JP3301660B2 - 電力量計測装置 - Google Patents

電力量計測装置

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JP3301660B2
JP3301660B2 JP26739293A JP26739293A JP3301660B2 JP 3301660 B2 JP3301660 B2 JP 3301660B2 JP 26739293 A JP26739293 A JP 26739293A JP 26739293 A JP26739293 A JP 26739293A JP 3301660 B2 JP3301660 B2 JP 3301660B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、負荷電流から負荷の電
力量を計測する電力量計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷電流から負荷の電力量を計測
する電力量計測装置としては、負荷電圧の電圧波形と負
荷電流の電流波形とをアナログ的に乗算し、この乗算結
果をAD変換して積算することによって負荷の電力量を
求めるものがある。しかし、上記のものでは、アナログ
乗算器に高精度のものが必要となるので、さらに別の電
力量計測装置として、電圧波形と電流波形とを別々にA
D変換した後ディジタル乗算器やディジタル加算器を用
いて電力量を求めるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の後者の構成にお
いても、ディジタル乗算器やディジタル加算器を必要と
するため、回路構成が複雑になり、コストがかかるとい
う問題がある。また、複数のテナントが入居するオフィ
スビルにおいては、各テナントが使用する電力量をビル
の所有者が監視しようとした場合に、その都度各テナン
トが入居するフロア毎に設置された電力量計を所有者自
らが確認しなければならず、非常に手間がかるので実際
に行うことは難しいという問題がある。
【0004】請求項1の発明は前者の問題に鑑みてなさ
れたものであり、回路構成が簡単で安価な電力量計測装
置の提供を目的とするものである。また、請求項2の発
明は後者の問題に鑑みてなされたものであり、離れた場
所からでも負荷で消費される電力量を計測することので
きる電力量計測装置の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、負荷電流を電圧の実効値に変換
する実効値変換部と、実効値電圧を周波数に変換する電
圧/周波数変換部と、この周波数をカウントするカウン
タ部と、実効値電圧を基準電圧と比較し、実効値電圧が
基準電圧よりも高くないときにカウンタ部の動作を停止
させる比較部と、カウンタ部のカウント値を電力量に換
算する電力量換算部とから成ることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに請求項1の発明において、各別にアドレスを有する
端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接続
し、伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信号を
時分割多重伝送することによって端末器を個別にアクセ
スして少なくとも端末器の状態を監視する遠隔監視制御
システムに用いられ、端末器が電力量換算部を具備し、
電力量換算部を具備する端末器は伝送処理装置によって
周期的にアクセスされる毎に負荷の電力量を監視データ
として伝送することを特徴とする。
【0007】
【作用】請求項1の発明の構成では、負荷電流を電圧の
実効値に変換する実効値変換部と、実効値電圧を周波数
に変換する電圧/周波数変換部と、この周波数をカウン
トするカウンタ部と、実効値電圧を基準電圧と比較し、
実効値電圧が基準電圧よりも高くないときにカウンタ部
の動作を停止させる比較部と、カウンタ部のカウント値
を電力量に換算する電力量換算部とから電力量計測装置
を構成したので、負荷電流に比例したカウント値を電力
量に換算することによって、負荷で消費される電力量を
計測することができるため、比較的簡単な構成で電力量
計測装置を実現できるものである。
【0008】請求項2の発明の構成では、各別にアドレ
スを有する端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理装
置に接続し、伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝
送信号を時分割多重伝送することによって端末器を個別
にアクセスして少なくとも端末器の状態を監視する遠隔
監視制御システムに用いられ、端末器が電力量換算部を
