートの幹線の使用電流値情報入手
と幹線の平均使用電流値算出を省略して、その表示を
しないようにしてもよい。なお、各分岐回路７１〜７８
の所定時間内の使用電力量の算出を、各分岐回路７１〜
７８毎の平均使用電流値と平均電圧値とによって求めら
れる使用電力量を直接に使用しないのは、各部の測定誤
差の累積により、幹線のトータルの使用電力量と差異が
生ずることを回避するためである。
【００１２】また、各分岐回路７１〜７８の使用電流値
及び使用電力量と、そのトータルとして表される幹線の
使用電流値及び使用電力量は、所定時間内の平均値及び
累積値として表示されるものであるが、この所定時間内
の各使用電流値又は／及び使用電力量を、例えば１時間
毎に積算して記憶させておき、１日内の各時間帯におけ
る使用状況を表示させることもできる。また、この各時
間帯毎の各分岐回路７１〜７８の使用電力量を積算し、
１カ月間分として記憶させておき、必要に応じて図４に
示すようにグラフ化して表示させることもできる。な
お、図４は各分岐回路７１〜７８を、例えば台所（７
１），洋間（７２），寝室（７３），エアコン（７
４），子供部屋（７５），客間（７６），居間（７
７），予備（７８）として示してある。
及び使用電力量と、そのトータルとして表される幹線の
使用電流値及び使用電力量は、所定時間内の平均値及び
累積値として表示されるものであるが、この所定時間内
の各使用電流値又は／及び使用電力量を、例えば１時間
毎に積算して記憶させておき、１日内の各時間帯におけ
る使用状況を表示させることもできる。また、この各時
間帯毎の各分岐回路７１〜７８の使用電力量を積算し、
１カ月間分として記憶させておき、必要に応じて図４に
示すようにグラフ化して表示させることもできる。な
お、図４は各分岐回路７１〜７８を、例えば台所（７
１），洋間（７２），寝室（７３），エアコン（７
４），子供部屋（７５），客間（７６），居間（７
７），予備（７８）として示してある。
【００１３】なお、前述した実施例の説明では、各分岐
回路７１〜７８と分岐回路全体の平均使用電流値と使用
電力量の両方を表示するよう説明したが、それぞれの平
均使用電流値又は使用電力量のいずれか一方のみを表示
するようにしてもよい。また、前記実施例では、表示操
作部１６を分電盤に設けるとして説明したが、分電盤か
ら分離した表示内容の見易い場所に設けてもよい。ま
た、表示操作部１６の表示部と操作部とを分離して、操
作部を操作し易い位置に設けるようにしてもよい。ま
た、記憶されている各分岐回路７１〜７８と分岐回路全
体の使用平均電流値及び／又は使用電力量のデータを、
図示していない記録紙に必要に応じたフォーマットによ
りプリント出力させるようにしてもよい。
回路７１〜７８と分岐回路全体の平均使用電流値と使用
電力量の両方を表示するよう説明したが、それぞれの平
均使用電流値又は使用電力量のいずれか一方のみを表示
するようにしてもよい。また、前記実施例では、表示操
作部１６を分電盤に設けるとして説明したが、分電盤か
ら分離した表示内容の見易い場所に設けてもよい。ま
た、表示操作部１６の表示部と操作部とを分離して、操
作部を操作し易い位置に設けるようにしてもよい。ま
た、記憶されている各分岐回路７１〜７８と分岐回路全
体の使用平均電流値及び／又は使用電力量のデータを、
図示していない記録紙に必要に応じたフォーマットによ
りプリント出力させるようにしてもよい。
【００１４】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は分
岐回路単位の平均使用電流値の表示、分岐回路単位の使
用電力量の表示が可能であり、需要家がこれらのデータ
を上手に利用することにより、以下のメリットが得られ
る。 (1) 分岐回路単位の過負荷による停電を防げる。 (2) 分岐回路単位での電力消費量が把握でき、季節別・
時間帯別料金制度下においては、その料金制度を有効に
活用することが可能となるとともに、分岐回路単位での
省エネルギに対する意識の向上が図れる。 (3) 各部屋へ異なった分岐回路を配線し、分岐回路毎の
使用電流値により接続する負荷機器の接続箇所を工夫す
れば、無闇に分岐回路数を増やして、分電盤自体を大き
くする必要はなくなる。
岐回路単位の平均使用電流値の表示、分岐回路単位の使
用電力量の表示が可能であり、需要家がこれらのデータ
を上手に利用することにより、以下のメリットが得られ
る。 (1) 分岐回路単位の過負荷による停電を防げる。 (2) 分岐回路単位での電力消費量が把握でき、季節別・
時間帯別料金制度下においては、その料金制度を有効に
活用することが可能となるとともに、分岐回路単位での
省エネルギに対する意識の向上が図れる。 (3) 各部屋へ異なった分岐回路を配線し、分岐回路毎の
使用電流値により接続する負荷機器の接続箇所を工夫す
れば、無闇に分岐回路数を増やして、分電盤自体を大き
くする必要はなくなる。
【図１】本発明の使用電力量の表示装置の一実施例を示
すブロック回路図である。
すブロック回路図である。