具備し、電力量換算部を具備する端末器は伝送処理装置
によって周期的にアクセスされる毎に負荷の電力量を監
視データとして伝送するので、負荷で消費される電力量
を遠隔地に設けられた伝送処理装置によって遠隔監視す
ることができるのである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本実施例におけるオフィスビルのテナント
が入居するフロアを示すものであり、同図に示すよう
に、1つのテナントが入居するフロアを1つの単位(モ
ジュール)として、各モジュール毎に分電盤1が設けら
れている。これらの分電盤1は、電灯幹線分岐盤3から
出る単相3線の電灯幹線2から幹線分岐されて電灯幹線
分岐盤3に接続されており、電灯幹線2により電灯幹線
分岐盤3から送られてくる電力が分電盤1を介してモジ
ュール内にある照明設備4やコンセント5等に供給され
ている。
【0010】また、図3に示すように分電盤1には複数
の端末器6b,6c,6dが具備されており、監視端末
器6bは分岐された電灯幹線2に接続されている遮断器
8が動作したときにトリップ信号を受けることによって
遮断器8の状態を監視する端末器であり、制御端末器6
cは、これと対応する操作端末器6dが監視する操作ス
イッチ(図示せず)が操作された場合に、伝送処理装置
7からの制御データに基づいて接点を開閉し照明設備4
の点灯/消灯を切り換え制御する端末器である。これら
の端末器6b,6c,6dは、2線式の伝送線Lsを介
して伝送処理装置7に時分割多重伝送方式で接続されて
いる。そして、端末器6b,6c,6dは遠隔制御監視
システムの端末器として伝送処理装置7により監視・制
御されるのである。
【0011】上記遠隔監視制御システムにおける端末器
6b,6c,6dには、それぞれ個別のアドレスが設定
され、このアドレスを用いて伝送処理装置7が各端末器
6b,6c,6dを個別に認識する。さらに、詳しく説
明すると、伝送処理装置7は伝送線Lsに対して、図4
(b)(c)のようなフォーマットの伝送信号Vsを送
出する。すなわち、伝送信号Vsは、信号送出開始を示
すスタートパルスST、信号モードを示すモードデータ
信号MD、監視端末器6b、制御端末器6c及び操作端
末器6dを各別に呼び出すためのアドレスデータを伝送
するアドレスデータ信号AD、制御端末器6cに接続さ
れた負荷(照明設備4等)を制御する制御データを伝送
する制御データ信号CD、伝送エラーを検出するための
チェックサムデータ信号CS、監視端末器6b、制御端
末器6c及び操作端末器6dからの返送データ信号を受
信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる
複極(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変
調によってデータが伝送されるようになっている。
【0012】監視端末器6b、制御端末器6c及び操作
端末器6dでは、伝送線Lsを介して受信した伝送信号
Vsにより伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定
されているアドレスデータに一致すると、伝送信号Vs
から受信データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信
号返送期間WTに同期して送信データを電流モード信号
(伝送線Lsの線間を適当な低インピーダンスを介して
短絡することにより送出される信号)として返送する。
【0013】また、伝送処理装置7には、ダミー信号送
信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダミ
ー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモー
ドとしたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り込
み信号処理手段は、監視端末器6bが遮断器のトリップ
信号を受けて発生した、あるいは操作端末器6dで操作
スイッチの操作に伴って発生した図4(d)のような割
り込み信号Viを受信したときに、割り込み信号Viを
発生した監視端末器6bあるいは操作端末器6dを検索
し、その端末器に設定されているアドレスデータを送信
データとして返送させる。すなわち、常時はダミー信号
送信手段によってダミー伝送信号を伝送線Lsに送出
し、照明設備4の操作スイッチの操作等に伴って操作端
末器6dから発生した割り込み信号Viをダミー伝送信
号のスタートパルス信号STに同期して検出すると、伝
送処理装置7からは割り込み処理手段によってモードデ
ータ信号MDをアドレス確認モードとした伝送信号Vs
を伝送線Lsに送出する。監視端末器6bあるいは操作
端末器6dでは、割り込み信号Viを発生すると割り込
みの要求を行う割り込みフラグを設定し、割り込みフラ
グが設定されている端末器ではモードデータ信号MDが
アドレス確認モードの伝送信号Vsを受信すると、この
伝送信号Vsの信号返送期間WTに同期して端末器に設
定されているアドレスデータを送信データとして返送す
る。このようにして伝送処理装置7では割り込み信号V
iを発生した監視端末器6bあるいは操作端末器6dの
アドレスを獲得することができ、例えば割り込み信号V
iを発生した操作端末器6dのアドレスを獲得すると、
操作端末器6dが監視する操作スイッチに対応する制御
端末器6cに伝送する制御データを生成するとともに、
その制御データを含む伝送信号Vsを伝送線Lsに送出
し、制御端末器6cに制御データを伝送して照明装置等
の動作を制御する。
【0014】また、伝送処理装置7は、機器等の監視を
行う端末器のうち必要なものについては、上述のように
ダミー伝送信号による割り込み待ちをせずに周期的にア
クセスして上記端末器からの監視データを受信するよう
にしている。各端末器6では、それぞれ伝送線Lsに伝
送されている伝送信号Vsを全波整流し安定化すること
によって内部回路の動作用の電源を得るようになってい
る。
【0015】上記遠隔監視制御システムにおいて、伝送
処理装置7からのダミー伝送信号による割り込み待ちを
せずに周期的にアクセスされる上記の監視用の端末器に
本発明の電力量計測装置を適用し、電力量計測装置で計
測した電力量を監視データとして端末器を通じて伝送処
理装置7に周期的に伝送することによって、各モジュー
ル毎にテナントが消費している電力量を伝送処理装置7
によって監視することができるのである。
【0016】本実施例における電力量計測装置の概略ブ
ロック図を図1に示す。図1に示すように、電流検出部
9において単相3線の電灯幹線2のうち中性線以外の2
線にそれぞれ設けられた変流器CT1 ,CT2 によって
上記各線に流れる負荷電流を検出している(図5(a)
及び(b)参照)。電流検出部9の交流電圧出力は負荷
電流に比例したものであり、この交流電圧出力を合成し
(図5(c)参照)、次段の実効値変換部10において
交流電圧出力の実効値、すなわち負荷電流に比例したレ
ベルの直流電圧を得ている(図5(d)参照)。
【0017】実効値変換部10の直流電圧出力は、次段
の増幅部11で増幅されて電圧/周波数変換部12に入
力される。電圧/周波数変換部12においては、直流電
圧出力をその電圧レベルに比例した周波数のパルス信号
に変換して出力している(図5(e)参照)。そして、
電圧/周波数変換部12の出力パルス信号は、次段のカ
ウンタ部13においてパルスカウントされるので、カウ
ンタ部13において電圧/周波数変換部12の出力パル
ス信号の周波数が分周されることとなる(図5(f)参
照)。さらに、次段のパルス発生部14において、カウ
ンタ部13の出力パルスの立ち上がり時に一定のパルス
幅のパルス信号を発生し出力している(図5(g)参
照)。つまり、パルス発生部14の出力パルス信号のパ
ルス間隔が負荷電流に比例することとなり、負荷電圧は
ほぼ一定とみなせるので、所定の時間内にパルス発生部
14で発生したパルス信号のパルス間隔と、所定の時間
に対応した係数とを電力量換算部15において乗算する
ことによって、上記所定時間内に消費された電力量を計
測することができるのである。
【0018】本実施例においては、図1に示すように上
記電力量換算部15が電力量監視端末器6aに具備され
ており、パルス発生部14と電力量換算部15とは、パ
ルス出力部16のフォトカプラPCを介して接続されて
いる。また、負荷電流が流れなければカウンタ部13か
らはパルス信号は出力されないはずであるが、前述のよ
うに潜動により僅かにパルス信号が出力され、それが誤
動作の原因となる。そこで、増幅部11の直流電圧出力
を比較部17に送り、比較部17において基準電圧発生
部18で作られた基準電圧と比較し、上記直流電圧出力
が基準電圧より大きくないときには、比較部17によっ
てカウンタ部13のカウント動作を停止させることによ
って、上記の潜動による誤動作を防止している。ここ
で、基準電圧発生部18は、電灯幹線2から上記各部の
動作用電源を作って供給している電源部19からの供給
電源から上記基準電圧をつくり出している。
【0019】図6に本実施例における電力量計測装置の
具体回路例を示す。図6に示すように、電流検出部9の
端子T1 と共通端子COM間に変流器CT1 の検出出力
が入力され、端子T2 と共通端子COM間に変流器CT
2 の検出出力が入力されて両者が合成され、増幅器IC
1 により電圧増幅される。増幅器IC1 の出力は実効値
変換部10を構成する実効値変換用集積回路IC2 に入
力され、実効値である直流電圧出力が得られる。この直
流電圧出力は、次段の増幅部11で増幅器IC 3 により