【図２】本発明の実施例を説明するためのフローチャー
トである。
トである。
【図３】本発明における分岐回路単位の使用電流値の表
示例の模式図である。
示例の模式図である。
【図４】本発明における分岐回路単位の使用電力量の表
示例の模式図である。
示例の模式図である。
１ メインブレーカ ２ 漏電電流検出回路 ３ 電圧電流検出部 ４１，４２ 幹線の電流検出回路 ５１，５２ 電圧検出回路 ６１〜６８ 分岐ブレーカ ７１〜７８ 分岐回路 ８１〜８８ 分岐回路の電流検出回路 ９ 演算処理部 １０ 演算部 １１，１２ Ａ／Ｄ変換器 １３ 入出力（Ｉ／Ｏ） １４ インタフェイス（Ｉ／Ｆ） １５ バス １６ 表示操作部 １７ 幹線表示器 １８１〜１８８ 分岐回路の表示器
Claims (4)
- 【請求項１】 電力需要家の電力配電線を複数の分岐ブ
レーカにより複数の分岐回路に分岐する手段と、 前記複数の分岐回路のそれぞれと、該複数の分岐回路全
体の所定時間毎の平均使用電流値を測定する電流値計測
手段と、 前記電力配電線の前記所定時間毎の平均電圧値を測定す
る電圧値計測手段と、 前記電流値計測手段によって測定された各平均使用電流
値と、前記電圧値計測手段によって測定された平均電圧
値とから、前記複数の分岐回路のそれぞれと該分岐回路
全体の使用電力量を求める演算手段と、 前記各平均使用電流値と前記演算手段よって求められた
各使用電力量とを表示する表示手段とを備え、 前記各分岐回路毎の平均使用電流値及び／又は使用電力
量と分岐回路全体の平均使用電流値及び／又は使用電力
量とを所定時間毎に表示するようにした電力需要家にお
ける使用電力量の表示装置。 - 【請求項２】 電力需要家の電力配電線を複数の分岐ブ
レーカにより複数の分岐回路に分岐する手段と、 前記複数の分岐回路のそれぞれと、該複数の分岐回路全
体の所定時間毎の平均使用電流値を測定する電流値計測
手段と、 前記電力配電線の前記所定時間毎の平均電圧値を測定す
る電圧値計測手段と、 前記電流値計測手段によって測定された各平均使用電流
値と、前記電圧値計測手段によって測定された平均電圧
値とから、前記複数の分岐回路のそれぞれと該分岐回路
全体の使用電力量を求める演算手段と、 前記各平均使用電流値と前記演算手段よって求められた
各使用電力量とを記録情報として出力するプリンターと
を備え、 前記各分岐回路毎の平均使用電流値及び／又は使用電力
量と分岐回路全体の平均使用電流値及び／又は使用電力
量とを使用時間帯別記録データとしてプリント出力する
ようにした電力需要家における使用電力量の表示装置。 - 【請求項３】 前記複数の分岐回路のそれぞれの使用電
力量を求める演算手段を、前記分岐回路全体の使用電力
量から、前記各分岐回路の所定時間内の各平均使用電流
値と平均電圧値とによって求められる使用電力量比率に
基づき、該各分岐回路の所定時間内の使用電力量を求め
るようにした請求項１又は２記載の電力需要家における
使用電力量の表示装置。 - 【請求項４】 前記複数の分岐回路全体の所定時間内の
使用電力量を、電力量計の検出データによるトータルの
使用電力量差分に基づいて求めるようにした請求項１，
２又は３記載の電力需要家における使用電力量の表示装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253995A JPH1082801A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 電力需要家における使用電力量の表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253995A JPH1082801A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 電力需要家における使用電力量の表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1082801A true JPH1082801A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17258807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8253995A Pending JPH1082801A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 電力需要家における使用電力量の表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1082801A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-09-05 JP JP8253995A patent/JPH1082801A/ja active Pending
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