増幅される。さらに、増幅された直流電圧出力は、電圧
/周波数変換部12にて、電圧レベルに比例した周波数
のパルス信号に変換される。電圧/周波数変換部12は
電圧/周波数変換用集積回路IC4 で構成されている。
【0020】電圧/周波数変換部12の出力信号線は、
カウンタ部13を構成するカウンタIC5 のクロック端
子に接続されるとともに比較部17が備えるトランジス
タQ 1 のコレクタに接続されている。このトランジスタ
1 は、比較部17のコンパレータIC7 の出力により
オン/オフされるトランジスタQ2 によってオン/オフ
制御される。すなわち、コンパレータIC7 において、
増幅部11の直流電圧出力と、電源部19より供給され
る電源電圧Vcc,Vssから基準電圧発生部18で作
られる基準電圧と比較され、増幅部11の直流電圧出力
がこの基準電圧より大きければコンパレータIC7 の出
力がHレベルとなってトランジスタQ2がオンになり、
トランジスタQ1 はバイアスされなくなってオフになる
ので、その結果、電圧/周波数変換部12の出力パルス
信号がカウンタ部13に送られるのである。逆に、増幅
部11の直流電圧出力が基準電圧より大きくなければ、
コンパレータIC7 の出力がLレベルとなってトランジ
スタQ2 がオフするので、トランジスタQ1 はバイアス
されてオンになり、電圧/周波数変換部12の出力パル
ス信号はカウンタ部13に送られなくなり、カウンタ部
13の動作が停止するため潜動を防止することができる
のである。なお、トランジスタQ2 のコレクタには通電
表示用の発光ダイオードLED2 が接続されており、こ
の発光ダイオードLED2 は、トランジスタQ2 がオン
の間すなわち電圧/周波数変換部12の出力パルス信号
がカウンタ部13に送られている間点灯し、通電状態を
表示するものである。
【0021】また、カウンタ部13は2つのカウンタ用
集積回路IC5 ,IC6 から成り、両者は同一のカウン
タであって、カウンタ用集積回路IC5 の出力Q12がカ
ウンタIC6 のクロック端子に入力されている。電圧/
周波数変換部12の出力パルス信号は、このカウンタ部
13の2つのカウンタ用集積回路IC5 ,IC6 によっ
て分周される。ここで、電圧/周波数変換部12の出力
パルス信号のパルス周期は負荷電流に比例しているの
で、カウンタ部13で分周されて出力されるパルス信号
もまた負荷電流に比例したパルス周期を持つのである。
【0022】そして、カウンタ部13から出力されるパ
ルス信号は、次段のパルス発生部14を構成するNAN
DゲートIC8 の両入力端子と、NANDゲートIC9
の一方の入力端子に入力される。さらに、NANDゲー
トIC8 の出力側には抵抗R 1 及びコンデンサC1 から
成る遅延回路が接続され、この遅延回路を介してNAN
DゲートIC9 の他方の入力端子に接続されている。し
たがって、カウンタ部13の出力パルス信号の立ち上が
り時に、遅延回路の時定数で決まるパルス幅のパルス信
号がNANDゲートIC9 より発生されることになる。
そして、NANDゲートIC9 の出力は、NANDゲー
トIC10によって反転されて次段のパルス出力部16を
構成するトランジスタQ3 のベースに入力されており、
このトランジスタQ3 はNANDゲートIC9 より発生
されるパルス信号がLレベルの期間にオンとなるので、
トランジスタQ3 のコレクタに接続されたフォトカプラ
PCの発光ダイオードLED3 が発光し、パルス出力部
16の出力側にNANDゲートIC9 より発生されるパ
ルス信号が出力されることになる。なお、トランジスタ
3 のコレクタには出力表示用の発光ダイオードLED
1 が接続されており、パルス出力部16からパルス信号
が出力されている間、この発光ダイオードLED1 が点
灯してパルス信号を出力中であることを表示させてい
る。
【0023】本実施例においては、上述した図6に示す
回路部が、図3に示す分電盤用信号変換器20として分
電盤1に設けられており、パルス出力部16の出力パル
ス信号を電力量に換算する電力量換算部15は、パルス
出力部16とフォトカプラPCで接続された電力量監視
端末器6aに具備されている。さらに、この電力量監視
端末器6aは、伝送線Lsを介して時分割多重伝送方式
により伝送処理装置7に接続されている。
【0024】上記構成では、図4(a)に示すように、
他の監視端末器6bや制御端末器6c及び操作端末器6
dとは異なり、伝送処理装置7はダミー伝送信号によっ
て電力量監視端末器6aからの割り込みを待つことなく
周期的に電力量監視端末器6aにアクセスし、その都度
電力量監視端末器6aに対応する分電盤1における消費
電力量を検出している。よって、遠隔地に設けられた伝
送処理装置7によって、複数のテナント毎に消費される
電力量を常時監視できるのである。ただし、電力料金の
計算は、従来と同様電灯幹線2に設置された検定付電力
量計21で行われる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明は、負荷電流を電圧の実
効値に変換する実効値変換部と、実効値電圧を周波数に
変換する電圧/周波数変換部と、この周波数をカウント
するカウンタ部と、実効値電圧を基準電圧と比較し、実
効値電圧が基準電圧よりも高くないときにカウンタ部の
動作を停止させる比較部と、カウンタ部のカウント値を
電力量に換算する電力量換算部とから電力量計測装置を
構成したので、負荷電流に比例したカウント値を電力量
に換算することによって、負荷で消費される電力量を計
測することができるため、比較的簡単な構成で電力量計
測装置を実現でき、電力量計測装置の製造コストの削減
を図ることができるという効果がある。また、比較部に
おいて実効値電圧を基準電圧と比較し、実効値電圧が基
準電圧よりも高くないときにカウンタ部の動作を停止さ
せるので、負荷電流が零である場合にカウント部のカウ
ント値が零とならないいわゆる潜動を防止できるという
効果がある。
【0026】請求項2の発明は、各別にアドレスを有す
る端末器を2線式の伝送線を介して伝送処理装置に接続
し、伝送処理装置は、アドレスデータを含む伝送信号を
時分割多重伝送することによって端末器を個別にアクセ
スして少なくとも端末器の状態を監視する遠隔監視制御
システムに用いられ、端末器が電力量換算部を具備し、
電力量換算部を具備する端末器は伝送処理装置によって
周期的にアクセスされる毎に負荷の電力量を監視データ
として伝送するので、負荷で消費される電力量の監視デ
ータを電力量換算部を具備する端末器から遠隔地に設け
られた伝送処理装置に伝送することができる。その結
果、伝送処理装置において負荷で消費される電力量を監
視することができ、複数のテナントが入居するオフィス
ビルなどにおいて、ビル所有者が各テナントの使用する
電力量を集中的に監視でき、電力の浪費を防いで省電力
化を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す概略ブロック図である。
【図2】同上が使用されるオフィスビルの一部を示す斜
視図である。
【図3】同上が使用される遠隔監視制御システムの概略
図である。
【図4】同上が使用される遠隔監視制御システムの動作
説明図である。
【図5】同上の各部の出力波形を示すものであり、
(a)及び(b)は変流器の出力、(c)は電流検出部
の出力、(d)は実効値変換部10の出力、(e)は電
圧/周波数変換部の出力、(f)はカウンタ部13の出
力、(g)はパルス発生部の出力を示す波形図である。
【図6】同上の一部を省略した具体回路図である。
【符号の説明】
2 電灯幹線 9 電流検出部 10 実効値変換部 12 電圧/周波数変換部 13 カウンタ部 14 パルス発生部 15 電力量換算部 17 比較部 18 基準電圧発生部 CT1 ,CT2 変流器
フロントページの続き (72)発明者 板谷 俊和 三重県津市河辺町68番地の1 東海電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−265577(JP,A) 特開 昭61−199428(JP,A) 実開 平4−79269(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 11/00 - 11/66 G01R 21/00 - 22/00 130

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷電流を電圧の実効値に変換する実効
    値変換部と、実効値電圧を周波数に変換する電圧/周波
    数変換部と、この周波数をカウントするカウンタ部と、
    実効値電圧を基準電圧と比較し、実効値電圧が基準電圧
    よりも高くないときにカウンタ部の動作を停止させる比
    較部と、カウンタ部のカウント値を電力量に換算する電
    力量換算部とから成ることを特徴とする電力量計測装
    置。
  2. 【請求項2】 各別にアドレスを有する端末器を2線式
    の伝送線を介して伝送処理装置に接続し、伝送処理装置
    は、アドレスデータを含む伝送信号を時分割多重伝送す
    ることによって端末器を個別にアクセスして少なくとも
    端末器の状態を監視する遠隔監視制御システムに用いら
    れ、端末器が電力量換算部を具備し、電力量換算部を具
    備する端末器は伝送処理装置によって周期的にアクセス
    される毎に負荷の電力量を監視データとして伝送するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力量計測装置。
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